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幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」前半

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:25:01.61 ID:1304mPIL0 [1/183]
男「んー……むにゃむにゃ」

幼馴染「ほらー早く起きてー」

男「あと4時間……」

幼馴染「聞いたことないよ!?普通あと5分~とか言うでしょ!」

幼馴染「あ…でも男はちょっとアブノーマルなところがあるから……」

幼馴染「そこをわざと変な返答にすることで俺は普通じゃないんだぜって言う意思表示をして…

男「ZZZZZZZZZZZ…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:28:33.87 ID:1304mPIL0 [2/183]
男「ZZZZZ…」

幼馴染「それで男はそこいらのヤツらとは俺は違うんだぜってことをあたしに分からせて…」

男「………」

幼馴染「きゃー、別にあたしはいつもの男もちょっといつもと違う男も好きっていうか~…」

男「おい」

幼馴染「っていうか別に変に作らなくてもあたしは男が好きだしぃ~」

男「……おい、アホ」

幼馴染「あら?」

男「どけ、重い」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:31:00.24 ID:1304mPIL0
幼馴染「え~嘘…ちょっと痩せたのに…」

男「300gだけな」

幼馴染「なんで知ってるの!?」

男「昨日脱衣所で叫んでた」

幼馴染「ありゃ……」

男「いいからどけ、着替える」

幼馴染「はいはい…そんな言い方しなくてもー」スッ

男「……………」

幼馴染「…?どうしたの?」

男「着替える」

幼馴染「あ~はいはい、手伝ってほしいのね」

男「ちげえよ!部屋から出ていけよ!」

幼馴染「ありゃ……」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:33:59.69 ID:1304mPIL0
キッチン

幼馴染「もー朝だけは弱いんだよねー…男は…」

トントントン

男「あらためておはよう…」

幼馴染「おはよー、もうちょっとまってねー朝ごはんできるから」

男「うん、あ」

幼馴染「?」

男「朝だし、簡単なものでいいよ?わざわざいろいろ作らなくても…」

幼馴染「いいのいいのー今日は早く起きちゃったしねー」

男「毎朝言ってるぞそれ…手抜いていいって言ってんのに」

幼馴染「お料理って楽しいんだも~ん、別にいいじゃない」

男「ん~……」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:36:38.01 ID:1304mPIL0
男「はぁ……」

幼馴染「いっただきまー!ってどうしたの?」

男「いや……」

幼馴染「嫌いなものあった?ん~ないはずなんだけど……」

男「いやないんだけど…やっぱここまでしなくてもいいんじゃないか?ほんとにパンだけとか…」

幼馴染「男はあたしの楽しみを奪う気なの!?」

男「違うけど……わざわざ朝も早く起きなくても済むし…」

幼馴染「気にしない気にしないー朝はしっかり食べないとねー」

男「(朝っぱらから作りすぎだっての……)」

男「いただきます・・・・・・」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:39:42.85 ID:1304mPIL0
通学路

幼馴染「あ、男」

男「ん?」

幼馴染「おべんと」スッ

男「あ、ありがとう」

幼馴染「寒くなってきたねー」

男「そうだなぁ~…あっという間に寒くなったな……」

幼馴染「さてここで問題です!」

男「?」

幼馴染「秋と言えば!なんでしょうか!」

男「? 食欲とかスポーツとか読書とかってことか?」

幼馴染「わかってないねー……」

男「え?」

幼馴染「秋と言えば!テスト!」

男「ああ……」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:43:20.35 ID:1304mPIL0
俺は男、 ある高校へ通う 男子高校生

んで俺を起こし、朝飯を作り、弁当を作ってくれたこの女が幼馴染

俺たちは幼なじみであり長い間一緒に過ごしてきた親友である

まあよくいる(?)ただの男女だ

さっき幼馴染が言ったテストというのはただの学力テストではないのだ

俺達の世界……

今じゃ世間では普通になったこの世界

昔はありえない世界だった




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:46:58.34 ID:1304mPIL0
数百年前

あることが起こった

それは【魔導】の発見

人間は今まで魔法というのは非日常的な存在であり

ファンタジーのものと思っていた

しかし真実は違っていた

人間は、最初から魔法力というのを持っており

潜在的に魔力を持っていることがわかったのだ

世界は魔法の研究を始め、完全な魔導の復活を夢見て

様々な発展をしていった

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:49:40.62 ID:1304mPIL0
そして数十年前

魔導が当たり前になるほどまで発展したこの世界は

生活を魔導の力で補う世界へと変わっていった

家事、仕事、勉学………

世界は豊かな世界へと変わった

しかしデメリットもある

犯罪の増加…能力を持った悪しき人間たちの悪行、悪事それは以前よりも遥かに

危険なものへと変わっていった

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:54:19.92 ID:1304mPIL0
そしてわかったことがもう一つ

人間は魔導の力を潜在的に持つと先ほど言ったが

例外もある

それが幼馴染だ

魔導の力を持たない者

昔の本来であった人間の姿

今は魔導を持つのが当たり前

しかし幼馴染は…魔力を持たなかった………

だから家事、仕事、勉学

魔力のサポートなしで今まで生きている

まあサポートなしじゃ生きていけないという世界ではないので問題はないのだが………

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:57:09.03 ID:1304mPIL0
俺はこれがどうも引っかかる

小さい頃からずっと過ごしてきて

こいつのことはなんでも分かるつもりだ

しかしこいつの魔力のことについては全くわからない

本人に聞くと使い方がわからないだの、別に魔力なくてもいいしーとまるで他人事……

幼馴染と俺は親元を離れ魔法学校へと通う

俺は自身が持つ魔力のさらなる向上

幼馴染は自分の魔力を生み出すこと(本人談)

幼馴染の両親は有名な強力な魔道士の人だ

なのに娘のこいつが魔力0なんておかしい……

確かに、魔導について分かっていないことはまだ数多くあるが……

一般論からしておかしすぎる…


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 07:59:35.17 ID:1304mPIL0
幼馴染「男?」

男「ん?」

幼馴染「どうしたのそんな顔をしかめて」

男「いや…お前の魔力のことについてな…」

幼馴染「またー?」

男「お前自分のことなんだぞ?」

男「なのに他人事のように…」

幼馴染「別に魔力がないから確かに不便だよ~?だけど生活できないってわけじゃないし…」

男「何が原因なんだろうな」

幼馴染「そのうちひょこっと魔法使えるようになるんじゃないかなぁ~!あはは~」

男「…………………」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:03:02.94 ID:1304mPIL0
男友「よっお二人さん」

