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月「けいおん部?」2
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:13:47.84 ID:KQ02bYOsO [1/41]
次の日
梓「憂、今日軽音部に遊びに来ない?」
憂「えっ?」
梓「ほら、澪先輩と唯先輩がいなくなっちゃって、なんかつまんないというかなんというか・・・」
憂「そっか・・・(お姉ちゃん、梓ちゃんのことかわいがってたもんね)いいよ」ニコッ
梓「ほんと!?」
レム「いいのか?」
憂「うん。別に早く帰らなきゃない理由もないし」
次の日
梓「憂、今日軽音部に遊びに来ない?」
憂「えっ?」
梓「ほら、澪先輩と唯先輩がいなくなっちゃって、なんかつまんないというかなんというか・・・」
憂「そっか・・・(お姉ちゃん、梓ちゃんのことかわいがってたもんね)いいよ」ニコッ
梓「ほんと!?」
レム「いいのか?」
憂「うん。別に早く帰らなきゃない理由もないし」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:15:10.99 ID:KQ02bYOsO
ガラッ
憂「こんにちは~」
紬「あら、憂ちゃ~ん。どうしたの?」
梓「私が誘ったんです、一緒にお茶しようと思って」
紬「それはいいわね~。憂ちゃんもミルクティーでいい?」
憂「はい。」
律「しっかし唯も悪い奴だよな~。こんなにできた妹を置いていなくなるなんてさ」
憂「え、ええ」
竜崎「・・・平沢さん。」
憂「はい。・・・えっと」
竜崎「竜崎です。お姉さんの失踪について2、3伺いたいことがあるのですが」
紬「竜崎先生探偵みたーい(何を考えているのかしら?)」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:16:15.11 ID:KQ02bYOsO
律「おいおい失踪って、ドラマのみすぎだよ(やっぱり唯がいなくなったこととキラ事件には関連性があるのか?)」
竜崎「いえ、あくまで担任教師としてです。平沢さん、失踪前のお姉さんに何か変わったことは?」
憂「いえ、特には・・・」
竜崎「では秋山澪さんの死、これについて何か聞かされたことは?」
紬「!!!!(自分から澪ちゃんの話を!!)」
憂「・・・お姉ちゃんはあの日のことをあまり話さなかったので・・・」
竜崎「そうですか・・・ではお姉さんから聞かされた話で、何か変わった話はありませんでしたか?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:17:31.77 ID:KQ02bYOsO
憂「(お姉ちゃんがキラに殺されたことは話した方がいいのかしら・・・でも話せばノートの存在がばれちゃって没収されればレムさんは死神界に帰っちゃうだろうし・・・いまは黙っておいた方が良さそうね)・・・とくには・・・」
竜崎「そうですか・・・」
梓「そういえば、この前学校帰りにみんなで公園でアイス食べた帰りに、唯先輩が変な髪型の人がいたって騒いでました。そんな人は公園にいなかったと思うんですが・・・」
竜崎「変な髪型の人?」
憂「・・・そういえば、お姉ちゃんいってました。顔が灰色で目がギョロッとした、羽の生えた人が公園に至って」
律「おおかた着ぐるみかなんかだろ?」
梓「わたしもそう言ったんですけど、それが・・・」
竜崎「それが?」
梓「飛んでたって言うんです」
竜崎「飛んでた?」
律「そんなまさか」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:19:11.45 ID:KQ02bYOsO
竜崎「田井中さんうるさいです。それ以外に何か特徴は?」
梓「・・・あ、もう一人男の子がいたって言っていました。」
竜崎「男の子?同じような風貌の?」
梓「いえ、そっちはどこにでもいる普通の男の子だったみたいです」
竜崎「ありがとうございます。参考になります。」
紬「(そんな人いたかしら?たしかあの日公園にいた男の子と言えば月くんぐらいだったけど・・・)」
竜崎「いろいろお話も聞けたことですし、わたし今日はこれで失礼します。」
律「えっ?ケーキ食べてかないの?」
竜崎「はい。私の分はみなさんで食べてください。それでは」
律「行っちゃった」
紬「(・・・怪しい。怪しすぎる。でも竜崎先生は本当にキラなのかしら?どうしてもそんなふうには見えないわ・・・)」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:21:21.33 ID:KQ02bYOsO
月「紬さんじゃないか。どうしたんだい?こんな時間に」
紬「あの、ちょっとお話があって・・・」
月「(会う約束もしていないのに・・・まさか!竜崎の名前をノートに書いたのか?)」
月「それで、話ってなんだい?」
紬「はい。あの・・・やっぱりこれお返しします!!」
月「・・・どうしてだい?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:22:16.54 ID:KQ02bYOsO
紬「やっぱり、竜崎先生がキラには思えないんです・・・」
月「紬さん、いいかい?君にはそう思えるかもしれないけど、事実、彼がキラであるということはあのLが
主張しているんだよ?(この程度のことは想定済みだ)」
紬「それはそうなんですけど、・・・キラにしては自分の起こした事件について興味を持ちすぎな感じがする
んです」
月「猟奇的な殺人鬼なんてそんなもんだよ。彼は狂っているんだよ?」
紬「それに・・・」
月「・・・それに?」
紬「わっ、わたし、月くんのことをあまり知らないままに信頼しすぎていたと思うんです。」
月「・・・」
紬「唯ちゃんの失踪に関わっている人が月くんと私が出会った日に公園にいたっていう話が出たんです。・・
・もちろん月くんが唯ちゃんの失踪に関係してるなんて思ってません!!だけど・・・」
月「(くそっ!リュークがあの女にみられていたとは!迂闊だった!だがいまはこの女をどうするかが先決
・・・殺すか?いやいま殺すのはまずい。ましてリュークの情報がLに漏れているとかんがえると、キラが焦って紬を殺したと
考えられてしまう・・・いや・・・だめだ。これ以上リスクを背負うわけにはいかない。やはりこの女、始末して
おくべきか・・・)」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:23:26.43 ID:KQ02bYOsO
