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上条「美琴は俺と結婚するべきだ」 美琴「プ、プヒィ………?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:45:57.09 ID:Jv2rT6380 [1/33]
上条「ほら。婚姻届もってきたぞ」

美琴「ちょ…何言ってんのよあんたは!! 冗談はやめ…」

上条「冗談に見えるか?」

上条は群れから追い出された獣のような顔をしていた。
その眼差しは真剣そのもの。

美琴「……見えません」

上条「美琴」

美琴「ななな、なによ」 (あわわ。下の名前で呼ばれちゃった…)

上条「もう一度言うぞ? もうおまえとすれ違いの生活はしたくない。
    電撃を浴びるのも嫌だし。ここは一つ結婚して分かりあおうじゃないか」

美琴「……」 (意味が分かんない…こいつ…頭でも打ったの?)

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:50:05.47 ID:Jv2rT6380
美琴「だいたい私たちまだ学生じゃない!!」

上条「そうだな。それじゃ婚約ということになるか」

美琴「ここここ、婚約!? まだ付き合ってすらいないのに?」

上条「それがどうした? かまうものか」

美琴「かまいなさいよ!! あんたねぇ、そんな急な話で納得できると思ってんの?」

上条「ちなみにおまえの母上殿なら納得してくれたぞ」

美琴「え?」

上条「脅迫した」

美琴「…!?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:53:38.34 ID:Jv2rT6380
美琴「あ、あんた…人の親になんてことを…」

上条「落ち着きなさい」

美琴「いい加減にしなさいよね…!!」

上条「なあ、今のは冗談だ」

美琴「e?」

上条「だから冗談だ。おまえの母親には何もしてない。
    とにかく落ち着いて話をしよう」


上条はタバコを取り出した。
ライターで火をつけて一服。


上条「ふぅ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:58:08.17 ID:Jv2rT6380
上条「最近値上がりしたから財政がキツイぜ」

美琴「あんた…不良だったの?」

上条「おかしいか?」

美琴「おかしいに決まってるじゃない! 高校生のクセに当たり前のように
    タバコ吸ってんじゃないわよ!!」

上条「まあいいじゃないか。これから一緒に暮らせば誤解も解けるだろうさ」

美琴「すでに喧嘩してるわ!」

上条「やれやれ。面倒だな」


上条はズボンを脱ぎ始めた。

自然な動作でトランクスを露出させた彼は、
四つんばいになった後、獣の姿勢で美琴に飛びかかろうとした。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:05:05.48 ID:Jv2rT6380
美琴「来ないでえええええええええええ!!」

上条「はぁ…そんなに嫌か?」

美琴「え?」

上条「俺とするのはそんなに嫌なのか?」


上条は肩を落とした。すでに攻撃の意思は失われている。


美琴「な、何よ…そんなシマウマのような顔して…」

上条「……もういい」

それだけ言い残して上条は去っいったのだった。
美琴はしばらくそのまま立ち尽くしていた。
激しく混乱していたのだ。
大好きだった彼に迫られ、嬉しさ半分と驚き半分だった。

美琴「あのバカ…。もしかして私のことずっと好きだったのかな…。
   どうして胸が締め付けられるよな気持ちになんだろう…。
   私はどう返事したらよかったの…とうま…」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:10:55.27 ID:Jv2rT6380
「あのバカ女め…。あいつが愚かなのは知っていたが、ここまでバカだとは
 思わなかったぞ。……仕方ねえから今日は諦めてやるが…。
 次会ったら容赦しないぞ」

上条は脱いだズボンを片手に持ち、猫背の姿勢で帰ることにした。
学校帰りなので夕日を背中に浴びていた。
むしゃくしゃしたので付近のクレープ屋を襲撃しようと思ったときだった。

佐天「やあ。上条さんじゃないですか?」

フランクな挨拶をしてきた黒髪の女の子。

上条「やあ佐天さん。奇遇だね」

佐天「奇遇ですって…。本当にそうでしょうか?」

上条「どういういみ?」

佐天「ずっとあなたを待ち伏せしてました」

上条「な…!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:17:44.39 ID:Jv2rT6380
佐天さんは笑顔で語り始める。

「さっき路地裏で御坂さんに告白しましたね?」

「…み、見てたのかよ」

「もちろんです。私はいつだって上条さんを見てますよ。
 どこでも。いつでも。どこでも。イツでも…」


佐天さんはヤンデレ化していた。病んだ瞳が上条を捕らえる。


その視線に睨まれた瞬間。


「く、来るな…」

上条は恐怖で足が震え始めた。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:24:38.54 ID:Jv2rT6380
佐天さんがエヴァ三号機のような姿勢で迫る。

「どうして逃げるんですか?」

「その目つきを止めやがれ!! まじこええんだよ」

「…だれが怖いですって?」

佐天さんの目が細くなる。


「うわあああああああ!!」


上条は佐天さんを殴った後、急いで家に帰った。

一人残された佐天さんはゆっくりと立ち上がり、痛みの残る
頬を押さえながら不気味に笑っていた。

「うふふふふふふ。上条さんったら。すっごく刺激的だったわ。
 後でお仕置きしてあげなくちゃ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:29:21.01 ID:Jv2rT6380

