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唯「ムギちゃんは豚さんなのにどうして服を着ているの?」
紬「え…」
澪「たしかに…私も前々から疑問だったよ」
律「ほら、飼い犬に服を着せる人とか居るだろそれと同じじゃないか?」
梓「豚!!養豚場に帰れや!!」
紬「ひ、酷いわ!私豚なんかじゃない!!」
唯「だってさ、ムギちゃん、こうすると…」
紬「ふが!」
唯は紬の鼻を、人差し指で無理矢理押し上げた!
唯「豚さんそっくりー」キャッキャ
紬「ふがー("OO")」ポロポロ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 22:48:12.52 ID:Zxbcg5Re0
澪律梓「ぎゃははははwwwwwwwwマジ豚だしwwwww」
紬「ひーん」
律「はーあ、冗談はこれぐらいにしてお茶にしようぜ!」
唯「そうだね」
澪「おい豚、茶用意たのむわ」
紬「あ…」
紬「はい…」シュン
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 22:53:38.72 ID:Zxbcg5Re0
その後、豚が人と同じ教室で授業を受ける事が問題となり
ムギちゃんは強制的に退学、養豚場に送られることになったのでした。
紬「ぶー♪」
めでたしめでたし
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:10:26.27 ID:Zxbcg5Re0
唯「憂!豚さんを拾ったよ!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:11:27.76 ID:Zxbcg5Re0
憂「もーお姉ちゃん家はペット禁止だった何度言ったら分かるの?」
憂「いいから元居た場所に返してき…」
憂「!」
憂「ええええ!!!!」
紬「ぶー///」
唯「へへ、ムギ豚だよ!可愛いでしょ?」
唯「ねー憂お願いだよ、飼ってもいいでしょ?私ちゃんと世話するからさ」
唯「ほら!ムギ豚もちゃんとご挨拶して!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:12:42.65 ID:Zxbcg5Re0
紬「つ、紬です。ムギ豚って呼んでね」
紬「養豚場を追い出されて行く当てがないの」
紬「私が出来る事なら何でもするわ、だから…お願いします、飼って下さい!」
唯「ははは、ムギちゃんね、ごはん食べ過ぎで食費がかさむからって養豚場を追い出されたんだって!おかしいよねぇ」
紬「…ハズカシわ」ブー
憂「……」
唯「うい?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:20:55.93 ID:Zxbcg5Re0
憂「はっ!」
憂「えっと…おねえちゃん」
唯「なあに?」
憂「紬さん…だよね?」
唯「ムギ豚だよ!」
憂「そ、そう」
憂「で、そのムギ豚ちゃんはなんで裸なのかな?」
唯「あはは、おかしな憂、豚が裸なのは当たり前だよぉ」
憂「…あ、ははは、そうだよねぇ」チラ
紬「……」ポッチャリ
憂「……」チラチラ
紬「……//」ボイン
憂「……//」チラチラチラ
紬「……///」ササ
憂(隠した!!)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:39:49.09 ID:Zxbcg5Re0
唯「うい?」
憂「は!」
憂(そうか!きっとお姉ちゃんと紬さんの二人で私の事をからかってるんだ)
憂(もーいけないんだから)
憂(でもいたずらっ子のお姉ちゃんも可愛い!)
憂(うふふ、それなら少しくらいお姉ちゃんのいたずらにつき合ってあげようかな♪)
憂「いいよ飼っても、そのかわりちゃんと面倒みること」
憂「前みたいに飽きてほったらかしにしたら駄目なんだからね」
唯「うわーい!憂!ありがとう、私しっかり面倒みるよ!」
紬(ほ…)
唯「さ、ムギ豚行くよ!」
紬「は、はい」ブー
憂(わ!紬さん、四つん這いになったらおマンコ見えちゃうよぉ///)
こうして、紬さんことムギ豚との共同生活が始まったのでした。
お姉ちゃんがけして私をからかっていた訳ではない事に
気づくのに時間はかかりませんでした…。
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:59:30.79 ID:Zxbcg5Re0
居間
唯「えへへ、ムギ豚あったかーい」ゴロゴロ
紬「きゃ!唯ちゃん、私養豚所を出てから体洗ってないから汚いわ…」
唯「そっか、じゃあご飯食べたらお風呂でキレイキレイしなきゃね」
紬「え!?私、お風呂に入れるの?」
唯「??そりゃあそうだよ、お風呂に入らないと体キレイに出来ないよ」
紬「ああ…」
紬(お湯で体を洗える!夢みたいだわ!)
養豚場では、職員がホースからでる水で豚の体を洗います。
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 00:20:25.00 ID:qzfyM/nt0 [1/48]
憂「ごはん出来たよー」
唯「わーい!」
紬「ぶー♪」
唯「うい、今日のごはんはなあに?」
憂「トンカツだよ、お姉ちゃん」
唯「!」
唯「こら!憂!」
憂「え…」
紬(オロオロ)
唯「私は良いとして、ムギ豚にもトンカツを食べさせるつもり?」
憂「そ、そうだけど…」
唯「駄目だよ!それじゃあ共食いになっちゃうよ!」
紬「ゆ、唯ちゃんあのね…」
憂「で、でもそれじゃ、つむ…ムギ豚ちゃんが食べるものがないよ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 00:29:28.99 ID:qzfyM/nt0 [2/48]
唯「だいじょうぶ!」
ちゃらららん
唯「肉骨粉~」
唯「やっぱり豚さんの餌と言えばこれだね!」
憂「お姉ちゃんそれどうしたの?」
唯「あずにゃんにもらったんだ、もういらないからってくれたの」
唯「さあ、ムギ豚、たんとお食べ」ダバー
紬「はい…」クスン
紬(唯ちゃん…肉骨粉の原料には豚が使われてるのよ…)モグモグ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 00:52:57.03 ID:qzfyM/nt0 [3/48]
お風呂
唯「さあ、ムギ豚!隅々までキレイにして上げるからね!」
紬「う、うん」
紬(夢にまで見たお湯のお風呂…養豚場を追い出されたときはどうしようかと思ったけれど、唯ちゃんに拾われて本当に良かったわ)
唯「準備できたよー」
紬「はーい♪…え」
唯「ニコニコ」
紬「唯ちゃん、それなあに?」
唯「?タワシだよ、これでたっぷりこすってあげるからね」
紬「!」
紬「やだ!そんなのでこすったら皮が剥けちゃうよぉ」
紬は、養豚場で粗相をしたときに、罰として受けたタワシ磨きの刑を思い出していた。
刑を受けてから三日間は体中を焼け付くような痛みが走り
ろくに眠る事ができなかった。
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:05:49.57 ID:qzfyM/nt0 [4/48]
紬(やだぁ、あんな痛い思いはもう沢山よ)ポロポロ
唯「え?どうして泣いてるの、おかしいなー」
唯「だって豚はタワシで体を洗われるのが一番気持ちいいってあずにゃんも言ってたよ」
紬(梓ちゃん…そういえばあの子は養豚場の常連だったわ)
紬「唯ちゃん違うの、タワシ磨きは悪い豚に罰を与えるためにするものなの」
紬「タワシで磨いても痛いだけなのよ」
唯「ええ!?そうなの!?」
唯「あずにゃんめー適当なこと言いおってー」
唯「じゃあこっちのタオルで洗うね」
紬「ほ…」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:15:08.91 ID:qzfyM/nt0 [5/48]
ゴシゴシ
唯「お客さん、かゆいところはありませんかー?」
紬「あ、ありませーん」
唯「へへ、一度言ってみたかったんだ、これ」
紬(ふふ、唯ちゃん可愛い、昔と全然変わってない…)
ザバー
唯「はい、前向いて」
紬「う、うん」クル
唯「わー、ムギちゃんお腹タプタプだねぇ」
紬「は、恥ずかしいわ、あんまり見ないで…」
プニプニ
紬「きゃ!」
唯「おーやわらかー」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:20:47.12 ID:qzfyM/nt0 [6/48]
唯「ねーねー、ムギちゃん、豚さんは皆こんなにぽっちゃりしているの?」
紬「あ…そうね、養豚場に送られてくる娘はだいたいぽっちゃりした娘が多いの」
紬「痩せてる女の子でも、養豚場の食事に慣れちゃうとすぐに太っちゃうし…みっともないよね?」
唯「ううん、私ぽっちゃりしたムギちゃん大好きだよ!」ムギュー
紬「きゃ!唯ちゃん///」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:34:41.75 ID:qzfyM/nt0 [7/48]
唯「ふおー、ムギちゃんの肉布団、抱きごごち満点ですたい」
紬「…ふふ」クス
唯「ん?ムギちゃん?」
紬「あ、ごめんなさい」
紬「まだ、ムギちゃん、って呼んでもらえるんだなーって思ったらなんだか嬉しくなっちゃって」
唯「あ!」
唯(いけないいけない)
唯「おほん!今のは間違い、昔の癖です。」
唯「これからは、ちゃんとムギ豚って呼ぶから、お前もあんまり調子に乗っちゃ駄目だよ」フンス
紬「あ、はい…」シュン
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:40:33.38 ID:qzfyM/nt0 [8/48]
唯(ふー、いけないよ)
「豚に己の立場を分からせるために常に毅然と接することが大事です。」
「甘やかすととことん増長するのが豚の習性です。」
「常に飼い主としての線引きを忘れないように、です。」
唯(ってあずにゃんも言ってたもんね)
唯(よーし、これからは毅然といくよー)
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 01:55:16.44 ID:qzfyM/nt0 [9/48]
唯「さあ、ムギ豚、次は前を洗うよ!」
紬「は、はい…」
ゴシゴシ
紬「ん…」
唯「変な声出さないの!はしたないよ!」
紬「ごめんなさい!あ…おっぱいはもっと優しく…」
唯「わがまま言うんじゃありません!」
唯「おっぱいの裏は汚れが溜まりやすいから念入りに洗わなきゃ…って憂もいってました!」
唯(うう…毅然にってこんなのでいいのかな?わからないよぉ)
ザバー
唯「さあ、次はおまたを洗うよ!」
紬「!」
紬「いいい、いいよ、唯ちゃんここは自分で洗うわ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 02:05:31.17 ID:qzfyM/nt0 [10/48]
唯「え…そお?」
唯「は!」
「豚のわがままをけして許してはいけないです。」
「一度でも、折れてしまうと豚の欲望は際限なく膨らみ、すぐに手に負えなくなってしまいます。」
「あまりに、わがままが過ぎる豚には体罰が有効です。」
「まあ、尻叩きがポピュラーですが」
「ムチやスタンガンを愛用する飼い主も少なくないですねぇ」
「何なら私の予備のムチを貸しましょうか、唯先輩?」
唯(よーし)フンス
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:02:55.21 ID:qzfyM/nt0 [12/48]
唯「こ、こらー!!!」
紬「ひゃあ」
唯「わがまま言う悪い豚にはこうだよ!」
パシーン!
