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シャア「まきますか? まきませんか?」-3

シャア「まきますか? まきませんか?」-2
続きです

524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 21:57:50.28 ID:b7BBr7pCO [116/136]
深夜

カミーユ「グッー、グッー」

ガチャ

蒼星石「今日は寝るのが遅かったな。マスター」

蒼星石「ん? この大量にティッシュが入ってるゴミ箱は」

蒼星石「くんくん、ムムッ、このイカ臭いのはもしや……」ガサゴソ

蒼星石「ペロン……これはミノフスキー粒子」



526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:01:19.53 ID:b7BBr7pCO [117/136]
蒼星石「ふふふ、マスターの部屋は仕掛けるのに都合の良い所がいっぱいだ」

蒼星石「マスター、ぐっすり眠ってるね」

蒼星石「どれどれ、マスターのアレは、へえ、かわいらしいね」

蒼星石「おっと、こんな事してる場合じゃないな」

カチャカチャカチャ

蒼星石「まあ、このくらいでいいかな」

蒼星石「マスター、楽しみにしててよ」



528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:02:50.79 ID:b7BBr7pCO [118/136]
ちょっと中断します

532 名前:再開[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:15:04.10 ID:b7BBr7pCO [119/136]
数日後

蒼星石「マスター」ガチャ

カミーユ「どうした? 蒼星石」

蒼星石「マスター、今日は強制的にマスターの事を外に出します」

カミーユ「え?」

蒼星石「行こうマスター。このままじゃ一学期終わっちゃうよ」

カミーユ「む、無理だよ蒼星石。今の俺じゃまだ……」

蒼星石「でも、マスター最近部屋にいる時間が多くなったよね」

カミーユ「うっ……」

蒼星石「そんなマスターの為にある物を用意しました」

カミーユ「ある物?」



533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:16:15.97 ID:b7BBr7pCO [120/136]
蒼星石「マスター、パソコン借りるよ。メモリーを入れてっと」プスッ

蒼星石「これで……ポチッとな!」カタカタ、カチッ

カミーユ『ハア、ハア』

カミーユ「!!!!!?」

蒼星石「マスター、凄い運動してるね。僕、興奮しちゃうよ」

カミーユ『ウッ!』

蒼星石「ワァ、マスターのウェイブライダーウインナーさんからビームが発射されたぞ! アハッ、床にミノフスキー粒子が散らばってる!」

カミーユ「何だよこれ!!」



534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:18:38.35 ID:b7BBr7pCO [121/136]
蒼星石「何って、マスターがマスターベーションしてる映像だよ」

カミーユ「何でこんなのがあるんだよ!」

蒼星石「盗撮したんだよ」

カミーユ「盗撮?」

蒼星石「見て、あそこの壁の所、よく見るとカメラが設置されてるんだよ」
カミーユ「何? ……ホントだ!!」

蒼星石「他にも設置してあるけどね」

蒼星石「この写真なんか見てよ」ピラッ

カミーユ「!!」

蒼星石「マスターのウェイブライダーウインナーさん、まだ大気圏の皮を離脱出来てないから地球の重力に縛られたままの子供だよ。でもね」ピラッ

蒼星石「この写真を見て、ほら! 僕がいじってあげたら大気圏の皮を離脱して地球の重力から解放された立派な大人になったよ!」ハア、ハア

カミーユ「お前、いつの間に! どうりで朝ヒリヒリすると思った」

蒼星石「僕は夜ばいの達人だからね。ちなみにマスターのウェイブライダーウインナーさんに付いてた黄ばんだスペースデブリは僕が回収しました」ペロリ



536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:21:16.14 ID:b7BBr7pCO [122/136]
蒼星石「それだけじゃないよ。次の映像を見てよ」カチッ

蒼星石「凄い! マスターのウェイブライダーウインナーさんが大気圏を突入したり離脱したりしてるよ! マスターは激しいなあ」ハア、ハア

カミーユ「何でだよ、何でこんな事するんだよ!」

蒼星石「理由は簡単だよ。僕は姉妹の中で唯一の変態。変態淑女だからね!」キラン

蒼星石「ちなみにさっき入れたメモリーにはパソコンの中のデータを消すウイルスが入ってるんだ。もう中の二次エロフォルダは全部消えたかな?」

カミーユ「お前、ふざけるな!」

蒼星石「大丈夫。バックアップは取ってあるから心配しないで。でも、早く僕を捕まえないとマスターの恥ずかしい映像と二次エロフォルダの入った予備のメモリーと写真が全国にばらまかれちゃうぞ!」

蒼星石「それが嫌なら僕を捕まえてごらん」ピュピューン!

カミーユ「ま、待て!」



540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:23:27.21 ID:b7BBr7pCO [123/136]
タタタッ

カミーユ「蒼星石……うっ!」

蒼星石「マスター、玄関から出れるの?」

カミーユ「お前……」

蒼星石「今のマスターじゃ出れないだろうね。それじゃあ僕は玄関のドアを閉めて外に出まーす」キイイ…、ガチャ

カミーユ「なっ!」

蒼星石「イヤッフー! マスターの恥ずかしいのをみんなに見せちゃうぞー!」

カミーユ「あ……あ……」ガクガク

カミーユ「う、うおおおおおおお!!!」ダッ



543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:25:01.34 ID:b7BBr7pCO [124/136]
バタン!

カミーユ「待て! 蒼星石、どこにいる?」
シャア「やっと外に出られる様になったか」

カミーユ「!! クワトロ先輩? どうしてここに?」

アムロ「お前を出迎える為だよ」

カミーユ「アムロ先輩まで」

ミレイナ「ビダン君、引きこもりから卒業です!」

カミーユ「ミ、ミレイナさん!?」

蒼星石「マスター、最近精神状態がやばくなってきてたからね、このままじゃまた最初の時と同じになりそうだったからこうするしかなかったんだ。一種のショック療法だよ」

翠星石「ホント、蒼星石もよくそんなとんでもない事を思いつく事が出来ますね」

カミーユ「みんな……」



544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:27:21.11 ID:b7BBr7pCO [125/136]
シャア「カミーユ、もう大丈夫だ」

真紅「家から出る事が出来た今の貴方ならきっと学校にも行けるわ」

アムロ「また僕達と一緒に弁当食べよう」

雛苺「カミーユ、ヒナ、カミーユとも遊びたいのー」

ミレイナ「ビダン君、また虐められそうになったらお姉さんに相談して下さい! そんな奴ら懲らしめてやるですぅ!」

翠星石「そうですよチビ人間。翠星石達はいつでもチビ人間の味方ですからね」

カミーユ「み、みんな……」ポロポロ

蒼星石(良かった。これでマスターは学校に行ける)

蒼星石(でもマスターの恥ずかしいデータは僕のお宝として保存しておこう)



545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 22:29:08.73 ID:b7BBr7pCO [126/136]
二日後

フランクリン「ヒルダ」

ヒルダ「どうしたのあなた?」

ガバッ

フランクリン「今まですまなかった! お前達の事を蔑ろにして好き放題してて本当にすまなかった!」

フランクリン「私は人として失格だ!」

ヒルダ「あなた、顔を上げて下さい。もういいんです」

フランクリン「ヒルダ……」

ヒルダ「お互い気持ちを切り換えて、これからも支え合いましょう」

フランクリン「……ああ」

ヒルダ「それに、今日はカミーユが学校に行く日なんですよ。そんな暗い顔をしないで下さい」

フランクリン「そうか。カミーユの奴、学校に行くようになるのか。そうだな、私もしっかりしないとな」



552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:29:11.65 ID:b7BBr7pCO [127/136]
カミーユの部屋

キュ、キュ

カミーユ「学生服を着るのも久しぶりだな」
蒼星石「いよいよだね。マスター」

カミーユ「ああ」

コンコン

ファ「カミーユ、いる?」

カミーユ「ああ……!(しまった! ファは蒼星石の事知らないんだ!)」

ガチャ

カミーユ「!!」

ファ「……誰、あなた?」

蒼星石「あーん、この人が僕の体にいたずらするよー」
ファ「カミーユ……あなたショタコンだったのね!!!!!」ワナワナ

カミーユ「そおおおうせええええいせきいいいいいいい!!!!!!!!!!」



553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:30:37.90 ID:b7BBr7pCO [128/136]
――

蒼星石「ひどいなあマスターも、何も殴る事ないじゃないか」

カミーユ「お前がアホな事するからだろ」

ファ「でもびっくりした。この娘、人形なのね。まるで絵本の世界みたい」

カミーユ「ファ、俺、今日から学校行くから」

ファ「ええ。外でクワトロさん達が待ってるわ」



カミーユ「おはようございます。クワトロ先輩。アムロ先輩」

シャア・アムロ「おはようカミーユ」

シャア「カミーユ、もう気持ちの整理は出来ているな?」

カミーユ「大丈夫です」

シャア「では、行くとしよう」



554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:32:05.98 ID:b7BBr7pCO [129/136]
キーンコーンカーンコーン

カミーユ「久しぶりだな。このクラスも」ガラッ

「!!!!!」

カミーユ「……」ツカツカツカ

オイ、カミーユダゼ。マジカヨ。イキテタノカ。ヤダァキモチワルイ

カミーユ(このくらいは覚悟してるさ)

ジェリド「よおカミーユ。生きてたのか」

カミーユ「ジェリド」

ジェリド「またたっぷり可愛がってやるよ」
カミーユ「誰がお前なんかに」

ジェリド「アァ? 生意気な口叩いてんじゃねえぞテメェ!!」

カミーユ「……」

ジェリド「ハッ、まあいいさ。楽しみは後にしてやる」



555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:33:15.25 ID:b7BBr7pCO [130/136]
お昼

アムロ「シャア、早速カミーユを呼びに行こうか」

シャア「ああ」

ファ「クワトロさん! アムロさん!」

シャア「どうした? ファ?」

ファ「カミーユが……カミーユが不良に連れてかれました!」

アムロ「何だって!!」

シャア「チィ! 一足遅かったか」

アムロ「シャア、どうするんだ?」

シャア「連中の好きにはさせないさ」



556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:34:58.89 ID:b7BBr7pCO [131/136]
学校のどこか

蒼星石「マスター、大丈夫かな?」ヒョコ

翠星石「蒼星石、何やってるんですか?」

蒼星石「うわぁ!? 翠星石、何でいるの?」

翠星石「べ、別にチビ人間が心配で来たわけじゃないですよ。カチューシャ人間の学校がどんな所か見たかっただけです」

蒼星石「ここは中等部だよ」

蒼星石「僕はマスターの事が心配でね。ちゃんと上手くやってるのかなって」

翠星石「蒼星石は苦労しましたからね」

真紅「貴女達何をしているの?」ヒョコ

蒼星石・翠星石「!! 真紅!? どうしてここに?」

真紅「『経験者』としては引きこもりが学校に行くって言うのが懐かしく感じてね。ちょっと学校まで行って見守りたくなったのよ」



558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:36:22.09 ID:b7BBr7pCO [132/136]
真紅「でもこんな所にドールが三体もいるのはマズイわね」

蒼星石「うん。気をつけなきゃね」

テクテクテク

翠星石「! 誰か来たです!」

真紅「隠れるわよ!」ガササ

翠星石「一体誰なんです?」コソッ

ジェリド「ここなら邪魔は入らないな。カミーユちゃん」

カミーユ「……」

蒼星石(! マスター!)