帰宅後、玄関の扉を開けると…

「おかえりなさいなんだよ、とーまぁ」

井口ボイスで癒してくれるインデックスのお出迎えをあびるのだが…

「もうおまえの可愛い声には騙されないぞ」

「……っ!!」

「この悪女め!! これでどうだ!!」

「はやめsdふぇ」

インデックスは頬っぺたを左右に引っ張られていた。
涙目で抗議の声をあげるが…

「いはやはやひゃひゃあ」

「今までその声でどれだけ俺を惑わしてきたんだ? ふぉおらああ!?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:33:37.22 ID:Jv2rT6380

「ふひいいしあいしあい」

「しかも二期になってからさらに可愛さが増してるじゃネエかよ?
 おお!? 迷い猫の影響か? そうなのか?」

上条はインデックスの身体を持ち上げて床の上に投げた。
落下の際に重みを感じさせる音がしたのは、禁書が太ったからだ。

「いたたたt…腰が痛んだよ…」

老人のように腰を手で押さえるインデックス。
アラビアのロレンスのようなフードはすでに吹き飛んでしまった。
強引に引っ張られた影響で頬が真っ赤なのが痛々しい。


「~~~~~~~♪」

上条は鼻歌を歌いながら禁書の背中を踏み始めた。


「あ、ふん?」

うつ伏せの禁書が仰け反った。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:38:40.26 ID:Jv2rT6380

今度はさらに力をこめて踏みつける。

「どうだ?」

「あっ……すご……も、もっと……」

「おいおい。そんなに踏んで欲しいのか?
 だらしない顔しやがって」

「早くぅ……もっとちょうだい……」

上条はじらすようにゆっくりと
踏んだりして禁書の反応を楽しんだ。

禁書は抵抗せずに上条のリズムに身を任せた。


「は!……うん………いいよぉ……」

「おまえさあ、最近太ったよな?
 さすがに食べすぎだろ。俺の分の食料まで強奪しやがってよぉ。
 背中の感触が柔らかくてボッキしちまったじゃねえか」

「あふ……わふ……気持ちいんだよ……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:45:08.62 ID:Jv2rT6380

「おい。聞いてんのか。踏むのを止めるぞ?」

「は……はひぃ……私はデブになってしまいましたぁ……。
 雌豚です……醜いメスブタです…」

よだれを垂らすインデックスは発情期の獣のようだった。
快楽で目をクルクルと渦巻きのように回している。


「お腹がこんなにぷよぷよだ」

上条は禁書に覆いかぶさり、エセ修道服の中に手を滑らす。

「あ……駄目だよ…」

「直に触ると柔らかくて卑猥だなぁ。この感触がなんとも…」

「ちょ、手つきがいやらしいんだよ!」

「うっせえよ。デブ目録」

「むmmmmm」


文句言いそうな雰囲気だった目録を口付けで黙らせた。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:51:20.56 ID:Jv2rT6380

「くくく…。本当に可愛いな…」

ぷくぷく太った頬っぺたと唇に何度も吸い付いた。

「ゆかちはたとえデブでも可愛いぜ」

「ゆか…ってだれ? わたしの名前は禁書目録だよ…」

「ああ? デブのくせに生意気だぞ。ピザ目録」

「きゃあ!?」

上条がぶよぶよのお腹にタッチしたので禁書が悲鳴をもらした。

「おいおい。少しはダイエットしろよな」


優しい手つきで揉み始めた。


モミモミモミ…


「あっ…やめてってば! 怒るよ?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:55:42.17 ID:Jv2rT6380

モミモミモミ…


「ちょ…どこ触って…」


モミモミモミ…


「太ももは駄目なんだよ…」


モミモミモミ…


「ああっ…ちょ…」


モミモミモミ…


「そんなにお尻触っちゃ……だめぇ…」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:32:57.83 ID:Jv2rT6380

それから数分後、全裸の上条が禁書に襲い掛かった。

「ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおい!!」

「いやあああああああああああああああああああ!!」



17分ほどして行為は終わった。



「はぁはぁ…。とうまったらいっつも乱暴なんだよ…」

「ごめんな。痛くなかったか?」

「だいじょうぶ…なんだよ…とうまが私のこと好きなの知ってるから…」

「そうか。いい子だな」

「えへへ」

ベッドの上の禁書が頭を撫でられて目を細めていた。
汗をかいているのは激しい運動をしたためだ。
乱れた修道服から覗いた生足に液体が滴っている。
湿った髪の毛が張り付いてている首筋からは甘い臭いが漂っていた。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:38:15.93 ID:Jv2rT6380

「なあ禁書」

「なあに?」

「一つだけお願いがあるんだ」

「ど、どんな?」


禁書は心臓の鼓動が早くなるのを感じていた。
上条の顔がいつになく真剣だったったからだ。
いままで一緒に過ごしてきたが、たまに見せる
男らしい顔つきにはいつもドキリとさせられていた。


「この家から出てってくれないか?」

「――!?」


禁書の脳内で雷鳴が響き渡った。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:44:06.09 ID:Jv2rT6380

「あはははははは。じょ、冗談だよね…?」

「…」

「とうま…?」

「……」

「とうま!! どうして黙ってるんだよ!? 早く今のは冗談だって言ってよ」


禁書は見ていて気の毒になるくらい取り乱した。

上条の肩を激しく揺さぶって先程の発言の訂正を求めたが、
彼は一言も発してくれなかった。数秒間迷った後、彼に慰めてほしくて
抱きついてみたが、うざいと言われた末にベッドから落とされてしまった。


