2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

男「年端もいかぬ少女が好きで何が悪い!?」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:23:00.21 ID:HISe3sWZ0 [2/66]
友「残念ながら悪いよ」

男「なんで?」

友「えっと・・・エ、エッチな事とか・・・するには不適切だから・・・じゃないかな?」

男「なら、性行為をしなければいいんだな?」

友「えっと・・・」

男「あっ、あの娘かわいい」スッー

友「わぁ~男待ってぇ~」

関連
死神「こんにちは死神です」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:26:00.20 ID:HISe3sWZ0 [3/66]
男「止めんな友!!俺は彼女にこのあふれんばかりの愛を届けるんだ!!」

友「でも、さすがに小学生相手はダメだよ」

男「見た目小学生の中身高校生である可能性が否定できない。違うか?」

友「ランドセルしょってるよ」

男「コスプレだ」

友「とにかくダメだよ男。絶対ダメ!!」

男「わかったよ!・・・ったく」

友「よかった。わかってくれたんだね男」

男「なら、彼女は諦めて、向うにいる少女にするわ」

友「全然わかってなかった」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:29:00.15 ID:HISe3sWZ0
男「なんで止めるんだ友、いくらお前でも俺のこの熱い想いは止められないぞ」

友「男が犯罪者になるのなら全力で止めてみせるよ」

男「あくまでもこの俺に立ちふさがると言うのか友よ」

友「うん」

男「・・・わかった。今日の所は友に免じて引く」

友「ありがとう男」

男「あ、諦めたわけじゃないんだからね!!勘違いしないでよ!!」

友「あはは。うん、わかったよ」

男「いくか・・・(友のいない所で少女探そ・・・)」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:32:00.19 ID:HISe3sWZ0
男「さて、友と別れた事だし俺の運命の人を探すか」

・・・と、その前に少々自己紹介をしておこう

俺の名前は男

職業、高校生

好きなもの、年端もいかぬ少女

男「諸君 私は少女が好きだ」

男「諸君 私は少女が大好きだ」

男「貧乳が好きだ。無垢な笑顔が好きだ・・・」

*中略*

男「この地上で行われるありとあらゆる少女を愛でる行動が大好きだ」

ヒソヒソヒソ

男「やべ、つい声が漏れて」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:34:59.93 ID:HISe3sWZ0
そんな俺は常に少女を愛する事を人生のモットーに生きてきたわけだが

実は、一向に結果が得られない

しかも、最近では世間までもがこの俺を否定してくる始末だ

だが、そんな事で諦めたりする俺ではないのだ

ここで俺が諦めてしまったら、全世界に存在する同志達に顔向けができないのだ

だから俺は今もこうして

キョロキョロ

俺の愛すべき人を探している最中である

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:38:00.31 ID:HISe3sWZ0
男「う~ん・・・さすがに電車内でキョロキョロしてると目立つよな」

世の中にはロリコン狩りをなりわいとした悪魔のような奴が存在するらしい

男「常に周囲の警戒を怠るな」

男「・・・・・・よし。周囲に敵影なし。移動するか」スススッ

男「・・・むっ!!!」

男「おぉ、獲m・・・運命の人発見!!!」

俺は車両の隅にいた小学生ぐらいのかわいらしい少女を発見した

男「さっそく声をかけるか」スッ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:41:00.21 ID:HISe3sWZ0
男「いや、待てよ」ピタッ

男「この車両での周囲の乗客からの警戒度が高まっている・・・」

男「ここで声をかけるのは危険か・・・」

チョットー、サッキカラアノオトコブツブツトアヤシクナイ?
バカッ!ミンナッテ!ホットケヨ

男「致し方ない、少女が下車し、人気がなくなるまで待つか」ジーッ

少女「?」クルッ

男「隠密」ササッ

少女「???気のせいかな?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:44:06.66 ID:HISe3sWZ0
男「よし、少女が降りるな。では俺も・・・」

???「はいはーい、そこでストップねー」

男「むむっ!何奴!!姿を現せ!!」

???「男、アンタ何してんの?アンタの降りる駅ここじゃないでしょ?」

男「なんだ驚かせるなよ女友」

女友「ずいぶんなごあいさつね」

男「それで、何の用だよ?俺は今忙しいんだ。早くしなければ彼女が行ってしまう」

女友「待ちなって」ガシッ

男「やめろ!!時間がない!彼女が行ってしまっ・・・」プルルルル プシュー

男「ああぁぁあぁぁあぁ」ガタンガタンガタン

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:47:00.26 ID:HISe3sWZ0
男「orz」

女友「何落ち込んでるの?」

男「俺の女神が行ってしまった」

女友「何?アンタ、女の事知ってたの?」

男「ん?もしかして知ってるのか?」

女友「まぁ・・・友達だし?」

女友「てか、さっきまで隣にいたでしょ?」

男「いたか?」

女友「いました」

男「どうやら余りにも大きすぎて目に入らなかったようだな」

男「私、そこまで身長高い方じゃないんだけれど」

男「150cm越えとか巨人だろ」

女友「アンタの基準おかしいわよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:50:01.04 ID:HISe3sWZ0
女友「あと、クラスメイトの顔ぐらいいい加減覚えたら?」

男「クラスメイト?くだらないな。ババァ共には興味がねぇ」

女友「ババァって・・・」

男「知らないのか?中学生以上はよぉ・・・ババァ・・・なんだよ」

女友「殺していい?」

男「少女以外に殺されるのは勘b・・・ぐほぉ」ドゴッ

男「少女以外に殴られるなんて・・・不覚だ」

女友「まったく」

男「こうなれば、この痛みを少女からのものと自己暗示を・・・」ムムムッ

男「・・・・・・・うへへ」ニヤニヤ

女友「うわ!キモッ!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:53:00.59 ID:HISe3sWZ0
男「そうそう女友、友達なら話が早いな。彼女の事について教えてくれないか?」

女友「クラスメイトでしょ?直接聞けば?」

男「ん?クラスメイト?どういう事だ?」

女友「アンタクラスメイトの顔も覚えてないの?」

男「そんなばかな・・・クラスメイトという身近にあんな少女がいたなんて」

男「いや、逆に最初からクラスメイトなんてただのババァと決めてたから盲点に・・・」ブツブツ

女友「んじゃ、私はもう行くね」

男「どこへ行くんだ?少女を探す旅にでも出るのか?」

女友「そんな旅に出るのはアンタだけでしょ?」

男「そんなわけがないだろう。この世の男はみなその旅の道中なのだ」

女友「男の人ってみんなロリコンだったんだ・・・知らなかった」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:56:00.44 ID:HISe3sWZ0
女友「それじゃぁねー」トットット

