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切り札
51 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:45:39.44 ID:b6kbLCw0 [1/22]
5,6レスもらいます
ステイル×インデックスif
もしもステイルが原作よりヘタレで行動力だけはあったら
ちょっとキャラ崩壊?
5,6レスもらいます
ステイル×インデックスif
もしもステイルが原作よりヘタレで行動力だけはあったら
ちょっとキャラ崩壊?
52 名前:切り札1/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:46:25.60 ID:b6kbLCw0 [2/22]
ステイル「大丈夫かい? そろそろ疲れてないかい」
同行者の、一番大切な少女に声をかける
ようやく目的の学園都市につく事はできた
しかし、ここまで休むことのない強行軍だ
楽だったはずがない
インデックス「大丈夫だよ、私の事は気にしないでほしいかも」
そういって、インデックスは笑う
一番つらいのは彼女のはずなのに
この小さな体が平気なわけがない
ステイル「じゃ、おなかはどうだい」
インデックス「そっちは結構すいてるかも」
ステイル「じゃ、適当な店にはいろうか」
インデックス「うん!」
元気よくインデックスがうなずく
無理をしていないはずがない
どうすれば彼女を救えるのか
それだけを求めてここまで来てしまった
53 名前:切り札2/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:46:54.12 ID:b6kbLCw0 [3/22]
インデックス「これとこれの大盛りをお願いするんだよ」
ステイル「じゃあ、僕はこれを」
なんとなく、窓の外に目を向ける
円筒の先にモップを付けたような機械が
人混みをすり抜けていく
インデックス「あれはなんなんだろうね」
ステイル「さぁ、パッと見てわかるものばかりだったらわざわざ来る意味はないさ」
この街に来た意味
インデックスの記憶を消さずにすむ方法
インデックスの頭の中の10万3000冊の魔導書は
彼女の記憶を圧迫する。放っておけば死に至るほど
そう聞いている
そして、彼女の命を守るために
1年ごとに記憶をリセットする
それしか方法は無い
そう聞いている
それに納得していた
でも1年の記憶をなくしても
変わらずに笑い続ける彼女の姿を見た時
すべてを捨ててしまった
54 名前:切り札3/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:47:54.39 ID:b6kbLCw0 [4/22]
ステイル「魔術がだめなら超能力か……。我ながら単純な発想だな」
彼女に聞こえないように一人呟く
でも、それしか思いつかなかった
インデックス「早く食べないと冷めちゃうかも」
ステイルが物思いに耽っているうちに
料理がきていた
すぐにでも食べたいはずなのに
彼女は待っていてくれた
本当はすぐにでも食べたいのだろうに
ステイル「ごめん、ではたべようか」
簡単に祈りを済ませ
食事にとりかかる
「必要悪の教会」から逃げつつ
彼女を救う方法をさがす
限りなく難しいが
やるしかない
刺客だったのに見逃してくれた神裂や
逃亡に協力してくれたアウレオルスのためにも
55 名前:切り札4/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:48:21.51 ID:b6kbLCw0 [5/22]
「ちょっと待ちなさいよ!! 何で逃げんのよ!」
「電撃放ってくるヤツから! 逃げないバカがどこにいるんだよ!!」
「勝負しなさいよ、勝負!」
言い争う男女の声
窓の外、遠くから走ってくる少年少女
追いかける少女の体が帯電している
あれが、能力と言うやつだろうか
「待ってて言ってんでしょうが! ゴルァァァ!!」
少女から雷光が放たれる
空気を裂き、電流が少年に向かっていく
しかし、
少年が右手をかざした瞬間
幻のごとく消えてしまう
56 名前:切り札5/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:49:46.15 ID:b6kbLCw0 [6/22]
ステイル「!」
ステイルの中で誰かがアレだと叫ぶ
直感と言っていい
ステイル「追いかけよう」
インデックス「ん? まだ食べてるんだよ。それに誰を?」
ステイル「いいから!」
この街に来て、正解だった
アレが何のかは分からない
でも、アレだ
そう確信した瞬間
窓ガラスに映る自分の顔が
鮫にように笑っている事に気づく
『彼女を救う方法』と言う獲物を前にしたから……