「ここは俺と美琴の愛の巣になる。それにはおまえが邪魔なんだよ」

上条が淡々と告げた。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:50:16.08 ID:Jv2rT6380

「ちょ…え…? どういうこと?」

「俺は美琴と婚約する。そのためには、たぶんおまえは不要だ。
 今日美琴に愛の告白をしたんだが断られてね。
 敗因を冷静に分析したところ、おまえが原因だと判断したわけなのだ」

「な…そんな…酷すぎるよ」

禁書は大粒の涙を流し始めた。上条の腰に抱きつきながら嗚咽をもらしていた。

「おいおい。そんな顔で泣くんじゃねえよ。興奮してボッキしちまったじゃねえか」

「おねがい…捨てないで…」

「う~ん、どうすっかな…」


上条は顎に手を当てたままキッチンまで歩いた。

なにげなくカップラーメンを手に取り、お湯を注いだ。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:54:43.71 ID:Jv2rT6380

「…」

賢者のような顔で三分ほど待つ。

「ふむ」

出来上がったカップめんを食べながら禁書に向き直る、

「おい禁書」

「は、はい…」

「やっぱ保留にしとくよ。かわいそうだからな」

「ほ、本当ですか!!」

「ああ。おまえをどうするかは俺の明日の俺の気分次第にしとくわ」

食べ終えた容器をその辺に投げ捨てる。
そしてシマウマフェイスのまま禁書を抱きしめてこう言った。

「だからな。俺を怒らせるような真似だけはするなよ。
 そうしたら絶交だからな」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:58:44.68 ID:Jv2rT6380

「う、はい。わかりました。私はとうまの言うことは何でも聞きます」

「ふふふ」

微笑む野生動物。その日は禁書のお腹を一晩中触ってやった。




翌日のことである。


「はぁ…あいつのことが頭から離れないよ…」

現在は授業中だが、美琴は憂鬱だった。
先生の話など全く頭に入ってこなかった。

「あんな情熱的な顔で告白されるなんて初めてだったわ…
 私と結婚した言ってくれた…」

机の上に肘をついてうわの空の様子。
せつなそうに溜息をついた。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:02:13.01 ID:Jv2rT6380

「だ、だめ…あいつのこと考えると…手が勝手に…」

火照ってしまった体を制御することはできなかった。
すでにショーツの中は濡れ濡れになってしまっている。

芋虫のように体をもじもじさせていたので、教師には
それを体調不良と判断されてしまい、保健室で休むよう命じられた。


「すみません、休ませてほしいんですけど」

保健室の扉を開けるが無人だった。

「…」

ベッドは全て空いているので適当なところで横になった。

カーテンを敷いて人の気配がしないのを確認した後、
火照った体を冷ますことにした。

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:07:01.99 ID:Jv2rT6380

Yシャツを脱いだ後、ブラのホックを外す。
慎ましい乳房を直接触りながら、スカートの中に手を差し入れた。

「当麻ぁ…会いたいよ…」

目をぎゅっと閉じながらも細い指で秘所を刺激していた。
清潔な枕に押し付けた顔はすでに真っ赤に染まっていた。

「あぁ…んん…」

脳内では上条の顔が投影されていた。
だんだんと気分が乗ってきて、ここが学校の保健室であることを
忘れかけてきた。

その時である。

「そこで喘いでいるのは誰?」

保健教師がやってきたのだ。
遠慮なくベッドのカーテンを開けて美琴の乱れた姿を凝視した。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:13:01.88 ID:Jv2rT6380

「……」

「あ、あのこれは…」

美琴は言い訳をしようとしたが、すぐに無駄だということに気がついた。
なぜならすでに全裸だったからである。脱ぎ捨てられた衣服は
ベッドの周りを散らかしていた。興奮していたのでいつのまに
脱いだかは覚えていたなかった。

「ひひひひ。それは好都合です」

保健教師は突然笑い始めた。

「へ?」

「うひひいひひひひ」

「な…」

教師は白衣を脱ぎ始めた。
あっという間に一糸纏わぬ姿になると、きつそうなマスクを
取り外し、正体をあらわした。

「お姉さまったら、すでにスタンバってましたのね」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:18:43.28 ID:Jv2rT6380

「ちょ…あんた…」

いい年齢に見えた女教師の正体は白井黒子だったのだ。
怪しく微笑みながら美琴に迫る。

「この黒子に身も心もまかせてごらんなさい」

「やめて…」

「もう、恥ずかしがらないてもいいのに!!」

「やめてっていってんでしょ!!」

怒りの電撃が黒子に直撃し、気絶させた。


「黒子ったら酷いよ…私をからかってるんだわ…」

美琴は子供のように泣き続けた。

「うぅ…当麻に会いたいよぉ……寂しくて死んじゃいそう」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:23:33.54 ID:Jv2rT6380

