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上条「その髪、綺麗だな…」等々
姫神メインですの
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:16:53.78 ID:QC2S6T2c0
上条「ふわぁぁぁ……もう昼か…」
テクテク
上条「おーい……インデックス、日曜だし飯でも食いにいかねーか?」
上条「あれ…どこかでかけたのか?」
上条「まぁ何か買って帰ればいいか…」
バタンッ
………
……
…
-「ハンバーガ30個」
店員「お一人でですか?」
-「二人に見える?」
店員「みえませんが…」
-「ハンバーガ30個。早く」
店員「し、失礼しました、ハンバーガ30個ですね。こちらでお召し上がりですか?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:22:49.96 ID:QC2S6T2c0
-「こちらで。いただいていきます」
店員「お飲み物かポテトはいがかでしょうか?」
-「この券で。買える?」
店員「こちらのクーポンはハンバーガのみですね」
-「じゃあハンバーガだけで」
店員「わかりました、少々お待ちください」
………
……
…
上条「さて、何食おうかな…」キョロキョロ
上条「ラーメン屋は混んでるな」
上条「あんまり待たないのがいいな…」
上条「かといってあんまり金はないし」
「ぱぱーそのポテトちょうだい?」「こぼすなよー」「おいしぃー」「そうかーよしよし」
上条「あっ…たまにはハンバーガでも食うか…」
5 名前:タイミング的にあげてないから見つからないと思ってた…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:26:32.20 ID:QC2S6T2c0
ガー
店員「いらっしゃいませ、お決まりでしたらこちらへどうぞ」
上条「えーっと…チーズバーガセットで」
店員「お飲み物は何になさいますか?」
上条「ウーロン茶で」
店員「店内でお召し上がりですか?」
上条「はい」
店員「390円になります」
上条「えーっと…はい」
店員「390円丁度のお預かりです、レシートのお返しになります」
店員「こちらの列に並んでお待ちください」
上条「はい、はいっと」
店員「チーズバーガセットのお客様」
上条「俺です」
店員「お待たせしました、ごゆっくりどうぞー」
10 名前:>>8 ぜんぜん気にしてなかったorz[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:32:50.32 ID:QC2S6T2c0
上条「うーん…席あいてないかな…」キョロキョロ
上条「お、あそこなら…」
テクテク
上条「すみません、あい席いいですか?って…」
姫神「…あ。上条当麻」
上条「あいかわらず…」チラッ
上条「ハンバーガーだけか…」
姫神「あと券。こんなにあるから」ドサッ
上条「一体どこでこんなに貰って来るんだよ…」
姫神「ひみつ」
上条「あまってるなら何枚かわけてくれよ」
姫神「…それはいや」
上条「……」
姫神「うそうそ。10枚くらいでいい?」
上条「サンキュー、これであのハラペコに土産かっていけるわ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:38:11.86 ID:QC2S6T2c0
上条「それにしても…」
どっさり
上条「飲み物なしでつっかえたりとかしないのか?」
姫神「つっかえるとか。素人の証拠」
上条「素人って…」
姫神「私くらいの。常連になると。そんなことはな…」
ゴフッ
上条「……」
姫神「ゲフォゲフォ…」
上条「ほらよ…」
ゴクゴク
姫神「河童の川流れ。弘法も筆の誤り」
上条「つまり、プロでもたまにはっていいたいのか?」
姫神「そういうこと」
上条「…ったく」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:43:57.62 ID:QC2S6T2c0
姫神「これ…」
上条「やるよ、もう一本飲み物かってくるから」
姫神「そうじゃなくて。できれば甘いのがいい。ウーロン茶あんまり好きじゃないから」
上条「注文の多いプロ様ですこと…」
………
……
…
上条「そういえばさ、姫神って髪型変えたりしないよな」
姫神「…どうして?」
上条「ほら、女子ってさ、気分や季節で結構変えたりするだろ?」
姫神「そういうものなの?」
上条「女子の事を上条さんに聞き返しますか…」
姫神「そっちから。話ふったから詳しいと思ったのに…」
上条「まぁ、今の髪型にあってるけどな…」
姫神「そう?惚れたりしちゃう?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:51:33.79 ID:QC2S6T2c0
上条「惚れたりはしないけど……いまどき黒髪のロングって珍しいし」
姫神「それは残念。確かにここでは。あんまりみないかも」
上条「その髪、綺麗だな…」
姫神「…ちょっとドキッとしたかも」
上条「え?なにが?」
姫神「さすが。無自覚男」
上条「なにかとげがある言い方だな…」
姫神「私は。無自覚じゃないから」
上条「はいはい、そうですか」
姫神「そういう無自覚は。いずれ身を滅ぼすかも」
上条「怖いこというなよ…」
姫神「じゃあ。そろそろいくね」
サラサラッ
上条「…やっぱり綺麗だよな~」
姫神「……絶対。身を滅ぼすとおもう」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:55:55.13 ID:QC2S6T2c0
上条「なにがだよ…」
姫神「……少々あきれる」
上条「それよりさ…ちょっとその髪さわっていいか?」
サラッ
姫神「…あ」ドキッ
上条「おーすげぇすげえ…ぜんぜん指が絡まない」
姫神「あ。あの…」
上条「おお、すまんすまん」
姫神「せめて許可とってからさわるとかしてほしい…」
上条「ん?今きいたろ?」
姫神「……とりあえず帰る。コーラご馳走様」
上条「おう」
スタスタ
上条「さて、俺もハンバーガー買って帰るか」
上条「アイツ10個で足りるよな…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:03:22.21 ID:QC2S6T2c0
姫神「デリカシーない男は。駄目」
姫神「しかも。無自覚だからもっと駄目」
姫神「でも…」
姫神(触られてるとき。ちょっと気持ちよかったかも…)
-「あれ、姫神ちゃんじゃないですかー」
姫神「あ。小萌」
小萌「ここであうということは…またハンバーガーですか?」
姫神「券。まだこれだけあるから」
小萌「そういう食事は続けると健康によくないですよー?」
姫神「そういう小萌が。一番健康によくない生活してるとおもう」
小萌「先生は大人だからいいんですー」
姫神「見た目子供…」
小萌「もぉー子供じゃないですよ……それより姫神ちゃんなにか良いことあったんですか?」
姫神「どうして?」
小萌「今わらってましたよ、姫神ちゃんが」
27 名前:>>26 状況によってかわってなかったっけ?まぁ変えて行くんですけど徐々に[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:12:46.83 ID:QC2S6T2c0
姫神「私が。わらってた?」
小萌「はい、わらってましたよー」
姫神「こんな感じ?」ニタァ
小萌「そ、そんな不気味な笑顔じゃなくてですねー」
姫神「不気味とか言われた…」
小萌「もっと自然な笑顔でしたよ」
姫神「……よくわからない。どう。お金取れそうだった?」
小萌「あはははは、取れたかもしれませんねー」
姫神「残念。稼げたかもしれないのに」
小萌「まぁ、無意識の笑顔だからよかったんだとおもいますよー」
姫神「黒髪ロング美少女の笑顔。きっと1,000円はいくね」
小萌「……そ、そうかもしれませんね」
小萌「それじゃ私は買い物にいきますのでー」
姫神「ばいばい」
小萌「さよならですよー」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:23:00.37 ID:QC2S6T2c0
上条「ただいま」
禁書「あ、とーま?なにか食べ物の匂いがするんだよ!」
上条「……お前は犬か」
禁書「犬とは失礼なんだよ!」
上条「ほらっ…」ドサッ
禁書「わぁーハンバーガー!」
上条「2つは残しておけよ?」
禁書「えー全部私のじゃないのかなー?」
上条「2つは残しておけよ?」
禁書「わ、わかったんだよ…とーまけちなんだよね…」
上条「普通のシスターさんはハンバーガー8個でけちとは言わないだろ…」
ガツガツガツ、ゴックン
禁書「ごちそうさまなんだよ」
上条「……おい、2つ残せっていっただろ…なに全部くってやがるんですか」
禁書「あ……」
35 名前:>>32 イギリスに帰るいんなんとかさんはいいインなんとか[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:34:38.10 ID:QC2S6T2c0
姫神「…」ニー
姫神「…」ニコォ
姫神「…」ニタァ
姫神「…」ヘラッ
(な、なんなんだあの子は…店のガラスでにらめっこ?)
姫神「自然な笑顔って難しい…」
青髪「あ、姫やん」
姫神「正式名称のない青髪くん。こんにちは」
青髪「…その説明めっちゃへこむわ」
姫神「で。なにかよう?」
青髪「ようってほどでもないんだけど、いま姫やんなにしてたん?」
姫神「笑顔の練習」
青髪「笑顔?そーいや、姫やんわらったとこみたことないなー」
姫神「自分では。がんばってるつもりなんだけど。どう?」
青髪「それわらってるつもりなん?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:42:12.20 ID:QC2S6T2c0
姫神「自分では。黒髪魔法少女の100万ドルの笑顔のつもり」
青髪「…………そか」
姫神「今の間。なにかきになる」
青髪「それになんで笑顔の練習なんかしとんの?」
姫神「小萌が。私の笑顔みて。お金とれそうかもっていったから」
青髪「そりゃ、レアやし一部のマニアにはうれるかもしれへんけど…」
姫神「マニア限定?」
青髪「そ、そんなことないで……はじめ笑ったときなにしてたん?」
姫神「考え事してた」
青髪「……なにかんがえてたん?」
姫神「えーっと。髪なでられたこと」
青髪「なら、なでてみよか?」
サラサラ
青髪「どや?」
姫神「……どちらかというと。不快」
41 名前:>>39 気持ちには気がつかないけどね![sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:49:17.46 ID:QC2S6T2c0
姫神(さっきみたいに。気持ちよくならない…)
青髪「そんなにきになるんやったら。さっきなでてくれた人にもういっかい頼んだらええんちゃう?」
姫神「あ。その手があった」
青髪「え?いままできがつかんかった?」
姫神「すでに気がついてました」
青髪「……」
………
……
…
姫神「はじめから。上条当麻に頼めばよかったんだ」
ピーンポーン
上条「はいはい、どなたでしょーか」
ガチャッ
姫神「そういうことで。遊びに来た」
上条「…はい?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:59:58.20 ID:QC2S6T2c0
禁書「あーあいさだー」
姫神「よっ。遊びにきたよ」
禁書「いらっしゃいなんだよ!」
姫神「あれ…もうハンバーガー食べた?」
禁書「あいさがなんでしってるのかな?」
上条「あーさっきのな姫神からチケット貰ってお土産にかってきたんだよ」
禁書「ということは…あいさと二人で遊んできたのかな?」ジトォー
上条「まて、俺は一人でいったぞ?たまたま姫神とあっただけで」
姫神「二人で食べた。コーラもおごってもらった」
禁書「とーま?どっち信じればいいのかな?」
上条「俺だろ!どうかんがえても」
禁書「でも、ハンバーガーはあいさのおごりなんだよね?そうだよね?」
姫神「そうだよ。私のおごり」
禁書「だったらどっち信じればいいか明白じゃないかな!」
上条「おい、お前俺を信じられないのか…まてまてまて…ギャァアアアア」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:07:16.27 ID:QC2S6T2c0
上条「どうしてアナタはすぐ人を疑いますか」
禁書「とーまがわるいんだよ…ちゃんと説明しないから…」
上条「俺の説明をちゃんと聞かずに信じなかったのはどこのどなたでしょうか?
