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憂「ハンター試験!?」
唯「ハンター試験?」
唯「ハンター試験?」2
唯「ハンター試験?」3
のスピンオフです
唯「ハンター試験?」2
唯「ハンター試験?」3
のスピンオフです
852 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:18:55.80 ID:QfEjD48K0 [71/121]
憂「ハンター試験!?」
憂「だめだよお姉ちゃん!!死んじゃうよ!!!」
唯「憂は大げさだなぁ・・・良くわかんないけど死ぬわけないじゃん!」
憂(言っても無駄そうね・・・私がなんとかしなきゃ・・・!)
憂「そうだよね、ごめんお姉ちゃん!」
唯「うん!おやすみ憂!」
憂「お姉ちゃん寝たみたいだね・・・」
憂「ハンター試験って・・・あの毎年死者が何十人もでるっていう試験だよね・・・」
憂「そんなのにお姉ちゃんが出たら死んじゃうよ・・・私も参加してお姉ちゃんを守らないと!」
憂「とりあえず変装して行こう、正体をばらすのはいつでも出来るけど隠すなら最初からじゃないとね・・・」
855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:25:17.17 ID:QfEjD48K0 [72/121]
次の日の朝
憂(お姉ちゃん・・・)コソコソ
唯「おはようみんな~」
憂(一応マントで全身覆って着いて来たけど・・・)
憂(お姉ちゃんにばれないようにしなきゃ・・・何とかして諦めさせないと)
憂(お姉ちゃん・・・楽しそう・・・)
856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:29:32.85 ID:QfEjD48K0 [73/121]
船長「さて、じゃあ自己紹介でもしてもらおうかな」
憂「う、あ・・・アイです!」
憂(うん・・・私はアイ、憂じゃない)
アイ(お姉ちゃん、妹に守られるのは嫌かも知れないから)
アイ(これからはアイがお姉ちゃんを守るよ)
858 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:34:36.72 ID:QfEjD48K0 [74/121]
港
船長「着いたぜ、ここがドーレ港だ」
アイ(私は・・・お姉ちゃん達を尾行しないと・・・)
アイ(一本杉を目指すみたいだね、距離をとって着いていこう)
・・・・・・
アイ「あ、お姉ちゃん達街に入って行った・・・」
アイ「あの街・・・人が大勢いるみたい」
アイ「お姉ちゃん大丈夫かなあ・・・」
859 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:40:55.19 ID:QfEjD48K0 [75/121]
老婆「ドキドキ2択クイズ!」
アイ「・・・」
老婆「敵に兄弟が捕まった、助けられるのは1人だけ、どっちを助ける?
1、姉 2、兄」
アイ(この問題・・・そして2択に限定してある解答・・・おそらく正解は『答えない』こと)
アイ(でも・・・この問題は卑怯だよ!お姉ちゃんを助けるにきまってるじゃない!!)
アイ(ハンター試験・・・なんて卑劣な罠を仕掛けてくるの・・・)
老婆「正解だ、さあ本当の道はこっちだよ」
アイ(くっ・・・)
老婆(正解したのにあまり嬉しそうじゃないね・・・?)
861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:44:12.00 ID:QfEjD48K0 [76/121]
キリコの家
アイ「・・・」
キリコ「さあかかってきな、実力不足なら案内は出来ないよ」
アイ(お姉ちゃんはこの狐に勝ったってこと?)
アイ(嘘でしょ・・・?結構強そうなのに・・・)
キリコ「来ないならこっちから行くよ!」
ズドン!!
キリコ「ぐっ・・・」
アイ「人が考えてる最中に襲うなんて随分だね、狐ちゃん」
アイ「痛い目見ないと分からないのかな?」
863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:47:56.35 ID:QfEjD48K0 [77/121]
キリコ「うぐっ・・・もう合格だからそのへんにしとくれ」
アイ「そう、良かった」
アイ(早くお姉ちゃんに追いつかないと)
キリコ(なんなんだこの受験生は・・・身体能力はすでにプロのレベルじゃないか・・・?)
アイ「じゃあお願いします」
キリコ「ああ、それじゃ行くよ」
バサッ!
864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:51:31.51 ID:QfEjD48K0 [78/121]
ザバン市
キリコ「ここが試験会場だ」
アイ「この大きな建物が?・・・これじゃないよね、どこが会場?」
キリコ「あ、ああ・・・こっちの定食屋が・・・」
アイ「ふうん、一応ちゃんと考えてるみたいだね、ハンター協会も」
キリコ(なんだこいつ・・・)
アイ「じゃあありがとうキリコさん」
キリコ「・・・ああ、あんたにはこっぴどくやられたけど、実力は認めるさ」
キリコ「頑張んな」
866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:53:13.44 ID:QfEjD48K0 [79/121]
地下100階
役員「プレートをどうぞ」
アイ(411番・・・あ、お姉ちゃん達いた・・・)
唯(おっ、船で一緒だったマントの人だ・・・確か・・・アイさんだったかな?)
アイ(ここまで来れたんだお姉ちゃん・・・でもこれからはもっと厳しいはず)
アイ(絶対に連れ帰るからね、お姉ちゃん)
867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:03:59.00 ID:QfEjD48K0 [80/121]
トンパ「お、君も新顔みたいだね。お近づきのしるしにジュースどう?」
アイ「いいです、というか近づかないでください」
トンパ「え」
アイ(なれなれしい・・・どうせ何か入ってるんでしょそのジュースに・・・)
アイ(ハンター試験の受験者ってこんな小細工をするバカと)
アイ(この程度の罠にひっかかるバカしかいないの?)
アイ(・・・ってそんな訳ないか)
870 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:09:33.24 ID:QfEjD48K0 [81/121]
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!
アイ(いよいよだね・・・)
試験官「ただいまを持って受付時間を終了いたします」
試験官「ではこれより・・・」
試験官「ハンター試験を開始いたします」
871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:17:16.20 ID:QfEjD48K0 [82/121]
ドドドドドドドドドド
試験官「申し遅れましたが私一次試験担当のサトツと申します」
サトツ「これより皆様を二次試験会場へご案内いたします」
受験者「二次?ってことは一次は・・・」
サトツ「もう始まっているのでございます」
サトツ「二次試験会場まで私についてくること。それが一次試験でございます」
唯「!」
アイ(マラソンか・・・お姉ちゃんはマラソン苦手なはずだしここで終わりだね。良かった)
872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:21:33.61 ID:QfEjD48K0 [83/121]
三時間後
アイ(お姉ちゃんどうしてこんなに走れるの・・・?)