男「・・・行ったか」

男「まったく、なぜ毎回こうも邪魔が入るんだ?」

男「だが、今度こそこの俺の邪魔はさせんぞ」キョロキョロ

男「おっ!!あの娘かわいい!!ぜひ声をかけねば」

男「コホン!・・・少々よろしいでそうか?お美しいお譲さん」

女の子「???お兄さんだれ?」

男「これは失礼。私、男・・・と申します」

男「お嬢さんのあまりにも美しさに思わずお声をかけてしまいましたが・・・お時間よろしいでしょうか?」

女の子「うわぁ・・・ものすごく怪しい人だ」

男「怪しい?いえいえ、私は決して怪しい者ではありませんよ。なんせ(自称)紳士ですので」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 20:59:00.30 ID:HISe3sWZ0
女の子「う~んと・・・」ガソゴソ

男「おや?なにかお探しですか?」

女の子「うん・・・あっ!あった」

男「むっ!もしやそれは」

女の子「それ!ポチっとなー!!」ポチッ

ビービービー

男「ばかな!!なぜ!!」

女の子「怪しい人に声をかけられたらこれを押せって言われてるから」

女の子「それに、一回押してみたかったんだよねー」

ファンファンファン

男「ばかな!!もう来たのか!?早すぎる!!」

女の子「きゃははははは」

男「くそっ!!戦略的撤退だ!!」タッタッタ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:02:04.96 ID:HISe3sWZ0
男「はぁはぁはぁ・・・」

男「なんとか逃げ切ったか・・・」

男「それにしても警察来るの早すぎだろ」

男「普段ロクな仕事しないくせに、なんでこういう時だけ・・・」

男「はぁ・・・帰るか・・・」テクテク

男「ん?なんだあれ?」

男「何かこの近くでも事件でもあったのか?・・・そうか、だからやけに来るのが早いと」

男「う~む・・・すみません」

警官「はい」

男「何かあったんですか?まさか少女が誘拐されて殺害されたとか」

警察「いやいや、大丈夫だよ。そんな事おきてないから。キミは気にしなくていい」

男「そうですか。少女が無事ならそれでいいです」

警官「(なんだコイツ・・・)」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:05:00.75 ID:HISe3sWZ0
*次の日*

男「はよー」

友「あっ!男おはよう!!」

女友「おーっす!!男ぉ!!」

男「合いか変わらずお前ら二人は早いな」

女友「男が遅いだけでしょ」

友「男は毎朝遅刻ギリギリだよね」

女友「たまには私たちみたく早く来てみたら?」

男「朝の貴重な睡眠時間を削るとかあり得ないだろ」

女友「まぁまぁ、そんな事いわずにさ、たまにいいんじゃない?」

友「そうだよ男。早起きは三文の得っていうし」

男「俺の貴重な時間が三文程度で買えるわけがないだろうが」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:08:03.59 ID:HISe3sWZ0
男「そうだ女友」

女友「ん?何?」

男「俺に昨日の女神を紹介してくれないか?」

女友「・・・は?女神?」

男「ほら、昨日お前のせいでお近づきになれなかった」

女友「あー・・・もしかして女の事?」

男「それだ!!」

女友「えー・・・どうしよっかなぁ~?」

男「なんでしぶるんだよ?いいだろ?」

女友「そういや男、昨日女の事追けてなかった?変な事しないでしょうね?」

男「この俺がするわけないだろ?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:35:01.49 ID:HISe3sWZ0
女友「怪しそうだからやめとこ」

男「なんでだよ!?」

友「ねぇ男、そろそろHR始まるよ。席につかなきゃ」

男「えぇ~い!今はそれどころじゃない!!女さーん!!女さ~ん!!!」

女友「えぇい!うるさい!!やめなさい!!」

男「女さ~ん!!いますか~!!いたら俺と結婚してくださ~い!!」

女「えっと・・・それはちょっと・・・」

男「俺の女神キター!!!」

女友「ちょ!!女!今は来ちゃダメだって!!」

女「え!?でもなんか呼ばれてたし」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:38:03.26 ID:HISe3sWZ0
男「女さん!!!」

女「は!!はい!!」

男「女さん。突然ですがお願いがあります」

女「えっと・・・なんで・・・しょうか?」

男「俺の子を・・・産んでください」

女「えっ!?・・・えぇ!!?」

女友「ちょっと!!男!!何言ってるのよ!?」

キーンコーンカーコーン

男「えぇい!!邪魔をするな女友!!」

女友「邪魔をするわよ!!当然でしょ!!」

友「えっと・・・二人とも・・・HR始まる・・・よ・・・」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:42:00.24 ID:HISe3sWZ0
男「お前知らないのか!?人の恋路を邪魔すると馬に蹴られるんだぞ!?」

女友「それでもいきなし結婚してだとかこ、ここ・・・」

男「コケコッコォー?」

女友「違う!!」

女友「子供を産んでくれとか・・・マジありえないし・・・」

男「いいじゃないか。それだけ真剣なんだ」

女友「たった今初めて会ったばっかりでしょ」

男「愛し合うのに時間なぞ関係ない」

女「あのー・・・私別に男君の事を愛しては・・・」

ガララー
ホームルームハジメルゾー

友「えっと・・・二人とも・・・先生・・・来ちゃったよ・・・あう・・・」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:44:00.17 ID:HISe3sWZ0
女「えっと・・・それじゃぁ私はこれで」

友「うん」

スタスタスタ

女友「あるわよ!!!もんのすごい!!アンタ恋愛なめてんの!?」

男「お前こそ勝手に自分の恋愛観を俺におしつけるな!!」

女友「私の恋愛観じゃなくて常識よ!!常識!!バカじゃないの!?」

オーイオマエラー
ハヤクセキニツケー

友「あの、二人とも・・・HRだから席に・・・」

男&女友「友はだまってろ(てて)!!」

友「あう・・・ごめんなさい・・・」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:47:00.12 ID:HISe3sWZ0
男「痛てぇ・・・」

女友「アンタのせいでしょ」

男「なんで俺のせいなんだ」

女友「アンタがしつこいから先生に怒られたんでしょ」

男「お前も同罪だろうが」

女友「なんですってー」

友「まぁまぁ、二人とも・・・ケンカはそこまでに」

男「ちっ!!今回は友に免じてひいてやろう。命拾いしたな」

女友「命拾いしたのはどっちだか」

友「うぅ・・・だからケンカしないでよぉ・・・」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:50:00.21 ID:HISe3sWZ0
*休み時間*

男「さて、女さんのところへいくか」

女友「アンタまた?」スクッ

男「待て待て女友。落ち着け。今は停戦中だろ」

女友「友達が酷い目にあおうとするのを見過ごすわけにはいかないわ」

男「心配するな。変な事はしない」

女友「信用できない」

男「だったら一緒に来るか?」

女友「そういうこと?」

男「女さんと友達なんだろ?三人で話そうぜ」

女友「どういう心変わり?」

男「侵害だな。お前は俺をなんだとおもってるんだ」

女友「ロリコン変態異常性欲者」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:53:00.09 ID:HISe3sWZ0
男「まぁ、確かに俺はロリコンだが。変態で異常な性欲者・・ってのは違うぞ」

