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キョン「・・・パンツが見たい
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:47:13.18 ID:pg+dyWyIO
古泉「・・・今、なんと?」パチ
キョン「・・・なにも」パチ
古泉「・・・・・・」パチ
キョン「・・・・・・」パチ
古泉「・・・パンツが見たいと言いましたよね」パチ
キョン「・・・聞こえてるじゃないか」パチ
古泉「・・・あ、待ってください」
キョン「待ったなし」
古泉「・・・それで、誰のが見たいんです?」パチ
キョン「・・・なにがだ?」パチ
古泉「・・・パンツですよ」パチ
キョン「・・・」パチ
古泉「・・・・・・」パチ
キョン「・・・・・・朝比奈さんと鶴屋さんと喜緑さん」パチ
古泉「・・・今、なんと?」パチ
キョン「・・・なにも」パチ
古泉「・・・・・・」パチ
キョン「・・・・・・」パチ
古泉「・・・パンツが見たいと言いましたよね」パチ
キョン「・・・聞こえてるじゃないか」パチ
古泉「・・・あ、待ってください」
キョン「待ったなし」
古泉「・・・それで、誰のが見たいんです?」パチ
キョン「・・・なにがだ?」パチ
古泉「・・・パンツですよ」パチ
キョン「・・・」パチ
古泉「・・・・・・」パチ
キョン「・・・・・・朝比奈さんと鶴屋さんと喜緑さん」パチ
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:50:50.78 ID:pg+dyWyIO
古泉「・・・年上がお好みで?」パチ
キョン「・・・あと朝倉」パチ
古泉「・・・んふっ」パチ
長門「・・・」クイクイ
キョン「ん、なんだ長門。腹減ったのか?」
長門「違う」
キョン「確か冷蔵庫にエクレアがあったな」
古泉「あれは朝比奈さんが楽しみにしていたものでは?」
キョン「ハルヒのせいにしとけばいいだろ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:59:08.82 ID:pg+dyWyIO
古泉「おやおや、なかなかひどいことをおっしゃいますね」
キョン「どれ・・・」ガチャッ
キョン「あったあった。一つしかないけど腹の足しにはなるだろ。ほら」
長門「ちがう」
キョン「食べないのか?」
長門「・・・」
長門「・・・」モグモグ
キョン「・・・再開しよう」パチ
古泉「・・・森さんはダメなんでしょうか?」パチ
キョン「・・・なにが?」パチ
古泉「・・・だからパンツですよ」パチ
長門「・・・」モグモグ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:04:39.04 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・森さんはな」パチ
古泉「・・・森さんは?」パチ
長門「・・・」クイクイ
キョン「なんだ、足りなかったか?」
長門「ちがう」
キョン「なら、将棋やりたいのか?あと一つで古泉の駒が王将だけになるからちょっと待ってくれ」
長門「ちがう」
キョン「・・・じゃあなんだってんだ」
古泉「もしかして、自分の名前がなかったことが気になるのでは?」
長門「そう」
キョン「名前?」
古泉「パンツですよ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:10:44.70 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・さっきからパンツパンツ言い過ぎだろう古泉」
古泉「あなたが言い出したんでしょう」
キョン「で、俺がパンツを見たい人リストに自分が入ってないのが気になったのか?」
長門「そう」コクン
キョン「そうか・・・・・・じゃ、パンツ見せてくれ長門」
長門「・・・」ペラッ
古泉「おやおや」
キョン「もういいぞ」
長門「・・・」スッ
キョン「つまりそういうことだ」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:19:04.74 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・しかし古泉、いくらなんでも弱すぎるだろう」パチ
古泉「・・・あなたが強いんですよ」パチ
キョン「・・・小学校の時に詰め将棋に少しハマったくらいの俺にここまでとは、羽生さんとやったらどうなるんだ」パチ
古泉「・・・ふっ、おそらく飛車角金銀歩落ちでやっても負けるでしょうね」パチ
キョン「・・・かっこつけて言う」
長門「・・・」クイクイ
キョン「・・・やれやれ。古泉、次は長門の相手をしてやってくれ」
古泉「喜んで」
長門「ちがう」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:27:20.89 ID:pg+dyWyIO
キョン「なんだ?そんな『見たがっていたパンツを見せたのに少しもリアクションせず将棋に興じている俺が理解できない』みたいな顔して。古泉じゃなく俺と将棋がしたいのか?」
古泉「確かに、僕では長門さんの相手はつとまらない可能性も・・・ふっ、否定できませんね」
長門「あなたはパンツを見たがっていたはず」
キョン「あぁ、確かにパンツが見たいと常日頃から考えてはいるが」
長門「見せた」
キョン「見せたな」
長門「・・・?」
古泉「おそらく、長門さんは今『見たがっていたパンツを見せたのに少しもリアクションをしないあなたが理解できない』と考えているのでしょう」
キョン「そうなのか?」
長門「そう」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:35:08.06 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・やれやれ」
古泉「まあ、そう言わずに。長門さんは宇宙からいらしてますからね、パンツの奥ゆかしさと神秘性は分からないのでしょう」
長門「・・・」
キョン「仕方ない、長門のこれからの人生の為にも・・・軽く話しておくか」
長門「・・・」コクン
キョン「まず大前提として、パンツがパンツたりえる為に一番重要なことはなんだと思う?」
長門「履き心地」
キョン「いや、まあ、うん。履く側としてはそうかもしれん」
古泉「んふっ」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:41:17.10 ID:pg+dyWyIO
キョン「ただ、今回は俺達男の側から考えてくれ。いいな?」
長門「・・・」コクン
キョン「そうだな・・・長門の他にも俺に近しい女子で名前を挙げなかった奴がいるだろ?」
長門「妹」
キョン「妹は置いといてくれ。流石に妹のパンツが見たいとは思わん」
古泉「僕は思いますよ?」
キョン「死んでろ古泉。他に、妹じゃなくてほら」
古泉「んふっ」
長門「涼宮ハルヒ」
キョン「そう、ハルヒだ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:47:56.55 ID:pg+dyWyIO
キョン「じゃあ、なぜハルヒのパンツは見たくないと思う?」