禁書「うー細かいこときにしすぎなんだよ…」
上条「ったく……で姫神は結局何しに来たんだ?」
姫神「あ。わすれてた」
上条「わすれてたんか!」
姫神「上条当麻、上条くん、ちょっとまた髪の毛なでて」
禁書「!?」
上条「髪の毛なでればいいのか?」
禁書「とーま?またとかなにかな?さっきもそういうことしてきたのかな?」
姫神「うんさっきも。一方的になでられた」
禁書「ど、どういうことかな!とーま?説明してくれるかな!!!」
上条「またこの流れかよ…」
禁書「うー」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:13:44.07 ID:QC2S6T2c0
上条「ただ、姫神の髪の毛がさらさらしてて、綺麗だったから触らせてっていって触っただけだよ」
禁書「なんかそれやらしいかも…」ジトォー
姫神「うん。やらしいよね」
上条「お前ら……青髪じゃなるまいし、そういうやましい気持でなでたりしねーよ!」
姫神「あ。だからさっき不快感があったのか」
上条「なんだ、もう体験してきたのか…」
姫神「触られた瞬間から。とても不快」
上条「やつは煩悩の塊だからな…」
姫神「煩悩…除夜の鐘?」
上条「で、撫でれば良いのか」
姫神「うん。お願い」
上条「なんでまた?」
姫神「小萌がいってた。自然な笑顔だったって」
上条「それが撫でるのと関係あるのか?」
姫神「それはないしょ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:19:34.07 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
姫神「早く。撫でて」
上条「はいはい…」
サラサラ
上条「ほんとお前の髪、さらさらして綺麗だよな……」
姫神「あっ…」
姫神(やっぱり気持ちいいの…)
禁書(むー、あいさ、気持ちよさそうな顔してる…)
禁書「ねーとーま?私も撫でて欲しいんだよ?」
上条「はぁ?お前もかよ…じゃこっちこい」
姫神「むー」
禁書「わーい」ニコニコ
ナデナデ
上条「へーお前の髪の毛って結構癖あるのか?」
禁書「えへへへへ」
53 名前:現在上条当麻のひざの上には二人の頭が載っています[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:25:49.56 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
サラサラ
姫神「…ぁ」とろ~ん
ナデナデ
禁書「えへへへへ」
上条「あの…これいつまで……やれば…」
姫神「もうちょっと…続けて欲しい…」
禁書「もうちょっと…続けて欲しいんだよ」
姫神(上条くんの。手…気持ち良いかも…癖になりそう…)
禁書(とーまの手あったかくて気持ち良いんだよ…)
上条「さすがに疲れてきたんですが…」
禁書「もうちょっとやって!」
姫神「もう。ちょっと…だけ…」
上条「……はい」
上条(不幸だぁぁああ)
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:31:02.75 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
サラサラ
ナデナデ
上条「おい、そろそろいいか?」
姫神「すーすー」
禁書「…す~ぴ」
上条「おいおい、人のひざの上でねるなよ…」
姫神「すーすー」
禁書「す~ぴ~」
上条「チクショウ…気持ちよさそうに眠りやがって…」
上条(これじゃ起こすにおこせないじゃないか…)
………
……
…
姫神「…あ……れ…?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:36:21.69 ID:QC2S6T2c0
上条「よぉ…」
姫神「私。寝てた?」
上条「ぐっすりとな…」
姫神「なんでだろ…夜もよくねたのに…」
上条「しらねーよ…っておきたなら取りあえず、頭あげてくれるか?」
姫神「?」
上条「お前らが2時間近くねてるから足がしびれてきついんだよ…」
姫神「あ。ごめん」
上条「まぁいいよ、俺も結構弄って楽しんでたし」
姫神「なにそれ。やらしい…」
上条「ちげーよ!」
姫神「冗談」
上条「お前がいうと冗談に聞こえないから困る…」
上条「おい、インデックス、お前もおきろ」
禁書「もぉ、たべられないんだよぉ…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:44:33.71 ID:QC2S6T2c0
姫神「じゃあ帰ります」
禁書「あいさ、またねー」
上条「またな」
姫神「また近いうちに」
姫神(撫でてもらいに)
バタンッ
姫神「…やっぱり。きもちよかった」
タッタタタ
舞夏「あれー?あの巫女さん…なんか綺麗になったなー?」
………
……
…
「ねーみた?」「うん、みたみた」「最近かわったよねー」「うん、なんか明るくなったというか綺麗になったというか」
青髪「かみやん?なんかみんな姫やんのうわさしとるでー?」
上条「だからどうしたよ?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:50:38.72 ID:QC2S6T2c0
土御門「どうせまたかみやんが何かしたんじゃにゃいのかなー」
上条「なんでも俺に結びつけるなって!」
青髪「そーいってもなー」
-姫神「そうですか?すごいですね」
青髪「確かに雰囲気かわったよなぁ」
上条「まぁ、明るくなったんだしいいんじゃね?」
土御門「そんなのんびりしたこといってると、男近寄ってくるにゃー」
上条「姫神に男ができよーが関係ないだろ…」
青髪「かみやんはにぶにぶさんやからなー」
土御門「まぁ、元が美人なんだから、明るくなればもてるのはどうぜんだにゃー」
上条「お前らなにいってんだか…」
テクテク
姫神「上条くん。放課後ちょっとお願いがあるんだけど」
上条「ん?なんだ?」
姫神「えっと。ここではあれなので。あとで…」
61 名前:>>60 そりゃとっつき難さは消えるから…多少は…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:58:51.13 ID:QC2S6T2c0
土御門「おっとかみやんご指名ぜよ?」
上条「あぁ?なにいってんだ?」
青髪「かみやんはうらやましぃーでぇ」
………
……
…
上条「で、話って?」
姫神「実は……また撫でてほしいんだけど…」
上条「え?学校でか…?」
姫神「できれば。上条くんの部屋で…」
上条「うーん、うちか…」
姫神「ダメ?」
上条「わかったよ」
姫神「じゃあ。かばんおいてきがえてから」
上条「おう」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 03:05:00.32 ID:QC2S6T2c0
上条「あーインデックス」
禁書「なにかなとーま?」
上条「今日、姫神くるから」
禁書「わーい、またあいさとあそべるー」
上条(それにしてもなんでまた…撫でてくれなんて…)
ピーンポーン
ガチャッ
姫神「約束どおり。遊びにきた」
禁書「あいさー」
姫神「お邪魔します」
上条「で…」
姫神「お願いします」
禁書「え?どういうこと?」
上条「また撫でてほしいんだってさ」
禁書「……だったら私もなんだよ!とーま!」
おやすみなさい体力の限界
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:48:37.86 ID:QC2S6T2c0
サラサラ...
ナデナデ..
上条「でもって…また……」
姫神「すー、すー」
禁書「すーぴ、すーぴ」
.
上条「ひざの上で寝るのかよ…!!」
上条「しかも…」
サワ......ピタッ
姫神「スー…!」ピクッ
スリスリ
上条「止めると、擦り寄ってくるし…」
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「こいつおきてんじゃねーの…?」ツンツン
姫神「…ッ…ン」ピクッ
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:53:11.13 ID:QC2S6T2c0
プニプニ
.上条「オー、やわらけ…」
プニプニ
姫神「…ダメ…ッ」
上条「!?」ビクッ
姫神「すーすー」
上条「……おきてないよな」
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「こいつは…触ったりなんかしたら…」チラッ
禁書「…とーま、ごはんはまだかな…むにゃむにゃ…おなかすいたよ」
上条「指食いちぎられかねないし…」ゾクッ
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「暇だから姫神いじって遊ぶか…」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:59:10.47 ID:QC2S6T2c0
プニプニ
姫神「…ッ…」
上条「ほっぺやわらけ……」
姫神「…う…うーん」
上条「やべ…」
サワサワ
姫神「…すー」ニコニコ
上条「……」ドキドキ
ツンツン
上条「唇ぷるんぷるん…」
姫神「……うーん」パクッ
上条「はぅぁ!」ピクッ
姫神「……」ペロッペロペロ
上条「…くぉ、やばい…」ッポンッ
姫神「すーすー」ムスー
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:04:47.18 ID:QC2S6T2c0
上条「……」ドキドキ
姫神「すーすー」
サワサワ
姫神「うふふふ…」ニコッ
上条「おきてるわけじゃ…ないんだよな…」ドキドキ
サワサワ.....
ナデナデ....
姫神「すーすー」ニコニコ
禁書「くーか…くーかー」
上条(まさか、姫神に指くわえられるとは……///)
上条「……」チラッ
姫神「すーすー」
上条「……」ドキドキ
姫神「すーすー」
禁書「ぐぉぉお…ぐぉおぉお」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:10:58.70 ID:QC2S6T2c0
上条「……」スー
ピタッ
上条「…やめとこう」
………
……
…
上条「そろそろ、しびれてきたな…」
上条「おい、そろそろおきてくれ」ユサユサ
姫神「…ん…あ…当麻くんおはよぉ…」ボケェ~
上条「はぁ…もう夜だぞ…」
姫神「あ…れ…?」
上条「おい、インデックスお前もおきろ…」ユサユサ
禁書「…とーま…ごはんは…大盛りがいんだよぉ…」
上条「チクショウ…おきやがらねぇ…」ユサユサ
姫神「こういうときは……ゴホンッ…あー。ご飯先にたべちゃおーかな~」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:19:23.53 ID:QC2S6T2c0
禁書「!!」
ガバッ
禁書「私の分は!とーま!大盛り!早くごはん!」
上条「……ハァ…」
姫神「ほら。おきた」
上条「確かにこれは効果的だ…」
禁書「あれ……ご飯ないよ…?」
上条「お前は絶対色気より食い気だよな…」
禁書「むーだましたんだね!ひどいんだよ!」
上条「おれじゃねーよ」
姫神「やーい。ひっかかったー」ケラケラ
上条「!?」ドキッ
禁書「あいさーひどいよー!」プンプン
姫神「だまされる方が。わるいよ」ケラケラ
上条「……」ドキドキ
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:25:00.74 ID:QC2S6T2c0
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「な、なんでもねーよ…」
姫神「…へんな。当麻くん」
上条(なんか意識しちまう…)ドキドキ
禁書「とーま?」
上条「な、なんだよ…」
禁書「ご飯作って欲しいんだよ?とーま、とーま、とーま」
上条「ったく…待ってろ!」
禁書「ねー、はやく、はやく~」
上条「ひ、姫神もくっていくか?」
姫神「ありがとう。でも帰る」
上条「そ、そうか…」
姫神「気持ちだけ貰っとくね」ニコッ
上条「……///」
姫神「当麻くん?顔あかいよ」
79 名前:あれ…キャラ変わってきた……ダメかな…これは[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:38:14.30 ID:QC2S6T2c0
姫神「また。明日」
上条「あぁ…」ドキドキ
姫神「また。撫でてね」ニコッ
上条「わ、わかった」
スタスタ
-舞夏「なんだかーすごい会話だったぞー」
-舞夏「『また、撫でてね』ニコッたってー」
-舞夏「兄貴にチクッっちゃうぞー」
………
……
…
姫神「///」ドキドキ
姫神「さっき。当麻くんに唇触られてた…」ドキドキ
姫神「つい。咥えちゃったけど…」ドキドキ
姫神「気がついてない。振りするの疲れた…///」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:51:24.63 ID:QC2S6T2c0
-翌日学校-
土御門「かみやん、きいたぜよ」
青髪「なんやかみやん春がきたんやて?」
上条「おわッ…いきなりなんだよ」
土御門「なんだか、舞夏がいうには……某女子とらぶらぶーんな感じで話してたとかにゃ」ヒソヒソ
上条「な、なんでそれを…いや違うって」
ニヤッ
青髪「しかも、その相手が…姫やんとかびっくりしたで…」ボソボソ
上条「だ、だから、ち、ちげえぇって姫神はそういんじゃなくて」
青髪「みなさーん注目!このかみやんはみんなより先に大人の階段上ろうとしてるでー?」
青髪「リア充や!しかも相手は…モゴモゴ」
上条「や、やめろって…///」
青髪「冗談やって」
土御門「俺らはかみやんに協力しようっておもってるんだにゃー」ニヤッ
上条「だから…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:56:48.40 ID:QC2S6T2c0
青髪「かみやん、もたもたしてると、姫やんとられるでー?」
上条「そんなんじゃなくて…」
青髪「はぁ…はっきりせんな…おい、あれ」クイッ
土御門「…じゃっじゃーん」
上条「チケット…?」
青髪「これで姫やんさそって、他のやつより先に進むんだ…」
上条「だ、だから…」チラッ
-姫神「ホントですか?おっかしいー」ケラケラ
「ほんとほんと、今度いこうよ」「わたしもいきたーい」「おれもおれも」
青髪「部屋にさそってちょーっと勝った気になってるみたいやけどな…」
土御門「油断してると、すぐもってかれるぜよ…?」
青髪「最近の姫やんは人気ものだし」
土御門「とられてないても知らんぜよ…」
-小萌「出欠とりますよー?さっさと席についてくださいですー」
土御門「とりあえずかみやん渡すからがんばるにゃー」スッ
83 名前:腹がいたいので暫くはずします…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 11:11:58.01 ID:QC2S6T2c0
上条「こんなもの渡されてもな…」チラッ
姫神「……」
上条「……そういうんじゃないし」
土御門(かみやん気合だにゃー)
