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上条「…妹?」 『はい』 3日目
157 名前:1[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:15:39.98 ID:hD3mP8+A0
今起きた
保守サンクス ちと飯食ってから投下しにくるわ
今起きた
保守サンクス ちと飯食ってから投下しにくるわ
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:33:25.93 ID:hD3mP8+A0
―三日目―
プラララ…
プラララ…
上条「……うぅ~ん…」
「お兄ちゃん、起きてー」
「起きてくださーい」
上条「んっ……ああ、はいはい。どうせまた幻想…」
佐天「おはようお兄ちゃん!」
初春「おはようございます!」
上条「………」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:35:45.52 ID:hD3mP8+A0
佐天「もう、さっきから起こしてるのに全然起きないんだからぁ」
初春「そうですー!ご飯一緒に食べようと思って待ってたんですよ?」
上条「…………あー」
上条「……ごめん、ちょっと待ってくれる?」
佐天「…?どうしたのお兄ちゃん?」
初春「寝起きだから機嫌悪かったですか…?」
上条「…あー、いや、そうじゃなくてね…」
佐天「……?」
初春「……?」
上条「(……増え…てる………?)」
プラララ…
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:38:41.13 ID:hD3mP8+A0
上条「……」
上条「……」ピッ
『グッドモーニングメい』
上条「おい、どういうことだ」
『朝から機嫌が悪いですね。そんな時は納豆でも食べればいいと思われます。と、会長はアドバイスします』
上条「んなことはどうでもいいんだよ!家になんか一人増えてんだよ!」
『ああ、なんだ。そんなことですか』
上条「なんで初春さんが…!」
初春「ん?なんですかお兄ちゃん?」
上条「…あ……いえいえ。……なんでもございません」
初春「ふふっ、変なお兄ちゃんですねー」
佐天「ねー」
「あははは」
上条「……」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:42:37.44 ID:hD3mP8+A0
『休みの日なのにわざわざ制服エプロンダブルなんて、とても幸せですね。と、会長は羨ましく思います』
上条「(…おまえの仕業だろ)」
『制服エプロンは正義』
上条「(そっちじゃねぇ!……初春さんのことだよ)」
『ああ、そっちですか』
『はい。私の好意で追加パートナーを用意させていただきました。と、会長は報告します』
上条「(…追加パートナー?)」
『はい。冷静に考えてみれば、妹が多い方が妹Pが稼ぎやすいのです』
『ですので、妹候補を一人増やしてみました。と、会長は報告します』
上条「(……マジかよ…)」
『名付けて、「相乗効果で良くなろう」作戦です』
上条「(どうでもいいわ!)」
上条「(…というか、初春さんは良いのか?俺の妹なんかになって…)」
『お忘れですか?』
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:46:05.42 ID:hD3mP8+A0
『あなたの周りの女性には、「兄妹フィルター」がかかっているのです』
『ですから、初春様もあなたのことを既に兄だと思っています。と、会長は説明します』
上条「(……そう…でしたっけ…)」
『はい。…しかし、あなたの呪いには制限がついているみたいでして…』
上条「(ん?制限?)」
『今申し上げましたように、妹とたくさん相手をすれば、それほどポイントは稼ぎやすいのですが…』
『どうやら、あなたがポイントを稼げる妹候補の有効人数が5人までのようなのです。と、会長は説明します』
上条「(…何だよそれ。てことは、その5人でポイントMAXにしなきゃならないのか?)」
『はい。そうなります』
上条「(…マジかよ…)」
『おそらく、大乱交を未然に防ぐための…』
上条「(違うだろ!つーか朝から何言ってんだテメェは!)」
佐天「お兄ちゃーん、早くご飯食べようよー」
上条「!…あっ、ああ」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:50:07.62 ID:hD3mP8+A0
『…とにかく、ポイントとレベル上げを頑張ってください。と、会長は応援します』
上条「…(…はいはい…)」
上条「(…確かに頑張らないとな…)」
初春「今日は私がお兄ちゃんのために愛を込めて作りましたからね!」
上条「ああ…そ、そうなんだ…」
佐天「むぅ……私もお兄ちゃんのために頑張って作ったもん!」
上条「うん、ありが…」
初春「いいえ、私の方が愛情を込めて作りました!」
上条「いや、ちょ…」
佐天「何よぉ!私の方がお兄ちゃんの好物とか知ってるんだから!」
初春「私だってお兄ちゃんの好みな味ぐらい把握してますっ!」
上条「…あの…」
佐天「私はお兄ちゃんのためにバランスも考えて作ってるもん!」
初春「私だってそれぐらい気を使ってます!」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:52:51.25 ID:hD3mP8+A0
佐天「初春ぅ…!」
初春「佐天さん…!」
上条「……(うわぁ)」
『喧嘩ですか。朝からいけませんね』
上条「……(どうすりゃいい?)」
『止めてあげるのも、兄の役目です。頑張って下さい、と、会長は応援します』
上条「……はぁ」
佐天「…私の方が…!」
初春「…私だって…!」
上条「…あー、はいはい」ポンッ
佐天「…!お兄ちゃん…?」
初春「…!」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:54:45.95 ID:hD3mP8+A0
上条「…俺の前で喧嘩なんかしないでくれよ」ナデナデ
佐天「…うぅん……だって…」
初春「…んっ……お兄ちゃん……」
上条「そんなに自信があるんなら、実際に一緒に食べてみたらいいだろ?」
上条「だからさ…もう喧嘩なんかしないでくれよ」
佐天「……うん」
初春「……ごめんなさい」
上条「…はい。よく言えました」ナデナデ
佐天「…えへへ」
初春「…撫でられると気持ちいいです」
上条「…うし、じゃあ俺は顔洗ってくるから、ちょっと待っててな」
佐天「あ、はーい」
初春「すぐ来てくださいね!」
上条「……はいよ」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:56:38.16 ID:hD3mP8+A0
上条「……」
『ナイスです、お兄ちゃん』
上条「……つーかさ」
『はい?』
上条「……そろそろ、夢オチにしてくれないかな?」
『無理ですね』
上条「………はぁ」
上条「……顔洗ってこよ」
―――…
佐天「ごちそうさまー」
初春「ごちそうさまでしたー」
上条「…ご馳走様」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:00:31.84 ID:hD3mP8+A0
佐天「さて……じゃあ私は食器洗っちゃうね!」
初春「いえいえ。私が洗いますので、佐天さんはゆっくりしててください」
佐天「いやいや、いいよいいよ。初春は座ってなさいって」
初春「いえいえいえ。佐天さんこそ、疲れてるでしょうし」
佐天「疲れてないわよ」
初春「私だって元気です」
佐天「むぅ…」
初春「うぅ…」
上条「…あー、じゃあ俺が食器洗いやっちゃうから、二人とも休んで…」
佐天&初春「それはダメ!」
上条「…あ、はい。すみません」
――…
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:10:31.07 ID:hD3mP8+A0
ガシャガシャ
上条「……で」
上条「(結局こうなったと…)」ガシャガシャ
佐天「三人でやると早いねー」ワシャワシャ
初春「そうですねー」ジャー
上条「ははは…(何やってるんだろ…俺)」
佐天「でも、ちょっと狭いかな…」
初春「体がぶつかっちゃいますね…」
上条「…(俺が二人の間にいるのが問題なのでは…)」
上条「……あっ…(やべっ、手が滑っ…)」ツルッ
佐天「…あっ」カァァ
上条「……!(…胸に、手が…)」
佐天「……うっ…」ウルウル
上条「あああ、ごめん!わざとじゃないんだ!手が滑って…」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:14:55.03 ID:hD3mP8+A0
佐天「……ううん…いいよ?」
上条「あ、うん。…わるい、気を付ける…」
佐天「……あ、あの……お兄ちゃん」
上条「……ん?」
佐天「…その…………どうだった?」
上条「………へ?」パリンッ
佐天「…私の……む、胸……」カァァ
上条「……いや、えっと……どうって…」
佐天「…成長……してる………かな…?」ドキドキ
上条「………」
