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上条当麻「俺が、レベル1・・・」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:21:29.28 ID:wprW+juj0
土御門「ど、どういう事ぜよ」
上条「ああ、俺も信じられない
ー上条当麻、レベル 1。だ」
土御門「ど、どういう事ぜよ」
上条「ああ、俺も信じられない
ー上条当麻、レベル 1。だ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:22:45.46 ID:wprW+juj0
~
冥土返し「君の能力がようやく解析されてね、君の力は異能の力を消すのではなく、触れた力を発動前の時間に戻す力だ」
上条「時間操作?!そりゃ解析されない訳だ」
上条「でも何でレベル1なんですか?」
冥土「確かに君の力は非常に珍しい、しかしその効果は右の手首から先までだから範囲が小さ過ぎるんだ」
冥土「だから今は暫定的にレベル1となっている」
上条「なるほど」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:24:23.88 ID:wprW+juj0
冥土「だが君が言った様に時間操作に関しては学園都市でもまだ解明しきれてない、その為に君に合う能力カリキュラムが組めないんだ、だからこのレベルの値が本当に正しいかなんてまだ誰にも分からない」
冥土「それに君の能力は天然だからね・・・ちょっとこれを耳に付けてくれ」
上条「は、はい」キュ
冥土「では少し音を流すよ」キーン
上条「・・・なんですかこの音は、どっかで聞いたことあるような」
冥土「これはキャパシティダウンというシステムでね、今回のスキャンから導入されたんだ」
上条「で、一体これはどういった効果があるのでせう」
冥土「この音を聴いて体に異常を覚える生徒は能力者、何も起こらない生徒は無能力者、といった具合に簡単に判別が出来るんだが・・・」
上条「?」
冥土「・・・君はなんともないようだね」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:25:43.38 ID:wprW+juj0
上条「ええ」
冥土「・・・ますます組みづらくなったね」
上条「・・・なんか申し訳ないです」
冥土「いや、いいんだ。久々に面白い生徒に出会った」
冥土「君の力は、応用次第で能力以外の物にも適用出来る様になるかもしれない、ま、あくまで僕の推測だけど」
上条「・・・」
冥土「ま、頑張ってくれ、よし次の生徒」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:26:55.95 ID:wprW+juj0
~
・・・ということがあったんだ」
土御門「なるほど、つまりは脱無能力者か。」
上条「そういう事になる」
土御門「・・・めでてぇにゃー上やん!」グリグリ
上条「あででででで!!やめろって!!」
~帰り道
上条「・・・」
上条「レベル・・・1、か」
上条「なんか新鮮だな」
御坂「ちょっとあんた、何ブツブツ言ってんのよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:28:00.49 ID:wprW+juj0
上条「お、御坂か、聞いてくれよ」
御坂「?特売でも行き忘れたの?」
上条「違うぞ、今日上条さんはレベルが上がったのです!!!」
御坂「」
上条「え?」
御坂「」
御坂(え、今レベルが上がったとか・・・?それって、あ、あの訳の分かんない力が強くなったってことよね??え???そ・・そんな・・・)
上条「おーい、帰ってこーい」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:29:06.10 ID:wprW+juj0
御坂「よ、よし!勝負よ!!」
上条「おいt」
御坂「場所はあの河川敷!1時間後に開始よ!!じゃっ」ダダダダ
上条「行っちまった・・・はぁ・・ふk
ーまてよ、能力がこうやってちょっとでも解明された今、授業でやたら言ってた[自分だけの現実]を作りやすくなったって事じゃないか?」
上条「だとしたら・・・
よし、相手になるか」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:30:21.16 ID:wprW+juj0
~河川敷
上条「良いぜ、こっちは」
御坂「よし、始めるわよ!」
彼女の手から光の鎗の様な物が上条に向けて放たれた。
上条「ぐっ!」キュイーン
御坂「もういっちょ!!!」バシュ
上条(幻想殺しはいつも通り・・・よしイメージするんだ、TVの逆再生を見せられてる感じで・・・弾く!)
上条「はぁあああっ!!」キュイーン
瞬間、予期せぬ事態が起きた。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:31:20.35 ID:wprW+juj0
光の鎗の大部分は力を失ったが、一部が跳ね返されて彼女に牙を剥く。
御坂「・・・跳ね返した?」
すかさず電撃で相殺させる。
唖然とした。
体が信号を出している、決して認めたくないが、コイツには勝てないと信号を出している。
上条「よし!弾ける!」
御坂「・・・」チン
彼女はポケットから一枚のコインを取り出し宙へと舞わせた。
超電磁砲だ。
御坂「・・・はああああああああっ!!!」バシュウ
上条(ヤバい、これは弾けるか・・・?ええい、ままよッ!!)
キュイーン!!