月「・・・わかったよ。紬さん。いままでありがとう。これはお礼だ。受け取ってくれ。」
紬「い、いえ。わたしそんなつもりじゃ」
月「いいんだよ。それに交通費がかかるだろ?」
紬「交通費?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:24:36.64 ID:KQ02bYOsO
月「樹海に行くのにはね」
紬「?それって・・・」
月「(2・1・0!)さようなら。琴吹紬さん。いや、連続殺人犯さん・・・」
紬「・・・」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:26:01.24 ID:KQ02bYOsO
月「(琴吹紬 自殺 2010年7月15日午後5時37分、死体が一番見つかりやすいと思われる樹海への移動を
開始し、その途中で自分が秋山澪の不審死と平沢唯の失踪に関わっていることを告白する文章を警視庁宛に
送り、それが警視庁に届く以前に樹海で手首を切って死亡。)」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:27:38.33 ID:KQ02bYOsO
月「(これでLとの接点がなくなったわけだがL側も桜高の事件からキラをみつけることも不可能になった
わけだ・・・)」
***************
L「(中野さんが話していた公園・・・これはレイ・ペンバーFBI捜査官からの報告書で、けいおん部の人た
ちが居た日に、夜神月も寄っていることが報告されている・・・偶然にしては話ができすぎている・・・桜高の事件があってから
そちらにばかり気を取られていたが・・・夜神月・・・洗い直してみる必要がありそうだな・・・)」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:28:29.91 ID:KQ02bYOsO
総一郎「L!!今朝警察にこんなものが!」
L「なんです?」
総一郎「どうやら桜高の事件とキラは関係なかったようだ・・・筆跡は本人のものと確認された」
L「!?」
紬の手紙「(これは私の罪を告白するものです。私、琴吹紬は秋山澪ちゃんを毒物で殺害し、平沢唯ちゃん
を誘拐、監禁しました。良心の呵責に耐えられないのでここに罪を告白し、私の命を絶つことにいたしまし
た。琴吹紬)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:31:38.39 ID:KQ02bYOsO
総一郎「さっき、山梨県警から樹海で10~20代くらいの女性の死体が発見されたと報告があった。まだ身元
確認中だが、特徴的な眉毛などからおそらく琴吹さんだろう・・・」
L「(何がなんだか・・・なぜ琴吹さんは秋山さんを殺害し、平沢さんを監禁したのだ?確かに彼女には不審
な点がいくつかあった。しかしなぜこのタイミングで?・・・それにこの遺書にも不審な点がいくつかある・・
・)夜神さん、遺書はこれだけですか?」
総一郎「そうだが?」
L「では、平沢さんは見つかったんですか?」
総一郎「いや・・・」
L「変ですね。」
総一郎「変?」
L「はい。琴吹さんは遺書のなかで良心の呵責に耐えられなくなったと言っています。」
総一郎「ああ。それが何か?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:35:56.91 ID:KQ02bYOsO
L「大ありです。この遺書によれば平沢さんはどこかに監禁されているだけでまだ殺害されてはいないはず
です。」
総一郎「そうか!琴吹紬が罪の意識を抱いたというのなら平沢唯を解放、ないしは監禁場所くらいは明らか
にするはず!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:42:53.25 ID:KQ02bYOsO
L「はい。それに私がみるかぎり、彼女には少なくとも平沢唯さんを監禁する理由がありません。」
松田「理由ならありますよ。」
L「?」
松田「彼女がキラだった場合ですよ。そうすれば口封じの為に秋山澪を殺し、平沢唯を監禁したと考えられるじゃないですか。」
総一郎「いや、それはない。」
松田「なんでです?」
相沢「考えてもみろ。だったら平沢唯を監禁しとく理由がないじゃないか?親友を殺すような奴が、他の親友は監禁しておくだけなんておかしくないか?」
L「それにキラによる殺人は止まってません。彼女がキラであるなんてことはありえません」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:44:20.31 ID:KQ02bYOsO
松田「てことはやっぱり桜高の事件とキラは関係なかったんですよ。」
L「いや、キラはおそらくこの事件に関わっています。そして今私がキラであると最も疑っているのは夜神
月・・・」
総一郎「そんな!!月に対する疑いは晴れたんじゃなかったのか!?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:45:42.16 ID:KQ02bYOsO
L「そうは言ってません。彼に対する疑いよりも、桜高の事件のほうを優先させていただけです。」
総一郎「・・・L、それでどれくらい疑っているんだ?」
L「疑っているといっても大したことありません。10%くらいです。」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:46:46.00 ID:KQ02bYOsO
総一郎「10%って・・・前よりあがってるじゃないか!?」
L「そうですね」
松田「そうですねって・・・でもなんでここにきて月くんなんです?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:48:15.92 ID:KQ02bYOsO
L「そうですね・・・。みなさん、死亡したFBI捜査官の尾行記録をみてください~」
総一郎「・・・まさか月が桜高の事件に関わっているかもしれないなんて・・・」
L「夜神さん、ショックかもしれませんが捜査は捜査です。なんなら夜神さんは操作から下りますか?私はかまいませんが?」
総一郎「いや。これでも私は警察官だ。なにも公私混同することはない。やるなら徹底的にやってくれ。」
