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美琴「可愛い!」禁書「…気安く触らないで欲しいんだよアバズレ」-3

美琴「可愛い!」禁書「…気安く触らないで欲しいんだよアバズレ」-2
続きです
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 08:12:20.61 ID:jh7kizIeO [63/81]
御坂美琴が白井黒子の穢れなき秘部を味わい続けて50余年、いや、50余分。
歯止めの利かなくなった御坂の欲望は白井の恥部を第2の故郷として、そこに生き、産み、育て、そして死んでいった


宇宙世紀0079。白井の願望からもっとも近い御坂のサイド3はオマン公国を名乗り、白井の恥丘連邦政府に独立戦争を挑んできた

この後一ヶ月余りの、いや一時間あまりの戦いによって両者の性欲は半数にまで減少した


人々は己の行いに恐怖した

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 08:19:50.83 ID:jh7kizIeO [64/81]
初春「ニヤリ」

初春「ミッション・コンプリート」


黒子「初春、お仕事ですの?」

初春「えぇ、御覧になりますか?」

黒子「どれどれ」(..)

PC「美琴『ここがエデンよ!!!』黒子『ザッツオール!!!』」

黒子「」°°(Д )

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 08:23:45.36 ID:jh7kizIeO [65/81]
黒子「なっなっなっ、初春!?これはどういう事ですの!?」

初春「」ニヤニヤ

黒子「くっ……」

佐天「へー、こぉんな感じなんだぁ~」

黒子「!?」

初春「あっ、佐天さんの脳に直接動画を送ってるだけだから」

黒子「!!!?」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 08:35:26.62 ID:jh7kizIeO [66/81]
黒子「なんという……!?」

初春「まだ試験段階の技術だから、どうなるかわからないんだけど」

初春「佐天さんも力を得られて喜んでますよ?」

初春「脳って不思議ですね?」

黒子「う、初春っっ!!」

初春「無駄です」

黒子「!?…からだが動かない!?」

初春「残留思念の逆行。いわゆる金縛りですね」

初春「わたしがパソコンで演算式を打ち込んで作る人為的なものですが……」

黒子「………っっっ!!!」

初春「黒子さん?今からあなたには佐天さんとおんなじ私の人形になってもらいます」

黒子「」ゾワッ

初春「大丈夫ですよ、電極をさしこむだけなんで」


ヤバい 寝落ちがこんなに早いとは……

そろそろ寝る……

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 17:15:58.52 ID:jh7kizIeO [67/81]

ぷすっ

黒子の頸に何かが差し込まれた。初春称す『電極』。
黒子の意識は混濁し
目の前にいる少女の指令を忠実にこなす奴隷となった


初春が求めていたものが揃った。後は、試作品をの完成させるだけ……


試作品の完成とともに初春は初春の幸せを手に入れることが出来るからだ……

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 17:48:39.01 ID:jh7kizIeO [68/81]
ここでの目的を達成した初春は余裕から、その部屋の他の残留思念を漁りだした。「覗き」である

黒子と佐天さんは初春の両肩の後ろからディスプレイを覗き込む


うふふ~、私のしもべですからね。個人的な趣味を分かち合うのも良いでしょう


ディスプレイに写し出される昨晩の御坂美琴の痴態


うわぉ、これはこれは……。二人とも、見てますか?

コクリと頷く二人

この御坂さんの相手、誰なんでしょうね~白井さん?

……インデックス…様

あら、ご存知なのですか?
お姉さまの、恋人………

後ろにいた白井黒子が泣いているのに気付いた初春はディスプレイを閉じた

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 17:59:45.87 ID:jh7kizIeO [69/81]
初春「ごめんなさい、白井さん」

黒子「ごめんなさい、もうなんとも思わないですのよわたくし……」

黒子「お姉さまはインデックス様のものですから……」


初春「さて、佐天さんは解放してもいーんですけどね」

初春「このままドッキリさせるのも悪くないかも……」

初春「つまらない現実の中で眠り見た長い夢、その夢から覚めたら、何と王子さまとの結婚式!」

初春「なんてね!」

佐天「えへへ~」

初春「佐天さんもそれがいいみたいですね!」

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 18:06:53.26 ID:jh7kizIeO [70/81]
初春「白井さんには指令がありますの!」

黒子「はいですの」

初春「このとある研究機関の職員全員に電極を打ち込んで下さい!」

初春「あなたなら金属矢の要領で100%成功させられますわ!!」

黒子「了解ですの!」

黒子「白井黒子、出撃します!ですの!!!」テレポート


初春「さて、我々は帰りますか」

佐天「はーい」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 18:19:35.70 ID:jh7kizIeO [71/81]
ちょっとして、初春のノートパソコンに黒子からの連絡が入った。ミッション・コンプリート

初春「早っ!さすが白井さんですね」

初春「白井さん、残りの電極を研究所に残して下さい。以上で当面の貴女の仕事は終わりですわ。と」


ディスプレイに了解の返信が来る

初春「佐天さん、あなたの言う通り。白井さんの起用は効果大でしたわ」


初春「後は研究所で完成してもらうだけね。研究員さん、頑張ってくださいね」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 18:35:15.29 ID:jh7kizIeO [72/81]
電極。初春の開発したそれは人の深層意識を支配するもの

初春の指令こそが絶対。しかし、対象が強く否定するものには拒否反応が出てしまう

そこを詰めたい。しかし初春個人では限界がある。なら専門家に任せたら?

