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姉「弟くんは働かなくっても良いのよ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:16:32.11 ID:XTmZokdPO [1/59]
弟「だけど姉さん、これじゃ僕はただのニートじゃないですか!」
姉「ニートじゃないわよ、立派な家事手伝い又は専業主夫、弟くんにはぴったりの役職よ」
弟「ぴったりじゃないです! それに家事は姉さんが雇った人がやってるから、手伝いも出来ないんですよ?」
姉「……じゃあ何なら満足なのよ?」
弟「僕にも働かせt」姉「ダメ」
弟「な、なんでですか!」
姉「だって、ねぇ?」
ぎゅっ。
未完?
弟「だけど姉さん、これじゃ僕はただのニートじゃないですか!」
姉「ニートじゃないわよ、立派な家事手伝い又は専業主夫、弟くんにはぴったりの役職よ」
弟「ぴったりじゃないです! それに家事は姉さんが雇った人がやってるから、手伝いも出来ないんですよ?」
姉「……じゃあ何なら満足なのよ?」
弟「僕にも働かせt」姉「ダメ」
弟「な、なんでですか!」
姉「だって、ねぇ?」
ぎゅっ。
未完?
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:20:54.81 ID:XTmZokdPO
弟「……なんですか?」
姉「弟くんに苦労させたくないじゃない、弟くんはずっと幸せだけ感じてれば良いの」
弟「たまには不幸せも感じないと幸せが薄れちゃいますよ……」
姉「そっか……じゃあ仕方ないわね、お仕事させてあげる」
弟「本当ですか!? なんでもしますから遣り甲斐のある仕事をくれると嬉しいです」
姉「うん、それじゃ肩揉んで」
弟「」
姉「ちゃんとお駄ちn……給料も払うわよ?」
弟「子供扱いしないで下さいっ!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:29:34.91 ID:XTmZokdPO
弟「とにかく! 僕はちゃんとした仕事がしたいんです!」
姉「仕方ないなぁ……なら私にマッサージをしなさい」
弟「だーかーらー! 僕はちゃんとした仕事って言ってるじゃないですか!」
姉「弟くん、マッサージもちゃんとしたお仕事よ?」
弟「マッサージの何処がですか、もっとデスクワークとかちゃんとしたお仕事を……」
姉「弟くん、正座」
弟「……はい?」
姉「正座しなさいって言ってるの、早く」
弟「わ、分かりました……なんですか?」
姉「弟くん、マッサージがちゃんとしたお仕事ってことを否定したわよね?」
弟「それがなんですか?」
姉「はぁ……これからお説教を始めます」
弟「え、え? あの、姉さん?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:37:56.77 ID:XTmZokdPO
……一時間後。
姉「そもそもマッサージがちゃんとしたお仕事じゃないならマッサージ師はなんなのよ」
弟「それは……その……」
……二時間後。
姉「大体弟くんはいつもお仕事したいと言ってるけどデスクワークだけがお仕事なわけないじゃない、分かってるの?」
弟「はい……ぐすっ……」
……三時間後。
姉「だから弟くんがお仕事したいなんて言ったって説得力の欠片もないのよ」
弟「ごめんなさいごめんなさいぃ……お姉ちゃんもう許してぇ……」
姉「だーめ、今日は徹底的にお説教するんだからね」
弟「やぁぁ……もうお説教やだぁ……」
姉(心が痛むけど、この可愛さが見られるなら……ふふっ)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:44:55.98 ID:XTmZokdPO
姉「ふぅ、お説教おしまい、もう良いわよ」
弟「ぐすっ……えぐっ……」
姉「ほら弟くん、泣かないの」
なでなで。
弟「だって、だってぇ……」
姉「だからいつも言ってるでしょ? 弟くんはお仕事なんて何にも考えないで、ずっとお姉ちゃんのそばに居れば良いの」
弟「……」
姉「分かった?」
弟「……」コクリ
姉「ふふっ、それじゃ寝よっか、おいで」
弟「うん……」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:52:53.37 ID:XTmZokdPO
…………
……
姉「だからね、どんなことも経済に少なからず影響を及ぼすから常に情報をかき集めて……あら?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「ふふっ、寝ちゃったのね、可愛い寝顔……ちょっと耳を拝借」
姉「弟くんはお姉ちゃんが好き、弟くんはお姉ちゃんが大好き、弟くんはお姉ちゃんを愛してる……」
弟「うぅん……」
姉「弟くんはお姉ちゃんのもの、弟くんはお姉ちゃんのそばにいたい、弟くんはお姉ちゃんの言いなり」
弟「おねぇ……ちゃん……」
姉「よし、それじゃやることもやったし、お姉ちゃんはお仕事をしますか」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:08:29.70 ID:XTmZokdPO
……翌朝。
弟「お姉ちゃん……ん……あれぇ?」
弟「ふわ……まだ眠たい……んーっ!」ノビー
弟「起きますか……姉さんはもう起きたんですかね、早いなぁ……」
弟「僕も何かあれば早起きするんですがね……多分」
姉「わーお、気付いたらもうこんな時間、流石にお肌が心配ね……」
秘書「……お肌が心配なら夜ではなく日中にして戴きたいのですが」
姉「言葉が固いぞっ、砕けて砕けて」
秘書「昼に働いて夜はキチンと寝ろ」
姉「だが断る。さてと、ちょっと寝るから頃合いを見計らって起こしてねー」
秘書「はい、了解しました」
姉「固いぞ固いぞ」
秘書「おk、把握した」
姉「お願いね、お休みなさい……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:16:38.95 ID:XTmZokdPO
メイド「おはようございます弟様」
弟「あの、いつも言ってるんですが様とか畏まった言葉とかはやめて下さいよ」
メイド「……おはよう、弟ちゃん」
弟「はい、おはようございます」
メイド「……納得いかない」
弟「それで、今日の新聞はありますか?」
メイド「あるけどまずは朝御飯」
弟「分かりました、それじゃご飯にしましょう」
メイド「今日は弟ちゃん一人で……」
弟「一緒に食べて下さい」
メイド「……はぁ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:20:51.26 ID:XTmZokdPO
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「おっと、もうテレビ欄です、さて次の新聞は……」
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:26:59.01 ID:XTmZokdPO
姉「うへへ……弟くん……」
秘書「そろそろ起きて下さい」
ゆさゆさ。
姉「んー……ああ、おはよ」
秘書「おはようございます、よく眠れましたか?」
姉「ええ」
秘書「本音は?」
姉「後半日くらい眠りたい」
秘書「大丈夫ですね、それではお帰りはお気をつけて」
姉「はいはーい、後は任せたー」
秘書「はい、お任せ下さい」
姉「砕けて砕けてー」
秘書「おk、任せとけ」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:34:42.27 ID:XTmZokdPO
メイド「……あ、あの、弟ちゃん?」
弟「あ、なんですか?」
メイド「そろそろ姉様が帰ってくるのですが……これを着てください」
弟「……あの、メイドさん? これは……」
メイド「……」
弟「また姉さんですか?」
メイド「……はい」
弟「分かりました、それでは僕は着替えて玄関へ行きますからメイドさんはお仕事を続けて下さい」
メイド「はい……それでは」
弟「あっ、最後に一つ」
メイド「なんでしょうか?」
弟「言葉遣い」
メイド「……失礼します」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:41:13.96 ID:XTmZokdPO
姉「ただーまー」
弟「……お帰りなさいませ、ご主人様」
姉「私はご主人様じゃなくてお嬢様よ?」
弟「お帰り下さいませ、お嬢様」
姉「どこに帰れって言うのよ?」
弟「……お帰りなさい、姉さん」
姉「うんうん、やっぱり素の弟くんが一番ね」
ぎゅっ。
弟「あの、姉さん?」
姉「なぁに?」
弟「早くこれを脱ぎたいんですが」
姉「しばらくはだーめ」
メイド「雇い主を出迎えるのも仕事なのですが……はぁ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:47:36.19 ID:XTmZokdPO
弟「あの……姉さん?」
姉「んー?」
弟「そろそろ足が……」
姉「お姉ちゃんが一眠りして起きるまで我慢我慢」
弟「我慢って言われても……うぅ……」
姉「うへへ、弟メイドの生足、うへへ」
弟「やっ、ね、姉さん、くすぐったいからやめて下さい!」
姉「ほれほれ、ここ? ここが良いの?」
弟「やぁっ、やめっ……ひぅっ!」
姉「うへへへへ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:56:28.76 ID:XTmZokdPO
弟「はぁ……はぁ……姉さんったらもう」
姉「……うへへぇ」
弟「ひっ!」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……ね、寝言ですか、おどかさないで下さいよ」
弟「それにしても、毎日昼寝するくらいなら、朝早くから行かないで少しくらいお昼頃に会社で働いたっていいと思うんですが……」
弟「……一緒にいれるのは嬉しいですけど」
弟「僕が姉さんの秘書になればずっと一緒にいれますかね?」
弟「……秘書検でも取りますか、確か漢検と英検も必要でしたっけ?」
弟「……頑張りましょう」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:05:56.94 ID:XTmZokdPO
姉「あーよく寝たぁっ!」
弟「姉さん、はやく降りて下さい、足が、足が……」
姉「はーい」ニヤ
弟「…………ッ! ~~ッ!」
姉「あれーどうしたの弟くーん、足がどうかしたー?」
グニグニ。
弟「あぁぁああっ!! 姉さん! やめて下さいっ!」
姉「ほら、揉んだら早く治るって言うしねー♪」
グニグニ。
弟「あぁっ! ぁああっ! やだやだぁっ! やめてっ、やめてぇっ!!」
姉「ふふっ、Sに目覚めそう♪」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:11:30.95 ID:XTmZokdPO
弟「……酷い目に会いました……姉さんの鬼畜」
弟「……」
コンコン。
弟「あ、どうぞー」
メイド「弟ちゃん、ご飯の用意が……なんで正座してるんですか?」
弟「な、なんでもありませんっ! ご飯ですか今行きます!」
弟『僕が姉さんの秘書になればずっと一緒にいれますかね?』
弟『……秘書検でも取りますか、確か漢検と英検も必要でしたっけ?』
弟『……頑張りましょう』
姉「ICレコーダーつけてて良かった、弟くんが秘書かー……ふふっ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:18:55.59 ID:XTmZokdPO
姉「はい、あーん」
弟「……」パクッ
姉「どう? 美味しい?」
弟「……」コクリ
姉「そっか、それじゃあもう一口……」
弟「嫌です、一口だけって約束ですからね?」
姉「良いから良いから、約束は破るためにあるのよ?」
弟「ちょっと姉さっ……むぐっ!」
姉「さ、どんどん食べるのよー?」
メイド「姉様がキラキラしてる、輝いてる……」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:31:29.29 ID:XTmZokdPO
メイド「秘書検定の取り方と教材一式ですか……」
弟「はい、お願い出来ますか?」
メイド「任せて下さい、今日の晩までには」
弟「ありがとうございます、メイドさん」
メイド「いえ、弟ちゃんからの命令なんて滅多にありませんから」
弟「命令じゃなくてお願いです、断ってもいいんですよ?」
メイド「この程度のことを断る理由はありませんよ」
弟「……ありがとうございます」
メイド「お礼なんて言わなくても……とりあえずさっそく手配して来ます」
弟「はい、お願いします」
メイド「それにしてもずっと正座してどうしたんですかね?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:51:22.11 ID:XTmZokdPO
姉「弟くんは動かなくっても良いのよ」
弟「ね、姉さんなにをっ! 僕たちは……あぁっ!」
姉「んはぁっ……ほらぁ弟くん、お姉ちゃんと一つになっちゃったよぉ?」
弟「ねえさっ……ッ! お願いだからやめて下さい……こんな、おかしいですよ……」
姉「ふふっ、弟くんは本当に……いい、姉弟だって男と女、何の問題もないの……」
弟「でもっ……でもっダメですよぉっ……こんなことしちゃ、ダメぇ……」
姉「それは今現在の人々の価値観や常識でしょ?
