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妹「ホームステイに来ましたよ」-4
妹「ホームステイに来ましたよ」-3
続きです
続きです
575 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:36:50.73 ID:wphImD7p0 [40/43]
【第11話 別荘】8/21(土)21:00 晴れ(26度)
兄「星、綺麗だったな」
妹「あんなにいっぱい星が見れたの、久しぶり」
兄「こっちはさすがに空気が綺麗だ」
妹「カレーも食べたし、海辺で花火もしたし、後はなにする?」
女「あっ、今ね、枝豆ゆで始めたところだから。食べるよね?」
兄「食べますよ。ビールも買ってあることだし」
妹「さては、宴会する気だな?」
女「まったり一杯やるだけだよ。枝豆食べながら」
妹「今日はちょっと涼しくて気持ちいいね。扇風機だけで十分だし」
女「こっちの方が冬暖かくて夏涼しいんだよ。うちの方、内陸でしょ」
妹「あれっ、お鍋がグツグツ言ってない?」
女「いけない。もうそろそろザルに上げなきゃ……」
576 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:43:53.06 ID:wphImD7p0 [41/43]
女「……はい、枝豆できたよ。今、ビール持ってくるからね」
兄「やった! 枝豆ビールタイム!」
妹「いいなぁ、大人は……」
女「妹ちゃんはジュース飲むよね?」
妹「飲む~」
女「じゃ、ちょっと待ってね」
兄「ではさっそく、枝豆を食してみましょう」
妹「いいの、お姉ちゃん待たなくても?」
兄「うん、塩加減がちょうどよくて美味しい」
妹「私もつまんじゃおう……あ、おいしい!」
兄「どうだ、俺の育てた枝豆は美味いだろう?」
妹「育ててないくせに」
577 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:49:25.41 ID:wphImD7p0 [42/43]
女「は~い、ビールだよ。ジュースだよ~」
兄「おし来た。待ってました」
妹「お姉ちゃん、ありがとう~」
女「あっ、もうフライングして食べてる~」
兄「すみませんすみません」
女「美味しくできてた?」
兄「ええ、もう、絶妙ですよ」
妹「美味しいよ、お姉ちゃん。じゃあ、乾杯しよっか?」
女「そうね、何に乾杯しようか?」
兄「それじゃ、この夏の収穫を祝って……乾杯!」
妹「かんぱ~い!」
女「かんぱ~い!」
578 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:54:46.50 ID:wphImD7p0 [43/43]
妹「ふぅ……」
女「妹ちゃん、くたびれちゃったかな?」
妹「うん。ちょっと……」
女「だいじょうぶ?」
妹「ごめん、私、ちょっと横になるね」
兄「いいよ。横になってな」
妹「うん。大人は飲んだくれてていいからね……」
兄「わかったわかった。飲んだくれてるから」
妹「今日、いっぱい太陽にあたったせいかな……」
女「最近、結構忙しかったんじゃない?」
兄「昨日夏期講習が全部終わったばかりだしな」
妹「うん。じゃ、おやすみ……じゃないけど……」
581 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/18(木) 00:14:51.70 ID:NrQEcT8d0 [1/53]
女「あ、あっちのお布団に行っちゃった……」
兄「先輩も今日は朝から運転して、疲れたでしょう」
女「ん、そうでもない。気が張ってたからかな」
兄「肩でもお揉みしましょうか?」
女「いいからいいから。飲んだくれてなさい」
兄「はあ。ビール、旨い。なんか落ち着いた」
女「この枝豆、美味しいよね」
兄「塩加減が上手なんですよ」
女「割と上手くいったかな。でも豆がツヤツヤしてて、プリプリでいい感じ」
兄「豆、いい出来ですよね。一粒しか入ってないサヤが殆どない」
女「目が肥えてきたね~。そう言われてみればそうだね」
兄「来年は、うちの方の畑で枝豆やるかもしれませんね」
582 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:19:26.76 ID:NrQEcT8d0 [2/53]
女「え、どうして?」
兄「枝豆は土地が痩せてる方が、育ちがいいんですよ」
女「そうなの?」
兄「って、大家さんが言ってました。受け売りです」
女「あはははは。色々言うよね、お父さん」
兄「『土はな、よく練った方が虫がつかないんだよなこれが……』」
女「畑に水いっぱい入れて、すっごいドロドロにしてかき混ぜてたよね、春先」
兄「『トウモロコシはな、肥料っ食いなんだよなこれが……』」
女「あはははは。へぇ、そうなんだ」
兄「トウモロコシの後は土が痩せるんで、だから次は枝豆かなって」
女「なるほど~。さすが小作人」
兄「地主には逆らえません。たとえ酔っぱらいでも」
584 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:25:31.07 ID:NrQEcT8d0 [3/53]
女「……あれ、妹ちゃん、寝ちゃったみたいよ」
兄「ほんとだ。もうスースー寝息立ててる」
女「どうしよう。イタズラしちゃおうかな」
兄「先輩って結構そういう人ですよね。やめときましょうよ」
女「はぁい。お兄ちゃんの言うことには、逆らえないな」
兄「なに急に妹みたいになってるんですか」
女「だって、妹だもん、私も……」
兄「それ、誘ってます?」
女「んー、そういうつもりじゃなかったけど」
兄「可愛いがって欲しい?」
女「来たな」
兄「その『来たな』って言うの、クセですか?」
585 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:30:20.74 ID:NrQEcT8d0 [4/53]
女「……部屋ちょっと暗くしようか。妹ちゃんも寝ちゃったし」
兄「じゃちょっと消しますよ……よっ……これでいいかな」
女「暗くなると、急に静かになった感じするね」
兄「そうですね。そう言えば、海辺なんですよね、ここ」
女「今ごろ気がついた? 波の音は聞こえないけどね」
兄「さっきまで、海で泳いでいたような気がします」
女「それ、事実のような気がしますよ」
兄「先輩が、たまらないビキニを着てた気がしますけど」
女「お互い、ずっと裸に近い格好だった気がしますね」
兄「その格好で、抱き合ったりしてたのは気のせいでしょうか?」
女「今朝、妹ちゃんに『三人で』って言われてから、ずっと意識しちゃってた」
兄「俺も。どうなるんだろう、って」
587 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:35:16.81 ID:NrQEcT8d0 [5/53]
女「それもいいかな、って思ってたけど……」
兄「枝豆とビールって、俺へのサイン?」
女「考えてなかったけど、そうなのかな」
兄「ビーチテントの中で、二人で横になってましたね」
女「続きがしたい?」
兄「よいしょ……横にしちゃいましたよ」
女「妹ちゃんを差し置いて、いいの? 文句言われない?」
兄「文句言われてもいいですよ」
女「妹ちゃん、ごめんね……お姉ちゃんはちょっとたまらないの……」
兄「ほんとにぐっすり寝てるな」
女「ねぇ、もう向こう見ないでよ。こっち見て……」
兄「あ……脱いじゃうんですか?」
588 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:41:00.89 ID:NrQEcT8d0 [6/53]
女「こっち見てると、いいことあるかもよ。ほら……」
兄「そんなポーズ見せてくれるんだ。良すぎ。最高……」
女「もうヌードだよ。全部見せちゃってるよ」
兄「あぁ……昼間はずっと水着だったから、刺激が強い」
女「フフ。水着の内側が見たかったよね?」
兄「男って、単純だよなあ」
女「でも、そこが格好いいんだよ」
兄「もう俺、こんなですよ」
女「あぁ……すごい大きくなってる」
兄「あっ……ちょっと……触られるだけで……」
女「妹ちゃんが『格好いいの』って言ってたよ、これ」
兄「もう……そんなにされると……たまらない」
589 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:45:13.14 ID:NrQEcT8d0 [7/53]
女「どうする? ねえ、どうする?」
兄「挿れさせろ」
女「あぁん……命令されちゃった……はい……」
兄「素直ないい子だ。もうこんなに濡れてるし」
女「生で来ていいよ。好きなようにして。いいなりになるから」
兄「挿れるよ。挿れるよ……」
女「はぁああああん……す、すごい……」
兄「うぁぁあああ……くぅっ……こんな……ぴっちり……」
女「もっと。もっと。好き。好き。好きぃ」
兄「ずっと好きだったから。ずっと……好きだったから」
女「うん。うん。うん……あっ……ああっ」
兄「うっ……欲しかった……欲しかったよ……」
590 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:49:34.38 ID:NrQEcT8d0 [8/53]
女「んんっ……欲しかったよね……今日……ずっと……」
兄「うん。うん。突くよ。突くよ!」
女「あ……んっ……すごい……素敵……」
兄「もう……ううぅっ……いつでもイッちゃいそう」
女「あぁっ……もっと……もっと……」
兄「こんなに……こんなに欲しがるんだ……」
女「そう。そう。中で……イかせちゃう……」
兄「先輩も……一緒に……あああっ」
女「あぁっ……そう……おっきくなる……」
兄「一緒にイこう。一緒に。はぁぁっ、おっぱいがこんなに……」
女「うん。うん……見て……見てね……」
兄「出して……いいんだよね……」
592 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:54:00.10 ID:NrQEcT8d0 [9/53]
女「うんっ……出して欲しい……出して……」
兄「一番奥にっ?」
女「一番奥に……出して……欲しいの……」
兄「あぁっ……深く入るっ……導かれるっ……」
女「お、奥に当たるぅ……か、感じる……」
兄「も、もう……出る……出しちゃうよっ……」
女「キスして……キスして……もう……」
兄「愛してる……愛してる……んんっ……」
女「んっ……んんっ……はぁん……あっあっあっ……」
兄「イクよっ!」
女「うんっ」
兄「うっ……うあぁっ……ああああっ……あああああっ!!」
593 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:58:48.22 ID:NrQEcT8d0 [10/53]
女「あっあっあっあっあぁ~~っ!! あぁ~~ん!!」
兄「ああ~っ……ああ~~っ……ああっ……」
女「あぁっ……いっぱい……いっぱい……」
兄「出しちゃったよ……いっぱい……」
女「うん。うん。よかった……すごくよかった……」
兄「はぁ~~~っ……最高。最高だ……」
女「キスされると、こんなに感じちゃうんだ」
兄「ぴったり締まってて、抜けないですよ、もう」
女「フフ……抜かせないから。中に飲み込んじゃうから」
兄「前戯もなしで、いきなりしちゃったのに……」
女「今日一日、ずっと前戯だったじゃない」
兄「先輩の身体、欲しくて欲しくて……」
594 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:03:12.18 ID:NrQEcT8d0 [11/53]
女「私の身体だけが目当てだったんでしょ」
兄「そうそう。もう身体だけが目当てで……抱きたくて……」
女「今そう言われると、なんだかすごい嬉しい」
兄「あっ、またキュッって……」
女「だって……今日水着姿いっぱい見られちゃって……」
兄「ああ、また出したくなっちゃうな」
女「いいよ。いっぱい出して……。全部、中に受け止めたいな」
兄「来週も、あのビキニなんですか?」
女「ううん。来週はもうちょっとおとなしいやつね」
兄「こぼれそうなやつじゃないんだ」
女「あれは今日だけだから。サービスしたんだよ」
兄「海水浴場の全てのお客さんに?」
595 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:08:20.36 ID:NrQEcT8d0 [12/53]
女「そうそう……ってキミぃ。でも視線感じた方が、女を意識できるかな……」
兄「意識してないと、女を忘れちゃうんですか?」
女「そうじゃないけど、私、色っぽくないからね」
兄「何をおっしゃる。こんな色っぽい身体だし、中もすごいいいし」
女「中って? こうかな? きゅっきゅっ……」
兄「あ、あ、押し出された……」
女「あ~。いなくなっちゃたぁ~」
兄「先輩、名器すぎ」
