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妹「弟欲しいなぁ」 姉「私はお兄ちゃんが欲しい」-2

妹「弟欲しいなぁ」 姉「私はお兄ちゃんが欲しい」
>>63より

722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:49:48.80 ID:NbeCcr0M0 [6/11]
とりあえず上にあったED表貼っとく
1~6:個別エンド
友ルート消化済
7:姉妹エンド
姉、または妹ルートから派生?
8:ハーレムエンド
個別ルートに入らないように全員のフラグを立てるのは至難の業
9:バッドエンド
強姦・殺人・その他諸々
10:超カオスエンド
とんでもない安価で話が修正不可能になった場合に強制終了させる


257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:31:34.01 ID:DKclQI1J0
セーブポイント>>63から

男「疲れた…」

姉「やっと放課後だな」

妹「そうだな」

姉「それじゃ私はブルマを回収してくるから少し待っててくれ」

妹「分かった」

男「放課後かぁ…どうしような、>>260でもするかなー」

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:33:31.82 ID:QEsLXk5t0 [2/4]


261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 13:36:27.11 ID:ePEfeJgE0 [2/2]
オナニー


264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:40:15.26 ID:DKclQI1J0
男「…ちょっとトイレ行ってくる」

妹「む、でかい方か?」

男「んなこと言わせんなよ恥ずかしい」

妹「早く戻ってくるんだぞ。間違ってもそのまま帰ったたりなんかするなよ」

男「はいはい、分かってよ」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:42:26.35 ID:DKclQI1J0
男「クソッ、まさか学校内だってのにムラムラしてくるとはな…」

男「さて、オナニーするかな…」

男「誰をオカズにしようか?」

270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:53:48.40 ID:DKclQI1J0
男「よし、たまには後輩にするか。確かあんなことがあったよな…」

ほわんほわん

後輩『フライングクロスチョーップ!』

男『甘い!』

後輩『そんなぁ~!受け止めてくださいよおおおお!』

ズボッ

男『あーあ、花壇に頭から突っ込んじまったよ。どうしたらあんな体制になるんだか…おーい後輩、大丈夫か…って縞ッ!?』

後輩『うぅ~!抜ーけーなーいー!せんぱーい!ちょっと後ろから引っ張ってください!』

男『あ、ああ!ちょっと待ってろ(スカートがめくれ上がってパンツが丸見えになってるよ…)』


272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 13:58:37.33 ID:DKclQI1J0
男『よーし引っ張るぞ(この体制エロいなぁ、どう見ても立ちバックじゃん)』

後輩『はい!一気にやっちゃってください!』

男『せーのっ!ふんっ!』

後輩『わっ!』

ズボッ

後輩『ふぅ~、やっと脱出できましたよ、ありがとうございます先輩』

男『何、いいってことよ。でもこれに懲りたらもうチョップなんかすんなよ。あとそろそろ膝の上からどけ』

後輩『はわっ!?』

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:01:38.11 ID:DKclQI1J0
男「とまあそんなことがあったな。懐かしい青春の思い出」

男「ハァハァ!後輩!後輩!縞パンクンカクンカ!もふもふ!きゅんきゅんきゅい!うっ…!」

男「ふぅ…」

男「さてと、さっさと戻らないとな。あいつらに何言われるか分かんないし…」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:06:22.52 ID:DKclQI1J0
妹「遅かったな、やはりでかい方だったか」

男「だから口に出すなっての」

姉「回収任務が終了したぞ」

後輩「へっへ~、後輩ちゃん参上~♪」

男「げっ!後輩!なんでお前までいるんだよっ」

後輩「ちょっとなんですかその反応は。傷つきますねー」

男(やっぱ身近な人間をオカズにすると罪悪感が沸くな…)

姉「ブルマだけ回収するつもりが一緒について来てしまった」

後輩「まあまあ、そう言わずに四人でどこか行きましょうよ~」

男「仕方ないな…」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:08:22.64 ID:DKclQI1J0
後輩「さて、どこに行きます?先輩方で決めていいですよ」

姉「ふむ、どうするか」

妹「そうだな」

男「>>278なんかいいんじゃないか?」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:10:15.86 ID:Zjbksaly0 [1/3]
たこ焼き屋


279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:14:44.19 ID:DKclQI1J0
男「タコ焼き屋なんかいいんじゃないか?おっちゃんのタコ焼きは最高だぞ!」

姉「まーた始まった」

妹「まったくこれだから…」

後輩「男先輩タコ焼き好きですよねー」

男「ああ、タコ焼きに勝る食い物はこの世に存在しないとさえ思っているぞ」

後輩「それじゃあそこにしましょう!あ、もちろん男先輩のおごりですよ?」

男「なんだと!?」

姉「そういうことなら仕方ないな」

妹「さあ、さっさと行くぞ」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:20:53.82 ID:DKclQI1J0
男「おっちゃん…タコ焼き4つ…」

おっちゃん「あいよ!…おい兄ちゃん、今日はまた随分かわいい娘を連れてるじゃねぇか」

男「本人達の前では言わないでくださいね、それ。調子乗りますから」

おっちゃん「ところで誰が本命なんだい?」

男「ぶはっ!な、なんてこと言うんですか!」

おっちゃん「照れんな照れんな!男同士なんだし吐いちまえよ」

男「仮にも食品を扱ってるんですから、吐いちまえなんて言わないでくださいよ…」

おっちゃん「はっはっは!で、誰なんだ?」

男「そうですね…」

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:27:38.86 ID:DKclQI1J0
男「実は…姉です」

おっちゃん「なるほど…姉ちゃんか」

男「流石に血が繋がってるのはまずいですよね…」

おっちゃん「はっはっは!気にすんな、俺も若い頃はベランダで寝てる姉ちゃんのおっぱい揉んだりしたりしたもんさ」

男「さらっととんでもないことを暴露しないでください!」

おっちゃん「ほれっ、焼けたぞ。持ってってやんな」

男「は、はい…」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:30:22.79 ID:DKclQI1J0
男「ほらよ、買ってきてやったぞ」

姉「ふむ、遅かったな」

男「焼きたてを出すためには仕方ないんだよ、文句言うな」

妹「まあうまければ構わんがな」

後輩「おおーっ!おいしそうですね、男先輩の金で買ったと思うと特に」

男「おい」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:33:27.39 ID:DKclQI1J0
後輩「ふぅー、おいしかったですね」

妹「そうだな」

姉「次はどうする?」

後輩「うーん、まだ時間もありますしね…どうします?男先輩」

男「そうだな…今度は>>290なんかいいんじゃないか」

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:37:20.84 ID:owLxU/BT0
王様ゲーム


291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:44:51.45 ID:DKclQI1J0
男「このタコ焼き食うときに使ったつまようじで王様ゲームなんてどうだ?」

後輩「王様ゲーム…ですか?」

姉「ということは勝てばあんなことやこんなことを…」

妹「よし、やろう」

男「よし、じゃあこの赤く塗ったつまようじを引いた奴が王様だ。俺は余りでいいからお前ら先に引いてくれ」

後輩「ならまずは私が!…ハズレですね」

姉「なら次は私だ…む、ハズレか」

妹「最後は私だな…む、これもハズレか」

男「ということは俺が王様だな(実は仕組んだからこの4本の中に赤いのはないのだ!引っ掛かったな馬鹿め!)」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:48:04.67 ID:DKclQI1J0
男「まだつまようじ捨てるなよ。そこにマジックで番号が書いてあるだろう?それを使って命令するかな」

姉「なるほど」

妹「私は…ふむ」

後輩「さあ先輩!いったい何を命令するんですか?」

男「(なんか後輩の目が異様にキラキラしてるような…)そうだな…じゃあ>>295だ」

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:49:45.47 ID:MQ5LSjwC0 [1/2]
ヤル


296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 14:54:24.91 ID:DKclQI1J0
男「ヤル」

後輩「え?」

男「もう構うものかぁ!王様の命令は絶対だ!ヤッテヤルデス!」

姉「三」

妹「連」

後輩「撃☆」

男「ぐはああああああああああああっ!!!」

姉「やったか?」

妹「奴はしぶとい、この程度では死なん」

後輩「うわぁ…これはひどい」

男「」

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:00:10.43 ID:DKclQI1J0
男「…はっ!お、俺はいったい…いてて!全身が痛い!」

姉「やっと起きたか」

妹「まったく街中で突然発情するとはとんでもない奴だ」

姉「後輩がいなければ相手をしてやったんだがな」

妹「そうだな」

姉「まあそんなことより飯だ飯だ」

男「こんな状態で作れるわけないだろ…まったく、本気で殴りやがって…」

妹「じゃあ今日の飯はどうするんだ」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:09:59.58 ID:DKclQI1J0
男「俺はもう駄目だ…幼なじみにでも作りに来て貰おう」

姉「それは構わんが、奴は料理なんか作れたか?」

男「大丈夫だろ、幼なじみだし。幼なじみは料理ができるって相場が決まってるんだ」

妹「そげぶ」

男「いいじゃねぇか…夢くらい見させろよ」

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:12:54.95 ID:DKclQI1J0
幼なじみ「男くん大丈夫!?」

男「俺のことはいいから早くなんか作ってくれ。あいつらを放っておくのは危険だ」

幼なじみ「う、うん!分かった!」

男「ふぅ…これで一安心だな」

姉「どうかな」

妹「世の中そう甘くはないぞ」

男「なんだよ、何が言いたい」

姉「すぐに分かる」

妹「そうだな」

男「な、なんか急に不安になってきたぞ…」

304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:16:37.00 ID:DKclQI1J0
幼なじみ「できたよー!」

男「でかした!」

姉「ふむ、肉じゃがか」

妹「見た目は普通だが…」

男「いただきまーす!…ぐっ!」

幼なじみ「男くん?」

姉「やはりか…」

妹「予想通りだな…」

男「ゲホッゲホッ、お前…砂糖と塩間違えやがったな…しょっぱっ」

幼なじみ「え?嘘っ!?…うわぁぁん!またやっちゃったよぉ…」

姉「ベタだな」

妹「恐るべし幼なじみ」

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:21:02.27 ID:DKclQI1J0
男「はぁ…はぁ…塩分の取りすぎで体を悪くしそうだ…」

男「しかしまだ全身が痛いな…こんなんじゃ風呂もままならんぞ」

姉「そういうことなら心配ない」

妹「私達がいるからな」

幼なじみ「だ、駄目!わたしがやるの!」

男「あれ?幼なじみ、まだいたのか」

幼なじみ「ねぇ、いいでしょ男くん?」

男「うーん…」

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:28:55.32 ID:DKclQI1J0
男「姉妹がいるから大丈夫だよ。お前の場合また何かやらかしそうで怖い」

幼なじみ「うぅ…ごめんなさい…」

男「そ、そんなに落ち込むなよ!また今度ちゃんとしたもの食わせてくれればいいから!な?」

幼なじみ「うん…」

姉「さあそれでは」

妹「早速行くか」

男「くっ…気は進まないが、背に腹は変えられん…」

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:32:15.34 ID:DKclQI1J0
姉「私が前を洗うぞ」

