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妹「ホームステイに来ましたよ」-3
妹「ホームステイに来ましたよ」-2
続きです
続きです
350 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:34:47.35 ID:08o5Qhcm0 [49/54]
【第8話 再来】8/14(土)19:30 曇り(28度)
妹「お兄ちゃん、ただいま~♪」
兄「おう、お帰り」
妹「『お帰り』だけなの~?」
兄「お疲れ。長旅、大変だったな」
妹「せっかく私が戻って来たのに、お兄ちゃんちょっと素っ気ない感じ~」
兄「え、そうか?」
妹「普通にただいまって言わないで、もう少し凝った方がよかった?」
兄「どんなだよ」
妹「……あ、あの……この辺で迷っちゃったんですけど……」
兄「家出少女かよ」
妹「……ちょっと泊めていただけないでしょうか、とかね」
兄「それさ、確実にやられるよね」
351 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:37:32.28 ID:08o5Qhcm0 [50/54]
妹「えーーっ。やられちゃうんだ。行くところなくて困ってる子なのに?」
兄「もしお前が家出したくなったら、俺のところ来てもいいけどさ」
妹「……あの、どうしても、泊めていただきたいんですけど……」
兄「さっそく家出少女が来たか」
妹「見ず知らずの人に、こんなお願いしてすみません……」
兄「口調が丁寧な割には、非常識だな」
妹「もちろん、タダでとは申しません……」
兄「カニでも持ってきたか?」
妹「カニも、お金も持ってません……」
兄「皿洗いコースか」
妹「お皿を洗うのは得意じゃありません……」
兄「皿洗いに得意不得意があるのか。じゃ、何が得意なんですか?」
353 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:43:29.39 ID:08o5Qhcm0 [51/54]
妹「お兄ちゃんノリが悪い! せっかく隙だらけの家出少女を演じてたのに!」
兄「やっぱり、そこでカニとか持ってなきゃダメだろ」
妹「なんでカニにこだわってるの? 食べたいの?」
兄「いや、別にそうじゃないけど。なんとなくシュールで面白いから」
妹「そりゃ面白いけど! 無意味にカニの甲羅とか被ってたら面白いけど!」
兄「だろ。やっぱカニだろ」
妹「私、お兄ちゃんに抱き締めて欲しかったのっ!」
兄「そうか。悪い悪い」
妹「抱き締めてくれる? 頭にカニ被ってるけど」
兄「あははは。ぎゅっ。お帰り、待ってたよ」
妹「ただいま……。また仲良くしてね……」
兄「ああ、うん……」
354 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:48:49.46 ID:08o5Qhcm0 [52/54]
妹「あっ、お兄ちゃん、女の人の匂いがする!」
兄「え、しないだろ?」
妹「冗談冗談。私がいない間に浮気してたりしないよね?」
兄「してたしてた」
妹「な~んだ、してたのか。じゃ、しょうがないなぁ~」
兄「何がしょうがないんだよ」
妹「せっかくお土産持ってきたのに、あげるのやめちゃおうかな」
兄「なんだよ、お土産って?」
妹「ここに取り出しました大きな袋……」
兄「ずいぶんでっかいな。でも、何も入ってないぞ」
妹「私がすぽっ! はい、お土産!」
兄「このお土産、中身が袋の中に入りきってないんだけど」
355 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:54:17.84 ID:08o5Qhcm0 [53/54]
妹「袋から出られなくなっちゃった……」
兄「じゃこのまま、ちゃぶ台の前まで運んでいくからな」
妹「わ~い。わ~いわ~い」
兄「よいしょ。よいしょ。重いお土産だなぁ……」
妹「わ~いわ~い。楽しい楽しい」
兄「今日の普通電車の旅はどうでしたか、お土産さん?」
妹「もう3回目だから、正直言ってちょっと飽きちゃったかな。やっぱり長いし」
兄「そりゃそうだよな。もう一往復半なのか……」
妹「でも今日、そんなに暑くなかったから、勉強がはかどったけどね」
兄「ああ、電車ってなんか集中できるよな」
妹「そうそう。適度な揺れがいいんだよね」
兄「知らない間に目的地に着いてたりするよな」
356 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/15(月) 00:02:54.14 ID:08o5Qhcm0 [54/54]
妹「最初の往復のときは、すごい新鮮だったなぁ」
兄「その気持ちはわかる気がするな」
妹「お兄ちゃんも今度、やってみれば?」
兄「うん、やってみようかと思ってる。あのさ、考えがあるんだ」
妹「なに?」
兄「お前の青春18キップ、あと2枚残ってるだろ」
妹「うん。私が帰りに使ったら、1枚余っちゃうんだけどね」
兄「それを俺に譲ってくれ。1枚じゃなくて、2枚な」
妹「おっと」
兄「今度俺が帰るときに使うから。お前の帰りの分は、新幹線代を出してやるよ」
妹「ほほう。その話、乗っちゃおうかなぁ」
兄「俺もさ、お前がここまで往復した気持ちを味わってみたいんだ」
357 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:07:42.82 ID:YEaI9RUf0 [1/35]
妹「お兄ちゃん……」
兄「それとさ、俺も新幹線代が片道分浮くんだ。賢いだろ」
妹「頭なでていい?」
兄「え、いいよ」
妹「賢い賢い。なでなでなでなで」
兄「照れるなあ。そんなに誉めてもらって」
妹「キスしちゃお。チュッ」
兄「こら。ますます照れさせようとしてるだろ」
妹「違うよ……」
兄「なに顔赤くしてるんだよ……自分からキスしといて」
妹「だって……なんか……」
兄「なんか?」
358 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:14:10.51 ID:YEaI9RUf0 [2/35]
妹「なんかやっぱり好きなんだよね。うまく説明できないけど……」
兄「お前さ、帰ってる間になんかあった?」
妹「ううん、別に」
兄「そろそろ袋から出たら? お土産さん」
妹「袋から出しちゃったら、早めにお召し上がりにならないとだめなんだよ」
兄「そうか。じゃ、食べるときまでしまっとこう」
妹「え~んえ~ん。出してよ~」
兄「出ればいいじゃん、自分で」
妹「引っ張り出してよ~。これ、倒れないと一人で出られない~」
兄「はいはい。わかったから……よいしょ」
妹「ふぅ。出られた。畳にごろ~ん。すりすりすりすり」
兄「猫みたいだな、やってることが」
359 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:21:26.41 ID:YEaI9RUf0 [3/35]
妹「この部屋の畳、すごく気持ちいいんだよね」
兄「まだ新しいからな。俺が入ったときに替えてもらったんだ」
妹「家に帰って来た~って感じ。うちからこっちに来たのにね」
兄「うち帰ってる間は何してた? 学校の用事だっけ?」
妹「クラスの映画を撮ってたりした。文化祭で上映するやつね」
兄「へぇ~。出演してたってこと?」
妹「うん、そう。二日ぐらい撮影に付き合ったんだ。『東京から来た女の子』の役で」
兄「あっはっは。なんだそれ。どこの東京から来た女の子だよ」
妹「転校生なんだよね。ヒロインのライバル役で、名前が『都』っていうの」
兄「なんてまた直球な名前なんだ。だけどそれ、どういう映画?」
妹「聞いて驚け~。青春ラブストーリーだ!」
兄「うわあああああ。なんか痒くなるぅぅぅ」
366 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 01:56:20.48 ID:YEaI9RUf0 [5/35]
妹「倒れないでよ。でもね、かなり面白い展開になってるんだよ。聞いて聞いて~」
兄「はい。どう面白いんですか、その映画は?」
妹「タイトルがね、『青春ハンサム』っていうの。主人公が『ハンサム』っていう男子なのね」
兄「あはははは。どんな奴だよ、『ハンサム』って?」
妹「う~ん、実際イケメンはイケメンなんだけど、滑りやすい三枚目っていうか」
兄「『ハンサム』が役名?」
妹「普段からそういうあだ名なんだけど、そのまま役の名前になっちゃって」
兄「なんとなく想像がつく奴だな」
妹「ヒロインの子は『ミホちゃん』って言うの。これもそのまんまなんだけどね」
兄「で、どの辺が面白いんだ?」
妹「まあ聞いてよ。そもそも『ハンサム』と『ミホちゃん』をくっつけちゃおうって企画でね」
兄「ああ、なんて内輪ノリなんだ」
394 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:18:22.97 ID:YEaI9RUf0 [8/35]
妹「現実と物語をシンクロさせてるっていうか、素とストーリーが行ったり来たりっていう感じで」
兄「高校生の映画っぽいな」
妹「それで映画と一緒に、『ハンサム』と『ミホちゃん』の仲が微妙に進行中らしいんだよね」
兄「へぇ~」
妹「二人とも奥手なんだけどね。でもなんとなくいい雰囲気で、周りみんなで楽しんじゃってて」
兄「なんかそれ、余計なお節介じゃないか?」
妹「『この後二人は初デートに行った』とか言って、勝手にデートに行かせちゃったりね」
兄「楽しそうではあるな」
妹「デートの後をつけてって、途中で二人にインタビューしちゃったりしてたんだって」
兄「で、物語はどうなるんだ。主人公とヒロインは?」
妹「どうなるのかなあ……フフフ」
兄「なんだよ、知らないのかよ」
396 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:24:41.60 ID:YEaI9RUf0 [10/35]
妹「ラストシーンがまだできてないから。プランはいろいろあるみたいなんだけど」
兄「お前の出番はどんな感じ?」
妹「ハンサムに智恵を授けるふりをして、誘惑しちゃうの」
兄「あれだ、ストーリー的には悪者なんだ」
妹「そうそうそう。小悪魔ってやつ?」
兄「この小悪魔め」
妹「私とハンサムが二人で一緒にいるところをミホちゃんに見られちゃったりね、お約束で」
兄「なんてお約束なんだ。で、『都』のセリフとかは?」
妹「『ミホちゃんのことが好きなんでしょ。どうしたらいいか教えてあげる』みたいな感じ」
兄「えー。ベタだな」
妹「セリフはそんなにベタじゃなかったけど。その場で覚えただけだから忘れちゃった」
兄「お前、学校じゃそういうキャラなのか?」
398 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:30:40.08 ID:YEaI9RUf0 [11/35]
妹「う~ん、どうかな。私が東京に行ってたの知ってて、そういう役にされたんだけどね」
兄「アテ書きみたいなものか」
妹「ちょっとだけ現実とずれてる感じ。夏休み入るまで、全然台本ができてなくて」
兄「ふ~ん。行き当たりばったりだな」
妹「学校行ったら、『結構大事な役なんで』とか言われちゃって。ちょっと頑張っちゃったかな」
兄「何をどう頑張ったんだ?」
妹「『ハンサムって、女の子のこと、よく知らないでしょ?』とか言っちゃったりして」
兄「うわぁ~。それでハンサムに迫るのかよ」
妹「あっ、そうだ……」
兄「なんだよ、急に服脱ぎ始めて」
妹「上半身裸になっちゃった。ケットにくるまってみましたよ」
兄「いきなり……」
399 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:40:38.97 ID:YEaI9RUf0 [12/35]
妹「お兄ちゃんもこっち来て、こっち。私の右側」
兄「え、こっち?」
妹「うん、そう。それでお兄ちゃんも上脱ぐの」
兄「え、なんだよなんだよ」
妹「こっちが『都ちゃん』で、そっちが『ハンサム』の位置ね。ベッドシーン撮ったの……」
兄「ええっ!?」
妹「こんな感じで、ケットで胸隠してたけど。一肌脱いじゃったってやつ?」
兄「おいおい、高校生の映画だろ?」
妹「高校生の映画だから、おとなしいもんでしょ?」
兄「ただそういうカットだけなんだろ? 別に何もしてないよな?」
妹「ベッドシーン自体は、この姿勢でセリフ言うだけだったけどね」
兄「それ以外に何かあったのかよ?」
400 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:45:35.75 ID:YEaI9RUf0 [13/35]
妹「気になるの、お兄ちゃん?」
兄「気になるよ、そりゃ」
妹「みんなが見てない隙に、私の胸をね、ハンサムだけにチラって見せちゃった……」
兄「えーーーーっ!! おい。おい。おい」
妹「こんな風に……ケットをちょっとめくって……チラってしたの」
兄「ちょっと……だけ?」
妹「ちょっとだけだよ。やっぱり見えちゃった?」
兄「見えちゃったよ……乳首の先まで……」
妹「役作り役作り。ハンサムもどぎまぎしちゃったし、映画の雰囲気出たんじゃないかな?」
兄「なんでそんな……」
妹「ま、それだけだけどね」
兄「わざわざ見せることないだろ。たかだかクラス映画のために」
401 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:50:22.99 ID:YEaI9RUf0 [14/35]
妹「別に裸が映ってるわけじゃないし。ノリね。ノリ」
兄「なんか許せないな。違うだろ、それ。だめだろ」
妹「あ、許せないんだ、お兄ちゃん。どうしたら許してくれる?」
兄「俺をからかうなよ」
妹「他の人に見せちゃったら、だめ?」
兄「だめ」
妹「お兄ちゃんのだから?」
兄「そう。俺のだから」
妹「お兄ちゃんだけが見ていいの?」
兄「そう。俺だけが見ていいの」
妹「お兄ちゃんだけが触れるの?」
兄「そう。触れるのは俺だけ」
402 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:55:30.48 ID:YEaI9RUf0 [15/35]
妹「あぁん……後ろから両手で? そんなに掴んじゃうの?」
兄「俺の手で、見えないように隠すんだよ」
妹「私、このまま襲われちゃう?」
兄「そう」
妹「押し倒されちゃう?」
兄「そうだよ」
妹「私のこと、欲しいの?」
兄「ああ。欲しいよ」
妹「いいよ。来て……」
兄「ちょっと待ってな……」
妹「あれ、新しいゴム買ったんだ?」
兄「あ、ああ。薄いのを試そうと思って」
403 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:59:32.66 ID:YEaI9RUf0 [16/35]
妹「もう何日かしたら、生でしていいよ」
兄「ほんとに?」
妹「うん……。たぶんもう大丈夫なんだけどね」
兄「危ないだろ」
妹「今日はやめとくけど……。お兄ちゃんに、初めてをとってあるの」
兄「いいのか?」
妹「うん……そうして欲しい……」
兄「俺も……そうしたいよ……」
妹「あっ、お兄ちゃんの、すごく格好よくなってるみたい」
兄「もうさっきから、ギンギンだよ、そりゃあ」
妹「ゴム、私が着けてみていい?」
兄「いいよ……」
404 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:05:45.05 ID:YEaI9RUf0 [17/35]
妹「脱がせちゃうよ……」
兄「脱がされちゃうのかよ」
妹「エヘヘ。お兄ちゃん、透明なのが出てきちゃってるね。ほら……」
兄「あぁ……先っぽが感じるっ……」
妹「ちょっと舐めちゃうね。こんなに膨れちゃってぇ」
兄「うぁぁぁ……いいっ……」
妹「お兄ちゃんがそんな顔すると、すごく感じてきちゃうな」
兄「俺が襲うはずだったのに、襲われてるじゃないか」
妹「じゃあもう、ゴム被せちゃうね。うまくできるかな……」
兄「……うん……そう……ちゃんと伸ばして……そう、上手上手」
妹「お帽子がぴったり! 格好いいよ、お兄ちゃん」
兄「もうさ、お前が欲しくてたまらないんだよ……」
405 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:10:44.11 ID:YEaI9RUf0 [18/35]
妹「お兄ちゃんあのね、さっきの話、続きがあるの」
兄「さっきの話って? チラってした話かよ……まだ何かあるのかよ」
妹「あのね、撮影の後でね、ハンサムと二人っきりになったの」
兄「どうして?」
妹「なんとなく。ハンサムがどぎまぎしてて、可愛かったんだよね」
兄「それで?」
妹「ちょっと仲良くしちゃった……」
兄「仲良くしたって、どういうことだよ!」
妹「だからちょっとだけ……」
兄「ちょっとだけ、どうしたって?」
妹「う~ん。言うの?」
兄「言えよ」
406 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:16:41.51 ID:YEaI9RUf0 [19/35]
妹「今みたいに、ゴム被せちゃって……」
兄「えっ? ええっ!?」
妹「『女の子のこと、よく知りたい?』とか言って、上に乗っちゃった……」
兄「あっ……挿れるのかよ」
妹「こんな風に……おっきくなったのを……私の入り口に擦りつけちゃって」
兄「だっ……だめだろ……そんな!」
妹「それでね……あ、もう入りそうだよ……挿入しちゃった……」
兄「あぁっ……こんなにヌルヌルで……すごい締まるっ!」
妹「どう? 気持ちいい?」
兄「こんなにいいのを……あげちゃったら……だめだろ……」
妹「ほんとにちょっとだけだから……ハンサム、すぐイッちゃったから……」
兄「そういう問題じゃないだろ!」
407 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:20:37.63 ID:YEaI9RUf0 [20/35]
妹「あぁ……んっ……お兄ちゃん! すごいよ……激しいっ!」
兄「俺だけのだろ。なあ。このキュッとしてるのは……俺だけのだろっ」
妹「そうだよ。お兄ちゃんだけのだよ……ああああっ!」
兄「あぅっ……じゃあなんで……なんでだよ!」
妹「すごい……お兄ちゃん……いっぱい……突き上げてくるぅ!!」
兄「お前はイかなかったんだよな? イかされなかったよな?」
妹「ねぇ……もっと……もっとして……」
兄「もう俺が上になるからな。絶対イかせるからな」
妹「うん……うん……あっ……深いよっ」
兄「うぅっ……こうだろ。こうだろ。お前の好きなのは……くぅっ」
妹「すごい……奥まで……お兄ちゃん……あぁっ!」
兄「イクだろ? イクだろ? ああっ……ギュンギュンだ!」
409 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:25:33.75 ID:YEaI9RUf0 [21/35]
妹「も、もうイッちゃう……イッちゃうよ……お兄ちゃん!」
兄「そうだろ。イッちゃうだろ。俺にイかされちゃうだろ」
妹「お願い……お願い……」
兄「出して欲しいんだろ? うあぁっ……中に欲しいんだろ?」
妹「欲しい……欲しいよ……お兄ちゃん……んんんんっ」
兄「突くよ。突くよ。突くよ。あぁっ……んあぁっ」
妹「あっあっあっあっあっあっ……も、もう……ああっ!」
兄「イクよ。イクぞ。出すぞ……ああああっ!!」
妹「あああああぁ~~っ! イクっ、イクぅ~~~っ!!」
兄「あああああああ……あ~~~っ!! あぁっあぁっあぁ~っ……」
妹「いっ……いぃっ……あぁっ……あぁっ……ああぁっ!!」
兄「うぅっ……うぅっ……まだ出るっ……」
410 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:30:30.66 ID:YEaI9RUf0 [22/35]
妹「ビクンビクンって……お兄ちゃんが……奥で……」
兄「はぁ~っ……はぁ~っ……」
妹「すごいよ……飛んじゃうよ……」
兄「こうだろ……なあ……」
妹「そう。こうだったの……お兄ちゃんが欲しかったの」
兄「お前は俺のものだからな」
妹「あぁっ……お兄ちゃん……そうです」
兄「俺だけのものだからな」
妹「そう……そうだよ」
兄「俺はずっとずっと、お前のことを愛してるからな」
妹「うん。うん。うん。私も。お兄ちゃんだけだから」