L「夜神さん、ありがとうございます。」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:51:00.33 ID:KQ02bYOsO
律「・・・なんで・・・なんでだよ紬・・・」グスッ
竜崎「田井中さん。わたしは琴吹さんが一連の事件の首謀者だとは考えていません。亡くなった3人は恐ら
くキラ事件に巻き込まれたのでしょう。」
律「・・・キラに?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:56:16.20 ID:KQ02bYOsO
竜崎「はい。わたしがキラ事件の捜査のためにこの学校に来ていることは前にお話しました。」
律「・・・うん。」グスッ
竜崎「残念なことに、わたし、つまりLが潜入捜査をしていることがキラに漏れてしまったのでしょう。」
律「じゃあ唯と紬はそのせいで殺されたっていうのかよ!?」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:58:22.73 ID:KQ02bYOsO
竜崎「そうです。」
律「竜ちゃんなんか・・・竜ちゃんなんかが、この学校に来るから!」
竜崎「申し訳ありません。」
律「あやまるなよっ!あやまったら唯も紬も・・・何のために死んでいったのか・・・」
竜崎「そうですね。」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:59:06.61 ID:KQ02bYOsO
律「・・・」
律「・・・で、竜ちゃんは何しに来たんだよ?」
竜崎「お話を伺いに・・・」
律「話って・・・もう話すことは何もないよ・・・」
竜崎「夜神月という人物をご存知ではないですか?」
律「夜神月・・・?どっかで聞いたことあるような・・・」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:01:39.69 ID:KQ02bYOsO
竜崎「本当ですか!?田井中さん!どこで聞いたんですか?」
律「・・・交換日記・・・」
竜崎「交換日記?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:05:16.19 ID:KQ02bYOsO
竜崎「で、その交換日記は?」
律「うーん・・・たしか澪が死んでその後ドタバタしてたからまだ紬のところにあるんじゃないかな?」
竜崎「そうですか。ありがとうございます!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:08:52.59 ID:KQ02bYOsO
律「あっ!竜ちゃん、待って。」
竜崎「なんですか?」
律「あのさ・・・私も連れてってくんないかな?」
竜崎「?」
律「その・・・澪たちはキラのせいで死んだんだろ?みんなの仇を討ちたいんだ!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:19:00.19 ID:KQ02bYOsO
竜崎「別にいいですけど、下手すれば死にますよ?それでもいいんですか?」
律「梓には悪いけどさ、やっぱり私、このままじゃやり切れない!」
竜崎「そうですか。いいですよ。ついてきてください。ただし、以後外出には制限が付きます。」
律「失踪扱いってわけか・・・」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 21:58:22.65 ID:KQ02bYOsO
L「というわけで、田井中律さんです」
相沢「なにがというかけなんですか!?一般人を巻き込むなんて危険です!!」
松田「でも若い女の子がいると現場が和みますよ!」
相沢「松田!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:17:39.24 ID:KQ02bYOsO
律「・・・確かにただの女子高生がこんな大事件捜査に参加するなんて、役に立たないだろうし危険だなんて
こともわかってます。でも、私は・・・私は澪たちの・・・澪たちの命を奪ったキラが野放しになってるのを黙っ
てみておくこと何てできません!」
総一郎「・・・危険すぎるのは事実だ。だが、彼女にも、我々がいままで諦めなかった正義の信念があるじゃ
ないか!一緒にがんばろう、田井中さん」
律「はい!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:21:10.95 ID:KQ02bYOsO
憂「ただいま~」
ジャンジャカジャーン~♪
憂「ギー太を誰かが演奏してる?まさか・・・」
憂「お姉ちゃん!」ガチャッ
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:25:03.82 ID:KQ02bYOsO
憂「お姉ちゃ・・・」
レム「ああ憂か・・・すまない。なぜか引いてみたくなったんだ」
憂「(お姉ちゃんはもう・・・いないんだ・・・)」
回想
唯「う~い~、アイスー」
唯「このハンバーグおいしいね!」
唯「ほら!!ホワイトクリスマス!」
****************
憂「ったいに・・・」
レム「・・・?」
憂「絶対に許せない・・・」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:27:44.15 ID:KQ02bYOsO
レム「憂?どうした?」
憂「私は絶対にキラを許さない・・・」
憂は復讐の鬼になった・・・
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:36:04.76 ID:KQ02bYOsO
憂「人権派の弁護士、警察関係者、みーんな正義、正義!!もううんざり!・・・そうよ、この人たちなら犯罪
者を憎んでるはずだわ。この人たちの中にキラがいるのよ!!みんな死んじゃえばいいんだわ!!私からお姉ち
ゃんを奪った報いよ!!」カキカキ
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:53:14.08 ID:KQ02bYOsO
総一郎「L!とうとうキラが暴走し始めたぞ。犯罪とは無縁の人間が殺され始めた!!」
L「はい。知ってます。」
茂木「知っていたって・・・」
松田「驚かないんですか?」
L「ええ。田井中さんも驚いてませんよ。」