女友「違わないでしょ」

男「俺は紳士だ。少女は好きだが手は出さない」

男「Yes!ロリータ!No!タッチ!」

女友「手、出しまくってるじゃない!!手当たり次第に声かけてるでしょ!!」

男「声をかけてるだけだ!!エロい事はしてない!!!」

女友「そんなの変わらんないわよ!!どうせする気なんでしょ!?」

男「待て待て。今はその話はやめにしよう。話が進まない」

女友「ごまかしてるんじゃない!!」

男「いいからいいから。早く女さんのところに行こう。休み時間終わっちまう」

女友「うぐぐ・・・ふん!!!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:56:00.16 ID:HISe3sWZ0
男「女さん」

女「はい?・・・あー、男君・・・だったよね?」

男「うわぁ!!感激です。名前覚えてくださったんですね」

女友「調子にのってるんじゃないわよ・・・」ボソッ

女「えっと・・まぁ、クラスメイトだしね」

男「あっ・・はい・・・」ポー

女「えっと・・・そんなにじっと見つめられると恥ずかしいよ」

男「はっ!!すみません。あまりの美しさゆえに正気を失っておりました」

女「えっと。男君、お願いがあるんだけどいいかな?」

男「なんなりとお申し付けください姫」

女「ひ・・姫?」

女友「女、コイツの言うことにいちいち真に受けちゃダメよ」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 21:59:00.15 ID:HISe3sWZ0
女「えっと・・・うん。それでね男君」

男「はい。いかがいたしましたか姫?肩でもお揉みしましょうか?」

女友「すんな!!」

女「いや、それはいいよ・・・」

男「そうでござますか・・・」ショボーン

女友「どさくさにまぎれて変なとこでもさわろうとしてたんでしょ」

女「私の体なんて触ってもおもしろくないよ・・・こんな貧相な体」

男「それがいいんじゃないか!!!!?」

女友「アンタは少し黙りなさい!!!」

女「あはは・・それで、そろそろ本題いいかな?」

女友「コイツが暴走するから早めにお願い」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:02:00.78 ID:HISe3sWZ0
女「それで、男君ていつもそんな変なしゃべり方なの?」

男「しゃべりかた・・・ですか?」

女「うん。クラスメイトなんだから普通にお話ししたいな」

女友「そうよ。女がアンタの口調キモイってさ」

男「キ・・・キモイ・・・」

男「orz」

女「わわっ!!そんな事いってないよ!!もぉー女友ちゃん!!」

女友「いいのよ、それぐらい言わないといつまでも調子に乗るんだから」

女「そんな事いっちゃかわいそうだよ・・・元気出して男君。そんな事思ってないから」

男「本当ですか?」

女「うん。本当だよ」

男「あぁ・・・やはりアナタは俺の女神だ・・・」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:05:00.20 ID:HISe3sWZ0
女「それで男君。私と普通にお話してくれないかな?」

男「あっ!はい!!もちろんです!!」

女「あはは、直ってないよ」

男「ごほん・・・んーんー・・・うん。もちろんだ」

男「・・・これで・・・いいのかな?」

女「うん!!バッチシだよ男君!!!」ビシッ

男「はぅあ!!!」バタン

女「わ~!!男君大丈夫~!!」

男「その笑顔ははんそ・・・く」ガクッ

女友「はぁ・・・やっぱり男に女の事教えるんじゃかなった・・・」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:08:00.18 ID:HISe3sWZ0
*放課後*

男「女さん!!一緒に帰りませんか!!」

女「もう!!違うでしょ男君!!」

男「はい?なにがでしょう?」

女「口調」

男「あっ!!そうで・・・そうだったな」

女「よし。それじゃもう一度」

男「えっと・・・女さん、一緒に帰らないか?」

女「うん。いいよ」

男「よっしゃキター!!!!!!!!!!!!」

女友「だからうるさいのよアンタ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:11:00.09 ID:HISe3sWZ0
男「なんだ女友。俺たちの邪魔をする気か?」

女友「邪魔はアンタの方でしょ?女、こんなのほっといて帰りましょ」

女「ねぇ、今日は3人で帰ろうよ。ね!いいでしょ?」

男「俺は別にいいけど」

女友「えぇ!?」

男「なんでそんなに驚いてるんだよ?」

女友「いや、てっきり二人っきりを邪魔されないよう抵抗すると・・・」

男「まぁ、いいじゃねぇかお前とはいっつも一緒に帰ってただろ?」

女友「そんなの昔の事でしょ」

男「あれ?そんな昔だったか?」

女友「そりゃそうでしょ。私は最近はだいたい女と一緒だし」

男「あーそうだっ・・・そういや、そうだったな」

女友「まぁ、いっか・・・アンタと帰るのも久しぶりだし今日は3人でも」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:14:00.13 ID:HISe3sWZ0
男「おっと、そうだ!」

男「女さん、悪いけどもう一人いいかな?」

女「もう一人?全然オッケーだよ」

男「うっし!!」

男「おーい!友ぉー!!一緒に帰ろうぜー!!」

友「男ぉ!!」

男「うぉ!!どうした!?」

友「今日は女さんの事ばかりで僕の事忘れちゃったのかと思った」

男「バカ野郎!俺がおまえの事忘れるわけないだろ」

友「男・・・」

男「友・・・」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:17:00.10 ID:HISe3sWZ0
女友「それじゃ女、帰ろうか」

女「えっ!?あの二人はいいの?」

女友「いいんじゃないの?」

男「いや、よくねぇから」

女友「アンタは友と一緒に帰れば?」

男「おいおい・・・元はと言えば今日は俺と女さんが一緒に帰ろうて話だろうが」

女友「だったらさっさとしなさいよ。いつまでも待ってらんないのよ」

女「まぁまぁ、女友ちゃん。みんなで仲良くね」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:20:00.16 ID:HISe3sWZ0
女「ふふ~ん♪」

女友「なんかやけに楽しそうね、女」

女「だって、こんな大人数で一緒に下校とか、小学生みたいじゃない?」

女友「それでなんでそんなにうれしそうなのよ?」

女「えぇ~女友ちゃんにはわからないかな?」

男「ふふ~ん♪」

女友「・・・・・・」クルッ

女友「いや、今更仲良く集団下校とか・・・ねぇ・・・」

男「シカトされた」

友「よしよし」ナデナデ

男「うぅ・・・友ぉ・・・」

女友「あぁ~・・・ウザッ!!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:23:00.06 ID:HISe3sWZ0
友「もうダメだよ女友ちゃん。あんまり男をイジメちゃ」

女友「イジメてなんかいないわよ」

友「そう?」

男「んなわけないだろうが!!これはイジメだイジメ!!イジメかっこ悪い!!」

女友「はぁ!?意味わかんないし?」

女「くすくす」

女友「大体ねぇ・・・ん?女?どうかしたの?」

女「あはは、みんな仲いいんだね」

男&女友「???」

友「うん。ね!男!女友ちゃん!!僕たちは仲良しだよね」

男&女友「いやいや、そんなわけないし」

女「あはははははっ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:26:00.08 ID:HISe3sWZ0
女「うらやましいなぁ・・・」

男&女友「どこが!?」

男&女友「!!?」

男&女友「さっきからマネす・・・」

男&女友「・・・・・・」

女「あははははははっ」

友「くすっ、二人とも何してるの?」

男&女友「だってコイツが!!」

女「あははははっ!!もうだめ・・・」

友「えっと・・・女さんが止まらなくなっちゃうから男からどうぞ」

男「コイツがマネをするからいけない」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:29:00.17 ID:HISe3sWZ0
友「次、女友ちゃん」

女友「このアホがわざとやってるウザイ」

男「なんだとコラ!!!」

女友「なによ!?事実でしょ?」

友「もうー!!二人ともケンカしないでって言ってるでしょ!!」カッ!!

