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唯「えむでぃーえむえー?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:27:22.68 ID:LBAEIe3X0 [1/15]
N女子大
唯「やっと講義終わったよ~!」
澪「唯は終始寝てただろ?」
紬「あらあら~」
律「こら!授業中に寝るとは何事かぁ~!」
紬「りっちゃんは珍しく起きてたわね。」
律「ふふん。私はちゃんと起きてモバゲーをやってたからな!」
澪「いばって言うな!」ゴンッ
唯「ところでこの後どっか行く?」
紬「そうね、どこかの喫茶店でお茶でも・・・」
律「あ、そういえば今日このクラブでイベントやるらしいんだけどさ」ピラッ
唯「くらぶ?」
N女子大
唯「やっと講義終わったよ~!」
澪「唯は終始寝てただろ?」
紬「あらあら~」
律「こら!授業中に寝るとは何事かぁ~!」
紬「りっちゃんは珍しく起きてたわね。」
律「ふふん。私はちゃんと起きてモバゲーをやってたからな!」
澪「いばって言うな!」ゴンッ
唯「ところでこの後どっか行く?」
紬「そうね、どこかの喫茶店でお茶でも・・・」
律「あ、そういえば今日このクラブでイベントやるらしいんだけどさ」ピラッ
唯「くらぶ?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:32:17.67 ID:LBAEIe3X0
律「この前知り合った男の子が主催するらしいんだ。それでチケットを貰ったんだけど。」
紬「わぁ!私クラブって一度行ってみたかったの~!」
澪「で、でもクラブってアブない人がいっぱいいるんじゃ・・・」
律「澪は心配性だなぁ。いまどきそんなクラブないって。」
唯「・・・クラブって何クラブ?」
澪「えっ?」
律「そりゃクラブって言ったら踊ったり、酒飲んだり・・・」
唯「あぁ!ダンスクラブだね!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:33:34.86 ID:LBAEIe3X0
律「ちょっと違う気がするけど・・・まぁいいや。今日の11時スタートだけど、皆行くだろ?」
唯「わぁ~い!ダンスダンス~!」
澪「ふ、二人じゃ心配だから付いていくよ」
紬「(・・・!このクラブって・・・)わ、私は門限があるから・・・」
澪「そっか。お嬢様だもんな、しょうがないよ。」
唯「ええ~。ムギちゃん行けないの~?」
律「まぁしょうがないか、三人で行こう。9時30分に駅集合な!」
唯「いえ~す!」
澪「ほんとに大丈夫かな・・・」
紬「・・・」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:44:06.07 ID:LBAEIe3X0
何この反応・・・
こんな不謹慎スレ伸びるわけなかったんや!
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:48:34.00 ID:LBAEIe3X0
クラブ前
唯「これがクラブ・・・!」
澪「い、いかがわしい香りがぷんぷんするな・・・」
律「すいませ~ん!チケット持ってきたんですけど!」
ガードマン「はい、3名様ですね。ドリンク券をどうぞ。」
唯「わ~い!ジュースジュース♪」
律「やれやれ。唯の舌はいつまでたってもお子ちゃまだなぁ」
澪「もう帰りたい・・・」
ガヤガヤ
唯「うわぁ!すごい人だね!」
律「人気のイベントだからな。あ、お~い!」
牛尾「おっ!りっちゃん!来てくれたんだぁ」
澪「か、かっこいい・・・」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:51:26.18 ID:LBAEIe3X0
よしわかった
11時までに10人がsageって書き込んだらこのスレ落とす
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:02:01.85 ID:LBAEIe3X0
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逆にやりづらいっす
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:04:34.66 ID:LBAEIe3X0
>>12
クスリダメ、ゼッタイ!