上条「(何言ってんだこの子ー!!)」パリンッパリンッ
初春「うわぁ、お、お兄ちゃん!皿割りすぎですよ!」
上条「…えっ、ああ、わ、わるい…」
初春「あわわ、破片が下に落ちちゃってますぅ…」
上条「…あ、俺が取るからじっとしててな?」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:20:02.66 ID:hD3mP8+A0
初春「あ、はい」
上条「…よっこらせ…………って!?」
初春「…?」ヒラリ
上条「……(見えてます初春さんっ)」
初春「あっ……」カァァ
上条「…あー、えー、その…」
初春「……見ました?」
上条「…え?」
初春「……私の……パンツ見ました…?」ウルウル
上条「あ、いや、その……ふ、不可抗力だったんだ!決してそんなつもりは…」
初春「……いえ、いいんです」
上条「…え?」
初春「……お、お兄ちゃんになら……別に…」カァァ
上条「………」
上条「(何言ってんだこのクマパンの子ー!!)」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:23:55.62 ID:hD3mP8+A0
佐天「…お兄ちゃん…」
初春「…お兄ちゃん…」
上条「…うわぁぁ、っと、ごめんっ、ちょっと俺、トイレ行ってくる!」ダッ
――トイレ
上条「……はぁ、はぁ…」
上条「…何だってんだよ…」
『トイレで息を荒くしているということは、とうとう我慢できなくなってしまったのですね。と、会長は…』
上条「ちげぇーよ!何だと思ってやがんだ!」
『ナニだとおもってるのですが』
上条「最低だよ!言っちゃったよこの子!」
『冗談は置いておきまして』
『初春様のデータは取ってきていただけましたか?』
上条「…あ、ああ」
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:29:39.09 ID:hD3mP8+A0
『表示をお願いします』
上条「…」ピッ
・名前 初春飾利
・妹レベル1
・属性 スカートめくられの妹
・詳細
おっとりとした口調だが、はっきりと物を言う女の子。
頭の花は生えてるんじゃありません。
・心の声『…パンツ…見られちゃった…』
上条「………」
『なるほど』
『つまりあなたは、妹のパンツを見て欲情してしまったと?』
上条「んなわけねーだろ!…ただ、ちょっと戸惑っただけだ…」
『そうですか。では、佐天様のデータをお願いします』
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:33:16.25 ID:hD3mP8+A0
上条「…はいよ」ピッ
・名前 佐天涙子
・妹レベル3
・属性 世話好きな妹
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
何かに目覚め始めている。兄に甘えたい。
・心の声『…お兄ちゃんになら触られても…』
上条「……」
『揉んで大きくしてやるよ的な展開だったのですね』
上条「ち、違う!たまたま手が滑って…」
『手が滑って胸を触ってしまうなんて、とても都合がいいですね。と、会長は疑惑の目を向けます』
上条「ホントなんだよ!だれかー!俺を弁護してくれー!」
『そこは後で自首していただくとして…』
上条「無実です…」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:37:35.73 ID:hD3mP8+A0
『今日は、妹様と外に出掛けましょう』
上条「……外?」
『はい』
『休みの日に妹と外出することも、たまには必要です。と、会長は申し上げます』
上条「…遊んでやれってことか?」
『そうなります。一緒に昼御飯でも食べてくればいいと会長は思います』
上条「…はぁ。……わかったよ」
『では、お二人を誘ってでかけましょう』
上条「……へいへい」
――――
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:43:13.02 ID:hD3mP8+A0
―街―
トコトコ…
上条「……」
佐天「お兄ちゃんの方から誘ってくれるなんて珍しいね!」
上条「あ、そ、そうか…?」
初春「そうですー!びっくりしました」
上条「はは……まぁ、たまには、ね」
上条「…(んなことより…)」
佐天「どこ行こっか~?」ギュッ
初春「服でも見に行きますか?」ギュッ
上条「(何故に)」
上条「(…二人とも俺の腕にくっついていらっしゃるのでしょうか…)」
『羨ましい光景ですね。と、会長は思います』
上条「(どこがだよ!…周りの視線が痛いんだけど…!)」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:46:58.67 ID:hD3mP8+A0
『女子中学生二人を連れ回してる男がいれば、誰でも気になると思います』
上条「(誤解だぁー!妹だから関係ないんだ!)」
佐天「ねぇねぇ、お兄ちゃんはどこか行きたいとこある?」
上条「……え?あ、ああ、そうだなぁ…」
初春「パフェでも食べにいきますか?」
上条「あー…うん、まぁそれでもいいな」
佐天「じゃあ、どっかその辺のファミレスにでも入ろう!」
上条「はいよ」
初春「…あ。あそこにお店が…」
初春「…って、あれ?」
上条「…?」
初春「あそこに居るの、白井さんじゃないですか?」
黒子「まったく……こんな時に…」ブツブツ…
上条「……」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:00:28.09 ID:hD3mP8+A0
佐天「あ、本当だ!」
初春「白井さーん!」
佐天「こんにちわー!」
黒子「…? 初春と佐天さん?」
上条「…(ちょっと嫌な予感…)」
初春「こんなとこで何してるんですか?」
黒子「はぁ。……何をって、急に仕事が入りましたから、こうやってわざわざ休みの日に調査をしてるのですわ」
佐天「うわ、大変ですね…」
上条「…(…まさか、こいつもフィルターがかかってるんじゃ…)」
黒子「まったくですわ…」
黒子「こっちはせっかくお姉さまとのどかな一日を過ごそうと考えて………ん?」
上条「……(やば…)」ビクッ
黒子「あら、そちらは…」
上条「……よ、よう」
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:08:40.71 ID:hD3mP8+A0
黒子「……」
上条「……(…やっぱこいつは違うか…?)」
黒子「…なんだ、誰かと思えば」
黒子「お兄様ではないですか」
上条「……」
上条「(…お兄様……だと…?)」
『当然のことながら、白井様にもフィルターがかかっておりますので、あなたのことを兄だと思っています。と、会長は念のため捕捉しておきます』
上条「…(いや、覚悟はしてたけど…)」
黒子「お兄様はこんなところで何をなさっていますの?」
上条「え?…ああ、いや、ちょっと…」
黒子「…まさか、またお姉様にちょっかいをかけようとお考えなのではないでしょうね?」
上条「…は?」
黒子「まったく……私の愛しのお姉さまを惑わせて、お兄様は何が楽しいのですか?」
上条「いやいや、ちょっと待て。あいつにそんなこと一度も…」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:12:35.40 ID:hD3mP8+A0
黒子「またいつもの言い訳ですの?」
上条「いや、言い訳というか事実…」
黒子「言っておきますけどね、お兄様」
黒子「いくらお兄様がお姉様に気に入られていようとも、お姉様が最後に選ぶのはこの私ですからね?」
上条「……」
上条「…(おい)」
『はい?』
上条「…(なんか、佐天さんや初春さんと違って、態度が凄いとげとげしいんだけど)」
『そのようですね』
『そんな時はシスナビでデータを表示してみましょう。と、会長は助言します』
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:17:19.75 ID:hD3mP8+A0
上条「…(あ、ああ)」ピッ
・名前 白井黒子
・妹レベル0
・属性 お姉様大好き属性
・詳細
ジャッジメント。
お姉様は私のもの。
兄が最大のライバル。
・心の声『またお兄様ですか…』
上条「…(…なんで俺がライバルなんだ…)」
『もともと姉好きの妹様だったようですからね。しかし白井様がおそらく3人目の妹になります』
上条「…(マジか……)」
初春「違いますよ白井さんっ。お兄ちゃんは私達と遊んでるだけです!」
佐天「今からファミレスに行こうと思ってたんですよ!」
黒子「あら、そうだったのですか」
上条「…そういうこった。おまえが思ってるようなことは全く無いぜ?」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:22:39.59 ID:hD3mP8+A0
黒子「…ふん。どうでしょう?そんなこと言ってまたお姉様に…」ガミガミ
上条「……(…うるせぇ)」
『こういう時は、逆に妹様の思いを後押ししてあげることも大切です。と、会長は申し上げます』
上条「…(後押し?…どうやって?)」