長門「・・・」
古泉「涼宮さんが机の上に座ってる時チラチラ見ていますが?」
キョン「それは本能だ。例えどんなに顔がホームベースに似ている女性だとしてもスカートが風に舞えば見てしまうのが男なんだ。そして自分の愚かしさに後悔して男は成長するんだよ」
古泉「・・・なるほど」
キョン「見たくないだと語弊があるな。見ても嬉しくない、と言い換えよう」
長門「・・・」
キョン「分からないか?」
長門「・・・」コクン
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:54:53.88 ID:pg+dyWyIO
キョン「どう説明したものか・・・いいか?例えば」
古泉「一つ、意見を申し上げても?」
キョン「あぁ」
古泉「・・・・・・百聞は一見に如かず、と」
キョン「・・・」
古泉「・・・」
長門「・・・」
キョン「古泉・・・お前・・・お前ってやつは・・・」
ガシッ
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:11:15.72 ID:pg+dyWyIO
キョン「これから長門には実際に体験して貰い、男のロマンを理解して頂きたいと思う」
古泉「お手伝い致します」
キョン「まず、鶴屋さんが今どこにいるか分かるか?」
長門「書道部部室」
廊下
キョン「今のうちに作戦を伝える」
キョン「まず、俺と長門を他人から見えないようにしてくれ。出来るな?」
長門「・・・」コクン
古泉「ちょっと待ってください」
キョン「よしやってくれ」
長門「エイッ」ヒュッ
キョン(透明)「お、これで消えたのか?」
長門(透明)「・・・」コクン
古泉「お二人とも完全に姿が見えません。出来れば僕も透明にして欲しいんですが?」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:21:17.73 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「古泉、お前には重要な仕事がある」
古泉「そうこなくては」
キョン(透明)「これはお前にしか出来ない重要な仕事だ。お前のミス一つで今回の任務は失敗し、俺は生きて帰れないだろう」
古泉「そこまで僕を信頼して頂けるとは・・・ふっ、今まで命を懸けて神人と戦ってきた甲斐があったというものです」
キョン(透明)「いいか?」
古泉「なんなりと」
キョン(透明)「俺と長門が書道部部室についたら・・・」
古泉「・・・」ゴクリ
キョン(透明)「・・・書道部部室のドアを開けてくれ」
古泉「・・・えっ」
キョン(透明)「怪しまれないようさりげなく人を探してる風を装うのを忘れずに頼むぞ。じゃあ長門、俺とお前の声をお互いにしか聞こえないようにしてくれ」
長門(透明)「分かった。エイッ」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:31:36.13 ID:pg+dyWyIO
古泉「ちょ、ちょっと待ってください!部室に入るくらい長門さんの力でいくらでも」ドンッ
古泉「いたっ!な、なにするんですか!」
古泉「なにか言ってください!」
古泉「・・・帰っ」グイッ
古泉「ひゃっ!・・・わかりました・・・次はお願いしますよ。本当に」
書道部部室
古泉「失礼します」ガラッ
鶴屋「おや?珍しいお客さんだねっ」
古泉「えぇ、朝比奈さんはいらしてないですか?」
鶴屋「みくる?教室で分かれたからもう部室にいったんじゃないかな」
古泉「行き違いになってしまったようですね。ありがとうございます」
鶴屋「なにかみくるに用事かい?」
古泉「いえ特には。では失礼しました」ガラッ
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:39:46.47 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「さて・・・ラッキーなことに鶴屋さんの机は1番前。ここに座ってくれ長門」
長門(透明)「・・・」スッ
キョン(透明)「いや俺の膝の上じゃなくて隣に」
長門(透明)「・・・」スッ
キョン(透明)「なにが見える?」
長門(透明)「膝が見える」
キョン(透明)「綺麗な膝だな・・・。それにしっかり脚を閉じてる。活発なのに、やはりこういうところで育ちの良さというのは滲み出るものだと思わんか?」
長門(透明)「・・・パンツは?」
キョン(透明)「まあそう急ぐな。しばし待たれい」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:50:33.92 ID:pg+dyWyIO
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「今、鶴屋さんはなにをしてる?」
長門(透明)「書道」
キョン(透明)「俺達は?」
長門(透明)「座ってる」
キョン(透明)「正確には、鶴屋さんが少しでも脚を開けばパンツが見える位置に座ってるな」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「そして鶴屋さんは真剣に書道をしているが、目の前にパンツを覗こうとしている俺達がいることにまったく気付いていないわけだ」
キョン(透明)「なにか感じ入るところはないか?」
長門(透明)「エクレア」
キョン(透明)「エクレアが?」
長門(透明)「足りなかった」
キョン(透明)「また今度買ってやるから、今は目の前の鶴屋さんに集中してくれ」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 04:01:52.30 ID:pg+dyWyIO
5分後
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」ジィー
長門(透明)「・・・」ジィー
鶴屋「・・・ふー」
キョン(透明)「・・・きた!!」
鶴屋「んーー」ガタッ チラッ
キョン(透明)「あっ、くそっ!!一瞬しか見えなかった!!長門は見えたか?」
長門(透明)「・・・」ジィー
キョン(透明)「ん?」
長門(透明)「・・・」ジィー
キョン(透明)「人の顔ジィーっと見てどうした?鶴屋さんのパンツは見えたのか?」
長門(透明)「・・・」フルフル
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 04:21:09.88 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「なんだ、お前の目なら見えるだろ?ちゃんと見てなかったのか」
長門(透明)「エクレア」
キョン(透明)「エクレアが?」
長門(透明)「いつ?」
キョン(透明)「腹減ったのか?」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」クイクイ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」クイクイ
キョン(透明)「やれやれ・・・今から買いに行くか」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「鶴屋さんのパンツはまた今度だな」
劇終!