治療なら医者から貰うべき(キリッ)
こんなスレ立てたけど根はマジメです。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:10:42.88 ID:LBAEIe3X0
牛尾「二人ともりっちゃんの友達?かわいいねぇ。」
唯「いや、それほどでも~」
律「こっちが平沢唯、こっちが秋山澪。」
牛尾「よろしくね。楽しんでってよ。」
唯「は~い!」
澪「は、はい///」
律「おやおや?澪ちゃんどうして赤くなっているのかな~?」ニヤニヤ
澪「な、何言ってんだよりつぅ!」
唯「澪ちゃんかわいい~」ニヤニヤ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:21:37.82 ID:LBAEIe3X0
ホール
唯「わぁ!DJだ!DJがいるよ、りっちゃん!」
律「そりゃいるだろうよ・・・」
澪「すごい音量・・・」
唯「すごい!みんな踊ってるよ!りっちゃん!」
律「そりゃクラブだからな。」
澪「わ、私ダンスなんか踊れないよ・・・」
律「心配するな。適当に動いてりゃいいんだって。よく見るとみんないい加減だろ?」
唯「ほんとだ!じゃぁ私も!」
澪「盆踊り・・・」クスッ
律「ま、まぁいいんじゃないか?ほら、澪も踊ろうぜ?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:29:33.23 ID:LBAEIe3X0
1時間後
唯「ふぅ!踊った踊った~」
律「結構いい運動になるだろ?」
澪「喉渇いたな。何か飲むか。」
唯「わ~い!ジュースジュース!」
律「おいおい、あんまりはしゃぎすぎるなよ?」
律「みんな飲み物買ったな?」
澪「このレッドブル、800円もした・・・」
律「はは、コンビニ行けば200円だもんな。唯は?」
唯「カルピスだよ~!ほら!」
律「カルピスなんて家でいくらでも、ってこれカルピスサワーじゃん!」
唯「えっ、お酒?でも飲みやすいからまぁいっか~」ゴクゴク
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:41:50.44 ID:LBAEIe3X0
澪「やれやれ。律のは?」
律「私はこういうとこ慣れてるからな、ジントニックだ!」キリッ
唯「りっちゃんおとな~!」
律「へへへ、もっと褒めろ!・・・うわなにこれにがっ!」ペッペッ
澪「律、無理するな。」
牛尾「おっ!美女三人組じゃん!飲んでる~?」
澪「は、はいっ!」
律「飲んでるぞ~」
牛尾「ははは、その調子だとまだまだいけそうだな!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:46:29.16 ID:LBAEIe3X0
三田「おおっ、その子たちかわいいねぇ!」
小野「牛尾ちゃん、紹介してよ~」
牛尾「わかってるよ。こいつら俺のツレで三田次男(みたつぐお)と小野嵐(おのらん)」
三田「よろしくな!」
小野「よ、よろしく~!」
唯「あはは、よろしくね!」
律「なんか目つきがおかしいような・・・」
澪「なんか怖そう・・・」ビクビク
三田「酒ならおごるよ~。どんどん飲んじゃって!」
唯「わ~い!三田さんやさしい!」
牛尾「ニヤリ・・・じゃあしばらくここで話そうか」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:58:30.95 ID:LBAEIe3X0
さらに1時間後
唯「ぷはぁ!んまいっ!」
三田「いよっ!いい飲みっぷり!」
小野「いいよいいよ~!」
牛尾「それに比べてこっちは・・・」
澪「律、酔っ払いすぎだ。」
律「よっへないっていいってるらろぉ?」
澪「呂律がまわってないだろ!しっかりしろ!」
牛尾「・・・ちょっと別室で休んでいく?」
澪「すみません。ほら律、立てるか?」グイッ
律「うぅ・・・あたまがくらくらするぅ」
牛尾「やれやれ、俺が運ぶよ。」
澪「すみません・・・」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:47:15.92 ID:QLAq91N70 [1/21]
すまん
深夜のテンションで続き書いてみたが
多分期待通りの展開にはならないと思う
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:48:39.41 ID:QLAq91N70 [2/21]
牛尾「りっちゃん大丈夫?ここは主催者しか入れないようになってるから。」ガチャッ
DJマーシー「HEY、かわいい子連れてるじゃねぇかYO」
松木ー「天使降りてきちゃった?どうしようもない俺に天使降りてきちゃった?」
牛尾「マーシー先輩に松木ー先輩!」ビクッ
松木ー「水臭いなぁ。そういうことならボクたちにも言ってくれなくちゃさぁ」
DJマーシー「俺はブースでレコまわし、別室でデコまわし。あれ、これうまくね?すごくね?」
牛尾「申し訳ないっすけど、一応俺のダチなんで・・・」
松木ー「あぁん?代わりにお前が掘られるかぁ?アーユーオゥケイ?」
牛尾「カンベンしてください!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:55:50.10 ID:QLAq91N70 [3/21]
DJマーシー「つかちょっと貧乳すぎねぇか?ビッグバストなBガール連れてこいやこらぁ!」
牛尾「す、すんません・・・」
松木ー「ちょっとまてやぁ!」バン!
