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男「あれ?お前…」猫「…」3
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:51:12.55 ID:TOp2fcMg0 [101/103]
【腐った女と猫の話】
猫「開けろ!開けろといっている!」
猫「「ええい、人間風情が!この私をだれだと思ってる!」
猫「・「私の名はシュペール・クーロ・ネコロッタ3世であるぞ!」
猫「・・「私にこの名を言わせた人間よ!後悔するがいい!」
猫「・・・」腐「・・・」
【腐った女と猫の話】
猫「開けろ!開けろといっている!」
猫「「ええい、人間風情が!この私をだれだと思ってる!」
猫「・「私の名はシュペール・クーロ・ネコロッタ3世であるぞ!」
猫「・・「私にこの名を言わせた人間よ!後悔するがいい!」
猫「・・・」腐「・・・」
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:54:42.57 ID:TOp2fcMg0 [102/103]
猫「・・・」じぃー
腐「いひゃひゃ、そう睨みなさんなよ」
猫「・・・」
腐「ほら、おいき」
猫「・・・」スタスタ
腐「いっちゃったねぇー」
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:59:55.21 ID:TOp2fcMg0 [103/103]
腐「あなた、あの子は旅にいってしまいました・・・これでよかったのかしら」
腐「いいのさ、こうやって親元を離れて子供は大人になっていくんだ」
猫「・・・」じぃー
腐「あんれー?戻ってきたのかい」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:27:13.02 ID:crp/bAsmO [1/21]
猫「…」じぃー
腐「はは、そんなに見つめるなよ、照れるぜ!」
猫「…」
腐「よし猫さん、どっか遊びにいこうか!」
猫「…」スタスタ
腐「早っ!」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:38:43.96 ID:crp/bAsmO [2/21]
腐「さって猫さん!どこいくどこいく?」
猫「…」スタスタ
腐「ゲーセン?まんだ○け?」
猫「…」スタスタ
腐「んー、後はねー…そうだ婆ちゃん家行こう!」
猫「…」
腐「私の婆ちゃんすごいんだよー?見たら絶対驚くから!」
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:49:58.29 ID:crp/bAsmO [3/21]
腐「おーいばばぁ!ちゃんと生きてるー?」
「やかましいね!ちゃんと生きてるよ!」
腐「婆ちゃんまたバイクいじってたの?」
「あたりまえさ、それだけが生きがいなんだから」
猫「…」じぃー
「あんたまた野良猫拾ってきたのか!うちじゃ飼えないよ!」
腐「違うよ、私の友達!」
「はぁーあんたついに人間の友達も無くしたか」
腐「お前もだろうがくそばばぁ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:57:17.00 ID:cmWNJlWl0 [1/73]
腐「ねえ婆ちゃんあれ見せてよ!爺ちゃんの愛車!」
「お前あれ大好きだねぇ、ほらこっちだよ」
腐「やったー!いこうぜ猫さん!」
猫「・・・」スタスタ
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:02:04.02 ID:cmWNJlWl0 [2/73]
「こっちだよ、ほら」
腐「うっひょぉ!相変わらず綺麗にしてあんねぇ!」
猫「・・・」
「ブラフ・シューペリア、あたしの夫が乗ってたものさ」
腐「世界探せどモノホンは滅多に見れないんだよ!」
猫「・・・」じぃー
393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:10:27.73 ID:cmWNJlWl0 [3/73]
腐「あ、ちなみにブラフ・シューペリアはキ○の旅のエル○スの元になったものだよ!」
猫「・・・」
「しっかし、こいつ置いてても乗れたもんじゃないし、どっかの記念館にでも譲ろうかね」
腐「ダメだよ!」
「じゃあどうすんのさ、ずっとここに置いてても宝の持ち腐れだよ」
腐「あたしが乗る!」
394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:19:13.92 ID:cmWNJlWl0 [4/73]
「はぁ?馬鹿言うんじゃないよ、今じゃこいつの部品なんて生産されてないんだよ?」
「世界に数百台あるかないかのそんなものが、もし壊れでもしたらどうすんのさ!」
腐「関係ないね!」
猫「・・・」
腐「爺ちゃんと約束したもん!私が大きくなったらこいつに乗せていろんな所に連れてってやるって」
腐「その前に死んじゃったけど、爺ちゃんは誰よりも約束を守る人だった!」
腐「だから、爺ちゃんとの約束は私が果たすんだ!」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:23:58.57 ID:cmWNJlWl0 [5/73]
「・・・そんなこといってたねぇ、あの人」
「ま、さっさと免許でもとってどこへでも持ってってくれたら、あたしは万々歳だけどね」
腐「ツンデレか!気持ち悪いぞばばぁ!
「やかましいわ!」
猫「・・・」
397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:28:35.42 ID:cmWNJlWl0 [6/73]
「ったく、時間ばっかり取らせるんじゃないよ!さっさと帰んな!」
腐「へいへーい、おっじゃましまんたー!」
猫「・・・」
「・・・さっさと取りにくるんだよ、綺麗にしといてやるから」
腐「婆ちゃん・・・」
腐「やっぱりツンデレか!」
「帰れぇぇ!」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:36:49.59 ID:cmWNJlWl0 [7/73]
腐「いやぁ相変わらず元気なばばぁだったなぁ!」
猫「・・・」スタスタ
腐「ねえ猫君!君、あのバイク気に入った?」
猫「・・・」じぃー
腐「いひゃひゃひゃ!そうかいそんなに気に入ったの!」
腐「じゃー私が免許とったら、君をあれに乗せてあげるよ!」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:40:53.39 ID:cmWNJlWl0 [8/73]
腐「きっと世界で初めてブラフ・シューペリアに乗った猫になるよ!」
猫「・・・」ごろごろ
腐「おうおう嬉しそうだね!こりゃ、一段と頑張らないと!」
腐「それじゃあ約束の指きり!」ぎゅ
猫「・・・」ぎゅ
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:42:46.56 ID:cmWNJlWl0 [9/73]
終わりです、ブラフは本当にあります
あれを初めてしったときの感動は忘れない
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:18:35.51 ID:crp/bAsmO [7/21]
【僕と腐と子供】
僕「…」
腐「ヘイヘイどうした僕ちゃん、もっとテンションアップアップ!」
子供「あっぷあっぷ!」
僕「…」
腐「そんな顔してるとお姉さんが食べちゃうぞっ!」
子供「がおー!」
僕「どうしてこうなったんだ…」
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:26:22.28 ID:crp/bAsmO [8/21]
子供「お姉ちゃん!今日はどこにいくのー?」
僕「ん?そうだね、どこ行きたい?」
子供「ザギン!ザギンでシースーっていうの食べたい!」
僕「はは、銀座でお寿司は無理だな」
子供「えー」
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:44:49.48 ID:crp/bAsmO [9/21]
腐「お嬢さん、僕とギロッポンでランデブーといかないかい?」
子供「ギロッポン?行く!ランダムいく!」
腐「ランデブーね、じゃあ今日はテッペン行くまで飲み明かすか!」
子供「いぇーい!」
僕「まて」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:52:24.83 ID:crp/bAsmO [10/21]
腐「可愛い娘のいる所常に私の姿あり、美女狩りの腐!参!上!」
僕「帰ってくれないか、これからの妹の教育に悪影響だから」
腐「だが断る」
子供「ことわる!」
僕「…」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:00:34.64 ID:crp/bAsmO [11/21]
腐「どうやらお悩みのようだねぇ」
僕「ああ、君のせいで頭が痛いよ」
腐「なら、君の悩みを解決するぜ!なんでも叶える万能魔法、ちちんぷいぷい!えーい!」
僕「…随分と適当な魔法だね」
腐「あれだ!」バッ
僕「ショッピングモール…」
腐「よし行こう!」
子供「行こう!」
僕「あ、ちょ…っと引っ張るなよ!」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:15:35.79 ID:crp/bAsmO [12/21]
起きてすぐ考えたから頭いたい
腐「っていうのが今までの流れです」
僕「…ご説明どうも、それよりもうやめてくれないかな」
腐「駄目ですやめません」
子供「そうだよ!せっかく可愛くなったねにー」
僕「女物の服は好きじゃないのに…」
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:47:37.79 ID:crp/bAsmO [13/21]
腐「あんま我が儘言ってると、メイド服着させちゃうぞ?」
僕「…」ゾッ
子供「そーいえばこの間おねーちゃん、女の子の服も着てみようかなって言ってたよね!」
僕「ば、止めなさ」
腐「ほうほう!ついにこの子は女になるのか!」
子供「あとねー「可愛いって言われた…」って真っ赤になってベッドでバタバタしてた」
腐「うっひょおぉぉ!!可愛いやつだぜお前ぇぇ!!」
僕「やめてぇ!!言わないでよぉぉ!!」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:35:16.07 ID:cmWNJlWl0 [11/73]
腐「いひゃひゃひゃ!ほんっとこの子はめんこいねぇ!」
僕「・・・」
腐「あれでしょう?小説作家の人」
僕「・・・お祭り行った時にあって・・・浴衣似合ってるねとか・・・君はその・・・かわ、可愛いと思うって」
腐「言われちゃったの?」
僕「うん・・・」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:43:35.92 ID:cmWNJlWl0 [12/73]
腐「これが・・・青春、かぁぁ」
子供「若いって・・・いいねー」
腐「・・・これでよかったと思うかい?母さん」
子供「いいのよ、娘の幸せは私たちの幸せですから」
腐「母さん・・・」
子供「あなた・・・」
僕「・・・なに始めてるんだよ」
444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:48:17.55 ID:cmWNJlWl0 [13/73]
腐「ようし!そんな可愛い娘のために!」
子供「私たちからプレゼントー!」
腐・子供「「可愛い服を選んであげるよ!」」
僕「いらない」
腐・子供「「えー」」
445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:52:45.94 ID:cmWNJlWl0 [14/73]
腐「フッ、そう言うと思ってぜ!」
僕「え?」
腐「速攻魔法発動!バーサーカー妹!」
子供「がぉー!」バッ
僕「あ!ちょっと僕の服!」
腐「これで僕ちゃんは私たちに逆らえない!」
子供「まさにげどー!」
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:55:19.89 ID:cmWNJlWl0 [15/73]
僕「ちょっと!なんでそんなに息がぴったりなんだよ!」
腐「さっきトイレで打ち合わせておきました」
子供「きましたー!」
僕「・・・ねえ服返してよ」
腐「断る」
子供「ことわる!」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:00:48.04 ID:cmWNJlWl0 [16/73]
僕「・・・じゃあ、とりあえず女の子っぽくない服を」
腐「ねぇこれどう?」
子供「わー!ひらひらがいっぱーい!」
腐「おや、ミニスカートを持ってきたかい」
子供「女の子はこれでしょー!」
腐「だったら黒ニーソも履かせて・・・」
僕「・・・」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:08:05.93 ID:cmWNJlWl0 [17/73]
僕「・・・」
腐「・・・私たちは、とんでもないものをつくってしまった」
子供「かわいー!」
腐「お嬢さん、これから私とディナーに」
僕「いかないよ」
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:12:08.82 ID:cmWNJlWl0 [18/73]
「ありがとうございましたー」
腐「さぁー!次はどこに行こうか!」
子供「どこいこー!」
僕「・・・あのさ、服返し」
腐「だめ」
子供「だめー!」
僕「・・・恥かしいんだけど」
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:17:13.14 ID:cmWNJlWl0 [19/73]
腐「いいかい僕ちゃん?家に帰るまでが遠足なんだぜ」
子供「だぜー!」
僕「全然関係ない・・・」
腐「まあまあ、今日は女の子の勉強もかねて、その格好でいなさいな」
僕「・・・わかったよ」
455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:23:49.28 ID:cmWNJlWl0 [20/73]
おいあの子可愛い・・・
ニーソ!ニーソ!
