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律「さんどですとろいやー」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:17:01.60 ID:E+c7aBpq0 [2/57]
梓「いや、まずいですって」
律「そんなこと言っていいのか?」
唯「このままだとあずにゃんの負けだね」
紬「罰は・・・覚えてるわよね?」
梓「・・・律先輩、早いとこやっちゃって下さい」
律「寝返るの早っ!」
唯「りっちゃんしー!澪ちゃんが起きちゃうよ」
律「おう・・・!んじゃ、行くぞ?」
どうも、中野です。みんなのアイドルあずにゃんです。
私達が何をしているか。
事の発端は約2時間前まで遡ります。
梓「いや、まずいですって」
律「そんなこと言っていいのか?」
唯「このままだとあずにゃんの負けだね」
紬「罰は・・・覚えてるわよね?」
梓「・・・律先輩、早いとこやっちゃって下さい」
律「寝返るの早っ!」
唯「りっちゃんしー!澪ちゃんが起きちゃうよ」
律「おう・・・!んじゃ、行くぞ?」
どうも、中野です。みんなのアイドルあずにゃんです。
私達が何をしているか。
事の発端は約2時間前まで遡ります。
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:20:30.16 ID:E+c7aBpq0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと前
澪「・・・」コックリコックリ
律「みお?」
澪「・・・」コックリコックリ
唯「澪ちゃん、おねむ?」
澪「うん・・・」ムニャ
律「澪ちゃん、おむね?」
澪「うっさい・・・」
律「おぉっ。こんな眠たそうな時でも私のボケに反応するとは」
紬「つまり、二人は夫婦ってことでいいわね?」
律「あ、それあんまりよくないわ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:22:32.71 ID:E+c7aBpq0
梓「あの、もし具合悪いなら帰った方が・・・」
澪「平気だよ。昨日ちょっと作詞で行き詰まっちゃって、あまり寝れなかっただけだから」
梓「そうですか。でも辛そうですよ?」
澪「うん・・・」
律「そこのベンチでちょっと寝てったらどうだ?」
澪「えぇ?律じゃないんだから・・・」
紬「でもそんな状態じゃ私達も心配よ」
澪「う・・・」
唯「後でちゃんと起こしてあげるから寝てて大丈夫だよ?」
律「そうそう。それとも、私に澪を担いで帰れって言うのか?」
澪「う、わ、わかったよ」ガタンッ
律「下校時間になったら起こしてやるからなー?」
澪「あぁ、頼む。それじゃ・・・」ゴロンッ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:26:36.73 ID:E+c7aBpq0
唯「おやすみー」
梓「おやすみなさい」
澪「あぁ。おやすみ」
そうして澪先輩は眠りにつきました。
普段はどうなのか知りませんが、このときの澪先輩の寝付きの良さは凄まじかったです。
横になったと思ったらすぐに寝息が聞こえてきたんですから。
そしてしばらく他愛のない話をして時間を潰しました。
澪先輩を起こしたら悪いという理由から楽器の音出しはしません。
ここは何部なのか、いよいよもってわからなくなってきます。
今日は仕方ないだろー?なんて嬉しそうに言う律先輩を訝しげに見つめつつ、ケータイを開きます。
梓「あ、もうこんな時間・・・そろそろ澪先輩起こしましょうか?」
唯「うん。ちょっと早いけど、いいと思う」
紬「そうね、そろそろかしらね」
律「オッケー。それじゃ私が起こしてくるよ」ヨット
唯「私も起こすー!」ダッ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:31:23.95 ID:E+c7aBpq0
ベッド代わりにしているベンチはお世辞にも奥行きがあるとは言えないので、ちょっと寝にくそうです。
少しだけ開いた口。
そこから漏れる寝息。
腕は胸の上に置かれ、左手は何故か親指を隠すようにグーになっています。
子供ってよくこういう意味のない手の形して寝てますよね。
はい、注目。
私が何を言いたいかわかりますか?
今の先輩を一言で言い表すとしたら『THE無防備』。
THEキッチン、THE収納、THE無防備。
ダイソーにコーナーが設けられてもおかしくないくらい。
やっばい、澪先輩可愛過ぎでしょ。
私は冷静に、そして強くこう思いました。
『イタズラしたい。』
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:36:59.32 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」チラッ
律「さーて、どうやって起こそうか?」ニヤニヤ
なんだか嬉しそうです。
そしてどこかサディスティックとも言える表情を浮かべています。
口元は笑ってますけど目がマジです。
心の何処かで、こんな律先輩知りたくなかったと後悔したりしなかったり。
梓「・・・」チラッ
唯「澪ちゃん、服はだけてるよ?えっちぃよー」アハハ
私は見逃しませんでした。
唯先輩が澪先輩のスカートを少したくしあげたところを。
えっちぃのはどっちですか。
梓「それじゃ、律先輩。早く起こしてあげましょうよ」チラッ
言いながら私はムギ先輩を見ました。
何やら真剣な表情で考え事をしているみたい。
梓「ムギ先輩?」
紬「あ、あの。私も澪ちゃん起こしてみたい、な?」
律「へ?い、いいけど・・・?」
唯「ちょっと待って。私も起こしたい」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:43:56.40 ID:E+c7aBpq0
梓「唯先輩まで何言ってるんですか」
唯「むー、あずにゃんは澪ちゃん起こしたくないの?」
梓「私は別に・・・ただ」
律「ん?ただ?」
紬「なぁに?」
梓「こんなに可愛い寝顔見たら・・・ちょっとイタズラしたくなっちゃいました」アハハ
唯「」
紬「」
梓「あ、気を悪くしないで下さいね!そ、それくらい可愛いって言いたかっただけで決してs」
律「あずさぁ!」
梓「はい!?」
律唯紬「それだぁぁぁ!!!」
梓「」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:49:39.42 ID:E+c7aBpq0
梓「え?何が?」
唯「私、やっぱり澪ちゃん起こしたくない!」
紬「私もよ!」
律「奇遇だなー?私も澪を起こすの嫌になっちゃったよ」アッハッハッ
梓「いや、でもそういうわけにもいかないじゃないですか」
唯「あずにゃんの言うとおりだけど・・・」チラッ
唯「何かイタズラしてから起こさない?」
駄目だ、この人。
紬「マジックは油性しかなかったんだけど・・・いいわよね?」ニコッ
もっと駄目だ、この人。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:55:08.95 ID:E+c7aBpq0
律「待て待て。ここは一つ、勝負しないか?」
唯「勝負?」
律「あぁ。砂で山を作って、その上に木の枝を差して、枝が倒れないようにして砂を取っていく遊びを知ってるか?」
唯「うん、砂崩しでしょ?昔よくやったよー」
梓「それがどうしたんですか?」
律「それ、やろうぜ」
唯「・・・」ポカーン
私は見てしまったいました。
普段はお日様みたいな雰囲気を纏っている唯先輩の・・・
唯「いいね・・・やろっか」
目が据わる瞬間を。
っていうかうっわ、唯先輩かっこいい。
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:00:27.52 ID:E+c7aBpq0
紬「それだけじゃつまらないから。ルールを決めましょう」
律「澪を起こしたヤツが負けでいいだろ?」
紬「それじゃ足りないわ」
梓「も、もしかして・・・」
紬「えぇ。負けたときの罰ゲームを考えたんだけど・・・どう?」
唯「へー、どんなの?」
紬「私達がそれまで澪ちゃんにしたことを全部される」
律唯梓「」
紬「例えば順番にまずりっちゃんが足をくすぐり、唯ちゃんが頭を叩き、梓ちゃんが胸を揉んだとするでしょ?」
梓「待って下さい。なんで私だけそんな変態くさいことしてるんですか」
紬「イメージよ」
梓「わお、てっきり『例え話よ?』とか言われると思ってたのに、まさかのイメージ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:07:19.50 ID:E+c7aBpq0
紬「それでもし私が澪ちゃんを起こしちゃったら・・・
私はりっちゃん達がやってきたこと、自分がしようとしたこと、やってきたこと。全部されちゃうの」
梓「え、そ・・・それは、ちょっと・・・」
律「・・・いいぜ」
唯「それくらいしないと面白くないよね」
梓「」
なんでこの人達はこんなに全力なんだろう。
あの顔は多分・・・律先輩も唯先輩も負けたときのことなんて一切考えてないだろうな・・・。
紬「梓ちゃんは?」
考えろ、考えるんだ私。
二つ返事でこのゲームに乗るのはまずい。
梓「・・・」チラッ
澪「・・・」スースー
梓「もちろんやります」
って、何言ってるの私。
いや、だって寝てる澪先輩可愛かったんだもん。
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:12:45.66 ID:E+c7aBpq0
律「おぉ!?梓もなかなかノリいいなぁ?」
梓「どうもです」
紬「あ、あと一つ」
唯「なぁに?」
紬「誰かのイタズラを止めるようなことをしたら、その人は失格の上、
負けた人と同じ目に合ってもらうっていうのはどうかしら」
梓「」
律「いいぜ、確かに邪魔されちゃつまんないしなー」
唯「さんせー!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:14:33.51 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」
これは・・・後戻り出来ないってことか・・・。
梓「・・・」ニヤッ
いいよ、私だって澪先輩にイタズラしたいしね。
唯「いい顔してるね、あずにゃん」
梓「どうもです」
そうして私たちの砂崩しは始まりました。
・・・
・・・
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:20:54.78 ID:E+c7aBpq0
唯「じゃあ私から行きます!」
律「おう、何するんだ?」
梓「・・・」ドキドキ
紬「起こしちゃ駄目よ?順序よく行きましょ」
唯「へへー」ゴソゴソ
律「って、おい。何をするつもりだ」
唯「軽いジャブだよー。よいしょっと・・・」スッ
梓「先輩、何をするのかは大体想像つきましたから今すぐそのギターを置いてください」
唯「え?何?聞こえないよ」ガシャ・・・クイッ
キィィィ・・・
紬「唯ちゃん、ハウってるハウってる」
梓「ちょっと、その状態で音出すなんt」
唯「いっくよー!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:28:43.84 ID:E+c7aBpq0
ギュィィィン!!!!
律梓紬「!!?!?!?」
律「うるっせぇ!!」
梓「唯先輩、私達の耳までおかしくなりますよ!!?」
唯「もうちょっと我慢してよ。あと少しで澪ちゃん起きると思うから」
律「おまっ、負けだぞ!?いいのか!?」
唯「いいよ。これくらい別にされても平気だし。澪ちゃんにイタズラも楽しそうだけどさー」ギュイイィィンン!!
梓「唯、せんぱい・・・?」
唯「私、気づいちゃったんだよねー」ギャイィィィン!!
紬「な、何に?」
唯「りっちゃん達から楽しみ奪う方が楽しそうだなーって」エヘッ
鬼だ、この人。
鬼というか、修羅だ。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:36:28.17 ID:E+c7aBpq0
紬「そうは、させない・・・!」ダッ
律「ムギ!」
唯「ほら、澪ちゃん。起きなよ」ジャカジャカジャカジャカ
ジャカジャカジャカ・・・シーン・・・
唯「!!?」
紬「アンプのボリューム、下げさせてもらったわ」
律「よくやった!」
唯「邪魔はしないルールじゃなかったの?」
梓「どっちかっていうと、このゲームの邪魔をしているのは唯先輩ですよ」
律「そうだ。私達が何かする前に故意に澪を起こすだなんて、酷いヤツだぜ」
唯「ちぇー」
梓「ほら、ギター下ろしてください」
唯「わかったよー」
紬「唯ちゃんがまさかそう来るとは思わなかったわ。でも、それよりも何よりも・・・」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:39:50.49 ID:E+c7aBpq0
律「あぁ。澪だよな?」
紬「うん・・・」チラッ
澪「・・・」スースー
梓「何事もなかったように寝てる、だと・・・?」
安らか過ぎる。
あ、手をぎゅって握りなおした。
可愛い・・・。
唯「まさかこれで起きないとはね・・・それじゃ、次の人いいよ」
紬「澪ちゃん、よっぽど疲れてたのね」
律「よっしゃ、次は私だ!」
梓「何するんですか?」
唯「どうせえっちぃことするんでしょ?」
律「『どうせ』ってどういうことだ。聞き捨てならないな」
梓「え?違うんですか?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:43:41.45 ID:E+c7aBpq0
律「ちがわい!・・・多分」
紬「え?今なんて?」
律「ちょっと待ってろよー」ゴソゴソ
唯「何?スティックで頭叩いたりするの?」
律「まさか」スッ
梓「それは流石にやめなさい」
唯「あずにゃん、敬語、敬語」
律先輩が取り出したるは・・・マジック。
こんな綺麗な顔に落書きするなんて許せない。
紬「りっちゃん、何するつもり?」
律「わからないか?これで澪に落書きするんだよ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:47:55.91 ID:E+c7aBpq0
唯「りっちゃん!」
律「うお!?と、止めるなよ?」
唯「それ、油性?」
律「いんや、水性」
唯「じゃあいいよっ!」
梓「よくない!」
紬「そうよ、肌が荒れたら可哀想だわ」
律「口出しはしないルールだろ?」
梓「そりゃ、そうですけど・・・」
紬「でも、女の子の顔に・・・」
律「前に私がデコに『目』って書かれたときは誰も止めてくれなかったのに・・・っていうか」
唯「なに?」
律「顔じゃないし」
梓「・・・え?」
律「まあ見てろって」キュポッ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:48:36.18 ID:E+c7aBpq0
そう言うと律先輩は澪先輩のスカートを上げました。
包み隠さずに言います。
無茶苦茶エロいです。
梓「うっわ・・・エロ・・・///」
唯「あずにゃん、気持ちは分かるけど素直すぎだよ」アハハ
律「それじゃー失礼しますわよー」
紬「まさか・・・」
律「おう。・・・よっと」
キュッ
澪「んっ・・・」
梓唯律紬「!?」
澪「・・・」スー・・・
律「あっぶねー」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:55:50.80 ID:E+c7aBpq0
唯「なんか、見てるこっちがヒヤヒヤするね?」
紬「えぇ。慎重にね?」
律「ん、だな」ソーッ・・・
キュッキュッ・・・
律「出来た!」
澪の太もも『→』
唯紬梓「ちょっ!?」ブッ!
梓「『→』が股間に向かって伸びてる・・・」ドキドキ
紬「こ、これは・・・」
律「な?別にえっちぃことじゃないだろ?」
紬「股間に『→』って意味深過ぎると思うの」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:02:15.80 ID:E+c7aBpq0
唯「ある意味すごくいやらしいよ、これ」
律「そうかぁ?・・・それにしても、これでも起きないんだな」
梓「っていうか、これ・・・後で澪先輩にバレたらマズイんじゃないですか?」
律「んー?水性だから大丈夫だろ」
紬「そういう問題じゃないと思う」
律「まあまあ。どうせ一発殴られてお終いだから大丈夫だって」
唯「澪ちゃんかわいそう」
律「ゆ、唯までなんだよっ。ほら、次の人いけよ」
紬「はい!」
唯「次、ムギちゃん?」
紬「うんっ♪こういうイタズラ憧れてたのー」
梓「・・・」
なんだろう。
ムギ先輩、とんでもないことをしそうな気がする。
私まで出番が回って来ない予感。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:23:27.50 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」スッ
律「ん?どうした?手なんてあげちゃって」
梓「あの、私が先でもいいでしょうか」
紬「いいわよっ♪」チッ
梓「今、割とハッキリと舌打ちが聞こえましたごめんなさいごめんなさい」
唯「でもあずにゃんの気持ちわかるよ。ムギちゃんだったらすごいことして起こしちゃいそうだもんね」
梓「は、はい・・・」
紬「そういうことなら仕方がないわ。ただ、私にも出番が回ってくるようにしてね。絶対」
梓「はいっ!」
・・・あ。
そうか、ムギ先輩に絶対に回さなきゃいけないってことは・・・。
あまり過激なことは出来ない、というよりも絶対に起こさなくて済みそうなことしか出来ない。
くっ、不完全燃焼なんて嫌だよ。
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:28:03.16 ID:E+c7aBpq0
律「あずさっ」ボソッ
梓「はい?」ボソッ
律「ムギのことは気にするな。やりたいことやっちゃえよ」
梓「え、でも・・・」
律「いいっていいって。この状態の澪は起こそうと思っても起きないくらいだから」
梓「そうなんですか?」
律「おう。多分、今なら頭叩いても『うーん・・・?』で済むよ」
梓「どんだけですか」
律「まぁ、そういうことだから。好きにやっちゃえよ」
梓「了解です」
律先輩からそんなアドバイスをもらったけど、
正直律先輩がしたことよりひどいイタズラなんてなかなか思いつきません。
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:33:11.73 ID:E+c7aBpq0
梓「よしっ」
律「お、決めたか?」
唯「決まった?」
梓「いいえ!」
律唯紬「決まってないの!?」
梓「とりあえず、私も唯先輩に倣ってギターを出します」ゴソゴソ
唯「う、うん。それで?」
梓「え、えーと・・・いたずらしたいって言ってもその、えっと・・・」
律「どうした?」
梓「ああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブオン!!
