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上条「…妹?」 『はい』 4日目Aパート

320 名前:1[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:14:23.29 ID:W1ggH+DF0
うへえ…まじごめん。仕事でトラブル発生して残ってた。死ぬ

今から投下準備します。ホント保守サンクス

4日目ちょい長いんで、二つにパート分けて投下するわ~


325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:25:04.41 ID:W1ggH+DF0


上条「うっ……妹なんて…いないんだっ……うぅ……くっ……」


上条「―――はっ!」ガバッ

上条「…なんだ、ただの夢か」

上条「…ったく、たちの悪い夢だったぜ…」


佐天「…あ、おはよ、お兄ちゃん。朝ご飯出来てるよ~」

上条「…あ、うん、サンキュ」

佐天「じゃ、待ってるから顔洗ってきてー」

上条「…はいよ」


上条「……」

上条「なんだ、ただの現実か」


―4日目―Aパート




329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:27:34.89 ID:W1ggH+DF0

上条「……」モグモグ

佐天「どう?おいしい?」

上条「…ああ」

佐天「良かったぁ」ニコニコ

上条「…(まぁ仕方ないか…)」

上条「(というか俺、なんだかんだ言って、この生活に慣れ始めてるよな…)」

上条「…あ、そういやぁ、今日は初春さんは来てないのか?」

佐天「えっ?…う、うん。今日は…来てないけど…」

上条「…ふーん(なんだ、一緒に住むわけじゃないんだな)」

佐天「…お兄ちゃん」

上条「…?」

佐天「…初春に、来てほしかったの?」

上条「…え?…いや、まぁ、てっきり毎朝来るもんだと思ってたからさ…(追加パートナーとか言ってたし)」

佐天「……ふーん」



333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:32:32.91 ID:W1ggH+DF0

上条「むしろ一緒に住むもんだと思ってたぐらいで…」

佐天「……」

上条「……?」

佐天「……」

上条「…あ」

上条「…(そっか……あんまこういう事言ったら、拗ねちまうのか…)」

上条「…あ、あのさ、涙…」

佐天「…ふふっ」

上条「………え?」

佐天「…お兄ちゃんたら、またそうやって意地悪なこと言うんだから……えへへ」

上条「……え……」

佐天「…で、でも、お兄ちゃんのそういうとこ……嫌いじゃないよ?むしろ良いっていうか…」

上条「……い、いや、ちょっと待って涙子…」

佐天「…えへへ」



338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:37:03.93 ID:W1ggH+DF0

上条「……」

プラララ…プラララ…

上条「…」ピッ

『グッドモーに』

上条「(なぁ…)」

『一度ぐらい挨拶を返してくれても良いのではないでしょうか?と、会長は少し寂しく思います』

上条「(あのさ、御坂いも……会長さんよ)」

『何でしょう?』

上条「(うちの妹様がおかしいんだ。早く何とかしてくれ)」

『そうですね、では一度、妹様を押し倒してみてください。そうすれば治るかもしれません』

上条「…マジか」



344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:40:17.44 ID:W1ggH+DF0

上条「…」サッ

佐天「? どうしたのお兄ちゃ……」

上条「…とうっ!」ガバッ

佐天「わっ!…あうっ!」ドテッ

上条「……(よし、これで…)」

佐天「…あっ…お兄ちゃん…」

上条「おう、これで元に……」


佐天「…や、優しく…してね…?」

上条「…………」


『ホントにやったのですか?と、会長は笑いを堪えつつ尋ねます』

上条「(テメェ!!嘘かよ!!)」

『どうして信じたのか会長は小一時間ほど問い詰めたいと思いました』

上条「(……30秒前に戻りたい)」



352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:44:00.94 ID:W1ggH+DF0

『とにかく』

『逃げてはダメです。それにもう期限は明日なのです。と、会長は念のため言っておきます』

上条「(はぁ……なんでこんなことになっちまったんだ…)」

『自業自得です。と、会長は申し上げます』

上条「……」