青髪(これで小萌センセはわいのもんや…かみやんのところのシスターちゃんもいただくで…)ニヤニヤ
上条「……」チラッ
姫神「ん?」クルッ
上条「!?」ビクッ
姫神「…?」クルッ
上条「……」ドキドキ
姫神(今。当麻くんこっちみてた…)ドキドキ
小萌「ですからーあれ…上条ちゃんきいてましたかー?」
上条「……」ドキドキ
小萌「上条ちゃん…聞いてくれてないんですかぁ」グスンッ
上条「あ……」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 11:53:10.95 ID:QC2S6T2c0
カッタンッカッタン
上条「ふぅ…あいつらが余計なこというから余計意識しちまうだろうが…」
カタッ
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「ひ、姫神」グラッ
姫神「あ…」
上条「うわぁ…」
バタンッ
姫神「そんなすわりかたすると。危ないよ」
上条「いてててて…」
姫神「大丈夫?」
スッ
上条「さ、サンキュー」
ギュッ
姫神「…ぁ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:02:20.45 ID:QC2S6T2c0
上条「よっ…っと」
姫神「……///」
上条「それでなsにか用か、姫神」
姫神「あ、さっき私の事みてた?」
上条「…あー」
姫神「私に。なにか用でもあるの?」
上条「いや、ただ…」
姫神「ただ?」
上条「いつも髪が綺麗だなーって…なに言ってるんだ俺…」アセッ
姫神「…ありがと」
-「ねぇ姫神さん~」
上条「呼んでるぞ?」
姫神「うん……また。放課後ね」
-「この前話した映画こんどいこうよ?」「あー私もみにいきたい!」「だったら俺もいいだろ~?」
上条(映画誘われてるのか?…それなら…俺が誘っても無駄っぽいな……)ギュッ
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:11:13.21 ID:QC2S6T2c0
上条(いやいや、なんで俺が……そ、そんなんじゃねーし…)
上条(インデックスとでもいくかな…)
………
……
…
姫神「当麻くん。今日はこのままいっていい?」
上条「え?着替えないのか?」
姫神「いい?」
上条「いいけど…」
テクテク
上条「それにしても…姫神の制服姿も見慣れてきたな」
姫神「そう…?」
上条「前はどうしても巫女服ってイメージだったけど…」
姫神「どっちのほうが。萌える?」
上条「そういう趣味はねーよ!」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:22:31.81 ID:QC2S6T2c0
姫神「そう。残念」シュン
上条「あのな……人を変態ときめつけないでもらえませんか…」
姫神「冗談よ」ニコッ
ドキッ
上条「と、とにかくだな…」
………
……
…
禁書「とーまおかえりー!あれ、あいさもきたのー?」
上条「今日は学校からまっすぐな」
姫神「こんにちは」
上条「で…お前は早速俺を枕にしてると…」
禁書「いっぱい食べたからお昼ねしないと身体にわるいんだよ!」
上条「おいおい、俺のひざはお前の昼寝の道具かよ…」
禁書「はやく眠れるようになでるんだよ!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:30:47.72 ID:QC2S6T2c0
上条「はいはい…って……」
禁書「すーぴ、すーぴ…」
上条「すでにねてるじゃねーか…」プルプル
姫神「寝る子は育つ…でもこの子は育たない…」
上条「上手い事いったつもりかよ…そうだ、姫神そこの枕とってくれ」
姫神「これ?」
上条「そうそう」
姫神「はい」
上条「どうせこいつそう簡単にはおきないんだから…これをこうして」
ストッ
上条「寝るだけなら枕で十分だろ…」
禁書「す~ぴ~、す~ぴ~」
上条「それで姫神は……また髪の毛撫でればいいのか?」
姫神「うん。お願い…」
上条「できればひざの上で寝ないでくれよ…結構つらいんだからさ」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:34:44.70 ID:QC2S6T2c0
姫神「…だったら」
上条「ん?」
姫神「今日は。一人だし…抱っこで…なでてほしい…」
上条「え……」
姫神「だめ…?」
上条「その…///」
上条(こいつただ…撫でてもらいたいだけなんだよな…)ドキドキ
姫神(わざとすぎたかな…)ドキドキ
上条「……///」
姫神「むりなら…」
上条「わかったよ」
姫神「……ほんと?」
上条「ただし、寝るなよ?」
姫神「うん。ねない…」
上条「それじゃ…ここ来いよ」パンパンッ
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:39:31.34 ID:QC2S6T2c0
姫神「失礼します…」スッ
上条「…ッ」
姫神「重い?」
上条「ちょっとな…」
姫神「そういうときは。お世辞でも重くないっていうべき…」
上条「……ったく」
姫神「重い?」
上条「…重くないよ」
姫神「うれしい…」スリスリ
上条「お、おい…///」
姫神「あ……///」
上条「と、とりあえず撫でるぞ…」
姫神「お願い…///」
サラサラ
上条「ほんと、お前の髪ってサラサラで綺麗だよな……」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:46:11.29 ID:QC2S6T2c0
姫神「あ、ありがとう…」
上条「俺もお前の髪はいくら触ってもあきないっていうか…ずっと触ってていたいくらいだよな…」
姫神「私も…ずっと撫でててほしいかも…」
上条「え…」
姫神「あ…」
上条「///」
姫神「///」
上条「そ、それにな…」
スンスン
上条「お前の髪、い、いい香りがするんだよな…シャンプーとかこだわってるのか?」
姫神「あんまり匂い嗅ぐのは…反則…」
上条「ご、ごめん、つい…」
姫神「でも。ちょっとくらいならいいよ…」
上条「お、おう…///」
姫神「…///」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:51:38.10 ID:QC2S6T2c0
サラサラ....
上条「そういえばさ、姫神」
姫神「なに?」
上条「最近お前、クラスで人気あるよな?」
姫神「そう…?」
上条「みんな雰囲気かわったっていってたぞ?」
姫神「そう…かな…」
上条「まぁ俺は……前の雰囲気も好きっちゃ好きだけど…」
姫神「え…好き…?」
ヒクッ
上条「い、いやそういう意味じゃなくて」
姫神「………手とまってる」
上条「す、すまん」
サラサラ.....
姫神「今の。私の雰囲気はダメ?」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:59:17.53 ID:QC2S6T2c0
上条「今の方がそりゃいいよ」
姫神「…よかった」
上条「ん?」
姫神「なんでもない…」
上条「何がきっかけでお前はかわったんだろうな…」
姫神「きっと。当麻くんに撫でてもらってるからかな…」
上条「俺が撫でることと何が関係あるんだ?」
姫神(鈍感…)
姫神「気にしないで。今のは独り言…」
上条「…?にしちゃ…」
姫神「また。手が止まってる」
上条「はいはい」
サラサラ......
上条「そうそう、お前あの映画見に行くの?」
姫神「映画?
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:05:52.61 ID:QC2S6T2c0
上条「クラスのヤツに誘われてたろ?」
姫神「あれ。当麻くん…なんで知ってるの…」
上条「あ……いや、ほらアイツら声がでかいから聞こえてさ…」
姫神「ふーん。そう…」
上条「で、いくんだろ?」
姫神「いかないよ?」
上条「どうして?もったいない、俺なんか誘ってくれる相手すらいないんだぞ…」
姫神「だって。明日の日曜日は」
上条(いかないのか…?何か用事があるのか?なら…俺が…誘ってもいかないか…)
姫神「また。こうやって抱っこして撫でてもらいたいから…」
上条「そんなことのために?」
姫神「私は。こっちが重要なの!」
上条「そ、それならいいけど…でもな…もったいないよな誘いけってまで…」
姫神「手。またとまってる」
上条「はいはい…お姫様……」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:14:13.60 ID:QC2S6T2c0
サラサラ.....
上条「それでな…土御門が…?」
姫神「すーすー」
上条「なんだ、結局寝ちまいやがって…」
姫神「すーすー」
上条「さすがにこの態勢もつらくなってきたし…このままベッドに……」
姫神「……」ギュッ
上条「なにシャツつかんでるんだよ…」
グイグイ
上条「寝てるはずなのに握力つよいな…」
グイグイ
上条「外れないな…」
姫神「……」ギュッ
上条「ふぅ…諦めるか…」
姫神「すーすー」ニコッ
111 名前:datだろう雑談だろうがが気にしないでもいいですよ[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:22:47.46 ID:QC2S6T2c0
上条「確かにアイツらの言うとおり…」チラッ
上条「客観的にみてこいつは美人だよな…」
上条「唇も…プルプルしてて……」ゴクリッ
姫神「すーすー」ドキドキ
上条「……」
スゥー
禁書「とーま!お肉は300グラムはないとステーキと認めないんだよ!」
ピタッ
上条「……俺なにやってんだか…///」
イクジナシ
上条「え?」
姫神「すーすー」
上条「きのせいか…?」
姫神「すーすー」
上条「寝てるよな……」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:36:10.08 ID:QC2S6T2c0
上条「おっと、もうこんな時間じゃないか…」
姫神「すーすー」
上条「おい、姫神そろそろおきてくれ」ユサユサ
姫神「すーすー」
上条「あーもう、頼むよ」ユサユサ
姫神「…ふぁ…ぁ」
上条「やっとおきてくれたか…」
姫神「おはよう」
上条「……おはようじゃねーよ、寝ないって約束なのにぐっすり寝やがって」
姫神「気持ちがよかったから」
上条「はいはい、そうですね、こっちはおかげで全身筋肉痛になりそうですよ」
姫神「……そうしたら。私が撫でてあげる」
上条「…それって意味があるのか?」
姫神「きっと。ぐっすり永眠できる」
上条「永眠じゃ死んでるんですけど…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:41:47.63 ID:QC2S6T2c0
姫神「じゃあ。添い寝してあげる」
上条「そ、添い寝だと……!?」
姫神「あー顔赤くなってる。やらしい」
上条「……ッ///」
姫神「でも。ほんとに倒れたらしてあげるね…」
ドキッ
上条「ば、ばか、上条さんの回復力を舐めちゃいけませんよ」アセアセ
上条「さてと飯つくるか」スクッ
パラッ
姫神「……紙?」
上条「こ、これは…」
姫神「映画のチケット2枚…」
上条「あのな……土御門がくれるっていったから…」
姫神「だから。映画の話ふったの?」
上条「そういう…わけじゃねーけど…」
117 名前:>>116 吹いた[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:48:51.01 ID:QC2S6T2c0
姫神「ふーん。私を誘おうと思った?」
上条「……///」
姫神「いきたいの?私と」
上条「で、でもお前は…また今日みたいに過ごしたいんだろ…?」
姫神「いきたいの?いきたくないの?」
上条「そりゃ……チケットももったいないし…いきたいけど…」
姫神「チケットが。もったいないから?」
上条(なんで主導権とられてるんだ…)
姫神「じゃ。私じゃなくていいんだ……」ショボーン
上条「いや、そうじゃなくて…」
姫神「…じゃぁ。どういうことかな」
上条「…といきたいです…」
姫神「聞こえない」
上条「姫神といきたいっていったんだよ……」
姫神「そう。わかったいってあげる」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:56:54.32 ID:QC2S6T2c0
上条「え?」
姫神「いってあげるっていってるのよ!」
姫神「かんちがいしないでよね!ち、チケットがもったいないからなんだからね!」
上条「なんでツンデレ風…」
姫神「当麻くんの行動を。アレンジしたらこうなった」
上条「え…///」
姫神「今の当麻くんちょっとツンデレだったかも…」
上条(……不幸だ)
-「なんだか面白いことになってきたぜよ」
-「あにきー覗きはよくないぞー」
………
……
…
上条「コホンッ…とりあえず出かけるとして…問題は…」チラッ
禁書「ぐーすか、ぐーすか」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:03:59.66 ID:QC2S6T2c0
上条「言わないでほっておいても、感づいて激怒…」
上条「言ったら…」.。oO(とーまーとーまー私もつれてって~)
上条「に、なるわけで…」
-「そこで俺たちの出番かにゃー!」
上条「!?」
土御門「話は全て聞かせてもらったぜよ…」
舞夏「もらったのだー」
上条「……」
ツカツカツカ、ゴチンッ
土御門「かみやんなにするにゃー」
グイッ
上条「おい、いつから見てた…」ボソッ
土御門「はじめっからだにゃー」
上条「ってまさか…」
土御門「かみやんがキスしようとしてるところもみたぜよ」ニヤニヤ
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:13:34.17 ID:QC2S6T2c0
上条「テメェ…」
土御門「大丈夫だにゃ、まだねーちんや建宮には伝えないぜよ…」ニヤニヤ
上条「神裂は関係ないだろ…」
土御門「ねーちんや五和がそうおもってくれるのかにゃー?」ニヤニヤ
上条「わけわかんねーこといってるんじゃねぇ…何が目的だ!」
土御門「今回はただ、手伝いたいだけぜよ」
上条「……嘘じゃないだろうな?」
土御門「かみやんにうそついたことなんてこれっぽっちもないにゃー」
上条(うそばっかりだろうが…)
土御門「まぁまぁ今回は俺にまかせるにゃー」
上条「……それしかなさそうだな」
土御門「となれば、舞夏」
舞夏「なんだーあにきー」
土御門「明日うちで料理の練習という名目でそこに寝てるしスターにくわせてやってほしいにゃー」
舞夏「そういうことならまかせろー」
126 名前:お約束の処分がきまったところで休憩に[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:22:57.87 ID:QC2S6T2c0
姫神「話。まとまった?」
上条「あぁ、なんとかな…」
土御門「あしたは舞夏がなんとかしてくれるにゃー」
舞夏「なんとかするぞー」
上条「あぁ、頼むわ」
姫神「よくわからないけど。じゃあした約束」
上条「何時にするか」
姫神「映画の時間は?」
上条「えーっと2回目が11時くらいだっけか…」
姫神「なら。10時過ぎにここで」
上条「わかった待ってればいいか」