常識なんて他人の考え、お姉ちゃんは興味ないの
興味あるのは、弟くんだけ、弟くんさえいればいいの」
弟「姉さんっ……そんな考え、おかしいですっ……」
姉「おかしくて弟くんが手に入るならおかしいって言われたって構わないわ 今は二人だけ、私たちが世界の常識よ?」
弟「ふたり、だけ……」
姉「さぁ弟くん? 今は何も考えないで、お姉ちゃんと……ね?」
弟「ねえさん……ねえさんっ!」
エロとかむりぽ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:53:54.39 ID:XTmZokdPO
弟「……」カリカリ
弟「……」カリカリ
弟「……」カリカリ
メイド「弟様は熱心です、教材が届いてからはずっと机に向かってらっしゃるようで……何故か正座で」
姉「ふふっ、さっすが弟くんねー、とはいえ体を壊したらお姉ちゃん困っちゃうしなぁ」
メイド「姉様、如何しましょう?」
姉「そうね……メイドちゃん、おにぎりとお茶を用意してちょうだい」
メイド「おにぎりとお茶ですか? ただいまお持ち致します」
姉「あ、私のもお願いねー?」
メイド「はい、分かりました」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:03:14.43 ID:XTmZokdPO
姉「おとーとくーん! お姉ちゃんが差し入れとしてメイドちゃんの愛情とオマケに食料を持って来たわよー!」
弟「あ、姉さんですか? もう少し勉強するんでそこに置いといて下さい」カリカリ
姉「おとーとくん、人と話す時はちゃんと人の顔を見るってお姉ちゃん教えたよね?」
弟「あ……す、すみません」
姉「それに、ご飯はしっかり食べる、これも約束したはずよ?」
弟「えっと、そのそれは……」
姉「ふふっ、お説教よ?」
弟「姉さん……ゆ、許して下さい……」
姉「んー、じゃあこのおにぎりとお茶をお姉ちゃんから直接食べさせて貰うか、それともお説教か、選んで」
弟「……え?」
姉「あれ、やっぱりお説教の方がいい?」
弟「い、いえ、姉さんから食べさせて貰いたいです!」
姉「ふふっ、そうそう、素直な弟くんは大好きだよ?」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:11:00.93 ID:XTmZokdPO
姉「あむっ、むぐむぐ……それじゃあ弟くん、口開けて?」
弟「口にもの入れながら喋らないで下さい、それに嫌な予感が……」
姉「良いから口開けて、早く」
弟「……あ、あーん」
姉「んふふっ、んー……」
弟「んぐ!? ……?」
姉「ふふっ、どうしたのかな弟くん、口移しのが良かった?」
弟「そ、そんなわけないじゃないですか!」
姉「真っ赤になって可愛いんだから、はい、あーん」
弟「……あーん」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:21:47.94 ID:XTmZokdPO
姉「いやー、美味しかったねー?」
弟「はい、メイドさんはお料理が上手ですからね……それに……」
姉「それに?」
弟「あ、いや、何でもないです!」
姉「そっか……私も弟くんと一緒に食べたから美味しかったよっ!」
弟「わ、私“も”ってなんですかなんですか! ぼ、僕は別に……」
姉「はいはい、それより弟くん、お姉ちゃん食べたら眠たくなっちゃった、一緒に寝よう」
弟「僕は眠たくないですからまだ……あれ?」
姉「あれー、弟くんも眠たくなっちゃった?」
弟「……そうみたいです」
姉「ふふっ、やっぱり一緒に寝よう、ね?」
弟「……はい」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:44:16.23 ID:XTmZokdPO
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……くぅ……くぅ」
メイド「……お茶に睡眠薬を使ったんですね、それも姉様の方にも」
メイド「……」
ピピピ、トゥルルル。
『どうしたメイド?』
メイド「姉様は明日、休むか、明るい時間帯に会社に行くかになると思います」
『おk、把握した』
メイド「用件はそれだけです、それでは失礼します」
ピッ。
メイド「さて、私も仕事に戻りましょう」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:49:51.94 ID:XTmZokdPO
姉「うぅん……んー?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「……」
ピピピ、トゥルルル。
『はい、姉様、今日はお休みですね? 了解しました』
姉「……砕けて」
『おk、しゃちょーは休み、把握した』
姉「任せたわよ」
『はい、お任せ下さい』
姉「それじゃあね」
ピッ。
姉「よし」
ぎゅっ。
弟「んにゅっ……んんぅ……」
姉「お休み弟くん……」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:55:22.15 ID:XTmZokdPO
弟「んんん……」
むぎゅう。
弟「……んーんー!」
むぎゅうう。
弟「……ぷはっ!」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「え、あれ、お姉ちゃん?」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「わぁい、お姉ちゃんだぁ……えへへぇ」
ぎゅっ。
弟「暖かい……ふわぁあ……」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……くぅ……くぅ」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:00:04.14 ID:XTmZokdPO
コンコン。
メイド「……」
……。
メイド「……寝てますね」
メイド「それでは私は、ちょっとだけお手伝いをしてきましょうか」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:05:39.65 ID:XTmZokdPO
姉「んーっ! 太陽が高いっ! お昼っ! 弟くん起きてっ!」
弟「んぅ……なぁにお姉ちゃん?」
姉「おはようのチューは?」
弟「ん……」
ちゅっ。
姉「うへへ、おはよう弟くん」
弟「うん、おはよう……」
姉「今日はお出かけしましょう?」
弟「お出かけ? やったぁ、お姉ちゃんとお出かけぇ……」
姉「それじゃ準備して、まず顔を洗っておいで」
弟「はぁーい……」
姉「うへへ、うへへ、寝惚けてる弟くん……うへへへへ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:12:49.06 ID:XTmZokdPO
弟「あれ、姉さん? 今日はもう帰って来たんですか?」
姉「今日はお休みにしたわ、それより出掛けるわよ、着替えて」
弟「え、あ……はいっ!」
姉「久しぶりにお姉ちゃんと出掛けるから嬉しい?」
弟「そんなこと思ってなんてないですよぉ」ニコニコ
姉「その割りには嬉しそうな可愛い顔してるけど?」
弟「気のせいですよ、気のせい」ニコニコ
姉「ふふっ、そっか」
弟「はい、そうです」ニコニコ
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:28:13.17 ID:XTmZokdPO
弟「良い天気ですねぇ……」
姉「そうだねー、本当に良い天気だよ」
弟「こんなに天気の良い日は絶好のお散歩日和ですね」
姉「うん……ねぇ、弟くん?」
弟「なんですか?」
姉「本当にお散歩だけで良いの? もっと他に行きたい所とかないの?
今のお姉ちゃんなら地球の裏側にだって連れてってあげれるよ?」
弟「良いんです、行きたい所とかありませんし、アルゼンチンにも興味はありませんから」
姉「でも……」
弟「正直に言うと、体に染み付いた貧乏性が取れなくって、未だに欲張れないんですけどね?」
姉「だけど少しくらいは……」
弟「僕は姉さんと一緒にいれるだけで幸せですから、だから良いんです」
姉「……弟くんの馬鹿、なんでこのタイミングでデレるかなぁ」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:47:17.39 ID:XTmZokdPO
弟「……それよりも姉さん」
姉「なぁに?」
弟「くれぐれも無理はしないで下さいね?」
姉「大丈夫、お姉ちゃんは無理なんてしたこと無いからっ!」
弟「はぁ……姉さん、無理をしてなかったら今の暮らしになるわけないじゃないですか」
姉「お姉ちゃんを誰だと思ってるの? このくらい余裕よ」
弟「……姉さん、お願いです」
姉「もう心配性だなぁ、確かに無理はしたけど、もうそんなことないから大丈夫よ。これは信じなさい」
弟「……はい」
姉「ふふっ、こんな不安がってるところも可愛いんだから」
ぎゅっ。
弟「ちょっ、離して下さいっ! ここは外ですよっ!?」
姉「敷地内敷地内、大丈夫大丈夫」
弟「それでも離して下さいー!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:53:24.86 ID:XTmZokdPO
秘書「……ん?」カタカタ
メイド「おはようございます」
秘書「ん」カタカタカタ
メイド「お手伝いに来ました」
秘書「そっちの机」カタカタカタ
メイド「はい、分かりました」
秘書「……」カタカタカタ
メイド「……なるほど、こうですね、よし」ジー
秘書「……」カタカタカタ
メイド「……」カタカタカタカタ
秘書「む……」カタカタカタカタカタ
メイド「! ……」カタカタカタカタカタカタ
秘書「……」カタカタカタカタカタカタカタ
メイド「……」カタカタカタカタカタカタカタカタ
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 18:11:50.25 ID:XTmZokdPO
姉「弟くんは、さ」
弟「はい?」
姉「お姉ちゃんのこと、嫌いになってない?」
弟「へ? なんでですか?」
姉「だって、弟くんを学校に行かせなかったり、外に出してあげなかったり、色々と縛り付けてるからさ……普通、嫌いになると思うから」
弟「なんだ、そんなことですか」
姉「そんなことって、結構大きいと思うよ?」
弟「僕に取っては小さいことです。それに、むしろ僕は姉さんに感謝してますし、姉さんのことは大好きですよ?」
姉「そう言ってくれると嬉しいんだけどさ……」
弟「とにかく、僕はなんの文句もありませんから」
姉「うん……」
弟「さ、家に帰りましょう、敷地内ですけど」
姉「そうだね、帰ろっか」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 19:52:43.87 ID:XTmZokdPO
弟「……」カリカリ
姉「弟くーん、ご飯作ったから持って来たわよー!」
弟「はい、ってあれ? そういえば姉さん、メイドさんはどうしたんですか? 今日は一度も姿を見てません」
姉「ああ、メードちゃんはねー、うん、きっと頑張ってるんじゃないかな」
秘書「……」カタタタタタタタタタタタタタタタタ!!
