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キョン「長門よ、もう二度とお前と一緒に図書館なんか行かんからな」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 22:55:50.45 ID:d/F5j6/f0
キョン「人の食いもん何度も何度も勝手に食いやがって」

長門「あ、謝る。謝るからっ」

キョン「ふざけんのもいい加減にしろよ。お前が勝手に食い続けたこの一週間に俺は何度も注意してきただろ」

長門「お願い。もうしない。謝る」

キョン「もう許さん」

長門「もうしない。約束する。もうしないからっ」

キョン「…」

長門「お願いっ。しない。あなたに誓う。二度としない」

キョン「ちっ…わかったよわかった。次やったら本当に怒るからな」

長門「感謝する。(ヒヒヒ、あと一度くらいはイケると予想。彼は私にだけ特に優しいから余裕余裕)」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:07:23.44 ID:d/F5j6/f0
キョン「あれ…ここにあったあんまん誰か知らないか?」

ハルヒ「しーらない」

みくる「知りませんよ」

古泉「僕も知りません」

長門「私も知らない」

キョン「おい長門。(また食いやがったのか長門オオオオオオオ)」

長門「なに」

キョン「昨日言ったよな?次やったら本当に怒るって」

長門「本当に私ではない」

キョン「許さんからな。もう二度と一緒に図書館なんぞ行ってやらん」

長門「本当に私ではないっ。違う、私はやってない。あなたと約束した。私はやってない」

古泉(まずいですよこれは…僕が食べたなんて言えませんよ…いつにもなくキレてますし…)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:34:22.99 ID:ViHh7ZTH0
キョン「SOS随一の食いしん坊が何を言う…」

長門「知らない、本当に知らない。違う。今回ばかりは違う」

キョン「お前らどう思う」

ハルヒ「有希なら一口ね」

みくる「謝ったほうがいいですよ」

古泉「あー、もう春ですねぇあーお茶うめー」

キョン「だそうだ」

長門「知らない知らない、約束は守る本当に。食べてない。食べてない」

キョン「今までお前が喰った俺のおやつの数、憶えてるか?」

長門「憶えてない」

キョン「覚えきれんほど喰ってきたわけだ」

長門「どっこい今回は本当に知らない。あんまんは好きでもあなたのは取って無い」

古泉(本当に温かくなってきましたねえ…今年の桜は早く拝めそうです)

キョン「長門」

長門「違う」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:43:22.43 ID:ViHh7ZTH0
キョン「長門、最近図書館に多くの書籍が寄付されたそうだ…知ってたか?」

長門「何度も言うように私は取ってない。だからそんな脅しはやめて欲しい。私は図書館に行きたい」

キョン「人のあんまんをパクる奴とは行けないな」

長門「待つがよい。待つがよい。あなたは私が取ったと決めつけている節がある」

キョン「長門、あーんしろ。あーん。」

長門「あー…少し待って欲しい、話を聞いて欲しい、私はここに来る前に温泉まんじゅうを食べた」

キョン「ほう…続けろ」

長門「今私の口内には温泉まんじゅうの餡が残っている可能性があることを申告しておく」

キョン「ふはは…お前にしては苦しい言い訳だな」

ハルヒ「有希、さっさと謝っちゃいなさい」

みくる「誠意を込めて謝ればキョン君だって…」

古泉「ゲェェエエエエップ…」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:51:14.48 ID:ViHh7ZTH0
長門「憶測でものを言うのは感心しない。黙っていて欲しい。とにかく知らない。私はやってない」

キョン「そうかそうか…誰が取ったにせよ俺はあんまんを食べないと図書館にいく気にならないな」

長門「聞いた通り。あんまんを食べた人は名乗り出て欲しい。これは警告。私も怒る」

ハルヒ「ぶえっくしょい!!あー…みぐるぢゃ…あー…」

みくる「ふぇ~…ティッシュ、ティッシュ~」

古泉「コレをどうぞ…少し生地が張り付いてますが…」

キョン「買ってくるという選択肢もあるぞ」

長門「私に行けと。断る。食べた犯人が自腹を切るべき」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:04:01.38 ID:ViHh7ZTH0
キョン「何にせよ、だ。俺はあんまんをパクって平気な顔をしてる奴は信用しない」

長門「待ってほしい。ではなぜ私をそんな目で見るのか説明がつかない。私ではない。本当に」

キョン「長門」

長門「私は食べてない。温泉まんじゅうを食べた後にそんな甘いものを食べるのは非効率的」

キョン「今日はいつになく口数が多いな」

長門「わたっ……知らない」

キョン「いいリアクションをありがとう…長門、意地を張るな」

長門「い…張ってない」

ハルヒ「みくるちゃん、お茶。渋いのお願い」

みくる「はい~」

古泉「できれば一緒に頂きたかったものですんっふ」

キョン「……」ジロジロジロジロジロ…

長門「……」プイッ…プイッ…



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:08:43.94 ID:ViHh7ZTH0
キョン「あくまでシラを切るつもりか…」

長門「シラも何もない。私は取ってない。確かに言える」

キョン「そうか…ふふふ…」

長門「そう…」

キョン「ナガトゥアアアアアアアッ!」ビリビリ

長門「ひっ!!」ビク

ハルヒ「!!」ビク

みくる「!!」ビク

古泉「ヒィイイイイイイイイ!ぶたないで!!」ビクーン

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:14:13.38 ID:ViHh7ZTH0
キョン「たかが食い物と思うか…長門…」ゴゴゴ…

長門「落ち着くべき。落ち着くべき」オロオロ

キョン「俺が怒ってるのはあんまんを失ったからではない…」

長門「落ち着くべき落ち着くべき」キョロキョロ

キョン「信頼を裏切られたことが許せないのだよ…」ゴオオオ…

長門「おおお落ち着く落ち落ちつくつく」プルプル

ハルヒ(うあー…こえー…)