DJマーシー「!?」ビクッ
松木ー「貧乳ボーイッシュいいじゃねぇか!むしろボーイでいいじゃねぇか!」
牛尾「松木ーさんてやっぱり・・・」
DJマーシー「・・・とにかく、巨乳連れてこいや!この女のツレでいねーのかよ」
牛尾「いやぁ、この子一人だったみたいで・・・」
松木ー「嘘つくのはずる休みのときだけにしとけやコラァ!」ドカッ
DJマーシー「俺たちさっきお前らが話してるの見ちゃったんだよねぇ!」ガッシボカッ
牛尾「うぅっ・・・」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:10:27.73 ID:QLAq91N70 [4/21]
澪唯小野三田「あははははははは」
澪「いやぁ!あの時はおもしろかったよな!」
三田「あはは、唯ちゃんマジウケるわぁ~」
唯「それでね、そのときりっちゃんが・・・」
小野「うんうん。」
三田「あれ、メールだ・・・」ピピッ
小野「誰から?」
三田「牛尾からだ・・マーシー先輩と松木ー先輩が来てる・・・」
小野「マジかよ!やばくね?つかまじやばくね?」
唯澪「?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:19:50.29 ID:QLAq91N70 [5/21]
>>41
コピペじゃない・・・だと・・・?
あんたもう直木賞受賞しちゃいなよ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:27:07.02 ID:QLAq91N70 [6/21]
三田「そこにいる二人を差し出さないところされる・・・!?」
小野「まじかよ?つかまじ?つかまじでまじ?」
唯「どうしたの二人とも?顔色悪いよ?」
三田「い、いやぁ、さっきのお友達、律ちゃん?体調悪いみたいでさぁ」
小野「そ、そうそう!なんかヤバイらしいからさ」
唯「りっちゃんどうかしたの?」
澪「り、律は今どこにいるんですか?」
三田「・・・別室にいるから連れてってやるよ!」
澪「お願いします!」
小野「ま、まぁいいってことよ」ニヤリ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:39:37.92 ID:QLAq91N70 [7/21]
律「・・・」スゥスゥ
DJマーシー「へへへ、じゃあまずこの女でダジャレビデオ撮っちゃおうか!」
ガチャッ
澪「りつぅ!」
唯「りっちゃん!」
三田「女を連れてきました」
DJマーシー「おっ!巨乳じゃねぇか!こりゃ楽しめそうだなぁ」
松木ー「ひひひ、まずはMDMAを飲ませてやるぜぇ!」
澪「ひやぁっ!」
唯「えっ?えっ?何するの?おくすり?」
松木ー「素直になりなぁ!シークレットへブンを見せてやるよぉ!」
澪唯「いやぁああああああ!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:54:52.35 ID:QLAq91N70 [8/21]
なにこれw
優秀な書き手が二人もきやがってくれちゃった!
