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とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>第七回目
これからとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第七回目を始めたいと思います
61、バレンタインデー<バレンタインデー>
滝壺「はい、はまづら」
浜面「お、ありがとうな滝壺」
滝壺「どういたしまして」
絹旗「私からもありますよ」
浜面「サンキューな絹旗」
絹旗「義理ですからね。超勘違いしないで下さいね」
浜面「分かってるって」
フレ「私のは隠し味満載だから気をつけなよー?」
浜面「あぁ、期待してるよフレンダ」
フレ「にっひっひ」
浜面「後は……」チラッ
麦野「なによ? ちゃんと用意してるって。ほら」
浜面「どうもな。……でもなんで三個もあるんだ?」
麦野「ビターが好きなのか、甘いのが好きなのか、その間が好きなのか分からなかったら三つ用意したのよ」
浜面「なんか余計な気を使わせちまったみたいだな。ありがとう。全部好きだぜ」
麦野「三倍返しだから。忘れないでよ」
浜面「へいへい」
滝壺「喜んでもらってよかったね、むぎの」
絹旗「浜面の好みはなに!? って聞かれた時は超焦りましたよ」
フレ「結局、一番そわそわしてたのは麦野って訳よ」
浜面「ほほぅ? 麦野がねぇ……」
麦野「やめて。それ以上言わないで……私のメンツが……」
滝壺「大丈夫、私はそんな可愛いむぎのを影で見守ってる」
247 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 12:58:15.67 ID:AWcQ9gDO [3/24]
62、移動教室<ムーブルーム>
カキカキ
吹寄「次は移動教室よ」
カキカキ
上条(人事移動教室っと)
カキカキ
土御門(サマルトリア人事移動教室っと)
カキカキ
青髪(サマルトリア人事移動教室共和国っと)
カキカキ
姫神(サマルトリア人事移動教室共和国西武っと)
他生徒(どこだよ!)
248 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 12:58:58.62 ID:AWcQ9gDO [4/24]
63、黒板<ブラックボード>
青髪「黒板でもうまい字書ける人って僕、尊敬するわー」
上条「わかるわかる。チョークだし壁に向かってだしな」
土御門「普段、字がうまい人でも大体が崩れるんだにゃー」
青髪「そういえばいつまで黒板なんやろか?」
上条「どういうことだ?」
青髪「ここは科学の最先端の街やろ? それなのに未だに黒板って変だと思わへんか?」
土御門「確かににゃー。映像的ななにかでいいと思うぜよ」
上条「単純に金かかるからじゃないのか?」
青髪「カミやんは夢のないことを……」
上条「お金は重要だろ!?」
青髪「分かっとるって。ただカミやんが言うと何故か悲しくなるんや……」
土御門「まぁなんにせよ、単純に字が下手な先生でもしっかり書けてるのがすごいぜい。ちゃんと書けなかったからって何回も書き直す女子とか軽くイラっとするんだにゃー」
上条「書き直したい気持ちは分かるけど先行けよってなるな」
青髪「そこでモジモジするのもまた可愛いやん!」
上条「ブレないなぁお前は」
青髪「えっへん」
土御門「総括すると小萌先生凄い、でどうかにゃー?」
上条青髪「異議なーし」
249 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 12:59:48.42 ID:AWcQ9gDO [5/24]
64、将来の夢<ドリーム>
上条「御坂、将来の夢ってあるか?」
御坂「なによ突然」
上条「学校でそういう話題になってさ、御坂はどんなんかなぁって」
御坂「そうねぇ……具体的にはまだ考えてないけど私の能力を活かして研究職とかやりたいわね」
上条「へぇ、凄いじゃん」
御坂「私の能力が正しく使われるのが第一ね。アンタの将来の夢ってなに? まさか不幸じゃなく生きたいとかそんなのじゃないでしょうね?」
上条「半分当たっております……。その生活に満足してて幸せを感じれるならそれでいいかなぁって」
御坂「謙虚なんだかバカなんだか。でもアンタらしくていいんじゃない?」
上条「バカは余計です。でもさ、具体的にってのがないんだよ。来年3年だってのにどうしたらいかべか?」
御坂「どこの方言よ……。能力関係とか魔術関係ならいくらでも道はあるんじゃない?」
