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垣根「第三位の格下が」
805 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/11(土) 01:00:26.97 ID:u7ZihQDO [1/10]
普通の垣根が少なすぎるから普通の垣根書いてきた
カップリングなし。キャラ崩壊なし。時系列は8巻の裏。3レス
普通の垣根が少なすぎるから普通の垣根書いてきた
カップリングなし。キャラ崩壊なし。時系列は8巻の裏。3レス
806 名前:垣根「第三位の格下が」[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:01:24.26 ID:u7ZihQDO [2/10]
(ここに残骸はない……? 私が得た情報はダミーってこと?)
御坂は周りを見回す。自らの能力で張った電磁波の網に残骸のらしい反応は感じられず、足と目を使い探し回ってみるが一向にそれらしきものは見当たらない。
御坂は一息吐き、もう一度周囲に電磁波の網を張る。すると背後から人の反応を感じ、慌てて振り返ると1人の男が立っていた。
「なんなのアンタ」
「ただの通りすがりさ」
「随分と物好きな通りすがりね」
「お嬢ちゃんもな」
「……1つ聞きたいんだけど」
「なんだ」
「アンタ、何者なの」
「……そうだな」
御坂は目の前で不適な笑みを浮かべる男を睨み付け、厳しい口調で言った。
「『残骸と回収』って言ったら分かるな?」
「っ!?」
男の言葉を聞いた瞬間、御坂は全身が熱くなるのを感じた。彼女の体から無意識な放電が始まる。
「答えて。残骸はどこ」
「さぁな。どこにあるんだろうな」
「……ふざけたこと言ってるとぶっ飛ばすわよ」
「おー、怖い怖い」
「ッ!」
舌打ちをして御坂は男に向かって電撃を放つ。
807 名前:垣根「第三位の格下が」[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:02:06.60 ID:u7ZihQDO [3/10]
「……残念だな」
「え?」
確実に直撃したはずなのに男はなに一つ変わらない状態でそこに立っていた。
「あー、残念だ。そんな攻撃じゃ俺には無意味だ」
「へー、そう。それじゃあこれはどう!?」
御坂は周囲にある金属を操り、男に投げつける。しかし――
「無意味だって言ってんだろボケ」
――男には効かなかった。先ほど同じくなに一つ変わった所はない。御坂はポケットに手を入れてコインを掴み、それを男に向けた。
「そう……。アンタがどんな小細工の効いた能力を持ってようがこれでおしまいよ!!」
轟ッ!! と、凄まじい音を立てて御坂の放った超電磁砲(レールガン)が男に向かって飛んでいく。しかし、御坂の放った超電磁砲は男に直撃する瞬間に跡形もなく消え去った。
(どういう……こと?)
超電磁砲で発生した煙が消え、視界が回復した御坂の目の前にはまるで天使のような翼で守られた男が立っていた。御坂がその光景に呆気にとられていると、男は翼を開き言った。
「俺の未元物質に常識は通用しねぇんだよ。第三位の格下が」
808 名前:垣根「第三位の格下が」[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:02:47.65 ID:u7ZihQDO [4/10]
御坂は言葉を失い、まるで呼吸の仕方を忘れたかように息が荒くなる。
(私が格、下? そしたらこの男は……なに?)
「顔を見た時から予想はしていたが、まさか超電磁砲(オリジナル)とはな」
その物言いに御坂は一人の怪物を思い出す。そう第一位の一方通行だ。それを思い出した彼女の体を寒気が襲い、膝がガクガクと震えた。
「アンタほんとに……第二位、なの?」
「だったらなんだ。今更順位確認をしたところでこの状況は変わらねぇだろ」
「ええ、そうね……」
御坂は呼吸を整え目を瞑る。今ここには学園都市最強を撃ち破った学園都市最弱はいない。今度こそ自分の力でなんとかするしかない。彼女は拳を強く握り、再び男を睨み付ける。
「私は……どんな手段を使ってもアンタを止めるわ」
「そいつは楽しみだ。だが俺は仕事が増えるような余計なことはしたくない。だからテメェにこれ以上の用はねぇ」
「……は?」
「俺の仕事は『外部の組織と結託して残骸を回収してる奴らを始末しろ』だ。そいつらここにはいないし、テメェは仕事内容に含まれてない。だから帰るんだよ」
「逃がして……いいの?」
「テメェがどうなろうと俺の“これから”に支障はない。せいぜい今日を生き延びれたことに感謝するんだな」
男は翼を消し御坂に背を向け去っていった。その背中には天使のような翼とは正反対な、暗い闇が漂っていた。
「殺さなくて良かったの?」
「来てたのか」
「帰りが遅かったから迎えに来たのよ」
「余計なお世話だ」
「それで“隙”は見つかった?」
「いや。関係者がうまいこと動いている。ここは大人しくしている方がいい」
「そう。頑張ってね“第二候補”」
「……余計なお世話だ」
809 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:04:56.23 ID:u7ZihQDO [5/10]
おわり
アイテムが妹達で動いたから残骸編ではスクールだ!
