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妹「ホームステイに来ましたよ」-2

妹「ホームステイに来ましたよ」
の続きです

171 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:30:09.70 ID:kUiP3Pnm0 [38/88]
【第5話 花火】8/07(土)18:30 晴れ(30度)

妹「お兄ちゃん、今ドンドンドーンって音が鳴ったよ……」

兄「ああ、そういや今日だったな。忘れてた」

妹「今日って?」

兄「花火大会。今のは予告だろうな」

妹「花火? どこでやってるの?」

兄「河原で打ち上げるんだ」

妹「川って、ここからそんなに遠くないよね。電車乗ったら、すぐ橋渡るもんね」

兄「ちょっと見に行く? あと1時間ぐらいで始まると思うんだけど」

妹「行きた~い。連れてってくれるんだ~」

兄「これから会場まで行くのはちょっと無理だろうけどな」

妹「じゃあどうするの?」

兄「この近所で、花火見物できるスポットがあるんだ」

172 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:32:49.57 ID:kUiP3Pnm0 [39/88]
妹「え、どこ?」

兄「ちょっと行ったところのコンビニ。普段行かない方」

妹「そこのコンビニから見えるの?」

兄「うん。コンビニの横に駐車場があって、そこから見えるんだ」

妹「なんでそんなとこ知ってるの、お兄ちゃん?」

兄「去年の花火大会の日に、たまたま通りかかったんだよね。そしたら花火が見えてさ」

妹「へぇ~。一人で見てたの?」

兄「うん。まあそう」

妹「なにその『まあ』って?」

兄「行ってみればわかるから」

妹「いつ行く?」

兄「もう少ししたらな。開始時間、調べておくよ……」

173 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:36:23.53 ID:kUiP3Pnm0 [40/88]
(30分後)

妹「……ねえねえ、もうそろそろかな? 外、暗くなってきたし」

兄「うん。そろそろ行こうか」

妹「この格好でいいよね」

兄「いいんじゃない。近所に行くだけだから」

妹「浴衣とか持ってないしね」

兄「浴衣、着たかったのか?」

妹「う~ん。わかんない」

兄「今日だったら、外は浴衣じゃかえって暑いだろうしな」

妹「何か持ってく物ある?」

兄「ん、一応敷物を持ってくけど」

妹「じゃ、早く行こうよ!」

兄「よし。行こう」

174 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:39:29.50 ID:kUiP3Pnm0 [41/88]
妹「……わーい。お兄ちゃんとデートだ。花火デート!」

兄「会場に行って見るわけじゃないから、そんなに期待しないでくれ」

妹「こっちの方向行くの、初めてだなぁ」

兄「ここをずっと歩いて行くと、川まで行けるんだよ」

妹「この辺にもだいぶ慣れたけど、まだまだ全然知らない所ばっかり」

兄「うちから駅の方向ぐらいしか、行く用事ないもんな」

妹「二人で旅行に来てるみたいだね。知らない街に」

兄「実際そうなんだけどな。二人で遠くに来てるんだよな……」

妹「フフ。いったいどこなんだろうね、ここ。灯りが少ないね」

兄「見知らぬ住宅街だな。見知らぬ誰かが住んでる」

妹「私が知ってる人は、お兄ちゃんだけ」

兄「意味深だな、それ」

175 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:41:59.89 ID:kUiP3Pnm0 [42/88]
妹「そう? そんなつもりで言ったんじゃないけど」

兄「あ、あそこの信号のある通りな。コンビニは右に曲がってちょっと行ったところ」

妹「うん。二人きりの短い旅も終わりを告げる時が来たんだね」

兄「どんな旅番組だよ、それ」

妹「ふぅ。明るい通りになった」

兄「こっちこっち……あ、あそこのコンビニだ」

妹「えっ、あっ、ちょっとにぎわってるよ」

兄「ここな。駐車場。やっぱり結構人来てるんだな」

妹「ここ、すっかり見物会場じゃない。店まで出てる!」

兄「出店は隣のコンビニのだよ」

妹「へぇ~。隠れた穴場スポットなんだ。お兄ちゃん、さすが~!」

兄「お前に花火見せようと思ってさ、去年から探したんだよ」

177 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:45:16.88 ID:kUiP3Pnm0 [43/88]
妹「すご~い。ありがとうお兄ちゃん! 一年かけて探したんだ!」

兄「そうそう。雨の日も風の日も、見物スポットを探して……」

妹「でも今日花火大会があること、忘れてたよね?」

兄「……ま、これだけ人いるってことでさ、ここから花火見えるってわかるだろ」

妹「うん。隣にコンビニもあって、すごい便利」

兄「まさにコンビニ。とっても便利」

妹「どこのCMですか、それは?」

兄「お前さ、すごい可愛いな、今日」

妹「今日だけ? 今日だけかな?」

兄「わかったよ。いつもだよ。いつも可愛いよ」

妹「キスしちゃう……チュ」

兄「あ……」

178 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:48:19.90 ID:kUiP3Pnm0 [44/88]
妹「ねえ、どこに座る?」

兄「ん……あ……じゃあ、この辺で。敷くよ」

妹「まだ時間あるよね?」

兄「まだもうちょっとあるな」

妹「コンビニでなんか買ってくるね」

兄「うん。俺にも食べるものを……はい、小遣い」

妹「わーい。お兄ちゃんありがとう。何買ってくる?」

兄「何でもいいよ。おにぎりとかパンとか」

妹「からあげとかチキンとか?」

兄「弁当とかでもいいや。何残ってるかわからないしな」

妹「オッケー。デザートとか私とかは?」

兄「最後のやつはどこにも売ってないと思うぞ」

179 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:51:18.82 ID:kUiP3Pnm0 [45/88]
妹「……食べるもの買ってきたよ。まだ始まってないね、花火」

兄「うん。まだだ。でも、あっちの集団はもう始まっちゃってるよ」

妹「すっかり出来上がっちゃってるね、あのおじさん」

兄「俺もビール飲むか。買ってくる」

妹「お兄ちゃん、はいビール♪」

兄「なんだよ……気が利いてるな」

妹「どさくさに紛れて、買えちゃった。未成年なのにね」

兄「俺のために、そんな危険を冒してまで」

妹「お兄ちゃんがどうしても飲みたいかなぁって思って」

兄「お前、さては俺を酔わせる気だな」

妹「ウチワも貰ってきちゃったよ~」

兄「ここにいると、ほんとお祭りムードだな」

180 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 15:54:05.96 ID:kUiP3Pnm0 [46/88]
妹「……そろそろ?」

兄「そろそろ時間だな」

妹「わくわくしちゃうね」

兄「まだかな」

妹「まだかなまだかな」

兄「おっ」

妹「来たぁ~!」

兄「一発目!」

妹「わ~いわ~い! はなびはなび~!」

兄「ドンドンドンって来た!」

妹「すごいね。気前いいね」

兄「何千発打つんだったかなぁ。さっきチェックしたのに忘れた」

181 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:01:05.29 ID:kUiP3Pnm0 [47/88]
妹「……花火の色、綺麗だね。鮮やかだよね」

兄「あっ、キラキラして散っていった」

妹「昔より、ずいぶん進化してる感じ」

兄「そのうち、変わり花火とか打つんじゃないか?」

妹「変わり花火って?」

兄「ドラえもんとか」

妹「言ってる先から何か来たよ。あっ、土星だ」

兄「土星だ土星だ」

妹「あれっ、これは……顔? スマイル?」

兄「スマイルだな」

妹「お星さま~! 星型のなんかもできるんだ~」

兄「すごいねー」

182 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:07:15.85 ID:kUiP3Pnm0 [48/88]
妹「ほら、ハートだよ。ハート型」

兄「カップルは大喜びだな」

妹「こんな風に?」

兄「どんな風だよ」

妹「ほっぺに……チュッて……」

兄「ウチワでさ、隠そうよ」

妹「隠したら、こうなっちゃうよ」

兄「こうか?」

妹「見えないね、周りから」

兄「そんないたずらっぽい目、しやがって」

妹「そう?」

兄「チュッ……」

183 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:11:47.90 ID:kUiP3Pnm0 [49/88]
妹「あっ、今あそこのちっちゃい子がね、面白かった~」

兄「なになに?」

妹「花火指さして『見て、見て~』ってみんなに教えてたんだよ」

兄「あっはっは。みんな花火見てるんだけどな」

妹「そう。『見て、見て~』って言ってる後ろで花火あがってるの」

兄「自分は見てないんだ」

妹「みんなに教えてる間は、見逃してるんだよね」

兄「うわぁ~っ。大きいの来た」

妹「うわぁ~っ。すごい響いたね、ドンって」

兄「綺麗綺麗」

妹「わ~綺麗。空いっぱいだ」

兄「ああ、夏なんだなあ」

184 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:17:27.41 ID:kUiP3Pnm0 [50/88]
妹「……もうこれ、エンディングみたいだね」