お前、声掛けてこいよ えー無理無理
腐「けっ!三次の男風情が・・・」
僕「なんてこと言ってるんだい」
子供「もてもてだねおねーちゃん!」
?「ねえ君ー今暇?」
?「今から俺らと遊ばない?」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:28:17.39 ID:cmWNJlWl0 [21/73]
腐「なんかシブ○クみたいなやつきた」
不良1「俺ら君みたいな可愛い子大好きだわ」
不良2「ねーこれからお茶でも行かない?それかラブホでも」
不良1「お前それはねーだろ!」
不良2「ぎゃはははは!」
僕「・・・お断りします」
457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:33:07.12 ID:cmWNJlWl0 [22/73]
不良1「あ?」
僕「悪いですけど、僕はあなたたちみたいなくだらない人間、好きじゃないんで」
僕「さっさと消えてください」
不良2「言わせとけばてめぇ・・・!」ドン
僕「・・・っ!」
不良2「あんま俺ら切れさせんなや!」ヒュッ
460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:36:54.74 ID:cmWNJlWl0 [23/73]
腐「・・・」ガシッ
不良2「あ?なにお前?」
不良1「なんか文句あんのか?」
腐「僕ちゃん、先に帰ってていいよ」
僕「・・・わかった」
子供「腐ちゃんばいばーい!」
腐「ばいばーい!」
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:49:14.32 ID:cmWNJlWl0 [24/73]
不良1「おい!ふざけんなよてめぇ!」
不良2「やんのかこらぁ!」
腐「・・・さて、一人は右目に眼帯、もう一人は腕に包帯・・・どこの邪気眼使いだっての」
不良1「ああ?なにいってんだお前!」
不良2「いいかげんにしねえと・・・」
腐「なに?そのミニマムないちもつ突っ込むぞって?」
不良「てめえぇぇ!」バッ
腐「・・・ふっ!」シュッ
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:54:42.31 ID:cmWNJlWl0 [25/73]
2が抜けてた
めきぃっ
不良2「う、お・・・うぉげぇぇ!!」ビチャッ
腐「あーあ・・・きったないな、まったく」ガッ
不良2「がっ・・・!」ドチャッ
腐「あんたみたいなのは、自分の嘔吐物にまみれてるぐらいがちょうどいいわ」
不良1「て、んめぇよくもぉ!」ブンッ
腐「はは、おっそいおっそい」ヒョイ
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:00:02.99 ID:cmWNJlWl0 [26/73]
不良1「しねっ!しねえぇ!」ブンッ ブンッ
腐「そんな乱雑に腕振ってても当たんないよー」ヒョイ ヒョイ
腐「パンチってのはね」シュッ
バキィ
不良1「っうぎあぁぁあぁ!!ばなが、おでのばながぁ!!」
腐「こうやって急所をねらうものなのだよ」
467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:05:29.91 ID:cmWNJlWl0 [27/73]
不良1「ゆうじで、ゆるじでぐだざい・・・」ボタッ
腐「反省した?」
不良1「じまじだ、じまじだぁ!」
腐「もう悪さしないって約束できるかな?かな?」
不良1「あい、やぐぞぐじまず・・・じまずがら!」
腐「そう」
不良1「だがら・・・だずげで」
468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:11:33.59 ID:cmWNJlWl0 [28/73]
腐「だが、断る」シュッ
バキィ
・
・
・
僕「・・・あ、やっと来た」
腐「あんれ?待っててくれたの?もしかして心配だったとか」
僕「いや、腐ちゃんなら大丈夫だと思ってた」
腐「えー」
470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:18:20.42 ID:cmWNJlWl0 [29/73]
腐「まあ、全然余裕だったけどさー」
僕「さすがだね、ほとんどの武術を自分でおぼえた人なんて君ぐらいだと思うよ」
子供「すごーい!」
腐「いひゃひゃひゃ、そんなほめられたら照れるぜ!」
僕「・・・それで、あの人たちはどうしたの?」
腐「ん?ズボンとパンツ脱がせて置いてきた」
僕「・・・」
子供「すっぽんぽんだー!」
471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:22:51.67 ID:cmWNJlWl0 [30/73]
僕「腐ちゃん・・・」
腐「だーいじょうぶだって!手加減してあるから、死んではないよ!」
子供「あんしんしろ、みねうちだ」
腐「そうそう!」
僕「・・・」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:26:55.32 ID:cmWNJlWl0 [31/73]
僕「でももし警察沙汰になったら・・・」
腐「大丈夫よ、あーいう輩は自分がやられたこと、誰かに知られるのいやがるし」
腐「まさか2人がかりで女に負けたとか言えないでしょ、三次風情には」
子供「さんじってなにー?」
僕「知らなくていいよ」
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:31:26.12 ID:cmWNJlWl0 [32/73]
腐「さーって、帰りますかー!」
子供「かーえーろーおかー、もおかーえろーおよー!」
腐「あーかねいーろに、染まるーみーちをー!」
僕「なんだっけその歌」
腐「んー、忘れた」
子供「わすれた!」
僕「はは、何だよそれ」
腐「まあ、家に帰れりゃなんでもいいのさ!」
子供「いいのだー!」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:32:34.18 ID:cmWNJlWl0 [33/73]
終わったあぁ、休憩
そういえばこの歌って何の歌だっけ
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:24:42.73 ID:cmWNJlWl0 [38/73]
【もう一人の作家】
男「ぬうぅぅん・・・」
猫「・・・」だらー
男「だめだな、全っ然進まない・・・」
猫「・・・」ぺろぺろ
男「「君のためなんかに俺は死なない!」にするか「お前が死ねばいいじゃないか!」にするか」
猫「・・・」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:31:05.55 ID:cmWNJlWl0 [39/73]
男「だいたいヒロインの性格悪くしろって、これ以上どう悪くすればいいんだよ・・・」
猫「・・・」じぃー
男「あー・・・めんどい」
猫「・・・」
男「・・・」
猫「・・・」
男「・・・そーいやあの変態、今なにしてんだろうな」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:37:19.97 ID:cmWNJlWl0 [40/73]
・
・
・
友「呼んだ?」
?「ええ!呼びました!」
友「はっは、こんだけ騒がしいと全然声が聞こえないね!」
?「はっは、じゃないですよ!原稿は出来上がったんですか!」
友「いいや!全っ然出来てない!」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:41:46.18 ID:cmWNJlWl0 [41/73]
?「どうするんですか!編集長にどやされるのは私なんですよ!?」
友「まあそーかっかするなよ女ちゃん!編集長には俺から言っとくし!」
女「そーいうことじゃありませんっ!!」
友「おおうなんてシャウトだ」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:51:44.35 ID:cmWNJlWl0 [42/73]
女「いつも振り回されるこっちの身にもなってくださいよ!」
友「はっは、いつも悪いね女ちゃん!愛してるよ!」
女「もうっ!」
友「さて!ここでやりたいことは終わったし、そろそろ行こうか!」
女「・・・どこに?」
友「もちろん他の県さ!」
女「・・・」
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:00:06.30 ID:cmWNJlWl0 [43/73]
女「あのー」
友「なんだい?」
女「いつまでこんな事続けるんです?」
友「んー・・・わかんないなー」
女「もういいじゃないですか、戻りましょうよ」
友「嫌だね」
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:16:03.33 ID:cmWNJlWl0 [44/73]
女「・・・言うと思いましたよ」
友「はっは、悪いね、でも止める気はさらさらないよ」
女「そうですか・・・約束、でしたっけ」
友「そう、約束」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:31:28.57 ID:cmWNJlWl0 [45/73]
友「くだらない約束だよ、俺のマミーとパピーが出会った場所を見つけてこい」
友「その約束が果せたら家に帰ってきてもいいって」
女「全然くだらなくないですよ」
友「昔はくだらなかった、今は違うけどね」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:20:59.28 ID:cmWNJlWl0 [47/73]
友「パピーとマミーには色々と迷惑をかけたし、直接あって謝りたい」
友「それに、今までのこともこれからのことも話したいんだ」
友「だから、俺はその場所を見つける」
友「女ちゃんもわかってて着いてきてるんでしょ?」
女「・・・ええ、そうですよ」
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:29:01.63 ID:cmWNJlWl0 [48/73]
友「はっは!可愛いやつだ!」
女「それはもういいですって・・・」
友「悪いね、君には感謝してるよ」
女「・・・いいんですよ、私は好きであなたといるんですから」
友「・・・それってプロポーズ?」
女「違いますっ!」
501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:38:47.33 ID:cmWNJlWl0 [49/73]
友「はっはっは!照れるなよシャイガール!」
女「・・・それで、これからどこに行きます?」
友「んーそうだねー、この近くなら名古屋かな!」
女「あ、それなら前来た時いったお店、もう一回いきません?」
友「ひつまぶしが美味しい店か!ちょうど食べたかったんだよね!」
友「じゃあ、名古屋へ向けてレッツゴー!」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:42:11.12 ID:cmWNJlWl0 [50/73]
終わり この話考えるのめんどくさかった
友の視点からの話だから番外編でいいと思う
504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:51:06.13 ID:cmWNJlWl0 [51/73]
ちなみに補完だけど友は勝手に家を飛び出してその時であった男と小説作家になった
女は原稿を回収する人、友と女は付き合っていますが男はしりません
他に聞きたい事があったらどうぞ
511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:34:27.22 ID:cmWNJlWl0 [56/73]
【猫の世界】
猫「・・・」がりがり
男「あー、また外にいくのか?」
猫「・・・」じぃー
男「ほら、いってきな」
猫「・・・」スタスタ
男「早いなー」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:37:34.18 ID:cmWNJlWl0 [57/73]
猫「・・・」スタスタ
「お、黒猫さん!元気にしてたかい?」
猫「・・・」スタスタ
「やあ、今日もどこかお出かけかい?」
猫「・・・」スタスタ
「ままー、猫ー」「あらーこんにちは猫さん」
猫「・・・」スタスタ
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:40:24.85 ID:cmWNJlWl0 [58/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ピタッ
白猫「・・・」
猫「・・・」
白猫「ふぅぅっ!!」
猫「・・・」じぃー
515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:43:08.30 ID:cmWNJlWl0 [59/73]
猫「・・・」じぃー
白猫「まぁぁお」
猫「・・・」じぃー
白猫「まあぁぁぁあお!」
猫「・・・」じぃー
白猫「んまあぁぁあぁあお!!」
猫「・・・」じぃー
517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:48:39.80 ID:cmWNJlWl0 [60/73]
白猫「ふぎゃあぁぁあ!!!」バッ
猫「・・・」バシィ
白猫「!?」
猫「・・・」ユラァ
白猫「・・・」ビクッ
猫「・・・」
白猫「・・・」
519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:51:43.43 ID:cmWNJlWl0 [61/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「まぁぉ」スタスタ
猫「・・・」
白猫「んまぁぉ」
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:53:47.58 ID:cmWNJlWl0 [62/73]
猫「・・・」
白猫「・・・」
猫「・・・」バッ
白猫「まぁ」バッ
猫「・・・」ごろん
白猫「んま」ごろん
猫「・・・」
白猫「・・・」
522 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:08:01.63 ID:cmWNJlWl0 [63/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「にゃ」スタスタ
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ごろん
白猫「んな」ごろん
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」バッ ピョン ごろん スタスタ
白猫「!?」バッ ごろん くるくる ぽて
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:17:25.06 ID:cmWNJlWl0 [64/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「なぉー」スタスタ
「おやクロちゃん、お友達?」
猫「・・・」スタスタ
白猫「んな」スタスタ
「黒と白だ」「クロシロだ!」「変なのー!」
猫「・・・」スタスタ
白猫「んなぉ」スタスタ
525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:20:42.78 ID:cmWNJlWl0 [65/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「まぁぁ」スタスタ
「シロー!どこいったのー!」
猫「・・・」
白猫「!」ピクッ
「シロー!帰るよー!」
猫「・・・」じぃー
白猫「まぁお」
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:23:20.90 ID:cmWNJlWl0 [66/73]
猫「・・・」
白猫「んまぁ」スリ
猫「・・・」ペロッ
白猫「まぁお」ごろごろ
「シロ!いくよー!」
猫「・・・」
白猫「んまっ」スタスタ
猫「・・・」
528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:25:20.87 ID:cmWNJlWl0 [67/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ぴたっ
猫「・・・」
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ぴょん
猫「・・・」
529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:26:46.83 ID:cmWNJlWl0 [68/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」
猫「・・・」がりがり
猫「・・・」
男「お帰りー」
猫「・・・」
532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:30:21.48 ID:cmWNJlWl0 [69/73]
男「今日はどこまで行ってたんだ?」
猫「・・・」
男「また商店街にでも行ってたんだろー」
猫「・・・」じぃー
男「違った?まあいいか、早く昼飯たべようや」
猫「・・・」ごろごろ
533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:31:08.94 ID:cmWNJlWl0 [70/73]
終わり 猫編書きやすい
552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:29:28.38 ID:crp/bAsmO [19/21]
【男の場合】
男「ついにこの日がきたか…」
男「俺の書いた本が実写映画化するなんて」
猫「おめでとう」
僕「おめでとう」
友「おめでとう」
腐「おめでとう!」
子供「おめでとー!」
女「おめでとう」
「すべての作家に、おめでとう」
・
・
・
男「…なんだ今の夢は」
554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:40:20.05 ID:crp/bAsmO [20/21]
【僕の場合】
僕「男さん!」ギュッ
男「あぁ、僕ちゃんじゃないか、どうしたの?」ギュッ
僕「男さん!僕の頭なでなでってして?」
男「はいはい、可愛いわんちゃんだねぇ」なでなで
僕「えへへ、男さん大好き!」ぎゅう
男「俺も、僕ちゃん大好きだよ」
・
・
・
僕「うわあぁぁあぁ!!なんだ今のぉ!?」ガバッ
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:29:25.56 ID:sPh0K5900 [1/81]
【猫の場合】
猫「・・・」
「ニャー」
「にぎゃぁ」
「んまぁ」
「まあぉ」
猫「・・・」バッ
「ニャッ」バッ
「に」バッ
「んま」バッ
「まぉ」バッ
588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:34:16.50 ID:sPh0K5900 [2/81]
猫「・・・」ごろん ピョン スタスタ バッ
「ニャァ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「にぎぃ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「まっ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「まおん」ごろん ピョン スタスタ バッ
猫「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
