2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

たのむ事

432 名前:たのむ事その1[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:49:02.36 ID:bafzieI0 [6/22]
上条「悪いな、宿題教えてもらっちゃって」

美琴「別にいいわよ、昼間に世話になったし」

上条「あれはホットドッグと昼間見てもらった分でちゃらだろ」

夏休み最後の日にファミレスで
美琴は上条の宿題を手伝う
すでに日は沈んでいるが
寮の門限までは少し時間はある

美琴「で、でもその後……」

上条「どうしたんだ?」

あの後、このばかは……

美琴「な、なんでもない!」

上条「そうか。あ、この問題教えてくれ」

美琴「う、うん。これはね……」

質問された問題に答える
わりと簡単にごまかせた


433 名前:たのむ事その2[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:49:42.11 ID:bafzieI0 [7/22]
「あ、みこと! それにとーまも!」

「奇遇だね、二人とも」

見知った顔が店に入ってくる
目の前のばかの人見知りで
呼び出されて知り合った二人

美琴「こんばんは。今から夕ご飯?」

上条「おす」

インデックス「一応、もう済ませたけど、おなかすいたから来たんだよ」

ステイル「相席いいかな」

美琴「うん、いいわよ」

隣の上条が先ほどより
2割増し程度に真剣な顔で
宿題に向き合っている

返事くらいしておけ


434 名前:たのむ事その3[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:50:16.16 ID:bafzieI0 [8/22]
インデックス「店員さーん、ここからここまでおねがいするんだよ」

ステイル「僕は紅茶で」

美琴「良くそれだけ食べれるわね。夕飯すんでるんでしょ」

インデックス「これくらい朝飯前、むしろ夕飯あとなんだよ」

ステイル「はは、上手い事言うね」

美琴「……そうかしら」

宿題を睨みつけ
ひたすらに、ペンを進める上条
ちょっとは反応しろ

その時、一瞬だけ空気が震える
甲高い音を立てて、店のガラス全てが砕け散り
黒い影が、疾風のごとく
四人の前に降り立つ

「禁書目録……、悪いが一緒に来てもらうぞ」

黒いスーツを着込んだ男が静かに言った


435 名前:たのむ事その4[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:51:01.45 ID:bafzieI0 [9/22]
美琴「なるほど、呪いにかかった人を助けるためにインデックスを狙ったのね」

ところどころ焦げているスーツの男の前で
美琴が呟く
三人がかりで、襲撃者を倒し
その動機を聞きだした

ステイル「そういう事情があったとはね」

インデックス「意外と泣かせるかも」

上条「御坂、ちょっと」

無言で戦ったばかが
美琴を手招きする

美琴「ん、何? 今、結構シリアスなんだけど」

上条「上条さんが喋るたびにボケてるような言い方はやめろ。……助けに行こうと思う」

美琴「誰を」

上条「その呪われてる人」

美琴「言うと思った」

自分もそのつもりだったし
こいつも話を聞いて
放っておけるような奴じゃない


436 名前:たのむ事その5[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:51:48.20 ID:bafzieI0 [10/22]
美琴「じゃ、ちゃちゃっと行こっか」

上条「いや、お前はのこれ」

美琴「はぁ? なんでよ」

上条「門限」

美琴「そんなの黒子に頼めば……」

上条「門限」

美琴「大丈夫だって」

上条「門限」

美琴「……わかったわよ! そのかわりきっちり助けてきなさいよ!」

上条「ああ、任せておけ」

普段はどうしようもないやつだけど
こういうときは誰よりも頼りになる

上条「でも、その前に頼みがある」

美琴「ん、何よ」

上条「みんなに、俺が助けにいく事を伝えてくれ……」

頼りになるけど、
やっぱりこういうやつだ
でもこいつがいれば
その人も絶対に助かると思う

あの時、美琴達を助けてくれたように……



437 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/16(木) 17:53:09.22 ID:bafzieI0 [11/22]
以上です

闇咲さんはこの面子相手に結構頑張ったんじゃないかと思います

お目汚し失礼しました

Tag : とあるSS総合スレ

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)