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:32:25.20 ID:wprW+juj0
~
御坂「・・・大した威力ね、超電磁砲をそっくりそのまま弾くだなんて驚いたわ」
彼女は超常現象事件から少し能力の連射性能を鍛えたらしく、 左 手 から放った超電磁砲により弾かれた己の技を相殺させていた。
上条(異能の力に包まれた物体なら弾けるか・・・)
上条「・・・やっぱレベル5は伊達じゃねぇな。よし、やめだ!」
御坂「ち、ちょっと何で!」
上条「時計見てみ」
7:15 pm
上条「帰って穀潰しにエサやんねーとヤバいんだよ、お前も門限とかあんだろ」
御坂「・・・うん、もうヤバい」
上条「そういう事、じゃまたな!」ダダ
御坂「・・私の・・超電磁砲が・・・・」
26 名前:>>23よくわかったな![] 投稿日:2010/03/22(月) 18:34:40.06 ID:wprW+juj0
~
イン「とうま!遅いn
上条「遅くなってゴメンな、今日は奨学金で買ったステーキ肉があるから勘弁してくれ!」ニコッ
イン「やった!肉!今日はお肉なんだね!?」
上条「ああ!」
イン「・・・ジュルリ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:37:24.59 ID:wprW+juj0
~
ー料理SSじゃないから工程は省かせて頂きますー
「「ごちそうさまー」」
イン「とうま」
上条「ん?」
イン「今日は何か良い事でもあったの?ずっとニヤニヤしてるんだよ」
上条「ふっふっふ、そうだ、上条さんはレベルが上がったのです!」
イン「それって凄いの?」
上条「ああ、凄く極端に言えば幻想殺しがパワーアップされたんだ」
イン「凄いね!とうま!!」
上条「(ビリビリとは違って素直に一緒に喜んでくれる・・・)グス、上条さんは嬉しいです」
イン「な、泣く事無いんだよ、はい、拭いて」フキフキ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:38:54.30 ID:wprW+juj0
上条「・・・インデックスは優しいな!」
イン「えへへ///」
イン「このまま撫で撫でしてほしいな!///」
上条「ん?こうか?」ナデナデ
(・・・やっぱインデックスの体の表面には魔術とか張り巡らせてないみたいだな)
イン「なんか・・・落ち着くんだよ・・・//」
上条「これでいいか?」
イン「ふぁ、もうちょっとしてほしんだよ」
上条「分かった分かった、よしよし」ナデナデ
イン「ふぇえぁ///」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:39:55.86 ID:wprW+juj0
~
スー・・・
上条「って、俺の膝枕で寝るなよ!」
上条「しょうがないな、よいしょ」
上条「おー軽い軽い、えーとベットに・・・と」
スー・・・
上条「・・・さて、勉強もしなきゃだな、多分これ以上の能力を使うとなったら演算無しじゃ多分無理だからな」
カリカリ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:41:03.32 ID:wprW+juj0
~一週間後
学校
小萌「はいはーい、さっさと席についてくださーい」
小萌「あ、上条ちゃん、冥土返しさんから手紙が来てるです」
上条「先生から?」
小萌「とりあえず渡しておくですよー」
上条「はいよっと」
上条「何何・・・」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:42:17.60 ID:wprW+juj0
さて、スキャンの日以来だね、元気にしているかな?まぁ君の事だから多少の無茶ならいつもしているだろうけどね。
さて前書きはここまでにしよう、
こないだ第三位の御坂君に偶然会ってね、全部聞いたよ。
どうやら超電磁砲を手一つで弾いたんだって?
全く、お陰でまたレベルについての審議だ。
今回の一件で君のレベルの値が改訂されるよ、レベル2だ。
今後は左手でも出来るように少しでもイメージトレーニングを忘れちゃ駄目だからね。
それと君からも自分の能力が何か高まったのが分かったのであればすぐに知らせてほしい。こちらから何かあった場合もすぐ君に連絡する。
冥土返し
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:43:20.45 ID:wprW+juj0
上条「レベル2・・・てことは!」
上条(奨学金up...)
上条「YES!」
青ピ「なんや上やん、どうかしt...ってええ!?レベル"2"?!」
ザワザワ...ザワザワ...
小萌「そうですよー、上条ちゃんは今日からレベル2なのです。皆もいーっぱい努力して、ガンガンレベルをあげて下さいね!おーけーですかー?」
青ピ「そうか...上やんがとうとう遠くへ」
小萌「あ、そういえば上条ちゃんは紙のテストの点数が足りてません!土御門ちゃんと青髪ちゃんと一緒に補習ですよ!」
青ピ「それでこそ上やんや!」
上条「あんなに勉強したのに・・・はぁ・・・不幸だ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:44:45.01 ID:wprW+juj0
~夕方
上条「やっと終わったー、ってビリビリかよ」
御坂「ビリビリって言うな!あたs
上条「いや、丁度良かった、ちょっと付き合ってくれるか?」
御坂「え?あ、ああ!いいわ!全然OK!!(何よ、付き合うってそっち?)」
~
上条「でだ」
上条「御坂、お前こないだ右手だけじゃなく左手でも撃ってたよな」
御坂「う、うん」
上条「あれってどうやってイメージしてるんだ?」
御坂「えっと、あれは体に電気の核みたいのがあるのをイメージして、そこから体の何処を電撃の出口にするかで電気の鎗とか出る様になってる」
上条「そうか、つまりは常に電撃が体の中をはい巡ってるって解釈で良いのか?」
御坂「そんな感じ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:46:41.65 ID:wprW+juj0
・・・・・
上条「なるほど、先生勉強になります」
御坂「え?!先生?!い、いやぁそんなことないって!」(先生・・・先生・・・)
上条「核・・・ねぇ」
(俺自体が不幸の核みたいなもんだが)
(ん・・・?不幸の核?って事は体全体に幻想殺しが掛かってるって事だよな・・・)
(てことは、左手・・・いや、体のどこでも異能の力は防げたはず)
(じゃあなんで右手以外は・・・)
(・・・!)