メイド「……」カタタタタタタタタタタタタタタタタ!!
秘書「……終わりっ!」メイド「終わりましたっ!」
秘書「……」
メイド「……」
秘書「なんでこんなに必死になってたんだろ?」
メイド「さぁ? でも久しぶりの割りには予想以上に出来ましたね」
秘書「……お前はもう家事だけしてろよ、秘書の仕事やめろよ」
メイド「はいはい、あなたがもう少し仕事速くなったら手伝う必要がなくなりますからね、そうなったら手伝いには来ませんよ」
秘書「今回は十分早かったと思う」
メイド「まだ遅いです、精進してください」
秘書「……くそぅ」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:04:35.41 ID:XTmZokdPO
姉「常に堅実に、だけど常に突拍子もないことを考え、実行可能かを考え、成功するかを……あれ?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「今日はここまでかぁ……早くお姉ちゃんと一緒に働けるところまで成長してね?」
秘書「んぐんぐんぐ……大体しゃちょーはどうして深夜から朝の間にしか来ないの!」
メイド「姉様に聞いて下さい、それと酒臭いです」
秘書「どうしてその間にやることを終わらせれるの!」
メイド「姉様に聞いて下さい、それと酒臭いです」
秘書「どうしt(ry」
メイド「姉様n(ry」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「……すぅ……すぅ」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:23:24.77 ID:XTmZokdPO
パターンA
姉「弟くん、これをお願い」
弟「はい、わかりました姉さん!」
姉「ちなみにこの後の予定は?」
弟「一時に今北産業の社長が訪ねて来るのでそれの応接、その後は特に何もないので雑務をしたり、プライベートの時間にするなり、ご自由に」
姉「今北産業ね……ええ、分かったわ」
弟「準備は済ませてありますから応接室で待つなり社長室で待つなり好きにして下さい」
姉「ええ、ちなみに今北産業の資料は?」
弟「こちらです」
姉「相変わらず用意が良いわね、本当に弟くんが秘書になってくれて良かったわ」
弟「いえ、僕はまだまだ未熟者です」
姉「ううん、前の秘書よりも仕事が出来るし、最高の秘書よ」
秘書「……嫌な夢を見た、まさか彼が秘書になんてなるわけないのに」
秘書「そういえば秘書検がどうとか……まさかね?」
93 名前:>>91 世間知らずでもないが世間知らずにしてみる[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:43:41.27 ID:XTmZokdPO
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:49:09.13 ID:XTmZokdPO
弟「メイドさんメイドさん」
メイド「なんですか弟さ……弟ちゃん」
弟「地下鉄に乗ってきます!」
メイド「え、あの、どうしたの?」
弟「痴漢を退治してきます!」
メイド「痴漢を退治ってなにがですか? 弟ちゃん、弟ちゃーん?」
メイド「……」
ピピピ、トゥルルル。
『どうしたのメイドちゃん?』
メイド「弟様が地下鉄で痴漢退治すると言って外へ……」
『分かったわ、ありがとう』
プツッ。
メイド「……」
メイド「さ、仕事仕事」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:59:47.40 ID:XTmZokdPO
弟「地下鉄って何処にあるんでしたっけ?」
弟「……すみませーん」
「なんですか?」
弟「地下鉄って何処にあるんですか?」
「え……えーっと、向こうに見えるのが地下鉄の入り口だけど?」
弟「ありがとうございます、それでは失礼します」
「……何だったんだ?」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:06:35.88 ID:XTmZokdPO
弟「……」ポカーン
弟「入ったは良いものの、どうすれば……」
弟「あっ、確か切符を買えば良いんですよね?」
弟「えーっと……」
「……」
弟「うーん……」
「……」
弟「……んー?」
(……邪魔だなぁ)
「どけ」
弟「あっ……なんですかいきなり!」
「うるせーな」
弟「……あ」
「ふんっ」
弟「なるほど、使い方を教えてくれたんですね、えっとここにお金を入れて……」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:11:33.55 ID:XTmZokdPO
弟「……どうやらこの切符をあそこに入れて中に入るんですね」
弟「で……んー、あっちに行きましょう」
弟「……えーっとえーっと」
弟「ここがホームですかね?」
弟「……」
弟「……あ、来ました!」
弟「え、ちょっと、押さないで下さいよぉっ! わわわ!」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:20:51.73 ID:XTmZokdPO
パターン1
弟「なんとか入れましたけど……狭いですね……」
弟「さて、痴漢は……」
弟「……」キョロキョロ
弟「そもそも女性が見当たらないですね……!?」
さわっ、すりすり、なでなで。
弟(えっ、えっ、もしかしてこれが痴漢ですか?)
むにむに。
弟(っ! な、なんで僕のお尻を……こ、怖いっ……)
スルッ。
弟(ず、ズボンの中にっ!)
すりすり、むにむに。
弟(やっ、やだっ、やめて……誰かっ!)
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:27:10.75 ID:XTmZokdPO
弟(あ、手が離れた?)
「ひぎぃっ!」
?「こんな子供に手を出すとか変態にもほどがあるだろjk」
弟(……誰かが助けてくれたんですね)
「は、離してくれぇ! 腕がっ! 腕がぁっ!!」
?「おk、次の駅までこのままな」
「逃げたりしないからそれだけは許してくれぇっ! 腕がもげるっ!!」
弟(なんだか痴漢が可哀想な気がするのですが……)
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:37:51.79 ID:XTmZokdPO
「駅についた! 助かったぁっ!」
?「……ちっ、もう着いた、ほら駅員の所まで行くぞ」
「ひぎぃっ! 分かった! 分かったからもうやめてくれぇっ!」
?「弟様もついてきてくださいね」
弟「え、あ、はいっ!」
「駅員さぁーん! うおおーん!」
駅員「泣くな泣くな、腕は無事みたいだから泣くなキモい」
弟「えっと、助けていただいてありがとうございました!」
?「どういたしまして、さあ帰りますよ弟様」
弟「はい……って、なんで僕の名前を?」
?「ああ、申し遅れました」
秘書「姉様の秘書です」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 21:48:54.76 ID:XTmZokdPO
パターン2
弟「なんとか入れましたけど……」キョロキョロ
弟「……女性しかいないような?」
?「駄目ですよ、男の子が女性専用車両に乗っちゃ」
弟「え、女性専用車両? ……もしかして女性しか乗れない車両ですか?」
?「そう、それなのに君は……」
弟「ご、ごめんなさい」
?「まあ他の人は気付いてないみたいですからね、次の駅に着いたら降りますよ」
弟「はい……」
?「全く、ショタコンの痴女がいたらどうするんですか」
ぎゅっ。
弟「え、あの……」
?「こんな風に抱き締められて……」
弟「ひゃうっ! な、なにを……」
?「食べられちゃいますよ?」
弟「た、食べっ!?」
?「違う意味で考えてるに100ペリカ」
109 名前:酒……酒をぉぉ……[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:59:16.35 ID:XTmZokdPO
弟「喉が渇きました、メイドさんを呼んでも来る様子がありません」
弟「というわけでキッチンに来ました」
弟「冷蔵庫に何か……ん? これはワインですかね?」
弟「でも、アルコール度数が書いてません……するとグレープジュースでしょうか? グラスグラス……」
トクトクトク。
弟「んっんっ……んくっ……ぷはっ」
弟「……美味しいですね」
弟「……」
トクトクトク。
弟「んっ、んっ……はぁっ……」
弟「……なんだか頭がボーッと」ポー
弟「あまりの美味しさにクラクラしてるんですねぇー……」ポー
トクトクトク。
弟「んくっ、んくっ……」
…………
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 22:10:12.28 ID:XTmZokdPO
メイド「さて、そろそろ昼食の準備を……?」
弟「……」
メイド「弟ちゃん? どうしましたか?」
弟「あ、めーろお姉ちゃん……えへへぇ」
メイド「赤い顔にその言葉遣い、呂律……もしかしてお酒を飲まれました?」
弟「ううん、グレープジュースらけらよぉ?」
メイド「ワインですね……お、弟ちゃん? 一回お部屋に戻って下s」
弟「めーろおねーちゃんっ!」
ぎゅっ!