女「え、そうなのかなあ?」
兄「そうじゃないかと思いますよ」
女「う~ん、キミがいいって言うならいいや」
兄「最高ですよ、ほんと」
596 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:13:09.89 ID:NrQEcT8d0 [13/53]
女「こんなにエッチになっちゃうのも、キミのせいだからね」
兄「夏のせいじゃなかったんですか?」
女「ううん、キミのせい」
兄「そんな真面目な顔で言わないでくださいよ」
女「あ、そうだ」
兄「また何か思いついたんですか?」
女「キミに写真を撮って欲しいな、って思ってたんだった」
兄「え、写真ですか? どんな写真?」
女「うん。私のヌード写真」
兄「燃えますよ、それ」
女「じゃあ今度撮ってね。いろいろ想像してるんだから」
兄「今じゃないんですね。いつどこで撮りたいですか?」
597 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:18:47.00 ID:NrQEcT8d0 [14/53]
女「うーん、家がいいかな。キミの家で」
兄「うちか……自分の生家で撮りたいってことですね」
女「そういうことかな。あんまり意識してなかったけど」
兄「人間、生まれてくるときは裸ですしね」
女「あはは。じゃあキミの前で、何回も生まれ変わってるんだ、私」
兄「ははははは……。じゃあヌード撮影も生まれ変わりの儀式ですか?」
女「うん、そうかもね……。今の自分の記念にって思ってただけなんだけどね」
兄「新しい自分のスタートってことかもしれませんよ」
女「キミの前で生まれ変わりたかったのかもね、撮って欲しいって思ったのも」
兄「俺にうまく撮れるかなあ」
女「うまく撮ろうなんて思わなくっていいよ。でも上手に撮ってね」
兄「どう違うんですか、それ。難しいじゃないですか」
599 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:23:38.54 ID:NrQEcT8d0 [15/53]
女「だから、難しく考えないで。いつもしてるみたいに」
兄「いつもって? 今みたいな状態?」
女「そう。キミが私のことを脱がせていくの」
兄「結構先輩が自分で脱いじゃってますよ」
女「それだって、キミに脱がされてるんだから……」
兄「あ、服着てる状態から始めたいですね、写真撮るなら」
女「サマードレスとか着ちゃって?」
兄「いいですね、そういうの」
女「だんだん厚着してったりね」
兄「それもいいんじゃないですか。いろんな服着て」
女「で、いっぱい着たところで、いきなり全部脱いじゃうの」
兄「結局、自分で脱ぐんですか?」
600 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:28:43.27 ID:NrQEcT8d0 [16/53]
女「そこはカメラマンの腕でしょ」
兄「撮影よりも技術が要りますね」
女「だいじょうぶ。モデルが従順だから。それで、こんなポーズしちゃったり」
兄「うおっ」
女「キミの前だから、こんな恥ずかしいポーズもできちゃうよ」
兄「ああっ。たまんない……」
女「四つんばいになって、お尻突き出しちゃったり……」
兄「欲しい……」
女「欲しいの?」
兄「挿れたい……」
女「挿れて……」
兄「挿れるよ……挿れるよ……」
【第11話 別荘】おわり【第12話 朝日】に続く
607 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:49:50.07 ID:NrQEcT8d0 [18/53]
【第12話 朝日】8/22(日)06:00 晴れ(24度)
女「おはよう?」
兄「あ、おはようございます……。起きてたんだ」
女「ううん、ちょっと前に目が覚めたところ。起こしちゃったかな?」
兄「いえ、俺は寝てるのです。今何時?」
女「まだ6時前だよ」
兄「早いですね」
女「妹ちゃんがいないの……」
兄「えっ? いないということは、起きたんだな」
女「あんまり頭働いてないみたいね」
兄「起きて、どこか行ったんですかね」
女「家出しちゃってたりしたら、どうしよう」
兄「寝てる間にUFOにさらわれたのかも」
608 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:51:42.90 ID:NrQEcT8d0 [19/53]
女「冗談じゃなくて」
兄「大丈夫ですよ、そんな」
女「もしかして、怒って帰っちゃったのかも……」
兄「きっと、散歩とかですって」
女「散歩にしては、朝早すぎない?」
兄「先輩、妹の荷物、あそこにあるじゃないですか」
女「あれ、ほんとだ……」
兄「あんまり頭働いてませんね?」
女「だって……まだうっとりしてるし……」
兄「そんなこと言われると、ムクムクっと……」
女「どれどれ……」
兄「こらこら」
609 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:53:52.22 ID:NrQEcT8d0 [20/53]
女「あれあれ……格好よくなってるね」
兄「男の朝なので」
女「夜も格好よかったよ……」
兄「よかったですよ」
女「うん」
兄「うん」
女「チュッ」
兄「あ、玄関の音が……」
女「ほんとだ」
兄「帰ってきたかな?」
女「帰って来たみたいね」
兄「ほら、心配するまでもなかったでしょ」
610 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:55:12.67 ID:NrQEcT8d0 [21/53]
女「……おはよう~。お帰り」
兄「おはよう」
妹「おはよう……起きてたんだ、二人とも」
兄「寝てるけどな」
女「散歩してたの?」
妹「うん。ちょっと浜辺まで」
兄「家出したかと思って、心配したぞ」
女「うそ。心配してなかったくせに」
妹「あはは。朝日を見に行ってたんだよ。日の出の朝日を」
女「な~んだ」
妹「私、今ちょっと、頭ぼーっとしちゃってるかも」
兄「どうした?」
612 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:56:16.06 ID:NrQEcT8d0 [22/53]
妹「丸い水平線から太陽が昇って来てね、地球も宇宙の一部なんだなー、って」
兄「そう言えば、地球だったよな、ここ」
女「実は私も、ここで日の出は見たことないんだよね」
妹「お兄ちゃんと一緒に、初日の出とか見に来ればいいんじゃない?」
女「ちょっと怒ってる?」
妹「え、怒ってないよ。仲良くしちゃってたんでしょ?」
兄「うん」
妹「二人とも裸だね」
女「ごめんね。ちょっと恥ずかしいよ」
妹「ううん。今ね、生まれたままの姿なんだなぁって思ったの」
兄「生命の神秘を悟ったみたいだな」
妹「私も裸になっちゃう。仲良しに割り込んでいい?」
613 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:58:01.87 ID:NrQEcT8d0 [23/53]
兄「いいよ。おいで」
妹「お兄ちゃんとお姉ちゃんの間に入っちゃうね……」
女「おいでおいで」
妹「……ここ、空気感違うね。なんか漂ってる」
兄「お前も、不思議な空気感だな」
妹「ほんわりしちゃってるかな? 私、お姉ちゃん抱き締めちゃうんだ」
女「あ~ん。妹ちゃん可愛い……」
妹「お姉ちゃん。好きだよ。すごい好き……」
女「ねぇ、抱き合ってるだけなのに、すごく感じちゃうよ……」
妹「ね。感じちゃうでしょ。お姉ちゃん、綺麗だよ。すごい綺麗」
女「妹ちゃん、素敵……。とても柔らかい……」
妹「ゆうべね、もう私寝ちゃいそう……って思ったときね」
614 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:59:16.93 ID:NrQEcT8d0 [24/53]
女「うん」
妹「私、お姉ちゃんになってお兄ちゃんに抱かれてたんだ……」
女「こんな風に? いっぱい撫でられて?」
妹「そう。手のひらで、身体じゅうこうやって撫でられて……」
女「あぁっ……大好き。大好き。ねぇ、いっちゃいそうだよ……」
妹「可愛い……可愛いよ……お姉ちゃん……んんっ」
女「あぁ……んんっ……こんな気持ち……」
妹「キスしちゃうよ……お姉ちゃん……」
女「んっ……んっ……あぁっ……いっちゃう……いっちゃう」
妹「いいよ……あぁぁぁぁっ……あっ……はぁぁっ!」
女「あっあっあっあっ……んんっ……ああああっ!」
妹「あぁぁっ……いっしょ……いっしょに……なっちゃった!」
615 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:03:07.16 ID:NrQEcT8d0 [25/53]
女「はぁっ……はぁっ……は~っ……はぁ~っ」
妹「はぁ……はぁ……はぁ」
兄「すごいな……二人とも」
妹「お姉ちゃん……好き。好き。好き……」
女「妹ちゃん……好きよ。ねぇ。こんなに好き……」
妹「お姉ちゃん、すごく感じやすくなってて可愛い……」
女「妹ちゃんが……可愛いからだよ……」
妹「お兄ちゃんも、感じちゃってるよね」
兄「すごい感じてるよ。伝わっちゃってる……」
妹「今度はお兄ちゃんのこっち側に来ちゃうね」
女「あ~ん、妹ちゃん、そっち行っちゃうの?」
妹「ほら、お兄ちゃん。真ん中に挟まれちゃったよ」
616 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:06:05.93 ID:NrQEcT8d0 [26/53]
兄「お前……今日、女神みたいだな……」
妹「そうだよ。太陽の女神だよ」
女「あぁっ、すごく格好よくなってる」
妹「ビクンビクンって脈打っちゃってる」
女「いかせてあげなきゃ……」
妹「お兄ちゃん、いかせてあげるね……」
女「一緒にいっちゃおう。私の指、気持ちいい?」
兄「うぅっ……あ……両方から……指が……」
妹「大きいよ。お兄ちゃん。好きだよ」
兄「あっ……いいよ……うぅ……すごく気持ちいい……」
女「ねぇ好きよ。感じて。いつ出しちゃってもいいからね」
兄「ん……く……あぁ……」
617 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:09:21.49 ID:NrQEcT8d0 [27/53]
妹「お兄ちゃんにキスしちゃうよ。ディープキスだよ」
兄「ん……んんっ……んぁぁぁっ……」
女「今度は私の番ね。大好きよ。愛してる」
兄「あ……ん……んっ……」
妹「好き? 好き? 身体絡めちゃうよ」
兄「好き。好き。いいっ……いいっ!」
女「もう口でしちゃうね。私が飲んであげる……」
兄「あぁぁっ……んっ……んっ……んんーっ……」
妹「お兄ちゃん、もういっちゃうよね? ね?」
兄「ああああああっ!!」
妹「あぁいっちゃう。お兄ちゃん。そう。そう」
兄「ああっあぁっあぁっあぁっ……はぁぁっ……」
618 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:12:58.17 ID:NrQEcT8d0 [28/53]
(二時間後)
女「おはよう……二度寝しちゃったね」
兄「もう結構明るいですね……8時?」
妹「おはよう! 起きてるよ~!」
兄「あれ、元気だな、お前」
妹「だって私が一番寝てるもん」
兄「そうだな」
妹「お腹空いちゃったから、食事用意するね」
女「あ、ありがとう。私ももう起きるから」
兄「俺も腹減ったな……」
妹「冷蔵庫のナンをフライパンで焼いて、カレーの残り温めればいいよね?」
女「そうね、お願いしちゃおうかなぁ」
妹「オッケー。ちょっと待っててね……」
619 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:18:00.56 ID:NrQEcT8d0 [29/53]
(朝食後)
兄「天気いいですね。今日のスケジュールを考えましょう」
妹「私、夕方からバイトだ~」
女「妹ちゃんにあわせて、昼ぐらいにはここ出る感じにしよう」
兄「そうですね。それまでどうしましょうか?」
女「妹ちゃんと二人で、また海に行って来なよ」
妹「お姉ちゃんは?」
女「私は片付けしたり、ゴロゴロしたりかな」
妹「やっぱり、くたびれちゃった?」
女「帰りの運転もあるし……ちょっと休ませてね」
兄「そうですか。なんか妹の都合にあわせてもらってすみません」
女「あとね、私、さっき始まっちゃって……」
兄「えっ? 運転とか、大丈夫なんですか?」
620 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:21:30.56 ID:NrQEcT8d0 [30/53]
女「それぐらいは全然平気だから」
兄「もし調子悪かったら、運転代わりますから」
女「うん、だいじょうぶだから。お昼にここ出て、『海ほたる』でご飯食べよう」
兄「東京湾アクアラインですか。遠回りじゃないですか?」