猫「・・・」
・
・
・
猫「・・・」しゅん
589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:35:43.96 ID:sPh0K5900 [3/81]
頭ならしに超短編書いた
多分昨日一番書きたかったのこれだと思う
594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:14:49.52 ID:sPh0K5900 [4/81]
【手遅れだった話】
男「・・・」
猫「・・・」
男「・・・酷いな」
猫「・・・」
男「・・・お前が見つけたのか」
猫「・・・」
男「・・・」
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:19:24.14 ID:sPh0K5900 [5/81]
男「原型なんて留めちゃいない」
男「大型トラックに潰されたってとこか」
猫「・・・」
男「・・・助けたかったのか?」
猫「・・・」じぃー
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:23:45.46 ID:sPh0K5900 [6/81]
男「こいつはもう助けられないよ、俺にもお前にも」
男「手遅れだったんだ、なにもかもが」
猫「・・・」
男「きっとその場に人がいたって、だれも助けないだろうけど」
猫「・・・」
597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:32:33.94 ID:sPh0K5900 [7/81]
男「動物だから助けなくてもいい、いきなり飛び出た方が悪い」
男「みんなそれが当たり前だと思ってる」
男「そうやって生きてきたんだ」
猫「・・・」
「みて、かわいそう・・・」 「また猫がひかれてるよ・・・」
「助けてあげられたらよかった・・・」
男「あんなこと言ってる奴らも目の前でこんな事が起きたら、だれも助けないだろうよ」
598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:52:29.06 ID:sPh0K5900 [8/81]
男「かわいそうだとか、助けたかったとか」
男「目の前に"それ"があるから言えることだ」
男「どんなに助けるチャンスがあっても、自分から突っ込んでいこうなんて思っちゃいない」
男「誰か助けてやれよとかどうしようもないって思うだけだ」
猫「・・・」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:56:59.83 ID:sPh0K5900 [9/81]
男「ま、結局のところみんな自分が可愛いんだよ」
男「少なくとも俺だってそうだし、お前だってそうだろ?」
猫「・・・」
男「かわいそうとか、助けてあげたかったとかは思わないけど」
男「俺たちにはどうしようもない、もう手遅れだったんだ」
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:06:58.69 ID:sPh0K5900 [10/81]
男「・・・さて、帰るか」
猫「・・・」じぃー
男「いいんだよ、"あれ"はあのままで」
男「わざわざ道路のど真ん中まで、"あれ"を拾いに行こうなんて思わないし」
男「誰も思っちゃいないだろうよ」
猫「・・・」
猫「・・・」スタスタ
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:08:02.71 ID:sPh0K5900 [11/81]
終わり 最近よく犬とか猫死んでるよね
607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:25:06.30 ID:sPh0K5900 [14/81]
【夏が来たなら】
男「海にいこうか」
猫「・・・」
男「あーお前泳げないのか」
猫「・・・」
男「・・・悪かったって、睨むなよ」
608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:28:31.81 ID:sPh0K5900 [15/81]
男「じゃあ山」
猫「・・・」
男「じゃあ、川」
猫「・・・」
男「じゃあ・・・俺の実家」
猫「・・・」スクッ
男「え」
610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:30:27.62 ID:sPh0K5900 [16/81]
男「え?マジで?」
猫「・・・」じぃー
男「いやだって俺家追い出されたんだぞ?」
猫「・・・」じぃー
男「なんてこった」
猫「・・・」フンッ
男「なんで嬉しそうなんだよ」
612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:33:30.44 ID:sPh0K5900 [17/81]
男「・・・なぁー、ほんとに行くのか?」
猫「・・・」
男「もうさ、こっから引きかえしちゃダメ?」
猫「・・・」じぃー
男「わかったよチキショウ」
613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:41:55.39 ID:sPh0K5900 [18/81]
男「着いた・・・」
猫「・・・」ヒョイ
男「全然変わってないな・・・」
「あんた・・・」
男「!」
「男じゃないかい!どうして・・・」
男「・・・久しぶり、母さん」
615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:44:32.12 ID:sPh0K5900 [19/81]
男「・・・」
猫「・・・」
「はいお茶」
男「あ、ありがと」
猫「・・・」
「・・・」
男「・・・」
616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:51:31.34 ID:Ox849Zn6O [6/10]
男「…あのさ」
「ご飯、食べてくでしょ」
男「え?あ、うん」
猫「…」
「自分の部屋でもいって待ってなさい」
男「うん…」
猫「…」スクッ
617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:58:10.44 ID:Ox849Zn6O [7/10]
男「うわ、懐かしいな」
猫「…」
男「取るもの取って家出たときから、なんにも変わってないのな」
男「はは、高校の時着てた体操服まである」
男「ここはあの時からなんにも変わってないや」
猫「…」
618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:03:00.01 ID:Ox849Zn6O [8/10]
男「でも、全部綺麗にされてる」
男「もう何年間もほったらかしだったのに、蜘蛛の巣一つ張ってない」
男「…」
猫「…」
男「…写真」コトッ
男「ははっ、母さん若いな」
猫「…」
621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:09:16.70 ID:Ox849Zn6O [9/10]
「男ちゃん、男ちゃんは大きくなったら何をするの?」
「僕?僕はねぇ、わかんない!」
「ふふ、わかんないか」
「でもね!ずっとお母さんといたいな!」
「おっきくなってもずっといっしょ!」
「…ありがとう、男ちゃん」
622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:12:13.69 ID:Ox849Zn6O [10/10]
男「はは、マザコンだなあの時の俺」
男「できもしないこと言ってはしゃいでた」
男「あの頃の俺が今の俺を見たらなんて言うか」
猫「…」
男「俺も若かったんだなぁ」
623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:15:03.74 ID:sPh0K5900 [20/81]
「男!ご飯できたよ、降りておいで!」
男「・・・わかった!」
猫「・・・」
男「行こうか」
猫「・・・」スタスタ
624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:18:13.62 ID:sPh0K5900 [21/81]
男「頂きます」
猫「・・・」はぐはぐ
男「・・・うまい」
「そう・・・」
男「・・・あのさ、母さん」
「食べてる時に喋らないの」
男「あ、うん」
625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:21:05.06 ID:sPh0K5900 [22/81]
「・・・今日、泊まっていくしょ」
男「え?」
「折角帰って来たんだし、晩酌にでも付き合いなさい」
男「う・・・ん、わかった」
猫「・・・」はぐはぐ
627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:26:28.44 ID:sPh0K5900 [23/81]
「お風呂沸かしてるから、さっさとはいっといで」
男「うん」
「・・・」
猫「・・・」
「ぅっ・・・」ふらっ
猫「・・・」
「ふぅ・・・」
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:32:56.76 ID:sPh0K5900 [24/81]
猫「・・・」じぃー
「あら、心配させちゃったかな」
猫「・・・」
「まったく・・歳はとりたくないわね」
「体のあちこちが痛いわ、心臓が苦しくなるわ」
「若いままでいられたらいいのにね」
猫「・・・」スリッ
「ふふ、ありがとう猫ちゃん」
629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:37:54.83 ID:sPh0K5900 [25/81]
男「・・・」
「・・・ほら、あんたも飲みな」
男「うん・・・」
「・・・もう何年だっけ」
男「え?」
「あんたを追い出して、もう何年たったか」
631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:47:49.36 ID:sPh0K5900 [26/81]
男「家を出たのは俺が18の時だから・・・3年」
「そう・・・」
「3年・・・長いんだか短いんだかわかんないわね」
男「・・・そうだね」
「あんたを家から追い出したのはね、別にあんたが嫌いだったからじゃないの」
「あんたがこのままじゃ駄目になると思ったから、家から追い出したの」
男「・・・」
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:54:23.07 ID:sPh0K5900 [27/81]
「ほら、うちにはお父さんがいなかったでしょ」
「それに子供はあんたしかいなかったし」
「あんたが寂しくならないよう、私は出来る限りの事をあんたにしてきたと思ってる」
男「うん・・・」
「だけど、本当にこれでいいのかって思うときがあった」
「ただ甘やかすだけじゃいけないって事もわかってたの」
「だけど私は、それを止める事ができなかった」
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:18:55.95 ID:sPh0K5900 [28/81]
「あんたが高校を卒業して、就職も進学もしないで遊び呆けたとき」
「ああ、これは私が甘やかしたせいだって思ったの」
「この子をこんなにしたのは私なんだって」
「だから、私の近くにこの子を置いておくわけにはいかないって」
「そう思ってあんたを家から追い出したの」
男「・・・」
634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:25:55.81 ID:sPh0K5900 [29/81]
「けどそれは間違ってた」
「あんたを家から追い出したって、なんの解決にもならない」
「私は、あんたから逃げたのよ」
「この3年間、一人ずっと後悔していた」
「どうしてあの時あの子を追い出したんだっ、なぜ連れ戻さないんだって」
「けど私にはできなかった」
635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:30:37.70 ID:sPh0K5900 [30/81]
「私はあんたに恨まれてるんじゃないかって、会わないほうがいいんじゃないかって」
「そう思うと、あんたに会いに行く事ができなくてね」
「連絡のひとつも出来なかった」
男「・・・勝手な思い込みだね」
「ええ、そうよね」
「でも、あんたが帰ってきたときは驚いたわ」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:37:52.94 ID:sPh0K5900 [31/81]
「まさか、自分から戻ってくるなんて思わなかったもの」
男「まあ、いろいろあってね」
猫「・・・」
「それで、どうすればいいかわからないままあんたを夕飯に誘って今に至るってわけよ」
男「・・・」
「今まで本当に、ごめんなさい」
637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:40:34.57 ID:sPh0K5900 [32/81]
頭痛い
男「なんで謝るんだよ」
「あんたには大変な迷惑をかけたもの、何度頭を下げたって足りないくらいの」
男「・・・迷惑かそうじゃないかは、俺が決めることだよ」
「・・・そうね」
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:59:48.62 ID:sPh0K5900 [33/81]
男「・・・俺の部屋、すごいきれいだった」
「・・・え?」
男「掃除、してたんだよね」
「・・・」
男「もう捨ててもいいような物だって、ちゃんと綺麗にされてた」
男「いつでもすぐ使えるように」
641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:14:37.80 ID:sPh0K5900 [34/81]
男「それに今日の夕飯のおかず、俺の好きな鰤の照り焼き」
男「母さん、魚は苦手だったのにどうしてって思ったんだ」
「・・・」
男「いつでも作れるようにいつも買いおきしてたんだろ」
男「俺がいつ帰ってきてもいいようにって」
「・・・」
642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:21:17.47 ID:sPh0K5900 [35/81]
男「帰ってくるわけないって思ってたなら、どうしてこんなことするんだ」
男「本当は、ずっとまってたんだろ」
男「自分じゃ俺に会いにいけないから、俺が帰ってくるのをまってたんだ」
男「いつ帰ってきても、すぐにここで生活できるように準備して」
「・・・」
644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:29:40.53 ID:sPh0K5900 [36/81]
「・・・そうね、その通り」
「ずっと待ってたのよ、いつかあなたが帰ってくるって」
「あなたが私を許して帰ってくるんじゃないかと思って」
男「・・・」
「ほんとはあんたがここに帰ってくるとき、泣きじゃくりそうになるほど嬉しかった」
「あなたがうまいって言ってくれたとき、嬉しくて叫びたいほどだった」
645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:41:14.41 ID:sPh0K5900 [37/81]
あなたになってる・・・
男「母さん・・・」
「あんたに許してもらえなくたって、ただ帰ってきてくれるだけでよかった」
「あんたの元気な姿だけでも見られたらよかったの」
「帰ってきてくれてありがとう、男ちゃん」
猫「・・・」
646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:46:03.83 ID:sPh0K5900 [38/81]
男「・・・」
「ケホッ・・・さて、そろそろ寝なさい」
男「・・・今日は」
「?」
男「母さんの隣で寝るよ」
「あんた、この歳にもなって・・・」
男「いいから、いくよ」
647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:48:01.38 ID:sPh0K5900 [39/81]
男「・・・」
「小学校以来じゃないかい?一緒にねるなんて」
男「・・・そうだね」
「あの頃のあんたは、お母さんお母さんってよくいってたわ」
男「・・・うん」
猫「・・・」
649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:52:45.55 ID:sPh0K5900 [40/81]
「ごほっ・・・あんたはいっつも私と一緒にいてね、全然友達と遊んでたりしなかったねぇ」
男「うん・・・もう寝なよ、体、良くないんだろ」
「・・・どうしてそれを」
男「見てればなんとなくわかるよ、母さんを一番見てきたのは俺なんだし」
「・・・あんたは変わんないのねぇ」
男「母さんも変わってないよ」
650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:57:05.30 ID:sPh0K5900 [41/81]
「・・・いつか」
男「ん?」
「・・・いつか私も死ぬんだろうね」
男「・・・まだ死なないよ」
「いつかの話さ・・・あんたの事、ちゃんと見守ってくれる人はいるんだろうか」
651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:00:33.48 ID:sPh0K5900 [42/81]
「私がいなくなって、あんたが一人にならないように見守ってくれるような人たちが」
男「・・・いるよ、ここに」
猫「・・・」じぃー
「ふふ、そう」
652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:05:33.82 ID:sPh0K5900 [43/81]
男「他にも沢山・・・じゃないけど、友達って呼べる人・・・いるよ」
「ふふ、あんたは昔から友達が少なかったんだから、この子とその子達を大事にするんだよ」
男「・・・うん」
「それじゃ、お休み男ちゃん」
男「お休み、母さん」
猫「・・・」
653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:11:08.41 ID:sPh0K5900 [44/81]
「忘れ物はないかい?」
男「うん、全部もった」
「そう・・・次も、来てくれる?」
男「もちろん、だってここは俺の実家だしね」
「・・・次来る時は、あんたのお友達も連れておいで」
男「わかった」
654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:15:23.05 ID:sPh0K5900 [45/81]
「できれば、あんたの未来の嫁さんも連れてきて欲しいんだけどねぇ」
男「・・・それは難しいかな」
「ふふ、ほら友達が待ってるからそろそろいってあげな」
男「あ、うん」
「・・・いってらっしゃい」
男「・・・いってきます」
656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:17:38.13 ID:sPh0K5900 [46/81]
男「またせたな、相棒」
猫「・・・」
男「そういや、母さんと仲直りできたのってお前のおかげだな」
猫「・・・」じぃー
男「はは、ありがとよ」
猫「・・・」ごろごろ
657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:19:46.65 ID:sPh0K5900 [47/81]
男「さあ、そろそろ帰ろうか」
猫「・・・」ヒョイ
男「よし、乗ったな」
男「それじゃ、今の俺たちの家へ向けて、しゅっぱーつ」