559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:37:51.38 ID:b7BBr7pCO [133/136]
カクリコン「でもよく来たな。また俺らと遊びたいのか?」

ヤザン「またお金貸してくれよ。カミーユちゃん」

カミーユ「うるさい」

ジェリド「カミーユ! テメェ先輩に向かってその口の聞き方は何だ?」

カミーユ「黙れ! ジェリド、俺はお前なんか恐くない! お前達なんか恐くない!」

真紅(あの金髪リーゼントがジェリドね)

ジェリド「んだとぉ?」

カミーユ「ウオオオオオオ!!!!」バキィ

ジェリド「グハッ!? ……テメェ!」

カミーユ「お前達になんかに負けない!」ブゥオン!



560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:39:57.82 ID:b7BBr7pCO [134/136]
ヤザン「こいつ、意外とやるな」

カクリコン「でも良いのかな? カミーユちゃん?」

カミーユ「何?」

ジェリド「シロッコさん!」

シロッコ「呼んだか?」

ジェリド「へへへ、シロッコさんの父親はな、校長と知り合いなんだよ。その気になればお前なんかすぐに退学にする事が出来るぜ」

カミーユ「なっ!?」

蒼星石(何だって!?)

カミーユ「あ、あんた不良か?」

シロッコ「違う」

カミーユ「ならどうしてだよ?」

シロッコ「ただの遊びさ」



561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:41:35.01 ID:b7BBr7pCO [135/136]
カミーユ「そんな事の為に!」

シロッコ「貴様らやってしまえ」

「はい!!!」

カクリコン「オラオラァ!」バキィ

カミーユ「くぅ!」

ジェリド「さっきのお返しだ」ドゴォ!

カミーユ「がぁ!」

ヤザン「ひゃはははははははは」ゲシゲシ

カミーユ「ち、畜生……」

蒼星石「あいつら……」ギリッ

蒼星石「許さない!」ダッ

真紅「待って!」



562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 23:45:14.62 ID:b7BBr7pCO [136/136]
蒼星石「どうして止めるんだ真紅!」

翠星石「そうです! このままじゃチビ人間が」

真紅「いいから黙って見てなさい」

ジェリド「カミーユちゃん。背中は気持ち良いか~い」ゲシゲシ

シュルルルル、ブスッ!

ジェリド「! ギャア! 手の甲が!?」

カクリコン「薔薇?」

ハマーン「そこまでだ! お前達!」

「!!!!」

566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:02:39.64 ID:+F7Cd7aGO [1/101]
ハマーン「流石だな。マシュマー」

マシュマー「ハッ! お褒めの言葉ありがたき幸せでございます」

シロッコ「貴様、ハマーン・カーン!!! 何故ここにいる?」

ハマーン「随分とくだらない事をしているな。貴様らは」

ジェリド「お前には関係ねえ!」

カクリコン「そうだ! 部外者は出ていけ!」

ハマーン「そういう訳にはいかない」

シロッコ「ほう、何故だ?」

ハマーン「シャアの知り合いは私の知り合い。これ以上私の知り合いを傷つけたら私が容赦しないぞ!!!!」



570 名前: ◆qgXEy7ZweA [sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:05:06.85 ID:+F7Cd7aGO [2/101]
キャラ「ほら、とっととどっかに行きな」

ジェリド「ふざけんじゃねえ! こっちにはシロッコさんがいるんだ!」

シロッコ「行くぞ」スタスタ

ジェリド「な、何でですか?」

シロッコ「邪魔が入ったからな。気乗りしなくなった」

シロッコ(権力的に同等の相手じゃ分が悪い)

ジェリド「ち、畜生! 覚えてろ!」

ハマーン「フン、俗物共が」



571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:06:17.68 ID:+F7Cd7aGO [3/101]
カミーユ「あ、あの」

ハマーン「何だ?」

カミーユ「ハマーンさんですよね? よく知らないけどクワトロ先輩と知り合いn」

ハマーン「カミーユ・ビダン!」

カミーユ「!!」

ハマーン「良い学園生活を送れ」

カミーユ「は、はい!」

ハマーン「行くぞ! マシュマー、キャラ!」

マシュマー・キャラ「はい! ハマーン様!!」

真紅(彼女……)



573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:07:27.43 ID:+F7Cd7aGO [4/101]
ハマーン「シャア、終わったぞ」

シャア「すまないなハマーン。だがこれでカミーユは普通の学園生活を送る事が出来る」

ハマーン「フン、あ、ああああありがたくおもももえ」

シャア「ああ、感謝してる」

ハマーン「!!」カアアア

アムロ「さて、カミーユを連れて弁当でも食うか」

シャア「そうだな」

ハマーン「シャア!」

シャア「何だ?」

ハマーン「私も行くぞ!」カアアア

シャア「そうか。これは賑やかになるな」



575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:09:44.45 ID:+F7Cd7aGO [5/101]
深夜・ゲーセン

ジェリド「だあ! クソ、また負けた」ガン

ジェリド「金がすっからかんだ。カミーユからも金は奪えないし、シロッコさんも乗り気じゃねえし」

ジェリド「胸糞悪いな! おもしれえ事が何もねえ!」

外・帰り道

ジェリド「カミーユにはもう手は出せねえかもな。つまんねえ」テクテク

ジェリド「でもまた虐める相手を見つければ良いか。ハハハハハハ!!!!」




577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:12:03.55 ID:+F7Cd7aGO [6/101]
チャララ~♪チャラチャチャチャチャ、チャララ~♪

ジェリド「何だこの音楽?」

???「人間、お前の名前はジェリド・メサか?」

ジェリド「アン? 何だこのガキ?」

???「ジェリド・メサかと聞いている?」

ジェリド「そうだよ。俺がジェリドだ。何だテメェは?」

真紅「私の名は真紅。貴方を地獄へと堕とす者」デデーン!!!

ジェリド「はぁ?」

真紅「薔薇の尾(ローズテイル)!!!」ビュオオオ

ジェリド「!!!!!?」



580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:14:20.09 ID:+F7Cd7aGO [7/101]
ビュオオオ!!!!!

ジェリド「ヒイイイイイイ!!!!」タタタッ

ジェリド「何だ? 何だあれは?」

ジェリド「とにかく逃げるしかねえ!」タタタッ

翠星石「スィドリィイイイイム!!!」

ズガガガガガガ!!!!!

ジェリド「!! 何だこれは!?」
ジェリド「駄目だ、道が塞がって通れない!」

雛苺「苺わだち・亀甲縛り!」シュルルル

ジェリド「アヒョウ!?」ビシッ、ビシッ、ギュウ

ジェリド「どうなってる? 一体何が起きてるんだよ!?」



582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:16:23.88 ID:+F7Cd7aGO [8/101]
蒼星石「善なる者を苦しめる悪人よ」ユラァ

ジェリド「!?」

蒼星石「人の心を弄び、己は快楽に溺れるとはなんたる愚か者よ!」

ジェリド「ハ、ハヒッ」

蒼星石「善なる心を持たない悪人に教えてあげようその苦痛。さぞかし絶望の快楽が待っているだろう」

ジェリド「ア、アアア……」ガクガク

蒼星石「人がまた我が名をどこがで噂する。ある時は変態石、またある時は変態蒼、名前は違えどそれは確かに我そのもの。
だが! どれも偽りの名前。真実の名ではない。今、ここに我の本当の名前を明かそう!」

蒼星石「我が名は蒼星石。変態淑女なり!」キラーン

ジェリド「ヒィ!」

蒼星石「成・敗!」

ジェリド「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」

雛苺「翌日、ジェリド・メサはごみ箱に全裸に丸坊主で亀甲縛りの状態で発見されたのー」



583 名前:本編中断 [sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:20:59.75 ID:+F7Cd7aGO [9/101]
蒼星石「蒼星石だよ。皆、盗撮は犯罪だから絶対にやめようね」

翠星石「夜ばいもですぅ!」



585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:23:29.15 ID:+F7Cd7aGO [10/101]
ある日の日曜日

シャア「アムロ、今日はミレイナさんとやらの家に行くのだな」

アムロ「ああ。それで水銀燈以外の全てのマスターが集まる事になってる」

真紅「彼女は来ないのね」

雛苺「またハロと遊びたいなー」

アムロ「そういえばカミーユ、学校はどうだ?」

カミーユ「ハマーンさんのお陰で虐められてませんよ。それと不良に脅されて俺を虐めてた同級生も俺に謝ってくれて今ではすっかり友達も増えました」

アムロ「良かったな」



587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:25:41.43 ID:+F7Cd7aGO [11/101]
シャア「しかしアムロ、貴様、いつの間に学校の女子の先輩と知り合いになっていたのだ?」

アムロ「以前部活で一緒になったからね。今でもたまに連絡はしてるよ」

シャア「ハロ関係で近所付き合いもしてるとは、ええい! フラグを立ておって!」

アムロ「何言ってるんだよシャア。あの人とはただの先輩と後輩。それにミレイナさんには彼氏はいるよ」

カミーユ「え? 彼氏いるんですか?」

アムロ「うん」

シャア「なんだいたのか……貴様、NTRが目的だな?」

アムロ「しないよ。それに僕は彼氏さんとも会ったことあるんだ。あれはニュータイプのプレッシャーに匹敵するバカップルのラブラブオーラだったね」

カミーユ「……」

蒼星石「どうかしたの? マスター?」

カミーユ「いや、なんでもない(そっか。彼氏がいたか。……いや、別に俺には関係ない事だな。うん。今までと変わらない)」



591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:48:40.16 ID:+F7Cd7aGO [12/101]
ピンポーン