今の電極をその筋の研究員に任せれば問題無く完成させるであろう。あとはこの秘密を如何に守るかである


初春は無用の混乱は望まない。ただ望んだことが廻りの世界にちょっと、いや、大分受け入れられないだけだ。

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 18:46:25.29 ID:jh7kizIeO [73/81]

初春が電極のとある特性に気付くまで、初春・佐天はしばらく物語から姿を消します


翌日・放課後

美琴「黒子、インデックスのとこに行ってくるね」

美琴「誰かに聞かれたら」

黒子「立ち読みに行ってる、ですわね。わかっておりますのよ」

美琴「ありがとう黒子!いってきまーす!!!」

黒子「行ってらっしゃいお姉さま」




黒子「はぁ」

黒子「なぜですの?お姉さまへの気持ちが以前よりも押さえきれなくなってますの」

黒子「わたくしは愛の虜囚。」

黒子「お姉さまを支えられるだけで幸せですの!」


黒子「お姉さまを支えられるだけで幸せですのよ……」

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:04:55.57 ID:jh7kizIeO [74/81]
更に幾日

美琴はインデックスの元へ行った。黒子は一人悶え苦しむ



黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

黒子「体が熱いですの!!心が寒いですの!!」

黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」




…オネエサマ オネエサマ オネエサマ アッー!!



黒子「ふぅ」

黒子「……やってしまいましたですの……」


黒子「……って、もうこんな時間じゃないですか!?」

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:08:13.17 ID:jh7kizIeO [75/81]



黒子「今頃お姉さまは」

黒子「インデックス様と」




黒子「ウッウッウッ………」



黒子「…大好きですの、お姉さま……」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:10:56.16 ID:jh7kizIeO [76/81]



黒子「……耐えられない」


黒子「……耐えなきゃいけない」





黒子「日に日に耐えられなくなる……」

黒子「わたくしはこんなに弱い存在ですの?」




黒子「あぁ……」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:19:07.59 ID:jh7kizIeO [77/81]
インデックスだよ!

今日の美琴とのデートとっても楽しかったんだよ!

美琴はわたしの全てを与えてくれる、さすがインデックスの嫁!なんだよ!
きゃっ///


美琴をそのあととーまの部屋に案内したんだよ!とーまのいない部屋で……

もちろんちゅ~も、…ェッチもしたんだよ。きゃっ///


そしてそのあとは二人で仲睦まじいピロートーク……
二人きりの部屋、永遠に続きそうな幸せ……


わたし、幸せなんだよ

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:21:46.88 ID:jh7kizIeO [78/81]
禁書「美琴…」

美琴「インデックス」

ちゅ~


禁書「二人きり」

禁書「二人だけの部屋」

禁書「二人だけの空間なんだよ……」

美琴「ぅん……///」





スフィンクス(ワシは貝になりたい)

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:31:46.92 ID:jh7kizIeO [79/81]
美琴「じゃあね!インデックス」

禁書「またなんだよ!美琴!」

スフィンクス「みゃー」(後生やからウチで盛るのだけはヤメてや)

禁書「あ、スフィンクスもいたんだ!」

スフィンクス(どーもすいません。ってオイ)

美琴「あはは、スフィンクスもじゃーね!」

スフィンクス「にゃー」(頼むからウチで盛らんといてや。大事やから二回ゆうたで!ワシの言葉分かれへんねやろけど!!)




スフィンクス(……ワシの言葉わかっててもまた盛んのやろけどな。マジでどっか疎開地あらへんのかいな?)

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:40:21.26 ID:jh7kizIeO [80/81]
美琴「ただいまー!黒子~」

美琴「……どしたのよ!?」

黒子「」ベスベス

美琴「…何かあったの?」

黒子「………ですの……」ベスベス

美琴「え? 黒子「黒子はせつないですの!!!」

黒子「黒子は、黒子は、お姉さまは……、お姉さまは黒子のものですのよ!!」

美琴「まったく」チュッ

黒子「!」ドキン

美琴「はいはい、今晩はそれなりに相手したげるわよ」

美琴「あの時のお礼よ。原因はあんただけどね」ギュッ


黒子「…しあわせですの……」ポー

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 19:48:51.34 ID:jh7kizIeO [81/81]







美琴「どうよ黒子、こんなもんで」ハァハァ

黒子「ぅ……、黒子、しあわせですのよ……?」ハァハァ

美琴「じゃ、そろそろおやすみね」

美琴「…わたしもいい練習になったわ!また気が向いたら相手してあげる☆」

黒子「ぅ………」




黒子(違いますの、かつてわたくしが望んだことですが、いまは違うんですの……)

黒子(ごくたまに体だけ頂ければ満足と思って、今の関係をのぞんだのはわたくしですのに…)

黒子(わたくしがわたくしの約束を守れないんですの……)


黒子(お姉さまが欲しい……)

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 20:07:06.15 ID:jh7kizIeO

お姉さまは寝息を立てている。

どうして?どうしてその寝息を、同じベッドで感じられないのでしょう?