男&女友「うっ・・・・・」

男&女友「ごめんなさい」ペコリ

友「よし」

女「うわ・・・すごい・・・」

女友「まぁ、友がそういうならしょうがないわよね」

男「まったく。友にはかなわんな」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:32:00.18 ID:HISe3sWZ0
女「うふふ・・・ホントうらやましい」

友「別にうらやましがる必要なんてないんじゃないかな?」

女友「そうよ女」

男「そうそう」

女「えっと・・・どういう事?」

友「女さんももう友達でしょ?」

女友「だから遠慮なんてしなくていいの」

男「そうそう。女さんは遠慮せず俺と愛を語らい合えばいいのさ」

女友「死ね」

友「もう、女友ちゃん」

女友「だってコイツがまた調子に乗るから」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:35:00.36 ID:HISe3sWZ0
女「・・・いいのかな?私がはいっても」

友「いいよ」

男「俺は超大歓迎!!」

女友「ま、私と女は元々友達だし」

女「うん・・・うん。ありがとう。みんな」

男「いよっしゃぁー!!そうときまったら今から女さん感激パーティーすんぞー!!」

女友「ちょっと!?突然ね?」

友「僕はいいよ」

男「よし、友は出席で女友は欠席と」

女友「ちょっとちょっと!!なんで私が欠席なのよ!?私も行くわよ!!」

女「えっと・・・」

男「それじゃぁ行こうか女さん」スッ

女「あっ・・・うん」ギュ

男「(うへへ・・・さりげなく女さんお手を握ったぞ・・・小せぇ・・・)」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:38:00.37 ID:HISe3sWZ0
*喫茶店*

女友「・・・で、このケーキの山は何?」

男「だってパーティーだろ?」

女友「それはわかるけどさ・・・」

男「なんだよ?何か問題あるのか?」

女「えと・・・ごめんね男君。私甘いものあんまり好きじゃないんだ」

男「えっ!?ウソ!?」

男「そんなバカな!?女の子=甘いもの好きはもはや一般常識じゃないのかよ!?」

女友「まぁ、世の中の大体の女の子は甘いもの大好きだけどね」

女友「中には女みたいな特殊な例もいるのよ」

男「あっちゃ・・・ごめん・・・女さん」

女「あわわ!!大丈夫だよ!!食べられなくはないし!!えへへ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:41:00.14 ID:HISe3sWZ0
女友「いや、あのね。これは女のための会なんだから女が無理してどうするのよ」

女「あっ・・・」

友「だ、大丈夫だよ!!!別のもの頼めばいいじゃない?ね?」

女友「でも、コレどうするのよ?」

ドーン

友「大丈夫だよ。僕、ケーキとか大好きだから」

女友「そういやそうだったわね」

男「わはは!!見たか!?俺はこれを見越していたのだ」

女友「いばってるんじゃないわよ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:44:00.16 ID:HISe3sWZ0
友「ごちそうさまでした」

女友「何これ?前よりパワーアップしてるんじゃない?」

男「俺も久しぶりに見たが・・・確かにパワーアップしてるわ」

女友「まさか山のようにあったケーキを全部食い切るなんて・・・」

男「友・・・恐ろしい子」

友「ちなみに、まだまだいけるよ」

男「男の俺にはもうついていけないわ・・・」

女友「安心して。女のアタシも同じよ」

女「えっと・・・何頼もっかなぁ・・・」

男「この雰囲気の中でも平然としてられる女さんもある意味すごいわ」

女友「同感」

友「あー、ケーキいっぱいしあわせー♪」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:47:00.24 ID:HISe3sWZ0
*夜*

男「はぁ・・・」

男「今日はまるで夢のような一日だっだぜ」

男「女さんと仲良くなれたばかりか携番やメアドまでゲットしたし」

男「あぁ・・・別れたばかりなのにもう女さんに会いたくなってきたし・・・」

男「早く明日になんねぇかなぁ・・・」

男「・・・・ん?」

男「って!!明日学校休みじゃねぇか!!」

男「ということは休み明けまで女さんはお預け?」

男「うおー!!そんなバカなぁー!!!」ドタバタドタバタ

男「・・・・はぁ。寝よう」オヤスミー

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:50:00.08 ID:HISe3sWZ0
*次の日*

男「はぁ・・・生きる気力が湧かない」

男「なんとかして女さんと会えないだろうか?」

男「う~ん・・・そうだ!!」

男「ショッピングモールに行こう!!」

男「基本このあたりは田舎だからな。あそこなら女さんもいるかも」

男「うおおぉ!!待っててくれ女さぁーん!!今会いに行くからなー!!」

ドタドタ バタン

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:53:00.23 ID:HISe3sWZ0
*ショッピングモール内*

男「さ~て、女さんはどこかなぁ~」キョロキョロ

男「・・・・・・」

男「・・・いない」

男「まぁ、冷静に考えているわけないよな」

女「あれ?男君?」

男「へっ!?」

女「こんにちはー!男君もお買いもの?」

男「うわぁお!!!!」バッ

女「きゃぁ!!!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:56:00.19 ID:HISe3sWZ0
男「お、おおお、女・・・さん?」

女「あぁ・・・ビックリしたぁ・・・」

男「あ、ご、ごめん。大丈夫?どこかぶつけたりしなかった?」

女「うん。ビックリしただけでなんともないよ」

男「よかった」

女「うん。ありがと」

男「(ど、どどどどうしよう・・・まさか本当に会えるとは・・・)」

男「・・・・・・(ヤバイ、何を話せばいいのかわからなくなってきた)」ピヨピヨピヨピヨ

女「ねぇ、男君」

男「はい!!」

女「よかったら、私とデート・・・しよっか」

男「・・・・・・・はい?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 22:59:00.11 ID:HISe3sWZ0
男「(落ち着け・・・デートしよう?)」