兄「ラストスパートかけてるな」

妹「いっぱい花火見たから、もう私、花火酔いしちゃってるよ」

兄「俺もビール酔いしちゃってるよ、すっかり」

妹「酔っぱらい同士、くっついちゃってるね~」

兄「くっついちゃってるね~。暑いのに」

妹「お兄ちゃん、ほら、もう終わちゃうよ。見て、見て~」

兄「見る。見る~」

妹「すごいすご~い」

兄「わ~。すごいなこれ……でかい」

妹「あぁ~。終わっちゃった~」

兄「ああ、終わった~」

186 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:24:14.47 ID:kUiP3Pnm0 [51/88]
妹「花火見た後って、ドキドキが止まらないよね」

兄「そうだな。頭の中でまだ花火が上がってるみたいだ」

妹「お兄ちゃん、なんか今日、すごい素敵だよ」

兄「今日だけ?」

妹「うん。今日だけ」

兄「今日だけかよ」

妹「うん。そう」

兄「いつもじゃないのか」

妹「いつもって言って欲しい?」

兄「いや、別にいいよ」

妹「このぉ。無理しちゃって」

兄「花火、良かったな」

187 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:28:47.68 ID:kUiP3Pnm0 [52/88]
妹「うん。お兄ちゃん、素敵だね……今日も!」

兄「……まあな」

妹「調子に乗っちゃってぇ。この酔っぱらい」

兄「そしてお前は、世界で一番可愛い」

妹「もう……ただでさえドキドキしてるのに~」

兄「ほんとはお前に浴衣を着せたかったな」

妹「ほらね。私だって浴衣姿、お兄ちゃんに見せたかったよ~だ!」

兄「来年は、お前に似合う可愛い浴衣を買ってやる」

妹「お兄ちゃん……好きだよ……」

兄「さあ、うち帰って、仲良くしようか」

妹「お兄ちゃんから誘ってくれるんだ」

兄「欲しいよ……」

188 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:35:39.00 ID:kUiP3Pnm0 [53/88]
妹「そんな大胆なこと言う……」

兄「照れてる?」

妹「恥ずかしいな……すごく……」

兄「どうしたんだよ」

妹「今ね、身体が先に、答えを言っちゃったみたいで……」

兄「何て?」

妹「お兄ちゃんに『欲しい』って言われた瞬間……こぼれて来ちゃった」

兄「えっ?」

妹「ちょっとだけタラ~ッて。もう。もうもう。お兄ちゃんのエッチ!」

兄「なんで俺がエッチなんだよ」

妹「だって……だってだって……」

兄「ほら、帰るよ」

189 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:40:39.55 ID:kUiP3Pnm0 [54/88]
妹「あっ……また。そういう言い方すると、すごい反応しちゃう」

兄「で、誰がエッチだって?」

妹「だから、お兄ちゃんでしょ。わかったら、手つないで帰ろう。ねっ♪」

兄「ああ。ここなら、知ってる人に会うこともないだろうしな」

妹「わかんないよ。私のバイトの知り合いとかいたりして」

兄「見られたらどうする?」

妹「謎めいてていいんじゃない。あれ、あの男の人、誰だろうって」

兄「実は、兄でした」

妹「仲良しの兄妹ですね」

兄「そりゃあ仲良くしてますから」

妹「ねぇお兄ちゃん、うんと仲良くしてね……」

兄「うんとだぞ……」

190 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:47:03.03 ID:kUiP3Pnm0 [55/88]
(帰宅)

妹「……シャワー、一緒に浴びようか?」

兄「浴びようか」

妹「汗かいたよね。私がお兄ちゃんの身体洗ってあげる」

兄「じゃ俺も、洗ってやるよ」

妹「洗いっこしちゃうの?」

兄「エッチだな」

妹「私、今日すごいエッチかもね」

兄「ようやく認めたな」

妹「お兄ちゃんのせいだからねっ!」

兄「……ほら、早く来いよ。入るぞ」

妹「あっ、お兄ちゃん、もう脱いじゃってるぅ。裸だ」

兄「お前も脱げよ」

191 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 16:52:28.15 ID:kUiP3Pnm0 [56/88]
妹「えーっ。脱がされちゃう」

兄「『えーっ』じゃないだろ、シャワー浴びるんだから。脱がされたい?」

妹「うん……」

兄「じゃ、まずTシャツな」

妹「汗でべとべとだよ。張り付いちゃってるよ……」

兄「はい、両手を挙げて……よいしょ、よいしょ……」

妹「ふぅ、脱げた。あっ、お兄ちゃんのが、すごく格好よくなった」

兄「いいから。次はブラな」

妹「えーっ」

兄「ほら、もう外れたよ。ポロって。可愛いのが」

妹「隠しちゃう……」

兄「隠れてないよ。見えてるよ」

192 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:02:32.54 ID:kUiP3Pnm0 [57/88]
妹「隠しちゃう……ふりなの……」

兄「さあ、後はショーパンとパンツな」

妹「やぁっ。恥ずかしいよぉ」

兄「濡れちゃってるから?」

妹「もぉっ。自分で脱いじゃう」

兄「すっぽんぽーん。ほら、こっち来な」

妹「裸にされちゃった……」

兄「シャワー攻撃だぁ」

妹「ああ、気持ちいい。ふぅ……」

兄「俺も俺も」

妹「はい。汗流すよ。暑かったね、今日も」

兄「ほんとにずっと暑いよな。ああ、気持ちいい」

194 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:07:06.21 ID:kUiP3Pnm0 [58/88]
妹「じゃあ、洗ってあげるからね」

兄「お願いします」

妹「私もボディソープをつけて……っと。胸でお兄ちゃんの背中洗っちゃう!」

兄「うぉ」

妹「気持ちいいよね? お兄ちゃんの、すごいピーンってなったよ」

兄「もうたまんないって……」

妹「私も……気持ちよくなっちゃうよ……」

兄「お前の胸、柔らかくて……弾力があって……」

妹「腕とか足も洗うね。それからお尻も綺麗にしましょ……」

兄「サービスいいな」

妹「お兄ちゃんの格好いいのも、いっぱい洗っちゃうからね」

兄「あぁっ……くっ……」

195 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:12:12.61 ID:kUiP3Pnm0 [59/88]
妹「念入りに洗いま~す。下から上まで、きれいきれい」

兄「あぁ感じる……ヤバい……」

妹「すごく上向いちゃってるよ。あっ、糸引いてきちゃったよ。ほら……ねっ」

兄「なあ、もうギリギリだよ。イッちゃいそうだよ」

妹「出しちゃってもいいよ。どうする?」

兄「だめ。だめ。お前の中でイキたい」

妹「あーん、そんな言い方すると……欲しくなっちゃうよぉ」

兄「もったいないだろ、俺が今イッちゃうと」

妹「早く欲しいのに……ここじゃ……生じゃだめなのにぃ……」

兄「じゃあ、さっさとお前も洗って、上がろうか」

妹「うんっうんっ」

兄「まず背中な。ゴシゴシゴシゴシ」

196 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:17:55.84 ID:kUiP3Pnm0 [60/88]
妹「わーい。ありがとう」

兄「胸もな。ほら。こうすると感じるだろ?」

妹「あっ……んんっ……洗ってるんじゃなかったの?」

兄「腰が動いちゃってるぞ」

妹「だってぇ……指が……お兄ちゃんの指が……」

兄「ちゃんと洗わないとだめだろ?」

妹「こんなにじっくり洗われちゃうの?」

兄「そう。乳首がピンってなってるし」

妹「あーっ。やらしいよ……エッチだ!」

兄「よぉく洗ってるだけだよ」

妹「お兄ちゃんの硬いのが……お尻に当たってる……」

兄「お前のお尻、こんなにプリってなっちゃって」

198 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:23:38.95 ID:kUiP3Pnm0 [61/88]
妹「あ……そこ……しちゃうの?」

兄「フェイントフェイント。足も洗わなきゃな」

妹「ん~っ……」

兄「そうか、やっぱり大事なところも洗わなきゃダメか」

妹「ええっ……洗っちゃうの?」

兄「俺の硬いやつで洗うぞ」

妹「お兄ちゃんの格好いいので? 洗っちゃうの?」

兄「そう。こうやって挟んで……」

妹「だめ……危ないよ……ちょっと角度変えたら入っちゃいそう……」

兄「ああっ。すごいヌルヌルだ」

妹「だって……だってぇ」

兄「ああっ……ちょっとヤバいな……入りそうだ」

199 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:29:18.14 ID:kUiP3Pnm0 [62/88]
妹「ほんとにだめ……生じゃだめだから」