~じれってぇ野郎だな、んなの見りゃ分かんだろ!インデックスはこうして魔術を使ってる、それなら【インデックスは魔術を使えない】なんて言ってた教会が嘘ぶっこいてただけだろうが!~
(・・・そうか、分かった)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:48:45.77 ID:wprW+juj0
(俺は自分で自分に幻想殺しは右手しか使えないって暗示を掛けていて、能力を封じ込めていたんだ)
(演算で制御出来ないのもその為だな、俺の能力は天然だから演算は不可能だって自己暗示を掛けてただけだったんだ)
上条「・・・なるほどな」
御坂「なにがよ」
上条「御坂、ちょっと俺の左手を握って電気流してくれないか!?」
御坂「え!?手、手って」
上条「嫌か?」
御坂「べ、別に嫌じゃないわよ!ほら、手!!」
上条「はいよ(そうと分かればいける筈だッ!!)」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:49:54.78 ID:wprW+juj0
御坂「ぇ・・・電流が・・・流れない・・・・・?」
上条「やった!やったぞ御坂!!」
御坂「そんな・・・私の・・・」
上条「ありがとう!ありがとう御坂!!」ブンブン
御坂「・・・なんか、複雑な気分ね・・・」
上条「よし御坂!お礼に何でもいう事聞いてやる!何かないか?」
御坂「え?!そそそんな急」
上条「じゃあ今度でもいいからさ、何か考えておけよ!じゃあ今度な!!」ダダダダ
御坂「ち、ちょっと!!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:51:20.80 ID:wprW+juj0
~病院
ガラ
上条「先生!」
冥土「ああ、君か、どうかしたのかい?怪我にしちゃ随分とピンピンしてるけど」
上条「違いますよ先生!俺体全体に能力が行き届く様になりました!」
冥土「・・・本当なのかい?」
上条「はい!」
冥土「・・・分かった、ちょっとおいで、スキャンと実験をしよう」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:52:27.87 ID:wprW+juj0
~
冥土「・・・うん、本当に体全体に掛かってるみたいだね」
上条「てことは・・・」
冥土「そう、レベル4でいいとおもうよ」
上条「よし!これで生活費も!」
冥土「・・・苦学生だったんだね」
上条「治療費と食費が・・・」
冥土「・・・」
上条「・・・」
冥土「まぁ、君が普段から何をしてるかは僕には分からないけど、無茶はいかんよ」
上条「はい・・・」
上条「って、レベル4?!飛び級ですか?!」
冥土「・・・今更気付いたのかい?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:59:29.86 ID:wprW+juj0
冥土「君は自分に暗示を掛けてた事に気付けたんだよね?」
上条「ええ、こないだ・・・」
冥土「だとしたら演算が出来ない、といった暗示にも気付けている筈だ」
冥土「あとは簡単だ、今までみたいに自分で暗示を掛ければ能力の制御ぐらい訳ないんだよ、今の君ならね」
上条「・・イメージって大事なんですね」
冥土「君はイメージと演算を同時に無意識にしてるみたいだから、イメージトレーニングだけは毎日欠かさずにやらなきゃ駄目だからね」
上条「分かりました」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:01:02.24 ID:wprW+juj0
~
上条「レベル4・・・」
上条「これで生活費に困る事はとりあえず無いな」
上条「・・・てことはあの・・・白井だったか?と同レベルって事だよな」
上条「・・・何かあっという間に自分が変わっていくな」
上条「ま、生活費に困らなくなるからいいけど」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:02:57.40 ID:wprW+juj0
~
上条「ただいま~♪」
イン「おーかーえーりー」グダー
上条「・・・相当腹減ってんだな」
イン「当たり前だよ!お昼ご飯焼きそばパン一個じゃ足りないんだよ!」
上条「すまんインデ
イン「問答無用なんだよ!!」ガブ
上条「ぎゃああああ!!分かった分かったファミレス行くぞインデックス!!」
イン「ふぉんふぉひ?」ガブガブ
上条「本当だから!ホントですからどうか歯を頭から放して下さい姫ェ!!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:04:02.36 ID:wprW+juj0
~ファミレス
イラッシャイマセー
上条「ん?何か騒がしいな・・・」
やめて!お願いだからもういいってミサカはミサカは必死にあなたを止めてみる!
おィどうなってンだこの店の安全管理はァ?!ここに座る迄の通路でコイツ転ンだンだぞ!!ワックスちゃンと塗っとけやァ!!!ガチャァン
上条「アイツは・・・」
一通「・・・てめェは・・・」
上条「・・・おい、ここで何やってんだよ」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:09:28.05 ID:wprW+juj0
一通「それはこっちのセリフだァ三下ァ・・・俺はこの店の安全管理の悪さを優しく指摘してただけなンだよォ」
上条「・・・」
一通「文句のありそうな顔してンなァ、よし、お前にはまぐれで負けたからなァ、決着付けてやるよ」
上条「・・・あぁ、いいぜ、その曲がった精神をぶち殺してやる」
上条「インデックス、悪いな、財布置いとくから好きなの食ってて良いぞ」
一通「おいガキ、金は置いとく、好きに使え」
ウィーン
アリガトウゴザイマシター
イン「・・・」
打ち止め「・・・」
イン「・・・一緒に座ろ?」
打ち止め「うん、ミサカはミサカはあなたのお言葉に甘えてみる」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:31:18.94 ID:wprW+juj0
~第10学区某所
上条「ここなら誰にも迷惑かかんない」
一通「おいおい、人の心配してる場合かァ?」
上条「こっちは準備は出来てるz
一通「じゃァ遠慮なく」ガン
一方通行が近くの鉄筋を力強く蹴った瞬間、鉄筋が眼にも止まらぬ速さで上条に向かっていく。
上条「おわぁ!!」ガシャーン
一通「あァ?準備出来てンじゃないンですかァ?」ガン
鉄筋がもう一本、上条に向かっていく。
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:34:59.94 ID:wprW+juj0
上条(こんな時になんて無茶苦茶な事思い出してんだ俺はあ?!いやここまでレベル上がったんだしって時間がねえ本番ぶっつけでやるしかもう道は・・・イメージだイメージ、御坂の超電磁砲を弾いた時を思い出せ!)