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:59:44.16 ID:QLAq91N70 [9/21]
紬「月が泣いてる・・・」
斉藤「紬お嬢様、例のクラブについての資料でございます。」ピラッ
紬「ありがとう。・・・やはり、いかがわしいクラブだったようね。」
斉藤「裏のルートで人身売買も行っているとか・・・」
紬「みんなが危ないわ。斉藤、今夜出るわね。」
斉藤「お嬢様、夜遊びはほどほどに」
紬「わかっているわ。アレの準備はできていて?」
斉藤「はい。強化スーツは調整済みでございます。」
紬「そう・・・急ぐ必要がありそうね。」スッ
その数分後、紬は漆黒のコスチュームを身に纏い、車を走らせていた。
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:16:55.17 ID:QLAq91N70 [10/21]
キキッ
紬を乗せた装甲モービルが急ブレーキをかけた。
焦げたゴムの臭いとともに降り立つのは漆黒の令嬢(レディ・タクアン)
その足はつかつかとクラブの入り口へ向かう。
ガードマン「ひっひっひ、年齢確認をさせてもらおうか、お嬢ちゃん?」
ガードマン「オラ、さっさと身分証を出すんだよ!」
紬「なんてやつらなの!身分証の提示を求めるなんて!!」
ガードマン「悪く思うなよぉ?条例が厳しいのが悪いのさぁ!」
紬「・・・悪党に名乗る名などないわ!」
コツコツとヒールの音を立てて、紬は入り口ドアへ手をかける。
ガードマン「そうはいかねぇ!入場料2500円を出しやがれぇ!」
ガードマン「ワンドリンク制だからよろしく頼むぜ、げへへ」
紬「この上入場料までむしるつもりなの!?なんて悪行・・・許せない!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:32:31.43 ID:QLAq91N70 [11/21]
迫り来る巨漢の男たちの手をすり抜け、空中で鮮やかなローリングソバットを決める。
二人の巨漢はほぼ同時にハイヒールの足元に倒れた。
彼らを踏みつけながらそっとドアを開け、様子を伺う。
紬「唯ちゃんたちは・・・2Fね」
こんな時のために部活で出すクッキーに超小型の発信機を仕込んであるのだ。
どうやら1Fの階段前には屈強そうな男たちがたむろしているようだ。
紬「奴らに気付かれないようにするのが賢明ね。」
スーツのバックルに付いたボタンを押すと、飛び出した鉤縄が天井に突き刺さった。
もう一度ボタンを押し、スルスルと上へ昇っていく。
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:44:08.79 ID:QLAq91N70 [12/21]
紬「信号は・・・ここからだわ。」
VIPルームのドアを渾身の力で破壊すると、そこには怯えきった軽音部の面々の姿があった。
紬「隅っこでじっとしてなさい。すぐ終わるわ。」
彼女たちが避難するのを確認したのち、悪党に向き合う。
紬「年貢の納め時のようね。」
DJマーシー「な、何モンだコラァ!?」
紬「当ててみなさい。フィンランドにご招待するわ。」
松木ー「ちくしょう!やっちまえ牛尾!!」
牛尾「ええっ?俺いやですよ!プランBとかないんすか!?」
紬「まごまごしなければ助かる命もあったでしょうにね。」
一瞬で距離を詰めると、居合いの速さで抜いたスタンロッドで一撃。
一瞬のことに驚く男たちに、闇からの咆哮が響いた。
紬「どんとこい!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:48:55.01 ID:QLAq91N70 [13/21]
よし
もう寝ます
続きは朝までPosWNg/MOが頑張ってたら書こう
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:24:55.57 ID:QLAq91N70 [14/21]
まだ残ってるとはw
保守ありがとう
続きをさくっと書きます