上条「どっちの肩入れも上条勢力がどうとかであんまり良く思われないんだよ。それに、それだと幸せになれそうにないし」
御坂「それもそうね。……それなら主夫しかないわね」
上条「主夫ですと!?」
御坂「そ。アンタのその生活スキルをフルに活かせるのは主夫しかないわ! 名案じゃない?」
上条「俺は家事くらいしかまともに出来ないからそれも悪くない。と、言いたいところだが。それをさせてくれる相手がいるか? 上条さんはいるとは思えませんが……」
御坂「私がいるじゃない」
上条「御坂が?」
御坂「私は研究できっと家のことは疎かになりがちになっちゃうからアンタが家事をすれば……って私はなにを言ってるのよーっ!? あーもう、これじゃあアンタと結婚するみたいじゃない!!」
上条「……。えっと、選択肢の一つに加えとくな」
250 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:00:29.03 ID:AWcQ9gDO [6/24]
65、ラブレター<ラブレター>
上条「差出人は君だったのか」
モブ子「うん。中身、読んでくれた?」
上条「あぁ」
モブ子「返事、聞かせてくれる?」
上条「結論から言うと君とは付き合えない。悪い」
モブ子「そ、そっか。ねぇ理由くらいは聞いてもいいよね? 他に好きな人がいるの?」
上条「多分……そうなるのかな」
モブ子「多分?」
上条「いざ誰かと付き合うって考えた時に、俺の隣には君じゃなくて別の子が思い浮かんだんだ」
モブ子「そう……」
上条「いや、決して君がどうって訳じゃないんだ! 可愛いし、俺のことよく見てくれてるし、その……スタイルもいいし……」
モブ子「そこまで誉めてくれるのに、上条君はその子の方に魅力を感じるんだね?」
上条「あ、まぁ……そう、なるな。すまん」
モブ子「謝らないで。あー、気持ちを伝えられてなんかスッキリした」
上条「……そっか」
モブ子「いつか私をフッたこと、後悔しても知らないからね?」
上条「あぁ、分かったよ」
251 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:01:15.08 ID:AWcQ9gDO [7/24]
66、修学旅行<アウトラーニング>
佐天「御坂さん、白井さん、お久しぶりです!」
白井「久しぶりって言っても三泊四日ではありませんか」
佐天「そうでしたー。へへ」
御坂「確か場所は北海道だったわよね?」
初春「はい! こっちの夏とは違って向こうの夏は涼しいんですよ!」
御坂「天気予報見てた限りでは暑そうな感じだったけど」
佐天「それがなんていうか、向こうは暑さの質が違うんですよね」
白井「質、ですの?」
初春「こっちが『じゅんじゅわー』だとするとあっちは『すいーんすいーん』って感じですね」
御坂「湿度とかの違いかしら?」
佐天「なんですかね? それはそうと、ちゃんとお土産買って来ましたよ!」
初春「色々迷いましたけど、お二人には仲良くいてもらいたいのと、御坂さんのリクエストに応えてまりもっこりゲコ太のストラップを用意しました!」
御坂「うはぁ! 北海道限定で手に入らなかったけど良かったぁ。ありがとう佐天さん、初春さん!」
白井「よく見たらお姉様と色違いのストラップではありませんか! これでお姉様との繋がりが出来ましたの!」
佐天「大成功だね、初春!」
初春「はい!」
252 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:01:45.74 ID:AWcQ9gDO [8/24]
67、宿題<サブジェクト>
上条「おーい、一方通行」
一方「……こンな朝っぱらここに来るなンていい度胸してるじゃねェか三下ァ……」
上条「朝っぱらってもう10時だぞ?」
一方「テメェのちっせェ事情なンか知らねェよ。じゃあな」
上条「そうはい神裂!」
一方「あァン!?」
上条「そう睨むなって。時間はかからないからちょっと入れてくれよ」
一方「なーンでですかァ?」
上条「宿題を手伝ってほしくてな」
一方「宿題ィ?」
上条「そ、宿題。なんか皆用事あるとかで予定が合わなかったんだよ」
一方「だからってなンで俺ンとこ来るンだよ? 携帯の電源は切ってたはずですけどォ?」
上条「垣根に聞いたら『あいつが電源切ってる時は家にいる時だ』って教えくれたもので」
一方「チッ、あンの糞メルヘン。次会ったら髪の毛、黒にしてやンぞ」
上条「それじゃあ、お邪魔しまーす」
一方「オイ、勝手に入るンじゃねェよ」
上条「差し入れのたまごボーロあるから入れてくれよ。な?」
一方「仕方ねェな。用が済ンだら早く帰れよ」
