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上条「北野誠一郎?」ACT番外編
715 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:57:14.24 ID:B5FIRgDO [1/8]
―とある街通り―
スタスタスタ…
青髪「……」
青髪(何でや……何で北野の周りにいる奴等は…誰も僕の正義を分かってくれへんのやろ…)
青髪(…北野に関わると地獄を見るのは火を見るより明らかなハズやのに…)
青髪(…それなのに)
青髪(……何で誰も分かろうとしないんや…)
青髪(……)ギリッ
青髪「……おのれ―――」
―とある街通り―
スタスタスタ…
青髪「……」
青髪(何でや……何で北野の周りにいる奴等は…誰も僕の正義を分かってくれへんのやろ…)
青髪(…北野に関わると地獄を見るのは火を見るより明らかなハズやのに…)
青髪(…それなのに)
青髪(……何で誰も分かろうとしないんや…)
青髪(……)ギリッ
青髪「……おのれ―――」
716 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:57:41.18 ID:B5FIRgDO
スタスタスタ
平三「……」
平三(…何故だ…何故固法君も白井もあの悪魔を庇うのだろう…)
平三(…争いとは無縁な人?本当はとても優しい人です?…だと…?)
平三(…あの二人は一体何を言っているんだ…?)
平三(…どっからどう見てもあの男は悪魔にしか見えないじゃないか…)
平三(……許さんぞ悪魔め…白井と固法君を誑かしおって…)
平三(……)ギリッ
平三「……おのれ――」
717 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:07.89 ID:B5FIRgDO
青髪・平三「「…北野誠一郎め」」
ピタッ
青髪「えっ?」
平三「んっ?」
青髪「…今…北野誠一郎…と言いました……か?」
平三「……ああ」
青髪「………」
青髪「………おじさん…もし…」
青髪「もし…僕が……皆あの悪魔…北野誠一郎に騙されているんです……と、言ったら…おじさんは……僕の事……信じてくれます?」
平三「!」
平三「……ようやく同士に巡り会えた…」
青髪「…えっ?」
718 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:33.77 ID:B5FIRgDO
平三「…周りの人間はあの悪魔の狡猾さにうまく騙され…そして自分の言うことに誰も耳を傾けてくれない……君もそうじゃないかね…?」
青髪「君もって……まさか…おじさんも…?」
平三「…辛かっただろう…一人孤独に戦いつづけて……」
青髪「……おじさん……僕…僕…」
平三「……みなまでいうな…」ガシッ
青髪「……おじさん!」ガシッ
719 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:59.23 ID:B5FIRgDO
そして…
二人の間には師弟関係が生まれた……
後に…打倒北野誠一郎を目指す同士として…友として…青髪…平三…この二人は北野君に様々な策を練り上げて、倒すべく行動を起こそうとするが……
…それは…まだ……先の話しである……
ACT番外編終わり
721 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:35:32.55 ID:B5FIRgDO
―一方通行家―
「…よし…できたぜェ」
一方通行はそう言うと満足げな笑みを浮かべ、先程まで真剣に書いてた『ポエム』を手にする
…彼は以前からポエムを書いていたが…
今回はどうやら…友達を…北野君をテーマに書いたようだ…
…心なしか彼の顔は穏やかだ
そして、彼は一人ポエムを読み始めた……
722 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:35:59.32 ID:B5FIRgDO
「『俺はずっと一人だ…誰からも理解されず、恐れられ…暗く広い闇にさ迷い続ける俺は堕天使だ……今もこれからも…ずっと…だけど…俺の前にデビルフェイスなエンジェルが現れた……眩しかった……闇に生きる堕天使の俺にとって、そのエンジェルはとても……眩しすぎた……』」
「『俺は光を…エンジェルの慈愛を恐れた…今まで…味わった事のない温もりが…優しさが…信じられなくて…弱虫な俺は…逃げてしまった…』」
「『だがエンジェルは……堕天使に堕ちた俺を見捨てようとはしなかった…諦めなかった…そして……遂に堕天使は……エンジェルの温もりを…優しさを…信じた………friend love forever……』」
723 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:36:28.11 ID:B5FIRgDO
………
ポエムを読み上げた後の彼の部屋に再び静寂が戻る…
彼は静かに目を閉じ、何かを考えながら…
ぼそりと一人呟く…
「………」
「………いい出来だァ」
ACT番外編2終わり
スタスタスタ
平三「……」
平三(…何故だ…何故固法君も白井もあの悪魔を庇うのだろう…)
平三(…争いとは無縁な人?本当はとても優しい人です?…だと…?)