女「そんなに時間変わらないから。帰りは観光ドライブね」
兄「至れり尽くせりですみません」
女「いえいえ。旅行のプロですから。そんな感じでいいかな?」
兄「いいですよ」
妹「じゃあ今から海に行って、11時ぐらいに戻って来るね」
女「短い時間だけど、二人で楽しんでおいで」
妹「あはは。お姉ちゃんありがとう……」
兄「いいですよ」
622 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:24:42.13 ID:NrQEcT8d0 [31/53]
(砂浜)
妹「またまた来ちゃった。これで4回目のビーチ!」
兄「今日も暑いな……。太陽がまぶしい……」
妹「朝見た太陽が、もうあんなに高いところにあるんだ」
兄「そうか。あの太陽が昇ってくる時から見たんだもんな」
妹「なんかね、朝日と全然別物みたい。同じ太陽なのにね」
兄「お前も、朝と別人みたいだぞ。朝が別人だったのかな」
妹「そう? 惚れ直しちゃった?」
兄「可愛いな、お前」
妹「エヘヘ……」
兄「ほんとにその水着、よく似合ってるよ」
妹「そうだ。お兄ちゃんにケータイで撮ってもらっちゃおう……」
兄「よし、じゃあそこに立って。撮るよ~。はい!」
623 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:28:33.87 ID:NrQEcT8d0 [32/53]
妹「どう? うまく撮れたかな?」
兄「じゃ今度は、あり得ないポーズしてみて」
妹「なにそれ~? あり得ないポーズなんてあり得な~い」
兄「いいから、なんかポーズとってみろよ」
妹「う~ん。じゃあねぇ、うみ~!」
兄「いいねいいね。撮るよ~。はい。撮れた」
妹「次は、そら~!」
兄「いいよいいよ。そのままそのまま。せ~の、はい!」
妹「すいへいせ~ん!」
兄「頑張れ頑張れ。いくよ~。はい!」
妹「撮れた~?」
兄「撮れたよ~」
【第12話 朝日】おわり【第13話 終夜】に続く
654 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:08:15.75 ID:NrQEcT8d0 [34/53]
【第13話 終夜】8/23(月)21:00 晴れ(29度)
妹「お兄ちゃん、ただいま~」
兄「え? どこ行ってたんだ?」
妹「今、コンビニで荷物送って来たんだよ」
兄「あれ、いつの間に? てっきり畑でも見てるかと思ったよ」
妹「そっかぁ。ここの畑とも、明日でお別れなんだね」
兄「思い出深いか?」
妹「う~ん。ウフフフフ……」
兄「何笑ってんだよ」
妹「思い出し笑い。いろいろ思い出しちゃったから」
兄「またあのトウモロコシ、お前も食べられるといいな」
妹「そうだね。ほんとにおいしかったなぁ」
兄「荷物出すんだったらさ、言ってくれれば一緒に行ったのに。重かったろ?」
655 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:13:34.49 ID:NrQEcT8d0 [35/53]
妹「ううん、そんなには。ほとんど服だからね」
兄「いっぱいもらっちゃったな」
妹「いっぱいもらっちゃったね。お姉ちゃんにもお兄ちゃんにも」
兄「またそんなこと言う」
妹「ありがとう」
兄「どういたしまして。こちらこそ」
妹「いっぱいくれたから、いっぱい想い出ができたよ……」
兄「ああ、もう帰っちゃうんだなあ」
妹「帰って欲しくない?」
兄「うん」
妹「そんな簡単に『うん』って言っちゃだめでしょ。ほんとに帰れなくなっちゃう」
兄「そうだな。すまん」
657 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:18:16.72 ID:NrQEcT8d0 [36/53]
妹「それでなくても、帰る日を一日延ばしたのに~」
兄「昨日もお前、くたびれてすぐ寝たんだから、今日ぐらいはゆっくりで良かったろ」
妹「そうね。慌ただしく荷物の整理しても、いいことないしね」
兄「もう荷造りは済んだのか?」
妹「後はもう、キャリーバッグに身の回りのものをしまうだけだよ」
兄「他にやることは?」
妹「気持ちの整理かな」
兄「勉強は?」
妹「さすがにこの三日間は勉強できなかった~。夏休みってことで、いいか」
兄「ま、帰ったらしっかりやれよ」
妹「うん。だいじょうぶ」
兄「じゃあさ、今からスイカ食うか?」
659 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:23:14.57 ID:NrQEcT8d0 [37/53]
妹「え? スイカがあるの?」
兄「さっき買ってきたんだよ。冷蔵庫に入ってる」
妹「わーい! スイカだスイカだ!」
兄「今まで忘れてたんだよ、スイカというものの存在を」
妹「そういえば、こっちで全然食べなかったね」
兄「前にさ、縁側で浴衣着てスイカ食べながら花火見たいとか言ってたろ」
妹「言ってたような気がする~」
兄「縁側が暑いせいで、スイカが食べられなかったじゃないか」
妹「暑いのは私のせいじゃないからね」
兄「俺のせいでもないぞ」
妹「フフフ。じゃ、スイカ切って来ようか?」
兄「あ、じゃあお願い……」
660 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:28:21.20 ID:NrQEcT8d0 [38/53]
妹「……切ったよ。畑に埋まってたスイカ」
兄「だから、スイカは埋まってないっての」
妹「どうかな、味は」
兄「どれ……うん。良いね」
妹「うん。おいしい。スイカの味がする」
兄「縁側に持っていって食べなくていいのか?」
妹「暑いよ。もう8月の下旬なのに~」
兄「しかし今年は、いつになったらクーラー止められる日が来るんだろう」
妹「来年の夏は、もうちょっと涼しいといいなぁ」
兄「そうだなぁ。暑いのが好きな俺でもそう思うよ」
妹「やっぱり今年、おかしいよね」
兄「全てを夏の暑さのせいにできるぐらい、おかしいな」
661 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:35:46.67 ID:NrQEcT8d0 [39/53]
妹「暑かったせいにする気なんだ、全部」
兄「うん。暑かったからなあ。ああ、スイカ美味しい」
妹「じゃあ私も、昨日のあれ、暑さのせいにしちゃおう」
兄「何だよ、昨日のあれって?」
妹「昨日の朝ね、私、砂浜に行ったでしょ?」
兄「うん」
妹「その時にね、実はね、ナンパされて……しちゃったんだ……」
兄「えっ、何を?」
妹「何をって……だから……すごく仲良しみたいなこと……」
兄「お前はまた、すぐそんな嘘をつく」
妹「嘘じゃないもん」
兄「嘘だってことは、すぐわかるって」
662 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:40:19.53 ID:NrQEcT8d0 [40/53]
妹「嘘なら嘘って思っててもいいよ。そう信じたいんだよね」
兄「え? だからさあ……」
妹「じゃあ、これからする話を、本当の話だと思って聞いてね」
兄「はあ。どうぞ。スイカ最後の一切れ、俺食べるぞ」
妹「うん。日の出を見に砂浜に行くつもりだったのね。それはほんとなんだけど……」
兄「ん?」
妹「そしたら砂浜にサーフボードを持った男の人が一人いたのね」
兄「はいはい」
妹「その人がちょっとお兄ちゃんに似てるって思ったのが、間違いの始まりだったかな」
兄「そうだねぇ」
妹「よく見ると、あんまり似てないんだけどね」
兄「そうですか」
663 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:45:07.50 ID:NrQEcT8d0 [41/53]
妹「それでその男の人に、『一人?』ってベタな聞き方されちゃって~」
兄「ベタだね」
妹「その時私一人だったでしょ。だから私も『うん、一人』とか気やすく答えちゃって」
兄「ああ……」
妹「『どこから来たの?』って聞くから、私、『東京』とか嘘言って」
兄「ははは」
妹「『今ここ、誰もいないよね』なんて言われて……」
兄「うん」
妹「ちょっと……ドキドキしてしまったのだ」
兄「そう……」
妹「それからちょっと間があった。私、目をそらしてた。そしたらね……」
兄「そしたら?」
664 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:50:36.10 ID:NrQEcT8d0 [42/53]
妹「『何してるの?』だって」
兄「『何してるの』……か」
妹「それ、聞く順番とかタイミングおかしいよ、とか思ったりしたんだけど……」
兄「うん」
妹「そう言われたら、自分で何してるんだかよくわからなくなって……」
兄「…………」
妹「その人と見つめあって、笑ってしまったのだ」
兄「ん……?」
妹「ああ、うまくつけこまれてるな、とか思って、ボーッとしてたら……」
兄「してたら?」
妹「いつの間にか私、髪の毛撫でられてるのね」
兄「そうか……」
665 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:55:14.80 ID:NrQEcT8d0 [43/53]
妹「しばらくそのままの姿勢で、一緒に朝日を見てたんだけど」
兄「だけど?」
妹「急に『いいよね』って言われて……」
兄「言われて?」
妹「思わずコクンってうなずいちゃったんだ……」
兄「え」
妹「ごめんね、お兄ちゃん」
兄「ええっ」
妹「私も何が『いい』なんだかわからなかったけど……」
兄「おいおい」
妹「気がついたら、裸にされてて……」
兄「…………」
666 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:01:17.62 ID:NrQEcT8d0 [44/53]
妹「……すごく……仲良くしちゃってたんだ」
兄「ん……。それでその……嘘ばなし、終わり……?」
妹「あれ、まだ嘘だと思ってる?」
兄「だからさ、嘘だろ、なあ?」
妹「じゃあ、証拠見せるから」
兄「ええっ、証拠なんかあるのかよ!?」
妹「ちょっと待ってね……」
兄「なんだよ、証拠って……」
妹「……全部脱いじゃった」
兄「なんで服脱ぐんだよ。証拠は?」
妹「だから、私の身体に」
兄「ええっ、どこに?」
668 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:06:59.39 ID:NrQEcT8d0 [45/53]
妹「探してみてよ」
兄「え、どこだよ……どこだよ」
妹「く、くすぐったい……」
兄「なんだよ証拠って……どこなんだよ」
妹「いっぱい探さないと、見つからないかもよ」
兄「髪の毛? じゃないよな。だったら脱がないもんな」
妹「私、結構日焼けしちゃってるね」
兄「そうだな。ビキニのあとがくっきりだ。それがヒント?」
妹「ヒントかもね……あっ……感じちゃう……」
兄「胸のところ、白く焼け残ってて、やらしいじゃないか」
妹「おっぱいだけ白くって、可愛いよね」
兄「とりあえず吸っちゃうぞ……」
669 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:12:34.22 ID:NrQEcT8d0 [46/53]
妹「はぁぁん! ああっ……」
兄「ビクンってしたな。証拠はどこだ?」
妹「印を刻みこまれちゃったんだよ……」
兄「どこに? どこに? そんなの許せないよ」
妹「あっ……そこ……そこっ……感じるよぉ」
兄「お前はそれでいいのかよ……指でこんなこととかされて……」
妹「ああっ……あっ……だめっ……だめ」
兄「足広げられてさ……可愛く濡れちゃってるとこ見られて……」
妹「可愛い? ねぇ……可愛い?」
兄「ここだけ肌が白くって……こんなにピンクで可愛いところを……」
妹「舐めちゃうの? 舐めちゃってるの? はぁん……あぁん……」
兄「そうだよ。そうだよ。お前のあそこをペロペロ舐めてるよ」
670 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:19:02.45 ID:NrQEcT8d0 [47/53]
妹「あぁん……ねぇ……ねぇ……わかった?」
兄「わかった。わかったよ。もうたまらないんだよ、俺も」
妹「んんっ……印、刻みこんでくれる?」
兄「ああ。今な。行くからな……」
妹「そのまま……直接……お願い……」
兄「いくよ……生でいくよ……」
妹「うん。うん。来て……来て……あぁぁぁっ!」
兄「あああああっ……すごい締まるよっ!」
妹「はぁぁぁぁっ! お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
兄「刻み込むぞっ……俺の形をっ……」
妹「んんっ……硬いよ……お兄ちゃんの……すごいよ」
兄「も、もう爆発しそうだ……あぁ……うくっ……」