妹「いいや私が」

男「うわぁやっぱ早まったかな…?」

姉「よし、ここは平等にじゃんけんで決めよう」

妹「いいだろう、受けて立つ」

姉「じゃーんけーん」

妹「ぽんっ」

姉「ぽんっ」

姉「あーいこでー」

妹「しょっ」

姉「しょっ」

姉「あーいこでー」

男「おい、これいつまで続けるんだ…?」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:35:08.33 ID:DKclQI1J0
10分後…

姉「あーいこでー」

男「はっくしょん!」

妹「む、5月とはいえ、流石にこのままじゃ風邪を引いてしまうな」

姉「仕方ない、一時休戦だ」

妹「だったら二人一緒に前も後ろも洗ったらいいんじゃね?」

姉「ナイスアイデア!」

男「な、なんでもいいから早くしてくれ…」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:38:47.69 ID:DKclQI1J0
姉「やはり大事なところはしっかり洗わねばな」

妹「そうだな」

男「な、なんでいきなりそっから…くっ…!」

姉「どんどん大きくなってくるな」

妹「感じているのだろう」

男「お、おい…いい加減にしろよ…はぁ…はぁ…」

妹「せっかくだから私の胸で洗ってやろう」

姉「なんだと」

妹「胸の薄い貴様にはできん芸当だろう」

姉「くっ…」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:41:43.00 ID:DKclQI1J0
男「くっ…はぁ…はぁ…」

妹「んっ…どうだ、気持ちいいのか…?」

男「お、おい…これ以上は…」

姉「おい、私の立場がないではないか」

妹「貴様は後ろでも洗っていろ」

姉「なんだとこいつ…ん?待てよ、その手があったか」

男「なんか嫌な予感が…おい待て!そっちは…アッー!」

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:46:24.51 ID:IxhkuxMyQ [1/93]
男「はぁ…はぁ…」

妹「ふぁ…まったく、せっかく綺麗にしているのにこんなに汚いものをまき散らしては意味がないぞ」

男「…ひでぇこと言いやがるぜ…はぁ…」

姉「ふふふ、どうせならもっと凄いのをぶち込むか?」

男「頼むからケツはやめろ!クソッ…抵抗できないのをいいことに好き放題やりやがって…」

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:50:12.87 ID:IxhkuxMyQ [2/93]
男「はぁ…今日も酷い一日だったな…」

男「未だに全身が痛むしな…もうさっさと寝てしまおう」

男「おやすみ…」

姉「おやすみー」

妹「おやすみー」

男「なんでいるんだよ!」

姉「細かいことは気にするな」

妹「そうだぞ、私達は一緒の釜に入った仲じゃないか」

男「なんか文章がおかしいぞ…もういいや、勝手にしやがれ」

姉「それでは遠慮なく」

妹「共に同じ布団で眠るとしよう」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:54:06.41 ID:IxhkuxMyQ [3/93]
男「ということが昨日あってだな…」

友「それは大変だったね。しかしわざわざ僕に話すとは、君同性の友達いないんじゃないのかい?」

男「あんなの(姉妹)が側にいるから誰も寄り付かないんだよ…放っておいてくれ」

友「なるほどね…それはまた大変だ」

男「はぁ…」

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 15:57:24.38 ID:IxhkuxMyQ [4/93]
男「未だにダメージが酷いから、英気を養って(昼寝して)いたらあっという間に昼休みになってしまったぞ…」

男「さて、早くしないと姉妹が俺の所にやってくるわけだが…」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:03:11.75 ID:IxhkuxMyQ [5/93]
男「いつもいつも先輩の所に行くのも気がひけるしな…たまには後輩の所に行ってみよう」

男「そうと決まれば早速!」

姉「逃げたぞ」

妹「追うぞ」

男「まずはあの二人の追撃を振り切らないとな…」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:07:10.62 ID:IxhkuxMyQ [6/93]
男「はぁ…はぁ…どうやら撒いたようだな…おーい、後輩はいるか?」

後輩「あれ?先輩じゃないですか!わざわざここを訪ねてきたということは…あー!もしかして私の顔が見たくなっちゃいました?」

男「冗談は顔だけにしろ」

後輩「そんなっ!?ひどいですよぉ~!」

男「単に飯を食いに来ただけだよ。たまには後輩と一緒に飯を食おうと思ってな」

後輩「それはまた珍しいですね…分かりました!そういうことならご一緒しましょう」

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:12:16.57 ID:IxhkuxMyQ [7/93]
後輩「あれ?弁当のおかずにタコ焼きはないんですか?」

男「お前な…いったい俺のことをなんだと思ってるんだ…」

後輩「何って…タコ焼き星から地球にやって来たチューチュータコカイナ星人ですよね?」

男「………」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:26:18.33 ID:IxhkuxMyQ [8/93]
男「冗談は顔だけにしろっ。必殺デコピン攻撃!」

後輩「あうっ!…い、いきなり何するんですかぁ!」

男「あのなぁ…何をどうしたら俺が宇宙人だなんて発想が出てくるんだよ」

後輩「だ、だって先輩のタコ焼き好きは常軌を逸していますし…」

男「どんな理由だよ…だいたいなんだ?その、チューなんたらとかいうのは?」

後輩「チューチュータコカイナ星人。地球人類よりも遥かに高度な科学力・文明と優れた頭脳を持ち、タコのような触手を使って相手の身体を乗っ取り、社会を内側から崩壊させてしまう恐るべき侵略宇宙人です」

男「………」

>>332
1.お前…妄想癖でもあるんじゃないのか?俺は彼女の頭を心配した
2.いい加減なことを言うのはこの口かぁ~?俺は彼女の頬を摘んで引っ張った
3.な、なぜ我らについてのそこまで詳しい情報を…かくなる上は!俺は懐から光線銃を取り出し、銃口を彼女に向けた

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:36:11.36 ID:IxhkuxMyQ [9/93]
男「いったい何者だ貴様…な、なぜ我らについてのそこまで詳しい情報を…かくなる上は!」

後輩「ほう、ようやく先輩の振りをするのをやめたか。だがそんな物ではこの私を殺すことなどできん」

男「ふん…舐めるなよ、地球人風情がッ!」

後輩「遅いッ!」

男「がぁっ…!」

後輩「ふん…そのまま砕けちるがいい」

男「馬鹿、なぁ…っ!貴様は…いったい…」

    コスモキラー
後輩「宇宙人狩りだ、こう言えば分かるか?」

男「な、に…?このような小娘が…馬鹿なああああっ!!」

BAD END

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:38:42.02 ID:IxhkuxMyQ [10/93]
>>329から再開

男「冗談は顔だけにしろっ。必殺デコピン攻撃!」

後輩「あうっ!…い、いきなり何するんですかぁ!」

男「あのなぁ…何をどうしたら俺が宇宙人だなんて発想が出てくるんだよ」

後輩「だ、だって先輩のタコ焼き好きは常軌を逸していますし…」

男「どんな理由だよ…だいたいなんだ?その、チューなんたらとかいうのは?」

後輩「チューチュータコカイナ星人。地球人類よりも遥かに高度な科学力・文明と優れた頭脳を持ち、タコのような触手を使って相手の身体を乗っ取り、社会を内側から崩壊させてしまう恐るべき侵略宇宙人です」

男「………」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:46:25.75 ID:IxhkuxMyQ [11/93]
基本的に悪ノリバッドエンドの設定は本編に反映されないから、安心してどんどんバッドエンドに進んでね!

 
男「いい加減なことを言うのはこの口かぁ~?えぇ?」

後輩「い、いひゃいれふ!やへてくふぁさひ!」

男「あーくそー、なんか気持ちいいな、癖になりそう」

後輩「やーめーてー」

男「うわぁああああ!むにむにして気持ちいいよおおおおお!!」

後輩「ぐすっ…ひっく…うわぁああああん!せんぱいがいじめるうううう!!」

男「げっ、しまった…調子に乗りすぎたか…」


342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:52:23.95 ID:IxhkuxMyQ [12/93]
男「お、おい後輩…俺が悪かったよ!泣くのはやめてくれって!」

後輩「うわああああああああん!!」

男「ああっ!周囲の目が痛い!周囲から突き刺さる侮蔑の視線が痛いよぉ!見て!もっと蔑んだ目で僕を見てぇぇぇ!!」

男「…はっ!い、いかん、あまりのことに一瞬気が動転してしまったぞ」

男「一向に泣きやむ気配がないな…どうしよう…」

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 16:59:30.05 ID:IxhkuxMyQ [13/93]
男「おっぱい揉んだらショックで泣きやむんじゃね?そぉい!」

スカッスカッ

男「あれ…?しまった、こいつは貧乳だ!揉む胸がないぞっ!」

姉「なんだこの状況は」

妹「これはひどい」

男「あっ!お前らいいところに!頼むから早くなんとかしてくれ!」

姉「タダというわけにはいかんぞ」

妹「そうだな」

男「いいからなんとかしてくれーっ!」

姉「いいだろう」

妹「私達に任せるがいい」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:03:45.70 ID:IxhkuxMyQ [14/93]
姉「いいか兄よ、胸が揉めないなら尻を揉めばいいのだ」

妹「そういうことだ」

後輩「ひっ!」

男「おお!?」

後輩「ぐすっ…あれ…?私はいったい…」

男「凄い!効いてるぞ!」

後輩「きゃあああああっ!姉先輩に妹先輩!ななな、ナニやって…ひゃんっ!」

姉「気にするな、ショック療法だ」

妹「どうだ、効果は抜群だろう」

男「ちょっと見直したぜお前らのこと」

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:08:04.49 ID:IxhkuxMyQ [15/93]
後輩「いっ、いったいいつまで…その…お尻を揉んでるんですかぁ…」

姉「あ、私達は気にせず兄と和解してくれ」

妹「そうだ、減るものではないしな」

男「おい、ちょっと待て…このパターンは…」

後輩「男先輩の前で…ひっく、お尻を…うわああああああああん!!」

男「前言撤かぁーいっ!!やっぱお前ら最低のクズだ!」

姉「しまった、やりすぎた」

妹「むぅ、ショックを与えすぎたようだな」

男「いいから早くやめろ!」

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:12:17.16 ID:IxhkuxMyQ [16/93]
姉「仕方ない…こうなったら妹を爆発させて強制終了するしか…」

妹「ちょ、ちょっと待て、それだけはやめてくれ」

男「漫才はいいから早くなんとかしやがれ!」

姉「慌てるな、こんな時のためのスペシャリストを呼んである」

妹「なるほど、奴がいたか」

男「お前ら…この状況を楽しんでないか?」

姉「そんなことはないぞ」

妹「そうだそうだ」

幼なじみ「姉ちゃーん!来たよー!」

男「うわぁ!まためんどくさい奴が来やがった!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:16:24.54 ID:IxhkuxMyQ [17/93]
幼なじみ「うわぁー、凄い有様だねー」

姉「よく来たな幼なじみ、早速だがこいつをなんとかしてくれ」

後輩「うわあああああん!!」

男「火を油を注ぐ結果にならないだろうな…」

妹「そんなことにはならん、安心しろ」

幼なじみ「こういうときはね、優しく抱き締めてあげるのが一番なんだよ。ほら」

後輩「ぐすっ…ひっく…えぅ…」

男「おお…てっきり地雷だと思っていたが、こいつは凄い…」

妹「そうだろうそうだろう」

姉「やはり私の目に狂いはなかったな」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:20:52.63 ID:IxhkuxMyQ [18/93]
男「はぁー…一時はどうなるかと思ったぜ…」