紬「ぎゃ!痛い!」ポロポロ
唯(あ、強く叩きすぎちゃったかな?)
唯「え!?」
紬「ひーん」プリプリ
紬は、もっと叩いてと言わんばかりに四つん這いになり
尻を高く上げ、プリプリと振った。
唯「こ、こら!そんなはしたないポーズして、全然反省してないみたいだね!」
紬「ゆ、唯ちゃん、これは違うの!」
養豚場に送られた豚には、始めに、
折檻の際に主人が尻を叩きやすいよう所謂"服従の姿勢"を
叩き込む事になっている
養豚場で受けた調教が骨身に沁みている紬は反射的に上記のような
ポーズをとってしまったのだ。
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:12:55.50 ID:qzfyM/nt0 [13/48]
唯「そんなにお尻を叩いて欲しいんだったら」
ペシーン!
紬「むぎっ!」
唯「思う存分」
バシーン
紬「ピギぃ!!」
唯「叩いてあげるよ!!」
ばちこーん
紬「ぶひぃぃぃぃいん!!!!」ズキズキ
唯(うう…ごめんねムギちゃん)
唯(でも、これもムギちゃんのため…ムギちゃんが悪い豚さんにならないためなんだよ)
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:21:57.96 ID:qzfyM/nt0 [14/48]
唯「はーはー」
唯「どう?反省した?」
紬「はい…」ズキズキ
唯「よろしい!」フンス
唯「さ、気を取り直しておまたを洗うよ」
唯「ムギ豚!くぱぁしなさい」
紬「…はい」クスン
くぱぁ
唯「あれ?」
唯(まだ石鹸つけてないのにヌルヌルしてる…)
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:37:34.78 ID:qzfyM/nt0 [15/48]
唯「ムギちゃ…ムギ豚、おまたに石鹸つけた?」
紬「え…ううん、つけてないわ」
唯「ふーん、変なの、まあいっか」
唯「ここは、指で念入りに洗わないとバイキンが溜まっちゃうからね」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:38:10.88 ID:qzfyM/nt0 [16/48]
唯「泡をいっぱいつけて…ほじほじっと」
紬「ん!」ビクン
唯「へー女の子のってこんな風になってるんだ、私じっくり見たの始めてだよ」クチュクチュ
紬「唯ちゃん…あん…もっとゆっくりして」
唯「なに言ってるの、強くこすらないとおしっこの汚れとか取れない…って憂も言ってたよ」グッポグッポ
紬「ひん!そ、それ以上されたらぁ」
唯(おかしいなぁ、ヌルヌルがどんどん増えてくよ)
唯「よし、これでおしまい、流すよー」
紬「え…」
紬「うん…」
ザバーン
…
……
………
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:54:18.06 ID:qzfyM/nt0 [17/48]
唯の部屋
唯「ふいー、お風呂でさっぱりしたし、今日はぐっすり寝られそうだねぇ」
紬「モジモジ」
唯「ん?ムギ豚や、何モジモジしてるんだい?こっちに来なさい」
紬「でも…私豚なのに、お布団で寝てもいいの?」
唯「いいの!私一回豚さんを抱き枕にして寝てみたかったんだ」
紬「ん…それじゃあ」トコトコ
唯「えへへ」ムギュ!
紬「きゃ…うふふ」ナデナデ
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 15:08:39.36 ID:qzfyM/nt0 [18/48]
唯「ねームギ豚」
紬「なあに唯ちゃん?」
唯「さっきはお尻叩いちゃってごめんね、痛かったでしょ?」
紬「…いいのよ、だってわがまま言った私が悪かったんだし」
唯「お尻、少し赤くなってるね、痛む?」
紬「少し、ヒリヒリするかな」
唯「うう…ごめんね」グスン
紬「唯ちゃん…」ギュ
紬(唯ちゃんは、あの頃の優しい唯ちゃんのままなのね)
紬(汚れてしまった私に対しても、こんなに優しくしてくれる…)
唯「ねー、ムギ豚」
紬「なあに唯ちゃん?」ニコ
唯「養豚場での生活は楽しかった?」
紬「え…」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 15:19:39.35 ID:qzfyM/nt0 [19/48]
紬(あんな所…楽しい訳ない)
紬は養豚場で過ごした地獄の日々を思い出していた。
しかし、本当の事を言えば唯を怖がらせてしまう
と考え、気丈に微笑みを浮かべてみせ、こう言った。
紬「ええ、とっても」
唯「そっか、よかったね」ニコ
唯「こっちはね、ムギちゃんが居なくなってからみんな変わっちゃったよ」
唯「澪ちゃんとりっちゃんは変なアルバイトを始めて部活にこなくなっちゃったし」
唯「さわちゃんは麻薬で逮捕されちゃった…」
唯「あずにゃんもなんだか乱暴者になっちゃったし」
唯「私ももう随分とギー太に触ってないんだ」シュン
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 15:39:06.18 ID:qzfyM/nt0 [20/48]
紬「そう…なの」
唯「ムギちゃん……」
紬「なあに、唯ちゃん?」
唯「また…演奏したいなぁ」
紬「……」
唯「放課後音楽室に集まって皆でお茶して…」
唯「それから皆で演奏…したいなぁ」
紬「……もう無理…よ」
唯「……そだね、そうだよねぇ」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 15:39:48.99 ID:qzfyM/nt0 [21/48]
唯「みんなもう音楽に興味が無いみたいだし……」
唯「ムギちゃんも……豚さんになっちゃったもんね」
紬「唯ちゃん、ムギちゃん、って……」
唯「あ……あはは、おかしいねぇ、つい昔を思い出しちゃって」
唯「駄目な飼い主だねぇ……」ポロポロ
紬「唯ちゃん」ギュ
唯「ムギちゃん」ギュ
唯「……ねぇムギちゃん」
紬「なあに唯ちゃん?」
唯「明日は天気がいいみたいだしお散歩にいこうか」
紬「……うん」ニコ
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:02:26.90 ID:qzfyM/nt0 [22/48]
次の日
梓の家
「うにゃぁあああ!!!ごべんなざいいい!!!」
梓母「この!あんたは高校生になってもおねしょして!!」
ぺしーん!!
梓「にゃあああ!!!止めてよぉ!!そんなに叩いたらお尻真っ赤になっちゃうよおお!!!」
梓母「何度言っても」
パシーン
梓「ひにゃ!!」
梓母「お漏らしをする」
ペシーン
梓「ぎゃん!!」
梓母「あんたが悪いんでしょ!!!」
バッシーン!!