眠いからとかじゃないぜ、決して。決して。じゃあの
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 20:54:42.20 ID:pg+dyWyIO
>>55
次の日・書道部部室
キョン(透明)「今日こそはしっかり鶴屋さんのパンツを見てパンツのなんたるかを学ぶぞ」
長門(透明)「・・・」コクン
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「・・・中々隙を見せんな。流石だ」
長門(透明)「・・・」
部員A「ねえ鶴屋さん、ちょっといい?」
鶴屋「ん?なんだい?」チラッ
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:10:27.17 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「見える!!」
長門(透明)「・・・」
鶴屋「ここは、うーんもうちょっとこう、ダイナミックにいったらどうかな?」チラッチラッ
キョン(透明)「見えるぞ長門」
長門(透明)「見える」
キョン(透明)「黄色だな長門」
長門(透明)「黄色」
キョン(透明)「黄色は、なんかこう興奮するな長門」
長門(透明)「よくわからない」
キョン(透明)「生きる喜びを感じるな長門」
長門(透明)「よくわからない」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:24:31.53 ID:pg+dyWyIO
部員A「うん、ありがとう」
鶴屋「いいさいいさ。いつでも聞いておくれ」スッ
キョン(透明)「・・・・・・さて」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「わかったな?」
長門(透明)「黄色」
キョン(透明)「黄色だったが今色はどうでもいいんだ。いやよくないが今は色は置いといてくれ」
長門(透明)「・・・ピッチリしてた」
キョン(透明)「確かに素肌にぴったりとフィットして、少し動く度にシワが素晴らしいアクセントになっていたが、それも置いといてくれ」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:40:16.91 ID:pg+dyWyIO
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「分からないか?」
長門(透明)「わからない」
キョン(透明)「今鶴屋さんは真剣に書について語っていたな?」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「そんな中、俺達はパンツを覗いていたわけだ」
長門(透明)「・・・」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:43:31.75 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「流石に鶴屋さんでもこんなところでパンツを覗かれているなんて気づくわけがない。言うなれば鶴屋さんが気付かぬうちに彼女の一番大事な場所を蹂躙していたわけだ」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「純粋な鶴屋さんを一方的に蹂躙する背徳感、そして彼女の一番大事な場所を見たという征服感。ここに男は生の喜びを感じるわけだ」
キョン(透明)「わかったな?」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「よし、それじゃパンツ見せてくれ長門」
長門(透明)「・・・」ペラッ
キョン(透明)「わかった。次にいこう」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:57:48.90 ID:pg+dyWyIO
SOS団部室
古泉「どうでした?鶴屋さんのパンツは」
キョン「人生のロマンがあった」
古泉「それほどとは・・・次は是非お供させて頂きたいです。それで?」
キョン「・・・ダメだな」
長門「・・・」モグモグ
古泉「やはり・・・長門さんには致命的に欠けていますか」
キョン「あぁ・・・だが、諦めるつもりはない」
古泉「ふふっ」
キョン「よし、次の作戦の説明をする」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:04:56.13 ID:pg+dyWyIO
β作戦
古泉がお菓子を買いに行く
↓
長門(透明)とキョンが帰宅する鶴屋さんを階段付近で待伏せる
↓
長門が鶴屋さんの脚を滑らせる
↓
鶴屋さん転ぶ
↓
偶然通り掛かったキョンが鶴屋さんのパンツを見る。長門(透明)も一緒に見る。
↓
部室に戻り古泉が用意したお菓子を食べる
↓
ミッションコンプリート
キョン「以上だ。諸君らの働きに期待する」
古泉「はい」
キョン「なんだ古泉」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:13:21.87 ID:pg+dyWyIO
古泉「はたして僕がお菓子を買いに行く意味はあるのでしょうか」
キョン「古泉・・・生きる意味ってなんだと思う?」
古泉「・・・なんですか突然」
キョン「いいから」
古泉「ふむ・・・・・・なんでしょう、僕の拙い人生経験では答えは出せません」
キョン「つまりそういうことだ。人間の本質である生きる意味も分からないのに、些細なことに意味を求めてなにになるんだ?
意味なんてあとからついて来るだろう。人生なんてそんなもんだ。難しく考えるより、今を生きろよ」
古泉「・・・・・・」
古泉「・・・・・・僕が間違っていました」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:27:37.00 ID:pg+dyWyIO
古泉「今を生きる・・・良い言葉ですね」
キョン「柄にもなくクサいこと言っちまったな」
古泉「いえ、心に染み渡りましたよ」
キョン「ふっ」
古泉「ふふっ、さてと。では僕は僕の仕事をこなすとしますか」
キョン「あぁ、頼む。金は」
古泉「いえ、ここは僕に出させてください」
キョン「いいのか?」
古泉「もちろんですよ。それでは、ご武運を」キリッ
キョン「前から思ってたけどあいつ馬鹿だな」
長門「・・・」コクン
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:41:37.62 ID:pg+dyWyIO
階段付近
キョン「さて、いいか長門。鶴屋さんの運動神経は並じゃないからな。着地する脚を滑らせるだけじゃ恐らくダメだ」
長門「・・・」
キョン「そこで、脚を滑らせてから一瞬だけ平衡感覚を上下左右逆にしてくれ」
長門「怪我をする」
キョン「そこはほら、階段をクッションのように柔らかくしたりいくらでも対処法はあるだろ?」
長門「わかった」
キョン「よし、じゃあ作戦開始だ」
15分後
鶴屋「ふんふんふーん」スタスタ
キョン(きたな・・・上手くやってくれよ長門)
鶴屋「ふんふーんふやっ!?」ツルッ
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:54:39.02 ID:pg+dyWyIO
キョン(鶴屋さんがツルッと脚を滑らせた、今だ!)ダダッ
鶴屋「おっ、あるぇ!?」ブワッ!