姫神「まっててね」
土御門「かみやん?ちゃんと使うんだにゃー?」ゴソゴソ
上条「なんのことだよ…って、いらねーよ!そんなんじゃないから!!」
土御門「えー、なしはいかんぜよ、高校生でパパはつらいにゃー」ニヤッ
135 名前:飯食って昼寝したら…この時間でしたorz[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:21:17.11 ID:QC2S6T2c0
上条「それじゃインデックス、がんばって試食してくるんだぞ?」
禁書「任せるんだよ!ソムリエなみの舌をもつこのインデックスさんががんばって評価するんだよ!」
上条「……腐った野菜を喜んで食べるくせに…」
禁書「なにかいったかな?」
上条「いやいや」
舞夏「ごめんなーあにきが急にいなくなって試食する人がいなくてさー」
禁書「はじめから私に任せればよかったんだよ!」
舞夏「そうだなー、じゃかみじょうとうまー、かりてくぞー」
上条「こきつかってやってくれ」
バタンッ
-禁書「とりあえずお肉料理はあるのかなー」
-舞夏「あるぞー」
上条「頼んだぞ…」
ピーンポーン
上条「きた!」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:32:06.50 ID:QC2S6T2c0
ガチャッ
姫神「おはよう。当麻くん」
上条「………ァ」
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「…いや、ごめん…一瞬誰だかわからなかったよ…」
姫神「変。かな?」テレッ
上条「いやいや、変じゃない、普段の格好と違うからびっくりして……」ジー
姫神「あんまりみると。あなが空いちゃいそう…///」
上条「あ…///」
姫神「それじゃ。いこうか///」
上条「あぁ…」
上条(今日の姫神…大人っぽい…)
ガチャッ、バタン、カチャカチャ
姫神「それで……大丈夫だったの?」
上条「インデックスなら今頃、試食というなの天国にどっぷりはまってるはずだ」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:36:49.64 ID:QC2S6T2c0
上条「ちょっと早く着きすぎたな…」
姫神「軽く。なにかたべる?」
上条「そうだな…なにか食べるか」
姫神「だったら…」スッ
上条「なるほど」
………
……
…
店員「いらっしゃいませ」
姫神「いらっしゃいました」
店員「ご注文の品はおきまりでしょうか?」
姫神「とりあえず。ハンバーガーえーっと…当麻くん。いくつたべる?」
上条「俺は2つでいいよ」
姫神「じゃこの券でハンバーガー52個」
店員「ご、52個でございますか…」ビクッ
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:41:41.29 ID:QC2S6T2c0
上条「おい、それじゃ軽くじゃないだろ……2、3個に押さえておけって」
姫神「むー、じゃハンバーガ5個で…」
店員「5個ですね」ホッ
上条(朝っぱらから50個とかいわれたら、店内大慌てだろうな…」
店員「ポテトとお飲み物はいかがでしょうか?」
姫神「あっ…」
上条「コーラとウーロン茶1つずつ」
店員「サイズはどうしましょう」
上条「コーラは…」
姫神「L」
上条「Lでウーロン茶はSで」
店員「かしこまりました、クーポン使用ですのでお飲み物で270円になります」
姫神「はい…」
上条「いいよ、これくらいおごるよ」
姫神「そう?じゃあ。ポテトのLも追加で」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:47:00.67 ID:QC2S6T2c0
上条「ホントハンバーガー好きだな…姫神は」
姫神「思い出の味だから…」
上条「思い出?なんだそりゃ…」
姫神「当麻くんとであった時の…」
上条「あ…そーいえばあの時も…」
姫神「食い倒れ」
上条「電車賃足りなくなるまでくうやつはじめてみたよ」
姫神「私も。はじめて」
上条「正直あの時は逃げようと思ったよ」
姫神「それはひどい」
上条「しかたねーだろ?巫女さんが食い倒れてちゃなにかトラブルに巻き込まれそうだったし」
姫神「巫女さんじゃない魔法使い」
上条「あの格好で魔法使いとかいっても説得力ねーよ」
姫神「むむ。正論っぽい…」
上条「正論っていうか一般論だ」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:52:25.01 ID:QC2S6T2c0
姫神「なら。今は?」
上条「今か…うーん、変なやつ」
姫神「がーん」
上条「あとは…エセ巫女さん、結構大食い、それから…黒髪」
姫神「それ。客観的にいってるだけっぽい」
上条「そりゃ仕方ないだろ」
姫神「そういうのが聞きたいんじゃなくて…」
上条「……あとはちょっと気になる女の子」ポツリッ
姫神「今。なんていったの?」
上条「な、なんでもねーよ」
姫神「ちゃんといってほしいな」
上条「ほらさっさと食べていくぞ」
姫神「ごまかしてる」
上条「ちげーよ、時間ねーぞ!」
姫神(本当は。聞こえてたよ…///)
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:59:49.55 ID:QC2S6T2c0
-「うむ、青春よな」
-「青春だにゃー」
………
……
…
上条「じゃ俺飲み物かってくるから席取っといてくれよ」
姫神「炭酸」
上条「わかってる」
上条「あれ…隣の映画は…ゲコ太 the Movie…」
-「そこよ!いっけぇー」ビリビリ
-「おねーちゃんたたないでよー」
-「お、お客様場内での能力の使用はおやめください」
上条「何も聞かなかったことにしよう…」
ピッ、ガラガラ
上条「飲み物はかったし…ポップコーンもかったこれでよし」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:09:49.55 ID:QC2S6T2c0
上条「ほら買って来たぞ」
姫神「ありがとう」
上条「それにしても、ずいぶん混んでるな…」
姫神「これ。人気あるみたいだから」
上条「そうなのか?えっと恋愛物だっけか…」
姫神「そう。はじまるよ」
上条(恋愛物だけあって…回り見ると…大体カップルだな)
上条(周りから見ればこっちもカップルか)
上条(まさか姫神と映画、しかも恋愛物みるとは思ってもいなかったよ…)
姫神「ねぇ。当麻くん?」
上条「ん、どうしたトイレか」
姫神「デリカシーない発言はダメ」
上条「すまん…でなんだよ」
姫神「暗くなったからって…えっちなことしちゃだめだよ?」
上条「な、なにをいってるんだよ!!!」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:16:48.12 ID:QC2S6T2c0
ザワザワッ
姫神「大きい声。ダメ」
上条「す、すみません」
上条「……///」
姫神「しちゃだめだよ?」
上条「しねーよ…」
姫神「ほんとにしない?」
上条「ほんとにしないっての」
姫神「……」ションボリ
姫神「ちょっとくらいなら。してもいいのに…」ポツリッ
上条「なっ…///」
姫神「…///」
上条「…///」
-「いやはや青春よな」
-「ちょっとリア充すぎてぶったたきたくなってきたにゃー」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:28:23.52 ID:QC2S6T2c0
上条(それにしても…この映画…)
上条(け、結構すごいことになってるけ…)
上条(ほ、ホントにR指定じゃないのか…///)
上条「!?」
上条(ま、まて……映画館でそんなことするなって…///)
上条(右の二人も…って左のも…)
上条「…///」
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「なんでもない…///」
姫神「…?」
上条(盛った馬鹿ップルばっかりかよ///)
上条(ちょっと場違いだったかな…)
ギュッ
上条「!?」
-「!?」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:34:06.39 ID:QC2S6T2c0
上条(ひ、姫神の手だよな…)ドキドキ
上条「ひ、姫神…?」
スゥーッ
姫神「当麻くん…」ポツリッ
上条「…」ドキドキ
姫神「撫でてほしい…」
上条「…///」コクリッ
グイッ
姫神「…ぁ」
サラサラ.....
姫神「…落ち着く……」トローン
上条(こっちは心臓ばっくんばっくん…)ドキドキ
-「かみやん、そこだ!ぶちゅっといくぜよ!」
-「これ五和にみせたら面白いよな」
-「お客様、場内ではお静かに」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:44:11.38 ID:QC2S6T2c0
サラサラ......
姫神「……」とろ~ん
上条「……」ドキドキ
サラサラ.....
ふわっ
上条(あぁ…いい香り…)
サラサラ....
上条(姫神の匂いもっと…嗅ぎたい…)
スンスン
グイッ
姫神「…ぁ///」
スンスン
姫神「…///」
クルッ
上条(や、やばい気づかれた…)
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:51:15.36 ID:QC2S6T2c0
姫神「……///」とろ~ん
上条(な、なんでそんな潤んだ瞳で私を見つめるんですか…)ドキドキ
姫神「…ん」
上条(ちょっと、なんでこっちみて瞳を閉じてこわばるんですか!)ドキドキ
姫神「……」
上条「……」グッ
チュッ
姫神「!!」ホロリ
上条「……」
カシャッ
-「決定的瞬間とったぜよ!」
-「ほら、赤外線でこっちの携帯に転送するよな」
-「お客様…?場内での撮影は硬く禁じられていますが…!!」ゴゴゴゴ
-「あ……」
-「あ…よな」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:00:36.62 ID:QC2S6T2c0
チュプ、チュプッ
上条(姫神の唇…柔らかくて気持ちいい…)
チュップ
上条「…ぁッ…」
姫神「……ッ」ポロポロ
「おいおい、見ろよあれ…」「うっわーすごーい><」「もう4,5分はあのままだぞ?」
チュップ…ッパ
上条「……ッ」
姫神「…ァ…」
-「お客様、お客様」
トントン
-「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでそのような行為は少々」
ッポ
上条「え…?」トローン
姫神「…ハァハァ」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:07:03.01 ID:QC2S6T2c0
上条「……え?」キョロキョロ
「うわー、記憶とぶくらい濃かったの?」「すっげー、こんなの見たことねーよ」「あっついわねぇ…///」
上条「えっ…え…え!!!!」
-「お客様少々慎んでいただきませんと」
上条「ご、ごめんなさいごめんなさい」ペコペコ
-「ちょっと大きな声は困りますお客様」オロオロ
上条「ごめんなさいごめんなさい」ペコペコ
グィッ
姫神「ァ…」
上条「し、失礼しましたぁあああ」
ダッタタタ
ギィ…バタン
ダッタタッタタ
-「お客様…?」
「今のすごかったなー」「完全に自分の世界はいってたよな」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:12:47.09 ID:QC2S6T2c0
ダタタッタ
上条「はぁはぁ」
姫神「ちょっと。当麻くん」
上条「はぁはぁ」
姫神「まって。手…痛い」
上条「あ…」
バッ
上条「……」
姫神「……」
姫神「さ、さっきのことなんだけど……はじめてなのにすごくて…びっくりしたというか…うれs」
上条「ごめん!」
姫神「え…」
上条「いきおいであんなことしちゃってごめん」
姫神「…いきおい?」
上条「つい…姫神の顔みてたら…」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:18:00.21 ID:QC2S6T2c0
姫神「…つい?」
上条「ほんとごめん!あやまって許してもらえるとはおもってないけど」
姫神「……」
上条「……」
姫神「当麻くんって…勢いとかついとかで…ああいうことできちゃう人なの…?」
上条「すまん」
姫神「好きでもないのにあーいうことできちゃうんだぁ…」
上条「ごめん」
姫神「謝らないで!」
ビクッ
上条「……」
姫神「ひどいよ…」
姫神「ひどいよ、ひどいよ…ひどすぎるよ…」
上条「……あんなことしてごめん…」
姫神「そうじゃないよ!!!!」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:22:45.94 ID:QC2S6T2c0
上条「…姫神?」
姫神「私。好きなじゃない人と映画いかないよ…?」
姫神「好きじゃない人に何度も髪撫でてもらったりしないよ…」
姫神「好きじゃない人に抱き寄せられてうれしいなんておもわないよ…」
姫神「私は。当麻くんの事がこんなに好きなのに!」
姫神「好きだから。キスしてほしかったのに!」
姫神「私は。うれしいと思っていたのに!」
姫神「当麻くんは違うんだ……そっか…そうなんだ…」
姫神「もう。いいかえるね…」
上条「姫神…」
グイッ
姫神「触らないで!」
ビクッ
タタッタタタ
上条「………」
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:42:06.73 ID:QC2S6T2c0
上条(勢い?つい?)
上条(違う、勢いだけじゃない…、ついだからじゃない……)
上条(俺は……姫神が…姫神のことが…)
上条(…迷ってる暇はない!)
上条「まて!まってくれ姫神!!!!」
上条「はぁはぁはぁ…」
姫神「なによ…好きでもない人に勢いでキスできちゃう上条当麻…」
上条「だから、違うんだ!」
姫神「何が。違うのよ!」
上条「ついなんかじゃない!ましてや勢いだけでもない!」
姫神「さっきそういってたじゃない」
上条「だから違うんだ!俺は俺に嘘をついてきたんだよ!」
姫神「どう信じろっていうの!」
上条「……これが俺の本心だ!」
ちゅっ
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:48:42.78 ID:QC2S6T2c0
姫神「…ッ」
ッ
上条「俺はお前の事が……姫神秋沙の事が好きだぁぁぁぁぁぁあああ」
上条「だから…」
姫神「……ずるい」
姫神「ずる過ぎるよ…」グスッ
姫神「これで……また嘘だったら私ただの馬鹿じゃない…」
上条「もう自分を偽ったりしない…」
姫神「でも…」
サラサラ.....
上条「信じてくれよ…秋沙…」
姫神「だって…」
グイッ
上条「信じてくれ…」
姫神「だったら…」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:53:56.82 ID:QC2S6T2c0
姫神「……もう一度…キスして…」
ちゅぅぅっ
姫神「……ッ」ホロリ
姫神「…ずっと髪の毛撫でていてね…」
上条「あぁ……」
サラサラ.......