『ズボンの右ポケットを確認してください』
上条「…(右ポケット…?)」ゴソゴソ
上条「……!(これは…)」
『ありましたか?』
上条「(なんでこんな物入ってんだよ?)」
『いつの間にか入ってしまっていました。と、会長は説明します』
上条「(説明になってねぇ!)」
『とにかく、ナビを開始しますので、指示通りに動いてください』
上条「……(はいはい…)」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:27:17.56 ID:hD3mP8+A0
黒子「…聞いていますの?お兄様…」
上条「…あー、黒子」
黒子「なんですの?」
上条「…これさ。あいつに渡してやれよ」スッ
黒子「…!それは…」
初春「ああ、ゲコ太ストラップですね!」
佐天「…しかも限定品!」
上条「…たまたま持ってたからさ。おまえからあいつに渡してやってくれるか?」
黒子「…な、何を企んでいますの?」
上条「…いや、何も」
黒子「嘘ですわ…。お兄様はそれをお姉様に渡す予定だったのでしょう?」
上条「…あー、まぁ、そうなんだけど…(違うけど)」
黒子「…なら、ご自分で渡せば…」
上条「…いいからさ、ほれ」スッ
黒子「…!」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:33:41.27 ID:hD3mP8+A0
上条「…おまえからのプレゼントってことで、あいつに渡しといてくれよ」
黒子「…な、なんで…」
上条「…黒子から貰えた方が、あいつも喜ぶんじゃないかと思ってな」
黒子「…そんな…。だってお姉様は…」
上条「細けぇことはいいじゃねーか別に。おまえの兄貴がこうして言ってんだ」
上条「…たまには素直に言うこと聞いてくれよ」
黒子「……」
上条「……」
黒子「…わかりましたわ」
上条「…おう、頼んだぜ」
黒子「でも……なんだか釈然としませんわね」
上条「…?」
黒子「…お兄様に借りを作るのは、なんだか釈然としませんわ」
『「……」』
上条「…じゃあさ、黒子」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:39:09.31 ID:hD3mP8+A0
黒子「…え?」
上条「借りを作りたくないってんなら、一つだけ俺の言うこと…聞いてくれないか?」
黒子「……」
黒子「…わかりましたわ。なんですの?」
上条「…えーっと…」
上条「俺と、もう少し仲良くしようぜ?」
黒子「………はい?」
上条「いや、なんかさ。黒子って俺のこと敵視してるっぽいしさ」
上条「…でも、せっかく兄妹なんだから、兄の俺としてはおまえとも仲良くしたいんだよ」
黒子「……お兄様…」
上条「…ダメか?」
黒子「…ふふっ。…お兄様ったら……仕方ありませんね」
黒子「そんなに私と仲良くして欲しいんですの?」
上条「…ああ、そうだな。…だって……黒子は、俺の自慢の妹だからな」
黒子「…!…な、何を言って…!」
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:44:03.79 ID:hD3mP8+A0
上条「? なんかおかしいこと言ったか?」
黒子「…っ、い、いえ……別に…」
上条「だって仕方ないだろ?俺からしたら、妹のおまえが可愛くて仕方ないんだよ」
黒子「な…!」ドキッ
上条「そんなおまえに嫌われてちゃ……兄として悲しいしねぇ」
黒子「…お、お兄様…」
上条「だからさ、そこんとこ頼むよ……黒子」
上条「もう少し…仲良くしようぜ?」
黒子「…ふ、ふんっ。仕方ありませんわね」
黒子「お兄様がそこまでおっしゃるなら……私も……考えてあげなくもありませんわ」
上条「ははっ」
上条「ありがとな、黒子」ナデナデ
黒子「…ひゃっ!…お、お兄様…」
佐天&初春「……むぅ…」ジーッ
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:48:35.28 ID:hD3mP8+A0
上条「……」ナデナデ
上条「…(これでいいのか?)」
『なかなか良いと会長は思います』
上条「…(うーん)」
『試しにデータを表示してみてください。と、会長は指示します』
上条「…(おう)」ピッ
・名前 白井黒子
・妹レベル0
・属性 お姉様大好き
・詳細
ジャッジメント。
お姉様は私のもの。
兄が最大のライバル。
でも、少しは兄として……。
・心の声『…お兄様のくせに…』
上条「…(レベル上がってねぇ…)」
『上級者向けの妹様ですからね。簡単にはレベルも上がりません。と、会長は説明します』
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:01:09.68 ID:hD3mP8+A0
上条「…(まぁ、詳細が追加されただけマシか?)」
『はい。それだけでもいくらかは妹Pが貯まっているはずです』
上条「…(なら、いいんだが…)」
黒子「……そ、それでは私はこれで失礼しますわ」
上条「あ。…おう、仕事頑張れよ?」
黒子「……は、はい。…お兄様」
上条「? おう」
黒子「……それでは、初春と佐天さんも、失礼します」
佐天「……あ、はい」
初春「……おきをつけて」
上条「……」
『さて、では参りましょうか』
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:03:40.84 ID:hD3mP8+A0
上条「…おし、じゃあ行くか……」
佐天「……」
初春「……」
上条「……あれ?」
上条「…どうしたんだ二人とも?」
佐天「…別にー…」
初春「…なんでもないです…」
上条「……」
上条「……」ピッ
・佐天涙子
精神状態 黄50% 赤20% 青20% ピンク10%
・初春飾利
精神状態 黄50% 赤20% 青30%
上条「………え」
『不満だらけですね。と、会長は率直な感想を述べます』
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:09:07.20 ID:hD3mP8+A0
上条「…(なんだこれ…どうしたってんだ?)」
『理由はあなた自身にわかってもらわないと困るところですが…』
上条「…?」
『…とにかく、お二人は俗に言う「拗ねてる」状態です』
『ですからあなたはお二人の機嫌を直してあげなければいけません。と、会長は説明します』
上条「……(マジでか)」
――ファミレス
上条「……」
佐天「……」ムスッ
初春「……」ムスッ
上条「……(空気が重い)」
『それではここで、ナビを開始します。と、会長は宣言します』
上条「…(ここでか?)」
『はい。せっかくなので、チャンスは生かしていきましょう。と、会長は申し上げます』
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:14:55.99 ID:hD3mP8+A0
上条「……(了解)」
『ではまず…「……」』
上条「…どうしたんだ飾利?」
初春「……」
上条「…パフェ、食べないのか?」
初春「……」
上条「…じゃあ、俺が食べさせてやろうか?」
初春「…え!」
佐天「…!」
上条「よいせっと……ほら、あーんして」
初春「…っ、お、お兄ちゃ…」
上条「ほら、口開けて」
初春「……うっ…」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:18:52.68 ID:hD3mP8+A0
上条「あーん」
初春「…っ…」
上条「…早く食べないと、俺が食べちまうぞー」
初春「!……あ、あーん」パクッ
上条「…どう?美味いか?」
初春「……は、はい」カァァァ
佐天「……」
上条「それじゃあもう一口。はい、あーん」
初春「…あーん」パクッ
初春「…お、美味しいれす…」
上条「ははっ、そっか。良かったな」
初春「…は、はい…」カァァァ
佐天「……」メラメラ
『そのような感じで、初春様に食べさせてあげてください。と、会長は指示します』
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:22:56.86 ID:hD3mP8+A0
上条「…(いや、それはいいんだけど…)」
佐天「………」
上条「…(佐天さんは……良いのか?)」
『はい。今はまだいいです』
上条「…(なんかすっげー機嫌悪そうなんだが…)」
『いえ、気にしてはいけません。今はとりあえず初春様の相手をしておいてください』
上条「…(了解)」
初春「あーんっ」ニコニコ
佐天「……」
…………
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:29:08.54 ID:hD3mP8+A0
――外――
初春「あー、パフェ美味しかったですぅ~」
上条「そっか、良かったな」
初春「はい!…えへへ」ニコニコ
佐天「……」
上条「……(佐天さん、すっげー拗ねてるよな…)」
『初春様のデータを表示していただけますか?』
上条「(…え、あ、ああ)」ピッ
・名前 初春飾利
・妹レベル2
・属性 甘いもの好きの妹
・詳細
おっとりめな口調だが、はっきり物を言う子。
頭の花は生えてるんじゃないんです。
甘いものより兄が好き。