律「待て待て待て待てぇ!!!!」ガシッ
唯「あずにゃん!さすがにそれは危ないよ!」メッ!
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:38:39.87 ID:E+c7aBpq0
紬「そうよ、何がどうなって澪ちゃんをギターで殴るという結論に至ったの?」
梓「わ、私・・・確かに、澪先輩に、イタズラ、したいって、言いました・・・」グスッ
律「え、おい。ちょっと、泣くなよ・・・」ヨシヨシ
梓「でも、唯先輩も律先輩も私の想像してた以上のことするんですもん・・・」
律「うっ」
梓「ムギ先輩もすごいことしそうですし・・・好きなようにしろって言われても、どうしたらいいかわからなくなって」
律「あぁ。ごめんな。プレッシャーかけるつもりはなかったんだよ」
梓「はい・・・」
唯「ちなみに、あずにゃんは澪ちゃんにどんなことしたかったの?」
梓「ほ、ほっぺつんつん、とか」
律唯紬(かわいええぇいえぇ!!)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:40:11.27 ID:E+c7aBpq0
唯「そ、そうなんだっ?他には他には?」
律(いや、もうむしろ梓にイタズラしたい)
梓「あ、あとは・・・耳元で『あーあ、おはスタ終わっちゃいますよー?』って言いたかったです」
律唯「」
紬(どうしましょう、急に話についていけなくなったわ)
律「それは、何のために?」
梓「え?私だったら慌てて飛び起きますよ!おはスタ見逃すとか最悪じゃないですか!」
唯「ねぇ、あずにゃん。よかったら私の家に遊びに来ない?もちろん、泊まりで」
律「こら、待て唯」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:46:10.36 ID:E+c7aBpq0
紬「梓ちゃん、別に背伸びしなくていいのよ?りっちゃんのイタズラも、私のしそうなイタズラも気にしなくていいの」
梓「はい・・・」
紬「だから、もう泣かないで?ね?」
律「なんかいい話っぽく聴こえるけど、私たちみんな加害者だよな」
唯「それ言っちゃダメだよ」
澪「ん・・・」ゴソッ
律唯紬梓「!!?!?」
澪「ふぁ・・・あ、あずさ・・・」ムクッ
唯「なん、で・・・このタイミングで・・・?」
律「今、梓って言ったよな?もしかして、梓が泣いてるから慰めようと・・・?」
紬「そ、そんな・・・!それってつまり澪あz」
梓「私がヤる前に起き上がってんじゃねぇよぉぉ!!!」ガコォォン!!!
律唯紬「」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:50:16.30 ID:E+c7aBpq0
澪「だっ・・・!?」
バタンッ
梓「ふぅっ。これで一安心」
澪「」ドクドクドクドク・・・
律「いや、一つも安心できるところがないんだけど。むしろ私は頭から流血してる澪が心配でならないんだけど」
唯「大丈夫大丈夫。ほら、続きしよう?」
律「大丈夫じゃないから。寝てるっていうより気を失ってる状態だろ」
紬「りっちゃん。よく聞いて」
律「へ?」
澪「・・・」スースー
律「寝息、だと・・・!?」
唯「そうだよ。澪ちゃんはまた眠りについたんだよ!」
律「ま、まぁ・・・そういうことなら、ゲーム続行だな」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:53:04.91 ID:E+c7aBpq0
唯「あ、でも今のであずにゃんのターン終わりね」
梓「えぇ!?勢い余って軽くギターで殴っただけなのに・・・」
律「いや、あのときは別に勢い余ってなかっただろ。しかも全然軽くないし」
梓「ちぇー。じゃあムギ先輩、パスです」
紬「うふふ。やったぁ」
律「で、ムギは何をするんだ?」
紬「本当は他にもしたいことがあったんだけど・・・」
梓「けど、なんですか?」
紬「澪ちゃんの頭の傷が気になるから手当しようと思うの」
唯「ムギちゃん優しい!」
紬「そんな」ウフフ
律「よかったな、澪」
紬「それじゃ救急箱持ってくるわ」スタスタ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:58:26.60 ID:E+c7aBpq0
唯「・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「澪ちゃんを起こすのって、無理じゃない?」
律「おい、どうしたんだよ。急に」
唯「だってギターで殴られても寝てるんだよ?逆に何をしたら起きるのか想像つかないよ」
律「さっき梓が泣いてたら起きただろ?」
唯「でも今も寝てるじゃん」
紬「お待たせー」
梓「ムギ先輩、すみません」
紬「いいのよ、あまり気にしないで(あまり、だからね。全く気にしないでって言ってるわけじゃないからね)」テキパキ
梓「はい。括弧の中は見えなかったことにします」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:02:52.33 ID:E+c7aBpq0
律「大丈夫だよ、唯」
唯「え?」
律「一回起きたんだ、きっと眠りが浅くなってると思うぜ」
唯「そうかなぁ・・・」
澪「ん・・・」モゾ
紬「・・・!?」
律「ほらな?」ニシシ
唯「ホントだ、さっきより敏感になってるかも」
紬「もうすぐで終わるからね?」テキパキ
律「なあ唯?」
唯「なあに?」
律「包帯巻いた澪ってどう思う?」
唯「いいと思う」
律「だよな」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:14:08.89 ID:E+c7aBpq0
梓「私も変なフェチに目覚めそうです」
律「素晴らしい部だな」
紬「終わったわ」ニコニコ
澪「・・・」モゾモゾ
唯「ムギちゃん手馴れてたねー、すごい!」
紬「そんなことないわ?でも澪ちゃんが起きなくてよかった」フゥ
澪「ぁぅ・・・」モゾモゾ
唯「ん?」
律「なんか、澪のやつ・・・痛がってないか?」
梓「傷口のところ、ポリポリしてますね」
澪「ぁぁ・・・ぅ・・・」ポリポリ
紬「うふふふふ」
律「おい、ムギ。澪に何をした」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:17:31.83 ID:E+c7aBpq0
紬「何もしてないわよーもうっ」プンプン
唯「ねぇ、私さっきから気になってたんだけど・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「このコットンからすごい匂いがする」
律「消毒液がついてるんだろ?」
紬「そうよ、消毒液よ」
唯「なんか夏の匂いがする」
律「言われてみれば・・・」
紬「それキンカンだから」
律唯梓「え゛っ」
律「痛ぇよ!!!」
唯「うわぁ・・・」
梓「なんか私の頭まで痛くなってきました」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:22:51.26 ID:E+c7aBpq0
紬「消毒液入ってなかったのよねー」
律「私の視界に『キズアワワ』のパッケージが見えるけど気のせいかな」
紬「あら、本当?全く気づかなかったわ」
この確信犯め。
でも痛みに悶えながら眠り続ける澪先輩がどことなくエロいので結果オーライです。
律「そしてこれでも起きないか、澪よ」
澪「ぅぁぁ・・・ぅぅ・・・」ウズウズ
梓「っていうか、負けたらギターで頭殴られるんですよね?」
唯「うん、だね」
律「しかもそのあと傷口にキンカンだからな」
梓「絶対負けられなくなりましたね」
唯「あずにゃん、自分でハードル上げたのわかってる?」
梓「はい・・・」
律「それじゃ、一周したから唯の番、だな?」
唯「へへー。待ってましたー!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:48:21.04 ID:E+c7aBpq0
律「で、次は何をするんだ?」
唯「何がいいかなー」
梓「とりあえず、痛い系はやめてあげてください」
澪「ぅぬぬ・・・」モジモジ
梓「このとおり、まだキンカンの痛みに耐えてる最中みたいなんで」
唯「ちぇー、わかったよ」
紬「しばらくは様子見をした方がいいかも」
律「だな。起きちゃったらつまんないし」
唯「じゃあこれでいいや」サッ
梓「シール、ですか?」
律「なんだよ、随分可愛いいたずらだな?」
唯「だってそんなにすぐに思いつかないよー」
紬「私は可愛くて好きよ?」
唯「えへへ、ありがとうっ!それじゃ・・・澪ちゃん、ちょっと脱ごうね」シュルッ
律紬梓「なんで!!?」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:54:22.84 ID:E+c7aBpq0
唯「え?なんでって、シール貼りたいからだよ?」
梓「どこにシール貼るつもりですか!」
唯「やだなー、乳首に決まってるじゃん」
律「お前が『やだなー』だよ!」
紬「唯ちゃん」
唯「んー?」
紬「私は可愛くて好きよ」
唯「ありがとう!」
律「そのやりとりさっきも見たぞ!」
梓「っていうか乳首は駄目です!」
唯「え?なんで?」
梓「な、なんでって、駄目に決まってるじゃないですかっ!
乳首に・・・ということはつまりブラウスはもちろん、ブラも外さなきゃいけないわけであって。
その、そんなえっちぃこと・・・唯先輩と澪先輩が・・・。正直ちょっと見てみたい気もするけど・・・。いや、でも・・・」
律「梓ー、『」』の位置確認してみ。色々と駄々漏れだから」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:12:44.12 ID:E+c7aBpq0
唯「そもそもあずにゃんに止める権利はないよ?」
律「そうだぞ。梓が失格になりたいならそれでもいいけどな」
梓「うっ、まぁそうですけど・・・」
紬「とりあえず、成り行きを見守りましょう」ジー
律「ムギの場合、見守るっていうか観察っていうか・・・」
唯「よーし!いっくよー!」プチプチ・・・
唯先輩は澪先輩のブラウスのボタンに手をかけ、次々に外していきます。
ただ脱がせるだけなら上に乗らなくてもいいような気もしますが、官能的なので良しとしました。
唯「・・・」
律「おい、どうした」
唯「・・・これ、誰かに手伝ってもらうのってルール違反かな?」
紬「どうしたの?」
唯「えっと・・・ブラ、外せない」
梓「女子としてそれはどうなんですか」
唯「違うんだよー、背中浮かせないと手が入らないんだよー」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:19:08.17 ID:E+c7aBpq0
梓「あぁ、なるほど。ムギ先輩、どうですか?」
紬「もちろんルール違反よ」
律「だよなー。ここで澪が起きちゃったら誰の責任かわからないもんな?」
唯「うぅ・・・だよね・・・」
紬「私は『こうすればいいじゃない』って思うことがあっても、アドバイスしたりしないわ」
律「ひでぇ」
紬「お互いに干渉しない方が後腐れなくていいと思って」
梓「なるほど。その意見には賛成です」
唯「えーと、つまり・・・」
律「この状況で好きにしろ、ただし私たちは手伝わないし、アドバイスもしない。ってことだな」ニヤニヤ
唯「うー・・・」
紬「あ、ちなみに。シール貼るって宣言したからってその通りにする必要はないわ。ここで終わりにしちゃっても」
唯「いーや」
梓「唯先輩・・・」
唯「なにがなんでも脱がせてみせるよ」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:30:10.67 ID:E+c7aBpq0
律「へぇ?ま、頑張れよ」
梓「そろそろ日も落ちてきましたし、終わりにしちゃってもいいですよ?」
唯「ふーんあずにゃん言うねー」
梓「そうですか?」
紬「唯ちゃん、するなら早くした方がいいわ」
唯「わかってるよー」
そう言って唯先輩は澪先輩に視線を戻しました。
さっきの会話の最中もずっと上に乗ったままだったので、二人の太ももも触れ合ったまま。
汗かいてそうだな、なんて考えるとまたちょっとえっちぃ感じに見えてきました。不思議です。
そして澪先輩の耳元に顔を近づけ、唯先輩が何かを呟きます。
-みーおちゃん
そんな風に聞こえました。
すると澪先輩は身じろぎし、中途半端に寝返りをうちました。
澪「んぅ・・・」ズズッ・・・
律「おぉ!ベンチから背中が離れたぞ!」
梓「やりますね」
唯「へへー」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:36:49.93 ID:E+c7aBpq0
紬「唯ちゃん、素敵だったわ」
唯「ん?うん、ありがと」パチンッ
律「唯、ちょい待ち」
唯「もー、なに?」
律「今、普通にブラ外そうとしただろ!」
唯「そりゃそうだよ。どうしたの?」
律「もっともったいぶるように取ったらいいと思う」
梓「律先輩は黙ってた方がいいと思う」
律「ひでぇっ」
唯「でもりっちゃんの言うことも一理あるね」
紬「むしろ100理くらいあるわ」
梓「どんだけですか」
唯「澪ちゃん、いっそのこと。一番下までブラウスのボタン外しちゃおうか」
律「おぉーやったれー」ニヤニヤ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:43:44.00 ID:E+c7aBpq0
唯「寒かったら言ってねー?ま、寝てるから無理だろうけどね」アハハ
そうやっては笑いながらひとつ、またひとつとボタンは外していきます。
人のボタンをあんなに器用に外せるものなのかな、そんな疑問が一瞬頭を過ぎりましたが、
次の瞬間には忘れてしまいました。
唯「スカートにしまってる部分、どうしたらいいと思う?」
澪「ん・・・」
唯「返事がないなー」
律「はーい」
唯「んー?どしたのー?」
律「出しちゃったらいいと思いまーす」
唯「だよねー。私もそう思ってたんだー」
紬「でも脱がせるのはよくないと思いまーす」
唯「だねー♪」
駄目だこの先輩達。
ストッパーになる人が一人もいない。
悪ノリ×悪ノリ=?
?には何が入るか、きっとこの遊びが終わる頃にはわかるかな。
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:49:09.13 ID:E+c7aBpq0
唯「大丈夫?澪ちゃん。お腹冷えちゃったかな?」
律「じゃあ私が触って確かめt」スッ
パシッ
唯「今は私の番だよ?」
律「へいへい、わかったよ」
やだ、この先輩達怖い。
二人とも目が据わってる。
唯「りっちゃんは私のあとで、でしょ?」
律「面白いから基本的に何でも許すけど、あまり度を過ぎるなよ?」
唯「やだなー、正直に人の彼女に手出すなって言えばいいのに」アハハ
え?今なんて?
私子供だからよくわかんない。
律「だーから、別にいいって。ただ、あんま過激なことはするなよっての」
唯「その線引きがよくわからないかなー」ツツー・・・
澪「ふぁ・・・ん・・・」
律「こら、今澪に何した」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:54:11.25 ID:E+c7aBpq0
唯「何って?お腹撫でただけだよ?」
律「ふ、ふーん」
梓「ま、まあまあ。それよりも」
唯律「静かにして」
梓「」
紬「私はわかっていたからさっきから喋っていないわ」
梓「見習うようにします」
律「だいたい、梓が」
唯「あずにゃんは悪くないよ」
律「なんで?唯がとっとと」
唯「ちょっとりっちゃん、今その話は関係ないでしょ」
律「そうか?唯が欲求不満だから」
唯「りっちゃん」
律「唯、必死じゃん」
唯「それはそっちでしょ」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:58:40.12 ID:E+c7aBpq0
わからない。この二人が一体何の話をしてるのか。
いや、わかるけど、その、え・・・?