こっそりお姉さまのベッドへ忍び込めば、それは叶えられるし、きっと今なら許してくれます

あさ、目覚めた時に「もうっ、黒子っ」とでも言いながらわたくしの頭を小突いて笑ってくれるでしょう


お姉さまのベッドへ忍び込めば、わたくしのこの望みが叶うのに
なぜ出来ないのでしょう


そうしたら、お姉さまが遠ざかる訳ではなく、遠ざかってしまうから
それは、わたくしが遠い遠いお姉さまを蜃気楼のように近くに感じているから

いま、わたくしが近づけばお姉さまはその分、遠ざからずに遠ざかる。
最初からわかっているのだ


その蜃気楼を望んだのは自分で、お姉さまは望みに答えてくれただけ。
追いかけても、遠ざかっても、同じ距離に居てくれる、それで充分でしたのに………


わたくし、本当のお姉さまにもう一度会いたい。遠い遠い場所にいるお姉さまにたどり着きたい。
例えそれでボロボロになってもいい。お姉さまの答えがわたくしの望まないものでもかまわない

本物のお姉さまに触れたい………


270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 20:19:22.99 ID:jh7kizIeO
朝、叩き起こされる


睡眠不足。君のせいだよ~

なんてねウフフ!



あぁ、疲れましたの……

美琴「どーしたのよ黒子、あんたらしくないわよ」

黒子「ごめんなさいですの……」


ゴシゴシ、ゴシゴシ…
目をしつこくしつこくこする。お姉さまに見られたくない。きっとクマができてるし、なにより泣き腫らしたのを悟られたくない……

黒子「……おトイレですの!」ダッ

そう言ってわたくしはお姉さまを振り切る

美琴「?」

美琴「早くしないと遅刻するわよ?わたし先にでるからね~?」

黒子「はいですの!」


271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 20:27:37.62 ID:jh7kizIeO
鏡を見ると、自分でもバカらしいぐらい何ともなかった。ちょっと目が赤いだけ。

何が目は心の窓だクソ
何ともないじゃないか
それとも自分の心は実はこの程度なのだろうか?


やけにイライラする

鏡の中のわたしにこう言ってやった



「おはようですの白井さん、今朝は貴女の作った蜃気楼で悲劇のヒロイン気取りですのね?」


272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 20:39:24.14 ID:jh7kizIeO
わからない、自分がどうしたらいいのか

何をしたいか、何をしたいか?



これは解る。お姉さまが欲しい。自分一人だけのお姉さま。それはわたくしを愛していて、愛していて、愛し尽くしていて

私だけしか見えない、そんなお姉さまが欲しい
どうやって手に入れるか?






考えなんて無駄だ。今晩、お姉さまにそのまま告白しよう

その後の事は、その後の事だ。

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 21:50:10.15 ID:jh7kizIeO

授業、どうでもいい時間



放課後、寮、お姉さまが出てゆく


はやく帰ってきて?黒子お話がありますの



まだ?



まだですの?