658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:20:56.54 ID:sPh0K5900 [48/81]
終わり >>648 おい肩なくなったぞどうしてくれる
669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:10:41.23 ID:sPh0K5900 [53/81]
【猫と子供の探偵屋】
子供「こんにちは!私の名前はしゃーろっくほーむず!」
子供「こっちは助手のわとそんくんだっ!」
猫「・・・」
子供「どんな事件もぱっぱと解決!私たちに解けない謎はないっ!」
猫「・・・」
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:17:20.81 ID:sPh0K5900 [54/81]
子供「猫さん!今日は探偵の日だよー!」
猫「・・・」
子供「困っている人を助けにいこー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「あ、まってよ猫さーん!」タッタッ
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:19:20.34 ID:sPh0K5900 [55/81]
猫「・・・」スタスタ
子供「むむー、困っている人はいないかなー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「むむっ!困ってる人はっけーん!」タッタッ
猫「・・・」
688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:30:11.36 ID:sPh0K5900 [60/81]
「あれー、鍵どこいったんだ?」
子供「そこのあなた!お困りですかー!」
「え?あ、うん」
子供「どうお困りですかー!」
「えっと、鍵を落としたみたいなんだけど」
子供「ふむふむ、ならば私にまかせなさい!」
689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:34:28.97 ID:sPh0K5900 [61/81]
子供「さあわとそんくん!一緒に鍵を探しておくれ!」
猫「・・・」
子供「ここかなーこっちかなー」
子供「はっ、そこかー!」バッ
猫「・・・」スタスタ
子供「あれー?違ったかー」
「あの、もういいよ?合い鍵あるし・・・」
子供「探偵はあきらめないっ!」
「・・・そう」
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:56:54.13 ID:sPh0K5900 [62/81]
子供「ないーないーここにもないー」
猫「・・・」
「もういいよ?どこ探しても見つからないんだし」
子供「でもー・・・」
「いいんだよ、君は良くやってくれたよ」
子供「うー・・・」
猫「・・・」
猫「・・・」ポイッ
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:01:11.15 ID:sPh0K5900 [63/81]
「あれ?これ僕の家の鍵だ」
子供「えー!?ホントー!?」
猫「・・・」
子供「猫さんすごーい!」
「優秀な探偵さん達だね、ありがとう!」
子供「どういたしましてー!」
猫「・・・」
694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:25:25.24 ID:sPh0K5900 [64/81]
猫「・・・」スタスタ
子供「さて!次に助ける人はどこかなー!」
猫「・・・」
子供「むむむっ!見つけたよー!」タッタッ
猫「・・・」スタスタ
「もうやめてくださいよぉ・・・」
695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:29:12.87 ID:sPh0K5900 [65/81]
?「あぁ?いいから金出せっていってんだろうが!」
?「早く出しといたほうか身のためになるぜ?」
「今日はほんとに持ってないんですってぇ」
?「嘘つくなよてめぇ、ちょっとそこで飛んでみろや」
?「飛ばなくても、服全部ひん剥いたらいいんじゃね?」
「そんなぁ・・・」
子供「おやめなさいっ!」バッ
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:41:40.22 ID:sPh0K5900 [66/81]
?「あぁ?なんだこのガキ」
?「おやめなさいって、どこのアニメのヒロインだよ!」
子供「うるさいなー!そんなお化けみたいな顔した人に言われたくない!」
?「んだとてめぇ!!」
?「好きでこんな顔になったんじゃねぇよクソが!!」
「・・・」
猫「・・・」
698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:45:40.32 ID:sPh0K5900 [67/81]
子供「そんな化け物兄弟の悪さ、探偵として見逃すわけにはいかないのだ!」
バケモノ1「だれが化けもんだコラァ!!」
バケモノ2「調子のんなよこのクソガキィ!!」
猫「・・・」スッ
バケモノ1・2「なっ・・・!」
700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:49:22.82 ID:sPh0K5900 [68/81]
子供「猫さん!力を貸してくれるの?」
猫「・・・」
バケモノ1「お、おい・・・なんでこいつがここにいるんだよ!」
バケモノ2「し、知らねぇよ!こっちがききてぇ!」
子供「よくわかんないけど今なら行けるー!」
猫「・・・」ユラァ
バケモノ1「ひっ・・・!」
バケモノ2「う、うわぁぁ!!」ダッ
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:54:16.19 ID:sPh0K5900 [69/81]
猫「・・・」シャッ
ドン
バケモノ2「グギャッ!」ズザァ
猫「・・・」
ガリィ
バケモノ2「いぎゃあぁぁ!!頭、頭に歯がぁぁ!!」
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:57:23.59 ID:sPh0K5900 [70/81]
バケモノ1「うぁあぁ!!バケモノォォ!!」ダッ
子供「あ!逃がさんぞ!」ヒョイ
子供「くらえー!サテライトキャノン」ブォン
ガッ
バケモノ1「ウグァ!!」ドサァ
子供「ふはは!!正義は勝つのだ!!」
猫「・・・」
「すごい・・・ひどい・・・」
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:01:05.09 ID:sPh0K5900 [71/81]
子供「お兄さん怪我はないー?」
「あ、うん・・・僕より酷い人がいるけど」
バケモノ1「」
バケモノ2「」
猫「・・・」
子供「もうまんたい!もうまんたい!」
「ははっ・・・」
705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:07:32.83 ID:sPh0K5900 [72/81]
「ともかく助かったよ、ありがとう」
子供「お安い御用です!」
猫「・・・」
「でも今度から人に向かってレンガなんて投げちゃだめだよ?」
子供「はーい!」
「君も、あんなに噛んだらだめだよ」
猫「・・・」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:17:25.62 ID:sPh0K5900 [73/81]
「さて、僕はこの二人を病院にでも連れて行くよ」
子供「えー?置いとけばいいのにー!」
猫「・・・」
「あはは、そうだけど放ってはおけないよ」
子供「お兄さんっていい人だねー」
「そんなことないよ」
子供「だけど将来ぜったい損する人だねー!」
「・・・そうだね」
710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:22:29.65 ID:sPh0K5900 [74/81]
子供「じゃあねお兄さん!今度は襲われないようにしてねー!」
「うん!じゃあねー!」
バケモノ1「」
バケモノ2「」
猫「・・・」バシィ
バケモノ1・2「」
猫「・・・」スタスタ
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:24:42.59 ID:sPh0K5900 [75/81]
子供「やー今日は良い事できたねー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「またやろうね!わとそんくん!」
猫「・・・」スタスタ
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:27:09.88 ID:sPh0K5900 [76/81]
終わり もうバケモノ共はボッコボコにされまくってればいいよ
それでさっきカツアゲしてた子に何回も助けられて仲良くなってれば良いよ
721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:00:45.78 ID:sPh0K5900 [81/81]
【終わりの約束】
女「ここにもありませんでしたか・・・」
友「ヤー参ったねーこれは、そろそろ俺もお手上げだよ、ホールドアップ」
女「使い方違いますよ、それ・・・」
友「まぁいいじゃないか、そんなことは」
女「はぁ・・・」
722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:06:06.16 ID:AlMCFb8W0 [1/127]
女「で、次はどこに?」
友「んー・・・それがホントにホールドアップなんだよねー」
女「・・・まさか」
友「うん、思いつくとこ全部回ってるんだよね」
女「・・・」
友「何度もファザーに聞いてもそこじゃないそこじゃないって」
友「参っちゃうよね」
女「ハァァ・・・」
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:14:10.98 ID:AlMCFb8W0 [2/127]
女「ホントにお手上げですか」
友「・・・うん、お手上げ」
女「・・・もういっそ家にいってしまえばいいじゃないですか、ごめんなさい許してくださいって」
女「そしたらきっとあなたのお父さんも許してくれますよ」
友「無理だろうねー、あの人約束は絶対守る人だから
女「・・・どうするんですか」
友「どうしよか」
724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:20:07.92 ID:AlMCFb8W0 [3/127]
女「・・・友さんのお父さんとお母さんって、どんな人なんです?」
友「・・・俺のファザーは誰にでも優しくて厳しい立派な社長」
友「マザーはパンを作るのがうまい美人なシェフさ」
女「絵に書いたような理想の親ですね」
友「そう、素晴らしい両親だよ」
729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:41:49.19 ID:AlMCFb8W0 [4/127]
女「二人はなんで結婚したか、知ってます?」
友「もちろんしってるよ、俺のファザーが8歳でマザーが7歳の時に二人は出会ったんだ」
友「ファザーが遊びに出かけてたある日にね、ひとりの女の子がいたらしい」
友「それがマザーだった、ファザーがなんとなく声をかけると」
友「いきなりマザーがかくれんぼをしようって言い出したらしい」
友「もし私を見つけられたら、私をお嫁さんにしていいよ」
友「マザーはそんなことをいってどこかに隠れてしまったんだ」
730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:50:15.59 ID:AlMCFb8W0 [5/127]
女「それで、あなたのお父様がお母様を見つけたと?」
友「いや、見つからなかった」
友「どんな場所を探しても、どれだけ走り回っても」
友「マザーは見つからなかった」
731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:00:40.68 ID:AlMCFb8W0 [6/127]
友「その頃のマザーは、いたずら好きでね」
友「ちょうどその時出会ったファザーを、得意のかくれんぼでからかおうと思ったらしい」
女「・・・じゃあ、どうして二人は結婚できたんです?」
友「それは俺のファザーだよ」
女「?」
友「それから12年ぐらいして、19歳だったマザーはパン屋で働いてたんだ」
友「そんなこともすっかり忘れて、パン作りに没頭してたらしい」
732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:09:00.85 ID:AlMCFb8W0 [7/127]
友「そんなある日、お客の多いお昼時」
友「沢山のパンを焼いて多くの人に売って、ちょうど最後のお客さんがレジに来た時」
友「その人は言ったらしい、「あなた、かくれんぼは得意ですか」って」
友「何のことかわからないマザーは、「小さい時は得意でした」って答えたらしい」
友「そいたらその人「やっと見つけた」って笑ったんだって」
女「もしかして」
友「そう、それが僕のファザーさ」
734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:18:25.57 ID:AlMCFb8W0 [8/127]
友「その後、二人はめでたく結婚」
友「大きなお家を建てて、一人の子供を授かり幸せにくらしましたとさ」
女「失礼ですけど、お父様の執念はまるでストーカーのようですね」
友「まぁ、約束は絶対守るし守らせるような人だからね」
女「はぁー、でもロマンチックな話ですねぇ・・・」
女「イケメン社長が迎えにきて、結婚して、大きな家を建てて・・・」
女「王道ラブストーリーを見てる気分になりますねぇ」
友「はは、そうだ・・・ね?」
735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:21:57.51 ID:AlMCFb8W0 [9/127]
女「どうかしました?」
友「そうだね・・・その通りだ女ちゃん」
友「よし、行き先が決まったよ」
女「え?どこですか?」
友「俺の育ったマイホームだよ」
736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:24:08.34 ID:AlMCFb8W0 [10/127]
女「・・・ほんとに行くんですか?」
友「ああ」
女「謝り倒すつもりじゃ・・・」
友「ないよ」
女「でも約束が!」
友「大丈夫だよ」
737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:27:44.74 ID:AlMCFb8W0 [11/127]
友「やぁ、マイファザー」
「・・・」
友「約束、これで果たせたね」
「ベリーグッドだボーイ」
友「センキュウファザー」
女「え・・・え?」
738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:29:47.61 ID:AlMCFb8W0 [12/127]
友「わかったんだ、約束の場所がどこか」
女「え?わかったってどこに・・・」
友「今いるじゃないか」
女「もしかして・・・ここ、ですか?」
友「イエス!」
739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:33:16.89 ID:AlMCFb8W0 [13/127]
女「はぁぁ!?どういうことですか!」
友「女ちゃんいったよね、王道ラブストーリーみたいだって」
女「ええ・・・言いましたけど」
友「思ったんだ、もし家を建てた所がその場所だったらって」
友「この人ならやりかねないって」
「はは!その通りだ!」
女「・・・」
740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:40:26.98 ID:AlMCFb8W0 [14/127]
友「約束があったから避けてきた、それが仇になったってわけだよ」
女「なんですかそれぇ・・・」
「災難だったわねぇ」
女「・・・あなたは?」
「私はこの子の母です、いつもうちの子がお世話になってます」
女「あ、いえコチラこそお世話になってます!」
「あなた、友の恋人でしょ」
女「なっ」
741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:45:36.64 ID:AlMCFb8W0 [15/127]
「友!お前ガールフレンドがいたのか!」
友「はっは!ばれちゃ仕方ないね!」
女「ど、うしてわかったんです・・・か?」
「んー、なんとなく私と同じ感じがしたからかな」
女「え・・・」
744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:00:04.92 ID:AlMCFb8W0 [16/127]
友「さて!二人に紹介します!この子は女ちゃん、俺の恋人さ!」
女「あ、どうも・・・」
友「それでね女ちゃん、この約束が終わったら言おうと思ってたことがあるんだ」
女「え?なんですか」
友「・・・僕と結婚して、ヴァージンロードを歩いてください!」
女「え?・・・え?」
「うおぉグレイトだぜボーイ!」
「あらまぁ、若いときのあなたそっくりねぇ」
女「うぇえ!?」
745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:03:58.25 ID:AlMCFb8W0 [17/127]
友「それで、答えを聞きたいんだけど」
女「いや、いきなりそんな・・・」
「どうだ、どうなるんだ!」
「落ち着きなさいあなた、チェリーパイでも食べます?」
「そんなこと言って、チェリーパイじゃなくてチェリーパンをだすんだろう?」
「ばれちゃった」
女「・・・」
女「私・・・」
747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:09:40.96 ID:AlMCFb8W0 [18/127]
女「私で・・・いいんですか?」
友「うん、君じゃないと駄目だ」
女「でも・・・あなたのお母様みたいな取り得なんてありませんよ?」
友「取り得だったら沢山あるよ」
女「ほかにもいい人はいると思いますけど」
友「ううん、他の人じゃない、最後まで俺に着いて来てくれた君がいいんだ」
女「・・・本気なんですね」
友「うん、君を愛してる」
女「・・・私も、友さんを愛してます」
748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:13:34.71 ID:AlMCFb8W0 [19/127]
友「じゃあ!」
女「・・・これからも、よろしくお願いします」
「やったぜ!」
「やりましたねぇ」
友「よし!じゃあここで誓いのキスをしよう!」
女「ちょっ、何を誓うんですか!」
753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:28:27.64 ID:AlMCFb8W0 [20/127]
友「まぁ色々だよ色々」
女「だめですっ!恥ずかしいじゃないですか」
友「えー?・・・じゃあ、ひとつだけ約束をしよう」
女「約束・・・なんですか?」
友「こらから先、どんな場所でも一緒について来てくれるかい?」
女「・・・ええ、どこまでもお供しますよ、それが私の仕事ですから」
751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:20:54.47 ID:xMn/NuNn0 [2/3]
友イケメン
女可愛い
くそっ、リア充め・・・!
752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:25:57.03 ID:t3efhFvF0
このリア充がっ!!