『とにかく時間がありませんので、まずは佐天様をレベル5にしましょう』

上条「……(はいはい…)」

佐天「あ、そうだ。お兄ちゃん」

上条「…ん?なんだ?」

佐天「…お兄ちゃん、なんか悪い夢でも見てた?」

上条「…え?(今現在見てるような気がします)」

佐天「朝も、すっごくうなされてたよ?大丈夫だった?」

上条「……」



354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:50:44.12 ID:W1ggH+DF0

佐天「なんか、胸の辺りを押さえて『心臓が…!』って言ってたりしたから、お兄ちゃん何か病気になってるのかなって…」

上条「………」

『確かに、うなされていましたね。苦しそうに』

上条「……(やっぱ、時間が無いってこと…だよな?)」

『はい。時間は有限ですからね。と、会長は申し上げます』

上条「……はぁ」

上条「(…………よし)」

『?』

上条「(さっさと始めようぜ。…妹作り)」

『…なかなかやる気になってくれましたね。と、会長は感心します』

上条「(仕方ねぇだろ。……死んだら、なにもならねぇんだから)」

『了解いたしました』

………

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00:59:01.56 ID:W1ggH+DF0
――…


『では、始めたいと思います』

上条「(…ん)」

『まず、妹様の後ろに座ってください』

上条「…(後ろ?)」

『はい。そして、後ろから妹様を抱き締めてください』

上条「……」スタスタ

佐天「…?」

上条「…よっこいせ」

佐天「!…お、お兄ちゃん?」

上条「…よっ」ギュ

佐天「…わっ」ドキッ

上条「…(次は?)」

『「あったかいな涙子は」と、耳元で囁いてください』



362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:04:44.49 ID:W1ggH+DF0

上条「…あったかいな涙子は」ボソッ

佐天「…っ、お兄ちゃん…」カァァァ

『「おまえ、すぐ赤くなるよなー」と言って、髪を撫でる』

上条「…おまえ、すぐ赤くなるよなー」ナデナデ

佐天「…だ、だって……お兄ちゃんが……積極的過ぎるから……」カァァァ

上条「……」


『次に、両手で…』

『脇腹あたりを、くすぐってください』

上条「…(くすぐる?)」



369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:10:41.90 ID:emaBi2pq0

『はい。弱い人は弱いアレです。と、会長は申し上げます』

上条「(えっと…)」

上条「(脇腹あたりを…)」

佐天「……?」

上条「…(こうか?)」ツン

佐天「ひゃんっ!」

上条「…うおっ」

佐天「…お、お兄ちゃん…いきなり何するの?」カァァァ

上条「…あー、えーっと…」

『「そっかぁ、涙子はここが弱いんだな?」と言って、続けてください』

上条「……」



372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:14:55.51 ID:emaBi2pq0

上条「…そっかぁ」

佐天「…へ?」

上条「…涙子はここが弱いんだな?」コチョコチョ

佐天「えっ!やっ、あはははは、や、やめてお兄ちゃ…やんっ!あははは」

上条「…てい」ツンツン

佐天「ひゃ!あんっ、ダメ!お兄ちゃ…はんっ!あはは」

『そのような感じで、くすぐらせてください』

上条「……(なんか、結構セクハラ染みたことやってるよな、俺)」

『スキンシップです。と、会長は断言します』

上条「……」コチョコチョ

佐天「あはは!も、もう…お兄ちゃん!やめてったら…あははは」



377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:22:41.86 ID:cpS30AjO0

上条「…(それにしても敏感だなぁ)」コチョコチョ

佐天「やっ、やっ、も、やめて…あははは…ひゃん!ダメッ…」

上条「…(ちょっと面白いかも)」ツンツン

佐天「あんっ、お、お兄ちゃ、んんっ、ダメっ…もう…」

上条「……」コチョコチョ

佐天「…ひゃっ、んっ、あっ…あんっ…はぁ…はぁ」

上条「…(…あれ?)」ツンツン

佐天「あっ…だ、だめぇ…そ、そこ…よわいからぁ…んんっ…あぁ…」

上条「…(なんか……)」コチョコチョ



379 名前:主要妹・佐天。ポイント…他妹という感じでかんg[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:28:19.75 ID:cpS30AjO0