男「よぅ…男友…」

幼馴染「おはよう!!」

男友「幼馴染の元気さ…けだるそうな男…まさかお前ら!」

男「アホ……」

幼馴染「え?なにが?」

男「気にするな…」

男友「あ、そうそう魔力テスト今日になったらしいぜ」

男「?なんで?」

幼馴染「え~!!!!」

男友「知らね~なんせ突然で俺もビックリだからな」

男「まあ仕方ないか…」

男友「どうせ俺は下の下の魔力だからよ!」

幼馴染「あたしなんてあるならともかく……」

男友「なんか…ごめん…」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:07:38.06 ID:1304mPIL0
幼馴染は、魔力を持たない

男友は、下の下と言いつつ上の下ほどの強い魔力を持っている

俺はというと……

自分ではあんまり言いたくないんだが…

学校では最強の魔力を持つ男ということになってる…

生徒だけでなく、教師よりも上の魔力そんなヤツがなぜ学校にいるかということだが……

幼馴染の謎を解き明かしたいからだ

なにか学校にある書物を漁れば…

俺は自分の魔法学校には秘密裏に禁断の図書館というものがあることを知っている

今まで何度も、忍び込もうとしたのだが…強い結界が張ってあって入るどころか近寄ることもできない

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:10:23.95 ID:1304mPIL0
狂疾

モブ「今日魔力テストがあるんでしょう?」

モブ2「らしいよー」

男友「突然の魔力テスト…教室もこの話で持ちきりだな」

男「何かあったんだろうか……」

幼馴染「むぅ~!!!!!」グググググググ

男「何やってんだお前」

幼馴染「精神統一とかしてれば魔力発生するかも!」

男「やめとけ………」

男友「お前は?準備体操みたいなのは?」

男「お前わかってて言ってるだろ…」

男友「ハッハッハ!!!そうだよな!準備体操なんてしてあったまっちまったら校舎が吹き飛んじまう!

男「ぐっ……」


43 名前:×狂疾 ○教室[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:13:12.47 ID:1304mPIL0
アナウンス「2-Aの男君、校長室へ来て下さい」

男「ゲッ……」

男友「あちゃあ~魔力テストだしなw仕方ないw行って来いよ」

幼馴染「男、校長にいつも何されてるの?」

男「言いたくない……」

男友「この魔法学校最強の男も校長の魔力だけには勝てないんだよな~!」

男「とりあえず行ってくる……はぁ」

男友「グッドラ~ック♪」

幼馴染「いってらっしゃ~い!」

男「ハァ……」トボトボ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:18:51.67 ID:1304mPIL0
校長室前

(左手をかざしてください)

男「…」スッ

(2-A 男 認証しました、お入りください)

ガチャ

男「失礼し………っ!!!!」

ガキィィィィィン!!!!!!!!!!!!!

校長「おお!受け止めたね!」

ガシャン ガシャン

男「まだ目が覚めてないんです…当たったら死んでますよ…?」

校長「まあまあいいじゃないか~あははー」

男「それで?なんかようですか?」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:24:43.63 ID:1304mPIL0
校長「君の友人に、無能力の女の子がいたね?」

男「幼馴染ですか?」

校長「うむ……どうやらあの子は……」

男「何なんですか!?」

校長「まだわからんことだが……神魔時代の生ける兵器……」

男「兵器!?」

校長「まだ力を発するきっかけは出来ていないだろうが…」

男「それって……マインドブレイクじゃ…」

校長「おお、よく勉強しているね」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:30:42.68 ID:1304mPIL0
校長「すべての魔力を無に帰す…魔法」

男「なんで幼馴染が…」

校長「それはわからん」

男「それが発動したら……?」

校長「存在しなくなる、ようするに魔法のなかった時代に戻る」

男「え、それだけなら別に…」

校長「問題が1つある」

男「!?」

校長「魔法がなくなるとは簡単に言うとだが…マインドブレイクが発動すると…すべての人間の魔力がおそらく暴走」

男「暴走!?」

校長「人間が持つ魔力をマインドブレイクが吸収する」

校長「しかし人は吸収されないように抵抗するだろう。」

校長「しかしマインドブレイクの魔力に人間風情の魔力が打ち勝つことなどありえない」

男「抵抗する力で魔力が?」

校長「そう」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:35:05.24 ID:1304mPIL0
校長「まだこれは仮定だ」

校長「そしてこれは誰にも他言は許されぬ」

校長「当然本人にもだ」

男「俺はどうすれば」

校長「君には、幼馴染クンを守ることだ」

男「守る?」

校長「マインドブレイクの情報が漏れた……」

男「なっ!!!」

校長「すまない……君がいつも行く禁断の図書館があるね?」

男「(バレてたのか)」

校長「あそこが昨夜、何者かに侵入されマインドブレイクの書物が盗まれた」

男「それってかなりヤバイんじゃ…」

校長「我々は早急に魔力テストを行ない、幼馴染クンを守れる能力者を集める結論に至った」

男「その一人がまず俺か…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:40:06.31 ID:1304mPIL0
校長「君は本校最強の魔道士でありながら、幼馴染くんとも同居していて仲がいい」

校長「テストの必要はないと満場一致だったよ」

男「んじゃあまず俺は何をしたら?」

校長「まずは君は魔力テストの結果を待ちたまえ」

校長「そして幼馴染クンを護衛する人物を選び護衛をする」

校長「決して幼馴染くんには悟られてはならん…」

男「でも、いくら強いヤツが護衛に決まってもいきなりひっつくようになったら…」

校長「大丈夫だ、その時はうまくクラスや授業を護衛の人間を近づけるようにする」

男「はぁ…そうですか…」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:42:24.26 ID:1304mPIL0
教室

男「ただいま…」

幼馴染「おかえり~どうしたの?」

男「いや……(こいつがマインドブレイク)」

幼馴染「???」

男「禁断の図書館バレてた…やめなさいって…」

幼馴染「まだ行ってたの!?」あんだけやめなさいっていったのに…」

男友「お、帰ってたか」

男「ああ…」

男友「まあとりあえずはそれくらいのことでよかったじゃないか」

男「そうだけどな…」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:44:40.83 ID:1304mPIL0
アナウンス校長「男くーん、ちょっと校長室来てちょ」

男「また!?」

幼馴染「校長に好かれてるねぇ~」

男友「まあ見た目はアウトだが年齢はセーフだからなああの校長は」

男「何が言いたい?」

男友「あー言うのなんて言うんだっけか?ロリババ……」

バチチチチチチチ

アナウンス校長「不快な言葉が聞こえそうになったので♪」

男友「………」ガクガクガク

男「とりあえずもっかいいってくるよ…」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:49:12.52 ID:1304mPIL0
校長室前