律「うん。だってそれたぶんキラじゃないでしょ?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:56:50.10 ID:KQ02bYOsO
総一郎「どういうことなんだ?」
L「犯罪者のいない世界をつくると言っていたキラが、何の前触れもなく暴走をはじめるわけがありません
。別人と考えて間違いないでしょう。」
律「??」
松田「(りっちゃんは話についてけてなかっただけみたいだ。よかった)」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:01:07.71 ID:KQ02bYOsO
総一郎「第二のキラが現れた、というわけか・・・」
L「そうですね。」
松田「キラが捕まってもいないのに第二のキラだなんて・・・」
L「落胆することはありませんよ。」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:21:44.40 ID:KQ02bYOsO
総一郎「そうだぞ、松田。キラではみえなかったものが第二のキラからは見えてくるかもしれないだろ?」
松田「そ、そうですね!!」
****************
月「くそっ!!どういうことなんだリューク!!」
リューク「ああ、たぶん誰かが人間界にもう一冊デスノートを持ち込んだんだな」
月「くそっ!!厄介なことになった!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:47:08.66 ID:KQ02bYOsO
月「ノートを持つ人間がもう一人現れたということは、そいつからノートの秘密がばれてしまう可能性があ
るということだ。しかもそいつはキラに協力的じゃない!」
リューク「なんでそんなことがわかるんだ?」
月「殺されている人間が、週刊誌などでキラではないかと疑われたことがある人物ばかりだ。おそらくキラ
に身近な人間を殺され逆恨みしているのだろう。」
リューク「なるほどな」
月「Lより先に先手をうたないとまずいな・・・」
****************総一郎「で、どうするんだ?第二のキラに専念するのか?」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:50:38.88 ID:KQ02bYOsO [41/41]
L「いえ。確かに第二のキラからわかることがあるかもしれませんが、いまはそれよりも月君です。月君を
24時間監視させてもらいます。」
総一郎「監視だって!?」
L「監視といっても大したものではありません。24時間わたしと行動をともにしてもらうだけです。」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:06:06.26 ID:OzPLbSicO [1/3]
月「い、一体どういうことなんだ、父さん!」
総一郎「隠しても仕方ないからな。正直に言おう。月、お前はいまLにキラとして疑われている」
月「な、なんだって!?どういうことだ?僕に対する疑いは晴れたんじゃなかったのか?」
総一郎「・・・そうではなかったようだ。詳しいことは言えない。とにかく私と一緒に来るんだ。」
月「・・・」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:12:48.76 ID:OzPLbSicO [2/3]
L「はじめまして。夜神月君。わたしはLです。ここに来てもらった理由はもう聞かされていると思います。」
月「(こいつがL...)ああ、どうやら僕はキラだと疑われているようだな」
L「疑っていると言っても10%くらいですよ」
月「しかし、他に怪しい人物がいないのでは、僕が疑われているのならキラだと決まったようなものじゃな
いか」
L「まあ、そうかもしれませんね。でも私は月君に協力してもらおうという意図もあってここに呼んだんです。」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:22:15.35 ID:OzPLbSicO [3/3]
月「協力だって?」
L「はい。月君、この資料をみて感想を聞かせてください。」
月「(これはこの一週間のキラによる裁きのプロファイリング・・・偽キラのものも混ざっているが・・・僕を
試しているのか?キラならば裁いている人間が二人居ることが分かる・・・こいつの中のキラはこんなのに引
っかかるのか?いや、時間、裁きの対象などに明らかなぶれがみられる。これはふつうに考えても別にキラ
がいるとしか・・・)」
月「~という感じかな。」
L「月君。その通りです。少し簡単すぎましたかね」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:32:51.67 ID:OzPLbSicO
月「(24時間監視されていたのでは裁きができない・・・万事休すか・・・)」
L「(夜神月が監視下におかれてキラによる殺人が止まれば夜神月がキラ・・・殺人の方法はわからないままだが・・・)」
リューク「月、いつでも目の取引はできるからな」
月「(うるさい!黙ってろ死神!!)」
****************3日後
総一郎「月!L!キラによる殺人が再開したぞ」
月「僕がここにきて3日間裁きが止まっていたから一時は僕も自分は無意識のうちにキラとしての人格を覚
醒させていたんじゃないかって考え始めていたんだ」
L「・・・第二のキラによる殺人はどうなったんです?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:50:39.79 ID:OzPLbSicO
二日前
月「(何か、何かあるはずだ・・・)」
L「月君、どうしたんですか?」
月「いや、第二のキラのプロファイリングをみていたんだ」
L「まあそっちは放っておいても危険じゃないでしょう。だんだん殺しのペースも落ちてきているようですし」
月「(そうか、第二のキラか・・・こいつを利用すれば)」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:01:55.10 ID:OzPLbSicO
月「(第二のキラはかなり暴走している・・・ならば協力者を偽って接触し、犯罪者を裁かせれば・・・幸い、
ここには十分設備が整っている。僕に比べて裁きにクセがある第二のキラを特定するのには手間はかからな
いだろう・・・)」
月「(・・・平沢憂・・・おそらくこいつが第二のキラだ。・・・どこかで聞いたことあるぞ。!!こいつ、平沢唯が