・心の声『…お兄ちゃんたら…ちょっと恥ずかしかったです…』
上条「……」
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:35:23.18 ID:hD3mP8+A0
『レベルが上がっていますね』
上条「…(つーか、思い返してみれば俺、かなり恥ずかしいことしてたよな?)」
『しかし、なかなか新鮮な体験だったのではないでしょうか?と、会長は尋ねます』
上条「(そりゃまぁ……あんなの、カップルでしかやらねーだろうし)」
『妹だから、出来たのです。と、会長は申し上げます』
上条「……(そんなもんかねぇ…)」
『はい。…それでは…』
『次に、お二人の精神状態を表示してください』
上条「…ん」ピッ
初春飾利
精神状態 ピンク60% 青40%
上条「…(お、初春さんは改善されてる)」
佐天涙子
精神状態 赤50% 黄20% ピンク20% 黒10%
上条「…な………」
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:40:53.64 ID:hD3mP8+A0
『なるほど。いい感じですね、と会長は…』
上条「…(どこがだよ!どうすんだよこれ!)」
『黒色が出てきてしまっているのは気になりますが、会長は大丈夫だと思います』
上条「…(この黒色って何なんだ?)」
『いわゆる「病んでます」状態です。と、会長は簡潔に説明します』
上条「…(病ん……でる?)」
『ピンクの数値も上がってるので、大丈夫です』
上条「…(ホントかよ…。というか、なんでピンクが上がってんだ…?)」
プルルル…プルルル…
初春「…あ、電話」ピッ
初春「はい、もしもし…」
初春「……え?白井さんが?…あ、はい。わかりましたぁ…」ピッ
上条「…?」
初春「…あのぅ、すみません」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:46:07.70 ID:hD3mP8+A0
上条「どうした?」
初春「なんか白井さんが私を呼んでるみたいなんで、ちょっと行ってきます」
上条「…あ、ああ」
初春「ごめんなさいお兄ちゃん。また今度、行こうね?」
上条「ああ…またな」
初春「はいっ。じゃあこれで失礼しますー」
タタタタッ…
上条「…(さっきの仕事の件か?)」
佐天「……」
上条「……あ」
上条「…(やばい。凄いタイミングで二人にされてしまった…)」
上条「…(ここはとりあえず、あいつのナビに…)」
『…』ツー、ツー
上条「…(え?お、おい!なんで通信切れてんだよ!さっきまで話してたくせ………に?)」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:48:38.71 ID:hD3mP8+A0
『電池を充電してください!』
上条「…(電池切れ?…マジかよ…)」
『電池を充電してください!早く充電してください!』
上条「……」
『電池を充電してください!早く充電してください!…もう、ばか!』
上条「……(なにこのうざい機能…)」
佐天「……」
上条「…(しかしなぁ…)」
上条「…(さすがにこの状況は…まずいよなぁ…)」
佐天「…お兄ちゃん」
上条「…!…あ、ああ、涙子…どうした?」
佐天「……」
上条「……」
佐天「……グスッ……うっ…」
上条「…!!」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:51:46.60 ID:hD3mP8+A0
佐天「…グスッ……うっ…お兄ちゃ……うぅ…」
上条「ちょ、ちょっと待て涙子!…わ、わかった。うん、わかったからここで泣くのは…」
佐天「…ヒグッ……うぅ……お兄ちゃん…うっ……私の…こと……うっ…」
上条「……」
佐天「…うっ……構って……グスッ……くれ…ない…うぅ…」
上条「……あー、っと……」
上条「…とりあえず、帰ろうか」
佐天「……うっ…」
上条「……」
――…
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:54:29.82 ID:hD3mP8+A0
―上条宅―
上条「……はい、お茶」コトッ
佐天「……あり…がと」
上条「……」ズズッ
佐天「……」ズズッ
上条「……」
佐天「……」
上条「……(どうやら泣き止んでくれたみたいだが…)」
上条「(さて、どうするべきか…)」
上条「(あ。…ナビ充電しないと…)」
ガチャ
上条「(これで、よし)」
『…べ、別に充電してくれたからって嬉しいわけじゃないんだからね!』
上条「……」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:56:34.27 ID:hD3mP8+A0
佐天「…あ、あの……お、お兄ちゃん」
上条「…お、おう」
佐天「…その、ごめんなさい」
上条「…え?」
佐天「…わがまま言ってごめんなさい」
上条「……」
佐天「…お兄ちゃんは…私だけのお兄ちゃんじゃないもんね」
佐天「そんなこと、わかってたのに…。迷惑かけて…ごめんなさい」
上条「……」
佐天「……」シュン…
上条「……(ナビに反応が無い……ってことは、あいつどっかいっちまってんのか…)」
上条「(仕方ねぇ…)」
サッ
上条「…よっ」ギュッ
佐天「!…お、お兄ちゃん…?」ドキ
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:59:38.55 ID:hD3mP8+A0
上条「…なぁ、涙子」
佐天「……お兄…」
上条「…こうやって抱き締められたら、落ち着くだろ?」
佐天「…あ…」
上条「…俺もな、落ち着くんだ。涙子を抱き締めてると…さ」
佐天「…え?」
上条「なんだろうな……上手く言えないんだけど…」
上条「…あったかくてさ。それに、なんというか…こう…」
上条「…ああ、こいつが俺の妹なんだなって、思えるんだよ」
佐天「…お兄ちゃん…」
上条「…わるかったよ、涙子。その…意地悪しちまって」
佐天「…お兄ちゃん、昨日から私に意地悪ばっかりする…」
上条「いやぁ…あれだ。なんか涙子には意地悪したくなっちまうっていうか…」
佐天「…なんで?」
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:02:20.99 ID:hD3mP8+A0
上条「…あー、っと。ほらあれ、好きな子には意地悪したくなっちゃうっていう……あれみたいな、ね」
佐天「…っ」カァァァ
上条「? (なんか間違ったか?いいフォローだよな?)」
佐天「……だったら…」
上条「…?」
佐天「…別に……意地悪…しても、いいよ?」
上条「ああ、そう……………はい?」
佐天「…お、お兄ちゃんにだったら……意地悪されても、ちょっとぐらいならいじめてくれても…いいし…」
上条「…(えっ、ちょっと待って。何言ってるんだこの子)」
佐天「私…意地悪されたら…嫌なんだけど、でも…」
佐天「…なんか、不思議と……気持ちいいっていうか」カァァァ
上条「……(おい、待って。なんだこれ。どうなって…)」
上条「…(まさか…)」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:04:11.16 ID:hD3mP8+A0
上条「………」ピッ
・名前 佐天涙子
・属性 ドMな妹
・妹レベル4
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
兄のせいでMに目覚める。
甘えたいというか、意地悪されたい。
上条「……」
上条「(なんですとぉぉぉぉ!!!)」
『罪な兄ですね。妹をドM化するなんて』
上条「(お、おまっ……聞いてたのか?)」
『はい。わりとナビがなくてもやることはやりますね。と、会長は冷静に申し上げます』
上条「(おい、どうしてくれんだよ!これ絶対おまえのせいだろ!)」
『人聞きが悪いですね。まるで私のせいみたいじゃないですか。と、会長は不服を申し立てます』
上条「(だからそう言ってんだよ!)」
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:07:34.78 ID:hD3mP8+A0
『いいではないですか。レベルも上がっていますし、ちゃんと成長なさっていますよ、あなたの妹様は』
上条「(成長ってなに、こういう成長?これが成長?)」
『たまたまそうなっただけです。気にしないでください。と、会長は極めて冷静に申し上げます』
上条「(んなバカな…)」
佐天「…えへへ、なんでかな……おかしいなぁ…」
上条「…ああ、あははは……な、なんでだろうな……あはは…(なんてこったい)」
上条「(何が悲しくてこんなことに……)」
―――ドクンッ
上条「―――っ!」
上条「……そう…でしたね……」
佐天「…ん?どうしたのお兄ちゃん」
上条「……あ。いや、なんでもない」
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:09:47.04 ID:hD3mP8+A0
『何にせよ、あなたには時間がありません』
『今は、レベルが上がったことを素直に喜ぶべきかと会長は思います』
上条「……」
…そんなもんかぁ…?