姉「まったくだな」

妹「元はといえば弟のせいだろう」

男「ぐっ…まったくもってその通りだけどよ!」

後輩「すぅ…すぅ…」

幼なじみ「あはは、泣き疲れて寝ちゃったのかな?」

男「俺はこれから幼なじみのことを神として崇め敬い奉ることにするよ」

幼なじみ「そ、そんなっ!おおげさだよぉ…」

姉「む、そろそろ昼休みが終わってしまうな」

妹「それはまずい、早く教室に戻ろう」

男「……………あ、弁当、食いそびれた…」

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:23:06.05 ID:IxhkuxMyQ [19/93]
男「やっと放課後になったぜ…あー、腹減った」

姉「帰るか」

妹「そうだな」

男「さてと、今日はどうするかな…>>361するか」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:30:05.88 ID:IxhkuxMyQ [20/93]
男「そういえばこの近くにもメイド喫茶なるものがあるらしいな」

男「秋葉原くらいにしかないと思ってたが、こんなところにもあるもんなんだな…」

男「なんでもそこはふりふりひらひらのメイド服を着たメイドさん達がご奉仕してくれる素敵空間らしい」

男「メイド喫茶…非常に興味深いな、腹も減ったし行ってみよう」

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:33:28.46 ID:IxhkuxMyQ [21/93]
後輩「おかえりなさいませご主人様!…ああーっ!!」

男「んなっ!?な、なんで後輩がこんな所に!」

後輩「先輩…今日の昼休みはよくもやってくれましたね…!」

男「だぁーっ!落ち着け!俺はご主人様だぞ!」

後輩「…はっ!仕方ありませんね…席へご案内しますご主人様!」

男「声に殺気がこもってて怖いんですけど」

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:39:12.57 ID:IxhkuxMyQ [22/93]
後輩「ご注文は何になさいますか?」

男「そ、そうだな…なんにしようかなーあはは(こえぇ…笑顔がこえぇよ…)」

男「えーっとメニューメニュー…おおっ、色々あるんだな」

男「と、ところで後輩のおすすめはなんだ?」

後輩「超・メイド殺法☆腕ひしぎ真空十文字砕きになります☆」

男「(な、なんだそのむちゃくちゃな技名は…!)そ、それは遠慮しとくぜ…そうだな、>>369を頼むよ…」

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:47:53.67 ID:IxhkuxMyQ [23/93]
後輩「ではここで説明しましょう。超・メイド殺法☆腕ひしぎ真空十文字砕きとは、両腕を十字に交差させて骨を粉砕する必殺技なのです☆」

男「や、やめてくれ!俺が悪かった!」

後輩「今までこの技を受けて生き延びた人はいませんからね…うふふ」

男「や、やめ――ぎゃああああああああああああああああああああああああああああーーーーっ!!!」

おとこのほねは くだけちった!

BAD END

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:51:23.89 ID:IxhkuxMyQ [24/93]
>>366から再開

後輩「ご注文は何になさいますか?」

男「そ、そうだな…なんにしようかなーあはは(こえぇ…笑顔がこえぇよ…)」

男「えーっとメニューメニュー…おおっ、色々あるんだな」

男「と、ところで後輩のおすすめはなんだ?」

後輩「超・メイド殺法☆閃空回天トルネードイナズマ蹴りになります☆」

男「(な、なんだそのむちゃくちゃな技名は…!)そ、それは遠慮しとくぜ…そうだな、>>379を頼むよ…」


383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:57:28.34 ID:IxhkuxMyQ [25/93]
男「あ、愛のあるキスを頼むぜ!」

後輩「残念ながら、当店にはその手のサービスはありません。というわけで――」

後輩「説明しましょう。超・メイド殺法☆閃空回天トルネードイナズマ蹴りとは、脚の回転で竜巻を発生させ、稲妻を呼び起こし相手を黒焦げにする必殺技なのです☆」

男「や、やめてくれ!俺が悪かった!」

後輩「今までこの技を受けて生き延びた人はいませんからね…うふふ」

男「や、やめ――ぎゃああああああああああああああああああああああああああああーーーーっ!!!」

おとこは くろコゲになった!

BAD END


386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 17:59:30.90 ID:IxhkuxMyQ [26/93]
>>366から再開

後輩「ご注文は何になさいますか?」

男「そ、そうだな…なんにしようかなーあはは(こえぇ…笑顔がこえぇよ…)」

男「えーっとメニューメニュー…おおっ、色々あるんだな」

男「と、ところで後輩のおすすめはなんだ?」

後輩「超・メイド殺法☆業火招来ドラゴニックインパクトになります☆」

男「(な、なんだそのむちゃくちゃな技名は…!)そ、それは遠慮しとくぜ…そうだな、>>388を頼むよ…」


393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:04:20.94 ID:IxhkuxMyQ [27/93]
男「お、オムライスだ!普通にオムライスを頼む!」

後輩「ちなみに超・メイド殺法☆業火招来ドラゴニックインパクトとは、掌から発せられる竜王の灼熱の息吹で敵を跡形もなく溶かして――」

男「オムライス!オムライスだ!俺は今猛烈にオムライスが食べたいんだ!」

後輩「ちっ…ご注文を繰り返します、オムライス一つでよろしいですね」

男「は、はい…」

後輩「では少々お待ちください」

395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:10:35.89 ID:IxhkuxMyQ [28/93]
男「い、いったいなんなんだ…ここはメイド喫茶じゃないのか…?なんか後輩は暗黒面に堕ちてるし…」

後輩「ご注文のオムライスをお持ちしました」

男「わっ!…な、なんだ…普通にうまそうなオムライスじゃないか」

後輩「ところで当店には、メイドがオムライスにケチャップで文字を書くサービスが存在しています」

男「なんだ…まともなサービスじゃないか…分かった、やってくれ」

後輩「はい、では…」

こんや 12じ だれかが しぬ

男「やめぇぇぇい!」

後輩「どうしましたご主人様?」

男「なんて不吉なこと書くんだよ!しかもめっちゃ血の臭いするじゃねーかこのケチャップ!」

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:15:58.67 ID:IxhkuxMyQ [29/93]
後輩「ではごゆっくりどうぞ」

男「こえぇ…食えねぇよこんなもん…というか、他の客は大丈夫なのか?」

男「…?客が、いない…?な、なんだ?流行ってないのかこの店」

男「そういえば後輩以外のメイドさんも見当たらないような…おい、ちょっと待てよ、これってまさか」

後輩「どうかなさいましたか?」

男「うわぁ!?な、なんでもない!」

後輩「おや?全然オムライスを召し上がってらっしゃらないですね…そんな方にはおしおきをしませんと」

男「え――」

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:20:14.18 ID:IxhkuxMyQ [30/93]
男「ほ、包丁…?お前、何を…」

後輩「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

男「うわああああっ!なんだよこれ!?何の冗談なんだよっ!」

男「クソッ…このままじゃやばい…なんとかしないと…」

408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:24:08.64 ID:IxhkuxMyQ [31/93]
男「殺されるから殺す…?できるわけないだろそんなこと…」

後輩「あははははははははははははははははははははははは!死ね!死ね!死ね!死ね!シネ!シネ!シネ!シネ!」

男「ぐぁっ!ぐぅ…っ!ぅ…」

男(刺されたのか?俺は…意識が霞んで、もう何も…見え…ない…)

412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:30:29.18 ID:IxhkuxMyQ [32/93]
男「はっ…!お、俺はいったい…確か腹を刺されて…ない?あれ?」

後輩「あ、先輩!よかった…気がついたんですね!」

男「こ、後輩…!」

後輩「もう、どうしたんですか?店の前に倒れている先輩を見たときはびっくりしちゃいましたよ」

男「倒れてた…俺が?」

後輩「はい、もう今にも死んじゃうんじゃないかと思いましたよ」

男「………」

417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:36:30.63 ID:IxhkuxMyQ [33/93]
男「こんなときはとりあえずほっぺをつねってみよう…いてて!」

後輩「そうなんです!ほっぺたつねられるのはすごく痛いんですよ?もうしないでくださいね、先輩」

男「…いったいなんだったんだろう、あれは…頭がおかしくなっちまったのかな」

後輩「…?何ぶつぶつ言ってるんですか先輩?やっぱりどこか悪いんじゃ…」

男「そ、そんなことない、大丈夫だ!心配かけて悪かったな!じゃあな!」

後輩「あっ、先輩!…もう、本当に大丈夫なんでしょうか…」

418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:38:44.31 ID:IxhkuxMyQ [34/93]
男「ふぅ…今日はまた一段と酷い一日だったな…」

男「なんかちょっと寝るのが怖いな…ま、まあ大丈夫だろう」

男「明日はもうちょいマシな一日になるといいな…おやすみ」

419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:43:17.65 ID:IxhkuxMyQ [35/93]
姉「朝だぞ」

妹「起きろ」

男「う、うぅーん…なんだお前ら、今日は随分早起きだな」

姉「兄が遅いんだ。今何時だと思っている」

妹「そうだぞ、おかげで今日は朝飯抜きだ」

男「俺が寝坊なんて珍しいな…」

姉「本当に大丈夫か?昨日帰ってきてから何かおかしいぞ」

妹「そうだ、悩みでもあるなら相談に乗るぞ」

男(な、なんだぁ?こいつらが殊勝な態度をとるなんて…実はこっちが夢か?)