ミレイナ「ハーイ」ガチャ

アムロ「こんにちはミレイナさん」

雛苺「お邪魔しますなのー」

ミレイナ「レイ君、ヒナちゃん、ビダン君、蒼星石さん、アズナブル君、真紅さんいらっしゃいですぅ!」

アムロ「こんな大勢で良いの?」ゾロゾロ

ミレイナ「大丈夫です!」

ピンポーン

ミレイナ「あっ、多分セアックさんです」



592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:53:27.61 ID:+F7Cd7aGO [13/101]
ガチャ

金糸雀「お邪魔しますかしら」

ロラン「お邪魔します」

ミレイナ「セアックさん、カナちゃんいらっしゃいですぅ!」

金糸雀「聞いてミレイナ、ロランったら一緒に行くんだからnのフィールドを使えば良いって言ったのに徒歩とバスにするって言ったかしら。しかも移動する時はカナは鞄の中だからカナは鞄酔いしたかしら」

ロラン「だって、いきなり人の家の中から出てきたら失礼じゃないか」

ミレイナ「セアックさんらしいですぅ」



594 名前:今日はここまでにします [sage] 投稿日:2011/01/19(水) 00:57:32.72 ID:+F7Cd7aGO [14/101]
アムロ「ミレイナさん、この人が」

ミレイナ「はい。カナちゃんのマスターです」

ロラン「ロラン・セアックです」ペコッ

アムロ「アムロ・レイです」

シャア「シャア・アズナブルです」

カミーユ「カミーユ・ビダンです」

雛苺「第6ドール雛苺なのー」

真紅「第5ドール真紅よ」

蒼星石「第4ドール蒼星石だよ」

ミレイナ「皆さん集まった事ですし、中に入るです」



606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 06:44:17.40 ID:+F7Cd7aGO [15/101]
雛苺「始まるのー」

金糸雀「始まるかしらー」

607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 06:48:39.98 ID:+F7Cd7aGO [16/101]
イアン「ん?」

ゾロゾロゾロ

シャア・アムロ・カミーユ・ロラン「お邪魔しまーす」

イアン「ミレイナがあんなに男を……」ワナワナ

イアン「ミ、ミレイナがビッチになりおったーーーーーー!!!」ガーン

ミレイナ「もう! パパ、この人達はマスター仲間です!」



608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 06:53:20.77 ID:+F7Cd7aGO [17/101]
リンダ「いらっしゃい」

シャア(ムッ、あの奥さん)

シャア「アムロ、あの奥さんと旦那、年が随分離れてるように見えるが」

アムロ「そうだよ。リンダさんとイアンさんは年の差結婚だよ」

シャア「何だと!?」

シャア「あの、イアンさん」

イアン「ん?」

シャア「先生と呼ばせて下さい」

イアン「?」



609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 06:56:14.37 ID:+F7Cd7aGO [18/101]
そして、会議(?)

シャア「それで、これからどうするかだな」

アムロ「アリスゲームをするかしないか」

ミレイナ「水銀燈さんのマスターも呼びたかったですぅ」

シャア「そういえば水銀燈のマスターはどのような人物だ?」

ミレイナ「前にミレイナの家に来た人はそのマスターさんの知り合いだったんですけど聞いとけば良かったですぅ」

真紅「私、名前なら知ってるわ」

シャア「本当か?」

真紅「ええ。前に水銀燈と読者サービスと言う名目で闘ったんだけど、確かラクスと言う名前だったわ」

ロラン「ラクスだって!?」



611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 06:59:30.32 ID:+F7Cd7aGO [19/101]
ミレイナ「セアックさん知ってるんですか?」

ロラン「うん。その人、ラクス・クラインさんって言うんだけど、前にその人とすれ違い様にぶつかった事があって、その時、ローゼンメイデンの指輪らしき物をはめてたんだ」

ロラン「君の言うラクスがラクス・クラインだとしたらもしかしたら……」

ミレイナ「そういえば水銀燈さんのマスターさんの知り合いも故障したハロを持って来てたですから、もしかしたらママなら知ってると思うです!」

ミレイナ「ママー、かくかくしかじかですぅ!」

リンダ「大学生で名前はラクス・クラインさんよー。それと私の知り合いで髪の毛の色はピンクよー」

ロラン「その人だ!」

ミレイナ「ビンゴですぅ!」

真紅「みんな接点がありすぎなのだわ」

ミレイナ「とても狭い世の中ですぅ!」



612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:03:29.20 ID:+F7Cd7aGO [20/101]
シャア「これで全てのマスターがわかったな」

シャア「さて本題のアリスゲームに戻ろう」

翠星石「仮面人間、何か考えがあるのですか?」

シャア「真紅が言うには闘う以外にも方法があるらしい」

真紅「私達は本来姉妹で争うべき存在。アリスになる為に姉妹のローザミスティカを奪い、生き残る。そして敗れた者は機能停止……そう。死よ」

真紅「でも、私達はそこまでしないと本当にアリスになれないのかしら?」

真紅「いえ、本当はあるはず。争い以外でアリスになれる方法が。ローザミスティカを奪わずに済む方法が。別のやり方でアリスゲームを制する方法が」

金糸雀・翠星石・蒼星石・雛苺「……」



614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:08:55.94 ID:+F7Cd7aGO [21/101]
ミレイナ「ミレイナもアリスゲームは反対です。姉妹が傷つくなんて嫌です」

ロラン「僕も出来ればそっちを選びたいね」

シャア「だが、別の方法と言っても一体何があるのだ?」

真紅「そう。それが問題。私達がもし別のやり方でアリスゲームを制覇したとしても、それがアリスへと昇格出来るゲームとは限らない。それでお父様に会えるとは限らない」

真紅「本当のもう一つのアリスゲーム。私達はそれを見つけなければならないわ」

アムロ「本当のもう一つのアリスゲームか……」

カミーユ「何があるんだろう?」

全員「うーーーーーーーーーん」



615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:13:54.84 ID:+F7Cd7aGO [22/101]
シロッコの部屋

シロッコ「クソ、ハマーンめ。だが相手が悪すぎるな」

シロッコ「カミーユ、あの男がハマーンを呼び出し私の余興を潰した」

シロッコ「あの小僧……」ギリッ

グニャ

シロッコ「何だ? 鏡が今歪んだ様な……」
パアアア

シロッコ「!? 何だ?」

ズズズズ

薔薇水晶「オッス、オラ薔薇水晶!」ニュルン



618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:18:56.18 ID:+F7Cd7aGO [23/101]
シロッコ「のわああああああああああ!!!!!!? 何だ貴様は!?」ガタッ

薔薇水晶「貴方に……決めました」

シロッコ「き、貴様は何者だ?」

薔薇水晶「私の名前は薔薇水晶」

シロッコ「薔薇水晶? 人の名前ではないな……いや、よく見ると貴様人間ではないな?」

薔薇水晶「はい……私はローゼンメイデンを越える為に造られたドール……」

シロッコ「ローゼンメイデンだと?」

薔薇水晶「少し……話しをしましょう……」



619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:23:27.69 ID:+F7Cd7aGO [24/101]
――

シロッコ「なるほど、それでこの世界に現れたと」

薔薇水晶「お父様がローゼンより優れた人形師である事を証明する為に……」

シロッコ「それで、何故私を選んだ?」

薔薇水晶「お父様が貴方は優秀で……知性があり……統率力のある部分に惚れ込み私を貴方の下へと届けました」

シロッコ「そうか。君のお父様が私を。君のお父様は人を見る目があるな」

薔薇水晶「……」



620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:30:35.55 ID:+F7Cd7aGO [25/101]
時は遡りnのフィールド

槐「薔薇水晶」

薔薇水晶「何でしょうか? お父様」

槐「かくかくしかじか」

薔薇水晶「……彼女達と闘うのはわかりますが……何故、お父様直々ではないのですか?」

槐「何て言うのかな。白崎はともかく先代マスターである『あの子』達がいないのに僕だけ出るのって何か違和感あるよね?」

薔薇水晶「ハア……」

槐「そこでだ。違和感があるのも理由だけど、ローゼンの娘達がマスターを持ってる様に君もマスターを持つのはどうかなって思ってさ」

薔薇水晶「なるほど」

槐「もうマスターは決めてあるよ。さっき現実世界を見て来たんだけどね、ちょうど良いカモがいてね。
候補は二人いたんだけど、一人は下品過ぎて薔薇水晶には可哀相過ぎるのと何か成敗されてたから止めにしたよ。
でももう一人はまだマシな人格持ってそうだからそっちにする事にしたよ。すぐに薔薇水晶は闘えると思うよ」

槐「まあ闘うって言っても遊びに行くような感覚でいいから。ちなみに選んだ理由を聞かれたら相手が喜びそうな言葉を適当に言っとけばいいよ」

薔薇水晶「わかりました」



621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:35:57.50 ID:+F7Cd7aGO [26/101]
薔薇水晶「……名前」

シロッコ「ん?」

薔薇水晶「貴方の名前をまだ聞いてません」

シロッコ「そうだったな。私の名前はパプテマス・シロッコだ」

薔薇水晶「わかりました。パプテマス・シロッコ……今から貴方の事をマスターと呼びます」

薔薇水晶「マスター……よろしくお願いします」

シロッコ「ああ、よろしく」

薔薇水晶「カミーユ・ビダン」

シロッコ「!?」

薔薇水晶「彼もまたドールのマスターです……マスター……彼に敗北の二文字を……」

シロッコ「……ほう」ニヤリ



624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:41:26.72 ID:+F7Cd7aGO [27/101]
テクテクテク

カミーユ「結局、もう一つの方はまだわからないか」

蒼星石「でも、時間はいっぱいあるんだし、ありとあらゆるアリスゲームをするのも手段の一つだと思うよ」

カミーユ「ハハハ、そしたら相当時間が掛かりそうだな」

蒼星石「そうだね」

カミーユ「さて、我が家に着いたぞ」ガチャ

625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:43:34.54 ID:+F7Cd7aGO [28/101]
カミーユの部屋

蒼星石「さて、マスターのマスターベーションルームに着いたぞ」

カミーユ「オイオイ」ガチャ

カミーユ・蒼星石「!!!!!?」

ボロボロ…

パソコン『』バチバチ

カミーユ「な、何だよコレ?」

蒼星石「部屋が荒らされてる……」

蒼星石「マスターと共有してたパソコンが、最近新たに手に入れた僕のお宝画像(エロフォルダ)が……」

カミーユ「俺の二次エロフォルダが……」

カミーユ・蒼星石「全てパーだ!!!」



626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 07:49:41.42 ID:+F7Cd7aGO [29/101]
カミーユ「ん? ベットに何か置いてある。……果たし状?」ピラッ