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:42:46.86 ID:QLAq91N70 [15/21]
三田「ひいっ!」
小野「お、俺たちは関係ない・・・」
紬「その言い訳、地獄の閻魔様にしてもらおうかしら。」
言い放つやいなや、すばやい身のこなしで二人の背後をとり、寸頸を見舞った。
二人の体が壁にめり込んだのを見て、はっとしたように澪が叫ぶ。
澪「そこのボンデージさん!その人たちは悪者じゃありません!」
唯「クスリを飲ませようとしたのはそこの二人だよ?」
紬「そうだったの。それは悪いことをしたわ。」
壁にめり込んだ二人を引っこ抜くと、そっと床に寝かした。
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:51:03.69 ID:QLAq91N70 [16/21]
松木ー「ごめんなさい!もうしませんからぁ!」
紬が膝をついて許しを請う松木ーの前へつかつかと歩み寄る。
紬「やれやれね。そう言って許しを乞う女を一人でも許したことがあって?」
そのときだった。
ため息混じりに松木ーを見下ろす紬の後頭部に鈍い衝撃が走る。
ゴスン
鈍い音と共にDJマーシーがシャンパンの瓶を叩きつけたのだ。
松木ー「ひひひ、もうしませんなんていわないよ絶対って言おうとしてただけだぜ?」
DJマーシー「へへっ、やったぞ!こいつはもう死んだ!」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:10:42.95 ID:QLAq91N70 [17/21]
否・・・漆黒の処刑人は何事もなかったかのように振り向くと鮮やかなエルボゥを放った。
紬「えるぼぅ!」
DJマーシーの体は壁を突き破って廊下まで吹き飛んだ。
紬「あなたの反省には一円の価値もないわ。二度と罪を重ねられないようにしてあげる。」
マスク越しに冷たい笑みを浮かべる紬を見て、松木ーは心の底から震え上がった。
ガタガタと震える男の顔面に、黒き乙女のローキックが炸裂したのはその0.1秒後のことである。
闇を纏う戦士は少女たちに向き直り、一言。
紬「火遊びは少し早すぎたようね。お嬢さんたち。」
唯「あ、あなたは誰?」
澪「せめてお名前を・・・」
紬「闇に名なんてないの・・・でもそれじゃ不便だから、そうね、レディ・タクアンとでも呼ぶといいわ。」
そう言い残すとマーシーと松木ーの体を抱え、闇の中へ消えていった。
唯澪律「ありがとう、レディ・タクアン・・・」
三人が無事に帰りついたのは夜が明けて間もない頃であった。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:27:25.07 ID:QLAq91N70 [18/21]
松木ーとDJマーシーは薄暗い地下室で目を覚ました。
松木ー「ま、まだ生きてるよ・・・」
DJマーシー「なんだここはメーン?イエメーン?」
紬「目覚めたようね。闇の審判を執行するわ。」
松木ー「闇の審判だと?ふざけるな!」
紬「あら、簡単よ。このMDMAを飲むだけでいいわ。」
DJマーシー「クスリを差し出してくれるとはわかってるねぇ。プレイメイトにしてやってもいいぜメーン」
紬「光栄ね。さぁさっさと飲みなさい。水なら用意してあるわ。」
ゴクゴクグビッ
紬「ふふ、お利口ね。特殊なMDMAの味はどうかしら?」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:40:50.25 ID:QLAq91N70 [19/21]
松木ー「ぐあっ!」
DJマーシー「体が熱い!何しやがった!」
紬「ふふ、これは新薬MDMA(まあどうしましょうマン○がついちゃった)よ。ホルモンをアレして男を女に変えてしまうの」
松木ー「なんだとぉ!?」
DJマーシー「胸まで膨らんできやがったぁ!巨乳になっちまう!」ムクムク
紬「よかったじゃない。さて、それから・・・」パンパン
中国ブローカー「こいつら買うアルよ?いくらいる?」
紬「お金は要らないわ。さっさと連れて行ってちょうだい」
その後二人は気絶させられ、ブローカーの車へと運ばれていった。
