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幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」後半
幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」前半
続き
続き
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:23:39.57 ID:1304mPIL0
女「私が相手だ」
サン「ほーう?まあいいやあの小娘よりもあんたの方が骨がありそうだ…ジュルリ…」ペロ
女「手加減はしない…」
サン「目付きが変わったね…あたしも本気で行こう…」スッ
女「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サン「くくっ…(なかなかの魔力だね…)」
女「ダークファイア!」ボボボボボ
サン「芸がないね!」シュルルルルルル
ボボボボボボボン
女「…!」タタッ
サン「みえてるよ!」
女「はぁっ!」ガンッ!!
ピキィィィン!!!!
サン「あんた良かったね…斬られるってそこまで痛みを感じないんだよ…?」
女「!?(受け止められてる!)」シュバッ
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:27:42.11 ID:1304mPIL0
サン「もう遅い」スッ
女「なっ…」
サン「フフッ」
シュルルルルルルル
女「風の刃が…!」
ズババババババババババ
女「くぅう!!!」
サン「フフフフ…どう?あたしの風、痛くないでしょう?」
サン「切られてることに気づかずに体力を奪われて、いつの間にか立てないほどのダメージを与え…」
サン「最後にイターい攻撃でトドメを刺すのがあたしのやり方」
女「くぅっ…」ポタッポタッ
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:31:53.01 ID:1304mPIL0
後輩「女さん!」
女「目の前の敵に集中しろ!」
後輩「…!はっはい!」ビクッ
後輩「私が女さんをサポートしなきゃ…実戦経験はないけど…あたしだって校長センセーに認められて…!」
後輩「幼馴染さんの護衛役になれたんだから!!!!!」
後輩「メガファイアー!!!!!」ジュウウウウウウウウ
後輩「でやあ!」ゴウウゥゥゥゥゥゥ
ストームドラゴン「ギャオオオオオゥゥゥ!!!!」
ボーーーーーーーーン
後輩「やった!!!!!」
モクモクモクモク
ストームドラゴン「ギャオオオオオオオゥゥゥゥゥ!!!!」ヒュヒュヒュヒュン!!!!
後輩「きゃあああああああ!!!!!」ズガガガガガガガガガ
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:36:06.27 ID:1304mPIL0
女「後輩……!」
サン「いいの?人の心配してて…?」
女「……っ!」スッ
サン「今度はこっちから行くよ!」
シュルルルルルルルル
サン「この数の刃を全部避けきれるかな?」
女「クッなんて数だ…!」
サン「風の刃よ!あたしに楯突いたあのバカ女を切り刻んでやんな!」
サン「テラストーム!!!!」
女「避けきれない!!!(かと言ってガードは…!)」
女「くっ…]ゴゴゴゴゴゴゴ
女「ダークバリア!」ブウウゥゥゥゥン
サン「あははははははははは!防御してるだけじゃあたしには勝てないよ!」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:05:52.90 ID:1304mPIL0
女「くっこのままでは………」
サン「アハハハハハハハハハハ!!!!!!」
女「っ!この刃……!そうか!」
サン「ほらほら~早く反撃してくんないとーバリア解けちゃうよぉ~?」
女「はぁっ!」バリーン!
サン「自分からバリアを解いた!?」
女「はああああああああぁぁぁ……………」
スパパパパパパパ
サン「バカかあいつ!刃を喰らいながら詠唱してやがる!」
女「ダークホール!!!!」
ズズズズズズズズ
サン「!?…闇の穴に自分を引きずり込んでいる…!」
サン「ワープか!追いかけろ!!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!!!
161 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:10:31.44 ID:1304mPIL0
女「(やはりそうか…!)」
女「(ヤツの刃は自分の意志で動かしているのではない!)」
女「(まるで子分のように命令しなければいけないのか)」
女「(口頭では命令の限界がある、そこを突いて…!)」
サン「くそ!どこだあのアマ!」
女「ここだ!」
サン「なっ…いつの間に後ろに!」
女「闇の魔術は相手の意表を突くのが基本でな」
ヒュヒュン
サン「くっそ!」
ヒュヒュヒュヒュヒュン
女「それよりも…お前の放った刃がこちらに向かっているが大丈夫か…?フフッ…」」
サン「くっ……このままでは…!消えろ…!」
スゥッ…スッ……スッ…
162 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:15:13.74 ID:1304mPIL0
女「(かかった!)」
女「私がさっき詠唱したのはダークホールの呪文だけじゃないんだよ!」
サン「くぅっ…!」
女「ダークメガフレア…!」
カッ!!!!!!
ズッズゥーーーン!!!
サン「(ばっ馬鹿な……この魔法は…!)」
女「莫大な威力だが、詠唱に時間がかかるところが弱点だった…それが強みになるとはな」
サン「ふざけやがっ……貴様も巻き添えに…!」
女「…私の任務は命をかけて全力で幼馴染を守ることだ…」
サン「くそがぁっ……」
女「(男…後輩…男友…幼馴染の事頼んだぞ………)」
後輩「女さああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!いやああああああああああああ!!!!!!!!!!」
163 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:19:37.19 ID:1304mPIL0
後輩「女さん!!!!!!」
モクモクモクモクモクモクモクモク…………
後輩「女さん!!!!??」
シュウウウウウウウウウウウ
サン「………………………………」
幼馴染「女…さん…?」
幼馴染「嘘…でしょう…?」
後輩「女…さん…」
幼馴染「………い……いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
後輩「……女…さん…嘘でしょう…?」ガクッ
幼馴染「いや…いやあっ…いやぁっ…!」
………………………………
???「諦めるのは…まだ…はやい……」
165 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:24:43.16 ID:1304mPIL0
後輩「え…………」
幼馴染「この声は………」
シュウウウウウウウウウウウウウ
モクモクモクモクモクモクモクモクモク…………………
幼馴染「だ…誰…?」
男「ハハッ…間に合った……よな………?」ブウウゥゥゥゥゥゥゥン
後輩「先輩!!!!!!」
幼馴染「男ぉ!!!!」
男「はぁっ………」スゥッ……
女「男…君は………」
男「勝手に何死のうとしてやがる……お前の仕事はまだ始まったばかりだろうが!」
女「ふっ…そうだったな…」
168 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:28:46.06 ID:1304mPIL0
幼馴染「女さん!」ズザザザザ
後輩「女さん!」スタッ
男「とっさに飛び込んで障壁を張ったけど…後輩みたいにあんなに早く詠唱は無理だったな…すまん少しダメージが残っちまった…」
女「ふっ………助けられたな…男…」
幼馴染「すごいっ!すごいよ男ぉ!」
後輩「あの規模の爆発を守れるだけのレベルの障壁をとっさに作れただけ凄いです……」ポッ
男「合格かな?ハハッ」
女「ふっ………十分合格点だ…」
男「そりゃあどうも」ニコッ
後輩「どうしてここが!?」
男「強い魔力がぶつかり合っているのを感じ取ったんだ」
男「校長と一緒にきている最中に男友が誰かと戦闘をしていて校長はこっちはいいから女たちをって言うから…」
後輩「間一髪でしたね……」
幼馴染「危なかった…」
169 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:32:55.67 ID:1304mPIL0
男「あいつは?」
女「やつは…」
男「お前はいいから…しゃべんな…」
女「むぅ…」
男「幼馴染、女を頼む」
幼馴染「う、うん……」
男「…………」スタスタスタ……
171 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:35:37.77 ID:1304mPIL0
サン「く…くそ……」
男「残念だったな…?」
サン「貴様は……ふっ……どちらにしろ……私に……勝機は……なかったのだな………」
男「それにしても、もったいないなぁ~強いのにさ……」
サン「フンッ…早く…………っぐ……殺したら…どうだ…?」
男「殺さない」
サン「なっ…」
男「俺の親友もそうしたみたいだしな」
サン「どういうことだ…私は闘いに負けた…!我らが負けたということは……!」
男「それはお前らの常識だろう?」
サン「…!」
男「俺達の戦いだ、俺達の好きにさせろよ、な?」
サン「い………意味のわからん連中だ……」
172 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:39:40.11 ID:1304mPIL0
男「な?それでいいだろう?」
女「私もこうして生きている、それに君の言うことにはどちらにしろ私は逆らえん」
後輩「私も…先輩がいいのなら…」
幼馴染「私も……みんなが言うなら」
男「ほら、決まっちゃった」
サン「くっ…………私を愚弄する気か…」
男「ん?あんた綺麗な顔立ちしてるな」
サン「なっ!!!」
男「もったいないなぁ~強いし綺麗だし……もったいない…」
サン「なななななな何を言って……」カァッ
男「まあいいや…とりあえず運ぶぞー…」
サン「おっおい!私に気安く触るな!」ジタバタ
男「はいはい暴れない……」ギュッ
サン「………うっ…」
174 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:44:07.03 ID:1304mPIL0
別荘
男友「う………」
男「気がついたか………」
カイ「少年、大丈夫か?」
男友「てってめえ!っく!」ズキッ
男「大丈夫だ、戦ったお前が一番分かってるだろ?」
カイ「少年、君は強い しかもさらに強くなる いずれ私など赤子の手をひねるようなくらいにな
男友「それまでに殺そうって魂胆か!このやろ!…いてて…」
カイ「そんなことはない、俺は今一度考えたのだ。本当にこれでいいのかと」
男「ってなわけでだな……」
カイ「少年…俺は君に二度も救われたのだ…」
男友「む~……」
176 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:00:08.79 ID:1304mPIL0
男「この人達はある組織の幹部だそうだ…」
男友「組織…?」
男「そう…幼馴染の魔力で世界を終わりにしようとしている危ない組織のな…」
カイ「うむ……そろそろサンも目覚める頃だ…皆がそろったら全てをお話しよう」
男友「あ…ああ…(絶対こいつら俺たちを騙そうとしてるぜ…)」
男「俺もまだ詳しくは聞いていないんだ とにかくは動けるようになるまで安静にしてろ いいな?」
男友「わ…わかったよ…」
???「おっおい!!!!お…男とやらはいるか!」
男「はぁい~?」
177 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:03:43.47 ID:1304mPIL0
サン「あ………」
カイ「おお、サンかどうした?」
男友「ん?誰だ?」
カイ「私の相棒だ、同じ組織に属している」
男友「んじゃあマズイじゃねえか!!なんでこんなとこにいるんだよ!」
男「まあまあいいじゃない カイさんが生きててサンだけが死ぬっておかしいだろう?」
サン「す、すまなかった…」
男友「え……(逆に素直に謝られると困るな…)」
男「それで?どうかした?サン 俺に用があるみたいだけど…何かあった?」
サン「ちょ…ちょっと来てくれ…」
男「?」
179 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:08:32.29 ID:1304mPIL0
サン「さっきはすまなかった…」
男「え?」
サン「いや!あれだ…その…私をだきかかえようとしたときに…」
男「ああ、大丈夫だよ 暴れるって言う力でもなかったし 気にしてないから サンの体調は?」
サン「りょ…良好だ……」
男「そうか、それならよかった サンは女の子だし基本的に幼馴染達と一緒だけど…」
サン「え………」
男「どうした?なんかマズイことでもあるのか?」
サン「男と一緒にいるのはだめなのか!?」
男「ダメってことはないけど…まあ寝る部屋とか……当然のごとくお風呂は…」
サン「一緒ではだめなのか!?」
男「ええ!?」
180 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:11:09.02 ID:1304mPIL0
男「ど、どうしたんだサン」
サン「私の質問に答えろ!」
男「え、いや一緒って別に俺はだめじゃないけど…他のみんながなんていうか…」
サン「では他の奴らがいいと言えばいいのだな!?」
男「え…いやそういうわけでは……」
男「(どうしたんだこいつ…)」
サン「では私は他のものに聞いてくる」
スタスタスタスタ
男「え…お、おい……サン…」
男「え?なにこれ……」
181 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:16:40.39 ID:1304mPIL0
男「ん~?どうしたんだサンのヤツ…」
男「いきなり一緒にいようだなんて…」
男「そんなに抱き抱えられたのが嫌だったのかな…」
男「あとで謝っておくか…」
女「おや?男じゃないか」
男「ああ女か…体調はどうだ?」
女「大丈夫だ、猛攻して普通に歩けているし魔力も大体は戻った」
女「あとは一晩寝ればいつもどおりだ
男「そうかそれならよかった」
182 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:19:41.68 ID:1304mPIL0
女「そ、それでだな男…」
男「ん?」
女「先程は本当に助かった…」
男「あ、ああ…全くダメージを受けないっていうのが良かったんだが…俺の力不足で…」
女「い、いや助けてもらっただけで十分だ…そ、それでな……さっきあの私を守るときにだな…抱き寄せ……」
男「ん?」
女「な、なんでもない!忘れてくれ…!」あたふた…
男「なんだよ 気になるだろ?」
女「そ、その…障壁を張るときに私に抱きついただろう…?」
男「あ……で、でもあれはだって仕方がなく!」
女「そ、そうではない……男性に抱き寄せられるというのは恥ずかしながら初めてだったもので…」
男「あ、ああ……ごめん…なんか」
女「お、怒ってはいないのだ!……ただ……なかなかいいものだな…と冷静に考えたら…」ボソボソ
男「??? なんだって?」
女「なんでもない!忘れてくれ!」スタスタスタ…
183 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:25:16.14 ID:1304mPIL0
男「なんだ?どうしたんだ?女まで…」
後輩「先輩?」
男「うわあ!」
後輩「きゃあ!」
男「す…すまん」
後輩「すみません…いきなり話しかけて…どうかしたんですか?」
男「いや、なんか女とサンのヤツがおかしいんだが…」
後輩「おかしい?」
185 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:26:52.02 ID:1304mPIL0
男「うん…なんかボソボソと話す感じでよくわからないんだけど…」
後輩「そういえばふたりとも気がついてから男先輩の話ばっかりしてますね~…」
男「そうなのか?」
後輩「私もよくわからないんですけど…なんか独り言を発していて突然ニヤニヤしだして自分を自分で抱きしめるっていう仕草を…」
後輩「女さんだったらまだいいんですけど…サンさんだと…一応敵だったわけですから…」
男「ああ……そうか……う~ん…でもカイさんは普通だからそんなことはないと思うんだけどな…」
後輩「ん~そうですね…万が一なんかあれば男さんがいますし!」
男「いや二人共強いからな……油断したらあっという間にやられちゃいそうだ…」
後輩「大丈夫ですよ♪あ、もうちょっとでご飯なのでカイさんや男友さんに知らせてあげてくださいね」
男「ああ、わかった」
後輩「それじゃあ」スタスタスタスタスタ
186 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:31:29.31 ID:1304mPIL0
男「二人共頭でも打ったのかな…」
幼馴染「男~」
男「お、幼馴染か 闘いで巻き添え食らってないか?」
幼馴染「大丈夫だよ~このとおりピンピンしてるよ!」
男「それなら良かったんだけど」
幼馴染「あ、そうそう」
男「ん?」
幼馴染「さっきサンちゃんに会ってね、突然男と一緒でもいいかって聞かれたんだけど…どういうことなのかな?」
男「え?いやさっきなんか俺もサンに突然一緒にいたいんだって言われて俺もワケがわからん」
幼馴染「ふ~ん……なんかお風呂とか寝るところが一緒がいいって言ってたんだけど~」ジト~