みくる(ひゃああ~…)

古泉(んぷ…緊張で…もどしそうです…)プルプル

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:22:56.15 ID:ViHh7ZTH0
キョン「長門」

長門「わわ、わた、わた、わたしはしらない…わたしはあんまんをたべてない」

キョン「長門」

長門「げほ、私は食べてない。信じて欲しい。わたしは約束を守った。食べてない。食べてない」

キョン「長門」

長門「わた…はい」

キョン「お前か?」

長門「…」

キョン「…」

長門「違う」

シーン…

ハルヒ(謝っちゃいなさいよ~…)

みくる(この空気、耐えられませぇん…)

古泉(ほぷっ…ほぽ…出るッ…ビニール袋ステンバーイ…ステンバーイ…」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:30:38.27 ID:ViHh7ZTH0
キョン「はぁぁああ…そうか…つまりお前はそういう奴なんだな…」

長門「待ってほしい、その諦めた感を醸し出すのは反則。何故なら私は取ってないからどうしようもない」

キョン「いやいやいや、気にスンナ…もういいんだ、もういい…はぁ」

長門「ため息をついてもだめ。食べてないものは食べてない。他に犯人がいるはず」

キョン「……」

長門「違う。わたしは自分の容疑を誤魔化すために言っているわけではない。」
長門「あなたは食べてない。わたしも食べてない。ならば食べた人間が他にいるはず。肉まんを食べたのはだれ」

ハルヒ「…」フイ

みくる「…」フルフル

古泉「んもっふ…ふぅ…危なかった…長門さん、肉まんじゃなくてヤマザキのこしあんまんでしょ」

長門「うかつ」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:42:07.35 ID:ViHh7ZTH0
長門「あせってあんまんと肉まんを間違えた。間違えたが私の容疑が強まるわけではない事を確認しておく」

キョン「俺は食ってない、ハルヒも朝比奈さんも古泉も知らんそうだ…お前はどうだ?」

長門「その聞き方は適切ではない。まるでわたしが最も怪しいようないいかた。訂正を希望する」

キョン「やっぱ休日は図書館に限るよな…長門」

長門「何故今それを言うのか理解できない。今はあんまんを取った人物の究明が先」アセアセ

キョン「いや…図書館もいいがやはり家でゴロゴロするほうが…」

長門「何をおっしゃる。図書館こそ実りある休日に欠かせない。何故休日の過ごし方を今ここで」

キョン「長門」

長門「はい」

キョン「フッ…」

長門「…本当に知らない…」フルフル

ハルヒ(有希~お願いだから~!)

みくる(重いですぅ…)

古泉(きましたよビッグウェーブ…ステンバーイ…ステンバーイ…)

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:52:47.33 ID:ViHh7ZTH0
キョン「なぁ…正直に言おうや…今正直に言えば怒らないことを約束しようじゃないか」

長門「正直も何も私は正直に話している。不毛。だから図書館の件は善処してほしい」

キョン「わかったよ…善処しますよ…『善処』をね…」

長門「善処とはそういう意味ではない善処。言葉遊びはやめてほしい」

キョン「じゃ、俺帰るわ」

長門「待って。これではまるで私が聞きわけ無いが故にあなたが私と言う個体を見限ったようにみり、れ、れる」

キョン「チッ」

長門「舌打ちは心にくる。やめて」

キョン「おっと」ガンッ

長門「ひっ」ビク

ハルヒ「!!」ビク

みくる「!!」

古泉「んぼろろろろろろろろろぉ…おうっ、んぶろろろ…」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:59:03.03 ID:ViHh7ZTH0
古泉(とまらねえwwwwww)

古泉(見てるwwwwwww超見てるwwwww)

古泉(サーセンwwwコンビニの袋マジちいせえwwwww)

古泉(漏れとるwwwww溢れてるwwwww)

古泉(どうしよwwwwwwてかとまんねええwwwwww)

古泉(お昼がwwww朝飯がwwwwwww金返せwwwww)


キョン「うあ…」

長門「あれ…見た?見た?あれ」クイクイ

ハルヒ「ちょ…」

みくる「ひぃ…」

古泉「おう…ペッ…ペッ」

古泉「はぁ…はぁ…」

古泉「ど…どうぞ ♥」プーン

ハルヒ「うぼろろろろろろろッ」ドボドボ

みくる「えっれろろろろろろろッ」バシャバシャ

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:06:23.09 ID:ViHh7ZTH0
キョン「ジ…ジーザス…」

長門「あれ…あれ…犯人…♪」クイクイ

キョン「ああ…悪かったな…ってか…なんちゅう…」

長門「明日図書館に連れて行ってくれる?」

キョン「いや…今日行こう…もう行こう…見てられん…」

長門「♪」

バタン…

ハルヒ「オロロロロロッッ」ブトトト

みくる「ガバババアアアッ」バダバダ

古泉「本当に、春はすぐそばまで来てますね…ほら、涼宮さん」

ハルヒ「おうっ…ぺっ…ぺっ…」ジー

古泉「桜の蕾があんなに膨らんで…見えますか朝比奈さん」

みくる「はぁ…はぁ…おえっぷ」メソメソ

古泉「さ、庭にいって穴掘らなきゃ…桜の下には…ね?お二人さん?」キラリ


おし まい

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:07:16.87 ID:J8bR779+0
最後の流れがわかんね

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:08:34.64 ID:ViHh7ZTH0
>>83
殺されると思った古泉君でしたと。

ちなみに俺は>>1じゃないぞ

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