兄「俺が一番いいだろ、なぁ?」
411 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:34:31.31 ID:YEaI9RUf0 [23/35]
あ、すいません
少々中断します
417 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:30:41.56 ID:YEaI9RUf0 [24/35]
妹「お兄ちゃんが一番いい……」
兄「だめだぞ、もう」
妹「もうって……何が?」
兄「だから、そういうのは」
妹「そういうのって?」
兄「『教えてあげる』とか『知りたい?』とかだよ」
妹「私、そんなことしてないから……」
兄「チラっと見せたりもな」
妹「それも、嘘なの。全部嘘なの」
兄「え?」
妹「ごめんお兄ちゃん……ほんとに嘘だから」
兄「ほんとか? ほんとに嘘なのか?」
420 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:35:19.62 ID:YEaI9RUf0 [25/35]
妹「嘘だよ~ん……ほんとに嘘だよ~ん……エーンエーン」
兄「嘘泣きはいいからさ。どこから嘘なんだよ」
妹「ベッドシーンから。そんなのクラス映画でするわけないでしょ」
兄「ほんとかよ」
妹「都ちゃんの役まではほんとなんだけどね」
兄「この~。小悪魔め~」
妹「お兄ちゃんのために、ずっと守ってきたんだから。私の勝手だけど」
兄「どうしようかな、俺。まだ頭に上った血がおさまらないぞ」
妹「ごめんね、お兄ちゃん」
兄「でもまあ、嘘かなって思ってたけどな」
妹「ほんとに?」
兄「お前がそんなこと、する筈ないよなって」
421 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:40:20.77 ID:YEaI9RUf0 [26/35]
妹「私がずっと好きなのは、お兄ちゃんだけだもん」
兄「でもお前、ハンサムにちょっとは気があったりするんだろう?」
妹「あはははは。ないよ。ないって」
兄「なさそうだな、その調子だと」
妹「ミホちゃんとハンサムが処女と童貞で結ばれた方が面白いし」
兄「面白いで片付けるなよ、人のことを」
妹「じゃあ『美しい』かな」
兄「その二人は処女と童貞なのか?」
妹「まぁ、間違いなくね」
兄「この先どうなるのかなあ、二人は」
妹「ほらね、やっぱり気になるでしょ?」
兄「結末を報告してくれ」
422 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:46:07.36 ID:YEaI9RUf0 [27/35]
妹「いつになるかはわからないけどね」
兄「そりゃそうだ。だけどさ、何でベッドシーンなんて嘘ついたんだよ」
妹「今日、電車の中でずっと考えてたんだよね~。お兄ちゃん騙されるかなって」
兄「よくも俺の心をもてあそんでくれたな」
妹「ごめんね。ほんとにごめんなさい。許してくれる?」
兄「んーーー。許す」
妹「あれっ。やけにあっさり許してくれちゃうんだ」
兄「許して欲しくなかったのかよ」
妹「だって……お兄ちゃんがすごく激しくなったから……」
兄「それを期待してたのか?」
妹「言うかどうかは迷ったんだけどね」
兄「じゃ、何で言ったんだよ」
423 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:52:42.13 ID:YEaI9RUf0 [28/35]
妹「う~ん、わかんない。何となく。思いついちゃったからかな」
兄「俺の気を惹こうと思ったんだよな。そういうとこ可愛いよな」
妹「そうだよ~ん。お兄ちゃんが好きでたまらないんだよ~ん」
兄「俺もお前のこと、一生好きでいられる自信はあるぞ」
妹「やった~!」
兄「でも、この先、お前とどうなるかはな……」
妹「うん……私のわがままに付き合わせちゃったから……」
兄「いや、俺だって、抑えられなかったんだ……」
妹「ねえ、私が他の男の人と浮気したら、お兄ちゃんどう思う?」
兄「浮気とかって……俺が言えることじゃないし」
妹「じゃあ浮気じゃなくって、本気だったら?」
兄「お前の自由を尊重するしかないだろ」
424 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:58:49.67 ID:YEaI9RUf0 [29/35]
妹「口で言ってることと、さっきの反応が違う~」
兄「そうだな。矛盾してるな」
妹「じゃあ質問を変えるね。私が他の男の人と付き合ったら、お兄ちゃん悲しい?」
兄「うん。悲しい」
妹「私、付き合ってる女の子がいるけど?」
兄「それは許せるな。結局、代償行為だろ?」
妹「そうとも言い切れないけど、でもそうなのかな」
兄「本能的に許せるんだよな。男の本能なのかもな」
妹「私ね、彼女をお兄ちゃんに抱かせたいっていう変な願望があるの」
兄「へぇ~。それはどうして?」
妹「結局、好きなものをお兄ちゃんに捧げたいってことなのかな。自分捧げちゃったけど」
兄「その彼女はどんな子なんだ?」
425 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:04:19.84 ID:YEaI9RUf0 [30/35]
妹「あ、食いついてきた。でもお兄ちゃんには彼女捧げないからね」
兄「なんで?」
妹「彼女に最近彼氏ができたから」
兄「なるほど。それはわかりやすいな」
妹「そうじゃなかったら、お兄ちゃんに紹介したかもね」
兄「いいのか、それで?」
妹「いいんじゃないかな。お兄ちゃんも彼女も二人とも好きだから」
兄「俺がその子を抱いちゃうんだぞ」
妹「私が彼女をイかせちゃってからね」
兄「そんな想像をしてたことがあるんだな、さては」
妹「うん。そうなの。ヘンだって思う?」
兄「ヘンかもしれないけど、お前のことがだんだんよくわかってきた」
426 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:10:26.39 ID:YEaI9RUf0 [31/35]
妹「嬉しい。お兄ちゃんに私のこと全部見せたかったし、知って欲しかったの」
兄「お前がさ、ずっと俺の理想の女の子だったんだよ。ルックスも性格も」
妹「きゃ」
兄「可愛くて健気ってだけじゃなくて、ちょっとヘンなところもさ」
妹「全部受けとめてくれるのは、お兄ちゃんだけだよ……」
兄「シスコンとかそういうんじゃないんだ。ただお前が一番いいんだ」
妹「そんなに口説いてくれるんだ。もう、溶けちゃうよ……」
兄「なんでこんなにお前にマジになってるんだろう」
妹「あははははは。や~いや~い」
兄「ただ好きなんだ」
妹「すごくよくわかるよ。私もおんなじ気持ちだから……」
兄「この夏、お前と一緒にいられるのもあとちょっとなんだな……」
427 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:16:38.69 ID:YEaI9RUf0 [32/35]
妹「そうだね。でも、春になったら絶対戻ってくるからね」
兄「そうだ、海行きたいか?」
妹「海? 連れてってくれるの?」
兄「九十九里浜に大家さんの別荘があるんだけど、先輩が一緒にどうか、って」
妹「お姉ちゃんと行くの?」
兄「うん。別荘の掃除とかしに行くんだけど、海水浴もできるぞ」
妹「いつ?」
兄「来週の土日。もう夏期講習終わってるよな?」
妹「日曜は最後のマックのバイトがあるけど、土曜はだいじょうぶ」
兄「バイトは夕方だろ?」
妹「うん。いつもの通り」
兄「俺は去年行ってるんだけどさ、あそこの海はお前に見せておきたいって思って」
428 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:22:52.62 ID:YEaI9RUf0 [33/35]
妹「いいの、私も行っちゃって? 二人で行くつもりだったんじゃないの?」
兄「いや。二人だったら大家さんの手前、泊まりがけは無理だし、大変だ」
妹「箱入り娘だなあ、お姉ちゃん」
兄「だから息抜きに、ここ来たりするんだよな。昔の自分の家だしな」
妹「海かぁ……」
兄「太平洋だぞ。広いぞ」
妹「こっち最後だし、行っちゃおうかなぁ……」
兄「行こうよ。な。せっかくだから」
妹「うん、わかった。お兄ちゃんに私の水着姿、見せてあげるね!」
兄「水着か。持ってきてないだろ。買ってやろうか?」
妹「だめ。自分で買ってくるから。内緒にするの」
兄「楽しみにしてるよ、お前の水着姿……」
【第8話 再来】おわり【第9話 収穫】に続く
432 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:51:56.39 ID:YEaI9RUf0 [35/35]
【第9話 収穫】8/18(水)14:00 晴れ(34度)
女「こんにちは~」
妹「はーい。あっ、お姉ちゃん。いらっしゃい」
女「ふぅ、あっついね今日も。ちょっと畑仕事しに来たんだ」
妹「暑いですね~。今、お昼寝しちゃってたの」
女「起こしちゃってごめんね~。お父さんに頼まれちゃって。私、今日まで夏休みで」
妹「お兄ちゃんは、大学に行ってますけど」
女「あ、そうなんだ。いたらちょっと手伝ってもらおうかと思ってたけど」
妹「すごいフル装備ですね。長袖のシャツに大きい帽子にタオル……」
女「軍手もあるよ。今日はね、私がトウモロコシを収穫するんだ」
妹「すっかり農家のお姉さんですねぇ。結構似合ってますよ」
女「あはは。似合う?」
妹「トウモロコシって、どれだけ穫るんですか?」
433 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/16(火) 00:04:09.99 ID:wH+LLCtJ0 [1/31]
女「先に植えた方を、もう全部穫っちゃうんだって」
妹「え、植えてあるのの半分ぐらい?」
女「うん。50本ぐらいはあるかなって言ってた」
妹「えーっ。そんなにいっぺんに穫って、食べ切れるんですか?」
女「近所におすそ分けしたりするみたいよ」
妹「私もトウモロコシの収穫、やってみたいなぁ」
女「うん、いいよいいよ。でも勉強の方は大丈夫?」
妹「夜やるつもり。今日は午前中夏期講習だったし、バイトもないから」
女「じゃ、ちょっと手伝ってもらっちゃおうかな。すごい簡単だよ」
妹「このままの格好でいいかなぁ?」
女「そのままでいいけど、暑いから帽子とタオルね。軍手は貸してあげる」
妹「じゃ、準備して庭に行きま~す」
434 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:14:11.02 ID:wH+LLCtJ0 [2/31]
女「……ひぇ~っ。畑の方は、もっと暑いね。すごく蒸してる感じ」
妹「結構平気ですよ、このぐらい」
女「え、強いね。私もうさっきから、シャツの中に汗が溜まってるんだけど」
妹「終わったら、うちでシャワー浴びてきます?」
女「うん、ありがとう。そうさせてもらうかも。一応着替えも持って来たし」
妹「蚊取り線香も持ってきましたよ」
女「気が利いてるぅ」
妹「じゃあさっそく、始めますか」
女「ええとね、物置の中にナタがあるのね。それで根元をズバっとやるだけ」
妹「え、手でもぐんじゃないんですか?」
女「手でもげるけど、綺麗に切れないことがあるから」
妹「へぇ~。さすがは農家のお姉さん」
435 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:32:40.07 ID:wH+LLCtJ0 [3/31]
女「……これがナタね。じゃあ見本を見せるから……んっ……こうやってザクっと!」
妹「あ、簡単そう! やってみていい?」
女「いいよ。手切らないようにしてね」
妹「……大丈夫ですって……トウモロコシを掴んでザクザクっと……」
女「そうそう。そんな感じ」
妹「ちゃんと切れたぁ」
女「それから外側の皮をちょっと剥いて」
妹「……こうかな。あっ、トウモロコシらしくなった!」
女「うん、じゃあ任せちゃうね。私は畑の雑草取りしてるから」
妹「どんどん穫っちゃっていいの?」
女「うん、こっち側のトウモロコシは、もうヒゲが茶色いからだいじょうぶ」
妹「はい。じゃあ始めま~す」
436 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:48:16.79 ID:wH+LLCtJ0 [4/31]
(10分後)
女「ふぅ。暑いなぁ~」
妹「ほんといい天気ですよね、いつもいつも」
女「ねぇ、休憩しない?」
妹「え~。まだ始めたばっかりなのに」
女「だって暑いんだもん」
妹「やっぱり暑いですよね」
女「脱水しちゃうよ。のど乾いちゃった」
妹「何か飲みます?」
女「ごめんねー。いろいろ持ってきたんだけど、飲み物持ってくるの忘れちゃって」
妹「冷たいジャスミン茶でいいですか?」
女「うん、ありがとう。ジャスミン茶好き~」
妹「じゃあ、持ってくるね……」
437 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:56:29.09 ID:wH+LLCtJ0 [5/31]
女「……はぁ。冷たくっておいしい。おいしいね、このジャスミン茶」
妹「うん。水出しパックのだけど、結構気に入ってるんだ」
女「妹ちゃんは、ほんと可愛いね」
妹「え、何ですか急に。あれ、私、縁側に座ってこんなことするの、初めてかも」
女「私も子供のころ、こうやってここに座ってるの、好きだったなぁ」
妹「落ち着きますよね、なんか」
女「この庭でうちのお兄ちゃんが、サッカーの練習してるのをね、ぼんやり見てたんだ」
妹「へぇ~。選手物語だ。人に歴史あり!」
女「ここだけじゃなくて、どこにでもボール持ってって、練習してたんだけどね」
妹「お姉ちゃんは、練習相手とかはしなかったの?」
女「年がちょっと離れてるし、全然相手にならないよ。お邪魔になるだけだから」
妹「見てるだけだったんだ」
466 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:27:00.41 ID:wH+LLCtJ0 [8/31]
女「そう。お兄ちゃんの試合、見に行ったりね」
妹「そういう話聞くと、うらやましいなぁ。身内にスター選手がいるなんて」
女「お母さんは、結構大変だったと思うよ。いろいろサポートすること多かったから」
妹「そうだよね。スポーツやってる子の親は、送り迎えしたり、お弁当作ったり……」
女「そうそう。家族みんなでお弁当持って、お兄ちゃんの応援に行ったなあ」
妹「いい思い出ですね」
女「お兄ちゃんがゴール決めた後、こっちに向かってVVとかやるんだよ」
妹「きゃー、素敵!」
女「もう格好よくって、嬉しくって……言葉にならないんだよね」
妹「いいなあ、そういうの」
女「それでお兄ちゃんはね、サッカーの有名校に入って、レギュラーになって……」
妹「スターへの階段を?」
467 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:35:16.97 ID:wH+LLCtJ0 [9/31]
女「試合会場が大きくなってくから、観客席からグラウンドがどんどん遠くなるんだよね……」
妹「うーん……」
女「そのうち、手の届かないところに行っちゃった……」
妹「その気持ち、わかりますよ」
女「妹ちゃんもブラコンだもんね。フフ」
妹「あ、急にそんなこと言う……まぁそうだけどぉ」
女「……あのね、うちの兄がね、もうすぐ婚約しちゃうんだ」
妹「おめでとうございます……なのかな?」
女「ありがとうね。うん」
妹「寂しい?」
女「嬉しいんだよね、相手が素敵な人で」
妹「そうなんだ」
468 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:42:55.06 ID:wH+LLCtJ0 [10/31]
女「やっぱり私のお兄ちゃんは格好いいな、よかったな、って……」
妹「うんうん」
女「でもね、やっぱりちょっと……」
妹「すごい好きなんだね、お兄さんのこと」
女「そうだね。うん……」
妹「お兄さんに、あげちゃいたかったとかは?」
女「あはははは。すごいこと聞く~。う~ん、一度ぐらいはって思ってたかも……」
妹「過去形なんだ」
女「難しいね。そんな気持ちもあったってことかな」
妹「わかりますよ。でも彼女ができるのは止められないし……」
女「そうね……」
妹「その人が素敵な人なら……いいですよね」
469 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:54:11.21 ID:wH+LLCtJ0 [11/31]
女「ねえ、妹ちゃんはお兄ちゃんのこと、すごい好きなんでしょ?」
妹「え、私の話?」
女「うん」
妹「そうだよ。わかってるでしょ?」
女「いいよね、一緒に暮らせて」
妹「お兄ちゃんが大学に入ってから、ずっと離れてたし……」
女「くっつきたくなっちゃったんだぁ」
妹「会いたかったんだよね、ずっと」
女「わかるよ」
妹「それから、仲良くしたかった……」
女「うんうん」
妹「あの……、お姉ちゃんは、うちのお兄ちゃんと付き合ってるんですか?」
471 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:04:29.68 ID:wH+LLCtJ0 [12/31]
女「付き合ってるって……まだそういうのじゃ……」
妹「『まだ』って言った」
女「あ、『まだ』って言っちゃった……」
妹「好きなんだ、やっぱり」
女「好き……だよ」
妹「どういうとこが?」
女「一緒にいて落ち着くんだよね……自分でもこんなに好きだなんて思ってなかった」
妹「ふ~ん。じゃあお姉ちゃんに貸してあげるね」
女「貸してくれるの?」
妹「私のだけど。お姉ちゃんも好きだから」
女「やっぱり妹ちゃんのだったんだ!」
妹「うん、私のなの。……なんてね」
472 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:12:55.47 ID:wH+LLCtJ0 [13/31]
女「あのね、妹ちゃんは、彼氏いるの?」
妹「いないよ。ずっと」
女「えーっ。信じられない……」
妹「彼女なら、いるかもね」
女「ええーっ、彼女? 女の子が好きなの?」
妹「う~ん、綺麗な子は好きだよ。憧れちゃうから」
女「そうなんだ」
妹「お姉ちゃんもね」
女「……ねぇ、彼女って?」
妹「クルー仲間っていうか、バイトの友達なの。同い年なんだけどね」
女「高校生の子なんだ」
妹「うん。お互い年上の男の人に片思いで、慰めあってるうちにね……しちゃったんだ」
474 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:59:32.53 ID:wH+LLCtJ0 [14/31]
女「しちゃった……の?」
妹「うん。結構エッチなこと、ね」
女「すごいな、妹ちゃん。お姉さんドキドキしちゃうじゃない……」
妹「自分ではすごく普通だと思う。特別なことじゃなくって」
女「そうだね。特別なことじゃないのかもね」
妹「あ、お姉ちゃんに服のお礼、してなかったね」
女「いいのに、そんな。着てくれてるだけで嬉しいんだから」
妹「これがお礼だよ……チュッ……チュッ」
女「あっ……」
妹「よかった。お姉ちゃん、ちゃんと受けてくれた……」
女「唇、柔らかいんだね……」
妹「うっとりしちゃってるよ、お姉ちゃん」
475 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:05:20.95 ID:wH+LLCtJ0 [15/31]
女「びっくりしちゃった……」
妹「ごめんね……」
女「ちょっとびっくりしちゃっただけだから。エヘヘ」
妹「お姉ちゃん可愛い。ほんとに可愛い」
女「妹ちゃんは可愛いのに、すごくエッチだ……」
妹「ううん。全然エッチじゃないよ」
女「私のこと、こんなにドキドキさせて……」
妹「女の子どうしはね、素直になるとすごく伝わりやすいって思うの」
女「うん、それはわかるかも」
妹「女の子と付き合ってみて、よくわかっちゃった」
女「いつもその彼女と、こんなことしてたの?」
妹「うん。でもね、二人ともこの夏、男の人としちゃったんだよ」
476 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:13:55.13 ID:wH+LLCtJ0 [16/31]