佐天「あうんっ……んっ……あっ…あんっ…」

上条「(…意味が、違って来てないか?)」

『そろそろいいでしょう』

上条「…(お、おう)」サッ

佐天「…はぁ…はぁ…はぁ…」

上条「…あ、あの…涙子。大丈夫か…?」

佐天「…はぁ…はぁ…もう、お兄ちゃんたら…ひどいよぉ…」

上条「あ、その…」

上条「(おい、やっぱやり過ぎだったんじゃないか?)」

『そうですか?いいスキンシップだったと会長は思うのですが』

上条「(…はあ、まったく…)」

上条「…あ、すまん。やり過ぎたよな?ごめ…」

佐天「朝から……激しいんだからぁ…」

上条「……あ、うん。わるい」



384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:35:24.70 ID:cpS30AjO0

佐天「…でも……」

上条「……へ?」

佐天「……も、もっとしても……いいよ?」

上条「…………はい?」

佐天「…べ、別にほら……お、お兄ちゃんにだったら…」

佐天「…そ、そういうのも……良いんじゃないかなぁって……えへへ」

上条「……あははは……はは…」

上条「……(なんてこった…)」

『「気付いたら妹がドMになってた。」みたいな本を出版してはいかがでしょうか?と、会長は提案します』

上条「(嫌だよ!何が悲しくて世間にそんなカミングアウトしなくちゃいけねーんだよ!)」



386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:42:22.63 ID:cpS30AjO0

『そうですか、残念です』

上条「(…それより、本当にこれでレベル上がったのか?)」

ピッ

・名前 佐天涙子
・妹レベル4
・属性 ドMな妹
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
兄のせいでMに目覚める。
ぶっちゃけいじめられたい。

心の声『……もっと』


上条「…(上がって無いか…)」

『さすがに5まではなかなかあがりませんね。と、会長は素直な感想を述べます』



388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:45:25.54 ID:cpS30AjO0

『そうですか、残念です』

上条「(…それより、本当にこれでレベル上がったのか?)」

ピッ

・名前 佐天涙子
・妹レベル4
・属性 ドMな妹
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
兄のせいでMに目覚める。
ぶっちゃけいじめられたい。

心の声『……もっと』


上条「…(上がって無いか…)」

『さすがに5まではなかなかあがりませんね。と、会長は素直な感想を述べます』



392 名前:いいえ、ただのミスですね。わかりm[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:49:43.67 ID:cpS30AjO0

上条「(…他の方法を考えるか?)」

『そうですね…それとも…』


ピンポーン


佐天「…あ、はーい」

上条「…?(誰だ…?)」


ガチャ


固法「おはよう兄さ…」


佐天「…あ…」

固法「………え?」

上条「………え?」

固法「………」

上条「………(兄…さん?)」


397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 01:53:27.38 ID:cpS30AjO0
――…


佐天「…はい、お茶です」コトッ

固法「…ありがとう佐天さん」

上条「……(どうすんだよこれ……なんで固法さんがうちに……)」

佐天「…あ、お兄ちゃん」

上条「…な、なんだ?」

佐天「私、ちょっと買い物に行ってくるね!」

上条「お、おう…(ちょ、なんで……もうちょっとでレベル上がるのに…)」

佐天「すぐ帰るからね!」

上条「…あ、ああ」

佐天「じゃ行ってきまーす」


ガチャ パタンッ



401 名前:>>395 レベル5は一人でいいって感じ。第一条件。[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:03:30.98 ID:cpS30AjO0