671 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:24:59.29 ID:NrQEcT8d0 [48/53]
妹「離さないから……ギュッってしちゃうから……」
兄「くっ……こんなに……欲しがるんだ……」
妹「お……お兄ちゃんのこと……ずっと……欲しかったんだ」
兄「ああああっ……お前の奥が……欲しがってる……うううっ」
妹「はぁっ……ん……そっ……そう……いっぱい……いっぱい」
兄「もうイクっ……イクよイクよっ……中に出すよ!」
妹「あっあっあっあっ……出して……ああっ!」
兄「あああっあああっ……出る……出る……出てるっ」
妹「あぁぁぁん……熱いのが……」
兄「あああっ……あああっ……あああっ……」
妹「んんっ……いっぱい……奥に……」
兄「はぁっ……はあっ……うあっ……いい……いいよ」
672 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:31:10.26 ID:NrQEcT8d0 [49/53]
妹「キュンキュンして……止まらない……」
兄「感じるっ……締め付けてくる……」
妹「あぁぁぁぁぁっ……まだイッちゃうよ……」
兄「はぁ~っ。はぁ~っ。はぁ~っ」
妹「もう全部……お兄ちゃんのだよ」
兄「好きだよ。可愛いよ。好きだよ……お前が」
妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……好きっ……好きぃ……」
兄「よかったよ。最高……」
妹「やった……やった……またもらえちゃった」
兄「ああ。こんなにいっぱい出るなんて……」
妹「全部……飲み込んじゃう……こぼさないから……」
兄「俺のを……刻み込んだぞ……」
673 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:37:22.98 ID:NrQEcT8d0 [50/53]
妹「……お兄ちゃん、興奮しちゃった? 私がナンパされちゃったから?」
兄「なぁ、嘘だろ。俺を煽るためのさ?」
妹「まだちょっとは信じてるのかな? 実は真っ赤な嘘でした~」
兄「なんだ、やっぱり嘘だったのか」
妹「や~い。引っかかった引っかかった」
兄「引っかかってないって。引っかかってなかっただろ?」
妹「どうかなぁ」
兄「でもお前さ、ナンパされたりとか、そういう願望あるのかよ?」
妹「あるかもね……あるよ」
兄「あるのかぁ」
妹「いろんなシチュエーションで、エッチな想像しちゃったりね」
兄「むぅ」
674 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:43:08.50 ID:NrQEcT8d0 [51/53]
妹「でも最後は、相手が全部お兄ちゃんになっちゃうんだなぁ」
兄「なんだ。やっぱりブラコンなのか」
妹「なによ、シスコンのくせに~」
兄「ほんと、お前が妹じゃなかったらなあ」
妹「そうだね……。でも妹じゃなかったら、出会えなかったかもよ」
兄「それもやだな」
妹「私は妹の特権を有効活用してるんだよ~だ」
兄「どんな特権だよ」
妹「お兄ちゃんにいろいろ教えてもらう特権。甘える特権。おねだりする特権」
兄「お安いご用だな。俺だって、お前が妹ってだけで特権だよ」
妹「ありがとう。お兄ちゃんがお兄ちゃんで、ほんとによかった……」
兄「どういたしまして。お前が妹で、俺もほんとによかったよ……」
675 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:49:00.26 ID:NrQEcT8d0 [52/53]
妹「……あれ、お兄ちゃん、なにケータイ見てニヤニヤしてるの?」
兄「お前の水着写真。昨日ビーチで撮ったやつだよ」
妹「そう言えば、よく見てなかった。見せて見せて~」
兄「ほら。ちゃんと写ってるだろ。可愛いだろ」
妹「ほんとだ。すごい可愛いね、この子」
兄「だろ。俺の妹なんだぜ。いいだろ~」
妹「羨ましいな、こんな可愛い妹がいて」
兄「こんな可愛い妹がいるの、世界で俺だけなんだぜ」
妹「『すいへいせ~ん』のポーズだよね、これ」
兄「そう。両腕と水平線がぴったり平行になってるんだ」
妹「私にも送って。これ、一生ものだ~」
兄「ほんとこれ、ベストショットだよ……と、送信完了」
676 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:54:56.14 ID:NrQEcT8d0 [53/53]
妹「……どれどれ。わー。私、この子好き。自分じゃないみたい」
兄「でもこれもお前なんだよ。俺もこの子、大好きだな」
妹「涙出てきちゃった。嬉しくて。楽しくて」
兄「楽しかったよな。この夏休み」
妹「うん。自分でもよく頑張ったと思う」
兄「よく頑張ったよ。いい子いい子」
妹「うわぁ~い。お兄ちゃんに頭なでてもらえた」
兄「こんなに喜ぶんだったら、もっとなでておけばよかったな」
妹「そうだ。あのね、お兄ちゃん。お願いがあるの」
兄「なんだろう」
妹「この写真、お兄ちゃんのケータイの待ち受けにしてくれる?」
兄「いいよ。待ち受けのお前をリニューアルだ」
678 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:00:08.22 ID:l0e0x7ZJ0 [1/15]
妹「私が大学に合格するまで、ずっと待ち受けてて欲しいんだ」
兄「うん。いいよ、もちろん」
妹「私の願かけなんだ。これだけはお願いしちゃうんだから」
兄「わかった。絶対守るよ」
妹「そうだ。もう一つだけ、お願いしちゃおうかな~」
兄「なんだよ。言ってみな」
妹「お兄ちゃん、今夜一晩中、本気のセックスしよう」
兄「じゃあ今までのは本気じゃなかったのかよ?」
妹「うん。な~んてね……まだしてないこと、教えて欲しいの」
兄「ああ。いっぱい教えるぞ。あんな体位とか、こんな角度とか……」
妹「今夜は絶対寝かさないからな」
兄「あ、先に言われた。お前、先に言うなよな……」
【第13話 終夜】おわり【第14話 帰郷】に続く
680 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:03:05.88 ID:l0e0x7ZJ0 [2/15]
【第14話 帰郷】8/24(火)14:00 晴れ(36度)
妹「暑い~! ただひたすら暑い~!!」
兄「今日は暑いなあ。いや、今日もか……はぁ」
妹「なんで新幹線のホームってこんなに暑いの? お兄ちゃん!」
兄「なんでって……少なくとも俺のせいじゃないな」
妹「ふぅ……暑いよ暑いよ。暑い~!」
兄「ホームが高いところにあって、日がいっぱい射すからだろうな」
妹「理由なんかどうでもいい~! 暑い~!」
兄「九十九里の焼けた砂浜よりも暑いな」
妹「ううん、あっちの方が暑かったと思うけど」
兄「なんだ、急に冷静だな」
妹「私のセンサーが今、冷気を感知しました!」
兄「え、どっか涼しいとこある?」
681 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:05:56.66 ID:l0e0x7ZJ0 [3/15]
妹「こっちこっち。ほら。ちょっと冷気が吹き出して来てるでしょ」
兄「ほんとだ。はぁ。少しだけ涼しくなった」
妹「ふぅ~っ。新幹線、早く来ないかなぁ」
兄「せっかくしんみりと見送りムードに浸ろうと思ってたのにな」
妹「しんみりしたかった? 半月もしたらまた会えるのに?」
兄「まあ、ちょっとはな」
妹「新幹線、来なくてもいいなぁ」
兄「なんだよそれ」
妹「それはそれ。これはこれ。でしょ?」
兄「家出少女は、早く家に帰りなさい」
妹「やだやだやだやだ。そんなこと言われるとやだやだ言っちゃう」
兄「じゃあ、ずっとうちにいなさい」
682 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:09:44.22 ID:l0e0x7ZJ0 [4/15]
妹「バカ」
兄「なんだよ」
妹「バカ……」
兄「なんだよ……」
妹「大好きだよ……」
兄「やめろよ。泣きそうになるだろ」
妹「別に、永遠のお別れじゃないのにね」
兄「永遠のお別れだったら、俺、気狂うな」
妹「狂っちゃうんだ」
兄「くるくるくるくる」
妹「あれ、もう狂ってない?」
兄「いや、大丈夫」
683 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:12:47.18 ID:l0e0x7ZJ0 [5/15]
妹「……お兄ちゃん、夏休み楽しかったね」
兄「絵日記かよ」
妹「勉強しに、こっちに来たんだけどね」
兄「勉強、してただろ」
妹「うん。いろいろ勉強した。一生忘れない夏休みだと思う」
兄「学校の課題は終わってるのか?」
妹「だいたいね。あともうちょっとだから大丈夫」
兄「……俺もさ、忘れられない夏だったよ」
妹「あ、忘れてるよ、お兄ちゃん」
兄「なにを?」
妹「キスするのを」
兄「しょうがないなぁ……チュッ」
685 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:15:40.20 ID:l0e0x7ZJ0 [6/15]
妹「エヘッ……」
兄「どうしてそんなに可愛いんですか?」
妹「その質問には、答えない……」
兄「顔、見てていいか?」
妹「……いいよ……恥ずかしいけど」
兄「そのTシャツ、可愛いな。絵がいろいろ描いてあって」
妹「ちょっとアメコミみたいだよね。これもお姉ちゃんにもらったのだけど」
兄「そうか。今まで着てなかったよな?」
妹「うん。昨日、荷物整理してるときに見つけて」
兄「初めて着るんだ」
妹「そう。お姉ちゃんが着ても似合うと思うのにね」
兄「そうかな? お前の方が似合うぞ、それは」
686 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:18:40.10 ID:l0e0x7ZJ0 [7/15]
妹「子供っぽいから?」
兄「そんなに子供っぽくもないだろ」
妹「大人にしてくれた……」
兄「えっ?」
妹「想像してたより、もっとずっとよかった。ずっとずっと……」
兄「俺も……」
妹「止められなくなっちゃったね」
兄「ごめんな」
妹「なんで謝るの? 私が望んだことなのに」
兄「いや……」
妹「ねえ、お祭りのとき帰ってきたら、また仲良くしようよ」
兄「いいのかなあ」
687 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:21:43.26 ID:l0e0x7ZJ0 [8/15]
妹「いいの。だって、それからしばらく会えないと思うし……」
兄「そうだな……」
妹「いいんだ、わかってたから。お兄ちゃんは、お姉ちゃんと仲良くするのかな……?」
兄「そう……かな?」
妹「いいよ」
兄「いいんだ」
妹「うん……。私の中の、お母さんみたいな人が言うのね」
兄「何て?」
妹「お兄ちゃん、絶対お姉ちゃん逃しちゃだめだよ。逃したらきっと後悔するよ、って」
兄「…………」
妹「でもね、私の中の、中学生ぐらいの子がこう言うの。お兄ちゃんは私の……って」
兄「……じゃあお前は?」
688 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:24:43.43 ID:l0e0x7ZJ0 [9/15]
妹「フフ……。勉強頑張らなきゃなって」
兄「そうか……。応援してるからな。お前なら絶対大丈夫」
妹「うん。ありがとう」
兄「でさ、お前が大学入れば、こっちで一緒に暮らせるんだからな」
妹「仲良く?」
兄「うん。仲良く」
妹「……あ、新幹線来ちゃった。じゃあ私、もう行くね」
兄「行っちゃいな」
妹「バイバイ。行っちゃうよ~」
兄「バイバ~イ」
妹「バイバ~イお兄ちゃん~。夏休みのホームステイ楽しかったよ~♪」
兄「バイバ~イ、またなー。またなー」
<完>
693 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:54:57.21 ID:l0e0x7ZJ0 [10/15]
約一週間にわたる長らくのご愛読をありがとうございました。
この暑かった夏の話(実話)はひとまずこれで終わりです。
羞恥プレイにお付き合いいただきまして、本当に感謝しております。
別の言葉で言えば、ここまで読んですごいな、という感じです。
「今年は百年に一度の猛暑」という言葉が出てきたのは9月になってからでしょうか。
今年の秋を感じる時間は短く、この数日、急にめっきり寒くなってきた感じがしています。
今日、道行く人を観察していたら、楽しげに見える人と寒そうにしてる人と
二通りにわかれているように見えました。
楽しげに見える人は最近のこの寒さに慣れたような気がしたのです。
寒そうにしている人は、寒そうという顔をしていました。
この一週間、私もスレの外でいろいろなことがありました。
1時間に10個しか書けないので、SSの投下を優先してきましたが