門限ギリギリ、お姉さまが帰ってきた。

楽しい時間を一秒でも長くする心得を、最近お姉さまは身に付けておりますわね



わたくしを好きになれば、そんな小細工、必要ありませんのに……

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 21:58:43.45 ID:jh7kizIeO

美琴「ただいま」

美琴「」

黒子「お帰りなさいまし」ギュー

美琴「何してんのよあんたは……、はー……」

黒子「///」

美琴「はいはい、よしよし」ナデナデ…

黒子「///」カァー




黒子「お姉さま」

黒子「お話がありますの」


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:08:45.32 ID:jh7kizIeO

黒子「わたくし、今のお姉さまとの関係が嫌です」

美琴「そっかそっか」



美琴「…え?」

黒子「わたくしを、お姉さまの恋人にして下さいまし!」


黒子「インデックス様と別れて、黒子を選んでくださいまし!」

美琴「…あんた!何言い出すのよ!?」

美琴「バカ言うんじゃないわよ!!」

黒子「お姉さま!!!」


美琴「離しなさい」

美琴「あたしから離れて」


281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:22:26.55 ID:jh7kizIeO

美琴にそう言われた黒子は、一層美琴を強く抱き締めた

美琴が実力行使で振りほどこうとすると、その直前に黒子は美琴からはなれた


黒子「………」

美琴「……」



美琴「どうしちゃったわけ?黒子、何かいつもと違う……」

落ち着きを取り戻した美琴は黒子に問いかける


黒子「その通りですの」

黒子「黒子は今までの黒子よりもずっとずっとお姉さまを独占したいですの!」

黒子「受け入れられなくても結構ですわ」

黒子「インデックス様を選ぶならば、黒子はここから居なくなるだけですの!!!」


282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:31:06.14 ID:jh7kizIeO

美琴「居なくなるって、何処へ行くのよ!?」

黒子「知りませんわ!!」

黒子「それは、それはお姉さまが……」

黒子「お姉さまが、インデックス様をえらんでから……」ヒック

黒子「考えますわ…」ヒック

美琴「……」

黒子「うわーん!!!お姉さま!早く行ってくださいまし!!答えは決まっているのでしょう!?」


美琴「バカ!何であんたが居なくなるのよ?居なくならなきゃいけないのよ!!!」

黒子「答えで下さいまし!!」

美琴「ダメよ!あぁもう!!そんなの絶対ダメよ!!!」


283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:36:15.20 ID:jh7kizIeO

美琴「いい!?良く聞いて!わたしはインデックスが好きよ!!?だけど……」

黒子「」テレポート

美琴「わたしはあんたも……!」

美琴「」

美琴「」



美琴「黒子?」




美琴「黒子?ねぇ、どこ行ったのよ!?どこに行ったのよ!!!」


284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:48:17.73 ID:jh7kizIeO
公園・女子トイレ個室


黒子「うっうっう゛っうあっ……」

黒子「うぁっうぁっうぁ………」



黒子「ぶわあぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」

となりの個室「ど、どうしたんだよ!!?」

黒子「!?」

となりの個室「何?おとなりさん!?大丈夫なのかな!?」

黒子「な、何でもないですのよ!!!聞かないで下さいまし!」テレポート

となりの個室「い、今行くんだよ!どこか痛かったりするんじゃないのかな!?」フキフキ…… ジャアーッ




禁書「あ、あれ?」Σ(゜д゜;)

禁書「誰も、居ないんだよ…………?」


禁書「」ゾーッ


285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 22:59:15.16 ID:jh7kizIeO

禁書「」



禁書「ワタシハナニモキカナカッタンダヨ……」ガタガタ


禁書「ひいッ!!」


あわててその場を立ち去ろうとしたインデックス。出口に向かって駆け出そうとしたその時、目の前に暗い暗いオーラを纏った少女がいた

が、良く見れば白井黒子であった



禁書「く、くろこ…?だよね…?」

黒子「!?」テレポー!?

黒子(え、演算がまとまらない!精神状態が悪すぎるせいですの!?)

黒子(そもそもが別の座標にとんだ筈ですものね……)



黒子「…はい」

黒子「白井黒子です……」

287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:09:51.83 ID:jh7kizIeO
公園・ベンチ


禁書「………」


黒子「すみません。」


黒子は洗いざらい話した。自分が横恋慕した、という形でだが
いや、事実そうなのだが、お姉さまを横取りされたというそんな感情が

自らの愛をどこか正当化していた



話していて黒子は、なんでよりによって彼女にそんな話をしてしまったのか、深く後悔し始める。
振られた話を、その障碍に話すなんて、なんて馬鹿馬鹿しい話なんだろう?



黒子は自らを落ち着かせるための話で、自ら混乱していった


288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:20:16.28 ID:jh7kizIeO
黒子は話せば話すほど困惑する。なぜ、この相手に?

それはインデックスも同じ事で、なぜ自分がこの話を聞かねばならないのか困惑した。


例えるなら、暗殺相手に暗殺の協力を頼むような、話の筋ではなく土台を間違えた話。ミイラ取りがミイラになる前に既にミイラだった。この話はそんな話の類いなのだ


しかし話を辞めるべき方も、辞めさせるべき方も、何もできない



黒子は話しきった。話しきってしまった


290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:26:43.79 ID:jh7kizIeO
黒子「以上、ですの」


黒子は話し終えて、愉快になった。とんだお人好しだ。なんて素敵な出来事!


黒子「あはははははっ!」


普段自分はこんな大口あけて笑っただろうか?
こんな大声で、

こんなに笑いたくなったのはいつ以来だろう

あははははは!あははははは!


インデックスは更に困惑を強めながらも、黒子の笑い声が本当に愉快だとわかっているようだった



禁書「黒子、今日は家に泊まればいいんだよ」


291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:30:48.60 ID:jh7kizIeO
えっ?


禁書「だって今日は帰りたく無いでしょう?」

禁書「今日はとーま居ないし、寝るとこならあるから」


でも--


禁書「野宿するつもりだったのかな?」


正直に言えばそのつもりでしたの--


禁書「いいから来るんだよ!」グイ


292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:41:58.76 ID:jh7kizIeO
上条宅


禁書「ただいま!なんだよ!」

スフィンクス「にゃー」(おせーぞアホンダラ、メシやメシ!……ん?)