アイ(10分くらいで脱落すると思ったのに・・・)
アイ(・・・)
アイ(紬さんと何話してるんだろ・・・)
アイ(あんまり近づくと気づかれちゃうかもしれないからこれ以上はそばにいけない)
アイ「さびしいよ・・・」
875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:26:32.53 ID:QfEjD48K0 [84/121]
ドドドドドドドド
唯「うわぁ・・・嘘でしょ・・・」
そこには先が見えないくらいの階段があった
エレベーターで地下100階まで来たのだ。当然100階分登らなければならない
サトツ「ちょっとペースをあげますよ」
唯「うわっ速くなった!」
アイ(はぁ・・・いつまで走るの)
アイ(この程度で脱落する人たちは何を考えて試験を受けに来たの?)
876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:28:51.61 ID:QfEjD48K0 [85/121]
アイ(光・・・)
アイ(ゴール?では無いよね・・・まだ走っただけだし)
サトツ「ヌメーレ湿原、通称“詐欺師のねぐら”。二次試験会場へはここを通っていかなければなりません」
サトツ「この湿原にしかいない珍奇な動物たち。その多くが人間をも欺いて食料にしようという生き物です」
サトツ「十分注意してついて来てください。だまされると死にますよ」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:30:57.81 ID:QfEjD48K0 [86/121]
サトツ「さて、では行きますか。しっかりと私の後をついてきてください」
?「嘘だ!そいつは嘘をついてる!」
アイ(?)
・・・・・・
アイ(あ、ニセ試験官が死んじゃった)
アイ(お姉ちゃん以外が死のうがどうでもいいよ・・・お姉ちゃんとお話したい・・・)
アイ(ただニセ試験官を殺した男・・・)
アイ(受験生の話が聴こえてきたけど・・・たしか名前はヒソカ)
アイ(あの人は・・・危ない)
879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:32:01.34 ID:QfEjD48K0 [87/121]
受験生347名ヌメーレ湿原へ突入
アイ(霧がすごい・・・お姉ちゃんを見失いそう)
うわああああああああああああああああああああ!!!
唯「悲鳴!後ろから!」
紬「大丈夫!あの三人の声は聴こえなかった!」
唯「でも・・・!」
澪「きゃああああああ!!」
唯「澪ちゃん!」ダッ!
紬「唯ちゃん!くっ!」ダッ!
アイ(え?お姉ちゃん!?)
アイ(急に後ろに走り出した!とにかく着いていかないと!)ダダッ
880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:35:08.79 ID:QfEjD48K0 [88/121]
アイ「お姉ちゃん!どこ!?」
アイ(まさか見失うなんて!お姉ちゃん無事でいて!!)
ザッ
ヒソカ「ん?」
アイ「あなたは・・・ヒソカさんですよね?」
アイ「・・・お姉ちゃ・・・髪止めを付けた女の子を見ませんでしたか?」
ヒソカ「ああ♪彼女なら・・・」
アイ「?」
ヒソカ「どうしたでしょう?くっくっく・・・♪」
アイ「―――!!」
881 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:39:35.37 ID:QfEjD48K0 [89/121]
アイ「何をしたの!?」
ヒソカ「別に?知りたかったら力づくで・・・」
ドカッ!!
ヒソカ「・・・」
アイ「力づくで?聞きますけど・・・」
アイのボディブローがヒソカに突き刺さった
ヒソカ「くくく・・・くくくくくく」
ヒソカ「面白いねキミ・・・」
アイ(効いてない!?嘘・・・)
ヒソカ「その子なら無事さ、そのうち来るだろう」
ヒソカ「キミの名前は?」
885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:03:45.54 ID:QfEjD48K0 [90/121]
アイ「・・・アイです」
ヒソカ「覚えておこう♪このパンチの分は必ず返させてもらうよ♪」
アイ「今返したらどうですか?」
ヒソカ「急いでるからいいや、じゃあね♪」
ヒソカ(今あのコと戦ったら興奮して試験どころじゃなくなっちゃうよォォ・・・♪)
アイ「・・・」
アイ(ヒソカ・・・何なの?あの頑丈さは・・・)
アイ「・・・後でお姉ちゃんが来るなら、私も先に行って待ってよう・・・」
アイ「とりあえずヒソカの後を尾けようかな・・・」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:06:10.81 ID:QfEjD48K0 [91/121]
サトツ「みなさんお疲れ様です。無事湿原をぬけました」
サトツ「ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
サトツ「それじゃ私はこれで。健闘を祈ります」
唯「ゴール!」
紬「間に合ったわ~」
アイ(あ、お姉ちゃん!良かった無事で・・・)
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:12:04.18 ID:QfEjD48K0 [92/121]
二次試験前半 ブハラのメニュー
アイ(ブタの丸焼きかあ・・・お姉ちゃんに食べさせてあげたいなあ)
ブタ「ブモオオオオオオ!」
アイ「うるさい!」ドカン!
ブタ「プギィ」バタン
890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:15:01.81 ID:QfEjD48K0 [93/121]
二次試験後半メンチのメニュー
アイ(にぎりずし・・・お魚釣りにいこう)
アイ(この人たちおすし知らないのかな?)
アイ(お姉ちゃん達も後から釣り来るだろうし早く行って帰ってこよう)
891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:26:23.22 ID:QfEjD48K0 [94/121]
アイ(出来た。お姉ちゃんに食べてもらいたくてお寿司握る練習しておいて良かった・・・)
アイ(でも最初に食べるのがお姉ちゃんじゃなくてあんな女なんてね・・・)
アイ「出来ました」
メンチ「おっ、これあんたスシ知ってたわね。でも問題は味よ・・・」パクッ
メンチ(スシをまともに握れるようになるには10年の修行が必要だと言われて・・・)
メンチ「おいしい・・・」
アイ「あ、じゃあ」
メンチ「あ、ああうん合格ね・・・411番」
メンチ(おっかしいな~文句つけてやろうと思ったのに・・・)
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:28:43.81 ID:QfEjD48K0 [95/121]
受験生「すげえぜあいつ・・・」
受験生「何者だよ・・・」
アイ(目立っちゃってるよぅ・・・お姉ちゃんにばれませんように・・・)
唯(う~ん・・・あのマントのアイって人、なんか知ってる人のような気がするんだよね~)
唯(さっきお寿司握ってるとこちょっと見たけど・・・手つきとかなんか見たことが・・・う~ん・・・)
唯(まあいっか!無理に思い出そうとすると逆に思い出せないって、憂が言ってたし!)
896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:38:12.15 ID:QfEjD48K0 [96/121]
メンチ「ふう」
メンチ「ワリ!おなかいっぱいになっちった!」
メンチ「ってわけで終了!」
唯「ええ~~!?」
二次試験後半メンチのメニュー
合格者3名・・・!?