姉「…ぼーっとしているな」

妹「…やはり心配だ」

420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:47:11.57 ID:IxhkuxMyQ [36/93]
男「…はっ、昼休みか…」

姉「今日は一日中寝ていたな」

妹「いつものことと言えばいつものことだが…」

男「なんだお前ら?俺の机の周りに集まったりして…」

姉「なんでもない、飯にしよう」

妹「そうだな」

男「飯か…どうしよう」

427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 18:55:01.41 ID:DKclQI1J0 [152/152]
男「腹減ってないからいいや…だいたい今日弁当作ってねぇし」

姉「…そうか」

妹「…それなら仕方ないが」

男「ちょっと散歩してくるわ…」

姉「…つけるか」

妹「…そうだな」

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:00:33.82 ID:IxhkuxMyQ [37/93]
男「………」

姉「どこに向かっているんだ?」

妹「この方角は…図書室だな」

男「無意識の内にここに来ちまったよ…なんでだろう」

先輩「あ、男くん~、やっと来たね~」

男「先輩…」

姉「なんだあの女は」

妹「私に聞くな」

先輩「男くん憑かれてるね~」

男「疲れてるか…そうかもしれませんね、なんかだるいですし」

先輩「ううん~、そうじゃないよ~。取り憑かれてるんだよ、何か悪いものに」

男「…?」

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:03:40.64 ID:IxhkuxMyQ [38/93]
先輩「最近突然倒れたり、怖い夢を見たりしなかった?」

男「な、なんでそれを…」

先輩「やっぱり憑いてるね、間違いない」

先輩「~~~~~!」

男「な、なんだ!?」

姉「あの女…いったい何を」

妹「まあ待て、少し様子を見るぞ」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:09:05.89 ID:IxhkuxMyQ [39/93]
「グギャァァァァ!!」

男「な、なんだ…化け物…!」

先輩「こいつは人に悪夢を見せ、狂気を力に変える悪霊。でも心配しないで、わたしがすぐに倒すから」

先輩「~~~~~~!」

「グギャァァァァァ!!ァァァァ…」

男「き、消えた…?」

先輩「これでもう大丈夫。よかったね~」

男「先輩…あなたはいったい…」

先輩「わたし~?う~ん…いい魔法使いさん、かな~?」

男「はぁ?」

先輩「まあ、今あったことは気にしないで~。忘れた方がいいよ~」

男「…そうですか」

姉「とんでもない女だな…」

妹「まったくだ…」

434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:12:22.82 ID:IxhkuxMyQ [40/93]
男「HAHAHA!なんか寝て起きたら気分爽快だぜー!」

姉「よかったな」

妹「うむ」

男「しかし何があったのかよく分からないんだよな…結局なんだったんだろう?」

姉「さあな」

妹「分からん」

男「別に聞いてないっての…さて、放課後は>>437でもしようかなー」

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 19:15:27.71 ID:8n5k5DlT0 [1/5]
妹とあそぶ


439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:20:38.73 ID:IxhkuxMyQ [41/93]
男「妹、たまには二人で遊ぶか」

妹「そうだな」

姉「おいちょっと待て、私はどうなるんだ」

妹「貴様はモンハン持ってないだろうか」

姉「くっ…」

男「さて、何に行く?」

妹「双魚竜にしよう」

男「お前まだそんなところで詰まってたのかよ…仕方ないな」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:25:04.50 ID:IxhkuxMyQ [42/93]
男「ハッハー!俺のコルム=ダオラが火を噴くぜぇ!」

妹「ぎゃー死んだ」

男「はえぇ!いったいどういうことだよ」

妹「むぅ…最近やってなかったからな、腕が落ちたのかもしれん。次はこのフルミナントブレイドで三枚に卸してやる」

男「そんなこと言ってる間にまた死んだり――」

妹「ぎゃー」

男「うそぉ!?」

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:27:18.72 ID:IxhkuxMyQ [43/93]
妹「なんということだ…この私が6分で3乙するとは…」

男「お前…」

妹「つ、次こそはやってやるぞ」

男「本当かよ…」

姉「つまらん、実につまらん」

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:29:49.62 ID:IxhkuxMyQ [44/93]
1時間後…

妹「無理でした」

男「何回死ぬつもりだよてめぇ…」

妹「ま、待て、次こそは…」

男「いやもういいから。飯作んないといけないし」

妹「むぅ…次こそはこの雪辱を晴らすぞ、ガノトトスめっ」

姉「zzz…」

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:33:29.96 ID:IxhkuxMyQ [45/93]
男「飯ができたぞー」

妹「待っていたぞ」

姉「うぅん…もうそんな時間か」

男「今日のは自信作だぞ、スパイシータコ焼きだ」

妹「ふざけるな」

姉「食えるかそんなもの」

男「ひ、酷い!お前ら人間じゃねぇ!」

姉「相変わらずタコ焼きとなると人格変わるな」

妹「そうだな」

445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:36:39.39 ID:IxhkuxMyQ [46/93]
男「ふぅ…うまかったな」

姉「否定はしないがおかずにはどうかと思うぞ」

妹「まったくだ」

男「ご飯はおかず!タコ焼きがメインだ!」

姉「誰かこいつなんとかしろ」

妹「私達には手におえん」

男「さて、寝るまでの間どうしようかな」

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:44:12.63 ID:IxhkuxMyQ [47/93]
男「妹、またモンハンやるか」

妹「望むところだ、今度こそバラバラに引き裂いてくれる」

男「三枚に卸すんじゃなかったのかよ…」

妹「細かいことは気にするな」

姉「むぅ…また私だけのけ者か」

男「いや、別にそんなつもりじゃないんだが」

姉「いいんだ、お兄ちゃんは大きい胸が好きなのは知ってるから。貧乳は人間としてすら扱わないクズ野郎なんだ」

男「人聞きの悪いこと言わないでくれませんかね!?」

妹「クエスト準備はまだか、早くしろ」

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:47:21.92 ID:IxhkuxMyQ [48/93]
3時間後…

妹「無理でした」

男「いくらなんでも弱すぎだろお前…」

妹「仕方ないだろう、たまたま私がいるところに水が飛んでくるんだ」

男「それは位置取りが悪いんであってだな…はぁ」

男「よし、これからお前を特訓するぞ。内容は>>455だ」

姉「zzz…」

455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:49:24.07 ID:Dfjf/FI50 [2/8]
セックル


463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:55:01.96 ID:IxhkuxMyQ [49/93]
男「セックルだ!セックルしろ!性交こそが成功の鍵だ!」

妹「いや、いくらなんでもそれはないだろう」

男「何を言っている。モンスターを逝かせるのにも、人間をイカせるのにもテクニックが必要なんだ。それを培うための特訓だ」

妹「な、なるほどな…」

男「じゃあまずはそこで眠りこけてる姉で試してみろ、見ててやるから」

妹「分かった」

464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 19:59:00.93 ID:IxhkuxMyQ [50/93]
姉「うーん…むにゃむにゃ…」

妹「よし、行くぞ…まずは服を脱がせないとな」

男「起こさないように慎重にいくんだ」

妹「教官!」

男「なんだ!」

妹「ファスナーが下りません!」

男「だぁぁぁ!」

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:24:30.48 ID:IxhkuxMyQ [51/93]
男「あーこりゃ布噛んじゃってるな、そりゃ下りないわ」

妹「どうすればいいんだ?」

男「仕方ないな、すごいハサミでまとめてちょんぎってしまえ」

妹「なるほど、力技だな。よし切ったぞ」

男「ついでだからパンツも切っておけ」

妹「そうだな」

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:30:35.64 ID:IxhkuxMyQ [52/93]
姉「うぅん…」

妹「なんだ、下半身が寒いのだろうか」

男「気にするな、どうせすぐ火照ってくる。いきなり指入れるのはかわいそうだからな、まずは胸を揉んでやれ」

妹「揉む胸がありません」

男「そうだった、じゃあ上から擦ってやるんだ」

妹「分かった」

姉「んっ…」

男「その調子だ、濡れてきたら頃合を見て指突っ込んでやれ。ただし処女膜を破らないように気をつけろ」

471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:34:40.15 ID:IxhkuxMyQ [53/93]
姉「んんっ…ふぁ…」

妹「おお凄いな、こんな濡れるものなのか」

男「ん?自分のをいじったりしないのか?」

妹「私はそんなエロい女じゃないぞ」

男「そうかい。人のいじりながら自分のも濡らしてるようじゃエロいとしか言えないが」

妹「…っ」

473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:40:33.87 ID:IxhkuxMyQ [54/93]
男「まあいいけどな…そろそろだろうから、スピード上げたりクリトリスを摘んだりしてやれ」

妹「…わ、分かった」

姉「んっ…ぁ…ふぁぁぁぁんっ!」

妹「わっ!はぁ…はぁ…イッたのか…?」

男「そうだ、上出来だ。この調子でガノトトスも逝かせてやるんだ!」

妹「よ、よし、やるぞっ」

男「あ、ちゃんと手は洗って拭いてこいよ、PSPは水気に弱いからな」

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:43:24.00 ID:IxhkuxMyQ [55/93]
妹「無理でした」

男「やっぱりか」

妹「特訓の成果は出てないのだろうか…」

男「そんなことはないぞ、6分で3乙してたのが8分まで延びたからな」

妹「よし、明日もこの調子でがんばるぞ」

男「うん、じゃあ今日は寝よう」

妹「そうだな」

476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:48:58.87 ID:IxhkuxMyQ [56/93]
男「今日の飯は何作るかなーっと」

姉「なあ」

男「どうした?」

姉「さっき起きたら、私が下に履いてた物がなくなっていたんだが」

男「げっ」

姉「おい」

男「…き、きっとそれは妖怪袴下ろしの仕業だな」

姉「なんだそいつは」

男「若いおなごの袴やズボン、スカートなんかを下着ごと脱がしてしまういたずら好きの妖怪だ」

姉「なるほど」

俺「ちなみに俺は着衣プレイのが興奮する」

男「なんだあんた、こんな朝早くから人の家に上がり込んで」

俺「気にするな」

477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:51:07.04 ID:IxhkuxMyQ [57/93]
男「妹はどうしたんだ?起きてこないが」

姉「さあな」

男「ちょっと起こしに行ってくるな」

姉「いたずらするなよ」

男「しねーよ!」

姉「私なら大歓迎だが」

男「だからしねーって!」

479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 20:55:07.02 ID:IxhkuxMyQ [58/93]
男「おい妹、起きてるかー?」

男「…反応なし。こりゃ寝てるな、部屋の中に入って起こすしかない」

男「入るぞー」

妹「んぅ…すぅ…すぅ…」

男「PSPが点けっ放しだ、こいつ…まさか寝落ちするまでずっとやってたのか?」

男「そんなにガノトトスにこっぴどくやられたのが悔しかったのかね」

男「…っと、かわいそうだが叩き起こしてやらないとな…」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:00:13.93 ID:IxhkuxMyQ [59/93]
男「さて今日も学校だ、なんだか休日が来てない気がするがきっと気のせいだぞ」

姉「どうせ来ても寝てるだけなんだから同じだろう」

妹「まったくだ」

男「ひでぇ…俺をなんだと思ってやがる」

友「そういえば男、中間テストがそろそろだったね」

男「」

幼なじみ「今回は範囲広いから大変だよねー」

妹「そうだな」

男「」

友「男?…駄目だ、完全に固まってしまったよ」

姉「仕方のない奴だ」

481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:03:56.49 ID:IxhkuxMyQ [60/93]
男「…はっ!俺はいったい…」

姉「もう昼休みだぞ」

男「な、なんだと」

友「まさかあれからずっと固まったままとは思わなかったよ…」

男「これはまずいな…なんとか対策を練らないと…>>484をやろう」

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:06:13.81 ID:6DeV5qvv0 [5/14]
先輩と勉強


486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:09:00.80 ID:IxhkuxMyQ [61/93]
男「よし、先輩と勉強しよう。上級生だしなんとなく頭良さそうだし、頼りになりそうだ」

男「そうと決まったら早速図書室に…」

男「…腹減ってるから飯食って放課後にしよう」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:12:58.05 ID:IxhkuxMyQ [62/93]
男「というわけで先輩、勉強教えてくださいお願いします」

先輩「うん~、いいよ~」

男「よっしゃあ!じゃあ早速お願いします」

先輩「どの教科からするの~?」

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:20:00.17 ID:IxhkuxMyQ [63/93]
男「まずは保健体育からお願いします」