梓「にゃああああああ!!!!」ジョロジョロ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:03:22.62 ID:qzfyM/nt0 [23/48]
梓母「ふん!これに懲りたらいい加減おねしょは卒業しなさい!」
梓「ぴくぴく」
梓母「はー、今日から旅行だってだっていうのにあんた一人残して行くのは心配だわ」
梓「だ、大丈夫だよお母さん」ニヘラ
梓母「へらへらすんな!」ガン
梓「いて!!」
……
梓父「それじゃあ梓、行ってくるよ」
梓母「あんた、私たちが留守してる間に問題起こさないようにね」
梓「はーい」
ガチャバタン
梓「……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:15:49.13 ID:qzfyM/nt0 [24/48]
梓「ちくしょう!!!あのババァ!!さんざん尻叩きやがって!!」ガン
梓「…いてて、クソ、壁殴っちまった、です。」
梓「あーイライラするなぁ」
梓「……」
梓「まあ良いです、これから一週間ババァと顔を合わせないで済むと思えば…」
梓「ふむ、今日は天気もいいし、養豚場の豚を虐めて鬱憤を晴らしましょうかねぇ」
梓「キシシ、そうと決まれば軍資金集めです」
カサカサカサカサカサカサ
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:20:07.60 ID:qzfyM/nt0 [25/48]
梓「えーと確かタンスのこの辺に……」
梓「あった!」
梓「へへへ、クソババァのヘソクリは私が有効利用してやるです!」
キョロキョロ
梓「三万円くらいならバレないよね」ヌキトリ
梓「よーし、今日は思う存分ムギ豚を虐めてハッスルするぞー」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:29:27.17 ID:qzfyM/nt0 [26/48]
桜ヶ丘養豚場
梓「えええ!逃げ出した!?」
律「ああ、先週放牧中目を離した隙に、ほら、あの柵の低くなってるところをよじ上ってさ」
律「かなり高い金払って仕入れたから豚だったから、上の人はカンカンだよ」
律「今血眼になって探してるんだけど、いったい何処にいったのやら」
梓「そんなぁ、せっかく今日はムギ豚で遊ぼうと楽しみにしてたのに……」
律「まあ、豚は他にも沢山いるしさ」
梓「そうですね……仕方ない今日は姫子で我慢するです」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:35:54.29 ID:qzfyM/nt0 [27/48]
律「あちゃー、姫子はなぁ」
梓「?どうしたんですか??」
澪「姫子は一昨日廃棄処分になったよ」
梓「澪先輩!」
律「澪おつかれー、掃除終わったか」
澪「ああ!ビービーうるさい豚どもに冷水ぶっかけるのはなんでああも面白いんだろうな」ヒヒヒ
律(すっかりハマっちまってまあ…)
梓「あの…廃棄って?」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 16:49:49.37 ID:qzfyM/nt0 [29/48]
律「うん、梓は最近はずっとムギ豚で遊んでたから知らないかもしれないけれど」
律「姫豚の奴だいぶ精神的におかしくなっちまってさ」
律「最近じゃ酷く暴れるようになってね、投薬も効かないしやむおえずにな」
澪「まあ、豚は長く持って5年って言うしな」クチャクチャ
律「澪、なに食ってんの?」
澪「姫豚のソーセージ、これ結構評判良いんだぞ」ウメー
律「へー」
梓「はぁ…」
律「はは、梓もそんなに豚が好きならここでバイトしたらいいのに」
梓「家バイト禁止なんですよ……」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 17:16:14.38 ID:qzfyM/nt0 [30/48]
梓「はー、結局テンションが下がってしまい何もしないで帰って来てしまいました」トボトボ
ヒリヒリ
梓「うう、気分が落ち込むと同時に今朝叩かれた尻が今頃になって痛み始めました……」
梓「はー、こんなにも美少女な私がこんなにも不幸な目にあうなんて、世の中間違ってますよ……」ションボリ
「うんたん♪うんたん♪」
「ぶー♪」
梓「おや?あれは??」
カサカサカサカサ
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 20:49:22.00 ID:qzfyM/nt0 [32/48]
唯「うんたん♪」
唯「今日は絶好のお散歩日和だねぇ」ニコニコ
紬「ぶー♪」
唯「ムギ豚も赤い首輪似合ってるよー」
紬「えへへ」テレテレ
唯「あ、公園があるよ、少しやすんでこうか」
紬「うん♪」
公園
唯「はいムギ豚、憂が入れてくれた麦茶だよ」
紬「ありがとう」
コクン
紬「おいしいー♪」
唯「えへへ、私にも入れてー」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 20:52:05.31 ID:qzfyM/nt0 [33/48]
紬「はい、どうぞ唯ちゃん」
唯「ありがとう~」コクン
唯「おいしいね~」
紬「ね~」ニコニコ
トコトコ
唯「お?」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:02:08.92 ID:qzfyM/nt0 [34/48]
幼女1幼女2「じー」
紬「あら、こんにわ」ニコ
幼女「……」
幼女1「はだかんぼ!」
紬「あ…///」カア
唯「あはは、豚さんだからね」
幼女2「豚さん?」
唯「そう豚さん、ぶーって鳴くの知ってる?」
幼女1「しってる!絵本でよんだことあるよ~」
幼女2「おねえちゃん豚さんなの?」
紬「……」
紬「ええ♪そうなの私豚さんなのよ」ニコ
幼女2「ふーん、でも変なのぶたさんなのにブーって鳴かないの?」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:09:32.29 ID:qzfyM/nt0 [35/48]
唯「確かにそうだねぇ」
唯「ほらムギ豚、鳴いてみせて」
紬「う、うん」
紬「ぶ~」
幼女1「わ~!豚さん、豚さん」キャッキャ
幼女2「でも、変だよ豚さんは二本足で立ったりしないもん」
幼女2「あたち、おばあちゃんの家で豚さん見たことあるから分かるもん」
唯「むむむ、確かに」
唯「ほらムギ豚、四つん這いで歩いてみせるんだよ」
紬「で、でも、唯ちゃん…」
唯「ほら!女の子達期待してるよ」
幼女1幼女2「ワクワク」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:21:30.81 ID:qzfyM/nt0 [36/48]
紬「う、うん」
テクテク
幼女2「わ~~本当だぁ、おばあちゃんの豚さんそっくりだ」
紬(いいんだ、私は豚だから、豚がブーブー鳴くのも、
四つん這いで歩くのも当たり前のことなのよ、こんなの何も恥ずかしいことじゃないわ…)
カサカサカサ
ヒョコ
梓「むむ!やっぱりあれは唯先輩とムギ豚」
梓「ムギ豚めェ、自分の職務をほっぽり出しておいて何楽しそうにしてやがりますか」
梓「唯先輩…そういえば昨日電話で豚を飼う事になったとか言ってたけど、まさかムギ豚のことだったとは…」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:24:08.80 ID:qzfyM/nt0 [37/48]
幼女1「わ~い、わ~い、それームギ豚進め~」ペシペシ
幼女2「え~い早く進まないと焼き豚にしちゃうぞ~」ペンペン
紬「ぶひ~ん」ポロポロ
四つん這いのまま幼女を背中に乗せ公園を歩き回る紬
唯「ムギ豚は小さい子にも大人気だねぇ」シミジミ
梓「かぁー、なーにほのぼのしてやがりますか、あんなんじゃ豚が増長するばっかりです」
梓「やっぱり、無理矢理にでも唯先輩にムチを渡しておくべきだったでしょうか…」ブツブツ
梓「ん?」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:38:50.29 ID:qzfyM/nt0 [38/48]
「あ、あんた!!なにやってるの!?」
唯「え?」
幼女1幼女2「あ!ママー」
母親「ちょっと!そこの豚!早く娘から離れなさい!!」
紬「ひっ!」
紬「は、はい」
幼女1幼女2「ママ~?」キョトン
母親「あ~大丈夫だった??病気、移されなかった??」
母親「あんた、山の養豚場の豚だね!まー、そんなブクブク太ったこ汚い体で家の娘に触って」キッ
母親「娘に性病が移ったらどうしてくれるのよ!!!」
紬「ご、ごめんなさい…」シュン
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 21:48:03.44 ID:qzfyM/nt0 [39/48]
母親「さ、早く家に帰ってシャワー浴びましょうねー」
幼女1幼女2「わーい、シャワーシャワー」
母親「ギロリ」
紬「あ…」ビク
母親「豚!!養豚場に帰れや!!」
…
……
紬「う…ぐす…うええ」ポロポロ
唯(ムギちゃん…)
唯は、震える紬の後ろ姿を前にして
かける言葉を見つける事ができなかった。
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:04:37.82 ID:qzfyM/nt0 [41/48]
唯「ム、ムギちゃ…」
「あーはっはっはー、ざまあないですねムギ豚!」
唯「誰!?」
カサ
梓「私ですよ、唯先輩」
唯「あずにゃん!」
紬「あ…ひぃ」ビク
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:05:07.92 ID:qzfyM/nt0 [42/48]
梓「ふーん、なるほどなるほど」
唯「な、何?」
梓「まあ、気にする事無いですよ」
梓「世間一般の豚のイメージなんてあんな物です」
唯「そ、そうなんだ…でも酷いよ!ムギ豚こんなに泣いて」
唯「おーよしよし、怖かったね~」
紬「」ガクガクブルブル
唯(あれ?)