兄「そうだよな。じゃ、指で洗うからな」

妹「え~っ……」

兄「ほら。ヌルヌルしてるところの周りを、こう……」

妹「ん……そんなとこ、いじっちゃうの……?」

兄「周りだけじゃないぞ。ここもクリクリって」

妹「ああっ……だめ……」

兄「だめじゃないだろ。好きなんだろ」

妹「お兄ちゃんの指が好き……あぁん、中に入ってきちゃう……」

兄「俺の指も、中が好きだってさ」

妹「あ……いや……あっあっ……」

兄「可愛いな。感じちゃいな。いっぱい感じちゃいな」

200 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:35:58.46 ID:kUiP3Pnm0 [63/88]
妹「いっぱい刺激する……うっ……んんっんっんっ」

兄「おっぱいも?」

妹「あぁあっ……いぃ……いぃ……イッちゃう……」

兄「イッちゃいな」

妹「イッちゃうよ……イッちゃう……あっあっあっあっ……あ~っ!!」

兄「イッちゃった?」

妹「あぁん……はぁあん……もうだめ……もうだめ……」

兄「よしよしよしよし。ガクガクしちゃったな」

妹「あぁっ……お兄ちゃん……ちょっと意地悪……」

兄「もう意地悪しないから。仲良くしような」

妹「早く……もう早く上がろう……仲良くしよう……お兄ちゃん……」

兄「ああ。もう我慢できないよ……」

201 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:41:21.67 ID:kUiP3Pnm0 [64/88]
(風呂上がり)

妹「お兄ちゃん……抱っこして……」

兄「座り抱っこ?」

妹「うん」

兄「ちょっと待って。着けるから」

妹「うん。うん……」

兄「ほら。おいで。抱っこするぞ」

妹「うん。うん。お兄ちゃん……」

兄「このまま欲しい?」

妹「欲しい。欲しいよ。もうこのまま挿れちゃって……」

兄「行くよ……」

妹「はぁあっ……あぁああんっ!」

兄「あああっ! いぃっ!」

202 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:47:01.66 ID:kUiP3Pnm0 [65/88]
妹「はぁんはぁっはぁっ……おにぃ……お兄ちゃん……」

兄「ああすごい。締まってるっ」

妹「あっあっあっあっ……ふぅぅぅうん……」

兄「すぐイッちゃいそうだ……こ、こんなっ……」

妹「うん。うん。お、奥に……奥に来るよぉ……頭の芯まで……」

兄「最高。最高だよ」

妹「ねぇ……私……ヒクヒクしちゃってるよ」

兄「イッちゃってる?」

妹「もう……さっきから……ずっと……」

兄「ちょっと待とうか」

妹「うん。このまま。このまま。じっとして」

兄「キスするよ……」

203 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 17:53:14.92 ID:kUiP3Pnm0 [66/88]
妹「はぁっ……お兄ちゃん……好き……好き……」

兄「好きだよ……このおっぱいの弾力も……」

妹「ああっ……そんな……感じさせちゃうの?」

兄「そう。こうやって……手と舌を使って……」

妹「んっ……あぁっ……やっ……」

兄「やじゃないだろ?」

妹「もう……もうっ……」

兄「あっ……キュンって締めつけて来る……」

妹「気持ちいい? 気持ちいい?」

兄「いいよ。すごい気持ちいい……」

妹「あぁっ……お兄ちゃん……あっ!」

兄「突くよ。突くよ。もう……このまま……」

204 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 18:00:22.67 ID:kUiP3Pnm0 [67/88]
妹「いいよ……いいよ……いつでも出しちゃって……」

兄「好きだよ。好きだよ。好きだよ……」

妹「あっあっあっあっ……花火が……頭の奥で……」

兄「お前の中に……打ち上げたい」

妹「んんんんっ……来るっ……来ちゃうっ」

兄「イクよ……イクよっ……お前の奥でっ!」

妹「打って……お兄ちゃんっ……いっぱい……打ち上げて」

兄「ああ、もうっ……こ、こんなっ……」

妹「おっきくなってく……お、お兄ちゃぁ~ん!」

兄「あイクっ……イキそうっ……すごい……」

妹「おっきぃ……いま……いまっ……今来てぇ!」

兄「あああっ……出るっ!」

205 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 18:01:21.04 ID:kUiP3Pnm0 [68/88]
妹「あああああん……イッちゃう……イッちゃうよぉ!!」

兄「はあああぅ……ああああっ……ああああああ!!」

妹「来たっ……来てるぅっ……あぁっあぁっあぁっ」

兄「あぁっ……あぁっ……出てるよ……出てるよ」

妹「うん。うん。うん。うん。んんんっ……」

兄「はあっ……こんなにいっぱい出る」

妹「すっごい……すっごい……おにぃ……ちゃ……」

兄「はぁ~っ……は~っ……は~っ」

妹「ビクンビクンってする……あっ……まだ動いてる」

兄「お前も……身体中震えてる……」

妹「ねぇ。ねぇ。目の後ろの方で、花火が上がってるの」

兄「ああ。わかるよ。何度も繰り返し上がってるよ」

206 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 18:02:25.88 ID:kUiP3Pnm0 [69/88]
妹「ねぇお兄ちゃん、上に乗って……」

兄「このまま? 入れたまま?」

妹「こう。そう。あっ、抜けなかったね。このまま。身体重ねて……」

兄「中で、ぴったり食いついてるな」

妹「ぴったりだね。うんと仲良しだね」

兄「気持ちいいよ、すごく」

妹「お兄ちゃん……ずっと入れてて……」

兄「ああ。好きだよ。好きだよ」

妹「好き……好き……お兄ちゃん……」

兄「世界で一番可愛いよ……」

妹「このまま、寝ちゃおうか……」

兄「いいのか、寝ちゃって? 明日も夏期講習だろ?」

207 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 18:03:22.30 ID:kUiP3Pnm0 [70/88]
妹「だいじょうぶ。明日で3つ目のコースが終わりだし」

兄「それで帰っちゃうのか、明後日から……」

妹「でも一週間だけだし。またすぐ戻って来るから。ねっ♪」

兄「なんだよ、学校の用事って?」

妹「いろいろあるの。親にも顔見せなきゃでしょ?」

兄「兄妹仲良くやってます、ってか」

妹「荷物持って帰ったり、持って来たりもするしね」

兄「一週間か……」

妹「長いかな? 短いかな? でもすぐだよ、きっと」

兄「ふぅ……なんかぼんやりしてきた……」

妹「お兄ちゃんも、眠くなっちゃったみたいだね。おやすみ……」

兄「うん。おやすみ……」

【第5話 花火】おわり

208 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 18:04:55.51 ID:kUiP3Pnm0 [71/88]
ちょっと外出します

217 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:39:40.51 ID:kUiP3Pnm0 [72/88]
【第6話 兄妹】8/10(火)21:00 曇り(27度)

女「送信、……と」

兄「あ、メールだ……。先輩からか」

女《今日ちょっと行っていいかな? トウモロコシがあるんだけど》

兄「返事しよう……。いや、電話……と……」

女「もしもし?」

兄「もしもし」

女「はいはい」

兄「はい」

女「はいですか?」

兄「はい」

女「じゃあ行くね」

兄「はい」

218 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:41:03.65 ID:kUiP3Pnm0 [73/88]
女「……こんばんは~。お邪魔します」

兄「こんばんは。どうぞどうぞ」

女「また、トウモロコシ茹でたやつだけど。食べるよね?」

兄「食べます食べます。大歓迎ですよ。美味しいから」

女「だよね~。ほんと美味しいよね、トウモロコシ」

兄「今日はちょっとだけ涼しいですね」

女「え、そう? ずっと暑いからもうわかんなくなってるよ」

兄「やっとちょっと雨が降ったんですよ」

女「あ、そうだよね。久々に雨降ったって感じ」

兄「おかげで畑の水やりをサボることができました」

女「もう、すっかり日課だよね」

兄「小作人の勤めですから」

219 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:43:10.85 ID:kUiP3Pnm0 [74/88]
女「またそんなこと言う。でもほんとにありがとうね。お父さんも助かってるって」

兄「今年の夏は暑くて、全然雨が降らないですからね」

女「水やりは大事ね。このトウモロコシもキミのおかげだ」

兄「じゃあ、遠慮なくいただきますよ」

女「どうぞどうぞ。召し上がってください。今日着てるそれ、似合ってるね」

兄「あ、これ? 甚兵衛なんです。夏は涼しくっていいですよ」

女「陶芸家みたい。格好いいよ」

兄「先輩、いま暇なんですか?」

女「……座っちゃったよ。忙しそうに見える?」

兄「いえ」

女「今、キミは暇かな?」

兄「忙しそうに見えますか?」

220 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:45:39.30 ID:kUiP3Pnm0 [75/88]
女「フフ……見えない。じゃあさ、ちょっとお酒でも飲む?」