メイド「わわっ! お、弟様っ!?」
弟「えへへぇ、めーろおねーちゃんのおっぱいやーらかい、それに暖かくていー匂い……」
メイド「あー……どうしましょう?」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 22:46:11.12 ID:XTmZokdPO
メイド「♪~」
弟「めーろおねーちゃんの髪いー匂いー」
メイド「そうですか? ……少し恥ずかしいですけど背負った状態で暴れられるよりは……」
弟「あー、そうら、めーろおねーちゃんちょっとおろしてー」
メイド「はいはい……で、どうしたんですか?」
弟「ぎゅーってして?」
メイド「……こうですか?」
ぎゅっ。
弟「えへへぇ……」
メイド「はぁ……」
姉「……メイド、何をしてるのかしら?」
メイド「!?」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 22:56:07.15 ID:XTmZokdPO
弟「めーろおねーちゃーん」
ぎゅうう。
姉「……事情は分かったわ」
メイド「あの、私はどうしたら良いでしょうか?」
姉「んー……料理は任せろーバリバリッ」
メイド「え、えーっと?」
姉「メイド、たまにはスキンシップも大切なの、だから弟くんで……じゃない弟くんと遊んでなさい」
メイド「弟様と、って言われましても……」
姉「ふふっ、だけどエッチなのは駄目だからね?」
メイド「そんなことしませんよぉ……」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 23:20:07.20 ID:XTmZokdPO
弟「♪」
むにゅうう。
メイド「あ、姉様ぁ……え、エッチなことです!」
姉「甘えて抱きついてるだけだから気にしない気にしなーい」
弟「んっ、んー」
ちゅっ、ちゅー。
メイド「あ、姉様ぁ……え、エッチなことがぁ……」
姉「ほっぺにちゅーでしょ、羨ましいぞっ!」
弟「えへへぇ……めーろおねーちゃぁん……」
メイド「お、弟様……ん……」
姉「こらぁぁ! 唇はダメーっ! 断固阻止っ!」
弟「あー……ちゅー……」
メイド「あ……今のうちに仕事仕事」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 23:27:52.91 ID:XTmZokdPO
弟「めーろおねーちゃん、きもちいー?」
メイド「んっ……結構良いです……」
弟「えへへぇ、それじゃあもっと頑張るね……」
メイド「んんっ……はぁっ……」
弟「ここも良いんらぁ……じゃあこっちをこうしたらろうか、なっ?」
メイド「っ! イイッ! すごくイイです!」
弟「じゃあここを重点的にぃ……」
メイド「くっ……はぁぁっ……こ、こんなのどこで……ふぅぅっ……」
姉「ただのマッサージのはずなのに何故か卑猥ね……」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:32:16.37 ID:PoVVuiWfO [2/18]
弟「……くぅ……くぅ」
メイド「やっとおやすみですか……はぁ」
姉「メイドちゃん」
メイド「はい、なんでしょうか?」
姉「べ、別に羨ましくなんてないんだからねっ!」
メイド「は、はぁ」
姉「それと! 明日の昼食の時に甘い果実酒を用意してなさいっ!」
メイド「か、畏まりました」
姉「べ、別に弟くんに甘えられたいなんて思ってるんだからーっ!」
メイド「言葉がおかしいですよぉ……それと、行ってらっしゃいませ姉様」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:36:29.07 ID:PoVVuiWfO [3/18]
弟「……」
弟「……」
弟「……」
メイド「考える人みたいなポーズを取ってどうしたのですか?」
弟「……頭痛い、気分悪い」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:40:28.73 ID:PoVVuiWfO [4/18]
姉「弟くんは動かなくっても良いのよ」
弟「姉さん……その……」
姉「分かってるから、弟くんは全部お姉ちゃんに任せてれば良いのよ」
弟「は、はい……」
メイド「ゲームくらい好きにさせてあげましょうよ……」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:45:27.58 ID:PoVVuiWfO [5/18]
姉「中はだめぇっ! お願い中だけは許してっ!」
弟「ダメです、許してあげません」
姉「白いの! 白いの出しちゃらめなのぉぉ!!!」
弟「……」
メイド「そう言う冗談が麻雀にはあるとは言え限度が……」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:55:56.44 ID:PoVVuiWfO [6/18]
パターンB
弟「秘書さん、特に問題はありませんよね?」
秘書「はい、なにもありません」
弟「それじゃあ今は……この仕事かな、秘書さんはこれをお願いします」
秘書「はい、了解しました」
弟「僕はこれを終わらせれば帰れますね」
秘書「……」カタカタカタ
弟「……」カタタタタタタタタタタタタタタタ!タンッ!!カタカタッ…ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
秘書「! っ! っっ!」カタカタカタカタカタッ、カタカタカタカタカタッ!
弟「よし終わりっ! それじゃあ秘書さん後はお願いしますっ! 僕は嫁……おっと、姉さんの所に帰ります!」
姉「はっ! 夢かぁ……良い夢だったな……」
姉「いつかはお姉ちゃんを養えるほどの甲斐性持ってよね?」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 09:05:46.41 ID:PoVVuiWfO [7/18]
朝っぱらからバーボンハウス立ててきたぜwww
俺はなにをやってるんだ
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:11:30.88 ID:PoVVuiWfO [8/18]
弟「お願いします姉さん」
姉「んー……どうしよっかなぁ」
弟「今は姉さんに頼るしかないんですよ……お願いします!」
姉「仕方ないなぁ、うん、分かったわ」
弟「本当ですかっ!?」
姉「ええ、私から話しておくから、弟くんは彼女からしっかり学ぶのよ」
弟「はいっ!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:18:20.33 ID:PoVVuiWfO [9/18]
姉「と言うわけ、お願い出来る?」
秘書「はい、分かりました、頑張ります」
姉「砕けると?」
秘書「おk、把握した、みなぎってきたぁぁぁああwwwwww」
弟「……」ポカーン
姉「ちなみにね、私の弟とは言っても今日は秘書の生徒だからね、思う存分砕けて接してあげて」
秘書「分かりました」
姉「それじゃあ私は仕事してるから任せたわよ」
秘書「はい、お任せ下さい」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:28:27.30 ID:PoVVuiWfO [10/18]
秘書「さあ弟よ、こいつを見てくれ、どう思う?」
弟「すごく……綺麗です……」
秘書「そう、ビシッと整頓してまとめた資料ならば美しく見える、それに何処に何があるかも分かりやすい」
弟「なるほど……」メモメモ
秘書「そしてこっちは貴重な資料」
弟「……え、えっちなのはいけないと思います!」
秘書「実は回りのエロ本はカモフラージュで中に資料が入ってる。ちなみに資料は姉モノ、メイドモノ、秘書モノの三種類の中にあって、他はただのエロ本」
弟「カモフラージュって……やっぱり狙ってくる人はいるんですか?」
秘書「まさか、泥棒さんでもこんなとこまでは入れません」
弟「……カモフラージュの意味はあるんですか?」
秘書「ない」
弟「」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:39:12.35 ID:PoVVuiWfO [11/18]
秘書「次に、たまに飲み物が欲しそうな目でこちらを見てくるしゃちょーのために飲み物を準備しましょう」
弟「姉さんの目で分かるんですか?」
秘書「分かるわけない、いらないって言われても押し付けりゃおk」
弟「」
秘書「とにかく飲み物を作りましょう」
弟「お茶とかコーヒーとか……何が良いかは聞かないんですか?」
秘書「適当に渡せばおk、今日は青汁にしよう」
弟「」
秘書「姉様、飲み物を持って参りました」
姉「……ねぇ、これは?」
秘書「不規則に規則的な生活をしている姉様のために作りました、飲んで下さい」
姉「あ、ありがとう……嫌がらせじゃないわよね?」
秘書「まさか」
姉「そうよね……ありがとう」
姉「……マズッ!」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:50:48.30 ID:PoVVuiWfO [12/18]
弟「つ、次は何を?」
秘書「来客を拒みましょう」
弟「……え?」
秘書「ですから、来客を拒むんです、大手企業の社長だろうと、大統領だって追い返してみせらぁ」
弟「ど、どうしてですか?」
秘書「しゃちょーは人が訪れる時にはもう退社しています、ですから……」
トゥルルル。
秘書「ちょっと失礼しますね……はい、姉萌えコーポレーションでs……はい、ええ……」
弟(なんか電話中の秘書さん格好良いなぁ……)
秘書「……その時間ですか、お断りします」
弟(……)ポカーン
秘書「それなら大丈夫そうですね……だが断る」
弟()
秘書「はい、それでは……ふぅ、完璧です」
弟(何故かやり遂げた顔してる……)
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:58:42.34 ID:PoVVuiWfO [13/18]
…………
……
姉「秘書も弟くんもお疲れさま、どうだった?」
秘書「弟様は飲み込みが早いようなので楽でした」
弟「……秘書の仕事が分からなくなりました」
姉「? とりあえず今日は帰りましょうか弟くん、秘書、後は任せたわ」
秘書「はい……あ、弟様」
弟「なんですか?」
秘書「カモフラージュの本は資料以外なら持ってって良いですからね」
弟「……いりません」
姉「それじゃあ秘書、バイバイ」
秘書「はい、お疲れさまでした」
姉「砕けて」
秘書「しゃちょー乙 ノシ」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:09:29.62 ID:PoVVuiWfO [14/18]
メイド「突然ですが今日は母の日です」
メイド「あなたはお母さんにお花等、何かプレゼントしましたか?」
メイド「ほんの些細なことでも良いんです、親孝行してあげましょう」
メイド「私は先程、弟様からカーネーションをいただきました」
メイド「まだお母さんのような年ではないのですがね……」
メイド「良いんです、弟様の感謝の気持ちですから……例え母の様な年に思われたって」
メイド「……この年で母の日に物を貰うなんて」
メイド「某メイドさんじゅうななさい、みたいな言い方は出来ないですが、それでもまだ若いはずなんですけどね……」
メイド「……凹んでなんていませんよ? 本当ですよ?」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:14:25.35 ID:PoVVuiWfO [15/18]
秘書「姉様に美味しそうなスイーツをいただきました」
秘書「…………」
秘書「……何故?」
秘書「誕生日はとっくに過ぎましたし……んー……」
秘書「とりあえず食べよう」
秘書「スイーツ(笑)うめぇwww」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:26:43.25 ID:PoVVuiWfO [16/18]
姉「今日は5月9日……ごくごくの日ね」
姉「それにアイスクリームの日でもある……卑猥ね」
姉「全くこんな2つを一緒の日にするなんて……全く」
姉「弟くーん、バニラアイスとカルピスよー」
弟「アイスとカルピスですか……今日は少し暑いですし良いですね」
姉「うん、じゃあ口開けて、あーん……」
弟「自分食べますからいいですy」姉「あーん」
弟「……あーん……ひゃぁっ!」
姉「あ、ごめんごめん、手が……手が滑る滑る」
弟「やっ、ちょっ姉さん、冷たいっ! やぁぁ……」
姉「……弟くん、はい、カルピス飲んでー」
弟「んぐぅっ! けほっ、こほっ! 原液のままじゃないですか……濃すぎて飲めませんよ……」