カミーユ「薔薇水晶?」

蒼星石「薔薇水晶だって!?」

カミーユ「7体目のドールか?」

蒼星石「違う。かくかくしかじかだよ」

カミーユ「そんなのがいるのか!?」

蒼星石「マスター、何て書いてある?」

カミーユ「えっと、
『薔薇水晶です。貴女のマスターの部屋は私が荒らしました。nのフィールドで待ってますから私と勝負して下さい。
これは、お約束的なモノですから絶対に来て下さい。それと、悪乗りしてパソコンまで壊しちゃいました。ごめんなさい。テヘッ』だってさ」

蒼星石「ふざけるな。何が悪乗りだよ!」

カミーユ「蒼星石、行くぞ!」

蒼星石「もちろんだよ。マスター!」



628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:08:37.13 ID:+F7Cd7aGO [30/101]
nのフィールド

タタタッ

薔薇水晶「マスター、来ました」

シロッコ「来たか」

蒼星石「薔薇水晶!」ザッ

カミーユ「! お前はあの時の!!」

シロッコ「久しぶりだな。カミーユとやら」

カミーユ「何でお前がここにいるんだ?」

シロッコ「私は彼女のマスターだ」

蒼星石「へえ、薔薇水晶、君もマスターを作る事にしたんだ」

薔薇水晶「ええ、お姉様」



629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:13:52.93 ID:+F7Cd7aGO [31/101]
シロッコ「カミーユ、あの時の屈辱、倍にして返してやる!!」

カミーユ「……何が倍にして返してやるだ。もう返されてるよ」

シロッコ「何?」

カミーユ「貴様!(エロフォルダが)消えたんだぞ!いっぱい消えたんだぞ! どれだけ(集めるのに)苦労したと思ってるんだよ!」

シロッコ「(何を言ってるんだ?)まあいい。行け! 薔薇水晶!」

薔薇水晶「はい。マスター。落ちろ、蚊トンボ!」ビキビキ

ドシュシュシュシュ! ドォオオオン!!

シロッコ「ハハハ、これが君の力か。素晴らしいじゃないか。奴ら、反応すら出来ずに水晶に埋もれてしまったぞ!」

ピシッ

薔薇水晶「!!」

ピシピシピシ……バリィイイン!!

シロッコ・薔薇水晶「!?」



631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:17:54.42 ID:+F7Cd7aGO [32/101]
カミーユ・蒼星石「……」ブゥオオオ

シロッコ「無傷だと!?」

薔薇水晶「このエネルギーは……?」

カミーユ・蒼星石「分かるまい! この俺(僕)の体を通して出る(エロフォルダの無念の)力が!!」

シロッコ「くっ、行け! 薔薇水晶!」

薔薇水晶「はい!」シャキン

ビキィ

薔薇水晶「!? 体が……動かない……?」
シロッコ「私まで動かない!?」



632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:23:31.44 ID:+F7Cd7aGO [33/101]
蒼星石「……」シャキン

カミーユ「……」グッ

シロッコ・薔薇水晶「!!」

カミーユ・蒼星石「うおおおおおおお!!!!!!!」タタタッ

シロッコ「く、来るな!」

蒼星石「ウェイブライダー特攻ーーーーーーー!!!」ゴオオオオオ

カミーユ「これが人の痛みだああああああああああ!!!!」ブン

薔薇水晶「がはあああああああ!!」グシャア

シロッコ「ぐはあああああああ!!」メキャア



634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:32:09.62 ID:+F7Cd7aGO [34/101]
シロッコ・薔薇水晶「がはぁ」バタン

カミーユ・蒼星石「ハア、ハア」

薔薇水晶「ぐっ……」ヨロッ

カミーユ「……帰るぞ、蒼星石」クルッ

蒼星石「うん」

薔薇水晶「な、何故とどめを刺さないのですか?」

蒼星石「決着は付いたんだ。その必要はないよ。ねっ、マスター?」

カミーユ「ああ。(それに、あの人が悲しむからな)」

カミーユ「シロッコ」

シロッコ「!」

カミーユ「その痛み、忘れるな」ザッザッザッ


635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:38:00.91 ID:+F7Cd7aGO [35/101]
シロッコ「……」

シロッコ「痛み。そうか、これが痛みか」

シロッコ「記憶に焼き付いたな」

薔薇水晶「申し訳ありません……マスター……負けてしまいました」

シロッコ「いや、君は良く頑張った。それにあの突きを受けても動けてるじゃないか」

薔薇水晶「ですが……」

シロッコ「敗北したのは確かだが、君はローゼンメイデンに負けず劣らずの人形だ」

シロッコ「お父様も君の様な娘を持ててさぞかし誇りに思ってるに違いない」

シロッコ「その体ではしばらくまともに動けないだろうから私が抱き抱えてあげよう。君はしばらく私の腕の中で休みたまえ」

薔薇水晶「ありがとうございます。マスター」

薔薇水晶(お父様、このカモは少し心が綺麗になったようです)



636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:42:46.77 ID:+F7Cd7aGO [36/101]
翌週の日曜日、シャアの家

『機動戦士ガンダムくんくん』(録画)

くんくん「今日こそ捕まえてやる。ドロボウキャット!」ズキュンズキュン

ドロボウキャット「無駄だ! 迷宮フィールド!」ブン

バシュウウウン!

くんくん「ビームが効かない!?」

ドロボウキャット「迷宮フィールドが有る限り、貴様のビームは届かない。事件は迷宮入りだ!」

くんくん「何て事だ! これじゃあ事件が解決出来ないよ!」

雛苺「くんくんがピンチなのー」

真紅「大丈夫。くんくんはこんな所で諦めないわ」



637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:48:16.68 ID:+F7Cd7aGO [37/101]
くんくん「まだだ! 推理モード発動!」

Kガンダム『ブン!』

翠星石「推理モードですぅ!」

くんくん「でやぁ!」バシィン

ドロボウキャット「ぐわあああああ!!」ドォン!

ドシュン

くんくん「!」

ドロボウキャット(脱出ポット)「さらばだくんくん。また会おう」キラン
くんくん「逃げられたか。でも、鰹節の宝石は守られたから戦争が悪化する事は無くなるぞ」

真紅「ああ……くんくんは録画でも素晴らしいのだわ。何度見ても飽きないわ」

蒼星石「くんくんは流石だね」



638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 08:55:54.72 ID:+F7Cd7aGO [38/101]
『機動戦士ガンダムくんくん:SIDEチンチン』

チンチン「ウッー、何か勢いで敵地に侵入しちゃったよー」

コツン

チンチン「コツン? ……!? ワッー!! ウサギさんが内臓を引きちぎられた状態で死んでるーーー!?」

チンチン「あれ? ダイイングメッセージっぽいのを残してる。『搾りたての牛乳』? 何のメッセージだろう?」

「誰かいるぞー!」

チンチン「しまった! このままじゃ敵さんに見つかっちゃう! しかもこんな所見られたら僕が殺した事になっちゃうよ!」

チンチン「こんな時、師匠ならどうするんだろう? ウッー、チンチーン!」

薔薇水晶「この……と○た先生のくんくんの外伝も面白いです」

水銀燈「PEACH-PIT先生が描く漫画版くんくんは時々ちょっとHなシーンが出るわぁ。思春期の子供の心を刺激しちゃうわね」

金糸雀「電○ホビーマガジンにはまだ1クール目が終わってないのにもうくんくんの新しいガンダムが載ってるかしら。
シルエットで隠れてるけど、
名前はクンクーンガンダムって言うかしら」



640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 09:00:20.01 ID:+F7Cd7aGO [39/101]
シャア「今日はまた随分と賑やかだな」

ピンポーン

セイラ「ハーイ」タタタッ

ガチャ、タタタッ

ハマーン「シャア、遊びに来たぞ……!」

ワイワイ、キャッキャッ

ハマーン「な、何だこいつらは!」

シャア「真紅の姉妹達とその知り合いだよ」

ハマーン「何故貴様の家にこんなにいる!」

シャア「遊びに来たのさ」



641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 09:06:07.98 ID:+F7Cd7aGO [40/101]
真紅「久しぶりね。ハマーン」

ハマーン「……ああ」

雛苺「シャア~、ヒナと遊ぼうよー」

シャア「そうだな。では私と二人っきりになって大人の遊びをs」

真紅「フン!」ブスッ

シャア「ギャアアアアアア!!!!!!! 目があああああああああ!!!!!」バタバタ

水銀燈「ざまぁないわ」

翠星石「仮面にんげーん、倒れてないで(ガンダムの)カードゲームやるですよー」

薔薇水晶「シャア、プラモの作り方を……」

シャア「フッ、忙しくなるな」



642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 09:11:02.91 ID:+F7Cd7aGO [41/101]
ハマーン「シャア! そんな人形達の事など相手にしないで私と一緒に二階へ来い!」

シャア「後でな」

ハマーン「今すぐだ!」

シャア「ハマーン、今、私は下心ではなく本当に彼女達と遊びたい気分なのだ。それに、先に要求してきたのは彼女達だからな。早い者勝ちだ」

ハマーン「なっ!? 駄目だ! 今すぐ私と一緒に来い!」グイッ

シャア「ええい! 後でちゃんと一緒に行ってやるから我慢しろ!」

ハマーン「私の言う事を聞け!」グイグイ

シャア「しつこいぞハマーン! 欝陶しい。失せろ!」

ハマーン「!?」



643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 09:14:46.44 ID:+F7Cd7aGO [42/101]
シャア「あ……」

ハマーン「……」

シャア「す、すまない。言い過ぎた」

ハマーン「そんなにその人形共が良いか?」
シャア「何?」

ハマーン「そんなにその人形共と一緒にいたいのなら一生そうしてろ!」タタタッ

シャア「ハマーン!」

ガチャ、バタン!

シャア「行ってしまった……」

真紅「シャア」

シャア「ん?」

真紅「連続巻き毛ウィップ!」バチバチバチバチバチバチバチィン!