校長「おっきたね」

男「今度はなんすか…」

校長「一人決まったよ」

男「え、まだ魔力テストは始まって…」

後輩「はじめまして!」ペコリ

男「どうも……」

校長「この子は君の一つ下の学年の子だが、魔力は強力でまあ女の子だし大丈夫かなーって」

男「ちょっとそんな単純に決めてもらっちゃ困ります!」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:51:57.19 ID:1304mPIL0
校長「後輩クンちょっと見せてあげなさい」

ブゥゥーーーン

男「?」

校長「私が作った魔障壁だ、壊してみなさい後輩クン」

後輩「え…ハ、ハイ…」

男「(こんな小さい子に高等魔術の障壁を壊すことなんて…)

後輩「…………」シュゥゥゥゥゥ

男「!!!!!」

男「(なんて集中力と魔力だ…まるでブレがない……)」

後輩「……!はぁっ!!!!」

カッ!!!!ズズゥゥゥーーーン………

校長「見てくれたかい?」

男「校長…この子…」

校長「気に入ってくれたかな?フフ…」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:54:25.99 ID:1304mPIL0
後輩「校長センセー…」

校長「いいのいいの、君の魔力を男くんに見せることだけだから!」

男「すごいな…集中力と魔力を練る丁寧さは完全に負けたよ…」

後輩「いえっ…私は……」ポッ

男「?」

校長「フフッ、とりあえず魔力テストが終わるまではここにいて時間を潰してもらうよ」

後輩&男「…はぁ…」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 08:57:29.67 ID:1304mPIL0
数時間後

校長「………ええっと…」

後輩「男先輩……」ガシッ

男「ちょっと…後輩さん…校長これは…」

男友「え?なんで俺ここにいるの?」

女「?」

校長「うちの生徒ってこんな出来の悪い子が多かったの?」

男「いや…基準が厳しすぎる…」

後輩「……っ」コクッ

校長「まあいい、再び一から話をする、集まってくれ」


……………

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:00:03.44 ID:1304mPIL0
校長「と、いうわけだ」

男友「へぇ~幼馴染がねぇ~」

女「私、幼馴染さんと面識がないんですが」

後輩「私もです…」

男「それは大丈夫なんだって」

男友「よーするにだ、マインドブレイクの力を持つ幼馴染を護衛すればいいってことだよな?」

男「まあそうなるね」

女「めんどうですね………」

後輩「私でよければお力添えします…!」ガシッ

男「後輩さん…とりあえずしがみつくのやめて……」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:02:43.18 ID:1304mPIL0
数日後

幼馴染「変な話だよねー…いきなりクラス替えだなんて」

男「(校長のバカ!!!校長のバカ!!!!何が大丈夫だ!!!)」

男「そ、そうだなぁ~アハハハ…」

幼馴染「???」

女「おはようございます」

男「あ、おはよう、女さん」

幼馴染「!? 知り合いなの?」

男「ああ、顔見知り程度だけど」

女「困っているところを助けてもらったのです」

幼馴染「困っているところ?」

女「木に登っておりれなくなったところを」

男「(校長のバカ!校長のバカ!!!!!)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:06:23.87 ID:1304mPIL0
女「幼馴染さんは男さんと同居しているのですか」

幼馴染「そうなんだぁ~、男のお世話大変だよ~」

女「若い男女が一つ屋根の下……間違いが起こらなければいいですね」

男「女さん!?」

幼馴染「え~男間違いだらけだよ~?」

男「幼馴染!?お前何言って!?」

女「そうなのですか」

幼馴染「昨日お風呂掃除の登板だったのに私ってずっと言いはるんだから!」

幼馴染「自分の当番の日くらい覚えてよねぇ~!」

男「そ、そっちか……はい…」

幼馴染「しかも男があたしに襲いかかるなんて甲斐性はないもんねー!」

男「…ぐっ…」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:10:02.26 ID:1304mPIL0
男友「おや、みなさんお揃いで」

男「あ、男友おはよう」

男友「おはようさん」

女「おはようございます」

幼馴染「おはよう~」

男友「いきなりクラス替えとはどういう事だろうな?」

男「そ、そうだな…」

女「それは幼馴染さんと護衛のために校長が」

男「女さん!!!!??」

女「…失礼しました」

幼馴染「え?どうしたの?」

男「いや!なんでもないよー!幼馴染!今日の弁当は何だ?」

幼馴染「珍しいなぁ~そんなこと聞いてくるなんて…えっとねぇ~…」

男「(はぁ…助かった…)」

男友「仲が良いことで~♪」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:14:40.82 ID:1304mPIL0
???「遅刻遅刻~!」

???「遅刻しちゃう~!ほっ!」

ドカッ

男「っぐっは!」

バターーーーーーン

幼馴染「大丈夫!?男!」

男友「なんかちっこい女の子が飛んできたが…」

???「あっ!男さん!」

男「ん?後輩さんか…」

後輩「すいません…校長がこうやれって…」

幼馴染「校長が…?」

校長「(΄◉◞౪◟◉‵)b グッ!」

男「くっそ!!!あの顔腹立つ!すっごい腹立つ!」

バチチ!

男友「こら!魔法使うな!」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:17:18.45 ID:1304mPIL0
教師「と、いうわけで」

男「なぁ…ここ前にやったよな…」

男友「幼馴染に合わせてるんだろ…」

男「いいのだろうか…」

男友「単位免除なんだからいいだろ…」

女「zzz」

後輩「………」カリカリカリ

幼馴染「ほぇ~知らなかった~……そうなんだぁ~…」カリカリ

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:18:42.85 ID:1304mPIL0
どうしてこうなった

俺はただのラブコメSSを二年ぶりに書きたかっただけなのに

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:19:30.69 ID:1304mPIL0
久しぶりにVIPに書き込めてテンション上がった結果がこれだよ!!!

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:22:56.81 ID:1304mPIL0
数日後 帰路

男「情報が漏れて数日が経つがまだ動きはないな…」ボソボソ

男友「嵐の前の静けさってヤツだよ…」

後輩「私最近お菓子づくりにはまってて…」

幼馴染「そうなんだぁ~!今度一緒に作ろっか!