アイ(やった!これで終わり!)
アイ(後は辞退してお姉ちゃんと帰るだけ!!)
アイ(良かった・・・ほんとに良かった・・・)
899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:43:12.23 ID:QfEjD48K0 [97/121]
二次試験後半メンチのメニュー再試験
アイ(再試験!?ふざけないで!!せっかくお姉ちゃんが落ちたのに・・・)
アイ(許さない!メンチさんも会長も何考えてるの!?)
メンチ「よいしょ、この卵をとってきてゆで卵をつくるのよ」
アイ(はあ!?そんなの簡単すぎて誰でも出来るよ!!)
メンチ「あ、言い忘れてたけどさっきの合格者はやらなくていいわよ」
紬「私は楽しそうなんでやらせていただきます♪」
アイ(誰がやるか!!)ブチブチ
903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:47:54.25 ID:QfEjD48K0 [98/121]
紬「それじゃ唯ちゃん行きましょ!」
唯「うん!とうっ!!」ヒュー
アイ(あ、お姉ちゃん楽しそう・・・)
アイ(私もやればよかったかな・・・)
アイ(でも私がやったらマントがめくれて正体がばれるし・・・)
アイ「・・・はぁ」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:48:54.24 ID:QfEjD48K0 [99/121]
ゴゥンゴゥン
二次試験合格者は飛行船に乗り、次なる試験場へ向かっていた
ネテロ「残った75名の諸君にはあらためてあいさつしとこうかの」
ネテロ「ハンター協会の会長を務めとるネテロじゃ」
ネテロ「ここからはワシも同行することにしたからよろしくの」
アイ(よろしくされる覚えはないよ)
アイ(ネテロ会長、再試験の恨み忘れませんから)
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:50:25.38 ID:QfEjD48K0 [100/121]
アイ(さて、お姉ちゃんは・・・)テクテク
アイ(紬さんとお話してる・・・)
アイ(お姉ちゃん楽しそう・・・)
アイ(今日は飛行船のレストランで晩御飯食べるのかな・・・?)
アイ(私のご飯食べてほしいなあ・・・)
アイ(・・・いつまでも見てたらばれちゃうよね、もう行かなきゃ)
アイ「お姉ちゃん・・・」グスッ
909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:58:48.81 ID:QfEjD48K0 [101/121]
役員『皆様大変お待たせいたしました、目的地に到着です』
ゴゥンゴゥン・・・
唯「みんな外見て!なんかすごいのがあるよ!」
澪「確かにすごい高い塔だな・・・」
律「ここが次の試験会場・・・」
紬「わくわくするわ~♪」
梓「ファイト!私!」
アイ(お姉ちゃん・・・きっとこの試験で脱落してくれるよね)
アイ(・・・ファイト、私)
ゴゥン・・・
役員「到着です」
912 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:03:51.68 ID:QfEjD48K0 [102/121]
3次試験トリックタワー
アイ(ここなら広くて見晴らしもいいから、離れいてればずっとお姉ちゃんを見ていられる)
アイ(・・・受験生が隠し扉らしきもので降りて行ってる・・・)
アイ(お姉ちゃんは・・・ん?5人で集まって・・・まさか!)ダダッ
グルン!!バタン!!
アイ「お姉ちゃん!!」
アイ「くそ、もう開かない!!」
アイ「お姉ちゃんを見る事に集中しすぎて隠し扉を調べ忘れた!」
アイ「この扉は一回しか開かない!!」
アイ「よく考えれば当然の事なのに・・・私のバカ!!」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:06:13.91 ID:QfEjD48K0 [103/121]
アイ「・・・ひとまず他の扉を探そう」
アイ「お姉ちゃんが生きて下まで降りてくる事を信じて・・・」
アイ「お願い!無事でいてお姉ちゃん!!」
アイ「お願いします!神様!!」
・・・・・・
コツン
アイ「あ、隠し扉あった・・・」
アイ「・・・行こう」
バタン!!
914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:10:11.13 ID:QfEjD48K0 [104/121]
リッポー『よく来たね』
リッポー『このタワーには幾通りものルートが用意されており、それぞれクリア条件が異なるのだ』
リッポー『キミは運がいい・・・くくく』
リッポー『そこはバトルロード!!一階につき一人の試験官が待機して君を待っている!』
リッポー『難しい事は一切ない!ただ各階の試験官を倒せば下に降りられる!』
リッポー『時間内に全員倒し下まで降りてくる事だけがクリア条件だ!』
リッポー『下に行くほど試験官は強くなる!そこはこのトリックタワーの最難関コースなのだ!!』
アイ「ふうん・・・」
アイ「良かった」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:16:49.90 ID:QfEjD48K0 [105/121]
アイ「簡単なコースじゃ早く着き過ぎちゃうもん」
アイ「お姉ちゃんもギリギリに着きそうだから」
アイ「私もギリギリ着くくらいの方がお姉ちゃんを待ってやきもきしなくていいし」
アイ「願ったりかなったりだよ」
アイ「じゃ・・・行こうかな」
アイ(お姉ちゃん・・・無事でいてね・・・)
917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:20:03.21 ID:QfEjD48K0 [106/121]
・・・・・・
アイ「はぁ・・・はぁ・・・」
・・・・・・
アイ「はぁ・・・」
・・・・・・
アイ「戦いっぱなしは・・・流石に疲れるよ・・・」
・・・・・・
トリックタワー二階
アイ「二階・・・ここが最後だね・・・」
囚人「ここまで来るとは驚いたぜ」
囚人「解体屋ジョネスと共にこの刑務所の二強と言われているこのオレを倒せるかな?」
囚人「その疲弊しきった体で・・・」
アイ「うるさいですよ・・・いいからさっさとかかって来てください」
囚人「・・・おもしれぇ」
・・・・・・
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:26:48.58 ID:QfEjD48K0 [107/121]
トリックタワー一階
アイ「残り1時間5分・・・なんとかクリアできた・・・」
アイ「たしかに最後の人はちょっと強かったけど」
アイ「基本的に疲れただけだった・・・」
アイ「お姉ちゃんは・・・まだいないか」
アイ「無事でいて・・・お姉ちゃん・・・」
アイ(残り1分を切った・・・)
アイ(お姉ちゃん・・・きっと来るよね、お姉ちゃんなら・・・)
――――――!
バシューーーーーーーーン!!!