男「(確かにそういうったか?聞き間違いじゃないか?)」

男「(そうだよ!なんで俺がいきなりデートに誘われるんだ!?ありえないだろ!!)」

男「(ということは何と聞き間違えたんだ?デート?デイト?デイトン?)」

男「(そうか!!デイトン合意についてどう思いますか?・・・か!!!)」

男「(つまり、女さんは俺に近年のボスニア・ヘルツェゴヒナにおける民族問題についての見解を求めているのか)」

男「わかったよ女さん」

女「ホント!?よかったーそれじゃぁお話しながら歩こ」

男「あぁ」

男「(ここで俺の立派な考察を述べて女さんにアピールしなくては!!!)」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:02:00.21 ID:HISe3sWZ0
女「うわぁ・・・あの服かわいい・・・」

女「ねぇねぇ、男君はどう思う?」

男「(きた!!!)」

男「(いくぜ女さん・・・これが俺の見解だ!!!)」バァン

男「そうだね・・・女さん」

女「ん?何?」

男「俺はさ・・・(中略)・・・という考えなんだけど・・・女さんはどう思う?」

男「(決まった・・・即興で組み立てた見解にしては最高の出来だった)」

男「(これなら学術講演会でだって論じる事ができるぜ!!)」

女「えっと・・・???」

男「えと、なんかおかしなとこあったかな?」

女「すみません・・・なんの話でしょう?」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:05:00.09 ID:HISe3sWZ0
男「えっと・・・何の話って・・・」

男「ボスニア・ヘルツェゴヒナにおける民族問題についての俺の見解だけど」

女「ボスニア・ヘルツェゴヒナ?民族問題?」

男「いや、だから・・・女さん、俺にデイトン合意についての意見を求めてきたでしょ?」

男「だから俺なりについての見解も述べてみたつもりなんだけど・・・」

女「ねぇねぇ、男君」

男「何?」

女「デイトン合意て何の事?」

男「・・・・・あれ?」

女「私はあの服についての男君の感想が聞きたかったんだけど」

男「あっ・・・いや、その・・・だってさっきデイトン合意って」

女「そんな事一言も言ってないけど」

男「なんだってー!!!!」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:08:00.01 ID:HISe3sWZ0
女「あははははははっ」

男「・・・・・・・」

女「あーおかしぃー」

男「・・・笑わないでくれ」

女「だって・・・まさかデートを聞き間違えて・・・デイトン合意とか・・・ぷぷっ」

女「全然違うじゃん。どうやったら聞き間違えるの?」

男「もう忘れてくれ」

女「えへへ、やーだよ!!もう忘れられませーん!!」

男「うわーん!!これをネタにまた女友にいびられるー!!イヤダー!!!」

女「大丈夫だよ」

男「うぅ・・・何がだよ」

女「二人だけの秘密にしよ、ねっ♪」

男「うっ!!(ヤバイ!!この笑顔反則だろ!!)」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:10:59.87 ID:HISe3sWZ0
男「あっ・・・あぁ・・・女さんが・・・そうしてくれるなら」カァー

女「あれ?男君顔が赤いよ?風邪?」

男「なんでもな!!!気にしないでくれ!!」

女「うん。わかった」

男「・・・・・・」

女「ふんふふ~ん」

男「(あぁ!!ダメだダメだ!!さっきから全然だ!!)」

男「はぁ・・・(さっきから女さんにカッコイイとこ見せるどころかマイナスだらけ)」

男「(こんなんで女さんと付き合うとか夢のまた夢じゃないか)」

女「ふんふふ~ん」

男「あぁ・・・それにしても女さんはかわいいなぁ・・・」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:14:02.53 ID:HISe3sWZ0
女「ふんふ・・・ふぇ!?」

女「あ、あああ。あの、あの・・・お、男君・・・今、なん・・・て?」

男「あっ!!(しまっ!!心の声が!!)」

男「いや・・・あのその・・・(ヤバイ!!どうする!?どう誤魔化せば?)」

女「・・・男君」

男「は、はい!!」

女「えへへ。ありがと。で、でもさ、いきなりそんな事言われると」

女「て、照れちゃうよ(///」

男「ご、ごめん。今度からはあらかじめちゃんという」

女「う、うん・・・よろしく」

男「(・・・て、あらかじめに言うとかなんかおかしくないか?)」

男「(・・・ま、女さんも気にしてないし・・・いっか)」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:17:00.04 ID:HISe3sWZ0
男「・・・・・・」テクテク

女「・・・・・・」テクテク

男「(ヤバイ・・・恥ずかしくて話をするどころか女さんの顔すらまともに見れない)」

女「・・・・・・」チラッ

男「!!?」

女「Σ!!?」サッ

男「・・・・・・」

男「(なんだこれ・・・)」

女「(どうしよう、男君があんな事言うから・・・うぅ・・・恥ずかしいよぉ・・・)」

男「・・・・・・ん!?」

女「男君?どうかした?」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:20:00.19 ID:HISe3sWZ0
男「ちょっとごめん女さん」

女「どうかしたの男く・・・きゃ!!」グッ

男「ごめんね、今は俺に黙って付いてきて」

女「・・・・・・うん(///」

男「見つけた」

少女「うぅぅ・・・」

男「ねぇ、キミ」

少女「だ、だれ!?」ビクッ

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:22:59.90 ID:HISe3sWZ0
男「キミ、もしかしてママとはぐれちゃったんじゃないのかな?」

少女「・・・・・・」

男「違う?」

少女「・・・・・・うん」

男「どこら辺ではぐれちゃったかわかる?」

少女「わかんない」

男「そっか、それじゃぁ、お兄ちゃんが一緒に探してあげるよ」

少女「ホント?」

男「ホントだよ。お兄ちゃんがキミんもママを絶対に見つけてあげるから」

少女「ありがと、お兄ちゃん」

男「よし、さっそく行こう」スッ

少女「うん!!」ギュ

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:27:00.21 ID:HISe3sWZ0
女「男君・・・」

男「そういうわけで、悪いけど女さんも付き合ってくれるかな」

女「あっ・・・うん」

男「よかったな、このお姉ちゃんも一緒に探してくれるってさ」

少女「お姉ちゃん・・・ありがと」

女「あっ・・・うん。どういたしまして」

男「さてと・・・行くか」

女「あてはあるの?」

男「ん~・・・地道にそれらしき人と場所を当たってくしかないんじゃない?」

女「あはは・・・がんばろっか」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:29:00.16 ID:HISe3sWZ0
少女「ママー」

ママ「少女!!もう駄目じゃない!!勝手にどっかいったりして・・・」

少女「あぅ・・・ごめんなさい」

ママ「まったくこの子は・・・」

少女「あのねママ、このお兄ちゃんとお姉ちゃんが探すの手伝ってくれたの」

ママ「そうですか、どうもありがとうございます」ペコリ

男「あっ、いえ・・・大したことは」

女「そ、そうですよ・・・結局放送で呼び出してもらいましたし」

ママ「いえ、それでもありがとうございます」ペコペコ

男「あはは、どうも」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:31:59.85 ID:HISe3sWZ0
男「ふぅ・・・いったか」