姉「うへへ、ごめんね弟くん、うへへへへ……」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:28:00.47 ID:PoVVuiWfO [17/18]
姉「弟くんの服をアイスとカルピスまみれにしたからメイドに叱られた……」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:39:48.09 ID:PoVVuiWfO [18/18]
ちょっと出掛けてくる、そのあいだにスレを乗っ取るなり妄想を書き込むなり好きにすれば良いと思うよ
俺的には新ジャンルみたいにみんなに書いて欲しいんだ、そして書いてくれたら俺が喜ぶ
ここでスレ落ち
弟「……なんですか?」
姉「弟くんに苦労させたくないじゃない、弟くんはずっと幸せだけ感じてれば良いの」
弟「たまには不幸せも感じないと幸せが薄れちゃいますよ……」
姉「そっか……じゃあ仕方ないわね、お仕事させてあげる」
弟「本当ですか!? なんでもしますから遣り甲斐のある仕事をくれると嬉しいです」
姉「うん、それじゃ肩揉んで」
弟「」
姉「ちゃんとお駄ちn……給料も払うわよ?」
弟「子供扱いしないで下さいっ!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:29:34.91 ID:XTmZokdPO
弟「とにかく! 僕はちゃんとした仕事がしたいんです!」
姉「仕方ないなぁ……なら私にマッサージをしなさい」
弟「だーかーらー! 僕はちゃんとした仕事って言ってるじゃないですか!」
姉「弟くん、マッサージもちゃんとしたお仕事よ?」
弟「マッサージの何処がですか、もっとデスクワークとかちゃんとしたお仕事を……」
姉「弟くん、正座」
弟「……はい?」
姉「正座しなさいって言ってるの、早く」
弟「わ、分かりました……なんですか?」
姉「弟くん、マッサージがちゃんとしたお仕事ってことを否定したわよね?」
弟「それがなんですか?」
姉「はぁ……これからお説教を始めます」
弟「え、え? あの、姉さん?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:37:56.77 ID:XTmZokdPO
……一時間後。
姉「そもそもマッサージがちゃんとしたお仕事じゃないならマッサージ師はなんなのよ」
弟「それは……その……」
……二時間後。
姉「大体弟くんはいつもお仕事したいと言ってるけどデスクワークだけがお仕事なわけないじゃない、分かってるの?」
弟「はい……ぐすっ……」
……三時間後。
姉「だから弟くんがお仕事したいなんて言ったって説得力の欠片もないのよ」
弟「ごめんなさいごめんなさいぃ……お姉ちゃんもう許してぇ……」
姉「だーめ、今日は徹底的にお説教するんだからね」
弟「やぁぁ……もうお説教やだぁ……」
姉(心が痛むけど、この可愛さが見られるなら……ふふっ)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:44:55.98 ID:XTmZokdPO
姉「ふぅ、お説教おしまい、もう良いわよ」
弟「ぐすっ……えぐっ……」
姉「ほら弟くん、泣かないの」
なでなで。
弟「だって、だってぇ……」
姉「だからいつも言ってるでしょ? 弟くんはお仕事なんて何にも考えないで、ずっとお姉ちゃんのそばに居れば良いの」
弟「……」
姉「分かった?」
弟「……」コクリ
姉「ふふっ、それじゃ寝よっか、おいで」
弟「うん……」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 08:52:53.37 ID:XTmZokdPO
…………
……
姉「だからね、どんなことも経済に少なからず影響を及ぼすから常に情報をかき集めて……あら?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「ふふっ、寝ちゃったのね、可愛い寝顔……ちょっと耳を拝借」
姉「弟くんはお姉ちゃんが好き、弟くんはお姉ちゃんが大好き、弟くんはお姉ちゃんを愛してる……」
弟「うぅん……」
姉「弟くんはお姉ちゃんのもの、弟くんはお姉ちゃんのそばにいたい、弟くんはお姉ちゃんの言いなり」
弟「おねぇ……ちゃん……」
姉「よし、それじゃやることもやったし、お姉ちゃんはお仕事をしますか」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:08:29.70 ID:XTmZokdPO
……翌朝。
弟「お姉ちゃん……ん……あれぇ?」
弟「ふわ……まだ眠たい……んーっ!」ノビー
弟「起きますか……姉さんはもう起きたんですかね、早いなぁ……」
弟「僕も何かあれば早起きするんですがね……多分」
姉「わーお、気付いたらもうこんな時間、流石にお肌が心配ね……」
秘書「……お肌が心配なら夜ではなく日中にして戴きたいのですが」
姉「言葉が固いぞっ、砕けて砕けて」
秘書「昼に働いて夜はキチンと寝ろ」
姉「だが断る。さてと、ちょっと寝るから頃合いを見計らって起こしてねー」
秘書「はい、了解しました」
姉「固いぞ固いぞ」
秘書「おk、把握した」
姉「お願いね、お休みなさい……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:16:38.95 ID:XTmZokdPO
メイド「おはようございます弟様」
弟「あの、いつも言ってるんですが様とか畏まった言葉とかはやめて下さいよ」
メイド「……おはよう、弟ちゃん」
弟「はい、おはようございます」
メイド「……納得いかない」
弟「それで、今日の新聞はありますか?」
メイド「あるけどまずは朝御飯」
弟「分かりました、それじゃご飯にしましょう」
メイド「今日は弟ちゃん一人で……」
弟「一緒に食べて下さい」
メイド「……はぁ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:20:51.26 ID:XTmZokdPO
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「おっと、もうテレビ欄です、さて次の新聞は……」
弟「……」ジー
ペラッ。
弟「……」ジー
ペラッ。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:26:59.01 ID:XTmZokdPO
姉「うへへ……弟くん……」
秘書「そろそろ起きて下さい」
ゆさゆさ。
姉「んー……ああ、おはよ」
秘書「おはようございます、よく眠れましたか?」
姉「ええ」
秘書「本音は?」
姉「後半日くらい眠りたい」
秘書「大丈夫ですね、それではお帰りはお気をつけて」
姉「はいはーい、後は任せたー」
秘書「はい、お任せ下さい」
姉「砕けて砕けてー」
秘書「おk、任せとけ」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:34:42.27 ID:XTmZokdPO
メイド「……あ、あの、弟ちゃん?」
弟「あ、なんですか?」
メイド「そろそろ姉様が帰ってくるのですが……これを着てください」
弟「……あの、メイドさん? これは……」
メイド「……」
弟「また姉さんですか?」
メイド「……はい」
弟「分かりました、それでは僕は着替えて玄関へ行きますからメイドさんはお仕事を続けて下さい」
メイド「はい……それでは」
弟「あっ、最後に一つ」
メイド「なんでしょうか?」
弟「言葉遣い」
メイド「……失礼します」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:41:13.96 ID:XTmZokdPO
姉「ただーまー」
弟「……お帰りなさいませ、ご主人様」
姉「私はご主人様じゃなくてお嬢様よ?」
弟「お帰り下さいませ、お嬢様」
姉「どこに帰れって言うのよ?」
弟「……お帰りなさい、姉さん」
姉「うんうん、やっぱり素の弟くんが一番ね」
ぎゅっ。
弟「あの、姉さん?」
姉「なぁに?」
弟「早くこれを脱ぎたいんですが」
姉「しばらくはだーめ」
メイド「雇い主を出迎えるのも仕事なのですが……はぁ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:47:36.19 ID:XTmZokdPO
弟「あの……姉さん?」
姉「んー?」
弟「そろそろ足が……」
姉「お姉ちゃんが一眠りして起きるまで我慢我慢」
弟「我慢って言われても……うぅ……」
姉「うへへ、弟メイドの生足、うへへ」
弟「やっ、ね、姉さん、くすぐったいからやめて下さい!」
姉「ほれほれ、ここ? ここが良いの?」
弟「やぁっ、やめっ……ひぅっ!」
姉「うへへへへ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 09:56:28.76 ID:XTmZokdPO
弟「はぁ……はぁ……姉さんったらもう」
姉「……うへへぇ」
弟「ひっ!」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……ね、寝言ですか、おどかさないで下さいよ」
弟「それにしても、毎日昼寝するくらいなら、朝早くから行かないで少しくらいお昼頃に会社で働いたっていいと思うんですが……」
弟「……一緒にいれるのは嬉しいですけど」
弟「僕が姉さんの秘書になればずっと一緒にいれますかね?」
弟「……秘書検でも取りますか、確か漢検と英検も必要でしたっけ?」
弟「……頑張りましょう」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:05:56.94 ID:XTmZokdPO
姉「あーよく寝たぁっ!」
弟「姉さん、はやく降りて下さい、足が、足が……」
姉「はーい」ニヤ
弟「…………ッ! ~~ッ!」
姉「あれーどうしたの弟くーん、足がどうかしたー?」
グニグニ。
弟「あぁぁああっ!! 姉さん! やめて下さいっ!」
姉「ほら、揉んだら早く治るって言うしねー♪」
グニグニ。
弟「あぁっ! ぁああっ! やだやだぁっ! やめてっ、やめてぇっ!!」
姉「ふふっ、Sに目覚めそう♪」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:11:30.95 ID:XTmZokdPO
弟「……酷い目に会いました……姉さんの鬼畜」
弟「……」
コンコン。
弟「あ、どうぞー」
メイド「弟ちゃん、ご飯の用意が……なんで正座してるんですか?」
弟「な、なんでもありませんっ! ご飯ですか今行きます!」
弟『僕が姉さんの秘書になればずっと一緒にいれますかね?』
弟『……秘書検でも取りますか、確か漢検と英検も必要でしたっけ?』
弟『……頑張りましょう』
姉「ICレコーダーつけてて良かった、弟くんが秘書かー……ふふっ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:18:55.59 ID:XTmZokdPO
姉「はい、あーん」
弟「……」パクッ
姉「どう? 美味しい?」
弟「……」コクリ
姉「そっか、それじゃあもう一口……」
弟「嫌です、一口だけって約束ですからね?」
姉「良いから良いから、約束は破るためにあるのよ?」
弟「ちょっと姉さっ……むぐっ!」
姉「さ、どんどん食べるのよー?」
メイド「姉様がキラキラしてる、輝いてる……」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 10:31:29.29 ID:XTmZokdPO
メイド「秘書検定の取り方と教材一式ですか……」
弟「はい、お願い出来ますか?」
メイド「任せて下さい、今日の晩までには」
弟「ありがとうございます、メイドさん」
メイド「いえ、弟ちゃんからの命令なんて滅多にありませんから」
弟「命令じゃなくてお願いです、断ってもいいんですよ?」
メイド「この程度のことを断る理由はありませんよ」
弟「……ありがとうございます」
メイド「お礼なんて言わなくても……とりあえずさっそく手配して来ます」
弟「はい、お願いします」
メイド「それにしてもずっと正座してどうしたんですかね?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:51:22.11 ID:XTmZokdPO
姉「弟くんは動かなくっても良いのよ」
弟「ね、姉さんなにをっ! 僕たちは……あぁっ!」
姉「んはぁっ……ほらぁ弟くん、お姉ちゃんと一つになっちゃったよぉ?」
弟「ねえさっ……ッ! お願いだからやめて下さい……こんな、おかしいですよ……」
姉「ふふっ、弟くんは本当に……いい、姉弟だって男と女、何の問題もないの……」
弟「でもっ……でもっダメですよぉっ……こんなことしちゃ、ダメぇ……」
姉「それは今現在の人々の価値観や常識でしょ?