上条「うおおおおおお!!!」
上条は高速で飛んでくる鉄筋に向かって力の限り殴りつけた。
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:36:23.21 ID:wprW+juj0
一通「・・・ァあ?」
自分が蹴飛ばした鉄筋が猛スピードで自分の元に帰ってきた事に、一方通行は眼を疑った。
一通「・・・まさかアイツ、反射か?」ガイン
上条「違う」
上条「これは幻想殺し・・・いや、本質は時間操作だ!」
一通「・・・カカカカカカカカカァ!!!!いいねいいね!やっと面白くなってきたじゃねえかァ!!!」ガン
先程とは比べ物にならない数の鉄筋が、上条を襲う。
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:37:29.68 ID:wprW+juj0
上条「やっば!!」
上条(とにかく弾きながら避けながらアイツに近付くしかねえよな!!)ガン
一通「あァ!?アイツ左手でも・・・?」
上条「あのちっちゃい子は嫌がってたな!」ダッ
上条「嫌がってて、もういいって言ってたよな!!」
上条「だったらそれでもういいじゃねぇか!!」
上条「過剰な制裁なんて誰も求めちゃいないんだよ!!」ガン
上条「大切な子を大事にしてぇってんなら、その子の迷惑ぐらい」
上条「考えろぉおお!!!」バキィ
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:38:22.78 ID:wprW+juj0
上条の拳が一方通行の顔面に直撃し、30m程飛ばされ、気を失った。
上条「はぁ・・・はあ・・・ッ」
バタン
無意識中の演算を時間操作に使い過ぎたのだろう。上条もその場に倒れ込んだ。
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:39:50.03 ID:wprW+juj0
~
・・・
上条「・・・」
・・・ま
上条「・・・」
と・・・ま
上条「・・・」
とうま!
上条「・・ん・・・」
イン「とうま、とうま」
上条「・・ああ、病院か」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:40:41.84 ID:wprW+juj0
イン「5日、寝てたんだよ」
上条「・・・そっか、ゴメンな心配」
ギュッ
イン「心配したんだから、とうま、死んじゃうかもしれないって思ったんだから」
上条「・・・前にもこんな事あったな」
イン「・・・うん」
119 名前:書き溜め終わった[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:41:44.41 ID:wprW+juj0
ガラ
冥土「・・・本当に君はここが好きだね」
上条「まぁ好きでここにいる訳じゃないんですけどね」
冥土「ま、今回は怪我自体は
比較的軽いからね、明後日には退院出来るよ」
冥土「まったく君にはたまげたよ、さっき第一位君に聞いたけど」
上条「時間操作・・・」
冥土「そう、どうやらマスターしたようだね」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:42:46.67 ID:wprW+juj0
冥土「君が寝てた間に審議があってね」
冥土「君をレベル6の位に即かせる事で満場一致だったよ」
上条「レベル6?!そんなのあるんですか?!」
冥土「そうだよ。
君の力は特別だ、と言ったろう?」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:44:02.57 ID:wprW+juj0
~
スキルアウト1「おお?結構可愛い顔してんじゃね」
ス2「だな、ちょっとこれはかわいがってやんねーとだな」
佐天「は、はなして・・」
ス3「はなして、だってよ?」
ス4「だーれが離すかって!」
ス1234「ぎゃはははは!!!」
ーおい、女の子囲んで何やってんだよ!ー
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:45:04.50 ID:wprW+juj0
ス4「?!あ、あいつは!!」
ス123「!?」
ス1234「う、うああああああああ!!!!」ダッ
佐天「・・・え、え?」
「大丈夫か?」
佐天「ありがとうございま・・・って、ああなたって・・・」
「?」
「もしかして、レベル6の・・・?」
「そ、上条当麻。」
終
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:46:08.09 ID:wprW+juj0
よし、後は好きにして頂戴!