平三(…あの二人は一体何を言っているんだ…?)
平三(…どっからどう見てもあの男は悪魔にしか見えないじゃないか…)
平三(……許さんぞ悪魔め…白井と固法君を誑かしおって…)
平三(……)ギリッ
平三「……おのれ――」
717 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:07.89 ID:B5FIRgDO
青髪・平三「「…北野誠一郎め」」
ピタッ
青髪「えっ?」
平三「んっ?」
青髪「…今…北野誠一郎…と言いました……か?」
平三「……ああ」
青髪「………」
青髪「………おじさん…もし…」
青髪「もし…僕が……皆あの悪魔…北野誠一郎に騙されているんです……と、言ったら…おじさんは……僕の事……信じてくれます?」
平三「!」
平三「……ようやく同士に巡り会えた…」
青髪「…えっ?」
718 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:33.77 ID:B5FIRgDO
平三「…周りの人間はあの悪魔の狡猾さにうまく騙され…そして自分の言うことに誰も耳を傾けてくれない……君もそうじゃないかね…?」
青髪「君もって……まさか…おじさんも…?」
平三「…辛かっただろう…一人孤独に戦いつづけて……」
青髪「……おじさん……僕…僕…」
平三「……みなまでいうな…」ガシッ
青髪「……おじさん!」ガシッ
719 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 09:58:59.23 ID:B5FIRgDO
そして…
二人の間には師弟関係が生まれた……
後に…打倒北野誠一郎を目指す同士として…友として…青髪…平三…この二人は北野君に様々な策を練り上げて、倒すべく行動を起こそうとするが……
…それは…まだ……先の話しである……
ACT番外編終わり
721 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:35:32.55 ID:B5FIRgDO
―一方通行家―
「…よし…できたぜェ」
一方通行はそう言うと満足げな笑みを浮かべ、先程まで真剣に書いてた『ポエム』を手にする
…彼は以前からポエムを書いていたが…
今回はどうやら…友達を…北野君をテーマに書いたようだ…
…心なしか彼の顔は穏やかだ
そして、彼は一人ポエムを読み始めた……
722 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:35:59.32 ID:B5FIRgDO
「『俺はずっと一人だ…誰からも理解されず、恐れられ…暗く広い闇にさ迷い続ける俺は堕天使だ……今もこれからも…ずっと…だけど…俺の前にデビルフェイスなエンジェルが現れた……眩しかった……闇に生きる堕天使の俺にとって、そのエンジェルはとても……眩しすぎた……』」
「『俺は光を…エンジェルの慈愛を恐れた…今まで…味わった事のない温もりが…優しさが…信じられなくて…弱虫な俺は…逃げてしまった…』」
「『だがエンジェルは……堕天使に堕ちた俺を見捨てようとはしなかった…諦めなかった…そして……遂に堕天使は……エンジェルの温もりを…優しさを…信じた………friend love forever……』」
723 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 10:36:28.11 ID:B5FIRgDO
………
ポエムを読み上げた後の彼の部屋に再び静寂が戻る…
彼は静かに目を閉じ、何かを考えながら…
ぼそりと一人呟く…
「………」
「………いい出来だァ」
ACT番外編2終わり
Tag : エンジェル伝説とある魔術の禁書目録
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