先輩「え~?保健体育のテストなんてあったかな~…?」

男「生殖の実技のどうしても苦手なんで、手取り足取り教えて欲しいんですけど…」

先輩「えええぇ!?そんな、駄目だよぉ~」

男「えー!?さっき勉強見てくれるっていったじゃないですかァー!」

先輩「で、でもぉ~」

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:28:47.20 ID:IxhkuxMyQ [64/93]
男「くそ、こうなったら最後の手段を――」

姉「突入ー」

妹「確保ー」

男「わっ!なんだお前ら!?今いいところなんだから邪魔すんじゃねーよ!」

妹「私達というものがありながらこんな女といちゃつきおって」

姉「巨乳だからか?そんなにデカ乳が好きか?」

男「うーん、どうしようこいつら」

506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:34:16.32 ID:IxhkuxMyQ [65/93]
男「なんだよお前ら、そんなにヤりたいなら先輩とヤってればいいだろうが」

姉「えっ」

妹「えっ」

先輩「えっ」

男「んじゃあ俺帰るから」

姉「おい」

妹「ちょっと待て」

先輩「お、男くん~」

妹「行ってしまった」

姉「どうしよう」


507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:37:05.36 ID:IxhkuxMyQ [66/93]
男「はぁ…そういえば俺誰かに勉強教えて貰おうとしてたんだよな…」

男「先輩に教えて貰おうと思ったのにあいつらが邪魔するから…」

男「となるとあと候補は二人か…」

513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:47:41.33 ID:IxhkuxMyQ [67/93]
男「できれば親に教えて貰いたいところだが、母親は物心ついた時にはいないし、親父はまったく帰ってこないし…」

男「あ、そうだ!幼なじみのお母さんに教えて貰えばいいんだ、この手があったぞ」

男「そうと決まれば早速幼なじみに電話だ。もしもーし」

幼なじみ『男くんが電話してくるなんて珍しい…何かあったの…?』

男「なんで俺誰に電話してもそんな反応返されるんだろう」

幼なじみ『それはきっと日頃の行いのせいだよ…それでどうしたの?』

男「あー、お前おばさんに勉強見て貰ったりするだろう?」

幼なじみ『…?うん、お母さんわたしと違って頭いいから』

男「それでだ、俺も一緒に勉強したいんだがいいか?」

幼なじみ『そんなことなら大歓迎だよ~』

男「そうか、ありがとな。じゃあすぐにそっちに行くよ」

幼なじみ『うん、待ってるよ!』

516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 21:54:05.14 ID:IxhkuxMyQ [68/93]
この略し方は非常にくるものがあるな


男「お邪魔しまーす」

幼なじみ「あ、来たね男くん」

幼母「あら、いらっしゃい。男くんがウチに来てくるなんて久しぶりねぇ」

男「そ、そうですか?(しょっちゅうかくまって貰ってたせいか、全然そんな気がしねぇ)」

幼母「それじゃあ早速お勉強を始めましょうか」

幼なじみ「ねぇ男くん、どの教科からやるの?」

男「そうだな…」

521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:02:59.31 ID:IxhkuxMyQ [69/93]
男「まずは保健体育からかな」

幼なじみ「えぇ?保健体育のテストはなかったはずだけど…」

男「生殖の実技なんだけど、経験者に聞くのが一番いいと思ってな」

幼母「あらいやだわ、こんなおばさんでもいいのかしら」

男「とんでもない!まだまだお綺麗ですよおばさん。俺がガキの頃から全然変わってないんじゃないですかね?」

幼母「そんなこと言われたら照れちゃうわぁ~」

幼なじみ「もう!お母さーん!」

524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:08:13.19 ID:IxhkuxMyQ [70/93]
男「怒るなよ幼なじみ。分かった分かった、真面目にやるから」

幼母「この子は男くんのことが大好きだから、きっと私に取られると思って怒ってるのよ」

幼なじみ「おおお、お母さん!何言ってるの!?もぅ~!」

男「幼なじみ、落ち着けって…」

幼なじみ「うううぅ…!」

男「参ったな…こうなった幼なじみを鎮めるには…」

528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:13:15.99 ID:IxhkuxMyQ [71/93]
男「三十六計逃げるにしかず!さようなら!」

幼母「あらあら、もっとゆっくりしていけばいいのに…」

幼なじみ「男くん…絶対逃さないんだからぁ!」

男「くそぉぉぉ、こんなときに限って姉も妹も乱入してこないじゃないか!」

幼なじみ「待ーてー!」

529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:17:21.87 ID:IxhkuxMyQ [72/93]
男「な、なんで追いかけてくるんだよっ!」

幼なじみ「男くんが逃げるからじゃない!」

男「逃げるから~追いかけて~まぁるい世界~ってか!クソッ!」

幼なじみ「はぁ…はぁ…男くん待ってよぉ…」

男「しめた、奴め体力が切れてきたぞ!」

幼なじみ「はぁ…はぁ…ま、待って…」

男「待てと言われて待つ奴はいないぜ、じゃあな!」

幼なじみ「うううぅ…!」

532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:22:10.56 ID:IxhkuxMyQ [73/93]
男「どうやら振り切ったみたいだが、もうテストは諦めた方がよさそうだな…はぁ」

男「かと言って、初っ端からいきなり赤点ラッシュなんてのはまずすぎるし…」

男「誰にも教えて貰えそうにないとなると、こうなったら残る手段は…」

539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:28:50.92 ID:IxhkuxMyQ [74/93]
男「もうこうなってくると、テストの問題用紙を盗んだりしない限りどうにもならないな…」

男「しかし…それなりに厳重な警備をどうやってくぐり抜けて潜入するか…」

男「とりあえずどこかの鍵に細工でもして、そこから忍びこむとするか…」

542 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:33:44.60 ID:IxhkuxMyQ [75/93]
~真夜中の学校~

男(全身タイツ)「こちらスネーク、夜の校舎に潜入した」

男「え?なんでこんな格好かって?スニーキングスーツなんて持ってないんだからこれしかないだろ」

男「しかし夜の学校って不気味だなぁ…」

男「確かウチの学校にも七不思議とかあったよな…確か一つが>>544だったかな…」

544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 22:34:48.88 ID:DXnUOwJC0 [1/3]
ベートーベンの目が光る


545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:38:43.08 ID:IxhkuxMyQ [76/93]
男「そうそう、ベートーベンの目が光るんだってな」

男「なんか気になってきたぞ…テスト用紙も大事だけど…」

男「ちょっと見に行ってみるか」

~音楽室前~

男「そういや鍵かかってるんだから入れないじゃん」

男「そうだ!テスト用紙のついでに鍵束もパクってくればいいんだ!」

男「そうと決まれば早速行くぜ!」

546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:43:11.70 ID:IxhkuxMyQ [77/93]
男「まさかこんなにあっさり手に入るとは…宿直が廃止されて久しいとはいえ、ウチの学校の警備体制が心配になるぜ…」

男「ま、そんなことはどうでもいいんだ。いざ音楽室!」

~音楽室~

男「当然だが誰もいないな…いや、むしろ誰かいたら怖すぎるが」

男「さて、あれがベートーベンだが…本当に光るのか?」

男「うーん、今日は月の綺麗だなぁ…んんっ?」

男「ま、まさか本当に光るなんて…怖いけどここまできたら近付いて確認しないとな…」

550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:49:01.53 ID:IxhkuxMyQ [78/93]
男「…どれどれ………………おい」

男「これよく見たらピンボールカメラが仕掛けてあって、レンズが月の光反射して光ってるだけじゃねーか!」

男「人騒がせな…いったい誰の仕業だ…?」

男「吹奏楽部当たりでも盗撮してるんだろうか……確かあそこには美人の三年生がいたな、けしからんから外しておこう」

男「なんか楽しくなってきたぞ、せっかくの機会だし、他の七不思議も検証してみるか!確か二つ目は…>>553だっけ?」

553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:50:58.11 ID:6DeV5qvv0 [10/14]
めんどくさいから帰る


557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:55:07.13 ID:IxhkuxMyQ [79/93]
男「うーん…やっぱ飽きたなぁ、めんどくさいし帰ってタコ焼き食べよう」

ガタガタッ

男「…ん?何の音だ…?」

男「ま、まさか警備員がいた、とか…」

男「や、やばいぞ…どうする!?そうだ、掃除用具入れに隠れよう!」

559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 22:57:43.24 ID:IxhkuxMyQ [80/93]
男「頼むから誰もいませんように……いや待て、誰もいなかったらさっきの物音はなんだって話になるぞ…」

男「どっちに転んでも嫌だなぁ…くそっ」

男「………」

男「そろそろ出てみるか…やっぱり誰もいない、なんだったんださっきのは?」

男「帰るか…」

560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:01:04.85 ID:IxhkuxMyQ [81/93]
男「えーっと確か細工したのはこの窓だったよな…あれ、開かない」

男「うぇ、壊しちゃったか?まずいなぁ…」

男「仕方ない、隣の窓から…あれ?」

男「ふんっ!んんっ…開かない!いったいどうなってるんだ!?」

男「くそっ!こうなったら窓ガラスをぶち割って…!」

バァン!

男「弾かれた…?そんな、馬鹿な…」

562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:03:45.42 ID:IxhkuxMyQ [82/93]
男「閉じ込められたってのか…?いったいなんで、どうやって…」

男「あ…ああ…」

男「お、落ち着け!こんなときこそ焦りは禁物だ…」

男「はぁ…はぁ…よし、>>565を試してみよう…」

565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:04:51.08 ID:+OFxw2Av0
うたう


569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:08:25.90 ID:IxhkuxMyQ [83/93]
男「お、音楽室だしな、ちょいとうたってみよう」

男「ギーグだって倒せるくらいだし、なんとかなるかもしれん」

男「よし行くぞ…んでんでんで――」

ポローン

男「ひっ!い、今、ピアノが…」

男「にゃーんで――」

ポローン

男「かまってかまって欲しいの~」

ポローンピローンパローン

男「ぎゃああああああああああっ!!」

571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:13:02.44 ID:IxhkuxMyQ [84/93]
男「どどどどど、どっどっどっ、どうして俺の歌に合わせて勝手にピアノが…!」

男「ま、まさか…これがマジモンの七不思議だってのか…?」

ウフフフフ…

男「ああ…なんか笑い声まで聞こえてきた…俺…死ぬのかな…」

男「そこに…いるんだよな…あれが…」

男「こここ、こうなったらヤケだぁ!ダイビング全裸ストリップボンバー☆☆☆!!」

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:16:22.35 ID:IxhkuxMyQ [85/93]
?「嫌あああああああああ!!変たああああい!!」

男「ぎゃあああああああああ!!!!…あ?」

?「ななな、そんな格好で何やってるんですか!」

男「君はいったい…透けてるし、脚ないし、ホンマモンの幽霊…?」

幽霊「いいから服を着てくださいっ!」

581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:21:41.46 ID:IxhkuxMyQ [86/93]
男「…で、君は本当に幽霊なのか?」