本当はもう少しレスとかしたかったと思いつつだったのですが。
ご質問等あれば、全て回答しますので(誇張)、何なりとどうぞ。
私ももう少し書きたいことがあるので(話の続きではなく)
まだこのスレにいると思います。
【第11話 別荘】8/21(土)21:00 晴れ(26度)
兄「星、綺麗だったな」
妹「あんなにいっぱい星が見れたの、久しぶり」
兄「こっちはさすがに空気が綺麗だ」
妹「カレーも食べたし、海辺で花火もしたし、後はなにする?」
女「あっ、今ね、枝豆ゆで始めたところだから。食べるよね?」
兄「食べますよ。ビールも買ってあることだし」
妹「さては、宴会する気だな?」
女「まったり一杯やるだけだよ。枝豆食べながら」
妹「今日はちょっと涼しくて気持ちいいね。扇風機だけで十分だし」
女「こっちの方が冬暖かくて夏涼しいんだよ。うちの方、内陸でしょ」
妹「あれっ、お鍋がグツグツ言ってない?」
女「いけない。もうそろそろザルに上げなきゃ……」
576 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:43:53.06 ID:wphImD7p0 [41/43]
女「……はい、枝豆できたよ。今、ビール持ってくるからね」
兄「やった! 枝豆ビールタイム!」
妹「いいなぁ、大人は……」
女「妹ちゃんはジュース飲むよね?」
妹「飲む~」
女「じゃ、ちょっと待ってね」
兄「ではさっそく、枝豆を食してみましょう」
妹「いいの、お姉ちゃん待たなくても?」
兄「うん、塩加減がちょうどよくて美味しい」
妹「私もつまんじゃおう……あ、おいしい!」
兄「どうだ、俺の育てた枝豆は美味いだろう?」
妹「育ててないくせに」
577 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:49:25.41 ID:wphImD7p0 [42/43]
女「は~い、ビールだよ。ジュースだよ~」
兄「おし来た。待ってました」
妹「お姉ちゃん、ありがとう~」
女「あっ、もうフライングして食べてる~」
兄「すみませんすみません」
女「美味しくできてた?」
兄「ええ、もう、絶妙ですよ」
妹「美味しいよ、お姉ちゃん。じゃあ、乾杯しよっか?」
女「そうね、何に乾杯しようか?」
兄「それじゃ、この夏の収穫を祝って……乾杯!」
妹「かんぱ~い!」
女「かんぱ~い!」
578 名前:1[] 投稿日:2010/11/17(水) 23:54:46.50 ID:wphImD7p0 [43/43]
妹「ふぅ……」
女「妹ちゃん、くたびれちゃったかな?」
妹「うん。ちょっと……」
女「だいじょうぶ?」
妹「ごめん、私、ちょっと横になるね」
兄「いいよ。横になってな」
妹「うん。大人は飲んだくれてていいからね……」
兄「わかったわかった。飲んだくれてるから」
妹「今日、いっぱい太陽にあたったせいかな……」
女「最近、結構忙しかったんじゃない?」
兄「昨日夏期講習が全部終わったばかりだしな」
妹「うん。じゃ、おやすみ……じゃないけど……」
581 名前:1 ◆Z1mcLeht3s [] 投稿日:2010/11/18(木) 00:14:51.70 ID:NrQEcT8d0 [1/53]
女「あ、あっちのお布団に行っちゃった……」
兄「先輩も今日は朝から運転して、疲れたでしょう」
女「ん、そうでもない。気が張ってたからかな」
兄「肩でもお揉みしましょうか?」
女「いいからいいから。飲んだくれてなさい」
兄「はあ。ビール、旨い。なんか落ち着いた」
女「この枝豆、美味しいよね」
兄「塩加減が上手なんですよ」
女「割と上手くいったかな。でも豆がツヤツヤしてて、プリプリでいい感じ」
兄「豆、いい出来ですよね。一粒しか入ってないサヤが殆どない」
女「目が肥えてきたね~。そう言われてみればそうだね」
兄「来年は、うちの方の畑で枝豆やるかもしれませんね」
582 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:19:26.76 ID:NrQEcT8d0 [2/53]
女「え、どうして?」
兄「枝豆は土地が痩せてる方が、育ちがいいんですよ」
女「そうなの?」
兄「って、大家さんが言ってました。受け売りです」
女「あはははは。色々言うよね、お父さん」
兄「『土はな、よく練った方が虫がつかないんだよなこれが……』」
女「畑に水いっぱい入れて、すっごいドロドロにしてかき混ぜてたよね、春先」
兄「『トウモロコシはな、肥料っ食いなんだよなこれが……』」
女「あはははは。へぇ、そうなんだ」
兄「トウモロコシの後は土が痩せるんで、だから次は枝豆かなって」
女「なるほど~。さすが小作人」
兄「地主には逆らえません。たとえ酔っぱらいでも」
584 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:25:31.07 ID:NrQEcT8d0 [3/53]
女「……あれ、妹ちゃん、寝ちゃったみたいよ」
兄「ほんとだ。もうスースー寝息立ててる」
女「どうしよう。イタズラしちゃおうかな」
兄「先輩って結構そういう人ですよね。やめときましょうよ」
女「はぁい。お兄ちゃんの言うことには、逆らえないな」
兄「なに急に妹みたいになってるんですか」
女「だって、妹だもん、私も……」
兄「それ、誘ってます?」
女「んー、そういうつもりじゃなかったけど」
兄「可愛いがって欲しい?」
女「来たな」
兄「その『来たな』って言うの、クセですか?」
585 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:30:20.74 ID:NrQEcT8d0 [4/53]
女「……部屋ちょっと暗くしようか。妹ちゃんも寝ちゃったし」
兄「じゃちょっと消しますよ……よっ……これでいいかな」
女「暗くなると、急に静かになった感じするね」
兄「そうですね。そう言えば、海辺なんですよね、ここ」
女「今ごろ気がついた? 波の音は聞こえないけどね」
兄「さっきまで、海で泳いでいたような気がします」
女「それ、事実のような気がしますよ」
兄「先輩が、たまらないビキニを着てた気がしますけど」
女「お互い、ずっと裸に近い格好だった気がしますね」
兄「その格好で、抱き合ったりしてたのは気のせいでしょうか?」
女「今朝、妹ちゃんに『三人で』って言われてから、ずっと意識しちゃってた」
兄「俺も。どうなるんだろう、って」
587 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:35:16.81 ID:NrQEcT8d0 [5/53]
女「それもいいかな、って思ってたけど……」
兄「枝豆とビールって、俺へのサイン?」
女「考えてなかったけど、そうなのかな」
兄「ビーチテントの中で、二人で横になってましたね」
女「続きがしたい?」
兄「よいしょ……横にしちゃいましたよ」
女「妹ちゃんを差し置いて、いいの? 文句言われない?」
兄「文句言われてもいいですよ」
女「妹ちゃん、ごめんね……お姉ちゃんはちょっとたまらないの……」
兄「ほんとにぐっすり寝てるな」
女「ねぇ、もう向こう見ないでよ。こっち見て……」
兄「あ……脱いじゃうんですか?」
588 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:41:00.89 ID:NrQEcT8d0 [6/53]
女「こっち見てると、いいことあるかもよ。ほら……」
兄「そんなポーズ見せてくれるんだ。良すぎ。最高……」
女「もうヌードだよ。全部見せちゃってるよ」
兄「あぁ……昼間はずっと水着だったから、刺激が強い」
女「フフ。水着の内側が見たかったよね?」
兄「男って、単純だよなあ」
女「でも、そこが格好いいんだよ」
兄「もう俺、こんなですよ」
女「あぁ……すごい大きくなってる」
兄「あっ……ちょっと……触られるだけで……」
女「妹ちゃんが『格好いいの』って言ってたよ、これ」
兄「もう……そんなにされると……たまらない」
589 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:45:13.14 ID:NrQEcT8d0 [7/53]
女「どうする? ねえ、どうする?」
兄「挿れさせろ」
女「あぁん……命令されちゃった……はい……」
兄「素直ないい子だ。もうこんなに濡れてるし」
女「生で来ていいよ。好きなようにして。いいなりになるから」
兄「挿れるよ。挿れるよ……」
女「はぁああああん……す、すごい……」
兄「うぁぁあああ……くぅっ……こんな……ぴっちり……」
女「もっと。もっと。好き。好き。好きぃ」
兄「ずっと好きだったから。ずっと……好きだったから」
女「うん。うん。うん……あっ……ああっ」
兄「うっ……欲しかった……欲しかったよ……」
590 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:49:34.38 ID:NrQEcT8d0 [8/53]
女「んんっ……欲しかったよね……今日……ずっと……」
兄「うん。うん。突くよ。突くよ!」
女「あ……んっ……すごい……素敵……」
兄「もう……ううぅっ……いつでもイッちゃいそう」
女「あぁっ……もっと……もっと……」
兄「こんなに……こんなに欲しがるんだ……」
女「そう。そう。中で……イかせちゃう……」
兄「先輩も……一緒に……あああっ」
女「あぁっ……そう……おっきくなる……」
兄「一緒にイこう。一緒に。はぁぁっ、おっぱいがこんなに……」
女「うん。うん……見て……見てね……」
兄「出して……いいんだよね……」
592 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:54:00.10 ID:NrQEcT8d0 [9/53]
女「うんっ……出して欲しい……出して……」
兄「一番奥にっ?」
女「一番奥に……出して……欲しいの……」
兄「あぁっ……深く入るっ……導かれるっ……」
女「お、奥に当たるぅ……か、感じる……」
兄「も、もう……出る……出しちゃうよっ……」
女「キスして……キスして……もう……」
兄「愛してる……愛してる……んんっ……」
女「んっ……んんっ……はぁん……あっあっあっ……」
兄「イクよっ!」
女「うんっ」
兄「うっ……うあぁっ……ああああっ……あああああっ!!」
593 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 00:58:48.22 ID:NrQEcT8d0 [10/53]
女「あっあっあっあっあぁ~~っ!! あぁ~~ん!!」
兄「ああ~っ……ああ~~っ……ああっ……」
女「あぁっ……いっぱい……いっぱい……」
兄「出しちゃったよ……いっぱい……」
女「うん。うん。よかった……すごくよかった……」
兄「はぁ~~~っ……最高。最高だ……」
女「キスされると、こんなに感じちゃうんだ」
兄「ぴったり締まってて、抜けないですよ、もう」
女「フフ……抜かせないから。中に飲み込んじゃうから」
兄「前戯もなしで、いきなりしちゃったのに……」
女「今日一日、ずっと前戯だったじゃない」
兄「先輩の身体、欲しくて欲しくて……」
594 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:03:12.18 ID:NrQEcT8d0 [11/53]
女「私の身体だけが目当てだったんでしょ」
兄「そうそう。もう身体だけが目当てで……抱きたくて……」
女「今そう言われると、なんだかすごい嬉しい」
兄「あっ、またキュッって……」
女「だって……今日水着姿いっぱい見られちゃって……」
兄「ああ、また出したくなっちゃうな」
女「いいよ。いっぱい出して……。全部、中に受け止めたいな」
兄「来週も、あのビキニなんですか?」
女「ううん。来週はもうちょっとおとなしいやつね」
兄「こぼれそうなやつじゃないんだ」
女「あれは今日だけだから。サービスしたんだよ」
兄「海水浴場の全てのお客さんに?」
595 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:08:20.36 ID:NrQEcT8d0 [12/53]
女「そうそう……ってキミぃ。でも視線感じた方が、女を意識できるかな……」
兄「意識してないと、女を忘れちゃうんですか?」
女「そうじゃないけど、私、色っぽくないからね」
兄「何をおっしゃる。こんな色っぽい身体だし、中もすごいいいし」
女「中って? こうかな? きゅっきゅっ……」
兄「あ、あ、押し出された……」
女「あ~。いなくなっちゃたぁ~」
兄「先輩、名器すぎ」
女「え、そうなのかなあ?」
兄「そうじゃないかと思いますよ」
女「う~ん、キミがいいって言うならいいや」
兄「最高ですよ、ほんと」
596 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:13:09.89 ID:NrQEcT8d0 [13/53]