女「え、ほんと?」
妹「うん」
女「妹ちゃんも?」
妹「うん」
女「お兄ちゃんと?」
妹「うん」
女「やっぱり」
妹「やっぱりって?」
女「とぼけてたんだよね~。うちの小作人さんは」
妹「お姉ちゃん、お兄ちゃんから聞きだそうとしたんだ」
女「そうじゃないけど……」
妹「どんな気持ち?」
477 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:20:19.59 ID:wH+LLCtJ0 [17/31]
女「どんな気持ちって?」
妹「お姉ちゃんはどんな気持ち?」
女「妹ちゃんの気持ち、わかっちゃうだけに……」
妹「私のわがままだから、気にしないで。でも、まだ……」
女「まだ?」
妹「お兄ちゃん取ってっちゃ、やだかも……」
女「うん……」
妹「ねえ、お姉ちゃんはもう、お兄ちゃんとしちゃったの?」
女「え、そんな風に見える?」
妹「なんかのはずみでしちゃったけど、進んでないのかなぁって」
女「ないしょ……」
妹「なんで内緒?」
478 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:26:09.46 ID:wH+LLCtJ0 [18/31]
女「内緒だから」
妹「私、お姉ちゃんとお兄ちゃんが仲良くしてるの見るの好きだよ」
女「そうなんだ」
妹「二人でまったり話し込んでたりするの、すごくいい雰囲気で~」
女「あはは。なんかまったりしちゃうよね。この家のせいかもね」
妹「まったり仲良くしちゃったんでしょ~」
女「あはは……」
妹「あっ、否定しないんだ~」
女「じゃあ、そろそろ作業再開しようか」
妹「あ、とぼける気なんだ~。私は告白したのに~」
女「うん。とぼけちゃう。ささ、仕事仕事」
妹「ずる~い。大人ってずる~い……」
479 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:33:11.35 ID:wH+LLCtJ0 [19/31]
(30分後)
妹「お姉ちゃん、だいたい穫り終わったけど。見て」
女「うん。いいんじゃないのかな、もう」
妹「いっぱい収穫した~! 嬉しいね、やっぱり」
女「ありがとね、全部任せちゃって。う~ん、文字通りのゴールドラッシュ!」
妹「ゴールドラッシュって?」
女「言ってなかったっけ? このトウモロコシの品種だよ」
妹「ふ~ん、ゴールドラッシュって言うんだ。収穫したお宝は、縁側に積んだままでいい?」
女「うん、いいよ。後で持ってくから」
妹「じゃあ、ナタを片付けて来ま~す」
女「私も終わりにしよっと。手伝ってくれて、ありがとね……」
妹「うち上がって、お茶飲んでってくださいね~」
女「は~い。遠慮なく」
481 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:42:37.48 ID:wH+LLCtJ0 [20/31]
妹「……お姉ちゃ~ん。こっちクーラーかけたよ~」
女「ふぅふぅ。外からお邪魔しま~す」
妹「どうぞどうぞ。」
女「あ~、ありがとう。なんて気が利く妹ちゃん」
妹「今、お茶持って来ますね~」
女「あっ、あんまりこのままここにいると冷えちゃうな」
妹「そうですね」
女「汗びっしょりだからね」
妹「シャワー浴びます?」
女「うん。そうしようかな」
妹「水道代は大家さんもちなので、遠慮なく」
女「じゃ、浴びさせてもらうね~。お借りしま~す」
482 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:48:18.49 ID:wH+LLCtJ0 [21/31]
妹「……そそそそっ」
女「あぁ、シャワー気持ちいい……」
妹「……じーーっ」
女「あっ、妹ちゃん。なに覗いてるのよ~!」
妹「お姉ちゃんのヌード……」
女「それはわかってるけど……びっくりしたぁ」
妹「お姉ちゃん、やっぱりすごいプロポーションいい。綺麗すぎる……」
女「ありがとうね。ほんとは裸見られても全然平気なんだけど」
妹「ヌードデッサンとかしたくなっちゃう感じ……」
女「ねぇ、妹ちゃんも汗かいちゃったでしょ。水風呂に入らない?」
妹「水風呂? 私も裸にしちゃう気だな、さては?」
女「あはは。こんな暑い日には、ほんとに気持ちいいんだから」
483 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:53:16.73 ID:wH+LLCtJ0 [22/31]
妹「いいよ。入る。冷たくないの?」
女「今、水張ってるんだけどね、シャワー足してプールぐらいの温度にするから」
妹「お風呂プールなんだ」
女「小さい頃ね、真夏によく私のお兄ちゃんと水風呂に入ったんだよ」
妹「水鉄砲とかしちゃったりして」
女「そうそうそう。水ばしゃばしゃとかしてね」
妹「うちもそういうこと、したことあるな~」
女「あ、もういい感じになってきたから、先に入っちゃうね」
妹「……お邪魔しま~す」
女「わー。妹ちゃんの裸だ。これでおあいこかな」
妹「お姉ちゃんの前だから、ちょっと恥ずかしいよ。シャワー浴びるね……」
女「キュートでスマートな感じなのに、服着てるときよりもグラマーなんだね」
484 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:58:55.58 ID:wH+LLCtJ0 [23/31]
妹「シャワーかけちゃう。水鉄砲だ!」
女「わっ。やめてやめて。可愛いんだなあ、ほんと」
妹「なにをおっしゃる。フフフフ」
女「私が男だったら、こういう子を狙っちゃうんだろうな、きっと」
妹「私が男だったら、もうお姉ちゃん口説き落としちゃってるかもよ」
女「ほんと? 私、口説かれるの下手だからな……」
妹「口説くのは得意なの?」
女「それも下手だよ。ていうか、奥手なんだってば」
妹「ふ~ん。ふ~ん」
女「できるなら、妹ちゃんとちょっと代わってみたいぐらい」
妹「あの、それは贅沢って思いません? こんな美人で、ナイスバディーなのに」
女「それ、口説いてる?」
485 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:08:42.70 ID:wH+LLCtJ0 [24/31]
妹「そうかもよ。じゃ、お風呂入りま~す」
女「おいでおいで」
妹「向き合う形でいい?」
女「いや~ん。いいけど」
妹「うわぁ~っ、お姉ちゃんおいしそう。人食い人種なら真っ先に食べちゃうね」
女「あはははは、変な褒め方する~。でもその感じわかるな」
妹「自分で見ても、おいしそうって思う?」
女「ときどき、ガブッとかしたくなっちゃったりするよ」
妹「結構、筋肉質なのかな? 柔らかい感じなのに」
女「筋肉が柔らかいの。つくづく、スポーツ向きの身体だと思う」
妹「お姉ちゃんは、スポーツ選手にはならなかったんだね」
女「気持ちがね、向いてないんだよね。ぶつかり合うのとか好きじゃないし」
486 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:15:36.73 ID:wH+LLCtJ0 [25/31]
妹「おっぱい触っちゃう……」
女「きゃあ!」
妹「ふ~ん。こんななんだ~」
女「やだ、妹ちゃん、エッチっぽい触り方する~」
妹「すごいいい肉質。この大きさと弾力、いいな~」
女「手が……やらしいよ~」
妹「だってお姉ちゃんのおっぱいが美味しそうなんだもん」
女「そんなこと言ってると、触っちゃうぞ」
妹「そんなこと言ってると、指でツンってしちゃうよ」
女「あっ……ダメ。もう~」
妹「お姉ちゃん、可愛いな。もっとしたくなっちゃう」
女「もう、いいでしょ、ねぇ。先にお風呂上がっちゃうよ……」
488 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:20:52.17 ID:wH+LLCtJ0 [26/31]
妹「……ああ、水風呂気持ちよかったぁ」
女「ふぅ。温度差でちょっとだる~くなっちゃったね」
妹「プールの後みたいだよね」
女「ちょっと休ませてね。いいかな?」
妹「はいはい。お布団にゴロンでもいいですよ」
女「ごめんね~。ちょっとだけ横になっちゃう。バタ~ン」
妹「すっごい無防備。バスタオル一枚だけで」
女「襲っちゃだめだよ」
妹「そんなこと言われたら……バスタオルめくっちゃう」
女「あ……やだ……妹ちゃん……」
妹「いいでしょ。さっきまでずっと一緒に裸だったんだからぁ」
女「私の裸、見たいの?」
489 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:29:20.62 ID:wH+LLCtJ0 [27/31]
妹「うん。だって綺麗なんだもん」
女「別に見てもいいけど、ヘンなことしないでね」
妹「ヘンなことって? こういうこと?」
女「あっ……だめって言ってるのに……」
妹「お姉ちゃんの裸、そそるんだもん。触りたいんだもん」
女「エッチにしようとする……あぁっ……」
妹「ね。感じちゃうでしょ。皮膚が敏感だね、すごく」
女「あ……や……だめっ……だめでしょ」
妹「だめじゃないよ。お姉ちゃん。気持ちよくしちゃうよ……」
女「ええっ?! ほ、本気?」
妹「肌合わせると、気持ちいいでしょ? ねぇ、お姉ちゃん?」
女「すごく変な気持ちになっちゃうよ……」
490 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:37:27.96 ID:wH+LLCtJ0 [28/31]
妹「愛撫しちゃうね。食べちゃうね。好きだよ……お姉ちゃん」
女「ねぇ……そんなことしちゃうの?」
妹「触っちゃう。舐めちゃう。はぁっ……興奮してきちゃった……」
女「どうしよう……どうしよう……あぁっ……」
妹「可愛い。背中もすごく感じちゃうんだね。仲良くしちゃおうよ」
女「妹ちゃんの指が……はぁっ……はぁん!」
妹「お姉ちゃんが感じてるから……私も感じてきちゃうよ」
女「女の子って……すごく柔らかいんだね……」
妹「お姉ちゃんのヒップ、プルッとして素敵。こういうことされるの初めて?」
女「うん……」
妹「男の人には? いっぱいされたの?」
女「そっちも、全然……」
491 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:44:20.77 ID:wH+LLCtJ0 [29/31]
妹「うちのお兄ちゃんには? されたんでしょ?」
女「えぇっ……」
妹「こんな風に、指先で太ももをツツツーとかいっぱいされちゃった?」
女「あぁっ……そ、そうだよ……」
妹「いっぱいされちゃったんだ。感じちゃったんだ」
女「うん。うん……すご、すごく感じちゃう……」
妹「クリトリスも吸われちゃったんでしょ……ちゅぱっちゅぱっちゅっちゅっ」
女「ふ……ふぅん……はぁん……いっ……いぃ……」
妹「こんなにトロトロになっちゃって、ペロペロされちゃったんだよね?」
女「エッチ……エッチ……いっ……あぁっ……」
妹「こんなに可愛いと、お兄ちゃんに挿れられちゃうよね?」
女「挿れさせちゃった……いっぱい挿れさせちゃったよ」
492 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:50:11.49 ID:wH+LLCtJ0 [30/31]
妹「もう挿れちゃう。お姉ちゃんに指挿れちゃうから」
女「あぁっ……抵抗できなくなっちゃう……」
妹「もう絶対イかせちゃう。お姉ちゃん私のものにしちゃう」
女「えぇっ……イかされちゃうの? あっ……だめ、感じちゃうよ……」
妹「委ねちゃって。一緒に感じちゃおう。ねっ。私にも触って……」
女「こ、こう? 抱きついちゃっていいの?」
妹「いいよ。お姉ちゃん好きよ……。ねぇ、すごくいいでしょ?」
女「すごくいい……あぁっそこ……イッちゃう!」
妹「こんなにのけぞっちゃうんだね。可愛い。可愛いね」
女「イかされちゃう……妹ちゃんに……あぁっ」
妹「お姉ちゃん……感じちゃうよ……イッちゃって……イッちゃって」
女「あぁっ……いっ……ああん……んっんっ……あぁぁぁっ!!」
493 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:57:23.47 ID:wH+LLCtJ0 [31/31]
妹「お姉ちゃん……イッちゃったね。綺麗。すごく綺麗」
女「はぁっ……すごく不思議な気持ち……」
妹「ねぇ、私もイッちゃっていい? ここ触って……お姉ちゃんの指で」
女「こ、こう? いいよ。気持ちよくなっちゃって……」
妹「うん。うん。お姉ちゃん……そう……そうなの」
女「感じちゃうんだね……すごくキュートなのに、エッチなんだね」
妹「うん……いぃ……いいよお姉ちゃん……好きっ……」
兄「ただいま~」
妹「あぁっ……お兄ちゃんだ!!」
女「え、帰ってきちゃったの!?」
兄「ただいま~。えええええええっ!! な、な、な、なにがっ!!」
女「お、お邪魔……してます……」
494 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:02:59.26 ID:wphImD7p0 [1/43]
兄「先輩! な、なにを、どどどどうして、ええっ?」
女「ト、トウモロコシを収穫に来たんだけど……」
兄「あの、二人とも、裸で、裸です」
妹「お姉ちゃんと仲良くしちゃってるの」
兄「いつからそんな……」
妹「さっきから」
兄「え、ど、どうして?」
女「どうしてって……お風呂入って横になってたら……」
妹「ねえ、お兄ちゃんも仲良くしよう……」
兄「ええっ?」
妹「お兄ちゃん……全部……ばれてるから」
女「ばれちゃってるよ」
496 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:08:37.21 ID:wphImD7p0 [2/43]
兄「先輩……」
妹「お姉ちゃんと……しちゃったんでしょ?」
女「妹ちゃんとしちゃったんでしょ?」
兄「はい……。あの……二人で……しちゃってるんですか?」
女「妹ちゃんに……されちゃって……しちゃってる」
妹「ねえ、お兄ちゃん……仲良くしてよ……いま……」
兄「えっ、仲良くしてって……」
妹「お兄ちゃん……裸になって……来て……来て……」
女「してあげて、妹ちゃんに。決めちゃって」
兄「先輩……、い、いいんですか?」
女「まだイッちゃってないから。ちゃんとイかせてあげて」
妹「お兄ちゃん……欲しい……欲しいよ……」
497 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:16:23.31 ID:wphImD7p0 [3/43]
兄「もう俺、何が何だかわからないぞ」
女「お願い……このままじゃ途中だから……」
兄「先輩、なんでそんな目してるんですか……」
女「妹ちゃんのこと、好きなんでしょ。ちゃんと決めてあげて」
妹「お姉ちゃんごめんね……お兄ちゃん……ねぇ……」
兄「わかった。今、欲しいんだな。脱ぐぞ……」
妹「お兄ちゃんの格好いいのを……ちょうだい……」
女「あぁっ、大きくなってる……早く」
妹「お兄ちゃん……そのまま……生でして!」
女「え、ほんとにっ?」
妹「うん……今日、だいじょうぶだから……」
兄「行くよ。いいんだよな……」
498 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:23:37.81 ID:wphImD7p0 [4/43]
女「あっ……そのまま挿れちゃうんだ……」
妹「あぁぁぁぁっ……すごくいい!」
兄「あああああっ! うぉっ! 締めつくっ!」
妹「味わって……私の中……味わってね」
兄「ああ。お前も……。直に感じるだろっ?」
妹「お兄ちゃんの形が……はっきり……」
兄「うぁあっ……キュッキュッて……締めつけてくる……わかるか?」
妹「うん……お兄ちゃんが……グングンってなってる……」
女「見てるだけで……すごい……すごい感じちゃう」
兄「あああああ……もっと……もっと……突くぞっ……」
妹「そう。そう。離さない……掴んじゃう……」
兄「溢れてくるっ……いっぱい……」
499 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:29:44.21 ID:wphImD7p0 [5/43]
女「あぁっ……すごい激しい!」
妹「お姉ちゃん……見てて……イッちゃうから……」
女「うん。うん。見せて」
兄「あ……あっ……うっ……俺も……出そう……」
妹「お兄ちゃん……中に……中にちょうだい……」
女「あっ……腰に……足絡めちゃうんだ……」
兄「出すよ……もう抜けないもんな……うぅおぉっ」
妹「出して……出して……」
女「いっぱい……いっぱい……挿される……」
妹「好き……お兄ちゃん……キス……キスしてっ……」
兄「んんっ……んっ……んっ」
女「感じちゃう。感じちゃうよ。だめ。だめ」
500 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:36:46.16 ID:wphImD7p0 [6/43]
妹「あぁっ……お兄ちゃん……そこだよ……そこ……」
兄「中が……キスしてるっ……出るっ!」
妹「イッちゃうよ……イッちゃう……あ……」
兄「イクっイクっ……イクよぉ!」
妹「はぁぁ~~ん!! あぁぁぁぁっ!!」
兄「ふぉぉぉぉっ……あぁぁぁぁっ!!」
妹「あっあっあっあっ……お兄ちゃ……お兄ちゃ」
女「ああああ……」
兄「あぁぁっ……あぁぁっ……あああっ!!」
妹「ビクビクって……出てるよぉ……」
女「あぁっ……出されちゃった……」
妹「ビクって……ビクって……何度も……出してるよぉ!」
502 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:43:59.48 ID:wphImD7p0 [7/43]
兄「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
妹「んんっ……んんっ……はぁっ……」
女「おかしくなっちゃう。おかしくなっちゃうよ……あぁん」
兄「先輩……俺……」
女「そう。キミがいけないの。全部……」
兄「ごめんなさい……」
妹「お姉ちゃん……ちょっと待って……もうちょっと」
女「うん。もう欲しい……もう欲しいよ……」
兄「えっ……」
女「すごい変な気持ち……たまらないの」
妹「今度はお姉ちゃんの番だから……」
女「妹ちゃん……貸して……貸して」
504 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:51:13.75 ID:wphImD7p0 [8/43]
兄「いいんだな……」
妹「うん……」
兄「またな……」
妹「うん。お姉ちゃんをいっぱいイかせてあげて……」
女「妹ちゃん……ありがとう」
兄「先輩……。今日、すごくエッチな匂いがする……」
女「もう、わかんなくなっちゃってるから……」
兄「いいんですか?」
女「早く……早く……」
兄「すごい。こんなに溢れちゃってるんだ」
女「だって……だから……」
妹「お兄ちゃん、挿れなきゃ」
506 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:00:05.24 ID:wphImD7p0 [9/43]
女「そのまま来て……そのまま……」
男「生で……?」
女「うん……。私も大丈夫だから……」
妹「挿れて……お姉ちゃんに挿れて……」
女「もう……こうだから……自分で挿れちゃうから……」
男「あっ……導かれる……」
女「は……はぁぁぁぁん……お……おいしい……」
男「あぅぅぅぅ……まとわりつくっ……舐めてるんだ……」
女「硬い……嬉しい……こんな硬く……」
男「あぁっ……イッたばかりなのに……また……」
妹「あっ……お姉ちゃん、奥まで咥えこんじゃった……」
女「腰動いちゃう。腰動いちゃうよ……」
507 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:08:50.64 ID:wphImD7p0 [10/43]
男「いい。いいっ……う……あああっ……痺れる……」
女「も……もう……ずっと……イッちゃってるよぉ……」
男「お……俺……先輩のこと……好きだから」
妹「お兄ちゃん……私もお姉ちゃん好きだよ」