幽霊「そうですよ、触ってみますか?」

男「どれどれ…うっ、冷たい!しかも通り抜けてる!」

幽霊「ね、本当でしょう?」

男「まさか死ぬまでに幽霊を見ることができるとはな…で、君はなんで成仏できないの?」

幽霊「私、ピアノのコンクールの前日に事故に遭ってしまって…気がついたらピアノの前に…きっとコンクールに出られなかった未練のせいで成仏できないんですね…ウフフ」

男「うわぁ…怖い」

585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:26:08.51 ID:IxhkuxMyQ [87/93]
幽霊「それであなたは、夜の学校で、しかも全裸で、いったい何をやってたんですか?」

男「実は俺、ストリップして夜の校舎を練り歩くクラブの部長なんだ」

幽霊「嘘ですよね?」

男「嘘です」

幽霊「わかりました…言いたくないなら無理には聞きません」

男「それでさ、学校が出られないんだけど、ひょっとしてこれも君のせいだったりする?」

幽霊「え?私にそんな力なんてありませんけど…精々物を浮かせたりするくらいしか」

男「な…!それじゃあいったい何が…」

587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:30:36.53 ID:IxhkuxMyQ [88/93]
幽霊「そうだ、もし原因を探りに行くのなら、私を連れていってくれませんか?」

男「どうして?」

幽霊「隙を見てあなたの身体を乗っ取るためです」

男「…っ!!」

幽霊「そ、そんなに怯えないでくださいよ、冗談ですから」

男「シャレんなんねぇ…」

590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:34:33.67 ID:IxhkuxMyQ [89/93]
男「で、本当のところは?」

幽霊「久しぶりに会った生きている人間ですからね、あなたに興味がわいたんです」

男「まあそれはいいけどさ…原因を探るたっていったいどうすれば…」

幽霊「そうですね…何か、入れなくなる前と後で変わったことはありませんでしたか?」

男「…そういえば、なんかガタガタッって妙な物音が…」

幽霊「原因はそれかもしれませんね。その物音の主を探してみましょう」

592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:40:23.74 ID:IxhkuxMyQ [90/93]
男「何のてがかりもなしに探すのもしんどいしなぁ、せっかくだから七不思議の場所を一つ一つ調べてみるよ」

幽霊「七不思議、ですか。私も生前に聞いたことがありますね…まさか自分がその一つになるとは思ってもみませんでしたが…ウフフ」

男「ねぇ…その笑い方怖いからやめてくれない…?」

幽霊「無茶を言わないでくださいよ。生前からの癖なんですから」

男「仕方ないな…それじゃ七不思議だけど、確か二つ目は…>>595だっけ?」

595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:41:52.32 ID:HRKNXObH0 [17/17]
うんこもらす


600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:46:33.05 ID:IxhkuxMyQ [91/93]
男「えーっと…確か、うんこもらすとかなんとか」

幽霊「うんこもらす校長先生(の銅像)でしたよね。よく笑い物にされていました」

男「校長の像があるのは外だからな…出られないんじゃ仕方ない、パスだ」

男「三つ目は確か…>>603…?」

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:47:37.81 ID:Dfjf/FI50 [8/8]
地味ないたずらをする人体模型


606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:52:30.17 ID:IxhkuxMyQ [92/93]
男「地味な悪戯をする人体模型、だったはずだ」

幽霊「そういえば私の友達に、人体模型にスカートめくられたって子がいたなぁ…今頃どうしてるんだろう」

男「そういえば…君って今いくつ?」

幽霊「私は永遠の17歳ですよ」

男「いや、そうじゃなくて…」

幽霊「17歳ったら17歳です」

男「もういいよ…それじゃあ模型のある生物準備室に向かおう」

607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:58:51.69 ID:IxhkuxMyQ [93/93]
男「着いたぞ」

幽霊「私は透り抜けられるから平気ですけど、あなたはどうするんですか?」

男「あ、大丈夫だよ。職員室から鍵パクってきたから」

幽霊「………」

男「うー…基本準備室なんてどこも入る機会ないからなぁ…」

幽霊「あ、ありましたよ、あれです」

男「暗くてよく見えないな…携帯のライトを使おう」

幽霊「けーたい?…なんですか、それ?」

男「ああ、これは携帯電話っていってね、今は電話を持ち運びできる時代になったんだ」

幽霊「へぇ…凄いんですね…触れないのが残念です」

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:03:13.74 ID:eZgm/xc/Q [1/57]
男「実物見るのは初めてだけど、不気味な模型だなぁ…」

幽霊「人体模型も骨格標本も怖いですよね。それに比べたら私なんてかわいいものですよ」

男「よく言うよ…で、これがどう地味ないたずらをするんだろう?」

幽霊「さあ…?私も話を聞いただけですから」

男「とりあえず関係なさそうだし、次に行くか…」

609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:08:13.50 ID:eZgm/xc/Q [2/57]
男「出るときにはちゃんと鍵閉めないとな…あれ?」

幽霊「どうかしたんですか?」

男「いや、ここについてたはずの準備室の鍵が見当たらないんだ…」

幽霊「ちゃんと見てみましたか?」

男「間違いないって、ちゃんと確認したんだから。ひょっとして、ポルターガイストで掠め取ったりした?」

幽霊「そんなことするわけないじゃないですか、どうして私が…あっ」

男「ん?」

幽霊「あの人体模型を見てください」

男「いったい何が…あっ」

幽霊「準備室の鍵って、あの肩の上に乗ってるのがそうですよね?」

610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:11:59.48 ID:eZgm/xc/Q [3/57]
男「計らずも本物の心霊現象に遭遇してしまったぜ…」

幽霊「この私を目の前にして、今更何言ってるんですか」

男「いやまあ、それはそうなんだけどね」

幽霊「やはり地味だけあって害はなさそうですし、次へ向かいましょう」

男「そうだね…確か四つ目は…>>613だったな」

613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:14:07.11 ID:wKEHLHoX0
下半身裸のオヤジ幽霊が現れる


618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:21:15.83 ID:eZgm/xc/Q [4/57]
男「校内を徘徊する下半身裸のオヤジ幽霊だったな」

幽霊「確かこれも何代目かの校長だって噂でしたよ」

男「うんこもらしたり、下半身裸で徘徊したりとロクな奴がいないな、校長は…」

男「校内のあちこちを徘徊してるんなら、何回かあったりしないの?」

幽霊「いえ、音楽室に来たことはありませんね」

男「とにかく、そんなのが動き回ってるんなら気をつけないと…それじゃ次だ、五つ目は…>>621だ」

621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:23:48.69 ID:fnibJG8M0 [1/14]
シューベルトの眼が光る


626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:28:51.55 ID:eZgm/xc/Q [5/57]
男「シューベルトの目が光る…って、なんか似たような話を既に聞いたぞ」

幽霊「似たような話、ですか?」

男「いや、一つ目の七不思議がベートーベンの目が光るって奴で」

幽霊「そんな話、聞いたことありませんけど」

男「…まあ、あの話はガセだったからね…それじゃ君が聞いた一つ目の謎は何?」

幽霊「それは後で話しますよ。まずはシューベルトさんを見に行ってみましょう」

628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:33:05.69 ID:eZgm/xc/Q [6/57]
幽霊「ふはぁ…落ち着きますねぇ…」

男「音楽室に戻ってきただけなんだけど」

幽霊「なんかこう、帰ってきたーっ!って感じがしませんか?」

男「それは君だけだと思うよ…」

幽霊「そうですか?残念です…」

男「…それじゃ、気を取り直してシューベルトの確認を」

幽霊「あ、ちなみにですね、それは目の部分に刺された画鋲が光ってみえるだけです」

男「(ズコー」

630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:36:02.63 ID:eZgm/xc/Q [7/57]
男「いつの時代にもこういうくだらないいたずらする奴はいるんだな…」

幽霊「案外あの人体模型さんのいたずらかもしれませんよ」

男「それはシャレんならんからやめろ」

幽霊「ウフフ、それじゃあ私が聞いた一つ目を話をしますね。それはですね…>>632です」

632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:39:15.68 ID:hfWJOMH30 [3/16]
>>604

604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 23:48:28.85 ID:GgE+Vmcd0
アンパンマンが無言で襲ってくる


641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:44:05.26 ID:eZgm/xc/Q [8/57]
幽霊「アンパンマンが無言で襲ってくるそうです」

男「…は?」

幽霊「いや、購買部にアンパンマンのイラストがあるじゃないですか、パン繋がりで。あれが絵を抜け出して無言で襲ってくるそうです」

男「呪いの絵ってことか…?」

幽霊「そういうことかもしれませんね。どうします?今から行きますか?」

男「いや…流石に怖いからやめとくよ」

643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:48:19.40 ID:eZgm/xc/Q [9/57]
幽霊「ウフフ、案外いくじがないんですね」

男「なんとでも言え。アンパンマンに殺されて一生を終えるなんてそんなの俺は嫌だぞ」

幽霊「私だって嫌ですよ…もう死んでますけど」

男「さて次は六つ目だったな…えーっと…>>646だ」

646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:51:05.06 ID:IphfxE8U0 [3/5]
校長室のイスが勝手に回転する


648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:54:48.45 ID:eZgm/xc/Q [10/57]
男「校長室の椅子が勝手に回転するらしいな…」

幽霊「…?私の頃の校長室の椅子は回転しない物だったんですが」

男「えー…ってことはこれもガセかよ…」

幽霊「まあまあ、そう残念そうな顔をしないでトリックだけでも暴きに行きましょうよ」

男「うーん…そうだな、一応行っておくか」

649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 00:59:59.54 ID:eZgm/xc/Q [11/57]
男「ここが校長室か」

幽霊「ウフフ、相変わらず趣味の悪いお部屋ですね」

男「来たことあるの?」

幽霊「コンクールの出場が決まったときに、校長先生と少しお話をしたんです。だから昔の椅子は回転しないって知っているんですよ」

男「なるほどな…うわっ!」

幽霊「本当にいきなり回り出しましたね…」

男「本当にトリックなのか?どれどれ……………あ、モーターとタイマーがセットしてあった…」

幽霊「指定の時間が来るとスイッチが入る仕組みのようですね。いったい誰が作ったんでしょう」

男「知らないよ…」

650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:03:03.99 ID:eZgm/xc/Q [12/57]
男「じゃあ、本当の六つ目の不思議を聞かせてくれよ」

幽霊「ウフフ、この回転椅子楽しいですね!」

男「遊んでる場合かよ…」

幽霊「分かりましたよ、今思い出しますからちょっと待ってください」

幽霊「えーっと…確か…私の聞いた話は…>>653でした」

654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:11:01.40 ID:eZgm/xc/Q [13/57]
幽霊「定番のトイレの花子さんですよ」

男「なるほど…それがあったか」

幽霊「ちなみに花子さんは、幽霊としての私の数少ない友達です」

男「(ズコー」

幽霊「何ずっこけてるんですか?」

男「だ、だって友達って…」

幽霊「彼女が出るのは音楽室前の女子トイレの三番目の個室。いわば私のご近所さんですよ」

男「そ、そうなんだ…」

幽霊「会ってみますか?」

男「…危害を加えないってんなら」

幽霊「それは大丈夫ですよ、私の友達なんですから」

男「本当かなぁ…」

655 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:17:16.97 ID:eZgm/xc/Q [14/57]
幽霊「ここが花子さんのおうちです」