シャア「けばばばばばばばばぎょん!?」



644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 09:21:39.65 ID:+F7Cd7aGO [43/101]
シャア「な、何をする?」ヒリヒリ

真紅「シャア、貴方、乙女心がまるでわかってないのだわ」

シャア「何?」

真紅「ハマーンも自分勝手な所はあったかもしれないけど、もっと彼女が傷つかないようなあしらい方があった筈よ」

シャア「すまない……」

真紅「シャア、罰として全員分の紅茶を用意しなさい。それと全員分のファミチキも買ってきなさい」

シャア「待て真紅、紅茶はともかくファミチキもか?」

真紅「そうよ。もちろん貴方のお小遣で。早く行ってきなさい」

シャア「チィ! シャア・アズナブル、出るぞ!」

水銀燈「私ヤクルトも飲むからそれも買ってきなさい」

雛苺「うにゅ~も買ってきてなのー」



645 名前:ここまで。続きは多分夜になります。[] 投稿日:2011/01/19(水) 09:32:03.09 ID:+F7Cd7aGO [44/101]
ハマーン宅、ハマーンの部屋

ハマーン「ううう……何故だ。何故私に構ってくれないのだ、シャア」

ハマーン「そんなにあの人形共の方が良いのか? 私じゃ駄目なのか?」

ハマーン「ううう……あの人形共さえいなければシャアは……」

『……揃った』

ハマーン「ん? 誰だ? どこから声が?」

『これで闘える』グニャア

ハマーン「!! 鏡が!?」

『貴女の願いを叶えてあげましょう』

ハマーン「!? き、貴様は一体――」



650 名前:時間に余裕が出来たので、少しだけ[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 11:37:48.20 ID:+F7Cd7aGO [45/101]
翌日

キーンコーンカーンコーン

キャラ「ハマーン様はまだ来ないのかい?」

マシュマー「ああ。ハマーン様に連絡しても繋がらないのだ」

キャラ「風邪?」

マシュマー「わからん。あのお方が遅刻するとは思えんが、また後で連絡してみる」

キャラ「もし風邪ならお見舞いが必要だね」

マシュマー「ああ、その時は花束が必要だな」



651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 11:40:50.76 ID:+F7Cd7aGO [46/101]
夕方

nのフィールド

雛苺「アムロ、いっぱいお人形さん持って何をするの?」

アムロ「部屋の中じゃちょっと狭いからね。nのフィールドならそれも解決するしね」

雛苺「?」

アムロ「雛苺ちゃん、この人形達を大きくしてよ」

雛苺「うん」

グググッ

アムロ「イヤッフー! 等身大タマ姉や森島はるか先輩や寧々さんがただで手に入ったぞ!この勢いでみんな大きくするぞー!」

雛苺「……」



652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 11:43:15.91 ID:+F7Cd7aGO [47/101]
シュルシュル……

雛苺「!」ピキーン!

雛苺「アムロ、危ないの!」ガバッ

アムロ「え?」

シュルルルル!!!

アムロ「うわあああああ!?」

雛苺「苺わだち!」シュルルル!

バシン!

シュルシュル……

アムロ「何だコレ……茨?」



653 名前:ここまで。また夜に[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 11:47:24.78 ID:+F7Cd7aGO [48/101]
雛苺「走るのよ、アムロ!」グイッ

アムロ「で、でも、フィギュアが」

雛苺「早く逃げるの!!!」ダッ

シュルシュル、バキバキ

アムロ「イヤアアアアアアアアアア!!! 僕のフィギュアがメチャクチャにいいいいいいいいいい!!!」

雛苺「命が欲しければ今は逃げるしかないの!」



658 名前:夜って言ったけど少しだけ追加 [] 投稿日:2011/01/19(水) 15:28:23.62 ID:+F7Cd7aGO [49/101]
――

キラ「えへへ、やっとエロゲーが買えたぞ」テクテク

キラ「ラクスはもちろん水銀燈にも気をつけなきゃな」

水銀燈「私がなんだって?」バサッ

キラ「うわあ! 水銀燈、どうしてここに?」

水銀燈「散歩してたらあなたを見かけちゃった。それにしてもまたエロゲー? あなたも懲りないわよね。ニートのくせにどこにそんなお金があるのよ?」

キラ「ラクスからお小遣い貰ったんだよ」

水銀燈「ふぅん、ラクスも案外優しいのね」

キラ「拷問に等しいプレイと精力をフェイズシフトダウンするまで吸い取るニャンニャンの対価だよ」

水銀燈「何かごめんね」



659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:30:20.88 ID:+F7Cd7aGO [50/101]
水銀燈「ニャンニャンしてるのに何でエロゲーしてるのよ?」

キラ「エロゲーはロマンだからね」

水銀燈「……」

キラ「水銀燈、今のは見なかった事にしてよ」

水銀燈「でも、私見ちゃったからな~。どうしましょう。ラクスにエロゲーの事言っちゃおうかな~」

キラ「そ、それだけは勘弁して!」

水銀燈「そうねえ。ヤクルト10リットル分くれるなら黙ってあげても良いわよ」

キラ「銀様それはアカン! 虫歯になるで! 糖尿病になるで!」



660 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:32:28.32 ID:+F7Cd7aGO [51/101]
ラクスのマンション

ラクス「キラったらどこに行ったんです? 水銀燈さんもいませんし」

ラクス「せっかく買い物を頼もうと思いましたのに、キラは後でオシオキが必要ですわね」

グニャ

ラクス「あら、鏡が。水銀燈さんかしら?」

シュルルルル!

ラクス「え――」



661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:37:22.09 ID:+F7Cd7aGO [52/101]
テクテク

キラ「ねえ、1リットルじゃ駄目?」

水銀燈「駄目よ。最低でも3リットル」

キラ「ラクスからお小遣い貰うのは命懸けなんだよ。頼むよ。2リットル! 2リットルで勘弁して!」

水銀燈「しょうがないわね。私もそこまで鬼じゃないわ。2リットルで黙ってあげる」

キラ「ホッ」

水銀燈「まあ結局はラクスのお金なんだけどね」

キラ「そこは言わないでよ銀様~」ガチャ

キラ「さて、エロゲーがバレないように気をつけなきゃな。ただいまー」

662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:39:55.07 ID:+F7Cd7aGO [53/101]
シーーーーン

キラ「あれ?」

水銀燈「まだ帰って来てないんじゃないの?」

キラ「変だな。この時間帯はいつもは家にいるはずなんだけど」

ピンクちゃん「テヤンデイ!」ピョン

水銀燈「あら? どうしたのよピンクちゃん?」

ピンク「テヤンデイ、テヤンデイ」ピョーンピョーン

キラ「ついてけば良いのかな?」



664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:42:07.24 ID:+F7Cd7aGO [54/101]
ピョーンピョーン

キラ「ラクスー、居るの?」テクテク

ラクス「」

キラ・水銀燈「!! ラクス!?」

キラ「ラクス、どうしたんだよ? ラクス!」

水銀燈「キラ、救急車呼びなさい!」

キラ「うん!」

水銀燈「どうして……そういえば鏡の前で倒れてる………!!」

水銀燈「まさか!」



666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:44:19.75 ID:+F7Cd7aGO [55/101]
――

ガチャ

ロラン「ただいまー」

金糸雀「お帰りなさいかしらー」

ソシエ「お邪魔しまーす」

金糸雀「ソシエ!」

ソシエ「今日は二人の為に料理しに来ましたー」

金糸雀「ワーイ」

ソシエ「金糸雀の大好きな砂糖たっぷりの卵焼きも作るからね」

金糸雀「ワーイ」



668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:47:54.84 ID:+F7Cd7aGO [56/101]
グニャ

金糸雀「あれ? テレビが、誰か来るのかしら?」

シュルルルル!

金糸雀「!!」

ロラン「何だ!?」

シュルルルル!!

金糸雀「(ロランを狙ってる!?)ピチカート!」シュウウン

金糸雀「攻撃のワルツ!」

バシン!

金糸雀「ロラン、大丈夫かしら?」

ロラン「な、なんとか……ソシエ?」



670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:53:09.03 ID:+F7Cd7aGO [57/101]
ソシエ「」

ロラン「ソシエ!」

金糸雀「しまった……(マスターだけだと思って油断してたかしら)」

ロラン「ソシエ、ソシエ!」

金糸雀「ロラン、救急車を呼ぶかしら!」

ロラン「そ、そうだね」



671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 15:55:20.78 ID:+F7Cd7aGO [58/101]
――

ミレイナ「ただいまですぅ!」ガチャ

リンダ「お帰りなさい。あら?」

ティエリア「お、お邪魔します」

リンダ「あらあらティエリア君、いらっしゃい」

ミレイナ「ティーたんも一緒です」

ティエリア「今日は、ミレイナちゃんのお家に遊びに来ました」

リンダ「どうぞ、上がって」



674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:01:18.09 ID:+F7Cd7aGO [59/101]
イアン「ん?」

ミレイナ「パパー、今日はティーたんも一緒です!」

イアン「……」

ティエリア「お、お邪魔します。お父さん」

イアン「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない」

ティエリア「!?」

リンダ「もう、あなた」

イアン「ムゥ……」

ミレイナ「もう、パパは相変わらず頑固ですね。ティーたん、ミレイナの部屋に行くですぅ」

ティエリア「う、うん」



675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:04:26.71 ID:+F7Cd7aGO [60/101]
ガチャ

ミレイナ「スィーたーん」

翠星石「お帰りですカチューシャ人間」

ティエリア「ミ、ミレイナちゃん、これは一体?」

翠星石「し、知らない人間ですぅ!」

ティエリア「人形が喋ってるだって!?」

ミレイナ「ティーたん、スィーたんはかくかくしかじかですぅ」

ティエリア「な、何だってーーー!?」

翠星石「カチューシャ人間、どうしてばらしたんですか!」

ミレイナ「ティーたんはミレイナの彼氏で将来のダーリンですぅ! だから大丈夫だと思ったんですぅ!」

ティエリア「ミ、ミレイナちゃん///」



676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:08:05.16 ID:+F7Cd7aGO [61/101]
翠星石「ほっー、このメガネ人間がですか」

ティエリア「メガネ人間ではない。僕の名前はティエリア・アーデだ」

翠星石「私の名前は翠星石です」

ティエリア「しかし、ローゼンメイデンか。信じられないな」ジッー

翠星石「ジロジロ見るなですメガネ人間! セクハラで訴えるですよ!」

ティエリア「そ、そんな」ガーン

ミレイナ「スィーたん言い過ぎですぅ」



677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:10:40.68 ID:+F7Cd7aGO [62/101]
鏡『グニャ』

翠星石「ん?」

シュルルルル!

翠星石「!!」

ティエリア「な、何だこれは?」

翠星石「チィ!」バシン

シュルルルル!

翠星石「しまったです! まだ茨が!」

ミレイナ「ひっ!」

翠星石「カチューシャ人間!」

ティエリア「ミレイナちゃん、危ない!」ガバッ



679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:13:55.00 ID:+F7Cd7aGO [63/101]
ギリッ!