唯(泣いてるというより震えてる?)
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:31:56.51 ID:qzfyM/nt0 [43/48]
梓「んーどれどれ」
紬「ぴぎぃ!」ビク
梓「ふーむ、少し顔色が悪いですねぇ」
唯「もう、ムギ豚どうしたの?あずにゃんだよ!久しぶりに会えて嬉しいよね?」ニコ
紬「あ…う、うん…うれしい」
梓「むふふ」
梓(別に久しぶりってわけでも無いんですけどねぇ)ニヤニヤ
唯「そういえば、あずにゃん私と会うのも久しぶりだよね」
唯「部活にも全然こないし、憂に聞いたら学校にも…」
梓「まあ、私は私で忙しいんですよ」
梓「ね、ムギ豚」ニコ
紬「ひぃ…う、うん、そうね」ブルブル
唯「?」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:38:11.03 ID:qzfyM/nt0 [44/48]
梓「あ、そうだ唯先輩これ食べますか?」
梓「養豚場で買ったお土産です」
唯「わーい、なになに?」
梓「ソーセージですよ~」テッテレー
紬「え…」ビク
唯「うま!このソーセージうまいよ!あずにゃん!」ガツガツ
梓「そうですか、結構高級な肉らしいですよ」ニコニコ
唯「へー何の肉なの?」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:44:26.86 ID:qzfyM/nt0 [45/48]
梓「姫豚の肉です」
紬「!」
唯「へー、豚さんの肉なんだー、じゃあムギ豚には食べさせられないね…」
唯「って、なんでまた泣いてるの!?」
紬「あ…ああ」ポロポロ
紬(姫子ちゃん…)ポロポロ
唯「おーごめんねムギ豚、これは豚さんの肉だからお前には食べさせられないんだよ」ヨシヨシ
梓(ひひひ)
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:56:13.44 ID:qzfyM/nt0 [46/48]
梓「ふむ、すこし情緒不安定になっているみたいですね」
梓「唯先輩、保健所か動物病院には行きましたか?」
唯「保健所?行ってないよ」
梓「なんと!だめですよ、豚を飼うには、各種予防接種と管理センターへの登録が必要なんですよ!」
唯「ええ~~そうなの!?全然知らなかったよ…」
梓「未登録の豚は保健所に駆除されてしまいますよ」
唯「た、大変だ!あずにゃん、登録ってどうすればいいの?」
梓「ふむ、そうですねぇ」
梓「なんなら私がムギ豚をつれて登録して来てあげましょうか?」
紬「!」
唯「え、いいの?」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:12:35.52 ID:qzfyM/nt0 [47/48]
紬「ゆ、唯ちゃん、保健所の場所なら私が知ってるわ!明日にでも一緒に行きましょう!」
梓「馬鹿!豚のお前に手続きをする資格がある訳ないじゃないですか!」
梓「そもそも、センターへの登録には飼い主が受けなくてはならない試験だってあるんです。」
梓「ある程度知識がないと難しいんですよ…」
紬(試験なんて…そんな話聞いたことない)
梓(まあ、嘘ですけどね)
唯「そっかー、私馬鹿だから試験とか苦手だし、ここはあずにゃんに任せようかな…」
梓「それがいいと思います」
紬「ゆ、唯ちゃんでも…」
梓(ちっ)
梓「むむ、唯先輩、我がままを言う豚には?」
唯「あ…そっか」
唯「こ、こらームギ豚!」
紬「ひぃ!」
唯「わがままを言う子にはこうだよ」グ
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 13:56:19.63 ID:bsF7+PKN0 [1/42]
紬「ひぃ」ビク
唯「う……」ピタ
紬(あれ…)チラ
唯「あ、ははは、やっぱり叩くとか苦手だな、私」
梓(ちっヘタレが)
梓「駄目ですよ唯先輩、甘やかすばかりが愛情ではないですよ」
梓「唯先輩が叩けないって言うんなら私が見本を見せてやるです」シュルリ
梓は腰に巻きつけてあったムチを手に取った。
唯「あ、あずにゃん……」
梓「食らえ!ムギ豚!」
紬「きゃあ!」
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 14:04:45.71 ID:bsF7+PKN0 [2/42]
バッチーン
紬「ぴぎぃぃぃぃぃ!!!」ズキン
梓「はっはー、我がままを言う悪い豚には何遍でもムチをくれてやるですよ!!」
バチン、バチン
紬「きゃ!あうう、ひぃ、痛いよぉ」ポロポロ
唯「あ、あわわ、ムギちゃ……」
唯「う…」グ
唯(可哀想で見てらんないよ……、でも、これもムギちゃんのためなんだ、ムギちゃんの…)
唯(うう…でもぉ)
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 14:13:50.65 ID:bsF7+PKN0 [3/42]
梓「おら!おら!おとなしく私と一緒に保健所に行くです!!」
バチ!バチ!
紬「ひぎ!ひぎ!」ズキンズキン
梓(ひひひ、これ、これですよ!ムギ豚をムチで叩くこの快感!)
梓(たまらんです!今晩は旨いメシが食えそうです♪)
「もうやめて!!」
梓「おっと」
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 14:23:29.59 ID:bsF7+PKN0 [4/42]
唯「あずにゃんやめて!もう十分だよ!」
唯「ムギ豚も反省してるよね、ね」
紬「きゅー」グッタリ
梓(ちっ、まあいいです。まだまだお楽しみはこれからですからねぇ)ジュルリ
唯「ね、ムギ豚、いい子だからあずにゃんと一緒に保健所に行ってきて、ね?」
紬「うう…わかったわ」
唯(ほ…)
……
梓「それでは、済ませてくるので唯先輩は家で待っててください」
唯「うん、お願いするよあずにゃん」
紬(ああ…)
梓「ほら!行きますよ、ムギ豚」
紬「……はい」
紬(唯ちゃん助けて…このままじゃ私……)
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 14:33:02.34 ID:bsF7+PKN0 [5/42]
梓「……」テクテク
紬「……」トボトボ
梓「さて、ムギ豚」
紬「ひゃ、ひゃい!」ビク
梓「逃げ出してきたそうですね?」
紬「……うん」
梓「唯先輩にはなんと?」
紬「養豚場を追い出されたって……」
梓「はっはー、それで納得するんですね、さすがに唯先輩、間抜けです」
紬「……」
梓「ここで養豚場の職員に見つかったらどうなりますかね」
梓「大層恐ろしい、罰を受けることになるでしょうね…」
梓「最悪、ソーセージ…なんてことになってもおかしくはないです」
紬「ひぃぃい」ガクガクブルブル
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 14:51:50.22 ID:bsF7+PKN0 [6/42]
紬「梓ちゃん、養豚場には黙っててぇ」ポロポロ
梓「そうですねぇ、さすがに昔好きだった先輩がソーセージになるのは可哀想…とはさすがの私でも思いますし」
梓「条件つきで黙っててやってもいいです」
紬「条件?」
梓「なあに、少しの間私の遊びに付き合ってもらうだけですよ」ニヤニヤ
紬「あ…ああ」ゾク
梓(ふふふ、ムギ豚には結構な額の懸賞金がかかっているそうですからねぇ)
梓(今すぐ養豚場に突き出して大金をせしめてもいいですが……)
梓(せっかくなので一週間ムギ豚の体を堪能することにしましょうか)
梓(キシシ、なにやら運が向いてきましたよ!)
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:05:35.31 ID:bsF7+PKN0 [7/42]
トボトボ
唯「はぁ…」
唯(なんであの時、叩けなかったのかな?)
唯(豚さんになる女の子は悪い子だから、)
唯(叩いて躾けてあげないといけないって学校でも習ったのに)
唯(……あれれ)
唯(でもでも、ムギちゃんって悪い子なのかなぁ?)
唯(ムギちゃんはおっとりぽわぽわでとっても優しくて)
唯(キーボードだってとっても上手だし、成績だってよかったよ)
唯(あれれ?、何でムギちゃんは豚さんになっちゃったのかなぁ?)