梓「あ、あの、律先輩と澪先輩って・・・」
紬「えぇ、付き合ってるわよ」
梓「・・・」
ま、まぁ、お似合いだし、うん。いいと思う。
私がとやかく言うことじゃないし。
紬「りっちゃんもこうなることくらいわからなかったのかしらね」
梓「へ?」
紬「唯ちゃんが面白がってりっちゃんを挑発するなんて、私は最初からわかってたけど・・・」
梓「あぁ、そういうことですか」
紬「まぁ、このやり取りも可愛いから私は全然どんとこいだけどね」ウフフ
あ、この人、もしかしたら最強かもしれない。
時計が丁度5時をさす頃、私はぼんやりとそんなことを悟った。
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:04:33.39 ID:E+c7aBpq0
律「とにかく、早く続けろよ」
唯「それもそうだね。それじゃブラ外すよー?」
律「おうっ」
唯「・・・りっちゃんは見飽きてるんじゃないの?」
律「ばーか、何回見たって見飽きたりしないっての」
唯「へー?そういうもんかな」
律「ま、お前にはわからないかm」
唯「だから、あずにゃんの前でそういう話は止めてって言ってるじゃん」
律「へいへい、悪かったよ」
梓「あ、あの・・・」
律「んー?どした?」
唯「あずにゃん、呼んだ?」
梓「あ、いえ、なんでもないです・・・」
声をかけると普通に振り向いてくれる二人が逆に怖いです。
さっきの話には私が関係しているみたいですが、
このゲームには関係なさそうなので、とりあえず流すことにしました。
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:10:05.05 ID:E+c7aBpq0
紬「りっちゃん!唯ちゃん!!」
律唯「!?」
紬「バトるのもいいけど、早く続き!」
唯「あ、そうだったね。それじゃ・・・」
律「おうっ」
梓「・・・」ジー
唯「・・・」スッ
紬「oh・・・鼻血ぶっぴ出る・・・」
梓「こ、これは・・・」
律「やばい、澪やばい」
梓「なんで律先輩まで顔真っ赤なんですか」
律「普段は部屋暗くしてからじゃないと脱いでくれないから」
梓「非常に生々しい証言どうもありがとうございました」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:15:01.05 ID:E+c7aBpq0
唯「さー、シール貼っちゃうよー」
澪「ぅぁ・・・り、つ・・・?」
唯梓律紬「!!?!?」
澪「ん・・・んぅ・・・」スースー
唯「」
律「え、・・・寝た、のか?」
梓「た、多分・・・」
紬「心臓が口から出るかと思ったわ・・・」
唯「びっくりしたー・・・それじゃ、澪ちゃんが起きちゃう前にささっと貼っちゃおうか」ペリッ
梓「え、それ貼るんですか?」
唯「え?なんで?」
梓「だって、その・・・それじゃ小さくないですか?」
唯「そうかな。でも流石にこの乳輪が隠れるサイズのシールは・・・」
律「おいコラ、澪の乳首とその周辺ディスってんじゃねぇぞ」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:21:08.89 ID:E+c7aBpq0
紬「まぁ、胸大きい子ってほら」
律「ムギ、静かにしろ」
唯「とりあえず、こんなの貼ってみました!」バーン
律梓「絆創膏!?」
紬「唯ちゃん、天然でそれやってるんだろうけど、素晴らしいセンスよ」キリッ
唯「えへへ、そうかな」
律「いや、でも、いいかも・・・」
梓「い、いいですかぁ?」
律「って自分に必死に言い聞かせてる」
梓「ご愁傷様です」
唯「ちゃんと貼れてるかなー?」
紬「え?」
唯「よいしょっと」クニクニ
澪「んぅ・・・やぁ・・・」
律「唯コラてめぇ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:26:23.19 ID:E+c7aBpq0
唯「んーイマイチかなー?」フニフニ
澪「やぁっ・・・りつっ・・・」
律「おいやめろ」
唯「え?これ止めたらりっちゃんゲームから失格になっちゃうよ?」
律「うっ」
唯「私の番が終わるまで指くわえて待ってるといいよ」
律「このやろ」
紬「むしろもう私の番なんて来なくていいと思うの」
梓「あ、私もです。あまり変なことすると律先輩に怒られそうですし・・・」
律「っていうかもう終わっただろ。ほら、バトンタッチだ」
唯「え?終わってないよ?まだちゃんと貼れてるかわからないから、こうやって確認しないと、ね?」
律「・・・」グヌヌ・・・
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:37:07.38 ID:E+c7aBpq0
唯「ねー?みおちゃん」クリクリ
澪「ちょ・・・やめ・・・んぅ・・・」
律「くそっ・・・!どうしたらいいんだ・・・!」
梓「律先輩・・・」
なんだか律先輩が可哀想になってきました。
でも手を貸すわけにもいかないし・・・。
何もしてあげられなくてもどかしい・・・
律「悔しいけど唯にいじめられる澪を見てると興奮してきた・・・!」
と思った自分が馬鹿でした。
律先輩はこの状況はこの状況でしっかり楽しんでいたようです。
紬「まぁ、りっちゃんの気持ちはすごくよくわかるわ」
そりゃあんたはそうでしょうよ。
そう言いたい衝動に駆られましたが、なんとかぐっと抑えて唯先輩の方を向き直します。
梓「唯先輩、そろそろいいんじゃないですか?」
唯「そうー?でも確かにいつまでも澪ちゃんの胸いじってる訳にもいかないもんねー。りっちゃん、パス」
律「おぉ!やっとか!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:44:54.38 ID:E+c7aBpq0
紬「ここでりっちゃんにパスするのね・・・」
唯「あれ?駄目だった?」
紬「まさか。むしろ絶妙なタイミングよ」
唯「やった、また褒められちゃった」
梓「律先輩」
律「なんだよ」
梓「モザイクが必要になりそうなことしないでくださいね」
律「それを言うならさっきの唯のターンの時点でモザイクかかっててもおかしくなかっただろ」
梓「確かに・・・でも、その、駄目ですよ?」
律「わーかってるって。さすがにそこまでしないよ」
梓「むー、本当ですか?」
律「おう」
梓「じゃあ何をするつもりですか?」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:49:39.46 ID:E+c7aBpq0
律「いやぁ・・・実は、まだ決まってないんだよ」
梓「えぇー?」
唯「そうなの?」
律「おう、まさかここでナニするわけにはいかないし」
紬「いいと思う。むしろ最後まで澪ちゃんが起きなければそれはもう本当に最高だと思う」
梓「あ、うん。わかったからムギ先輩は静かにしてて」
唯「うわぁ!!?」
律梓紬「!!?!?」
律「どうした?」
唯「びっくりしたー、ほら、あれ」ビシッ
律「・・・ヤモリ?トカゲ?」
梓「あれ、たまに家にも出ますよ。可愛いですよね」
律「澪は嫌いそうだなー・・・よっしゃ」
唯「え゛っ」
紬「りっちゃん、さすがにそれはやめてあげて」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:55:37.53 ID:E+c7aBpq0
律「まぁまぁ。止めるのはルール違反だろ?」ダッ
梓「なんか、番が回るたびに止めてるような気がします」
唯「それだけみんな危ない橋渡ってるってことだね!」フンスッ
梓「いえ、厳密に言うと、危ない橋を澪先輩に渡らせてるんですよ」
紬「でも、これでもし澪ちゃんを起こしちゃったら・・・?」
梓「・・・」ゴクリッ
唯「うーん、負けたときのことは考えたくないね」
紬「そうね」
律「おっしゃー!」
梓「捕まえたんですか?」
律「おう」
唯「で、それをどうするの?」
律「内緒」
梓唯紬「えっ」
律「ま、見てろって」ニヤニヤ
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:07:07.85 ID:KpXoC7Fh0 [1/31]
律先輩はベンチの空いてるスペースに腰掛けました。
左手でヤモリの尻尾を掴んで右手で澪先輩の肩を撫でています。
左手のヤモリがなければ最高なのに。
きっとムギ先輩はそんな風に考えているでしょう。
梓「・・・」チラッ
紬「ヤモリが二人の背徳的な雰囲気を圧倒的なものにしていると言っても過言ではないわ・・・!」
おっと、私の考えが甘かったようです。
これはこれでありだそうです。
澪「ん・・・りぃつ・・・」モゾモゾ
律「んー?」
あー、もう甘い。全てが甘い。
そこはかとなく律先輩はいつもよりイケメンに見えるし、澪先輩は甘えん坊に見える。
眠っていても隣に誰がいるのかは、実は澪先輩は気づいているのかも。
唯「それは違うよ、あずにゃん。澪ちゃんは寝言でりっちゃんの名前を呼んでるだけ。私もさっき律ーって呼ばれたしね」
あ、そうなんですか。
っていうか勝手に私の頭の中を読まないでもらえますか。
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:19:56.96 ID:KpXoC7Fh0 [2/31]
律「みぃおー?」
澪「・・・」
律「相変わらずエロいなー」アハハ
そう言って律先輩は澪先輩の胸に視線を落とします。
そりゃそんなところみれば誰だってエロいって言わざるを得ないですよ。
律「ごめんな。でも、寝てるし・・・いいよな?」
唯「ね、ねぇりっちゃん。澪ちゃんに何するつもり?」
梓「そ、そうですよ。なんか律先輩、目が据わっててすごい怖いです・・・」
律「別に。それよりも、唯」
唯「んー?」
律「ゴム持ってる?」
唯「ゴムって、えっと、どっちの意味で言ってるのかな?」
律「言わないとわからないか?」
唯「髪とめるゴムもあっちの意味のゴムも持ってるけど・・・」
梓「持ってるんですか!?」エロイ!
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:26:35.26 ID:KpXoC7Fh0 [3/31]
唯「っていうかりっちゃん持ってないの?」
律「おう、最近使ってない」
唯「へー」
梓「え、え、え」
紬「どうしたの?誤作動起こしたみたいな話し方して」
梓「え?えっと、律先輩は澪先輩と付き合ってるんですよね?」
律「ま、まぁな」
梓「唯先輩は彼氏がいるんですか?」
唯「へ?いないよ」
梓「・・・?・・・?」
紬「あー、そういうことね。なんで梓ちゃんが混乱してるのか、わかったかも」
律「へ?」
紬「梓ちゃん、女の子同士でも使うことあるのよ」
梓「へ!?そうなんですか!?」
律「まぁ、別に使わなくてもいいっていうか使わない人の方が多そうだけどな」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:36:09.58 ID:KpXoC7Fh0 [4/31]
梓「へ、へぇ・・・そうなんですか」
唯「あずにゃんは可愛いなー。はい、りっちゃん」スッ
律「おう、さんきゅ・・・って、おい。開けてくれよー」
唯「ん、あぁ。ごめんごめん」ピリッ・・・クルクル・・・
梓「っていうことは・・・」チラッ
唯「ん?どうしたの?・・・はい、りっちゃん」スッ
律「おう、さんきゅー」
唯先輩も、女の人と・・・?
気になるけど、こういうことって聞いていいのかな。
唯「そうだよ、だって女の子の方が可愛いし」アハハ
梓「だから私の頭の中読むの止めてくださいってば」
唯「えへへー」
紬「今唯ちゃんがとんでもないこと言ったように聞こえたんだけど」ダバダバ
律「んー、縛りにくいなー」ググッ・・・
梓「その子、確実に酸欠で死にますね」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:43:41.86 ID:KpXoC7Fh0 [5/31]
律「まぁ、これが終わったらすぐ出してやるから大丈夫じゃないか?」
梓「なんか大丈夫じゃないっぽいですけど・・・」
律「みぃおー」
梓「無視しやがった」
唯「はいはーい、あずにゃんはこっちで一緒に見てようねー」ギュー
梓「さっき散々唯先輩の黒いところ見てきたせいか全く和まないです」
唯「そう?」ニコニコ
梓「むー」
でも、なんかかっこいいからアリです。
・・・。
伝わればいいと思ったのに。
こういうときに限って心の中を読んでくれないんだから意地悪な人です、本当に。
唯「うん、ごめんね」
梓「」
唯「弱気なあずにゃんかっわいー」
梓「本当に意地悪だな、あんた」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:50:23.12 ID:KpXoC7Fh0 [6/31]
紬「二人ともいちゃいちゃするのもいいけど、あれを見て」
梓唯「まず、鼻血を拭いた方がいいと思う」
紬「こう?」ブシュッ
梓「いや、吹いた方がいい、じゃなくて拭いた方がいいって言ったんです」
唯「って、りっちゃん!?」
律「あーもー、大きい声出すなよ」
唯「え、ちょっと何してるの?」
律「何って。見てわからないか?」
唯「止めないけどさー・・・あらら」
梓「何してるんですk」ブーッ!!
律「ほら、梓も静かにしろな」
梓「いや、え・・・?ど、どこに指突っ込んでるんですか!」
律「おいおい、女の子がそんな言い方するなよ」アハハ
梓「そんなに爽やかに笑っても私は誤魔化せない」
紬「私、出血多量で途中フェードアウトすると思うけど気にしないでね」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:58:22.85 ID:KpXoC7Fh0 [7/31]
梓「モザイク必要になりそうなことはしないって言ったじゃないですか!」
律「別にそういうつもりじゃないよ。ただ、ほら。慣らさないと入らないだろ?」ヌチュ、クチュ・・・
梓「入らないだろって・・・まさか」
律「そ。こいつ」スッ
そう言って律先輩が私に見せたのはさっきのヤモリ。
まさか、これを・・・?