~
冥土返し「君の能力がようやく解析されてね、君の力は異能の力を消すのではなく、触れた力を発動前の時間に戻す力だ」
上条「時間操作?!そりゃ解析されない訳だ」
上条「でも何でレベル1なんですか?」
冥土「確かに君の力は非常に珍しい、しかしその効果は右の手首から先までだから範囲が小さ過ぎるんだ」
冥土「だから今は暫定的にレベル1となっている」
上条「なるほど」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:24:23.88 ID:wprW+juj0
冥土「だが君が言った様に時間操作に関しては学園都市でもまだ解明しきれてない、その為に君に合う能力カリキュラムが組めないんだ、だからこのレベルの値が本当に正しいかなんてまだ誰にも分からない」
冥土「それに君の能力は天然だからね・・・ちょっとこれを耳に付けてくれ」
上条「は、はい」キュ
冥土「では少し音を流すよ」キーン
上条「・・・なんですかこの音は、どっかで聞いたことあるような」
冥土「これはキャパシティダウンというシステムでね、今回のスキャンから導入されたんだ」
上条「で、一体これはどういった効果があるのでせう」
冥土「この音を聴いて体に異常を覚える生徒は能力者、何も起こらない生徒は無能力者、といった具合に簡単に判別が出来るんだが・・・」
上条「?」
冥土「・・・君はなんともないようだね」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:25:43.38 ID:wprW+juj0
上条「ええ」
冥土「・・・ますます組みづらくなったね」
上条「・・・なんか申し訳ないです」
冥土「いや、いいんだ。久々に面白い生徒に出会った」
冥土「君の力は、応用次第で能力以外の物にも適用出来る様になるかもしれない、ま、あくまで僕の推測だけど」
上条「・・・」
冥土「ま、頑張ってくれ、よし次の生徒」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:26:55.95 ID:wprW+juj0
~
・・・ということがあったんだ」
土御門「なるほど、つまりは脱無能力者か。」
上条「そういう事になる」
土御門「・・・めでてぇにゃー上やん!」グリグリ
上条「あででででで!!やめろって!!」
~帰り道
上条「・・・」
上条「レベル・・・1、か」
上条「なんか新鮮だな」
御坂「ちょっとあんた、何ブツブツ言ってんのよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:28:00.49 ID:wprW+juj0
上条「お、御坂か、聞いてくれよ」
御坂「?特売でも行き忘れたの?」
上条「違うぞ、今日上条さんはレベルが上がったのです!!!」
御坂「」
上条「え?」
御坂「」
御坂(え、今レベルが上がったとか・・・?それって、あ、あの訳の分かんない力が強くなったってことよね??え???そ・・そんな・・・)
上条「おーい、帰ってこーい」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:29:06.10 ID:wprW+juj0
御坂「よ、よし!勝負よ!!」
上条「おいt」
御坂「場所はあの河川敷!1時間後に開始よ!!じゃっ」ダダダダ
上条「行っちまった・・・はぁ・・ふk
ーまてよ、能力がこうやってちょっとでも解明された今、授業でやたら言ってた[自分だけの現実]を作りやすくなったって事じゃないか?」
上条「だとしたら・・・
よし、相手になるか」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:30:21.16 ID:wprW+juj0
~河川敷
上条「良いぜ、こっちは」
御坂「よし、始めるわよ!」
彼女の手から光の鎗の様な物が上条に向けて放たれた。
上条「ぐっ!」キュイーン
御坂「もういっちょ!!!」バシュ
上条(幻想殺しはいつも通り・・・よしイメージするんだ、TVの逆再生を見せられてる感じで・・・弾く!)
上条「はぁあああっ!!」キュイーン
瞬間、予期せぬ事態が起きた。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:31:20.35 ID:wprW+juj0
光の鎗の大部分は力を失ったが、一部が跳ね返されて彼女に牙を剥く。
御坂「・・・跳ね返した?」
すかさず電撃で相殺させる。
唖然とした。
体が信号を出している、決して認めたくないが、コイツには勝てないと信号を出している。
上条「よし!弾ける!」
御坂「・・・」チン
彼女はポケットから一枚のコインを取り出し宙へと舞わせた。
超電磁砲だ。
御坂「・・・はああああああああっ!!!」バシュウ
上条(ヤバい、これは弾けるか・・・?ええい、ままよッ!!)
キュイーン!!
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:32:25.20 ID:wprW+juj0
~
御坂「・・・大した威力ね、超電磁砲をそっくりそのまま弾くだなんて驚いたわ」
彼女は超常現象事件から少し能力の連射性能を鍛えたらしく、 左 手 から放った超電磁砲により弾かれた己の技を相殺させていた。
上条(異能の力に包まれた物体なら弾けるか・・・)
上条「・・・やっぱレベル5は伊達じゃねぇな。よし、やめだ!」
御坂「ち、ちょっと何で!」
上条「時計見てみ」
7:15 pm
上条「帰って穀潰しにエサやんねーとヤバいんだよ、お前も門限とかあんだろ」
御坂「・・・うん、もうヤバい」
上条「そういう事、じゃまたな!」ダダ
御坂「・・私の・・超電磁砲が・・・・」
26 名前:>>23よくわかったな![] 投稿日:2010/03/22(月) 18:34:40.06 ID:wprW+juj0
~
イン「とうま!遅いn
上条「遅くなってゴメンな、今日は奨学金で買ったステーキ肉があるから勘弁してくれ!」ニコッ
イン「やった!肉!今日はお肉なんだね!?」
上条「ああ!」
イン「・・・ジュルリ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:37:24.59 ID:wprW+juj0
~
ー料理SSじゃないから工程は省かせて頂きますー
「「ごちそうさまー」」
イン「とうま」
上条「ん?」
イン「今日は何か良い事でもあったの?ずっとニヤニヤしてるんだよ」
上条「ふっふっふ、そうだ、上条さんはレベルが上がったのです!」
イン「それって凄いの?」
上条「ああ、凄く極端に言えば幻想殺しがパワーアップされたんだ」
イン「凄いね!とうま!!」
上条「(ビリビリとは違って素直に一緒に喜んでくれる・・・)グス、上条さんは嬉しいです」
イン「な、泣く事無いんだよ、はい、拭いて」フキフキ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:38:54.30 ID:wprW+juj0
上条「・・・インデックスは優しいな!」
イン「えへへ///」
イン「このまま撫で撫でしてほしいな!///」
上条「ん?こうか?」ナデナデ
(・・・やっぱインデックスの体の表面には魔術とか張り巡らせてないみたいだな)
イン「なんか・・・落ち着くんだよ・・・//」
上条「これでいいか?」
イン「ふぁ、もうちょっとしてほしんだよ」
上条「分かった分かった、よしよし」ナデナデ
イン「ふぇえぁ///」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:39:55.86 ID:wprW+juj0
~
スー・・・
上条「って、俺の膝枕で寝るなよ!」
上条「しょうがないな、よいしょ」
上条「おー軽い軽い、えーとベットに・・・と」
スー・・・
上条「・・・さて、勉強もしなきゃだな、多分これ以上の能力を使うとなったら演算無しじゃ多分無理だからな」
カリカリ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:41:03.32 ID:wprW+juj0
~一週間後
学校
小萌「はいはーい、さっさと席についてくださーい」
小萌「あ、上条ちゃん、冥土返しさんから手紙が来てるです」
上条「先生から?」
小萌「とりあえず渡しておくですよー」
上条「はいよっと」
上条「何何・・・」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:42:17.60 ID:wprW+juj0
さて、スキャンの日以来だね、元気にしているかな?まぁ君の事だから多少の無茶ならいつもしているだろうけどね。
さて前書きはここまでにしよう、
こないだ第三位の御坂君に偶然会ってね、全部聞いたよ。
どうやら超電磁砲を手一つで弾いたんだって?