キョン(な、なにぃぃぃぃッ!?鶴屋さんがあろうことか重力を無視してぶっ飛んでる!)
説明しよう!長門は間違えて鶴屋さんに掛かる重力を一瞬逆転させたのだ!
鶴屋「あわっ!キョンくん!?そこどいて!!」
キョン「んおっ!」
ドギャッ!
キョン「いつつ・・・大丈夫ですか鶴」
鶴屋「うん、キョンくんは・・・わぁっ!!」ガバッ
説明しよう!ちょうどキョンの上に落下した鶴屋さん!分かりやすくいうとTo LOVEるでよくある状態なのだ!
鶴屋「え、えっと、けっ怪我はないかいっ!」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:39:48.69 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「えぇ、なんとか・・・鶴屋さんは大丈夫ですか?」
鶴屋「う、うん、バッチリ元気さ!うん!」
キョン「それはよかった」
鶴屋「あははっ」
キョン「ははっ」
鶴屋「えっと、あー、怪我がなくてよかったよっ!それじゃ!」スタタタ
キョン「あっ、鶴屋さん!・・・逃げられたか」
キョン「・・・・・・くふっ」
キョン「出てきていいぞ」
長門「・・・」
キョン「鶴屋さんが不自然すぎる転びかたをしたが、どういうことだ?」
長門「重力を逆転させてしまった」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:47:02.89 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「俺はそんなことを頼んだか?長門」
長門「・・・」
キョン「・・・」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・良く、やったな」ナデナデ
長門「・・・」
キョン「まさか長門があんな機転を利かせるなんて・・・思わなかったよ」ナデナデ
長門「・・・」
キョン「おかげで今日は人生最良の日になった。ありがとう」ナデナデ
長門「・・・いい」
キョン「で、だ。本題の鶴屋さんのパンツとその後の様子はしっかりと観察出来たか?」
長門「できた」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:53:34.55 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「どうだった?」
長門「転んだ」
キョン「転んだってより飛んでたな」
長門「あなたの上に着地した」
キョン「嬉しい誤算だったぞ」
長門「あなたは怪我をしていなかった」
キョン「むしろ元気になった」
長門「彼女は走り去った」
キョン「状況はしっかり把握出来てるな。そこから思うところはあるか?」
長門「・・・怪我は」
キョン「ない、大丈夫だ」
長門「・・・そう」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:57:07.51 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「他には?」
長門「・・・・・・怪我」
キョン「だから大丈夫だって」
長門「・・・・・・」
キョン「俺に恥ずかしい恰好でパンツを見られた鶴屋さんを見てなにか思わなかったか?」
長門「・・・黄色」
キョン「パンツの色はもういいんだ。ほら、顔を真っ赤にして走って逃げた鶴屋さんを見て、幸せにならなかったか?」
長門「怪我がなくてよかった」
キョン「それももういいから」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・・・・」
長門「・・・あなたが何を言いたいのかわからない」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:36:40.18 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「・・・なんで鶴屋さんは顔を真っ赤にして逃げたと思う?」
長門「・・・」
キョン「わからないか?それはな、恥ずかしかったからだ。パンツを見られることは恥ずかしいとしっかりと教育されているからだ。
昨今、みっともなく脚を広げたり、あろうことか見せパンといって見られても良いなんてふざけたパンツもある。
いやあれをパンツと呼ぶことは俺が許さない。あんなものただの股間を覆う布だ。クソッ!ちくしょうッ!
まあそれはいい。では、なぜ男がパンツを見たがると思う?それはな、そこに悪いことをしている、という背徳感があるからだ。
その背徳感は快感という麻薬だ。一度知ると逃げられなくなる。それが行き過ぎた男達はやがて痴漢という魔物に堕ちる。
痴漢は良くない。ダメ絶対。女性を傷付けて快楽を得ようなんて人としてやってはいけない。
話しがそれたが、その快楽を倍増させるのが女性の羞恥心だ。
例えば、電車で正面に座っている女性が荷物を落とし、それを拾う際にパンツが見えたとする。
そして、不意に目が合った際、女性が舌打ちをしたとしたら男はどう思うかわかるか?
お前のパンツなんか見たくないんだよブス、と心の中で悪態をつくだろう。しかし、もし女性が恥ずかしそうに顔を赤らめたら?
男達はその日一日、いや一週間活力に溢れ仕事がはかどり、やがて日本の景気は絶頂を迎えるだろう。
そして世界から貧困はなくなり、地球は人々の笑顔に包まれるだろう。いいか?それくらいパンツと羞恥心というものは大事なんだ!
パンツは世界を救うんだよ!!わかるか?パンツを見られたら恥ずかしそうにしないといけない!!世界の為に、未来の子供達の笑顔のために!!