ティエリア「グハァ!」バタン、カランコロン

シュル……、ズポン

翠星石「逃げられたです」

ミレイナ「ティーたん!」

ティエリア「」

ミレイナ「ティーたん、ティーたん!」

翠星石「……カチューシャ人間、救急車をy」

「ミレイナちゃん」

ミレイナ「あれ、ティーたん? どこにいるんですか?」キョロキョロ

ティエリア(眼鏡)「僕はここにいるよ。ミレイナちゃん」



680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:20:11.58 ID:+F7Cd7aGO [64/101]
翠星石「メ、メガネ!?」

ミレイナ「ティーたん!」

ティエリア(眼鏡)「意識を失う寸前にヴェーダとリンクしているこの眼鏡に意識を移したから大丈夫だよ」

ミレイナ「オッー! さすがイノベイドですぅ!」

ティエリア(眼鏡)「ミレイナちゃん、僕に眼鏡をかけてくれ」

ミレイナ「はいですぅ!」

翠星石「本当の意味でメガネ人間じゃないですか……」



681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:23:24.20 ID:+F7Cd7aGO [65/101]
カチャ

ティエリア「ふう、それにしても今のは一体?」

翠星石「あれは翠星石達の最後のドールの茨です」

ミレイナ「7体目ですか?」

翠星石「そうです。末妹です」

翠星石「カチューシャ人間、もしかしたらママさんとパパさんも危ないかもしれないです。急ぐですよ」

ミレイナ「はいです!」



682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:25:47.92 ID:+F7Cd7aGO [66/101]
タタタッ

リンダ・イアン「」

ミレイナ「ママ! パパ!」

翠星石「やっぱり……」

ティエリア「た、大変だ!」

翠星石「メガネ人間、救急車を呼ぶです!」

ティエリア「わ、わかった」

翠星石「……ついに全てのドールが揃ったんですね」



684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:29:31.10 ID:+F7Cd7aGO [67/101]
――

蒼星石「マスター、夕飯の時間だよ」ガチャ

カミーユ「そうか。もうそんな時間か」

蒼星石「勉強してたの?」

カミーユ「ああ、遅れを取り戻さないとな」

蒼星石「お母さんに言った方が良い?」

カミーユ「いや、もう行くよ」ガタッ

新しいパソコン『グニャ』

蒼星石「?」

シュルルルル!

蒼星石「!!」



685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 16:31:42.63 ID:+F7Cd7aGO [68/101]
カミーユ「なっ!?」

蒼星石「レンピカ!」シュイイン

シュピピピン!

パラパラ…

カミーユ「蒼星石、今のは一体?」

蒼星石「マスター、今のが本当の第7ドールだよ」



689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 17:01:11.13 ID:+F7Cd7aGO [69/101]
――

リビング

真紅「シャア、それは仮面?」

シャア「ああ、造ったんだ」

真紅「予備の仮面?」

シャア「いや、これはだn」

セイラ「兄さん、真紅さん、ご飯出来たわよ」

シャア「そうか。今行く」

テレビ『グニャ』

真紅「えっ?」

シュルルルル!

真紅「! これは!?」



690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 17:02:47.49 ID:+F7Cd7aGO [70/101]
シャア「何だ!?」

真紅「ホーリエ!」

シュルンシュルン!

シャア「ええい! 何だこの茨は!」

真紅「させない!」ビュオオオ

ビシンビシン! シュルル!

真紅「くっ、まだシャアを狙うの」

セイラ「キャアアアアアアアア!!!」

シャア「アルテイシア!!」

真紅「しまった! 狙いはシャアだけじゃないのね!」

セイラ「あっ……」バタン



691 名前:とりあえずここまでです。続きは後ほど。[] 投稿日:2011/01/19(水) 17:05:49.93 ID:+F7Cd7aGO [71/101]
シュルル…、ズポン

真紅「逃げたわね」

シャア「アルテイシア!」タタタッ

セイラ「」

シャア「意識を失ってる……」

真紅「シャア、救急車を呼びなさい」

シャア「真紅、今の茨は一体何なのだ!」

真紅「あれは、最後のドールの能力」

シャア「何?」

真紅「第7ドール……雪華綺晶!!!!」


701 名前:再開[] 投稿日:2011/01/19(水) 21:13:31.78 ID:+F7Cd7aGO [72/101]
水銀燈「真紅!」ガンガンガンガン

真紅「水銀燈?」ガララ

真紅「どうしたのよ? 貴女が私の所に来るなんて?」

水銀燈「とりあえずよ。それよりも私のミーディアムが雪華綺晶にやられたわ!」

真紅「何ですって!? 貴女も?」

水銀燈「何? あなたの所も?」

真紅「シャアは無事だけどアルテイシアがやられたわ」

シャア「そっちもやられたのか」ピリリリ

シャア「カミーユか」ピッ

シャア「もしもし」

カミーユ『先輩、母さんが、母さんが第7ドールにやられたんです』

シャア「君もか!」



703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 21:18:16.58 ID:+F7Cd7aGO [73/101]
カミーユ『先輩もですか?』

シャア「私は大丈夫だ。だが、アルテイシアが……」

カミーユ『そんな……』

シャア「アムロの安否も心配だ。また後で連絡する」ピッ

シャア「真紅、私はアムロに連絡するからすまないが君が代わりに救急車を呼んでくれ!
それと水銀燈、君はアルテイシアを私と一緒にソファーまで運ぶのを手伝ってくれ」

真紅「わかったわ」
水銀燈「人間を運ぶのはキツイけど、わかったわ」

グイッ、スッ

シャア「アルテイシアはこれで良い。次はアムロだな」

ピンポンピンポンピンポンピンポーン!

シャア「誰だこの欝陶しいチャイムの鳴らし方をしてるのは? ……まさかアムロがテンパってこっちに来たのか?」



704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21:21:44.87 ID:+F7Cd7aGO [74/101]
ガチャ

シャア「! マシュマー!」

マシュマー「ハア、ハア」

シャア「何故貴様がここに?」

マシュマー「ハマーン様が……ハマーン様が意識を失ったまま目覚めないのだ!」

シャア「!!!!?」

マシュマー「今、アクシズ病院に入院してる。何故意識を失ったのかはわからない。一応貴様にも報告したが私は一体どうすれば……」

シャア「マシュマー落ち着け! とにかく、ハマーンの事を知らせてくれてありがとう。後で私も行くから君はハマーンの所に行け」

マシュマー「……ああ」



705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21:25:32.75 ID:+F7Cd7aGO [75/101]
タタタッ

真紅「シャア、誰だったの?」

シャア「ハマーンの部下(?)だ。ハマーンも意識を失ったらしい。理由はわからん」

真紅「!!」

水銀燈「ハマーンって昨日来た女?」

真紅「ええ。……まさか彼女は雪華綺晶と契約を!?」

シャア「何? ハマーンが!?」

真紅「彼女は契約した相手を眠りにつかせ、永遠に夢を見させ続けるの」

真紅「巻き込まれたならまだしも、ローゼンメイデンと深く関わってない彼女が意識を失ってるとしたら理由はそれしかないわ。偶然とは思えない」

シャア「ハマーン……」

真紅「とにかく、他の皆も無事かどうか確かめるしかないわね」



706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 21:28:28.25 ID:+F7Cd7aGO [76/101]
エゥーゴ病院

シャア「カミーユ」

カミーユ「先輩!」

シャア「君のお母上の容態は?」

カミーユ「大丈夫です。でも例のドールのせいで目覚めないんです」

シャア「ああ。恐らくマスターはハマーンだ」

カミーユ「ハマーンさん?」

シャア「彼女も意識を失ってる」

カミーユ「そんな……」



707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 21:31:07.06 ID:+F7Cd7aGO [77/101]
カミーユ「アムロ先輩は?」

シャア「アムロは泣きながら『僕のタマ姉達がぐちゃぐちゃにされたよ~』って言ってた」

カミーユ「親は無事なんですか?」

シャア「奴はnのフィールドにいたから例のドールはそこで諦めたらしい。親は無事だ」

シャア「それとアムロが言うにはミレイナさんとロランさんは無事だがミレイナさんの両親とロランさんの知り合いがやられた。水銀燈のマスターもやられた」

カミーユ「みんなボロボロじゃないですか!」

シャア「カミーユ、私はアクシズ病院に行く。マシュマーにそっちに行くと約束したからな」

カミーユ「わかりました」

シャア「真紅も連れていく。例のドールが待ち伏せてる可能性もあるからな」



709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21:34:34.10 ID:+F7Cd7aGO [78/101]
アクシズ病院

ガラッ

マシュマー・キャラ「! シャア・アズナブル!」

シャア「見舞いに来たぞ」

マシュマー「そうか。来てくれたか……その鞄は何だ?」

シャア「気にするな。マシュマー、キャラ、突然だがハマーンと二人だけになりたい」

マシュマー「何?」

キャラ「どうしたのさ急に?」

シャア「頼む」

マシュマー「……わかった」



710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21:38:58.76 ID:+F7Cd7aGO [79/101]
ガラッ

シャア「……真紅、開けるぞ」パカッ

真紅「シャア、彼女の様子は?」

シャア「幸せそうに眠ってるよ。さて、ハマーンの薬指を見るか」

真紅「ええ」

シャア「……やはり指輪をしているか」

真紅「やっぱり彼女が雪華綺晶のマスターなのね」

『フフフ』

シャア・真紅「!!」

雪華綺晶「お久しぶりです。紅薔薇のお姉様」ズズズッ



711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 21:43:43.74 ID:+F7Cd7aGO [80/101]
真紅「雪華綺晶!」

シャア「貴様が雪華綺晶か。ハマーンを返せ!」

雪華綺晶「それは駄目です。彼女は私の糧となる人間。そう易々と手放しはしません」

真紅「雪華綺晶、貴女」チャキン

雪華綺晶「紅薔薇のお姉様、私はnのフィールドで待ってます。他のお姉様達にもそうお伝え下さい」ズズズッ

真紅「待ちなさい雪華綺晶!」ダッ

ズポン

真紅「逃げられた……」

シャア「真紅、ハマーン達を助けるぞ。私の家に皆を集合させる」

真紅「わかったわ」



713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21:48:33.89 ID:+F7Cd7aGO [81/101]
シャアの家

シャア「全員集まったな」

アムロ・雛苺・カミーユ・蒼星石・ミレイナ・翠星石・ロラン・金糸雀・キラ・水銀燈「……」コクッ

真紅「では、行きましょう」

-鏡-

真紅「シャア、どうしてその予備(?)の仮面も持って行くの?」

シャア「念のためさ」

真紅「? そう」

シャア「入るぞ」

真紅「ええ」



718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:07:46.93 ID:+F7Cd7aGO [82/101]
nのフィールド・雪華綺晶のフィールドに似た世界