兄「おや」

女「え、何かヘン?」

兄「珍しいですね。そんな気分なんですか?」

女「そうね」

兄「いいですよ。と言っても、焼酎ぐらいしかないですけど」

女「うん、いいよ焼酎で」

兄「焼酎でいいんですか?」

女「結構好きよ。トウモロコシ食べながら飲もう」

兄「へえ、そうなんですか。ビールとかの方がいいかなって。夏だし」

女「あ、ビールも美味しいよね。夏は」

兄「買ってきましょうか、ちょっと」

221 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:49:11.66 ID:kUiP3Pnm0 [76/88]
女「いいよいいよ、わざわざ」

兄「酒屋の自動販売機かコンビニで、すぐ買って来ますから」

女「焼酎でいいよ。行かないでぇ~」

兄「え。え。はい……。ひょっとして先輩、寂しいとか?」

女「……そういえば、妹ちゃん帰っちゃったんだね」

兄「昨日いったん田舎に帰りました。でもまた今週末に来ますんで」

女「わざわざ往復すると、電車賃とか大変じゃない?」

兄「じゃあ、焼酎持って来ますよ。ちょっと待ってください……」

女「ありがとう」

兄「……そうだ。焼酎を割るものがないんですけどー」

女「大丈夫。ロックで行こう!」

兄「豪快ですねー」

223 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:54:26.23 ID:kUiP3Pnm0 [77/88]
女「それとお水もお願い~。別のコップで」

兄「……はい。これでいいですか?」

女「オッケー。サンキュー!」

兄「先輩、『青春18キップ』って知ってます?」

女「『青春18キップ』? ちゃんと知ってるよ。一応、旅行会社勤務ですから」

兄「あ、そうですよね。うちの妹、往復にそれ使ってるんですよ」

女「へぇ~、面白いね。妹ちゃんって、『鉄子』だったりする?」

兄「そういうわけじゃないですけど。旅気分と節約のためとか言ってます」

女「5枚で1万いくらだから、片道2千円ちょっとかぁ。やっぱり安いよね」

兄「新幹線代とか考えると、安いですよね。高速バスよりも全然安いんじゃないかな」

女「でも、普通電車でしょ? 帰るのにすごい時間かかるんじゃない?」

兄「朝ゆっくりこっち出て、夕方には着いたみたいですよ」

224 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 22:56:52.89 ID:kUiP3Pnm0 [78/88]
女「そんなもんなんだ。案外近いんだね」

兄「近いような、遠いような……ですよ」

女「キミはお盆とかに帰省しないの?」

兄「ええ。九月の頭に地元の祭りがあって、そのときに帰るんです」

女「お祭りかあ。お神輿とか担ぐの?」

兄「いやあ、見るだけですけど。結構荒っぽい祭りで、血が騒ぐんですよね」

女「あぁ、焼酎おいしい。ちょっと血が騒いで来たかな」

兄「いいですよ、急に神輿とか担いでも。特別に許可します」

女「そうね、今日は『ぶっちゃけトーク』で行こうか。夏の夜だしね」

兄「別にいいですけど、ほんとに何かあったんですか?」

女「うん……ちょっとね」

兄「何なんです?」

226 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:00:47.45 ID:kUiP3Pnm0 [79/88]
女「まあ、そのへんは追い追い」

兄「気になるなあ」

女「キミも飲みなさい。ほらほら」

兄「はいはい」

女「トウモロコシも食べて。さあさあ飲みねぇ食いねぇ」

兄「先輩、ちょっと酔って来ましたか?」

女「普通普通。ぜ~んぜん。ところでさ……」

兄「なんでしょう?」

女「私はキミのことが好きだよ」

兄「俺も先輩のこと、好きですよ」

女「……うん、じゃあ始めようか『ぶっちゃけトーク』。キミは前の彼女とどうして別れたの?」

兄「なんで俺からぶっちゃけなきゃいけないんですか!」

227 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:06:07.97 ID:kUiP3Pnm0 [80/88]
女「それはまぁ、成り行きってことかな」

兄「なんかちょっとヘンですよ、今日」

女「そんなことない。いいからほら。結構可愛い子だったじゃない、彼女」

兄「もうだいぶ経つから、忘れちゃいましたよ」

女「そんなこと言って。キミと初めて会った頃にあの彼女見て、なんか安心したんだから」

兄「何を安心したんですか? もう二年ぐらい前の話ですよね」

女「ああ、キミならうちに入居しても大丈夫、って思ったのね」

兄「どうしてそこに繋がるのか、全然わかんないですよ」

女「特に理由とかないよ。ただそう思っただけだから」

兄「でも俺、こっちに引っ越す前に、別れちゃいましたよ」

女「だからどうして別れたのかとか、ぶっちゃけちゃいなよ」

兄「大した理由なんてないですよ。結局お互い解り合えなかったというか……」

229 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:12:34.00 ID:kUiP3Pnm0 [81/88]
女「うんうん」

兄「何ですか、『うんうん』って」

女「ただの相づちでしょ。いいからぁ」

兄「……好きだったんだけど、合わなかった気がします」

女「うんうん」

兄「最後会ったのが引っ越しする前で、この家に来てからはもう全然ですね」

女「ふられたの? ふったの?」

兄「キツい質問だなあ。ふられた方に近いんじゃないですかね」

女「自然消滅?」

兄「いえ、最後はちゃんと別れましたよ」

女「『別れよう』って言ったんだ?」

兄「はい……。『友達でいよう』って言われて、友達でいられるわけ、ないじゃないですか」

231 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:18:30.09 ID:kUiP3Pnm0 [82/88]
女「あ、ヤバい。私と一緒だ」

兄「先輩もそう言われたんですか?」

女「言った方なんだけど……」

兄「…………。意外だったですよ、先輩が元彼さんと別れたのは。お似合いだったし」

女「ううん。お似合いとか周りに言われて、雰囲気で付き合っちゃった感じ」

兄「そうだったんですか。俺、付き合い初めとか知らなかったから」

女「ほんと、雰囲気カップルだったなあ。今思えば子供っぽくってやんなっちゃうな」

兄「子供っぽいって? 先輩が?」

女「私も彼も。優しい人なんだけどね、甘えん坊なんだよね」

兄「元彼さんが?」

女「どっちもかな。彼、お姉さんがいてね、結構重度のシスコンだったのね」

兄「ははは……姉コンですか」

233 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:25:14.14 ID:kUiP3Pnm0 [83/88]
女「かわい~い人なのよ、彼のお姉さん」

兄「へぇ。知らなかったです」

女「柔らかくってふわふわした感じの人で、おっとりしてて」

兄「相当おっとりしてそうですね」

女「それでね、たぶん彼、私に姉を求めちゃってたんだよね。私、妹なんだってばだってばー」

兄「ああ。ははははは」

女「実は去年の今ぐらいにはね、もう彼とは関係は終わってたんだ。なかなか切れなかったけど」

兄「そうだったんですか」

女「好きになれそうな人、近くにいたのにな……」

兄「そういや俺の前カノも、姉だったんですよ。やっぱりどうもノリが合わないんですよね」

女「妹の方がノリが合う?」

兄「なんか俺、さっきから先輩の肩、抱いちゃってますよ」

234 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:31:43.37 ID:kUiP3Pnm0 [84/88]
女「うん。知ってる。私、寄り添っちゃってるし」

兄「こんな雰囲気で、いいんですかね?」

女「いいのだ。そしてこのまま、私の話を聞いてくれるのだ」

兄「うん、聞く聞く」

女「ごめんね、ちょっと背中さすってくれる……?」

兄「気持ち悪くなった?」

女「そうじゃないけど……胸の奥につかえてることを吐き出そうと思って」

兄「ほらほら。さすってあげるから」

女「あのね……」

兄「うん」

女「こないだうちのお兄ちゃんが、久々にこっちに帰って来たのだ」

兄「おや。全然知らなかった」

235 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:36:59.02 ID:kUiP3Pnm0 [85/88]
女「泊まらずに帰っちゃったから。スケジュール厳しいしね」

兄「シーズン中ですもんね」

女「移動の途中で家に寄ったみたいなの。それでね……」

兄「うん」

女「彼女を連れて来たんですよ。うちの両親にご挨拶ですよ」

兄「ご挨拶、的な話なんだ」

女「前からつきあってるのは知ってたけどね……近々婚約するんだって」

兄「そうだったんですか。ニュースですね」

女「ちょっとはニュースになるかもね。相手、モデルさんだし」

兄「へぇ~。そうなんですか。美男美女カップル?」

女「そうなのよ。相手の人、すごい美人なのよ。もうそれはそれは」

兄「先輩だって美人じゃないですか」

236 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:42:26.61 ID:kUiP3Pnm0 [86/88]
女「全然意識が違うんだよね。彼女はまさに美人を生きてる、って感じなのね」