でもおまえは爆死なんかするな
754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:31:14.04 ID:AlMCFb8W0 [21/127]
終わり ごめん最後の方勢いで書いたから適当になった
>>751-752 まあ落ち着けよお前ら書いてるおれだって悔しいちきしょおぉぉああぁ!!!
猫「・・・」じぃー
腐「いひゃひゃ、そう睨みなさんなよ」
猫「・・・」
腐「ほら、おいき」
猫「・・・」スタスタ
腐「いっちゃったねぇー」
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:59:55.21 ID:TOp2fcMg0 [103/103]
腐「あなた、あの子は旅にいってしまいました・・・これでよかったのかしら」
腐「いいのさ、こうやって親元を離れて子供は大人になっていくんだ」
猫「・・・」じぃー
腐「あんれー?戻ってきたのかい」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:27:13.02 ID:crp/bAsmO [1/21]
猫「…」じぃー
腐「はは、そんなに見つめるなよ、照れるぜ!」
猫「…」
腐「よし猫さん、どっか遊びにいこうか!」
猫「…」スタスタ
腐「早っ!」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:38:43.96 ID:crp/bAsmO [2/21]
腐「さって猫さん!どこいくどこいく?」
猫「…」スタスタ
腐「ゲーセン?まんだ○け?」
猫「…」スタスタ
腐「んー、後はねー…そうだ婆ちゃん家行こう!」
猫「…」
腐「私の婆ちゃんすごいんだよー?見たら絶対驚くから!」
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:49:58.29 ID:crp/bAsmO [3/21]
腐「おーいばばぁ!ちゃんと生きてるー?」
「やかましいね!ちゃんと生きてるよ!」
腐「婆ちゃんまたバイクいじってたの?」
「あたりまえさ、それだけが生きがいなんだから」
猫「…」じぃー
「あんたまた野良猫拾ってきたのか!うちじゃ飼えないよ!」
腐「違うよ、私の友達!」
「はぁーあんたついに人間の友達も無くしたか」
腐「お前もだろうがくそばばぁ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 00:57:17.00 ID:cmWNJlWl0 [1/73]
腐「ねえ婆ちゃんあれ見せてよ!爺ちゃんの愛車!」
「お前あれ大好きだねぇ、ほらこっちだよ」
腐「やったー!いこうぜ猫さん!」
猫「・・・」スタスタ
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:02:04.02 ID:cmWNJlWl0 [2/73]
「こっちだよ、ほら」
腐「うっひょぉ!相変わらず綺麗にしてあんねぇ!」
猫「・・・」
「ブラフ・シューペリア、あたしの夫が乗ってたものさ」
腐「世界探せどモノホンは滅多に見れないんだよ!」
猫「・・・」じぃー
393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:10:27.73 ID:cmWNJlWl0 [3/73]
腐「あ、ちなみにブラフ・シューペリアはキ○の旅のエル○スの元になったものだよ!」
猫「・・・」
「しっかし、こいつ置いてても乗れたもんじゃないし、どっかの記念館にでも譲ろうかね」
腐「ダメだよ!」
「じゃあどうすんのさ、ずっとここに置いてても宝の持ち腐れだよ」
腐「あたしが乗る!」
394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:19:13.92 ID:cmWNJlWl0 [4/73]
「はぁ?馬鹿言うんじゃないよ、今じゃこいつの部品なんて生産されてないんだよ?」
「世界に数百台あるかないかのそんなものが、もし壊れでもしたらどうすんのさ!」
腐「関係ないね!」
猫「・・・」
腐「爺ちゃんと約束したもん!私が大きくなったらこいつに乗せていろんな所に連れてってやるって」
腐「その前に死んじゃったけど、爺ちゃんは誰よりも約束を守る人だった!」
腐「だから、爺ちゃんとの約束は私が果たすんだ!」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:23:58.57 ID:cmWNJlWl0 [5/73]
「・・・そんなこといってたねぇ、あの人」
「ま、さっさと免許でもとってどこへでも持ってってくれたら、あたしは万々歳だけどね」
腐「ツンデレか!気持ち悪いぞばばぁ!
「やかましいわ!」
猫「・・・」
397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:28:35.42 ID:cmWNJlWl0 [6/73]
「ったく、時間ばっかり取らせるんじゃないよ!さっさと帰んな!」
腐「へいへーい、おっじゃましまんたー!」
猫「・・・」
「・・・さっさと取りにくるんだよ、綺麗にしといてやるから」
腐「婆ちゃん・・・」
腐「やっぱりツンデレか!」
「帰れぇぇ!」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:36:49.59 ID:cmWNJlWl0 [7/73]
腐「いやぁ相変わらず元気なばばぁだったなぁ!」
猫「・・・」スタスタ
腐「ねえ猫君!君、あのバイク気に入った?」
猫「・・・」じぃー
腐「いひゃひゃひゃ!そうかいそんなに気に入ったの!」
腐「じゃー私が免許とったら、君をあれに乗せてあげるよ!」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:40:53.39 ID:cmWNJlWl0 [8/73]
腐「きっと世界で初めてブラフ・シューペリアに乗った猫になるよ!」
猫「・・・」ごろごろ
腐「おうおう嬉しそうだね!こりゃ、一段と頑張らないと!」
腐「それじゃあ約束の指きり!」ぎゅ
猫「・・・」ぎゅ
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 01:42:46.56 ID:cmWNJlWl0 [9/73]
終わりです、ブラフは本当にあります
あれを初めてしったときの感動は忘れない
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:18:35.51 ID:crp/bAsmO [7/21]
【僕と腐と子供】
僕「…」
腐「ヘイヘイどうした僕ちゃん、もっとテンションアップアップ!」
子供「あっぷあっぷ!」
僕「…」
腐「そんな顔してるとお姉さんが食べちゃうぞっ!」
子供「がおー!」
僕「どうしてこうなったんだ…」
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:26:22.28 ID:crp/bAsmO [8/21]
子供「お姉ちゃん!今日はどこにいくのー?」
僕「ん?そうだね、どこ行きたい?」
子供「ザギン!ザギンでシースーっていうの食べたい!」
僕「はは、銀座でお寿司は無理だな」
子供「えー」
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:44:49.48 ID:crp/bAsmO [9/21]
腐「お嬢さん、僕とギロッポンでランデブーといかないかい?」
子供「ギロッポン?行く!ランダムいく!」
腐「ランデブーね、じゃあ今日はテッペン行くまで飲み明かすか!」
子供「いぇーい!」
僕「まて」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 10:52:24.83 ID:crp/bAsmO [10/21]
腐「可愛い娘のいる所常に私の姿あり、美女狩りの腐!参!上!」
僕「帰ってくれないか、これからの妹の教育に悪影響だから」
腐「だが断る」
子供「ことわる!」
僕「…」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:00:34.64 ID:crp/bAsmO [11/21]
腐「どうやらお悩みのようだねぇ」
僕「ああ、君のせいで頭が痛いよ」
腐「なら、君の悩みを解決するぜ!なんでも叶える万能魔法、ちちんぷいぷい!えーい!」
僕「…随分と適当な魔法だね」
腐「あれだ!」バッ
僕「ショッピングモール…」
腐「よし行こう!」
子供「行こう!」
僕「あ、ちょ…っと引っ張るなよ!」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:15:35.79 ID:crp/bAsmO [12/21]
起きてすぐ考えたから頭いたい
腐「っていうのが今までの流れです」
僕「…ご説明どうも、それよりもうやめてくれないかな」
腐「駄目ですやめません」
子供「そうだよ!せっかく可愛くなったねにー」
僕「女物の服は好きじゃないのに…」
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 11:47:37.79 ID:crp/bAsmO [13/21]
腐「あんま我が儘言ってると、メイド服着させちゃうぞ?」
僕「…」ゾッ
子供「そーいえばこの間おねーちゃん、女の子の服も着てみようかなって言ってたよね!」
僕「ば、止めなさ」
腐「ほうほう!ついにこの子は女になるのか!」
子供「あとねー「可愛いって言われた…」って真っ赤になってベッドでバタバタしてた」
腐「うっひょおぉぉ!!可愛いやつだぜお前ぇぇ!!」
僕「やめてぇ!!言わないでよぉぉ!!」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:35:16.07 ID:cmWNJlWl0 [11/73]
腐「いひゃひゃひゃ!ほんっとこの子はめんこいねぇ!」
僕「・・・」
腐「あれでしょう?小説作家の人」
僕「・・・お祭り行った時にあって・・・浴衣似合ってるねとか・・・君はその・・・かわ、可愛いと思うって」
腐「言われちゃったの?」
僕「うん・・・」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:43:35.92 ID:cmWNJlWl0 [12/73]
腐「これが・・・青春、かぁぁ」
子供「若いって・・・いいねー」
腐「・・・これでよかったと思うかい?母さん」
子供「いいのよ、娘の幸せは私たちの幸せですから」
腐「母さん・・・」
子供「あなた・・・」
僕「・・・なに始めてるんだよ」
444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:48:17.55 ID:cmWNJlWl0 [13/73]
腐「ようし!そんな可愛い娘のために!」
子供「私たちからプレゼントー!」
腐・子供「「可愛い服を選んであげるよ!」」
僕「いらない」
腐・子供「「えー」」
445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:52:45.94 ID:cmWNJlWl0 [14/73]
腐「フッ、そう言うと思ってぜ!」
僕「え?」
腐「速攻魔法発動!バーサーカー妹!」
子供「がぉー!」バッ
僕「あ!ちょっと僕の服!」
腐「これで僕ちゃんは私たちに逆らえない!」
子供「まさにげどー!」
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 13:55:19.89 ID:cmWNJlWl0 [15/73]
僕「ちょっと!なんでそんなに息がぴったりなんだよ!」
腐「さっきトイレで打ち合わせておきました」
子供「きましたー!」
僕「・・・ねえ服返してよ」
腐「断る」
子供「ことわる!」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:00:48.04 ID:cmWNJlWl0 [16/73]
僕「・・・じゃあ、とりあえず女の子っぽくない服を」
腐「ねぇこれどう?」
子供「わー!ひらひらがいっぱーい!」
腐「おや、ミニスカートを持ってきたかい」
子供「女の子はこれでしょー!」
腐「だったら黒ニーソも履かせて・・・」
僕「・・・」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:08:05.93 ID:cmWNJlWl0 [17/73]
僕「・・・」
腐「・・・私たちは、とんでもないものをつくってしまった」
子供「かわいー!」
腐「お嬢さん、これから私とディナーに」
僕「いかないよ」
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:12:08.82 ID:cmWNJlWl0 [18/73]
「ありがとうございましたー」
腐「さぁー!次はどこに行こうか!」
子供「どこいこー!」
僕「・・・あのさ、服返し」
腐「だめ」
子供「だめー!」
僕「・・・恥かしいんだけど」
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:17:13.14 ID:cmWNJlWl0 [19/73]
腐「いいかい僕ちゃん?家に帰るまでが遠足なんだぜ」
子供「だぜー!」
僕「全然関係ない・・・」
腐「まあまあ、今日は女の子の勉強もかねて、その格好でいなさいな」
僕「・・・わかったよ」
455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:23:49.28 ID:cmWNJlWl0 [20/73]
おいあの子可愛い・・・
ニーソ!ニーソ!