着ていたTシャツに書いてあった名前だ!憂なんて名前は珍しい。おそらく平沢唯の妹、ないしは身内の人
間なのだろう。こいつに裁く予定の犯罪者リストと手紙を送りつけて・・・)」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:15:50.75 ID:OzPLbSicO
明日中には終わる予定です。今日はここまでにしないと明日起きれない
し、話がグダグダになりそうなので。保守よろしくお願いします。
続きます
ガラッ
憂「こんにちは~」
紬「あら、憂ちゃ~ん。どうしたの?」
梓「私が誘ったんです、一緒にお茶しようと思って」
紬「それはいいわね~。憂ちゃんもミルクティーでいい?」
憂「はい。」
律「しっかし唯も悪い奴だよな~。こんなにできた妹を置いていなくなるなんてさ」
憂「え、ええ」
竜崎「・・・平沢さん。」
憂「はい。・・・えっと」
竜崎「竜崎です。お姉さんの失踪について2、3伺いたいことがあるのですが」
紬「竜崎先生探偵みたーい(何を考えているのかしら?)」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:16:15.11 ID:KQ02bYOsO
律「おいおい失踪って、ドラマのみすぎだよ(やっぱり唯がいなくなったこととキラ事件には関連性があるのか?)」
竜崎「いえ、あくまで担任教師としてです。平沢さん、失踪前のお姉さんに何か変わったことは?」
憂「いえ、特には・・・」
竜崎「では秋山澪さんの死、これについて何か聞かされたことは?」
紬「!!!!(自分から澪ちゃんの話を!!)」
憂「・・・お姉ちゃんはあの日のことをあまり話さなかったので・・・」
竜崎「そうですか・・・ではお姉さんから聞かされた話で、何か変わった話はありませんでしたか?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:17:31.77 ID:KQ02bYOsO
憂「(お姉ちゃんがキラに殺されたことは話した方がいいのかしら・・・でも話せばノートの存在がばれちゃって没収されればレムさんは死神界に帰っちゃうだろうし・・・いまは黙っておいた方が良さそうね)・・・とくには・・・」
竜崎「そうですか・・・」
梓「そういえば、この前学校帰りにみんなで公園でアイス食べた帰りに、唯先輩が変な髪型の人がいたって騒いでました。そんな人は公園にいなかったと思うんですが・・・」
竜崎「変な髪型の人?」
憂「・・・そういえば、お姉ちゃんいってました。顔が灰色で目がギョロッとした、羽の生えた人が公園に至って」
律「おおかた着ぐるみかなんかだろ?」
梓「わたしもそう言ったんですけど、それが・・・」
竜崎「それが?」
梓「飛んでたって言うんです」
竜崎「飛んでた?」
律「そんなまさか」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:19:11.45 ID:KQ02bYOsO
竜崎「田井中さんうるさいです。それ以外に何か特徴は?」
梓「・・・あ、もう一人男の子がいたって言っていました。」
竜崎「男の子?同じような風貌の?」
梓「いえ、そっちはどこにでもいる普通の男の子だったみたいです」
竜崎「ありがとうございます。参考になります。」
紬「(そんな人いたかしら?たしかあの日公園にいた男の子と言えば月くんぐらいだったけど・・・)」
竜崎「いろいろお話も聞けたことですし、わたし今日はこれで失礼します。」
律「えっ?ケーキ食べてかないの?」
竜崎「はい。私の分はみなさんで食べてください。それでは」
律「行っちゃった」
紬「(・・・怪しい。怪しすぎる。でも竜崎先生は本当にキラなのかしら?どうしてもそんなふうには見えないわ・・・)」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:21:21.33 ID:KQ02bYOsO
月「紬さんじゃないか。どうしたんだい?こんな時間に」
紬「あの、ちょっとお話があって・・・」
月「(会う約束もしていないのに・・・まさか!竜崎の名前をノートに書いたのか?)」
月「それで、話ってなんだい?」
紬「はい。あの・・・やっぱりこれお返しします!!」
月「・・・どうしてだい?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:22:16.54 ID:KQ02bYOsO
紬「やっぱり、竜崎先生がキラには思えないんです・・・」
月「紬さん、いいかい?君にはそう思えるかもしれないけど、事実、彼がキラであるということはあのLが
主張しているんだよ?(この程度のことは想定済みだ)」
紬「それはそうなんですけど、・・・キラにしては自分の起こした事件について興味を持ちすぎな感じがする
んです」
月「猟奇的な殺人鬼なんてそんなもんだよ。彼は狂っているんだよ?」
紬「それに・・・」
月「・・・それに?」
紬「わっ、わたし、月くんのことをあまり知らないままに信頼しすぎていたと思うんです。」
月「・・・」
紬「唯ちゃんの失踪に関わっている人が月くんと私が出会った日に公園にいたっていう話が出たんです。・・
・もちろん月くんが唯ちゃんの失踪に関係してるなんて思ってません!!だけど・・・」
月「(くそっ!リュークがあの女にみられていたとは!迂闊だった!だがいまはこの女をどうするかが先決
・・・殺すか?いやいま殺すのはまずい。ましてリュークの情報がLに漏れているとかんがえると、キラが焦って紬を殺したと
考えられてしまう・・・いや・・・だめだ。これ以上リスクを背負うわけにはいかない。やはりこの女、始末して
おくべきか・・・)」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:23:26.43 ID:KQ02bYOsO
月「・・・わかったよ。紬さん。いままでありがとう。これはお礼だ。受け取ってくれ。」
紬「い、いえ。わたしそんなつもりじゃ」
月「いいんだよ。それに交通費がかかるだろ?」
紬「交通費?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:24:36.64 ID:KQ02bYOsO
月「樹海に行くのにはね」
紬「?それって・・・」
月「(2・1・0!)さようなら。琴吹紬さん。いや、連続殺人犯さん・・・」