「あら、唯じゃない」
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:16:33.90 ID:bsF7+PKN0 [8/42]
唯「あ、和ちゃん!」
和「珍しいこともあるものね」
唯「珍しい?」
和「夏休みなのに唯が午前中からおきてること」
唯「ぶー、酷いよ和ちゃん、いくら私でもそこまでぐーたらじゃないよぉ」
和「ふふふ、で、朝から外でなにやってるのよ」
唯「うーんとね、考えごと~」
和「考えごと?」
唯「ねー和ちゃん、豚さんってなんなのかなぁ?」
和「豚って…動物の?」
唯「ううん、そっちの豚さんじゃなくて」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:34:19.24 ID:bsF7+PKN0 [9/42]
和「……」
和「そうね、なんなのかしらね」
唯「和ちゃん?」
和「始めは人権がどうとか騒ぐ人もいたけれど」
和「今じゃ街中を裸の女の子が歩いてても誰も何も言わない……」
和「まあ、下手に何か言って当局の耳にでも入ったら自分が養豚場に送られるわけだけら」
和「皆が黙ってしまうのもわかるけど……」
唯「……」
唯「昨日ね、ムギちゃんに会ったの」
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:47:03.50 ID:bsF7+PKN0 [10/42]
和「琴吹さんに!?」
和「でも、琴吹さんは養豚場に送られたはずじゃあ」
唯「うん、でもご飯を食べ過ぎるからって追い出されたんだって」
和「追い出された…」
和(そんな馬鹿な…)
和「唯、私の家に来ない?詳しく話を聞かせて欲しいの」
和の家
和「そう、それで今は梓ちゃんが保健所に連れて行ってるのね」
唯「そうなんだ~」
和(保健所……十中八九嘘ね)
和(もし登録や予防接種が必要なら、養豚所に収容された時点で済ませてるはずだもの)
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:04:29.16 ID:bsF7+PKN0 [11/42]
唯「ねー和ちゃん、ムギちゃんは何で豚さんになっちゃったのかな?」
唯「豚さんには悪い子だからなるんだよね?」
唯「でも、ムギちゃんが悪い子だなんて到底思えないんだよ」
和「……」
和「密告されたのよ」
唯「密告!?」
和「ええ、琴吹さんって結構政府に批判的だったのよ、知ってた?」
唯「うーん、そういえば街中で豚さんを見かけるたびに、可哀想って言ってたかな」
和「私の前では結構過激な事も言ってたわ」
和「琴吹グループの力でこの腐った法律を変えてやるわ、とかね」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:29:21.30 ID:bsF7+PKN0 [12/42]
唯「でも…いったい誰が密告なんて」
和「さあ、そこまでは…これ以上の調査は私の身も危険になってくるし」
唯「調査って和ちゃんが調べたの?」
和「まあほとんどは、山中先生が調べたことなんだけどね」
唯「さわちゃんが!?」
和「ええ、山中先生もね、今の政府のやり方にはずいぶん批判的だったの」
和「当然よね、自分の教え子が家畜同然の扱いを受けるだなんて」
和「まともな感性を持った人間なら見過ごしてはおけないはずよ」
和「まあ、そのまともな人間も今では少なくなってきたみたいだけど」
唯「でも、さわちゃんは麻薬で…」
和「あんなの濡れ衣に決まってるわ!!」ドン
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:05:43.64 ID:bsF7+PKN0 [15/42]
唯「ひっ」ビク
和「あ、ごめん…」
和「先生は派手に動き過ぎたのよ」
和「密告のネットワークは私達が思っているよりも遥かに広大で狡猾よ」
和「今だって、こんな話を誰かに聞かれたら私も…」
唯「だ、大丈夫だよ、私誰にも言わないよ」
和「ふふ、もちろん唯のことは信用しているわよ、じゃなきゃこんな話しないわ」
唯「……」
唯「ねぇ和ちゃん、養豚場ってどんなところなの?」
唯「ムギちゃんは楽しい所だって言ってたけど」
和「……」
和「一言で言うとね」
和「地獄よ」
……
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:32:06.93 ID:bsF7+PKN0 [16/42]
和「じゃあね、唯、これからはくれぐれも言動に注意してね」
唯「う、うん」
和「……」
和「それと、中野梓」
唯「あずにゃん?」
和「あの子には注意したほうがいいわ」
和「あまりいい噂を聞かないから」
唯「え……」
和「じゃあね」
ガチャバタン
唯(あずにゃんが?)
……
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:33:23.73 ID:bsF7+PKN0 [17/42]
テクテク
唯「う~」
唯(なんだかショックだよぉ)
唯(私、養豚場がそんなに怖い所だなんて知らなかった……)
「密告のネットワークは私達が思っているよりも遥かに広大で狡猾よ」
「今だって、こんな話を誰かに聞かれたら私も…」
唯(ひぃぃ)ガクガクブルブル
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:42:09.81 ID:bsF7+PKN0 [18/42]
唯(私も政府を悪く言ったりすると養豚場に送られちゃうのかな…)
唯(ムチに火あぶりに水攻め……)
和に見せられた養豚所の記録映像が脳裏をよぎる
唯(や、やだ!あんなの死んじゃうよ!)
唯(……)
唯(ムギちゃんはあんなところに半年も居たんだよね)
唯(うう、かわいそうなムギちゃん)
唯(痛かったよね、辛かったよね)グスン
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:43:32.46 ID:bsF7+PKN0 [19/42]
唯(でも、やっぱり和ちゃんが言うように、本当はムギちゃん逃げ出してきたのかな?)
唯(そりゃそうだよね、私だってあんなところ一日でも居たくないよ…)
唯(でもそうだとしたら大変だ)
唯(養豚所の人に見つかったらムギちゃん連れ戻されちゃう!)
唯「と、とにかくムギちゃんを人目につかない所に隠さなきゃ!」
唯「あずにゃんに連絡しよう!」
プルルルル
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:09:46.29 ID:bsF7+PKN0 [20/42]
梓の家
「ぷぎゃああああああああ!!!!!!」
梓「はっは~!どうですか?棘付きムチの味は!」
梓「おら!!」
バッチーン
紬「いだいよぉぉおお!!!」ズキズキ
梓「さすがムギ豚いい声で鳴きますね!」
梓「いくらでも叫んでいいですよ!この部屋は防音工事がされてますからね!」
プルルルル
梓「ちっ、いいところなのに」
梓「唯先輩か…めんどくさいです」
梓「着拒っと」
ブチ
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:17:06.85 ID:bsF7+PKN0 [21/42]
唯「あれ?切れちゃった」
唯「うう、一大事なのにぃ」
唯「仕方ないメールを出してっと」メルメル
唯「今頃ムギちゃん達は保健所に居るはずだよね」
唯「よし、保健所まで迎えに…」
唯「ああ~保健所の場所知らないんだった!!」
唯「うう…」
唯「憂に聞こうっと」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:22:43.67 ID:bsF7+PKN0 [22/42]
梓「ふふふ、道具はまだまだありますよ」
梓「一週間、楽しみましょうね~ムギ先輩」
紬「うう…どう…して」ピクピク
梓「あん?」
紬「どうして…私ばかり苛めるの…」ポロポロ
紬「梓ちゃん…昔私のこと…好きだって…言ったのに」
梓「だまれ!!その話をするな!!」バシーン
紬「ぴぎぃ!!!」
梓「はー、はー」
梓「少し休みます…お前は風呂の用意をしておけです」
284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:40:22.61 ID:bsF7+PKN0 [23/42]
保健所
唯「本当に来てないんですか!?」
職員「ええ、そもそも今日は飼い豚の登録をしに来た方は一人もいません」
唯「そんなぁ」
……
唯「あずにゃん、ムギちゃん何処に行っちゃったの」
「あの子には注意したほうがいいわ」
「あまりいい噂を聞かないから」
唯「……」
唯「ううん、あずにゃんはそんな子じゃないよ」
唯「そりゃあ、最近はちょっと乱暴な感じだけど」
唯「根は真面目で優しい、いい子なんだから」
「あれ?唯じゃないか」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:49:48.20 ID:bsF7+PKN0 [24/42]
唯「え?」
澪「よ、久しぶり」
唯「あ、澪ちゃん…と、ええ!?」
純「ぶひひひぃぃ///」
澪「あはは、かわいいだろ、確か唯も会ったことあったよな」
純「ぶひぃ」
唯「うん…憂の友達の」
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:51:36.02 ID:bsF7+PKN0 [25/42]
唯「純ちゃん…だっけ?」
澪「そう、バイト代も溜まったし、思い切って買ったんだ」
澪「ほら、こうやって尻を叩くと…」パシーン