雪華綺晶「ようこそ、お姉様方」

真紅「決着をつけるわよ。雪華綺晶(なんてプレッシャーなの。押し潰されそうなのだわ)」

カミーユ「こいつが母さんを……」

雪華綺晶「初めて見る方もいますね。では、自己紹介をしましょう。
私は誇り高きローゼンメイデンの第7ドール雪華綺晶」

シャア「雪華綺晶、何故マスター達を狙った?」

雪華綺晶「私はローザミスティカには興味がありません。
私は私のミーディアムを含めた全てのミーディアムの心を支配し、私のやり方でアリスへと昇格します。……そして、私はお父様に会います」

シャア「ふざけるな!」

雪華綺晶「ミーディアムはまだ二人しか捕えていませんが、せっかくですからオマケも手にいれました」ブオオオ

ハマーン・ラクス・ソシエ・リンダ・イアン・ヒルダ・セイラ「……」



719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:12:18.97 ID:+F7Cd7aGO [83/101]
シャア「ハマーン! アルテイシア!」

キラ「ラクス!」

ロラン「ソシエ!」

ミレイナ「ママ! パパ!」

カミーユ「母さん!」

真紅「彼女達を解放しなさい!」

雪華綺晶「嫌です。誰が貴女達の様な平和ボケした馬鹿共に」

水銀燈「言うわね。でも意外だったわぁ。こうやって話してる間に罠でも仕掛けると思ったんだけど」

雪華綺晶「その必要がないからです」

水銀燈「はぁ?」

雪華綺晶「その必要がないくらい私は力を得ました。
特に二人のミーディアム……とても強力で素晴らしい。加えて五人の人間の生命も吸収してるので尚更です」



720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:15:21.47 ID:+F7Cd7aGO [84/101]
水銀燈「そうなの。でもね、ミーディアム以外の人間から力を吸うのは私だけで良いのよ」シャキン

雪華綺晶以外の薔薇乙女達「!!!」

水銀燈「私の専売特許を奪うんじゃないわよ!!!」ゴオオオ

ガキィン!

水銀燈「!?」

雪華綺晶「フフフ……」ギリギリ

水銀燈「手から茨の剣!?」

雪華綺晶「甘いですわ黒薔薇のお姉様」ブォン

水銀燈「ぐぅ!?」バサッ

水銀燈「なんて力なの? それにあなたそんな能力あったかしら?」

雪華綺晶「私が契約したミーディアムのお陰で得ました」

雪華綺晶「では……始めましょう」



721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 22:18:38.45 ID:+F7Cd7aGO [85/101]
シュルルル、メキャメキャ

シャア「! これは!」

アムロ「茨が集まって……まるでデビルガンダムだ!」

雪華綺晶「……行きなさい」

茨のデビルガンダム『ブン!』ブォン!

ドォオオオオオン!

「うわああああああああああ!!!」

蒼星石「くっ、やるじゃないか」

雛苺「アムロ、行くの!」

アムロ「うん!」



723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:22:56.66 ID:+F7Cd7aGO [86/101]
雛苺「苺わだち!」シュルルル

茨のデビルガンダム『!?』ギチギキ

翠星石「スィドリーーーーム!」

金糸雀「破壊のシンフォニー!」

真紅「シャア、貴方の力、大量に使うわ!」
真紅「薔薇の竜!!!」

ドォオオオオオン!!!!!!!!!!

シャア「や、やったか?」ヨロッ

茨のデビルガンダム『……』

「!!!!!!!!!!!!」

真紅「効いてない!?」



724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:28:13.88 ID:+F7Cd7aGO [87/101]
水銀燈「ジャンクにしてやる!!」ゴオオオ
蒼星石「切り刻む!!」ゴオオオ

茨のデビルガンダム『…』ブン、ドゴォ

水銀燈・蒼星石「ああああああ!?」ドォン

カミーユ「まるで歯が立たないじゃないか!」

雪華綺晶「フフフ……アハハハハハ! 哀れなお姉様方。その程度の力で私に挑もうと?」

水銀燈「う、うるさいわね」ヨロッ

雪華綺晶「死にたくなければその人間達を私に渡して下さい。
そうすれば助かりますよ。そして人間共、貴方達はとても弱い存在。
自分の願望すら誰かに叶えて貰わなければならないくらい弱く、愚かな存在。笑うしかありませんね」

ロラン「違う!」

雪華綺晶「!!」

ロラン「確かに人間は弱いかもしれない。でも、それでも皆、自分の思いを実現させる為に一生懸命生きてるんだ!」

雪華綺晶「へえ」

ロラン「雪華綺晶、僕は姉妹が争い、傷つくのは嫌だ。このままずっと平穏な生活が続けば良いと思う。
……でも、君が誰かを傷つけるのなら、僕達は君を全力で止める!!」



725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:32:30.95 ID:+F7Cd7aGO [88/101]
ロラン「行くよ金糸雀!」

金糸雀「ええ、ロラン」キイイイン

金糸雀「ホワイトドールのご加護かしらーーー!」シュパアアアア!!

シャア「月光蝶だと!?」

アムロ「世界が、世界が滅ぶぞーー!」

金糸雀「これはただの演出かしら」

アムロ「なーんだ。よかった」



726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:37:40.38 ID:+F7Cd7aGO [89/101]
金糸雀「でもパワーアップは本当かしら」スッ

金糸雀「機械人形のレクイエム!!!」

茨のデビルガンダム『グオオオ!?』

雪華綺晶「!?」

キラ「効いてる!?」

水銀燈「弱ってきてるわ!」

金糸雀「まだまだあるかしら」

金糸雀「月光蝶のレクイエム!!!」ドォーン

茨のデビルガンダム『グオオオオオオオオオ!!!!!!!』ドォオオオン!

ミレイナ「あんなに苦戦した相手が一瞬で塵になったですぅ!」

翠星石「チート過ぎるですぅ!」



730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:45:48.24 ID:+F7Cd7aGO [90/101]
雪華綺晶「チィ!」ドバババ!

蒼星石「何だこの茨の数は!? 多すぎる!」

金糸雀「甘いかしら。再び機械人形のレクイエム!!!」

雪華綺晶「あ……あ……」ガクガク

シャア「動きが鈍くなった。今だ!」

雛苺「苺わだち・亀甲縛り!」シュルルル

雪華綺晶「!!」ビシビシ

雛苺「まだまだなの!」ゴゴゴゴッ

アムロ「! 巨大なガンダムが出てきた!元々巨大だけど」

雛苺「ハイパーハンマーなのーーーーー!」ゴオオオオ!!

雪華綺晶「ああああああ!!!」グシャア



731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22:49:27.18 ID:+F7Cd7aGO [91/101]
ミレイナ「いくら平和主義者のミレイナでも余りおいたが過ぎるとオシオキですぅ!」

翠星石「雪華綺晶! お前のやった事は万死に値するですぅ!」キイイイン

ミレイナ・翠星石「TRANS-AM(トランザム)!!!!」キュイイイン

翠星石「スィ……ドリィイイイイイイイイイム!!!!!!!!!!!」

ゴギャメキャズゴゴゴゴコ!!!!!

雪華綺晶「ガアアアアアアアア!!!!」ベキメキョバキ

カミーユ「行けえええええええ!!! そおおおうせえええいせきいいいいい!!!」

蒼星石「ウェイブライダー特攻ーーー!!!」ゴオオオ

雪華綺晶「オゴオオオオオ!!!!」ビキビキ



733 名前:さるさんにあいました[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:02:17.47 ID:+F7Cd7aGO [92/101]
水銀燈「さっさとラクスを返しなさぁい。そいつがいないとマンションの家賃が払えなくてこの馬鹿の住む所がなくなるのよ!」

水銀燈「行くわよキラ! 次はギャグ補正が無いから覚悟しなさい!」ズオオオオ

キラ「エロゲー出来るくらいの体力は残しといてよね!」

水銀燈「ハイマットフルバースト!!!」ドシュシュシュ!

雪華綺晶「それは避けます」ヒョイ

水銀燈「空気読めよ!!」



735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:06:48.60 ID:+F7Cd7aGO [93/101]
ロラン「うっ……」

金糸雀「大丈夫かしら? ロラン?」

ロラン「うん。大丈夫だよ」

金糸雀(限定技は余り長くは使えないかしら。
しかもカナ自身にも大きな負担がかかるし、今までのどの技よりも強く弾かなきゃいけないから気をつけなきゃいけないかしら)

真紅「これで終わりよ! 雪華綺晶!」ギュイン

雪華綺晶「!!」

ブチン

金糸雀「!! しまった、弦が全部切れたかしら!」

雪華綺晶「隙あり!!!!」シュルルル

「うわあああああああああ!!!!」

真紅「くっ……」ギチギチ

シャア「全員捕まってしまったか……」



736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:09:45.73 ID:+F7Cd7aGO [94/101]
雪華綺晶「全員……眠らせてあげます!」

シャア「マズイ」

ザシュシュシュシュ!!!

「!!!!!!!!!!!!」パラッ

雪華綺晶「何!?」

薔薇水晶「助太刀しに来ました」

蒼星翠「薔薇水晶!」

雪華綺晶「ローゼンメイデンでもないくせに邪魔を……けど、まだ!!!」スゥ……

シャア「消えただと!?」

ブシュウ!

雛苺「アァ!」バタン

アムロ「雛苺ちゃん!」



737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:13:10.93 ID:+F7Cd7aGO [95/101]
ブシュウ、ブシュウ!

翠星石「うぅ!」バタン

金糸雀「キャア!」バタン

ミレイナ「スィーたん!」

ロラン「金糸雀!」

蒼星石「クソ!」

スゥ……

蒼星石「! そこぉ!」

雪華綺晶「後ろですよ。蒼薔薇のお姉様」ザシュ

蒼星石「ガハァ!」バタン

カミーユ「蒼星石!」

シャア「奴は気配まで騙せるのか!」



739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 23:17:20.71 ID:+F7Cd7aGO [96/101]
水銀燈「どうするのよ。もう私達しかいないわよ!」

薔薇水晶「気配を消せて、さらには騙せる……とても厄介です」

真紅「落ち着いて! まだ何か策はある筈だわ!」

シャア「真紅、この仮面を被れ!」スッ

真紅「これって予備の仮面じゃないの?」

シャア「これは君の為の仮面さ」

真紅「私の? ……本当だわ。私の頭にピッタリなのだわ」スポッ

シャア「真紅、あの女に見せつけてやるぞ。私達の絆の力を、ニュータイプの力を!」



740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:20:09.55 ID:+F7Cd7aGO [97/101]
真紅「力が……沸いてくる」キイイイン

雪華綺晶『無駄ですよお姉様達。私を捉える事など不可能』

真紅(どこ? どこにいるの?)