兄「ははは。先輩は美人を生きてないんですか?」

女「私、美人って言われるから、そう意識しなきゃな、とか思ってるけど」

兄「自分で美人って意識がない?」

女「なくはないけどね。自分の顔好きだし。だけどそんなに大層なものじゃ……って感じ」

兄「大層美人なんですけど。美人すぎて手が出ないぐらい美人なんですけど」

女「この手は? 手が出てない?」

兄「たまたま出てますね」

女「……お兄ちゃんの彼女ね、すごい女らしくって、もうほんとに美人の人って感じで」

兄「お似合いなんじゃないですか、お兄さんと」

女「そう。お似合いなんだ。こんな素敵な人を選んで、さすが私のお兄ちゃんだなぁって……」

兄「あれ。ちょっと泣いちゃってる?」

237 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:48:34.87 ID:kUiP3Pnm0 [87/88]
女「うん。ちょっと酔っぱらいだから」

兄「好きだったんですね、お兄さんのこと」

女「そうなんです。好きだったんです。お兄ちゃんが。とてもとても」

兄「取られちゃって悲しい?」

女「ううん。そういうんじゃないのね。そうじゃなくて……」

兄「うん」

女「言えなかったんだ。お兄ちゃんに、私の気持ちを。ただそれだけ……」

兄「うん……」

女「ほんとに嬉しいのにね。お兄ちゃんが彼女と結婚するのは」

兄「うんうん」

女「ただ私の気持ちを、ちゃんと伝えられなかったなあって」

兄「何て言ってあげたらいいですか、今?」

238 名前:1[] 投稿日:2010/11/13(土) 23:53:56.57 ID:kUiP3Pnm0 [88/88]
女「いいの。聞いてくれただけで。キミに甘えてるだけだから」

兄「抱き締めていいですか?」

女「うん……」

兄「綺麗ですよ、すごく」

女「ありがとう……。いいの? こんなに甘えちゃって?」

兄「いいですよ」

女「大事な妹ちゃんとか、怒らない?」

兄「どうかなあ」

女「でも、ほんとにありがとう。こんなこと、キミにしか言えなかったから」

兄「お兄さんのこと、忘れたいとか?」

女「ううん、そういうことでもない。お兄ちゃんはお兄ちゃんだから」

兄「そう言われると、理由がなくなっちゃうじゃないですか」

239 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:01:12.58 ID:08o5Qhcm0 [1/54]
女「理由?」

兄「俺が今、こうやって先輩の胸に触ってる理由ですよ」

女「理由ならあるよ……」

兄「何ですか?」

女「夏だから……」

兄「暑いから?」

女「そう。暑いから」

兄「そんな理由でいい?」

女「どんな理由でもいいよ……」

兄「じゃあ俺、先輩のこと好きだったけど、ずっと言えなかったって理由にしますよ」

女「もう好きだって言ってくれてたじゃない、何回か」

兄「言いましたね」

241 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:06:41.89 ID:08o5Qhcm0 [2/54]
女「素直すぎて、嬉しかった。ただ私のこと好きって言ってくれて、嬉しかった」

兄「先輩だって、俺に言ってくれたじゃないですか」

女「言った。頑張って言った。キミみたいな言い方するの、難しかったんだから」

兄「じゃあ、違う言い方しましょうか?」

女「こわいようこわいよう」

兄「抱きたい……」

女「あぁっ…………」

兄「力抜けちゃった?」

女「力、抜けちゃったよ……」

兄「こっち向いて。目を閉じて」

女「はい……」

兄「だめだ。笑っちゃう」

243 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:12:04.70 ID:08o5Qhcm0 [3/54]
女「なに笑っちゃうの?」

兄「先輩が、やけに素直で可愛い顔してるから」

女「そんな恥ずかしいこと言わないでよ……」

兄「チュッ」

女「……んっ……んっ……んんっ……」

兄「……んんっ……こんなに激しいキスするんだ……」

女「実況中継しちゃうの?」

兄「可愛いな。信じられないぐらい」

女「上手だね、すごく……」

兄「え?」

女「キスが……」

兄「そう?」

244 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:18:28.95 ID:08o5Qhcm0 [4/54]
女「ごめんね。こういう言い方するの、可愛くないよね」

兄「可愛いですよ」

女「さっきから私のこと可愛い可愛いって言う~」

兄「だって可愛いんだもの」

女「嬉しいよ。そういう風に言われるの」

兄「美人って言われるよりも?」

女「『美人ですね』とかって言われても、ほんとは内心『え、ポッカ~ン』なのね」

兄「美人ですね」

女「こら。わざと気持ち揺さぶらないでよ」

兄「ポッカ~ンですか?」

女「……抱かれたいじゃないか。すごく」

兄「どうしよう」

249 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:24:09.53 ID:08o5Qhcm0 [5/54]
女「自分で言ったくせに」

兄「今までと、関係が変わっちゃうかもしれませんね」

女「関係? 関係ないよ」

兄「大丈夫ですか?」

女「私、もう大人だもん」

兄「大人だったり子供だったりしますね」

女「うん。中身は中学生ぐらいかもよ」

兄「外側は?」

女「持て余し気味かな」

兄「じゃあ、ちょっと分けてください」

女「おすそ分け?」

兄「襲いますよ」

250 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:31:28.15 ID:08o5Qhcm0 [6/54]
女「襲っちゃうの?」

兄「襲われちゃうの?」

女「あっ……シャツ脱がされちゃった……」

兄「先輩だって、今両手挙げてたじゃないですか」

女「ここから頑張るから。誘惑するから」

兄「なに言ってるんですか。こんなナイスボディーで」

女「私、みんなに色気ないってバレちゃってるし」

兄「そんなことないですよ。セクシーダイナマイトじゃないですか」

女「ほら、そういうの。すぐそういう言い方されるし」

兄「俺に、余裕持たせようとしてくれてます?」

女「私、ほんとに余裕ないんだから。すごいドキドキしてるんだから」

兄「ブラジャー外していいですか?」

252 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:36:53.03 ID:08o5Qhcm0 [7/54]
女「ほら来た。フロントホックだよ。外せるかな?」

兄「えっ……こう? こうかな?」

女「へへー。難しいでしょ」

兄「あれっ? どうなってるんだこれ……」

女「外れないでしょ……」

兄「外れましたよ」

女「もぅ~! 外せないんでしょって言おうとしたのに!」

兄「ほんと、綺麗な胸ですよ……美術品みたいだ」

女「外れないよーって言おうと思ったのに。言おうとした瞬間に外すんだから!」

兄「鑑賞されてますよ、俺に」

女「『やーいやーい』って言おうと思ったのに~」

兄「やーいやーい」

254 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:42:14.52 ID:08o5Qhcm0 [8/54]
女「もう嫌いだよ。キミのタイミング……」

兄「こんな風に、触っちゃってもいいんですか?」

女「聞く前から触ってる……」

兄「吸っちゃってもいいんですか?」

女「だぁめ。だめでしょ。はぁぁっ……」

兄「拒否してないですよね。ペロペロしますよ」

女「あっ……舌で……あぁっ……あぁっ……」

兄「美乳ですよ。感触もよくて。乳首もピンっとしちゃって」

女「気に入ってくれる? 可愛い?」

兄「余裕、あるじゃないですか」

女「余裕ないよ……自信はあるけど」

兄「身体、隠さないんだ」

258 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:47:05.79 ID:08o5Qhcm0 [9/54]
女「見せちゃう。見て欲しいから」

兄「じゃあ、脱がせますよ。下も」

女「いいよ。キミも脱いで……」

兄「裸、最高ですよ……何もかも」

女「結構いいでしょ……キミに見せたかったんだよ」

兄「見とれちゃいますよ」

女「興奮しちゃって。ね?」

兄「ふーーっ。たまらないですよ」

女「たまらなくなってるの、わかるよ。伝わってくる」

兄「先輩も、たまらなくしちゃいたいんですよ。全身を愛撫して」

女「あ……あぁっ……指が……すごくやらしいよぉ」

兄「動いちゃっていいよ。もっと触るから」

261 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 00:54:26.76 ID:08o5Qhcm0 [10/54]
女「あっ……やっ……そんなに」

兄「腰のくびれが……この曲線が……プリっとしたお尻のラインが……」

女「んっ……ああぁっ……どんどんきちゃうの?」

兄「はぁっ……ほんと綺麗な脚ですよね」

女「あぁっ……んっ……すごい丁寧にするんだ……」

兄「こんな美脚だから。下から舐め上げないと」

女「あっあっ……だんだん上に来ちゃうの?」

兄「そう。もう太ももまで来ましたよ。もうすぐですよ」

女「は……んん……どうするの?」

兄「足、広げちゃうんですよ。こんな風に」

女「やっ……だめ……いやぁっ……そんな……」

兄「ああっ、もう濡れてきちゃったんだ……」

262 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:00:09.41 ID:08o5Qhcm0 [11/54]
女「見ないで……あぁぁぁん……や……や……」