梓「それ、入れるつもりですか・・・?」
律「ん。でもそのまま入れるのはまずいだろ?だからゴムで」
梓「そういう問題じゃないと思う」
唯「おー、あずにゃんってばなかなか冷静だね」
梓「唯先輩も笑ってないで止めてくださいよ」
唯「えー?なんでー?」
梓「」
唯「これはゲーム。止めたら全部自分に返ってくるんだよ?」
梓「そう、ですね・・・」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:01:36.47 ID:KpXoC7Fh0 [8/31]
律「そういうこと。黙って見てろよ」
梓「・・・」
唯「嫌になっちゃった?」
梓「いえ、ただ・・・」
唯「ただ?」
梓「寝てても濡れるんですね」
唯律「ぶっ!?」
梓「え?私、なんか変なこと言いました!?」
唯「う、ううん?ただ、ちょっと、急にあずにゃんがそんなこと言うなんて思ってなかったから」アハハ・・・
律「おう、ちょっとビックリしたぞ」
梓「あ、ごめんなさい」
紬「謝ることはないわ」
梓「ムギ先輩はとりあえず鼻血なんとかしてくださいってば」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:04:50.98 ID:KpXoC7Fh0 [9/31]
唯「澪ちゃん、気持ちいいのかな?」ジー
律「んー、多分な」
唯「やっぱり寝てるときにするって普段と違う?」
律「いや、どうだろ」
唯「えー教えてよー。なんていうか、ほら、あそこの感じとか」
律「唯」
唯「何?」
律「邪魔すんな♪」
唯「えー?だってこうやって話しかけてないとりっちゃんマジになっちゃいそうで怖いんだもーん」
律「うっ」
梓「それは一理ありますね」
紬「むしろいいのよ、マジになっても」
梓「その意見については3対1で否決されました」
紬「えー」ブーブー
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:11:57.87 ID:KpXoC7Fh0 [10/31]
唯「そろそろこなれてきたんじゃない?」
律「だな。あ、あれ?ヤモリは?」
唯「ほいっ」スッ
律「あ、唯が持ってたのか。さんきゅ」
唯「っていうかさっき私に渡したんだよ、覚えてない?」
律「あれ?そうだっけ?」
唯「そうだよ。ほら、もう半分マジだったから覚えてないんだよ」モー
律「う・・・」
梓「なんていうか、不潔ですね!」
律「ばっさりだーっていうか私の心にぐっさりだー」
澪「ん・・・」モゾモゾ
律唯梓紬「!!?!?」
澪「ふぅぁ・・・りつ・・・?お腹出して寝たら・・・駄目、だぞ・・・」ムニャムニャ
律「こいつ一体どんな夢見てるんだよ」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:17:56.40 ID:KpXoC7Fh0 [11/31]
唯「眠りが結構浅くなってきたかもね。起きちゃう前にやっちゃったら?」
律「ん、だな」
律先輩の耳の裏から流れた汗が首の筋を伝って鎖骨へと落ちていきます。
きっと先輩も緊張しているんだと思います。
・・・そして冒頭。
梓「いや、まずいですって」
律「そんなこと言っていいのか?」
唯「このままだとあずにゃんの負けだね」
紬「罰は・・・覚えてるわよね?」
梓「・・・律先輩、早いとこやっちゃって下さい」
律「寝返るの早っ!」
唯「りっちゃんしー!澪ちゃんが起きちゃうよ」
律「おう・・・!んじゃ、行くぞ?」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:35:16.20 ID:KpXoC7Fh0 [12/31]
唯「うわぁ・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「この子、すっごい動いてるよ・・・」
梓「えぇ、きっと必死に生きてるんですよ」
律「さっきも言ったろ?終わったら出してやるって」
紬「澪ちゃんの膣圧で死んだら爆笑ね」
律「おいこの沢庵今なんつった」
紬「冗談よ」クスクス
律「全く・・・」
紬「死んじゃったら悲しいに決まってるじゃない」
律「冗談ってそこかよ、澪の膣圧のくだりも否定して欲しかった」
唯「りっちゃん、早く早く」
律「あ、ごめんごめん」ググ・・・
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:38:44.93 ID:KpXoC7Fh0 [13/31]
唯「・・・」
律「くっ・・・」
紬「・・・」
律「はぁ・・・あぁ・・・」
梓「・・・」
律「このっ・・・」
澪「んんっ・・・」
律「!!?」
唯「りっちゃん、入った?」
律「・・・全然入らない」
梓「なんていうか、そんなことだと思いました」
紬「入れ方が駄目なんだと思う」
律「え?どうしたらいいんだ?」
紬「アドバイスはしないってさっき言ったでしょ?」ニコニコ
律「うっ」チキショー!
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:44:41.75 ID:KpXoC7Fh0 [14/31]
唯「りっちゃんガンバー」
律「うぅ・・・考えろっ、考えるんだ」
律「・・・そうか、そう、だな・・・」
梓「何か思いついたんですか?」
律「おう。よいしょっと」
梓「自分の指突っ込んでなにやってるんですか、閃いたふりしてさっきの続きがしたかったんですか」
律「ちげー!だーから、私の指でちょっと広げたら入れやすくなるかなーとだな」
梓「ま、そういうことにしておきます」
律「なにその変態を見る目」
唯「りっちゃん、どう?」
律「えっと・・・おぉ!!」
紬「入った!?」
律「おう、おぉ・・・おぉ・・・!」
梓「そのリアクションわかりにくいんでやめてください」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:49:44.49 ID:KpXoC7Fh0 [15/31]
律「ごめんごめん」
唯「で、どうなったの?」
律「ん」パッ
唯「りっちゃん、手ぶら・・・?」
梓「っていうことは・・・」
紬「澪ちゃんの中に・・・?」
律「おう、先っちょが入ったらぐぐぐーって感じでクネクネしながら入ってった」
唯「危なくない!?」
梓「それ、ちゃんと抜けるんでしょうね・・・?」
律「え、入ったんだから出せるだろ?」
紬「っていうかゴムが破れちゃったら・・・この上なく不衛生よね」
律「・・・」サーッ
唯「どうしたの?血の気が引いた、みたいな顔して」
律「なんか不安になってきた・・・」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:00:48.97 ID:KpXoC7Fh0 [16/31]
澪「んあっ・・・」モジモジ
澪「ふぁん・・・ひゃぁ・・・ん・・・」
澪「あっ・・・」
律「なぁ、私も鼻血出そうなんだけど」
唯「うん、わかる」
梓「澪先輩いろっぺーです」
唯「あ。あずにゃん、鼻血」フキフキ
梓「どうもすみません」
紬「ブラウスのはだけ具合といい、太ももの落書きといい、このあえぎ声といい・・・素晴らしすぎるわ」
澪「っやぁ・・・ん・・・」
律「もうゲームとかどうでもいいや。ずっとこの澪眺めてたい」
唯「でもそういうわけにもいかないでしょー」
律「そうなんだよな・・・あのヤモリを早く澪の中から出さないと・・・というわけで、頼んだぞ梓」
梓「ですね・・・って、はいぃ!?」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:04:43.87 ID:KpXoC7Fh0 [17/31]
律「そりゃそうだろー。私のターンはあくまで『入れるまで』。そこから先は次の人の仕事、だろ?」
梓「それはわかりますけど・・・」
律「それとも何かー?梓はこの澪を放っておくのか?こりゃひどい後輩だなー」
梓「うっ」
律「何か澪にしたいことでもあったか?」
梓「そりゃ、特にはないですけど・・・でも」
律「じゃあいいじゃん」
梓「でも、律先輩は嫌じゃないんですか?」
律「へ?なんで?」
梓「だって、澪先輩は律先輩の・・・」
律「あー。いいよいいよ」
梓「軽いですね」
律「そんなことないよ。梓だから頼んでるんだよ」
梓「それってどういう・・・」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:12:22.06 ID:KpXoC7Fh0 [18/31]
唯「ねぇ、りっちゃん、それどういう意味かな?」
律「えー?どういう意味だっけー?忘れたなー」
紬「こういう攻防戦大好き」
唯「あずにゃん、別にいいんだよ。元はといえばりっちゃんが悪いんだし」
梓「いえ、でも・・・やりますよ。澪先輩の体も心配ですし」
唯「・・・」ギロッ
律「わお、唯ちゃんってばおっかないわーん」
唯「ねぇ、りっちゃんちょっとふざけないでくれるかな」
律「なんで?っていうか何が?」
唯「なんであずにゃんにこういうこと頼むの?」
律「なんでって、梓が私の次の人だったからだけど?」
唯「本当にそうかな?」
律「まぁ、あとは必死な唯を見たかったってのもあるかもなー」ニヤニヤ
唯「へぇ、やっぱり。それが本音でしょ?彼女ダシに使うなんて酷いね」
律「ひどい?お前だけには言われたくないけどな。それにもし次の人がムギだったらムギに頼んでるよ、私は」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:16:30.19 ID:KpXoC7Fh0 [19/31]
梓「よくわからないけど喧嘩しないでください」
律「あぁ、ごめんごめん」
唯「りっちゃんうるさい」
律「なんだよ、まだ怒ってるのか?」
唯「あずにゃんの代わりに私がやるよ」
律「却下。唯には澪のそういうところあまり触って欲しくないなー」
唯「そんなこと言ってる場合じゃないじゃん」
律「梓がやってくれるって言ってるんだからそれでいいだろ」
唯「それじゃ私がいy」
梓「そうですよ!私、頑張るんで!唯先輩は見ててください!」
唯「・・・」
律「梓本人に言われちゃたまんないなー?」ニヤニヤ
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:26:54.91 ID:KpXoC7Fh0 [20/31]
梓「え、えっと・・・」
さっきから律先輩と唯先輩がバトってるけど・・・。
これは、ほっといても大丈夫なのかな?
とりあえず、私に出来ることはなさそうなので今は黙ってるしかなさそうですね。
唯「りっちゃんっていつからそんなに性格悪くなったの?」
律「いつからだろうなー?唯に澪の乳首いじめられてからかなー?」
唯「へぇー?そんなことで人格変わるんだ、面白いね」アハハ
何この人達、マジで怖い。
っていうか能天気な先輩二人があんなに静かに怒っているところなんて見たくなかったです。
律「あーずさ」ガシッ
梓「はい?」
なんでですかね。
肩組まれただけなのにちょっとビクってしちゃいました。
唯「あずにゃん・・・」
律「唯は黙って見てろよ。別に止めてもいいけど、失格だからな?」ニヤニヤ
唯「べっつにー。あずにゃんがするっていうならそれでいいじゃん。勝ち誇ったようにニヤニヤするの止めてくれるかなぁ?」
紬「私空気。エアーツムギ」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 22:54:01.94 ID:KpXoC7Fh0 [24/31]
律「そうか?ごめんごめん」
唯「その態度がまた結構クるよね」
律「さぁ?ほら、梓」
梓「はい。澪先輩、失礼します」
私は仰向けに寝てる先輩の足の間に入りました。
向き合うように、そして膝を立てて中を見やすくします。
あ、なんか太ももの付け根あたりがちょっと湿っぽくていやらしいです。
梓「・・・」
律「おーい?なーにしてんの?」
梓「ひゃい!?いいいいいえいえ、なんかちょっとなんでもないです!」
律「おぉ、すげぇ。言ってる意味が全くわからん」
梓「え、えっと、その、本当になんでもないですからっ!」
律「梓、怒らないから正直に答えてくれ」
梓「な、なんですか」
唯「ねぇ、りっちゃん。邪魔するのやめなよ」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 22:57:55.80 ID:KpXoC7Fh0 [25/31]
澪「ん・・・はぁ・・・」
唯「ほら、早くしようよ」
律「唯、ホントに必死だな」アハハ
唯「なんとでも言いなよ」
梓「・・・///」
律「どうしたんだよ、あれか?澪の色気にやられたか?」ニヤニヤ
梓「いっいえ、そんなことは・・・///」
唯「・・・」カッチーン
律「なんだよ、唯」
唯「あずにゃん、りっちゃんの誘導尋問に答えなくていいよ」
律「え?私、誘導尋問なんてしたか?」
唯「したでしょ、そんな顔で言われたらはいって答えるしかないよ」
律「そうか?んじゃ、ムギ」
紬「梓ちゃん、正直に答えてね。澪ちゃんに欲情した?」
唯「ムギちゃん!?」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:03:27.81 ID:KpXoC7Fh0 [26/31]
梓「よよよよ欲情だなんてそんな!してないですよ!」
唯「ほら、やっぱりちg」
梓「ちょっとゾクゾクしちゃっただけです!」
唯「」
律「あっはっはっ、腹いてぇー!」
唯「・・・何笑ってんの?」
律「いやぁー、そっかそっかぁ。わかるぞぉ、澪って色っぽいよなー」ナデナデ
唯「あずにゃんから離れてほしいなー」
律「唯、さっきからムキになりすぎじゃないか?」
唯「そう?どうでもいいからその手を早くあずにゃんからどけて」
律「怖いなー」パッ
唯「よくそんな思ってもないこと言えるね」
律「そんなことないでございますわよー」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:09:03.53 ID:KpXoC7Fh0 [27/31]
紬「梓ちゃん、二人のことは気にしないでやっちゃって?」
梓「あ、えと、はい・・・///」
律「・・・」ニヤニヤ
唯「・・・」イライラ
梓「し、失礼しまーす・・・」
梓「・・・」
梓「」
・・・ない。
どこを探しても、アレがない。
梓「・・・」
律「おい、どうした?」
唯「あずにゃん、嫌になったらそう言っていいんだからね」
梓「・・・」
紬「梓ちゃん・・・?」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:16:01.60 ID:KpXoC7Fh0 [28/31]
梓「あの、アレが見当たらないんですが・・・」
律「アレってなんだ?」
梓「それは、えと、その・・・///」
唯「あずにゃん?」
梓「ゴムが、コンドームが・・・」
紬「えっそれってどういうこと?」
梓「私、ゴムを引き抜いて終わりだと思ってたんですよ」
律「へ?私もそのつもりだったけど・・・?」
唯「まさか・・・」
梓「はい。全部中に入っちゃってます」
律唯紬「」
紬「ぅへぁえー・・・」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:23:27.59 ID:KpXoC7Fh0 [29/31]
梓「これって、やっぱり、中に指入れて抜かないと駄目ですよね?」
紬「そう、なるかしら」
唯「それはさすがに・・・ねぇ?りっちゃん」
律「・・・なに言ってんだよ、早くやれよ」
唯梓「!?」
律「何びっくりしてんだよ」アハハ
唯「え?りっちゃん、嫌じゃないの?」
律「状況が状況なんだから仕方ないだろ?」
梓「・・・」
唯「あずにゃん!断っていいんだよ!?」
律「やらないのか?」
梓「・・・」
紬「二人とも梓ちゃんの意思に任せましょう?」
律「だな。私に遠慮しなくていいからな?あと、唯に配慮もしなくていいんだぞ?」ニヤニヤ
唯「ちょっとりっちゃん黙ってて、本当に」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:47:42.77 ID:KpXoC7Fh0 [30/31]
梓「・・・ります」
唯「え?」
律「・・・」ニヤニヤ
紬「・・・」ドキドキ
梓「私、やります」
唯「」
律「ぃよっしゃ、それでこそ次期軽音部部長だ!」
紬「梓ちゃん!頑張って!」
唯「え、ちょっと待って」
律「なんだよ、駄々こねるのか?」
唯「駄々こねるとかじゃないじゃん。いくらなんでも限度があるよ」
紬「唯ちゃん」
唯「何?」
紬「これ以上邪魔するなら、失格になるけど・・・どうする?」
唯「・・・!」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:55:13.50 ID:KpXoC7Fh0 [31/31]
律「あらら?唯ー失格かー?」
唯「・・・別に」
律「え?」
唯「あずにゃんがしたいなら、すればいいよ」
梓「・・・っ」
紬「そんな棘のある言い方しなくても」
唯「そんなつもりはないよ。ただ、あずにゃんが断りにくいんじゃないかって思ってただけだもん」
律「おーおー素直じゃないな」
唯「さっきから言ってるじゃん」
律「なにがだよ」
唯「りっちゃんは黙ってて、って」
律「・・・こりゃ、本格的に怒らせたかもな」アハハ
澪「はぁ・・・んん・・・」
梓「早く出さないとヤバそうですね」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:07:38.85 ID:Kzf3i5Mj0 [1/42]
唯「あずにゃん・・・!」
梓「・・・なんですか?」
唯「その、頑張って」
梓「は、はい!」
唯先輩に返事をすると、私は澪先輩に視線を戻しました。
正直な話、先輩の局部をこんなにまじまじと見る日が来るとは思いませんでした。
さらに、私はこれから・・・その・・・。
オブラートに包み隠さずに言うと、そこに指を突っ込みます。
澪「んぅ・・・ふぁん・・・」
苦しそうに呻く先輩の声が耳に張り付きます。
決して大きな声ではないのに、頭の中をぐるぐると回るその声。
梓「・・・」
得体の知れない恐怖からちらちらと見え隠れするのは本能的な好奇心。
私の中の開かずの扉。
中には何がいるのかな。
梓「先輩、行きますよ?」
そう言って私はドアノブに手をかけました。
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:23:01.25 ID:Kzf3i5Mj0 [2/42]
律「・・・」
唯「・・・」
紬「・・・」ドキドキ
唯「楽しそうだね、ムギちゃん」
紬「えぇ」
唯「羨ましいよ」
紬「そう?」
梓「・・・」
ここで、いいんだよね・・・?
