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とある学生たちの放課後3
797 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/09(水) 16:07:13.41 ID:7zLYXADO [23/35]
上条さんと姫神のSS出来たけど非常に俺得な話に仕上がったので、オナニーかよ帰れって人はスルーしてください。では11レスほどもらう
上条さんと姫神のSS出来たけど非常に俺得な話に仕上がったので、オナニーかよ帰れって人はスルーしてください。では11レスほどもらう
798 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:08:03.91 ID:7zLYXADO [24/35]
――とあるゲーセン――
上条「うらっ、うらっ」
姫神「抜かせない」
上条「それっ、それっ」
姫神「そのパターンは見切った」
――You Win
上条「……なぜ勝てない」
姫神「上条君は攻撃がワンパターン」
上条「くっそう。ん? 姫神、これやったことないって言ってなかったか?」
姫神「アーケード版は今日初めてやった」
上条「アーケード版はってことは……」
姫神「ゲーム自体は小萌としばらく一緒にやってた。そこで鍛えられた」
上条「なんと」
姫神「アーケード版でコントローラー持つのとは勝手が違うからどうなるか心配だったけど。意外と大丈夫だったみたい」
上条「小萌先生か……それじゃ俺が勝てるはずないよなぁ」
799 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:08:33.16 ID:7zLYXADO [25/35]
姫神「小萌がどうかしたの?」
上条「ん、あぁ。あれは姫神がこっちに転校してくる前に、クラスでこのゲームの一作前が凄い流行ったんだよ」
上条「皆がそれに夢中になってさ、クラスの奴らがずっとピリピリした感じになってて、それを見かねた小萌先生はそのゲームやってる奴を一人一人家に呼び出してフルボッコにしていったんだ」
姫神「フルボッコ?」
上条「そうフルボッコだ。それで自信とやる気を喪失した俺達は自然とそのゲームから離れていった。これでクラス雰囲気は元通りなったとさ、おしまいおしまい」
姫神「小萌。やっぱり凄い人。侮れない」
上条「姫神はその小萌先生に鍛えられたんだ、通りで勝てないわけだよ」
姫神「小萌。そんなに上手いの?」
上条「そうだな、さっき例えに出した猛者に小萌先生は入るんじゃないかな」
姫神「それは。驚き」
上条「小萌先生はかつてオランダ代表やミランで活躍したエドガーダービッツに因んで『学園都市のダイナモ』と呼ばれてるんだぜ」
姫神「なんだかよく分からないけど。とにかく凄いんだね?」
上条「そうだな。今度クラスの奴らに話を聞いてみると貴重なフルボッコ体験談が聞けると思うぜ」
姫神「うん。分かった」
800 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:09:03.83 ID:7zLYXADO [26/35]
姫神「そういえば。今日のイベントってなに?」
上条「今日はだな……お、あったあった。えーっと、カナミンのコスプレ衣装貸し出し半額だってさ」
姫神「っ! ついに私の時代が来た。これで勝てる」
上条「姫神、急にどうしたんだ……?」
姫神「乗るしかないこのビックウェーブ」
上条「あのー、姫神さん?」
姫神「皆の者、馬を引け! 丘へ向かうぞ!」
上条「こ、こんな神々しい姫神は初めて見るぞ……! なんか俺、わくわくしてきたぞ!」
姫神「それで。その衣装貸し出しはどこでやってるの?」
上条「え、あ、基本はそのテンションなんすね」
姫神「なんのこと?」
上条「いや、なんでもない。それならこっちの通路だな」
姫神「分かった。早く行こう」グイ
上条「あ、おい引っ張るなよ」
801 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:09:39.20 ID:7zLYXADO [27/35]