彼らはかつて自分が売り飛ばした女たちとともに働くことになるだろう。
紬「・・・アジアの闇は深いわね。」
そう呟く彼女の姿はどこか寂しそうであった。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:48:44.50 ID:QLAq91N70 [20/21]
翌日
唯「それでね!そこにボンデージのお姉さんが現れて・・・」
澪「そうそう!かっこよかったなぁ!」ウットリ
律「くっそ~!寝てて見れなかった~!」
紬「あらあら。それはすごいわね。」
つかの間の平和。その均衡は誰かの欲や、悪意によって簡単に破られる。
でも再びその時が来るまでは、こうして平和を満喫することにしましょう。
紬「みなさん、お茶が入りましたよ~」
唯「わぁ!今日はゴマ団子!」
紬「うふふ。プーアル茶にしてみたの~」
完
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 10:00:58.07 ID:QLAq91N70 [21/21]
正直スレタイと題材から間違えてた
エグい話を書こうとすると胃が痛くなる
あと書き手増えすぎだろw
律「この前知り合った男の子が主催するらしいんだ。それでチケットを貰ったんだけど。」
紬「わぁ!私クラブって一度行ってみたかったの~!」
澪「で、でもクラブってアブない人がいっぱいいるんじゃ・・・」
律「澪は心配性だなぁ。いまどきそんなクラブないって。」
唯「・・・クラブって何クラブ?」
澪「えっ?」
律「そりゃクラブって言ったら踊ったり、酒飲んだり・・・」
唯「あぁ!ダンスクラブだね!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:33:34.86 ID:LBAEIe3X0
律「ちょっと違う気がするけど・・・まぁいいや。今日の11時スタートだけど、皆行くだろ?」
唯「わぁ~い!ダンスダンス~!」
澪「ふ、二人じゃ心配だから付いていくよ」
紬「(・・・!このクラブって・・・)わ、私は門限があるから・・・」
澪「そっか。お嬢様だもんな、しょうがないよ。」
唯「ええ~。ムギちゃん行けないの~?」
律「まぁしょうがないか、三人で行こう。9時30分に駅集合な!」
唯「いえ~す!」
澪「ほんとに大丈夫かな・・・」
紬「・・・」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:44:06.07 ID:LBAEIe3X0
何この反応・・・
こんな不謹慎スレ伸びるわけなかったんや!
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:48:34.00 ID:LBAEIe3X0
クラブ前
唯「これがクラブ・・・!」
澪「い、いかがわしい香りがぷんぷんするな・・・」
律「すいませ~ん!チケット持ってきたんですけど!」
ガードマン「はい、3名様ですね。ドリンク券をどうぞ。」
唯「わ~い!ジュースジュース♪」
律「やれやれ。唯の舌はいつまでたってもお子ちゃまだなぁ」
澪「もう帰りたい・・・」
ガヤガヤ
唯「うわぁ!すごい人だね!」
律「人気のイベントだからな。あ、お~い!」
牛尾「おっ!りっちゃん!来てくれたんだぁ」
澪「か、かっこいい・・・」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:51:26.18 ID:LBAEIe3X0
よしわかった
11時までに10人がsageって書き込んだらこのスレ落とす
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:02:01.85 ID:LBAEIe3X0
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逆にやりづらいっす
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:04:34.66 ID:LBAEIe3X0
>>12
クスリダメ、ゼッタイ!