黒子「おじゃまします……ですの」

スフィンクス(おー、ウチの二人を救ってくれた恩人やありまへんか!あー、どうぞどうぞ、なーんもありまへんけど……)

禁書「さっ、黒子。お風呂でも入って来るんだよ!」

黒子「あ、そんな…」

禁書「大泣きした後はお風呂!!世界共通なんだよ!」バシバシ

黒子「わ、わかりましたですの」


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:50:26.39 ID:jh7kizIeO
風呂場


ふっと鏡をみたら、今朝のそれが杞憂ではなかったことを知る。


空、落ちちゃったね?


困った小鳥は狩人の懐に飛び込んで、

そして呉越同舟。
なぜ、インデックスがここまで優しいんだろう?


お風呂に浸かる
顔も鼻でしか呼吸できない所まで沈める
ほほと目の間がジンジンする


295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/05(金) 23:57:30.08 ID:jh7kizIeO

禁書「あ、ご飯なんだよ!」

さっきみた一般家庭の机パンパンに出前が並んでいる

禁書「軽めに頼んだんだけど、足りなかったらまた頼むんだよ!」

軽めに?これが?と思いながら座ると、床にも寿司の重箱があった

黒子「話には聞いておりましたが、なんというかその、健康でございますわね」

禁書「多かったかな?」

黒子「これならわたくしが20人いても満腹にできますのよ」


296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 00:12:22.18 ID:+BNGyAeNO
翌日、早目に起床した黒子は「ありがとう」と置き手紙して寮へ帰った。




--美琴がいる。寝ている。

良かった。


美琴と顔をあわせたくはない。
しかし、抱き着いてしまいたくもある


黒子は自分の精神衛生を極めて乱すそれを視界から、頭から、できるだけ振り払う

振り払いきってしまえれば、どんなに幸せだろう?でもそれは叶わない。そしてそれは、望んではいない



--もういい。目的だけを果たそう



黒子は自らの学習用具を持ち、部屋を立ち去った


297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 00:18:34.17 ID:+BNGyAeNO
誰も居ない教室


放課後か日直でもない限り、めったにない空間


そしてこの時間


話し相手が誰も居ない時間
やることもない時間


そういえば英語の小テストがあったっけ……



黒子は、所在無さげに単語帳をめくった。


298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 00:37:38.12 ID:+BNGyAeNO
そろそろみんながくる


誰かの足音が聞こえる



誰かが黒子の教室を開けた






しかし、黒子はそこに居なかった


299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 00:41:39.57 ID:+BNGyAeNO

上条宅


戻ってきてしまった

授業を受ける筈だったのに

きっと誰にも会いたくなかったんだろう
誰かの足音があんなに怖いなんて



誰にも会いたくない?
ここにはインデックスがいるのに?



「インデックス様……」

黒子はそう呟いた

301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 00:51:16.08 ID:+BNGyAeNO
禁書「あ、おはようなんだよ黒子!」

インデックスは今起きた様子であった

黒子「おはようございます!インデックス様!」

黒子は慌てて先程の置き手紙を後ろ手に隠した
しかし、インデックスはもう見ていたようだった

禁書「学校に行ったんじゃなかったのかな?」

黒子「あ、それは……」

禁書「いーよ、どうせとーま帰ってこないし。ウチに居なよ」

黒子「ぁ」


黒子「そ、そうさせて頂きますの……」


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:13:19.03 ID:+BNGyAeNO
午後3時過ぎ


禁書「それじゃ黒子…、そろそろわたし美琴と会ってくるんだよ?」

黒子「あの、わたくしのことはどうか秘密に願いますの……」

禁書「わかってるんだよ!」

黒子「すみません……」

禁書「わたしも黒子には助けられたんだし、今回は好きなだけ居ると良いんだよ!」


禁書「それじゃ行ってくるんだよ!」


305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:33:03.28 ID:+BNGyAeNO



インデックスが優しい

インデックスが優しい





黒子の中でインデックスへの好意が思慕に変わって行く

なぜ?

押さえきれなくなる、何故?


気付いた時には、黒子は二人の居る公園へとテレポートしていた


306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:43:17.86 ID:+BNGyAeNO
美琴「インデックス!」

禁書「みこと!」

美琴「インデックス、ごめん!今日は黒子を探さなきゃいけないの!」

禁書「ど、どうしたのかな?」

美琴「昨日寮を飛び出して今も帰ってこないのよ!」

禁書「ぇえっ!!!!?」

禁書「た、大変なんだよ!」アタフタ

美琴「そうよ!大変なのよ!!!みんな心配してんのよ!それなのにあいつ……」

禁書(これは、帰ったらたしなめないといけないんだよ……)


美琴「だからゴメン!わたしもみんなと探さないと…、ううん、私が黒子を見つけなきゃいけないの!!」

テレポート

黒子「インデックス様ああ!!!」ダキツキ

禁書「WHYー!?」


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:46:45.10 ID:+BNGyAeNO
黒子「わたくしもうインデックス様だけですの!!何かが弾け飛んだですの!!!ヤバい位にもう逝っちゃってますのウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハウハハハハハハ…………」

禁書「」

美琴「」

309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:53:39.84 ID:+BNGyAeNO
ここで時は昨日にもどる