澪先輩の股間に手を滑り込ませると、導かれるように指はその中に入っていきました。
梓「うっわぁ・・・」
どう考えても湿度100%です、本当にどうもありがとうございました。
やっぱり寝てる間も体は感じるんですね、勉強になりました。
律「・・・」
紬「どうしたの?りっちゃん」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:31:28.40 ID:Kzf3i5Mj0 [3/42]
律「いや、別に」
紬「?」
唯「あずにゃん、段々目がマジになってきたよ・・・」
律「あぁ」
紬(なるほど、そういうことね)
梓「ん・・・?」
指に明らかな異物が当たりました。
どうやらお目当てのものが見つかったようです。
まだ辛うじて生きているみたいですね。ゴムの中にいるみたいだし、よかったよかった。
梓「・・・」
澪「ふぁ・・・ん・・・やぁ・・・」
なんですか、この理性を破壊する声は。
なんか開けちゃいけない扉を開けた気がします。
律「おーい、見つかったか?」
梓「・・・いいえ、まだです」
・・・ちょっとくらい、いいよね。
律「さんどですとろいやー」後半
続きます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょっと前
澪「・・・」コックリコックリ
律「みお?」
澪「・・・」コックリコックリ
唯「澪ちゃん、おねむ?」
澪「うん・・・」ムニャ
律「澪ちゃん、おむね?」
澪「うっさい・・・」
律「おぉっ。こんな眠たそうな時でも私のボケに反応するとは」
紬「つまり、二人は夫婦ってことでいいわね?」
律「あ、それあんまりよくないわ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:22:32.71 ID:E+c7aBpq0
梓「あの、もし具合悪いなら帰った方が・・・」
澪「平気だよ。昨日ちょっと作詞で行き詰まっちゃって、あまり寝れなかっただけだから」
梓「そうですか。でも辛そうですよ?」
澪「うん・・・」
律「そこのベンチでちょっと寝てったらどうだ?」
澪「えぇ?律じゃないんだから・・・」
紬「でもそんな状態じゃ私達も心配よ」
澪「う・・・」
唯「後でちゃんと起こしてあげるから寝てて大丈夫だよ?」
律「そうそう。それとも、私に澪を担いで帰れって言うのか?」
澪「う、わ、わかったよ」ガタンッ
律「下校時間になったら起こしてやるからなー?」
澪「あぁ、頼む。それじゃ・・・」ゴロンッ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:26:36.73 ID:E+c7aBpq0
唯「おやすみー」
梓「おやすみなさい」
澪「あぁ。おやすみ」
そうして澪先輩は眠りにつきました。
普段はどうなのか知りませんが、このときの澪先輩の寝付きの良さは凄まじかったです。
横になったと思ったらすぐに寝息が聞こえてきたんですから。
そしてしばらく他愛のない話をして時間を潰しました。
澪先輩を起こしたら悪いという理由から楽器の音出しはしません。
ここは何部なのか、いよいよもってわからなくなってきます。
今日は仕方ないだろー?なんて嬉しそうに言う律先輩を訝しげに見つめつつ、ケータイを開きます。
梓「あ、もうこんな時間・・・そろそろ澪先輩起こしましょうか?」
唯「うん。ちょっと早いけど、いいと思う」
紬「そうね、そろそろかしらね」
律「オッケー。それじゃ私が起こしてくるよ」ヨット
唯「私も起こすー!」ダッ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:31:23.95 ID:E+c7aBpq0
ベッド代わりにしているベンチはお世辞にも奥行きがあるとは言えないので、ちょっと寝にくそうです。
少しだけ開いた口。
そこから漏れる寝息。
腕は胸の上に置かれ、左手は何故か親指を隠すようにグーになっています。
子供ってよくこういう意味のない手の形して寝てますよね。
はい、注目。
私が何を言いたいかわかりますか?
今の先輩を一言で言い表すとしたら『THE無防備』。
THEキッチン、THE収納、THE無防備。
ダイソーにコーナーが設けられてもおかしくないくらい。
やっばい、澪先輩可愛過ぎでしょ。
私は冷静に、そして強くこう思いました。
『イタズラしたい。』
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:36:59.32 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」チラッ
律「さーて、どうやって起こそうか?」ニヤニヤ
なんだか嬉しそうです。
そしてどこかサディスティックとも言える表情を浮かべています。
口元は笑ってますけど目がマジです。
心の何処かで、こんな律先輩知りたくなかったと後悔したりしなかったり。
梓「・・・」チラッ
唯「澪ちゃん、服はだけてるよ?えっちぃよー」アハハ
私は見逃しませんでした。
唯先輩が澪先輩のスカートを少したくしあげたところを。
えっちぃのはどっちですか。
梓「それじゃ、律先輩。早く起こしてあげましょうよ」チラッ
言いながら私はムギ先輩を見ました。
何やら真剣な表情で考え事をしているみたい。
梓「ムギ先輩?」
紬「あ、あの。私も澪ちゃん起こしてみたい、な?」
律「へ?い、いいけど・・・?」
唯「ちょっと待って。私も起こしたい」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:43:56.40 ID:E+c7aBpq0
梓「唯先輩まで何言ってるんですか」
唯「むー、あずにゃんは澪ちゃん起こしたくないの?」
梓「私は別に・・・ただ」
律「ん?ただ?」
紬「なぁに?」
梓「こんなに可愛い寝顔見たら・・・ちょっとイタズラしたくなっちゃいました」アハハ
唯「」
紬「」
梓「あ、気を悪くしないで下さいね!そ、それくらい可愛いって言いたかっただけで決してs」
律「あずさぁ!」
梓「はい!?」
律唯紬「それだぁぁぁ!!!」
梓「」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:49:39.42 ID:E+c7aBpq0
梓「え?何が?」
唯「私、やっぱり澪ちゃん起こしたくない!」
紬「私もよ!」
律「奇遇だなー?私も澪を起こすの嫌になっちゃったよ」アッハッハッ
梓「いや、でもそういうわけにもいかないじゃないですか」
唯「あずにゃんの言うとおりだけど・・・」チラッ
唯「何かイタズラしてから起こさない?」
駄目だ、この人。
紬「マジックは油性しかなかったんだけど・・・いいわよね?」ニコッ
もっと駄目だ、この人。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 17:55:08.95 ID:E+c7aBpq0
律「待て待て。ここは一つ、勝負しないか?」
唯「勝負?」
律「あぁ。砂で山を作って、その上に木の枝を差して、枝が倒れないようにして砂を取っていく遊びを知ってるか?」
唯「うん、砂崩しでしょ?昔よくやったよー」
梓「それがどうしたんですか?」
律「それ、やろうぜ」
唯「・・・」ポカーン
私は見てしまったいました。
普段はお日様みたいな雰囲気を纏っている唯先輩の・・・
唯「いいね・・・やろっか」
目が据わる瞬間を。
っていうかうっわ、唯先輩かっこいい。
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:00:27.52 ID:E+c7aBpq0
紬「それだけじゃつまらないから。ルールを決めましょう」
律「澪を起こしたヤツが負けでいいだろ?」
紬「それじゃ足りないわ」
梓「も、もしかして・・・」
紬「えぇ。負けたときの罰ゲームを考えたんだけど・・・どう?」
唯「へー、どんなの?」
紬「私達がそれまで澪ちゃんにしたことを全部される」
律唯梓「」
紬「例えば順番にまずりっちゃんが足をくすぐり、唯ちゃんが頭を叩き、梓ちゃんが胸を揉んだとするでしょ?」
梓「待って下さい。なんで私だけそんな変態くさいことしてるんですか」
紬「イメージよ」
梓「わお、てっきり『例え話よ?』とか言われると思ってたのに、まさかのイメージ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:07:19.50 ID:E+c7aBpq0
紬「それでもし私が澪ちゃんを起こしちゃったら・・・
私はりっちゃん達がやってきたこと、自分がしようとしたこと、やってきたこと。全部されちゃうの」
梓「え、そ・・・それは、ちょっと・・・」
律「・・・いいぜ」
唯「それくらいしないと面白くないよね」
梓「」
なんでこの人達はこんなに全力なんだろう。
あの顔は多分・・・律先輩も唯先輩も負けたときのことなんて一切考えてないだろうな・・・。
紬「梓ちゃんは?」
考えろ、考えるんだ私。
二つ返事でこのゲームに乗るのはまずい。
梓「・・・」チラッ
澪「・・・」スースー
梓「もちろんやります」
って、何言ってるの私。
いや、だって寝てる澪先輩可愛かったんだもん。
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:12:45.66 ID:E+c7aBpq0
律「おぉ!?梓もなかなかノリいいなぁ?」
梓「どうもです」
紬「あ、あと一つ」
唯「なぁに?」
紬「誰かのイタズラを止めるようなことをしたら、その人は失格の上、
負けた人と同じ目に合ってもらうっていうのはどうかしら」
梓「」
律「いいぜ、確かに邪魔されちゃつまんないしなー」
唯「さんせー!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:14:33.51 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」
これは・・・後戻り出来ないってことか・・・。
梓「・・・」ニヤッ
いいよ、私だって澪先輩にイタズラしたいしね。
唯「いい顔してるね、あずにゃん」
梓「どうもです」
そうして私たちの砂崩しは始まりました。
・・・
・・・
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:20:54.78 ID:E+c7aBpq0
唯「じゃあ私から行きます!」
律「おう、何するんだ?」
梓「・・・」ドキドキ
紬「起こしちゃ駄目よ?順序よく行きましょ」
唯「へへー」ゴソゴソ
律「って、おい。何をするつもりだ」
唯「軽いジャブだよー。よいしょっと・・・」スッ
梓「先輩、何をするのかは大体想像つきましたから今すぐそのギターを置いてください」
唯「え?何?聞こえないよ」ガシャ・・・クイッ
キィィィ・・・
紬「唯ちゃん、ハウってるハウってる」
梓「ちょっと、その状態で音出すなんt」
唯「いっくよー!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:28:43.84 ID:E+c7aBpq0
ギュィィィン!!!!
律梓紬「!!?!?!?」
律「うるっせぇ!!」
梓「唯先輩、私達の耳までおかしくなりますよ!!?」
唯「もうちょっと我慢してよ。あと少しで澪ちゃん起きると思うから」
律「おまっ、負けだぞ!?いいのか!?」
唯「いいよ。これくらい別にされても平気だし。澪ちゃんにイタズラも楽しそうだけどさー」ギュイイィィンン!!
梓「唯、せんぱい・・・?」
唯「私、気づいちゃったんだよねー」ギャイィィィン!!
紬「な、何に?」
唯「りっちゃん達から楽しみ奪う方が楽しそうだなーって」エヘッ
鬼だ、この人。
鬼というか、修羅だ。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:36:28.17 ID:E+c7aBpq0
紬「そうは、させない・・・!」ダッ
律「ムギ!」
唯「ほら、澪ちゃん。起きなよ」ジャカジャカジャカジャカ
ジャカジャカジャカ・・・シーン・・・
唯「!!?」
紬「アンプのボリューム、下げさせてもらったわ」
律「よくやった!」
唯「邪魔はしないルールじゃなかったの?」
梓「どっちかっていうと、このゲームの邪魔をしているのは唯先輩ですよ」
律「そうだ。私達が何かする前に故意に澪を起こすだなんて、酷いヤツだぜ」
唯「ちぇー」
梓「ほら、ギター下ろしてください」
唯「わかったよー」
紬「唯ちゃんがまさかそう来るとは思わなかったわ。でも、それよりも何よりも・・・」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:39:50.49 ID:E+c7aBpq0
律「あぁ。澪だよな?」
紬「うん・・・」チラッ
澪「・・・」スースー
梓「何事もなかったように寝てる、だと・・・?」
安らか過ぎる。
あ、手をぎゅって握りなおした。
可愛い・・・。
唯「まさかこれで起きないとはね・・・それじゃ、次の人いいよ」
紬「澪ちゃん、よっぽど疲れてたのね」
律「よっしゃ、次は私だ!」
梓「何するんですか?」
唯「どうせえっちぃことするんでしょ?」
律「『どうせ』ってどういうことだ。聞き捨てならないな」
梓「え?違うんですか?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:43:41.45 ID:E+c7aBpq0
律「ちがわい!・・・多分」
紬「え?今なんて?」
律「ちょっと待ってろよー」ゴソゴソ
唯「何?スティックで頭叩いたりするの?」
律「まさか」スッ
梓「それは流石にやめなさい」
唯「あずにゃん、敬語、敬語」
律先輩が取り出したるは・・・マジック。
こんな綺麗な顔に落書きするなんて許せない。
紬「りっちゃん、何するつもり?」
律「わからないか?これで澪に落書きするんだよ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:47:55.91 ID:E+c7aBpq0
唯「りっちゃん!」
律「うお!?と、止めるなよ?」
唯「それ、油性?」
律「いんや、水性」
唯「じゃあいいよっ!」
梓「よくない!」
紬「そうよ、肌が荒れたら可哀想だわ」
律「口出しはしないルールだろ?」
梓「そりゃ、そうですけど・・・」
紬「でも、女の子の顔に・・・」
律「前に私がデコに『目』って書かれたときは誰も止めてくれなかったのに・・・っていうか」
唯「なに?」
律「顔じゃないし」
梓「・・・え?」
律「まあ見てろって」キュポッ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:48:36.18 ID:E+c7aBpq0
そう言うと律先輩は澪先輩のスカートを上げました。
包み隠さずに言います。
無茶苦茶エロいです。
梓「うっわ・・・エロ・・・///」
唯「あずにゃん、気持ちは分かるけど素直すぎだよ」アハハ
律「それじゃー失礼しますわよー」
紬「まさか・・・」
律「おう。・・・よっと」
キュッ
澪「んっ・・・」
梓唯律紬「!?」
澪「・・・」スー・・・
律「あっぶねー」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 18:55:50.80 ID:E+c7aBpq0
唯「なんか、見てるこっちがヒヤヒヤするね?」
紬「えぇ。慎重にね?」
律「ん、だな」ソーッ・・・
キュッキュッ・・・
律「出来た!」
澪の太もも『→』
唯紬梓「ちょっ!?」ブッ!
梓「『→』が股間に向かって伸びてる・・・」ドキドキ
紬「こ、これは・・・」
律「な?別にえっちぃことじゃないだろ?」
紬「股間に『→』って意味深過ぎると思うの」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:02:15.80 ID:E+c7aBpq0
唯「ある意味すごくいやらしいよ、これ」
律「そうかぁ?・・・それにしても、これでも起きないんだな」
梓「っていうか、これ・・・後で澪先輩にバレたらマズイんじゃないですか?」
律「んー?水性だから大丈夫だろ」
紬「そういう問題じゃないと思う」
律「まあまあ。どうせ一発殴られてお終いだから大丈夫だって」
唯「澪ちゃんかわいそう」
律「ゆ、唯までなんだよっ。ほら、次の人いけよ」
紬「はい!」
唯「次、ムギちゃん?」
紬「うんっ♪こういうイタズラ憧れてたのー」
梓「・・・」
なんだろう。
ムギ先輩、とんでもないことをしそうな気がする。
私まで出番が回って来ない予感。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:23:27.50 ID:E+c7aBpq0
梓「・・・」スッ
律「ん?どうした?手なんてあげちゃって」
梓「あの、私が先でもいいでしょうか」
紬「いいわよっ♪」チッ
梓「今、割とハッキリと舌打ちが聞こえましたごめんなさいごめんなさい」
唯「でもあずにゃんの気持ちわかるよ。ムギちゃんだったらすごいことして起こしちゃいそうだもんね」
梓「は、はい・・・」
紬「そういうことなら仕方がないわ。ただ、私にも出番が回ってくるようにしてね。絶対」
梓「はいっ!」
・・・あ。
そうか、ムギ先輩に絶対に回さなきゃいけないってことは・・・。
あまり過激なことは出来ない、というよりも絶対に起こさなくて済みそうなことしか出来ない。
くっ、不完全燃焼なんて嫌だよ。
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:28:03.16 ID:E+c7aBpq0
律「あずさっ」ボソッ
梓「はい?」ボソッ
律「ムギのことは気にするな。やりたいことやっちゃえよ」
梓「え、でも・・・」
律「いいっていいって。この状態の澪は起こそうと思っても起きないくらいだから」
梓「そうなんですか?」
律「おう。多分、今なら頭叩いても『うーん・・・?』で済むよ」
梓「どんだけですか」
律「まぁ、そういうことだから。好きにやっちゃえよ」
梓「了解です」
律先輩からそんなアドバイスをもらったけど、
正直律先輩がしたことよりひどいイタズラなんてなかなか思いつきません。
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:33:11.73 ID:E+c7aBpq0
梓「よしっ」
律「お、決めたか?」
唯「決まった?」
梓「いいえ!」
律唯紬「決まってないの!?」
梓「とりあえず、私も唯先輩に倣ってギターを出します」ゴソゴソ
唯「う、うん。それで?」
梓「え、えーと・・・いたずらしたいって言ってもその、えっと・・・」
律「どうした?」
梓「ああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブオン!!