了
57 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:51:08.58 ID:b6kbLCw0 [7/22]
以上です
ステイル×インデックスが増えますようにと願いを込めて
お目汚し失礼しました
ステイル「大丈夫かい? そろそろ疲れてないかい」
同行者の、一番大切な少女に声をかける
ようやく目的の学園都市につく事はできた
しかし、ここまで休むことのない強行軍だ
楽だったはずがない
インデックス「大丈夫だよ、私の事は気にしないでほしいかも」
そういって、インデックスは笑う
一番つらいのは彼女のはずなのに
この小さな体が平気なわけがない
ステイル「じゃ、おなかはどうだい」
インデックス「そっちは結構すいてるかも」
ステイル「じゃ、適当な店にはいろうか」
インデックス「うん!」
元気よくインデックスがうなずく
無理をしていないはずがない
どうすれば彼女を救えるのか
それだけを求めてここまで来てしまった
53 名前:切り札2/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:46:54.12 ID:b6kbLCw0 [3/22]
インデックス「これとこれの大盛りをお願いするんだよ」
ステイル「じゃあ、僕はこれを」
なんとなく、窓の外に目を向ける
円筒の先にモップを付けたような機械が
人混みをすり抜けていく
インデックス「あれはなんなんだろうね」
ステイル「さぁ、パッと見てわかるものばかりだったらわざわざ来る意味はないさ」
この街に来た意味
インデックスの記憶を消さずにすむ方法
インデックスの頭の中の10万3000冊の魔導書は
彼女の記憶を圧迫する。放っておけば死に至るほど
そう聞いている
そして、彼女の命を守るために
1年ごとに記憶をリセットする
それしか方法は無い
そう聞いている
それに納得していた
でも1年の記憶をなくしても
変わらずに笑い続ける彼女の姿を見た時
すべてを捨ててしまった
54 名前:切り札3/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:47:54.39 ID:b6kbLCw0 [4/22]
ステイル「魔術がだめなら超能力か……。我ながら単純な発想だな」
彼女に聞こえないように一人呟く
でも、それしか思いつかなかった
インデックス「早く食べないと冷めちゃうかも」
ステイルが物思いに耽っているうちに
料理がきていた
すぐにでも食べたいはずなのに
彼女は待っていてくれた
本当はすぐにでも食べたいのだろうに
ステイル「ごめん、ではたべようか」
簡単に祈りを済ませ
食事にとりかかる
「必要悪の教会」から逃げつつ
彼女を救う方法をさがす
限りなく難しいが
やるしかない
刺客だったのに見逃してくれた神裂や
逃亡に協力してくれたアウレオルスのためにも
55 名前:切り札4/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:48:21.51 ID:b6kbLCw0 [5/22]
「ちょっと待ちなさいよ!! 何で逃げんのよ!」
「電撃放ってくるヤツから! 逃げないバカがどこにいるんだよ!!」
「勝負しなさいよ、勝負!」
言い争う男女の声
窓の外、遠くから走ってくる少年少女
追いかける少女の体が帯電している
あれが、能力と言うやつだろうか
「待ってて言ってんでしょうが! ゴルァァァ!!」
少女から雷光が放たれる
空気を裂き、電流が少年に向かっていく
しかし、
少年が右手をかざした瞬間
幻のごとく消えてしまう
56 名前:切り札5/5[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:49:46.15 ID:b6kbLCw0 [6/22]
ステイル「!」
ステイルの中で誰かがアレだと叫ぶ
直感と言っていい
ステイル「追いかけよう」
インデックス「ん? まだ食べてるんだよ。それに誰を?」
ステイル「いいから!」
この街に来て、正解だった
アレが何のかは分からない
でも、アレだ
そう確信した瞬間
窓ガラスに映る自分の顔が
鮫にように笑っている事に気づく
『彼女を救う方法』と言う獲物を前にしたから……
了
57 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/23(木) 13:51:08.58 ID:b6kbLCw0 [7/22]
以上です
ステイル×インデックスが増えますようにと願いを込めて
お目汚し失礼しました
Tag : とあるSS総合スレ
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