初春「完成したようですよ佐天さん!!!」

佐天「わーい」

初春「うふふ、ホントにこの佐天さんはスカートめくりなんかしないしいい子ですね。」ナデナデ

佐天「えへー、ういちゃくすぐった~い」

初春「研究所に現物を取りに行きますよ~!」

佐天「おー!」

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 01:59:20.81 ID:+BNGyAeNO
研究所では初春のシモベとなった所長以下全員がずらりと並んでいた


所長「初春さま、これが完成品でございます!」

初春「はいはーい」


初春「……。うん!完璧じゃないですか!」

所員「初春さま万歳ー!!!」

佐天「ぁ、ぅ?ば、ばんじゃ~い!」

初春「うふふ!」


312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 02:04:37.59 ID:+BNGyAeNO

初春「さて、所員の電極は全部引っこ抜きましたし」

初春「電子データは破壊しましたし」

初春「それらしい書類も廃棄しました」


初春「100%とはいいませんが、ほぼ確実に複製は作れないでしょう……」


初春「うふふ、大成功ですよ佐天さん!!」

佐天「わーい!!!」


313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 02:07:25.20 ID:+BNGyAeNO
初春(しかし妙でしたね、研究所の中になぜあれほど沢山のアイドルポスターや恋人の写真などがあったのでしょう?)

初春「謎ですね」

佐天「謎ですね」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 02:16:45.09 ID:+BNGyAeNO
初春「なるほど、電極にこのような欠陥が……」

初春「深層心理に直接訴えかける副作用に親愛の増幅があったのですね」

初春「たしかに佐天さん、以前よりわたしにベタベタですもんね。全く」

佐天「?」



初春「さて、ドラゴンボールを集めたと言うか、もしもボックスを手に入れたというか……」

佐天「わぁ」キラキラ

初春「もはや世界中の人間が電極を打ち込まれたも同然!」

初春「完成品は世界中の人間の深層心理に訴えかけます!」

佐天「」パチパチ

初春「私の望むことは…………!」


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 02:24:50.82 ID:+BNGyAeNO
初春の翌日


初春「え?白井さんが無断欠席?」

同級生「御坂先輩とケンカしたらしいの……」

初春「そうですか……」




初春「ツイてますね。昨日の暇潰しの研究が役に立つとは」

初春「白井さんの電極、親愛者への愛情加速度をMAXです」

初春「これで帰巣本能に従う鮭や渡り鳥のように、御坂さんの部屋まで戻って来るでしょう」


317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 02:46:11.68 ID:+BNGyAeNO
黒子「インデックス!インデックス!インデックス!インデックス……………………………!!!」

黒子「インデックス様の水色ロングの髪モフモフ、モフモフ、フワッ、フワッ、シュワー!!!ぶしゅわっ
ああ黒子濡れてます、インデックス様のお姿見ただけで!お願い、踏んでェェ!!黒子の黒子を踏んでぇェ!!!濡れてますから!!
OKなんです濡れてますから!何度でも良いですのよ!?何度でも何度でもインデックス様の窓を叩きますの!!叩きすぎますの!!
夜のインデックス様の校舎の窓ガラス壊して回りますの!!!ピンボールのハイスコアー競い合いますの!
そして夜明けと共におまんまんくぱあ、くぱあ、くぱあですのよ!!!あっラピュタ!!!わたしのラピュタがいけません事に!!!
やだっ!パズーはわたくしですわよ?そう熊殺しのパズー。えっ?バズーソ?やだわたくしったら、さすが十万三千冊の記憶力ですの!!!わたくしの宝ッッ!
ああああああああああ!!!トリプル・アクセル!ルッツ!ダブル・トゥ・ループ!!!

黒 子 の 愛 は 不 滅 で す の よ ! ! ! 」

美琴「何やっとんじゃい!」

ドンガラガッシャーン!!!


318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 03:02:59.98 ID:+BNGyAeNO

黒子「ふしゅ~う……」黒コゲ

美琴「まったく!!人を心配させて!」

禁書(あんなに熱烈に愛の言葉を言われるなんて、インデックスしあわせかも……///)ポー

美琴「あんたはあんたで何呆けてんのよ!!」チョップ!

禁書「あだっ!!」




黒子「ぅ、うう~ん……」

禁書「黒子、大丈夫?」


黒子「…あ、あれ?インデックス様?……それにここは…、公園……!?」

美琴「??」


319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 03:18:09.74 ID:+BNGyAeNO

黒子「わ、わたくし確かに寮の部屋でuih… 「白井さ~~ん!!こんな所に居たんですねぇぇ!!!」電極ズプッ

黒子「ぁ」

美琴「初春さん!」

初春「御坂さん!御坂さんもここに居たんですか!?」

黒子「」カクカク

初春「いやぁ、まったく白井さんが見つかって良かったですよ!」

初春「ジャッジメントも楽じゃないですしね」

初春「あはははは!!」

美琴「ね、ねぇ、黒子っ?」

黒子「なんですのお姉さま?」


初春(間に合っったぁー!!親愛加速度の上げすぎで御坂さんの電撃で電極がやられるかもと気が付いてよかったぁーーッッ)ハーッ ハーッ


321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 03:24:01.43 ID:+BNGyAeNO
初春「白井さん、固法さんにも謝りに行きますのよ」