男「なんかその言い方には物凄い違和感を感じるぞ…」

幽霊「花子さんはとっても内気なんです。だから扉の前で『あいことば』となる特定の行動をとらないと会ってくれません」

男「なんか霊も色々大変なんだね…」

幽霊「ちょっと待ってくださいね…まずは扉を三回ノックして…」

コンコンコン

幽霊「はーな子さんっ、あーそびーましょっ」

幽霊「この後もう二回ノックして、中から返事がきたら扉を開けるんです。返事がこなかったら花子さんは留守なのでいません」

コンコン


コンコン

幽霊「あ、どうやら今日はちゃんといるみたいですね。それじゃあ開けますよ」

656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:21:02.03 ID:eZgm/xc/Q [15/57]
幽霊「こんばんは、花子さん」

花子「誰かと思ったらまたあなたなのね…今日は何の用なの?」

幽霊「いえ、ちょっと花子さんに会ってみたいって人がいたので」

男「…どうもー」

花子「生きてる人間なんて珍しいわね…」

男「いや、霊の方がよっぽど珍しいと思うんだけど…」

花子「…何か言った?」

男「いや、何も」

659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:26:28.59 ID:eZgm/xc/Q [16/57]
男「ところで…その白い仮面は何…?すっげー不気味なんだけど…」

花子「フフフ…この下、見てみたい?」

男「え、遠慮しておきます」

花子「ところで、あなたも変な格好をしているわね。最近の生きた人間ではそれが流行りなのかしら」

男「いや、俺の格好はどうでもいいんだよ…それより、校舎から出られないんだけど花子さんは何か知らない?」

花子「校舎から出られない…?そうね、残念だけれど何も知らないわ」

男「そうか…」

幽霊「気を落とさないでください。例えこのまま出られなくて死んだとしても、私達の友達になれますよ!」

男「慰めになってねぇ…」

661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:30:19.03 ID:eZgm/xc/Q [17/57]
幽霊「それじゃあ花子さん、また明日」

花子「また明日も来るつもりなのね…」

男「はぁ…」

幽霊「気を落とさないでくださいよ、まだ最後の一つが残ってるじゃないですか」

男「うん…だけど、俺はそれを知らないんだよ。ほら、七つ全部知ったら死ぬとか言うだろ?」

幽霊「そうですね、確かそんな話でした」

男「君は何か知らないのか?」

幽霊「知りませんよ」

男「やっぱり君も知らないのか…困ったな…」

664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:33:47.27 ID:eZgm/xc/Q [18/57]
ペタ…ペタ…

男「ん…?なんだこの音は…」

幽霊「下の階から聞こえるみたいですね…行ってみますか?」

男「もう手掛かりはないんだ…何が来ようと行ってやるさ!」

ペタ…ペタ…

幽霊「音が近付いてきてますよ!」

男「やっぱり近くに何かいるんだな!」

667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:38:38.65 ID:eZgm/xc/Q [19/57]
ペタ…ペタ…

オヤジ「ニャァ」

幽霊「きゃあああああ!!」

男「で、出た…!こいつが下半身裸のオヤジ霊…」

ペタ…ペタ…

幽霊「こ、こっちに来ますよ…」

男「逃げるぞ!…あっ、冷たっ」

幽霊「どうしたんですか!?」

男「思わず手を取ろうとしたら、幽霊だから触れなかった!」

幽霊「な、なんだ…脅かさないでくださいよ!」

668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:41:33.74 ID:eZgm/xc/Q [20/57]
男「はぁ…はぁ…くっ、下の階にまで追って来やがる!」

幽霊「あっ…駄目です!この先は…」

男「えっ?確かこの先は購――」

アンパンマン「」

男「出たああああっ!!」

幽霊「進めばアンパンマン、戻ればオヤジ…絶対絶命ですね…」

男「クソッ!」

674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:47:15.17 ID:eZgm/xc/Q [21/57]
男「はぁ…はぁ…ここまで、か…」

幽霊「そんな…諦めないでください!」

男「いや…もう駄目だ、化け物相手にこれ以上は…」

オヤジ「ニャァ」

アンパンマン「」

男「来やがったな…君だけなら壁をすり抜けて逃げられる…俺のことは忘れて音楽室に帰ってくれ」

幽霊「そんな!見捨てろって言うんですか!?」

男「早く行け!…ひょっとしたら、俺も幽霊になれるかもしれないな…」

幽霊「そんな…そんなの…」

男「行くんだ!」

幽霊「嫌です!」

オヤジ「ニャァ」

アンパンマン「」

男「くっ…ここまでか…!」

676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:50:57.03 ID:eZgm/xc/Q [22/57]
男「……………………あれ?」

幽霊「ど、どうしたんでしょう…急に動きが止まってしまいました…」

男「これは…いったい…」

?「滅!」

ドォン!

男「うわっ!なんだ!?」

幽霊「お札です…オヤジもアンパンマンも完全に消滅してしまいました…」

男「そこに…誰かいるのか…?」

678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 01:55:16.99 ID:eZgm/xc/Q [23/57]
?「男くん…どうしてこんな所にいるの」

男「その声は…先輩?」

幽霊「知ってる人なんですか?」

男「うん…」

先輩「夜の学校に入るなんて…感心しないな~」

男「せ、先輩こそなんでこんな所に…」

先輩「わたしは…」

男「それにさっきのあれ…化け物二体を一発で吹っ飛ばすなんて…」

先輩「少し長くなるかもしれないけど、聞いてくれる?」

男「はい…」

682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:00:34.73 ID:eZgm/xc/Q [24/57]
先輩「図書委員の女子学生というのは仮の姿。わたしの本当の仕事は…退魔師」

男「退魔師?」

先輩「そう…この世の巣くう闇を払う者」

先輩「覚えてない?わたしが前に男くんに憑いてた悪霊を退治したこと」

男「ゆ、夢じゃなかったのか…あれ」

先輩「そう、そして今回のわたしの使命は、この学校に結界を張った元凶を見つけ出し、消滅させること」

男「結界…?それで校舎から出られなかったのか…」

688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:08:01.01 ID:eZgm/xc/Q [25/57]
男「それで…元凶ってのはなんなんですか!」

先輩「男くんは知ってる?七不思議の最後の一つ」

男「いえ…それを知ったら死ぬって」

先輩「――音楽室の殺人者」

男「な、音楽室…!」

先輩「あの音楽室は危険なんだよ、今までに何人も人が死んでる。校長先生はあくまでそれをひたかくしにしているけど」

男「先輩…ソイツは今も音楽室にいるんですか?」

先輩「ううん…今違う場所にいるよ――男くんの後ろに」

男「え――」

689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:12:27.75 ID:eZgm/xc/Q [26/57]
幽霊「………え?」

男「そんな…嘘、ですよね?」

先輩「そこをどきなさい、男くん。そいつはわたしが滅ぼす」

幽霊「え…そんな、何言って…」

男「何かの間違いですよ!この子がそんな悪い奴だなんて…」

先輩「どかないんなら…力づくでも!封!」

男「うわっ!身体が動かない!?」

693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:17:32.17 ID:eZgm/xc/Q [27/57]
先輩「もう逃げられないわよ」

幽霊「あ…あぁ…」

男「くっ…やめろおおおおお!うおおおおおっ!!」

先輩「そんな!わたしの術が…あぁ!」

男「はぁ…はぁ…な、なんだ…身体が止まらない!」

先輩「がっ!ああっ!男くん…どうして!んぁっ!」

男「があああああああああ!!うああああああああああああああああっ!!」

695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:22:31.57 ID:eZgm/xc/Q [28/57]
先輩「そう、いう…こと…本体はそっちだったのね…今まで男くんに憑いてたなんてね…」

男「ああああああああああああああああああああっ!!!」

先輩「これじゃ手が出せない…わたしは…どうしたら…」

幽霊「だったら…私が!」

男「がっ!?」

先輩「あの幽霊…男くんに取り憑いた…?いったいどうするつもりなの…」

699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:25:33.69 ID:eZgm/xc/Q [29/57]
男「ううーん…ん?あれ?俺は何してたんだっけ…」

男「ここはいつもの教室で…今は昼休みか」

男「どうしよう…何か忘れてるような気がするけど…とりあえず図書室に行くか」

700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:30:01.09 ID:eZgm/xc/Q [30/57]
先輩「男くん…待ってたよ…」

男「先輩?なんかいつもとしゃべり方違いますけど…」

先輩「時間がないの!聞いて!ここは男くんの精神世界で、この身体はそこに潜り込ませた単なる式神」

男「え?え?何言ってるんですか?」

先輩「あいつが誰か一人に化けているの!そいつを見つけ出して殺して!」

男「ちょ…先輩…さっきから何言ってるんですか?」

先輩「お願い…もう…時間…が――」

男「え?消えた?あれ?そんな馬鹿な…」

701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:32:43.51 ID:eZgm/xc/Q [31/57]
男「いったいなんなんだ…?精神世界とか、誰か一人に化けてるとか、そいつを殺せとか…」

男「なんだ…俺は何を忘れている?」

男「そういえば時間がないって言ってたな…とにかく行動してみないと」

男「よし、>>704をしよう」

704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:34:55.10 ID:SWozlJuG0 [2/10]
全員殺す


712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:39:41.71 ID:eZgm/xc/Q [32/57]
男「よく分かんないけど殺せばいいんだよな…でもってここは俺の精神世界。だったら現実に影響はないはず…」

男「だったら片っ端から殺して回ればいいってことだな」

男「なんかいつの間に手に日本刀なんか持ってるし…」

男「…とりあえず教室に戻るか」

718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:44:56.50 ID:eZgm/xc/Q [33/57]
友「やあ男、今日の昼休みもまたどこかに行っていたみたいだけど」

男「悪く思うなよ」

友「え――」

ザシュ

友「ああああああああっ!お、おと、こ…いったい、なに、を…」

男「ああっ…刀が…」

友「ぎゃあああああああああっ!!」

男「と、友…殺した?俺が?友を?殺した?」

男「は、ははは、は…」

720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:48:42.02 ID:eZgm/xc/Q [34/57]
幼なじみ「な、何!?今すごい悲鳴が――きゃあああああっ!!」

男「はは…ひゃはは…はははははは!ひゃーはっははっは!!」

幼なじみ「…そん、な…おとこ、くん…どうし、て…こん、な…ひど…い…」

男「ははは…また殺した…殺したんだ…俺が!ひゃはははははははは!」

725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:53:47.23 ID:eZgm/xc/Q [35/57]
身体が言うことを効かない
刀の意思に全てが支配されてしまったというのだろうか

また一人、俺の目の前で俺が殺す
血飛沫が上がる
その悲鳴が俺の心を壊す

もう…何も考えられない…
また一人、また一人…次々と俺は果てのない殺人を繰り返す…

728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 02:58:40.97 ID:eZgm/xc/Q [36/57]
男「があああああああああああああああっ!!ああああああああっ!ああ…ぁぁぁ……」