・上条当麻
状態 呪い(心臓に爆弾)
累計妹P 51%
特技『幻想殺せない右手』『撫でる左手』『焦らし』『あーん』『放置』
三日目終了。
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:13:37.29 ID:hD3mP8+A0
三日目終了。
ちょっと…今から友達とモンハン→飯→バイトという流れになってしまったorz
また夜来ますわ。支援ホント助かる、ありがとう。
―三日目―
プラララ…
プラララ…
上条「……うぅ~ん…」
「お兄ちゃん、起きてー」
「起きてくださーい」
上条「んっ……ああ、はいはい。どうせまた幻想…」
佐天「おはようお兄ちゃん!」
初春「おはようございます!」
上条「………」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:35:45.52 ID:hD3mP8+A0
佐天「もう、さっきから起こしてるのに全然起きないんだからぁ」
初春「そうですー!ご飯一緒に食べようと思って待ってたんですよ?」
上条「…………あー」
上条「……ごめん、ちょっと待ってくれる?」
佐天「…?どうしたのお兄ちゃん?」
初春「寝起きだから機嫌悪かったですか…?」
上条「…あー、いや、そうじゃなくてね…」
佐天「……?」
初春「……?」
上条「(……増え…てる………?)」
プラララ…
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:38:41.13 ID:hD3mP8+A0
上条「……」
上条「……」ピッ
『グッドモーニングメい』
上条「おい、どういうことだ」
『朝から機嫌が悪いですね。そんな時は納豆でも食べればいいと思われます。と、会長はアドバイスします』
上条「んなことはどうでもいいんだよ!家になんか一人増えてんだよ!」
『ああ、なんだ。そんなことですか』
上条「なんで初春さんが…!」
初春「ん?なんですかお兄ちゃん?」
上条「…あ……いえいえ。……なんでもございません」
初春「ふふっ、変なお兄ちゃんですねー」
佐天「ねー」
「あははは」
上条「……」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:42:37.44 ID:hD3mP8+A0
『休みの日なのにわざわざ制服エプロンダブルなんて、とても幸せですね。と、会長は羨ましく思います』
上条「(…おまえの仕業だろ)」
『制服エプロンは正義』
上条「(そっちじゃねぇ!……初春さんのことだよ)」
『ああ、そっちですか』
『はい。私の好意で追加パートナーを用意させていただきました。と、会長は報告します』
上条「(…追加パートナー?)」
『はい。冷静に考えてみれば、妹が多い方が妹Pが稼ぎやすいのです』
『ですので、妹候補を一人増やしてみました。と、会長は報告します』
上条「(……マジかよ…)」
『名付けて、「相乗効果で良くなろう」作戦です』
上条「(どうでもいいわ!)」
上条「(…というか、初春さんは良いのか?俺の妹なんかになって…)」
『お忘れですか?』
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:46:05.42 ID:hD3mP8+A0
『あなたの周りの女性には、「兄妹フィルター」がかかっているのです』
『ですから、初春様もあなたのことを既に兄だと思っています。と、会長は説明します』
上条「(……そう…でしたっけ…)」
『はい。…しかし、あなたの呪いには制限がついているみたいでして…』
上条「(ん?制限?)」
『今申し上げましたように、妹とたくさん相手をすれば、それほどポイントは稼ぎやすいのですが…』
『どうやら、あなたがポイントを稼げる妹候補の有効人数が5人までのようなのです。と、会長は説明します』
上条「(…何だよそれ。てことは、その5人でポイントMAXにしなきゃならないのか?)」
『はい。そうなります』
上条「(…マジかよ…)」
『おそらく、大乱交を未然に防ぐための…』
上条「(違うだろ!つーか朝から何言ってんだテメェは!)」
佐天「お兄ちゃーん、早くご飯食べようよー」
上条「!…あっ、ああ」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:50:07.62 ID:hD3mP8+A0
『…とにかく、ポイントとレベル上げを頑張ってください。と、会長は応援します』
上条「…(…はいはい…)」
上条「(…確かに頑張らないとな…)」
初春「今日は私がお兄ちゃんのために愛を込めて作りましたからね!」
上条「ああ…そ、そうなんだ…」
佐天「むぅ……私もお兄ちゃんのために頑張って作ったもん!」
上条「うん、ありが…」
初春「いいえ、私の方が愛情を込めて作りました!」
上条「いや、ちょ…」
佐天「何よぉ!私の方がお兄ちゃんの好物とか知ってるんだから!」
初春「私だってお兄ちゃんの好みな味ぐらい把握してますっ!」
上条「…あの…」
佐天「私はお兄ちゃんのためにバランスも考えて作ってるもん!」
初春「私だってそれぐらい気を使ってます!」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:52:51.25 ID:hD3mP8+A0
佐天「初春ぅ…!」
初春「佐天さん…!」
上条「……(うわぁ)」
『喧嘩ですか。朝からいけませんね』
上条「……(どうすりゃいい?)」
『止めてあげるのも、兄の役目です。頑張って下さい、と、会長は応援します』
上条「……はぁ」
佐天「…私の方が…!」
初春「…私だって…!」
上条「…あー、はいはい」ポンッ
佐天「…!お兄ちゃん…?」
初春「…!」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:54:45.95 ID:hD3mP8+A0
上条「…俺の前で喧嘩なんかしないでくれよ」ナデナデ
佐天「…うぅん……だって…」
初春「…んっ……お兄ちゃん……」
上条「そんなに自信があるんなら、実際に一緒に食べてみたらいいだろ?」
上条「だからさ…もう喧嘩なんかしないでくれよ」
佐天「……うん」
初春「……ごめんなさい」
上条「…はい。よく言えました」ナデナデ
佐天「…えへへ」
初春「…撫でられると気持ちいいです」
上条「…うし、じゃあ俺は顔洗ってくるから、ちょっと待っててな」
佐天「あ、はーい」
初春「すぐ来てくださいね!」
上条「……はいよ」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 10:56:38.16 ID:hD3mP8+A0
上条「……」
『ナイスです、お兄ちゃん』
上条「……つーかさ」
『はい?』
上条「……そろそろ、夢オチにしてくれないかな?」
『無理ですね』
上条「………はぁ」
上条「……顔洗ってこよ」
―――…
佐天「ごちそうさまー」
初春「ごちそうさまでしたー」
上条「…ご馳走様」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:00:31.84 ID:hD3mP8+A0
佐天「さて……じゃあ私は食器洗っちゃうね!」
初春「いえいえ。私が洗いますので、佐天さんはゆっくりしててください」
佐天「いやいや、いいよいいよ。初春は座ってなさいって」
初春「いえいえいえ。佐天さんこそ、疲れてるでしょうし」
佐天「疲れてないわよ」
初春「私だって元気です」
佐天「むぅ…」
初春「うぅ…」
上条「…あー、じゃあ俺が食器洗いやっちゃうから、二人とも休んで…」
佐天&初春「それはダメ!」
上条「…あ、はい。すみません」
――…
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:10:31.07 ID:hD3mP8+A0
ガシャガシャ
上条「……で」
上条「(結局こうなったと…)」ガシャガシャ
佐天「三人でやると早いねー」ワシャワシャ
初春「そうですねー」ジャー
上条「ははは…(何やってるんだろ…俺)」
佐天「でも、ちょっと狭いかな…」
初春「体がぶつかっちゃいますね…」
上条「…(俺が二人の間にいるのが問題なのでは…)」
上条「……あっ…(やべっ、手が滑っ…)」ツルッ
佐天「…あっ」カァァ
上条「……!(…胸に、手が…)」
佐天「……うっ…」ウルウル
上条「あああ、ごめん!わざとじゃないんだ!手が滑って…」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:14:55.03 ID:hD3mP8+A0
佐天「……ううん…いいよ?」
上条「あ、うん。…わるい、気を付ける…」
佐天「……あ、あの……お兄ちゃん」
上条「……ん?」
佐天「…その…………どうだった?」
上条「………へ?」パリンッ
佐天「…私の……む、胸……」カァァ
上条「……いや、えっと……どうって…」
佐天「…成長……してる………かな…?」ドキドキ
上条「………」
上条「(何言ってんだこの子ー!!)」パリンッパリンッ
初春「うわぁ、お、お兄ちゃん!皿割りすぎですよ!」
上条「…えっ、ああ、わ、わるい…」
初春「あわわ、破片が下に落ちちゃってますぅ…」