姫神「…当麻の手…あったかい…」
………
……
…
-「場内で撮影に使われたこの携帯は没収させていただきます」
-「ちょっとそれはこまるぜよ!」
-「それがないと神裂と五和を奮起させられないよな」
-「意味不明なこといわないでください!これは規則です!決まりです!」
-「不幸だぁあああああああにゃー」
おしまい
上条「ふわぁぁぁ……もう昼か…」
テクテク
上条「おーい……インデックス、日曜だし飯でも食いにいかねーか?」
上条「あれ…どこかでかけたのか?」
上条「まぁ何か買って帰ればいいか…」
バタンッ
………
……
…
-「ハンバーガ30個」
店員「お一人でですか?」
-「二人に見える?」
店員「みえませんが…」
-「ハンバーガ30個。早く」
店員「し、失礼しました、ハンバーガ30個ですね。こちらでお召し上がりですか?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:22:49.96 ID:QC2S6T2c0
-「こちらで。いただいていきます」
店員「お飲み物かポテトはいがかでしょうか?」
-「この券で。買える?」
店員「こちらのクーポンはハンバーガのみですね」
-「じゃあハンバーガだけで」
店員「わかりました、少々お待ちください」
………
……
…
上条「さて、何食おうかな…」キョロキョロ
上条「ラーメン屋は混んでるな」
上条「あんまり待たないのがいいな…」
上条「かといってあんまり金はないし」
「ぱぱーそのポテトちょうだい?」「こぼすなよー」「おいしぃー」「そうかーよしよし」
上条「あっ…たまにはハンバーガでも食うか…」
5 名前:タイミング的にあげてないから見つからないと思ってた…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:26:32.20 ID:QC2S6T2c0
ガー
店員「いらっしゃいませ、お決まりでしたらこちらへどうぞ」
上条「えーっと…チーズバーガセットで」
店員「お飲み物は何になさいますか?」
上条「ウーロン茶で」
店員「店内でお召し上がりですか?」
上条「はい」
店員「390円になります」
上条「えーっと…はい」
店員「390円丁度のお預かりです、レシートのお返しになります」
店員「こちらの列に並んでお待ちください」
上条「はい、はいっと」
店員「チーズバーガセットのお客様」
上条「俺です」
店員「お待たせしました、ごゆっくりどうぞー」
10 名前:>>8 ぜんぜん気にしてなかったorz[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:32:50.32 ID:QC2S6T2c0
上条「うーん…席あいてないかな…」キョロキョロ
上条「お、あそこなら…」
テクテク
上条「すみません、あい席いいですか?って…」
姫神「…あ。上条当麻」
上条「あいかわらず…」チラッ
上条「ハンバーガーだけか…」
姫神「あと券。こんなにあるから」ドサッ
上条「一体どこでこんなに貰って来るんだよ…」
姫神「ひみつ」
上条「あまってるなら何枚かわけてくれよ」
姫神「…それはいや」
上条「……」
姫神「うそうそ。10枚くらいでいい?」
上条「サンキュー、これであのハラペコに土産かっていけるわ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:38:11.86 ID:QC2S6T2c0
上条「それにしても…」
どっさり
上条「飲み物なしでつっかえたりとかしないのか?」
姫神「つっかえるとか。素人の証拠」
上条「素人って…」
姫神「私くらいの。常連になると。そんなことはな…」
ゴフッ
上条「……」
姫神「ゲフォゲフォ…」
上条「ほらよ…」
ゴクゴク
姫神「河童の川流れ。弘法も筆の誤り」
上条「つまり、プロでもたまにはっていいたいのか?」
姫神「そういうこと」
上条「…ったく」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:43:57.62 ID:QC2S6T2c0
姫神「これ…」
上条「やるよ、もう一本飲み物かってくるから」
姫神「そうじゃなくて。できれば甘いのがいい。ウーロン茶あんまり好きじゃないから」
上条「注文の多いプロ様ですこと…」
………
……
…
上条「そういえばさ、姫神って髪型変えたりしないよな」
姫神「…どうして?」
上条「ほら、女子ってさ、気分や季節で結構変えたりするだろ?」
姫神「そういうものなの?」
上条「女子の事を上条さんに聞き返しますか…」
姫神「そっちから。話ふったから詳しいと思ったのに…」
上条「まぁ、今の髪型にあってるけどな…」
姫神「そう?惚れたりしちゃう?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:51:33.79 ID:QC2S6T2c0
上条「惚れたりはしないけど……いまどき黒髪のロングって珍しいし」
姫神「それは残念。確かにここでは。あんまりみないかも」
上条「その髪、綺麗だな…」
姫神「…ちょっとドキッとしたかも」
上条「え?なにが?」
姫神「さすが。無自覚男」
上条「なにかとげがある言い方だな…」
姫神「私は。無自覚じゃないから」
上条「はいはい、そうですか」
姫神「そういう無自覚は。いずれ身を滅ぼすかも」
上条「怖いこというなよ…」
姫神「じゃあ。そろそろいくね」
サラサラッ
上条「…やっぱり綺麗だよな~」
姫神「……絶対。身を滅ぼすとおもう」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:55:55.13 ID:QC2S6T2c0
上条「なにがだよ…」
姫神「……少々あきれる」
上条「それよりさ…ちょっとその髪さわっていいか?」
サラッ
姫神「…あ」ドキッ
上条「おーすげぇすげえ…ぜんぜん指が絡まない」
姫神「あ。あの…」
上条「おお、すまんすまん」
姫神「せめて許可とってからさわるとかしてほしい…」
上条「ん?今きいたろ?」
姫神「……とりあえず帰る。コーラご馳走様」
上条「おう」
スタスタ
上条「さて、俺もハンバーガー買って帰るか」
上条「アイツ10個で足りるよな…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:03:22.21 ID:QC2S6T2c0
姫神「デリカシーない男は。駄目」
姫神「しかも。無自覚だからもっと駄目」
姫神「でも…」
姫神(触られてるとき。ちょっと気持ちよかったかも…)
-「あれ、姫神ちゃんじゃないですかー」
姫神「あ。小萌」
小萌「ここであうということは…またハンバーガーですか?」
姫神「券。まだこれだけあるから」
小萌「そういう食事は続けると健康によくないですよー?」
姫神「そういう小萌が。一番健康によくない生活してるとおもう」
小萌「先生は大人だからいいんですー」
姫神「見た目子供…」
小萌「もぉー子供じゃないですよ……それより姫神ちゃんなにか良いことあったんですか?」
姫神「どうして?」
小萌「今わらってましたよ、姫神ちゃんが」
27 名前:>>26 状況によってかわってなかったっけ?まぁ変えて行くんですけど徐々に[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:12:46.83 ID:QC2S6T2c0
姫神「私が。わらってた?」
小萌「はい、わらってましたよー」
姫神「こんな感じ?」ニタァ
小萌「そ、そんな不気味な笑顔じゃなくてですねー」
姫神「不気味とか言われた…」
小萌「もっと自然な笑顔でしたよ」
姫神「……よくわからない。どう。お金取れそうだった?」
小萌「あはははは、取れたかもしれませんねー」
姫神「残念。稼げたかもしれないのに」
小萌「まぁ、無意識の笑顔だからよかったんだとおもいますよー」
姫神「黒髪ロング美少女の笑顔。きっと1,000円はいくね」
小萌「……そ、そうかもしれませんね」
小萌「それじゃ私は買い物にいきますのでー」
姫神「ばいばい」
小萌「さよならですよー」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:23:00.37 ID:QC2S6T2c0
上条「ただいま」
禁書「あ、とーま?なにか食べ物の匂いがするんだよ!」
上条「……お前は犬か」
禁書「犬とは失礼なんだよ!」
上条「ほらっ…」ドサッ
禁書「わぁーハンバーガー!」
上条「2つは残しておけよ?」
禁書「えー全部私のじゃないのかなー?」
上条「2つは残しておけよ?」
禁書「わ、わかったんだよ…とーまけちなんだよね…」
上条「普通のシスターさんはハンバーガー8個でけちとは言わないだろ…」
ガツガツガツ、ゴックン
禁書「ごちそうさまなんだよ」
上条「……おい、2つ残せっていっただろ…なに全部くってやがるんですか」
禁書「あ……」
35 名前:>>32 イギリスに帰るいんなんとかさんはいいインなんとか[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:34:38.10 ID:QC2S6T2c0
姫神「…」ニー
姫神「…」ニコォ
姫神「…」ニタァ
姫神「…」ヘラッ
(な、なんなんだあの子は…店のガラスでにらめっこ?)
姫神「自然な笑顔って難しい…」
青髪「あ、姫やん」
姫神「正式名称のない青髪くん。こんにちは」
青髪「…その説明めっちゃへこむわ」
姫神「で。なにかよう?」
青髪「ようってほどでもないんだけど、いま姫やんなにしてたん?」
姫神「笑顔の練習」
青髪「笑顔?そーいや、姫やんわらったとこみたことないなー」
姫神「自分では。がんばってるつもりなんだけど。どう?」
青髪「それわらってるつもりなん?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:42:12.20 ID:QC2S6T2c0
姫神「自分では。黒髪魔法少女の100万ドルの笑顔のつもり」
青髪「…………そか」
姫神「今の間。なにかきになる」
青髪「それになんで笑顔の練習なんかしとんの?」
姫神「小萌が。私の笑顔みて。お金とれそうかもっていったから」
青髪「そりゃ、レアやし一部のマニアにはうれるかもしれへんけど…」
姫神「マニア限定?」
青髪「そ、そんなことないで……はじめ笑ったときなにしてたん?」
姫神「考え事してた」
青髪「……なにかんがえてたん?」
姫神「えーっと。髪なでられたこと」
青髪「なら、なでてみよか?」
サラサラ
青髪「どや?」
姫神「……どちらかというと。不快」
41 名前:>>39 気持ちには気がつかないけどね![sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:49:17.46 ID:QC2S6T2c0
姫神(さっきみたいに。気持ちよくならない…)
青髪「そんなにきになるんやったら。さっきなでてくれた人にもういっかい頼んだらええんちゃう?」
姫神「あ。その手があった」
青髪「え?いままできがつかんかった?」
姫神「すでに気がついてました」
青髪「……」
………
……
…
姫神「はじめから。上条当麻に頼めばよかったんだ」
ピーンポーン
上条「はいはい、どなたでしょーか」
ガチャッ
姫神「そういうことで。遊びに来た」
上条「…はい?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:59:58.20 ID:QC2S6T2c0
禁書「あーあいさだー」
姫神「よっ。遊びにきたよ」
禁書「いらっしゃいなんだよ!」
姫神「あれ…もうハンバーガー食べた?」
禁書「あいさがなんでしってるのかな?」
上条「あーさっきのな姫神からチケット貰ってお土産にかってきたんだよ」
禁書「ということは…あいさと二人で遊んできたのかな?」ジトォー
上条「まて、俺は一人でいったぞ?たまたま姫神とあっただけで」
姫神「二人で食べた。コーラもおごってもらった」
禁書「とーま?どっち信じればいいのかな?」
上条「俺だろ!どうかんがえても」
禁書「でも、ハンバーガーはあいさのおごりなんだよね?そうだよね?」
姫神「そうだよ。私のおごり」
禁書「だったらどっち信じればいいか明白じゃないかな!」
上条「おい、お前俺を信じられないのか…まてまてまて…ギャァアアアア」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:07:16.27 ID:QC2S6T2c0
上条「どうしてアナタはすぐ人を疑いますか」
禁書「とーまがわるいんだよ…ちゃんと説明しないから…」
上条「俺の説明をちゃんと聞かずに信じなかったのはどこのどなたでしょうか?