唯「間に合った~~~!!!」
試験官『タイムアップ~!』
試験官『三次試験終了~!』
アイ(お姉ちゃん!!良かった・・・ほんとに良かった・・・)
921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:35:35.59 ID:QfEjD48K0 [108/121]
4次試験
森の中
アイ(私の方が先に出発出来てよかった・・・)
アイ(入口付近で待ってればお姉ちゃんが来るはずだから・・・)
アイ(あとは尾行して、何とか諦めさせる・・・!)
唯「・・・」ダダッ!
アイ(あっ!お姉ちゃん!)ダダッ!
唯(ムギちゃん・・・私どうしたら・・・)ダダダダ
アイ(え?何・・・?速い!!)ダダダ
アイ(嘘でしょ・・・!?離される・・・!!)ダダダ
唯「・・・」ダダダダダ!
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:40:24.39 ID:QfEjD48K0 [109/121]
アイ「はぁ・・・はぁ・・・」
アイ「見失った・・・」
アイ(嘘でしょ・・・?何であんなに速く走れるの?お姉ちゃん・・・)
アイ「仕方ない・・・お姉ちゃんを探しつつ、最終試験にお姉ちゃんが残った時の事も考えてプレートも集めよう」
アイ「ターゲットは・・・412番」
アイ「私の次に一次試験場に入ってきた人だから・・・」
アイ「紬さんの執事・・・確か斉藤さん」
アイ「お姉ちゃんと斉藤さんを探そう」
・・・・・・
923 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:43:40.62 ID:QfEjD48K0 [110/121]
アイ「斉藤さん・・・ですよね?」
斉藤「はい、そうですが・・・」
アイ(お姉ちゃんより先に斉藤さんを見つけちゃうなんて・・・)
アイ「斉藤さんが私のターゲットなんです」
斉藤「ではプレートを奪いに・・・?」
アイ「分かっているなら話は早いです」
斉藤「ふむ」
アイ「いきます」
斉藤「・・・」
925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:48:03.38 ID:QfEjD48K0 [111/121]
・・・・・・
アイ(・・・強い・・・!)
斉藤「・・・」
ズドン!
アイ「うっ・・・」
アイ(3次試験の全員合わせても・・・遥かに及ばないくらい・・・)
斉藤「・・・」
アイ(いくら攻撃をくりだしても・・・かすりもしない)
アイ(一方的に攻撃されて・・・もう・・・)
アイ(お姉ちゃん・・・私・・・)
斉藤「・・・」
アイ(ここまでみたい・・・)
929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:02:07.35 ID:QfEjD48K0 [112/121]
斉藤「・・・かなわないと分かっても・・・」
アイ「・・・?」
斉藤「攻撃も止めず、逃げもしない」
斉藤「何故です?」
アイ「守りたい人がいるから・・・」
アイ「その人のそばにいたいから・・・」
アイ「私は、勝ち進まなきゃいけない・・・」
斉藤「・・・」
アイ「あ・・・」グラッ
バタン!
930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:11:22.15 ID:QfEjD48K0 [113/121]
アイ(もう立てないや)
アイ(殺される)
アイ(お姉ちゃん・・・さよなら)
アイ(せめて最後に・・・お姉ちゃんの声聴きたかったなぁ・・・)
斉藤「・・・」
アイはそのまま気を失った
・・・・・・
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:16:20.60 ID:QfEjD48K0 [114/121]
・・・・・・
アイ「う・・・ん」
アイ「あれ・・・?」
アイ「生きてる・・・」
アイ「それに412番のプレートも・・・」
アイ「何で・・・?一体何が・・・」
斉藤(彼女は十分強かった・・・)
斉藤(体術は紬お嬢様並み・・・)
斉藤(私に負けた事をバネに・・・)
斉藤(これからもっと強くなりなさい・・・)
斉藤(守りたいその人を守る力をつけなさい・・・)
斉藤(ただその力を・・・間違った事に使わぬよう・・・)
934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:20:02.87 ID:QfEjD48K0 [115/121]
アイ「・・・」
アイ「世の中には・・・想像もつかないくらい強い人がいるんだ・・・」
アイ「ヒソカ・・・斉藤さん・・・受験生だけでこれだけいる」
アイ「きっとハンターになったら・・・そういう人達を相手にしなきゃいけない」
アイ「私が生き残ったのは運が良かっただけ」
アイ「次はもうない」
アイ「・・・もしお姉ちゃんがハンター試験に合格して、プロになったら・・・」
アイ「必ず命を落とす・・・」
アイ「そんなのイヤ・・・!!」
936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:22:55.32 ID:QfEjD48K0 [116/121]
アイ「お姉ちゃんが誰かに殺されるなんて・・・そんなの・・・!!」
アイ「・・・なんとしても探しだして、説得する!」
アイ「いや、もう引っ張って帰る!!」
アイ「お姉ちゃん・・・!!無事でいて・・・!!」
しかし4次試験中にアイが唯を見つけ出す事は出来なかった
唯は最終試験に進んでしまったのだ
アイ「お姉ちゃん・・・」
939 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:31:01.06 ID:QfEjD48K0 [117/121]
アイ「お姉ちゃんが飛行船に乗った・・・」
アイ「私も乗らなきゃ・・・」
アイ「このままじゃお姉ちゃんは確実に命を落とす・・・」
アイ「誰かに・・・殺される・・・」
アイに斉藤の思いは届かなかった
皮肉にも彼との戦いでアイは曲がった愛情を抱いてしまっていた
アイ「誰かに殺されるくらいなら・・・」
アイ「私が殺すよ・・・お姉ちゃんを・・・」
アイ「この手で・・・私が・・・」
アイ「・・・ふふ」
アイ「・・・うふふ」
941 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:33:23.93 ID:QfEjD48K0 [118/121]
アイ「・・・」
ういー
アイ「!!」バッ
飛行船への階段を上っている時、アイは唯の声が聴こえた気がして振り返った
しかしそこに唯の姿はあるはずが無かった
アイ「お姉ちゃん・・・」
アイ「さよならの・・・準備しないとね」
アイ「私もすぐに後を追うから・・・」
アイ「天国と地獄じゃ会えないけど・・・」
アイ「私は・・・平沢憂は、お姉ちゃんが、平沢唯が大好きでした」ポロ
アイ「・・・」
・・・・・・
ゴゥン・・・ゴゥン・・・
942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:35:04.16 ID:QfEjD48K0 [119/121]
憂「ハンター試験!?」
おしまい
950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:43:06.09 ID:QfEjD48K0 [120/121]
本編、おまけ共に読んでくれた人ありがとう!