常識なんて他人の考え、お姉ちゃんは興味ないの
興味あるのは、弟くんだけ、弟くんさえいればいいの」
弟「姉さんっ……そんな考え、おかしいですっ……」
姉「おかしくて弟くんが手に入るならおかしいって言われたって構わないわ 今は二人だけ、私たちが世界の常識よ?」
弟「ふたり、だけ……」
姉「さぁ弟くん? 今は何も考えないで、お姉ちゃんと……ね?」
弟「ねえさん……ねえさんっ!」
エロとかむりぽ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:53:54.39 ID:XTmZokdPO
弟「……」カリカリ
弟「……」カリカリ
弟「……」カリカリ
メイド「弟様は熱心です、教材が届いてからはずっと机に向かってらっしゃるようで……何故か正座で」
姉「ふふっ、さっすが弟くんねー、とはいえ体を壊したらお姉ちゃん困っちゃうしなぁ」
メイド「姉様、如何しましょう?」
姉「そうね……メイドちゃん、おにぎりとお茶を用意してちょうだい」
メイド「おにぎりとお茶ですか? ただいまお持ち致します」
姉「あ、私のもお願いねー?」
メイド「はい、分かりました」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:03:14.43 ID:XTmZokdPO
姉「おとーとくーん! お姉ちゃんが差し入れとしてメイドちゃんの愛情とオマケに食料を持って来たわよー!」
弟「あ、姉さんですか? もう少し勉強するんでそこに置いといて下さい」カリカリ
姉「おとーとくん、人と話す時はちゃんと人の顔を見るってお姉ちゃん教えたよね?」
弟「あ……す、すみません」
姉「それに、ご飯はしっかり食べる、これも約束したはずよ?」
弟「えっと、そのそれは……」
姉「ふふっ、お説教よ?」
弟「姉さん……ゆ、許して下さい……」
姉「んー、じゃあこのおにぎりとお茶をお姉ちゃんから直接食べさせて貰うか、それともお説教か、選んで」
弟「……え?」
姉「あれ、やっぱりお説教の方がいい?」
弟「い、いえ、姉さんから食べさせて貰いたいです!」
姉「ふふっ、そうそう、素直な弟くんは大好きだよ?」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:11:00.93 ID:XTmZokdPO
姉「あむっ、むぐむぐ……それじゃあ弟くん、口開けて?」
弟「口にもの入れながら喋らないで下さい、それに嫌な予感が……」
姉「良いから口開けて、早く」
弟「……あ、あーん」
姉「んふふっ、んー……」
弟「んぐ!? ……?」
姉「ふふっ、どうしたのかな弟くん、口移しのが良かった?」
弟「そ、そんなわけないじゃないですか!」
姉「真っ赤になって可愛いんだから、はい、あーん」
弟「……あーん」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:21:47.94 ID:XTmZokdPO
姉「いやー、美味しかったねー?」
弟「はい、メイドさんはお料理が上手ですからね……それに……」
姉「それに?」
弟「あ、いや、何でもないです!」
姉「そっか……私も弟くんと一緒に食べたから美味しかったよっ!」
弟「わ、私“も”ってなんですかなんですか! ぼ、僕は別に……」
姉「はいはい、それより弟くん、お姉ちゃん食べたら眠たくなっちゃった、一緒に寝よう」
弟「僕は眠たくないですからまだ……あれ?」
姉「あれー、弟くんも眠たくなっちゃった?」
弟「……そうみたいです」
姉「ふふっ、やっぱり一緒に寝よう、ね?」
弟「……はい」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:44:16.23 ID:XTmZokdPO
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……くぅ……くぅ」
メイド「……お茶に睡眠薬を使ったんですね、それも姉様の方にも」
メイド「……」
ピピピ、トゥルルル。
『どうしたメイド?』
メイド「姉様は明日、休むか、明るい時間帯に会社に行くかになると思います」
『おk、把握した』
メイド「用件はそれだけです、それでは失礼します」
ピッ。
メイド「さて、私も仕事に戻りましょう」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:49:51.94 ID:XTmZokdPO
姉「うぅん……んー?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「……」
ピピピ、トゥルルル。
『はい、姉様、今日はお休みですね? 了解しました』
姉「……砕けて」
『おk、しゃちょーは休み、把握した』
姉「任せたわよ」
『はい、お任せ下さい』
姉「それじゃあね」
ピッ。
姉「よし」
ぎゅっ。
弟「んにゅっ……んんぅ……」
姉「お休み弟くん……」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 16:55:22.15 ID:XTmZokdPO
弟「んんん……」
むぎゅう。
弟「……んーんー!」
むぎゅうう。
弟「……ぷはっ!」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「え、あれ、お姉ちゃん?」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「わぁい、お姉ちゃんだぁ……えへへぇ」
ぎゅっ。
弟「暖かい……ふわぁあ……」
姉「……すぅ……すぅ」
弟「……くぅ……くぅ」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:00:04.14 ID:XTmZokdPO
コンコン。
メイド「……」
……。
メイド「……寝てますね」
メイド「それでは私は、ちょっとだけお手伝いをしてきましょうか」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:05:39.65 ID:XTmZokdPO
姉「んーっ! 太陽が高いっ! お昼っ! 弟くん起きてっ!」
弟「んぅ……なぁにお姉ちゃん?」
姉「おはようのチューは?」
弟「ん……」
ちゅっ。
姉「うへへ、おはよう弟くん」
弟「うん、おはよう……」
姉「今日はお出かけしましょう?」
弟「お出かけ? やったぁ、お姉ちゃんとお出かけぇ……」
姉「それじゃ準備して、まず顔を洗っておいで」
弟「はぁーい……」
姉「うへへ、うへへ、寝惚けてる弟くん……うへへへへ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:12:49.06 ID:XTmZokdPO
弟「あれ、姉さん? 今日はもう帰って来たんですか?」
姉「今日はお休みにしたわ、それより出掛けるわよ、着替えて」
弟「え、あ……はいっ!」
姉「久しぶりにお姉ちゃんと出掛けるから嬉しい?」
弟「そんなこと思ってなんてないですよぉ」ニコニコ
姉「その割りには嬉しそうな可愛い顔してるけど?」
弟「気のせいですよ、気のせい」ニコニコ
姉「ふふっ、そっか」
弟「はい、そうです」ニコニコ
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:28:13.17 ID:XTmZokdPO
弟「良い天気ですねぇ……」
姉「そうだねー、本当に良い天気だよ」
弟「こんなに天気の良い日は絶好のお散歩日和ですね」
姉「うん……ねぇ、弟くん?」
弟「なんですか?」
姉「本当にお散歩だけで良いの? もっと他に行きたい所とかないの?
今のお姉ちゃんなら地球の裏側にだって連れてってあげれるよ?」
弟「良いんです、行きたい所とかありませんし、アルゼンチンにも興味はありませんから」
姉「でも……」
弟「正直に言うと、体に染み付いた貧乏性が取れなくって、未だに欲張れないんですけどね?」
姉「だけど少しくらいは……」
弟「僕は姉さんと一緒にいれるだけで幸せですから、だから良いんです」
姉「……弟くんの馬鹿、なんでこのタイミングでデレるかなぁ」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:47:17.39 ID:XTmZokdPO
弟「……それよりも姉さん」
姉「なぁに?」
弟「くれぐれも無理はしないで下さいね?」
姉「大丈夫、お姉ちゃんは無理なんてしたこと無いからっ!」
弟「はぁ……姉さん、無理をしてなかったら今の暮らしになるわけないじゃないですか」
姉「お姉ちゃんを誰だと思ってるの? このくらい余裕よ」
弟「……姉さん、お願いです」
姉「もう心配性だなぁ、確かに無理はしたけど、もうそんなことないから大丈夫よ。これは信じなさい」
弟「……はい」
姉「ふふっ、こんな不安がってるところも可愛いんだから」
ぎゅっ。
弟「ちょっ、離して下さいっ! ここは外ですよっ!?」
姉「敷地内敷地内、大丈夫大丈夫」
弟「それでも離して下さいー!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 17:53:24.86 ID:XTmZokdPO
秘書「……ん?」カタカタ
メイド「おはようございます」
秘書「ん」カタカタカタ
メイド「お手伝いに来ました」
秘書「そっちの机」カタカタカタ
メイド「はい、分かりました」
秘書「……」カタカタカタ
メイド「……なるほど、こうですね、よし」ジー
秘書「……」カタカタカタ
メイド「……」カタカタカタカタ
秘書「む……」カタカタカタカタカタ
メイド「! ……」カタカタカタカタカタカタ
秘書「……」カタカタカタカタカタカタカタ
メイド「……」カタカタカタカタカタカタカタカタ
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 18:11:50.25 ID:XTmZokdPO
姉「弟くんは、さ」
弟「はい?」
姉「お姉ちゃんのこと、嫌いになってない?」
弟「へ? なんでですか?」
姉「だって、弟くんを学校に行かせなかったり、外に出してあげなかったり、色々と縛り付けてるからさ……普通、嫌いになると思うから」
弟「なんだ、そんなことですか」
姉「そんなことって、結構大きいと思うよ?」
弟「僕に取っては小さいことです。それに、むしろ僕は姉さんに感謝してますし、姉さんのことは大好きですよ?」
姉「そう言ってくれると嬉しいんだけどさ……」
弟「とにかく、僕はなんの文句もありませんから」
姉「うん……」
弟「さ、家に帰りましょう、敷地内ですけど」
姉「そうだね、帰ろっか」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 19:52:43.87 ID:XTmZokdPO
弟「……」カリカリ
姉「弟くーん、ご飯作ったから持って来たわよー!」
弟「はい、ってあれ? そういえば姉さん、メイドさんはどうしたんですか? 今日は一度も姿を見てません」
姉「ああ、メードちゃんはねー、うん、きっと頑張ってるんじゃないかな」
秘書「……」カタタタタタタタタタタタタタタタタ!!