上条「…あ、俺が取るからじっとしててな?」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:20:02.66 ID:hD3mP8+A0
初春「あ、はい」
上条「…よっこらせ…………って!?」
初春「…?」ヒラリ
上条「……(見えてます初春さんっ)」
初春「あっ……」カァァ
上条「…あー、えー、その…」
初春「……見ました?」
上条「…え?」
初春「……私の……パンツ見ました…?」ウルウル
上条「あ、いや、その……ふ、不可抗力だったんだ!決してそんなつもりは…」
初春「……いえ、いいんです」
上条「…え?」
初春「……お、お兄ちゃんになら……別に…」カァァ
上条「………」
上条「(何言ってんだこのクマパンの子ー!!)」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:23:55.62 ID:hD3mP8+A0
佐天「…お兄ちゃん…」
初春「…お兄ちゃん…」
上条「…うわぁぁ、っと、ごめんっ、ちょっと俺、トイレ行ってくる!」ダッ
――トイレ
上条「……はぁ、はぁ…」
上条「…何だってんだよ…」
『トイレで息を荒くしているということは、とうとう我慢できなくなってしまったのですね。と、会長は…』
上条「ちげぇーよ!何だと思ってやがんだ!」
『ナニだとおもってるのですが』
上条「最低だよ!言っちゃったよこの子!」
『冗談は置いておきまして』
『初春様のデータは取ってきていただけましたか?』
上条「…あ、ああ」
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:29:39.09 ID:hD3mP8+A0
『表示をお願いします』
上条「…」ピッ
・名前 初春飾利
・妹レベル1
・属性 スカートめくられの妹
・詳細
おっとりとした口調だが、はっきりと物を言う女の子。
頭の花は生えてるんじゃありません。
・心の声『…パンツ…見られちゃった…』
上条「………」
『なるほど』
『つまりあなたは、妹のパンツを見て欲情してしまったと?』
上条「んなわけねーだろ!…ただ、ちょっと戸惑っただけだ…」
『そうですか。では、佐天様のデータをお願いします』
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:33:16.25 ID:hD3mP8+A0
上条「…はいよ」ピッ
・名前 佐天涙子
・妹レベル3
・属性 世話好きな妹
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
何かに目覚め始めている。兄に甘えたい。
・心の声『…お兄ちゃんになら触られても…』
上条「……」
『揉んで大きくしてやるよ的な展開だったのですね』
上条「ち、違う!たまたま手が滑って…」
『手が滑って胸を触ってしまうなんて、とても都合がいいですね。と、会長は疑惑の目を向けます』
上条「ホントなんだよ!だれかー!俺を弁護してくれー!」
『そこは後で自首していただくとして…』
上条「無実です…」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:37:35.73 ID:hD3mP8+A0
『今日は、妹様と外に出掛けましょう』
上条「……外?」
『はい』
『休みの日に妹と外出することも、たまには必要です。と、会長は申し上げます』
上条「…遊んでやれってことか?」
『そうなります。一緒に昼御飯でも食べてくればいいと会長は思います』
上条「…はぁ。……わかったよ」
『では、お二人を誘ってでかけましょう』
上条「……へいへい」
――――
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:43:13.02 ID:hD3mP8+A0
―街―
トコトコ…
上条「……」
佐天「お兄ちゃんの方から誘ってくれるなんて珍しいね!」
上条「あ、そ、そうか…?」
初春「そうですー!びっくりしました」
上条「はは……まぁ、たまには、ね」
上条「…(んなことより…)」
佐天「どこ行こっか~?」ギュッ
初春「服でも見に行きますか?」ギュッ
上条「(何故に)」
上条「(…二人とも俺の腕にくっついていらっしゃるのでしょうか…)」
『羨ましい光景ですね。と、会長は思います』
上条「(どこがだよ!…周りの視線が痛いんだけど…!)」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 11:46:58.67 ID:hD3mP8+A0
『女子中学生二人を連れ回してる男がいれば、誰でも気になると思います』
上条「(誤解だぁー!妹だから関係ないんだ!)」
佐天「ねぇねぇ、お兄ちゃんはどこか行きたいとこある?」
上条「……え?あ、ああ、そうだなぁ…」
初春「パフェでも食べにいきますか?」
上条「あー…うん、まぁそれでもいいな」
佐天「じゃあ、どっかその辺のファミレスにでも入ろう!」
上条「はいよ」
初春「…あ。あそこにお店が…」
初春「…って、あれ?」
上条「…?」
初春「あそこに居るの、白井さんじゃないですか?」
黒子「まったく……こんな時に…」ブツブツ…
上条「……」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:00:28.09 ID:hD3mP8+A0
佐天「あ、本当だ!」
初春「白井さーん!」
佐天「こんにちわー!」
黒子「…? 初春と佐天さん?」
上条「…(ちょっと嫌な予感…)」
初春「こんなとこで何してるんですか?」
黒子「はぁ。……何をって、急に仕事が入りましたから、こうやってわざわざ休みの日に調査をしてるのですわ」
佐天「うわ、大変ですね…」
上条「…(…まさか、こいつもフィルターがかかってるんじゃ…)」
黒子「まったくですわ…」
黒子「こっちはせっかくお姉さまとのどかな一日を過ごそうと考えて………ん?」
上条「……(やば…)」ビクッ
黒子「あら、そちらは…」
上条「……よ、よう」
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:08:40.71 ID:hD3mP8+A0
黒子「……」
上条「……(…やっぱこいつは違うか…?)」
黒子「…なんだ、誰かと思えば」
黒子「お兄様ではないですか」
上条「……」
上条「(…お兄様……だと…?)」
『当然のことながら、白井様にもフィルターがかかっておりますので、あなたのことを兄だと思っています。と、会長は念のため捕捉しておきます』
上条「…(いや、覚悟はしてたけど…)」
黒子「お兄様はこんなところで何をなさっていますの?」
上条「え?…ああ、いや、ちょっと…」
黒子「…まさか、またお姉様にちょっかいをかけようとお考えなのではないでしょうね?」
上条「…は?」
黒子「まったく……私の愛しのお姉さまを惑わせて、お兄様は何が楽しいのですか?」
上条「いやいや、ちょっと待て。あいつにそんなこと一度も…」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:12:35.40 ID:hD3mP8+A0
黒子「またいつもの言い訳ですの?」
上条「いや、言い訳というか事実…」
黒子「言っておきますけどね、お兄様」
黒子「いくらお兄様がお姉様に気に入られていようとも、お姉様が最後に選ぶのはこの私ですからね?」
上条「……」
上条「…(おい)」
『はい?』
上条「…(なんか、佐天さんや初春さんと違って、態度が凄いとげとげしいんだけど)」
『そのようですね』
『そんな時はシスナビでデータを表示してみましょう。と、会長は助言します』
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:17:19.75 ID:hD3mP8+A0
上条「…(あ、ああ)」ピッ
・名前 白井黒子
・妹レベル0
・属性 お姉様大好き属性
・詳細
ジャッジメント。
お姉様は私のもの。
兄が最大のライバル。
・心の声『またお兄様ですか…』
上条「…(…なんで俺がライバルなんだ…)」
『もともと姉好きの妹様だったようですからね。しかし白井様がおそらく3人目の妹になります』
上条「…(マジか……)」
初春「違いますよ白井さんっ。お兄ちゃんは私達と遊んでるだけです!」
佐天「今からファミレスに行こうと思ってたんですよ!」
黒子「あら、そうだったのですか」
上条「…そういうこった。おまえが思ってるようなことは全く無いぜ?」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:22:39.59 ID:hD3mP8+A0
黒子「…ふん。どうでしょう?そんなこと言ってまたお姉様に…」ガミガミ
上条「……(…うるせぇ)」
『こういう時は、逆に妹様の思いを後押ししてあげることも大切です。と、会長は申し上げます』
上条「…(後押し?…どうやって?)」
『ズボンの右ポケットを確認してください』
上条「…(右ポケット…?)」ゴソゴソ
上条「……!(これは…)」
『ありましたか?』
上条「(なんでこんな物入ってんだよ?)」
『いつの間にか入ってしまっていました。と、会長は説明します』
上条「(説明になってねぇ!)」
『とにかく、ナビを開始しますので、指示通りに動いてください』