姫神「これはっ……!!」
上条「ん? これは超機動少女カナミンツインスネーク(勝手に考えた第三期の名前)のマインの衣装か」
姫神「上条君。分かるの?」
上条「インデックスがよく見てるからな。大体のことは分かるぜ」
姫神「そういえば。シスターちゃんはどうしてるの?」
上条「インデックスなら今友達の所だな。補習で遅くなるって言ってるし大丈夫だろ」
姫神「友達さんが可哀想な気がするのはきっと気のせいじゃない」
上条「……。にしても、姫神はこういうのに興味あるんだな」
姫神「魔法少女は全ての女の子の憧れ」
上条「そんなもんかね?」
姫神「絶対にそう。男の子が戦隊物に憧れるようなもの」
上条「お、確かに言われてみればそうだな」
―――
「ねーねー、まだ食べたりないかも」
「はァ? 一体お前の胃袋はどォなってンですかァ?」
「海よりも深く、そして広いんだよ!」
「さすがはシスターさんだね! ってミサカはミサカはその食いっぷりに感心してみる!」
802 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:10:07.83 ID:7zLYXADO [28/35]
上条「姫神、そろそろいいか?」
姫神「うん。大丈夫」
上条「じゃ、開けるぞ」
姫神「あ、ごめ、まっ――」
――ガラッ
上条「あ……」
姫神「見ないで!」ゴスッ
上条「ありがとうございます!」フゴッ
―――
姫神「えっち。すけべ。変態」
上条「すいません。ほんとにすいません」
姫神「普通。男が開ける?」
上条「開けません。右手が欲求に素直だったみたいですすいません」
姫神「分かればいい。前を締め忘れてた私も悪かったし……」
上条「色んな意味でありがとうございます」
姫神「ちゃんと反省して」
上条「はい……」
803 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:10:34.99 ID:7zLYXADO [29/35]
姫神「その右手。没収しようかな」
上条「うぇ!? はは、なんか嫌な汗が流れてきた……」
姫神「え? ……、その。ごめんなさい」
上条「姫神が謝ることじゃないんだ。それより、その衣装似合ってるな」
姫神「ほんと?」
上条「あぁ、まさに着こなしてるって感じだ。その……可愛いよ」
姫神「あ、ありがと」
上条「おう……」
姫神「……、上条君。こういうの好きなの?」
上条「ぶっ!? 違う! 決してそういう訳じゃないぞ!? いつもの制服姿とは違う格好にトキメキを隠せないと言いますかって当麻は当麻はなにを言ってるんでせうか!?」
姫神「上条君て焦るとなんか変になるんだね」
上条「自覚はあります」
姫神「コスプレ好きも?」
上条「自覚は……って違う! どっかのバニー野郎と一緒にしないで!」
姫神「バニー……?」
―――
「ぶぇっくしょん!」
「はまづら、もしかして風邪?」
「最近寒くなってきたしなぁ」ズズッ
「暖めてあげる」
「た、滝壺ぉ!?」
804 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:11:26.27 ID:7zLYXADO [30/35]
上条「それじゃ、せっかくだから写真撮ってもらおうぜ」
姫神「うん。……でもちょっと恥ずかしいかな」
上条「大丈夫だって。ここのカメラマン腕良いからさ」
姫神「私のコスプレ写真とか誰得?」
上条「少なくとも俺得だな」
姫神「……、そうなんだ。楽しみにしてて」
上条「おうよ!」
―――
姫神「うう。やっぱり恥ずかしかった」
上条「それにしては最後の方はノリノリでポーズ取ってたじゃん」
姫神「あれは。カメラマンさんが乗せるのがうまくてつい乗ってしまった」
上条「やっぱりあのカメラマン腕良いな。ほら、見ろよ全部可愛く撮ってくれてるぜ」
姫神「かわ、可愛いって。……、上条君相手に商売したら儲けそう」
上条「うっ、俺の財布の主成分が窒素で超埋まりそうです」
姫神「その写真。非売品だから大事にしてね」
上条「あぁ、大事にするよ。……おっともう結構時間経ってるな。そろそろ帰るか」