ギリギリだったから3次試験ちょっと駆け足になったけどなんとか終われた
続き製作中です
とりあえずこれはこれで締められてよかった
964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 20:45:57.54 ID:QfEjD48K0 [121/121]
スレは埋めても埋めなくてもどっちでも
2日間付き合ってくれてありがとうございます
ss投下中レス返せなくてすいません
憂「ハンター試験!?」
憂「だめだよお姉ちゃん!!死んじゃうよ!!!」
唯「憂は大げさだなぁ・・・良くわかんないけど死ぬわけないじゃん!」
憂(言っても無駄そうね・・・私がなんとかしなきゃ・・・!)
憂「そうだよね、ごめんお姉ちゃん!」
唯「うん!おやすみ憂!」
憂「お姉ちゃん寝たみたいだね・・・」
憂「ハンター試験って・・・あの毎年死者が何十人もでるっていう試験だよね・・・」
憂「そんなのにお姉ちゃんが出たら死んじゃうよ・・・私も参加してお姉ちゃんを守らないと!」
憂「とりあえず変装して行こう、正体をばらすのはいつでも出来るけど隠すなら最初からじゃないとね・・・」
855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:25:17.17 ID:QfEjD48K0 [72/121]
次の日の朝
憂(お姉ちゃん・・・)コソコソ
唯「おはようみんな~」
憂(一応マントで全身覆って着いて来たけど・・・)
憂(お姉ちゃんにばれないようにしなきゃ・・・何とかして諦めさせないと)
憂(お姉ちゃん・・・楽しそう・・・)
856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:29:32.85 ID:QfEjD48K0 [73/121]
船長「さて、じゃあ自己紹介でもしてもらおうかな」
憂「う、あ・・・アイです!」
憂(うん・・・私はアイ、憂じゃない)
アイ(お姉ちゃん、妹に守られるのは嫌かも知れないから)
アイ(これからはアイがお姉ちゃんを守るよ)
858 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:34:36.72 ID:QfEjD48K0 [74/121]
港
船長「着いたぜ、ここがドーレ港だ」
アイ(私は・・・お姉ちゃん達を尾行しないと・・・)
アイ(一本杉を目指すみたいだね、距離をとって着いていこう)
・・・・・・
アイ「あ、お姉ちゃん達街に入って行った・・・」
アイ「あの街・・・人が大勢いるみたい」
アイ「お姉ちゃん大丈夫かなあ・・・」
859 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:40:55.19 ID:QfEjD48K0 [75/121]
老婆「ドキドキ2択クイズ!」
アイ「・・・」
老婆「敵に兄弟が捕まった、助けられるのは1人だけ、どっちを助ける?
1、姉 2、兄」
アイ(この問題・・・そして2択に限定してある解答・・・おそらく正解は『答えない』こと)
アイ(でも・・・この問題は卑怯だよ!お姉ちゃんを助けるにきまってるじゃない!!)
アイ(ハンター試験・・・なんて卑劣な罠を仕掛けてくるの・・・)
老婆「正解だ、さあ本当の道はこっちだよ」
アイ(くっ・・・)
老婆(正解したのにあまり嬉しそうじゃないね・・・?)
861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:44:12.00 ID:QfEjD48K0 [76/121]
キリコの家
アイ「・・・」
キリコ「さあかかってきな、実力不足なら案内は出来ないよ」
アイ(お姉ちゃんはこの狐に勝ったってこと?)
アイ(嘘でしょ・・・?結構強そうなのに・・・)
キリコ「来ないならこっちから行くよ!」
ズドン!!
キリコ「ぐっ・・・」
アイ「人が考えてる最中に襲うなんて随分だね、狐ちゃん」
アイ「痛い目見ないと分からないのかな?」
863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:47:56.35 ID:QfEjD48K0 [77/121]
キリコ「うぐっ・・・もう合格だからそのへんにしとくれ」
アイ「そう、良かった」
アイ(早くお姉ちゃんに追いつかないと)
キリコ(なんなんだこの受験生は・・・身体能力はすでにプロのレベルじゃないか・・・?)
アイ「じゃあお願いします」
キリコ「ああ、それじゃ行くよ」
バサッ!
864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:51:31.51 ID:QfEjD48K0 [78/121]
ザバン市
キリコ「ここが試験会場だ」
アイ「この大きな建物が?・・・これじゃないよね、どこが会場?」
キリコ「あ、ああ・・・こっちの定食屋が・・・」
アイ「ふうん、一応ちゃんと考えてるみたいだね、ハンター協会も」
キリコ(なんだこいつ・・・)
アイ「じゃあありがとうキリコさん」
キリコ「・・・ああ、あんたにはこっぴどくやられたけど、実力は認めるさ」
キリコ「頑張んな」
866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 15:53:13.44 ID:QfEjD48K0 [79/121]
地下100階
役員「プレートをどうぞ」
アイ(411番・・・あ、お姉ちゃん達いた・・・)
唯(おっ、船で一緒だったマントの人だ・・・確か・・・アイさんだったかな?)
アイ(ここまで来れたんだお姉ちゃん・・・でもこれからはもっと厳しいはず)
アイ(絶対に連れ帰るからね、お姉ちゃん)
867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:03:59.00 ID:QfEjD48K0 [80/121]
トンパ「お、君も新顔みたいだね。お近づきのしるしにジュースどう?」
アイ「いいです、というか近づかないでください」
トンパ「え」
アイ(なれなれしい・・・どうせ何か入ってるんでしょそのジュースに・・・)
アイ(ハンター試験の受験者ってこんな小細工をするバカと)
アイ(この程度の罠にひっかかるバカしかいないの?)
アイ(・・・ってそんな訳ないか)
870 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:09:33.24 ID:QfEjD48K0 [81/121]
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!
アイ(いよいよだね・・・)
試験官「ただいまを持って受付時間を終了いたします」
試験官「ではこれより・・・」
試験官「ハンター試験を開始いたします」
871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:17:16.20 ID:QfEjD48K0 [82/121]
ドドドドドドドドドド
試験官「申し遅れましたが私一次試験担当のサトツと申します」
サトツ「これより皆様を二次試験会場へご案内いたします」
受験者「二次?ってことは一次は・・・」
サトツ「もう始まっているのでございます」
サトツ「二次試験会場まで私についてくること。それが一次試験でございます」
唯「!」
アイ(マラソンか・・・お姉ちゃんはマラソン苦手なはずだしここで終わりだね。良かった)
872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:21:33.61 ID:QfEjD48K0 [83/121]
三時間後
アイ(お姉ちゃんどうしてこんなに走れるの・・・?)