上条「……(はいはい…)」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:27:17.56 ID:hD3mP8+A0
黒子「…聞いていますの?お兄様…」
上条「…あー、黒子」
黒子「なんですの?」
上条「…これさ。あいつに渡してやれよ」スッ
黒子「…!それは…」
初春「ああ、ゲコ太ストラップですね!」
佐天「…しかも限定品!」
上条「…たまたま持ってたからさ。おまえからあいつに渡してやってくれるか?」
黒子「…な、何を企んでいますの?」
上条「…いや、何も」
黒子「嘘ですわ…。お兄様はそれをお姉様に渡す予定だったのでしょう?」
上条「…あー、まぁ、そうなんだけど…(違うけど)」
黒子「…なら、ご自分で渡せば…」
上条「…いいからさ、ほれ」スッ
黒子「…!」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:33:41.27 ID:hD3mP8+A0
上条「…おまえからのプレゼントってことで、あいつに渡しといてくれよ」
黒子「…な、なんで…」
上条「…黒子から貰えた方が、あいつも喜ぶんじゃないかと思ってな」
黒子「…そんな…。だってお姉様は…」
上条「細けぇことはいいじゃねーか別に。おまえの兄貴がこうして言ってんだ」
上条「…たまには素直に言うこと聞いてくれよ」
黒子「……」
上条「……」
黒子「…わかりましたわ」
上条「…おう、頼んだぜ」
黒子「でも……なんだか釈然としませんわね」
上条「…?」
黒子「…お兄様に借りを作るのは、なんだか釈然としませんわ」
『「……」』
上条「…じゃあさ、黒子」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:39:09.31 ID:hD3mP8+A0
黒子「…え?」
上条「借りを作りたくないってんなら、一つだけ俺の言うこと…聞いてくれないか?」
黒子「……」
黒子「…わかりましたわ。なんですの?」
上条「…えーっと…」
上条「俺と、もう少し仲良くしようぜ?」
黒子「………はい?」
上条「いや、なんかさ。黒子って俺のこと敵視してるっぽいしさ」
上条「…でも、せっかく兄妹なんだから、兄の俺としてはおまえとも仲良くしたいんだよ」
黒子「……お兄様…」
上条「…ダメか?」
黒子「…ふふっ。…お兄様ったら……仕方ありませんね」
黒子「そんなに私と仲良くして欲しいんですの?」
上条「…ああ、そうだな。…だって……黒子は、俺の自慢の妹だからな」
黒子「…!…な、何を言って…!」
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:44:03.79 ID:hD3mP8+A0
上条「? なんかおかしいこと言ったか?」
黒子「…っ、い、いえ……別に…」
上条「だって仕方ないだろ?俺からしたら、妹のおまえが可愛くて仕方ないんだよ」
黒子「な…!」ドキッ
上条「そんなおまえに嫌われてちゃ……兄として悲しいしねぇ」
黒子「…お、お兄様…」
上条「だからさ、そこんとこ頼むよ……黒子」
上条「もう少し…仲良くしようぜ?」
黒子「…ふ、ふんっ。仕方ありませんわね」
黒子「お兄様がそこまでおっしゃるなら……私も……考えてあげなくもありませんわ」
上条「ははっ」
上条「ありがとな、黒子」ナデナデ
黒子「…ひゃっ!…お、お兄様…」
佐天&初春「……むぅ…」ジーッ
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 12:48:35.28 ID:hD3mP8+A0
上条「……」ナデナデ
上条「…(これでいいのか?)」
『なかなか良いと会長は思います』
上条「…(うーん)」
『試しにデータを表示してみてください。と、会長は指示します』
上条「…(おう)」ピッ
・名前 白井黒子
・妹レベル0
・属性 お姉様大好き
・詳細
ジャッジメント。
お姉様は私のもの。
兄が最大のライバル。
でも、少しは兄として……。
・心の声『…お兄様のくせに…』
上条「…(レベル上がってねぇ…)」
『上級者向けの妹様ですからね。簡単にはレベルも上がりません。と、会長は説明します』
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:01:09.68 ID:hD3mP8+A0
上条「…(まぁ、詳細が追加されただけマシか?)」
『はい。それだけでもいくらかは妹Pが貯まっているはずです』
上条「…(なら、いいんだが…)」
黒子「……そ、それでは私はこれで失礼しますわ」
上条「あ。…おう、仕事頑張れよ?」
黒子「……は、はい。…お兄様」
上条「? おう」
黒子「……それでは、初春と佐天さんも、失礼します」
佐天「……あ、はい」
初春「……おきをつけて」
上条「……」
『さて、では参りましょうか』
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:03:40.84 ID:hD3mP8+A0
上条「…おし、じゃあ行くか……」
佐天「……」
初春「……」
上条「……あれ?」
上条「…どうしたんだ二人とも?」
佐天「…別にー…」
初春「…なんでもないです…」
上条「……」
上条「……」ピッ
・佐天涙子
精神状態 黄50% 赤20% 青20% ピンク10%
・初春飾利
精神状態 黄50% 赤20% 青30%
上条「………え」
『不満だらけですね。と、会長は率直な感想を述べます』
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:09:07.20 ID:hD3mP8+A0
上条「…(なんだこれ…どうしたってんだ?)」
『理由はあなた自身にわかってもらわないと困るところですが…』
上条「…?」
『…とにかく、お二人は俗に言う「拗ねてる」状態です』
『ですからあなたはお二人の機嫌を直してあげなければいけません。と、会長は説明します』
上条「……(マジでか)」
――ファミレス
上条「……」
佐天「……」ムスッ
初春「……」ムスッ
上条「……(空気が重い)」
『それではここで、ナビを開始します。と、会長は宣言します』
上条「…(ここでか?)」
『はい。せっかくなので、チャンスは生かしていきましょう。と、会長は申し上げます』
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:14:55.99 ID:hD3mP8+A0
上条「……(了解)」
『ではまず…「……」』
上条「…どうしたんだ飾利?」
初春「……」
上条「…パフェ、食べないのか?」
初春「……」
上条「…じゃあ、俺が食べさせてやろうか?」
初春「…え!」
佐天「…!」
上条「よいせっと……ほら、あーんして」
初春「…っ、お、お兄ちゃ…」
上条「ほら、口開けて」
初春「……うっ…」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:18:52.68 ID:hD3mP8+A0
上条「あーん」
初春「…っ…」
上条「…早く食べないと、俺が食べちまうぞー」
初春「!……あ、あーん」パクッ
上条「…どう?美味いか?」
初春「……は、はい」カァァァ
佐天「……」
上条「それじゃあもう一口。はい、あーん」
初春「…あーん」パクッ
初春「…お、美味しいれす…」
上条「ははっ、そっか。良かったな」
初春「…は、はい…」カァァァ
佐天「……」メラメラ
『そのような感じで、初春様に食べさせてあげてください。と、会長は指示します』
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:22:56.86 ID:hD3mP8+A0
上条「…(いや、それはいいんだけど…)」
佐天「………」
上条「…(佐天さんは……良いのか?)」
『はい。今はまだいいです』
上条「…(なんかすっげー機嫌悪そうなんだが…)」
『いえ、気にしてはいけません。今はとりあえず初春様の相手をしておいてください』
上条「…(了解)」
初春「あーんっ」ニコニコ
佐天「……」
…………
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:29:08.54 ID:hD3mP8+A0
――外――
初春「あー、パフェ美味しかったですぅ~」
上条「そっか、良かったな」
初春「はい!…えへへ」ニコニコ
佐天「……」
上条「……(佐天さん、すっげー拗ねてるよな…)」
『初春様のデータを表示していただけますか?』
上条「(…え、あ、ああ)」ピッ
・名前 初春飾利
・妹レベル2
・属性 甘いもの好きの妹
・詳細
おっとりめな口調だが、はっきり物を言う子。
頭の花は生えてるんじゃないんです。
甘いものより兄が好き。
・心の声『…お兄ちゃんたら…ちょっと恥ずかしかったです…』
上条「……」
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:35:23.18 ID:hD3mP8+A0
『レベルが上がっていますね』
上条「…(つーか、思い返してみれば俺、かなり恥ずかしいことしてたよな?)」
『しかし、なかなか新鮮な体験だったのではないでしょうか?と、会長は尋ねます』
上条「(そりゃまぁ……あんなの、カップルでしかやらねーだろうし)」
『妹だから、出来たのです。と、会長は申し上げます』