続いてたらいいけど…
(ここに残骸はない……? 私が得た情報はダミーってこと?)
御坂は周りを見回す。自らの能力で張った電磁波の網に残骸のらしい反応は感じられず、足と目を使い探し回ってみるが一向にそれらしきものは見当たらない。
御坂は一息吐き、もう一度周囲に電磁波の網を張る。すると背後から人の反応を感じ、慌てて振り返ると1人の男が立っていた。
「なんなのアンタ」
「ただの通りすがりさ」
「随分と物好きな通りすがりね」
「お嬢ちゃんもな」
「……1つ聞きたいんだけど」
「なんだ」
「アンタ、何者なの」
「……そうだな」
御坂は目の前で不適な笑みを浮かべる男を睨み付け、厳しい口調で言った。
「『残骸と回収』って言ったら分かるな?」
「っ!?」
男の言葉を聞いた瞬間、御坂は全身が熱くなるのを感じた。彼女の体から無意識な放電が始まる。
「答えて。残骸はどこ」
「さぁな。どこにあるんだろうな」
「……ふざけたこと言ってるとぶっ飛ばすわよ」
「おー、怖い怖い」
「ッ!」
舌打ちをして御坂は男に向かって電撃を放つ。
807 名前:垣根「第三位の格下が」[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:02:06.60 ID:u7ZihQDO [3/10]
「……残念だな」
「え?」
確実に直撃したはずなのに男はなに一つ変わらない状態でそこに立っていた。
「あー、残念だ。そんな攻撃じゃ俺には無意味だ」
「へー、そう。それじゃあこれはどう!?」
御坂は周囲にある金属を操り、男に投げつける。しかし――
「無意味だって言ってんだろボケ」
――男には効かなかった。先ほど同じくなに一つ変わった所はない。御坂はポケットに手を入れてコインを掴み、それを男に向けた。
「そう……。アンタがどんな小細工の効いた能力を持ってようがこれでおしまいよ!!」
轟ッ!! と、凄まじい音を立てて御坂の放った超電磁砲(レールガン)が男に向かって飛んでいく。しかし、御坂の放った超電磁砲は男に直撃する瞬間に跡形もなく消え去った。
(どういう……こと?)
超電磁砲で発生した煙が消え、視界が回復した御坂の目の前にはまるで天使のような翼で守られた男が立っていた。御坂がその光景に呆気にとられていると、男は翼を開き言った。
「俺の未元物質に常識は通用しねぇんだよ。第三位の格下が」
808 名前:垣根「第三位の格下が」[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:02:47.65 ID:u7ZihQDO [4/10]
御坂は言葉を失い、まるで呼吸の仕方を忘れたかように息が荒くなる。
(私が格、下? そしたらこの男は……なに?)
「顔を見た時から予想はしていたが、まさか超電磁砲(オリジナル)とはな」
その物言いに御坂は一人の怪物を思い出す。そう第一位の一方通行だ。それを思い出した彼女の体を寒気が襲い、膝がガクガクと震えた。
「アンタほんとに……第二位、なの?」
「だったらなんだ。今更順位確認をしたところでこの状況は変わらねぇだろ」
「ええ、そうね……」
御坂は呼吸を整え目を瞑る。今ここには学園都市最強を撃ち破った学園都市最弱はいない。今度こそ自分の力でなんとかするしかない。彼女は拳を強く握り、再び男を睨み付ける。
「私は……どんな手段を使ってもアンタを止めるわ」
「そいつは楽しみだ。だが俺は仕事が増えるような余計なことはしたくない。だからテメェにこれ以上の用はねぇ」
「……は?」
「俺の仕事は『外部の組織と結託して残骸を回収してる奴らを始末しろ』だ。そいつらここにはいないし、テメェは仕事内容に含まれてない。だから帰るんだよ」
「逃がして……いいの?」
「テメェがどうなろうと俺の“これから”に支障はない。せいぜい今日を生き延びれたことに感謝するんだな」
男は翼を消し御坂に背を向け去っていった。その背中には天使のような翼とは正反対な、暗い闇が漂っていた。
「殺さなくて良かったの?」
「来てたのか」
「帰りが遅かったから迎えに来たのよ」
「余計なお世話だ」
「それで“隙”は見つかった?」
「いや。関係者がうまいこと動いている。ここは大人しくしている方がいい」
「そう。頑張ってね“第二候補”」
「……余計なお世話だ」
809 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 01:04:56.23 ID:u7ZihQDO [5/10]
おわり
アイテムが妹達で動いたから残骸編ではスクールだ!
続いてたらいいけど…
Tag : とあるSS総合スレ
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