禁書「うー細かいこときにしすぎなんだよ…」
上条「ったく……で姫神は結局何しに来たんだ?」
姫神「あ。わすれてた」
上条「わすれてたんか!」
姫神「上条当麻、上条くん、ちょっとまた髪の毛なでて」
禁書「!?」
上条「髪の毛なでればいいのか?」
禁書「とーま?またとかなにかな?さっきもそういうことしてきたのかな?」
姫神「うんさっきも。一方的になでられた」
禁書「ど、どういうことかな!とーま?説明してくれるかな!!!」
上条「またこの流れかよ…」
禁書「うー」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:13:44.07 ID:QC2S6T2c0
上条「ただ、姫神の髪の毛がさらさらしてて、綺麗だったから触らせてっていって触っただけだよ」
禁書「なんかそれやらしいかも…」ジトォー
姫神「うん。やらしいよね」
上条「お前ら……青髪じゃなるまいし、そういうやましい気持でなでたりしねーよ!」
姫神「あ。だからさっき不快感があったのか」
上条「なんだ、もう体験してきたのか…」
姫神「触られた瞬間から。とても不快」
上条「やつは煩悩の塊だからな…」
姫神「煩悩…除夜の鐘?」
上条「で、撫でれば良いのか」
姫神「うん。お願い」
上条「なんでまた?」
姫神「小萌がいってた。自然な笑顔だったって」
上条「それが撫でるのと関係あるのか?」
姫神「それはないしょ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:19:34.07 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
姫神「早く。撫でて」
上条「はいはい…」
サラサラ
上条「ほんとお前の髪、さらさらして綺麗だよな……」
姫神「あっ…」
姫神(やっぱり気持ちいいの…)
禁書(むー、あいさ、気持ちよさそうな顔してる…)
禁書「ねーとーま?私も撫でて欲しいんだよ?」
上条「はぁ?お前もかよ…じゃこっちこい」
姫神「むー」
禁書「わーい」ニコニコ
ナデナデ
上条「へーお前の髪の毛って結構癖あるのか?」
禁書「えへへへへ」
53 名前:現在上条当麻のひざの上には二人の頭が載っています[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:25:49.56 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
サラサラ
姫神「…ぁ」とろ~ん
ナデナデ
禁書「えへへへへ」
上条「あの…これいつまで……やれば…」
姫神「もうちょっと…続けて欲しい…」
禁書「もうちょっと…続けて欲しいんだよ」
姫神(上条くんの。手…気持ち良いかも…癖になりそう…)
禁書(とーまの手あったかくて気持ち良いんだよ…)
上条「さすがに疲れてきたんですが…」
禁書「もうちょっとやって!」
姫神「もう。ちょっと…だけ…」
上条「……はい」
上条(不幸だぁぁああ)
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:31:02.75 ID:QC2S6T2c0
上条「……」
サラサラ
ナデナデ
上条「おい、そろそろいいか?」
姫神「すーすー」
禁書「…す~ぴ」
上条「おいおい、人のひざの上でねるなよ…」
姫神「すーすー」
禁書「す~ぴ~」
上条「チクショウ…気持ちよさそうに眠りやがって…」
上条(これじゃ起こすにおこせないじゃないか…)
………
……
…
姫神「…あ……れ…?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:36:21.69 ID:QC2S6T2c0
上条「よぉ…」
姫神「私。寝てた?」
上条「ぐっすりとな…」
姫神「なんでだろ…夜もよくねたのに…」
上条「しらねーよ…っておきたなら取りあえず、頭あげてくれるか?」
姫神「?」
上条「お前らが2時間近くねてるから足がしびれてきついんだよ…」
姫神「あ。ごめん」
上条「まぁいいよ、俺も結構弄って楽しんでたし」
姫神「なにそれ。やらしい…」
上条「ちげーよ!」
姫神「冗談」
上条「お前がいうと冗談に聞こえないから困る…」
上条「おい、インデックス、お前もおきろ」
禁書「もぉ、たべられないんだよぉ…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:44:33.71 ID:QC2S6T2c0
姫神「じゃあ帰ります」
禁書「あいさ、またねー」
上条「またな」
姫神「また近いうちに」
姫神(撫でてもらいに)
バタンッ
姫神「…やっぱり。きもちよかった」
タッタタタ
舞夏「あれー?あの巫女さん…なんか綺麗になったなー?」
………
……
…
「ねーみた?」「うん、みたみた」「最近かわったよねー」「うん、なんか明るくなったというか綺麗になったというか」
青髪「かみやん?なんかみんな姫やんのうわさしとるでー?」
上条「だからどうしたよ?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:50:38.72 ID:QC2S6T2c0
土御門「どうせまたかみやんが何かしたんじゃにゃいのかなー」
上条「なんでも俺に結びつけるなって!」
青髪「そーいってもなー」
-姫神「そうですか?すごいですね」
青髪「確かに雰囲気かわったよなぁ」
上条「まぁ、明るくなったんだしいいんじゃね?」
土御門「そんなのんびりしたこといってると、男近寄ってくるにゃー」
上条「姫神に男ができよーが関係ないだろ…」
青髪「かみやんはにぶにぶさんやからなー」
土御門「まぁ、元が美人なんだから、明るくなればもてるのはどうぜんだにゃー」
上条「お前らなにいってんだか…」
テクテク
姫神「上条くん。放課後ちょっとお願いがあるんだけど」
上条「ん?なんだ?」
姫神「えっと。ここではあれなので。あとで…」
61 名前:>>60 そりゃとっつき難さは消えるから…多少は…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 02:58:51.13 ID:QC2S6T2c0
土御門「おっとかみやんご指名ぜよ?」
上条「あぁ?なにいってんだ?」
青髪「かみやんはうらやましぃーでぇ」
………
……
…
上条「で、話って?」
姫神「実は……また撫でてほしいんだけど…」
上条「え?学校でか…?」
姫神「できれば。上条くんの部屋で…」
上条「うーん、うちか…」
姫神「ダメ?」
上条「わかったよ」
姫神「じゃあ。かばんおいてきがえてから」
上条「おう」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 03:05:00.32 ID:QC2S6T2c0
上条「あーインデックス」
禁書「なにかなとーま?」
上条「今日、姫神くるから」
禁書「わーい、またあいさとあそべるー」
上条(それにしてもなんでまた…撫でてくれなんて…)
ピーンポーン
ガチャッ
姫神「約束どおり。遊びにきた」
禁書「あいさー」
姫神「お邪魔します」
上条「で…」
姫神「お願いします」
禁書「え?どういうこと?」
上条「また撫でてほしいんだってさ」
禁書「……だったら私もなんだよ!とーま!」
おやすみなさい体力の限界
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:48:37.86 ID:QC2S6T2c0
サラサラ...
ナデナデ..
上条「でもって…また……」
姫神「すー、すー」
禁書「すーぴ、すーぴ」
.
上条「ひざの上で寝るのかよ…!!」
上条「しかも…」
サワ......ピタッ
姫神「スー…!」ピクッ
スリスリ
上条「止めると、擦り寄ってくるし…」
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「こいつおきてんじゃねーの…?」ツンツン
姫神「…ッ…ン」ピクッ
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:53:11.13 ID:QC2S6T2c0
プニプニ
.上条「オー、やわらけ…」
プニプニ
姫神「…ダメ…ッ」
上条「!?」ビクッ
姫神「すーすー」
上条「……おきてないよな」
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「こいつは…触ったりなんかしたら…」チラッ
禁書「…とーま、ごはんはまだかな…むにゃむにゃ…おなかすいたよ」
上条「指食いちぎられかねないし…」ゾクッ
サワサワ
姫神「すーすー」ニコニコ
上条「暇だから姫神いじって遊ぶか…」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 09:59:10.47 ID:QC2S6T2c0
プニプニ
姫神「…ッ…」
上条「ほっぺやわらけ……」
姫神「…う…うーん」
上条「やべ…」
サワサワ
姫神「…すー」ニコニコ
上条「……」ドキドキ
ツンツン
上条「唇ぷるんぷるん…」
姫神「……うーん」パクッ
上条「はぅぁ!」ピクッ
姫神「……」ペロッペロペロ
上条「…くぉ、やばい…」ッポンッ
姫神「すーすー」ムスー
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:04:47.18 ID:QC2S6T2c0
上条「……」ドキドキ
姫神「すーすー」
サワサワ
姫神「うふふふ…」ニコッ
上条「おきてるわけじゃ…ないんだよな…」ドキドキ
サワサワ.....
ナデナデ....
姫神「すーすー」ニコニコ
禁書「くーか…くーかー」
上条(まさか、姫神に指くわえられるとは……///)
上条「……」チラッ
姫神「すーすー」
上条「……」ドキドキ
姫神「すーすー」
禁書「ぐぉぉお…ぐぉおぉお」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:10:58.70 ID:QC2S6T2c0
上条「……」スー
ピタッ
上条「…やめとこう」
………
……
…
上条「そろそろ、しびれてきたな…」
上条「おい、そろそろおきてくれ」ユサユサ
姫神「…ん…あ…当麻くんおはよぉ…」ボケェ~
上条「はぁ…もう夜だぞ…」
姫神「あ…れ…?」
上条「おい、インデックスお前もおきろ…」ユサユサ
禁書「…とーま…ごはんは…大盛りがいんだよぉ…」
上条「チクショウ…おきやがらねぇ…」ユサユサ
姫神「こういうときは……ゴホンッ…あー。ご飯先にたべちゃおーかな~」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:19:23.53 ID:QC2S6T2c0
禁書「!!」
ガバッ
禁書「私の分は!とーま!大盛り!早くごはん!」
上条「……ハァ…」
姫神「ほら。おきた」
上条「確かにこれは効果的だ…」
禁書「あれ……ご飯ないよ…?」
上条「お前は絶対色気より食い気だよな…」
禁書「むーだましたんだね!ひどいんだよ!」
上条「おれじゃねーよ」
姫神「やーい。ひっかかったー」ケラケラ
上条「!?」ドキッ
禁書「あいさーひどいよー!」プンプン
姫神「だまされる方が。わるいよ」ケラケラ
上条「……」ドキドキ
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:25:00.74 ID:QC2S6T2c0
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「な、なんでもねーよ…」
姫神「…へんな。当麻くん」
上条(なんか意識しちまう…)ドキドキ
禁書「とーま?」
上条「な、なんだよ…」
禁書「ご飯作って欲しいんだよ?とーま、とーま、とーま」
上条「ったく…待ってろ!」
禁書「ねー、はやく、はやく~」
上条「ひ、姫神もくっていくか?」
姫神「ありがとう。でも帰る」
上条「そ、そうか…」
姫神「気持ちだけ貰っとくね」ニコッ
上条「……///」
姫神「当麻くん?顔あかいよ」
79 名前:あれ…キャラ変わってきた……ダメかな…これは[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:38:14.30 ID:QC2S6T2c0
姫神「また。明日」
上条「あぁ…」ドキドキ
姫神「また。撫でてね」ニコッ
上条「わ、わかった」
スタスタ
-舞夏「なんだかーすごい会話だったぞー」
-舞夏「『また、撫でてね』ニコッたってー」
-舞夏「兄貴にチクッっちゃうぞー」
………
……
…
姫神「///」ドキドキ
姫神「さっき。当麻くんに唇触られてた…」ドキドキ
姫神「つい。咥えちゃったけど…」ドキドキ
姫神「気がついてない。振りするの疲れた…///」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:51:24.63 ID:QC2S6T2c0
-翌日学校-
土御門「かみやん、きいたぜよ」
青髪「なんやかみやん春がきたんやて?」
上条「おわッ…いきなりなんだよ」
土御門「なんだか、舞夏がいうには……某女子とらぶらぶーんな感じで話してたとかにゃ」ヒソヒソ
上条「な、なんでそれを…いや違うって」
ニヤッ
青髪「しかも、その相手が…姫やんとかびっくりしたで…」ボソボソ
上条「だ、だから、ち、ちげえぇって姫神はそういんじゃなくて」
青髪「みなさーん注目!このかみやんはみんなより先に大人の階段上ろうとしてるでー?」
青髪「リア充や!しかも相手は…モゴモゴ」
上条「や、やめろって…///」
青髪「冗談やって」
土御門「俺らはかみやんに協力しようっておもってるんだにゃー」ニヤッ
上条「だから…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 10:56:48.40 ID:QC2S6T2c0
青髪「かみやん、もたもたしてると、姫やんとられるでー?」
上条「そんなんじゃなくて…」
青髪「はぁ…はっきりせんな…おい、あれ」クイッ
土御門「…じゃっじゃーん」
上条「チケット…?」
青髪「これで姫やんさそって、他のやつより先に進むんだ…」
上条「だ、だから…」チラッ
-姫神「ホントですか?おっかしいー」ケラケラ
「ほんとほんと、今度いこうよ」「わたしもいきたーい」「おれもおれも」
青髪「部屋にさそってちょーっと勝った気になってるみたいやけどな…」
土御門「油断してると、すぐもってかれるぜよ…?」
青髪「最近の姫やんは人気ものだし」
土御門「とられてないても知らんぜよ…」
-小萌「出欠とりますよー?さっさと席についてくださいですー」
土御門「とりあえずかみやん渡すからがんばるにゃー」スッ
83 名前:腹がいたいので暫くはずします…[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 11:11:58.01 ID:QC2S6T2c0
上条「こんなもの渡されてもな…」チラッ
姫神「……」
上条「……そういうんじゃないし」
土御門(かみやん気合だにゃー)
青髪(これで小萌センセはわいのもんや…かみやんのところのシスターちゃんもいただくで…)ニヤニヤ
上条「……」チラッ
姫神「ん?」クルッ
上条「!?」ビクッ
姫神「…?」クルッ
上条「……」ドキドキ