スゥ……

真紅(そこなの?)

スゥ……スゥ……

真紅(気配が二つ? 左右から。どっちが本物なの?)

真紅(真紅、精神を集中させなさい)

スゥ、スゥシャキン

真紅「!」ピキーン

真紅「見える! 私にも敵が見えるのだわ!」

真紅「左はダミーバルーン。右が本物よ!」



742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:23:49.29 ID:+F7Cd7aGO [98/101]
雪華綺晶「!?」

真紅「喰らいなさい雪華綺晶!」

真紅「怒涛の絆パンチ!!!」

真紅「※だーわわーだーわわーだわだわで! だーわわーだーわわーだわだわよ!
だーわわーだーわわーだわだわの!
この怒りは貴女のためにあるのだわ!」
※だわわ だわわ だわたわで
だわわ だわわ だわだわよ
だわわ だわわ だわだわの
この怒りは貴女のためにあるのだわ

雪華綺晶「ミギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

バキバキバキドゴドゴドゴベキョメキグシャグチュバキィイイイイイイ!!!!!



743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:28:43.72 ID:+F7Cd7aGO [99/101]
雪華綺晶「グゥ……」ヨロッ

真紅「諦めなさい。貴女の負けよ」

雪華綺晶「まだ……こちらには……人質が……」

シャア「ええい! 起きろ! 起きるのだハマーン!」

ハマーン「……」

雪華綺晶「無駄です……私を完全に倒すか……私が解放させない限り絶対に目覚めません」

シャア「チィ、こうなれば……」

シャア「やーい、このピンクスフィンクス頭のDQN女ー」

雪華綺晶「無駄d」

ハマーン「なんだと貴様!!」クワッ!

雪華綺晶「!!!!!!!?」



744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:32:04.92 ID:+F7Cd7aGO [100/101]
真紅「目覚めた!?」

雪華綺晶「そんな……」

ハマーン「ん? 何だここは?」

シャア「ハマーン!」

ハマーン「シャア? ここはどこだ。アムロもいるな。いや、その前に何だこれは?」グイグイ

雪華綺晶「また眠らせて……」

ハマーン「これでは動けんな」

ハマーン「ヌン!」

ブチブチブチン!!!!

雪華綺晶「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」



747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 23:35:51.23 ID:+F7Cd7aGO [101/101]
蒼星石「嘘でしょ?」

翠星石「パネェですぅ!」

水銀燈・金糸雀・真紅・雛苺・薔薇水晶「テラチート!!!!!」

雪華綺晶「ありえない……」

ハマーン「ん? 貴様は確か雪華綺晶」

雪華綺晶「!!」ビクッ

ハマーン「そうだ思い出した。私は貴様と契約して騙されたのだったな」

ハマーン「雪華綺晶」スタスタ

雪華綺晶「あ……あああ……」ガタガタ


752 名前:すみません。またさるさんにやられました。 ◆qgXEy7ZweA [sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:13:37.05 ID:mgWRuAgzO [1/10]
ガシッ

ハマーン「貴様、よくもこの私を騙してくれたな」ギリギリギリ

雪華綺晶「痛い痛い痛い!!!! 頭が砕ける!!!!」ジタバタ

ハマーン「雪華綺晶!」

雪華綺晶「はい!」

ハマーン「貴様のマスターは誰だ?」

雪華綺晶「ハマーン……カーン……です」

ハマーン「ほう、マスターを呼び捨てか」ギリギリ

雪華綺晶「!! ハマーン様です! ハマーン・カーン様です!」

雪華綺晶「ハマーン様、バンザーイ!!」



753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:16:20.65 ID:mgWRuAgzO [2/10]
ハマーン「良し」パッ

雪華綺晶「た……助かった」

ハマーン「雪華綺晶」

雪華綺晶「はい! 何でございましょうかハマーン様!」ビシッ

ハマーン「今度こそ私の下僕になれ」

雪華綺晶「ハッ! 喜んで!」

真紅「最後は何か呆気なかったわね」

アムロ「さすがハマーンだね」

シャア「最初からハマーンを起こしとけば良かった」

真紅「それは言っちゃ駄目」



755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:23:03.72 ID:mgWRuAgzO [3/10]
シュルル……

シャア「アルテイシア!」
カミーユ「母さん!」
ミレイナ「ママ! パパ!」
ロラン「ソシエ!」
キラ「ラクス!」

セイラ「兄さん……」
ヒルダ「……カミーユ?」
リンダ・イアン「……ミレイナ?」
ソシエ「ロ、ロラン?」
ラクス「う~ん……キラ?」

キラ「ラクス、大丈夫?」
ラクス「キラ、ここは? あら? あなたは以前ぶつかった人?」

ロラン「ど、どうも」



756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:25:16.96 ID:mgWRuAgzO [4/10]
ラクス「リンダさんもいますし、ここはマンションではないのですか? ……! まあー、水銀燈さんの様なかわいらしいお人形さんがいっぱい!!」

薔薇乙女達・薔薇水晶「!!」

ラクス「かわいいですわーーー! 撫で撫でしてもいいですか?」
水銀燈「あなたは相変わらずね」

シャア「しかし疲れたよ。
それもこれもアリスゲームのせいで……待て、別のやり方でアリスゲームを制覇するどころか全員アリスゲームすらせずに済む方法があるぞ!」

真紅「本当!?」

シャア「父になる」
真紅「え?」

シャア「この私、シャア・アズナブルが皆(みな)の父になると言うのだよ」



759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:29:29.92 ID:mgWRuAgzO [5/10]
薔薇乙女達「……」

シャア「さあ、お父様でもお父さんでもパパでも好きなように呼びなさい。娘達よ」

水銀燈「あなた何言ってるの? 一度死んだ方が良いんじゃない?」

金糸雀「気持ち悪すぎて吐き気がするかしらー」

翠星石「思い上がってんじゃねーです糞仮面人間!」

蒼星石「変態淑女の僕でもこれは無いね」

雛苺「寝言は寝て言えよこのダメロリコン野郎めなのー」

薔薇水晶「ぶふぅ! この人本気で言ってる!」」

雪華綺晶「こんな人間がこの世に本当に存在するんですか?」

真紅「シャア、貴方は人間である資格がないのだわ」

シャア「」



760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:32:36.36 ID:mgWRuAgzO [6/10]
nのフィールドのどこか

ラブプラスの魔「終わりましたか。この世界でもまたあのグダグダな日々が始まるんですね」

ラブプラスの魔「一体アリスゲームはいつになったら決着がつくんでしょう?」

ラブプラスの魔「まあ考えても疲れるだけですしね」

ラブプラスの魔「さて、ラブプラスでもしますか。いや~三人同時に付き合うのは大変ですねー」ピコーン×3

ローゼン「……」



763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:35:25.21 ID:mgWRuAgzO [7/10]
そして月日が流れ(言うほど流れてないが)……
ワイワイキャッキャッ

雛苺「うにゅ~とファミチキの同時食いは美味しいのー」モグモグ

水銀燈「ファミチキを入れたヤクルトスープは美味しいわぁ」ズズッ

蒼星石「エヘヘヘ、また変態画像が増えたぞ」

金糸雀「ロン」

翠星石「ギャーーー!! また負けたですーーーー!!」

薔薇水晶「CHIN(チン)ガンダム・ばらしーカラー」シャキーン

雪華綺晶「Kガンダム・きらきーカラー」シャキーン

シャア「ハハハ、今日も賑やかだな」

真紅「シャア」ツンツン

シャア「どうした? 真紅?」

真紅「ちょっと話があるの。来て」



764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00:38:32.07 ID:mgWRuAgzO [8/10]
シャア「話とは何だ?」

真紅「シャア、この仮面覚えてる?」スッ

シャア「雪華綺晶の時に君に渡した君専用の仮面か。もちろん覚えるさ」

真紅「この仮面がなかったら雪華綺晶には勝てなかったと思うの。感謝してるわ」

シャア「そうか。だが礼には及ばんさ」

真紅「それで、この仮面の事で聞きたい事があるの?」

シャア「何だ?」

真紅「この仮面、私には調度良い大きさ、いえ、完全に私の頭とマッチしてるのだわ」

シャア「……何が言いたい?」

真紅「私と相性が良すぎるの。この仮面はまるで私の頭のサイズを知ってるかの様に出来てるわ」

真紅「シャア、貴方いつの間に私の頭を計ったの?」

シャア「……すまない。君が寝てる時にこっそりと」



767 名前:まいぺーす ◆qgXEy7ZweA [] 投稿日:2011/01/20(木) 00:44:30.68 ID:mgWRuAgzO [9/10]
真紅「そう。貴方そんな事してたのね」ニコッ
シャア「すまない真紅!どうしても君に内緒で作りたかったんだ!」ガバッ

真紅「本来なら怒る所だけど雪華綺晶の件があるから許してあげるわ」
シャア「ホッ」

真紅「なんて言うと思った?」

シャア「!!」

真紅「実を言うとね、ホーリエが貴方の行動の一部始終を見てたんですって。貴方ホーリエに気がつかないくらい夢中になっていたのね」

シャア「!!」

真紅「頭だけじゃなく胸、腰、お尻まで計って、そのうえ私の体を嗅ぎまくってたようね。私とした事がそれに気付けなかったなんて一生の不覚だわ」ゴゴゴゴッ

シャア「ま、待て真紅」

真紅「薔薇の尾(ローズテイル)!!!」

シャア「ギャアアアアアアアア!!!」



END



774 名前:まいぺーす ◆qgXEy7ZweA [] 投稿日:2011/01/20(木) 00:51:08.26 ID:mgWRuAgzO [10/10]
最後まで読んでくれてありがとう。

真紅「皆、保守と支援ありがとう」
雛苺「とってもとっても感謝なのー」
蒼星石「皆のお陰で終わらせる事が出来たよ」
翠星石「保守と支援乙ですぅ!」
金糸雀「本当に嬉しいかしらー」
水銀燈「この私がお礼を言ってあげるわよぉ。ア・リ・ガ・ト♪」
薔薇水晶「本当にありがとうございます」
雪華綺晶「最後まで付き合ってくれた事に感謝します」

真紅「それでは皆さん、またどこかでお会いしましょう」

水銀燈・金糸雀・翠星石・蒼星石・真紅・雛苺・雪華綺晶・薔薇水晶
「さようならーーーーーーーー!」




シャア「まきますか? まきませんか?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1295176548/

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