紬「・・・」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:26:01.24 ID:KQ02bYOsO
月「(琴吹紬 自殺 2010年7月15日午後5時37分、死体が一番見つかりやすいと思われる樹海への移動を
開始し、その途中で自分が秋山澪の不審死と平沢唯の失踪に関わっていることを告白する文章を警視庁宛に
送り、それが警視庁に届く以前に樹海で手首を切って死亡。)」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:27:38.33 ID:KQ02bYOsO
月「(これでLとの接点がなくなったわけだがL側も桜高の事件からキラをみつけることも不可能になった
わけだ・・・)」
***************
L「(中野さんが話していた公園・・・これはレイ・ペンバーFBI捜査官からの報告書で、けいおん部の人た
ちが居た日に、夜神月も寄っていることが報告されている・・・偶然にしては話ができすぎている・・・桜高の事件があってから
そちらにばかり気を取られていたが・・・夜神月・・・洗い直してみる必要がありそうだな・・・)」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:28:29.91 ID:KQ02bYOsO
総一郎「L!!今朝警察にこんなものが!」
L「なんです?」
総一郎「どうやら桜高の事件とキラは関係なかったようだ・・・筆跡は本人のものと確認された」
L「!?」
紬の手紙「(これは私の罪を告白するものです。私、琴吹紬は秋山澪ちゃんを毒物で殺害し、平沢唯ちゃん
を誘拐、監禁しました。良心の呵責に耐えられないのでここに罪を告白し、私の命を絶つことにいたしまし
た。琴吹紬)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:31:38.39 ID:KQ02bYOsO
総一郎「さっき、山梨県警から樹海で10~20代くらいの女性の死体が発見されたと報告があった。まだ身元
確認中だが、特徴的な眉毛などからおそらく琴吹さんだろう・・・」
L「(何がなんだか・・・なぜ琴吹さんは秋山さんを殺害し、平沢さんを監禁したのだ?確かに彼女には不審
な点がいくつかあった。しかしなぜこのタイミングで?・・・それにこの遺書にも不審な点がいくつかある・・
・)夜神さん、遺書はこれだけですか?」
総一郎「そうだが?」
L「では、平沢さんは見つかったんですか?」
総一郎「いや・・・」
L「変ですね。」
総一郎「変?」
L「はい。琴吹さんは遺書のなかで良心の呵責に耐えられなくなったと言っています。」
総一郎「ああ。それが何か?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:35:56.91 ID:KQ02bYOsO
L「大ありです。この遺書によれば平沢さんはどこかに監禁されているだけでまだ殺害されてはいないはず
です。」
総一郎「そうか!琴吹紬が罪の意識を抱いたというのなら平沢唯を解放、ないしは監禁場所くらいは明らか
にするはず!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:42:53.25 ID:KQ02bYOsO
L「はい。それに私がみるかぎり、彼女には少なくとも平沢唯さんを監禁する理由がありません。」
松田「理由ならありますよ。」
L「?」
松田「彼女がキラだった場合ですよ。そうすれば口封じの為に秋山澪を殺し、平沢唯を監禁したと考えられるじゃないですか。」
総一郎「いや、それはない。」
松田「なんでです?」
相沢「考えてもみろ。だったら平沢唯を監禁しとく理由がないじゃないか?親友を殺すような奴が、他の親友は監禁しておくだけなんておかしくないか?」
L「それにキラによる殺人は止まってません。彼女がキラであるなんてことはありえません」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:44:20.31 ID:KQ02bYOsO
松田「てことはやっぱり桜高の事件とキラは関係なかったんですよ。」
L「いや、キラはおそらくこの事件に関わっています。そして今私がキラであると最も疑っているのは夜神
月・・・」
総一郎「そんな!!月に対する疑いは晴れたんじゃなかったのか!?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:45:42.16 ID:KQ02bYOsO
L「そうは言ってません。彼に対する疑いよりも、桜高の事件のほうを優先させていただけです。」
総一郎「・・・L、それでどれくらい疑っているんだ?」
L「疑っているといっても大したことありません。10%くらいです。」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:46:46.00 ID:KQ02bYOsO
総一郎「10%って・・・前よりあがってるじゃないか!?」
L「そうですね」
松田「そうですねって・・・でもなんでここにきて月くんなんです?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:48:15.92 ID:KQ02bYOsO
L「そうですね・・・。みなさん、死亡したFBI捜査官の尾行記録をみてください~」
総一郎「・・・まさか月が桜高の事件に関わっているかもしれないなんて・・・」
L「夜神さん、ショックかもしれませんが捜査は捜査です。なんなら夜神さんは操作から下りますか?私はかまいませんが?」
総一郎「いや。これでも私は警察官だ。なにも公私混同することはない。やるなら徹底的にやってくれ。」
L「夜神さん、ありがとうございます。」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:51:00.33 ID:KQ02bYOsO
律「・・・なんで・・・なんでだよ紬・・・」グスッ
竜崎「田井中さん。わたしは琴吹さんが一連の事件の首謀者だとは考えていません。亡くなった3人は恐ら
くキラ事件に巻き込まれたのでしょう。」
律「・・・キラに?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:56:16.20 ID:KQ02bYOsO
竜崎「はい。わたしがキラ事件の捜査のためにこの学校に来ていることは前にお話しました。」