兄「濡れて光ってる。開きかかってますよ。ぷりっとした綺麗な唇が」

女「あっ……あん……い、いじっちゃうの?」

兄「舐めちゃってもいいですよね?」

女「も、もう舐めちゃってるでしょ……あ……い……いいっ……」

兄「ぺろぺろぺろ……じゅっじゅっ……」

女「んあぁっ……そんなに……そんなにしちゃうの?」

兄「感じてるとこが見たいから。気持ちよくさせたいから」

女「ねえ、もう……もう……ちょうだい……」

兄「ちょっと待って、ゴム着けるから……」

女「ありがとう……ねえ、早く……」

兄「そんな顔して……欲しがるんだ……」

263 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:05:16.53 ID:08o5Qhcm0 [12/54]
女「うん。うん。うん。ね、ねぇ、もう来て……」

兄「うん。いくよ。挿れるよ」

女「うん。うん。そう……」

兄「ああっ……入った……んあああっ!」

女「はぁぁぁっ! 声出ちゃう……」

兄「おあああ……中すごい柔らかいのに……吸いついてくるっ」

女「い、いぃ……ねぇ……すごい硬いよ……」

兄「こんなの……こんな刺激……あり得ない……」

女「ね、気持ちいい?」

兄「すごい気持ちいい……ヤバい……」

女「んんっ……いいよ。来て。もっと……」

兄「ほんと、すぐイッちゃいそう……あぁぁ……」

265 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:11:02.68 ID:08o5Qhcm0 [13/54]
女「あぁっ……おっきぃ……どんどん来る」

兄「先輩の、すごくいいっ……もう……もう」

女「ほんと? ほんと?」

兄「こんなに……包んでくれて……」

女「あぁっ……はぁっ……あっ……ねぇ……」

兄「溢れてきてるよ……溢れてきてる……うぅっ……」

女「あっあっあっ……あぁっ」

兄「もうイッちゃう。もうイッちゃいそう。先輩!」

女「うん。うん。いいよ……あぁん……」

兄「あぁぁぁぁっ! イクよっ! イクよっ! イクっ!!」

女「うんっ……うんっ……あぁっああっ……んっ……んんっ!」

兄「あぁもう……あぁもう出ちゃった……はぁぁ~っ!」

266 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:15:17.58 ID:08o5Qhcm0 [14/54]
女「んんっ……はぁぁん……あぁっ……」

兄「気持ち良すぎて……もうイッちゃった……」

女「あぁん……イッてくれた……嬉しい……」

兄「すみません……早くて」

女「ううん。すごくよかったよ」

兄「先輩、良すぎですよ……」

女「キミも……」

兄「ほんとですか?」

女「入ってきた瞬間、『あっ、いい』って思っちゃった……」

兄「よかった」

女「よかったよ。ありがとう」

兄「チュッ……」

267 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:20:04.91 ID:08o5Qhcm0 [15/54]
女「あっ……そういうの感じちゃうから」

兄「たまらなく可愛いですよ」

女「もう。もうもう。メロメロにさせようとしてるな」

兄「一度も言ってなかったけど、先輩のつけてる香水の香りが、大好きで」

女「ほんと?」

兄「柑橘系ですよね。近くにいると、いつもこの香りがして」

女「エヘヘ。どうしよう。すごく嬉しいんだけど」

兄「いつか言おうと思ってたんですよ、このこと」

女「そうなんだ」

兄「この香りを嗅げるだけで、嬉しいんですよ、俺」

女「うん、ありがとう……」

兄「こちらこそ」

268 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:25:04.66 ID:08o5Qhcm0 [16/54]
女「……ごめんね。私、もう家に帰らなきゃ」

兄「そうですよね。明日も仕事ですしね」

女「あっそうだ。業務連絡があったのをすっかり忘れてましたよ」

兄「何ですか?」

女「また今年も、うちの九十九里浜の別荘で『海の家』をやるつもりなんだけどね」

兄「あ、あれまたやるんですか。でも先輩、大学卒業しちゃったのに」

女「もう二年続けてやったしね。うちのサークルの後輩たちも楽しみにしてるみたいだし」

兄「それで、『海の家』はいつですか?」

女「今月最後の土日。今年のこの天気なら、海で泳ぐのも平気なんじゃないかな」

兄「去年も、お盆過ぎでしたよね。俺またお手伝いですか?」

女「できればね。あと、来週末に、九十九里の準備手伝ってくれないかな?」

兄「先輩の頼みとあれば、断れませんよ。都合は多分大丈夫です」

269 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:30:02.31 ID:08o5Qhcm0 [17/54]
女「妹ちゃんも誘ってあげて。海に行けるよ~って」

兄「いいんですか? 妹の都合は聞いておきますけど」

女「妹ちゃん来るなら、泊まりにするよ。キミと二人だと、そうもできないしね、親の手前」

兄「泊まり、いいですね。日帰りだとしんどいですからね」

女「うん。じゃあこの話、よろしくね。また連絡するから。あ、焼酎引っかけてこう……」

兄「え、まだ飲みますか?」

女「酔っぱらって帰らないと……怪しまれちゃうかも」

兄「偽装するんだ」

女「そそ。トウモロコシ持ってきて、ついでに一杯やってただけだから」

兄「大家さんによろしく言わないでくださいね」

女「言わないよ。言うわけないでしょ。じゃね、おやすみ。好きだよ」

兄「はは。おやすみなさい……気をつけて」

【第6話 兄妹】おわり

270 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 01:31:37.27 ID:08o5Qhcm0 [18/54]
ここまでお読みいただきありがとうございます
寝落ちします
おやすみなさい

298 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:14:35.50 ID:08o5Qhcm0 [19/54]
【第7話 枝豆】8/12(木)20:00 曇り(26度)

女「こんばんは~。また来ちゃった……」

兄「来ちゃいましたね。こんばんは」

女「今日はね、枝豆持って来たから。それとビールね」

兄「お、いいですね。ビールに枝豆だ」

女「枝豆は、うちの庭で作ったやつだからね。今茹でたばっかりだよ」

兄「前に大家さんが枝豆も作ってるって言ってましたね。あ、ちゃぶ台に置いていいですよ」

女「……ふぅ。暑いね。一杯やろうよ」

兄「今日はちょっとだけ涼しいですよ。曇ってたし」

女「いいの。暑いってのは夏の挨拶だから」

兄「そうですね。暑いですよね」

女「じゃあ、ビールで乾杯ね」

兄「何に乾杯します?」

299 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:20:59.31 ID:08o5Qhcm0 [20/54]
女「ん~、もう、やだなぁ……」

兄「まだ何にも言ってないじゃないですか」

女「じゃあ、夏に乾杯かな」

兄「夏の暑さに!」

女「かんぱ~い!」

兄「乾杯!」

女「はぁ。仕事の後のビールは美味しいな。明日から夏休みだし♪」

兄「枝豆も美味しいですね」

女「今ね、うちの両親、別荘行っちゃってるんだよ」

兄「別荘って、九十九里浜?」

女「ううん。福島の方」

兄「え、福島? 大家さんはいったいいくつ別荘持ってるんですか?」

300 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:24:43.66 ID:08o5Qhcm0 [21/54]
女「今は九十九里と福島だけだよ。前に軽井沢にあったのを手放して、福島に買ったみたい」

兄「ああ、軽井沢にあるって言ってましたよね」

女「九十九里のと同じぐらい古いから、手入れが大変になっちゃったらしくて」

兄「今度のは、福島のどの辺なんですか?」

女「栃木に近いあたりかな。温泉が引けるんだって。私はまだ行ったことないけど」

兄「へえ、別荘で温泉ですか。優雅ですね」

女「ほんと、趣味だよね。福島の方で米やりたいとか言い出すし」

兄「米って? 田んぼってことですか?」

女「小さい水田でもやるつもりなんじゃない?」

兄「田んぼって、手入れが大変なんじゃないですか。草取りとか」

女「お父さんがね、なるべく手のかからない方法を考えてるみたい」

兄「ほんと、凝り性ですね」

301 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:28:43.40 ID:08o5Qhcm0 [22/54]
女「ほんとにね。お金はあんまりかからないんだけど、手がかかることばっかり」