女「お疲れ様、男君」

男「ごめんね、面倒事に付き合わせちゃって」

女「いいのいいの。ちょっつと疲れたけど私も楽しかったから」

男「放送で呼び出してもらうってのにもっと早く気が付ければなぁ・・・」

女「うふふ、それほど男君はあのこのために集中してたって事だよ」

男「まぁ、そういう事にしといてください」

女「それじゃ、帰ろうか」

男「あぁ」

女「・・・・・・」ギュッ

男「えっ・・・」

女「さっきまで三人で手をつないでたからさ・・・続き・・・ね」

男「あっ・・・うん・・・」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:35:03.44 ID:HISe3sWZ0
*帰り途*

ガタンゴトン

男「・・・・・・」

女「・・・・・・」

男「(これはどういうシチュエーションなんだ)」

男「(電車内で手をつないだままとか・・・)」

男「(これじゃまるで俺たち恋人同士みたいじゃねぇか)」ドキドキドキ

キィー ゴトン プシュー

女「あっ、私この駅だから」

男「あっ・・・」

女「それじゃ・・・また学校でね」パッ

男「あっ・・・うん(そんな・・・もう終わりなのかよ・・・)」

女「バイバイ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:38:00.06 ID:HISe3sWZ0
男「!!!?」バッ ギュ

女「・・・えっ」

prrrrrrrr

女「あ、男・・・君?」

男「・・・・・・」

ハッシャシマース シマルドアニゴチュウイグダサイ

女「えと・・・ドアしまっ・・・」

プシュー ガタン

女「あっ・・・ドア・・・閉まっちゃった」

ガタンゴトンガタンゴトン

女「お、男君?」

男「なぁ、女さん。今から俺の家にこないか?」

女「・・・」えっ!?

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:41:00.27 ID:HISe3sWZ0
女「男君の・・・家?」

男「あぁ」

女「・・・・・・」

男「ダメかな?」

女「うん。わかった」

男「よかった」

女「もう・・・男君、強引だね」

男「ご、ごめん」

女「無理やり乗り過ごさせておきながらそんな事いうなんて」

男「ごめん。イヤならすぐに引き返して・・・」

女「へっへーん!!もう遅いよぉーだ!!男君のお家拝見させてもらうんだから!!」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:44:00.30 ID:HISe3sWZ0
*男宅*

ガチャ

男「さ、入って」

女「お、おじゃましまーす」ソローリ

男「なんでそんなに慎重なの?」

女「だ、だって・・・その・・・男の子のお家にお邪魔するとか・・・初めてだし」

男「まぁまぁ、そんなに気にする必要ないよ」

女「うん。そうだねリラックスリラックス」

男「俺の部屋2階だから」

女「えっと・・・その前にご両親にごあいさつを・・・」

男「えっと、親は今いないんだ」

女「お二人ともまだお仕事?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:47:00.13 ID:HISe3sWZ0
男「まぁ・・・仕事といっちゃ仕事かなぁ・・・」

女「???」

男「なんつーか、親父が今単身赴任中でさ。それでお袋も親父について行っちまってるんだよ」

男「まったく、年甲斐もなくいまだにラブラブでさ。ウザイぐらいだからちょうどいいんだけど」

女「へぇー・・・えっ!?てことは・・・もしかして・・・」

女「今、この家にいるのは私たち二人だけ?」

男「まぁ・・・その・・・うん」

女「えぇええぇぇえぇ!!!!」

女「き、ききき、聞いてないよ!?」

男「ご、ごめん!!ちょっと言うタイミング逃して」

男「えっと・・・帰る?」

女「え・・・えと・・・」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:50:00.18 ID:HISe3sWZ0
女「いいよ・・・」

男「えっ!?」

女「私は・・・二人きりでも・・・いいよ」

男「本当にいいのか?」

女「う、うん」

男「そ、そうか・・・」

女「そ、その代わり!!へ、へんな事とか・・・しないで・・・ね」

男「あ!当たり前だろ!!!しないしない!!絶対しない!!」

女「な、なら・・・いいよ」

男「う、うん」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:53:00.34 ID:HISe3sWZ0
男「お、お茶・・・ど、どうぞ・・・」コトッ

女「あ・・・ありがと」

男「・・・・・・・」

女「・・・・・・・」

男「(うあぁ・・・勢いでここまで来てしまったが早まったか!?)」

男「(で、でも、ここまで来てしまったんだ。す、するしか・・・するしかない!!)」

男「あっ!!あの!?」

女「はい!!な・・・なんでしょう?」

男「えと・・・な・・・なんでもありません」ドキドキドキドキ

女「そ・・・そうですか・・・」ドキドキドキドキ

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:56:00.07 ID:HISe3sWZ0
男「(何やってんだ!!俺!!するんだろ!!告白するんだろうが!!)」

女「うぅぅ・・・(///」ズズッ

男「(はぁ・・・お茶をすする姿もかぁいいなぁ・・・)」

男「(って!!そうじゃないだろ!!)」

男「(いけ!!俺!!言うんだ!!好きだって!!)」

男&女「あの!!」

男&女「あっ・・・」

男&女「お先にどうぞ」

男&女「・・・・・・」

男「女さんどうぞ」

女「・・・うん」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/16(火) 23:59:00.21 ID:HISe3sWZ0 [66/66]
女「男君はさ・・・」

男「う、うん・・・」

女「・・・したい?」

男「えっ?何を?」

女「あの・・・その・・・エ、エッチな事・・・とか」

男「はいぃ!!!??」

女「あ、あのあのあのね!!あのその!!ち、違うの!!違うから」

男「あ、うん。わかった。わかってるわかってる」

女「・・・・・・」

女「その・・・男くんはさ・・・私みたいな人でも・・・したいって・・・考えたりするの?」

男「エ、エッチ・・・な事を?」

女「・・・・・・うん(///」

男「な、なんですとぉーーー!!!!!!」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:02:00.17 ID:uPhuvKAl0 [1/40]
女「ちょっ、ちょっと・・・うるさいよ男君」

男「あっ!!ごめん」

女「あ、あのね・・ほら、私さ小さいでしょ?」

男「あっ・・うん」

女「あはは・・・まるで小学生みたいだし・・・オッパイだってペチャンコだし」

女「女として魅力ゼロじゃない?」

男「そんな事はない!!!!!」ガシッ

女「えっ!?」

男「俺は好きだ!!大好きだ!!女さんの体が大好きだ!!」

男「いや、むしろ女さんが小さいから大好きなんだ!!!」

男「俺にとっては女さんお魅力はゼロなんかじゃない!!∞だああぁぁぁぁ!!!!」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:05:00.13 ID:uPhuvKAl0 [2/40]
男「はっ!?」パッ

女「あっ」クラッ

男「って、しまっ!!」ガシッ

女「あっ・・・」

男「(って!!この体制は!!)」

女「男君・・・」キッ

男「女さ・・・ん!!?」

チュ

男「ふぉんなは・・・」

女「ん・・・んっ・・・」スッ

男「「お・・女さん・・・」

女「ありがとう。こんな私を好きでいてくれて」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:07:59.89 ID:uPhuvKAl0 [3/40]
男「えっ・・・あの・・・その・・・」