女「あっあっあっ……ヘンなっちゃう……ヘンなっちゃう」
男「あぁっ……欲しがるんだ……吸い込まれるっ」
女「出して……絶対……出して欲しい……」
兄「おぅぅ……あっ……発射……しそう」
女「はぁぁっ……あっあっあっあっあっあっ……」
妹「私も……私も……一緒にイッちゃう……んっ……」
兄「先輩……出ちゃうよ……出ちゃうよ……」
女「もうだめ。もうだめ。もうだめ……」
508 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:19:23.02 ID:wphImD7p0 [11/43]
兄「あ……イクっ……うっ……くぁぁぁぁ~っ!!」
女「あぁっ……あっ……熱い……のが……来た……」
兄「ふぉぉぉ……おおっ……ああっ……ああああああっ!!」
女「あっあっ……んん……ん……ん……ん……」
妹「あああ……」
兄「ああ~っ……ああ~っ……あ~っ……」
女「んっ……あぁ……はぁ……」
妹「すごいの。すごいの。すごくいいの……」
兄「あぁぁぁぁぁぁ……」
女「んんっ………………」
兄「出しちゃった……」
女「出されちゃった……」
509 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:24:28.33 ID:wphImD7p0 [12/43]
妹「お姉ちゃん……くっついていい?」
女「うん……」
妹「こうしたかったの」
女「こんなに……されちゃうんだ……」
妹「すごく綺麗だよ、お姉ちゃん」
女「はぁっ……あぁっ……感じちゃう……」
妹「お姉ちゃん……お兄ちゃんのを飲みこんでくれた……」
女「一緒に……一緒に出させちゃった」
妹「そう。そうなの。一緒なの」
女「全部……全部中におさめちゃうから……」
妹「お姉ちゃん……大好き……愛してる……」
女「妹ちゃん、すごく可愛い。すごく可愛いよ……」
【第9話 収穫】おわり【第10話 海辺】に続く
540 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:06:08.19 ID:wphImD7p0 [15/43]
【第10話 海辺】8/21(土)08:00 晴れ(28度)
女「おはようー」
妹「お姉ちゃん、おはよー!」
女「二人とも、出発の準備はオッケー?」
兄「大丈夫ですよ。今日は畑にたっぷり水も撒いたし」
妹「特に必要なものってないですよね。水着と着替えぐらい?」
女「そうね。他に要るものがあったら、向こうで買えばいいから」
兄「じゃ、行きましょうか。あぁ、今日も暑そうだな」
妹「うみ~! たいへいよう~!」
女「妹ちゃん、すご~く太平洋だからね、九十九里浜は」
兄「ですよねー。あの水平線は、ほんと見ておいた方がいい」
妹「うみ~! たいへいよう~! すいへいせ~ん!」
兄「家の鍵閉めるよ。はい、早く出て」
541 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:15:26.46 ID:wphImD7p0 [16/43]
>>539
うーん、考えてみましたが
あと10時間ぐらいはかかるんですよ
542 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:16:30.20 ID:wphImD7p0 [17/43]
妹「夏期講習終わった~! うみ~! うみ~!」
女「ええと、どっちが助手席乗る?」
兄「あー、どうしましょうか」
女「二人で後ろ乗ってもいいよ」
妹「じゃあ私、助手席乗る~」
兄「じゃ、俺が後ろで」
妹「レッツ、ドライブ~!」
女「それじゃ、しゅっぱ~つ!」
妹「しんこ~!」
女「九十九里浜まで2時間もかからないからね」
妹「結構近いんだね」
女「今日の予定を言っとくね。まず、午前中は働いてもらいます」
543 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:21:17.36 ID:wphImD7p0 [18/43]
妹「ちゃきちゃき働きますよ~」
女「それから午後は海ね。お昼は海の家で食べよう」
兄「わかりました」
妹「……ねえ、今夜はまた三人でしちゃうのかな?」
女「えぇっ? 何のことかな?」
兄「…………」
妹「何のことかなぁ? お兄ちゃんは黙ってるしぃ」
女「夜は……晩ご飯はカレーでいいよね?」
兄「あ、いいですね。キャンプみたいだ」
女「うちで採れた野菜も少し持ってきたから。夏野菜カレーにしましょ」
妹「オッケー!」
兄「今日は随分テンション高いな……」
544 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:29:02.18 ID:wphImD7p0 [19/43]
(九十九里道路)
妹「……あっ、あれ、海? 太平洋?」
女「ちょっと見えてきたね。もうすぐだからね」
兄「早かったなあ。全然2時間もかかってない」
女「今日、土曜なのに道が空いてたね。猛暑のせいかもね」
妹「暑いから、動きたくないのかなあ?」
女「暑すぎて観光客の少ない行楽地もあるみたいよ」
妹「へぇ~、そうなんだ」
女「でも天気いいから、全体じゃプラスなのかな」
兄「さすが旅行会社」
女「そりゃもう。お仕事ですから……」
妹「大家さんちの人って、みんな旅好きなんだね」
兄「そう言われてみれば、そうだな」
545 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:33:54.26 ID:wphImD7p0 [20/43]
女「でも旅好きで畑好きって、ヘンだよね」
兄「常に新しい土を求めてるんじゃないですかね?」
女「う~ん、面白い説。あ、到着しちゃったよ~」
妹「着いた~! 別荘!」
兄「ああ、一年ぶりだ」
女「お客様、あの防風林の向こうがビーチになります」
妹「海は見えないけど、もうすぐそこなんだね」
女「ここから徒歩2分ぐらいかな」
兄「そんなもんですね」
女「とりあえず、家に入りましょうか」
妹「は~い。お邪魔しま~す」
兄「お邪魔します」
547 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:40:24.53 ID:wphImD7p0 [21/43]
女「別荘って言っても、こんなボロでごめんね……」
妹「そんなそんな。新しくないだけじゃないですか」
兄「何を言ってるんだ、お前は」
妹「あっ、ここ、うちに似てるよね~。お兄ちゃん家に」
兄「え、そうか?」
女「うん。間取りがね、あっちの家と殆ど同じなんだよね」
兄「あ、なるほど。言われてみれば」
女「建った時代も、多分一緒ぐらいなんじゃないかな」
兄「当時の建築様式なんですかね」
女「そうね、きっと」
妹「でも、畑はないよね」
女「お父さんも、さすがにここまでは手が回らないから」
548 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:47:21.63 ID:wphImD7p0 [22/43]
兄「部屋、そんなに汚れてるって感じじゃないですね」
女「ちょっと埃がたまってるぐらいかな」
妹「綺麗に掃除しますよ。楽しい夜のために」
女「そうね、お泊まりだもんね」
兄「じゃ、さっそく仕事しましょうか」
女「うん、じゃあまず窓を全部開けて、外の物干しに布団を干します」
兄「はい」
女「その後は部屋の掃除をお願いね」
妹「は~い」
女「私は水回りの掃除して、買い物に行くから」
兄「わかりました」
妹「サクサクやりま~す」
549 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:51:17.60 ID:wphImD7p0 [23/43]
(2時間後)
女「……ただいま~。いろいろ買い込んで来たよ~」
妹「お姉ちゃん、お帰りなさ~い」
女「もう掃除の方はいいみたいね」
妹「終わりました~!」
女「お布団の方は、と……」
兄「……あ、お帰りなさい。もう布団取り込み始めてますよ」
女「じゃあ、布団入れ終わったら、海に行く支度しよっか」
妹「わ~い! うみ~!」
兄「よいしょ。よいしょ……はい、これで布団終わりです」
女「お疲れさま。じゃ、こっちで水着に着替えて行くからね」
妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
兄「ん?」
551 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:57:13.27 ID:wphImD7p0 [24/43]
妹「着替えるところ、見たいの?」
兄「あ、ごめん。向こう行くから」
妹「見たいか見たくないか聞いてるんだけど」
兄「難しい質問だな」
妹「でも、着替え終わるまで見せないよ~」
女「じゃ、こっち女子更衣室にするから、隣の部屋で着替えてね」
妹「お兄ちゃん、しっしっ……」
兄「俺、『ちぇ』とか言わなきゃいけないのかよ……」
妹「うわぁ~、お姉ちゃん!」
女「うわぁ~、妹ちゃん!」
妹「……とか言ってると、絶対覗きたくなっちゃうんだろうね」
女「覗いたらどうしようか?」
558 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:04:38.24 ID:wphImD7p0 [26/43]
妹「罰を与えなきゃね」
兄「覗かないよー! 覗かないって言ってるだろー!」
妹「あっ、隣の部屋から何か聞こえた」
女「うわぁ~、妹ちゃん。水色の紐ビキニなんだ~」
妹「へっへー。いいでしょ」
女「色が鮮やかですごい似合ってる。ナンパしたくなっちゃうな」
妹「今日のために買って来たんだ~♪」
女「ねえねえ彼女、一緒に遊ばない?」
妹「うん、遊ぶ~。そういうお姉ちゃんも、白ビキニがとってもセクシー」
女「ちょっとこれ、シンプルすぎるかな?」
妹「またまた~。大胆なカットで、谷間を強調しちゃって~」
女「……もういいよ~。こっち来ても。着替え終わったから~」
559 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:10:49.24 ID:wphImD7p0 [27/43]
妹「あっ、お姉ちゃん、お兄ちゃんに見せつけようとしてる~」
女「うん。でも今日は日焼けするから、すぐフル装備ね」
兄「審査委員長が来ました」
妹「どうですか、審査の方は?」
兄「二人とも満点です。とてもよく似合っています」
女「なんだか素っ気ない反応ね。シャツ着ちゃおう」
兄「なるべく透明な気持ちで、美術品を見るように鑑賞しています」
妹「もっと悩殺されちゃってよ~。ドキドキしちゃってよ~」
兄「男には男の事情があるのです」
女「いろいろ大変なのね」
兄「時には抑制が必要な場合もあって……」
女「わかったわかった。じゃ、海行こう!」
560 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:18:09.34 ID:wphImD7p0 [28/43]
妹「あっ、ビーチサンダル忘れてきちゃった。って言うか、買い忘れた……」
兄「ビーサンなら、海の家で買えばいいさ」
女「とりあえずうちのサンダル履いてく?」
妹「うん。じゃあそうするね。サンダル、お借りします」
女「じゃ、行くよ。うみ~~!」
兄「先輩もちょっとはしゃいでますね」
女「だって今年の初海水浴だもん。妹ちゃんの真似したの~」
妹「うみ~! うみ~!」
兄「暑い。焼けるように暑い」
妹「うみ~! あつい~! かいすいよく~!」
女「あっつぅい。まぶしいね。サングラスかけちゃおう」
妹「あっ、大人の女を演出してる~。ずる~い」
561 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:25:13.61 ID:wphImD7p0 [29/43]
女「……妹ちゃん、ほら、待望の海だよ」
妹「あっ。うわぁ~。砂浜がこんなにずっと真っすぐなんだ……」
女「こちらが九十九里浜になりま~す」
兄「な、すごいだろ」
妹「すご~い。お兄ちゃんが作ってくれたんだ~」
兄「そうそう。あの水平線も、俺が作った」
妹「水平線が、丸いよ……地球って丸いんだね……」
兄「どうだ。俺が作った地球はすごいだろ」
妹「すご~い。お兄ちゃん。私のために地球作ってくれてありがとう」
女「大変だったでしょ? これ作るの」
兄「先輩まで……いえいえ。一週間もかかんなかったですよ」
女「聖書の創世記だ」
562 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:33:45.24 ID:wphImD7p0 [30/43]
妹「地球って、象とか亀とかが支えてるんだよね?」
兄「そうそう。背中に乗ってるんだ」
女「あと、大蛇とかもなかったっけ?」
兄「そんなのありましたっけ?」
女「水平線の先が崖で、そこから滝になっちゃうんだよね」
妹「船が水平線の向こうに行ったら、落ちちゃったりね」
兄「遠くに見える船も、いずれ真っ逆さまなんだな」
女「ずいぶん危ないね、地球って」
兄「すいません。俺の設計ミスです……」
妹「だめじゃない、お兄ちゃん」
兄「次はうまく作るからさ」
女「じゃ、海の家にご飯食べに行きましょう……」
563 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:39:56.10 ID:wphImD7p0 [31/43]
(海の家)
妹「……わ~い。お兄ちゃんにビーチサンダル買ってもらっちゃった!」
女「よかったね、妹ちゃん。買ってもらえて」
妹「お姉ちゃんも、お兄ちゃんに支払い押しつけてくれてありがとう!」
兄「最初から俺が払うつもりだったよ、全部」
女「さあ、じゃあこの辺にビーチテントを置こうか」
兄「ベースキャンプの設置ですね」
妹「土曜の午後なのに、ほんとに混んでないよね」
女「ここはね、穴場なのよね。駐車場の大きい海水浴場の方が混むみたいで」
兄「よいしょ。はい。テントです」
妹「わ~い。できたできた。簡単だね、このテント」
兄「それにしても、砂が熱いなあ。焼けるようだ」
女「ビーサン脱いだら、走って海に入らなきゃね」
564 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:44:53.24 ID:wphImD7p0 [32/43]
妹「じゃあさっそく、泳いできま~す」
兄「あ、ちょっと待って。今、腹いっぱいだし」
女「日焼け止め、ちゃんと塗らなきゃ……」
妹「もう~。二人でいちゃつく気だな。いいよ、一人で行っちゃうから」
兄「このビーチマット、持ってくか?」
妹「うん。持ってく~。波乗りしてきちゃおう」
女「引き波が強いから、気をつけてね。すぐ沖の方に流されちゃうよ」
妹「そして崖の下に真っ逆さま……きゃ~!」
兄「ブイがあるだろ。あそこまでだよ」
妹「それじゃ、行って来るね~」
女「ナンパされないように気をつけてね。人そんなにいないけど」
妹「あっ……足、あっつぅい。あちちっ……」
566 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:50:46.90 ID:wphImD7p0 [33/43]
兄「……いきなり泳いでくな、あの娘は」
女「あっ、妹ちゃんこっち向いて手振ってるよ。は~~~い!」
兄「だいじょうぶかなあ、一人で」
女「だいじょうぶだよ、ビーチマットあるし。心配なら行ってくれば?」
兄「いいや。寝っ転がって海を眺めてよう」
女「テンション低いね、今日」
兄「そうですか? 太陽が眩しいだけですよ」
女「なにそんな詩人みたいなこと言っちゃって。さてと……」
兄「あ、泳ぎに行くんですか?」
女「シャツを脱ぐのでした。ほらっ」
兄「わお。いきなりそのビキニだと、ちょっと反応してしまいます」
女「ちょっとテンション上がったかな? トップレスにしちゃおうか?」
568 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:01:16.65 ID:wphImD7p0 [34/43]
兄「ここ、そういうビーチじゃないでしょ」
女「嘘嘘。後でね。ねえ、日焼け止めの乳液、塗ってくれる?」
兄「トップレスにしてから?」
女「トップレスにしなくていいから。背中だけ。はいこれ」
兄「はい。真面目に塗りますよ」
女「肩から背中が一番焼けるから、ベタベタ塗っていいよ」
兄「目の毒だなあ、水着からこぼれそうな胸が」
女「ちょっと誘惑しちゃってるかな」
兄「欲しいなあ。ちょっと股間がヤバくなりました」
女「欲しいでしょ」
兄「誘惑しまくりですね。テンション高いじゃないですか」
女「妹ちゃんのテンションが、ちょっとうつっちゃったかな?」
569 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:07:03.27 ID:wphImD7p0 [35/43]
兄「このビーチ、ほんと隠れるところないんですよね」
女「ずーーっと砂浜で、岩場とかないからね。林の中には隠れられないしね」
兄「隠れられるのは、海の中ぐらいですかね」
女「魚のような話ですね」
兄「ずいぶん向こうの方に、ビーチマットが浮いてますね」
女「水色のビキニの女の子が、マットの上で寝てますね」
兄「のどかですね」
女「そろそろ、泳ぎに行こうか」
兄「ああ、夏の海、夏の海」
女「俳句?」
兄「ひねもすのたりのたりかな」
女「春の海じゃなかったっけ?」
570 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:12:52.82 ID:wphImD7p0 [36/43]
妹「……おーい! 泳ごうよ~」
女「あ、行く行く~。ちょっと浮き輪買ってくるから待ってね~」
妹「お兄ちゃんも!」
兄「向こうから砂浜走って来ると、可愛いな」
妹「あっちに走って行ったら、可愛いくないの?」
兄「わかった。泳ぐから」
妹「わ~い。一緒に泳ごう」
兄「そのビーチマット浮かせて乗りたい。さっきお前がしてたみたいに」
妹「すごい気持ちいいよ。極楽マットだよ」
兄「よし。海に飛び込むか~!」
妹「うみ~!」
兄「うわっ……しょっぱい」
571 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:19:02.49 ID:wphImD7p0 [37/43]
妹「……ブイブイ! ブイ到着~」
兄「結構怖いな、ここまで来ると。砂浜があんな遠くに見える」
妹「私はもう慣れちゃったよ。溺れてもお兄ちゃんが助けてくれるし」
兄「俺も溺れたらどうする?」
妹「いいよ、私の魅力に溺れちゃっても」
妹「抱きついちゃおう!」
兄「やめろ、ほんとに溺れる」
妹「お兄ちゃんが溺れたら、私も溺れるよ~」
兄「俺はマットの上で寝転がるから、溺れないぞ」
妹「ふ~んだ。私一人で溺れちゃおう」
兄「……ああ、極楽極楽。空は広いな大きいな」
572 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:25:19.64 ID:wphImD7p0 [38/43]
女「お~~い!」
妹「あ、お姉ちゃんが浮き輪で泳いで来た!」
兄「あー、でっかい浮き輪ですね」
女「この浮き輪の上にも乗れると思うよ……よいしょ!」
妹「あ、楽しそう。私も乗ってみた~い」
女「いいよ。じゃ私、マットに乗るね。はいキミ、降りて降りて」
兄「えーっ。気持ちよかったのに」
女「大家命令だから」
兄「わかりましたよ。降りますよ。よっ……と」
女「抱きついちゃおう!」
妹「あ、私とおんなじことやってる~」
兄「嬉しいけど、結構怖いんですよ……」
573 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:30:34.90 ID:wphImD7p0 [39/43]
(夕方)
女「妹ちゃん、砂で何作ってるの?」
妹「地球の上半分。大蛇の背中に乗ってるの」
兄「海水浴ってだいたいそのうち、砂遊び始めますよね」
女「それから次に誰か埋められちゃうんだよね」
妹「えいっ。お兄ちゃん埋めちゃえ」
兄「あっ、俺かよ」
女「砂風呂とか砂療法ってあるんだよ。身体の毒を出すの。えいっ」
妹「お兄ちゃんの毒も出しちゃえ。えいっえいっ」
兄「わ。いきなり動けなくなってきた」
女「フグの毒にあたった時も、砂浜に埋めて毒出しするんだって」
妹「あ、それ聞いたことある~」