上条「……(そんなもんかねぇ…)」
『はい。…それでは…』
『次に、お二人の精神状態を表示してください』
上条「…ん」ピッ
初春飾利
精神状態 ピンク60% 青40%
上条「…(お、初春さんは改善されてる)」
佐天涙子
精神状態 赤50% 黄20% ピンク20% 黒10%
上条「…な………」
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:40:53.64 ID:hD3mP8+A0
『なるほど。いい感じですね、と会長は…』
上条「…(どこがだよ!どうすんだよこれ!)」
『黒色が出てきてしまっているのは気になりますが、会長は大丈夫だと思います』
上条「…(この黒色って何なんだ?)」
『いわゆる「病んでます」状態です。と、会長は簡潔に説明します』
上条「…(病ん……でる?)」
『ピンクの数値も上がってるので、大丈夫です』
上条「…(ホントかよ…。というか、なんでピンクが上がってんだ…?)」
プルルル…プルルル…
初春「…あ、電話」ピッ
初春「はい、もしもし…」
初春「……え?白井さんが?…あ、はい。わかりましたぁ…」ピッ
上条「…?」
初春「…あのぅ、すみません」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:46:07.70 ID:hD3mP8+A0
上条「どうした?」
初春「なんか白井さんが私を呼んでるみたいなんで、ちょっと行ってきます」
上条「…あ、ああ」
初春「ごめんなさいお兄ちゃん。また今度、行こうね?」
上条「ああ…またな」
初春「はいっ。じゃあこれで失礼しますー」
タタタタッ…
上条「…(さっきの仕事の件か?)」
佐天「……」
上条「……あ」
上条「…(やばい。凄いタイミングで二人にされてしまった…)」
上条「…(ここはとりあえず、あいつのナビに…)」
『…』ツー、ツー
上条「…(え?お、おい!なんで通信切れてんだよ!さっきまで話してたくせ………に?)」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:48:38.71 ID:hD3mP8+A0
『電池を充電してください!』
上条「…(電池切れ?…マジかよ…)」
『電池を充電してください!早く充電してください!』
上条「……」
『電池を充電してください!早く充電してください!…もう、ばか!』
上条「……(なにこのうざい機能…)」
佐天「……」
上条「…(しかしなぁ…)」
上条「…(さすがにこの状況は…まずいよなぁ…)」
佐天「…お兄ちゃん」
上条「…!…あ、ああ、涙子…どうした?」
佐天「……」
上条「……」
佐天「……グスッ……うっ…」
上条「…!!」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:51:46.60 ID:hD3mP8+A0
佐天「…グスッ……うっ…お兄ちゃ……うぅ…」
上条「ちょ、ちょっと待て涙子!…わ、わかった。うん、わかったからここで泣くのは…」
佐天「…ヒグッ……うぅ……お兄ちゃん…うっ……私の…こと……うっ…」
上条「……」
佐天「…うっ……構って……グスッ……くれ…ない…うぅ…」
上条「……あー、っと……」
上条「…とりあえず、帰ろうか」
佐天「……うっ…」
上条「……」
――…
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:54:29.82 ID:hD3mP8+A0
―上条宅―
上条「……はい、お茶」コトッ
佐天「……あり…がと」
上条「……」ズズッ
佐天「……」ズズッ
上条「……」
佐天「……」
上条「……(どうやら泣き止んでくれたみたいだが…)」
上条「(さて、どうするべきか…)」
上条「(あ。…ナビ充電しないと…)」
ガチャ
上条「(これで、よし)」
『…べ、別に充電してくれたからって嬉しいわけじゃないんだからね!』
上条「……」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:56:34.27 ID:hD3mP8+A0
佐天「…あ、あの……お、お兄ちゃん」
上条「…お、おう」
佐天「…その、ごめんなさい」
上条「…え?」
佐天「…わがまま言ってごめんなさい」
上条「……」
佐天「…お兄ちゃんは…私だけのお兄ちゃんじゃないもんね」
佐天「そんなこと、わかってたのに…。迷惑かけて…ごめんなさい」
上条「……」
佐天「……」シュン…
上条「……(ナビに反応が無い……ってことは、あいつどっかいっちまってんのか…)」
上条「(仕方ねぇ…)」
サッ
上条「…よっ」ギュッ
佐天「!…お、お兄ちゃん…?」ドキ
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 13:59:38.55 ID:hD3mP8+A0
上条「…なぁ、涙子」
佐天「……お兄…」
上条「…こうやって抱き締められたら、落ち着くだろ?」
佐天「…あ…」
上条「…俺もな、落ち着くんだ。涙子を抱き締めてると…さ」
佐天「…え?」
上条「なんだろうな……上手く言えないんだけど…」
上条「…あったかくてさ。それに、なんというか…こう…」
上条「…ああ、こいつが俺の妹なんだなって、思えるんだよ」
佐天「…お兄ちゃん…」
上条「…わるかったよ、涙子。その…意地悪しちまって」
佐天「…お兄ちゃん、昨日から私に意地悪ばっかりする…」
上条「いやぁ…あれだ。なんか涙子には意地悪したくなっちまうっていうか…」
佐天「…なんで?」
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:02:20.99 ID:hD3mP8+A0
上条「…あー、っと。ほらあれ、好きな子には意地悪したくなっちゃうっていう……あれみたいな、ね」
佐天「…っ」カァァァ
上条「? (なんか間違ったか?いいフォローだよな?)」
佐天「……だったら…」
上条「…?」
佐天「…別に……意地悪…しても、いいよ?」
上条「ああ、そう……………はい?」
佐天「…お、お兄ちゃんにだったら……意地悪されても、ちょっとぐらいならいじめてくれても…いいし…」
上条「…(えっ、ちょっと待って。何言ってるんだこの子)」
佐天「私…意地悪されたら…嫌なんだけど、でも…」
佐天「…なんか、不思議と……気持ちいいっていうか」カァァァ
上条「……(おい、待って。なんだこれ。どうなって…)」
上条「…(まさか…)」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:04:11.16 ID:hD3mP8+A0
上条「………」ピッ
・名前 佐天涙子
・属性 ドMな妹
・妹レベル4
・詳細
元気で明るく、人懐っこい性格の女の子。
料理は兄のために愛を込めて。
兄のせいでMに目覚める。
甘えたいというか、意地悪されたい。
上条「……」
上条「(なんですとぉぉぉぉ!!!)」
『罪な兄ですね。妹をドM化するなんて』
上条「(お、おまっ……聞いてたのか?)」
『はい。わりとナビがなくてもやることはやりますね。と、会長は冷静に申し上げます』
上条「(おい、どうしてくれんだよ!これ絶対おまえのせいだろ!)」
『人聞きが悪いですね。まるで私のせいみたいじゃないですか。と、会長は不服を申し立てます』
上条「(だからそう言ってんだよ!)」
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:07:34.78 ID:hD3mP8+A0
『いいではないですか。レベルも上がっていますし、ちゃんと成長なさっていますよ、あなたの妹様は』
上条「(成長ってなに、こういう成長?これが成長?)」
『たまたまそうなっただけです。気にしないでください。と、会長は極めて冷静に申し上げます』
上条「(んなバカな…)」
佐天「…えへへ、なんでかな……おかしいなぁ…」
上条「…ああ、あははは……な、なんでだろうな……あはは…(なんてこったい)」
上条「(何が悲しくてこんなことに……)」
―――ドクンッ
上条「―――っ!」
上条「……そう…でしたね……」
佐天「…ん?どうしたのお兄ちゃん」
上条「……あ。いや、なんでもない」
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:09:47.04 ID:hD3mP8+A0
『何にせよ、あなたには時間がありません』
『今は、レベルが上がったことを素直に喜ぶべきかと会長は思います』
上条「……」
…そんなもんかぁ…?
・上条当麻
状態 呪い(心臓に爆弾)
累計妹P 51%
特技『幻想殺せない右手』『撫でる左手』『焦らし』『あーん』『放置』
三日目終了。
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/03(水) 14:13:37.29 ID:hD3mP8+A0
三日目終了。
ちょっと…今から友達とモンハン→飯→バイトという流れになってしまったorz
また夜来ますわ。支援ホント助かる、ありがとう。
<<上条「…妹?」 『はい』 4日目Aパート | ホーム | 上条「…妹?」 『はい』 2日目>>
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