アイ(10分くらいで脱落すると思ったのに・・・)
アイ(・・・)
アイ(紬さんと何話してるんだろ・・・)
アイ(あんまり近づくと気づかれちゃうかもしれないからこれ以上はそばにいけない)
アイ「さびしいよ・・・」
875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:26:32.53 ID:QfEjD48K0 [84/121]
ドドドドドドドド
唯「うわぁ・・・嘘でしょ・・・」
そこには先が見えないくらいの階段があった
エレベーターで地下100階まで来たのだ。当然100階分登らなければならない
サトツ「ちょっとペースをあげますよ」
唯「うわっ速くなった!」
アイ(はぁ・・・いつまで走るの)
アイ(この程度で脱落する人たちは何を考えて試験を受けに来たの?)
876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:28:51.61 ID:QfEjD48K0 [85/121]
アイ(光・・・)
アイ(ゴール?では無いよね・・・まだ走っただけだし)
サトツ「ヌメーレ湿原、通称“詐欺師のねぐら”。二次試験会場へはここを通っていかなければなりません」
サトツ「この湿原にしかいない珍奇な動物たち。その多くが人間をも欺いて食料にしようという生き物です」
サトツ「十分注意してついて来てください。だまされると死にますよ」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:30:57.81 ID:QfEjD48K0 [86/121]
サトツ「さて、では行きますか。しっかりと私の後をついてきてください」
?「嘘だ!そいつは嘘をついてる!」
アイ(?)
・・・・・・
アイ(あ、ニセ試験官が死んじゃった)
アイ(お姉ちゃん以外が死のうがどうでもいいよ・・・お姉ちゃんとお話したい・・・)
アイ(ただニセ試験官を殺した男・・・)
アイ(受験生の話が聴こえてきたけど・・・たしか名前はヒソカ)
アイ(あの人は・・・危ない)
879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:32:01.34 ID:QfEjD48K0 [87/121]
受験生347名ヌメーレ湿原へ突入
アイ(霧がすごい・・・お姉ちゃんを見失いそう)
うわああああああああああああああああああああ!!!
唯「悲鳴!後ろから!」
紬「大丈夫!あの三人の声は聴こえなかった!」
唯「でも・・・!」
澪「きゃああああああ!!」
唯「澪ちゃん!」ダッ!
紬「唯ちゃん!くっ!」ダッ!
アイ(え?お姉ちゃん!?)
アイ(急に後ろに走り出した!とにかく着いていかないと!)ダダッ
880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:35:08.79 ID:QfEjD48K0 [88/121]
アイ「お姉ちゃん!どこ!?」
アイ(まさか見失うなんて!お姉ちゃん無事でいて!!)
ザッ
ヒソカ「ん?」
アイ「あなたは・・・ヒソカさんですよね?」
アイ「・・・お姉ちゃ・・・髪止めを付けた女の子を見ませんでしたか?」
ヒソカ「ああ♪彼女なら・・・」
アイ「?」
ヒソカ「どうしたでしょう?くっくっく・・・♪」
アイ「―――!!」
881 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 16:39:35.37 ID:QfEjD48K0 [89/121]
アイ「何をしたの!?」
ヒソカ「別に?知りたかったら力づくで・・・」
ドカッ!!
ヒソカ「・・・」
アイ「力づくで?聞きますけど・・・」
アイのボディブローがヒソカに突き刺さった
ヒソカ「くくく・・・くくくくくく」
ヒソカ「面白いねキミ・・・」
アイ(効いてない!?嘘・・・)
ヒソカ「その子なら無事さ、そのうち来るだろう」
ヒソカ「キミの名前は?」
885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:03:45.54 ID:QfEjD48K0 [90/121]
アイ「・・・アイです」
ヒソカ「覚えておこう♪このパンチの分は必ず返させてもらうよ♪」
アイ「今返したらどうですか?」
ヒソカ「急いでるからいいや、じゃあね♪」
ヒソカ(今あのコと戦ったら興奮して試験どころじゃなくなっちゃうよォォ・・・♪)
アイ「・・・」
アイ(ヒソカ・・・何なの?あの頑丈さは・・・)
アイ「・・・後でお姉ちゃんが来るなら、私も先に行って待ってよう・・・」
アイ「とりあえずヒソカの後を尾けようかな・・・」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:06:10.81 ID:QfEjD48K0 [91/121]
サトツ「みなさんお疲れ様です。無事湿原をぬけました」
サトツ「ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
サトツ「それじゃ私はこれで。健闘を祈ります」
唯「ゴール!」
紬「間に合ったわ~」
アイ(あ、お姉ちゃん!良かった無事で・・・)
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:12:04.18 ID:QfEjD48K0 [92/121]
二次試験前半 ブハラのメニュー
アイ(ブタの丸焼きかあ・・・お姉ちゃんに食べさせてあげたいなあ)
ブタ「ブモオオオオオオ!」
アイ「うるさい!」ドカン!
ブタ「プギィ」バタン
890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:15:01.81 ID:QfEjD48K0 [93/121]
二次試験後半メンチのメニュー
アイ(にぎりずし・・・お魚釣りにいこう)
アイ(この人たちおすし知らないのかな?)
アイ(お姉ちゃん達も後から釣り来るだろうし早く行って帰ってこよう)
891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:26:23.22 ID:QfEjD48K0 [94/121]
アイ(出来た。お姉ちゃんに食べてもらいたくてお寿司握る練習しておいて良かった・・・)
アイ(でも最初に食べるのがお姉ちゃんじゃなくてあんな女なんてね・・・)
アイ「出来ました」
メンチ「おっ、これあんたスシ知ってたわね。でも問題は味よ・・・」パクッ
メンチ(スシをまともに握れるようになるには10年の修行が必要だと言われて・・・)
メンチ「おいしい・・・」
アイ「あ、じゃあ」
メンチ「あ、ああうん合格ね・・・411番」
メンチ(おっかしいな~文句つけてやろうと思ったのに・・・)
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:28:43.81 ID:QfEjD48K0 [95/121]
受験生「すげえぜあいつ・・・」
受験生「何者だよ・・・」
アイ(目立っちゃってるよぅ・・・お姉ちゃんにばれませんように・・・)
唯(う~ん・・・あのマントのアイって人、なんか知ってる人のような気がするんだよね~)
唯(さっきお寿司握ってるとこちょっと見たけど・・・手つきとかなんか見たことが・・・う~ん・・・)
唯(まあいっか!無理に思い出そうとすると逆に思い出せないって、憂が言ってたし!)
896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:38:12.15 ID:QfEjD48K0 [96/121]
メンチ「ふう」
メンチ「ワリ!おなかいっぱいになっちった!」
メンチ「ってわけで終了!」
唯「ええ~~!?」
二次試験後半メンチのメニュー
合格者3名・・・!?
アイ(やった!これで終わり!)