男「俺も訳がわからないんだって!突然変なことを言うヤツだなぁって思ってて!」
幼馴染「ふぅ~~ん………」ジトー
男「そのジト目やめてもらってもいいですか…」
188 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:36:08.37 ID:1304mPIL0
男「まあとにかく適当に返事をしといてくれよ……」
幼馴染「まあ私はいいんじゃない?って返事しちゃったんだけどねー…」
幼馴染「なんか男が言い出したのかと思って尋問しようとしたんだけど…」
幼馴染「その様子じゃサンちゃんが突然言い出したみたいね」
男「下心なんてあるかぁ!」
幼馴染「あ、そうそうリビングに集合だってよー」
男「わかった、男友たち呼んですぐ行く」
幼馴染「そんじゃねー」
男「ああ」
スタスタスタスタスタスタ
191 名前:俺早朝から書きまくってるな アホみたいに[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:01:04.15 ID:1304mPIL0
男友部屋
男「おーい」
男友「んあ?」
カイ「おおどうした、男くん」
男「リビング集合~」
カイ「あいわかった」
男友「んじゃ行くかぁ~」
スタスタスタ
192 名前:前作みたいなラブコメが書きたかったのに[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:05:39.14 ID:1304mPIL0
リビング
男「すまんお待たせ」
幼馴染「あ、きたきた」
後輩「すきなところに座ってください!」
サン「男!私の隣に座るといい!」
女「何を言っている、私の隣りに座るのが一番いい」
男友「モテモテだな男」
男「もっかい眠るか?」
男友「すいません」
カイ「では俺は適当に座るとしよう
男友「俺もどこでもいいや」
男「俺は……」
女&サン「…………」ジトー
男「……幼馴染の隣でいいやハハッ…」
女&サン「チッ…………」
193 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:09:57.74 ID:1304mPIL0
カイ「それでだな…俺達の組織の話だが…」
サン「そう、あたしたちの組織の話」
男「組織ってのは何者なんだ?」
サン「この国の人間なら誰も知っているところよ」
カイ「俺達の組織を動かすのは…」
カイ「政府だ」
194 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:18:07.59 ID:1304mPIL0
男「なっ!」
男友「政府だと?」
幼馴染「どうして…?」
女「魔導をさらに昇華させる…」
後輩「でも魔導はこの世から無くなるんじゃ…」
女「なんとなくだがわかっていた…」
女「魔力が魔力に吸収されてしまうだけで、魔導自体がなくなるわけではない」
女「ようするに魔導を人間から奪うことでその膨大な魔力を独占し その魔力を使い世界を征服する……」
幼馴染「でも魔力が暴走して…!」
女「恐らく魔力の暴走も想定の範囲内…」
男「どういうことだ?」
196 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:21:09.57 ID:1304mPIL0
女「膨大な魔力を止めるにはさらに膨大な魔力でしか止められない 強い魔力を使うには相応に体力も必要だ…使っただけで死んでしまうような魔法も世の中にはある…」
女「マインドブレイクの力に抵抗して魔力が暴走した場合、多数の強力な能力者が力を合わせマインドブレイクの暴走を止めるだろう」
男「よーするに…その使えば死んでしまうような魔法を使わせて死なせることで……」
女「それだけでも強力な能力者はいなくなる…」
男友「つまりはただの能力者狩りじゃねえか!」
後輩「どうして政府はそんなことを?」
カイ「手に負えなくなっているのだ…」
男「魔法に…?」
サン「そうだ…カイから聞いただろう?魔導が見つかってから数百年の話を」
カイ「軍事力の莫大な増幅…犯罪者の増加……世界は何もしなくても破滅へと向かっている」
男「政府の打開策がそれって…」
幼馴染「ひどすぎる……」
197 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:26:20.43 ID:1304mPIL0
男「そんな漫画に書いたようなふざけた政府が…」
カイ「実際に俺たちに命令を下したのだ」
サン「魔導を止めろ…人間には扱うには荷が重すぎる力だ、とな」
男「お前達がそれを知っていたってことはわかってて…」
カイ「私は大切なモノを魔導に奪われた 手を掛けたのは軍事国家の奴らであったがそもそもは魔導の力が引き起こした問題であるゆえに…」
サン「私たちはもう守るものはないのだ……自分の身すらも守る必要もない……」
カイ「この世界で生きるには」
サン「色々なものを失いすぎたのだ」
男「カイ……サン……」
カイ「だから私たちはマインドブレイカー…幼馴染…君を狙ってやってきたのだ」
幼馴染「カイさん……」
198 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:30:08.95 ID:1304mPIL0
サン「だがお前達と戦ってわかった」
カイ「この世界は、まだ救う余地があると…」
カイ「まだ破滅に向かうには早過ぎると」
カイ「君たち少年少女を見て思ったのだ……」
サン「この世界には…まだ希望が残されていると」
サン「お前達が…希望の光なんだ…!」
後輩「私たちが………」
女「希望の光……」
男「でも待て……政府を相手にするにはいささか戦力が…!」
男友「いくら希望の光って言ったってほんとに小さな光だぜ!」
199 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:33:36.36 ID:1304mPIL0
カイ「俺達は、君たちに微力ながら力を貸そう」
サン「もう出来ることなどないと思っていたものが出来たのだ」
カイ「君たちと」
サン「まだ破滅に向かうには早過ぎる世界だ」
男「カイ…………サン……」
男友「でも相手は政府だぞ!?」
女「簡単に倒せる相手じゃない」
幼馴染「そうだよ!そんな危険な目に合わせるわけには!」
後輩「でも…私たちじゃないと…」
校長「あたしは大丈夫だと思うよ」
!?
200 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:36:57.29 ID:1304mPIL0
男「校長……今までどこへ」
校長「ごめんね、ちょっとね」
校長「あたしにはできると思う。この世界を救うこと」
男「しかしこの人数じゃ!」
校長「あたしが認めた能力者だよ?」
男「っ!?」
校長「あたしが認めた能力者なの、だからできるの」
後輩「センセー…」
女「……私は…やるぞ…」
男「女!?」
201 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:43:04.19 ID:1304mPIL0
女「私は誓ったのだ、命をかけて全力で幼馴染を守る」
女「今でもその思いは変わっていない」
後輩「私もです……」
男「お前まで…」
後輩「私も今日誓ったんです…校長センセーに認められて皆さんと出会って…」
後輩「カイさんやサンさんみたいに大切なモノを失いたくない…」
幼馴染「私は…戦うことができない……みんながこうして私のために戦ってくれているのに…私はただみんなが無事でいることを祈ることしか…私…賛成できないよ…」
男友「確かにそうだけどさ…でもさ大切なモノには変わりないだろ?」
幼馴染「男友くん…」
男友「そもそも友達を守るってあたりまえだろ?」
204 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:01:49.21 ID:1304mPIL0
男友「わかった…俺も戦うぜ」
男友「どっちみち根元からブッツリへし折ってやらなきゃこの事態は変わらない」
男友「いずれ敵の正体がわかったら潰しに行かなきゃならなかったんだ」
男「お前……」
校長「どうだい?男くん?」
男「………………」
幼馴染「危ないことはやめて……男…」
男「ごめん幼馴染…」
幼馴染「男…!」
206 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:06:23.73 ID:1304mPIL0
男「ごめんな、幼馴染これだけは譲れない」
男「お前を泣かす奴らや悲しませる奴らは俺が許さない
幼馴染「でも死んじゃうかもしれないんだよ!?!?」
男「それでもだ」
校長「この子はあたしが護衛をお願いする前から幼馴染ちゃんのためなら何でもするって子だったからねぇ」
幼馴染「……それじゃあ…せめて私を連れてって…」
男「アホか?敵陣に一番つれてっちゃいけないヤツ連れてってどうする?」
幼馴染「いや」
男友「どの道俺らが敵陣に踏み込んで全滅すりゃあ終わりだ」
女「私もそう思う」
後輩「はい…私もそう思います」
男「わかったよ…」
???「アハハーなんかおはなししてるところごめんねー」
全員「!!?」
207 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:10:28.07 ID:1304mPIL0
???「おやおや…裏切り者も一緒か…」
男「だれだ!!!」
???「そう目くじらを立てないでおくれよ男くん」
カイ「この声は………リク……」
女「姿を見せろ!」
???「残念だけどこれは僕の魔法で君たちに話しかけさせてもらっているんだ」
男友「ってことは今までの会話も筒抜けか…」
???「まあそういうことになるね~」
???「話は聞かせてもらったよ、どうやらマインドブレイカーを連れてきてくれるようだね」
男「ふざけんな!」
男友「てめえらぶっ潰しにいくんだよ!!!」
???「まあ口ではなんとでも言えるからねぇ~」
208 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:14:37.47 ID:1304mPIL0
リク「君たちの歓迎パーティーだけど…僕も用意させてもらうよ」
リク「1週間後、君たちを待ってる」
リク「当然みんなで来るんだよね?」
リク「しっかり歓迎させてもらうよ」
サン「…………」ガタガタガタガタガタ
男「サン…!どうした…!?」
サン「ヤツには手を出しちゃいけない……」
男「サンに何をした!」
リク「僕は何もしていないよ?ただ彼女にはわかるんだろうね」
リク「僕を相手にしてはいけないってことだよ」
リク「とにかく、1週間後君たちを待っている」
リク「それじゃあね!」
210 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:19:47.01 ID:1304mPIL0
男「ヤツは一体…」
カイ「名前はリク………世界崩壊のマインドブレイカーを連れて来いと命令した張本人だ」
サン「ヤツだけは…手を出してはいけない…」
男友「怯え方が異常だが……」
カイ「昔、サンはリクに刃向かって半殺しにされたことがある…」
女「!?」
カイ「その時のヤツの戦いは残虐的、かつ非人道的であり…さらに」
後輩「……さらに…?」
カイ「苦しみを与えるものだったらしい」
男「肉体的なものと精神的なダメージを植えつけるものだったようだな…」
サン「ヤツだけは…ダメだ…今度は本当に殺される…!!!」
幼馴染「サンちゃん落ち着いて…」ギュッ
サン「………はぁ…はぁ…」ガタガタ…
212 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:23:12.49 ID:1304mPIL0
男の部屋
男「サンがあそこまで怯える……リク…」
男「どんなヤツなんだ……」
コンコン
男「はい?」
サン「私だ」
男「?」ガチャッ
サン「約束通り来たぞ」
男「おまさっき…大丈夫なのか?」
サン「大丈夫じゃないからこそ頼む………」
男「え"…………」
213 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:24:59.26 ID:1304mPIL0
疲れた
朝からノンストップきつい
217 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:51:18.01 ID:1304mPIL0
風呂入ってくる
219 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:04:40.29 ID:1304mPIL0
滑るほど風呂は広くないぜ!
滑ってるのはなによりこのSSだぜ!!!(泣)
221 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:12:03.02 ID:1304mPIL0
正直、俺はこのSS書くのが面倒(特に戦闘)
だがやめない
立て逃げする1や他人にまkせるようなヤツとは違うのだよ!
次回はきっとラブコメにするよ(´・ω・`)
222 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:15:18.39 ID:1304mPIL0
もうちょい待っててね
もう少しで再開するよ
ラブコメ期待してた人本当にごめんよ
次回はラブコメにするから許しておくれ
224 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:24:09.86 ID:1304mPIL0
サン「私と一緒は嫌か…?」
男「いやいやそういうわけじゃなくだな?」
男「若い男女が同じ部屋で何やってんだって話になるだろうし
サン「私は男とならそういうことしてもいいがするか?」スルッ
男「脱がんでいい!!!」バッ
サン「そうか……」
男「どうしたんだよ、突然…」
サン「実はな………さっきお前に抱き寄せられたときにだな…」
男「…え」
サン「ど、どうやらお前に…心を奪われてしまったようだ……」
男「ええええええええ!?」
サン「わ…私は今まで戦いのみで生きてきた!なのにお前のように敗者に情けをかけるような奴は初めてで…」
男「で、でも……」
サン「お前は優しい男だし…女や幼馴染や後輩もお前のことを慕っている…」
サン「つまりは信頼のおけるような器なのだろう」
225 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:32:13.04 ID:1304mPIL0
サン「つまりはだな……私はお前が好きなのだ……」
サン「不器用な私はこんな事しかできん…」
男「いや…あのな…サン……突然こんなことしないでいいんだぞ?」
サン「え?」
男「なんかお前は勘違いしているぞ?」
サン「心を許したものには体を捧げるのが普通と…」
男「違うってwそんなことしなくていいんだよw」
サン「じゃあ私はどうすれば…」
男「う~ん…普通に部屋に帰ればいいんじゃないかな?」
サン「そ、それはいやだ1ほら!こうして枕まで持ってきているのだぞ!」ズイッ
男「いや…そんな枕突きつけられても……わかったから……」
サン「とにかく!私は部屋には帰らん!」
226 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:36:04.82 ID:1304mPIL0
男「一緒にいればいいんだよな?」
サン「そう言って貴様はそこのソファーで寝るつもりだな?」
男「あたりまえだろう?」
サン「許さん」ヒュヒュン
スパパパパ
男「ああ!なんてことを!後輩の家のものなのに!」
サン「そこのベッドで私と一緒に眠るのだ」
男「顔赤いぞ」
サン「くぅぅ!うるさいぞ!!!」
228 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:44:30.07 ID:1304mPIL0
深夜
男「どうしてもこうなってしまった……」
サン「男よ、なぜこちらを向いてくれないのだ」
男「向こうを向いたら色々とアレだからだ」
サン「そうか」モゾモゾ
サン「んじゃあこちらから行くまでだ」モゾモゾ
男「んなああああああああああああああああああ」
サン「そんなにいやか…」しょぼん
男「嫌じゃないけど!倫理的にどうかとさっきから俺は自問自答しているわけで!」
サン「お互いに了承したのだからいいのではないか?」
男「…ぐ…了承させられたの間違いじゃ…」
サン「結局は自分が悪いではないか」
サン「顔赤いぞ」
男「うるせえええええええええええええええええ………」
ーーーーーーーーーーーーーーー……………。
229 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:47:38.91 ID:1304mPIL0
翌朝
後輩「大丈夫ですか?凄いくまですが…」
男「聞くな」
男友「ハハハ!サンが夜這い仕掛けたんだって!」
女「!!!!!!!!!!!!」
幼馴染「!!!!!!!!!」
男「だから誤解を招くことを言うな…」
女「じゃあ本当かどうか今日は私とだな」
幼馴染「じゃあ明日は私ね」
後輩「その次私行きますねー」
男「くんじゃねえ!」
……………………。
231 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:55:02.49 ID:1304mPIL0
一週間後
校長「この時が来たね」
男「来てしまいましたね」
男友「最後の戦いか…早かったな…」
女「これですべてが終わる…」
後輩「これで…私の世界がどうなるかが決まるんですね……」
カイ「君たちとは短い付き合いだが……君たちとならなんだか奴にも勝てるようなそんな気がするよ」
サン「同感…」
幼馴染「うん……私もがんばらなきゃ…!」
男「みんなで帰るんだ………!!いいな!」
男友「もちろんだぜ!