お前、声掛けてこいよ えー無理無理
腐「けっ!三次の男風情が・・・」
僕「なんてこと言ってるんだい」
子供「もてもてだねおねーちゃん!」
?「ねえ君ー今暇?」
?「今から俺らと遊ばない?」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:28:17.39 ID:cmWNJlWl0 [21/73]
腐「なんかシブ○クみたいなやつきた」
不良1「俺ら君みたいな可愛い子大好きだわ」
不良2「ねーこれからお茶でも行かない?それかラブホでも」
不良1「お前それはねーだろ!」
不良2「ぎゃはははは!」
僕「・・・お断りします」
457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:33:07.12 ID:cmWNJlWl0 [22/73]
不良1「あ?」
僕「悪いですけど、僕はあなたたちみたいなくだらない人間、好きじゃないんで」
僕「さっさと消えてください」
不良2「言わせとけばてめぇ・・・!」ドン
僕「・・・っ!」
不良2「あんま俺ら切れさせんなや!」ヒュッ
460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:36:54.74 ID:cmWNJlWl0 [23/73]
腐「・・・」ガシッ
不良2「あ?なにお前?」
不良1「なんか文句あんのか?」
腐「僕ちゃん、先に帰ってていいよ」
僕「・・・わかった」
子供「腐ちゃんばいばーい!」
腐「ばいばーい!」
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:49:14.32 ID:cmWNJlWl0 [24/73]
不良1「おい!ふざけんなよてめぇ!」
不良2「やんのかこらぁ!」
腐「・・・さて、一人は右目に眼帯、もう一人は腕に包帯・・・どこの邪気眼使いだっての」
不良1「ああ?なにいってんだお前!」
不良2「いいかげんにしねえと・・・」
腐「なに?そのミニマムないちもつ突っ込むぞって?」
不良「てめえぇぇ!」バッ
腐「・・・ふっ!」シュッ
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 14:54:42.31 ID:cmWNJlWl0 [25/73]
2が抜けてた
めきぃっ
不良2「う、お・・・うぉげぇぇ!!」ビチャッ
腐「あーあ・・・きったないな、まったく」ガッ
不良2「がっ・・・!」ドチャッ
腐「あんたみたいなのは、自分の嘔吐物にまみれてるぐらいがちょうどいいわ」
不良1「て、んめぇよくもぉ!」ブンッ
腐「はは、おっそいおっそい」ヒョイ
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:00:02.99 ID:cmWNJlWl0 [26/73]
不良1「しねっ!しねえぇ!」ブンッ ブンッ
腐「そんな乱雑に腕振ってても当たんないよー」ヒョイ ヒョイ
腐「パンチってのはね」シュッ
バキィ
不良1「っうぎあぁぁあぁ!!ばなが、おでのばながぁ!!」
腐「こうやって急所をねらうものなのだよ」
467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:05:29.91 ID:cmWNJlWl0 [27/73]
不良1「ゆうじで、ゆるじでぐだざい・・・」ボタッ
腐「反省した?」
不良1「じまじだ、じまじだぁ!」
腐「もう悪さしないって約束できるかな?かな?」
不良1「あい、やぐぞぐじまず・・・じまずがら!」
腐「そう」
不良1「だがら・・・だずげで」
468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:11:33.59 ID:cmWNJlWl0 [28/73]
腐「だが、断る」シュッ
バキィ
・
・
・
僕「・・・あ、やっと来た」
腐「あんれ?待っててくれたの?もしかして心配だったとか」
僕「いや、腐ちゃんなら大丈夫だと思ってた」
腐「えー」
470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:18:20.42 ID:cmWNJlWl0 [29/73]
腐「まあ、全然余裕だったけどさー」
僕「さすがだね、ほとんどの武術を自分でおぼえた人なんて君ぐらいだと思うよ」
子供「すごーい!」
腐「いひゃひゃひゃ、そんなほめられたら照れるぜ!」
僕「・・・それで、あの人たちはどうしたの?」
腐「ん?ズボンとパンツ脱がせて置いてきた」
僕「・・・」
子供「すっぽんぽんだー!」
471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:22:51.67 ID:cmWNJlWl0 [30/73]
僕「腐ちゃん・・・」
腐「だーいじょうぶだって!手加減してあるから、死んではないよ!」
子供「あんしんしろ、みねうちだ」
腐「そうそう!」
僕「・・・」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:26:55.32 ID:cmWNJlWl0 [31/73]
僕「でももし警察沙汰になったら・・・」
腐「大丈夫よ、あーいう輩は自分がやられたこと、誰かに知られるのいやがるし」
腐「まさか2人がかりで女に負けたとか言えないでしょ、三次風情には」
子供「さんじってなにー?」
僕「知らなくていいよ」
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:31:26.12 ID:cmWNJlWl0 [32/73]
腐「さーって、帰りますかー!」
子供「かーえーろーおかー、もおかーえろーおよー!」
腐「あーかねいーろに、染まるーみーちをー!」
僕「なんだっけその歌」
腐「んー、忘れた」
子供「わすれた!」
僕「はは、何だよそれ」
腐「まあ、家に帰れりゃなんでもいいのさ!」
子供「いいのだー!」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 15:32:34.18 ID:cmWNJlWl0 [33/73]
終わったあぁ、休憩
そういえばこの歌って何の歌だっけ
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:24:42.73 ID:cmWNJlWl0 [38/73]
【もう一人の作家】
男「ぬうぅぅん・・・」
猫「・・・」だらー
男「だめだな、全っ然進まない・・・」
猫「・・・」ぺろぺろ
男「「君のためなんかに俺は死なない!」にするか「お前が死ねばいいじゃないか!」にするか」
猫「・・・」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:31:05.55 ID:cmWNJlWl0 [39/73]
男「だいたいヒロインの性格悪くしろって、これ以上どう悪くすればいいんだよ・・・」
猫「・・・」じぃー
男「あー・・・めんどい」
猫「・・・」
男「・・・」
猫「・・・」
男「・・・そーいやあの変態、今なにしてんだろうな」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:37:19.97 ID:cmWNJlWl0 [40/73]
・
・
・
友「呼んだ?」
?「ええ!呼びました!」
友「はっは、こんだけ騒がしいと全然声が聞こえないね!」
?「はっは、じゃないですよ!原稿は出来上がったんですか!」
友「いいや!全っ然出来てない!」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:41:46.18 ID:cmWNJlWl0 [41/73]
?「どうするんですか!編集長にどやされるのは私なんですよ!?」
友「まあそーかっかするなよ女ちゃん!編集長には俺から言っとくし!」
女「そーいうことじゃありませんっ!!」
友「おおうなんてシャウトだ」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 16:51:44.35 ID:cmWNJlWl0 [42/73]
女「いつも振り回されるこっちの身にもなってくださいよ!」
友「はっは、いつも悪いね女ちゃん!愛してるよ!」
女「もうっ!」
友「さて!ここでやりたいことは終わったし、そろそろ行こうか!」
女「・・・どこに?」
友「もちろん他の県さ!」
女「・・・」
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:00:06.30 ID:cmWNJlWl0 [43/73]
女「あのー」
友「なんだい?」
女「いつまでこんな事続けるんです?」
友「んー・・・わかんないなー」
女「もういいじゃないですか、戻りましょうよ」
友「嫌だね」
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:16:03.33 ID:cmWNJlWl0 [44/73]
女「・・・言うと思いましたよ」
友「はっは、悪いね、でも止める気はさらさらないよ」
女「そうですか・・・約束、でしたっけ」
友「そう、約束」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 17:31:28.57 ID:cmWNJlWl0 [45/73]
友「くだらない約束だよ、俺のマミーとパピーが出会った場所を見つけてこい」
友「その約束が果せたら家に帰ってきてもいいって」
女「全然くだらなくないですよ」
友「昔はくだらなかった、今は違うけどね」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:20:59.28 ID:cmWNJlWl0 [47/73]
友「パピーとマミーには色々と迷惑をかけたし、直接あって謝りたい」
友「それに、今までのこともこれからのことも話したいんだ」
友「だから、俺はその場所を見つける」
友「女ちゃんもわかってて着いてきてるんでしょ?」
女「・・・ええ、そうですよ」
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:29:01.63 ID:cmWNJlWl0 [48/73]
友「はっは!可愛いやつだ!」
女「それはもういいですって・・・」
友「悪いね、君には感謝してるよ」
女「・・・いいんですよ、私は好きであなたといるんですから」
友「・・・それってプロポーズ?」
女「違いますっ!」
501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:38:47.33 ID:cmWNJlWl0 [49/73]
友「はっはっは!照れるなよシャイガール!」
女「・・・それで、これからどこに行きます?」
友「んーそうだねー、この近くなら名古屋かな!」
女「あ、それなら前来た時いったお店、もう一回いきません?」
友「ひつまぶしが美味しい店か!ちょうど食べたかったんだよね!」
友「じゃあ、名古屋へ向けてレッツゴー!」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:42:11.12 ID:cmWNJlWl0 [50/73]
終わり この話考えるのめんどくさかった
友の視点からの話だから番外編でいいと思う
504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 18:51:06.13 ID:cmWNJlWl0 [51/73]
ちなみに補完だけど友は勝手に家を飛び出してその時であった男と小説作家になった
女は原稿を回収する人、友と女は付き合っていますが男はしりません
他に聞きたい事があったらどうぞ
511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:34:27.22 ID:cmWNJlWl0 [56/73]
【猫の世界】
猫「・・・」がりがり
男「あー、また外にいくのか?」
猫「・・・」じぃー
男「ほら、いってきな」
猫「・・・」スタスタ
男「早いなー」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:37:34.18 ID:cmWNJlWl0 [57/73]
猫「・・・」スタスタ
「お、黒猫さん!元気にしてたかい?」
猫「・・・」スタスタ
「やあ、今日もどこかお出かけかい?」
猫「・・・」スタスタ
「ままー、猫ー」「あらーこんにちは猫さん」
猫「・・・」スタスタ
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:40:24.85 ID:cmWNJlWl0 [58/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ピタッ
白猫「・・・」
猫「・・・」
白猫「ふぅぅっ!!」
猫「・・・」じぃー
515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:43:08.30 ID:cmWNJlWl0 [59/73]
猫「・・・」じぃー
白猫「まぁぁお」
猫「・・・」じぃー
白猫「まあぁぁぁあお!」
猫「・・・」じぃー
白猫「んまあぁぁあぁあお!!」
猫「・・・」じぃー
517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:48:39.80 ID:cmWNJlWl0 [60/73]
白猫「ふぎゃあぁぁあ!!!」バッ
猫「・・・」バシィ
白猫「!?」
猫「・・・」ユラァ
白猫「・・・」ビクッ
猫「・・・」
白猫「・・・」
519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:51:43.43 ID:cmWNJlWl0 [61/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「まぁぉ」スタスタ
猫「・・・」
白猫「んまぁぉ」
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 19:53:47.58 ID:cmWNJlWl0 [62/73]
猫「・・・」
白猫「・・・」
猫「・・・」バッ
白猫「まぁ」バッ
猫「・・・」ごろん
白猫「んま」ごろん
猫「・・・」
白猫「・・・」
522 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:08:01.63 ID:cmWNJlWl0 [63/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「にゃ」スタスタ
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ごろん
白猫「んな」ごろん
猫「・・・」スタスタ
白猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」バッ ピョン ごろん スタスタ
白猫「!?」バッ ごろん くるくる ぽて
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:17:25.06 ID:cmWNJlWl0 [64/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「なぉー」スタスタ
「おやクロちゃん、お友達?」
猫「・・・」スタスタ
白猫「んな」スタスタ
「黒と白だ」「クロシロだ!」「変なのー!」
猫「・・・」スタスタ
白猫「んなぉ」スタスタ
525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:20:42.78 ID:cmWNJlWl0 [65/73]
猫「・・・」スタスタ
白猫「まぁぁ」スタスタ
「シロー!どこいったのー!」
猫「・・・」
白猫「!」ピクッ
「シロー!帰るよー!」
猫「・・・」じぃー
白猫「まぁお」
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:23:20.90 ID:cmWNJlWl0 [66/73]
猫「・・・」
白猫「んまぁ」スリ
猫「・・・」ペロッ
白猫「まぁお」ごろごろ
「シロ!いくよー!」
猫「・・・」
白猫「んまっ」スタスタ
猫「・・・」
528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:25:20.87 ID:cmWNJlWl0 [67/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ぴたっ
猫「・・・」
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」ぴょん
猫「・・・」
529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:26:46.83 ID:cmWNJlWl0 [68/73]
猫「・・・」スタスタ
猫「・・・」
猫「・・・」がりがり
猫「・・・」
男「お帰りー」
猫「・・・」
532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:30:21.48 ID:cmWNJlWl0 [69/73]
男「今日はどこまで行ってたんだ?」
猫「・・・」
男「また商店街にでも行ってたんだろー」
猫「・・・」じぃー
男「違った?まあいいか、早く昼飯たべようや」
猫「・・・」ごろごろ
533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 20:31:08.94 ID:cmWNJlWl0 [70/73]
終わり 猫編書きやすい
552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:29:28.38 ID:crp/bAsmO [19/21]
【男の場合】
男「ついにこの日がきたか…」
男「俺の書いた本が実写映画化するなんて」
猫「おめでとう」
僕「おめでとう」
友「おめでとう」
腐「おめでとう!」
子供「おめでとー!」
女「おめでとう」
「すべての作家に、おめでとう」
・
・
・
男「…なんだ今の夢は」
554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:40:20.05 ID:crp/bAsmO [20/21]
【僕の場合】
僕「男さん!」ギュッ
男「あぁ、僕ちゃんじゃないか、どうしたの?」ギュッ
僕「男さん!僕の頭なでなでってして?」
男「はいはい、可愛いわんちゃんだねぇ」なでなで
僕「えへへ、男さん大好き!」ぎゅう
男「俺も、僕ちゃん大好きだよ」
・
・
・
僕「うわあぁぁあぁ!!なんだ今のぉ!?」ガバッ
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:29:25.56 ID:sPh0K5900 [1/81]
【猫の場合】
猫「・・・」
「ニャー」
「にぎゃぁ」
「んまぁ」
「まあぉ」
猫「・・・」バッ
「ニャッ」バッ
「に」バッ
「んま」バッ
「まぉ」バッ
588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:34:16.50 ID:sPh0K5900 [2/81]
猫「・・・」ごろん ピョン スタスタ バッ
「ニャァ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「にぎぃ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「まっ」ごろん ピョン スタスタ バッ
「まおん」ごろん ピョン スタスタ バッ
猫「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
「・・・」キリッ
猫「・・・」
・
・
・
猫「・・・」しゅん
589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:35:43.96 ID:sPh0K5900 [3/81]