女「こんなにエッチになっちゃうのも、キミのせいだからね」
兄「夏のせいじゃなかったんですか?」
女「ううん、キミのせい」
兄「そんな真面目な顔で言わないでくださいよ」
女「あ、そうだ」
兄「また何か思いついたんですか?」
女「キミに写真を撮って欲しいな、って思ってたんだった」
兄「え、写真ですか? どんな写真?」
女「うん。私のヌード写真」
兄「燃えますよ、それ」
女「じゃあ今度撮ってね。いろいろ想像してるんだから」
兄「今じゃないんですね。いつどこで撮りたいですか?」
597 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:18:47.00 ID:NrQEcT8d0 [14/53]
女「うーん、家がいいかな。キミの家で」
兄「うちか……自分の生家で撮りたいってことですね」
女「そういうことかな。あんまり意識してなかったけど」
兄「人間、生まれてくるときは裸ですしね」
女「あはは。じゃあキミの前で、何回も生まれ変わってるんだ、私」
兄「ははははは……。じゃあヌード撮影も生まれ変わりの儀式ですか?」
女「うん、そうかもね……。今の自分の記念にって思ってただけなんだけどね」
兄「新しい自分のスタートってことかもしれませんよ」
女「キミの前で生まれ変わりたかったのかもね、撮って欲しいって思ったのも」
兄「俺にうまく撮れるかなあ」
女「うまく撮ろうなんて思わなくっていいよ。でも上手に撮ってね」
兄「どう違うんですか、それ。難しいじゃないですか」
599 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:23:38.54 ID:NrQEcT8d0 [15/53]
女「だから、難しく考えないで。いつもしてるみたいに」
兄「いつもって? 今みたいな状態?」
女「そう。キミが私のことを脱がせていくの」
兄「結構先輩が自分で脱いじゃってますよ」
女「それだって、キミに脱がされてるんだから……」
兄「あ、服着てる状態から始めたいですね、写真撮るなら」
女「サマードレスとか着ちゃって?」
兄「いいですね、そういうの」
女「だんだん厚着してったりね」
兄「それもいいんじゃないですか。いろんな服着て」
女「で、いっぱい着たところで、いきなり全部脱いじゃうの」
兄「結局、自分で脱ぐんですか?」
600 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 01:28:43.27 ID:NrQEcT8d0 [16/53]
女「そこはカメラマンの腕でしょ」
兄「撮影よりも技術が要りますね」
女「だいじょうぶ。モデルが従順だから。それで、こんなポーズしちゃったり」
兄「うおっ」
女「キミの前だから、こんな恥ずかしいポーズもできちゃうよ」
兄「ああっ。たまんない……」
女「四つんばいになって、お尻突き出しちゃったり……」
兄「欲しい……」
女「欲しいの?」
兄「挿れたい……」
女「挿れて……」
兄「挿れるよ……挿れるよ……」
【第11話 別荘】おわり【第12話 朝日】に続く
607 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:49:50.07 ID:NrQEcT8d0 [18/53]
【第12話 朝日】8/22(日)06:00 晴れ(24度)
女「おはよう?」
兄「あ、おはようございます……。起きてたんだ」
女「ううん、ちょっと前に目が覚めたところ。起こしちゃったかな?」
兄「いえ、俺は寝てるのです。今何時?」
女「まだ6時前だよ」
兄「早いですね」
女「妹ちゃんがいないの……」
兄「えっ? いないということは、起きたんだな」
女「あんまり頭働いてないみたいね」
兄「起きて、どこか行ったんですかね」
女「家出しちゃってたりしたら、どうしよう」
兄「寝てる間にUFOにさらわれたのかも」
608 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:51:42.90 ID:NrQEcT8d0 [19/53]
女「冗談じゃなくて」
兄「大丈夫ですよ、そんな」
女「もしかして、怒って帰っちゃったのかも……」
兄「きっと、散歩とかですって」
女「散歩にしては、朝早すぎない?」
兄「先輩、妹の荷物、あそこにあるじゃないですか」
女「あれ、ほんとだ……」
兄「あんまり頭働いてませんね?」
女「だって……まだうっとりしてるし……」
兄「そんなこと言われると、ムクムクっと……」
女「どれどれ……」
兄「こらこら」
609 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:53:52.22 ID:NrQEcT8d0 [20/53]
女「あれあれ……格好よくなってるね」
兄「男の朝なので」
女「夜も格好よかったよ……」
兄「よかったですよ」
女「うん」
兄「うん」
女「チュッ」
兄「あ、玄関の音が……」
女「ほんとだ」
兄「帰ってきたかな?」
女「帰って来たみたいね」
兄「ほら、心配するまでもなかったでしょ」
610 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:55:12.67 ID:NrQEcT8d0 [21/53]
女「……おはよう~。お帰り」
兄「おはよう」
妹「おはよう……起きてたんだ、二人とも」
兄「寝てるけどな」
女「散歩してたの?」
妹「うん。ちょっと浜辺まで」
兄「家出したかと思って、心配したぞ」
女「うそ。心配してなかったくせに」
妹「あはは。朝日を見に行ってたんだよ。日の出の朝日を」
女「な~んだ」
妹「私、今ちょっと、頭ぼーっとしちゃってるかも」
兄「どうした?」
612 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:56:16.06 ID:NrQEcT8d0 [22/53]
妹「丸い水平線から太陽が昇って来てね、地球も宇宙の一部なんだなー、って」
兄「そう言えば、地球だったよな、ここ」
女「実は私も、ここで日の出は見たことないんだよね」
妹「お兄ちゃんと一緒に、初日の出とか見に来ればいいんじゃない?」
女「ちょっと怒ってる?」
妹「え、怒ってないよ。仲良くしちゃってたんでしょ?」
兄「うん」
妹「二人とも裸だね」
女「ごめんね。ちょっと恥ずかしいよ」
妹「ううん。今ね、生まれたままの姿なんだなぁって思ったの」
兄「生命の神秘を悟ったみたいだな」
妹「私も裸になっちゃう。仲良しに割り込んでいい?」
613 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:58:01.87 ID:NrQEcT8d0 [23/53]
兄「いいよ。おいで」
妹「お兄ちゃんとお姉ちゃんの間に入っちゃうね……」
女「おいでおいで」
妹「……ここ、空気感違うね。なんか漂ってる」
兄「お前も、不思議な空気感だな」
妹「ほんわりしちゃってるかな? 私、お姉ちゃん抱き締めちゃうんだ」
女「あ~ん。妹ちゃん可愛い……」
妹「お姉ちゃん。好きだよ。すごい好き……」
女「ねぇ、抱き合ってるだけなのに、すごく感じちゃうよ……」
妹「ね。感じちゃうでしょ。お姉ちゃん、綺麗だよ。すごい綺麗」
女「妹ちゃん、素敵……。とても柔らかい……」
妹「ゆうべね、もう私寝ちゃいそう……って思ったときね」
614 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 05:59:16.93 ID:NrQEcT8d0 [24/53]
女「うん」
妹「私、お姉ちゃんになってお兄ちゃんに抱かれてたんだ……」
女「こんな風に? いっぱい撫でられて?」
妹「そう。手のひらで、身体じゅうこうやって撫でられて……」
女「あぁっ……大好き。大好き。ねぇ、いっちゃいそうだよ……」
妹「可愛い……可愛いよ……お姉ちゃん……んんっ」
女「あぁ……んんっ……こんな気持ち……」
妹「キスしちゃうよ……お姉ちゃん……」
女「んっ……んっ……あぁっ……いっちゃう……いっちゃう」
妹「いいよ……あぁぁぁぁっ……あっ……はぁぁっ!」
女「あっあっあっあっ……んんっ……ああああっ!」
妹「あぁぁっ……いっしょ……いっしょに……なっちゃった!」
615 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:03:07.16 ID:NrQEcT8d0 [25/53]
女「はぁっ……はぁっ……は~っ……はぁ~っ」
妹「はぁ……はぁ……はぁ」
兄「すごいな……二人とも」
妹「お姉ちゃん……好き。好き。好き……」
女「妹ちゃん……好きよ。ねぇ。こんなに好き……」
妹「お姉ちゃん、すごく感じやすくなってて可愛い……」
女「妹ちゃんが……可愛いからだよ……」
妹「お兄ちゃんも、感じちゃってるよね」
兄「すごい感じてるよ。伝わっちゃってる……」
妹「今度はお兄ちゃんのこっち側に来ちゃうね」
女「あ~ん、妹ちゃん、そっち行っちゃうの?」
妹「ほら、お兄ちゃん。真ん中に挟まれちゃったよ」
616 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:06:05.93 ID:NrQEcT8d0 [26/53]
兄「お前……今日、女神みたいだな……」
妹「そうだよ。太陽の女神だよ」
女「あぁっ、すごく格好よくなってる」
妹「ビクンビクンって脈打っちゃってる」
女「いかせてあげなきゃ……」
妹「お兄ちゃん、いかせてあげるね……」
女「一緒にいっちゃおう。私の指、気持ちいい?」
兄「うぅっ……あ……両方から……指が……」
妹「大きいよ。お兄ちゃん。好きだよ」
兄「あっ……いいよ……うぅ……すごく気持ちいい……」
女「ねぇ好きよ。感じて。いつ出しちゃってもいいからね」
兄「ん……く……あぁ……」
617 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:09:21.49 ID:NrQEcT8d0 [27/53]
妹「お兄ちゃんにキスしちゃうよ。ディープキスだよ」
兄「ん……んんっ……んぁぁぁっ……」
女「今度は私の番ね。大好きよ。愛してる」
兄「あ……ん……んっ……」
妹「好き? 好き? 身体絡めちゃうよ」
兄「好き。好き。いいっ……いいっ!」
女「もう口でしちゃうね。私が飲んであげる……」
兄「あぁぁっ……んっ……んっ……んんーっ……」
妹「お兄ちゃん、もういっちゃうよね? ね?」
兄「ああああああっ!!」
妹「あぁいっちゃう。お兄ちゃん。そう。そう」
兄「ああっあぁっあぁっあぁっ……はぁぁっ……」
618 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:12:58.17 ID:NrQEcT8d0 [28/53]
(二時間後)
女「おはよう……二度寝しちゃったね」
兄「もう結構明るいですね……8時?」
妹「おはよう! 起きてるよ~!」
兄「あれ、元気だな、お前」
妹「だって私が一番寝てるもん」
兄「そうだな」
妹「お腹空いちゃったから、食事用意するね」
女「あ、ありがとう。私ももう起きるから」
兄「俺も腹減ったな……」
妹「冷蔵庫のナンをフライパンで焼いて、カレーの残り温めればいいよね?」
女「そうね、お願いしちゃおうかなぁ」
妹「オッケー。ちょっと待っててね……」
619 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:18:00.56 ID:NrQEcT8d0 [29/53]
(朝食後)
兄「天気いいですね。今日のスケジュールを考えましょう」
妹「私、夕方からバイトだ~」
女「妹ちゃんにあわせて、昼ぐらいにはここ出る感じにしよう」
兄「そうですね。それまでどうしましょうか?」
女「妹ちゃんと二人で、また海に行って来なよ」
妹「お姉ちゃんは?」
女「私は片付けしたり、ゴロゴロしたりかな」
妹「やっぱり、くたびれちゃった?」
女「帰りの運転もあるし……ちょっと休ませてね」
兄「そうですか。なんか妹の都合にあわせてもらってすみません」
女「あとね、私、さっき始まっちゃって……」
兄「えっ? 運転とか、大丈夫なんですか?」
620 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:21:30.56 ID:NrQEcT8d0 [30/53]
女「それぐらいは全然平気だから」
兄「もし調子悪かったら、運転代わりますから」
女「うん、だいじょうぶだから。お昼にここ出て、『海ほたる』でご飯食べよう」
兄「東京湾アクアラインですか。遠回りじゃないですか?」
女「そんなに時間変わらないから。帰りは観光ドライブね」
兄「至れり尽くせりですみません」
女「いえいえ。旅行のプロですから。そんな感じでいいかな?」
兄「いいですよ」
妹「じゃあ今から海に行って、11時ぐらいに戻って来るね」