女「ここで死んじゃいけない」
後輩「未来の為に!」
男「行くぞっ!」
リク「…くく…きたね…君たちは…本当に馬鹿だ……」
232 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:57:32.96 ID:1304mPIL0
ガタッ……ゴゴゴゴゴゴ………
男「…ここが…奴のいる……魔法殿……」
女「この最上階に奴はいる…!」
後輩「がんばりますっ…!」
カイ「っ!早速来たぞ…」
サン「面倒だな…」
男友「全員掛かってきやがれ!!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
234 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:02:28.06 ID:1304mPIL0
幼馴染「みんな…必ず無事でいて…!」
リク「見つけた……」ドスッ
幼馴染「…っ!」ガクッ
男「…!幼馴染!」
リク「安心しろ…気を失っているだけだ 死んでしまっては元も子もないからな」
リク「最上階で待っているぞ!」
リク「フハハハハハハハハ!!!!!!」
カイ「男!君は先に行くんだ!全員でここにいても仕方ない!」ガガガ
男「しかし!!!!」
サン「カイの言うとおりだ!奴は私達が一緒に行っても勝てる相手ではない!」ズバッ!!!
男友「悔しいけどよ~!一番つええのはお前だからなぁ!」ゴゴーン!!!!!!
後輩「幼馴染さんのことお願いします!」ボーーン!!!
男「…わかった!絶対あとから来いよ!」
女「(男…やはり君は幼馴染のことを…)」ブゥゥーン ズゴッ!!!!
237 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:07:42.99 ID:1304mPIL0
魔法殿
男「………静かだな…」カツカツカツカツ
男「下では男友たちが頑張ってくれてる…!」
男「俺ができることをやらなきゃ…」
男「幼馴染……絶対…お前を助けてやるからな…!」ゴゴゴ……
リク「美しい…君のような年端もいかない少女が……世界を崩壊させるマインドブレイカーとは思えないね……」
リク「君には…世界のために犠牲になってもらうよ…」
リク「フフフフフフ………」
239 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:19:37.13 ID:1304mPIL0
校長「あの子達大丈夫かな~…」
モブ教師「校長は行かなくてよろしいのですか?」
校長「え?ボク?行かないよーだって見せ場ないもん」
モブ教師「ですがやはり彼らには荷が重すぎたのでは…」
校長「大丈夫だよ、なんてったって僕のお気に入りの生徒たちだしね!」
モブ教師「はぁ・・・・・・」
241 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:22:15.88 ID:1304mPIL0
男「なっげえな…こんなバカでかくなくてもいいじゃんよ…」
男「って言ってる間に…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
男「最上階への扉か…」
男「この向こうに……」
男「幼馴染と…俺の敵がいる…!!!!」
ギギギギギギギギギギ………
243 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:25:33.15 ID:1304mPIL0
男友「くっそが!キリがねえ!」
カイ「少年!」
男友「なんだよ!って言うかそろそろ名前覚えろよな!」
カイ「フッそんなツッコミをかましている余裕があるのならまだイケそうだな…?」
男友「んで!なんだよ!呼んだだけとか気持ちわりいこと言ったら敵と一緒になぎ払うぞ!」
カイ「このままでは俺達がよくても彼女たちの体力が…」
女「はぁっ!」ボボボボン
後輩「くぅっ!ハァハァ…」ボーーン
サン「はああああ!!!」ズババババババ
男友「どうしろってんだ!」
カイ「君とならできる…」
男友「何がだよ!」
カイ「複合魔術だ!!!!!」
男友「複合魔術…!?」
244 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:30:27.22 ID:1304mPIL0
男友「あれは双子とか!魔力の極近い人間同士じゃできないはずだろ!?」ドゴン!
カイ「まれにだが……優れたコンビネーション能力を持つ能力者同士が共鳴しあうと放つことができると聞いたことがある…」ズバッ
男友「詠唱時間もねえぞ!」
カイ「その間は彼女たちに時間稼ぎをしてもらうんだ!このままじゃあそのチャンスはなくなるぞ!」
女「くぅっ…!」ズバッ
ドサッ
男友「女ァ!!!!」
245 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:32:20.64 ID:1304mPIL0
女「大丈夫だ…!グッ…!」
後輩「女さん!」スタッ
女「すまない…」
サン「アンタ達…やっぱまだまだね!」
女「うるさい…!まだ叩ける!!!!」
後輩「カイさん達の合体魔術にはすこし時間がかかります!」
女「それまでだな…」
サン「あたしは余裕だよ!!!」
女「私だって行ける!」
男友「練習なんて1つもしてないんだぞ!」
カイ「大丈夫だ、少年!いや男友くん!君となら絶対にできる!絶対だ…!」
男友「くそが…!上等じゃねえか!やってやるぜ!」
246 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:45:25.86 ID:1304mPIL0
カイ「位置につけ!」
男友「はいよっ!」
カイ「手を私に!」
男友「ほらよっ」スッ
カイ「悲しみに揺れる母なる水よ…!リヴァイアサン!」
男友「怒りに震える父なる大地よ…!アースゴーレム!」
カイ&男友「相乗しその力を…今ここに解き放て!」
キュイイィィィィン!!!!!!!!!!
カイ&男友「合体魔術!」
ザザザザザァァァァァーゴゴゴゴゴゴゴゴ………!
247 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:48:45.00 ID:1304mPIL0
男「…………」
リク「おや?一人かい?」
男「幼馴染はどこだ」
リク「僕の質問に答えず質問とは……」
男「幼な馴染みはどこだと聞いている」
リク「彼女ならそこさ」
男「!」
男「そいつに何をしている!」
リク「なぁに、より深い眠りに入ってもらっているだけさ」
リク「これから始まる戦いに支障が出ないようにね…フフフ」
男「ふっざけんな!!!」バチチチチチチ
リク「おっと……」ガシッ
男「(なっ素手で…!)」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:51:56.08 ID:1304mPIL0
リク「やはり、魔法学校の最強の能力者だ……」
男「………くっ…8これが上には上って奴か…!)」
リク「おかげで手がしびれてしまったよ」
リク「君の属性は雷かな…?」
男「…………」
リク「実に芸がない…属性など…華がない……」
リク「僕の前ではすべてが無、効果が無いのさ」
リク「僕の能力に属性なんてものはない、あるとすれば無という属性さ」
男「無…だと…?」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:00:15.90 ID:1304mPIL0
リク「こんなこともできるよ…?」バチチチチチチ
男「あの技は俺の今の…!」
リク「はぁっ!!!」
ギュウウオォゥ!
男「なっ…!(速い…!)」
サッ
ドゴォォーーン
男「(威力も俺よりも上だ…!)」
リク「僕は属性を全てを扱える…だから無さ」
リク「いちいち属性にとらわれないのさ」
リク「正しく言うと僕の能力は【五行思想】」
男「五行思想……?」
リク「そう…土…水…炎…金…木……」
リク「理魔法の上位版って感じかな…」
男「なんて奴だ…!」
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:04:36.89 ID:1304mPIL0
男「五行思想……」
男「(聞いたことがある…土・水・木・炎・金)すべてを自分で作り出し自分の意のままにできる力だと…)」
男「そんな奴が実際にいるとは…」
リク「驚いているようだね」
リク「ボクは1つにはこだわらない」
男「理論上最強の能力…」
リク「どうやら君は、魔力の強いただの電気使いってとこだね」
男「ふんっ…!試してみるか?さっきのが本気だと思うなよ…?」
リク「フフフフフフ…全魔法学校トップの男くんの力…見せてくれよ?」
男「上等だよ……」ジジッジジジジジジジジ
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:09:54.79 ID:1304mPIL0
ザザァー……ズズン……
男友「…………」
カイ「…………」
後輩「す…すごい……」
女「あれだけの人数を……」
サン「さすがのあたしもびっくりだね……」
男友「っく……」ガクッ
カイ「……はぁっはぁっ…俺も君も著しく魔力を消費したみたいだね……」
男友「まさかぶっつけ本番で出来るとはな…」
カイ「君なら出来ると信じていた、そして君も俺を信じてくれた、その結果だよ」
男友「へっお見通しってワケかい…」
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:11:39.91 ID:1304mPIL0
サン「っていうか!!!!あんたたち!下手したら!あたしたちまで巻き添え食らうじゃないのよ!」
女「サンがとっさに風の魔術で私たちを浮かせてくれたおかげで助かったが…」
後輩「あんな魔力の凝縮された魔術を食らったら一溜まりもないですね…」
カイ「すまん…」
男友「そうだ…!男は!」
女「先を急ごう!」
サン「行くよっ!」
男友「お、おう…!」
後輩「大丈夫ですか…?今治癒魔法を…」
男友「大丈夫だ…!それは男に使ってやってくれ」
後輩「え…」
男友「…嫌な予感がするんだ…親友が今大変なことになってるのが…………行くぞ!
タタタタタタタタタタ
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:16:27.20 ID:1304mPIL0
男「ぐっ…!」ドサッ
リク「ハハハハ、どうしたんだい?もう終わりなのかい?」
男「く…くそが…」ググッ…
リク「所詮、魔法学校のトップと言ってもただのガキ!」
リク「五行思想には勝てないんだよ!」
リク「ヒャーハッハッハッハッハ!!!!!!」
男「うるっせえ…!」
リク「ハッハッハ………ん?」
男「どうせ五行思想がなきゃなんにもできねえじゃねえか……」
リク「ふっ…何を言ってる?そんな君も電気を使わなければ何にもできないじゃないガッ!?」
バキィッ
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:21:08.83 ID:1304mPIL0
男「ごちゃごちゃうるせえよ……」
リク「馬鹿な…!この僕が奴の動きが捕らえられないはずがない…」
男「てめぇ…ぜってえ許さねえ……」
リク「なっ…」
男「世界を崩壊させるだの言いやがって……多くの人間を傷つけて…」
リク「傷つける!?ハッ1知ったことか!俺には関係ない!理想に近づくためには犠牲は仕方ないことだろう!」
男「仕方ねえだァ?てめえそれで何度罪もない人間を使ってきやがった…!?」
リク「知らないね!僕には関係なふべっ!!!!」
ガッ
男「ククッ…今まで、どうやら無傷で戦ってきた人間がたった二発のパンチでそこまでダメージを受けるかね?」
男「これだからもやしっ子は嫌だねえ…」
リク「きっ貴様…!」
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:26:00.88 ID:1304mPIL0
リク「許さん!絶対に許さん!貴様…最高の苦しみ与えて殺してやる…!」
男「やれるもんならやってみろ…!」
リク「フンッ!」パンッ!ギュオオォォゥ………
男「(魔力が凝縮されていく……)」
リク「ではこれからは僕の本気を見せてあげるよ!」
ブウウウウゥゥゥウゥン
リク「フフッ……」ゴクリ…
男「「!?(なっ…手に凝縮した魔力を食った…!?)」
リク「僕はこうして凝縮された魔力を"食べる"ことで肉体を飛躍的にパワーアップさせる…」
ヒュンッ
男「がっ…!!!!!!!」
リク「見えなかっただろう…?瞬発力…筋力はもちろん動体視力…反射神経…すべての感覚を研ぎ澄ませれる……」
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:29:39.14 ID:1304mPIL0
リク「アハハハハハハハハ!!!!!」
ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!
リク「この僕をもやしっこと言った罰だ!どうだそのもやしっ子にボコボコにされる気分は!」
男「ぐっ…うっ…ううっ……ぐはっ…」
リク「もういいよ…君の相手はもう飽きた……」
男「グッ…」フラフラ
リク「………」ニヤッ
グググググググ
ジュウウウウウウウウウウウ
リク「この五行思想の力の一つ…金の力で作ったこの剣…君をこれでこれから斬り刻んでいくことにするよ」
男「上等だ…!やれよ…!」
リク「言われなくても……やってやるよおぉ!!!!!!!!!!!!!」
シュバッ!
ザクッ
266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:33:01.38 ID:1304mPIL0
男「…………?」
男友「ぐっ……!」
男「男友!お前…!」
男友「間…一髪……」ガクッ
男「お…おい…!男友…!」
リク「なんだ……残念…コバエに邪魔されちゃったね……でも次は外さないよ………っ!」
ボーーーーン!!!!!
男「!」
後輩「男さんは私たちが守ります!」
女「………っ」コクッ
サン「リク…もうあたしはあんたのやり方にはついていけない!」
リク「サン…きさまぁっ!!!!」
カイ「俺も同じだ…リク……」
リク「カイ……キサマもか……フフッフフフハハハハハハハハハ」
全員「!?」
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:00:46.61 ID:1304mPIL0
リク「どうせ貴様らももう用無しだ!探す手間が省けた!全員ここで血祭りに上げてやる!!!!」
女「後輩!まずは男の手当を!」
後輩「はいっ!」ジュウウウウウウ
男「すまない後輩…」
後輩「いえ……(傷が深い…意識を失ってもおかしくないのに…)」
サン「今度は負けない……あたしには守るものが出来た…」
カイ「リク…俺達は……守らねばならないものがある……それを奪おうとするのなら……容赦はしない…」
リク「テメエらコバエがいきがってんじゃねエよ!!!!」
リク「俺に勝てると思ってんのかぁ!!!!!???」ジュウウウウウウ
リク「へへっ………」ゴクリ……
カイ「くるぞ…!」
サン「はいっ!」
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:04:36.04 ID:1304mPIL0
カイ「ふんっ」ジュウウウ
ザバァ!