姫神(今。当麻くんこっちみてた…)ドキドキ
小萌「ですからーあれ…上条ちゃんきいてましたかー?」
上条「……」ドキドキ
小萌「上条ちゃん…聞いてくれてないんですかぁ」グスンッ
上条「あ……」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 11:53:10.95 ID:QC2S6T2c0
カッタンッカッタン
上条「ふぅ…あいつらが余計なこというから余計意識しちまうだろうが…」
カタッ
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「ひ、姫神」グラッ
姫神「あ…」
上条「うわぁ…」
バタンッ
姫神「そんなすわりかたすると。危ないよ」
上条「いてててて…」
姫神「大丈夫?」
スッ
上条「さ、サンキュー」
ギュッ
姫神「…ぁ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:02:20.45 ID:QC2S6T2c0
上条「よっ…っと」
姫神「……///」
上条「それでなsにか用か、姫神」
姫神「あ、さっき私の事みてた?」
上条「…あー」
姫神「私に。なにか用でもあるの?」
上条「いや、ただ…」
姫神「ただ?」
上条「いつも髪が綺麗だなーって…なに言ってるんだ俺…」アセッ
姫神「…ありがと」
-「ねぇ姫神さん~」
上条「呼んでるぞ?」
姫神「うん……また。放課後ね」
-「この前話した映画こんどいこうよ?」「あー私もみにいきたい!」「だったら俺もいいだろ~?」
上条(映画誘われてるのか?…それなら…俺が誘っても無駄っぽいな……)ギュッ
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:11:13.21 ID:QC2S6T2c0
上条(いやいや、なんで俺が……そ、そんなんじゃねーし…)
上条(インデックスとでもいくかな…)
………
……
…
姫神「当麻くん。今日はこのままいっていい?」
上条「え?着替えないのか?」
姫神「いい?」
上条「いいけど…」
テクテク
上条「それにしても…姫神の制服姿も見慣れてきたな」
姫神「そう…?」
上条「前はどうしても巫女服ってイメージだったけど…」
姫神「どっちのほうが。萌える?」
上条「そういう趣味はねーよ!」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:22:31.81 ID:QC2S6T2c0
姫神「そう。残念」シュン
上条「あのな……人を変態ときめつけないでもらえませんか…」
姫神「冗談よ」ニコッ
ドキッ
上条「と、とにかくだな…」
………
……
…
禁書「とーまおかえりー!あれ、あいさもきたのー?」
上条「今日は学校からまっすぐな」
姫神「こんにちは」
上条「で…お前は早速俺を枕にしてると…」
禁書「いっぱい食べたからお昼ねしないと身体にわるいんだよ!」
上条「おいおい、俺のひざはお前の昼寝の道具かよ…」
禁書「はやく眠れるようになでるんだよ!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:30:47.72 ID:QC2S6T2c0
上条「はいはい…って……」
禁書「すーぴ、すーぴ…」
上条「すでにねてるじゃねーか…」プルプル
姫神「寝る子は育つ…でもこの子は育たない…」
上条「上手い事いったつもりかよ…そうだ、姫神そこの枕とってくれ」
姫神「これ?」
上条「そうそう」
姫神「はい」
上条「どうせこいつそう簡単にはおきないんだから…これをこうして」
ストッ
上条「寝るだけなら枕で十分だろ…」
禁書「す~ぴ~、す~ぴ~」
上条「それで姫神は……また髪の毛撫でればいいのか?」
姫神「うん。お願い…」
上条「できればひざの上で寝ないでくれよ…結構つらいんだからさ」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:34:44.70 ID:QC2S6T2c0
姫神「…だったら」
上条「ん?」
姫神「今日は。一人だし…抱っこで…なでてほしい…」
上条「え……」
姫神「だめ…?」
上条「その…///」
上条(こいつただ…撫でてもらいたいだけなんだよな…)ドキドキ
姫神(わざとすぎたかな…)ドキドキ
上条「……///」
姫神「むりなら…」
上条「わかったよ」
姫神「……ほんと?」
上条「ただし、寝るなよ?」
姫神「うん。ねない…」
上条「それじゃ…ここ来いよ」パンパンッ
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:39:31.34 ID:QC2S6T2c0
姫神「失礼します…」スッ
上条「…ッ」
姫神「重い?」
上条「ちょっとな…」
姫神「そういうときは。お世辞でも重くないっていうべき…」
上条「……ったく」
姫神「重い?」
上条「…重くないよ」
姫神「うれしい…」スリスリ
上条「お、おい…///」
姫神「あ……///」
上条「と、とりあえず撫でるぞ…」
姫神「お願い…///」
サラサラ
上条「ほんと、お前の髪ってサラサラで綺麗だよな……」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:46:11.29 ID:QC2S6T2c0
姫神「あ、ありがとう…」
上条「俺もお前の髪はいくら触ってもあきないっていうか…ずっと触ってていたいくらいだよな…」
姫神「私も…ずっと撫でててほしいかも…」
上条「え…」
姫神「あ…」
上条「///」
姫神「///」
上条「そ、それにな…」
スンスン
上条「お前の髪、い、いい香りがするんだよな…シャンプーとかこだわってるのか?」
姫神「あんまり匂い嗅ぐのは…反則…」
上条「ご、ごめん、つい…」
姫神「でも。ちょっとくらいならいいよ…」
上条「お、おう…///」
姫神「…///」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:51:38.10 ID:QC2S6T2c0
サラサラ....
上条「そういえばさ、姫神」
姫神「なに?」
上条「最近お前、クラスで人気あるよな?」
姫神「そう…?」
上条「みんな雰囲気かわったっていってたぞ?」
姫神「そう…かな…」
上条「まぁ俺は……前の雰囲気も好きっちゃ好きだけど…」
姫神「え…好き…?」
ヒクッ
上条「い、いやそういう意味じゃなくて」
姫神「………手とまってる」
上条「す、すまん」
サラサラ.....
姫神「今の。私の雰囲気はダメ?」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:59:17.53 ID:QC2S6T2c0
上条「今の方がそりゃいいよ」
姫神「…よかった」
上条「ん?」
姫神「なんでもない…」
上条「何がきっかけでお前はかわったんだろうな…」
姫神「きっと。当麻くんに撫でてもらってるからかな…」
上条「俺が撫でることと何が関係あるんだ?」
姫神(鈍感…)
姫神「気にしないで。今のは独り言…」
上条「…?にしちゃ…」
姫神「また。手が止まってる」
上条「はいはい」
サラサラ......
上条「そうそう、お前あの映画見に行くの?」
姫神「映画?
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:05:52.61 ID:QC2S6T2c0
上条「クラスのヤツに誘われてたろ?」
姫神「あれ。当麻くん…なんで知ってるの…」
上条「あ……いや、ほらアイツら声がでかいから聞こえてさ…」
姫神「ふーん。そう…」
上条「で、いくんだろ?」
姫神「いかないよ?」
上条「どうして?もったいない、俺なんか誘ってくれる相手すらいないんだぞ…」
姫神「だって。明日の日曜日は」
上条(いかないのか…?何か用事があるのか?なら…俺が…誘ってもいかないか…)
姫神「また。こうやって抱っこして撫でてもらいたいから…」
上条「そんなことのために?」
姫神「私は。こっちが重要なの!」
上条「そ、それならいいけど…でもな…もったいないよな誘いけってまで…」
姫神「手。またとまってる」
上条「はいはい…お姫様……」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:14:13.60 ID:QC2S6T2c0
サラサラ.....
上条「それでな…土御門が…?」
姫神「すーすー」
上条「なんだ、結局寝ちまいやがって…」
姫神「すーすー」
上条「さすがにこの態勢もつらくなってきたし…このままベッドに……」
姫神「……」ギュッ
上条「なにシャツつかんでるんだよ…」
グイグイ
上条「寝てるはずなのに握力つよいな…」
グイグイ
上条「外れないな…」
姫神「……」ギュッ
上条「ふぅ…諦めるか…」
姫神「すーすー」ニコッ
111 名前:datだろう雑談だろうがが気にしないでもいいですよ[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:22:47.46 ID:QC2S6T2c0
上条「確かにアイツらの言うとおり…」チラッ
上条「客観的にみてこいつは美人だよな…」
上条「唇も…プルプルしてて……」ゴクリッ
姫神「すーすー」ドキドキ
上条「……」
スゥー
禁書「とーま!お肉は300グラムはないとステーキと認めないんだよ!」
ピタッ
上条「……俺なにやってんだか…///」
イクジナシ
上条「え?」
姫神「すーすー」
上条「きのせいか…?」
姫神「すーすー」
上条「寝てるよな……」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:36:10.08 ID:QC2S6T2c0
上条「おっと、もうこんな時間じゃないか…」
姫神「すーすー」
上条「おい、姫神そろそろおきてくれ」ユサユサ
姫神「すーすー」
上条「あーもう、頼むよ」ユサユサ
姫神「…ふぁ…ぁ」
上条「やっとおきてくれたか…」
姫神「おはよう」
上条「……おはようじゃねーよ、寝ないって約束なのにぐっすり寝やがって」
姫神「気持ちがよかったから」
上条「はいはい、そうですね、こっちはおかげで全身筋肉痛になりそうですよ」
姫神「……そうしたら。私が撫でてあげる」
上条「…それって意味があるのか?」
姫神「きっと。ぐっすり永眠できる」
上条「永眠じゃ死んでるんですけど…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:41:47.63 ID:QC2S6T2c0
姫神「じゃあ。添い寝してあげる」
上条「そ、添い寝だと……!?」
姫神「あー顔赤くなってる。やらしい」
上条「……ッ///」
姫神「でも。ほんとに倒れたらしてあげるね…」
ドキッ
上条「ば、ばか、上条さんの回復力を舐めちゃいけませんよ」アセアセ
上条「さてと飯つくるか」スクッ
パラッ
姫神「……紙?」
上条「こ、これは…」
姫神「映画のチケット2枚…」
上条「あのな……土御門がくれるっていったから…」
姫神「だから。映画の話ふったの?」
上条「そういう…わけじゃねーけど…」
117 名前:>>116 吹いた[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:48:51.01 ID:QC2S6T2c0
姫神「ふーん。私を誘おうと思った?」
上条「……///」
姫神「いきたいの?私と」
上条「で、でもお前は…また今日みたいに過ごしたいんだろ…?」
姫神「いきたいの?いきたくないの?」
上条「そりゃ……チケットももったいないし…いきたいけど…」
姫神「チケットが。もったいないから?」
上条(なんで主導権とられてるんだ…)
姫神「じゃ。私じゃなくていいんだ……」ショボーン
上条「いや、そうじゃなくて…」
姫神「…じゃぁ。どういうことかな」
上条「…といきたいです…」
姫神「聞こえない」
上条「姫神といきたいっていったんだよ……」
姫神「そう。わかったいってあげる」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:56:54.32 ID:QC2S6T2c0
上条「え?」
姫神「いってあげるっていってるのよ!」
姫神「かんちがいしないでよね!ち、チケットがもったいないからなんだからね!」
上条「なんでツンデレ風…」
姫神「当麻くんの行動を。アレンジしたらこうなった」
上条「え…///」
姫神「今の当麻くんちょっとツンデレだったかも…」
上条(……不幸だ)
-「なんだか面白いことになってきたぜよ」
-「あにきー覗きはよくないぞー」
………
……
…
上条「コホンッ…とりあえず出かけるとして…問題は…」チラッ
禁書「ぐーすか、ぐーすか」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:03:59.66 ID:QC2S6T2c0
上条「言わないでほっておいても、感づいて激怒…」
上条「言ったら…」.。oO(とーまーとーまー私もつれてって~)
上条「に、なるわけで…」
-「そこで俺たちの出番かにゃー!」
上条「!?」
土御門「話は全て聞かせてもらったぜよ…」
舞夏「もらったのだー」
上条「……」
ツカツカツカ、ゴチンッ
土御門「かみやんなにするにゃー」
グイッ
上条「おい、いつから見てた…」ボソッ
土御門「はじめっからだにゃー」
上条「ってまさか…」
土御門「かみやんがキスしようとしてるところもみたぜよ」ニヤニヤ
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:13:34.17 ID:QC2S6T2c0
上条「テメェ…」
土御門「大丈夫だにゃ、まだねーちんや建宮には伝えないぜよ…」ニヤニヤ
上条「神裂は関係ないだろ…」
土御門「ねーちんや五和がそうおもってくれるのかにゃー?」ニヤニヤ
上条「わけわかんねーこといってるんじゃねぇ…何が目的だ!」
土御門「今回はただ、手伝いたいだけぜよ」
上条「……嘘じゃないだろうな?」
土御門「かみやんにうそついたことなんてこれっぽっちもないにゃー」
上条(うそばっかりだろうが…)
土御門「まぁまぁ今回は俺にまかせるにゃー」
上条「……それしかなさそうだな」
土御門「となれば、舞夏」
舞夏「なんだーあにきー」
土御門「明日うちで料理の練習という名目でそこに寝てるしスターにくわせてやってほしいにゃー」
舞夏「そういうことならまかせろー」
126 名前:お約束の処分がきまったところで休憩に[] 投稿日:2010/02/07(日) 14:22:57.87 ID:QC2S6T2c0
姫神「話。まとまった?」
上条「あぁ、なんとかな…」
土御門「あしたは舞夏がなんとかしてくれるにゃー」
舞夏「なんとかするぞー」
上条「あぁ、頼むわ」
姫神「よくわからないけど。じゃあした約束」
上条「何時にするか」
姫神「映画の時間は?」
上条「えーっと2回目が11時くらいだっけか…」
姫神「なら。10時過ぎにここで」
上条「わかった待ってればいいか」
姫神「まっててね」
土御門「かみやん?ちゃんと使うんだにゃー?」ゴソゴソ
上条「なんのことだよ…って、いらねーよ!そんなんじゃないから!!」
土御門「えー、なしはいかんぜよ、高校生でパパはつらいにゃー」ニヤッ