兄「うう……。結構、砂って重いんですね……」
【第10話 海辺】おわり【第11話 別荘】に続く
妹「ホームステイに来ましたよ」-4
続きます
【第8話 再来】8/14(土)19:30 曇り(28度)
妹「お兄ちゃん、ただいま~♪」
兄「おう、お帰り」
妹「『お帰り』だけなの~?」
兄「お疲れ。長旅、大変だったな」
妹「せっかく私が戻って来たのに、お兄ちゃんちょっと素っ気ない感じ~」
兄「え、そうか?」
妹「普通にただいまって言わないで、もう少し凝った方がよかった?」
兄「どんなだよ」
妹「……あ、あの……この辺で迷っちゃったんですけど……」
兄「家出少女かよ」
妹「……ちょっと泊めていただけないでしょうか、とかね」
兄「それさ、確実にやられるよね」
351 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:37:32.28 ID:08o5Qhcm0 [50/54]
妹「えーーっ。やられちゃうんだ。行くところなくて困ってる子なのに?」
兄「もしお前が家出したくなったら、俺のところ来てもいいけどさ」
妹「……あの、どうしても、泊めていただきたいんですけど……」
兄「さっそく家出少女が来たか」
妹「見ず知らずの人に、こんなお願いしてすみません……」
兄「口調が丁寧な割には、非常識だな」
妹「もちろん、タダでとは申しません……」
兄「カニでも持ってきたか?」
妹「カニも、お金も持ってません……」
兄「皿洗いコースか」
妹「お皿を洗うのは得意じゃありません……」
兄「皿洗いに得意不得意があるのか。じゃ、何が得意なんですか?」
353 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:43:29.39 ID:08o5Qhcm0 [51/54]
妹「お兄ちゃんノリが悪い! せっかく隙だらけの家出少女を演じてたのに!」
兄「やっぱり、そこでカニとか持ってなきゃダメだろ」
妹「なんでカニにこだわってるの? 食べたいの?」
兄「いや、別にそうじゃないけど。なんとなくシュールで面白いから」
妹「そりゃ面白いけど! 無意味にカニの甲羅とか被ってたら面白いけど!」
兄「だろ。やっぱカニだろ」
妹「私、お兄ちゃんに抱き締めて欲しかったのっ!」
兄「そうか。悪い悪い」
妹「抱き締めてくれる? 頭にカニ被ってるけど」
兄「あははは。ぎゅっ。お帰り、待ってたよ」
妹「ただいま……。また仲良くしてね……」
兄「ああ、うん……」
354 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:48:49.46 ID:08o5Qhcm0 [52/54]
妹「あっ、お兄ちゃん、女の人の匂いがする!」
兄「え、しないだろ?」
妹「冗談冗談。私がいない間に浮気してたりしないよね?」
兄「してたしてた」
妹「な~んだ、してたのか。じゃ、しょうがないなぁ~」
兄「何がしょうがないんだよ」
妹「せっかくお土産持ってきたのに、あげるのやめちゃおうかな」
兄「なんだよ、お土産って?」
妹「ここに取り出しました大きな袋……」
兄「ずいぶんでっかいな。でも、何も入ってないぞ」
妹「私がすぽっ! はい、お土産!」
兄「このお土産、中身が袋の中に入りきってないんだけど」
355 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 23:54:17.84 ID:08o5Qhcm0 [53/54]
妹「袋から出られなくなっちゃった……」
兄「じゃこのまま、ちゃぶ台の前まで運んでいくからな」
妹「わ~い。わ~いわ~い」
兄「よいしょ。よいしょ。重いお土産だなぁ……」
妹「わ~いわ~い。楽しい楽しい」
兄「今日の普通電車の旅はどうでしたか、お土産さん?」
妹「もう3回目だから、正直言ってちょっと飽きちゃったかな。やっぱり長いし」
兄「そりゃそうだよな。もう一往復半なのか……」
妹「でも今日、そんなに暑くなかったから、勉強がはかどったけどね」
兄「ああ、電車ってなんか集中できるよな」
妹「そうそう。適度な揺れがいいんだよね」
兄「知らない間に目的地に着いてたりするよな」
356 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/15(月) 00:02:54.14 ID:08o5Qhcm0 [54/54]
妹「最初の往復のときは、すごい新鮮だったなぁ」
兄「その気持ちはわかる気がするな」
妹「お兄ちゃんも今度、やってみれば?」
兄「うん、やってみようかと思ってる。あのさ、考えがあるんだ」
妹「なに?」
兄「お前の青春18キップ、あと2枚残ってるだろ」
妹「うん。私が帰りに使ったら、1枚余っちゃうんだけどね」
兄「それを俺に譲ってくれ。1枚じゃなくて、2枚な」
妹「おっと」
兄「今度俺が帰るときに使うから。お前の帰りの分は、新幹線代を出してやるよ」
妹「ほほう。その話、乗っちゃおうかなぁ」
兄「俺もさ、お前がここまで往復した気持ちを味わってみたいんだ」
357 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:07:42.82 ID:YEaI9RUf0 [1/35]
妹「お兄ちゃん……」
兄「それとさ、俺も新幹線代が片道分浮くんだ。賢いだろ」
妹「頭なでていい?」
兄「え、いいよ」
妹「賢い賢い。なでなでなでなで」
兄「照れるなあ。そんなに誉めてもらって」
妹「キスしちゃお。チュッ」
兄「こら。ますます照れさせようとしてるだろ」
妹「違うよ……」
兄「なに顔赤くしてるんだよ……自分からキスしといて」
妹「だって……なんか……」
兄「なんか?」
358 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:14:10.51 ID:YEaI9RUf0 [2/35]
妹「なんかやっぱり好きなんだよね。うまく説明できないけど……」
兄「お前さ、帰ってる間になんかあった?」
妹「ううん、別に」
兄「そろそろ袋から出たら? お土産さん」
妹「袋から出しちゃったら、早めにお召し上がりにならないとだめなんだよ」
兄「そうか。じゃ、食べるときまでしまっとこう」
妹「え~んえ~ん。出してよ~」
兄「出ればいいじゃん、自分で」
妹「引っ張り出してよ~。これ、倒れないと一人で出られない~」
兄「はいはい。わかったから……よいしょ」
妹「ふぅ。出られた。畳にごろ~ん。すりすりすりすり」
兄「猫みたいだな、やってることが」
359 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 00:21:26.41 ID:YEaI9RUf0 [3/35]
妹「この部屋の畳、すごく気持ちいいんだよね」
兄「まだ新しいからな。俺が入ったときに替えてもらったんだ」
妹「家に帰って来た~って感じ。うちからこっちに来たのにね」
兄「うち帰ってる間は何してた? 学校の用事だっけ?」
妹「クラスの映画を撮ってたりした。文化祭で上映するやつね」
兄「へぇ~。出演してたってこと?」
妹「うん、そう。二日ぐらい撮影に付き合ったんだ。『東京から来た女の子』の役で」
兄「あっはっは。なんだそれ。どこの東京から来た女の子だよ」
妹「転校生なんだよね。ヒロインのライバル役で、名前が『都』っていうの」
兄「なんてまた直球な名前なんだ。だけどそれ、どういう映画?」
妹「聞いて驚け~。青春ラブストーリーだ!」
兄「うわあああああ。なんか痒くなるぅぅぅ」
366 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 01:56:20.48 ID:YEaI9RUf0 [5/35]
妹「倒れないでよ。でもね、かなり面白い展開になってるんだよ。聞いて聞いて~」
兄「はい。どう面白いんですか、その映画は?」
妹「タイトルがね、『青春ハンサム』っていうの。主人公が『ハンサム』っていう男子なのね」
兄「あはははは。どんな奴だよ、『ハンサム』って?」
妹「う~ん、実際イケメンはイケメンなんだけど、滑りやすい三枚目っていうか」
兄「『ハンサム』が役名?」
妹「普段からそういうあだ名なんだけど、そのまま役の名前になっちゃって」
兄「なんとなく想像がつく奴だな」
妹「ヒロインの子は『ミホちゃん』って言うの。これもそのまんまなんだけどね」
兄「で、どの辺が面白いんだ?」
妹「まあ聞いてよ。そもそも『ハンサム』と『ミホちゃん』をくっつけちゃおうって企画でね」
兄「ああ、なんて内輪ノリなんだ」
394 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:18:22.97 ID:YEaI9RUf0 [8/35]
妹「現実と物語をシンクロさせてるっていうか、素とストーリーが行ったり来たりっていう感じで」
兄「高校生の映画っぽいな」
妹「それで映画と一緒に、『ハンサム』と『ミホちゃん』の仲が微妙に進行中らしいんだよね」
兄「へぇ~」
妹「二人とも奥手なんだけどね。でもなんとなくいい雰囲気で、周りみんなで楽しんじゃってて」
兄「なんかそれ、余計なお節介じゃないか?」
妹「『この後二人は初デートに行った』とか言って、勝手にデートに行かせちゃったりね」
兄「楽しそうではあるな」
妹「デートの後をつけてって、途中で二人にインタビューしちゃったりしてたんだって」
兄「で、物語はどうなるんだ。主人公とヒロインは?」
妹「どうなるのかなあ……フフフ」
兄「なんだよ、知らないのかよ」
396 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:24:41.60 ID:YEaI9RUf0 [10/35]
妹「ラストシーンがまだできてないから。プランはいろいろあるみたいなんだけど」
兄「お前の出番はどんな感じ?」
妹「ハンサムに智恵を授けるふりをして、誘惑しちゃうの」
兄「あれだ、ストーリー的には悪者なんだ」
妹「そうそうそう。小悪魔ってやつ?」
兄「この小悪魔め」
妹「私とハンサムが二人で一緒にいるところをミホちゃんに見られちゃったりね、お約束で」
兄「なんてお約束なんだ。で、『都』のセリフとかは?」
妹「『ミホちゃんのことが好きなんでしょ。どうしたらいいか教えてあげる』みたいな感じ」
兄「えー。ベタだな」
妹「セリフはそんなにベタじゃなかったけど。その場で覚えただけだから忘れちゃった」
兄「お前、学校じゃそういうキャラなのか?」
398 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:30:40.08 ID:YEaI9RUf0 [11/35]
妹「う~ん、どうかな。私が東京に行ってたの知ってて、そういう役にされたんだけどね」
兄「アテ書きみたいなものか」
妹「ちょっとだけ現実とずれてる感じ。夏休み入るまで、全然台本ができてなくて」
兄「ふ~ん。行き当たりばったりだな」
妹「学校行ったら、『結構大事な役なんで』とか言われちゃって。ちょっと頑張っちゃったかな」
兄「何をどう頑張ったんだ?」
妹「『ハンサムって、女の子のこと、よく知らないでしょ?』とか言っちゃったりして」
兄「うわぁ~。それでハンサムに迫るのかよ」
妹「あっ、そうだ……」
兄「なんだよ、急に服脱ぎ始めて」
妹「上半身裸になっちゃった。ケットにくるまってみましたよ」
兄「いきなり……」
399 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:40:38.97 ID:YEaI9RUf0 [12/35]
妹「お兄ちゃんもこっち来て、こっち。私の右側」
兄「え、こっち?」
妹「うん、そう。それでお兄ちゃんも上脱ぐの」
兄「え、なんだよなんだよ」
妹「こっちが『都ちゃん』で、そっちが『ハンサム』の位置ね。ベッドシーン撮ったの……」
兄「ええっ!?」
妹「こんな感じで、ケットで胸隠してたけど。一肌脱いじゃったってやつ?」
兄「おいおい、高校生の映画だろ?」
妹「高校生の映画だから、おとなしいもんでしょ?」
兄「ただそういうカットだけなんだろ? 別に何もしてないよな?」
妹「ベッドシーン自体は、この姿勢でセリフ言うだけだったけどね」
兄「それ以外に何かあったのかよ?」
400 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:45:35.75 ID:YEaI9RUf0 [13/35]
妹「気になるの、お兄ちゃん?」
兄「気になるよ、そりゃ」
妹「みんなが見てない隙に、私の胸をね、ハンサムだけにチラって見せちゃった……」
兄「えーーーーっ!! おい。おい。おい」
妹「こんな風に……ケットをちょっとめくって……チラってしたの」
兄「ちょっと……だけ?」
妹「ちょっとだけだよ。やっぱり見えちゃった?」
兄「見えちゃったよ……乳首の先まで……」
妹「役作り役作り。ハンサムもどぎまぎしちゃったし、映画の雰囲気出たんじゃないかな?」
兄「なんでそんな……」
妹「ま、それだけだけどね」
兄「わざわざ見せることないだろ。たかだかクラス映画のために」
401 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:50:22.99 ID:YEaI9RUf0 [14/35]
妹「別に裸が映ってるわけじゃないし。ノリね。ノリ」
兄「なんか許せないな。違うだろ、それ。だめだろ」
妹「あ、許せないんだ、お兄ちゃん。どうしたら許してくれる?」
兄「俺をからかうなよ」
妹「他の人に見せちゃったら、だめ?」
兄「だめ」
妹「お兄ちゃんのだから?」
兄「そう。俺のだから」
妹「お兄ちゃんだけが見ていいの?」
兄「そう。俺だけが見ていいの」
妹「お兄ちゃんだけが触れるの?」
兄「そう。触れるのは俺だけ」
402 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:55:30.48 ID:YEaI9RUf0 [15/35]
妹「あぁん……後ろから両手で? そんなに掴んじゃうの?」
兄「俺の手で、見えないように隠すんだよ」
妹「私、このまま襲われちゃう?」
兄「そう」
妹「押し倒されちゃう?」
兄「そうだよ」
妹「私のこと、欲しいの?」
兄「ああ。欲しいよ」
妹「いいよ。来て……」
兄「ちょっと待ってな……」
妹「あれ、新しいゴム買ったんだ?」
兄「あ、ああ。薄いのを試そうと思って」
403 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 20:59:32.66 ID:YEaI9RUf0 [16/35]
妹「もう何日かしたら、生でしていいよ」
兄「ほんとに?」
妹「うん……。たぶんもう大丈夫なんだけどね」
兄「危ないだろ」
妹「今日はやめとくけど……。お兄ちゃんに、初めてをとってあるの」
兄「いいのか?」
妹「うん……そうして欲しい……」
兄「俺も……そうしたいよ……」
妹「あっ、お兄ちゃんの、すごく格好よくなってるみたい」
兄「もうさっきから、ギンギンだよ、そりゃあ」
妹「ゴム、私が着けてみていい?」
兄「いいよ……」
404 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:05:45.05 ID:YEaI9RUf0 [17/35]
妹「脱がせちゃうよ……」
兄「脱がされちゃうのかよ」
妹「エヘヘ。お兄ちゃん、透明なのが出てきちゃってるね。ほら……」
兄「あぁ……先っぽが感じるっ……」
妹「ちょっと舐めちゃうね。こんなに膨れちゃってぇ」
兄「うぁぁぁ……いいっ……」
妹「お兄ちゃんがそんな顔すると、すごく感じてきちゃうな」
兄「俺が襲うはずだったのに、襲われてるじゃないか」
妹「じゃあもう、ゴム被せちゃうね。うまくできるかな……」
兄「……うん……そう……ちゃんと伸ばして……そう、上手上手」
妹「お帽子がぴったり! 格好いいよ、お兄ちゃん」
兄「もうさ、お前が欲しくてたまらないんだよ……」
405 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:10:44.11 ID:YEaI9RUf0 [18/35]
妹「お兄ちゃんあのね、さっきの話、続きがあるの」
兄「さっきの話って? チラってした話かよ……まだ何かあるのかよ」
妹「あのね、撮影の後でね、ハンサムと二人っきりになったの」
兄「どうして?」
妹「なんとなく。ハンサムがどぎまぎしてて、可愛かったんだよね」
兄「それで?」
妹「ちょっと仲良くしちゃった……」
兄「仲良くしたって、どういうことだよ!」
妹「だからちょっとだけ……」
兄「ちょっとだけ、どうしたって?」
妹「う~ん。言うの?」
兄「言えよ」
406 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:16:41.51 ID:YEaI9RUf0 [19/35]
妹「今みたいに、ゴム被せちゃって……」
兄「えっ? ええっ!?」
妹「『女の子のこと、よく知りたい?』とか言って、上に乗っちゃった……」
兄「あっ……挿れるのかよ」
妹「こんな風に……おっきくなったのを……私の入り口に擦りつけちゃって」
兄「だっ……だめだろ……そんな!」
妹「それでね……あ、もう入りそうだよ……挿入しちゃった……」
兄「あぁっ……こんなにヌルヌルで……すごい締まるっ!」
妹「どう? 気持ちいい?」
兄「こんなにいいのを……あげちゃったら……だめだろ……」
妹「ほんとにちょっとだけだから……ハンサム、すぐイッちゃったから……」
兄「そういう問題じゃないだろ!」
407 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:20:37.63 ID:YEaI9RUf0 [20/35]
妹「あぁ……んっ……お兄ちゃん! すごいよ……激しいっ!」
兄「俺だけのだろ。なあ。このキュッとしてるのは……俺だけのだろっ」
妹「そうだよ。お兄ちゃんだけのだよ……ああああっ!」
兄「あぅっ……じゃあなんで……なんでだよ!」
妹「すごい……お兄ちゃん……いっぱい……突き上げてくるぅ!!」
兄「お前はイかなかったんだよな? イかされなかったよな?」
妹「ねぇ……もっと……もっとして……」
兄「もう俺が上になるからな。絶対イかせるからな」
妹「うん……うん……あっ……深いよっ」
兄「うぅっ……こうだろ。こうだろ。お前の好きなのは……くぅっ」
妹「すごい……奥まで……お兄ちゃん……あぁっ!」
兄「イクだろ? イクだろ? ああっ……ギュンギュンだ!」
409 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:25:33.75 ID:YEaI9RUf0 [21/35]
妹「も、もうイッちゃう……イッちゃうよ……お兄ちゃん!」
兄「そうだろ。イッちゃうだろ。俺にイかされちゃうだろ」
妹「お願い……お願い……」
兄「出して欲しいんだろ? うあぁっ……中に欲しいんだろ?」
妹「欲しい……欲しいよ……お兄ちゃん……んんんんっ」
兄「突くよ。突くよ。突くよ。あぁっ……んあぁっ」
妹「あっあっあっあっあっあっ……も、もう……ああっ!」
兄「イクよ。イクぞ。出すぞ……ああああっ!!」
妹「あああああぁ~~っ! イクっ、イクぅ~~~っ!!」
兄「あああああああ……あ~~~っ!! あぁっあぁっあぁ~っ……」
妹「いっ……いぃっ……あぁっ……あぁっ……ああぁっ!!」
兄「うぅっ……うぅっ……まだ出るっ……」
410 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:30:30.66 ID:YEaI9RUf0 [22/35]
妹「ビクンビクンって……お兄ちゃんが……奥で……」
兄「はぁ~っ……はぁ~っ……」
妹「すごいよ……飛んじゃうよ……」
兄「こうだろ……なあ……」
妹「そう。こうだったの……お兄ちゃんが欲しかったの」
兄「お前は俺のものだからな」
妹「あぁっ……お兄ちゃん……そうです」
兄「俺だけのものだからな」
妹「そう……そうだよ」
兄「俺はずっとずっと、お前のことを愛してるからな」
妹「うん。うん。うん。私も。お兄ちゃんだけだから」
兄「俺が一番いいだろ、なぁ?」
411 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 21:34:31.31 ID:YEaI9RUf0 [23/35]