姫神「うん」
805 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:12:04.41 ID:7zLYXADO [31/35]
――帰り道――
上条「いやー今日は楽しかったな!」
姫神「私も。楽しかった」
上条「どうやら上条さんの『デートで姫神をプレンセスに』作戦は成功したみたいだな」
姫神「……。そんな作戦名いつ考えたの?」
上条「ん? いつって最初からだぞ?」
姫神「そうだったの……(ダサいなんて言えない)」
上条「なぁ、姫神。俺は別に皆のメインヒロインにならなくたっていいと思うんだよ」
姫神「どういうこと?」
上条「『皆の』じゃなくて『誰かの』メインヒロインになればいいんだ」
姫神「私はその『誰か』にもスルーされるエアヒロイン……」
上条「あーもう、なんですぐそうやって卑屈になるんですか姫神さんは」
姫神「え?」
上条「姫神は俺のメインヒロインだ!」
姫神「っ!?」
806 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:12:35.75 ID:7zLYXADO [32/35]
姫神「それは。今日の設定じゃないの……?」
上条「今日はそのつもりでいた」
姫神「……、今日、は?」
上条「ほんとはもっとデートして仲良くからだと思ってた。でも今の姫神を見てたらそんなのは幻想だった」
姫神「……」
上条「姫神好きだっ! 俺の、俺だけのメインヒロインになってくれ!」
姫神「っ!!」
上条「皆の、誰かのメインヒロインになるなんて俺は考えられない。もしそんな奴が現れたら右ストレートでぶっ飛ばす!」
姫神「……。それはやり過ぎ」
上条「それくらい俺は本気なんだ」
姫神「……」
上条「返事を聞かせてくれないか?」
姫神「私で。いいの?」
上条「あぁ、姫神がいい。姫神じゃなきゃ、嫌だ」
姫神「……、私。これから上条君のメインヒロインになる」
上条「ほんとか!? ありがとうな姫神!!」
807 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:13:02.02 ID:7zLYXADO [33/35]
姫神「あ。もしかして。鞄忘れたのってわざと?」
上条「うぉ! いきなりバレた!?」
姫神「普通は補習にも鞄持って行くよね」
上条「仰る通りで……」
姫神「デートに誘ったのも?」
上条「あれは偶然の産物だな。初めは姫神が委員会の仕事で残ること知ってたから、鞄を口実に2人で話せたらいいなってくらいしか思ってなかったんだけど……」
姫神「けど?」
上条「姫神の卑屈な姿を見たらこのままじゃいけないと思って気がついたら勢い余ってデートに誘ってた」
姫神「卑屈なのもたまには良いんじゃない?」
上条「はは、そうかもしれないな。……あのさ姫神」
姫神「なに?」
上条「俺達、その……恋人同士なんだよな?」
姫神「うん。そう、だね」
上条「だからさ、お互い下の名前で呼ばなないか? 恋人同士なのに名字で呼び合うってなんか変じゃないか?」
姫神「わか、った。とう、ま君」
上条「あ、秋沙」
808 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:13:39.25 ID:7zLYXADO [34/35]
姫神「……」
上条「……好きだぞ」
姫神「私も。好き」
上条「……あー、一緒に帰れる日は一緒に帰ろうな」
姫神「自分から言っといて話題を変えるとは。かみ……当麻君はまず補習にならないように頑張らないとね」
上条「すいません馬鹿ですいません」
姫神「今度は当麻君が卑屈になってる。ダメ。絶対」
上条「はい……」
姫神「勉強は得意だから任せて。これはフラグ。逃したら損」
上条「ははは、頼もしいな秋沙は」
姫神「それほどでも。あ。ここまでくればもう大丈夫だから」
上条「そうか」
姫神「送ってくれてありがと。明日もお願い出来るかな?」
上条「もともとそのつもりだったさ。それじゃあまた明日な秋沙」
姫神「また明日当麻君。おやすみ」
上条「あぁ、おやすみ」