リク「おっらぁ!」
カイ「ぐっ…」
サン「カイさん!……っ」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!
リク「芸がない奴らだ!」
ズバッ
サン「くぅっ…!」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:05:26.64 ID:1304mPIL0
男「サン!カイ!」ガバッ
後輩「先輩まだ傷の手当が!」
男「もういい!」
後輩「でも」
男「あいつは俺が倒す…!」
リク「ひゃはははははははははは」
リク「弱いねえ!俺を殺せるくらい強い奴はいねえのかよ!」
男「………もやし………俺が相手だ…」
リク「フフ…やっと君か…さあ殺させてくれ…?」
男「負けるわけには行かねえんだよ…!!!!」
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:08:22.78 ID:1304mPIL0
男「てめえは俺の大切人たちを傷つけた…」
リク「ひゃはっ!まさか大切なヤツらを思う力とか言うふざけたもんで俺に勝てると思ってんのか!」
リク「ククククク!!!本当に楽しませてくれるとともに……」
リク「イラつくやろうだぜ!!!!!!!!!!!!!!!
男「……くっ…(傷がやはり深いか…)」
リク「だあああああああああああああああああああ」
男「はああああああああ…!」バチバチバチバチバチバチ
ガッ
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:11:05.34 ID:1304mPIL0
………………
男「ぐっ……」ドサッ……
リク「クククククククククひゃーはっはっはっっは!!!!」
リク「弱い!弱いんだよ!五行思想の俺に勝てるわけがねえんだよ!」
女「くっ!」ボン!
リク「ああん…?」
女「もうやめろ……」
リク「うるせぇ…引っ込んでろ…」
ザクッ
女「あ……グッ……」ドサッ…
後輩「女さん!」
リク「ちびも残ってたか……お前も死ね」ビュン
後輩「……!」
カッ!!!!!!!!!!!!
リク「っ! な…なんだ!」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:14:19.60 ID:1304mPIL0
男「……!あ、あれは…!」
リク「マインドブレイカー…!?」
リク「いったいどうしたというんだ!」
幼馴染「もうやめて……」
リク「バカな!奴は昏睡状態に陥れたはず!目が覚めるなどありえない!!!」
男「幼馴染……」
スタスタ
幼馴染「男……」ギュッ
男「…幼馴染…お前は俺が絶対に守るから…!」
幼馴染「うん……わかった…信じる…」
パァァァァァァァァ!!!!!!!!
リク「な…何が起きたというのだ…!!!!」
277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:18:25.72 ID:1304mPIL0
男「……………」バチバチバチバチバチ
ジュウウウウウ
リク「バ……バカな…これほどの魔力を1人の人間が……」
男「幼馴染は俺が守る……」バチチチチチチチチチチチチ
リク「ふ…ふざけるな!!!!」
男「……………」
ガキィィィーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
バラバラバラバラ
リク「バカな…俺の凝縮した魔力で作った剣が…受け止めもせずに砕けただと…」
男「てめえは絶対に許さねえ…」
リク「ま…まさか…マインドブレイカーの魔力を……あ…あの魔力を…」ザッザッ…
男「…………」スタスタ
リク「こ…こいつが…取り込んだ…だと………!?」ザッザッ
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:23:56.60 ID:1304mPIL0
リク「く…来るな………」ザッザッ
男「お前は多くの人々を巻き込んだ…」ジュウウウウウウウウウ
リク「傷がみるみる…ふさがって…」
リク「貴様は一体……」ザッザッザッ
男「……俺か?俺は…」スタスタスタスタ
リク「く…くるんじゃない…(ま…魔力がさらに…!膨れ上がる…!)」
後輩「す…すごい……先輩の魔力と幼馴染さんの魔力がシンクロしている…!!!」
後輩「す…すごすぎる………先輩…私ですら今の男さんの魔力はあまりにも大きすぎて……恐怖が……」ガタガタガタ
男「俺は幼馴染の親友だ…」ドンッ!!!!!!!!!!
後輩「(ま…魔力がまだ大きくなるの……?)」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:28:43.69 ID:1304mPIL0
男「幼馴染は頼みもしないのに朝から豪勢な朝飯を作って」
男「毎朝、俺を起こし…」
男「船酔いしたら…面倒を見てくれる」
男「俺を信用してくれて………俺のことを支えてくれる」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ジュウウウウウウウウウウウウウ
ブウウウゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!!!!
男「たった一人の俺の幼なじみだ」
リク「す…凄まじすぎる……もはや勝てる相手じゃ……」ガタガタガタガタガタガタガタガタ
男「その幼馴染を不安にさせたり、悲しませたり傷つけたお前を俺は絶対に許さない」
ギュウウウウウウウウウウウウウン
男「死ねやあああああああああああ!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
ドカーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:35:22.66 ID:1304mPIL0
…………………………………
後輩「………!!!!!」
後輩「…う…嘘……………」
後輩が目を開けて見た先には リクがいた場所に
底の見えない大きすぎる穴がそこには空いていた
そしてその穴の上には、未だあふれる魔力をまとった男が浮いていた
後輩「…………す…すごい………あれだけの魔力を放ってまだあふれるほどの魔力を……」
男「…………」
ヒューーーー…スタ…バタッ……
後輩「男さん!」
男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
後輩「しっかりしてください!!!!男さん!!!!」
………………………。
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:00:08.03 ID:1304mPIL0
男「う…………」
後輩「あ、気が付きました!?」
男「ここは……」
後輩「病院です!」
男「俺は………」
後輩「リクとの戦いで意識を失っていたんです」
男「そうか……」
後輩「はい!男さんは幼馴染さんの能力でシンクロして…!」
男「幼馴染の能力?」
後輩「覚えてらっしゃらないんですか?」
男「………?」
後輩「あ、まあ……ゆっくりでいいですから………」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:04:41.93 ID:1304mPIL0
男「皆は?」
後輩「カイさんは軽傷で済んでます、サンさんと男友さんと女さんはリクの魔力で作られた件でつけられた傷がひどいですが命に別状はないそうです意識もあります」
男「幼馴染は?」
後輩「幼馴染さんなんですが……」
男「やばいのか…?」
後輩「生まれて今まで魔力を使ったことがないのと…マインドブレイクの魔力が強すぎてコントロールが出来ずその反動でまだ意識は戻っていません……」
男「………」
後輩「ですが…命には別状はないみたいです……
男「そうか……ありがとう…」
後輩「男さん…リクとの戦いから2週間も眠り続けていたんですよ…?」
男「2週間も…!?」
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:08:38.35 ID:1304mPIL0
後輩「はい…膨大な魔力を幼馴染さんから男さんの体に流れ続け…」
後輩「その魔力に耐えられなくなって貴方は倒れたんです」
男「よく覚えていないんだ…」
後輩「無理もないです…意識がなくなるほどの痛みがする傷を負っていても意識がはっきりしていたんですから…」
男「あの時は必死だったからな…」
後輩「もしかしたら死んじゃうところだったんですよ?」
男「でもまぁ今こうして生きているわけだしw」
後輩「そうですけど……」
男「結果論だよ結果論w」
後輩「もう………心配したんですから…」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:12:29.32 ID:1304mPIL0
男友「お…元気そうだな…親友!」
男「お前も元気そうじゃねえか…歩けるだなんてずるいぞ?親友?」
男友「ヘヘッまあなーあと少しでアウトだったらしいんだけどよ…」
男友「不思議なことに何かの魔力が働いていて応急処置みたいなのをしてくれたみたいなんだよ」
男友「多分幼馴染の魔力だと思うけどな」
後輩「どうやら幼馴染さんは確かにマインドブレイクの力を持っていましたが」
後輩「世界の終わりの本当の危機にしか発動しないらしいんです」
男「それじゃああの時の魔力は?」
男友「お前が幼馴染を守りたいっていう気持ちと同じのが幼馴染にも働いたんじゃねーの?」
後輩「私もそう思います♪」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:15:29.58 ID:1304mPIL0
女「やあ」
男「女!女も大丈夫か?」
女「一時はどうなるかと思ったが……今はこうして普通に歩けている」
女「君のおかげだ、男」
男「俺じゃないよ。幼馴染の魔力のおかげだ」
女「む、そうなのか」
後輩「幼馴染さんと男さんの魔力がシンクロしたんです 他人同士なのに…」
男友「体外で魔力を合体させる合体魔法とは違うからなーシンクロは」
男友「全然理由がわからねえよ」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:19:14.10 ID:1304mPIL0
カイ「失礼するよ」
サン「失礼します」
男「カイ!サン!」
カイ「お手柄だったな男くん」
サン「さすがだ、あのリクを…震え上がらせて倒したそうじゃないか」
男「幼馴染のおかげだ あいつが力を貸してくれたおかげで」
カイ「幼馴染くんのことだが…まだ意識は戻らないらしい…」
サン「話によると、魔力のことだし…一概にどうなるかはわからないんだって」
男「そうか……」
男友「まあとりあえず幼馴染以外の皆とは顔を合わせることが出来たし明日、幼馴染のところへいってみるか?」
男「そうだな…」
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:22:04.36 ID:1304mPIL0
翌日
色々思い出してきた
突然幼馴染が光って……俺を抱きしめた瞬間
あたたかいものに包まれる感覚がした
その時の俺はすっごい気分が良くて
でもリクを絶対に倒さなきゃならないていう気持ちもあって
まあとにかくすっごい魔力をまとっていたらしい
俺は全くそんな感じはなあったんだが…
とにかくこの件は一件落着と言いたいところだが
幼馴染がまだ目を覚ましていない……
死んではいないらしいが……
せっかくまもってやったのに膨大な魔力の反動で植物人間だなんて冗談じゃないぞ…
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:24:48.99 ID:1304mPIL0
男「幼馴染……」
幼馴染「…………」
ピッピッピッピッピッピ
男「早く目を覚ませよ…」
男「何のために守ってやったのかわかんねーじゃねえか…」
男「人を起こすのはお前の仕事だろう…?」
男「なんで俺が起こしてやんなきゃいけねーんだよ……」
男「早く家に帰ろうぜ…?」
男「お前の作った飯が食いたいよ……」
男「お前に…また起こされる生活に戻りたいよ……」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:29:10.44 ID:1304mPIL0
男「こんな不安な気持ちになりながら人を起こすのなんて初めてだ…!」
男「幼馴染……絶対目を覚ますよな…」ギュッ
男「いつか目を覚ましてくれるよな…!」
男「またいつものように俺を起こしてくれよ…!」
男「寝起きの悪い俺にいつも言ってくれるあのセリフで起こしてくれる生活に戻ろうぜ…?」
男「幼馴染………俺………お前がいないとダメダメなんだよ」
男「またあの言葉で起こしてくれよ……」
男「男ー…朝だよ…って…グスッ…起きないと…くっ…」
男「起きないと…キスするよーって……言ってくれよ…」
ピピッピッピ!
男「…………!」
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:32:09.99 ID:1304mPIL0
男「幼馴染…!」ギュッ
幼馴染「……………」
男「幼馴染!起きろ!朝だぞ!起きないとキスするぞ!グスッ…」
幼馴染「お……と……………こ……」
男「!」
男「幼馴染!」
幼馴染「その……セリ……フ…わたしの……なんだ…か…ら……」
男「幼馴染……!!」
幼馴染「おと…こ…?」
幼馴染「どうして…泣いてるの………?」
幼馴染「泣かないで…男…………」
301 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:01:03.37 ID:1304mPIL0
医師「信じられません……奇跡としか言いようがない…」
男「幼馴染は…?」
医師「今まで我々の言葉には何も反応をしなかったのですが……」
男「俺が声を掛けたから…………?」
医師「そうとしか考えられない………」
医師「君は一体…………」
男「へへっ!俺は…魔法学校の最強の能力者ですよ!」
医師「君には能力以外の特別な力があるようだね」
医師「それも幼馴染くんだけに有効な力が」ニコッ
男「当たり前です!」
男「俺は幼馴染を昔から守ってきましたから!」
男「これからも守っていくんです!」
男「どんな奴が相手でもね!」
303 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:02:37.12 ID:E/AxjaFt0 [1/4]
数週間後
男「んー……むにゃむにゃ」
幼馴染「ほらー早く起きてー」
男「あと5時間……」
幼馴染「なんか前に同じこと聞いたよ!?」
幼馴染「あ…でも男はちょっとアブノーマルなところがあるから……」
幼馴染「そこをわざと変な返答にすることで俺は普通じゃないんだぜって言う意思表示をして…
男「ZZZZZZZZZZZ…」
307 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:06:30.24 ID:E/AxjaFt0 [2/4]
幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスするよー」
男「できるもんならしてみろ……」
幼馴染「きゃっふううう!」ガバッ
男「んむうううううう!!!!!!!!」
ちゅううううううううううううう
幼馴染「ほら!朝ごはんもできてるし!今日も学校行くよ!」
男「……俺って…幸せものだな……」ボケー
幼馴染「わたしって幸せものだよね~♪」
~ 完 ~
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:08:11.64 ID:E/AxjaFt0 [3/4]
早く寝たいのにさるとかクソが死ね
前作と違ってただのバトルもんじゃねえか!
俺はラブコメが好きなんだよ!
確かにインデックスとかレールガンも好きだけど!
Toloveる見てえなのが一番好きなんだよ!
死ね俺!
タイトルに釣られた人ほんとごめんなさいね
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:10:18.36 ID:E/AxjaFt0 [4/4]
なんども言うが次回は必ずラブコメだぞ!
それも幼馴染モノ!
ひねりはないけど安心して見ていられる王道だ!