全く、お陰でまたレベルについての審議だ。
今回の一件で君のレベルの値が改訂されるよ、レベル2だ。
今後は左手でも出来るように少しでもイメージトレーニングを忘れちゃ駄目だからね。
それと君からも自分の能力が何か高まったのが分かったのであればすぐに知らせてほしい。こちらから何かあった場合もすぐ君に連絡する。
冥土返し
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:43:20.45 ID:wprW+juj0
上条「レベル2・・・てことは!」
上条(奨学金up...)
上条「YES!」
青ピ「なんや上やん、どうかしt...ってええ!?レベル"2"?!」
ザワザワ...ザワザワ...
小萌「そうですよー、上条ちゃんは今日からレベル2なのです。皆もいーっぱい努力して、ガンガンレベルをあげて下さいね!おーけーですかー?」
青ピ「そうか...上やんがとうとう遠くへ」
小萌「あ、そういえば上条ちゃんは紙のテストの点数が足りてません!土御門ちゃんと青髪ちゃんと一緒に補習ですよ!」
青ピ「それでこそ上やんや!」
上条「あんなに勉強したのに・・・はぁ・・・不幸だ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:44:45.01 ID:wprW+juj0
~夕方
上条「やっと終わったー、ってビリビリかよ」
御坂「ビリビリって言うな!あたs
上条「いや、丁度良かった、ちょっと付き合ってくれるか?」
御坂「え?あ、ああ!いいわ!全然OK!!(何よ、付き合うってそっち?)」
~
上条「でだ」
上条「御坂、お前こないだ右手だけじゃなく左手でも撃ってたよな」
御坂「う、うん」
上条「あれってどうやってイメージしてるんだ?」
御坂「えっと、あれは体に電気の核みたいのがあるのをイメージして、そこから体の何処を電撃の出口にするかで電気の鎗とか出る様になってる」
上条「そうか、つまりは常に電撃が体の中をはい巡ってるって解釈で良いのか?」
御坂「そんな感じ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:46:41.65 ID:wprW+juj0
・・・・・
上条「なるほど、先生勉強になります」
御坂「え?!先生?!い、いやぁそんなことないって!」(先生・・・先生・・・)
上条「核・・・ねぇ」
(俺自体が不幸の核みたいなもんだが)
(ん・・・?不幸の核?って事は体全体に幻想殺しが掛かってるって事だよな・・・)
(てことは、左手・・・いや、体のどこでも異能の力は防げたはず)
(じゃあなんで右手以外は・・・)
(・・・!)