頭ならしに超短編書いた
多分昨日一番書きたかったのこれだと思う
594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:14:49.52 ID:sPh0K5900 [4/81]
【手遅れだった話】
男「・・・」
猫「・・・」
男「・・・酷いな」
猫「・・・」
男「・・・お前が見つけたのか」
猫「・・・」
男「・・・」
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:19:24.14 ID:sPh0K5900 [5/81]
男「原型なんて留めちゃいない」
男「大型トラックに潰されたってとこか」
猫「・・・」
男「・・・助けたかったのか?」
猫「・・・」じぃー
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:23:45.46 ID:sPh0K5900 [6/81]
男「こいつはもう助けられないよ、俺にもお前にも」
男「手遅れだったんだ、なにもかもが」
猫「・・・」
男「きっとその場に人がいたって、だれも助けないだろうけど」
猫「・・・」
597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:32:33.94 ID:sPh0K5900 [7/81]
男「動物だから助けなくてもいい、いきなり飛び出た方が悪い」
男「みんなそれが当たり前だと思ってる」
男「そうやって生きてきたんだ」
猫「・・・」
「みて、かわいそう・・・」 「また猫がひかれてるよ・・・」
「助けてあげられたらよかった・・・」
男「あんなこと言ってる奴らも目の前でこんな事が起きたら、だれも助けないだろうよ」
598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:52:29.06 ID:sPh0K5900 [8/81]
男「かわいそうだとか、助けたかったとか」
男「目の前に"それ"があるから言えることだ」
男「どんなに助けるチャンスがあっても、自分から突っ込んでいこうなんて思っちゃいない」
男「誰か助けてやれよとかどうしようもないって思うだけだ」
猫「・・・」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:56:59.83 ID:sPh0K5900 [9/81]
男「ま、結局のところみんな自分が可愛いんだよ」
男「少なくとも俺だってそうだし、お前だってそうだろ?」
猫「・・・」
男「かわいそうとか、助けてあげたかったとかは思わないけど」
男「俺たちにはどうしようもない、もう手遅れだったんだ」
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:06:58.69 ID:sPh0K5900 [10/81]
男「・・・さて、帰るか」
猫「・・・」じぃー
男「いいんだよ、"あれ"はあのままで」
男「わざわざ道路のど真ん中まで、"あれ"を拾いに行こうなんて思わないし」
男「誰も思っちゃいないだろうよ」
猫「・・・」
猫「・・・」スタスタ
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:08:02.71 ID:sPh0K5900 [11/81]
終わり 最近よく犬とか猫死んでるよね
607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:25:06.30 ID:sPh0K5900 [14/81]
【夏が来たなら】
男「海にいこうか」
猫「・・・」
男「あーお前泳げないのか」
猫「・・・」
男「・・・悪かったって、睨むなよ」
608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:28:31.81 ID:sPh0K5900 [15/81]
男「じゃあ山」
猫「・・・」
男「じゃあ、川」
猫「・・・」
男「じゃあ・・・俺の実家」
猫「・・・」スクッ
男「え」
610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:30:27.62 ID:sPh0K5900 [16/81]
男「え?マジで?」
猫「・・・」じぃー
男「いやだって俺家追い出されたんだぞ?」
猫「・・・」じぃー
男「なんてこった」
猫「・・・」フンッ
男「なんで嬉しそうなんだよ」
612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:33:30.44 ID:sPh0K5900 [17/81]
男「・・・なぁー、ほんとに行くのか?」
猫「・・・」
男「もうさ、こっから引きかえしちゃダメ?」
猫「・・・」じぃー
男「わかったよチキショウ」
613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:41:55.39 ID:sPh0K5900 [18/81]
男「着いた・・・」
猫「・・・」ヒョイ
男「全然変わってないな・・・」
「あんた・・・」
男「!」
「男じゃないかい!どうして・・・」
男「・・・久しぶり、母さん」
615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:44:32.12 ID:sPh0K5900 [19/81]
男「・・・」
猫「・・・」
「はいお茶」
男「あ、ありがと」
猫「・・・」
「・・・」
男「・・・」
616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:51:31.34 ID:Ox849Zn6O [6/10]
男「…あのさ」
「ご飯、食べてくでしょ」
男「え?あ、うん」
猫「…」
「自分の部屋でもいって待ってなさい」
男「うん…」
猫「…」スクッ
617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:58:10.44 ID:Ox849Zn6O [7/10]
男「うわ、懐かしいな」
猫「…」
男「取るもの取って家出たときから、なんにも変わってないのな」
男「はは、高校の時着てた体操服まである」
男「ここはあの時からなんにも変わってないや」
猫「…」
618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:03:00.01 ID:Ox849Zn6O [8/10]
男「でも、全部綺麗にされてる」
男「もう何年間もほったらかしだったのに、蜘蛛の巣一つ張ってない」
男「…」
猫「…」
男「…写真」コトッ
男「ははっ、母さん若いな」
猫「…」
621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:09:16.70 ID:Ox849Zn6O [9/10]
「男ちゃん、男ちゃんは大きくなったら何をするの?」
「僕?僕はねぇ、わかんない!」
「ふふ、わかんないか」
「でもね!ずっとお母さんといたいな!」
「おっきくなってもずっといっしょ!」
「…ありがとう、男ちゃん」
622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:12:13.69 ID:Ox849Zn6O [10/10]
男「はは、マザコンだなあの時の俺」
男「できもしないこと言ってはしゃいでた」
男「あの頃の俺が今の俺を見たらなんて言うか」
猫「…」
男「俺も若かったんだなぁ」
623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:15:03.74 ID:sPh0K5900 [20/81]
「男!ご飯できたよ、降りておいで!」
男「・・・わかった!」
猫「・・・」
男「行こうか」
猫「・・・」スタスタ
624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:18:13.62 ID:sPh0K5900 [21/81]
男「頂きます」
猫「・・・」はぐはぐ
男「・・・うまい」
「そう・・・」
男「・・・あのさ、母さん」
「食べてる時に喋らないの」
男「あ、うん」
625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:21:05.06 ID:sPh0K5900 [22/81]
「・・・今日、泊まっていくしょ」
男「え?」
「折角帰って来たんだし、晩酌にでも付き合いなさい」
男「う・・・ん、わかった」
猫「・・・」はぐはぐ
627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:26:28.44 ID:sPh0K5900 [23/81]
「お風呂沸かしてるから、さっさとはいっといで」
男「うん」
「・・・」
猫「・・・」
「ぅっ・・・」ふらっ
猫「・・・」
「ふぅ・・・」
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:32:56.76 ID:sPh0K5900 [24/81]
猫「・・・」じぃー
「あら、心配させちゃったかな」
猫「・・・」
「まったく・・歳はとりたくないわね」
「体のあちこちが痛いわ、心臓が苦しくなるわ」
「若いままでいられたらいいのにね」
猫「・・・」スリッ
「ふふ、ありがとう猫ちゃん」
629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:37:54.83 ID:sPh0K5900 [25/81]
男「・・・」
「・・・ほら、あんたも飲みな」
男「うん・・・」
「・・・もう何年だっけ」
男「え?」
「あんたを追い出して、もう何年たったか」
631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:47:49.36 ID:sPh0K5900 [26/81]
男「家を出たのは俺が18の時だから・・・3年」
「そう・・・」
「3年・・・長いんだか短いんだかわかんないわね」
男「・・・そうだね」
「あんたを家から追い出したのはね、別にあんたが嫌いだったからじゃないの」
「あんたがこのままじゃ駄目になると思ったから、家から追い出したの」
男「・・・」
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 13:54:23.07 ID:sPh0K5900 [27/81]
「ほら、うちにはお父さんがいなかったでしょ」
「それに子供はあんたしかいなかったし」
「あんたが寂しくならないよう、私は出来る限りの事をあんたにしてきたと思ってる」
男「うん・・・」
「だけど、本当にこれでいいのかって思うときがあった」
「ただ甘やかすだけじゃいけないって事もわかってたの」
「だけど私は、それを止める事ができなかった」
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:18:55.95 ID:sPh0K5900 [28/81]
「あんたが高校を卒業して、就職も進学もしないで遊び呆けたとき」
「ああ、これは私が甘やかしたせいだって思ったの」
「この子をこんなにしたのは私なんだって」
「だから、私の近くにこの子を置いておくわけにはいかないって」
「そう思ってあんたを家から追い出したの」
男「・・・」
634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:25:55.81 ID:sPh0K5900 [29/81]
「けどそれは間違ってた」
「あんたを家から追い出したって、なんの解決にもならない」
「私は、あんたから逃げたのよ」
「この3年間、一人ずっと後悔していた」
「どうしてあの時あの子を追い出したんだっ、なぜ連れ戻さないんだって」
「けど私にはできなかった」
635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:30:37.70 ID:sPh0K5900 [30/81]
「私はあんたに恨まれてるんじゃないかって、会わないほうがいいんじゃないかって」
「そう思うと、あんたに会いに行く事ができなくてね」
「連絡のひとつも出来なかった」
男「・・・勝手な思い込みだね」
「ええ、そうよね」
「でも、あんたが帰ってきたときは驚いたわ」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:37:52.94 ID:sPh0K5900 [31/81]
「まさか、自分から戻ってくるなんて思わなかったもの」
男「まあ、いろいろあってね」
猫「・・・」
「それで、どうすればいいかわからないままあんたを夕飯に誘って今に至るってわけよ」
男「・・・」
「今まで本当に、ごめんなさい」
637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:40:34.57 ID:sPh0K5900 [32/81]
頭痛い
男「なんで謝るんだよ」
「あんたには大変な迷惑をかけたもの、何度頭を下げたって足りないくらいの」
男「・・・迷惑かそうじゃないかは、俺が決めることだよ」
「・・・そうね」
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:59:48.62 ID:sPh0K5900 [33/81]
男「・・・俺の部屋、すごいきれいだった」
「・・・え?」
男「掃除、してたんだよね」
「・・・」
男「もう捨ててもいいような物だって、ちゃんと綺麗にされてた」
男「いつでもすぐ使えるように」
641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:14:37.80 ID:sPh0K5900 [34/81]
男「それに今日の夕飯のおかず、俺の好きな鰤の照り焼き」
男「母さん、魚は苦手だったのにどうしてって思ったんだ」
「・・・」
男「いつでも作れるようにいつも買いおきしてたんだろ」
男「俺がいつ帰ってきてもいいようにって」
「・・・」
642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:21:17.47 ID:sPh0K5900 [35/81]
男「帰ってくるわけないって思ってたなら、どうしてこんなことするんだ」
男「本当は、ずっとまってたんだろ」
男「自分じゃ俺に会いにいけないから、俺が帰ってくるのをまってたんだ」
男「いつ帰ってきても、すぐにここで生活できるように準備して」
「・・・」
644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:29:40.53 ID:sPh0K5900 [36/81]
「・・・そうね、その通り」
「ずっと待ってたのよ、いつかあなたが帰ってくるって」
「あなたが私を許して帰ってくるんじゃないかと思って」
男「・・・」
「ほんとはあんたがここに帰ってくるとき、泣きじゃくりそうになるほど嬉しかった」
「あなたがうまいって言ってくれたとき、嬉しくて叫びたいほどだった」
645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:41:14.41 ID:sPh0K5900 [37/81]
あなたになってる・・・
男「母さん・・・」
「あんたに許してもらえなくたって、ただ帰ってきてくれるだけでよかった」
「あんたの元気な姿だけでも見られたらよかったの」
「帰ってきてくれてありがとう、男ちゃん」
猫「・・・」
646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:46:03.83 ID:sPh0K5900 [38/81]
男「・・・」
「ケホッ・・・さて、そろそろ寝なさい」
男「・・・今日は」
「?」
男「母さんの隣で寝るよ」
「あんた、この歳にもなって・・・」
男「いいから、いくよ」
647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:48:01.38 ID:sPh0K5900 [39/81]
男「・・・」
「小学校以来じゃないかい?一緒にねるなんて」
男「・・・そうだね」
「あの頃のあんたは、お母さんお母さんってよくいってたわ」
男「・・・うん」
猫「・・・」
649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:52:45.55 ID:sPh0K5900 [40/81]
「ごほっ・・・あんたはいっつも私と一緒にいてね、全然友達と遊んでたりしなかったねぇ」
男「うん・・・もう寝なよ、体、良くないんだろ」
「・・・どうしてそれを」
男「見てればなんとなくわかるよ、母さんを一番見てきたのは俺なんだし」
「・・・あんたは変わんないのねぇ」
男「母さんも変わってないよ」
650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:57:05.30 ID:sPh0K5900 [41/81]
「・・・いつか」
男「ん?」
「・・・いつか私も死ぬんだろうね」
男「・・・まだ死なないよ」
「いつかの話さ・・・あんたの事、ちゃんと見守ってくれる人はいるんだろうか」
651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:00:33.48 ID:sPh0K5900 [42/81]
「私がいなくなって、あんたが一人にならないように見守ってくれるような人たちが」
男「・・・いるよ、ここに」
猫「・・・」じぃー
「ふふ、そう」
652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:05:33.82 ID:sPh0K5900 [43/81]
男「他にも沢山・・・じゃないけど、友達って呼べる人・・・いるよ」
「ふふ、あんたは昔から友達が少なかったんだから、この子とその子達を大事にするんだよ」
男「・・・うん」
「それじゃ、お休み男ちゃん」
男「お休み、母さん」
猫「・・・」
653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:11:08.41 ID:sPh0K5900 [44/81]
「忘れ物はないかい?」
男「うん、全部もった」
「そう・・・次も、来てくれる?」
男「もちろん、だってここは俺の実家だしね」
「・・・次来る時は、あんたのお友達も連れておいで」
男「わかった」
654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:15:23.05 ID:sPh0K5900 [45/81]
「できれば、あんたの未来の嫁さんも連れてきて欲しいんだけどねぇ」
男「・・・それは難しいかな」
「ふふ、ほら友達が待ってるからそろそろいってあげな」
男「あ、うん」
「・・・いってらっしゃい」
男「・・・いってきます」
656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:17:38.13 ID:sPh0K5900 [46/81]
男「またせたな、相棒」
猫「・・・」
男「そういや、母さんと仲直りできたのってお前のおかげだな」
猫「・・・」じぃー
男「はは、ありがとよ」
猫「・・・」ごろごろ
657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:19:46.65 ID:sPh0K5900 [47/81]
男「さあ、そろそろ帰ろうか」
猫「・・・」ヒョイ
男「よし、乗ったな」
男「それじゃ、今の俺たちの家へ向けて、しゅっぱーつ」
658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:20:56.54 ID:sPh0K5900 [48/81]
終わり >>648 おい肩なくなったぞどうしてくれる
669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:10:41.23 ID:sPh0K5900 [53/81]