女「すみません」

男「どうかした?女さん」

女「おしっこしたいんですが」

男友&男&幼馴染&後輩「…………………」

男「トイレ行きたいって言おうね…?」

女「はい、トイレに行っておしっこしたいです」

男「幼馴染…つれてってあげて…どっか近いとこ…」

幼馴染「ほいほいー」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:25:59.43 ID:1304mPIL0
幼馴染「女ちゃんダメだよー?人がいる前で堂々とあんなこと言っちゃ…」

女「そうなのですか…」

幼馴染「とりあえず私は外にいるからねー」

女「はい、ありがとうございます」




???「ニヤリ……」




男友「なぁ…幼馴染ちゃんとはぐれていいのか?」

男「トイレ行くくらいだろ?」大丈夫だろ」

後輩「でも一応護衛ですから行かないとまずいんじゃ…」

男「んじゃあ行きますか?」

スタスタスタスタ



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:29:06.91 ID:1304mPIL0
幼馴染「もう女ちゃんって案外世間知らずなところあるんだなぁ…」

???「………」

幼馴染「あ、ごめんなさい」

???「幼馴染…間違いない…」

幼馴染「え?」

???「マインドブレイクの女……終末世界への第一歩……」

幼馴染「どこかで会ったことありましたっけ?」

???「マインドブレイクを使わせるにはこいつが必要だな…」

幼馴染「マインドブレイク…?」

???「知らないのか……まあいい一緒にきてもらおうか」

幼馴染「いや、私は友達と一緒で…」

???「生きていれば問題ないだろう……」

スッ

バチチ……

幼馴染「えっ……?」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:32:12.62 ID:1304mPIL0
女「すみません、おまたせしまs…」

女「幼馴染…?」

女「おかしいですね…」

女「!?」

女「これは幼馴染のカバン…」

女「まさか…!」

女「男たちを呼ばなければ……」ブウゥゥゥン



男「っ!!!強い魔力…これは女か!」

男友「どうした!」

後輩「女さんの魔力がこちらです!」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:34:39.70 ID:1304mPIL0
男「女さん!」

男友「幼馴染は!」

後輩「どこですか!?」

女「すまない…トイレに入っている間に…」

男「くそ…!」

男友「とりあえず探すぞ!」

後輩「私は女さんと!」

男「俺はこっちへ、男友は向こうだ!」

男友「了解!」


男「クソが…!!!上等だよ幼馴染に手だしたら…!!!殺す…!」ブウゥゥゥゥゥゥゥゥン




84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:37:44.33 ID:1304mPIL0
後輩「(男さん…凄い魔力……)」

女「行くぞ…!」

後輩「あっ!はい!」

男友「ほほぉう男の幼馴染に手を出すなんていい度胸だねぇ!見つけたらただじゃ置かないよ!」



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:45:14.28 ID:1304mPIL0
幼馴染「はぁっ…はぁっ…!」タッタッタッタ

幼馴染「(なんなのよあいつ…!)」

???「ちぃっ…」

幼馴染「(マインドブレイク?あたし…魔力ないよ…)」

???「隠れても無駄だ」

幼馴染「(あたしには魔力がないんだから…)」

???「教えてやろう…お前は魔力ゼロの人間ではない」

幼馴染「!?(え……)」

???「お前は世界の無に帰すことのできる魔力を持っている、正しくはお前の体に眠る能力がな」

幼馴染「(無に帰す…?)」

???「マインドブレイク…全ての魔力を吸収しつくし魔力を暴走させその膨大な魔力で世界を崩壊させる…」

幼馴染「(あたしが…?そんな能力を…!?)

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:50:52.32 ID:1304mPIL0
???「我々はマインドブレイクを使い…世界を崩壊させ…新たに世界を作り出し神となること…」

???「マインドブレイクは魔力を持つ人間の魔力を強制的に吸い出し魔力を貯めこみその魔力で…フフフフ…」

幼馴染「(そんな事したらあんたたちまで…)」

???「フフ…私たちはどうなるか?そんなことは心配することはない 私たちにはあのお方がいる」

幼馴染「あのお方…!?」

???「そう……」

幼馴染「!」

???「新世界の神のもとに生きる選ばれた人間…」

幼馴染「(見つかっ…)」

???「手荒な真似はしたくなかっt…!」


「残念だったな…」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:55:42.25 ID:1304mPIL0
???「バカ…な…こいつの魔力を感じ取ることは…できない…はずじゃ」

 「ヘッ…よく考えてみろ…」

幼馴染「……この声は…」

 「このアホを探すのもそうだがな…まずは目の前を危険を取り除くが先だ…」

???「そうか…ワタシの魔力を感じ取り…」

幼馴染「男ぉ!!!」

男「幼馴染…ちょっと目ェつぶってろ…」

幼馴染「えっ…うん…」

男「こいつに手を出したこと…後悔しやがれ…」ビリビリ

???「ひっ…(ま…魔力が強すぎr…」

グチャ

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 09:58:33.86 ID:1304mPIL0
ウーウー

校長「お手柄だねぇ~」

男友「俺の出番はなしかよ~」

後輩「す…すごかったですねさっきの魔力…」

女「すまない…男…」

男「いや、いいって こいつこうやって無事なんだし」

幼馴染「怖かった……」ギュッ

男友「ラブラブだねぇ…」

男「あ?」ビリビリ

男友「すまん…」

幼馴染「校長…あの………あたしって…」

校長「…うん…まさかこんなに早く話さなきゃいけなくなるとはね……」

-----------------。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:02:10.76 ID:1304mPIL0
幼馴染「あたしがそんな能力を…」

男「俺達はお前の護衛のために作られたチームだ」

男友「黙ってるってのが一番辛いがな」

男「もちろん女さんや後輩さんもだ」

女「私はめんどうだと最初は感じていましたが…今回のことで気を改めました。命をかけてあなたを全力で守ります幼馴染」

幼馴染「ありがとう…女さん」

後輩「私も!皆さんとは学年が違ったり頼りない部分がありますがしっかりやるときはやりますよ!」

幼馴染「ありがとう後輩ちゃん♪」

後輩「はいっ♪」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:05:18.59 ID:1304mPIL0
魔導警察「男さん、いいでしょうか?」

男「あ、はい。皆は先に帰ってくれ 俺が帰るまではみんなでうちにいてくれ」

男友「わかったぜ、早く帰ってこいよ!」

男「ああ。」

幼馴染「あ…あの…男…」

男「ああん?」

幼馴染「ありがとう…」

男「気にすんな!これからはいつも俺の世話をしてもらってるお礼ってことで」なでなで

幼馴染「う、うん……ほんとありがとう」ギュッ

男「お、おい…」

後輩「むぅ~」プクー

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:08:40.71 ID:1304mPIL0
取調室

男「あいつは…なんなんですか?」

魔導警察「我々にもわかりません……我々だけでは荷が重すぎます…」

校長「男くん!」

男「あ、校長!」

校長「こっちこっち!」

男「?」

校長「このたびの件はお見事だったね!」

男「いえ…」

校長「だけどこれはもしかするとかなりまずいかもしれないね」

男「それって…」

校長「うん…これから時間は大丈夫かな?」

男「幼馴染はあいつらに頼んであるので大丈夫ですが…?」

校長「来てもらいたいところがある」

男「…!」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:12:39.98 ID:1304mPIL0
ブロロロロロ