兄「でも、収穫の楽しみは何ものにも代え難いですよね」

女「収穫戦略を考えてるときが、一番楽しいみたいよ」

兄「……先輩、今日なんかすごいニコニコしてますね」

女「あ、キミも言うんだ」

兄「キミも、って?」

女「キミだってニヤニヤしてる感じするなぁ」

兄「ニヤニヤ? してないですよ」

女「してるよ」

兄「そう言われるとニヤニヤしちゃうじゃないですか」

女「あのね、昨日会社で言われちゃったんだよね、私」

兄「え、なんて言われたんですか?」

302 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:33:55.50 ID:08o5Qhcm0 [23/54]
女「普段あまり喋らない上の人に『何かいいことありました?』って」

兄「ふっふっふっふ」

女「ほらぁ! ニヤニヤしてる!」

兄「で、なんて答えたんですか?」

女「もう、なんて答えたか覚えてないよ。うろたえちゃって」

兄「へえ~。うろたえるんだ」

女「『夏だからちょっとバカになってて』とか適当に返したかな」

兄「バカになってるんですか?」

女「どう思う?」

兄「セクシーになってますよ」

女「来たな」

兄「ドキドキするじゃないですか」

303 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:42:01.49 ID:08o5Qhcm0 [24/54]
女「なによ、自分で言っておいて」

兄「ビールに枝豆、美味しいですね」

女「それ、さっきも言った」

兄「何か言わせようとしてます?」

女「いいよ、何も言わなくても……」

兄「じゃあ、キスしますよ」

女「うん……」

兄「…………」

女「…………」

兄「唇、柔らかいな……」

女「好き?」

兄「好きに決まってるじゃないですか」

304 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:46:00.54 ID:08o5Qhcm0 [25/54]
女「ふぅ。安心しちゃった」

兄「いいんですか、ほんとに?」

女「何が?」

兄「何がって、何ですかね」

女「何だろうね」

兄「小作人と地主の娘さんがこんなでいいのかなあ」

女「はっはっはっは。小作人ぶるの、結構気に入ってるんじゃない?」

兄「そうかも」

女「お父さんもキミのこと案外気に入ってるしね」

兄「ああ、大家さんに申し訳ない」

女「そんなこと、ほんとは思ってないでしょ」

兄「いや、今度会ったら、ちょっと緊張しますよ」

305 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:52:28.42 ID:08o5Qhcm0 [26/54]
女「いいよ、そんなこと思わないでも。何日かいないし」

兄「何日かいないのか……水やり忘れないようにしないとな」

女「あはは。業務連絡忘れてた。お父さんが『水撒きだけ頼む』、だって」

兄「水撒きだけですか。娘の方は頼んでないんですね」

女「あははははは。娘の方は自分で頼みに来ちゃった」

兄「何を?」

女「何を……ってそんな……」

兄「サマードレス、綺麗ですね」

女「嬉しい。なんでこんなに嬉しいんだろ」

兄「おっ、褒めどころがよかったみたいだ。はしゃいでますね」

女「はしゃいでる。なんでこういう時、もっと色っぽくできないんだろ」

兄「楽しいですよ」

306 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 16:57:19.29 ID:08o5Qhcm0 [27/54]
女「楽しいね。ほんと楽しい。もっと褒めてよ」

兄「そんな……褒めるとこしかないですよ」

女「そんな……ピンポイントで褒めてよ」

兄「先輩は褒められ慣れてると思うから、どこをどう褒めるか迷うんですよ」

女「このサマードレス褒めたのは、ヒットだよ。上手すぎて拍手喝采だから」

兄「見たまんま言っただけなんですけどね」

女「今日、たまたまこれ着てたわけじゃないんだからね」

兄「そうなんですか?」

女「キミに会いに行くのに、なに着ようかなあ、って思って……」

兄「たまたまそこにあったのが、このサマードレスだったと」

女「違う! 昨日、会社の帰りについ買ってしまったのですよ」

兄「たまたまそこに売ってたんですよ」

307 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:01:14.05 ID:08o5Qhcm0 [28/54]
女「そうですよ、もう! それでたまたま今日はこれを着てただけです!」

兄「あははははは」

女「笑われた……」

兄「ああ、楽しい」

女「泣いちゃうよ、もう。私、結構奥手なんだから……」

兄「今日は随分アップダウンしますね」

女「冷静に見ないでよ。ああ、もう、意地悪!」

兄「見ちゃだめですか?」

女「見て欲しいよ……」

兄「サマードレス?」

女「だけじゃなくて……」

兄「その中ですよね。見たいですよ」

309 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:06:26.06 ID:08o5Qhcm0 [29/54]
女「正直すぎて……エッチすぎるよ」

兄「俺だって時間かかってるんですよ、これ言えるまでに」

女「私だってそう……あっ、ねぇ、脱がせちゃうの?」

兄「ちょっと抵抗するんですね」

女「だって今日……そういうつもりじゃなかったから」

兄「あっ、ご、ごめんなさい」

女「そうじゃなくて……自分から誘惑するつもりだったのに~!」

兄「えっ?」

女「サマードレスがね、ススススって……こんな風に脱げてきちゃうんだよ」

兄「先輩の存在だけで、誘惑なのに。俺、ずっと抑えてきたのに」

女「ねぇ、本気で言ってる? ちょっとからかってるでしょ?」

兄「結構本気ですよ。マジですよ」

311 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:12:46.42 ID:08o5Qhcm0 [30/54]
女「黙らせちゃおう。……ほら。脱げちゃったよ」

兄「あああっ……ブラとショーツがスケスケだ!」

女「まだ全部脱いでないのにね。見えちゃってるのかな?」

兄「お、おかしいですよね。着てるのにね……」

女「どうしよう。たまたま今日こんなの着てきちゃった……」

兄「これじゃ、触られちゃいますよね」

女「……黙っておっぱい触られちゃう」

兄「乳首がこんなにピンってなって……」

女「指が……いやらしいよ……か、感じちゃうよ」

兄「すごいエッチな下着ですよね。勝負下着?」

女「だから、たまたま着てただけだから……」

兄「『よし、これだ』って言って着けて来たんですか?」

312 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:18:21.45 ID:08o5Qhcm0 [31/54]
女「そんな恥ずかしいこと言う……」

兄「好きだよ。すごく嬉しいよ」

女「あっ……抱き締めるんだ……」

兄「先輩のこういうところが、たまらなく可愛いいんですよ」

女「だめ。だめ。大人の女ぶって、一生懸命誘惑してるんだから!」

兄「一生懸命しなくたって、こんなに美人でセクシーなのに」

女「だめなの。全然余裕ないの」

兄「俺だって、全然余裕ないですよ」

女「全然余裕なくないよ。いつも飄々としてる」

兄「いや、もうほんとに余裕ないですから。ヤバいですから」

女「ヤバいの? どうヤバいの? ここがヤバいの? こんなに硬いから?」

兄「あっ……あぁ……逆襲されてしまった……」

313 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:24:10.46 ID:08o5Qhcm0 [32/54]
女「ねぇ、すごいおっきくなってるよ。……口でしちゃってもいい?」

兄「えぇっ?! そんなこと……」

女「いやじゃないよね?」

兄「い、いやじゃないですけど……」

女「一昨日のお返しだから……」

兄「あぁっ、いきなりっ……あああっ……咥えちゃうんだ……」

女「んっんっんっんっ……」

兄「き、気持ちいい……」

女「どう? もっとする?」

兄「もっと……」

女「んっんっんっ……じゅっじゅっじゅぽっ……」

兄「んあっ……う、上手い……上手いじゃないですか……」

314 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:30:49.88 ID:08o5Qhcm0 [33/54]
女「そう? レロレロしちゃうね」

兄「あぅっ……どこで覚えたんですか、そんなの……」

女「フフ……前カレの時ね、セックスするのが怖かったから」

兄「うぁっ……それでフェラを?」

女「そう。変な話でごめんね……いっぱいしてあげるから」

兄「こんなに……こんなに……あそこの中みたいに吸い付いてきて……」

女「飲んであげるから、出して……」

兄「マジでイかされそうですよ……あ……」

女「んっんんっ……んふぅっ……ん、んんっんっ」

兄「ああっ! いちばん根元までっ……」

女「吸っちゃうよ……じゅぅぅ……じゅっじゅっ」

兄「あっ……」

315 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:36:17.84 ID:08o5Qhcm0 [34/54]
女「下の方から、全部舐め上げちゃうね……ちゅちゅっ……ぺろぺろ」

兄「くぅっ……ピクピクして……イキそう……」

女「もうタラタラだね……ぱくってするよ」

兄「だめだ……もう限界……」

女「いいよ。イっちゃって。口の中に出していいからね……」

兄「あぁっ……うっ……」

女「こっち見て。よく見てね。私のこと見て、出しちゃって」

兄「ああっ……イクっイクっ……」

女「んっんっんっ……うんっ……」

兄「イクよ……イクよっ……出るっ……あっあっあっあっ……飲んで!」

女「うんうん……うんっ……うんっ……」

兄「はぁーーっ……はぁーーっ……」

318 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:42:33.39 ID:08o5Qhcm0 [35/54]
女「んふふ。ごっくん」