男「(今、もしかしなくても俺キスされた?)」

女「私ね、この体型がコンプレックスだったんだ」

男「「あっ・・うん」

女「こんな子供みたいな体じゃ男の子なんて見向きもされないだろうし・・・」

女「私ね、恋愛とか諦めてたんだ」

男「女さん・・・」

女「うれしかった・・・男君に好きだって言ってくれて・・・」

女「さっきの言葉・・・信じてもいいんだよね?」

男「あ、当たり前だろ!!」

女「よかったぁ・・・」ポロポロ

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:11:00.31 ID:uPhuvKAl0 [4/40]
男「女さん。顔をあげて」

女「やだ・・・今泣いたちゃってるから・・・あっ!?」グイッ

女「やだ・・・見ないで」

男「涙、拭くよ」グイッ

女「んっ・・・」

男「キレイになった」

女「あっ・・・うん」

男「それじゃ、今度は俺の方から」

女「えっ!?んっ・・・」チュ

男「・・・・・・」

女「んっ・・・ん・・・」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:14:00.23 ID:uPhuvKAl0 [5/40]
スッ

女「あっ・・・」

男「好きだ!!女さん。一昨日初めてキミを見た時から」

女「私も・・・私はどうかな?もしかしたらたった今かも」

男「それでも俺はかまわないよ」

女「うん。ありがと・・」

男「女さん」

女「うん・・・」

チュ

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:17:00.13 ID:uPhuvKAl0 [6/40]
女「えへへ・・・」

男「(///」

女「あー男君照れてるー!!顔真っ赤だよー!!」

男「なっ!!女さんだって!!」

女「女・・・でいいよ」

男「えっ!?」

女「だって私たち恋人同士になったんでしょ?さん付けとか変じゃない?」

男「あっ・・・うん。そう・・だな」

女「・・・・・・」

男「ど、どうした?」

女「私たち、恋人同士に・・・なったんだよね?」

男「あぁ、そうだよ。俺たちは・・・恋人同士だ」

女「ならよし!!!」

男「???」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:20:00.00 ID:uPhuvKAl0 [7/40]
女「とにかくこれからは女と呼び捨てにする事!!いい?」

男「あぁ。それじゃ俺の事も男と・・・」

女「ん~っと・・・それなんだけど・・・私はこのままじゃダメ・・かな?」

男「えと・・・まぁいいけど・・・なんで?」

女「ん~なんかね。君付けのほうが呼びやすいかなぁ・・・て」

男「あはは・・いいよ(く、くやしくなんかないぞ!!!)」

女「えへへ、それじゃこれからよろしくね。彼氏さん♪」

男「あぁ、こちらこそよろしく・・・彼女さん」

女「えへへ・・・彼女さんかぁ・・・えへへ」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:23:00.17 ID:uPhuvKAl0 [8/40]
女「まさかこんな出会ったばっかなのに恋人同士になるなんてね」

男「もうちょっとゆっくりの方がよかったかな?」

女「うぅん。こっちの方がいいよ!!すごいドラマチックじゃない!?」

女「私、憧れてたんだー」

男「そうか、よかったよ」

女「それじゃ、私は帰るね」

男「えっ!?う、・・・うん」

女「それとも・・・してく?」

男「えっ!・・いや・・・あの・・・その」

女「あはは!!冗談だよ!!」

男「冗談だったのか・・・」orz

女「そういうのはもう少ししたらしようね」

男「あっ!!・・・うん(///」

女「あはは、じゃぁねー男君!!バイバーイ」ブンブン

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:26:00.17 ID:uPhuvKAl0 [9/40]
男「・・・・・・」ギュ

男「痛ぇ・・・夢じゃないか」

男「・・・・・・・」

男「いよっしゃあぁぁ!!!!!!」

男「女さんと恋人どうしになれたぞぉ!!!」

男「いやっほぉおおぉぉおぉ!!!!!!」

男「あはははははははははははっ」

男「っと。あんまり騒いだら近所迷惑だよな」

男「・・・・ふふふ」

男「あーっはっはっは!!ダメだ!!笑いが止まんねぇよ!!!」

男「ダメだダメだ!!少し早いけど夕飯の用意でもして気を紛らわせるか」

男「あーっはっはっは!!」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 00:29:00.26 ID:uPhuvKAl0 [10/40]


女「・・・はぁ」

女「・・・恋人・・・かぁ・・・」

女「まさか私に仮とはいえ恋人ができるなんてなぁ・・・ふふっ」

女「でも、まさかここまでうまくいくとは思わなかったなぁ」

女「まったく、男は単純なんだから」

女「・・・ん?あぁ、はいはい」

女「わかってますよー」

女「まさか、私が本気になるとでも?」

女「もちろんですよ。忘れてるわけないじゃないですか」

女「はい・・・はい・・・それでは」

女「さて・・・始めましょうかね」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:02:00.39 ID:uPhuvKAl0 [11/40]
*休み明け*

男「はよー」

友「男、おはよう」

女「男君おはよー」ニコニコ

女友「やーっときたかー男ー!!」

男「ん?どうかしたか?」

女友「あっ、いやその女がね」

友「女さん、休みの間にすごい良い事があったんだって」

女友「そうそう、なんかやけにニコニコしてたからさ」

女友「聞いてみたら男が来たら話すって」

男「なるほど(ん?女さんに良い事?それってもしかして・・・)」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:05:00.18 ID:uPhuvKAl0 [12/40]
女「それじゃぁ、もう言っちゃおうか男君」ニヘラー

男「・・・あぁ・・・なるほどね。うん、そうしようか?」

友&女友「???」

男「ごほん!!あー・・・ちょっといいか?二人とも」

女友「何?女の事きになるんだから早く済ませてよね」

男「イヤ、実はな・・・その・・・女さんの良い事って・・・俺知ってるんだわ」

女友「えっ!?どういう事?」

友「休み中に女さんに会って聞いたのかな?」

女友「何よそれ!?男だけずるいわよ!!」

男「いやいや、そうじゃないんだ・・・それがな」

女友「何よ?はっきりしなさいよ」

男「女、せーので一緒に言わないか?」ボソッ

女「うん、わかった」ボソッ

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:08:00.13 ID:uPhuvKAl0 [13/40]
友「二人でこそこそ何話してるの?」

男「いいからいいから・・・俺たちの話を聞いてくれ」

女友「俺・・・たち?」

男「ごほん!!・・・せーの!!」

男「俺たち!!」 女「私たち!!」

男&女「お付き合いすることになりました!!」バーン

友&女友「・・・・・・」

男「えっと・・・そういう事なんだ」

女「えへへ・・・ごめんね黙ってて(///」

女友「えっと・・・付き合うって・・・えっ!?」

女「うん」

女友「な、何をお付き合い???」

男「「はい!?何を・・・???」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:11:00.19 ID:uPhuvKAl0 [14/40]
女友「あー・・・二人でビリヤードでもはじめたのかな?あはは?」