校長「これから行くところは、他言無用だよ」

男「最近秘密がよく出来ますね…あんまり秘密はつくりたくない主義なんですが…そうもいかないんでしょうね」

校長「事態が事態だからね、ボクたちだけで何でも動かしていい問題じゃない」

男「それもそうですね…世界の終わり…ですもんね…」

男「それにしてもさっきの男…黒いローブを着ていかにも怪しいやつでしたが…誰も気づかないって…」

校長「魔導のある世界だよ…男くん…人払いや不可視の魔術なんて朝飯前なハズさ」

男「…そうですよね…」

キッ

校長「着いたよ…」

男「ここは……!」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:17:37.96 ID:1304mPIL0
男「超魔術研究所!?」

校長「ここは…危険な魔法の分析や封印等色々やってる…」

男「もちろん幼馴染の魔法も…」

校長「いや…研究なんて言葉じゃ生ぬるすぎるんだ…」

男「え・・・」

校長「魔法の力が膨大すぎるんだ」

男「それじゃあ!」

校長「この研究所では…異世界を作る研究をしている」

男「異世界!?そんなことが…」

校長「うん…かなりムズかしいことだ…膨大な魔力そしてそのバランスを保つ力にプロテクトを掛けるためのさらなる力…力…力…」

男「いたちごっこか…」

校長「こんなにも早く刺客を送り込んでくることが誤算だった……」

男「………」


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:22:22.90 ID:1304mPIL0
校長「これからさらに刺客が送り込まれる可能性が高い。いや100%来るだろう」

男「……はい」

校長「君は守ってあげられるかい?」

男「…守らなきゃ…世界を終わらせるわけにはいかない…」

男「なにより幼馴染は危ない目にあってるんです 絶対に守ります」

校長「そうか…よかったよ…君に護衛を頼んで」

男「ただ…校長に恨んでることがあります…」

校長「…なんだい?」

男「こんな状況に陥る前に幼馴染のことを教えて欲しかった……そうしたら…」

校長「禁断の図書館なんて近づかなかったのに?」

男「はい……いくら強い結界でもなんども攻撃を続ければ弱っていく可能性がある…」

校長「…………君は…まさか………」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:25:55.30 ID:1304mPIL0
男「俺が禁断の図書館に行っていなければもしかしたら結界が壊れることはなかったかもしれない!」

校長「…男くん………残念だけど…」

男「…?」

校長「あの結界は張ったその日に壊そうとすれば壊せるモノだったと思う」

男「!?」

校長「それだけの力の持ち主だ…」

男「…あの結界を…」

校長「男くん…君は自分の力を過信しすぎている部分があるみたいだね」

男「………………」

校長「自分を圧倒的に負かす人物にまだ会っていないから無理もないが…」

校長「上には上がいる…覚えておくといい」

男「はい……」

校長「帰ろうか…」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:30:05.80 ID:1304mPIL0
男宅 ガチャッ

男「ただいま」

幼馴染「おかえり!」

女「お邪魔しているよ」

後輩「先輩遅いです!」

男友「おいおい、もうちょっとハーレムを楽しませてくれよっ」

男「ハハッ」

女「男も帰ってきたことだし私は帰るよ」

後輩「私も帰りますぅ~」

男友「俺も帰るかな…」

幼馴染「皆またあしたね!」

バタン

ガバッ

男「!?」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:33:06.52 ID:1304mPIL0
幼馴染「……………」ぶるぶる」

男「幼馴染………」

幼馴染「怖かった…あの時…」

男「…ああ、だろうな」

幼馴染「男が助けに来てくれたとき安心した…」

男「ああ、もう大丈夫なんだって…」

男(校長「男くん…君は自分の力を過信しすぎている部分があるみたいだね」)

男「次回はそうもいかないかもしれないぞ…?」

幼馴染「男なら大丈夫でしょう!?」

男「上には上がいる」

幼馴染「むぅ~………」

男「腹へった!」

幼馴染「はいは~い……」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:35:56.95 ID:1304mPIL0
男の部屋

男「……あの結界を…簡単に破壊する魔道士……」

男「上には上がいる………」

男「……そいつが幼馴染を狙っている………」

男「勝てるのかな……」

男「いや…守るんだ…絶対に……何があっても……」






幼馴染「……男………」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:41:01.18 ID:1304mPIL0

俺は全魔法学校トップの魔力を持つ男


ある日幼馴染は、マインドブレイク(魔力打ち消し)の力を持つ魔女ということがわかった


校長からの依頼で幼馴染を護衛することになった

俺と男友と後輩と女……

敵の正体はまだ分かっていない

ただわかったことは

【世界を終わらせ新たな世界を作りその世界の神になる】

バカげた話だ

そいつらから幼馴染を守るために幼馴染にくっついているわけだったのだが……

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:43:58.48 ID:1304mPIL0
幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」

男「やれるもんならやってみろ………」

幼馴染「んじゃあ~」

男「俺が悪かった」ガバッ

幼馴染「つまんなーい!」

男「はぁ……」

初めて幼馴染が襲われてから数日後…俺は普通の生活をしていた

家の中ではだが……

家から1歩でも出ればいつものみんなで遊ぶという名の護衛というか何と言うか…

そんな時後輩からある提案が

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 10:48:01.52 ID:1304mPIL0
後輩「旅行に行きませんか?」

男友「唐突だなw」

幼馴染「どこに~?」

後輩「寒いから南の島にでも!」

男「金はないぞ~」

後輩「あ、大丈夫です!私の別荘を使えば!」

男「お前金持ちなのか…」

後輩「お金持ちっていうか…あちこちに家買ってるだけで…」

男「それが金持ちって言うんだよ!!!!!」

後輩「ひぇっ…………」

女「ひどいではないか男、後輩が涙目になっているぞ?」

幼馴染「あ~いけないんだ~女の子泣かした~」

男友「いけないんだーwwwwwwwwいけないんだーwwwwwwwwwwwwwwwww」

男「うぜぇ……」

110 名前:ご飯行ってた[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:05:10.18 ID:1304mPIL0
南の島……
唐突な後輩の発案により俺は此処にいるわけなのだが……


男「おっうぇ…」

幼馴染「大丈夫~?」サスサス

男友「魔法学校最強の男くんは船が弱点とはね~」

女「情けないな、男」

後輩「あぅ~…大丈夫ですか先輩……」

男「気にすんな……男友」

男友「どうした?」

男「死ね」

男友「!?」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:08:06.97 ID:1304mPIL0
幼馴染「上陸!」