さあ一緒に歌おう!!Michael Jacksonで『HEAL THE WORLD』」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:41:59.24 ID:SK5zZ8ZiO
There's A Place In
Your Heart
And I Know That It Is Love
And This Place Could
Be Much
Brighter Than Tomorrow
And If You Really Try
You'll Find There's No Need
To Cry
In This Place You'll Feel
There's No Hurt Or Sorrow
There Are Ways
To Get There
If You Care Enough
For The Living
Make A Little Space
Make A Better Place...
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:43:08.87 ID:SK5zZ8ZiO
Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:44:31.28 ID:SK5zZ8ZiO
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
終わり
古泉「・・・年上がお好みで?」パチ
キョン「・・・あと朝倉」パチ
古泉「・・・んふっ」パチ
長門「・・・」クイクイ
キョン「ん、なんだ長門。腹減ったのか?」
長門「違う」
キョン「確か冷蔵庫にエクレアがあったな」
古泉「あれは朝比奈さんが楽しみにしていたものでは?」
キョン「ハルヒのせいにしとけばいいだろ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:59:08.82 ID:pg+dyWyIO
古泉「おやおや、なかなかひどいことをおっしゃいますね」
キョン「どれ・・・」ガチャッ
キョン「あったあった。一つしかないけど腹の足しにはなるだろ。ほら」
長門「ちがう」
キョン「食べないのか?」
長門「・・・」
長門「・・・」モグモグ
キョン「・・・再開しよう」パチ
古泉「・・・森さんはダメなんでしょうか?」パチ
キョン「・・・なにが?」パチ
古泉「・・・だからパンツですよ」パチ
長門「・・・」モグモグ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:04:39.04 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・森さんはな」パチ
古泉「・・・森さんは?」パチ
長門「・・・」クイクイ
キョン「なんだ、足りなかったか?」
長門「ちがう」
キョン「なら、将棋やりたいのか?あと一つで古泉の駒が王将だけになるからちょっと待ってくれ」
長門「ちがう」
キョン「・・・じゃあなんだってんだ」
古泉「もしかして、自分の名前がなかったことが気になるのでは?」
長門「そう」
キョン「名前?」
古泉「パンツですよ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:10:44.70 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・さっきからパンツパンツ言い過ぎだろう古泉」
古泉「あなたが言い出したんでしょう」
キョン「で、俺がパンツを見たい人リストに自分が入ってないのが気になったのか?」
長門「そう」コクン
キョン「そうか・・・・・・じゃ、パンツ見せてくれ長門」
長門「・・・」ペラッ
古泉「おやおや」
キョン「もういいぞ」
長門「・・・」スッ
キョン「つまりそういうことだ」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:19:04.74 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・しかし古泉、いくらなんでも弱すぎるだろう」パチ
古泉「・・・あなたが強いんですよ」パチ
キョン「・・・小学校の時に詰め将棋に少しハマったくらいの俺にここまでとは、羽生さんとやったらどうなるんだ」パチ
古泉「・・・ふっ、おそらく飛車角金銀歩落ちでやっても負けるでしょうね」パチ
キョン「・・・かっこつけて言う」
長門「・・・」クイクイ
キョン「・・・やれやれ。古泉、次は長門の相手をしてやってくれ」
古泉「喜んで」
長門「ちがう」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:27:20.89 ID:pg+dyWyIO
キョン「なんだ?そんな『見たがっていたパンツを見せたのに少しもリアクションせず将棋に興じている俺が理解できない』みたいな顔して。古泉じゃなく俺と将棋がしたいのか?」
古泉「確かに、僕では長門さんの相手はつとまらない可能性も・・・ふっ、否定できませんね」
長門「あなたはパンツを見たがっていたはず」
キョン「あぁ、確かにパンツが見たいと常日頃から考えてはいるが」
長門「見せた」
キョン「見せたな」
長門「・・・?」
古泉「おそらく、長門さんは今『見たがっていたパンツを見せたのに少しもリアクションをしないあなたが理解できない』と考えているのでしょう」
キョン「そうなのか?」
長門「そう」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:35:08.06 ID:pg+dyWyIO
キョン「・・・やれやれ」
古泉「まあ、そう言わずに。長門さんは宇宙からいらしてますからね、パンツの奥ゆかしさと神秘性は分からないのでしょう」
長門「・・・」
キョン「仕方ない、長門のこれからの人生の為にも・・・軽く話しておくか」
長門「・・・」コクン
キョン「まず大前提として、パンツがパンツたりえる為に一番重要なことはなんだと思う?」
長門「履き心地」
キョン「いや、まあ、うん。履く側としてはそうかもしれん」
古泉「んふっ」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:41:17.10 ID:pg+dyWyIO
キョン「ただ、今回は俺達男の側から考えてくれ。いいな?」
長門「・・・」コクン
キョン「そうだな・・・長門の他にも俺に近しい女子で名前を挙げなかった奴がいるだろ?」
長門「妹」
キョン「妹は置いといてくれ。流石に妹のパンツが見たいとは思わん」
古泉「僕は思いますよ?」
キョン「死んでろ古泉。他に、妹じゃなくてほら」
古泉「んふっ」
長門「涼宮ハルヒ」
キョン「そう、ハルヒだ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:47:56.55 ID:pg+dyWyIO
キョン「じゃあ、なぜハルヒのパンツは見たくないと思う?」
長門「・・・」
古泉「涼宮さんが机の上に座ってる時チラチラ見ていますが?」