黒子「初春、それは後でも」

初春「駄目です今すぐです」携帯カチカチ

黒子「リョウカイした」

美琴「??」

初春「それでは失礼します!」


美琴「なんか変じゃないか?」

禁書「色々美琴の知らないとこでショックがあったんだよ……」

美琴「そうなんだ……」


322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 03:52:27.60 ID:+BNGyAeNO
初春「さてと、そうですね。白井さんの場合電極を撃ち込む前にショッキングな出来事がありましたから、それを忘れさせなくては電極が外せないですね……」

初春「埋めっぱなしでも良いんですが御坂先輩が居る限り非常に危険ですね」

初春「それに佐天さんの実験上、次の電極を入れるとその前の時の電極の記憶はまるでありません」

初春「早急に手を打たなくては……」

黒子「初春?記憶がどうしたですの?」

初春「……記憶は、なんの残留思念……?……はっ!!これはイケる!!!」

初春「白井さん、眠って下さい!」

黒子「はいですの」バタッ zzz

初春(ふーー)セイシントウイツ…

くわっ!

初春「電極スポッ、そして記憶の改竄!!」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 03:59:13.85 ID:+BNGyAeNO
記憶の改竄。



怒涛の改竄
猛烈な改竄
ひたすらに改竄

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……

狂気の改竄
適当な改竄
友愛する改竄

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……

昨日の改竄
今日の改竄
明日の改竄

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチキノウキョウア-ス- カワリユクワ-タシ……

改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!
改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!改竄!


325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:00:47.58 ID:+BNGyAeNO
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!
適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!適当な改竄!


326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:10:05.67 ID:+BNGyAeNO



初春「ふぅーっ……」クラクラ

初春「一ヶ月分ぐらいの仕事を一気に終えた気分ですね……」


初春「さて、伸るか反るか。」

初春「覚醒!!」チョップ

黒子「ぐへっ!」


黒子「…ぅうん……」

黒子「あら?わたくし確か先程空きカンに蹴躓いて……」

初春「気を失ってましたから心配しましたよ?」

黒子「それは心配をお掛けしましたの」

初春(おっけーい!!!)


327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:18:21.82 ID:+BNGyAeNO
初春「ところで白井さん、昨日はどうしたんですか?」

黒子「昨日?」

初春「昨日白井さんが寮を飛び出したじゃないですか?みんな心配してますし、理由ぐらい教えてくださいよ」

黒子「???」

黒子「わたくし、そんな事したんですの?」

初春「そんな冗談……」


初春「マサカ!!!」

初春「シライサンガイマコロンダコとで、シライサンノココサイキンノキオクガトンだのでは!!!!??」


黒子「な、」

黒子「なんですってぇぇぇぇ!!!!!!」


328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:23:50.23 ID:+BNGyAeNO
初春「まぁそんなに悄気なくてもいいんじゃないですか?」

黒子「?」

初春「白井さんがいまここに居る。それだけで十分です」

初春「いなくなって心配しましたよ、白井さん!!」ダキッ

黒子「う、初春ッッ!!!」感動



初春(アカデミー女優賞ものですね、私の演技は)フッ


329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:36:40.20 ID:+BNGyAeNO
さてさてここで一段落。


少し時は進み、彼女達の住む学園都市はおろか、日本、そして世界中である一つの動きが顕在化してきた

その糸を引いたのは初春飾利。この少女たった一人の驚異的演算能力が世界を動かしたのだ。
しかし、それを知るのは張本人である初春飾利ただ一人。
初春以外は誰も知らない。この動きに裏があったことを。勿論あなたも。

しかし、顕在化した動きだけは、みんな知っていた



――その動きとは!?


330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 04:52:26.80 ID:+BNGyAeNO
佐天涙子です。


わたし、この前夏休みに入る前、初春に告白したんですよ。初春大好きっ!!!て

わたしが付き合って下さいッッ!!!って言ったら初春何て答えたと思いますか?

佐天さんにわたしと結婚する気があるのなら宜しくお願いします。なーんて、びっくりしちゃったなわたし!いきなり結婚前提だよ!?

勿論二つ返事で、マッハ5ぐらいの首肯したんだけど……、あれ?日本って異性じゃないと結婚できないよね…?

そしたら初春、そんな幻想はわたしの演算でぶち殺す!なんて、うっひゃー!かーっくいぃー!!


もしかして初春の演算能力でわたしをオナベにでもするのかな?うひょー!!!
わたし、能力は無いけどおちんちんなら有るぜ!!!キリッ アルゼンチンだぜ!!!キリッ みたいな!?