あ、すいません
少々中断します
417 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:30:41.56 ID:YEaI9RUf0 [24/35]
妹「お兄ちゃんが一番いい……」
兄「だめだぞ、もう」
妹「もうって……何が?」
兄「だから、そういうのは」
妹「そういうのって?」
兄「『教えてあげる』とか『知りたい?』とかだよ」
妹「私、そんなことしてないから……」
兄「チラっと見せたりもな」
妹「それも、嘘なの。全部嘘なの」
兄「え?」
妹「ごめんお兄ちゃん……ほんとに嘘だから」
兄「ほんとか? ほんとに嘘なのか?」
420 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:35:19.62 ID:YEaI9RUf0 [25/35]
妹「嘘だよ~ん……ほんとに嘘だよ~ん……エーンエーン」
兄「嘘泣きはいいからさ。どこから嘘なんだよ」
妹「ベッドシーンから。そんなのクラス映画でするわけないでしょ」
兄「ほんとかよ」
妹「都ちゃんの役まではほんとなんだけどね」
兄「この~。小悪魔め~」
妹「お兄ちゃんのために、ずっと守ってきたんだから。私の勝手だけど」
兄「どうしようかな、俺。まだ頭に上った血がおさまらないぞ」
妹「ごめんね、お兄ちゃん」
兄「でもまあ、嘘かなって思ってたけどな」
妹「ほんとに?」
兄「お前がそんなこと、する筈ないよなって」
421 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:40:20.77 ID:YEaI9RUf0 [26/35]
妹「私がずっと好きなのは、お兄ちゃんだけだもん」
兄「でもお前、ハンサムにちょっとは気があったりするんだろう?」
妹「あはははは。ないよ。ないって」
兄「なさそうだな、その調子だと」
妹「ミホちゃんとハンサムが処女と童貞で結ばれた方が面白いし」
兄「面白いで片付けるなよ、人のことを」
妹「じゃあ『美しい』かな」
兄「その二人は処女と童貞なのか?」
妹「まぁ、間違いなくね」
兄「この先どうなるのかなあ、二人は」
妹「ほらね、やっぱり気になるでしょ?」
兄「結末を報告してくれ」
422 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:46:07.36 ID:YEaI9RUf0 [27/35]
妹「いつになるかはわからないけどね」
兄「そりゃそうだ。だけどさ、何でベッドシーンなんて嘘ついたんだよ」
妹「今日、電車の中でずっと考えてたんだよね~。お兄ちゃん騙されるかなって」
兄「よくも俺の心をもてあそんでくれたな」
妹「ごめんね。ほんとにごめんなさい。許してくれる?」
兄「んーーー。許す」
妹「あれっ。やけにあっさり許してくれちゃうんだ」
兄「許して欲しくなかったのかよ」
妹「だって……お兄ちゃんがすごく激しくなったから……」
兄「それを期待してたのか?」
妹「言うかどうかは迷ったんだけどね」
兄「じゃ、何で言ったんだよ」
423 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:52:42.13 ID:YEaI9RUf0 [28/35]
妹「う~ん、わかんない。何となく。思いついちゃったからかな」
兄「俺の気を惹こうと思ったんだよな。そういうとこ可愛いよな」
妹「そうだよ~ん。お兄ちゃんが好きでたまらないんだよ~ん」
兄「俺もお前のこと、一生好きでいられる自信はあるぞ」
妹「やった~!」
兄「でも、この先、お前とどうなるかはな……」
妹「うん……私のわがままに付き合わせちゃったから……」
兄「いや、俺だって、抑えられなかったんだ……」
妹「ねえ、私が他の男の人と浮気したら、お兄ちゃんどう思う?」
兄「浮気とかって……俺が言えることじゃないし」
妹「じゃあ浮気じゃなくって、本気だったら?」
兄「お前の自由を尊重するしかないだろ」
424 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 22:58:49.67 ID:YEaI9RUf0 [29/35]
妹「口で言ってることと、さっきの反応が違う~」
兄「そうだな。矛盾してるな」
妹「じゃあ質問を変えるね。私が他の男の人と付き合ったら、お兄ちゃん悲しい?」
兄「うん。悲しい」
妹「私、付き合ってる女の子がいるけど?」
兄「それは許せるな。結局、代償行為だろ?」
妹「そうとも言い切れないけど、でもそうなのかな」
兄「本能的に許せるんだよな。男の本能なのかもな」
妹「私ね、彼女をお兄ちゃんに抱かせたいっていう変な願望があるの」
兄「へぇ~。それはどうして?」
妹「結局、好きなものをお兄ちゃんに捧げたいってことなのかな。自分捧げちゃったけど」
兄「その彼女はどんな子なんだ?」
425 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:04:19.84 ID:YEaI9RUf0 [30/35]
妹「あ、食いついてきた。でもお兄ちゃんには彼女捧げないからね」
兄「なんで?」
妹「彼女に最近彼氏ができたから」
兄「なるほど。それはわかりやすいな」
妹「そうじゃなかったら、お兄ちゃんに紹介したかもね」
兄「いいのか、それで?」
妹「いいんじゃないかな。お兄ちゃんも彼女も二人とも好きだから」
兄「俺がその子を抱いちゃうんだぞ」
妹「私が彼女をイかせちゃってからね」
兄「そんな想像をしてたことがあるんだな、さては」
妹「うん。そうなの。ヘンだって思う?」
兄「ヘンかもしれないけど、お前のことがだんだんよくわかってきた」
426 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:10:26.39 ID:YEaI9RUf0 [31/35]
妹「嬉しい。お兄ちゃんに私のこと全部見せたかったし、知って欲しかったの」
兄「お前がさ、ずっと俺の理想の女の子だったんだよ。ルックスも性格も」
妹「きゃ」
兄「可愛くて健気ってだけじゃなくて、ちょっとヘンなところもさ」
妹「全部受けとめてくれるのは、お兄ちゃんだけだよ……」
兄「シスコンとかそういうんじゃないんだ。ただお前が一番いいんだ」
妹「そんなに口説いてくれるんだ。もう、溶けちゃうよ……」
兄「なんでこんなにお前にマジになってるんだろう」
妹「あははははは。や~いや~い」
兄「ただ好きなんだ」
妹「すごくよくわかるよ。私もおんなじ気持ちだから……」
兄「この夏、お前と一緒にいられるのもあとちょっとなんだな……」
427 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:16:38.69 ID:YEaI9RUf0 [32/35]
妹「そうだね。でも、春になったら絶対戻ってくるからね」
兄「そうだ、海行きたいか?」
妹「海? 連れてってくれるの?」
兄「九十九里浜に大家さんの別荘があるんだけど、先輩が一緒にどうか、って」
妹「お姉ちゃんと行くの?」
兄「うん。別荘の掃除とかしに行くんだけど、海水浴もできるぞ」
妹「いつ?」
兄「来週の土日。もう夏期講習終わってるよな?」
妹「日曜は最後のマックのバイトがあるけど、土曜はだいじょうぶ」
兄「バイトは夕方だろ?」
妹「うん。いつもの通り」
兄「俺は去年行ってるんだけどさ、あそこの海はお前に見せておきたいって思って」
428 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:22:52.62 ID:YEaI9RUf0 [33/35]
妹「いいの、私も行っちゃって? 二人で行くつもりだったんじゃないの?」
兄「いや。二人だったら大家さんの手前、泊まりがけは無理だし、大変だ」
妹「箱入り娘だなあ、お姉ちゃん」
兄「だから息抜きに、ここ来たりするんだよな。昔の自分の家だしな」
妹「海かぁ……」
兄「太平洋だぞ。広いぞ」
妹「こっち最後だし、行っちゃおうかなぁ……」
兄「行こうよ。な。せっかくだから」
妹「うん、わかった。お兄ちゃんに私の水着姿、見せてあげるね!」
兄「水着か。持ってきてないだろ。買ってやろうか?」
妹「だめ。自分で買ってくるから。内緒にするの」
兄「楽しみにしてるよ、お前の水着姿……」
【第8話 再来】おわり【第9話 収穫】に続く
432 名前:1[] 投稿日:2010/11/15(月) 23:51:56.39 ID:YEaI9RUf0 [35/35]
【第9話 収穫】8/18(水)14:00 晴れ(34度)
女「こんにちは~」
妹「はーい。あっ、お姉ちゃん。いらっしゃい」
女「ふぅ、あっついね今日も。ちょっと畑仕事しに来たんだ」
妹「暑いですね~。今、お昼寝しちゃってたの」
女「起こしちゃってごめんね~。お父さんに頼まれちゃって。私、今日まで夏休みで」
妹「お兄ちゃんは、大学に行ってますけど」
女「あ、そうなんだ。いたらちょっと手伝ってもらおうかと思ってたけど」
妹「すごいフル装備ですね。長袖のシャツに大きい帽子にタオル……」
女「軍手もあるよ。今日はね、私がトウモロコシを収穫するんだ」
妹「すっかり農家のお姉さんですねぇ。結構似合ってますよ」
女「あはは。似合う?」
妹「トウモロコシって、どれだけ穫るんですか?」
433 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/16(火) 00:04:09.99 ID:wH+LLCtJ0 [1/31]
女「先に植えた方を、もう全部穫っちゃうんだって」
妹「え、植えてあるのの半分ぐらい?」
女「うん。50本ぐらいはあるかなって言ってた」
妹「えーっ。そんなにいっぺんに穫って、食べ切れるんですか?」
女「近所におすそ分けしたりするみたいよ」
妹「私もトウモロコシの収穫、やってみたいなぁ」
女「うん、いいよいいよ。でも勉強の方は大丈夫?」
妹「夜やるつもり。今日は午前中夏期講習だったし、バイトもないから」
女「じゃ、ちょっと手伝ってもらっちゃおうかな。すごい簡単だよ」
妹「このままの格好でいいかなぁ?」
女「そのままでいいけど、暑いから帽子とタオルね。軍手は貸してあげる」
妹「じゃ、準備して庭に行きま~す」
434 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:14:11.02 ID:wH+LLCtJ0 [2/31]
女「……ひぇ~っ。畑の方は、もっと暑いね。すごく蒸してる感じ」
妹「結構平気ですよ、このぐらい」
女「え、強いね。私もうさっきから、シャツの中に汗が溜まってるんだけど」
妹「終わったら、うちでシャワー浴びてきます?」
女「うん、ありがとう。そうさせてもらうかも。一応着替えも持って来たし」
妹「蚊取り線香も持ってきましたよ」
女「気が利いてるぅ」
妹「じゃあさっそく、始めますか」
女「ええとね、物置の中にナタがあるのね。それで根元をズバっとやるだけ」
妹「え、手でもぐんじゃないんですか?」
女「手でもげるけど、綺麗に切れないことがあるから」
妹「へぇ~。さすがは農家のお姉さん」
435 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:32:40.07 ID:wH+LLCtJ0 [3/31]
女「……これがナタね。じゃあ見本を見せるから……んっ……こうやってザクっと!」
妹「あ、簡単そう! やってみていい?」
女「いいよ。手切らないようにしてね」
妹「……大丈夫ですって……トウモロコシを掴んでザクザクっと……」
女「そうそう。そんな感じ」
妹「ちゃんと切れたぁ」
女「それから外側の皮をちょっと剥いて」
妹「……こうかな。あっ、トウモロコシらしくなった!」
女「うん、じゃあ任せちゃうね。私は畑の雑草取りしてるから」
妹「どんどん穫っちゃっていいの?」
女「うん、こっち側のトウモロコシは、もうヒゲが茶色いからだいじょうぶ」
妹「はい。じゃあ始めま~す」
436 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:48:16.79 ID:wH+LLCtJ0 [4/31]
(10分後)
女「ふぅ。暑いなぁ~」
妹「ほんといい天気ですよね、いつもいつも」
女「ねぇ、休憩しない?」
妹「え~。まだ始めたばっかりなのに」
女「だって暑いんだもん」
妹「やっぱり暑いですよね」
女「脱水しちゃうよ。のど乾いちゃった」
妹「何か飲みます?」
女「ごめんねー。いろいろ持ってきたんだけど、飲み物持ってくるの忘れちゃって」
妹「冷たいジャスミン茶でいいですか?」
女「うん、ありがとう。ジャスミン茶好き~」
妹「じゃあ、持ってくるね……」
437 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 00:56:29.09 ID:wH+LLCtJ0 [5/31]
女「……はぁ。冷たくっておいしい。おいしいね、このジャスミン茶」
妹「うん。水出しパックのだけど、結構気に入ってるんだ」
女「妹ちゃんは、ほんと可愛いね」
妹「え、何ですか急に。あれ、私、縁側に座ってこんなことするの、初めてかも」
女「私も子供のころ、こうやってここに座ってるの、好きだったなぁ」
妹「落ち着きますよね、なんか」
女「この庭でうちのお兄ちゃんが、サッカーの練習してるのをね、ぼんやり見てたんだ」
妹「へぇ~。選手物語だ。人に歴史あり!」
女「ここだけじゃなくて、どこにでもボール持ってって、練習してたんだけどね」
妹「お姉ちゃんは、練習相手とかはしなかったの?」
女「年がちょっと離れてるし、全然相手にならないよ。お邪魔になるだけだから」
妹「見てるだけだったんだ」
466 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:27:00.41 ID:wH+LLCtJ0 [8/31]
女「そう。お兄ちゃんの試合、見に行ったりね」
妹「そういう話聞くと、うらやましいなぁ。身内にスター選手がいるなんて」
女「お母さんは、結構大変だったと思うよ。いろいろサポートすること多かったから」
妹「そうだよね。スポーツやってる子の親は、送り迎えしたり、お弁当作ったり……」
女「そうそう。家族みんなでお弁当持って、お兄ちゃんの応援に行ったなあ」
妹「いい思い出ですね」
女「お兄ちゃんがゴール決めた後、こっちに向かってVVとかやるんだよ」
妹「きゃー、素敵!」
女「もう格好よくって、嬉しくって……言葉にならないんだよね」
妹「いいなあ、そういうの」
女「それでお兄ちゃんはね、サッカーの有名校に入って、レギュラーになって……」
妹「スターへの階段を?」
467 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:35:16.97 ID:wH+LLCtJ0 [9/31]
女「試合会場が大きくなってくから、観客席からグラウンドがどんどん遠くなるんだよね……」
妹「うーん……」
女「そのうち、手の届かないところに行っちゃった……」
妹「その気持ち、わかりますよ」
女「妹ちゃんもブラコンだもんね。フフ」
妹「あ、急にそんなこと言う……まぁそうだけどぉ」
女「……あのね、うちの兄がね、もうすぐ婚約しちゃうんだ」
妹「おめでとうございます……なのかな?」
女「ありがとうね。うん」
妹「寂しい?」
女「嬉しいんだよね、相手が素敵な人で」
妹「そうなんだ」
468 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:42:55.06 ID:wH+LLCtJ0 [10/31]
女「やっぱり私のお兄ちゃんは格好いいな、よかったな、って……」
妹「うんうん」
女「でもね、やっぱりちょっと……」
妹「すごい好きなんだね、お兄さんのこと」
女「そうだね。うん……」
妹「お兄さんに、あげちゃいたかったとかは?」
女「あはははは。すごいこと聞く~。う~ん、一度ぐらいはって思ってたかも……」
妹「過去形なんだ」
女「難しいね。そんな気持ちもあったってことかな」
妹「わかりますよ。でも彼女ができるのは止められないし……」
女「そうね……」
妹「その人が素敵な人なら……いいですよね」
469 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:54:11.21 ID:wH+LLCtJ0 [11/31]
女「ねえ、妹ちゃんはお兄ちゃんのこと、すごい好きなんでしょ?」
妹「え、私の話?」
女「うん」
妹「そうだよ。わかってるでしょ?」
女「いいよね、一緒に暮らせて」
妹「お兄ちゃんが大学に入ってから、ずっと離れてたし……」
女「くっつきたくなっちゃったんだぁ」
妹「会いたかったんだよね、ずっと」
女「わかるよ」
妹「それから、仲良くしたかった……」
女「うんうん」
妹「あの……、お姉ちゃんは、うちのお兄ちゃんと付き合ってるんですか?」
471 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:04:29.68 ID:wH+LLCtJ0 [12/31]
女「付き合ってるって……まだそういうのじゃ……」
妹「『まだ』って言った」
女「あ、『まだ』って言っちゃった……」
妹「好きなんだ、やっぱり」
女「好き……だよ」
妹「どういうとこが?」
女「一緒にいて落ち着くんだよね……自分でもこんなに好きだなんて思ってなかった」
妹「ふ~ん。じゃあお姉ちゃんに貸してあげるね」
女「貸してくれるの?」
妹「私のだけど。お姉ちゃんも好きだから」
女「やっぱり妹ちゃんのだったんだ!」
妹「うん、私のなの。……なんてね」
472 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:12:55.47 ID:wH+LLCtJ0 [13/31]
女「あのね、妹ちゃんは、彼氏いるの?」
妹「いないよ。ずっと」
女「えーっ。信じられない……」
妹「彼女なら、いるかもね」
女「ええーっ、彼女? 女の子が好きなの?」
妹「う~ん、綺麗な子は好きだよ。憧れちゃうから」
女「そうなんだ」
妹「お姉ちゃんもね」
女「……ねぇ、彼女って?」
妹「クルー仲間っていうか、バイトの友達なの。同い年なんだけどね」
女「高校生の子なんだ」
妹「うん。お互い年上の男の人に片思いで、慰めあってるうちにね……しちゃったんだ」
474 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:59:32.53 ID:wH+LLCtJ0 [14/31]
女「しちゃった……の?」
妹「うん。結構エッチなこと、ね」
女「すごいな、妹ちゃん。お姉さんドキドキしちゃうじゃない……」
妹「自分ではすごく普通だと思う。特別なことじゃなくって」
女「そうだね。特別なことじゃないのかもね」
妹「あ、お姉ちゃんに服のお礼、してなかったね」
女「いいのに、そんな。着てくれてるだけで嬉しいんだから」
妹「これがお礼だよ……チュッ……チュッ」
女「あっ……」
妹「よかった。お姉ちゃん、ちゃんと受けてくれた……」
女「唇、柔らかいんだね……」
妹「うっとりしちゃってるよ、お姉ちゃん」
475 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:05:20.95 ID:wH+LLCtJ0 [15/31]
女「びっくりしちゃった……」
妹「ごめんね……」
女「ちょっとびっくりしちゃっただけだから。エヘヘ」
妹「お姉ちゃん可愛い。ほんとに可愛い」
女「妹ちゃんは可愛いのに、すごくエッチだ……」
妹「ううん。全然エッチじゃないよ」
女「私のこと、こんなにドキドキさせて……」
妹「女の子どうしはね、素直になるとすごく伝わりやすいって思うの」
女「うん、それはわかるかも」
妹「女の子と付き合ってみて、よくわかっちゃった」
女「いつもその彼女と、こんなことしてたの?」
妹「うん。でもね、二人ともこの夏、男の人としちゃったんだよ」
476 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:13:55.13 ID:wH+LLCtJ0 [16/31]
女「え、ほんと?」
妹「うん」
女「妹ちゃんも?」
妹「うん」
女「お兄ちゃんと?」
妹「うん」
女「やっぱり」
妹「やっぱりって?」
女「とぼけてたんだよね~。うちの小作人さんは」