~じれってぇ野郎だな、んなの見りゃ分かんだろ!インデックスはこうして魔術を使ってる、それなら【インデックスは魔術を使えない】なんて言ってた教会が嘘ぶっこいてただけだろうが!~
(・・・そうか、分かった)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:48:45.77 ID:wprW+juj0
(俺は自分で自分に幻想殺しは右手しか使えないって暗示を掛けていて、能力を封じ込めていたんだ)
(演算で制御出来ないのもその為だな、俺の能力は天然だから演算は不可能だって自己暗示を掛けてただけだったんだ)
上条「・・・なるほどな」
御坂「なにがよ」
上条「御坂、ちょっと俺の左手を握って電気流してくれないか!?」
御坂「え!?手、手って」
上条「嫌か?」
御坂「べ、別に嫌じゃないわよ!ほら、手!!」
上条「はいよ(そうと分かればいける筈だッ!!)」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:49:54.78 ID:wprW+juj0
御坂「ぇ・・・電流が・・・流れない・・・・・?」
上条「やった!やったぞ御坂!!」
御坂「そんな・・・私の・・・」
上条「ありがとう!ありがとう御坂!!」ブンブン
御坂「・・・なんか、複雑な気分ね・・・」
上条「よし御坂!お礼に何でもいう事聞いてやる!何かないか?」
御坂「え?!そそそんな急」
上条「じゃあ今度でもいいからさ、何か考えておけよ!じゃあ今度な!!」ダダダダ
御坂「ち、ちょっと!!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:51:20.80 ID:wprW+juj0
~病院
ガラ
上条「先生!」
冥土「ああ、君か、どうかしたのかい?怪我にしちゃ随分とピンピンしてるけど」
上条「違いますよ先生!俺体全体に能力が行き届く様になりました!」
冥土「・・・本当なのかい?」
上条「はい!」
冥土「・・・分かった、ちょっとおいで、スキャンと実験をしよう」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:52:27.87 ID:wprW+juj0
~
冥土「・・・うん、本当に体全体に掛かってるみたいだね」
上条「てことは・・・」
冥土「そう、レベル4でいいとおもうよ」
上条「よし!これで生活費も!」
冥土「・・・苦学生だったんだね」
上条「治療費と食費が・・・」
冥土「・・・」
上条「・・・」
冥土「まぁ、君が普段から何をしてるかは僕には分からないけど、無茶はいかんよ」
上条「はい・・・」
上条「って、レベル4?!飛び級ですか?!」
冥土「・・・今更気付いたのかい?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:59:29.86 ID:wprW+juj0
冥土「君は自分に暗示を掛けてた事に気付けたんだよね?」
上条「ええ、こないだ・・・」
冥土「だとしたら演算が出来ない、といった暗示にも気付けている筈だ」
冥土「あとは簡単だ、今までみたいに自分で暗示を掛ければ能力の制御ぐらい訳ないんだよ、今の君ならね」
上条「・・イメージって大事なんですね」
冥土「君はイメージと演算を同時に無意識にしてるみたいだから、イメージトレーニングだけは毎日欠かさずにやらなきゃ駄目だからね」
上条「分かりました」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:01:02.24 ID:wprW+juj0
~
上条「レベル4・・・」
上条「これで生活費に困る事はとりあえず無いな」
上条「・・・てことはあの・・・白井だったか?と同レベルって事だよな」
上条「・・・何かあっという間に自分が変わっていくな」
上条「ま、生活費に困らなくなるからいいけど」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:02:57.40 ID:wprW+juj0
~
上条「ただいま~♪」
イン「おーかーえーりー」グダー
上条「・・・相当腹減ってんだな」
イン「当たり前だよ!お昼ご飯焼きそばパン一個じゃ足りないんだよ!」
上条「すまんインデ
イン「問答無用なんだよ!!」ガブ
上条「ぎゃああああ!!分かった分かったファミレス行くぞインデックス!!」
イン「ふぉんふぉひ?」ガブガブ
上条「本当だから!ホントですからどうか歯を頭から放して下さい姫ェ!!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:04:02.36 ID:wprW+juj0
~ファミレス
イラッシャイマセー
上条「ん?何か騒がしいな・・・」
やめて!お願いだからもういいってミサカはミサカは必死にあなたを止めてみる!
おィどうなってンだこの店の安全管理はァ?!ここに座る迄の通路でコイツ転ンだンだぞ!!ワックスちゃンと塗っとけやァ!!!ガチャァン
上条「アイツは・・・」
一通「・・・てめェは・・・」
上条「・・・おい、ここで何やってんだよ」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:09:28.05 ID:wprW+juj0
一通「それはこっちのセリフだァ三下ァ・・・俺はこの店の安全管理の悪さを優しく指摘してただけなンだよォ」
上条「・・・」
一通「文句のありそうな顔してンなァ、よし、お前にはまぐれで負けたからなァ、決着付けてやるよ」
上条「・・・あぁ、いいぜ、その曲がった精神をぶち殺してやる」
上条「インデックス、悪いな、財布置いとくから好きなの食ってて良いぞ」
一通「おいガキ、金は置いとく、好きに使え」
ウィーン
アリガトウゴザイマシター
イン「・・・」
打ち止め「・・・」
イン「・・・一緒に座ろ?」
打ち止め「うん、ミサカはミサカはあなたのお言葉に甘えてみる」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:31:18.94 ID:wprW+juj0
~第10学区某所
上条「ここなら誰にも迷惑かかんない」
一通「おいおい、人の心配してる場合かァ?」
上条「こっちは準備は出来てるz
一通「じゃァ遠慮なく」ガン
一方通行が近くの鉄筋を力強く蹴った瞬間、鉄筋が眼にも止まらぬ速さで上条に向かっていく。
上条「おわぁ!!」ガシャーン
一通「あァ?準備出来てンじゃないンですかァ?」ガン
鉄筋がもう一本、上条に向かっていく。
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:34:59.94 ID:wprW+juj0
上条(こんな時になんて無茶苦茶な事思い出してんだ俺はあ?!いやここまでレベル上がったんだしって時間がねえ本番ぶっつけでやるしかもう道は・・・イメージだイメージ、御坂の超電磁砲を弾いた時を思い出せ!)