メイド「……」カタタタタタタタタタタタタタタタタ!!
秘書「……終わりっ!」メイド「終わりましたっ!」
秘書「……」
メイド「……」
秘書「なんでこんなに必死になってたんだろ?」
メイド「さぁ? でも久しぶりの割りには予想以上に出来ましたね」
秘書「……お前はもう家事だけしてろよ、秘書の仕事やめろよ」
メイド「はいはい、あなたがもう少し仕事速くなったら手伝う必要がなくなりますからね、そうなったら手伝いには来ませんよ」
秘書「今回は十分早かったと思う」
メイド「まだ遅いです、精進してください」
秘書「……くそぅ」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:04:35.41 ID:XTmZokdPO
姉「常に堅実に、だけど常に突拍子もないことを考え、実行可能かを考え、成功するかを……あれ?」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「今日はここまでかぁ……早くお姉ちゃんと一緒に働けるところまで成長してね?」
秘書「んぐんぐんぐ……大体しゃちょーはどうして深夜から朝の間にしか来ないの!」
メイド「姉様に聞いて下さい、それと酒臭いです」
秘書「どうしてその間にやることを終わらせれるの!」
メイド「姉様に聞いて下さい、それと酒臭いです」
秘書「どうしt(ry」
メイド「姉様n(ry」
弟「……くぅ……くぅ」
姉「……すぅ……すぅ」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:23:24.77 ID:XTmZokdPO
パターンA
姉「弟くん、これをお願い」
弟「はい、わかりました姉さん!」
姉「ちなみにこの後の予定は?」
弟「一時に今北産業の社長が訪ねて来るのでそれの応接、その後は特に何もないので雑務をしたり、プライベートの時間にするなり、ご自由に」
姉「今北産業ね……ええ、分かったわ」
弟「準備は済ませてありますから応接室で待つなり社長室で待つなり好きにして下さい」
姉「ええ、ちなみに今北産業の資料は?」
弟「こちらです」
姉「相変わらず用意が良いわね、本当に弟くんが秘書になってくれて良かったわ」
弟「いえ、僕はまだまだ未熟者です」
姉「ううん、前の秘書よりも仕事が出来るし、最高の秘書よ」
秘書「……嫌な夢を見た、まさか彼が秘書になんてなるわけないのに」
秘書「そういえば秘書検がどうとか……まさかね?」
93 名前:>>91 世間知らずでもないが世間知らずにしてみる[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:43:41.27 ID:XTmZokdPO
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
ぺらっ。
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
弟「……」ジー
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:49:09.13 ID:XTmZokdPO
弟「メイドさんメイドさん」
メイド「なんですか弟さ……弟ちゃん」
弟「地下鉄に乗ってきます!」
メイド「え、あの、どうしたの?」
弟「痴漢を退治してきます!」
メイド「痴漢を退治ってなにがですか? 弟ちゃん、弟ちゃーん?」
メイド「……」
ピピピ、トゥルルル。
『どうしたのメイドちゃん?』
メイド「弟様が地下鉄で痴漢退治すると言って外へ……」
『分かったわ、ありがとう』
プツッ。
メイド「……」
メイド「さ、仕事仕事」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 20:59:47.40 ID:XTmZokdPO
弟「地下鉄って何処にあるんでしたっけ?」
弟「……すみませーん」
「なんですか?」
弟「地下鉄って何処にあるんですか?」
「え……えーっと、向こうに見えるのが地下鉄の入り口だけど?」
弟「ありがとうございます、それでは失礼します」
「……何だったんだ?」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:06:35.88 ID:XTmZokdPO
弟「……」ポカーン
弟「入ったは良いものの、どうすれば……」
弟「あっ、確か切符を買えば良いんですよね?」
弟「えーっと……」
「……」
弟「うーん……」
「……」
弟「……んー?」
(……邪魔だなぁ)
「どけ」
弟「あっ……なんですかいきなり!」
「うるせーな」
弟「……あ」
「ふんっ」
弟「なるほど、使い方を教えてくれたんですね、えっとここにお金を入れて……」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:11:33.55 ID:XTmZokdPO
弟「……どうやらこの切符をあそこに入れて中に入るんですね」
弟「で……んー、あっちに行きましょう」
弟「……えーっとえーっと」
弟「ここがホームですかね?」
弟「……」
弟「……あ、来ました!」
弟「え、ちょっと、押さないで下さいよぉっ! わわわ!」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:20:51.73 ID:XTmZokdPO
パターン1
弟「なんとか入れましたけど……狭いですね……」
弟「さて、痴漢は……」
弟「……」キョロキョロ
弟「そもそも女性が見当たらないですね……!?」
さわっ、すりすり、なでなで。
弟(えっ、えっ、もしかしてこれが痴漢ですか?)
むにむに。
弟(っ! な、なんで僕のお尻を……こ、怖いっ……)
スルッ。
弟(ず、ズボンの中にっ!)
すりすり、むにむに。
弟(やっ、やだっ、やめて……誰かっ!)
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:27:10.75 ID:XTmZokdPO
弟(あ、手が離れた?)
「ひぎぃっ!」
?「こんな子供に手を出すとか変態にもほどがあるだろjk」
弟(……誰かが助けてくれたんですね)
「は、離してくれぇ! 腕がっ! 腕がぁっ!!」
?「おk、次の駅までこのままな」
「逃げたりしないからそれだけは許してくれぇっ! 腕がもげるっ!!」
弟(なんだか痴漢が可哀想な気がするのですが……)
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:37:51.79 ID:XTmZokdPO
「駅についた! 助かったぁっ!」
?「……ちっ、もう着いた、ほら駅員の所まで行くぞ」
「ひぎぃっ! 分かった! 分かったからもうやめてくれぇっ!」
?「弟様もついてきてくださいね」
弟「え、あ、はいっ!」
「駅員さぁーん! うおおーん!」
駅員「泣くな泣くな、腕は無事みたいだから泣くなキモい」
弟「えっと、助けていただいてありがとうございました!」
?「どういたしまして、さあ帰りますよ弟様」
弟「はい……って、なんで僕の名前を?」
?「ああ、申し遅れました」
秘書「姉様の秘書です」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 21:48:54.76 ID:XTmZokdPO
パターン2
弟「なんとか入れましたけど……」キョロキョロ
弟「……女性しかいないような?」
?「駄目ですよ、男の子が女性専用車両に乗っちゃ」
弟「え、女性専用車両? ……もしかして女性しか乗れない車両ですか?」
?「そう、それなのに君は……」
弟「ご、ごめんなさい」
?「まあ他の人は気付いてないみたいですからね、次の駅に着いたら降りますよ」
弟「はい……」
?「全く、ショタコンの痴女がいたらどうするんですか」
ぎゅっ。
弟「え、あの……」
?「こんな風に抱き締められて……」
弟「ひゃうっ! な、なにを……」
?「食べられちゃいますよ?」
弟「た、食べっ!?」
?「違う意味で考えてるに100ペリカ」
109 名前:酒……酒をぉぉ……[] 投稿日:2010/05/08(土) 21:59:16.35 ID:XTmZokdPO
弟「喉が渇きました、メイドさんを呼んでも来る様子がありません」
弟「というわけでキッチンに来ました」
弟「冷蔵庫に何か……ん? これはワインですかね?」
弟「でも、アルコール度数が書いてません……するとグレープジュースでしょうか? グラスグラス……」
トクトクトク。
弟「んっんっ……んくっ……ぷはっ」
弟「……美味しいですね」
弟「……」
トクトクトク。
弟「んっ、んっ……はぁっ……」
弟「……なんだか頭がボーッと」ポー
弟「あまりの美味しさにクラクラしてるんですねぇー……」ポー
トクトクトク。
弟「んくっ、んくっ……」
…………
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 22:10:12.28 ID:XTmZokdPO
メイド「さて、そろそろ昼食の準備を……?」
弟「……」
メイド「弟ちゃん? どうしましたか?」
弟「あ、めーろお姉ちゃん……えへへぇ」
メイド「赤い顔にその言葉遣い、呂律……もしかしてお酒を飲まれました?」
弟「ううん、グレープジュースらけらよぉ?」
メイド「ワインですね……お、弟ちゃん? 一回お部屋に戻って下s」
弟「めーろおねーちゃんっ!」
ぎゅっ!