「俺がどうしたって?」

「!?」

なんと、突然ロッカーが開いて上条当麻が出現した。

美琴は幻想を疑って目をこすったが、間違いなく上条当麻本人だった。

「不安にさせてごめんな。もうおまえを一人きりにはさせないぞ」

「当麻ぁあああ!!」

美琴は上条に勢いよく抱きついた。

通常であれば、なぜ上条が常磐台中学に潜入しているか疑問に思うべきであるが、
美琴にそんなことを考える余裕はなかった。


「大好きだよ美琴」

「私もぉ」


情熱的に絡み合いながらキスを交わす。
どちらともなく舌を挿入して互いの口腔を味わった。

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:29:24.36 ID:Jv2rT6380

上条は片手を美琴の下腹部に移動させた。

「ぁ…」

「もう濡れてるじゃないか」

「当麻ならいいよ……もっと触って…」

「ふふ。おまえもとんだ変態さんだな?」

美琴のそこを撫で回すように触った後、
二本の指を挿入してかき回した。

「あぁ…いい……」

「おまえは誰のことを想像してこんなにびしょ濡れにしたんだ?」

「や……そんなに……激しく…」

美琴の吐息がますますせつないものに変わっていった。
小動物のように震えながら上条に寄りかかっていた。
小さく開いた口で何度も上条の名を呼びながら感じていた。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:34:11.66 ID:Jv2rT6380

「可愛いなおまえ」

「ひゃ!?」

上条は美琴をベッドに寝かせてから足を開かせた。
指で押し広げた割れ目に舌を這わせる。

「きゃあ!?」

「あまり大きな声は出すなよ」

「や……だ、だめよ…そんなとこ…」

美琴は口では嫌がりながらも上条に身を任せていた。
恥部に感じる彼の舌の感触で狂ってしまいそうになっていた。
気がついたら自身の胸を両手で強くつかんでさらなる快楽を求めていた。

「もうイキそうか? この変態」

「そ、そんな。だって……」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:39:16.52 ID:Jv2rT6380

「エッチな液体がこんなにあふれてくるぞ」

「ひゃああ」

挿入した指を激しく出し入れして美琴を刺激した。
興奮した美琴が両足を閉じようとしたが上条が押さえつけた。
指を動かすと美琴の中で卑猥な音が立てられた。

「おらおら」

「だめ……もう……」

「指だけでイっちまうのか? まだ本番はこれからだぞ」

「はぁはぁ……あぁぁ」

美琴は身体を弛緩させた後、背中をわずかに浮かせて絶頂に達した。
彼女の液体が純白のベッドシーツを汚してしまった。

「可愛いよ美琴」

「当麻ぁ」

上条が美琴に覆いかぶさって唇を奪う。
彼女の口の周りはよだれで一杯になっていた。

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:46:44.78 ID:Jv2rT6380

ところで、上条は今日学校を欠席していた。

理由は簡単。

美琴の学校に潜入するためである。
将来の結婚相手と確実に婚約を結ぶためには、
まず相手のことを知る必要があるからである。

シマウマモードを発動させた彼は忍者のような動作を
会得し、常磐台のセキュリティーを突破したのである。

そして美琴のことを今まで見守りつつ、
頃合を見計らって登場した次第である。

全裸の黒子が現れたときは焦ったが、美琴にあっけなく
撃破されたので安堵していた。

なお、黒子が教師に変装していた件については
詳細は不明だが、変態だからということで説明はつくだろう。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:56:30.49 ID:Jv2rT6380

「はぁはぁ…すごい…よぉ……」

「おまえの中…すっげえきつく締まってるぞ…」

「気持ちよくておかしくなりそう…」

「ああ。なんどでもイッちまえ」

美琴の腰を押さえながら何度も突いていた。
体勢は正常位だ。
上条の動きにあわせて美琴の全身が小刻みに揺れていた。

「んあああ…」

「どうだ?」

「うん…いいよぉ…すごく…いいぃ…」

美琴は激しく髪の毛を振り乱しながら自らも腰を動かし始めた。
そこの締め付けがさらにきつくなって上条のモノを刺激した。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:02:58.71 ID:Jv2rT6380

「うぅ…美琴…俺も…もう…」

「出していいんだよ? 私と当麻の仲だもん…遠慮なくめちゃくちゃに…」

「美琴…。美琴…。俺は…」

「うん……だい……すきぃ…」

こうなってしまっては二人とも獣状態だった。
快楽に酔った頭では互いの存在以外に必要としているものはなかった。
交互に発する熱い吐息と肌の感触が心地よく、求められることの
うれしさを味わっていた。

「ああぁぁぁ…」

「もう…げんかいだ…」

「わたしもぉ…」


数分後、一仕事終えた彼らはしばらくベッドで横になった。
一応ここは学校なのだが、そんなことはどうでもよかった。
今は二人の幸せをかみしめるための貴重な時間なのだ。

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:07:48.98 ID:Jv2rT6380

ちょうどそのころ、

「上条さんったら、ずいぶんとお楽しみのようですねぇ…」

物陰から上条達を見守っていた魔女・佐天さんがにやけていた。

「うふふ。せいぜいミサカさんと束の間の幸せに浸っているとイイんです。
 あとで地獄をミセテあげますからね…うふふふふふふふ」

佐天さんは踵を返してどこかへ消えてしまった。


その後、床で気絶している黒子はなぜか誰の目にも留まらず、
一晩そこで過ごしたという。

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 01:47:08.64 ID:TckhLuOQ0 [1/63]

翌朝。登校中の上条は佐天さんに出会った。

「やあ上条さん」

「さ、佐天さんじゃないか…。また俺を脅すつもりかね?」

「はい♪」

「……」(即答しやがった…)

上条は姿勢を低くして走り出す準備を開始したが、

「逃げないで下さい。ばらしますよ」

(何を?)