先輩「結界が消えていく…やったんだね男くん!」

先輩「男くん…?」

男「」

先輩「そん…な…どうして…」

先輩「わたしは結局…使命のためなら全てを犠牲にするんだ…大切な人も、何もかも」

先輩「もうやだよ…これ以上生きていたくなんかないよ…」

ザシュ

先輩「おと、こ…くん…」


BAD END

731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:03:47.91 ID:eZgm/xc/Q [37/57]
※攻略のヒント※
一人でも間違った奴を殺すと男が発狂するので、ちゃんと元凶を見つけ出して一撃で葬るように
完璧に成り済ませてるとは限らないので、尋問してボロを出させよう

というわけで>>701から再開

男「いったいなんなんだ…?精神世界とか、誰か一人に化けてるとか、そいつを殺せとか…」

男「なんだ…俺は何を忘れている?」

男「そういえば時間がないって言ってたな…とにかく行動してみないと」

男「よし、>>734をしよう」

734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 03:04:53.36 ID:wBo0UE4u0 [2/5]
せんぱいをさがす


738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:08:49.14 ID:eZgm/xc/Q [38/57]
男「とりあえず先輩を探し出してもう一度ちゃんと話を聞かないとな…」

男「しかし…俺の目の前で消えるなんていったい何が…」

………

……



男「駄目だ…どんなに探しても見つからない…ここは諦めて>>740しよう」

740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:09:26.75 ID:cLvWBebD0 [2/5]
幼馴染のスカートをめくる


744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:13:22.08 ID:eZgm/xc/Q [39/57]
男「とりあえず幼なじみのスカートをめくってみるか。そのときの反応で正体が分かるだろうし」

男「おーい、幼なじみー」

幼なじみ「?なーにー?男くん」

男「そぉい!」

幼なじみ「ひゃっ…!」
男「うん、白だな」

幼なじみ「…おーとーこーくーんー!」

男「うわぁああああ!間違いない!こいつは俺の幼なじみだ!」

746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:19:43.69 ID:eZgm/xc/Q [40/57]
男「はぁ…危なく精神世界で死ぬところだった…どうやら幼なじみは違うみたいだな」

男「しかし…こんな調子で確かめてたら命がいくつあっても足りないよなぁ…」

男「さて次はどうするかな…」

男「よし>>750だ」

750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:22:02.65 ID:hfWJOMH30 [9/16]
後輩にπタッチ


753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:25:35.43 ID:eZgm/xc/Q [42/57]
後輩「あ、先輩!どうしたんですか?」

男「それっ!πタッ――」

男「しまった!触る胸がない!」

後輩「…真空十文字砕き!」

男「ぎゃあああああああああっ!!」

754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:30:39.11 ID:eZgm/xc/Q [43/57]
男「はっ!俺はいったい…」

男「えーっと…なんだっけ…そうだ!かくかくしかじかだったな」

男「よし、>>757をやろう」












超絶大ヒント
・先輩が消滅した代わりに、いないはずのある人物が特定の場所にいるのでまず見つけるけと
・元凶が誰に化けているかはことあるごとに変化する
・どさくさに紛れてエロいことするのもいいが、やりすぎると時間切れで現実世界の先輩が殺されてしまうので注意

757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:32:41.61 ID:XLZeqy58P [1/2]
音楽室へGO


761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:40:33.63 ID:eZgm/xc/Q [44/57]
男「とりあえず音楽室に行ってみよう、なんでか分かんないけど行かなきゃいけないような気がする」

~音楽室~

男「なんで俺はわざわざこんなところに来たんだ?俺の知り合いにこんなところに来るような奴は…」

?「………」

男「誰だあれ?分からない…いや、でも俺はあの子を知っている?」

男「おーい、大丈夫かー?…あれ?なんで普通に肩を掴んで揺すれたんだ?いや、そんなことは当たり前なのになんで疑問を抱く?」

?「んっ…うーん…あれ?ここは…私は確かあの人に憑依したはずじゃ」

男「おい、何言ってるんだ?大丈夫か?」

?「あれ?どうして憑依したはずなのに私の目の前にあなたがいるんですか?」

男「ちょっとさっきから何言ってるか分からないんだけど」

762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:45:37.35 ID:eZgm/xc/Q [45/57]
?「…とまあそういうわけだったんですよ。いやあ、まさか憑依したおかげで精神世界に潜り込めたとは」

男「話は分かったけど…で、結局君誰なの?」

幽霊「だから私は幽霊ですって」

男「いや…でも透き通ってなんかないし、脚もちゃんとあるじゃん」

幽霊「え?えっ…?あれ、本当だ!ちゃんと身体がありますよ私!」

男「身体があるのは普通のことだろうに…」

幽霊「なるほど、精神世界だから霊体の私にもちゃんと肉体が与えられたんですね」

男「とにかく先輩が危ないんだろう?だったら急ぎたいんだけど」

幽霊「おっと、そうでしたね。では行きましょう」

763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:50:07.74 ID:eZgm/xc/Q [46/57]
幽霊「なんと私の特殊能力により、相手に霊体アタックをして一撃で正体を見破ります」

男「…誰に話してるの?」

幽霊「あ、気にしないでください」

男「とりあえず教室に入るか」

幽霊「そうですね…あいたっ!」

男「…何やってるんだ?」

幽霊「いつもの癖で壁抜けしようとしたんですが、身体があるのを忘れていました…」

男「………」

766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 03:57:17.36 ID:eZgm/xc/Q [47/57]
幼なじみ「あ、男くん!…あれ?その人は?」

男「とりあえずあいつに向かって、その霊体アタックとやらをやってみてくれよ」

幽霊「分かりました。行きますよ…ええい!」

幼なじみ「っ!」

男「な、なんだ!あの幼なじみにあるまじきジャンプ力は!…さてはあいつか!うおおおおっ!」

男「ちっ…外したか…」

幼なじみ「ククク…どうやら既に変化は通用しないと見える…」

男「ようやく本性を現したな!」

幼なじみ「だが、貴様ごときに我が斬れるかな?」

男「いい加減幼なじみの姿で話すのはやめろ!真の姿を見せやがれ!」

幼なじみ「ククク…いいだろう。だが後悔しても遅いぞ?」

幼なじみ「虚構の世界で、仮初の幸福を得て生き続けていればよかったものを…ククク…」

768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:06:35.02 ID:eZgm/xc/Q [48/57]
男「…なんだ?この空間は…どこにいる!姿を見せろ!」

 「我は1にして全、有にして無、どこにでも存在し、かつどこにも存在しないモノ」

男「なんだ、何を言っている!」

 「貴様ら二人のいる、この空間こそが、我という存在そのもの」

幽霊「なるほど…それで彼に取り憑いたり、他の人に化けたりできたわけですね」

男「そういうわけか…」

 「その妖刀は確かに厄介なモノだが、この空間に取り込まれた時点で貴様の敗北は確定している。どこにもいない我を滅ぼすことは不可能だ。果てのない空間で、永劫の時を彷徨うがいい!」

770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:10:48.38 ID:eZgm/xc/Q [49/57]
男「なんだよそれ…勝ち目がないどころか、戦うことすらできないっていうのか…?」

幽霊「大丈夫です、策はあります」

男「本当か?」

幽霊「私が奴の実体を強制的に引きずり出します…そうしたら、その刀で遠慮なくぶった斬ってください」

男「大丈夫なのか…?」

幽霊「大丈夫です…任せてください!」

772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:17:49.86 ID:eZgm/xc/Q [50/57]
 「ぐぅっ…!?き、貴様…いったい何を…!」

幽霊「くぅぅぅ!」

男「お、おい!何してるんだ!?」

幽霊「どうやら…実体を引きずり出すのは無理だったみたいです…」

幽霊「だから…私の中に取り込むことによって、私のこの身体自体を実体とすることにしました…!」

男「な…それじゃあ…」

幽霊「はい…吸収し終わったら、私ごと斬ってください」

男「でも…そんなことしたら!」

幽霊「構いませんよ…どうせ私はもう死んだ身、本来今ここにいるのが間違いなんです…」

男「だからって…俺にそんなことできるわけが…」

773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:23:42.40 ID:eZgm/xc/Q [51/57]
「ぐぉぉぉ!なぜだああああ!なぜ我がこんな奴ごときにぃぃ…!」

幽霊「もうすぐこの空間は消滅します…そうしたら、お願いしますね…」

俺「嫌だ!他に方法はなかったのか!?なんでこんなやり方しかなかったんだ!くそっ!くそおおおおっ!!」

幽霊「短い間でしたけど…あなたと一緒にいられてよかったです…んっ…」

男「!?」

幽霊「ウフフ…ファーストキス、です。まさか死んでからできるなんて思いませんでしたよ…」

幽霊「それでは…さようなら…」

男「うっ…うぁぁ…うわあああああっ!!」

ザシュ

775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:28:32.75 ID:eZgm/xc/Q [52/57]
男「………」

先輩「男くんの動きが止まった…よかった、やったんだね!」

先輩「ああ…結界が崩壊していく…」

男「………う…」

先輩「男くん!大丈夫!?しっかりして!」

男「うっ…俺、は…」

先輩「よかった…無事に精神世界から戻って来られて…」

男「先輩…俺は…」

先輩「よくがんばったね…男くん…!」

778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:31:12.56 ID:eZgm/xc/Q [53/57]
あれから数か月が経った…

先輩もすっかり元の先輩に戻ってしまったようだ

相変わらず俺は何があったのかよく分からない

でも…何か大切なことを忘れている気がする…

780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:34:07.13 ID:eZgm/xc/Q [54/57]
友「そういえばもうすぐ期末テストだね」

姉「そういえばそうだったな」

男「」

幼なじみ「今回は範囲広いから大変だねー」

妹「そうだな」

男「」

友「あれ、男?おーい男?…駄目だ、完全に固まってしまったよ」

781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:36:53.89 ID:eZgm/xc/Q [55/57]
男「なんということだ…もうすぐ期末だと…?」

男「やばいって、授業中寝てばっかでなんにも分からないってのに…」

男「中間赤点ばっかだったから、今回で挽回しないと…」

男「何か対策は…そうだ!職員室からテスト用紙を盗めばいいんだ!」

男「というわけで早速鍵に細工をして…」

782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:40:05.54 ID:eZgm/xc/Q [56/57]
男「ふぅ…まさかこんなにあっさり手に入るとはな…ウチの学校の警備体制は大丈夫なのか…?」

男「せっかくの夏の夜の学校だし、ちょっと肝試しでもしようかな」

男「えーっと確か七不思議の一つ目は…ベートーベンの目が光る、だったな」

男「よし、それじゃあ音楽室の鍵を拝借して…」

783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/31(火) 04:47:36.12 ID:eZgm/xc/Q [57/57]
男「よーし…音楽室の前まできたぞ…」

ポローン

男「な、なんだ…ピアノの音…?こんなの七不思議にあったっけ…!?」

男「怖い…でも気になる…うぅ…ええい突撃!」

ガラッ

男「あっ…」

幽霊「もう…やっと来てくれましたね…どうしてもっと早く来てくれなかったんですか…?」

男「え、と、君は…」

幽霊「…ひょっとして会わない間に忘れちゃったんですか?…あんなことまでしたのに」

男「え?え?何のこと?」

幽霊「はぁ、仕方ないですね…それじゃあもう一度思い出させてあげますよ。私は――」


GOOD END

カオスエンド(怪奇現象編)終了

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