メイド「わわっ! お、弟様っ!?」
弟「えへへぇ、めーろおねーちゃんのおっぱいやーらかい、それに暖かくていー匂い……」
メイド「あー……どうしましょう?」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 22:46:11.12 ID:XTmZokdPO
メイド「♪~」
弟「めーろおねーちゃんの髪いー匂いー」
メイド「そうですか? ……少し恥ずかしいですけど背負った状態で暴れられるよりは……」
弟「あー、そうら、めーろおねーちゃんちょっとおろしてー」
メイド「はいはい……で、どうしたんですか?」
弟「ぎゅーってして?」
メイド「……こうですか?」
ぎゅっ。
弟「えへへぇ……」
メイド「はぁ……」
姉「……メイド、何をしてるのかしら?」
メイド「!?」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 22:56:07.15 ID:XTmZokdPO
弟「めーろおねーちゃーん」
ぎゅうう。
姉「……事情は分かったわ」
メイド「あの、私はどうしたら良いでしょうか?」
姉「んー……料理は任せろーバリバリッ」
メイド「え、えーっと?」
姉「メイド、たまにはスキンシップも大切なの、だから弟くんで……じゃない弟くんと遊んでなさい」
メイド「弟様と、って言われましても……」
姉「ふふっ、だけどエッチなのは駄目だからね?」
メイド「そんなことしませんよぉ……」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 23:20:07.20 ID:XTmZokdPO
弟「♪」
むにゅうう。
メイド「あ、姉様ぁ……え、エッチなことです!」
姉「甘えて抱きついてるだけだから気にしない気にしなーい」
弟「んっ、んー」
ちゅっ、ちゅー。
メイド「あ、姉様ぁ……え、エッチなことがぁ……」
姉「ほっぺにちゅーでしょ、羨ましいぞっ!」
弟「えへへぇ……めーろおねーちゃぁん……」
メイド「お、弟様……ん……」
姉「こらぁぁ! 唇はダメーっ! 断固阻止っ!」
弟「あー……ちゅー……」
メイド「あ……今のうちに仕事仕事」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 23:27:52.91 ID:XTmZokdPO
弟「めーろおねーちゃん、きもちいー?」
メイド「んっ……結構良いです……」
弟「えへへぇ、それじゃあもっと頑張るね……」
メイド「んんっ……はぁっ……」
弟「ここも良いんらぁ……じゃあこっちをこうしたらろうか、なっ?」
メイド「っ! イイッ! すごくイイです!」
弟「じゃあここを重点的にぃ……」
メイド「くっ……はぁぁっ……こ、こんなのどこで……ふぅぅっ……」
姉「ただのマッサージのはずなのに何故か卑猥ね……」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:32:16.37 ID:PoVVuiWfO [2/18]
弟「……くぅ……くぅ」
メイド「やっとおやすみですか……はぁ」
姉「メイドちゃん」
メイド「はい、なんでしょうか?」
姉「べ、別に羨ましくなんてないんだからねっ!」
メイド「は、はぁ」
姉「それと! 明日の昼食の時に甘い果実酒を用意してなさいっ!」
メイド「か、畏まりました」
姉「べ、別に弟くんに甘えられたいなんて思ってるんだからーっ!」
メイド「言葉がおかしいですよぉ……それと、行ってらっしゃいませ姉様」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:36:29.07 ID:PoVVuiWfO [3/18]
弟「……」
弟「……」
弟「……」
メイド「考える人みたいなポーズを取ってどうしたのですか?」
弟「……頭痛い、気分悪い」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:40:28.73 ID:PoVVuiWfO [4/18]
姉「弟くんは動かなくっても良いのよ」
弟「姉さん……その……」
姉「分かってるから、弟くんは全部お姉ちゃんに任せてれば良いのよ」
弟「は、はい……」
メイド「ゲームくらい好きにさせてあげましょうよ……」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:45:27.58 ID:PoVVuiWfO [5/18]
姉「中はだめぇっ! お願い中だけは許してっ!」
弟「ダメです、許してあげません」
姉「白いの! 白いの出しちゃらめなのぉぉ!!!」
弟「……」
メイド「そう言う冗談が麻雀にはあるとは言え限度が……」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 01:55:56.44 ID:PoVVuiWfO [6/18]
パターンB
弟「秘書さん、特に問題はありませんよね?」
秘書「はい、なにもありません」
弟「それじゃあ今は……この仕事かな、秘書さんはこれをお願いします」
秘書「はい、了解しました」
弟「僕はこれを終わらせれば帰れますね」
秘書「……」カタカタカタ
弟「……」カタタタタタタタタタタタタタタタ!タンッ!!カタカタッ…ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
秘書「! っ! っっ!」カタカタカタカタカタッ、カタカタカタカタカタッ!
弟「よし終わりっ! それじゃあ秘書さん後はお願いしますっ! 僕は嫁……おっと、姉さんの所に帰ります!」
姉「はっ! 夢かぁ……良い夢だったな……」
姉「いつかはお姉ちゃんを養えるほどの甲斐性持ってよね?」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 09:05:46.41 ID:PoVVuiWfO [7/18]
朝っぱらからバーボンハウス立ててきたぜwww
俺はなにをやってるんだ
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:11:30.88 ID:PoVVuiWfO [8/18]
弟「お願いします姉さん」
姉「んー……どうしよっかなぁ」
弟「今は姉さんに頼るしかないんですよ……お願いします!」
姉「仕方ないなぁ、うん、分かったわ」
弟「本当ですかっ!?」
姉「ええ、私から話しておくから、弟くんは彼女からしっかり学ぶのよ」
弟「はいっ!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:18:20.33 ID:PoVVuiWfO [9/18]
姉「と言うわけ、お願い出来る?」
秘書「はい、分かりました、頑張ります」
姉「砕けると?」
秘書「おk、把握した、みなぎってきたぁぁぁああwwwwww」
弟「……」ポカーン
姉「ちなみにね、私の弟とは言っても今日は秘書の生徒だからね、思う存分砕けて接してあげて」
秘書「分かりました」
姉「それじゃあ私は仕事してるから任せたわよ」
秘書「はい、お任せ下さい」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:28:27.30 ID:PoVVuiWfO [10/18]
秘書「さあ弟よ、こいつを見てくれ、どう思う?」
弟「すごく……綺麗です……」
秘書「そう、ビシッと整頓してまとめた資料ならば美しく見える、それに何処に何があるかも分かりやすい」
弟「なるほど……」メモメモ
秘書「そしてこっちは貴重な資料」
弟「……え、えっちなのはいけないと思います!」
秘書「実は回りのエロ本はカモフラージュで中に資料が入ってる。ちなみに資料は姉モノ、メイドモノ、秘書モノの三種類の中にあって、他はただのエロ本」
弟「カモフラージュって……やっぱり狙ってくる人はいるんですか?」
秘書「まさか、泥棒さんでもこんなとこまでは入れません」
弟「……カモフラージュの意味はあるんですか?」
秘書「ない」
弟「」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:39:12.35 ID:PoVVuiWfO [11/18]
秘書「次に、たまに飲み物が欲しそうな目でこちらを見てくるしゃちょーのために飲み物を準備しましょう」
弟「姉さんの目で分かるんですか?」
秘書「分かるわけない、いらないって言われても押し付けりゃおk」
弟「」
秘書「とにかく飲み物を作りましょう」
弟「お茶とかコーヒーとか……何が良いかは聞かないんですか?」
秘書「適当に渡せばおk、今日は青汁にしよう」
弟「」
秘書「姉様、飲み物を持って参りました」
姉「……ねぇ、これは?」
秘書「不規則に規則的な生活をしている姉様のために作りました、飲んで下さい」
姉「あ、ありがとう……嫌がらせじゃないわよね?」
秘書「まさか」
姉「そうよね……ありがとう」
姉「……マズッ!」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:50:48.30 ID:PoVVuiWfO [12/18]
弟「つ、次は何を?」
秘書「来客を拒みましょう」
弟「……え?」
秘書「ですから、来客を拒むんです、大手企業の社長だろうと、大統領だって追い返してみせらぁ」
弟「ど、どうしてですか?」
秘書「しゃちょーは人が訪れる時にはもう退社しています、ですから……」
トゥルルル。
秘書「ちょっと失礼しますね……はい、姉萌えコーポレーションでs……はい、ええ……」
弟(なんか電話中の秘書さん格好良いなぁ……)
秘書「……その時間ですか、お断りします」
弟(……)ポカーン
秘書「それなら大丈夫そうですね……だが断る」
弟()
秘書「はい、それでは……ふぅ、完璧です」
弟(何故かやり遂げた顔してる……)
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 09:58:42.34 ID:PoVVuiWfO [13/18]
…………
……
姉「秘書も弟くんもお疲れさま、どうだった?」
秘書「弟様は飲み込みが早いようなので楽でした」
弟「……秘書の仕事が分からなくなりました」
姉「? とりあえず今日は帰りましょうか弟くん、秘書、後は任せたわ」
秘書「はい……あ、弟様」
弟「なんですか?」
秘書「カモフラージュの本は資料以外なら持ってって良いですからね」
弟「……いりません」
姉「それじゃあ秘書、バイバイ」
秘書「はい、お疲れさまでした」
姉「砕けて」
秘書「しゃちょー乙 ノシ」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:09:29.62 ID:PoVVuiWfO [14/18]
メイド「突然ですが今日は母の日です」
メイド「あなたはお母さんにお花等、何かプレゼントしましたか?」
メイド「ほんの些細なことでも良いんです、親孝行してあげましょう」
メイド「私は先程、弟様からカーネーションをいただきました」
メイド「まだお母さんのような年ではないのですがね……」
メイド「良いんです、弟様の感謝の気持ちですから……例え母の様な年に思われたって」
メイド「……この年で母の日に物を貰うなんて」
メイド「某メイドさんじゅうななさい、みたいな言い方は出来ないですが、それでもまだ若いはずなんですけどね……」
メイド「……凹んでなんていませんよ? 本当ですよ?」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:14:25.35 ID:PoVVuiWfO [15/18]
秘書「姉様に美味しそうなスイーツをいただきました」
秘書「…………」
秘書「……何故?」
秘書「誕生日はとっくに過ぎましたし……んー……」
秘書「とりあえず食べよう」
秘書「スイーツ(笑)うめぇwww」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:26:43.25 ID:PoVVuiWfO [16/18]
姉「今日は5月9日……ごくごくの日ね」
姉「それにアイスクリームの日でもある……卑猥ね」
姉「全くこんな2つを一緒の日にするなんて……全く」
姉「弟くーん、バニラアイスとカルピスよー」
弟「アイスとカルピスですか……今日は少し暑いですし良いですね」
姉「うん、じゃあ口開けて、あーん……」
弟「自分食べますからいいですy」姉「あーん」
弟「……あーん……ひゃぁっ!」
姉「あ、ごめんごめん、手が……手が滑る滑る」
弟「やっ、ちょっ姉さん、冷たいっ! やぁぁ……」
姉「……弟くん、はい、カルピス飲んでー」
弟「んぐぅっ! けほっ、こほっ! 原液のままじゃないですか……濃すぎて飲めませんよ……」
姉「うへへ、ごめんね弟くん、うへへへへ……」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:28:00.47 ID:PoVVuiWfO [17/18]
姉「弟くんの服をアイスとカルピスまみれにしたからメイドに叱られた……」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/09(日) 10:39:48.09 ID:PoVVuiWfO [18/18]
ちょっと出掛けてくる、そのあいだにスレを乗っ取るなり妄想を書き込むなり好きにすれば良いと思うよ
俺的には新ジャンルみたいにみんなに書いて欲しいんだ、そして書いてくれたら俺が喜ぶ
ここでスレ落ち
<<最終信号ですが、下位個体に追われています | ホーム | 紬「家が無くなっちゃったの…」>>
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