兄「はぁ~~っ……はぁ~~っ」

女「いっぱい出たね」

兄「飲んでくれた……」

女「おいしかったよ」

兄「え、まずくないですか? 苦かったりして」

女「ううん、そんなことない。ちょっと甘くて、生々しい味かな」

兄「そりゃ生々しいですからね」

女「あ、まだちょっと出てる。お掃除しなきゃ……」

兄「あっ……うぉっ……感じるっ……」

女「フフ、感じさせちゃった」

兄「勝負下着に……負けました」

319 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:49:34.25 ID:08o5Qhcm0 [36/54]
女「やった。勝った~! 勝った勝った~!」

兄「完敗です。悔いはありません」

女「あ、ワールドカップで日本が勝った日のこと想い出しちゃったよ」

兄「ああ、初戦の話ですか。ここで二人で一緒にテレビ見てましたよね」

女「今から想えば、あの日しちゃってもよかったな……」

兄「時間、遅かったじゃないですか。何時だったか忘れたけど」

女「そんなこと考えてたんだ。時間なんて関係ないじゃない」

兄「関係ありますよ。先輩、次の日仕事だったでしょう?」

女「それはまあ、そうだけど。じゃあさ……」

兄「何ですか?」

女「まだ遅い時間じゃなかったら、押し倒してたってこと?」

兄「ははは。押し倒されたかったんですか?」

320 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 17:54:24.10 ID:08o5Qhcm0 [37/54]
女「こっちが質問したんだからね~」

兄「俺は決定力不足だな~とか、ちょっと後悔しましたよ」

女「後悔したんだ。チャンスだったのにね」

兄「日本が勝った瞬間、ちょっと抱き合っちゃいましたよね」

女「覚えてるよ」

兄「『やっと勝った~』とか言って」

女「うん……」

兄「でもその後は、自制しちゃったかな」

女「次の日、ちょっと寂しかったかも。でも日本勝ったから、まいっか、みたいなね」

兄「俺、自分じゃ手が届かないとか思ってたんですよ。先輩に」

女「手、貸して……」

兄「え、なんですか?」

321 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:00:31.56 ID:08o5Qhcm0 [38/54]
女「ほら、届いちゃったよ。手……」

兄「そうですね。もう俺の手の中に入りそうですね」

女「キミ、夏になってから調子いいよね。妹ちゃんが来たせい?」

兄「そうかもしれませんね。女っ気があるのがいいのかも」

女「男っぷりが上がったように見えるよ」

兄「先輩の女っぷりが上がったんじゃないですか?」

女「勝負下着だし?」

兄「ほら、自分で認めたじゃないですか」

女「だってさっきから、キミがそう言うから~」

兄「すごくセクシーで、可愛いですよ」

女「あっ、急に可愛いなんて言う……」

兄「そう言われるの、嬉しいんでしょう?」

322 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:06:39.98 ID:08o5Qhcm0 [39/54]
女「嬉しくないよ」

兄「じゃあなんでこんなに抱きついてくるんですか?」

女「知らない」

兄「もう薄い布一枚だけで、押し当てちゃってますよ」

女「そんなことないよ……」

兄「腰、動いちゃうんですか?」

女「動いちゃうんじゃないの。動かしてるの。誘惑してるの……」

兄「誘惑されてますよ」

女「もう! もっとメロメロになってよ!」

兄「もうビンビンになってますけど」

女「くれるんだ……」

兄「待って。ゴム着けるから……」

323 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:12:20.78 ID:08o5Qhcm0 [40/54]
女「あ、手際いいんだ。どうしてかな~」

兄「何か、勘ぐってます?」

女「うん、別にいいんだけど~。妹ちゃんのこと、好きなんでしょ?」

兄「まあ、好きですよね。先輩には隠せません」

女「妹ちゃんと、エッチなことしちゃった?」

兄「仲良くはしてますけどね」

女「可愛いもんね。お兄ちゃんお兄ちゃんって」

兄「大家さんちの妹ちゃんも、可愛くて仕方ないですよ」

女「『お兄ちゃんお兄ちゃん』って、言って欲しい?」

兄「妹扱いして欲しい?」

女「フフ、もっと早くこうなっててもよかったかもね……」

兄「スケスケのショーツが、こんなに濡れてますもんね」

325 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:18:23.96 ID:08o5Qhcm0 [41/54]
女「あっ、手……入れちゃうんだ」

兄「もう直接触っちゃった方がいいですよね。……ヌルヌルしてる」

女「んんっ……もう脱がせてよ……」

兄「ほらっ。だんだん脱げていきますよ……」

女「あ……余裕持たれちゃってる……出しちゃったせい?」

兄「先輩の作戦なんでしょ? 一昨日が早かったから、今日はじっくりって」

女「そんなこと言う……まるで私がすごくエッチみたいな」

兄「先輩は気づいてないかもしれないけど、本当はエッチなんですよ」

女「そうやって私をエッチにしちゃうつもりなんだ」

兄「嬉しそうな顔、してるじゃないですか」

女「だって……キミのことが好きなんだもん」

兄「俺いま、先輩とすることしか考えてませんよ。それでもいいですか?」

326 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:24:00.61 ID:08o5Qhcm0 [42/54]
女「『イヤ』って言って、怒ればいいの?」

兄「本当に怒ってるんなら、そうしてくださいよ」

女「ううん、もう流れに身を委ねてるから」

兄「うん……」

女「うん?」

兄「……先輩のことがずっと好きだった」

女「いきなりそれなんだ。で、過去形? 今は?」

兄「心を決めないといけないんですよね、二度目は」

女「決めてくれるの? フリーキック?」

兄「外れるかも……」

女「あっ……入ってきちゃった……あぁぁっ!」

兄「んんっ……ああっ……」

328 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:29:11.91 ID:08o5Qhcm0 [43/54]
女「あぁっ……これいい……キミの……すごくいい……」

兄「あああ先輩……これ……おいしい……」

女「んんっ……私が……食べてるんだから……キミの……」

兄「うぉっ……お、俺だって……味わってますよ……」

女「どうして……どうしてこんないいの?」

兄「先輩の中が、すごくいいから……」

女「うん。うん。いいね。こんなに……いいんだ……」

兄「いいっ……ずっと好きだった……」

女「あぁぁ……あっあっあっ……好き……好き……」

兄「んっ、す、吸い付くんだ……こんなに……吸い付くんだ……」

女「あああ……これで……こんないいので……突いちゃうんだ……」

兄「もう……口塞ぎますよ……」

329 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:34:40.05 ID:08o5Qhcm0 [44/54]
女「んっんっんっ………………」

兄「んんっ…………あぁっ……」

女「はぁ~っ……あぁっあぁっあぁっ……」

兄「すごい気持ちいい。すごい気持ちいい」

女「すごい感じちゃう。すごい感じちゃう」

兄「こう。こう。こう。もっと……深く……」

女「お、奥に来る……お……ん……あっ……」

兄「そう。そう。そう。来る。来てるよ……」

女「も……もう……あああっ……ああああっ……」

兄「そ……そう……いいよっ……いいよぉっ……」

女「いぃ……ひ……いっ……はぁ……んんっ……」

兄「ああっあっ……俺も……俺も……一緒に……」

330 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:38:26.33 ID:08o5Qhcm0 [45/54]
女「あぁっ……こ……イクっ……イクっ!」

兄「ああっ……すごいよ……すごいよ……」

女「イッちゃう……イッちゃう……いいっいっ……」

兄「あぁっ、先輩っ!」

女「あっ………………あ………………」

兄「あぁぁっ…………あぁっ…………」

女「あぁっ………………………………」

兄「はぁっ…………はぁぁっ…………」

女「んんっ…………んっ……んっ……」

兄「あぁぁ~~っ……あぁぁ~っ……」

女「はぁ…………真っ白だよ…………」

兄「ふぅ~~っ……はぁぁぁ~っ……」

331 名前:1[] 投稿日:2010/11/14(日) 18:44:02.70 ID:08o5Qhcm0 [46/54]
女「……ねぇ、今晩、泊まってっていいよね?」

兄「え、びっくり。考えてもなかった」

女「大家命令」

兄「それじゃあ、従わざるを得ないですね」

女「……十何年ぶりかな、この家に泊まるの」

兄「すみませんね、占拠しちゃって。即刻立ち退きます」

女「行くあてないくせに~。いいよ、私が泊めてあげるから」

兄「ありがとうございます。恩に着ます」

女「他にも、大家命令があるかもね」

兄「どんな命令ですか?」

女「教えない……」

兄「教えてくださいよ……」

【第7話 枝豆】おわり


妹「ホームステイに来ましたよ」-3
続きます

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