809 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:15:12.15 ID:7zLYXADO [35/35]
エンダアアアアアアアイヤアアアアアアアってことでこれで上姫SSは終わります
ところでこの曲名なんだっけ?喉まできてるんだけど思い出せない……
――とあるゲーセン――
上条「うらっ、うらっ」
姫神「抜かせない」
上条「それっ、それっ」
姫神「そのパターンは見切った」
――You Win
上条「……なぜ勝てない」
姫神「上条君は攻撃がワンパターン」
上条「くっそう。ん? 姫神、これやったことないって言ってなかったか?」
姫神「アーケード版は今日初めてやった」
上条「アーケード版はってことは……」
姫神「ゲーム自体は小萌としばらく一緒にやってた。そこで鍛えられた」
上条「なんと」
姫神「アーケード版でコントローラー持つのとは勝手が違うからどうなるか心配だったけど。意外と大丈夫だったみたい」
上条「小萌先生か……それじゃ俺が勝てるはずないよなぁ」
799 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:08:33.16 ID:7zLYXADO [25/35]
姫神「小萌がどうかしたの?」
上条「ん、あぁ。あれは姫神がこっちに転校してくる前に、クラスでこのゲームの一作前が凄い流行ったんだよ」
上条「皆がそれに夢中になってさ、クラスの奴らがずっとピリピリした感じになってて、それを見かねた小萌先生はそのゲームやってる奴を一人一人家に呼び出してフルボッコにしていったんだ」
姫神「フルボッコ?」
上条「そうフルボッコだ。それで自信とやる気を喪失した俺達は自然とそのゲームから離れていった。これでクラス雰囲気は元通りなったとさ、おしまいおしまい」
姫神「小萌。やっぱり凄い人。侮れない」
上条「姫神はその小萌先生に鍛えられたんだ、通りで勝てないわけだよ」
姫神「小萌。そんなに上手いの?」
上条「そうだな、さっき例えに出した猛者に小萌先生は入るんじゃないかな」
姫神「それは。驚き」
上条「小萌先生はかつてオランダ代表やミランで活躍したエドガーダービッツに因んで『学園都市のダイナモ』と呼ばれてるんだぜ」
姫神「なんだかよく分からないけど。とにかく凄いんだね?」
上条「そうだな。今度クラスの奴らに話を聞いてみると貴重なフルボッコ体験談が聞けると思うぜ」
姫神「うん。分かった」
800 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:09:03.83 ID:7zLYXADO [26/35]
姫神「そういえば。今日のイベントってなに?」
上条「今日はだな……お、あったあった。えーっと、カナミンのコスプレ衣装貸し出し半額だってさ」
姫神「っ! ついに私の時代が来た。これで勝てる」
上条「姫神、急にどうしたんだ……?」
姫神「乗るしかないこのビックウェーブ」
上条「あのー、姫神さん?」
姫神「皆の者、馬を引け! 丘へ向かうぞ!」
上条「こ、こんな神々しい姫神は初めて見るぞ……! なんか俺、わくわくしてきたぞ!」
姫神「それで。その衣装貸し出しはどこでやってるの?」
上条「え、あ、基本はそのテンションなんすね」
姫神「なんのこと?」
上条「いや、なんでもない。それならこっちの通路だな」
姫神「分かった。早く行こう」グイ
上条「あ、おい引っ張るなよ」
801 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:09:39.20 ID:7zLYXADO [27/35]
姫神「これはっ……!!」
上条「ん? これは超機動少女カナミンツインスネーク(勝手に考えた第三期の名前)のマインの衣装か」
姫神「上条君。分かるの?」
上条「インデックスがよく見てるからな。大体のことは分かるぜ」
姫神「そういえば。シスターちゃんはどうしてるの?」
上条「インデックスなら今友達の所だな。補習で遅くなるって言ってるし大丈夫だろ」
姫神「友達さんが可哀想な気がするのはきっと気のせいじゃない」