【猫と子供の探偵屋】
子供「こんにちは!私の名前はしゃーろっくほーむず!」
子供「こっちは助手のわとそんくんだっ!」
猫「・・・」
子供「どんな事件もぱっぱと解決!私たちに解けない謎はないっ!」
猫「・・・」
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:17:20.81 ID:sPh0K5900 [54/81]
子供「猫さん!今日は探偵の日だよー!」
猫「・・・」
子供「困っている人を助けにいこー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「あ、まってよ猫さーん!」タッタッ
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 17:19:20.34 ID:sPh0K5900 [55/81]
猫「・・・」スタスタ
子供「むむー、困っている人はいないかなー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「むむっ!困ってる人はっけーん!」タッタッ
猫「・・・」
688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:30:11.36 ID:sPh0K5900 [60/81]
「あれー、鍵どこいったんだ?」
子供「そこのあなた!お困りですかー!」
「え?あ、うん」
子供「どうお困りですかー!」
「えっと、鍵を落としたみたいなんだけど」
子供「ふむふむ、ならば私にまかせなさい!」
689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:34:28.97 ID:sPh0K5900 [61/81]
子供「さあわとそんくん!一緒に鍵を探しておくれ!」
猫「・・・」
子供「ここかなーこっちかなー」
子供「はっ、そこかー!」バッ
猫「・・・」スタスタ
子供「あれー?違ったかー」
「あの、もういいよ?合い鍵あるし・・・」
子供「探偵はあきらめないっ!」
「・・・そう」
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 21:56:54.13 ID:sPh0K5900 [62/81]
子供「ないーないーここにもないー」
猫「・・・」
「もういいよ?どこ探しても見つからないんだし」
子供「でもー・・・」
「いいんだよ、君は良くやってくれたよ」
子供「うー・・・」
猫「・・・」
猫「・・・」ポイッ
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:01:11.15 ID:sPh0K5900 [63/81]
「あれ?これ僕の家の鍵だ」
子供「えー!?ホントー!?」
猫「・・・」
子供「猫さんすごーい!」
「優秀な探偵さん達だね、ありがとう!」
子供「どういたしましてー!」
猫「・・・」
694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:25:25.24 ID:sPh0K5900 [64/81]
猫「・・・」スタスタ
子供「さて!次に助ける人はどこかなー!」
猫「・・・」
子供「むむむっ!見つけたよー!」タッタッ
猫「・・・」スタスタ
「もうやめてくださいよぉ・・・」
695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:29:12.87 ID:sPh0K5900 [65/81]
?「あぁ?いいから金出せっていってんだろうが!」
?「早く出しといたほうか身のためになるぜ?」
「今日はほんとに持ってないんですってぇ」
?「嘘つくなよてめぇ、ちょっとそこで飛んでみろや」
?「飛ばなくても、服全部ひん剥いたらいいんじゃね?」
「そんなぁ・・・」
子供「おやめなさいっ!」バッ
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:41:40.22 ID:sPh0K5900 [66/81]
?「あぁ?なんだこのガキ」
?「おやめなさいって、どこのアニメのヒロインだよ!」
子供「うるさいなー!そんなお化けみたいな顔した人に言われたくない!」
?「んだとてめぇ!!」
?「好きでこんな顔になったんじゃねぇよクソが!!」
「・・・」
猫「・・・」
698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:45:40.32 ID:sPh0K5900 [67/81]
子供「そんな化け物兄弟の悪さ、探偵として見逃すわけにはいかないのだ!」
バケモノ1「だれが化けもんだコラァ!!」
バケモノ2「調子のんなよこのクソガキィ!!」
猫「・・・」スッ
バケモノ1・2「なっ・・・!」
700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:49:22.82 ID:sPh0K5900 [68/81]
子供「猫さん!力を貸してくれるの?」
猫「・・・」
バケモノ1「お、おい・・・なんでこいつがここにいるんだよ!」
バケモノ2「し、知らねぇよ!こっちがききてぇ!」
子供「よくわかんないけど今なら行けるー!」
猫「・・・」ユラァ
バケモノ1「ひっ・・・!」
バケモノ2「う、うわぁぁ!!」ダッ
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:54:16.19 ID:sPh0K5900 [69/81]
猫「・・・」シャッ
ドン
バケモノ2「グギャッ!」ズザァ
猫「・・・」
ガリィ
バケモノ2「いぎゃあぁぁ!!頭、頭に歯がぁぁ!!」
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 22:57:23.59 ID:sPh0K5900 [70/81]
バケモノ1「うぁあぁ!!バケモノォォ!!」ダッ
子供「あ!逃がさんぞ!」ヒョイ
子供「くらえー!サテライトキャノン」ブォン
ガッ
バケモノ1「ウグァ!!」ドサァ
子供「ふはは!!正義は勝つのだ!!」
猫「・・・」
「すごい・・・ひどい・・・」
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:01:05.09 ID:sPh0K5900 [71/81]
子供「お兄さん怪我はないー?」
「あ、うん・・・僕より酷い人がいるけど」
バケモノ1「」
バケモノ2「」
猫「・・・」
子供「もうまんたい!もうまんたい!」
「ははっ・・・」
705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:07:32.83 ID:sPh0K5900 [72/81]
「ともかく助かったよ、ありがとう」
子供「お安い御用です!」
猫「・・・」
「でも今度から人に向かってレンガなんて投げちゃだめだよ?」
子供「はーい!」
「君も、あんなに噛んだらだめだよ」
猫「・・・」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:17:25.62 ID:sPh0K5900 [73/81]
「さて、僕はこの二人を病院にでも連れて行くよ」
子供「えー?置いとけばいいのにー!」
猫「・・・」
「あはは、そうだけど放ってはおけないよ」
子供「お兄さんっていい人だねー」
「そんなことないよ」
子供「だけど将来ぜったい損する人だねー!」
「・・・そうだね」
710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:22:29.65 ID:sPh0K5900 [74/81]
子供「じゃあねお兄さん!今度は襲われないようにしてねー!」
「うん!じゃあねー!」
バケモノ1「」
バケモノ2「」
猫「・・・」バシィ
バケモノ1・2「」
猫「・・・」スタスタ
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:24:42.59 ID:sPh0K5900 [75/81]
子供「やー今日は良い事できたねー!」
猫「・・・」スタスタ
子供「またやろうね!わとそんくん!」
猫「・・・」スタスタ
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 23:27:09.88 ID:sPh0K5900 [76/81]
終わり もうバケモノ共はボッコボコにされまくってればいいよ
それでさっきカツアゲしてた子に何回も助けられて仲良くなってれば良いよ
721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:00:45.78 ID:sPh0K5900 [81/81]
【終わりの約束】
女「ここにもありませんでしたか・・・」
友「ヤー参ったねーこれは、そろそろ俺もお手上げだよ、ホールドアップ」
女「使い方違いますよ、それ・・・」
友「まぁいいじゃないか、そんなことは」
女「はぁ・・・」
722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:06:06.16 ID:AlMCFb8W0 [1/127]
女「で、次はどこに?」
友「んー・・・それがホントにホールドアップなんだよねー」
女「・・・まさか」
友「うん、思いつくとこ全部回ってるんだよね」
女「・・・」
友「何度もファザーに聞いてもそこじゃないそこじゃないって」
友「参っちゃうよね」
女「ハァァ・・・」
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:14:10.98 ID:AlMCFb8W0 [2/127]
女「ホントにお手上げですか」
友「・・・うん、お手上げ」
女「・・・もういっそ家にいってしまえばいいじゃないですか、ごめんなさい許してくださいって」
女「そしたらきっとあなたのお父さんも許してくれますよ」
友「無理だろうねー、あの人約束は絶対守る人だから
女「・・・どうするんですか」
友「どうしよか」
724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:20:07.92 ID:AlMCFb8W0 [3/127]
女「・・・友さんのお父さんとお母さんって、どんな人なんです?」
友「・・・俺のファザーは誰にでも優しくて厳しい立派な社長」
友「マザーはパンを作るのがうまい美人なシェフさ」
女「絵に書いたような理想の親ですね」
友「そう、素晴らしい両親だよ」
729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:41:49.19 ID:AlMCFb8W0 [4/127]
女「二人はなんで結婚したか、知ってます?」
友「もちろんしってるよ、俺のファザーが8歳でマザーが7歳の時に二人は出会ったんだ」
友「ファザーが遊びに出かけてたある日にね、ひとりの女の子がいたらしい」
友「それがマザーだった、ファザーがなんとなく声をかけると」
友「いきなりマザーがかくれんぼをしようって言い出したらしい」
友「もし私を見つけられたら、私をお嫁さんにしていいよ」
友「マザーはそんなことをいってどこかに隠れてしまったんだ」
730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 00:50:15.59 ID:AlMCFb8W0 [5/127]
女「それで、あなたのお父様がお母様を見つけたと?」
友「いや、見つからなかった」
友「どんな場所を探しても、どれだけ走り回っても」
友「マザーは見つからなかった」
731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:00:40.68 ID:AlMCFb8W0 [6/127]
友「その頃のマザーは、いたずら好きでね」
友「ちょうどその時出会ったファザーを、得意のかくれんぼでからかおうと思ったらしい」
女「・・・じゃあ、どうして二人は結婚できたんです?」
友「それは俺のファザーだよ」
女「?」
友「それから12年ぐらいして、19歳だったマザーはパン屋で働いてたんだ」
友「そんなこともすっかり忘れて、パン作りに没頭してたらしい」
732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:09:00.85 ID:AlMCFb8W0 [7/127]
友「そんなある日、お客の多いお昼時」
友「沢山のパンを焼いて多くの人に売って、ちょうど最後のお客さんがレジに来た時」
友「その人は言ったらしい、「あなた、かくれんぼは得意ですか」って」
友「何のことかわからないマザーは、「小さい時は得意でした」って答えたらしい」
友「そいたらその人「やっと見つけた」って笑ったんだって」
女「もしかして」
友「そう、それが僕のファザーさ」
734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:18:25.57 ID:AlMCFb8W0 [8/127]
友「その後、二人はめでたく結婚」
友「大きなお家を建てて、一人の子供を授かり幸せにくらしましたとさ」
女「失礼ですけど、お父様の執念はまるでストーカーのようですね」
友「まぁ、約束は絶対守るし守らせるような人だからね」
女「はぁー、でもロマンチックな話ですねぇ・・・」
女「イケメン社長が迎えにきて、結婚して、大きな家を建てて・・・」
女「王道ラブストーリーを見てる気分になりますねぇ」
友「はは、そうだ・・・ね?」
735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:21:57.51 ID:AlMCFb8W0 [9/127]
女「どうかしました?」
友「そうだね・・・その通りだ女ちゃん」
友「よし、行き先が決まったよ」
女「え?どこですか?」
友「俺の育ったマイホームだよ」
736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:24:08.34 ID:AlMCFb8W0 [10/127]
女「・・・ほんとに行くんですか?」
友「ああ」
女「謝り倒すつもりじゃ・・・」
友「ないよ」
女「でも約束が!」
友「大丈夫だよ」
737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:27:44.74 ID:AlMCFb8W0 [11/127]
友「やぁ、マイファザー」
「・・・」
友「約束、これで果たせたね」
「ベリーグッドだボーイ」
友「センキュウファザー」
女「え・・・え?」
738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:29:47.61 ID:AlMCFb8W0 [12/127]
友「わかったんだ、約束の場所がどこか」
女「え?わかったってどこに・・・」
友「今いるじゃないか」
女「もしかして・・・ここ、ですか?」
友「イエス!」
739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:33:16.89 ID:AlMCFb8W0 [13/127]
女「はぁぁ!?どういうことですか!」
友「女ちゃんいったよね、王道ラブストーリーみたいだって」
女「ええ・・・言いましたけど」
友「思ったんだ、もし家を建てた所がその場所だったらって」
友「この人ならやりかねないって」
「はは!その通りだ!」
女「・・・」
740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:40:26.98 ID:AlMCFb8W0 [14/127]
友「約束があったから避けてきた、それが仇になったってわけだよ」
女「なんですかそれぇ・・・」
「災難だったわねぇ」
女「・・・あなたは?」
「私はこの子の母です、いつもうちの子がお世話になってます」
女「あ、いえコチラこそお世話になってます!」
「あなた、友の恋人でしょ」
女「なっ」
741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 01:45:36.64 ID:AlMCFb8W0 [15/127]
「友!お前ガールフレンドがいたのか!」
友「はっは!ばれちゃ仕方ないね!」
女「ど、うしてわかったんです・・・か?」
「んー、なんとなく私と同じ感じがしたからかな」
女「え・・・」
744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:00:04.92 ID:AlMCFb8W0 [16/127]
友「さて!二人に紹介します!この子は女ちゃん、俺の恋人さ!」
女「あ、どうも・・・」
友「それでね女ちゃん、この約束が終わったら言おうと思ってたことがあるんだ」
女「え?なんですか」
友「・・・僕と結婚して、ヴァージンロードを歩いてください!」
女「え?・・・え?」
「うおぉグレイトだぜボーイ!」
「あらまぁ、若いときのあなたそっくりねぇ」
女「うぇえ!?」
745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:03:58.25 ID:AlMCFb8W0 [17/127]
友「それで、答えを聞きたいんだけど」
女「いや、いきなりそんな・・・」
「どうだ、どうなるんだ!」
「落ち着きなさいあなた、チェリーパイでも食べます?」
「そんなこと言って、チェリーパイじゃなくてチェリーパンをだすんだろう?」
「ばれちゃった」
女「・・・」
女「私・・・」
747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:09:40.96 ID:AlMCFb8W0 [18/127]
女「私で・・・いいんですか?」
友「うん、君じゃないと駄目だ」
女「でも・・・あなたのお母様みたいな取り得なんてありませんよ?」
友「取り得だったら沢山あるよ」
女「ほかにもいい人はいると思いますけど」
友「ううん、他の人じゃない、最後まで俺に着いて来てくれた君がいいんだ」
女「・・・本気なんですね」
友「うん、君を愛してる」
女「・・・私も、友さんを愛してます」
748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:13:34.71 ID:AlMCFb8W0 [19/127]
友「じゃあ!」
女「・・・これからも、よろしくお願いします」
「やったぜ!」
「やりましたねぇ」
友「よし!じゃあここで誓いのキスをしよう!」
女「ちょっ、何を誓うんですか!」
753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:28:27.64 ID:AlMCFb8W0 [20/127]
友「まぁ色々だよ色々」
女「だめですっ!恥ずかしいじゃないですか」
友「えー?・・・じゃあ、ひとつだけ約束をしよう」
女「約束・・・なんですか?」
友「こらから先、どんな場所でも一緒について来てくれるかい?」
女「・・・ええ、どこまでもお供しますよ、それが私の仕事ですから」
751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:20:54.47 ID:xMn/NuNn0 [2/3]
友イケメン
女可愛い
くそっ、リア充め・・・!
752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:25:57.03 ID:t3efhFvF0
このリア充がっ!!
でもおまえは爆死なんかするな
754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 02:31:14.04 ID:AlMCFb8W0 [21/127]
終わり ごめん最後の方勢いで書いたから適当になった
>>751-752 まあ落ち着けよお前ら書いてるおれだって悔しいちきしょおぉぉああぁ!!!
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