規制で2年書き込めなかったんだ
前作2008年のクリスマスイブだったなwwwwww
懐かしいw
女「私が相手だ」
サン「ほーう?まあいいやあの小娘よりもあんたの方が骨がありそうだ…ジュルリ…」ペロ
女「手加減はしない…」
サン「目付きが変わったね…あたしも本気で行こう…」スッ
女「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サン「くくっ…(なかなかの魔力だね…)」
女「ダークファイア!」ボボボボボ
サン「芸がないね!」シュルルルルルル
ボボボボボボボン
女「…!」タタッ
サン「みえてるよ!」
女「はぁっ!」ガンッ!!
ピキィィィン!!!!
サン「あんた良かったね…斬られるってそこまで痛みを感じないんだよ…?」
女「!?(受け止められてる!)」シュバッ
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:27:42.11 ID:1304mPIL0
サン「もう遅い」スッ
女「なっ…」
サン「フフッ」
シュルルルルルルル
女「風の刃が…!」
ズババババババババババ
女「くぅう!!!」
サン「フフフフ…どう?あたしの風、痛くないでしょう?」
サン「切られてることに気づかずに体力を奪われて、いつの間にか立てないほどのダメージを与え…」
サン「最後にイターい攻撃でトドメを刺すのがあたしのやり方」
女「くぅっ…」ポタッポタッ
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:31:53.01 ID:1304mPIL0
後輩「女さん!」
女「目の前の敵に集中しろ!」
後輩「…!はっはい!」ビクッ
後輩「私が女さんをサポートしなきゃ…実戦経験はないけど…あたしだって校長センセーに認められて…!」
後輩「幼馴染さんの護衛役になれたんだから!!!!!」
後輩「メガファイアー!!!!!」ジュウウウウウウウウ
後輩「でやあ!」ゴウウゥゥゥゥゥゥ
ストームドラゴン「ギャオオオオオゥゥゥ!!!!」
ボーーーーーーーーン
後輩「やった!!!!!」
モクモクモクモク
ストームドラゴン「ギャオオオオオオオゥゥゥゥゥ!!!!」ヒュヒュヒュヒュン!!!!
後輩「きゃあああああああ!!!!!」ズガガガガガガガガガ
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:36:06.27 ID:1304mPIL0
女「後輩……!」
サン「いいの?人の心配してて…?」
女「……っ!」スッ
サン「今度はこっちから行くよ!」
シュルルルルルルルル
サン「この数の刃を全部避けきれるかな?」
女「クッなんて数だ…!」
サン「風の刃よ!あたしに楯突いたあのバカ女を切り刻んでやんな!」
サン「テラストーム!!!!」
女「避けきれない!!!(かと言ってガードは…!)」
女「くっ…]ゴゴゴゴゴゴゴ
女「ダークバリア!」ブウウゥゥゥゥン
サン「あははははははははは!防御してるだけじゃあたしには勝てないよ!」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:05:52.90 ID:1304mPIL0
女「くっこのままでは………」
サン「アハハハハハハハハハハ!!!!!!」
女「っ!この刃……!そうか!」
サン「ほらほら~早く反撃してくんないとーバリア解けちゃうよぉ~?」
女「はぁっ!」バリーン!
サン「自分からバリアを解いた!?」
女「はああああああああぁぁぁ……………」
スパパパパパパパ
サン「バカかあいつ!刃を喰らいながら詠唱してやがる!」
女「ダークホール!!!!」
ズズズズズズズズ
サン「!?…闇の穴に自分を引きずり込んでいる…!」
サン「ワープか!追いかけろ!!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!!!
161 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:10:31.44 ID:1304mPIL0
女「(やはりそうか…!)」
女「(ヤツの刃は自分の意志で動かしているのではない!)」
女「(まるで子分のように命令しなければいけないのか)」
女「(口頭では命令の限界がある、そこを突いて…!)」
サン「くそ!どこだあのアマ!」
女「ここだ!」
サン「なっ…いつの間に後ろに!」
女「闇の魔術は相手の意表を突くのが基本でな」
ヒュヒュン
サン「くっそ!」
ヒュヒュヒュヒュヒュン
女「それよりも…お前の放った刃がこちらに向かっているが大丈夫か…?フフッ…」」
サン「くっ……このままでは…!消えろ…!」
スゥッ…スッ……スッ…
162 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:15:13.74 ID:1304mPIL0
女「(かかった!)」
女「私がさっき詠唱したのはダークホールの呪文だけじゃないんだよ!」
サン「くぅっ…!」
女「ダークメガフレア…!」
カッ!!!!!!
ズッズゥーーーン!!!
サン「(ばっ馬鹿な……この魔法は…!)」
女「莫大な威力だが、詠唱に時間がかかるところが弱点だった…それが強みになるとはな」
サン「ふざけやがっ……貴様も巻き添えに…!」
女「…私の任務は命をかけて全力で幼馴染を守ることだ…」
サン「くそがぁっ……」
女「(男…後輩…男友…幼馴染の事頼んだぞ………)」
後輩「女さああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!いやああああああああああああ!!!!!!!!!!」
163 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:19:37.19 ID:1304mPIL0
後輩「女さん!!!!!!」
モクモクモクモクモクモクモクモク…………
後輩「女さん!!!!??」
シュウウウウウウウウウウウ
サン「………………………………」
幼馴染「女…さん…?」
幼馴染「嘘…でしょう…?」
後輩「女…さん…」
幼馴染「………い……いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
後輩「……女…さん…嘘でしょう…?」ガクッ
幼馴染「いや…いやあっ…いやぁっ…!」
………………………………
???「諦めるのは…まだ…はやい……」
165 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:24:43.16 ID:1304mPIL0
後輩「え…………」
幼馴染「この声は………」
シュウウウウウウウウウウウウウ
モクモクモクモクモクモクモクモクモク…………………
幼馴染「だ…誰…?」
男「ハハッ…間に合った……よな………?」ブウウゥゥゥゥゥゥゥン
後輩「先輩!!!!!!」
幼馴染「男ぉ!!!!」
男「はぁっ………」スゥッ……
女「男…君は………」
男「勝手に何死のうとしてやがる……お前の仕事はまだ始まったばかりだろうが!」
女「ふっ…そうだったな…」
168 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:28:46.06 ID:1304mPIL0
幼馴染「女さん!」ズザザザザ
後輩「女さん!」スタッ
男「とっさに飛び込んで障壁を張ったけど…後輩みたいにあんなに早く詠唱は無理だったな…すまん少しダメージが残っちまった…」
女「ふっ………助けられたな…男…」
幼馴染「すごいっ!すごいよ男ぉ!」
後輩「あの規模の爆発を守れるだけのレベルの障壁をとっさに作れただけ凄いです……」ポッ
男「合格かな?ハハッ」
女「ふっ………十分合格点だ…」
男「そりゃあどうも」ニコッ
後輩「どうしてここが!?」
男「強い魔力がぶつかり合っているのを感じ取ったんだ」
男「校長と一緒にきている最中に男友が誰かと戦闘をしていて校長はこっちはいいから女たちをって言うから…」
後輩「間一髪でしたね……」
幼馴染「危なかった…」
169 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:32:55.67 ID:1304mPIL0
男「あいつは?」
女「やつは…」
男「お前はいいから…しゃべんな…」
女「むぅ…」
男「幼馴染、女を頼む」
幼馴染「う、うん……」
男「…………」スタスタスタ……
171 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:35:37.77 ID:1304mPIL0
サン「く…くそ……」
男「残念だったな…?」
サン「貴様は……ふっ……どちらにしろ……私に……勝機は……なかったのだな………」
男「それにしても、もったいないなぁ~強いのにさ……」
サン「フンッ…早く…………っぐ……殺したら…どうだ…?」
男「殺さない」
サン「なっ…」
男「俺の親友もそうしたみたいだしな」
サン「どういうことだ…私は闘いに負けた…!我らが負けたということは……!」
男「それはお前らの常識だろう?」
サン「…!」
男「俺達の戦いだ、俺達の好きにさせろよ、な?」
サン「い………意味のわからん連中だ……」
172 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:39:40.11 ID:1304mPIL0
男「な?それでいいだろう?」
女「私もこうして生きている、それに君の言うことにはどちらにしろ私は逆らえん」
後輩「私も…先輩がいいのなら…」
幼馴染「私も……みんなが言うなら」
男「ほら、決まっちゃった」
サン「くっ…………私を愚弄する気か…」
男「ん?あんた綺麗な顔立ちしてるな」
サン「なっ!!!」
男「もったいないなぁ~強いし綺麗だし……もったいない…」
サン「なななななな何を言って……」カァッ
男「まあいいや…とりあえず運ぶぞー…」
サン「おっおい!私に気安く触るな!」ジタバタ
男「はいはい暴れない……」ギュッ
サン「………うっ…」
174 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 15:44:07.03 ID:1304mPIL0
別荘
男友「う………」
男「気がついたか………」
カイ「少年、大丈夫か?」
男友「てってめえ!っく!」ズキッ
男「大丈夫だ、戦ったお前が一番分かってるだろ?」
カイ「少年、君は強い しかもさらに強くなる いずれ私など赤子の手をひねるようなくらいにな
男友「それまでに殺そうって魂胆か!このやろ!…いてて…」
カイ「そんなことはない、俺は今一度考えたのだ。本当にこれでいいのかと」
男「ってなわけでだな……」
カイ「少年…俺は君に二度も救われたのだ…」
男友「む~……」
176 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:00:08.79 ID:1304mPIL0
男「この人達はある組織の幹部だそうだ…」
男友「組織…?」
男「そう…幼馴染の魔力で世界を終わりにしようとしている危ない組織のな…」
カイ「うむ……そろそろサンも目覚める頃だ…皆がそろったら全てをお話しよう」
男友「あ…ああ…(絶対こいつら俺たちを騙そうとしてるぜ…)」
男「俺もまだ詳しくは聞いていないんだ とにかくは動けるようになるまで安静にしてろ いいな?」
男友「わ…わかったよ…」
???「おっおい!!!!お…男とやらはいるか!」
男「はぁい~?」
177 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:03:43.47 ID:1304mPIL0
サン「あ………」
カイ「おお、サンかどうした?」
男友「ん?誰だ?」
カイ「私の相棒だ、同じ組織に属している」
男友「んじゃあマズイじゃねえか!!なんでこんなとこにいるんだよ!」
男「まあまあいいじゃない カイさんが生きててサンだけが死ぬっておかしいだろう?」
サン「す、すまなかった…」
男友「え……(逆に素直に謝られると困るな…)」
男「それで?どうかした?サン 俺に用があるみたいだけど…何かあった?」
サン「ちょ…ちょっと来てくれ…」
男「?」
179 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:08:32.29 ID:1304mPIL0
サン「さっきはすまなかった…」
男「え?」
サン「いや!あれだ…その…私をだきかかえようとしたときに…」
男「ああ、大丈夫だよ 暴れるって言う力でもなかったし 気にしてないから サンの体調は?」
サン「りょ…良好だ……」
男「そうか、それならよかった サンは女の子だし基本的に幼馴染達と一緒だけど…」
サン「え………」
男「どうした?なんかマズイことでもあるのか?」
サン「男と一緒にいるのはだめなのか!?」
男「ダメってことはないけど…まあ寝る部屋とか……当然のごとくお風呂は…」
サン「一緒ではだめなのか!?」
男「ええ!?」
180 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:11:09.02 ID:1304mPIL0
男「ど、どうしたんだサン」
サン「私の質問に答えろ!」
男「え、いや一緒って別に俺はだめじゃないけど…他のみんながなんていうか…」
サン「では他の奴らがいいと言えばいいのだな!?」
男「え…いやそういうわけでは……」
男「(どうしたんだこいつ…)」
サン「では私は他のものに聞いてくる」
スタスタスタスタ
男「え…お、おい……サン…」
男「え?なにこれ……」
181 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:16:40.39 ID:1304mPIL0
男「ん~?どうしたんだサンのヤツ…」
男「いきなり一緒にいようだなんて…」
男「そんなに抱き抱えられたのが嫌だったのかな…」
男「あとで謝っておくか…」
女「おや?男じゃないか」
男「ああ女か…体調はどうだ?」
女「大丈夫だ、猛攻して普通に歩けているし魔力も大体は戻った」
女「あとは一晩寝ればいつもどおりだ
男「そうかそれならよかった」
182 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:19:41.68 ID:1304mPIL0
女「そ、それでだな男…」
男「ん?」
女「先程は本当に助かった…」
男「あ、ああ…全くダメージを受けないっていうのが良かったんだが…俺の力不足で…」
女「い、いや助けてもらっただけで十分だ…そ、それでな……さっきあの私を守るときにだな…抱き寄せ……」
男「ん?」
女「な、なんでもない!忘れてくれ…!」あたふた…
男「なんだよ 気になるだろ?」
女「そ、その…障壁を張るときに私に抱きついただろう…?」
男「あ……で、でもあれはだって仕方がなく!」
女「そ、そうではない……男性に抱き寄せられるというのは恥ずかしながら初めてだったもので…」
男「あ、ああ……ごめん…なんか」
女「お、怒ってはいないのだ!……ただ……なかなかいいものだな…と冷静に考えたら…」ボソボソ
男「??? なんだって?」
女「なんでもない!忘れてくれ!」スタスタスタ…
183 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:25:16.14 ID:1304mPIL0
男「なんだ?どうしたんだ?女まで…」
後輩「先輩?」
男「うわあ!」
後輩「きゃあ!」
男「す…すまん」
後輩「すみません…いきなり話しかけて…どうかしたんですか?」
男「いや、なんか女とサンのヤツがおかしいんだが…」
後輩「おかしい?」
185 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:26:52.02 ID:1304mPIL0
男「うん…なんかボソボソと話す感じでよくわからないんだけど…」
後輩「そういえばふたりとも気がついてから男先輩の話ばっかりしてますね~…」
男「そうなのか?」
後輩「私もよくわからないんですけど…なんか独り言を発していて突然ニヤニヤしだして自分を自分で抱きしめるっていう仕草を…」
後輩「女さんだったらまだいいんですけど…サンさんだと…一応敵だったわけですから…」
男「ああ……そうか……う~ん…でもカイさんは普通だからそんなことはないと思うんだけどな…」
後輩「ん~そうですね…万が一なんかあれば男さんがいますし!」
男「いや二人共強いからな……油断したらあっという間にやられちゃいそうだ…」
後輩「大丈夫ですよ♪あ、もうちょっとでご飯なのでカイさんや男友さんに知らせてあげてくださいね」
男「ああ、わかった」
後輩「それじゃあ」スタスタスタスタスタ
186 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:31:29.31 ID:1304mPIL0
男「二人共頭でも打ったのかな…」
幼馴染「男~」
男「お、幼馴染か 闘いで巻き添え食らってないか?」
幼馴染「大丈夫だよ~このとおりピンピンしてるよ!」
男「それなら良かったんだけど」
幼馴染「あ、そうそう」
男「ん?」
幼馴染「さっきサンちゃんに会ってね、突然男と一緒でもいいかって聞かれたんだけど…どういうことなのかな?」
男「え?いやさっきなんか俺もサンに突然一緒にいたいんだって言われて俺もワケがわからん」
幼馴染「ふ~ん……なんかお風呂とか寝るところが一緒がいいって言ってたんだけど~」ジト~
男「俺も訳がわからないんだって!突然変なことを言うヤツだなぁって思ってて!」
幼馴染「ふぅ~~ん………」ジトー
男「そのジト目やめてもらってもいいですか…」