純「ぶひぃ//澪様もっとぉ///」
澪「って鳴くんだ、可愛いだろ」
唯「う、うん、そうだね」アセアセ
唯「えっと、澪ちゃんは何しに来たの?」
澪「私は純の登録に保健所まで…」
澪「そういう唯はこんなところで何してるんだよ?」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:01:31.22 ID:bsF7+PKN0 [26/42]
唯「私は…」
唯「そうだ!澪ちゃんあずにゃん知らない?」
澪「梓?午前中には会ったけど、今何処に居るかは知らないなぁ」
唯「うう…そっかぁ」
唯「あー、もうあずにゃんもムギちゃんも何処にいったんだよぉ」
澪「ムギ!?唯、ムギのこと何か知ってるのか!?」
唯「え…うん、それがね…」
唯「は!」
「じゃあね、唯、これからはくれぐれも言動に注意してね」
唯「う、ううん、知らない!ただ最近会ってないからどうしてるのかなぁって」
澪「……」ジー
澪「そっか」
唯「うん、そうなの、えへへ」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:04:48.38 ID:bsF7+PKN0 [27/42]
唯「そ、それじゃあ私あずにゃんの家に行ってみるから」
澪「ああ、またな唯」
タッタッタ
澪「梓にムギ…それに唯」
澪「まあ、関係無いとは思うけど一応上に報告しておくか」
純「ぶひぶひ」
……
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:15:54.26 ID:bsF7+PKN0 [29/42]
梓の家
グビグビ
梓「プハー」
梓「ちっ、まずいビールですね」
梓「クソババァめもうちょっとましな酒用意しとけです」
梓「……ムギ豚…ムギ先輩」
「ごめんなさい、梓ちゃん、私好きな人がいるから……」
梓「……」
梓「畜生!」ガン
梓「…いてて、クソ、また壁殴っちまった、です。」
紬「あの…お風呂の用意できました」オドオド
梓「……今行くです」
302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:27:59.70 ID:bsF7+PKN0 [30/42]
梓の家
ピンポーン
唯「……」
ピンポンピンポーン
唯「……留守かな?」
唯「うーん、カーテン閉まってて中の様子はわからないし」
唯「はぁー八方塞だよぉ」
唯「うう…ムギちゃん」
プルルルル
唯「あ、電話」
303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:28:42.77 ID:bsF7+PKN0 [31/42]
風呂
梓「ふむ、ちゃんとマットも敷いてありますね、感心です」
紬「……」
ゴロン
梓「ほら、横になりましたよ」
梓「早くローションを流し込むです」
紬「はい」ヌルヌルリン
紬「梓ちゃん上になるね」
梓「さっさとするです」
紬「ん…」
ヌル…ヌル
梓「んん//もっとおっぱいを押し付けて、密着させるです」
紬「は、はい///」ピト…ニュルニュル
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:41:19.70 ID:bsF7+PKN0 [32/42]
ヌルヌルリン
梓「ん…ふふふ、ずいぶん上達しましたねぇ」
梓「さすが人気ナンバー1のムギ豚」
梓「いったい今まで何人の客を相手にしてきたんですか?」
紬「ん…沢山…よ」ヌルン
梓「んにゃ!」ビクン
梓(ほおお、これは予想以上の快感です///)
梓(しかし、あまりみっともないアヘ顔を晒すと飼い主としての威厳が…)
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:00:36.46 ID:bsF7+PKN0 [33/42]
梓「ふ…んにゃ…」
紬「ん…//」ビクン
紬(梓ちゃんの乳首が擦れて、感じちゃう)ドキドキ
紬「梓ちゃん…気持ちいい?」
梓「ん…気持ちい……って」
梓「余計な事聞くな!お前は自分の仕事に集中しろ!です」
紬「クス…はーい」
梓「笑うな!」
梓(ちっ、調子に乗りやがって、風呂をでたら百尻叩きの刑です)
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:16:51.22 ID:bsF7+PKN0 [34/42]
……
ヌルヌルヌル
梓「う…そうです、そのままおまたを擦りつけて」
紬「はい///」ムギュ
梓「そのまま下から突き上げるように動くです!!」
紬「ん///」ムギュギュ
梓「ほわぁ///」
梓(やばいです!!おマンコに触ってもいないのにイキそうです)
梓(くうぅ、ムギ豚め、すごいテクニックです)
梓(しかし、それはつまるところ、それだけこの淫乱豚が沢山の女と肌を重ねたということ…)
梓(クソ!嫉妬が抑えられないです)
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:19:49.87 ID:bsF7+PKN0 [35/42]
梓「んんん…///ム、ムギ豚、私を抱きしめるです…」
紬「うん」ニコ
梓「ドキ!」
梓(顔が近い…)
梓「キ、キスするです!」
紬「うん///」
ブチュヌルン
梓(ほわわ、舌が口の中で暴れまわるぅ)
梓(キ、キスで…イッちゃうぅぅぅ!!)
ビクンビクン!!
…
……
………
319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:31:44.22 ID:bsF7+PKN0 [36/42]
梓「はーはー」
紬「……」ニコニコ
梓「ねぇムギ豚…ムギ先輩」
梓「もし…私の恋人になるんだったら」
梓「養豚場の追っ手から、先輩をかくまってあげてもいいです…よ」
紬「……」
紬「ごめんなさい…」
梓「!なんでですか!?このままあそこで暮らしてたらお先は真っ暗ですよ!」
梓「行き着く先はソーセージですよ!」
紬「…ごめんね、でも私はまだ唯ちゃんのことが…」
梓「……」
梓「クソ!!」パシーン
紬「きゃん!!」ズキン
梓「早くヌルヌルを流すです!!上がったらお仕置きの続きです!!」
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:44:18.43 ID:bsF7+PKN0 [37/42]
外
カチャ
和「あ、唯?琴吹さんはどうだった?」
唯「和ちゃん…それがあずにゃんもムギちゃんも何処にも居ないんだよ…」
和「何処にも?保健所にも居なかったの?」
唯「うん、職員の人に聞いたら来てないって」
和「そう…唯、あんた今何処にいるの?」
唯「あずにゃんの家の前、チャイム押したんだけど誰も出てこないんだ」
和「誰も……」
和「唯、その家の電気メーターの場所はわかる?」
唯「電気メーター…えーっと、多分わかる」
唯「……あった!」
和「円盤があるでしょう?それかなり早く回ってない?」
唯「うん!グルングルン回ってるよ」
和「そっか…おそらく、中に居るわね…」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:49:50.48 ID:bsF7+PKN0 [38/42]
唯「!」
唯「居留守ってこと!?」
和「ええ」
和「唯、私も出るわ」
和「そこからだと…近くにデニーズがあったわよね、わかる?」
唯「う、うんわかるよ」
和「そこで落ち合いましょう」
328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:22:16.88 ID:bsF7+PKN0 [39/42]
デニーズ
唯「そわそわ」
和「唯」
唯「あ、和ちゃん…と?」
和「こちら、斉藤さん、今回私達に協力してくれる人」
斉藤「はじめまして、斉藤と申します」
唯「あ…どうも、はじめまして平沢唯です」
和「斉藤さんには、今までの調査でも何かと世話になったのよ」
和「そっち、座るね」
唯「う、うん」
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:24:11.09 ID:bsF7+PKN0 [40/42]
…
……
………
和「…そうなると、琴吹さん危ないわね」
唯「え…危ないって」
和「…ショックを受けるようだからさっきは言わなかったけど」
和「中野梓、あの子ね養豚場の常連なのよ」
唯「常連?」
和「……」
和「さっき映像で見せたようなことをしに、頻繁に養豚場に通ってたのよ」
唯「!」
唯「嘘!あずにゃんが!?」
330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:38:56.29 ID:bsF7+PKN0 [41/42]
和「中野さん、中でも琴吹さんがお気に入りだったみたいで毎回彼女を指名してたらしいの」
唯「嘘…そんな、あずにゃんが」
和「残念ながら事実よ」
唯「そんな…あずにゃんが…そんな」
和「唯、放心している場合じゃないわ」
和「そんな中野さんが、今、意中の彼女を好きにできる立場にある…」
唯「!」
唯「ム、ムギちゃんが!」
唯「ど、どうしよう和ちゃん!今すぐ助けに行かないと!」
332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:43:39.09 ID:bsF7+PKN0 [42/42]
和「落ち着いて唯!」
和「言ったでしょう、私達は目立つわけにはいかないの」
唯「で、でもぉ」
和「行動を起こすのは今夜、深夜皆が寝静まったころよ」
唯「……う、うんわかった」ゴクリ
唯(ムギちゃん、どうか無事でいて…!)