妹「お姉ちゃん、お兄ちゃんから聞きだそうとしたんだ」
女「そうじゃないけど……」
妹「どんな気持ち?」
477 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:20:19.59 ID:wH+LLCtJ0 [17/31]
女「どんな気持ちって?」
妹「お姉ちゃんはどんな気持ち?」
女「妹ちゃんの気持ち、わかっちゃうだけに……」
妹「私のわがままだから、気にしないで。でも、まだ……」
女「まだ?」
妹「お兄ちゃん取ってっちゃ、やだかも……」
女「うん……」
妹「ねえ、お姉ちゃんはもう、お兄ちゃんとしちゃったの?」
女「え、そんな風に見える?」
妹「なんかのはずみでしちゃったけど、進んでないのかなぁって」
女「ないしょ……」
妹「なんで内緒?」
478 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:26:09.46 ID:wH+LLCtJ0 [18/31]
女「内緒だから」
妹「私、お姉ちゃんとお兄ちゃんが仲良くしてるの見るの好きだよ」
女「そうなんだ」
妹「二人でまったり話し込んでたりするの、すごくいい雰囲気で~」
女「あはは。なんかまったりしちゃうよね。この家のせいかもね」
妹「まったり仲良くしちゃったんでしょ~」
女「あはは……」
妹「あっ、否定しないんだ~」
女「じゃあ、そろそろ作業再開しようか」
妹「あ、とぼける気なんだ~。私は告白したのに~」
女「うん。とぼけちゃう。ささ、仕事仕事」
妹「ずる~い。大人ってずる~い……」
479 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:33:11.35 ID:wH+LLCtJ0 [19/31]
(30分後)
妹「お姉ちゃん、だいたい穫り終わったけど。見て」
女「うん。いいんじゃないのかな、もう」
妹「いっぱい収穫した~! 嬉しいね、やっぱり」
女「ありがとね、全部任せちゃって。う~ん、文字通りのゴールドラッシュ!」
妹「ゴールドラッシュって?」
女「言ってなかったっけ? このトウモロコシの品種だよ」
妹「ふ~ん、ゴールドラッシュって言うんだ。収穫したお宝は、縁側に積んだままでいい?」
女「うん、いいよ。後で持ってくから」
妹「じゃあ、ナタを片付けて来ま~す」
女「私も終わりにしよっと。手伝ってくれて、ありがとね……」
妹「うち上がって、お茶飲んでってくださいね~」
女「は~い。遠慮なく」
481 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:42:37.48 ID:wH+LLCtJ0 [20/31]
妹「……お姉ちゃ~ん。こっちクーラーかけたよ~」
女「ふぅふぅ。外からお邪魔しま~す」
妹「どうぞどうぞ。」
女「あ~、ありがとう。なんて気が利く妹ちゃん」
妹「今、お茶持って来ますね~」
女「あっ、あんまりこのままここにいると冷えちゃうな」
妹「そうですね」
女「汗びっしょりだからね」
妹「シャワー浴びます?」
女「うん。そうしようかな」
妹「水道代は大家さんもちなので、遠慮なく」
女「じゃ、浴びさせてもらうね~。お借りしま~す」
482 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:48:18.49 ID:wH+LLCtJ0 [21/31]
妹「……そそそそっ」
女「あぁ、シャワー気持ちいい……」
妹「……じーーっ」
女「あっ、妹ちゃん。なに覗いてるのよ~!」
妹「お姉ちゃんのヌード……」
女「それはわかってるけど……びっくりしたぁ」
妹「お姉ちゃん、やっぱりすごいプロポーションいい。綺麗すぎる……」
女「ありがとうね。ほんとは裸見られても全然平気なんだけど」
妹「ヌードデッサンとかしたくなっちゃう感じ……」
女「ねぇ、妹ちゃんも汗かいちゃったでしょ。水風呂に入らない?」
妹「水風呂? 私も裸にしちゃう気だな、さては?」
女「あはは。こんな暑い日には、ほんとに気持ちいいんだから」
483 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:53:16.73 ID:wH+LLCtJ0 [22/31]
妹「いいよ。入る。冷たくないの?」
女「今、水張ってるんだけどね、シャワー足してプールぐらいの温度にするから」
妹「お風呂プールなんだ」
女「小さい頃ね、真夏によく私のお兄ちゃんと水風呂に入ったんだよ」
妹「水鉄砲とかしちゃったりして」
女「そうそうそう。水ばしゃばしゃとかしてね」
妹「うちもそういうこと、したことあるな~」
女「あ、もういい感じになってきたから、先に入っちゃうね」
妹「……お邪魔しま~す」
女「わー。妹ちゃんの裸だ。これでおあいこかな」
妹「お姉ちゃんの前だから、ちょっと恥ずかしいよ。シャワー浴びるね……」
女「キュートでスマートな感じなのに、服着てるときよりもグラマーなんだね」
484 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:58:55.58 ID:wH+LLCtJ0 [23/31]
妹「シャワーかけちゃう。水鉄砲だ!」
女「わっ。やめてやめて。可愛いんだなあ、ほんと」
妹「なにをおっしゃる。フフフフ」
女「私が男だったら、こういう子を狙っちゃうんだろうな、きっと」
妹「私が男だったら、もうお姉ちゃん口説き落としちゃってるかもよ」
女「ほんと? 私、口説かれるの下手だからな……」
妹「口説くのは得意なの?」
女「それも下手だよ。ていうか、奥手なんだってば」
妹「ふ~ん。ふ~ん」
女「できるなら、妹ちゃんとちょっと代わってみたいぐらい」
妹「あの、それは贅沢って思いません? こんな美人で、ナイスバディーなのに」
女「それ、口説いてる?」
485 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:08:42.70 ID:wH+LLCtJ0 [24/31]
妹「そうかもよ。じゃ、お風呂入りま~す」
女「おいでおいで」
妹「向き合う形でいい?」
女「いや~ん。いいけど」
妹「うわぁ~っ、お姉ちゃんおいしそう。人食い人種なら真っ先に食べちゃうね」
女「あはははは、変な褒め方する~。でもその感じわかるな」
妹「自分で見ても、おいしそうって思う?」
女「ときどき、ガブッとかしたくなっちゃったりするよ」
妹「結構、筋肉質なのかな? 柔らかい感じなのに」
女「筋肉が柔らかいの。つくづく、スポーツ向きの身体だと思う」
妹「お姉ちゃんは、スポーツ選手にはならなかったんだね」
女「気持ちがね、向いてないんだよね。ぶつかり合うのとか好きじゃないし」
486 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:15:36.73 ID:wH+LLCtJ0 [25/31]
妹「おっぱい触っちゃう……」
女「きゃあ!」
妹「ふ~ん。こんななんだ~」
女「やだ、妹ちゃん、エッチっぽい触り方する~」
妹「すごいいい肉質。この大きさと弾力、いいな~」
女「手が……やらしいよ~」
妹「だってお姉ちゃんのおっぱいが美味しそうなんだもん」
女「そんなこと言ってると、触っちゃうぞ」
妹「そんなこと言ってると、指でツンってしちゃうよ」
女「あっ……ダメ。もう~」
妹「お姉ちゃん、可愛いな。もっとしたくなっちゃう」
女「もう、いいでしょ、ねぇ。先にお風呂上がっちゃうよ……」
488 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:20:52.17 ID:wH+LLCtJ0 [26/31]
妹「……ああ、水風呂気持ちよかったぁ」
女「ふぅ。温度差でちょっとだる~くなっちゃったね」
妹「プールの後みたいだよね」
女「ちょっと休ませてね。いいかな?」
妹「はいはい。お布団にゴロンでもいいですよ」
女「ごめんね~。ちょっとだけ横になっちゃう。バタ~ン」
妹「すっごい無防備。バスタオル一枚だけで」
女「襲っちゃだめだよ」
妹「そんなこと言われたら……バスタオルめくっちゃう」
女「あ……やだ……妹ちゃん……」
妹「いいでしょ。さっきまでずっと一緒に裸だったんだからぁ」
女「私の裸、見たいの?」
489 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:29:20.62 ID:wH+LLCtJ0 [27/31]
妹「うん。だって綺麗なんだもん」
女「別に見てもいいけど、ヘンなことしないでね」
妹「ヘンなことって? こういうこと?」
女「あっ……だめって言ってるのに……」
妹「お姉ちゃんの裸、そそるんだもん。触りたいんだもん」
女「エッチにしようとする……あぁっ……」
妹「ね。感じちゃうでしょ。皮膚が敏感だね、すごく」
女「あ……や……だめっ……だめでしょ」
妹「だめじゃないよ。お姉ちゃん。気持ちよくしちゃうよ……」
女「ええっ?! ほ、本気?」
妹「肌合わせると、気持ちいいでしょ? ねぇ、お姉ちゃん?」
女「すごく変な気持ちになっちゃうよ……」
490 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:37:27.96 ID:wH+LLCtJ0 [28/31]
妹「愛撫しちゃうね。食べちゃうね。好きだよ……お姉ちゃん」
女「ねぇ……そんなことしちゃうの?」
妹「触っちゃう。舐めちゃう。はぁっ……興奮してきちゃった……」
女「どうしよう……どうしよう……あぁっ……」
妹「可愛い。背中もすごく感じちゃうんだね。仲良くしちゃおうよ」
女「妹ちゃんの指が……はぁっ……はぁん!」
妹「お姉ちゃんが感じてるから……私も感じてきちゃうよ」
女「女の子って……すごく柔らかいんだね……」
妹「お姉ちゃんのヒップ、プルッとして素敵。こういうことされるの初めて?」
女「うん……」
妹「男の人には? いっぱいされたの?」
女「そっちも、全然……」
491 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:44:20.77 ID:wH+LLCtJ0 [29/31]
妹「うちのお兄ちゃんには? されたんでしょ?」
女「えぇっ……」
妹「こんな風に、指先で太ももをツツツーとかいっぱいされちゃった?」
女「あぁっ……そ、そうだよ……」
妹「いっぱいされちゃったんだ。感じちゃったんだ」
女「うん。うん……すご、すごく感じちゃう……」
妹「クリトリスも吸われちゃったんでしょ……ちゅぱっちゅぱっちゅっちゅっ」
女「ふ……ふぅん……はぁん……いっ……いぃ……」
妹「こんなにトロトロになっちゃって、ペロペロされちゃったんだよね?」
女「エッチ……エッチ……いっ……あぁっ……」
妹「こんなに可愛いと、お兄ちゃんに挿れられちゃうよね?」
女「挿れさせちゃった……いっぱい挿れさせちゃったよ」
492 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:50:11.49 ID:wH+LLCtJ0 [30/31]
妹「もう挿れちゃう。お姉ちゃんに指挿れちゃうから」
女「あぁっ……抵抗できなくなっちゃう……」
妹「もう絶対イかせちゃう。お姉ちゃん私のものにしちゃう」
女「えぇっ……イかされちゃうの? あっ……だめ、感じちゃうよ……」
妹「委ねちゃって。一緒に感じちゃおう。ねっ。私にも触って……」
女「こ、こう? 抱きついちゃっていいの?」
妹「いいよ。お姉ちゃん好きよ……。ねぇ、すごくいいでしょ?」
女「すごくいい……あぁっそこ……イッちゃう!」
妹「こんなにのけぞっちゃうんだね。可愛い。可愛いね」
女「イかされちゃう……妹ちゃんに……あぁっ」
妹「お姉ちゃん……感じちゃうよ……イッちゃって……イッちゃって」
女「あぁっ……いっ……ああん……んっんっ……あぁぁぁっ!!」
493 名前:1[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:57:23.47 ID:wH+LLCtJ0 [31/31]
妹「お姉ちゃん……イッちゃったね。綺麗。すごく綺麗」
女「はぁっ……すごく不思議な気持ち……」
妹「ねぇ、私もイッちゃっていい? ここ触って……お姉ちゃんの指で」
女「こ、こう? いいよ。気持ちよくなっちゃって……」
妹「うん。うん。お姉ちゃん……そう……そうなの」
女「感じちゃうんだね……すごくキュートなのに、エッチなんだね」
妹「うん……いぃ……いいよお姉ちゃん……好きっ……」
兄「ただいま~」
妹「あぁっ……お兄ちゃんだ!!」
女「え、帰ってきちゃったの!?」
兄「ただいま~。えええええええっ!! な、な、な、なにがっ!!」
女「お、お邪魔……してます……」
494 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:02:59.26 ID:wphImD7p0 [1/43]
兄「先輩! な、なにを、どどどどうして、ええっ?」
女「ト、トウモロコシを収穫に来たんだけど……」
兄「あの、二人とも、裸で、裸です」
妹「お姉ちゃんと仲良くしちゃってるの」
兄「いつからそんな……」
妹「さっきから」
兄「え、ど、どうして?」
女「どうしてって……お風呂入って横になってたら……」
妹「ねえ、お兄ちゃんも仲良くしよう……」
兄「ええっ?」
妹「お兄ちゃん……全部……ばれてるから」
女「ばれちゃってるよ」
496 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:08:37.21 ID:wphImD7p0 [2/43]
兄「先輩……」
妹「お姉ちゃんと……しちゃったんでしょ?」
女「妹ちゃんとしちゃったんでしょ?」
兄「はい……。あの……二人で……しちゃってるんですか?」
女「妹ちゃんに……されちゃって……しちゃってる」
妹「ねえ、お兄ちゃん……仲良くしてよ……いま……」
兄「えっ、仲良くしてって……」
妹「お兄ちゃん……裸になって……来て……来て……」
女「してあげて、妹ちゃんに。決めちゃって」
兄「先輩……、い、いいんですか?」
女「まだイッちゃってないから。ちゃんとイかせてあげて」
妹「お兄ちゃん……欲しい……欲しいよ……」
497 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:16:23.31 ID:wphImD7p0 [3/43]
兄「もう俺、何が何だかわからないぞ」
女「お願い……このままじゃ途中だから……」
兄「先輩、なんでそんな目してるんですか……」
女「妹ちゃんのこと、好きなんでしょ。ちゃんと決めてあげて」
妹「お姉ちゃんごめんね……お兄ちゃん……ねぇ……」
兄「わかった。今、欲しいんだな。脱ぐぞ……」
妹「お兄ちゃんの格好いいのを……ちょうだい……」
女「あぁっ、大きくなってる……早く」
妹「お兄ちゃん……そのまま……生でして!」
女「え、ほんとにっ?」
妹「うん……今日、だいじょうぶだから……」
兄「行くよ。いいんだよな……」
498 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:23:37.81 ID:wphImD7p0 [4/43]
女「あっ……そのまま挿れちゃうんだ……」
妹「あぁぁぁぁっ……すごくいい!」
兄「あああああっ! うぉっ! 締めつくっ!」
妹「味わって……私の中……味わってね」
兄「ああ。お前も……。直に感じるだろっ?」
妹「お兄ちゃんの形が……はっきり……」
兄「うぁあっ……キュッキュッて……締めつけてくる……わかるか?」
妹「うん……お兄ちゃんが……グングンってなってる……」
女「見てるだけで……すごい……すごい感じちゃう」
兄「あああああ……もっと……もっと……突くぞっ……」
妹「そう。そう。離さない……掴んじゃう……」
兄「溢れてくるっ……いっぱい……」
499 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:29:44.21 ID:wphImD7p0 [5/43]
女「あぁっ……すごい激しい!」
妹「お姉ちゃん……見てて……イッちゃうから……」
女「うん。うん。見せて」
兄「あ……あっ……うっ……俺も……出そう……」
妹「お兄ちゃん……中に……中にちょうだい……」
女「あっ……腰に……足絡めちゃうんだ……」
兄「出すよ……もう抜けないもんな……うぅおぉっ」
妹「出して……出して……」
女「いっぱい……いっぱい……挿される……」
妹「好き……お兄ちゃん……キス……キスしてっ……」
兄「んんっ……んっ……んっ」
女「感じちゃう。感じちゃうよ。だめ。だめ」
500 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:36:46.16 ID:wphImD7p0 [6/43]
妹「あぁっ……お兄ちゃん……そこだよ……そこ……」
兄「中が……キスしてるっ……出るっ!」
妹「イッちゃうよ……イッちゃう……あ……」
兄「イクっイクっ……イクよぉ!」
妹「はぁぁ~~ん!! あぁぁぁぁっ!!」
兄「ふぉぉぉぉっ……あぁぁぁぁっ!!」
妹「あっあっあっあっ……お兄ちゃ……お兄ちゃ」
女「ああああ……」
兄「あぁぁっ……あぁぁっ……あああっ!!」
妹「ビクビクって……出てるよぉ……」
女「あぁっ……出されちゃった……」
妹「ビクって……ビクって……何度も……出してるよぉ!」
502 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:43:59.48 ID:wphImD7p0 [7/43]
兄「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
妹「んんっ……んんっ……はぁっ……」
女「おかしくなっちゃう。おかしくなっちゃうよ……あぁん」
兄「先輩……俺……」
女「そう。キミがいけないの。全部……」
兄「ごめんなさい……」
妹「お姉ちゃん……ちょっと待って……もうちょっと」
女「うん。もう欲しい……もう欲しいよ……」
兄「えっ……」
女「すごい変な気持ち……たまらないの」
妹「今度はお姉ちゃんの番だから……」
女「妹ちゃん……貸して……貸して」
504 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:51:13.75 ID:wphImD7p0 [8/43]
兄「いいんだな……」
妹「うん……」
兄「またな……」
妹「うん。お姉ちゃんをいっぱいイかせてあげて……」
女「妹ちゃん……ありがとう」
兄「先輩……。今日、すごくエッチな匂いがする……」
女「もう、わかんなくなっちゃってるから……」
兄「いいんですか?」
女「早く……早く……」
兄「すごい。こんなに溢れちゃってるんだ」
女「だって……だから……」
妹「お兄ちゃん、挿れなきゃ」
506 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:00:05.24 ID:wphImD7p0 [9/43]
女「そのまま来て……そのまま……」
男「生で……?」
女「うん……。私も大丈夫だから……」
妹「挿れて……お姉ちゃんに挿れて……」
女「もう……こうだから……自分で挿れちゃうから……」
男「あっ……導かれる……」
女「は……はぁぁぁぁん……お……おいしい……」
男「あぅぅぅぅ……まとわりつくっ……舐めてるんだ……」
女「硬い……嬉しい……こんな硬く……」
男「あぁっ……イッたばかりなのに……また……」
妹「あっ……お姉ちゃん、奥まで咥えこんじゃった……」
女「腰動いちゃう。腰動いちゃうよ……」
507 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:08:50.64 ID:wphImD7p0 [10/43]
男「いい。いいっ……う……あああっ……痺れる……」
女「も……もう……ずっと……イッちゃってるよぉ……」
男「お……俺……先輩のこと……好きだから」
妹「お兄ちゃん……私もお姉ちゃん好きだよ」
女「あっあっあっ……ヘンなっちゃう……ヘンなっちゃう」
男「あぁっ……欲しがるんだ……吸い込まれるっ」
女「出して……絶対……出して欲しい……」
兄「おぅぅ……あっ……発射……しそう」
女「はぁぁっ……あっあっあっあっあっあっ……」
妹「私も……私も……一緒にイッちゃう……んっ……」