律「待て待て待て待てぇ!!!!」ガシッ
唯「あずにゃん!さすがにそれは危ないよ!」メッ!
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:38:39.87 ID:E+c7aBpq0
紬「そうよ、何がどうなって澪ちゃんをギターで殴るという結論に至ったの?」
梓「わ、私・・・確かに、澪先輩に、イタズラ、したいって、言いました・・・」グスッ
律「え、おい。ちょっと、泣くなよ・・・」ヨシヨシ
梓「でも、唯先輩も律先輩も私の想像してた以上のことするんですもん・・・」
律「うっ」
梓「ムギ先輩もすごいことしそうですし・・・好きなようにしろって言われても、どうしたらいいかわからなくなって」
律「あぁ。ごめんな。プレッシャーかけるつもりはなかったんだよ」
梓「はい・・・」
唯「ちなみに、あずにゃんは澪ちゃんにどんなことしたかったの?」
梓「ほ、ほっぺつんつん、とか」
律唯紬(かわいええぇいえぇ!!)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:40:11.27 ID:E+c7aBpq0
唯「そ、そうなんだっ?他には他には?」
律(いや、もうむしろ梓にイタズラしたい)
梓「あ、あとは・・・耳元で『あーあ、おはスタ終わっちゃいますよー?』って言いたかったです」
律唯「」
紬(どうしましょう、急に話についていけなくなったわ)
律「それは、何のために?」
梓「え?私だったら慌てて飛び起きますよ!おはスタ見逃すとか最悪じゃないですか!」
唯「ねぇ、あずにゃん。よかったら私の家に遊びに来ない?もちろん、泊まりで」
律「こら、待て唯」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:46:10.36 ID:E+c7aBpq0
紬「梓ちゃん、別に背伸びしなくていいのよ?りっちゃんのイタズラも、私のしそうなイタズラも気にしなくていいの」
梓「はい・・・」
紬「だから、もう泣かないで?ね?」
律「なんかいい話っぽく聴こえるけど、私たちみんな加害者だよな」
唯「それ言っちゃダメだよ」
澪「ん・・・」ゴソッ
律唯紬梓「!!?!?」
澪「ふぁ・・・あ、あずさ・・・」ムクッ
唯「なん、で・・・このタイミングで・・・?」
律「今、梓って言ったよな?もしかして、梓が泣いてるから慰めようと・・・?」
紬「そ、そんな・・・!それってつまり澪あz」
梓「私がヤる前に起き上がってんじゃねぇよぉぉ!!!」ガコォォン!!!
律唯紬「」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:50:16.30 ID:E+c7aBpq0
澪「だっ・・・!?」
バタンッ
梓「ふぅっ。これで一安心」
澪「」ドクドクドクドク・・・
律「いや、一つも安心できるところがないんだけど。むしろ私は頭から流血してる澪が心配でならないんだけど」
唯「大丈夫大丈夫。ほら、続きしよう?」
律「大丈夫じゃないから。寝てるっていうより気を失ってる状態だろ」
紬「りっちゃん。よく聞いて」
律「へ?」
澪「・・・」スースー
律「寝息、だと・・・!?」
唯「そうだよ。澪ちゃんはまた眠りについたんだよ!」
律「ま、まぁ・・・そういうことなら、ゲーム続行だな」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:53:04.91 ID:E+c7aBpq0
唯「あ、でも今のであずにゃんのターン終わりね」
梓「えぇ!?勢い余って軽くギターで殴っただけなのに・・・」
律「いや、あのときは別に勢い余ってなかっただろ。しかも全然軽くないし」
梓「ちぇー。じゃあムギ先輩、パスです」
紬「うふふ。やったぁ」
律「で、ムギは何をするんだ?」
紬「本当は他にもしたいことがあったんだけど・・・」
梓「けど、なんですか?」
紬「澪ちゃんの頭の傷が気になるから手当しようと思うの」
唯「ムギちゃん優しい!」
紬「そんな」ウフフ
律「よかったな、澪」
紬「それじゃ救急箱持ってくるわ」スタスタ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 19:58:26.60 ID:E+c7aBpq0
唯「・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「澪ちゃんを起こすのって、無理じゃない?」
律「おい、どうしたんだよ。急に」
唯「だってギターで殴られても寝てるんだよ?逆に何をしたら起きるのか想像つかないよ」
律「さっき梓が泣いてたら起きただろ?」
唯「でも今も寝てるじゃん」
紬「お待たせー」
梓「ムギ先輩、すみません」
紬「いいのよ、あまり気にしないで(あまり、だからね。全く気にしないでって言ってるわけじゃないからね)」テキパキ
梓「はい。括弧の中は見えなかったことにします」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:02:52.33 ID:E+c7aBpq0
律「大丈夫だよ、唯」
唯「え?」
律「一回起きたんだ、きっと眠りが浅くなってると思うぜ」
唯「そうかなぁ・・・」
澪「ん・・・」モゾ
紬「・・・!?」
律「ほらな?」ニシシ
唯「ホントだ、さっきより敏感になってるかも」
紬「もうすぐで終わるからね?」テキパキ
律「なあ唯?」
唯「なあに?」
律「包帯巻いた澪ってどう思う?」
唯「いいと思う」
律「だよな」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:14:08.89 ID:E+c7aBpq0
梓「私も変なフェチに目覚めそうです」
律「素晴らしい部だな」
紬「終わったわ」ニコニコ
澪「・・・」モゾモゾ
唯「ムギちゃん手馴れてたねー、すごい!」
紬「そんなことないわ?でも澪ちゃんが起きなくてよかった」フゥ
澪「ぁぅ・・・」モゾモゾ
唯「ん?」
律「なんか、澪のやつ・・・痛がってないか?」
梓「傷口のところ、ポリポリしてますね」
澪「ぁぁ・・・ぅ・・・」ポリポリ
紬「うふふふふ」
律「おい、ムギ。澪に何をした」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:17:31.83 ID:E+c7aBpq0
紬「何もしてないわよーもうっ」プンプン
唯「ねぇ、私さっきから気になってたんだけど・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「このコットンからすごい匂いがする」
律「消毒液がついてるんだろ?」
紬「そうよ、消毒液よ」
唯「なんか夏の匂いがする」
律「言われてみれば・・・」
紬「それキンカンだから」
律唯梓「え゛っ」
律「痛ぇよ!!!」
唯「うわぁ・・・」
梓「なんか私の頭まで痛くなってきました」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 20:22:51.26 ID:E+c7aBpq0
紬「消毒液入ってなかったのよねー」
律「私の視界に『キズアワワ』のパッケージが見えるけど気のせいかな」
紬「あら、本当?全く気づかなかったわ」
この確信犯め。
でも痛みに悶えながら眠り続ける澪先輩がどことなくエロいので結果オーライです。
律「そしてこれでも起きないか、澪よ」
澪「ぅぁぁ・・・ぅぅ・・・」ウズウズ
梓「っていうか、負けたらギターで頭殴られるんですよね?」
唯「うん、だね」
律「しかもそのあと傷口にキンカンだからな」
梓「絶対負けられなくなりましたね」
唯「あずにゃん、自分でハードル上げたのわかってる?」
梓「はい・・・」
律「それじゃ、一周したから唯の番、だな?」
唯「へへー。待ってましたー!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:48:21.04 ID:E+c7aBpq0
律「で、次は何をするんだ?」
唯「何がいいかなー」
梓「とりあえず、痛い系はやめてあげてください」
澪「ぅぬぬ・・・」モジモジ
梓「このとおり、まだキンカンの痛みに耐えてる最中みたいなんで」
唯「ちぇー、わかったよ」
紬「しばらくは様子見をした方がいいかも」
律「だな。起きちゃったらつまんないし」
唯「じゃあこれでいいや」サッ
梓「シール、ですか?」
律「なんだよ、随分可愛いいたずらだな?」
唯「だってそんなにすぐに思いつかないよー」
紬「私は可愛くて好きよ?」
唯「えへへ、ありがとうっ!それじゃ・・・澪ちゃん、ちょっと脱ごうね」シュルッ
律紬梓「なんで!!?」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 21:54:22.84 ID:E+c7aBpq0
唯「え?なんでって、シール貼りたいからだよ?」
梓「どこにシール貼るつもりですか!」
唯「やだなー、乳首に決まってるじゃん」
律「お前が『やだなー』だよ!」
紬「唯ちゃん」
唯「んー?」
紬「私は可愛くて好きよ」
唯「ありがとう!」
律「そのやりとりさっきも見たぞ!」
梓「っていうか乳首は駄目です!」
唯「え?なんで?」
梓「な、なんでって、駄目に決まってるじゃないですかっ!
乳首に・・・ということはつまりブラウスはもちろん、ブラも外さなきゃいけないわけであって。
その、そんなえっちぃこと・・・唯先輩と澪先輩が・・・。正直ちょっと見てみたい気もするけど・・・。いや、でも・・・」
律「梓ー、『」』の位置確認してみ。色々と駄々漏れだから」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:12:44.12 ID:E+c7aBpq0
唯「そもそもあずにゃんに止める権利はないよ?」
律「そうだぞ。梓が失格になりたいならそれでもいいけどな」
梓「うっ、まぁそうですけど・・・」
紬「とりあえず、成り行きを見守りましょう」ジー
律「ムギの場合、見守るっていうか観察っていうか・・・」
唯「よーし!いっくよー!」プチプチ・・・
唯先輩は澪先輩のブラウスのボタンに手をかけ、次々に外していきます。
ただ脱がせるだけなら上に乗らなくてもいいような気もしますが、官能的なので良しとしました。
唯「・・・」
律「おい、どうした」
唯「・・・これ、誰かに手伝ってもらうのってルール違反かな?」
紬「どうしたの?」
唯「えっと・・・ブラ、外せない」
梓「女子としてそれはどうなんですか」
唯「違うんだよー、背中浮かせないと手が入らないんだよー」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:19:08.17 ID:E+c7aBpq0
梓「あぁ、なるほど。ムギ先輩、どうですか?」
紬「もちろんルール違反よ」
律「だよなー。ここで澪が起きちゃったら誰の責任かわからないもんな?」
唯「うぅ・・・だよね・・・」
紬「私は『こうすればいいじゃない』って思うことがあっても、アドバイスしたりしないわ」
律「ひでぇ」
紬「お互いに干渉しない方が後腐れなくていいと思って」
梓「なるほど。その意見には賛成です」
唯「えーと、つまり・・・」
律「この状況で好きにしろ、ただし私たちは手伝わないし、アドバイスもしない。ってことだな」ニヤニヤ
唯「うー・・・」
紬「あ、ちなみに。シール貼るって宣言したからってその通りにする必要はないわ。ここで終わりにしちゃっても」
唯「いーや」
梓「唯先輩・・・」
唯「なにがなんでも脱がせてみせるよ」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:30:10.67 ID:E+c7aBpq0
律「へぇ?ま、頑張れよ」
梓「そろそろ日も落ちてきましたし、終わりにしちゃってもいいですよ?」
唯「ふーんあずにゃん言うねー」
梓「そうですか?」
紬「唯ちゃん、するなら早くした方がいいわ」
唯「わかってるよー」
そう言って唯先輩は澪先輩に視線を戻しました。
さっきの会話の最中もずっと上に乗ったままだったので、二人の太ももも触れ合ったまま。
汗かいてそうだな、なんて考えるとまたちょっとえっちぃ感じに見えてきました。不思議です。
そして澪先輩の耳元に顔を近づけ、唯先輩が何かを呟きます。
-みーおちゃん
そんな風に聞こえました。
すると澪先輩は身じろぎし、中途半端に寝返りをうちました。
澪「んぅ・・・」ズズッ・・・
律「おぉ!ベンチから背中が離れたぞ!」
梓「やりますね」
唯「へへー」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:36:49.93 ID:E+c7aBpq0
紬「唯ちゃん、素敵だったわ」
唯「ん?うん、ありがと」パチンッ
律「唯、ちょい待ち」
唯「もー、なに?」
律「今、普通にブラ外そうとしただろ!」
唯「そりゃそうだよ。どうしたの?」
律「もっともったいぶるように取ったらいいと思う」
梓「律先輩は黙ってた方がいいと思う」
律「ひでぇっ」
唯「でもりっちゃんの言うことも一理あるね」
紬「むしろ100理くらいあるわ」
梓「どんだけですか」
唯「澪ちゃん、いっそのこと。一番下までブラウスのボタン外しちゃおうか」
律「おぉーやったれー」ニヤニヤ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:43:44.00 ID:E+c7aBpq0
唯「寒かったら言ってねー?ま、寝てるから無理だろうけどね」アハハ
そうやっては笑いながらひとつ、またひとつとボタンは外していきます。
人のボタンをあんなに器用に外せるものなのかな、そんな疑問が一瞬頭を過ぎりましたが、
次の瞬間には忘れてしまいました。
唯「スカートにしまってる部分、どうしたらいいと思う?」
澪「ん・・・」
唯「返事がないなー」
律「はーい」
唯「んー?どしたのー?」
律「出しちゃったらいいと思いまーす」
唯「だよねー。私もそう思ってたんだー」
紬「でも脱がせるのはよくないと思いまーす」
唯「だねー♪」
駄目だこの先輩達。
ストッパーになる人が一人もいない。
悪ノリ×悪ノリ=?
?には何が入るか、きっとこの遊びが終わる頃にはわかるかな。
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:49:09.13 ID:E+c7aBpq0
唯「大丈夫?澪ちゃん。お腹冷えちゃったかな?」
律「じゃあ私が触って確かめt」スッ
パシッ
唯「今は私の番だよ?」
律「へいへい、わかったよ」
やだ、この先輩達怖い。
二人とも目が据わってる。
唯「りっちゃんは私のあとで、でしょ?」
律「面白いから基本的に何でも許すけど、あまり度を過ぎるなよ?」
唯「やだなー、正直に人の彼女に手出すなって言えばいいのに」アハハ
え?今なんて?
私子供だからよくわかんない。
律「だーから、別にいいって。ただ、あんま過激なことはするなよっての」
唯「その線引きがよくわからないかなー」ツツー・・・
澪「ふぁ・・・ん・・・」
律「こら、今澪に何した」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:54:11.25 ID:E+c7aBpq0
唯「何って?お腹撫でただけだよ?」
律「ふ、ふーん」
梓「ま、まあまあ。それよりも」
唯律「静かにして」
梓「」
紬「私はわかっていたからさっきから喋っていないわ」
梓「見習うようにします」
律「だいたい、梓が」
唯「あずにゃんは悪くないよ」
律「なんで?唯がとっとと」
唯「ちょっとりっちゃん、今その話は関係ないでしょ」
律「そうか?唯が欲求不満だから」
唯「りっちゃん」
律「唯、必死じゃん」
唯「それはそっちでしょ」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:58:40.12 ID:E+c7aBpq0
わからない。この二人が一体何の話をしてるのか。
いや、わかるけど、その、え・・・?