女「短い時間だけど、二人で楽しんでおいで」
妹「あはは。お姉ちゃんありがとう……」
兄「いいですよ」
622 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:24:42.13 ID:NrQEcT8d0 [31/53]
(砂浜)
妹「またまた来ちゃった。これで4回目のビーチ!」
兄「今日も暑いな……。太陽がまぶしい……」
妹「朝見た太陽が、もうあんなに高いところにあるんだ」
兄「そうか。あの太陽が昇ってくる時から見たんだもんな」
妹「なんかね、朝日と全然別物みたい。同じ太陽なのにね」
兄「お前も、朝と別人みたいだぞ。朝が別人だったのかな」
妹「そう? 惚れ直しちゃった?」
兄「可愛いな、お前」
妹「エヘヘ……」
兄「ほんとにその水着、よく似合ってるよ」
妹「そうだ。お兄ちゃんにケータイで撮ってもらっちゃおう……」
兄「よし、じゃあそこに立って。撮るよ~。はい!」
623 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 06:28:33.87 ID:NrQEcT8d0 [32/53]
妹「どう? うまく撮れたかな?」
兄「じゃ今度は、あり得ないポーズしてみて」
妹「なにそれ~? あり得ないポーズなんてあり得な~い」
兄「いいから、なんかポーズとってみろよ」
妹「う~ん。じゃあねぇ、うみ~!」
兄「いいねいいね。撮るよ~。はい。撮れた」
妹「次は、そら~!」
兄「いいよいいよ。そのままそのまま。せ~の、はい!」
妹「すいへいせ~ん!」
兄「頑張れ頑張れ。いくよ~。はい!」
妹「撮れた~?」
兄「撮れたよ~」
【第12話 朝日】おわり【第13話 終夜】に続く
654 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:08:15.75 ID:NrQEcT8d0 [34/53]
【第13話 終夜】8/23(月)21:00 晴れ(29度)
妹「お兄ちゃん、ただいま~」
兄「え? どこ行ってたんだ?」
妹「今、コンビニで荷物送って来たんだよ」
兄「あれ、いつの間に? てっきり畑でも見てるかと思ったよ」
妹「そっかぁ。ここの畑とも、明日でお別れなんだね」
兄「思い出深いか?」
妹「う~ん。ウフフフフ……」
兄「何笑ってんだよ」
妹「思い出し笑い。いろいろ思い出しちゃったから」
兄「またあのトウモロコシ、お前も食べられるといいな」
妹「そうだね。ほんとにおいしかったなぁ」
兄「荷物出すんだったらさ、言ってくれれば一緒に行ったのに。重かったろ?」
655 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:13:34.49 ID:NrQEcT8d0 [35/53]
妹「ううん、そんなには。ほとんど服だからね」
兄「いっぱいもらっちゃったな」
妹「いっぱいもらっちゃったね。お姉ちゃんにもお兄ちゃんにも」
兄「またそんなこと言う」
妹「ありがとう」
兄「どういたしまして。こちらこそ」
妹「いっぱいくれたから、いっぱい想い出ができたよ……」
兄「ああ、もう帰っちゃうんだなあ」
妹「帰って欲しくない?」
兄「うん」
妹「そんな簡単に『うん』って言っちゃだめでしょ。ほんとに帰れなくなっちゃう」
兄「そうだな。すまん」
657 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:18:16.72 ID:NrQEcT8d0 [36/53]
妹「それでなくても、帰る日を一日延ばしたのに~」
兄「昨日もお前、くたびれてすぐ寝たんだから、今日ぐらいはゆっくりで良かったろ」
妹「そうね。慌ただしく荷物の整理しても、いいことないしね」
兄「もう荷造りは済んだのか?」
妹「後はもう、キャリーバッグに身の回りのものをしまうだけだよ」
兄「他にやることは?」
妹「気持ちの整理かな」
兄「勉強は?」
妹「さすがにこの三日間は勉強できなかった~。夏休みってことで、いいか」
兄「ま、帰ったらしっかりやれよ」
妹「うん。だいじょうぶ」
兄「じゃあさ、今からスイカ食うか?」
659 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:23:14.57 ID:NrQEcT8d0 [37/53]
妹「え? スイカがあるの?」
兄「さっき買ってきたんだよ。冷蔵庫に入ってる」
妹「わーい! スイカだスイカだ!」
兄「今まで忘れてたんだよ、スイカというものの存在を」
妹「そういえば、こっちで全然食べなかったね」
兄「前にさ、縁側で浴衣着てスイカ食べながら花火見たいとか言ってたろ」
妹「言ってたような気がする~」
兄「縁側が暑いせいで、スイカが食べられなかったじゃないか」
妹「暑いのは私のせいじゃないからね」
兄「俺のせいでもないぞ」
妹「フフフ。じゃ、スイカ切って来ようか?」
兄「あ、じゃあお願い……」
660 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:28:21.20 ID:NrQEcT8d0 [38/53]
妹「……切ったよ。畑に埋まってたスイカ」
兄「だから、スイカは埋まってないっての」
妹「どうかな、味は」
兄「どれ……うん。良いね」
妹「うん。おいしい。スイカの味がする」
兄「縁側に持っていって食べなくていいのか?」
妹「暑いよ。もう8月の下旬なのに~」
兄「しかし今年は、いつになったらクーラー止められる日が来るんだろう」
妹「来年の夏は、もうちょっと涼しいといいなぁ」
兄「そうだなぁ。暑いのが好きな俺でもそう思うよ」
妹「やっぱり今年、おかしいよね」
兄「全てを夏の暑さのせいにできるぐらい、おかしいな」
661 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:35:46.67 ID:NrQEcT8d0 [39/53]
妹「暑かったせいにする気なんだ、全部」
兄「うん。暑かったからなあ。ああ、スイカ美味しい」
妹「じゃあ私も、昨日のあれ、暑さのせいにしちゃおう」
兄「何だよ、昨日のあれって?」
妹「昨日の朝ね、私、砂浜に行ったでしょ?」
兄「うん」
妹「その時にね、実はね、ナンパされて……しちゃったんだ……」
兄「えっ、何を?」
妹「何をって……だから……すごく仲良しみたいなこと……」
兄「お前はまた、すぐそんな嘘をつく」
妹「嘘じゃないもん」
兄「嘘だってことは、すぐわかるって」
662 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:40:19.53 ID:NrQEcT8d0 [40/53]
妹「嘘なら嘘って思っててもいいよ。そう信じたいんだよね」
兄「え? だからさあ……」
妹「じゃあ、これからする話を、本当の話だと思って聞いてね」
兄「はあ。どうぞ。スイカ最後の一切れ、俺食べるぞ」
妹「うん。日の出を見に砂浜に行くつもりだったのね。それはほんとなんだけど……」
兄「ん?」
妹「そしたら砂浜にサーフボードを持った男の人が一人いたのね」
兄「はいはい」
妹「その人がちょっとお兄ちゃんに似てるって思ったのが、間違いの始まりだったかな」
兄「そうだねぇ」
妹「よく見ると、あんまり似てないんだけどね」
兄「そうですか」
663 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:45:07.50 ID:NrQEcT8d0 [41/53]
妹「それでその男の人に、『一人?』ってベタな聞き方されちゃって~」
兄「ベタだね」
妹「その時私一人だったでしょ。だから私も『うん、一人』とか気やすく答えちゃって」
兄「ああ……」
妹「『どこから来たの?』って聞くから、私、『東京』とか嘘言って」
兄「ははは」
妹「『今ここ、誰もいないよね』なんて言われて……」
兄「うん」
妹「ちょっと……ドキドキしてしまったのだ」
兄「そう……」
妹「それからちょっと間があった。私、目をそらしてた。そしたらね……」
兄「そしたら?」
664 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:50:36.10 ID:NrQEcT8d0 [42/53]
妹「『何してるの?』だって」
兄「『何してるの』……か」
妹「それ、聞く順番とかタイミングおかしいよ、とか思ったりしたんだけど……」
兄「うん」
妹「そう言われたら、自分で何してるんだかよくわからなくなって……」
兄「…………」
妹「その人と見つめあって、笑ってしまったのだ」
兄「ん……?」
妹「ああ、うまくつけこまれてるな、とか思って、ボーッとしてたら……」
兄「してたら?」
妹「いつの間にか私、髪の毛撫でられてるのね」
兄「そうか……」
665 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 22:55:14.80 ID:NrQEcT8d0 [43/53]
妹「しばらくそのままの姿勢で、一緒に朝日を見てたんだけど」
兄「だけど?」
妹「急に『いいよね』って言われて……」
兄「言われて?」
妹「思わずコクンってうなずいちゃったんだ……」
兄「え」
妹「ごめんね、お兄ちゃん」
兄「ええっ」
妹「私も何が『いい』なんだかわからなかったけど……」
兄「おいおい」
妹「気がついたら、裸にされてて……」
兄「…………」
666 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:01:17.62 ID:NrQEcT8d0 [44/53]
妹「……すごく……仲良くしちゃってたんだ」
兄「ん……。それでその……嘘ばなし、終わり……?」
妹「あれ、まだ嘘だと思ってる?」
兄「だからさ、嘘だろ、なあ?」
妹「じゃあ、証拠見せるから」
兄「ええっ、証拠なんかあるのかよ!?」
妹「ちょっと待ってね……」
兄「なんだよ、証拠って……」
妹「……全部脱いじゃった」
兄「なんで服脱ぐんだよ。証拠は?」
妹「だから、私の身体に」
兄「ええっ、どこに?」
668 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:06:59.39 ID:NrQEcT8d0 [45/53]
妹「探してみてよ」
兄「え、どこだよ……どこだよ」
妹「く、くすぐったい……」
兄「なんだよ証拠って……どこなんだよ」
妹「いっぱい探さないと、見つからないかもよ」
兄「髪の毛? じゃないよな。だったら脱がないもんな」
妹「私、結構日焼けしちゃってるね」
兄「そうだな。ビキニのあとがくっきりだ。それがヒント?」
妹「ヒントかもね……あっ……感じちゃう……」
兄「胸のところ、白く焼け残ってて、やらしいじゃないか」
妹「おっぱいだけ白くって、可愛いよね」
兄「とりあえず吸っちゃうぞ……」
669 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:12:34.22 ID:NrQEcT8d0 [46/53]
妹「はぁぁん! ああっ……」
兄「ビクンってしたな。証拠はどこだ?」
妹「印を刻みこまれちゃったんだよ……」
兄「どこに? どこに? そんなの許せないよ」
妹「あっ……そこ……そこっ……感じるよぉ」
兄「お前はそれでいいのかよ……指でこんなこととかされて……」
妹「ああっ……あっ……だめっ……だめ」
兄「足広げられてさ……可愛く濡れちゃってるとこ見られて……」
妹「可愛い? ねぇ……可愛い?」
兄「ここだけ肌が白くって……こんなにピンクで可愛いところを……」
妹「舐めちゃうの? 舐めちゃってるの? はぁん……あぁん……」
兄「そうだよ。そうだよ。お前のあそこをペロペロ舐めてるよ」
670 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:19:02.45 ID:NrQEcT8d0 [47/53]
妹「あぁん……ねぇ……ねぇ……わかった?」
兄「わかった。わかったよ。もうたまらないんだよ、俺も」
妹「んんっ……印、刻みこんでくれる?」
兄「ああ。今な。行くからな……」
妹「そのまま……直接……お願い……」
兄「いくよ……生でいくよ……」
妹「うん。うん。来て……来て……あぁぁぁっ!」
兄「あああああっ……すごい締まるよっ!」
妹「はぁぁぁぁっ! お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
兄「刻み込むぞっ……俺の形をっ……」
妹「んんっ……硬いよ……お兄ちゃんの……すごいよ」
兄「も、もう爆発しそうだ……あぁ……うくっ……」
671 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:24:59.29 ID:NrQEcT8d0 [48/53]
妹「離さないから……ギュッってしちゃうから……」
兄「くっ……こんなに……欲しがるんだ……」