135 名前:飯食って昼寝したら…この時間でしたorz[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:21:17.11 ID:QC2S6T2c0
上条「それじゃインデックス、がんばって試食してくるんだぞ?」
禁書「任せるんだよ!ソムリエなみの舌をもつこのインデックスさんががんばって評価するんだよ!」
上条「……腐った野菜を喜んで食べるくせに…」
禁書「なにかいったかな?」
上条「いやいや」
舞夏「ごめんなーあにきが急にいなくなって試食する人がいなくてさー」
禁書「はじめから私に任せればよかったんだよ!」
舞夏「そうだなー、じゃかみじょうとうまー、かりてくぞー」
上条「こきつかってやってくれ」
バタンッ
-禁書「とりあえずお肉料理はあるのかなー」
-舞夏「あるぞー」
上条「頼んだぞ…」
ピーンポーン
上条「きた!」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:32:06.50 ID:QC2S6T2c0
ガチャッ
姫神「おはよう。当麻くん」
上条「………ァ」
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「…いや、ごめん…一瞬誰だかわからなかったよ…」
姫神「変。かな?」テレッ
上条「いやいや、変じゃない、普段の格好と違うからびっくりして……」ジー
姫神「あんまりみると。あなが空いちゃいそう…///」
上条「あ…///」
姫神「それじゃ。いこうか///」
上条「あぁ…」
上条(今日の姫神…大人っぽい…)
ガチャッ、バタン、カチャカチャ
姫神「それで……大丈夫だったの?」
上条「インデックスなら今頃、試食というなの天国にどっぷりはまってるはずだ」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:36:49.64 ID:QC2S6T2c0
上条「ちょっと早く着きすぎたな…」
姫神「軽く。なにかたべる?」
上条「そうだな…なにか食べるか」
姫神「だったら…」スッ
上条「なるほど」
………
……
…
店員「いらっしゃいませ」
姫神「いらっしゃいました」
店員「ご注文の品はおきまりでしょうか?」
姫神「とりあえず。ハンバーガーえーっと…当麻くん。いくつたべる?」
上条「俺は2つでいいよ」
姫神「じゃこの券でハンバーガー52個」
店員「ご、52個でございますか…」ビクッ
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:41:41.29 ID:QC2S6T2c0
上条「おい、それじゃ軽くじゃないだろ……2、3個に押さえておけって」
姫神「むー、じゃハンバーガ5個で…」
店員「5個ですね」ホッ
上条(朝っぱらから50個とかいわれたら、店内大慌てだろうな…」
店員「ポテトとお飲み物はいかがでしょうか?」
姫神「あっ…」
上条「コーラとウーロン茶1つずつ」
店員「サイズはどうしましょう」
上条「コーラは…」
姫神「L」
上条「Lでウーロン茶はSで」
店員「かしこまりました、クーポン使用ですのでお飲み物で270円になります」
姫神「はい…」
上条「いいよ、これくらいおごるよ」
姫神「そう?じゃあ。ポテトのLも追加で」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:47:00.67 ID:QC2S6T2c0
上条「ホントハンバーガー好きだな…姫神は」
姫神「思い出の味だから…」
上条「思い出?なんだそりゃ…」
姫神「当麻くんとであった時の…」
上条「あ…そーいえばあの時も…」
姫神「食い倒れ」
上条「電車賃足りなくなるまでくうやつはじめてみたよ」
姫神「私も。はじめて」
上条「正直あの時は逃げようと思ったよ」
姫神「それはひどい」
上条「しかたねーだろ?巫女さんが食い倒れてちゃなにかトラブルに巻き込まれそうだったし」
姫神「巫女さんじゃない魔法使い」
上条「あの格好で魔法使いとかいっても説得力ねーよ」
姫神「むむ。正論っぽい…」
上条「正論っていうか一般論だ」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:52:25.01 ID:QC2S6T2c0
姫神「なら。今は?」
上条「今か…うーん、変なやつ」
姫神「がーん」
上条「あとは…エセ巫女さん、結構大食い、それから…黒髪」
姫神「それ。客観的にいってるだけっぽい」
上条「そりゃ仕方ないだろ」
姫神「そういうのが聞きたいんじゃなくて…」
上条「……あとはちょっと気になる女の子」ポツリッ
姫神「今。なんていったの?」
上条「な、なんでもねーよ」
姫神「ちゃんといってほしいな」
上条「ほらさっさと食べていくぞ」
姫神「ごまかしてる」
上条「ちげーよ、時間ねーぞ!」
姫神(本当は。聞こえてたよ…///)
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 17:59:49.55 ID:QC2S6T2c0
-「うむ、青春よな」
-「青春だにゃー」
………
……
…
上条「じゃ俺飲み物かってくるから席取っといてくれよ」
姫神「炭酸」
上条「わかってる」
上条「あれ…隣の映画は…ゲコ太 the Movie…」
-「そこよ!いっけぇー」ビリビリ
-「おねーちゃんたたないでよー」
-「お、お客様場内での能力の使用はおやめください」
上条「何も聞かなかったことにしよう…」
ピッ、ガラガラ
上条「飲み物はかったし…ポップコーンもかったこれでよし」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:09:49.55 ID:QC2S6T2c0
上条「ほら買って来たぞ」
姫神「ありがとう」
上条「それにしても、ずいぶん混んでるな…」
姫神「これ。人気あるみたいだから」
上条「そうなのか?えっと恋愛物だっけか…」
姫神「そう。はじまるよ」
上条(恋愛物だけあって…回り見ると…大体カップルだな)
上条(周りから見ればこっちもカップルか)
上条(まさか姫神と映画、しかも恋愛物みるとは思ってもいなかったよ…)
姫神「ねぇ。当麻くん?」
上条「ん、どうしたトイレか」
姫神「デリカシーない発言はダメ」
上条「すまん…でなんだよ」
姫神「暗くなったからって…えっちなことしちゃだめだよ?」
上条「な、なにをいってるんだよ!!!」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:16:48.12 ID:QC2S6T2c0
ザワザワッ
姫神「大きい声。ダメ」
上条「す、すみません」
上条「……///」
姫神「しちゃだめだよ?」
上条「しねーよ…」
姫神「ほんとにしない?」
上条「ほんとにしないっての」
姫神「……」ションボリ
姫神「ちょっとくらいなら。してもいいのに…」ポツリッ
上条「なっ…///」
姫神「…///」
上条「…///」
-「いやはや青春よな」
-「ちょっとリア充すぎてぶったたきたくなってきたにゃー」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:28:23.52 ID:QC2S6T2c0
上条(それにしても…この映画…)
上条(け、結構すごいことになってるけ…)
上条(ほ、ホントにR指定じゃないのか…///)
上条「!?」
上条(ま、まて……映画館でそんなことするなって…///)
上条(右の二人も…って左のも…)
上条「…///」
姫神「当麻くん。どうしたの?」
上条「なんでもない…///」
姫神「…?」
上条(盛った馬鹿ップルばっかりかよ///)
上条(ちょっと場違いだったかな…)
ギュッ
上条「!?」
-「!?」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:34:06.39 ID:QC2S6T2c0
上条(ひ、姫神の手だよな…)ドキドキ
上条「ひ、姫神…?」
スゥーッ
姫神「当麻くん…」ポツリッ
上条「…」ドキドキ
姫神「撫でてほしい…」
上条「…///」コクリッ
グイッ
姫神「…ぁ」
サラサラ.....
姫神「…落ち着く……」トローン
上条(こっちは心臓ばっくんばっくん…)ドキドキ
-「かみやん、そこだ!ぶちゅっといくぜよ!」
-「これ五和にみせたら面白いよな」
-「お客様、場内ではお静かに」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:44:11.38 ID:QC2S6T2c0
サラサラ......
姫神「……」とろ~ん
上条「……」ドキドキ
サラサラ.....
ふわっ
上条(あぁ…いい香り…)
サラサラ....
上条(姫神の匂いもっと…嗅ぎたい…)
スンスン
グイッ
姫神「…ぁ///」
スンスン
姫神「…///」
クルッ
上条(や、やばい気づかれた…)
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 18:51:15.36 ID:QC2S6T2c0
姫神「……///」とろ~ん
上条(な、なんでそんな潤んだ瞳で私を見つめるんですか…)ドキドキ
姫神「…ん」
上条(ちょっと、なんでこっちみて瞳を閉じてこわばるんですか!)ドキドキ
姫神「……」
上条「……」グッ
チュッ
姫神「!!」ホロリ
上条「……」
カシャッ
-「決定的瞬間とったぜよ!」
-「ほら、赤外線でこっちの携帯に転送するよな」
-「お客様…?場内での撮影は硬く禁じられていますが…!!」ゴゴゴゴ
-「あ……」
-「あ…よな」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:00:36.62 ID:QC2S6T2c0
チュプ、チュプッ
上条(姫神の唇…柔らかくて気持ちいい…)
チュップ
上条「…ぁッ…」
姫神「……ッ」ポロポロ
「おいおい、見ろよあれ…」「うっわーすごーい><」「もう4,5分はあのままだぞ?」
チュップ…ッパ
上条「……ッ」
姫神「…ァ…」
-「お客様、お客様」
トントン
-「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでそのような行為は少々」
ッポ
上条「え…?」トローン
姫神「…ハァハァ」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:07:03.01 ID:QC2S6T2c0
上条「……え?」キョロキョロ
「うわー、記憶とぶくらい濃かったの?」「すっげー、こんなの見たことねーよ」「あっついわねぇ…///」
上条「えっ…え…え!!!!」
-「お客様少々慎んでいただきませんと」
上条「ご、ごめんなさいごめんなさい」ペコペコ
-「ちょっと大きな声は困りますお客様」オロオロ
上条「ごめんなさいごめんなさい」ペコペコ
グィッ
姫神「ァ…」
上条「し、失礼しましたぁあああ」
ダッタタタ
ギィ…バタン
ダッタタッタタ
-「お客様…?」
「今のすごかったなー」「完全に自分の世界はいってたよな」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:12:47.09 ID:QC2S6T2c0
ダタタッタ
上条「はぁはぁ」
姫神「ちょっと。当麻くん」
上条「はぁはぁ」
姫神「まって。手…痛い」
上条「あ…」
バッ
上条「……」
姫神「……」
姫神「さ、さっきのことなんだけど……はじめてなのにすごくて…びっくりしたというか…うれs」
上条「ごめん!」
姫神「え…」
上条「いきおいであんなことしちゃってごめん」
姫神「…いきおい?」
上条「つい…姫神の顔みてたら…」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:18:00.21 ID:QC2S6T2c0
姫神「…つい?」
上条「ほんとごめん!あやまって許してもらえるとはおもってないけど」
姫神「……」
上条「……」
姫神「当麻くんって…勢いとかついとかで…ああいうことできちゃう人なの…?」
上条「すまん」
姫神「好きでもないのにあーいうことできちゃうんだぁ…」
上条「ごめん」
姫神「謝らないで!」
ビクッ
上条「……」
姫神「ひどいよ…」
姫神「ひどいよ、ひどいよ…ひどすぎるよ…」
上条「……あんなことしてごめん…」
姫神「そうじゃないよ!!!!」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:22:45.94 ID:QC2S6T2c0
上条「…姫神?」
姫神「私。好きなじゃない人と映画いかないよ…?」
姫神「好きじゃない人に何度も髪撫でてもらったりしないよ…」
姫神「好きじゃない人に抱き寄せられてうれしいなんておもわないよ…」
姫神「私は。当麻くんの事がこんなに好きなのに!」
姫神「好きだから。キスしてほしかったのに!」
姫神「私は。うれしいと思っていたのに!」
姫神「当麻くんは違うんだ……そっか…そうなんだ…」
姫神「もう。いいかえるね…」
上条「姫神…」
グイッ
姫神「触らないで!」
ビクッ
タタッタタタ
上条「………」
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:42:06.73 ID:QC2S6T2c0
上条(勢い?つい?)
上条(違う、勢いだけじゃない…、ついだからじゃない……)
上条(俺は……姫神が…姫神のことが…)
上条(…迷ってる暇はない!)
上条「まて!まってくれ姫神!!!!」
上条「はぁはぁはぁ…」
姫神「なによ…好きでもない人に勢いでキスできちゃう上条当麻…」
上条「だから、違うんだ!」
姫神「何が。違うのよ!」
上条「ついなんかじゃない!ましてや勢いだけでもない!」
姫神「さっきそういってたじゃない」
上条「だから違うんだ!俺は俺に嘘をついてきたんだよ!」
姫神「どう信じろっていうの!」
上条「……これが俺の本心だ!」
ちゅっ
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:48:42.78 ID:QC2S6T2c0
姫神「…ッ」
ッ
上条「俺はお前の事が……姫神秋沙の事が好きだぁぁぁぁぁぁあああ」
上条「だから…」
姫神「……ずるい」
姫神「ずる過ぎるよ…」グスッ
姫神「これで……また嘘だったら私ただの馬鹿じゃない…」
上条「もう自分を偽ったりしない…」
姫神「でも…」
サラサラ.....
上条「信じてくれよ…秋沙…」
姫神「だって…」
グイッ
上条「信じてくれ…」
姫神「だったら…」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:53:56.82 ID:QC2S6T2c0
姫神「……もう一度…キスして…」
ちゅぅぅっ
姫神「……ッ」ホロリ
姫神「…ずっと髪の毛撫でていてね…」
上条「あぁ……」
サラサラ.......
姫神「…当麻の手…あったかい…」
………
……
…
-「場内で撮影に使われたこの携帯は没収させていただきます」
-「ちょっとそれはこまるぜよ!」
-「それがないと神裂と五和を奮起させられないよな」
-「意味不明なこといわないでください!これは規則です!決まりです!」
-「不幸だぁあああああああにゃー」
おしまい
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