アイ(後は辞退してお姉ちゃんと帰るだけ!!)
アイ(良かった・・・ほんとに良かった・・・)
899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:43:12.23 ID:QfEjD48K0 [97/121]
二次試験後半メンチのメニュー再試験
アイ(再試験!?ふざけないで!!せっかくお姉ちゃんが落ちたのに・・・)
アイ(許さない!メンチさんも会長も何考えてるの!?)
メンチ「よいしょ、この卵をとってきてゆで卵をつくるのよ」
アイ(はあ!?そんなの簡単すぎて誰でも出来るよ!!)
メンチ「あ、言い忘れてたけどさっきの合格者はやらなくていいわよ」
紬「私は楽しそうなんでやらせていただきます♪」
アイ(誰がやるか!!)ブチブチ
903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:47:54.25 ID:QfEjD48K0 [98/121]
紬「それじゃ唯ちゃん行きましょ!」
唯「うん!とうっ!!」ヒュー
アイ(あ、お姉ちゃん楽しそう・・・)
アイ(私もやればよかったかな・・・)
アイ(でも私がやったらマントがめくれて正体がばれるし・・・)
アイ「・・・はぁ」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:48:54.24 ID:QfEjD48K0 [99/121]
ゴゥンゴゥン
二次試験合格者は飛行船に乗り、次なる試験場へ向かっていた
ネテロ「残った75名の諸君にはあらためてあいさつしとこうかの」
ネテロ「ハンター協会の会長を務めとるネテロじゃ」
ネテロ「ここからはワシも同行することにしたからよろしくの」
アイ(よろしくされる覚えはないよ)
アイ(ネテロ会長、再試験の恨み忘れませんから)
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:50:25.38 ID:QfEjD48K0 [100/121]
アイ(さて、お姉ちゃんは・・・)テクテク
アイ(紬さんとお話してる・・・)
アイ(お姉ちゃん楽しそう・・・)
アイ(今日は飛行船のレストランで晩御飯食べるのかな・・・?)
アイ(私のご飯食べてほしいなあ・・・)
アイ(・・・いつまでも見てたらばれちゃうよね、もう行かなきゃ)
アイ「お姉ちゃん・・・」グスッ
909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 17:58:48.81 ID:QfEjD48K0 [101/121]
役員『皆様大変お待たせいたしました、目的地に到着です』
ゴゥンゴゥン・・・
唯「みんな外見て!なんかすごいのがあるよ!」
澪「確かにすごい高い塔だな・・・」
律「ここが次の試験会場・・・」
紬「わくわくするわ~♪」
梓「ファイト!私!」
アイ(お姉ちゃん・・・きっとこの試験で脱落してくれるよね)
アイ(・・・ファイト、私)
ゴゥン・・・
役員「到着です」
912 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:03:51.68 ID:QfEjD48K0 [102/121]
3次試験トリックタワー
アイ(ここなら広くて見晴らしもいいから、離れいてればずっとお姉ちゃんを見ていられる)
アイ(・・・受験生が隠し扉らしきもので降りて行ってる・・・)
アイ(お姉ちゃんは・・・ん?5人で集まって・・・まさか!)ダダッ
グルン!!バタン!!
アイ「お姉ちゃん!!」
アイ「くそ、もう開かない!!」
アイ「お姉ちゃんを見る事に集中しすぎて隠し扉を調べ忘れた!」
アイ「この扉は一回しか開かない!!」
アイ「よく考えれば当然の事なのに・・・私のバカ!!」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:06:13.91 ID:QfEjD48K0 [103/121]
アイ「・・・ひとまず他の扉を探そう」
アイ「お姉ちゃんが生きて下まで降りてくる事を信じて・・・」
アイ「お願い!無事でいてお姉ちゃん!!」
アイ「お願いします!神様!!」
・・・・・・
コツン
アイ「あ、隠し扉あった・・・」
アイ「・・・行こう」
バタン!!
914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:10:11.13 ID:QfEjD48K0 [104/121]
リッポー『よく来たね』
リッポー『このタワーには幾通りものルートが用意されており、それぞれクリア条件が異なるのだ』
リッポー『キミは運がいい・・・くくく』
リッポー『そこはバトルロード!!一階につき一人の試験官が待機して君を待っている!』
リッポー『難しい事は一切ない!ただ各階の試験官を倒せば下に降りられる!』
リッポー『時間内に全員倒し下まで降りてくる事だけがクリア条件だ!』
リッポー『下に行くほど試験官は強くなる!そこはこのトリックタワーの最難関コースなのだ!!』
アイ「ふうん・・・」
アイ「良かった」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:16:49.90 ID:QfEjD48K0 [105/121]
アイ「簡単なコースじゃ早く着き過ぎちゃうもん」
アイ「お姉ちゃんもギリギリに着きそうだから」
アイ「私もギリギリ着くくらいの方がお姉ちゃんを待ってやきもきしなくていいし」
アイ「願ったりかなったりだよ」
アイ「じゃ・・・行こうかな」
アイ(お姉ちゃん・・・無事でいてね・・・)
917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:20:03.21 ID:QfEjD48K0 [106/121]
・・・・・・
アイ「はぁ・・・はぁ・・・」
・・・・・・
アイ「はぁ・・・」
・・・・・・
アイ「戦いっぱなしは・・・流石に疲れるよ・・・」
・・・・・・
トリックタワー二階
アイ「二階・・・ここが最後だね・・・」
囚人「ここまで来るとは驚いたぜ」
囚人「解体屋ジョネスと共にこの刑務所の二強と言われているこのオレを倒せるかな?」
囚人「その疲弊しきった体で・・・」
アイ「うるさいですよ・・・いいからさっさとかかって来てください」
囚人「・・・おもしれぇ」
・・・・・・
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:26:48.58 ID:QfEjD48K0 [107/121]
トリックタワー一階
アイ「残り1時間5分・・・なんとかクリアできた・・・」
アイ「たしかに最後の人はちょっと強かったけど」
アイ「基本的に疲れただけだった・・・」
アイ「お姉ちゃんは・・・まだいないか」
アイ「無事でいて・・・お姉ちゃん・・・」
アイ(残り1分を切った・・・)
アイ(お姉ちゃん・・・きっと来るよね、お姉ちゃんなら・・・)
――――――!
バシューーーーーーーーン!!!
唯「間に合った~~~!!!」
試験官『タイムアップ~!』
試験官『三次試験終了~!』
アイ(お姉ちゃん!!良かった・・・ほんとに良かった・・・)
921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:35:35.59 ID:QfEjD48K0 [108/121]
4次試験
森の中
アイ(私の方が先に出発出来てよかった・・・)
アイ(入口付近で待ってればお姉ちゃんが来るはずだから・・・)
アイ(あとは尾行して、何とか諦めさせる・・・!)