妹「お……お兄ちゃんのこと……ずっと……欲しかったんだ」
兄「ああああっ……お前の奥が……欲しがってる……うううっ」
妹「はぁっ……ん……そっ……そう……いっぱい……いっぱい」
兄「もうイクっ……イクよイクよっ……中に出すよ!」
妹「あっあっあっあっ……出して……ああっ!」
兄「あああっあああっ……出る……出る……出てるっ」
妹「あぁぁぁん……熱いのが……」
兄「あああっ……あああっ……あああっ……」
妹「んんっ……いっぱい……奥に……」
兄「はぁっ……はあっ……うあっ……いい……いいよ」
672 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:31:10.26 ID:NrQEcT8d0 [49/53]
妹「キュンキュンして……止まらない……」
兄「感じるっ……締め付けてくる……」
妹「あぁぁぁぁぁっ……まだイッちゃうよ……」
兄「はぁ~っ。はぁ~っ。はぁ~っ」
妹「もう全部……お兄ちゃんのだよ」
兄「好きだよ。可愛いよ。好きだよ……お前が」
妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……好きっ……好きぃ……」
兄「よかったよ。最高……」
妹「やった……やった……またもらえちゃった」
兄「ああ。こんなにいっぱい出るなんて……」
妹「全部……飲み込んじゃう……こぼさないから……」
兄「俺のを……刻み込んだぞ……」
673 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:37:22.98 ID:NrQEcT8d0 [50/53]
妹「……お兄ちゃん、興奮しちゃった? 私がナンパされちゃったから?」
兄「なぁ、嘘だろ。俺を煽るためのさ?」
妹「まだちょっとは信じてるのかな? 実は真っ赤な嘘でした~」
兄「なんだ、やっぱり嘘だったのか」
妹「や~い。引っかかった引っかかった」
兄「引っかかってないって。引っかかってなかっただろ?」
妹「どうかなぁ」
兄「でもお前さ、ナンパされたりとか、そういう願望あるのかよ?」
妹「あるかもね……あるよ」
兄「あるのかぁ」
妹「いろんなシチュエーションで、エッチな想像しちゃったりね」
兄「むぅ」
674 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:43:08.50 ID:NrQEcT8d0 [51/53]
妹「でも最後は、相手が全部お兄ちゃんになっちゃうんだなぁ」
兄「なんだ。やっぱりブラコンなのか」
妹「なによ、シスコンのくせに~」
兄「ほんと、お前が妹じゃなかったらなあ」
妹「そうだね……。でも妹じゃなかったら、出会えなかったかもよ」
兄「それもやだな」
妹「私は妹の特権を有効活用してるんだよ~だ」
兄「どんな特権だよ」
妹「お兄ちゃんにいろいろ教えてもらう特権。甘える特権。おねだりする特権」
兄「お安いご用だな。俺だって、お前が妹ってだけで特権だよ」
妹「ありがとう。お兄ちゃんがお兄ちゃんで、ほんとによかった……」
兄「どういたしまして。お前が妹で、俺もほんとによかったよ……」
675 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:49:00.26 ID:NrQEcT8d0 [52/53]
妹「……あれ、お兄ちゃん、なにケータイ見てニヤニヤしてるの?」
兄「お前の水着写真。昨日ビーチで撮ったやつだよ」
妹「そう言えば、よく見てなかった。見せて見せて~」
兄「ほら。ちゃんと写ってるだろ。可愛いだろ」
妹「ほんとだ。すごい可愛いね、この子」
兄「だろ。俺の妹なんだぜ。いいだろ~」
妹「羨ましいな、こんな可愛い妹がいて」
兄「こんな可愛い妹がいるの、世界で俺だけなんだぜ」
妹「『すいへいせ~ん』のポーズだよね、これ」
兄「そう。両腕と水平線がぴったり平行になってるんだ」
妹「私にも送って。これ、一生ものだ~」
兄「ほんとこれ、ベストショットだよ……と、送信完了」
676 名前:1[] 投稿日:2010/11/18(木) 23:54:56.14 ID:NrQEcT8d0 [53/53]
妹「……どれどれ。わー。私、この子好き。自分じゃないみたい」
兄「でもこれもお前なんだよ。俺もこの子、大好きだな」
妹「涙出てきちゃった。嬉しくて。楽しくて」
兄「楽しかったよな。この夏休み」
妹「うん。自分でもよく頑張ったと思う」
兄「よく頑張ったよ。いい子いい子」
妹「うわぁ~い。お兄ちゃんに頭なでてもらえた」
兄「こんなに喜ぶんだったら、もっとなでておけばよかったな」
妹「そうだ。あのね、お兄ちゃん。お願いがあるの」
兄「なんだろう」
妹「この写真、お兄ちゃんのケータイの待ち受けにしてくれる?」
兄「いいよ。待ち受けのお前をリニューアルだ」
678 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:00:08.22 ID:l0e0x7ZJ0 [1/15]
妹「私が大学に合格するまで、ずっと待ち受けてて欲しいんだ」
兄「うん。いいよ、もちろん」
妹「私の願かけなんだ。これだけはお願いしちゃうんだから」
兄「わかった。絶対守るよ」
妹「そうだ。もう一つだけ、お願いしちゃおうかな~」
兄「なんだよ。言ってみな」
妹「お兄ちゃん、今夜一晩中、本気のセックスしよう」
兄「じゃあ今までのは本気じゃなかったのかよ?」
妹「うん。な~んてね……まだしてないこと、教えて欲しいの」
兄「ああ。いっぱい教えるぞ。あんな体位とか、こんな角度とか……」
妹「今夜は絶対寝かさないからな」
兄「あ、先に言われた。お前、先に言うなよな……」
【第13話 終夜】おわり【第14話 帰郷】に続く
680 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:03:05.88 ID:l0e0x7ZJ0 [2/15]
【第14話 帰郷】8/24(火)14:00 晴れ(36度)
妹「暑い~! ただひたすら暑い~!!」
兄「今日は暑いなあ。いや、今日もか……はぁ」
妹「なんで新幹線のホームってこんなに暑いの? お兄ちゃん!」
兄「なんでって……少なくとも俺のせいじゃないな」
妹「ふぅ……暑いよ暑いよ。暑い~!」
兄「ホームが高いところにあって、日がいっぱい射すからだろうな」
妹「理由なんかどうでもいい~! 暑い~!」
兄「九十九里の焼けた砂浜よりも暑いな」
妹「ううん、あっちの方が暑かったと思うけど」
兄「なんだ、急に冷静だな」
妹「私のセンサーが今、冷気を感知しました!」
兄「え、どっか涼しいとこある?」
681 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:05:56.66 ID:l0e0x7ZJ0 [3/15]
妹「こっちこっち。ほら。ちょっと冷気が吹き出して来てるでしょ」
兄「ほんとだ。はぁ。少しだけ涼しくなった」
妹「ふぅ~っ。新幹線、早く来ないかなぁ」
兄「せっかくしんみりと見送りムードに浸ろうと思ってたのにな」
妹「しんみりしたかった? 半月もしたらまた会えるのに?」
兄「まあ、ちょっとはな」
妹「新幹線、来なくてもいいなぁ」
兄「なんだよそれ」
妹「それはそれ。これはこれ。でしょ?」
兄「家出少女は、早く家に帰りなさい」
妹「やだやだやだやだ。そんなこと言われるとやだやだ言っちゃう」
兄「じゃあ、ずっとうちにいなさい」
682 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:09:44.22 ID:l0e0x7ZJ0 [4/15]
妹「バカ」
兄「なんだよ」
妹「バカ……」
兄「なんだよ……」
妹「大好きだよ……」
兄「やめろよ。泣きそうになるだろ」
妹「別に、永遠のお別れじゃないのにね」
兄「永遠のお別れだったら、俺、気狂うな」
妹「狂っちゃうんだ」
兄「くるくるくるくる」
妹「あれ、もう狂ってない?」
兄「いや、大丈夫」
683 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:12:47.18 ID:l0e0x7ZJ0 [5/15]
妹「……お兄ちゃん、夏休み楽しかったね」
兄「絵日記かよ」
妹「勉強しに、こっちに来たんだけどね」
兄「勉強、してただろ」
妹「うん。いろいろ勉強した。一生忘れない夏休みだと思う」
兄「学校の課題は終わってるのか?」
妹「だいたいね。あともうちょっとだから大丈夫」
兄「……俺もさ、忘れられない夏だったよ」
妹「あ、忘れてるよ、お兄ちゃん」
兄「なにを?」
妹「キスするのを」
兄「しょうがないなぁ……チュッ」
685 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:15:40.20 ID:l0e0x7ZJ0 [6/15]
妹「エヘッ……」
兄「どうしてそんなに可愛いんですか?」
妹「その質問には、答えない……」
兄「顔、見てていいか?」
妹「……いいよ……恥ずかしいけど」
兄「そのTシャツ、可愛いな。絵がいろいろ描いてあって」
妹「ちょっとアメコミみたいだよね。これもお姉ちゃんにもらったのだけど」
兄「そうか。今まで着てなかったよな?」
妹「うん。昨日、荷物整理してるときに見つけて」
兄「初めて着るんだ」
妹「そう。お姉ちゃんが着ても似合うと思うのにね」
兄「そうかな? お前の方が似合うぞ、それは」
686 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:18:40.10 ID:l0e0x7ZJ0 [7/15]
妹「子供っぽいから?」
兄「そんなに子供っぽくもないだろ」
妹「大人にしてくれた……」
兄「えっ?」
妹「想像してたより、もっとずっとよかった。ずっとずっと……」
兄「俺も……」
妹「止められなくなっちゃったね」
兄「ごめんな」
妹「なんで謝るの? 私が望んだことなのに」
兄「いや……」
妹「ねえ、お祭りのとき帰ってきたら、また仲良くしようよ」
兄「いいのかなあ」
687 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:21:43.26 ID:l0e0x7ZJ0 [8/15]
妹「いいの。だって、それからしばらく会えないと思うし……」
兄「そうだな……」
妹「いいんだ、わかってたから。お兄ちゃんは、お姉ちゃんと仲良くするのかな……?」
兄「そう……かな?」
妹「いいよ」
兄「いいんだ」
妹「うん……。私の中の、お母さんみたいな人が言うのね」
兄「何て?」
妹「お兄ちゃん、絶対お姉ちゃん逃しちゃだめだよ。逃したらきっと後悔するよ、って」
兄「…………」
妹「でもね、私の中の、中学生ぐらいの子がこう言うの。お兄ちゃんは私の……って」
兄「……じゃあお前は?」
688 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:24:43.43 ID:l0e0x7ZJ0 [9/15]
妹「フフ……。勉強頑張らなきゃなって」
兄「そうか……。応援してるからな。お前なら絶対大丈夫」
妹「うん。ありがとう」
兄「でさ、お前が大学入れば、こっちで一緒に暮らせるんだからな」
妹「仲良く?」
兄「うん。仲良く」
妹「……あ、新幹線来ちゃった。じゃあ私、もう行くね」
兄「行っちゃいな」
妹「バイバイ。行っちゃうよ~」
兄「バイバ~イ」
妹「バイバ~イお兄ちゃん~。夏休みのホームステイ楽しかったよ~♪」
兄「バイバ~イ、またなー。またなー」
<完>
693 名前:1[] 投稿日:2010/11/19(金) 00:54:57.21 ID:l0e0x7ZJ0 [10/15]
約一週間にわたる長らくのご愛読をありがとうございました。
この暑かった夏の話(実話)はひとまずこれで終わりです。
羞恥プレイにお付き合いいただきまして、本当に感謝しております。
別の言葉で言えば、ここまで読んですごいな、という感じです。
「今年は百年に一度の猛暑」という言葉が出てきたのは9月になってからでしょうか。
今年の秋を感じる時間は短く、この数日、急にめっきり寒くなってきた感じがしています。
今日、道行く人を観察していたら、楽しげに見える人と寒そうにしてる人と
二通りにわかれているように見えました。
楽しげに見える人は最近のこの寒さに慣れたような気がしたのです。
寒そうにしている人は、寒そうという顔をしていました。
この一週間、私もスレの外でいろいろなことがありました。
1時間に10個しか書けないので、SSの投下を優先してきましたが
本当はもう少しレスとかしたかったと思いつつだったのですが。
ご質問等あれば、全て回答しますので(誇張)、何なりとどうぞ。
私ももう少し書きたいことがあるので(話の続きではなく)
まだこのスレにいると思います。
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