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 09:46:29.84 ID:oqQ2GkwL0 [3/43]
深夜
紬「痛いぃ」ポロポロ
風呂でのソーププレイの後
各種拷問フルコースを受けた紬は、
全身を走る激痛に苛まれ眠れないでいた。
紬「梓ちゃん……」
紬(あの子を恨んではいけないわ)
紬(あの子はああいう形でしか愛情を表現できない哀れな病人なのよ)
なお、今回梓が使用した拷問器具は、
元々梓の母親が梓を折檻するために入手したものである。
梓が暴力という形でしか愛情を表現できないのも、
元はといえば幼少のころより母から受けてきた虐待
が原因であった。
いわゆる虐待の連鎖である。
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 09:47:32.30 ID:oqQ2GkwL0 [4/43]
外
コソコソ
ヒョコ
和「では斉藤さん、以後は打ち合わせ通りバックアップをお願いします」
斉藤「了解しました。」
唯「おぉ、和ちゃんなんだか場慣れしてるねぇ」
和「ふふ、これでも結構修羅場、くぐってきたからね」
唯「お~ぉ、かっこいい…」
コソコソ
唯「裏口から入るの?」
唯「でも鍵は?」
和「問題ないわ」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 09:48:58.08 ID:oqQ2GkwL0 [5/43]
和は懐からピンを取り出す
カチ カチ
カチャン
和「開いたわ」
唯「す、すごいよ和ちゃん!」
和「ふふん」フンス
和「行くわよ唯、ここからは静かにね」
唯「う、うん」
唯(相変わらず和ちゃんはできる女だねぇ)シミジミ
…
……
………
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:00:09.62 ID:oqQ2GkwL0 [6/43]
紬(私…どうなっちゃうのかな……)
紬(これから一週間梓ちゃんにいじめられて、それから…)
紬(養豚場に連れ戻されちゃうのかな)
紬(養豚場に帰ったら……私ソーセージにされちゃうのかな)グス
紬(唯ちゃん……)
紬(神様お願いです、最後に一度だけ…一度だけでいいんです)
紬(唯ちゃんに一目会わせて下さい…)
紬(神様……)
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:08:05.98 ID:oqQ2GkwL0 [7/43]
コソコソ
和「唯、あんた中野さんの家に来たことは?」
唯「何回かあるけど」
和「オッケー、情報があるだけでだいぶ探す手間が省けるわ」
唯「うん!あ、和ちゃんそっちはトイレだよ」
和「さすがにトイレには……居ないわね」
……
唯「和ちゃん!この部屋から声が聞こえるよ!!」
和「え…私は何も」
唯「耳良いんだよ、私」
和(さすが軽音部)
386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:12:08.36 ID:oqQ2GkwL0 [8/43]
紬「うう……」グスン
紬「唯ちゃん…」
唯「ムギちゃん、ムギちゃん」ボソ
紬「!!」
紬「唯ちゃん!」
唯「シー」
唯「助けにきたよ」
紬「嘘!どうして!」
唯「へへ、ヒーローは遅れて現れるんだよ」フンス
紬「ゆ、唯ちゃん、夢じゃないのね」ジーン
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:15:17.61 ID:oqQ2GkwL0 [9/43]
和「馬鹿やってないで、さっさとずらかるわよ」
紬「和ちゃん!!」
和「ん、酷い傷ね、立てる?」
紬「う、うん…痛っ…なんとか」ズキン
紬「和ちゃん、でも、どうして?」
和「説明は後、さ、行くわよ」
……
390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:22:33.00 ID:oqQ2GkwL0 [10/43]
「ごめんなさい、梓ちゃん、私好きな人がいるから……」
梓「ん…ムギ先輩…行っちゃやだ…」ムニャ
梓「ムギ先輩!!」ガバ
梓「………」
梓「はー、夢ですか…」
梓「って、やば!」
サワサワ
梓「あー、やっちゃいましたか…べちゃべちゃです」
梓「ババァが居なくて助かりました…」
梓「とりあえずシーツとパジャマ、洗濯機に入れてこよう……」
※あずにゃんは寝るときパンツをはかない派です。
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:53:23.42 ID:oqQ2GkwL0 [12/43]
洗面所
バサバサ
梓「はぁ、やっぱりババァの言うとおりオムツを使うことにしようかなぁ」
梓「でもさすがに高校生にもなってオムツはなぁ」
ガタ
梓「ん?」
梓「なにか物音がしました…」
梓「ムギ先輩が寝ぼけてるんでしょうか?」
トコトコ
梓「!!」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 10:57:49.34 ID:oqQ2GkwL0 [13/43]
和「さ、2人とも、行くわよ」
「こらーーーーー!!!!!」
唯和紬「!!」
和「まずい、唯、ムギ、早く!」
梓「そうはいかんです!」ヒョイ
唯「え!?」
唯「わわ~~!!」
梓はムチで唯を絡め取った!
和「唯!」
紬「唯ちゃん!」
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:07:11.45 ID:oqQ2GkwL0 [14/43]
梓「動くなです!」キラン
梓「下手に動いたら唯先輩が怪我をすることになりますよ!」
梓は包丁を唯の首元にグイと近づける。
唯「ひぃぃ!あずにゃんやめて!」ガクブル
和(くっ最悪ね…)
和「待って中野さん!」
和「こんな空き巣まがいのことをしたのは謝るわ」
和「でも、私たちはただムギのことが心配だったのよ」
和「安否が確認できさえすれば何もせず引き下がるつもりだったわ!」
和(うう、我ながら苦しすぎる言い訳ね)
梓「嘘をつくな!!」
梓「お前ら、私のムギ先輩を奪いに来たんだろ!」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:14:13.88 ID:oqQ2GkwL0 [15/43]
紬「ああ!唯ちゃん」
唯「わわ、あずにゃん包丁しまって、切れちゃうよぉ」
和(く…)
和(斉藤さん……)
和(もし予定時間を過ぎても私達が出てこなければ、斉藤さんが乗り込んでくることになっている)チラ
和(あと少し時間が稼げれば…)
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:20:59.26 ID:oqQ2GkwL0 [16/43]
唯「あ、あずにゃん……こんな事もうやめよ?」
唯「あずにゃんは本当は真面目で優しくて良い子なの私知ってるよ…」
唯「だからね、人を傷つけるのはもうやめよ?」
唯「私、優しくて可愛かったあのころのあずにゃんにもう一度会いたいよ」ポロポロ
梓「うっさい、ぶりっ子!!」クイ
唯「ぎゃ!痛い!」
紬「ああ!血が!」
和「くっ」
408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:24:54.03 ID:oqQ2GkwL0 [17/43]
梓「お前の、お前のせいなんだよ!平沢唯」
唯「わ、私の……せい?」
紬「……」
梓「あ…ははは」
梓「何も知らないみたいですね…」
梓「いいでしょう、教えてやります…」
梓「あず…にゃん?」
梓「ムギ先輩を密告したのは……私なんですよ」
唯紬「!!」
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:32:25.39 ID:oqQ2GkwL0 [18/43]
和(なる程ね、話が見えてきたわ)
唯「な、なんで!?なんでそんな酷いことを……」
梓「だって好きだったから!」
梓「ムギ先輩が好きだったから…」
梓「でも、こんなにも好きなのにムギ先輩は私のものにはなってくれなくて…」
紬(梓ちゃん)ポロポロ
和(後5分……!)
唯「わ、わけわかんないよ!」
唯「ムギちゃんが好きなんでしょ!?好きなのにどうしてそんな酷いことするの?」
梓「まだわからないか!!ムギ先輩はお前のことが好きなんだよ!!」
唯「!!」
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:37:33.62 ID:oqQ2GkwL0 [19/43]
唯「ええ~!?」
唯「ム、ムギちゃん……?」
紬「……///」ササ
梓「……だから」
梓「ムギ先輩が人権のない豚になってしまえば私の自由にできる…」
梓「でも…でも、体は自由にできても、心は自由にできなかった」
梓「ムギ先輩の心にはお前が居るから!!」キラン
唯「ひ、痛い~」
紬「唯ちゃん!」
ドタバタドタバタ
和(よし、間に合った!)
412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:39:34.94 ID:oqQ2GkwL0 [20/43]
「取り込み中の所悪いけど」
和「!!」
和「え!?」
唯紬梓「あ!!」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:45:20.65 ID:oqQ2GkwL0 [21/43]
律「お~っす唯」
澪「やあ」
唯「りっちゃん!?、澪ちゃん!?」
純「私も居るぶ~」ブヒー
唯「……」
純(え、スルー?)