梓「あ、あの、律先輩と澪先輩って・・・」
紬「えぇ、付き合ってるわよ」
梓「・・・」
ま、まぁ、お似合いだし、うん。いいと思う。
私がとやかく言うことじゃないし。
紬「りっちゃんもこうなることくらいわからなかったのかしらね」
梓「へ?」
紬「唯ちゃんが面白がってりっちゃんを挑発するなんて、私は最初からわかってたけど・・・」
梓「あぁ、そういうことですか」
紬「まぁ、このやり取りも可愛いから私は全然どんとこいだけどね」ウフフ
あ、この人、もしかしたら最強かもしれない。
時計が丁度5時をさす頃、私はぼんやりとそんなことを悟った。
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:04:33.39 ID:E+c7aBpq0
律「とにかく、早く続けろよ」
唯「それもそうだね。それじゃブラ外すよー?」
律「おうっ」
唯「・・・りっちゃんは見飽きてるんじゃないの?」
律「ばーか、何回見たって見飽きたりしないっての」
唯「へー?そういうもんかな」
律「ま、お前にはわからないかm」
唯「だから、あずにゃんの前でそういう話は止めてって言ってるじゃん」
律「へいへい、悪かったよ」
梓「あ、あの・・・」
律「んー?どした?」
唯「あずにゃん、呼んだ?」
梓「あ、いえ、なんでもないです・・・」
声をかけると普通に振り向いてくれる二人が逆に怖いです。
さっきの話には私が関係しているみたいですが、
このゲームには関係なさそうなので、とりあえず流すことにしました。
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:10:05.05 ID:E+c7aBpq0
紬「りっちゃん!唯ちゃん!!」
律唯「!?」
紬「バトるのもいいけど、早く続き!」
唯「あ、そうだったね。それじゃ・・・」
律「おうっ」
梓「・・・」ジー
唯「・・・」スッ
紬「oh・・・鼻血ぶっぴ出る・・・」
梓「こ、これは・・・」
律「やばい、澪やばい」
梓「なんで律先輩まで顔真っ赤なんですか」
律「普段は部屋暗くしてからじゃないと脱いでくれないから」
梓「非常に生々しい証言どうもありがとうございました」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:15:01.05 ID:E+c7aBpq0
唯「さー、シール貼っちゃうよー」
澪「ぅぁ・・・り、つ・・・?」
唯梓律紬「!!?!?」
澪「ん・・・んぅ・・・」スースー
唯「」
律「え、・・・寝た、のか?」
梓「た、多分・・・」
紬「心臓が口から出るかと思ったわ・・・」
唯「びっくりしたー・・・それじゃ、澪ちゃんが起きちゃう前にささっと貼っちゃおうか」ペリッ
梓「え、それ貼るんですか?」
唯「え?なんで?」
梓「だって、その・・・それじゃ小さくないですか?」
唯「そうかな。でも流石にこの乳輪が隠れるサイズのシールは・・・」
律「おいコラ、澪の乳首とその周辺ディスってんじゃねぇぞ」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:21:08.89 ID:E+c7aBpq0
紬「まぁ、胸大きい子ってほら」
律「ムギ、静かにしろ」
唯「とりあえず、こんなの貼ってみました!」バーン
律梓「絆創膏!?」
紬「唯ちゃん、天然でそれやってるんだろうけど、素晴らしいセンスよ」キリッ
唯「えへへ、そうかな」
律「いや、でも、いいかも・・・」
梓「い、いいですかぁ?」
律「って自分に必死に言い聞かせてる」
梓「ご愁傷様です」
唯「ちゃんと貼れてるかなー?」
紬「え?」
唯「よいしょっと」クニクニ
澪「んぅ・・・やぁ・・・」
律「唯コラてめぇ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:26:23.19 ID:E+c7aBpq0
唯「んーイマイチかなー?」フニフニ
澪「やぁっ・・・りつっ・・・」
律「おいやめろ」
唯「え?これ止めたらりっちゃんゲームから失格になっちゃうよ?」
律「うっ」
唯「私の番が終わるまで指くわえて待ってるといいよ」
律「このやろ」
紬「むしろもう私の番なんて来なくていいと思うの」
梓「あ、私もです。あまり変なことすると律先輩に怒られそうですし・・・」
律「っていうかもう終わっただろ。ほら、バトンタッチだ」
唯「え?終わってないよ?まだちゃんと貼れてるかわからないから、こうやって確認しないと、ね?」
律「・・・」グヌヌ・・・
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:37:07.38 ID:E+c7aBpq0
唯「ねー?みおちゃん」クリクリ
澪「ちょ・・・やめ・・・んぅ・・・」
律「くそっ・・・!どうしたらいいんだ・・・!」
梓「律先輩・・・」
なんだか律先輩が可哀想になってきました。
でも手を貸すわけにもいかないし・・・。
何もしてあげられなくてもどかしい・・・
律「悔しいけど唯にいじめられる澪を見てると興奮してきた・・・!」
と思った自分が馬鹿でした。
律先輩はこの状況はこの状況でしっかり楽しんでいたようです。
紬「まぁ、りっちゃんの気持ちはすごくよくわかるわ」
そりゃあんたはそうでしょうよ。
そう言いたい衝動に駆られましたが、なんとかぐっと抑えて唯先輩の方を向き直します。
梓「唯先輩、そろそろいいんじゃないですか?」
唯「そうー?でも確かにいつまでも澪ちゃんの胸いじってる訳にもいかないもんねー。りっちゃん、パス」
律「おぉ!やっとか!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:44:54.38 ID:E+c7aBpq0
紬「ここでりっちゃんにパスするのね・・・」
唯「あれ?駄目だった?」
紬「まさか。むしろ絶妙なタイミングよ」
唯「やった、また褒められちゃった」
梓「律先輩」
律「なんだよ」
梓「モザイクが必要になりそうなことしないでくださいね」
律「それを言うならさっきの唯のターンの時点でモザイクかかっててもおかしくなかっただろ」
梓「確かに・・・でも、その、駄目ですよ?」
律「わーかってるって。さすがにそこまでしないよ」
梓「むー、本当ですか?」
律「おう」
梓「じゃあ何をするつもりですか?」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:49:39.46 ID:E+c7aBpq0
律「いやぁ・・・実は、まだ決まってないんだよ」
梓「えぇー?」
唯「そうなの?」
律「おう、まさかここでナニするわけにはいかないし」
紬「いいと思う。むしろ最後まで澪ちゃんが起きなければそれはもう本当に最高だと思う」
梓「あ、うん。わかったからムギ先輩は静かにしてて」
唯「うわぁ!!?」
律梓紬「!!?!?」
律「どうした?」
唯「びっくりしたー、ほら、あれ」ビシッ
律「・・・ヤモリ?トカゲ?」
梓「あれ、たまに家にも出ますよ。可愛いですよね」
律「澪は嫌いそうだなー・・・よっしゃ」
唯「え゛っ」
紬「りっちゃん、さすがにそれはやめてあげて」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 23:55:37.53 ID:E+c7aBpq0
律「まぁまぁ。止めるのはルール違反だろ?」ダッ
梓「なんか、番が回るたびに止めてるような気がします」
唯「それだけみんな危ない橋渡ってるってことだね!」フンスッ
梓「いえ、厳密に言うと、危ない橋を澪先輩に渡らせてるんですよ」
紬「でも、これでもし澪ちゃんを起こしちゃったら・・・?」
梓「・・・」ゴクリッ
唯「うーん、負けたときのことは考えたくないね」
紬「そうね」
律「おっしゃー!」
梓「捕まえたんですか?」
律「おう」
唯「で、それをどうするの?」
律「内緒」
梓唯紬「えっ」
律「ま、見てろって」ニヤニヤ
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:07:07.85 ID:KpXoC7Fh0 [1/31]
律先輩はベンチの空いてるスペースに腰掛けました。
左手でヤモリの尻尾を掴んで右手で澪先輩の肩を撫でています。
左手のヤモリがなければ最高なのに。
きっとムギ先輩はそんな風に考えているでしょう。
梓「・・・」チラッ
紬「ヤモリが二人の背徳的な雰囲気を圧倒的なものにしていると言っても過言ではないわ・・・!」
おっと、私の考えが甘かったようです。
これはこれでありだそうです。
澪「ん・・・りぃつ・・・」モゾモゾ
律「んー?」
あー、もう甘い。全てが甘い。
そこはかとなく律先輩はいつもよりイケメンに見えるし、澪先輩は甘えん坊に見える。
眠っていても隣に誰がいるのかは、実は澪先輩は気づいているのかも。
唯「それは違うよ、あずにゃん。澪ちゃんは寝言でりっちゃんの名前を呼んでるだけ。私もさっき律ーって呼ばれたしね」
あ、そうなんですか。
っていうか勝手に私の頭の中を読まないでもらえますか。
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:19:56.96 ID:KpXoC7Fh0 [2/31]
律「みぃおー?」
澪「・・・」
律「相変わらずエロいなー」アハハ
そう言って律先輩は澪先輩の胸に視線を落とします。
そりゃそんなところみれば誰だってエロいって言わざるを得ないですよ。
律「ごめんな。でも、寝てるし・・・いいよな?」
唯「ね、ねぇりっちゃん。澪ちゃんに何するつもり?」
梓「そ、そうですよ。なんか律先輩、目が据わっててすごい怖いです・・・」
律「別に。それよりも、唯」
唯「んー?」
律「ゴム持ってる?」
唯「ゴムって、えっと、どっちの意味で言ってるのかな?」
律「言わないとわからないか?」
唯「髪とめるゴムもあっちの意味のゴムも持ってるけど・・・」
梓「持ってるんですか!?」エロイ!
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:26:35.26 ID:KpXoC7Fh0 [3/31]
唯「っていうかりっちゃん持ってないの?」
律「おう、最近使ってない」
唯「へー」
梓「え、え、え」
紬「どうしたの?誤作動起こしたみたいな話し方して」
梓「え?えっと、律先輩は澪先輩と付き合ってるんですよね?」
律「ま、まぁな」
梓「唯先輩は彼氏がいるんですか?」
唯「へ?いないよ」
梓「・・・?・・・?」
紬「あー、そういうことね。なんで梓ちゃんが混乱してるのか、わかったかも」
律「へ?」
紬「梓ちゃん、女の子同士でも使うことあるのよ」
梓「へ!?そうなんですか!?」
律「まぁ、別に使わなくてもいいっていうか使わない人の方が多そうだけどな」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:36:09.58 ID:KpXoC7Fh0 [4/31]
梓「へ、へぇ・・・そうなんですか」
唯「あずにゃんは可愛いなー。はい、りっちゃん」スッ
律「おう、さんきゅ・・・って、おい。開けてくれよー」
唯「ん、あぁ。ごめんごめん」ピリッ・・・クルクル・・・
梓「っていうことは・・・」チラッ
唯「ん?どうしたの?・・・はい、りっちゃん」スッ
律「おう、さんきゅー」
唯先輩も、女の人と・・・?
気になるけど、こういうことって聞いていいのかな。
唯「そうだよ、だって女の子の方が可愛いし」アハハ
梓「だから私の頭の中読むの止めてくださいってば」
唯「えへへー」
紬「今唯ちゃんがとんでもないこと言ったように聞こえたんだけど」ダバダバ
律「んー、縛りにくいなー」ググッ・・・
梓「その子、確実に酸欠で死にますね」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:43:41.86 ID:KpXoC7Fh0 [5/31]
律「まぁ、これが終わったらすぐ出してやるから大丈夫じゃないか?」
梓「なんか大丈夫じゃないっぽいですけど・・・」
律「みぃおー」
梓「無視しやがった」
唯「はいはーい、あずにゃんはこっちで一緒に見てようねー」ギュー
梓「さっき散々唯先輩の黒いところ見てきたせいか全く和まないです」
唯「そう?」ニコニコ
梓「むー」
でも、なんかかっこいいからアリです。
・・・。
伝わればいいと思ったのに。
こういうときに限って心の中を読んでくれないんだから意地悪な人です、本当に。
唯「うん、ごめんね」
梓「」
唯「弱気なあずにゃんかっわいー」
梓「本当に意地悪だな、あんた」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:50:23.12 ID:KpXoC7Fh0 [6/31]
紬「二人ともいちゃいちゃするのもいいけど、あれを見て」
梓唯「まず、鼻血を拭いた方がいいと思う」
紬「こう?」ブシュッ
梓「いや、吹いた方がいい、じゃなくて拭いた方がいいって言ったんです」
唯「って、りっちゃん!?」
律「あーもー、大きい声出すなよ」
唯「え、ちょっと何してるの?」
律「何って。見てわからないか?」
唯「止めないけどさー・・・あらら」
梓「何してるんですk」ブーッ!!
律「ほら、梓も静かにしろな」
梓「いや、え・・・?ど、どこに指突っ込んでるんですか!」
律「おいおい、女の子がそんな言い方するなよ」アハハ
梓「そんなに爽やかに笑っても私は誤魔化せない」
紬「私、出血多量で途中フェードアウトすると思うけど気にしないでね」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 00:58:22.85 ID:KpXoC7Fh0 [7/31]
梓「モザイク必要になりそうなことはしないって言ったじゃないですか!」
律「別にそういうつもりじゃないよ。ただ、ほら。慣らさないと入らないだろ?」ヌチュ、クチュ・・・
梓「入らないだろって・・・まさか」
律「そ。こいつ」スッ
そう言って律先輩が私に見せたのはさっきのヤモリ。
まさか、これを・・・?
梓「それ、入れるつもりですか・・・?」
律「ん。でもそのまま入れるのはまずいだろ?だからゴムで」
梓「そういう問題じゃないと思う」
唯「おー、あずにゃんってばなかなか冷静だね」
梓「唯先輩も笑ってないで止めてくださいよ」
唯「えー?なんでー?」
梓「」
唯「これはゲーム。止めたら全部自分に返ってくるんだよ?」
梓「そう、ですね・・・」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:01:36.47 ID:KpXoC7Fh0 [8/31]
律「そういうこと。黙って見てろよ」
梓「・・・」
唯「嫌になっちゃった?」
梓「いえ、ただ・・・」
唯「ただ?」
梓「寝てても濡れるんですね」
唯律「ぶっ!?」
梓「え?私、なんか変なこと言いました!?」
唯「う、ううん?ただ、ちょっと、急にあずにゃんがそんなこと言うなんて思ってなかったから」アハハ・・・
律「おう、ちょっとビックリしたぞ」
梓「あ、ごめんなさい」
紬「謝ることはないわ」
梓「ムギ先輩はとりあえず鼻血なんとかしてくださいってば」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:04:50.98 ID:KpXoC7Fh0 [9/31]
唯「澪ちゃん、気持ちいいのかな?」ジー
律「んー、多分な」
唯「やっぱり寝てるときにするって普段と違う?」
律「いや、どうだろ」
唯「えー教えてよー。なんていうか、ほら、あそこの感じとか」
律「唯」
唯「何?」
律「邪魔すんな♪」
唯「えー?だってこうやって話しかけてないとりっちゃんマジになっちゃいそうで怖いんだもーん」
律「うっ」
梓「それは一理ありますね」
紬「むしろいいのよ、マジになっても」
梓「その意見については3対1で否決されました」
紬「えー」ブーブー
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:11:57.87 ID:KpXoC7Fh0 [10/31]
唯「そろそろこなれてきたんじゃない?」
律「だな。あ、あれ?ヤモリは?」
唯「ほいっ」スッ
律「あ、唯が持ってたのか。さんきゅ」
唯「っていうかさっき私に渡したんだよ、覚えてない?」
律「あれ?そうだっけ?」
唯「そうだよ。ほら、もう半分マジだったから覚えてないんだよ」モー
律「う・・・」
梓「なんていうか、不潔ですね!」
律「ばっさりだーっていうか私の心にぐっさりだー」
澪「ん・・・」モゾモゾ
律唯梓紬「!!?!?」
澪「ふぅぁ・・・りつ・・・?お腹出して寝たら・・・駄目、だぞ・・・」ムニャムニャ
律「こいつ一体どんな夢見てるんだよ」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:17:56.40 ID:KpXoC7Fh0 [11/31]
唯「眠りが結構浅くなってきたかもね。起きちゃう前にやっちゃったら?」
律「ん、だな」
律先輩の耳の裏から流れた汗が首の筋を伝って鎖骨へと落ちていきます。
きっと先輩も緊張しているんだと思います。
・・・そして冒頭。
梓「いや、まずいですって」
律「そんなこと言っていいのか?」
唯「このままだとあずにゃんの負けだね」
紬「罰は・・・覚えてるわよね?」
梓「・・・律先輩、早いとこやっちゃって下さい」
律「寝返るの早っ!」
唯「りっちゃんしー!澪ちゃんが起きちゃうよ」
律「おう・・・!んじゃ、行くぞ?」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:35:16.20 ID:KpXoC7Fh0 [12/31]
唯「うわぁ・・・」
梓「どうしたんですか?」
唯「この子、すっごい動いてるよ・・・」
梓「えぇ、きっと必死に生きてるんですよ」
律「さっきも言ったろ?終わったら出してやるって」
紬「澪ちゃんの膣圧で死んだら爆笑ね」
律「おいこの沢庵今なんつった」
紬「冗談よ」クスクス
律「全く・・・」
紬「死んじゃったら悲しいに決まってるじゃない」
律「冗談ってそこかよ、澪の膣圧のくだりも否定して欲しかった」
唯「りっちゃん、早く早く」
律「あ、ごめんごめん」ググ・・・
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:38:44.93 ID:KpXoC7Fh0 [13/31]
唯「・・・」
律「くっ・・・」
紬「・・・」
律「はぁ・・・あぁ・・・」
梓「・・・」
律「このっ・・・」
澪「んんっ・・・」
律「!!?」
唯「りっちゃん、入った?」
律「・・・全然入らない」
梓「なんていうか、そんなことだと思いました」
紬「入れ方が駄目なんだと思う」
律「え?どうしたらいいんだ?」
紬「アドバイスはしないってさっき言ったでしょ?」ニコニコ
律「うっ」チキショー!