上条「……。にしても、姫神はこういうのに興味あるんだな」
姫神「魔法少女は全ての女の子の憧れ」
上条「そんなもんかね?」
姫神「絶対にそう。男の子が戦隊物に憧れるようなもの」
上条「お、確かに言われてみればそうだな」
―――
「ねーねー、まだ食べたりないかも」
「はァ? 一体お前の胃袋はどォなってンですかァ?」
「海よりも深く、そして広いんだよ!」
「さすがはシスターさんだね! ってミサカはミサカはその食いっぷりに感心してみる!」
802 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:10:07.83 ID:7zLYXADO [28/35]
上条「姫神、そろそろいいか?」
姫神「うん。大丈夫」
上条「じゃ、開けるぞ」
姫神「あ、ごめ、まっ――」
――ガラッ
上条「あ……」
姫神「見ないで!」ゴスッ
上条「ありがとうございます!」フゴッ
―――
姫神「えっち。すけべ。変態」
上条「すいません。ほんとにすいません」
姫神「普通。男が開ける?」
上条「開けません。右手が欲求に素直だったみたいですすいません」
姫神「分かればいい。前を締め忘れてた私も悪かったし……」
上条「色んな意味でありがとうございます」
姫神「ちゃんと反省して」
上条「はい……」
803 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:10:34.99 ID:7zLYXADO [29/35]
姫神「その右手。没収しようかな」
上条「うぇ!? はは、なんか嫌な汗が流れてきた……」
姫神「え? ……、その。ごめんなさい」
上条「姫神が謝ることじゃないんだ。それより、その衣装似合ってるな」
姫神「ほんと?」
上条「あぁ、まさに着こなしてるって感じだ。その……可愛いよ」
姫神「あ、ありがと」
上条「おう……」
姫神「……、上条君。こういうの好きなの?」
上条「ぶっ!? 違う! 決してそういう訳じゃないぞ!? いつもの制服姿とは違う格好にトキメキを隠せないと言いますかって当麻は当麻はなにを言ってるんでせうか!?」
姫神「上条君て焦るとなんか変になるんだね」
上条「自覚はあります」
姫神「コスプレ好きも?」
上条「自覚は……って違う! どっかのバニー野郎と一緒にしないで!」
姫神「バニー……?」
―――
「ぶぇっくしょん!」
「はまづら、もしかして風邪?」
「最近寒くなってきたしなぁ」ズズッ
「暖めてあげる」
「た、滝壺ぉ!?」
804 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:11:26.27 ID:7zLYXADO [30/35]
上条「それじゃ、せっかくだから写真撮ってもらおうぜ」
姫神「うん。……でもちょっと恥ずかしいかな」
上条「大丈夫だって。ここのカメラマン腕良いからさ」
姫神「私のコスプレ写真とか誰得?」
上条「少なくとも俺得だな」
姫神「……、そうなんだ。楽しみにしてて」
上条「おうよ!」
―――
姫神「うう。やっぱり恥ずかしかった」
上条「それにしては最後の方はノリノリでポーズ取ってたじゃん」
姫神「あれは。カメラマンさんが乗せるのがうまくてつい乗ってしまった」
上条「やっぱりあのカメラマン腕良いな。ほら、見ろよ全部可愛く撮ってくれてるぜ」
姫神「かわ、可愛いって。……、上条君相手に商売したら儲けそう」
上条「うっ、俺の財布の主成分が窒素で超埋まりそうです」
姫神「その写真。非売品だから大事にしてね」
上条「あぁ、大事にするよ。……おっともう結構時間経ってるな。そろそろ帰るか」
姫神「うん」
805 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:12:04.41 ID:7zLYXADO [31/35]
――帰り道――
上条「いやー今日は楽しかったな!」
姫神「私も。楽しかった」
上条「どうやら上条さんの『デートで姫神をプレンセスに』作戦は成功したみたいだな」
姫神「……。そんな作戦名いつ考えたの?」
上条「ん? いつって最初からだぞ?」
姫神「そうだったの……(ダサいなんて言えない)」