上条が口に出して聞く前に佐天さんが三枚の写真を見せてきた。
昨日の美琴との行為が写されていた。

素敵な笑顔で上条に問いかける。

「この写真に見覚えがありますか?」

「…ああ」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 01:51:26.40 ID:TckhLuOQ0 [2/63]

「そんなに冷や汗かいてどうしたんですか?」

「もう殺してくれよ」

「駄目ですよ。これから上条さんで遊ぶんですから」

「……」

上条はうつむいて黙ってしまった。

「女子中学生との淫らな行為。さらに常磐台中への不法侵入。
 しかも学校を欠席した上で。これらの事実が公表されれば、
 あなたは社会的に終わりです。ちなみに写真の予備はいくらでもありますから」

「やめろ……もう考えたくない」

「現実から目をそむけないで下さい。あなたは私の機嫌を損ねないように
 して生きていればいいです。わかりますか?」

「君の奴隷にでもなれというのか?」

「そうです」

佐天さんは笑顔を崩さずに言った。

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 01:55:04.09 ID:TckhLuOQ0 [3/63]

「ひざまづいてください」

「…」

上条はしぶしぶ従った。

ここは往来がある。道行く人々は女子中学生の前で膝を突いた上条を
興味深そうにに見ていた。

「まずは私の足を舐めることで服従の証としてもらいます。
 昨日殴られたことはこれでチャラにしてあげますから」

「…くっ」

「なんですかその不満そうな顔は? ふざけてるんですか?
 女の子の顔を殴ったゲス野郎のくせに!!」

上条は佐天さんの足を掴んだ後、恐る恐るその先端に舌をあてた。
靴の上からである。これはかつてないほどの屈辱だった。

「ほら、早く舐めなさいよクズが!!」

「うう…」

上条は罵倒されたので泣きそうになりながらもペロペロした。

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:00:59.31 ID:TckhLuOQ0 [4/63]

「あはははははは!! たかが写真ごときでなんて情けない顔してんのよ、バーカ!!」

「ぴぐぅ…」

「ほらほら、地面も舐めなさいよ!! 地面も!!」

上条は頭を踏んづけられてしまった。
土下座してさらに地に頭をこすりつけている体勢である。

「あぁ…最高の気分」

佐天さんは絶頂に達しそうな顔をしていた。
女王様気分が味わえたので興奮しているのだ。
しかも相手はあのレールガンでも適わないほどの能力者。
優越感は相当なものだった。


ところで、佐天さんが狂ってしまったのは、
上条に告白して振られたからだった。

彼女は自分の容姿に関してはそれなりの自身を持っていたので
上条にあっさりと振られたときはショックだった。

腹が立ったので上条の身元を調査したところ、彼は禁書目録や
美琴、姫神らにフラグを立てているハーレム野郎だということが判明した。

それからというもの、上条をなんとかして屈服させる方法はないものかと
考える日々が続いた。そして今日、絶交の機会が訪れたのだ。

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:05:17.85 ID:TckhLuOQ0 [5/63]

「ねえ上条さん」

「なんでしょうか…」

ようやく開放された上条が顔をあげる。

「あっちから御坂さんが歩いてきますよ。
 今から私の言うとおりに話しかけてみてください。
 この紙に書いてあることを言うんです」

「な…?」

佐天さんからカンペを渡されたが、その内容は恐るべきものだった。

「ふざけるな!! いくらなんでもこれh…」

「逆らったらどうなるか分かりますよね?」

「う…」

怒りたかったが、佐天さんの怖い笑顔の前に圧倒されてしまった。

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:09:24.95 ID:TckhLuOQ0 [6/63]

佐天さんは手のひらを差し出す。

「お手」

「はい」

「よろしい。じゃあ行ってきなさい」

「…はい」

犬の真似をさせられたあげく、最悪の気分のまま美琴に近寄った。


「あら、当麻じゃない。どうしたの深刻そうな顔して?」

何も知らない美琴は無邪気なものだった。

「美琴に…言わなきゃならないことがある」

「なにを?」

「おれは…おまえと…」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:14:30.89 ID:TckhLuOQ0 [7/63]

上条は言葉を区切るようにゆっくりと発音した。

「おまえと一緒にいたくないんだ。昨日のはちょっとした
 勢いでさ。おまえのことなんて本当はこれっぽっちも好きじゃないんだ」

「は…!?」

美琴が凍りついた。

「もう会わないようにしようか。俺のことは綺麗さっぱり忘れてくれ」

「ちょ…まって」

美琴は上条の服のすそを掴もうとするが…

「やめてくれよ」

上条に冷たく拒否された。

彼は振り向くことなく歩き出してしまう。


「うそ…でしょ…」

美琴はその場に力なく座り込み、震えていた。

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:18:50.86 ID:TckhLuOQ0 [8/63]

「なんで……? 私、当麻に嫌われるようなことした…?」

無意識の内に頬に涙が流れ始めた。
去っていく上条の背中が涙で歪んだ。

「うあああああ…!!」

恥も外見もなく声をあげて泣き始めてしまった。

「うっ…ひぐっ…ううぅ……ひどいよぉ……」


事情を知らぬ通行人たちは美琴に構わず通り過ぎていくだけだ。
誰一人美琴に声をかけてくれる者などいなかった。

美琴は強烈な孤独感を感じていた。

都会の人ごみの中でここだけ空間がぽっかり開いてしまった気がして、
世界で自分が一人だけなんじゃないかと思うほど寂しくて、
胸が張り裂けてしまいそうなほど哀しかった。

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:22:12.92 ID:TckhLuOQ0 [9/63]

「ぷぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~!!」

大音量で爆笑しているのは堕天使・佐天さんだった。

「あはははははっははははははっはあっはははははははははははっははは」

端正な顔を悪のそれに歪めた天使には、人としての良識など存在しないのだ。
彼女にとって美琴の泣き顔は極上のエサだった。
制服のおへそ丸出しで爆笑し続けていた。


「うわああああああああああ!! もういやだあああああ!!」

上条は隙をついて逃げ出した。

「不幸だああああああああああああああ!!」

定型句を叫びながら自宅へ帰ることにした。
こんな不安定な気持ちでは学校へ行く気にならないからだ。
一応コンビニで昼飯だけは買っていった。

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:27:20.78 ID:TckhLuOQ0 [10/63]

帰宅後、ベッドへ華麗にジャンプして横になった。

「うぅぅうぅぅっぅぅ」

意味不明なうめき声を発しながらバタ足の練習をしていた。


「ど、どしたのとーま?」

さっきまでテレビを見てた禁書が問いかける。
年中腹ペコなのでうまい棒を食べていた。

「あ、あの~。学校行かなくていいの?」

「それどころじゃ…俺…佐天さんの奴隷に……美琴に…ひどいこと」

「何が言いたいか分からないんだよ? 落ち着いて」

禁書は上条の頭を抱きしめた。
丁寧に撫でながら子供をあやすような口調で再び問いかける。

「私はいつでもとうまの味方なんだよ? 
 落ち着いてゆっくりと話してよ」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:31:50.33 ID:TckhLuOQ0 [11/63]

「ああ…取り乱しちゃってごめんな」 

上条は謝りながらも禁書のお腹を触るのを忘れなかった。


ぷにぷに…

(この触り心地、たまんねえぜ)

ぷにぷに…

「もう! とうまったら!」

「ごめんごめん。やっぱおまえといると安心するよ」

上条は事情を全て話した。

美琴との決別。佐天さんの奴隷になったことなど。

「つらかったんだね…とうま」

禁書は上条に膝枕していた。

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 02:37:35.28 ID:TckhLuOQ0 [12/63]

ほっとしたのか、上条はまもなくして寝息を立て始めた。

その静寂をぶち破るように電話が鳴りそうになった時、
禁書が俊足で電話線を引き抜いた。

そしてその勢いを殺さず、電話ごと窓から投げ捨ててしまった。

電話は上条の担任の先生からかかってきた可能性大だが、今はどうでもいいのだ。

(とうまが私を頼ってくれるなんてうれしいかも…)

禁書は密かに喜んでいた。

上条と美琴との関係が進展すればイギリスに強制送還される危険すら
あったからだ。佐天涙子という女の正体は不明だが、現状では
奴のおかげで上条と一緒にいられる口実が出来たというものだ。

(あとでその女を始末してあげるからね。そうすれば私はずっととうまと…)

禁書ちゃんはうまい棒を食べながら何か企んでいたのだった。

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:10:46.57 ID:TckhLuOQ0 [13/63]
そのころ、美琴も上条と同じように学校を休んでいた。

部屋で引きこもることにしたわけだが、
激しく落ち込む彼女を気にかけた一人の淑女がいた。

「お姉さまったら学校をずる休みするなんて…」

黒子がソーセージを食べながら言った。
先端を口に加えながらアヘ顔をしている。

「ふん。あんただって人の事言えないでしょ」

美琴は口元を尖らせて言った。

「わたくしにはお姉さまをお守りする義務がありますの。
 学業は二の次ですわ」

「…なによそれ」

「せめて事情を話してくださいな。十中八九あの殿方のことなのでしょうけど、
 微力ながら協力して差し上げますわよ」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:16:32.98 ID:TckhLuOQ0 [14/63]

黒子が優雅に髪をかきあげた。美琴がいぶかしむ。

「協力って、あんたが?」

「もちろんですわ。確かにあの方はわたくしの恋敵にあたる存在ですが、
 お姉さまの悲しい顔を見ている方がもっと辛いんですの」

「ふぅん。分かったわよ。それじゃあ…」

事情を話した後は、上条の態度が急変したことについて考えることにした。
黒子はあらゆる視点から上条の心情を把握しようとした。

「恐らく同居人の禁書さんが怪しいですわね」

真面目な顔の黒子が言う。

上条と美琴が仲良くなったのが先日。
あの時の上条の美琴に対する愛情に偽りがないとすれば、
翌朝までに何かがあったと考えられる。

フラグを立てまくる彼ならあらゆる女性との浮気が考えられるが、
それならば同居人の禁書が最有力候補と考えるのは確かに間違いではない。

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:19:48.81 ID:TckhLuOQ0 [15/63]

「まあ、ここで考えていても仕方ありませんわ。
 時間を見てわたくしが上条さんに直接聞いてみます」

「助かるわ黒子…」

「あっ…そんな眼差しで見つめられたら…黒子は…黒子は…」

黒子が暴走しそうになったので電流を浴びせてやった。

「ああぁ……なんて容赦のない一撃……」

黒子は生きのいい魚のように床の上をぴちぴち跳ねていた。
その様子があまりにも可笑しいので美琴は笑ってしまった。


その日の夕方。黒子が上条の部屋を訪れた。

「ごめんくださいな」

「どなたですか?」

禁書が対応する。

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:25:36.79 ID:TckhLuOQ0 [16/63]