唯「・・・」ダダッ!
アイ(あっ!お姉ちゃん!)ダダッ!
唯(ムギちゃん・・・私どうしたら・・・)ダダダダ
アイ(え?何・・・?速い!!)ダダダ
アイ(嘘でしょ・・・!?離される・・・!!)ダダダ
唯「・・・」ダダダダダ!
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:40:24.39 ID:QfEjD48K0 [109/121]
アイ「はぁ・・・はぁ・・・」
アイ「見失った・・・」
アイ(嘘でしょ・・・?何であんなに速く走れるの?お姉ちゃん・・・)
アイ「仕方ない・・・お姉ちゃんを探しつつ、最終試験にお姉ちゃんが残った時の事も考えてプレートも集めよう」
アイ「ターゲットは・・・412番」
アイ「私の次に一次試験場に入ってきた人だから・・・」
アイ「紬さんの執事・・・確か斉藤さん」
アイ「お姉ちゃんと斉藤さんを探そう」
・・・・・・
923 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:43:40.62 ID:QfEjD48K0 [110/121]
アイ「斉藤さん・・・ですよね?」
斉藤「はい、そうですが・・・」
アイ(お姉ちゃんより先に斉藤さんを見つけちゃうなんて・・・)
アイ「斉藤さんが私のターゲットなんです」
斉藤「ではプレートを奪いに・・・?」
アイ「分かっているなら話は早いです」
斉藤「ふむ」
アイ「いきます」
斉藤「・・・」
925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 18:48:03.38 ID:QfEjD48K0 [111/121]
・・・・・・
アイ(・・・強い・・・!)
斉藤「・・・」
ズドン!
アイ「うっ・・・」
アイ(3次試験の全員合わせても・・・遥かに及ばないくらい・・・)
斉藤「・・・」
アイ(いくら攻撃をくりだしても・・・かすりもしない)
アイ(一方的に攻撃されて・・・もう・・・)
アイ(お姉ちゃん・・・私・・・)
斉藤「・・・」
アイ(ここまでみたい・・・)
929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:02:07.35 ID:QfEjD48K0 [112/121]
斉藤「・・・かなわないと分かっても・・・」
アイ「・・・?」
斉藤「攻撃も止めず、逃げもしない」
斉藤「何故です?」
アイ「守りたい人がいるから・・・」
アイ「その人のそばにいたいから・・・」
アイ「私は、勝ち進まなきゃいけない・・・」
斉藤「・・・」
アイ「あ・・・」グラッ
バタン!
930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:11:22.15 ID:QfEjD48K0 [113/121]
アイ(もう立てないや)
アイ(殺される)
アイ(お姉ちゃん・・・さよなら)
アイ(せめて最後に・・・お姉ちゃんの声聴きたかったなぁ・・・)
斉藤「・・・」
アイはそのまま気を失った
・・・・・・
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:16:20.60 ID:QfEjD48K0 [114/121]
・・・・・・
アイ「う・・・ん」
アイ「あれ・・・?」
アイ「生きてる・・・」
アイ「それに412番のプレートも・・・」
アイ「何で・・・?一体何が・・・」
斉藤(彼女は十分強かった・・・)
斉藤(体術は紬お嬢様並み・・・)
斉藤(私に負けた事をバネに・・・)
斉藤(これからもっと強くなりなさい・・・)
斉藤(守りたいその人を守る力をつけなさい・・・)
斉藤(ただその力を・・・間違った事に使わぬよう・・・)
934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:20:02.87 ID:QfEjD48K0 [115/121]
アイ「・・・」
アイ「世の中には・・・想像もつかないくらい強い人がいるんだ・・・」
アイ「ヒソカ・・・斉藤さん・・・受験生だけでこれだけいる」
アイ「きっとハンターになったら・・・そういう人達を相手にしなきゃいけない」
アイ「私が生き残ったのは運が良かっただけ」
アイ「次はもうない」
アイ「・・・もしお姉ちゃんがハンター試験に合格して、プロになったら・・・」
アイ「必ず命を落とす・・・」
アイ「そんなのイヤ・・・!!」
936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:22:55.32 ID:QfEjD48K0 [116/121]
アイ「お姉ちゃんが誰かに殺されるなんて・・・そんなの・・・!!」
アイ「・・・なんとしても探しだして、説得する!」
アイ「いや、もう引っ張って帰る!!」
アイ「お姉ちゃん・・・!!無事でいて・・・!!」
しかし4次試験中にアイが唯を見つけ出す事は出来なかった
唯は最終試験に進んでしまったのだ
アイ「お姉ちゃん・・・」
939 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:31:01.06 ID:QfEjD48K0 [117/121]
アイ「お姉ちゃんが飛行船に乗った・・・」
アイ「私も乗らなきゃ・・・」
アイ「このままじゃお姉ちゃんは確実に命を落とす・・・」
アイ「誰かに・・・殺される・・・」
アイに斉藤の思いは届かなかった
皮肉にも彼との戦いでアイは曲がった愛情を抱いてしまっていた
アイ「誰かに殺されるくらいなら・・・」
アイ「私が殺すよ・・・お姉ちゃんを・・・」
アイ「この手で・・・私が・・・」
アイ「・・・ふふ」
アイ「・・・うふふ」
941 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:33:23.93 ID:QfEjD48K0 [118/121]
アイ「・・・」
ういー
アイ「!!」バッ
飛行船への階段を上っている時、アイは唯の声が聴こえた気がして振り返った
しかしそこに唯の姿はあるはずが無かった
アイ「お姉ちゃん・・・」
アイ「さよならの・・・準備しないとね」
アイ「私もすぐに後を追うから・・・」
アイ「天国と地獄じゃ会えないけど・・・」
アイ「私は・・・平沢憂は、お姉ちゃんが、平沢唯が大好きでした」ポロ
アイ「・・・」
・・・・・・
ゴゥン・・・ゴゥン・・・
942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:35:04.16 ID:QfEjD48K0 [119/121]
憂「ハンター試験!?」
おしまい
950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 19:43:06.09 ID:QfEjD48K0 [120/121]
本編、おまけ共に読んでくれた人ありがとう!
ギリギリだったから3次試験ちょっと駆け足になったけどなんとか終われた
続き製作中です
とりあえずこれはこれで締められてよかった
964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 20:45:57.54 ID:QfEjD48K0 [121/121]
スレは埋めても埋めなくてもどっちでも
2日間付き合ってくれてありがとうございます
ss投下中レス返せなくてすいません
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