332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 05:19:41.92 ID:+BNGyAeNO
そんな妄想をしていたわたしに初春が放った言葉は、わたしの想像を遥か彼方に凌駕した。やっぱり初春、スケールが違う


わたしは、世界中のレズ・ホモを救う!!
同性愛者が胸をはっておてんとうさまの下を歩ける世界を創る!
同性愛万歳!同性婚万歳!そんな世界をわたしは創る!
同性は結婚禁止という現代の社会情勢、そんなくだらねぇ幻想はわたしの演算でぶち殺す!!!


キター!本日二回目のそげぶキター!!!

わたしも女の子、女体の神秘が舞い降りちゃう!!なんて……
えぇ、もう、正直アソコ大洪水ですよ。気持ち悪いぐらいヌレヌレ。気持ち良かったけど。



――その日から初春は「残留思念」を研究しだしたんだけど、さすがは初春。三日後には試作品の「電極」を産み出したんだ

「電極」は簡単にいえば、差し込まれた人間は初春の言いなりになっちゃうっていうちょっとアブナげな代物。
その生体実験を私でしたいって言われた時は、いくら初春の頼みでも……って思っちゃった


333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 05:32:35.48 ID:+BNGyAeNO
でも、実験に協力してホントに良かったよ。だってあの日から長い長い眠りについたわたしが目覚めたら、初春との、初春との………




――――――――――――

神父「新婦・佐天涙子、あなたは新婦・初春飾利を生涯の伴侶とし、その一生を捧げると誓いますか?」


佐天「」

佐天「えっ?」

初春「うふふ……」

佐天「こ、これは…?」

初春「もう、佐天さんたら、ここが一番大事な所ですよ?」

初春「明日の本番ではトチらないで下さいね」ニコ

佐天「う、初春ぅぅぅ~!!!」


335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 05:42:41.88 ID:+BNGyAeNO
そーです、初春飾利の望み、それは佐天涙子とのハネムーン。ずっと二人で幸せに暮らすこと。

その為だけに自らの力を全て使いきった初春飾利


それは世の中の多数の同性カップルを結婚させるという副産物を産んだ


ノンケによる同性愛者への蔑視も「完成品」により世の中から消え失せ、そして世界はまた一つ文化的になったのである



文化。
それは調和。

その律動は愛。


336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 05:58:40.15 ID:+BNGyAeNO
さて、時間は初春結婚の二年前に戻ります。

御坂美琴は15才。
つまりインデックスと付き合い出して一年目。
休日、二人は町を歩いている。




美琴「最近、同性愛が公になってきたわね……」

禁書「うん、そこらじゅうに同性カップルがいるんだよ……」

美琴「うふふ、そうだね……」

禁書「美琴、受験は?」

美琴「わたしは就職。超能力関連で」

禁書「えっ?確か行きたい高校があったんじゃ……?」


337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 06:08:52.84 ID:+BNGyAeNO
美琴「高校に行くことより、やってみたいことがあってね……」

禁書「そのお仕事?」

美琴「……ちがうよ」

禁書「?」



美琴「……今度、同性婚姻法ができるかもしれないって今朝TVでやってたんだよ…」

禁書「えっ?」

美琴「通るのは来年になるみたいなんだ……」


美琴「その法案が通ったら、一番に結婚しよう」

禁書「み、みこと……」

禁書「うれしいんだよ……」ギュッ

美琴「幸せにするからね、インデックス……」


338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 06:15:00.82 ID:+BNGyAeNO
そして一年後の、学園都市のとある教会で


わたしたちは結婚したんだよ……


ねぇみこと、わたしいいお嫁さんになるね


だからわたしとずっと一緒に居てね、みこと………




大好きだよ……



完結
(?)


340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/06(土) 06:46:33.44 ID:+BNGyAeNO
おまけ編、予定通り結婚ENDで完結できました

当初は適当に始めて、美琴がインデックスをぶち殺して精神崩壊~、それを看過してしまった黒子も精神崩壊~という鬱展開を予定してました

美琴の手料理ぐらいから二人を結婚させようと決め、ルートも思い付いたのですが、いかんせん遅筆に加え冗長な展開が好きなもので、時間がかかりすぎてしまい、睡眠の兼ね合いもあり、このあと初春を出す予定でしたが、黒子の暴走で無理やり〆ました。

〆てみたらみたで、やっぱりコイツらの結婚が見てえええ!!!と思ったので、当初と違う展開で「同性婚を世間に認めさせるキーとしての初春」をただ出してなんとなく続けてみました。

いや、しんどかった。
途中自分でも、これ話繋がらないんじゃ?と心配になる場面多々でした

読み手の皆さん、そんな駄文を拝読させてすみませんでした

保守、さるよけ支援してくれた方、マジでありがとうです。お陰で書けました。書ききれました。


ですが、最後のおしまいに(?)を付けたのは、やっぱり何か思い付いたからで、書きたいんだけど、書きたいんだけど…、眠いんです

睡眠があるかぎり、人は完璧にはなれんのです。恥も外聞も無く保守をお願いします。保守して頂ければ、三時までには帰還する筈です……


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