律「・・・うん。」グスッ
竜崎「残念なことに、わたし、つまりLが潜入捜査をしていることがキラに漏れてしまったのでしょう。」
律「じゃあ唯と紬はそのせいで殺されたっていうのかよ!?」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:58:22.73 ID:KQ02bYOsO
竜崎「そうです。」
律「竜ちゃんなんか・・・竜ちゃんなんかが、この学校に来るから!」
竜崎「申し訳ありません。」
律「あやまるなよっ!あやまったら唯も紬も・・・何のために死んでいったのか・・・」
竜崎「そうですね。」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 19:59:06.61 ID:KQ02bYOsO
律「・・・」
律「・・・で、竜ちゃんは何しに来たんだよ?」
竜崎「お話を伺いに・・・」
律「話って・・・もう話すことは何もないよ・・・」
竜崎「夜神月という人物をご存知ではないですか?」
律「夜神月・・・?どっかで聞いたことあるような・・・」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:01:39.69 ID:KQ02bYOsO
竜崎「本当ですか!?田井中さん!どこで聞いたんですか?」
律「・・・交換日記・・・」
竜崎「交換日記?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:05:16.19 ID:KQ02bYOsO
竜崎「で、その交換日記は?」
律「うーん・・・たしか澪が死んでその後ドタバタしてたからまだ紬のところにあるんじゃないかな?」
竜崎「そうですか。ありがとうございます!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:08:52.59 ID:KQ02bYOsO
律「あっ!竜ちゃん、待って。」
竜崎「なんですか?」
律「あのさ・・・私も連れてってくんないかな?」
竜崎「?」
律「その・・・澪たちはキラのせいで死んだんだろ?みんなの仇を討ちたいんだ!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 20:19:00.19 ID:KQ02bYOsO
竜崎「別にいいですけど、下手すれば死にますよ?それでもいいんですか?」
律「梓には悪いけどさ、やっぱり私、このままじゃやり切れない!」
竜崎「そうですか。いいですよ。ついてきてください。ただし、以後外出には制限が付きます。」
律「失踪扱いってわけか・・・」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 21:58:22.65 ID:KQ02bYOsO
L「というわけで、田井中律さんです」
相沢「なにがというかけなんですか!?一般人を巻き込むなんて危険です!!」
松田「でも若い女の子がいると現場が和みますよ!」
相沢「松田!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:17:39.24 ID:KQ02bYOsO
律「・・・確かにただの女子高生がこんな大事件捜査に参加するなんて、役に立たないだろうし危険だなんて
こともわかってます。でも、私は・・・私は澪たちの・・・澪たちの命を奪ったキラが野放しになってるのを黙っ
てみておくこと何てできません!」
総一郎「・・・危険すぎるのは事実だ。だが、彼女にも、我々がいままで諦めなかった正義の信念があるじゃ
ないか!一緒にがんばろう、田井中さん」
律「はい!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:21:10.95 ID:KQ02bYOsO
憂「ただいま~」
ジャンジャカジャーン~♪
憂「ギー太を誰かが演奏してる?まさか・・・」
憂「お姉ちゃん!」ガチャッ
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:25:03.82 ID:KQ02bYOsO
憂「お姉ちゃ・・・」
レム「ああ憂か・・・すまない。なぜか引いてみたくなったんだ」
憂「(お姉ちゃんはもう・・・いないんだ・・・)」
回想
唯「う~い~、アイスー」
唯「このハンバーグおいしいね!」
唯「ほら!!ホワイトクリスマス!」
****************
憂「ったいに・・・」
レム「・・・?」
憂「絶対に許せない・・・」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:27:44.15 ID:KQ02bYOsO
レム「憂?どうした?」
憂「私は絶対にキラを許さない・・・」
憂は復讐の鬼になった・・・
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:36:04.76 ID:KQ02bYOsO
憂「人権派の弁護士、警察関係者、みーんな正義、正義!!もううんざり!・・・そうよ、この人たちなら犯罪
者を憎んでるはずだわ。この人たちの中にキラがいるのよ!!みんな死んじゃえばいいんだわ!!私からお姉ち
ゃんを奪った報いよ!!」カキカキ
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:53:14.08 ID:KQ02bYOsO
総一郎「L!とうとうキラが暴走し始めたぞ。犯罪とは無縁の人間が殺され始めた!!」
L「はい。知ってます。」
茂木「知っていたって・・・」
松田「驚かないんですか?」
L「ええ。田井中さんも驚いてませんよ。」
律「うん。だってそれたぶんキラじゃないでしょ?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:56:50.10 ID:KQ02bYOsO
総一郎「どういうことなんだ?」
L「犯罪者のいない世界をつくると言っていたキラが、何の前触れもなく暴走をはじめるわけがありません
。別人と考えて間違いないでしょう。」
律「??」
松田「(りっちゃんは話についてけてなかっただけみたいだ。よかった)」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:01:07.71 ID:KQ02bYOsO
総一郎「第二のキラが現れた、というわけか・・・」
L「そうですね。」