キョン「それは本能だ。例えどんなに顔がホームベースに似ている女性だとしてもスカートが風に舞えば見てしまうのが男なんだ。そして自分の愚かしさに後悔して男は成長するんだよ」
古泉「・・・なるほど」
キョン「見たくないだと語弊があるな。見ても嬉しくない、と言い換えよう」
長門「・・・」
キョン「分からないか?」
長門「・・・」コクン
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:54:53.88 ID:pg+dyWyIO
キョン「どう説明したものか・・・いいか?例えば」
古泉「一つ、意見を申し上げても?」
キョン「あぁ」
古泉「・・・・・・百聞は一見に如かず、と」
キョン「・・・」
古泉「・・・」
長門「・・・」
キョン「古泉・・・お前・・・お前ってやつは・・・」
ガシッ
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:11:15.72 ID:pg+dyWyIO
キョン「これから長門には実際に体験して貰い、男のロマンを理解して頂きたいと思う」
古泉「お手伝い致します」
キョン「まず、鶴屋さんが今どこにいるか分かるか?」
長門「書道部部室」
廊下
キョン「今のうちに作戦を伝える」
キョン「まず、俺と長門を他人から見えないようにしてくれ。出来るな?」
長門「・・・」コクン
古泉「ちょっと待ってください」
キョン「よしやってくれ」
長門「エイッ」ヒュッ
キョン(透明)「お、これで消えたのか?」
長門(透明)「・・・」コクン
古泉「お二人とも完全に姿が見えません。出来れば僕も透明にして欲しいんですが?」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:21:17.73 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「古泉、お前には重要な仕事がある」
古泉「そうこなくては」
キョン(透明)「これはお前にしか出来ない重要な仕事だ。お前のミス一つで今回の任務は失敗し、俺は生きて帰れないだろう」
古泉「そこまで僕を信頼して頂けるとは・・・ふっ、今まで命を懸けて神人と戦ってきた甲斐があったというものです」
キョン(透明)「いいか?」
古泉「なんなりと」
キョン(透明)「俺と長門が書道部部室についたら・・・」
古泉「・・・」ゴクリ
キョン(透明)「・・・書道部部室のドアを開けてくれ」
古泉「・・・えっ」
キョン(透明)「怪しまれないようさりげなく人を探してる風を装うのを忘れずに頼むぞ。じゃあ長門、俺とお前の声をお互いにしか聞こえないようにしてくれ」
長門(透明)「分かった。エイッ」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:31:36.13 ID:pg+dyWyIO
古泉「ちょ、ちょっと待ってください!部室に入るくらい長門さんの力でいくらでも」ドンッ
古泉「いたっ!な、なにするんですか!」
古泉「なにか言ってください!」
古泉「・・・帰っ」グイッ
古泉「ひゃっ!・・・わかりました・・・次はお願いしますよ。本当に」
書道部部室
古泉「失礼します」ガラッ
鶴屋「おや?珍しいお客さんだねっ」
古泉「えぇ、朝比奈さんはいらしてないですか?」
鶴屋「みくる?教室で分かれたからもう部室にいったんじゃないかな」
古泉「行き違いになってしまったようですね。ありがとうございます」
鶴屋「なにかみくるに用事かい?」
古泉「いえ特には。では失礼しました」ガラッ
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:39:46.47 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「さて・・・ラッキーなことに鶴屋さんの机は1番前。ここに座ってくれ長門」
長門(透明)「・・・」スッ
キョン(透明)「いや俺の膝の上じゃなくて隣に」
長門(透明)「・・・」スッ
キョン(透明)「なにが見える?」
長門(透明)「膝が見える」
キョン(透明)「綺麗な膝だな・・・。それにしっかり脚を閉じてる。活発なのに、やはりこういうところで育ちの良さというのは滲み出るものだと思わんか?」
長門(透明)「・・・パンツは?」
キョン(透明)「まあそう急ぐな。しばし待たれい」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:50:33.92 ID:pg+dyWyIO
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「今、鶴屋さんはなにをしてる?」
長門(透明)「書道」
キョン(透明)「俺達は?」
長門(透明)「座ってる」
キョン(透明)「正確には、鶴屋さんが少しでも脚を開けばパンツが見える位置に座ってるな」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「そして鶴屋さんは真剣に書道をしているが、目の前にパンツを覗こうとしている俺達がいることにまったく気付いていないわけだ」
キョン(透明)「なにか感じ入るところはないか?」
長門(透明)「エクレア」
キョン(透明)「エクレアが?」
長門(透明)「足りなかった」
キョン(透明)「また今度買ってやるから、今は目の前の鶴屋さんに集中してくれ」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 04:01:52.30 ID:pg+dyWyIO
5分後
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」ジィー
長門(透明)「・・・」ジィー
鶴屋「・・・ふー」
キョン(透明)「・・・きた!!」
鶴屋「んーー」ガタッ チラッ
キョン(透明)「あっ、くそっ!!一瞬しか見えなかった!!長門は見えたか?」
長門(透明)「・・・」ジィー
キョン(透明)「ん?」
長門(透明)「・・・」ジィー
キョン(透明)「人の顔ジィーっと見てどうした?鶴屋さんのパンツは見えたのか?」
長門(透明)「・・・」フルフル
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 04:21:09.88 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「なんだ、お前の目なら見えるだろ?ちゃんと見てなかったのか」
長門(透明)「エクレア」
キョン(透明)「エクレアが?」
長門(透明)「いつ?」
キョン(透明)「腹減ったのか?」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」クイクイ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」クイクイ
キョン(透明)「やれやれ・・・今から買いに行くか」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「鶴屋さんのパンツはまた今度だな」
劇終!