男友「すっげぇ~イイトコだな!」

女「海で泳ぎたいのだが……」

後輩「まあまあとにかく荷物を何とかしましょう!」

男「おうぇーおうぇー」

幼馴染「もう…大丈夫…?」サスサス

男「悪い幼馴染…」

ブロロロロロロ

後輩「あっきましたね!」

キッ

校長「やっほー」

全員「………………」

校長「皆してなんでって顔しないでよ……」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:17:39.99 ID:1304mPIL0
後輩家別荘

校長「いやーうちの学校ってさー後輩ちゃんちの恩恵を受けてるのよー

後輩「いえいえ…」

校長「んで後輩ちゃんちのお父様と仲良くさせてもらっててねー」

男「(ロリコンか…)」

男友「((ロリコンだな)」

幼馴染「(ロリコンね)」

女「(幼児性愛者か…)」

後輩「なんでか知らないんですけどお父さんって校長センセーのこと大好きなんですよー♪」



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:19:49.41 ID:1304mPIL0
幼馴染「んじゃああたし達は海に行ってくるね」

男友「男はいかないのか?」

男「まだ無理…」

女「それじゃあ私と後輩と男友で行ってくる」

後輩「何かあったら携帯に!」

男「ああ……」

校長「あたしは男くんと此処にいるよ~」

ワイワイガヤガヤ……

男「おっうぇ……」

校長「車大丈夫なのにねー……」

男「結構いるよこういう人………」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:23:48.00 ID:1304mPIL0


幼馴染「わー!綺麗~!!!!」

男友「おお!すっごいな…」

女「………」

後輩「んじゃあ泳ぎますか!!!」

男友「お~!!!」

幼馴染「きゃっふううううう!」

女「すまない」

幼馴染「?」

後輩「ふぇ?」

男友「どうしたんだ?」



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:25:19.72 ID:1304mPIL0
女「実はあの…私……」

幼馴染「どうしたの?」

女「げ…いんだ……」

男友「泳げない…とか…?」

女「!」

後輩「大丈夫ですよー!泳ぐっていってもそこまで深いところには行きませんから!」

女「……く」

幼馴染「んじゃあ女ちゃんの泳ぐ練習も兼ねて遊ぼう!」

後輩「賛成です!」

男友「別に泳げなくたって生きていけないわけじゃないからな!」

女「すまない…」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:28:47.62 ID:1304mPIL0
別荘

校長「大丈夫かい?男くん」

男「ええ…だいぶ楽になってきました」

校長「それで…護衛の状況はどうだい?」

男「ここにくるまで……特に問題はなかったです。」

校長「そうか…それは問題だね」

男「はい……おかしいですからね」

校長「さすが男くんも気づかないわけがないねッ!」

男「海で何も無いといいんですが……」

男「この状態で行って足手まといになるわけにはいかないので…」

校長「ふ~む…」

男「別荘の方に何かあるってことも有り得ますので…確率的には向こうのが危ないですがね」

校長「まあねー」


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:32:31.85 ID:1304mPIL0
???「くくっ…あれがマインドブレイクとその愉快な仲間たちか?」

???2「そうみたいですね……まだ子供じゃないですか…」

???「マインドブレイクは生かしておくとして他の連中は?」

???2「殺せとのことです。」

???「わ~お、子供を殺るのはあんま好まないんだけど」

???2「我らの組織のお偉いさんの命令ですからね」

???「いつ行く?」

???2「まだ準備に手間取ってるみたいなんで…まあ夜くらいですかね…」

???「それまでは待機か…」

???2「泳ぎますか?」

???「フフフ…冗談だろう?」

???2「当たり前です♪」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:35:56.05 ID:1304mPIL0
夕方

男「ん……」

校長「おや?起きたようだね」

男「なぜ僕の横で寝ているんですか」

校長「いいじゃないか~教え子の寝顔を見ることくらい」

男「校長には教えられてないんですが」

校長「手厳しいねー」

男「あいつらは?」

校長「まだみたいだね」

校長「まあもうすぐ帰って来るだろうけどね」

男「そうですか…」

校長「でさ」

男「?」

校長「男くんはさー、幼馴染ちゃんとはどこまで行ったの?」

男「ぶっ!」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 11:38:16.51 ID:1304mPIL0


女「あぷっ…ぷはっ」

後輩「そうです!そんな感じです!」

幼馴染「女ちゃん運動神経いいからねー」

男友「なんで泳げないのかはわからんがな…」

女「昔、溺れてな…それから水が怖くてな……」

男友「なるほど…」

後輩「女さんらしからぬ普通さ…」

女「???」

幼馴染「みんな帰り始めたね」

男友「俺達も帰るか?」

女「そうだな」

後輩「それじゃあ帰りましょう!」


124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:00:50.72 ID:1304mPIL0
???「ターゲット達動き出すな…」

???2「みたいですね」

???「準備は?」

???2「完璧です」

???「予定より少し早いが行くぞ」

???2「はーい…」

バシュッバシュッ


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:07:36.96 ID:1304mPIL0
男友「なんで女ってこんな着替えに時間がかかるもんかな~…」

???「では…我らが…」

男友「!!!!」

???2「相手になって差し上げましょうか?」

男友「おまえらは…!」

???「フフッご存知のようだね」

???2「まあどうせ君はすぐ死ぬんだし名乗らなくていいよね♪」

男友「ふざけんな!」

???「フフッまあ良いではないかサン」

サン「ですが!」

???「俺は、少し退屈なんだよ…暇が潰せないとね」

男友「ふざけたことばっかり言いやがって!!」バチチチチチ

???「フフフ…サン、手を出すなよ?こいつは俺がやる……」スッ

男友「…!(こいつ…ただもんじゃねえ…)」



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:13:52.36 ID:1304mPIL0
???「サン、お前は女たちのところへ向かえ」

サン「…くっ…わかりました…」

バシュッ

男友「待ちやがれ!」ダッ

シュッ

???「目の前の敵を放っておいて何をしている?」

男友「くっ」バッ



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:15:52.53 ID:1304mPIL0
???「自己紹介と行こう、俺はカイ…あのお方の意思を受けここに来た」

男友「狙いは幼馴染か!」

カイ「そう…マインドブレイカー…あの小娘を使って世界はふたたび始まるのだ…」

男友「お前らに何の得がある!世界が崩壊したらどうなるか分かっているだろう!?」

カイ「フ…このような腐りきった世界など必要ない…魔導の力が見つかってから数百年…」

カイ「何か変わったことはあるか?」

男友「豊かな世界になったじゃないか!」

カイ「大きな力を持った者はそれなりの代償を必要とする……」

カイ「貴様は、この数百年で人口がどれだけ減ったか知っているか?」

男友「…!!!!!」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:23:04.21 ID:1304mPIL0
カイ「魔導…確かに人々の生活は表側では豊かになったと言われるが…」