「わたくしは白井黒子と申します。上条さんの知り合いですわ。
 彼はご在宅ですか?」

「とうまなら寝てるけど」

「そうですか。彼と少しお話がしたいのですが。よろしいでしょうか?」

「でも今日はそっとしておいてほしいんだよ。とうまは
 精神的にすごく疲れてるの」

「知るかですわ」

黒子が禁書を一本背負いした。
すると、禁書が思ったより体重があったので驚いていた。

「見た目よりもけっこう…。食べすぎかしら?」

「ぽうっはあsだ…」

「あなたはそこで寝てなさいな」

黒子が留めの蹴りを放った。腰を入れた下段蹴りである。

「ぎゃふ!」

禁書は涙目で痛みに耐えていた。

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:30:58.19 ID:TckhLuOQ0 [17/63]

「ふん」

黒子は禁書をゴミを見るような目で見下ろした後、
ベッドで寝ている上条を叩き起こした。

「起きなさい」

「ほわああああ!!」

バケツの水をかけられたシマウマが起床した。

「なんだいきなり!! ライオンの襲撃か!?」

「これから尋問を始めますわ」

「な…ちょ…」

上条はすでに縛られていた。 黒子は淡々と進める。

「昨日あなたはお姉さまと結ばれました。これは事実に相違ないですね?」

「なぜそのことをおまえに言わなきゃならんのだ!!」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:35:37.45 ID:TckhLuOQ0 [18/63]

「質問に答えなければ五寸釘を打ちますわよ?」

「…っ」

目の前で見せられた五寸釘はあまりにも大きく感じられた。
上条は絶句し、すでに黒子に支配されていることを理解したのだった。

「ハイ。ワタシは美琴さんとムスバレマシタ」

「そうですか。では、今でもお姉さまのことが好きですか?」

「…ジジョウにより、答えられません」

「まずは小指からいきますか? せーの」

「すいません調子に乗りました! 佐天涙子のクソ女に
 はめられたのであります!!」

上条は正直に白状したのだった。黒子が追求する。

「はめられたですって?」

「とにかくあいつは史上最低の堕天使です。
 あの黒髪の悪女は俺達の写真を…」

そして最後まで洗いざらい話した。

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:39:17.94 ID:TckhLuOQ0 [19/63]

「事情は分かりましたわ。お騒がせしてすみませんでしたの。
 対策はこちらで練っておきます」

黒子は上条の縄を解いてから、再び禁書を軽く蹴って出て行った。



翌日。黒子は初春を拉致した。

「mぐぐぐうっぐぐg」

初春は全身拘束の上、猿轡を噛まされた酷い状態だった。

「初春。あなたにある仕事をさずけますわ」

「むうぐぐぐぐっぐぐg」

ここは黒子と美琴の部屋。

初春は登校中のところを襲撃され、
ここまで連れてこられたのだった。

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:44:34.15 ID:TckhLuOQ0 [20/63]

「佐天涙子の部屋を散策して写真データが保管してあると
 思われるPCやデジカメから全てのデータを消して欲しいんですの。
 佐天さんと親しいあなたなら怪しまれないでしょうし、
 ハッキングの天才なあなたなら朝飯前でしょう?」

猿轡を外してやった。さっそく初春が吼え始める。

「ぷはぁ! 白井てめえ!! こんなことしてただで済むと…」

「ここに三本の五寸釘があります」

「すみませんでした白井さん。分かりました。
今すぐ佐天のカス野郎の部屋に行ってきますね」

「それでいいんですの。もし私達に反抗したらお姉さまの
 鬼のレールガンの練習台にしますからね」

「は、はい。それでは!」


初春は猛ダッシュで佐天の部屋に向かうことにした。
すでに始業の時間は過ぎているので学校に行くのは諦めていた。

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:49:32.90 ID:TckhLuOQ0 [21/63]

初春は不良のような目つきで走っていた。

(はぁはぁ…ったく白井のやつ……目が完全にイっちまってたじゃない…。
 佐天より白井の方がヤバイと思うんですけど…)


道中にて。

「そんな急いでどこに行くんだい? お嬢さん」

シマウマフェイスのファニーボウイに声をかけられる。

「上条さん!! 聞いてくださいよ、白井のビッチが私を突然拉致して…」

上条に対して愚痴とも取れる内容を説明した。上条はうなずきながら真剣に聞いた。

「ほう……。それは酷い話だね」

「全くですよ。あの女、ジャッジメントのくせに犯罪ばっかりして最低です」

「これから佐天さんの家に行くんだろ? 俺も一緒に行ってもいいかな?」

「え? いいんですか?」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 15:56:45.67 ID:TckhLuOQ0 [22/63]

「もちろんさ。俺だって被害者だ。あの写真データはなんとしても破壊したい」

「上条さん…!!」

抱きあう二人。

実は初春は上条の浮気相手(将来の愛人候補)だったのだ。
ちなみに彼女は上条がインデックスとイチャイチャしてるのを承知している。
初春は男の浮気に寛容であり、上条に好かれていればそれでいいらしい。
まさに売春である。

そして二人で佐天さんの部屋に行った。

上条「これは…」

初春「なんという…」

PC内に存在したデータは膨大な量だった。
上条のあらゆる盗撮写真のオンパレードであり、
寝顔から風呂に入っている写真まで様々だった。

さっそく全てのデータを消去。
デジカメも置いてあったのでカメラごと粉砕してやった。
SDカードも全て探してポットのお湯の中に入れてやった。

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:01:50.22 ID:TckhLuOQ0 [23/63]