188 名前:たまに書き込みが途切れるのはさるさん食らってる[] 投稿日:2010/10/10(日) 16:36:08.37 ID:1304mPIL0
男「まあとにかく適当に返事をしといてくれよ……」
幼馴染「まあ私はいいんじゃない?って返事しちゃったんだけどねー…」
幼馴染「なんか男が言い出したのかと思って尋問しようとしたんだけど…」
幼馴染「その様子じゃサンちゃんが突然言い出したみたいね」
男「下心なんてあるかぁ!」
幼馴染「あ、そうそうリビングに集合だってよー」
男「わかった、男友たち呼んですぐ行く」
幼馴染「そんじゃねー」
男「ああ」
スタスタスタスタスタスタ
191 名前:俺早朝から書きまくってるな アホみたいに[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:01:04.15 ID:1304mPIL0
男友部屋
男「おーい」
男友「んあ?」
カイ「おおどうした、男くん」
男「リビング集合~」
カイ「あいわかった」
男友「んじゃ行くかぁ~」
スタスタスタ
192 名前:前作みたいなラブコメが書きたかったのに[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:05:39.14 ID:1304mPIL0
リビング
男「すまんお待たせ」
幼馴染「あ、きたきた」
後輩「すきなところに座ってください!」
サン「男!私の隣に座るといい!」
女「何を言っている、私の隣りに座るのが一番いい」
男友「モテモテだな男」
男「もっかい眠るか?」
男友「すいません」
カイ「では俺は適当に座るとしよう
男友「俺もどこでもいいや」
男「俺は……」
女&サン「…………」ジトー
男「……幼馴染の隣でいいやハハッ…」
女&サン「チッ…………」
193 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:09:57.74 ID:1304mPIL0
カイ「それでだな…俺達の組織の話だが…」
サン「そう、あたしたちの組織の話」
男「組織ってのは何者なんだ?」
サン「この国の人間なら誰も知っているところよ」
カイ「俺達の組織を動かすのは…」
カイ「政府だ」
194 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:18:07.59 ID:1304mPIL0
男「なっ!」
男友「政府だと?」
幼馴染「どうして…?」
女「魔導をさらに昇華させる…」
後輩「でも魔導はこの世から無くなるんじゃ…」
女「なんとなくだがわかっていた…」
女「魔力が魔力に吸収されてしまうだけで、魔導自体がなくなるわけではない」
女「ようするに魔導を人間から奪うことでその膨大な魔力を独占し その魔力を使い世界を征服する……」
幼馴染「でも魔力が暴走して…!」
女「恐らく魔力の暴走も想定の範囲内…」
男「どういうことだ?」
196 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:21:09.57 ID:1304mPIL0
女「膨大な魔力を止めるにはさらに膨大な魔力でしか止められない 強い魔力を使うには相応に体力も必要だ…使っただけで死んでしまうような魔法も世の中にはある…」
女「マインドブレイクの力に抵抗して魔力が暴走した場合、多数の強力な能力者が力を合わせマインドブレイクの暴走を止めるだろう」
男「よーするに…その使えば死んでしまうような魔法を使わせて死なせることで……」
女「それだけでも強力な能力者はいなくなる…」
男友「つまりはただの能力者狩りじゃねえか!」
後輩「どうして政府はそんなことを?」
カイ「手に負えなくなっているのだ…」
男「魔法に…?」
サン「そうだ…カイから聞いただろう?魔導が見つかってから数百年の話を」
カイ「軍事力の莫大な増幅…犯罪者の増加……世界は何もしなくても破滅へと向かっている」
男「政府の打開策がそれって…」
幼馴染「ひどすぎる……」
197 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:26:20.43 ID:1304mPIL0
男「そんな漫画に書いたようなふざけた政府が…」
カイ「実際に俺たちに命令を下したのだ」
サン「魔導を止めろ…人間には扱うには荷が重すぎる力だ、とな」
男「お前達がそれを知っていたってことはわかってて…」
カイ「私は大切なモノを魔導に奪われた 手を掛けたのは軍事国家の奴らであったがそもそもは魔導の力が引き起こした問題であるゆえに…」
サン「私たちはもう守るものはないのだ……自分の身すらも守る必要もない……」
カイ「この世界で生きるには」
サン「色々なものを失いすぎたのだ」
男「カイ……サン……」
カイ「だから私たちはマインドブレイカー…幼馴染…君を狙ってやってきたのだ」
幼馴染「カイさん……」
198 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:30:08.95 ID:1304mPIL0
サン「だがお前達と戦ってわかった」
カイ「この世界は、まだ救う余地があると…」
カイ「まだ破滅に向かうには早過ぎると」
カイ「君たち少年少女を見て思ったのだ……」
サン「この世界には…まだ希望が残されていると」
サン「お前達が…希望の光なんだ…!」
後輩「私たちが………」
女「希望の光……」
男「でも待て……政府を相手にするにはいささか戦力が…!」
男友「いくら希望の光って言ったってほんとに小さな光だぜ!」
199 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:33:36.36 ID:1304mPIL0
カイ「俺達は、君たちに微力ながら力を貸そう」
サン「もう出来ることなどないと思っていたものが出来たのだ」
カイ「君たちと」
サン「まだ破滅に向かうには早過ぎる世界だ」
男「カイ…………サン……」
男友「でも相手は政府だぞ!?」
女「簡単に倒せる相手じゃない」
幼馴染「そうだよ!そんな危険な目に合わせるわけには!」
後輩「でも…私たちじゃないと…」
校長「あたしは大丈夫だと思うよ」
!?
200 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:36:57.29 ID:1304mPIL0
男「校長……今までどこへ」
校長「ごめんね、ちょっとね」
校長「あたしにはできると思う。この世界を救うこと」
男「しかしこの人数じゃ!」
校長「あたしが認めた能力者だよ?」
男「っ!?」
校長「あたしが認めた能力者なの、だからできるの」
後輩「センセー…」
女「……私は…やるぞ…」
男「女!?」
201 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:43:04.19 ID:1304mPIL0
女「私は誓ったのだ、命をかけて全力で幼馴染を守る」
女「今でもその思いは変わっていない」
後輩「私もです……」
男「お前まで…」
後輩「私も今日誓ったんです…校長センセーに認められて皆さんと出会って…」
後輩「カイさんやサンさんみたいに大切なモノを失いたくない…」
幼馴染「私は…戦うことができない……みんながこうして私のために戦ってくれているのに…私はただみんなが無事でいることを祈ることしか…私…賛成できないよ…」
男友「確かにそうだけどさ…でもさ大切なモノには変わりないだろ?」
幼馴染「男友くん…」
男友「そもそも友達を守るってあたりまえだろ?」
204 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:01:49.21 ID:1304mPIL0
男友「わかった…俺も戦うぜ」
男友「どっちみち根元からブッツリへし折ってやらなきゃこの事態は変わらない」
男友「いずれ敵の正体がわかったら潰しに行かなきゃならなかったんだ」
男「お前……」
校長「どうだい?男くん?」
男「………………」
幼馴染「危ないことはやめて……男…」
男「ごめん幼馴染…」
幼馴染「男…!」
206 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:06:23.73 ID:1304mPIL0
男「ごめんな、幼馴染これだけは譲れない」
男「お前を泣かす奴らや悲しませる奴らは俺が許さない
幼馴染「でも死んじゃうかもしれないんだよ!?!?」
男「それでもだ」
校長「この子はあたしが護衛をお願いする前から幼馴染ちゃんのためなら何でもするって子だったからねぇ」
幼馴染「……それじゃあ…せめて私を連れてって…」
男「アホか?敵陣に一番つれてっちゃいけないヤツ連れてってどうする?」
幼馴染「いや」
男友「どの道俺らが敵陣に踏み込んで全滅すりゃあ終わりだ」
女「私もそう思う」
後輩「はい…私もそう思います」
男「わかったよ…」
???「アハハーなんかおはなししてるところごめんねー」
全員「!!?」
207 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:10:28.07 ID:1304mPIL0
???「おやおや…裏切り者も一緒か…」
男「だれだ!!!」
???「そう目くじらを立てないでおくれよ男くん」
カイ「この声は………リク……」
女「姿を見せろ!」
???「残念だけどこれは僕の魔法で君たちに話しかけさせてもらっているんだ」
男友「ってことは今までの会話も筒抜けか…」
???「まあそういうことになるね~」
???「話は聞かせてもらったよ、どうやらマインドブレイカーを連れてきてくれるようだね」
男「ふざけんな!」
男友「てめえらぶっ潰しにいくんだよ!!!」
???「まあ口ではなんとでも言えるからねぇ~」
208 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:14:37.47 ID:1304mPIL0
リク「君たちの歓迎パーティーだけど…僕も用意させてもらうよ」
リク「1週間後、君たちを待ってる」
リク「当然みんなで来るんだよね?」
リク「しっかり歓迎させてもらうよ」
サン「…………」ガタガタガタガタガタ
男「サン…!どうした…!?」
サン「ヤツには手を出しちゃいけない……」
男「サンに何をした!」
リク「僕は何もしていないよ?ただ彼女にはわかるんだろうね」
リク「僕を相手にしてはいけないってことだよ」
リク「とにかく、1週間後君たちを待っている」
リク「それじゃあね!」
210 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:19:47.01 ID:1304mPIL0
男「ヤツは一体…」
カイ「名前はリク………世界崩壊のマインドブレイカーを連れて来いと命令した張本人だ」
サン「ヤツだけは…手を出してはいけない…」
男友「怯え方が異常だが……」
カイ「昔、サンはリクに刃向かって半殺しにされたことがある…」
女「!?」
カイ「その時のヤツの戦いは残虐的、かつ非人道的であり…さらに」
後輩「……さらに…?」
カイ「苦しみを与えるものだったらしい」
男「肉体的なものと精神的なダメージを植えつけるものだったようだな…」
サン「ヤツだけは…ダメだ…今度は本当に殺される…!!!」
幼馴染「サンちゃん落ち着いて…」ギュッ
サン「………はぁ…はぁ…」ガタガタ…
212 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:23:12.49 ID:1304mPIL0
男の部屋
男「サンがあそこまで怯える……リク…」
男「どんなヤツなんだ……」
コンコン
男「はい?」
サン「私だ」
男「?」ガチャッ
サン「約束通り来たぞ」
男「おまさっき…大丈夫なのか?」
サン「大丈夫じゃないからこそ頼む………」
男「え"…………」
213 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:24:59.26 ID:1304mPIL0
疲れた
朝からノンストップきつい
217 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:51:18.01 ID:1304mPIL0
風呂入ってくる
219 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:04:40.29 ID:1304mPIL0
滑るほど風呂は広くないぜ!
滑ってるのはなによりこのSSだぜ!!!(泣)
221 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:12:03.02 ID:1304mPIL0
正直、俺はこのSS書くのが面倒(特に戦闘)
だがやめない
立て逃げする1や他人にまkせるようなヤツとは違うのだよ!
次回はきっとラブコメにするよ(´・ω・`)
222 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:15:18.39 ID:1304mPIL0
もうちょい待っててね
もう少しで再開するよ
ラブコメ期待してた人本当にごめんよ
次回はラブコメにするから許しておくれ
224 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:24:09.86 ID:1304mPIL0
サン「私と一緒は嫌か…?」
男「いやいやそういうわけじゃなくだな?」
男「若い男女が同じ部屋で何やってんだって話になるだろうし
サン「私は男とならそういうことしてもいいがするか?」スルッ
男「脱がんでいい!!!」バッ
サン「そうか……」
男「どうしたんだよ、突然…」
サン「実はな………さっきお前に抱き寄せられたときにだな…」
男「…え」
サン「ど、どうやらお前に…心を奪われてしまったようだ……」
男「ええええええええ!?」
サン「わ…私は今まで戦いのみで生きてきた!なのにお前のように敗者に情けをかけるような奴は初めてで…」
男「で、でも……」
サン「お前は優しい男だし…女や幼馴染や後輩もお前のことを慕っている…」
サン「つまりは信頼のおけるような器なのだろう」
225 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:32:13.04 ID:1304mPIL0
サン「つまりはだな……私はお前が好きなのだ……」
サン「不器用な私はこんな事しかできん…」
男「いや…あのな…サン……突然こんなことしないでいいんだぞ?」
サン「え?」
男「なんかお前は勘違いしているぞ?」
サン「心を許したものには体を捧げるのが普通と…」
男「違うってwそんなことしなくていいんだよw」
サン「じゃあ私はどうすれば…」
男「う~ん…普通に部屋に帰ればいいんじゃないかな?」
サン「そ、それはいやだ1ほら!こうして枕まで持ってきているのだぞ!」ズイッ
男「いや…そんな枕突きつけられても……わかったから……」
サン「とにかく!私は部屋には帰らん!」
226 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:36:04.82 ID:1304mPIL0
男「一緒にいればいいんだよな?」
サン「そう言って貴様はそこのソファーで寝るつもりだな?」
男「あたりまえだろう?」
サン「許さん」ヒュヒュン
スパパパパ
男「ああ!なんてことを!後輩の家のものなのに!」
サン「そこのベッドで私と一緒に眠るのだ」
男「顔赤いぞ」
サン「くぅぅ!うるさいぞ!!!」
228 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:44:30.07 ID:1304mPIL0
深夜
男「どうしてもこうなってしまった……」
サン「男よ、なぜこちらを向いてくれないのだ」
男「向こうを向いたら色々とアレだからだ」
サン「そうか」モゾモゾ
サン「んじゃあこちらから行くまでだ」モゾモゾ
男「んなああああああああああああああああああ」
サン「そんなにいやか…」しょぼん
男「嫌じゃないけど!倫理的にどうかとさっきから俺は自問自答しているわけで!」
サン「お互いに了承したのだからいいのではないか?」
男「…ぐ…了承させられたの間違いじゃ…」
サン「結局は自分が悪いではないか」
サン「顔赤いぞ」
男「うるせえええええええええええええええええ………」
ーーーーーーーーーーーーーーー……………。
229 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:47:38.91 ID:1304mPIL0
翌朝
後輩「大丈夫ですか?凄いくまですが…」
男「聞くな」
男友「ハハハ!サンが夜這い仕掛けたんだって!」
女「!!!!!!!!!!!!」
幼馴染「!!!!!!!!!」
男「だから誤解を招くことを言うな…」
女「じゃあ本当かどうか今日は私とだな」
幼馴染「じゃあ明日は私ね」
後輩「その次私行きますねー」
男「くんじゃねえ!」
……………………。
231 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:55:02.49 ID:1304mPIL0
一週間後
校長「この時が来たね」
男「来てしまいましたね」
男友「最後の戦いか…早かったな…」
女「これですべてが終わる…」
後輩「これで…私の世界がどうなるかが決まるんですね……」
カイ「君たちとは短い付き合いだが……君たちとならなんだか奴にも勝てるようなそんな気がするよ」
サン「同感…」
幼馴染「うん……私もがんばらなきゃ…!」
男「みんなで帰るんだ………!!いいな!」
男友「もちろんだぜ!