眠いからとかじゃないぜ、決して。決して。じゃあの
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 20:54:42.20 ID:pg+dyWyIO
>>55
次の日・書道部部室
キョン(透明)「今日こそはしっかり鶴屋さんのパンツを見てパンツのなんたるかを学ぶぞ」
長門(透明)「・・・」コクン
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」
鶴屋「・・・」カキカキ
キョン(透明)「・・・」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「・・・中々隙を見せんな。流石だ」
長門(透明)「・・・」
部員A「ねえ鶴屋さん、ちょっといい?」
鶴屋「ん?なんだい?」チラッ
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:10:27.17 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「見える!!」
長門(透明)「・・・」
鶴屋「ここは、うーんもうちょっとこう、ダイナミックにいったらどうかな?」チラッチラッ
キョン(透明)「見えるぞ長門」
長門(透明)「見える」
キョン(透明)「黄色だな長門」
長門(透明)「黄色」
キョン(透明)「黄色は、なんかこう興奮するな長門」
長門(透明)「よくわからない」
キョン(透明)「生きる喜びを感じるな長門」
長門(透明)「よくわからない」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:24:31.53 ID:pg+dyWyIO
部員A「うん、ありがとう」
鶴屋「いいさいいさ。いつでも聞いておくれ」スッ
キョン(透明)「・・・・・・さて」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「わかったな?」
長門(透明)「黄色」
キョン(透明)「黄色だったが今色はどうでもいいんだ。いやよくないが今は色は置いといてくれ」
長門(透明)「・・・ピッチリしてた」
キョン(透明)「確かに素肌にぴったりとフィットして、少し動く度にシワが素晴らしいアクセントになっていたが、それも置いといてくれ」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:40:16.91 ID:pg+dyWyIO
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「分からないか?」
長門(透明)「わからない」
キョン(透明)「今鶴屋さんは真剣に書について語っていたな?」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「そんな中、俺達はパンツを覗いていたわけだ」
長門(透明)「・・・」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:43:31.75 ID:pg+dyWyIO
キョン(透明)「流石に鶴屋さんでもこんなところでパンツを覗かれているなんて気づくわけがない。言うなれば鶴屋さんが気付かぬうちに彼女の一番大事な場所を蹂躙していたわけだ」
長門(透明)「・・・」
キョン(透明)「純粋な鶴屋さんを一方的に蹂躙する背徳感、そして彼女の一番大事な場所を見たという征服感。ここに男は生の喜びを感じるわけだ」
キョン(透明)「わかったな?」
長門(透明)「・・・」コクン
キョン(透明)「よし、それじゃパンツ見せてくれ長門」
長門(透明)「・・・」ペラッ
キョン(透明)「わかった。次にいこう」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:57:48.90 ID:pg+dyWyIO
SOS団部室
古泉「どうでした?鶴屋さんのパンツは」
キョン「人生のロマンがあった」
古泉「それほどとは・・・次は是非お供させて頂きたいです。それで?」
キョン「・・・ダメだな」
長門「・・・」モグモグ
古泉「やはり・・・長門さんには致命的に欠けていますか」
キョン「あぁ・・・だが、諦めるつもりはない」
古泉「ふふっ」
キョン「よし、次の作戦の説明をする」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:04:56.13 ID:pg+dyWyIO
β作戦
古泉がお菓子を買いに行く
↓
長門(透明)とキョンが帰宅する鶴屋さんを階段付近で待伏せる
↓
長門が鶴屋さんの脚を滑らせる
↓
鶴屋さん転ぶ
↓
偶然通り掛かったキョンが鶴屋さんのパンツを見る。長門(透明)も一緒に見る。
↓
部室に戻り古泉が用意したお菓子を食べる
↓
ミッションコンプリート
キョン「以上だ。諸君らの働きに期待する」
古泉「はい」
キョン「なんだ古泉」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:13:21.87 ID:pg+dyWyIO
古泉「はたして僕がお菓子を買いに行く意味はあるのでしょうか」
キョン「古泉・・・生きる意味ってなんだと思う?」
古泉「・・・なんですか突然」
キョン「いいから」
古泉「ふむ・・・・・・なんでしょう、僕の拙い人生経験では答えは出せません」
キョン「つまりそういうことだ。人間の本質である生きる意味も分からないのに、些細なことに意味を求めてなにになるんだ?
意味なんてあとからついて来るだろう。人生なんてそんなもんだ。難しく考えるより、今を生きろよ」
古泉「・・・・・・」
古泉「・・・・・・僕が間違っていました」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:27:37.00 ID:pg+dyWyIO
古泉「今を生きる・・・良い言葉ですね」
キョン「柄にもなくクサいこと言っちまったな」
古泉「いえ、心に染み渡りましたよ」
キョン「ふっ」
古泉「ふふっ、さてと。では僕は僕の仕事をこなすとしますか」
キョン「あぁ、頼む。金は」
古泉「いえ、ここは僕に出させてください」
キョン「いいのか?」
古泉「もちろんですよ。それでは、ご武運を」キリッ
キョン「前から思ってたけどあいつ馬鹿だな」
長門「・・・」コクン
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:41:37.62 ID:pg+dyWyIO
階段付近
キョン「さて、いいか長門。鶴屋さんの運動神経は並じゃないからな。着地する脚を滑らせるだけじゃ恐らくダメだ」
長門「・・・」
キョン「そこで、脚を滑らせてから一瞬だけ平衡感覚を上下左右逆にしてくれ」
長門「怪我をする」
キョン「そこはほら、階段をクッションのように柔らかくしたりいくらでも対処法はあるだろ?」
長門「わかった」
キョン「よし、じゃあ作戦開始だ」
15分後
鶴屋「ふんふんふーん」スタスタ
キョン(きたな・・・上手くやってくれよ長門)
鶴屋「ふんふーんふやっ!?」ツルッ
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:54:39.02 ID:pg+dyWyIO
キョン(鶴屋さんがツルッと脚を滑らせた、今だ!)ダダッ
鶴屋「おっ、あるぇ!?」ブワッ!