上条「うおおおおおお!!!」
上条は高速で飛んでくる鉄筋に向かって力の限り殴りつけた。
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:36:23.21 ID:wprW+juj0
一通「・・・ァあ?」
自分が蹴飛ばした鉄筋が猛スピードで自分の元に帰ってきた事に、一方通行は眼を疑った。
一通「・・・まさかアイツ、反射か?」ガイン
上条「違う」
上条「これは幻想殺し・・・いや、本質は時間操作だ!」
一通「・・・カカカカカカカカカァ!!!!いいねいいね!やっと面白くなってきたじゃねえかァ!!!」ガン
先程とは比べ物にならない数の鉄筋が、上条を襲う。
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:37:29.68 ID:wprW+juj0
上条「やっば!!」
上条(とにかく弾きながら避けながらアイツに近付くしかねえよな!!)ガン
一通「あァ!?アイツ左手でも・・・?」
上条「あのちっちゃい子は嫌がってたな!」ダッ
上条「嫌がってて、もういいって言ってたよな!!」
上条「だったらそれでもういいじゃねぇか!!」
上条「過剰な制裁なんて誰も求めちゃいないんだよ!!」ガン
上条「大切な子を大事にしてぇってんなら、その子の迷惑ぐらい」
上条「考えろぉおお!!!」バキィ
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:38:22.78 ID:wprW+juj0
上条の拳が一方通行の顔面に直撃し、30m程飛ばされ、気を失った。
上条「はぁ・・・はあ・・・ッ」
バタン
無意識中の演算を時間操作に使い過ぎたのだろう。上条もその場に倒れ込んだ。
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:39:50.03 ID:wprW+juj0
~
・・・
上条「・・・」
・・・ま
上条「・・・」
と・・・ま
上条「・・・」
とうま!
上条「・・ん・・・」
イン「とうま、とうま」
上条「・・ああ、病院か」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:40:41.84 ID:wprW+juj0
イン「5日、寝てたんだよ」
上条「・・・そっか、ゴメンな心配」
ギュッ
イン「心配したんだから、とうま、死んじゃうかもしれないって思ったんだから」
上条「・・・前にもこんな事あったな」
イン「・・・うん」
119 名前:書き溜め終わった[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:41:44.41 ID:wprW+juj0
ガラ
冥土「・・・本当に君はここが好きだね」
上条「まぁ好きでここにいる訳じゃないんですけどね」
冥土「ま、今回は怪我自体は
比較的軽いからね、明後日には退院出来るよ」
冥土「まったく君にはたまげたよ、さっき第一位君に聞いたけど」
上条「時間操作・・・」
冥土「そう、どうやらマスターしたようだね」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:42:46.67 ID:wprW+juj0
冥土「君が寝てた間に審議があってね」
冥土「君をレベル6の位に即かせる事で満場一致だったよ」
上条「レベル6?!そんなのあるんですか?!」
冥土「そうだよ。
君の力は特別だ、と言ったろう?」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:44:02.57 ID:wprW+juj0
~
スキルアウト1「おお?結構可愛い顔してんじゃね」
ス2「だな、ちょっとこれはかわいがってやんねーとだな」
佐天「は、はなして・・」
ス3「はなして、だってよ?」
ス4「だーれが離すかって!」
ス1234「ぎゃはははは!!!」
ーおい、女の子囲んで何やってんだよ!ー
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:45:04.50 ID:wprW+juj0
ス4「?!あ、あいつは!!」
ス123「!?」
ス1234「う、うああああああああ!!!!」ダッ
佐天「・・・え、え?」
「大丈夫か?」
佐天「ありがとうございま・・・って、ああなたって・・・」
「?」
「もしかして、レベル6の・・・?」
「そ、上条当麻。」
終
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:46:08.09 ID:wprW+juj0
よし、後は好きにして頂戴!
<<唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」 | ホーム | 上条「ゆ、UFOに連れてこられた!?」 三浦「は、はぃ…」>>
コメント
No title
絶対能力の下りは良かった
けどセロリさんが小物過ぎるっつーか、なんかカッコわりぃな
けどセロリさんが小物過ぎるっつーか、なんかカッコわりぃな
No title
小さな頃から常に神様のご加護を受ける前の時間に戻し続けてるってことか、当麻すげー、ありえねー
こういうのはチョット……
ただの無双はつまらんよ
ただの無双はつまらんよ
No title
この話、原作風にしたら文量1000倍くらいに膨れ上がるな
上条さん経験値だけは異常に溜まってるしな
絶対能力進化実験の考え方ならレベル6くらい余裕だろ
上条さん経験値だけは異常に溜まってるしな
絶対能力進化実験の考え方ならレベル6くらい余裕だろ
No title
上条さんがレベル6なのはわかるけど時間操作ってのはちょっと無理があるだろ・・・
ここまで設定無視するなら完全オリジナルにしちゃたほうがいいんでねーの?
ここまで設定無視するなら完全オリジナルにしちゃたほうがいいんでねーの?
No title
時間操作もレベル6も全然構わないけど
オチは弱い気がする
オチは弱い気がする
No title
この発想面白いな、奪って書きたいくらいだが読んじまった以上それはできねェなーz
No title
オチが少し弱かった。
続きが読みたい。
セロリさんが小物すぎワロスwwwwwww
続きが読みたい。
セロリさんが小物すぎワロスwwwwwww
No title
この発想はなかった。
No title
う~ん。
やっぱりセロリには勝てんだろ
やっぱりセロリには勝てんだろ
No title
原作詳しく読んでないからわからんけど能力の素養格付けが出てきたってことは実は上条さんには絶対能力者の素質が~とかなってもおかしくないよな
神上だとかそれらしい描写もあるし
ただ原石の下りもあるし微妙だな…
姫神実は正ヒロイン説?
神上だとかそれらしい描写もあるし
ただ原石の下りもあるし微妙だな…
姫神実は正ヒロイン説?
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No title
続き誰か書いてほしいわ。
No title
面白い!続き期待!!
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