松田「キラが捕まってもいないのに第二のキラだなんて・・・」
L「落胆することはありませんよ。」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:21:44.40 ID:KQ02bYOsO
総一郎「そうだぞ、松田。キラではみえなかったものが第二のキラからは見えてくるかもしれないだろ?」
松田「そ、そうですね!!」
****************
月「くそっ!!どういうことなんだリューク!!」
リューク「ああ、たぶん誰かが人間界にもう一冊デスノートを持ち込んだんだな」
月「くそっ!!厄介なことになった!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:47:08.66 ID:KQ02bYOsO
月「ノートを持つ人間がもう一人現れたということは、そいつからノートの秘密がばれてしまう可能性があ
るということだ。しかもそいつはキラに協力的じゃない!」
リューク「なんでそんなことがわかるんだ?」
月「殺されている人間が、週刊誌などでキラではないかと疑われたことがある人物ばかりだ。おそらくキラ
に身近な人間を殺され逆恨みしているのだろう。」
リューク「なるほどな」
月「Lより先に先手をうたないとまずいな・・・」
****************総一郎「で、どうするんだ?第二のキラに専念するのか?」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:50:38.88 ID:KQ02bYOsO [41/41]
L「いえ。確かに第二のキラからわかることがあるかもしれませんが、いまはそれよりも月君です。月君を
24時間監視させてもらいます。」
総一郎「監視だって!?」
L「監視といっても大したものではありません。24時間わたしと行動をともにしてもらうだけです。」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:06:06.26 ID:OzPLbSicO [1/3]
月「い、一体どういうことなんだ、父さん!」
総一郎「隠しても仕方ないからな。正直に言おう。月、お前はいまLにキラとして疑われている」
月「な、なんだって!?どういうことだ?僕に対する疑いは晴れたんじゃなかったのか?」
総一郎「・・・そうではなかったようだ。詳しいことは言えない。とにかく私と一緒に来るんだ。」
月「・・・」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:12:48.76 ID:OzPLbSicO [2/3]
L「はじめまして。夜神月君。わたしはLです。ここに来てもらった理由はもう聞かされていると思います。」
月「(こいつがL...)ああ、どうやら僕はキラだと疑われているようだな」
L「疑っていると言っても10%くらいですよ」
月「しかし、他に怪しい人物がいないのでは、僕が疑われているのならキラだと決まったようなものじゃな
いか」
L「まあ、そうかもしれませんね。でも私は月君に協力してもらおうという意図もあってここに呼んだんです。」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:22:15.35 ID:OzPLbSicO [3/3]
月「協力だって?」
L「はい。月君、この資料をみて感想を聞かせてください。」
月「(これはこの一週間のキラによる裁きのプロファイリング・・・偽キラのものも混ざっているが・・・僕を
試しているのか?キラならば裁いている人間が二人居ることが分かる・・・こいつの中のキラはこんなのに引
っかかるのか?いや、時間、裁きの対象などに明らかなぶれがみられる。これはふつうに考えても別にキラ
がいるとしか・・・)」
月「~という感じかな。」
L「月君。その通りです。少し簡単すぎましたかね」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:32:51.67 ID:OzPLbSicO
月「(24時間監視されていたのでは裁きができない・・・万事休すか・・・)」
L「(夜神月が監視下におかれてキラによる殺人が止まれば夜神月がキラ・・・殺人の方法はわからないままだが・・・)」
リューク「月、いつでも目の取引はできるからな」
月「(うるさい!黙ってろ死神!!)」
****************3日後
総一郎「月!L!キラによる殺人が再開したぞ」
月「僕がここにきて3日間裁きが止まっていたから一時は僕も自分は無意識のうちにキラとしての人格を覚
醒させていたんじゃないかって考え始めていたんだ」
L「・・・第二のキラによる殺人はどうなったんです?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:50:39.79 ID:OzPLbSicO
二日前
月「(何か、何かあるはずだ・・・)」
L「月君、どうしたんですか?」
月「いや、第二のキラのプロファイリングをみていたんだ」
L「まあそっちは放っておいても危険じゃないでしょう。だんだん殺しのペースも落ちてきているようですし」
月「(そうか、第二のキラか・・・こいつを利用すれば)」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:01:55.10 ID:OzPLbSicO
月「(第二のキラはかなり暴走している・・・ならば協力者を偽って接触し、犯罪者を裁かせれば・・・幸い、
ここには十分設備が整っている。僕に比べて裁きにクセがある第二のキラを特定するのには手間はかからな
いだろう・・・)」
月「(・・・平沢憂・・・おそらくこいつが第二のキラだ。・・・どこかで聞いたことあるぞ。!!こいつ、平沢唯が
着ていたTシャツに書いてあった名前だ!憂なんて名前は珍しい。おそらく平沢唯の妹、ないしは身内の人
間なのだろう。こいつに裁く予定の犯罪者リストと手紙を送りつけて・・・)」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:15:50.75 ID:OzPLbSicO
明日中には終わる予定です。今日はここまでにしないと明日起きれない
し、話がグダグダになりそうなので。保守よろしくお願いします。
続きます
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