キョン(な、なにぃぃぃぃッ!?鶴屋さんがあろうことか重力を無視してぶっ飛んでる!)
説明しよう!長門は間違えて鶴屋さんに掛かる重力を一瞬逆転させたのだ!
鶴屋「あわっ!キョンくん!?そこどいて!!」
キョン「んおっ!」
ドギャッ!
キョン「いつつ・・・大丈夫ですか鶴」
鶴屋「うん、キョンくんは・・・わぁっ!!」ガバッ
説明しよう!ちょうどキョンの上に落下した鶴屋さん!分かりやすくいうとTo LOVEるでよくある状態なのだ!
鶴屋「え、えっと、けっ怪我はないかいっ!」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:39:48.69 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「えぇ、なんとか・・・鶴屋さんは大丈夫ですか?」
鶴屋「う、うん、バッチリ元気さ!うん!」
キョン「それはよかった」
鶴屋「あははっ」
キョン「ははっ」
鶴屋「えっと、あー、怪我がなくてよかったよっ!それじゃ!」スタタタ
キョン「あっ、鶴屋さん!・・・逃げられたか」
キョン「・・・・・・くふっ」
キョン「出てきていいぞ」
長門「・・・」
キョン「鶴屋さんが不自然すぎる転びかたをしたが、どういうことだ?」
長門「重力を逆転させてしまった」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:47:02.89 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「俺はそんなことを頼んだか?長門」
長門「・・・」
キョン「・・・」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・良く、やったな」ナデナデ
長門「・・・」
キョン「まさか長門があんな機転を利かせるなんて・・・思わなかったよ」ナデナデ
長門「・・・」
キョン「おかげで今日は人生最良の日になった。ありがとう」ナデナデ
長門「・・・いい」
キョン「で、だ。本題の鶴屋さんのパンツとその後の様子はしっかりと観察出来たか?」
長門「できた」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:53:34.55 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「どうだった?」
長門「転んだ」
キョン「転んだってより飛んでたな」
長門「あなたの上に着地した」
キョン「嬉しい誤算だったぞ」
長門「あなたは怪我をしていなかった」
キョン「むしろ元気になった」
長門「彼女は走り去った」
キョン「状況はしっかり把握出来てるな。そこから思うところはあるか?」
長門「・・・怪我は」
キョン「ない、大丈夫だ」
長門「・・・そう」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:57:07.51 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「他には?」
長門「・・・・・・怪我」
キョン「だから大丈夫だって」
長門「・・・・・・」
キョン「俺に恥ずかしい恰好でパンツを見られた鶴屋さんを見てなにか思わなかったか?」
長門「・・・黄色」
キョン「パンツの色はもういいんだ。ほら、顔を真っ赤にして走って逃げた鶴屋さんを見て、幸せにならなかったか?」
長門「怪我がなくてよかった」
キョン「それももういいから」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・・・・」
長門「・・・あなたが何を言いたいのかわからない」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:36:40.18 ID:SK5zZ8ZiO
キョン「・・・なんで鶴屋さんは顔を真っ赤にして逃げたと思う?」
長門「・・・」
キョン「わからないか?それはな、恥ずかしかったからだ。パンツを見られることは恥ずかしいとしっかりと教育されているからだ。
昨今、みっともなく脚を広げたり、あろうことか見せパンといって見られても良いなんてふざけたパンツもある。
いやあれをパンツと呼ぶことは俺が許さない。あんなものただの股間を覆う布だ。クソッ!ちくしょうッ!
まあそれはいい。では、なぜ男がパンツを見たがると思う?それはな、そこに悪いことをしている、という背徳感があるからだ。
その背徳感は快感という麻薬だ。一度知ると逃げられなくなる。それが行き過ぎた男達はやがて痴漢という魔物に堕ちる。
痴漢は良くない。ダメ絶対。女性を傷付けて快楽を得ようなんて人としてやってはいけない。
話しがそれたが、その快楽を倍増させるのが女性の羞恥心だ。
例えば、電車で正面に座っている女性が荷物を落とし、それを拾う際にパンツが見えたとする。
そして、不意に目が合った際、女性が舌打ちをしたとしたら男はどう思うかわかるか?
お前のパンツなんか見たくないんだよブス、と心の中で悪態をつくだろう。しかし、もし女性が恥ずかしそうに顔を赤らめたら?
男達はその日一日、いや一週間活力に溢れ仕事がはかどり、やがて日本の景気は絶頂を迎えるだろう。
そして世界から貧困はなくなり、地球は人々の笑顔に包まれるだろう。いいか?それくらいパンツと羞恥心というものは大事なんだ!
パンツは世界を救うんだよ!!わかるか?パンツを見られたら恥ずかしそうにしないといけない!!世界の為に、未来の子供達の笑顔のために!!
さあ一緒に歌おう!!Michael Jacksonで『HEAL THE WORLD』」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:41:59.24 ID:SK5zZ8ZiO
There's A Place In
Your Heart
And I Know That It Is Love
And This Place Could
Be Much
Brighter Than Tomorrow
And If You Really Try
You'll Find There's No Need
To Cry
In This Place You'll Feel
There's No Hurt Or Sorrow
There Are Ways
To Get There
If You Care Enough
For The Living
Make A Little Space
Make A Better Place...
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:43:08.87 ID:SK5zZ8ZiO
Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:44:31.28 ID:SK5zZ8ZiO
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
終わり
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