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:44:41.75 ID:KpXoC7Fh0 [14/31]
唯「りっちゃんガンバー」
律「うぅ・・・考えろっ、考えるんだ」
律「・・・そうか、そう、だな・・・」
梓「何か思いついたんですか?」
律「おう。よいしょっと」
梓「自分の指突っ込んでなにやってるんですか、閃いたふりしてさっきの続きがしたかったんですか」
律「ちげー!だーから、私の指でちょっと広げたら入れやすくなるかなーとだな」
梓「ま、そういうことにしておきます」
律「なにその変態を見る目」
唯「りっちゃん、どう?」
律「えっと・・・おぉ!!」
紬「入った!?」
律「おう、おぉ・・・おぉ・・・!」
梓「そのリアクションわかりにくいんでやめてください」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 01:49:44.49 ID:KpXoC7Fh0 [15/31]
律「ごめんごめん」
唯「で、どうなったの?」
律「ん」パッ
唯「りっちゃん、手ぶら・・・?」
梓「っていうことは・・・」
紬「澪ちゃんの中に・・・?」
律「おう、先っちょが入ったらぐぐぐーって感じでクネクネしながら入ってった」
唯「危なくない!?」
梓「それ、ちゃんと抜けるんでしょうね・・・?」
律「え、入ったんだから出せるだろ?」
紬「っていうかゴムが破れちゃったら・・・この上なく不衛生よね」
律「・・・」サーッ
唯「どうしたの?血の気が引いた、みたいな顔して」
律「なんか不安になってきた・・・」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:00:48.97 ID:KpXoC7Fh0 [16/31]
澪「んあっ・・・」モジモジ
澪「ふぁん・・・ひゃぁ・・・ん・・・」
澪「あっ・・・」
律「なぁ、私も鼻血出そうなんだけど」
唯「うん、わかる」
梓「澪先輩いろっぺーです」
唯「あ。あずにゃん、鼻血」フキフキ
梓「どうもすみません」
紬「ブラウスのはだけ具合といい、太ももの落書きといい、このあえぎ声といい・・・素晴らしすぎるわ」
澪「っやぁ・・・ん・・・」
律「もうゲームとかどうでもいいや。ずっとこの澪眺めてたい」
唯「でもそういうわけにもいかないでしょー」
律「そうなんだよな・・・あのヤモリを早く澪の中から出さないと・・・というわけで、頼んだぞ梓」
梓「ですね・・・って、はいぃ!?」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:04:43.87 ID:KpXoC7Fh0 [17/31]
律「そりゃそうだろー。私のターンはあくまで『入れるまで』。そこから先は次の人の仕事、だろ?」
梓「それはわかりますけど・・・」
律「それとも何かー?梓はこの澪を放っておくのか?こりゃひどい後輩だなー」
梓「うっ」
律「何か澪にしたいことでもあったか?」
梓「そりゃ、特にはないですけど・・・でも」
律「じゃあいいじゃん」
梓「でも、律先輩は嫌じゃないんですか?」
律「へ?なんで?」
梓「だって、澪先輩は律先輩の・・・」
律「あー。いいよいいよ」
梓「軽いですね」
律「そんなことないよ。梓だから頼んでるんだよ」
梓「それってどういう・・・」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:12:22.06 ID:KpXoC7Fh0 [18/31]
唯「ねぇ、りっちゃん、それどういう意味かな?」
律「えー?どういう意味だっけー?忘れたなー」
紬「こういう攻防戦大好き」
唯「あずにゃん、別にいいんだよ。元はといえばりっちゃんが悪いんだし」
梓「いえ、でも・・・やりますよ。澪先輩の体も心配ですし」
唯「・・・」ギロッ
律「わお、唯ちゃんってばおっかないわーん」
唯「ねぇ、りっちゃんちょっとふざけないでくれるかな」
律「なんで?っていうか何が?」
唯「なんであずにゃんにこういうこと頼むの?」
律「なんでって、梓が私の次の人だったからだけど?」
唯「本当にそうかな?」
律「まぁ、あとは必死な唯を見たかったってのもあるかもなー」ニヤニヤ
唯「へぇ、やっぱり。それが本音でしょ?彼女ダシに使うなんて酷いね」
律「ひどい?お前だけには言われたくないけどな。それにもし次の人がムギだったらムギに頼んでるよ、私は」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:16:30.19 ID:KpXoC7Fh0 [19/31]
梓「よくわからないけど喧嘩しないでください」
律「あぁ、ごめんごめん」
唯「りっちゃんうるさい」
律「なんだよ、まだ怒ってるのか?」
唯「あずにゃんの代わりに私がやるよ」
律「却下。唯には澪のそういうところあまり触って欲しくないなー」
唯「そんなこと言ってる場合じゃないじゃん」
律「梓がやってくれるって言ってるんだからそれでいいだろ」
唯「それじゃ私がいy」
梓「そうですよ!私、頑張るんで!唯先輩は見ててください!」
唯「・・・」
律「梓本人に言われちゃたまんないなー?」ニヤニヤ
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 02:26:54.91 ID:KpXoC7Fh0 [20/31]
梓「え、えっと・・・」
さっきから律先輩と唯先輩がバトってるけど・・・。
これは、ほっといても大丈夫なのかな?
とりあえず、私に出来ることはなさそうなので今は黙ってるしかなさそうですね。
唯「りっちゃんっていつからそんなに性格悪くなったの?」
律「いつからだろうなー?唯に澪の乳首いじめられてからかなー?」
唯「へぇー?そんなことで人格変わるんだ、面白いね」アハハ
何この人達、マジで怖い。
っていうか能天気な先輩二人があんなに静かに怒っているところなんて見たくなかったです。
律「あーずさ」ガシッ
梓「はい?」
なんでですかね。
肩組まれただけなのにちょっとビクってしちゃいました。
唯「あずにゃん・・・」
律「唯は黙って見てろよ。別に止めてもいいけど、失格だからな?」ニヤニヤ
唯「べっつにー。あずにゃんがするっていうならそれでいいじゃん。勝ち誇ったようにニヤニヤするの止めてくれるかなぁ?」
紬「私空気。エアーツムギ」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 22:54:01.94 ID:KpXoC7Fh0 [24/31]
律「そうか?ごめんごめん」
唯「その態度がまた結構クるよね」
律「さぁ?ほら、梓」
梓「はい。澪先輩、失礼します」
私は仰向けに寝てる先輩の足の間に入りました。
向き合うように、そして膝を立てて中を見やすくします。
あ、なんか太ももの付け根あたりがちょっと湿っぽくていやらしいです。
梓「・・・」
律「おーい?なーにしてんの?」
梓「ひゃい!?いいいいいえいえ、なんかちょっとなんでもないです!」
律「おぉ、すげぇ。言ってる意味が全くわからん」
梓「え、えっと、その、本当になんでもないですからっ!」
律「梓、怒らないから正直に答えてくれ」
梓「な、なんですか」
唯「ねぇ、りっちゃん。邪魔するのやめなよ」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 22:57:55.80 ID:KpXoC7Fh0 [25/31]
澪「ん・・・はぁ・・・」
唯「ほら、早くしようよ」
律「唯、ホントに必死だな」アハハ
唯「なんとでも言いなよ」
梓「・・・///」
律「どうしたんだよ、あれか?澪の色気にやられたか?」ニヤニヤ
梓「いっいえ、そんなことは・・・///」
唯「・・・」カッチーン
律「なんだよ、唯」
唯「あずにゃん、りっちゃんの誘導尋問に答えなくていいよ」
律「え?私、誘導尋問なんてしたか?」
唯「したでしょ、そんな顔で言われたらはいって答えるしかないよ」
律「そうか?んじゃ、ムギ」
紬「梓ちゃん、正直に答えてね。澪ちゃんに欲情した?」
唯「ムギちゃん!?」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:03:27.81 ID:KpXoC7Fh0 [26/31]
梓「よよよよ欲情だなんてそんな!してないですよ!」
唯「ほら、やっぱりちg」
梓「ちょっとゾクゾクしちゃっただけです!」
唯「」
律「あっはっはっ、腹いてぇー!」
唯「・・・何笑ってんの?」
律「いやぁー、そっかそっかぁ。わかるぞぉ、澪って色っぽいよなー」ナデナデ
唯「あずにゃんから離れてほしいなー」
律「唯、さっきからムキになりすぎじゃないか?」
唯「そう?どうでもいいからその手を早くあずにゃんからどけて」
律「怖いなー」パッ
唯「よくそんな思ってもないこと言えるね」
律「そんなことないでございますわよー」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:09:03.53 ID:KpXoC7Fh0 [27/31]
紬「梓ちゃん、二人のことは気にしないでやっちゃって?」
梓「あ、えと、はい・・・///」
律「・・・」ニヤニヤ
唯「・・・」イライラ
梓「し、失礼しまーす・・・」
梓「・・・」
梓「」
・・・ない。
どこを探しても、アレがない。
梓「・・・」
律「おい、どうした?」
唯「あずにゃん、嫌になったらそう言っていいんだからね」
梓「・・・」
紬「梓ちゃん・・・?」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:16:01.60 ID:KpXoC7Fh0 [28/31]
梓「あの、アレが見当たらないんですが・・・」
律「アレってなんだ?」
梓「それは、えと、その・・・///」
唯「あずにゃん?」
梓「ゴムが、コンドームが・・・」
紬「えっそれってどういうこと?」
梓「私、ゴムを引き抜いて終わりだと思ってたんですよ」
律「へ?私もそのつもりだったけど・・・?」
唯「まさか・・・」
梓「はい。全部中に入っちゃってます」
律唯紬「」
紬「ぅへぁえー・・・」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:23:27.59 ID:KpXoC7Fh0 [29/31]
梓「これって、やっぱり、中に指入れて抜かないと駄目ですよね?」
紬「そう、なるかしら」
唯「それはさすがに・・・ねぇ?りっちゃん」
律「・・・なに言ってんだよ、早くやれよ」
唯梓「!?」
律「何びっくりしてんだよ」アハハ
唯「え?りっちゃん、嫌じゃないの?」
律「状況が状況なんだから仕方ないだろ?」
梓「・・・」
唯「あずにゃん!断っていいんだよ!?」
律「やらないのか?」
梓「・・・」
紬「二人とも梓ちゃんの意思に任せましょう?」
律「だな。私に遠慮しなくていいからな?あと、唯に配慮もしなくていいんだぞ?」ニヤニヤ
唯「ちょっとりっちゃん黙ってて、本当に」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:47:42.77 ID:KpXoC7Fh0 [30/31]
梓「・・・ります」
唯「え?」
律「・・・」ニヤニヤ
紬「・・・」ドキドキ
梓「私、やります」
唯「」
律「ぃよっしゃ、それでこそ次期軽音部部長だ!」
紬「梓ちゃん!頑張って!」
唯「え、ちょっと待って」
律「なんだよ、駄々こねるのか?」
唯「駄々こねるとかじゃないじゃん。いくらなんでも限度があるよ」
紬「唯ちゃん」
唯「何?」
紬「これ以上邪魔するなら、失格になるけど・・・どうする?」
唯「・・・!」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/11(月) 23:55:13.50 ID:KpXoC7Fh0 [31/31]
律「あらら?唯ー失格かー?」
唯「・・・別に」
律「え?」
唯「あずにゃんがしたいなら、すればいいよ」
梓「・・・っ」
紬「そんな棘のある言い方しなくても」
唯「そんなつもりはないよ。ただ、あずにゃんが断りにくいんじゃないかって思ってただけだもん」
律「おーおー素直じゃないな」
唯「さっきから言ってるじゃん」
律「なにがだよ」
唯「りっちゃんは黙ってて、って」
律「・・・こりゃ、本格的に怒らせたかもな」アハハ
澪「はぁ・・・んん・・・」
梓「早く出さないとヤバそうですね」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:07:38.85 ID:Kzf3i5Mj0 [1/42]
唯「あずにゃん・・・!」
梓「・・・なんですか?」
唯「その、頑張って」
梓「は、はい!」
唯先輩に返事をすると、私は澪先輩に視線を戻しました。
正直な話、先輩の局部をこんなにまじまじと見る日が来るとは思いませんでした。
さらに、私はこれから・・・その・・・。
オブラートに包み隠さずに言うと、そこに指を突っ込みます。
澪「んぅ・・・ふぁん・・・」
苦しそうに呻く先輩の声が耳に張り付きます。
決して大きな声ではないのに、頭の中をぐるぐると回るその声。
梓「・・・」
得体の知れない恐怖からちらちらと見え隠れするのは本能的な好奇心。
私の中の開かずの扉。
中には何がいるのかな。
梓「先輩、行きますよ?」
そう言って私はドアノブに手をかけました。
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:23:01.25 ID:Kzf3i5Mj0 [2/42]
律「・・・」
唯「・・・」
紬「・・・」ドキドキ
唯「楽しそうだね、ムギちゃん」
紬「えぇ」
唯「羨ましいよ」
紬「そう?」
梓「・・・」
ここで、いいんだよね・・・?
澪先輩の股間に手を滑り込ませると、導かれるように指はその中に入っていきました。
梓「うっわぁ・・・」
どう考えても湿度100%です、本当にどうもありがとうございました。
やっぱり寝てる間も体は感じるんですね、勉強になりました。
律「・・・」
紬「どうしたの?りっちゃん」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 00:31:28.40 ID:Kzf3i5Mj0 [3/42]
律「いや、別に」
紬「?」
唯「あずにゃん、段々目がマジになってきたよ・・・」
律「あぁ」
紬(なるほど、そういうことね)
梓「ん・・・?」
指に明らかな異物が当たりました。
どうやらお目当てのものが見つかったようです。
まだ辛うじて生きているみたいですね。ゴムの中にいるみたいだし、よかったよかった。
梓「・・・」
澪「ふぁ・・・ん・・・やぁ・・・」
なんですか、この理性を破壊する声は。
なんか開けちゃいけない扉を開けた気がします。
律「おーい、見つかったか?」
梓「・・・いいえ、まだです」
・・・ちょっとくらい、いいよね。
律「さんどですとろいやー」後半
続きます
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