上条「はいはい、分かってるって」
253 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:02:21.55 ID:AWcQ9gDO [9/24]
68、お弁当<ランチ>
一方「ンじゃあ行ってくるわァ」
打止「待って! ってミサカはミサカはあなたを呼び止めてみる」
一方「どうしたンだよ?」
打止「はいこれ! ってミサカはミサカは少し緊張しながらあなたにお弁当を渡してみたり」
一方「弁当だァ?」
打止「うん。きっとコンビニとかの不健康そうなものばっかり食べてると思って作ってみたのってミサカはミサカは照れてみる」
一方「お前の手作りねェ……大丈夫なのか?」
打止「は、半分はヨミカワに手伝ってもらったから多分大丈夫だよってミサカはミサカは慌ててフォローを入れてみる……」
一方「まァ、期待しねェで食べてみるわ」
打止「残しちゃダメだからねってミサカはミサカはいささか不安に駆られてみたり……」
――――
一方(ハートマークとかどこの愛妻弁当だよ……。なンか食べンの勿体ねェな)
一方(……なかなかうまいじゃねェか。人間の食べ物って感じがすンなァ)
――――
一方「ただいま」
打止「お帰りなさい! ねぇ、お弁当どうだった? ってミサカはミサカは今日一日気になってたことを聞いてみる!」
一方「食えねェもンじゃねェな。……次からは量を増やせ。あれじゃあ全然足りねェよ」
打止「分かった! ってミサカはミサカは早速ヨミカワと交渉しにいってみる!」
254 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:02:53.22 ID:AWcQ9gDO [10/24]
69、受験勉強<プレパレイション>
上条「受験勉強って2年の夏からやるらしいな」
青髪「そこから準備を始めて1年後の3年の夏から追い込みをかけるみたいやで」
吹寄「それは上を目指す人でしょ? 普通は3年の夏からで十分よ」
姫神「そもそも。3年生の勉強が終わってないのに。2年生からその勉強するっておかしいと思う」
土御門「それはまんま現代社会の問題の一つだにゃー。受験勉強に限らず就活でもそういった早期化が進んで、高校や大学は受験や就活する場所の施設になってしまってるんだぜい」
吹寄「よく知ってるじゃない」
土御門「昨日、義妹が言ってたんだにゃー」
吹寄「誉めて損した……」
青髪「でもそれを聞くと、本末転倒って感じやわー」
上条「学生の本業は勉強だろ? 別に間違ってはいないだろ」
姫神「あなたはもっとその本業を頑張るべき」
上条「これがブーメラン現象ってやつですか!?」
255 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:03:36.20 ID:AWcQ9gDO [11/24]
70、推薦入試<スキルオファー>
青髪「現代社会の問題と言えば、推薦入試も色々問題あらへん? 特に学園都市なんて問題の塊やと思うわ」
土御門「名のある学校は学力だけじゃなくて能力でも判断するからにゃー。俺らみたいなレベルの低い人間には耳が痛い話ぜよ」
上条「全くだな。仮に俺が頭すげぇ良くてもこの右手で弾かれるわけだろ? これじゃ不幸じゃなくて理不尽だよな」
姫神「能力があるからって決して良いわけじゃない。その能力で大変な目に遭う人もいるから……」
吹寄「姫神さん?」
土御門「姫神さん言うとおりだにー。噂に聞くとレベル5の連中は、まともに学校にも通わせてもらえずずっと実験三昧らしいぜよ」
青髪「それはそれで嫌やわぁ……」
吹寄「そういうの聞くと、外からの学園都市に対するイメージの悪さってなかなか払拭出来そうにないわね」
上条「暗い部分が多すぎるんだよ。学園都市の推薦入試の問題もその一部みたいなもんだ」
土御門「ま、俺らはなにを言っても平凡校の愚痴にしかならないんだぜい」
姫神「なにごとも普通が一番。特別は少しでいい」
吹寄「今日の姫神さん、一味違う」
姫神「たまには背伸びしたくなる時もある」
256 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/20(火) 13:04:51.01 ID:AWcQ9gDO [12/24]
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第七回目を終わります
第八回目はまた今夜にでも
Tag : とあるSS総合スレ
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