上条「なぁ、姫神。俺は別に皆のメインヒロインにならなくたっていいと思うんだよ」
姫神「どういうこと?」
上条「『皆の』じゃなくて『誰かの』メインヒロインになればいいんだ」
姫神「私はその『誰か』にもスルーされるエアヒロイン……」
上条「あーもう、なんですぐそうやって卑屈になるんですか姫神さんは」
姫神「え?」
上条「姫神は俺のメインヒロインだ!」
姫神「っ!?」
806 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:12:35.75 ID:7zLYXADO [32/35]
姫神「それは。今日の設定じゃないの……?」
上条「今日はそのつもりでいた」
姫神「……、今日、は?」
上条「ほんとはもっとデートして仲良くからだと思ってた。でも今の姫神を見てたらそんなのは幻想だった」
姫神「……」
上条「姫神好きだっ! 俺の、俺だけのメインヒロインになってくれ!」
姫神「っ!!」
上条「皆の、誰かのメインヒロインになるなんて俺は考えられない。もしそんな奴が現れたら右ストレートでぶっ飛ばす!」
姫神「……。それはやり過ぎ」
上条「それくらい俺は本気なんだ」
姫神「……」
上条「返事を聞かせてくれないか?」
姫神「私で。いいの?」
上条「あぁ、姫神がいい。姫神じゃなきゃ、嫌だ」
姫神「……、私。これから上条君のメインヒロインになる」
上条「ほんとか!? ありがとうな姫神!!」
807 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:13:02.02 ID:7zLYXADO [33/35]
姫神「あ。もしかして。鞄忘れたのってわざと?」
上条「うぉ! いきなりバレた!?」
姫神「普通は補習にも鞄持って行くよね」
上条「仰る通りで……」
姫神「デートに誘ったのも?」
上条「あれは偶然の産物だな。初めは姫神が委員会の仕事で残ること知ってたから、鞄を口実に2人で話せたらいいなってくらいしか思ってなかったんだけど……」
姫神「けど?」
上条「姫神の卑屈な姿を見たらこのままじゃいけないと思って気がついたら勢い余ってデートに誘ってた」
姫神「卑屈なのもたまには良いんじゃない?」
上条「はは、そうかもしれないな。……あのさ姫神」
姫神「なに?」
上条「俺達、その……恋人同士なんだよな?」
姫神「うん。そう、だね」
上条「だからさ、お互い下の名前で呼ばなないか? 恋人同士なのに名字で呼び合うってなんか変じゃないか?」
姫神「わか、った。とう、ま君」
上条「あ、秋沙」
808 名前:とある学生たちの放課後3[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:13:39.25 ID:7zLYXADO [34/35]
姫神「……」
上条「……好きだぞ」
姫神「私も。好き」
上条「……あー、一緒に帰れる日は一緒に帰ろうな」
姫神「自分から言っといて話題を変えるとは。かみ……当麻君はまず補習にならないように頑張らないとね」
上条「すいません馬鹿ですいません」
姫神「今度は当麻君が卑屈になってる。ダメ。絶対」
上条「はい……」
姫神「勉強は得意だから任せて。これはフラグ。逃したら損」
上条「ははは、頼もしいな秋沙は」
姫神「それほどでも。あ。ここまでくればもう大丈夫だから」
上条「そうか」
姫神「送ってくれてありがと。明日もお願い出来るかな?」
上条「もともとそのつもりだったさ。それじゃあまた明日な秋沙」
姫神「また明日当麻君。おやすみ」
上条「あぁ、おやすみ」
809 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/09(水) 16:15:12.15 ID:7zLYXADO [35/35]
エンダアアアアアアアイヤアアアアアアアってことでこれで上姫SSは終わります
ところでこの曲名なんだっけ?喉まできてるんだけど思い出せない……
Tag : とあるSS総合スレ
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