上条「……」

上条「(おい……おまえの仕業か?)」

『いえ。今回は我々は何も介入していません。と、会長は素直に申し上げます』

上条「(……これで4人目か…)」

『しかし、固法様といえば、なかなかの容姿の持ち主ですね』

上条「(あー…まぁ、そうなるのか)」

『特に胸がね。ええ、あの胸は反則ですね。腹が立ちますね。』

上条「(…ん?何急に怒ってんだ?)」

『いえ、別に悔しいわけではないんです。私はこれからが勝負ですから』

上条「(お、おーい…)」

『先に言っておきます』

上条「(…はい?)」

『胸には絶対触れさせませんから』

上条「(んなとこで闘争心燃やすなよ!さわらねーけど!)」



404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:06:43.76 ID:cpS30AjO0

固法「……で、兄さん」

上条「…あ。えっと……兄さんとは俺のことでございますか?」

固法「…何言ってるの?当たり前でしょう?」

上条「そう……です……か…」

固法「…そんなことより兄さん」

上条「…はい?」

固法「なんで兄さんの家に佐天さんがいるの?」

上条「…いや、なんでって……そう言われるとよくわからないっていうか…」

固法「わからないわけないでしょう?意味も無く一緒にいるっていうの?」

上条「…あー、まぁ、単刀直入に言えば…」

上条「…ちょっと数日前から一緒に住んでて…」

固法「…えっ?どうして一緒に住んでるの?」

上条「…えーっと…(こっちが聞きたいんですが)」


407 名前:年齢とか元より気にしてない[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:11:12.26 ID:cpS30AjO0