紬「あ……ああ」ガクガクブルブル
和「な、なんであんた達…」
和「さ、斉藤さんは?」
418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:52:03.17 ID:oqQ2GkwL0 [22/43]
律「ん?このおっさんのこと?」
斉藤「ぐ……紬お嬢様…」
紬「斉藤!?」
職員1「こら!暴れるな!」ガン
斉藤「ぐ……」
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 11:58:57.38 ID:oqQ2GkwL0 [23/43]
律「はは!マジで居やがったよ、お手柄だな澪」
澪「ああ!懸賞金は私たちのものだ!」
純「ぶひ~ん(バンザーイ)」
唯「りっちゃん!澪ちゃん!助けて!ムギちゃんが大変なんだよ!」
和「馬鹿!唯!逃げるわよ!」
律「逃がすな!」
職員2職員3「は!」
唯「あう!」
和「くっ」
紬「ああ…唯ちゃん、和ちゃん」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 12:10:53.93 ID:oqQ2GkwL0 [24/43]
律「ふふ~ん」ジロリ
律「しかも、ムギ豚だけじゃなく反政府組織のリーダーまで捕まえられるとは」
澪「私達ツイてるな!」
純「ぶひwwぶひww」
和「は……なんだ、バレバレだった訳ね」
澪「さわ子先生と一緒さ、派手に動きすぎたんだよ、和」
唯「え…?え…?どういうことなの?」
和「……律と澪は政府側の人間なのよ」
唯「そ、そんな」
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 12:17:42.79 ID:oqQ2GkwL0 [25/43]
律「ふふん、唯~」
唯「りっちゃん……」
律「放課後ティータイム、メンバー全員集合だな」
唯「……こ、こんな形じゃなくて、放課後の音楽室で集まりたかったよ」
律「………」ジー
律「連れて行け!豚三匹新規入荷だ!」
和(終わりなの…私の戦いは、こんな無様な形で?)
唯「ぎゃ!引っ張らないでよぉ」
紬「ゆ、唯ちゃんごめんなさい…私に関わったばかりに……」ポロポロ
444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:17:21.24 ID:oqQ2GkwL0 [27/43]
無理やりくさいけど終わらします
斉藤「う…」
斉藤「うおおおおおおおお!!」
職員「!!」
職員1「げ!このジジィ暴れんな……ゴ!」
斉藤「しゃおら!」
ガン!!
職員2「ふげ!!」
律「何!?」
澪「ひぃ律ぅ、ジジィ怖いジジィ怖いジジィ怖い」ガクガク
純「ぷぎぃいいい(怖いよぉぉぉ)」
斉藤「今のうちに逃げるんだ!!」
律和「!」
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:21:31.87 ID:oqQ2GkwL0 [28/43]
律「まずい!増援を!」
紬「斉藤!!」
和「唯!ムギ!行くわよ!!」
唯紬「!!」
唯紬「うん!」
澪「あぁ!」
律「ちっ、追え!逃がすな!」
純「逃がすなぶ~!」
斉藤(紬嬢様……琴吹グループの再興、あなたに託しましたぞ……!)
……
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:24:22.70 ID:oqQ2GkwL0 [29/43]
澪「ああ!?それをやるのがお前らの仕事だろ!?」
澪「さっさと捕まえてこいよ!!」
プチ
澪「あ~くそせっかくの懸賞金がぁ」
純「ぶひ~」ショボン
律「ん~まあいんじゃね?今回は」
448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:25:22.49 ID:oqQ2GkwL0 [30/43]
澪「りつぅ、なんでだよぉ」
梓「……」カサカサ
律「おっと!どこに行くんだい?梓ちゃん」
梓「え…」ギク
梓「いやぁ、騒ぎも収まったようですし、もう一眠りしようかなと」
梓「私1日8時間は寝ないと駄目な人なんですよぉ…えへへ」
律「……新規入荷って言ったろ?」
449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:32:39.96 ID:oqQ2GkwL0 [31/43]
梓「へ?」
律「あ~まあ、つまり何ていうかな、要は…」
澪「お前、今日から豚だよ」
律「………ってことだ」
梓「え……はは、冗談キツいな~、ははは」
澪「養豚場所有の豚を許可なく私的利用した者には厳罰を科す」
梓「!」
澪「忘れたわけじゃないよな?」
律「昨夜はお楽しみでしたよぇ、梓ちゃん」
澪「まあ、お前の場合他のルール違反が諸々積み重なった結果でもあるのだけどな」
梓「く…」
梓「くそぉ…」
純「m9(^Д^)ブギャー 」
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:38:32.94 ID:oqQ2GkwL0 [32/43]
律「あ、親御さんのことは心配しなくていいぞ、さっき連絡しといたから」
律「お前の母さんなんか、娘の養豚場行きに諸手を挙げて賛成してたからなぁ~」ニヤニヤ
澪「よっぽど手を焼いてたんだな」
梓「あ、あんのクソババァ」プルプル
澪「え~と、ムチに鉄球、火刑に水責め……」
梓「あ……」ゾク
453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:42:43.57 ID:oqQ2GkwL0 [33/43]
律「ん~なんだ?澪」
澪「いや、梓お気に入りのプレー」
律「ああ」ニヤ
律「爪剥ぎ、指折りに股裂きなんかもやってたよな~」
梓「あ……やだ」プルプル
バン
梓「ひっ」ビク
律「堪能させてやるからな」
梓「や、やだ………」ジワ
「やだああああああ~~~~~~!!!!!!!」
……
460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:51:29.34 ID:oqQ2GkwL0 [34/43]
タッタッタッタ
唯「ハァハァハァ」
紬「キャッ」バタン
唯「ムギちゃん!」
紬「はぁはぁ」
唯「肩貸すね…んしょっと」
紬「ん…ありがとう、唯ちゃん」
「居たぞ!捕まえろ!」
和「唯!こっちよ!」
唯「うん!」
…
……
461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:53:54.74 ID:oqQ2GkwL0 [35/43]
タッタッタッタッ
和「ええ!そのまま道を真っ直ぐ」
和「交差点の所でまってて」プチ
和「唯もうすぐよ!」
唯「和ちゃん!ムギちゃん足が動かないって!」
和「!」
和「2人で運びましょう!」
…
……
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 13:59:02.26 ID:oqQ2GkwL0 [36/43]
和「あの車!」
ガチャバタン
唯紬「はあはあはあはあ」
和「早く出して!」
「はい!」
ブロロロ
唯「はあはあ、和ちゃん……私達助かったの?」
和「ひとまずはね」
憂「間一髪でしたね」
和「でも、斉藤さんが…」
紬「斉藤……」グスン
唯「って憂!?」
憂「お姉ちゃん!無事でよかったよぉ」
唯「うい!車運転できたの!?」
和(驚く所そこなのね……)
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:10:39.16 ID:oqQ2GkwL0 [37/43]
…
……
ブロロロロ
和「憂にはね、長いこと組織で働いてもらってたのよ」
憂「ごめんねお姉ちゃん、お姉ちゃんを巻き込みたくはなかったんだけど……」
和「けど、そうも言ってられないわ」
和「今回の件で唯は組織側の人間と、認識されてしまったわ」
唯「うん……」シュン
ギュ
紬「唯ちゃん……」
唯「……ムギちゃん」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:11:27.83 ID:oqQ2GkwL0 [38/43]
唯(ううん)ブンブン
唯(私決めたんだ!)
唯(強くなるって!)
唯(強くなってムギちゃんを守る!)
唯(ムギちゃんにはもう、けしてあんなつらい思いをさせたりしないんだ)グ
唯「望む所だよ!」
唯「人を傷つけてるばかりの悪い政府なんてこっちから願い下げだよ!」フンス
和「唯…」
憂(勇ましいお姉ちゃんも素敵!)ジュン
476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:15:52.26 ID:oqQ2GkwL0 [39/43]
紬「わ、私も!」
紬「私も、これ以上苦しむ女の子達を見過ごしておけない!」
紬「私も戦うわ!」
唯「ムギちゃん…」ジーン
和「頼もしい見方を得た…のかしらね」クス
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:19:46.10 ID:oqQ2GkwL0 [40/43]
唯(ムギちゃん…)ギュ
紬(唯ちゃん…)ギュ
唯紬(どんな困難が降りかかろうと)
唯紬(2人一緒なら……!)
ブロロロロ……
唯と紬、2人の戦いは始まったばかりだ!
完
482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:21:59.94 ID:oqQ2GkwL0 [41/43]
終わりです。
読んでくれてどうもありがとうございました。
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 14:24:32.76 ID:oqQ2GkwL0 [42/43]
俺のムギ豚への執着は完全に消えてなくなりました。
ありがとうムギ豚、あずにゃん
そして、愛してるよ澪ちゃん!!
501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:01:03.41 ID:oqQ2GkwL0 [43/43]
打ち切り臭いけど、自分の中では綺麗に終わったつもりなんだ
>>492
各キャラのその後は
唯ムギ:苦心の末政府を打倒、養豚場に囚われていた少女達を解放し
その後革命政権を樹立
和:銃撃戦のさなか、唯を襲う凶弾から身を挺して守り、その後死亡
澪律:順当に出世し政府当局を牛耳るようになるも、革命政権樹立後は
乞食に転落、昔のよしみで命だけは助けてもらう
梓:拷問受けすぎてベルセルクのグリフィスみたいな感じになり、
その後餌の肉骨粉からヤコブ病に感染、その不幸な生涯を閉じる。
純:些細なきっかけで澪の怒りを買い、豚カツにされ食われる。
さわ子:獄死
憂:お姉ちゃんを見てるだけで幸せ
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