兄「先輩……出ちゃうよ……出ちゃうよ……」
女「もうだめ。もうだめ。もうだめ……」
508 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:19:23.02 ID:wphImD7p0 [11/43]
兄「あ……イクっ……うっ……くぁぁぁぁ~っ!!」
女「あぁっ……あっ……熱い……のが……来た……」
兄「ふぉぉぉ……おおっ……ああっ……ああああああっ!!」
女「あっあっ……んん……ん……ん……ん……」
妹「あああ……」
兄「ああ~っ……ああ~っ……あ~っ……」
女「んっ……あぁ……はぁ……」
妹「すごいの。すごいの。すごくいいの……」
兄「あぁぁぁぁぁぁ……」
女「んんっ………………」
兄「出しちゃった……」
女「出されちゃった……」
509 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:24:28.33 ID:wphImD7p0 [12/43]
妹「お姉ちゃん……くっついていい?」
女「うん……」
妹「こうしたかったの」
女「こんなに……されちゃうんだ……」
妹「すごく綺麗だよ、お姉ちゃん」
女「はぁっ……あぁっ……感じちゃう……」
妹「お姉ちゃん……お兄ちゃんのを飲みこんでくれた……」
女「一緒に……一緒に出させちゃった」
妹「そう。そうなの。一緒なの」
女「全部……全部中におさめちゃうから……」
妹「お姉ちゃん……大好き……愛してる……」
女「妹ちゃん、すごく可愛い。すごく可愛いよ……」
【第9話 収穫】おわり【第10話 海辺】に続く
540 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:06:08.19 ID:wphImD7p0 [15/43]
【第10話 海辺】8/21(土)08:00 晴れ(28度)
女「おはようー」
妹「お姉ちゃん、おはよー!」
女「二人とも、出発の準備はオッケー?」
兄「大丈夫ですよ。今日は畑にたっぷり水も撒いたし」
妹「特に必要なものってないですよね。水着と着替えぐらい?」
女「そうね。他に要るものがあったら、向こうで買えばいいから」
兄「じゃ、行きましょうか。あぁ、今日も暑そうだな」
妹「うみ~! たいへいよう~!」
女「妹ちゃん、すご~く太平洋だからね、九十九里浜は」
兄「ですよねー。あの水平線は、ほんと見ておいた方がいい」
妹「うみ~! たいへいよう~! すいへいせ~ん!」
兄「家の鍵閉めるよ。はい、早く出て」
541 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:15:26.46 ID:wphImD7p0 [16/43]
>>539
うーん、考えてみましたが
あと10時間ぐらいはかかるんですよ
542 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:16:30.20 ID:wphImD7p0 [17/43]
妹「夏期講習終わった~! うみ~! うみ~!」
女「ええと、どっちが助手席乗る?」
兄「あー、どうしましょうか」
女「二人で後ろ乗ってもいいよ」
妹「じゃあ私、助手席乗る~」
兄「じゃ、俺が後ろで」
妹「レッツ、ドライブ~!」
女「それじゃ、しゅっぱ~つ!」
妹「しんこ~!」
女「九十九里浜まで2時間もかからないからね」
妹「結構近いんだね」
女「今日の予定を言っとくね。まず、午前中は働いてもらいます」
543 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:21:17.36 ID:wphImD7p0 [18/43]
妹「ちゃきちゃき働きますよ~」
女「それから午後は海ね。お昼は海の家で食べよう」
兄「わかりました」
妹「……ねえ、今夜はまた三人でしちゃうのかな?」
女「えぇっ? 何のことかな?」
兄「…………」
妹「何のことかなぁ? お兄ちゃんは黙ってるしぃ」
女「夜は……晩ご飯はカレーでいいよね?」
兄「あ、いいですね。キャンプみたいだ」
女「うちで採れた野菜も少し持ってきたから。夏野菜カレーにしましょ」
妹「オッケー!」
兄「今日は随分テンション高いな……」
544 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:29:02.18 ID:wphImD7p0 [19/43]
(九十九里道路)
妹「……あっ、あれ、海? 太平洋?」
女「ちょっと見えてきたね。もうすぐだからね」
兄「早かったなあ。全然2時間もかかってない」
女「今日、土曜なのに道が空いてたね。猛暑のせいかもね」
妹「暑いから、動きたくないのかなあ?」
女「暑すぎて観光客の少ない行楽地もあるみたいよ」
妹「へぇ~、そうなんだ」
女「でも天気いいから、全体じゃプラスなのかな」
兄「さすが旅行会社」
女「そりゃもう。お仕事ですから……」
妹「大家さんちの人って、みんな旅好きなんだね」
兄「そう言われてみれば、そうだな」
545 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:33:54.26 ID:wphImD7p0 [20/43]
女「でも旅好きで畑好きって、ヘンだよね」
兄「常に新しい土を求めてるんじゃないですかね?」
女「う~ん、面白い説。あ、到着しちゃったよ~」
妹「着いた~! 別荘!」
兄「ああ、一年ぶりだ」
女「お客様、あの防風林の向こうがビーチになります」
妹「海は見えないけど、もうすぐそこなんだね」
女「ここから徒歩2分ぐらいかな」
兄「そんなもんですね」
女「とりあえず、家に入りましょうか」
妹「は~い。お邪魔しま~す」
兄「お邪魔します」
547 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:40:24.53 ID:wphImD7p0 [21/43]
女「別荘って言っても、こんなボロでごめんね……」
妹「そんなそんな。新しくないだけじゃないですか」
兄「何を言ってるんだ、お前は」
妹「あっ、ここ、うちに似てるよね~。お兄ちゃん家に」
兄「え、そうか?」
女「うん。間取りがね、あっちの家と殆ど同じなんだよね」
兄「あ、なるほど。言われてみれば」
女「建った時代も、多分一緒ぐらいなんじゃないかな」
兄「当時の建築様式なんですかね」
女「そうね、きっと」
妹「でも、畑はないよね」
女「お父さんも、さすがにここまでは手が回らないから」
548 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:47:21.63 ID:wphImD7p0 [22/43]
兄「部屋、そんなに汚れてるって感じじゃないですね」
女「ちょっと埃がたまってるぐらいかな」
妹「綺麗に掃除しますよ。楽しい夜のために」
女「そうね、お泊まりだもんね」
兄「じゃ、さっそく仕事しましょうか」
女「うん、じゃあまず窓を全部開けて、外の物干しに布団を干します」
兄「はい」
女「その後は部屋の掃除をお願いね」
妹「は~い」
女「私は水回りの掃除して、買い物に行くから」
兄「わかりました」
妹「サクサクやりま~す」
549 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:51:17.60 ID:wphImD7p0 [23/43]
(2時間後)
女「……ただいま~。いろいろ買い込んで来たよ~」
妹「お姉ちゃん、お帰りなさ~い」
女「もう掃除の方はいいみたいね」
妹「終わりました~!」
女「お布団の方は、と……」
兄「……あ、お帰りなさい。もう布団取り込み始めてますよ」
女「じゃあ、布団入れ終わったら、海に行く支度しよっか」
妹「わ~い! うみ~!」
兄「よいしょ。よいしょ……はい、これで布団終わりです」
女「お疲れさま。じゃ、こっちで水着に着替えて行くからね」
妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
兄「ん?」
551 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 20:57:13.27 ID:wphImD7p0 [24/43]
妹「着替えるところ、見たいの?」
兄「あ、ごめん。向こう行くから」
妹「見たいか見たくないか聞いてるんだけど」
兄「難しい質問だな」
妹「でも、着替え終わるまで見せないよ~」
女「じゃ、こっち女子更衣室にするから、隣の部屋で着替えてね」
妹「お兄ちゃん、しっしっ……」
兄「俺、『ちぇ』とか言わなきゃいけないのかよ……」
妹「うわぁ~、お姉ちゃん!」
女「うわぁ~、妹ちゃん!」
妹「……とか言ってると、絶対覗きたくなっちゃうんだろうね」
女「覗いたらどうしようか?」
558 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:04:38.24 ID:wphImD7p0 [26/43]
妹「罰を与えなきゃね」
兄「覗かないよー! 覗かないって言ってるだろー!」
妹「あっ、隣の部屋から何か聞こえた」
女「うわぁ~、妹ちゃん。水色の紐ビキニなんだ~」
妹「へっへー。いいでしょ」
女「色が鮮やかですごい似合ってる。ナンパしたくなっちゃうな」
妹「今日のために買って来たんだ~♪」
女「ねえねえ彼女、一緒に遊ばない?」
妹「うん、遊ぶ~。そういうお姉ちゃんも、白ビキニがとってもセクシー」
女「ちょっとこれ、シンプルすぎるかな?」
妹「またまた~。大胆なカットで、谷間を強調しちゃって~」
女「……もういいよ~。こっち来ても。着替え終わったから~」
559 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:10:49.24 ID:wphImD7p0 [27/43]
妹「あっ、お姉ちゃん、お兄ちゃんに見せつけようとしてる~」
女「うん。でも今日は日焼けするから、すぐフル装備ね」
兄「審査委員長が来ました」
妹「どうですか、審査の方は?」
兄「二人とも満点です。とてもよく似合っています」
女「なんだか素っ気ない反応ね。シャツ着ちゃおう」
兄「なるべく透明な気持ちで、美術品を見るように鑑賞しています」
妹「もっと悩殺されちゃってよ~。ドキドキしちゃってよ~」
兄「男には男の事情があるのです」
女「いろいろ大変なのね」
兄「時には抑制が必要な場合もあって……」
女「わかったわかった。じゃ、海行こう!」
560 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:18:09.34 ID:wphImD7p0 [28/43]
妹「あっ、ビーチサンダル忘れてきちゃった。って言うか、買い忘れた……」
兄「ビーサンなら、海の家で買えばいいさ」
女「とりあえずうちのサンダル履いてく?」
妹「うん。じゃあそうするね。サンダル、お借りします」
女「じゃ、行くよ。うみ~~!」
兄「先輩もちょっとはしゃいでますね」
女「だって今年の初海水浴だもん。妹ちゃんの真似したの~」
妹「うみ~! うみ~!」
兄「暑い。焼けるように暑い」
妹「うみ~! あつい~! かいすいよく~!」
女「あっつぅい。まぶしいね。サングラスかけちゃおう」
妹「あっ、大人の女を演出してる~。ずる~い」
561 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:25:13.61 ID:wphImD7p0 [29/43]
女「……妹ちゃん、ほら、待望の海だよ」
妹「あっ。うわぁ~。砂浜がこんなにずっと真っすぐなんだ……」
女「こちらが九十九里浜になりま~す」
兄「な、すごいだろ」
妹「すご~い。お兄ちゃんが作ってくれたんだ~」
兄「そうそう。あの水平線も、俺が作った」
妹「水平線が、丸いよ……地球って丸いんだね……」
兄「どうだ。俺が作った地球はすごいだろ」
妹「すご~い。お兄ちゃん。私のために地球作ってくれてありがとう」
女「大変だったでしょ? これ作るの」
兄「先輩まで……いえいえ。一週間もかかんなかったですよ」
女「聖書の創世記だ」
562 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:33:45.24 ID:wphImD7p0 [30/43]
妹「地球って、象とか亀とかが支えてるんだよね?」
兄「そうそう。背中に乗ってるんだ」
女「あと、大蛇とかもなかったっけ?」
兄「そんなのありましたっけ?」
女「水平線の先が崖で、そこから滝になっちゃうんだよね」
妹「船が水平線の向こうに行ったら、落ちちゃったりね」
兄「遠くに見える船も、いずれ真っ逆さまなんだな」
女「ずいぶん危ないね、地球って」
兄「すいません。俺の設計ミスです……」
妹「だめじゃない、お兄ちゃん」
兄「次はうまく作るからさ」
女「じゃ、海の家にご飯食べに行きましょう……」
563 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:39:56.10 ID:wphImD7p0 [31/43]
(海の家)
妹「……わ~い。お兄ちゃんにビーチサンダル買ってもらっちゃった!」
女「よかったね、妹ちゃん。買ってもらえて」
妹「お姉ちゃんも、お兄ちゃんに支払い押しつけてくれてありがとう!」
兄「最初から俺が払うつもりだったよ、全部」
女「さあ、じゃあこの辺にビーチテントを置こうか」
兄「ベースキャンプの設置ですね」
妹「土曜の午後なのに、ほんとに混んでないよね」
女「ここはね、穴場なのよね。駐車場の大きい海水浴場の方が混むみたいで」
兄「よいしょ。はい。テントです」
妹「わ~い。できたできた。簡単だね、このテント」
兄「それにしても、砂が熱いなあ。焼けるようだ」
女「ビーサン脱いだら、走って海に入らなきゃね」
564 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:44:53.24 ID:wphImD7p0 [32/43]
妹「じゃあさっそく、泳いできま~す」
兄「あ、ちょっと待って。今、腹いっぱいだし」
女「日焼け止め、ちゃんと塗らなきゃ……」
妹「もう~。二人でいちゃつく気だな。いいよ、一人で行っちゃうから」
兄「このビーチマット、持ってくか?」
妹「うん。持ってく~。波乗りしてきちゃおう」
女「引き波が強いから、気をつけてね。すぐ沖の方に流されちゃうよ」
妹「そして崖の下に真っ逆さま……きゃ~!」
兄「ブイがあるだろ。あそこまでだよ」
妹「それじゃ、行って来るね~」
女「ナンパされないように気をつけてね。人そんなにいないけど」
妹「あっ……足、あっつぅい。あちちっ……」
566 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:50:46.90 ID:wphImD7p0 [33/43]
兄「……いきなり泳いでくな、あの娘は」
女「あっ、妹ちゃんこっち向いて手振ってるよ。は~~~い!」
兄「だいじょうぶかなあ、一人で」
女「だいじょうぶだよ、ビーチマットあるし。心配なら行ってくれば?」
兄「いいや。寝っ転がって海を眺めてよう」
女「テンション低いね、今日」
兄「そうですか? 太陽が眩しいだけですよ」
女「なにそんな詩人みたいなこと言っちゃって。さてと……」
兄「あ、泳ぎに行くんですか?」
女「シャツを脱ぐのでした。ほらっ」
兄「わお。いきなりそのビキニだと、ちょっと反応してしまいます」
女「ちょっとテンション上がったかな? トップレスにしちゃおうか?」
568 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:01:16.65 ID:wphImD7p0 [34/43]
兄「ここ、そういうビーチじゃないでしょ」
女「嘘嘘。後でね。ねえ、日焼け止めの乳液、塗ってくれる?」
兄「トップレスにしてから?」
女「トップレスにしなくていいから。背中だけ。はいこれ」
兄「はい。真面目に塗りますよ」
女「肩から背中が一番焼けるから、ベタベタ塗っていいよ」
兄「目の毒だなあ、水着からこぼれそうな胸が」
女「ちょっと誘惑しちゃってるかな」
兄「欲しいなあ。ちょっと股間がヤバくなりました」
女「欲しいでしょ」
兄「誘惑しまくりですね。テンション高いじゃないですか」
女「妹ちゃんのテンションが、ちょっとうつっちゃったかな?」
569 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:07:03.27 ID:wphImD7p0 [35/43]
兄「このビーチ、ほんと隠れるところないんですよね」
女「ずーーっと砂浜で、岩場とかないからね。林の中には隠れられないしね」
兄「隠れられるのは、海の中ぐらいですかね」
女「魚のような話ですね」
兄「ずいぶん向こうの方に、ビーチマットが浮いてますね」
女「水色のビキニの女の子が、マットの上で寝てますね」
兄「のどかですね」
女「そろそろ、泳ぎに行こうか」
兄「ああ、夏の海、夏の海」
女「俳句?」
兄「ひねもすのたりのたりかな」
女「春の海じゃなかったっけ?」
570 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:12:52.82 ID:wphImD7p0 [36/43]
妹「……おーい! 泳ごうよ~」
女「あ、行く行く~。ちょっと浮き輪買ってくるから待ってね~」
妹「お兄ちゃんも!」
兄「向こうから砂浜走って来ると、可愛いな」
妹「あっちに走って行ったら、可愛いくないの?」
兄「わかった。泳ぐから」
妹「わ~い。一緒に泳ごう」
兄「そのビーチマット浮かせて乗りたい。さっきお前がしてたみたいに」
妹「すごい気持ちいいよ。極楽マットだよ」
兄「よし。海に飛び込むか~!」
妹「うみ~!」
兄「うわっ……しょっぱい」
571 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:19:02.49 ID:wphImD7p0 [37/43]
妹「……ブイブイ! ブイ到着~」
兄「結構怖いな、ここまで来ると。砂浜があんな遠くに見える」
妹「私はもう慣れちゃったよ。溺れてもお兄ちゃんが助けてくれるし」
兄「俺も溺れたらどうする?」
妹「いいよ、私の魅力に溺れちゃっても」
妹「抱きついちゃおう!」
兄「やめろ、ほんとに溺れる」
妹「お兄ちゃんが溺れたら、私も溺れるよ~」
兄「俺はマットの上で寝転がるから、溺れないぞ」
妹「ふ~んだ。私一人で溺れちゃおう」
兄「……ああ、極楽極楽。空は広いな大きいな」
572 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:25:19.64 ID:wphImD7p0 [38/43]
女「お~~い!」
妹「あ、お姉ちゃんが浮き輪で泳いで来た!」
兄「あー、でっかい浮き輪ですね」
女「この浮き輪の上にも乗れると思うよ……よいしょ!」
妹「あ、楽しそう。私も乗ってみた~い」
女「いいよ。じゃ私、マットに乗るね。はいキミ、降りて降りて」
兄「えーっ。気持ちよかったのに」
女「大家命令だから」
兄「わかりましたよ。降りますよ。よっ……と」
女「抱きついちゃおう!」
妹「あ、私とおんなじことやってる~」
兄「嬉しいけど、結構怖いんですよ……」
573 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:30:34.90 ID:wphImD7p0 [39/43]
(夕方)
女「妹ちゃん、砂で何作ってるの?」
妹「地球の上半分。大蛇の背中に乗ってるの」
兄「海水浴ってだいたいそのうち、砂遊び始めますよね」
女「それから次に誰か埋められちゃうんだよね」
妹「えいっ。お兄ちゃん埋めちゃえ」
兄「あっ、俺かよ」
女「砂風呂とか砂療法ってあるんだよ。身体の毒を出すの。えいっ」
妹「お兄ちゃんの毒も出しちゃえ。えいっえいっ」
兄「わ。いきなり動けなくなってきた」
女「フグの毒にあたった時も、砂浜に埋めて毒出しするんだって」
妹「あ、それ聞いたことある~」
兄「うう……。結構、砂って重いんですね……」
【第10話 海辺】おわり【第11話 別荘】に続く
妹「ホームステイに来ましたよ」-4
続きます
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