「上条さんったら、御坂さんとあんなやらしいことしてたんですね」

「ごめんな初春さん。怒らせちゃったかな?」

「いいんです。どうせ私みたいな愚図でのろまなお花畑女は上条さんの
 一番になれやしませんし、愛人の地位で我慢します」

「卑屈になるところも可愛いよ。おわびに頭のお花を抜いてあげよう」

「ちょ…てめ!」

それから軽い格闘戦になった。
じゃれあっていたら上条が初春に覆いかぶさる体勢になってしまった。

「あ…」

初春の吐息が上条の顔にかかる。
心臓の鼓動がわずかに早まった。

「初春…さん?」

「か、上条さん……手が……」

「な…!?」

上条の手が初春の胸の上にあった。

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:05:35.75 ID:TckhLuOQ0 [24/63]

中学一年生のわずかな膨らみを制服越しに触っているのだ。


「……」

「……」


カチ カチ カチ


時計の針の音だけが響いている。


「久しぶりに…しましょうか?」

「ああ…」


さっそく口付けが開始される。

「んん…」

「……」

互いに目をつむって唇の感触を味わった。

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:10:06.90 ID:TckhLuOQ0 [25/63]

それから12分が経過したときだった。



「どうだ? 初春さん」

「んぁぁあ……だ、だめぇ……」

「何が駄目なんだ?」

「これぇ……あぁぁ……」


全身を縛られた初春が悶えていた。
秘所にはローターがつけてあり、微弱な振動を与えていた。


「初春さんは本当にMだねえ」

「いやあぁあ……」

「乳首もピンと張って自己主張してるぞ? そんなに気持ちいの?」

「あぁああ!! 吸っちゃだめぇぇ!!」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:14:40.21 ID:TckhLuOQ0 [26/63]

上条に抱かれながら乳首を吸われていた。
初春は震えつつも背筋を伸ばしながら快楽に耐えていた。
すでに何度も達してしまったため、あそこは洪水状態になっている。


「口のまわりのよだれも拭いてあげるね」

「mmmんn…」

「可愛いよ」

「んんんん…」

初春はキスされるのがうれしくて、きつく閉じた太ももを
交互に動かした。パンツは膝の辺りまでずり下げられており、
滴る液体は床にまで達していた。


「ひゃん!」

「感度がいいね」

上条が初春をくすぐったのだ。

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:21:59.49 ID:TckhLuOQ0 [27/63]

わきの下をなぞるように指でこすると…


「あひぃ!」

「素晴らしい反応だね。初春?」

「ひゃぁああ」

初春は後ろ手に縛られているので
わきの下は全く無防備な状態なのだ。

容赦なく指の先で何度も突っついてやった。

「ひゃあ…だめ…やめてええ……!!」

「でもそんな気持ち良さそうな顔してるのはどうしてかな?」

「んあんn……やめてってば……」

「本当にいい反応だね」

今度はもう片方の手で太ももを触った。
ピアノを演奏するように五本の指を無造作に動かして
くすぐってやった。

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:25:31.71 ID:TckhLuOQ0 [28/63]

「あっ」

「中学生の割にはいい肉つきだね」

「そんなにいやらしく触らないで…」

まさぐるような手つきで足からお尻へ移行した。
肉の感触が手の中で自在に形を変えていく。

「やわらかいなぁ…インデックスほどじゃないけど」

「あん…」

「手のひらに収まってしまいそうなほど小さいお尻だ」

「もう……上条さんたっらエッチなんだから」


初春は女としての満足感を得ていた。
たとえ上条の一番の女性になれなくても、
彼に求められていればそれで幸せなのだ。

ところで、ここは佐天さんの部屋だが、
若い二人にはそんなことどうでもよかった。

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:28:32.91 ID:TckhLuOQ0 [29/63]

数分後。

二人は佐天さんのベッドの上にいた。

「あん……あぁ……あん……!!」

「いいぞ……いい感じだ……」

「はぁ……はぁ……もっとください……上条さんの……!!」

「ああ……もっと…強くしてやるからな……!!」

四つんばいの初春の後ろから上条のモノが挿入されていた。
彼が力強く腰を動かすたびにベッドが特有の音を立てる。

「あぁあぁぁ……すごく気持ちい……です……」

「俺もだよ……初春……」

「ぁあ……あっ……いい……」

「人の部屋でするのも悪くないな。独特の緊張感がまたなんとも…」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 16:33:08.21 ID:TckhLuOQ0 [30/63]

 『prrrrrrrrrrr♪』 突然、初春の携帯が鳴った。

ディスプレイには、白井黒子と表示されている。

初春さんが通話ボタンを押す。

「もしもし」  

『初春? どうですか調子は?』

黒子は淡々とした口調だが、初春はハッスル状態だ。

「はぁはぁ…じゅ…順調です。てかもう終わりました。
 んはぁ……堕天使女のデータは…全部…消しまし…たぁ…」

『それならいいのですけど…。あなたはなぜ喘いでますの?』

「ちょっと…欲求不満で…オナニーを……あああん!!」

『そうですか。ほどほどにしておきなさいよ。それじゃ』


黒子との通話はそれで終わった。


上条「美琴は俺と結婚するべきだ」 美琴「プ、プヒィ………?」-2
続きます

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