カイ「それと同時に失われた命も多かったこと…魔導による軍事力の飛躍的な増幅…」

カイ「俺の住んでいた国は魔導のさらなる発展のために動いた軍事大国によって滅ぼされた」

男友「なっ……」

カイ「小さな国だった…傭兵業を生業とする国だったが無益な殺生はしない主義の国民だった…」

カイ「そんな国でも幸せはあったのだ……」

男友「自分の国を滅ぼされたからって世界を終わりにしていいことではないだろう!」

カイ「お前にはわかるか?ゴミクズのように大切な人を殺されるのを見せられる俺の気持ちが」

男友「…………」

カイ「戦意を失い……命乞いを耳にもせず……惨殺されていく」

カイ「俺は誓ったのだ……こんな世界にした魔導を許さぬと…そしてその力を持つ自分を…」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:28:20.45 ID:1304mPIL0
男友「……その痛みがわかるお前が…なぜこんなことをする!」

カイ「フッ…当時の軍事大国のヤツらの言葉を借りてこの場でその言葉を使わせてもらおう」

カイ「知ったことか」

男友「っく!」バチチチチチチ

ダッ

バキィィィィィ!!!!!

カイ「俺はもう戻れないのだ……ここまで来てしまった以上……」

男友「(片手で…止められた!?)」

カイ「わかってくれ…少年よ……俺はもう過去を改めることはできないのだ…」

カイ「この世界が終わるその前に…この生命も…捨て去るつもりだ…それまでは…!倒れるわけにはいかんのだ!!!」

ブウウウゥーーーーーーン…!

男友「おれだって世界を終わりにさせるわけにはいかねえんだよ!!!」


131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:33:09.42 ID:1304mPIL0
男友「俺だって大切なヤツらがいる!」

男友「簡単にそれを奪われるわけにもいかないんだ!」

男友「たとえ…俺が死んでも…あいつらだけは笑っていて欲しいんだ…!」

カイ「少年よ…どうやら俺達は戦わなければいけない運命のようだ…」

男友「そのようだな…」

カイ「俺の能力は……水を操る能力…ここは海岸…これがどういう事かわかるな…?」

ザザァァァァァァァー…

男友「ヘッ!ちょうどいいハンデだぜ!」

カイ「少年よ……戦うならば本気で殺すつもりでこい…!」

男友「上等だ!」

カッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴ………

カイ「ほう…土の力か……面白い…!」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 12:38:42.51 ID:1304mPIL0
カイ「土と水……植物と水との関係のように二つがお互いを高め合った属性が今戦おうとしている…」

男友「今までありえない組み合わせだったな…!まさかその二つが潰し合うなんてよ!」

カイ「少年…最後に問おう…」

男友「…なんだよ」

カイ「お前にとって大切なものとは何だ…?」

ザザザァァァァァァァ!!!!

男友「そうだなぁ…!泳げない友達のために泳ぐのを教えたり、船酔いの友達をいたわってやったり、みんなのために海に連れてきてくれたり、大切な女を守るために全力を尽くしてやることかなぁ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

カイ「そうか…残念だな…俺は違うところで少年と出会いたかったよ」ダッ!!

男友「俺も同じ気持だぜ!!!」ダダッ!!

ドーーーーン!!!

ググググッ

135 名前:即興でこんなこと書けるとか俺もまだまだ厨二だな[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:10:10.54 ID:1304mPIL0
男友「だっりゃあ!!!!」

ズゴッ!!!!

カイ「ふんっ!」

バシャアッ

男友「アースゴーレム!!!」パンッ グッ!

ゴゴゴゴゴゴ

ゴーレム「ウオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!」

カイ「さすがマインドブレイカーの護衛…召喚までも使うとはな…」

カイ「クククク…おもしろい!おもしろいぞ!少年!」

カイ「さあ!戦いの時間だ!リヴァイアサン!」

ズズズズズーーン………!!

リヴァイアサン「ギャアアアアアオオオオオオオォォォォ!!!!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:13:35.93 ID:1304mPIL0
カイ「少年!俺は、今までの戦いで一番面白いぞ!」ヒュン ガガガガ

男友「それは…っどうもっ!」ガガガガガ

ガキィィィン!

スタッ

カイ「ただ殺しあうだけの戦いばかりであったが…」

スタッ

男友「ふんっ…戦わねーのが一番だと思わねーか?」

カイ「戦う理由がはっきりしている…少年にも迷いがない…!とてもいい!」

男友「そりゃあよかったですね!」シュバッ!

ヒュンッ 

ズズズズズウウゥゥーン…

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:16:26.15 ID:1304mPIL0
カイ「サンを手伝わねばならんのでな!全力で行くぞ!」

男友「へっ!んじゃあ俺も!!」

カイ「フフッ面白い子だ!」

男友「でりゃああああああああ!!!!!!!」

カイ「うおおおおおおおおおお!!!!!!!」

カッ

ズガアアアアアアァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!










……………………………………

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:23:07.38 ID:1304mPIL0
男友「はぁっ…はぁっ…」

カイ「ふぅっ…ふぅっ……」

男友「っく………」ドサッ

カイ「フフフフフ……甘かったな…君はまだ実戦経験が足りなかったようだな……」

男友「っへ…へへっ……」

カイ「む?なにがおかしい……おかしくなったか…?……っぐ」ガクッ

男友「へっ…やったぜ……」

カイ「少年…何を……」

男友「ただ…今ま……でぶつかり合ってた……だけだと思うか…?」

カイ「グッ……フッ…そうか…魔力を…俺の体に……」

男友「お前にも…はぁっ……はぁ…大切な人がいれば……もっといい……はぁっ…戦いができていたかもな…」

カイ「フッ…少年…やはり君は実戦経験が足りな…い…」バタッ…

リヴァイアサン「ギャアアアアアオオオオォォゥ!!!!」

男友「くそ………ゴーレムが間に合わな………」


………………………

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:27:54.93 ID:1304mPIL0
男友「………?」

校長「あらら~派手にやられてるねぇ~」

男友「校…長…?」

校長「こんな強い魔力同士がぶつかり合って気づかないわけがないでしょう…」

男友「ヤ…ヤツは…」

校長「大丈夫、気を失っているだけだと思う…でもどうして命までは…?」

男友「そいつ…根っからの悪ってわけじゃなさそうだから……」

校長「……はぁ……もしかしたら殺されてたかもなのよ?」

男友「ヘヘッ…結果論…っすよ………」ガクッ…

校長「…やっぱりこの子たちを護衛に当てて正解ね…」

カイ「………………………」

校長「…わかったでしょう?この子達の…根性と強さを…」

校長「男くん…そっちは頼んだわよ………」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:31:12.85 ID:1304mPIL0
女「今日はありがとう」