固法「…はぁ。…兄さん」

固法「兄さんはどうしてそうやっていつも他の女の子に手を出そうとするの?」

上条「……は?」

固法「いつも兄さんは色んな女の子を連れ回してるじゃない。そんなんだから兄さんは…」ガミガミ…

上条「(…ちょっと待てよ)」

上条「……」ピッ


・名前 固法美偉
・妹レベル1
・属性 姉っぽい妹
・詳細
ジャッジメント。
しっかり者で、何気にスタイル抜群。
兄の女癖の悪さを何とかしたいと思っている。

心の声『…また兄さんは…』


上条「…(姉っぽい妹って、もはや姉でいいだろ)」



408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:15:48.04 ID:cpS30AjO0

『そういう妹も居るということです。と、会長は答えます』

上条「(それに女癖の悪さって……どう考えても勘違いです)」

『実際にあなたにかかっている呪いのことを考えれば、客観的に見れば、そう見えなくもないのかもしれません。と、会長は分析します』

上条「…(…なんてこったい…)」

固法「…聞いてるの?兄さん」

上条「あ、ああ。聞いてるけど…」

固法「おまけに佐天さんと同棲なんて…。私だから良かったけど、御坂さんが知ったら大変だよ?」

上条「? なんで?」

固法「……はぁ。これだもんなぁ兄さんは…」

『ごもっともです』

上条「…(なんでビリビリの名前が出てくるんだ?」

『…やはりあなたは死んだ方が良いかもしれませんね。と、会長は半ば本気で思い始めました』

上条「(お、おい、なんでだよ)」



411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:24:27.34 ID:cpS30AjO0

固法「…とにかく」

固法「佐天さんと同棲なんて、許さないからね」

上条「…ちょ、ちょっと待てよ。別に佐天さんはその……妹なんだから、別にいいだろ?」

固法「それは……そうかもしれないけど、じゃあ私も一緒に住んで良いの?」

上条「…そ、それは…」

固法「……ほら。やっぱりダメじゃない」

上条「(いや、この際別に良いんだけど…)」

固法「…私は、ダメなんでしょう?」

上条「え?」

固法「…まぁ、別に……良いんだけど…」

上条「……」

『いかにしっかり者の妹であったとしても、時に甘えさせてあげることも大事です。と、会長は申し上げます』

上条「(何かこう……やった方がいいのか?)」

『佐天様もいませんので、今のうちにポイントを稼いでおきましょう』



414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:28:13.81 ID:cpS30AjO0

上条「(はいよ…)」

固法「……じゃあ、私、帰るから。お茶ごちそうさま」サッ

上条「なぁ固……美偉」

固法「……なに?」

上条「…今日は、何か俺に用があって来たんじゃないのか?」

固法「…別に…」

上条「…ふーん。なら良いんだけど」

固法「……じゃ、じゃあ、私はこれで…」

スタスタ…

上条「俺もたまにはおまえと…ゆっくり話したいんだけどな」

固法「…!」ピタッ

上条「何せお互い忙しいだろ?…おまえは仕事があるし、あんまり会うこと無いしな」

固法「……」



415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:31:46.83 ID:cpS30AjO0

上条「だから今日ぐらい……ゆっくり話さないか?」

固法「……兄さんがそう言うなら……別に、いいけど…」

上条「じゃあ、まぁ、座れよ」

固法「…う、うん」


スタスタ…ガッ


固法「…きゃ!」フラッ

上条「うおっ、と」サッ

固法「…!」

上条「…危ないな。ちゃんと足元見て歩けよ」

固法「……っ……ご、ごめんなさい…」

上条「…大丈夫か?」

固法「…うん」カァァァ

上条「なら良か……」ムニッ



419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:34:25.95 ID:cpS30AjO0

上条「…(…ムニ?)」

固法「んっ……」カァァァ

上条「(なんというやわらかさ…じゃねェ!!)」

上条「す、すまん!慌ててたから…」

固法「…も、もう…兄さんたら……ばか」カァァァ

上条「……わ、わるい…」

『…ちッ…』

上条「(…悪かったと思ってるが、舌打ちはやめろ)」


固法「(…それにしても、いつまで抱きしめられてるんだろ…私…)」

固法「…(それに…顔……近い……)」カァァァ

上条「…?(なんで赤くなってんだ…?)」

『…失礼いたしました』

『では、その状態で、一度彼女の眼鏡を外していただけますか?』

上条「…(は?なんで?)」



420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:40:10.23 ID:neKcoHIp0

『指示通りにお願いします』

上条「(…了解)」

上条「……よっと」ヒョイ

固法「…!ちょ、ちょっと兄さん、それ私の眼鏡…」

『「……」と、言ってください』

上条「……こんなもん付けてなきゃ……」

固法「……え?」

上条「…こんなもん付けてなきゃ…俺の事、見えないか?」

固法「…え…」

上条「…おまえは俺の事、信用してないみたいだけど…」

上条「…本当に、俺がそんな兄貴だと思ってるのか?」

固法「…だ、だって……兄さんは…」

上条「…見ろよ」

固法「…え?」

上条「俺の目を、見ろ」

425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:42:36.78 ID:neKcoHIp0

固法「…!」ドキッ

上条「…この目が嘘ついてるかどうか…」

上条「…確かめてくれよ、美偉。…おまえのその目で」

固法「…に、兄さん……」ドキドキ


ガチャ


佐天「…ごめん、忘れ物しちゃっ……」

上条「…あ…」

固法「…あ…」

佐天「…え…」

『お帰りなさいませ』



428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:46:37.71 ID:neKcoHIp0

上条「…あ、あの…」

固法「…佐天さん、ち、違うの…これは別に…」

佐天「……」

上条「…る……涙子…?」


佐天「………グスッ」


上条「……げ」


パタンッ タタタタッ…


上条「!…る、涙子!」

『なーかしたーなーかしたー』

上条「(うるせぇよ!今のはおまえのナビのせいだろうが!)」

『女の子を二度も泣かせるなんて、一体どこまで罪を重ねるおつもりですか?と、会長は呆れて申し上げます』

上条「(…だから違うってのに……ああもう……不幸だ…)」



429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:49:19.90 ID:neKcoHIp0

『追いかけた方が懸命かと思われますが』

上条「(…わかってるよ…)」

固法「…あ、あの…兄さん…」

上条「…あ、ああ」

固法「…ごめんなさい。私のせいで…」

上条「い、いや、悪いのは俺だ。俺の方こそ…すまん。……ただ…」

上条「…今は涙子のこと、追いかけさせてくれないか…?」

固法「…うん」

上条「…また、ゆっくり話そうな?」

固法「…うん」



434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:54:26.07 ID:neKcoHIp0

上条「…それじゃ…行ってくる」


ガチャ…パタンッ


固法「……」

固法「……コンタクトに、しよう……かな…」


…………

タタタタッ…

上条「(…ちきしょう…)」

上条「(…なんでこなるんだ…クソッ…)」


…タイミングの神様、ぜってー許さねェからな!!!


4日目Aパート…終



436 名前:1[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 02:59:24.15 ID:neKcoHIp0

…ごめん、ホントごめん。

体がもう活動限界なんだ。風呂にも入ってないんだ。

寝させてくださいお願いします。

お、起きたらまた…投下しにくるんで…ご、ごめん。

あと、設定のことはあんまり深く考えなくていいよ。適当に脳内補完してくれると助かる。

ごめん、そういうわけで…

おまけの小ネタも考えてるから、許してください。



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