女「ここで死んじゃいけない」
後輩「未来の為に!」
男「行くぞっ!」
リク「…くく…きたね…君たちは…本当に馬鹿だ……」
232 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:57:32.96 ID:1304mPIL0
ガタッ……ゴゴゴゴゴゴ………
男「…ここが…奴のいる……魔法殿……」
女「この最上階に奴はいる…!」
後輩「がんばりますっ…!」
カイ「っ!早速来たぞ…」
サン「面倒だな…」
男友「全員掛かってきやがれ!!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
234 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:02:28.06 ID:1304mPIL0
幼馴染「みんな…必ず無事でいて…!」
リク「見つけた……」ドスッ
幼馴染「…っ!」ガクッ
男「…!幼馴染!」
リク「安心しろ…気を失っているだけだ 死んでしまっては元も子もないからな」
リク「最上階で待っているぞ!」
リク「フハハハハハハハハ!!!!!!」
カイ「男!君は先に行くんだ!全員でここにいても仕方ない!」ガガガ
男「しかし!!!!」
サン「カイの言うとおりだ!奴は私達が一緒に行っても勝てる相手ではない!」ズバッ!!!
男友「悔しいけどよ~!一番つええのはお前だからなぁ!」ゴゴーン!!!!!!
後輩「幼馴染さんのことお願いします!」ボーーン!!!
男「…わかった!絶対あとから来いよ!」
女「(男…やはり君は幼馴染のことを…)」ブゥゥーン ズゴッ!!!!
237 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:07:42.99 ID:1304mPIL0
魔法殿
男「………静かだな…」カツカツカツカツ
男「下では男友たちが頑張ってくれてる…!」
男「俺ができることをやらなきゃ…」
男「幼馴染……絶対…お前を助けてやるからな…!」ゴゴゴ……
リク「美しい…君のような年端もいかない少女が……世界を崩壊させるマインドブレイカーとは思えないね……」
リク「君には…世界のために犠牲になってもらうよ…」
リク「フフフフフフ………」
239 名前:これ書いてるせいでDB見れなかった[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:19:37.13 ID:1304mPIL0
校長「あの子達大丈夫かな~…」
モブ教師「校長は行かなくてよろしいのですか?」
校長「え?ボク?行かないよーだって見せ場ないもん」
モブ教師「ですがやはり彼らには荷が重すぎたのでは…」
校長「大丈夫だよ、なんてったって僕のお気に入りの生徒たちだしね!」
モブ教師「はぁ・・・・・・」
241 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:22:15.88 ID:1304mPIL0
男「なっげえな…こんなバカでかくなくてもいいじゃんよ…」
男「って言ってる間に…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
男「最上階への扉か…」
男「この向こうに……」
男「幼馴染と…俺の敵がいる…!!!!」
ギギギギギギギギギギ………
243 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:25:33.15 ID:1304mPIL0
男友「くっそが!キリがねえ!」
カイ「少年!」
男友「なんだよ!って言うかそろそろ名前覚えろよな!」
カイ「フッそんなツッコミをかましている余裕があるのならまだイケそうだな…?」
男友「んで!なんだよ!呼んだだけとか気持ちわりいこと言ったら敵と一緒になぎ払うぞ!」
カイ「このままでは俺達がよくても彼女たちの体力が…」
女「はぁっ!」ボボボボン
後輩「くぅっ!ハァハァ…」ボーーン
サン「はああああ!!!」ズババババババ
男友「どうしろってんだ!」
カイ「君とならできる…」
男友「何がだよ!」
カイ「複合魔術だ!!!!!」
男友「複合魔術…!?」
244 名前:校長は表側ではボク 男たちだと私 という設定です ミスじゃないよ♪[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:30:27.22 ID:1304mPIL0
男友「あれは双子とか!魔力の極近い人間同士じゃできないはずだろ!?」ドゴン!
カイ「まれにだが……優れたコンビネーション能力を持つ能力者同士が共鳴しあうと放つことができると聞いたことがある…」ズバッ
男友「詠唱時間もねえぞ!」
カイ「その間は彼女たちに時間稼ぎをしてもらうんだ!このままじゃあそのチャンスはなくなるぞ!」
女「くぅっ…!」ズバッ
ドサッ
男友「女ァ!!!!」
245 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:32:20.64 ID:1304mPIL0
女「大丈夫だ…!グッ…!」
後輩「女さん!」スタッ
女「すまない…」
サン「アンタ達…やっぱまだまだね!」
女「うるさい…!まだ叩ける!!!!」
後輩「カイさん達の合体魔術にはすこし時間がかかります!」
女「それまでだな…」
サン「あたしは余裕だよ!!!」
女「私だって行ける!」
男友「練習なんて1つもしてないんだぞ!」
カイ「大丈夫だ、少年!いや男友くん!君となら絶対にできる!絶対だ…!」
男友「くそが…!上等じゃねえか!やってやるぜ!」
246 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:45:25.86 ID:1304mPIL0
カイ「位置につけ!」
男友「はいよっ!」
カイ「手を私に!」
男友「ほらよっ」スッ
カイ「悲しみに揺れる母なる水よ…!リヴァイアサン!」
男友「怒りに震える父なる大地よ…!アースゴーレム!」
カイ&男友「相乗しその力を…今ここに解き放て!」
キュイイィィィィン!!!!!!!!!!
カイ&男友「合体魔術!」
ザザザザザァァァァァーゴゴゴゴゴゴゴゴ………!
247 名前:○魔力の極近い人間同士じゃないと[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:48:45.00 ID:1304mPIL0
男「…………」
リク「おや?一人かい?」
男「幼馴染はどこだ」
リク「僕の質問に答えず質問とは……」
男「幼な馴染みはどこだと聞いている」
リク「彼女ならそこさ」
男「!」
男「そいつに何をしている!」
リク「なぁに、より深い眠りに入ってもらっているだけさ」
リク「これから始まる戦いに支障が出ないようにね…フフフ」
男「ふっざけんな!!!」バチチチチチチ
リク「おっと……」ガシッ
男「(なっ素手で…!)」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:51:56.08 ID:1304mPIL0
リク「やはり、魔法学校の最強の能力者だ……」
男「………くっ…8これが上には上って奴か…!)」
リク「おかげで手がしびれてしまったよ」
リク「君の属性は雷かな…?」
男「…………」
リク「実に芸がない…属性など…華がない……」
リク「僕の前ではすべてが無、効果が無いのさ」
リク「僕の能力に属性なんてものはない、あるとすれば無という属性さ」
男「無…だと…?」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:00:15.90 ID:1304mPIL0
リク「こんなこともできるよ…?」バチチチチチチ
男「あの技は俺の今の…!」
リク「はぁっ!!!」
ギュウウオォゥ!
男「なっ…!(速い…!)」
サッ
ドゴォォーーン
男「(威力も俺よりも上だ…!)」
リク「僕は属性を全てを扱える…だから無さ」
リク「いちいち属性にとらわれないのさ」
リク「正しく言うと僕の能力は【五行思想】」
男「五行思想……?」
リク「そう…土…水…炎…金…木……」
リク「理魔法の上位版って感じかな…」
男「なんて奴だ…!」
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:04:36.89 ID:1304mPIL0
男「五行思想……」
男「(聞いたことがある…土・水・木・炎・金)すべてを自分で作り出し自分の意のままにできる力だと…)」
男「そんな奴が実際にいるとは…」
リク「驚いているようだね」
リク「ボクは1つにはこだわらない」
男「理論上最強の能力…」
リク「どうやら君は、魔力の強いただの電気使いってとこだね」
男「ふんっ…!試してみるか?さっきのが本気だと思うなよ…?」
リク「フフフフフフ…全魔法学校トップの男くんの力…見せてくれよ?」
男「上等だよ……」ジジッジジジジジジジジ
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:09:54.79 ID:1304mPIL0
ザザァー……ズズン……
男友「…………」
カイ「…………」
後輩「す…すごい……」
女「あれだけの人数を……」
サン「さすがのあたしもびっくりだね……」
男友「っく……」ガクッ
カイ「……はぁっはぁっ…俺も君も著しく魔力を消費したみたいだね……」
男友「まさかぶっつけ本番で出来るとはな…」
カイ「君なら出来ると信じていた、そして君も俺を信じてくれた、その結果だよ」
男友「へっお見通しってワケかい…」
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:11:39.91 ID:1304mPIL0
サン「っていうか!!!!あんたたち!下手したら!あたしたちまで巻き添え食らうじゃないのよ!」
女「サンがとっさに風の魔術で私たちを浮かせてくれたおかげで助かったが…」
後輩「あんな魔力の凝縮された魔術を食らったら一溜まりもないですね…」
カイ「すまん…」
男友「そうだ…!男は!」
女「先を急ごう!」
サン「行くよっ!」
男友「お、おう…!」
後輩「大丈夫ですか…?今治癒魔法を…」
男友「大丈夫だ…!それは男に使ってやってくれ」
後輩「え…」
男友「…嫌な予感がするんだ…親友が今大変なことになってるのが…………行くぞ!
タタタタタタタタタタ
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:16:27.20 ID:1304mPIL0
男「ぐっ…!」ドサッ
リク「ハハハハ、どうしたんだい?もう終わりなのかい?」
男「く…くそが…」ググッ…
リク「所詮、魔法学校のトップと言ってもただのガキ!」
リク「五行思想には勝てないんだよ!」
リク「ヒャーハッハッハッハッハ!!!!!!」
男「うるっせえ…!」
リク「ハッハッハ………ん?」
男「どうせ五行思想がなきゃなんにもできねえじゃねえか……」
リク「ふっ…何を言ってる?そんな君も電気を使わなければ何にもできないじゃないガッ!?」
バキィッ
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:21:08.83 ID:1304mPIL0
男「ごちゃごちゃうるせえよ……」
リク「馬鹿な…!この僕が奴の動きが捕らえられないはずがない…」
男「てめぇ…ぜってえ許さねえ……」
リク「なっ…」
男「世界を崩壊させるだの言いやがって……多くの人間を傷つけて…」
リク「傷つける!?ハッ1知ったことか!俺には関係ない!理想に近づくためには犠牲は仕方ないことだろう!」
男「仕方ねえだァ?てめえそれで何度罪もない人間を使ってきやがった…!?」
リク「知らないね!僕には関係なふべっ!!!!」
ガッ
男「ククッ…今まで、どうやら無傷で戦ってきた人間がたった二発のパンチでそこまでダメージを受けるかね?」
男「これだからもやしっ子は嫌だねえ…」
リク「きっ貴様…!」
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:26:00.88 ID:1304mPIL0
リク「許さん!絶対に許さん!貴様…最高の苦しみ与えて殺してやる…!」
男「やれるもんならやってみろ…!」
リク「フンッ!」パンッ!ギュオオォォゥ………
男「(魔力が凝縮されていく……)」
リク「ではこれからは僕の本気を見せてあげるよ!」
ブウウウウゥゥゥウゥン
リク「フフッ……」ゴクリ…
男「「!?(なっ…手に凝縮した魔力を食った…!?)」
リク「僕はこうして凝縮された魔力を"食べる"ことで肉体を飛躍的にパワーアップさせる…」
ヒュンッ
男「がっ…!!!!!!!」
リク「見えなかっただろう…?瞬発力…筋力はもちろん動体視力…反射神経…すべての感覚を研ぎ澄ませれる……」
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:29:39.14 ID:1304mPIL0
リク「アハハハハハハハハ!!!!!」
ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!
リク「この僕をもやしっこと言った罰だ!どうだそのもやしっ子にボコボコにされる気分は!」
男「ぐっ…うっ…ううっ……ぐはっ…」
リク「もういいよ…君の相手はもう飽きた……」
男「グッ…」フラフラ
リク「………」ニヤッ
グググググググ
ジュウウウウウウウウウウウ
リク「この五行思想の力の一つ…金の力で作ったこの剣…君をこれでこれから斬り刻んでいくことにするよ」
男「上等だ…!やれよ…!」
リク「言われなくても……やってやるよおぉ!!!!!!!!!!!!!」
シュバッ!
ザクッ
266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:33:01.38 ID:1304mPIL0
男「…………?」
男友「ぐっ……!」
男「男友!お前…!」
男友「間…一髪……」ガクッ
男「お…おい…!男友…!」
リク「なんだ……残念…コバエに邪魔されちゃったね……でも次は外さないよ………っ!」
ボーーーーン!!!!!