男「なんだそれは」

女「二人で(ビリヤードの)球を(キューで)突きあうって事じゃない?」

男「なるほど・・・って!!なんでだよ!!!」

女友「いやいや、だったら何を突き合うのよ!!
まさかアンタエッチな意味でとか言うんじゃないわよね!?」

女友「わかってんのアンタ・・・女に手を出したらぶち殺すわよ」ゴゴゴゴゴ

男「いやいや待て待て!!それはまだしていない!!」

女友「まだって何よ!!まだって!!する気満々じゃない!!?」

男「わー待て待て!!暴力はんたーい!!!」

女「待って!!女友ちゃん!!」

女友「止めないで女!!この性犯罪者は今この場で息の根を止めないと!!」

女「だから違うの!!?」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:14:00.36 ID:uPhuvKAl0 [15/40]
女友「違うって・・・どういう事よ」

女「それは・・・こういう事だから」

男「へっ!?」グイッ

女「・・・・・・」ギュギュ

女友「ちょ!?女!!なんで男に抱きついて!?」

女「聞いて女友ちゃん・・・私たち恋人同士になったの」

女友「えっ!・うそ・・・女、何言って・・・」

女「本当の事なの」

女友「女・・・アンタ・・・本気なの?」

女「うん。私、男君の事好きだよ」

男「っ・・・(////」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:17:00.11 ID:uPhuvKAl0 [16/40]
女友「・・・・・・」

女「・・・・・・」

男「あーそのー」

女友「男!!」

男「はい!!」

女友「アンタはどうなの?」

男「お、俺は・・・」

女友「本気なの?女の事本気で好きなの?」

男「・・・あぁ。好きだ」

女友「Σ!!?」

女友「・・・・・・そう。わかったわ」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:20:00.28 ID:uPhuvKAl0 [17/40]
男「い、いいのか?俺たちが付き合っても」

女友「何言ってんのよ。アンタたちが本気なら私に止める権利があるわけないでしょ?」

女「女友ちゃん・・・」

男「女友・・・ありがとう」

女友「いい?女の事ちゃんと幸せにしてあげるのよ?泣かせたりしたら承知しないからね」

男「あぁ、わかってるよ」

女友「ったく・・・良い顔しちゃって・・・ねぇ、友は・・・友?」

友「・・・・・・・」

男「友?どうした?」

友「・・・・・・・」

男「し、死んでる!!?」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:23:00.84 ID:uPhuvKAl0 [18/40]
女友「バカな事いってんじゃないわよ!?生きてるでしょうが!!」

友「友!!しっかりして!!戻ってきなさい!!!」

友「・・・ははっ・・・うそ・・・うそだよ」

友「二人が付き合う?・・・恋人同士?・・・・あははははっ」

女友「しっかりして!!友ぉ!!!」

友「そんなのうそだよおおおおぉぉおぉぉ!!!!!!」ガタッ

ダダダダダダダダダダダダ

男「あっ・・・」

女「・・・行っちゃ・・・」

女友「・・・・・・った」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:26:00.10 ID:uPhuvKAl0 [19/40]
男「あー・・・どうすっか・・・」

女「そうだね、もうすぐHR始まるし呼び戻してこないと」

男「いや、そういう問題じゃねーだろ」

女友「はいはい。友は私にまかせといて」

男「いいのか?」

女友「まぁ、あの子の気持ちも少しはわかるからさ・・・」

女友「ま、大船にのったつもりでまかせといてよ!!」

女友「ちゃんとアンタたちの仲認めさせてみせるからさ」

男「そっか、まかせたよ女友」

女友「へへっ!!この私にまかせなさい!!!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 01:29:03.69 ID:uPhuvKAl0 [20/40]


友「はぁ・・・僕何してるんだろう?」

女友「見つけたよ友」

友「・・・女友ちゃん」

女友「よっこらせっと」ズズッ

友「くすっ」

女友「ちょっとー、なんで笑うのよ?」

友「あはは、だって、なんか今のすごくオヤジ臭い」

女友「あぁー・・・確かに今のはないわね」

友「あはははっ」

女友「もう!!笑いすぎ!!」

友「うん、うん・・ごめんね。もう笑わないから」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 02:00:02.21 ID:uPhuvKAl0 [21/40]
友「・・・・・・」

女友「・・・・・・友はさ」

友「ん?何?」

女友「納得できない?」

友「・・・・・・うぅん。そんな事ないよ」

友「二人ともお似合いだと思う」

女友「なら、どうして逃げたのよ?」

友「僕は、逃げた・・・のかなぁ?」

女友「そうね」

友「そうだね。これはきっと逃げだ」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 02:06:03.18 ID:uPhuvKAl0 [22/40]
友「僕はさ・・・」

女友「うん」

友「これからもずっと・・・大人になってもずっと一緒だと思ってた」

女友「うん」

友「男は相変わらず小っちゃな女の子追いかけまわしてて・・・」

友「女友は、そんな男に怒って、男とケンカになって・・」

友「僕はその様子を見てあたふたするだけで・・・」

女友「・・・うん」

友「でも、最後はそんな事まるでなかったように三人で笑い合っている」

友「女さんが増えて4人になったけど・・・そんな光景がずっと続くと思ってた」

女友「・・・・・・・」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 02:09:00.75 ID:uPhuvKAl0 [23/40]
友「二人が付き合うって事はさ、必然的に二人の時間が増えるんだよね?」

女友「あの二人の事だから私たちの事はこれまでと同じようにかまってくるとは思うけどね」

友「そうだね」

友「・・・でもさ」

友「きっと、これまでと何もかも同じようにはならないと思う」

女友「・・・・・・」

友「僕はさ、たぶんさびしいんだと思う」

友「悔しいんだと思う」

友「今までずっと一緒にいた男を、女さんに取られちゃうのが」

女友「友・・・」

友「でも、良いんだ」

女友「えっ!?」

友「僕は・・・男が幸せなら・・・それだけで十分」

女友「友・・・アンタ・・・」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 02:12:00.87 ID:uPhuvKAl0 [24/40]
女友「いいの?それで本当にいいの?」

友「いいの」

友「少なくとも、女友ちゃんはそれでいいんでしょ?それでいいから認めたんだよね?」

女友「あっ・・・」

友「・・・・・戻ろう。HRに遅れちゃうう」

女友「もう遅いわよ。チャイムなんてとっくに鳴ったじゃない」

友「えっ!!あわわ!!どうしよ!?」

女友「まぁ、いいんじゃない?たまにはね」

友「もぉー、いい加減だなぁ・・・女友ちゃんは」

女友「あははははははっ」

友「もう・・・あははははは」

女友「あははははははっ」

友「あははははははっ」


男「年端もいかぬ少女が好きで何が悪い!?」-2
続きます

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)