幼馴染「気にしないでよ~友達じゃない♪」

後輩「そうですよ!もっと困ったことがあればいってくださいね?」

女「本当に感謝している」

幼馴染「男友くんすっごい待たせちゃってるね」

後輩「早く行かないと怒られちゃいますね…」

女「そうだな…早く行こう」

サン「残念だけどそのコ死んでるかもよ?」

幼馴染&後輩&女「!!!!!!!!!」

女「誰だっ!?」

サン「そんな怖い顔しないでよ…」スゥッ…

後輩「幼馴染さんっ!下がってください!」

女「何者だ?」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:34:41.44 ID:1304mPIL0
サン「ふふっ♪マインドブレイカーはどの子かな~?あ、いたいた~♪」

後輩「その声…女性…?」

女「………」

サン「う~ん2人かぁ~……まあ大丈夫だよねー…」

女「お前は誰だ…?」

サン「うふふ…私?私は…そうね~…誰でしょうか?」バッ

ヒュヒュン!!!!!

後輩「っ!」キュイーン!

ズガガガガガ!!!!

サン「わ~お♪とっさに障壁張るなんてやるじゃ~ん おもしろくなりそうだね♪」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:39:44.70 ID:1304mPIL0
サン「黙ってマインドブレイカー…渡してもらえるかな…?」

女「拒否すれば…?」

サン「う~ん…そうねー…ちょ~っと痛い目見ちゃうかなぁ~?」

女「後輩…」

後輩「ひゃっひゃい!」

女「私がなんとかする、あなたは幼馴染を連れて逃げて」

後輩「でも一人じゃ!」

女「お願い」

後輩「女さん………」

女「私は一度誓ったんだ、命をかけて全力で幼馴染を守るって…」

幼馴染「女さん……」

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:45:27.05 ID:1304mPIL0
幼馴染「ダメ…」

女「っ!」

後輩「幼馴染さん!?」

幼馴染「大事な友達が危険な目にあっているのに自分だけ安全なところに隠れていることなんてできない」

女「幼馴染…」

幼馴染「私は信じてるよ?二人が絶対守ってくれること!遠くなんかに逃げなくても私を守ってくれること!」

サン「あのさぁ…友情語り合うのはいいんだけど~あたし急いでんだよね~…」

サン「もう二人でも一人でもいいからさぁ~かかってきなよ?」


146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 13:47:07.51 ID:1304mPIL0
女「………上等だ…」

後輩「上等ですっ…」

幼馴染「女さん…後輩ちゃん…!」

サン「あたしの風は……アンタ達のキレーな肌を切り裂く鋭利な刃物…」

サン「お嫁に行けなくなっても知らないよ?」

サン「まあ…生きて帰れないけどねえ!」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!

女「行くぞっ後輩!」

後輩「はいっ!

幼馴染「お願い…!絶対に負けないで…!」

147 名前:>>145 なんぞそれ[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:00:15.21 ID:1304mPIL0
女「あいつは風…」

後輩「物理的攻撃ですね…」

女「ここは海岸……潮風をも操ることができる…能力者はかなりの魔力だ…行けそうか?後輩…」

後輩「なんとか…頑張ってみます…!」

女「私は闇の魔法…確か…後輩は理魔法だったな…」

後輩「はい…有利な戦いですね」

女「1体2だ…しかし気は抜くな…」

後輩「はいっ…」

女「暗くなるまでまだ少し時間がある…暗くなれば闇の魔法は絶対的に有利…持久戦にもなりそうだ」

後輩「はい…」

女「へばるなよ?」

後輩「実践は初めてですが…頑張ります…!」

サン「アハハハハハハハハハハハハ!!!!!馬鹿ばっかりで困っちゃうなぁ~?しっぽを巻いて逃げたほうがいいっていうのに」

サン「あたしの風でバラバラに切り刻んでやるよ!!!!」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:09:57.96 ID:1304mPIL0
サン「1体2だからって勝てるとか思ってないよねぇ~?」

ドンッ!!!!

女「っ!!!(なんて集中力…!戦いの場でここまでの集中力…)」

後輩「(この人…戦いに慣れてる…!)」

サン「あたしが殺してきた人間は一人や二人じゃないよ?」

サン「たかが魔法学校の優等生くらいで本業のあたしに楯突くとは…」

サン「イラついてくる…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

女「行くぞ!」

後輩「はいっ!」





149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:10:54.70 ID:1304mPIL0
サン「いでよっ!ストームドラゴン!」シュゥゥゥゥ

後輩「召喚魔法!?」

女「数は…同じになったか……」

女「だが想定の範囲内だ…」

後輩「もぉ~!もっとちゃんと勉強しておけばよかったぁ~!!ファイアー!!!!」ボゥッ! 

女「……っ」ブゥゥゥーン

後輩「はぁ!」ブゥーーーーン!

ストームドラゴン「ギャオオオオオオオゥゥゥゥ!!!!!!!!!」

ドガーーーーン!!!!

後輩「雄叫びだけで相殺した!?」

女「生半可な魔法ではドラゴンに効くはずがない!本気で行け!」ブウゥゥゥゥーン

女「シャドーフレア!!!!」

ギュウウウウウウオオオウウウウウ

サン「あははっ!面白い闘いになりそうだねっ!」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:15:45.69 ID:1304mPIL0
サン「まぁあの有名な魔法学校の優等生さんたちだ…魔力だけは強いみたいだけど…」

サン「戦い方が分かっていないんじゃあ…使えないのと一緒だよ!」

サン「ストームビッグバン!」

シュルルルルルルルル

後輩「空気が圧縮されていく!」

女「後輩!危ない!」ダッ

後輩「っ!!ストームバリア!」シュルルルル

サン「へぇ~逆回転の風の障壁か、頭は切れるようだね」

サン「でも仲間の女の子はどうかな…?」

女「…くっ!」

スパッ

女「っぐ…!」

後輩「女さん!」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 14:18:12.58 ID:1304mPIL0
後輩「大丈夫ですか!?」

女「ああ、大丈夫…少しダメージを受けたようだがまだいける」

サン「当たり前だよ~手加減したんだもーん…そんなんでダウンされちゃああたしが困っちゃう♪」

女「お前はドラゴンだ…私はあいつをやる…!」

後輩「はいっ…!」

幼馴染「女さん…後輩ちゃん…!(お願い…無事で終わって…!)」


幼馴染「男ー朝だよー起きないとキスだよー」後半
続きます

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