男「!」
後輩「男さんは私たちが守ります!」
女「………っ」コクッ
サン「リク…もうあたしはあんたのやり方にはついていけない!」
リク「サン…きさまぁっ!!!!」
カイ「俺も同じだ…リク……」
リク「カイ……キサマもか……フフッフフフハハハハハハハハハ」
全員「!?」
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:00:46.61 ID:1304mPIL0
リク「どうせ貴様らももう用無しだ!探す手間が省けた!全員ここで血祭りに上げてやる!!!!」
女「後輩!まずは男の手当を!」
後輩「はいっ!」ジュウウウウウウ
男「すまない後輩…」
後輩「いえ……(傷が深い…意識を失ってもおかしくないのに…)」
サン「今度は負けない……あたしには守るものが出来た…」
カイ「リク…俺達は……守らねばならないものがある……それを奪おうとするのなら……容赦はしない…」
リク「テメエらコバエがいきがってんじゃねエよ!!!!」
リク「俺に勝てると思ってんのかぁ!!!!!???」ジュウウウウウウ
リク「へへっ………」ゴクリ……
カイ「くるぞ…!」
サン「はいっ!」
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:04:36.04 ID:1304mPIL0
カイ「ふんっ」ジュウウウ
ザバァ!
リク「おっらぁ!」
カイ「ぐっ…」
サン「カイさん!……っ」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!
リク「芸がない奴らだ!」
ズバッ
サン「くぅっ…!」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:05:26.64 ID:1304mPIL0
男「サン!カイ!」ガバッ
後輩「先輩まだ傷の手当が!」
男「もういい!」
後輩「でも」
男「あいつは俺が倒す…!」
リク「ひゃはははははははははは」
リク「弱いねえ!俺を殺せるくらい強い奴はいねえのかよ!」
男「………もやし………俺が相手だ…」
リク「フフ…やっと君か…さあ殺させてくれ…?」
男「負けるわけには行かねえんだよ…!!!!」
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:08:22.78 ID:1304mPIL0
男「てめえは俺の大切人たちを傷つけた…」
リク「ひゃはっ!まさか大切なヤツらを思う力とか言うふざけたもんで俺に勝てると思ってんのか!」
リク「ククククク!!!本当に楽しませてくれるとともに……」
リク「イラつくやろうだぜ!!!!!!!!!!!!!!!
男「……くっ…(傷がやはり深いか…)」
リク「だあああああああああああああああああああ」
男「はああああああああ…!」バチバチバチバチバチバチ
ガッ
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:11:05.34 ID:1304mPIL0
………………
男「ぐっ……」ドサッ……
リク「クククククククククひゃーはっはっはっっは!!!!」
リク「弱い!弱いんだよ!五行思想の俺に勝てるわけがねえんだよ!」
女「くっ!」ボン!
リク「ああん…?」
女「もうやめろ……」
リク「うるせぇ…引っ込んでろ…」
ザクッ
女「あ……グッ……」ドサッ…
後輩「女さん!」
リク「ちびも残ってたか……お前も死ね」ビュン
後輩「……!」
カッ!!!!!!!!!!!!
リク「っ! な…なんだ!」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:14:19.60 ID:1304mPIL0
男「……!あ、あれは…!」
リク「マインドブレイカー…!?」
リク「いったいどうしたというんだ!」
幼馴染「もうやめて……」
リク「バカな!奴は昏睡状態に陥れたはず!目が覚めるなどありえない!!!」
男「幼馴染……」
スタスタ
幼馴染「男……」ギュッ
男「…幼馴染…お前は俺が絶対に守るから…!」
幼馴染「うん……わかった…信じる…」
パァァァァァァァァ!!!!!!!!
リク「な…何が起きたというのだ…!!!!」
277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:18:25.72 ID:1304mPIL0
男「……………」バチバチバチバチバチ
ジュウウウウウ
リク「バ……バカな…これほどの魔力を1人の人間が……」
男「幼馴染は俺が守る……」バチチチチチチチチチチチチ
リク「ふ…ふざけるな!!!!」
男「……………」
ガキィィィーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
バラバラバラバラ
リク「バカな…俺の凝縮した魔力で作った剣が…受け止めもせずに砕けただと…」
男「てめえは絶対に許さねえ…」
リク「ま…まさか…マインドブレイカーの魔力を……あ…あの魔力を…」ザッザッ…
男「…………」スタスタ
リク「こ…こいつが…取り込んだ…だと………!?」ザッザッ
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:23:56.60 ID:1304mPIL0
リク「く…来るな………」ザッザッ
男「お前は多くの人々を巻き込んだ…」ジュウウウウウウウウウ
リク「傷がみるみる…ふさがって…」
リク「貴様は一体……」ザッザッザッ
男「……俺か?俺は…」スタスタスタスタ
リク「く…くるんじゃない…(ま…魔力がさらに…!膨れ上がる…!)」
後輩「す…すごい……先輩の魔力と幼馴染さんの魔力がシンクロしている…!!!」
後輩「す…すごすぎる………先輩…私ですら今の男さんの魔力はあまりにも大きすぎて……恐怖が……」ガタガタガタ
男「俺は幼馴染の親友だ…」ドンッ!!!!!!!!!!
後輩「(ま…魔力がまだ大きくなるの……?)」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:28:43.69 ID:1304mPIL0
男「幼馴染は頼みもしないのに朝から豪勢な朝飯を作って」
男「毎朝、俺を起こし…」
男「船酔いしたら…面倒を見てくれる」
男「俺を信用してくれて………俺のことを支えてくれる」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ジュウウウウウウウウウウウウウ
ブウウウゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!!!!
男「たった一人の俺の幼なじみだ」
リク「す…凄まじすぎる……もはや勝てる相手じゃ……」ガタガタガタガタガタガタガタガタ
男「その幼馴染を不安にさせたり、悲しませたり傷つけたお前を俺は絶対に許さない」
ギュウウウウウウウウウウウウウン
男「死ねやあああああああああああ!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!
ドカーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:35:22.66 ID:1304mPIL0
…………………………………
後輩「………!!!!!」
後輩「…う…嘘……………」
後輩が目を開けて見た先には リクがいた場所に
底の見えない大きすぎる穴がそこには空いていた
そしてその穴の上には、未だあふれる魔力をまとった男が浮いていた
後輩「…………す…すごい………あれだけの魔力を放ってまだあふれるほどの魔力を……」
男「…………」
ヒューーーー…スタ…バタッ……
後輩「男さん!」
男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
後輩「しっかりしてください!!!!男さん!!!!」
………………………。
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:00:08.03 ID:1304mPIL0
男「う…………」
後輩「あ、気が付きました!?」
男「ここは……」
後輩「病院です!」
男「俺は………」
後輩「リクとの戦いで意識を失っていたんです」
男「そうか……」
後輩「はい!男さんは幼馴染さんの能力でシンクロして…!」
男「幼馴染の能力?」
後輩「覚えてらっしゃらないんですか?」
男「………?」
後輩「あ、まあ……ゆっくりでいいですから………」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:04:41.93 ID:1304mPIL0
男「皆は?」
後輩「カイさんは軽傷で済んでます、サンさんと男友さんと女さんはリクの魔力で作られた件でつけられた傷がひどいですが命に別状はないそうです意識もあります」
男「幼馴染は?」
後輩「幼馴染さんなんですが……」
男「やばいのか…?」
後輩「生まれて今まで魔力を使ったことがないのと…マインドブレイクの魔力が強すぎてコントロールが出来ずその反動でまだ意識は戻っていません……」
男「………」
後輩「ですが…命には別状はないみたいです……
男「そうか……ありがとう…」
後輩「男さん…リクとの戦いから2週間も眠り続けていたんですよ…?」
男「2週間も…!?」
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:08:38.35 ID:1304mPIL0
後輩「はい…膨大な魔力を幼馴染さんから男さんの体に流れ続け…」
後輩「その魔力に耐えられなくなって貴方は倒れたんです」
男「よく覚えていないんだ…」
後輩「無理もないです…意識がなくなるほどの痛みがする傷を負っていても意識がはっきりしていたんですから…」
男「あの時は必死だったからな…」
後輩「もしかしたら死んじゃうところだったんですよ?」
男「でもまぁ今こうして生きているわけだしw」
後輩「そうですけど……」
男「結果論だよ結果論w」
後輩「もう………心配したんですから…」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:12:29.32 ID:1304mPIL0
男友「お…元気そうだな…親友!」
男「お前も元気そうじゃねえか…歩けるだなんてずるいぞ?親友?」
男友「ヘヘッまあなーあと少しでアウトだったらしいんだけどよ…」
男友「不思議なことに何かの魔力が働いていて応急処置みたいなのをしてくれたみたいなんだよ」
男友「多分幼馴染の魔力だと思うけどな」
後輩「どうやら幼馴染さんは確かにマインドブレイクの力を持っていましたが」
後輩「世界の終わりの本当の危機にしか発動しないらしいんです」
男「それじゃああの時の魔力は?」
男友「お前が幼馴染を守りたいっていう気持ちと同じのが幼馴染にも働いたんじゃねーの?」
後輩「私もそう思います♪」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:15:29.58 ID:1304mPIL0
女「やあ」
男「女!女も大丈夫か?」
女「一時はどうなるかと思ったが……今はこうして普通に歩けている」
女「君のおかげだ、男」
男「俺じゃないよ。幼馴染の魔力のおかげだ」
女「む、そうなのか」
後輩「幼馴染さんと男さんの魔力がシンクロしたんです 他人同士なのに…」
男友「体外で魔力を合体させる合体魔法とは違うからなーシンクロは」
男友「全然理由がわからねえよ」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:19:14.10 ID:1304mPIL0
カイ「失礼するよ」
サン「失礼します」
男「カイ!サン!」
カイ「お手柄だったな男くん」
サン「さすがだ、あのリクを…震え上がらせて倒したそうじゃないか」
男「幼馴染のおかげだ あいつが力を貸してくれたおかげで」
カイ「幼馴染くんのことだが…まだ意識は戻らないらしい…」
サン「話によると、魔力のことだし…一概にどうなるかはわからないんだって」
男「そうか……」
男友「まあとりあえず幼馴染以外の皆とは顔を合わせることが出来たし明日、幼馴染のところへいってみるか?」
男「そうだな…」
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:22:04.36 ID:1304mPIL0
翌日
色々思い出してきた
突然幼馴染が光って……俺を抱きしめた瞬間
あたたかいものに包まれる感覚がした
その時の俺はすっごい気分が良くて
でもリクを絶対に倒さなきゃならないていう気持ちもあって
まあとにかくすっごい魔力をまとっていたらしい
俺は全くそんな感じはなあったんだが…
とにかくこの件は一件落着と言いたいところだが
幼馴染がまだ目を覚ましていない……
死んではいないらしいが……
せっかくまもってやったのに膨大な魔力の反動で植物人間だなんて冗談じゃないぞ…
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:24:48.99 ID:1304mPIL0
男「幼馴染……」
幼馴染「…………」
ピッピッピッピッピッピ
男「早く目を覚ませよ…」
男「何のために守ってやったのかわかんねーじゃねえか…」
男「人を起こすのはお前の仕事だろう…?」
男「なんで俺が起こしてやんなきゃいけねーんだよ……」
男「早く家に帰ろうぜ…?」
男「お前の作った飯が食いたいよ……」
男「お前に…また起こされる生活に戻りたいよ……」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:29:10.44 ID:1304mPIL0
男「こんな不安な気持ちになりながら人を起こすのなんて初めてだ…!」
男「幼馴染……絶対目を覚ますよな…」ギュッ
男「いつか目を覚ましてくれるよな…!」
男「またいつものように俺を起こしてくれよ…!」
男「寝起きの悪い俺にいつも言ってくれるあのセリフで起こしてくれる生活に戻ろうぜ…?」
男「幼馴染………俺………お前がいないとダメダメなんだよ」
男「またあの言葉で起こしてくれよ……」
男「男ー…朝だよ…って…グスッ…起きないと…くっ…」
男「起きないと…キスするよーって……言ってくれよ…」
ピピッピッピ!
男「…………!」
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:32:09.99 ID:1304mPIL0
男「幼馴染…!」ギュッ
幼馴染「……………」
男「幼馴染!起きろ!朝だぞ!起きないとキスするぞ!グスッ…」
幼馴染「お……と……………こ……」
男「!」
男「幼馴染!」
幼馴染「その……セリ……フ…わたしの……なんだ…か…ら……」
男「幼馴染……!!」
幼馴染「おと…こ…?」
幼馴染「どうして…泣いてるの………?」
幼馴染「泣かないで…男…………」
301 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:01:03.37 ID:1304mPIL0
医師「信じられません……奇跡としか言いようがない…」
男「幼馴染は…?」
医師「今まで我々の言葉には何も反応をしなかったのですが……」
男「俺が声を掛けたから…………?」
医師「そうとしか考えられない………」
医師「君は一体…………」
男「へへっ!俺は…魔法学校の最強の能力者ですよ!」
医師「君には能力以外の特別な力があるようだね」
医師「それも幼馴染くんだけに有効な力が」ニコッ
男「当たり前です!」
男「俺は幼馴染を昔から守ってきましたから!」
男「これからも守っていくんです!」
男「どんな奴が相手でもね!」
303 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:02:37.12 ID:E/AxjaFt0 [1/4]
数週間後
男「んー……むにゃむにゃ」
幼馴染「ほらー早く起きてー」
男「あと5時間……」
幼馴染「なんか前に同じこと聞いたよ!?」
幼馴染「あ…でも男はちょっとアブノーマルなところがあるから……」
幼馴染「そこをわざと変な返答にすることで俺は普通じゃないんだぜって言う意思表示をして…
男「ZZZZZZZZZZZ…」
307 名前:朝7時から書いてさるさん何回食らったと思ってやがる[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:06:30.24 ID:E/AxjaFt0 [2/4]
幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスするよー」
男「できるもんならしてみろ……」
幼馴染「きゃっふううう!」ガバッ
男「んむうううううう!!!!!!!!」
ちゅううううううううううううう
幼馴染「ほら!朝ごはんもできてるし!今日も学校行くよ!」
男「……俺って…幸せものだな……」ボケー
幼馴染「わたしって幸せものだよね~♪」
~ 完 ~
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:08:11.64 ID:E/AxjaFt0 [3/4]
早く寝たいのにさるとかクソが死ね
前作と違ってただのバトルもんじゃねえか!
俺はラブコメが好きなんだよ!
確かにインデックスとかレールガンも好きだけど!
Toloveる見てえなのが一番好きなんだよ!
死ね俺!
タイトルに釣られた人ほんとごめんなさいね
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:10:18.36 ID:E/AxjaFt0 [4/4]
なんども言うが次回は必ずラブコメだぞ!
それも幼馴染モノ!
ひねりはないけど安心して見ていられる王道だ!
規制で2年書き込めなかったんだ
前作2008年のクリスマスイブだったなwwwwww
懐かしいw
<<魔王「勇者捕まえた」前半 | ホーム | 幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」前半>>
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