治療なら医者から貰うべき(キリッ)
こんなスレ立てたけど根はマジメです。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:10:42.88 ID:LBAEIe3X0
牛尾「二人ともりっちゃんの友達?かわいいねぇ。」
唯「いや、それほどでも~」
律「こっちが平沢唯、こっちが秋山澪。」
牛尾「よろしくね。楽しんでってよ。」
唯「は~い!」
澪「は、はい///」
律「おやおや?澪ちゃんどうして赤くなっているのかな~?」ニヤニヤ
澪「な、何言ってんだよりつぅ!」
唯「澪ちゃんかわいい~」ニヤニヤ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:21:37.82 ID:LBAEIe3X0
ホール
唯「わぁ!DJだ!DJがいるよ、りっちゃん!」
律「そりゃいるだろうよ・・・」
澪「すごい音量・・・」
唯「すごい!みんな踊ってるよ!りっちゃん!」
律「そりゃクラブだからな。」
澪「わ、私ダンスなんか踊れないよ・・・」
律「心配するな。適当に動いてりゃいいんだって。よく見るとみんないい加減だろ?」
唯「ほんとだ!じゃぁ私も!」
澪「盆踊り・・・」クスッ
律「ま、まぁいいんじゃないか?ほら、澪も踊ろうぜ?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:29:33.23 ID:LBAEIe3X0
1時間後
唯「ふぅ!踊った踊った~」
律「結構いい運動になるだろ?」
澪「喉渇いたな。何か飲むか。」
唯「わ~い!ジュースジュース!」
律「おいおい、あんまりはしゃぎすぎるなよ?」
律「みんな飲み物買ったな?」
澪「このレッドブル、800円もした・・・」
律「はは、コンビニ行けば200円だもんな。唯は?」
唯「カルピスだよ~!ほら!」
律「カルピスなんて家でいくらでも、ってこれカルピスサワーじゃん!」
唯「えっ、お酒?でも飲みやすいからまぁいっか~」ゴクゴク
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:41:50.44 ID:LBAEIe3X0
澪「やれやれ。律のは?」
律「私はこういうとこ慣れてるからな、ジントニックだ!」キリッ
唯「りっちゃんおとな~!」
律「へへへ、もっと褒めろ!・・・うわなにこれにがっ!」ペッペッ
澪「律、無理するな。」
牛尾「おっ!美女三人組じゃん!飲んでる~?」
澪「は、はいっ!」
律「飲んでるぞ~」
牛尾「ははは、その調子だとまだまだいけそうだな!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:46:29.16 ID:LBAEIe3X0
三田「おおっ、その子たちかわいいねぇ!」
小野「牛尾ちゃん、紹介してよ~」
牛尾「わかってるよ。こいつら俺のツレで三田次男(みたつぐお)と小野嵐(おのらん)」
三田「よろしくな!」
小野「よ、よろしく~!」
唯「あはは、よろしくね!」
律「なんか目つきがおかしいような・・・」
澪「なんか怖そう・・・」ビクビク
三田「酒ならおごるよ~。どんどん飲んじゃって!」
唯「わ~い!三田さんやさしい!」
牛尾「ニヤリ・・・じゃあしばらくここで話そうか」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:58:30.95 ID:LBAEIe3X0
さらに1時間後
唯「ぷはぁ!んまいっ!」
三田「いよっ!いい飲みっぷり!」
小野「いいよいいよ~!」
牛尾「それに比べてこっちは・・・」
澪「律、酔っ払いすぎだ。」
律「よっへないっていいってるらろぉ?」
澪「呂律がまわってないだろ!しっかりしろ!」
牛尾「・・・ちょっと別室で休んでいく?」
澪「すみません。ほら律、立てるか?」グイッ
律「うぅ・・・あたまがくらくらするぅ」
牛尾「やれやれ、俺が運ぶよ。」
澪「すみません・・・」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:47:15.92 ID:QLAq91N70 [1/21]
すまん
深夜のテンションで続き書いてみたが
多分期待通りの展開にはならないと思う
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:48:39.41 ID:QLAq91N70 [2/21]
牛尾「りっちゃん大丈夫?ここは主催者しか入れないようになってるから。」ガチャッ
DJマーシー「HEY、かわいい子連れてるじゃねぇかYO」
松木ー「天使降りてきちゃった?どうしようもない俺に天使降りてきちゃった?」
牛尾「マーシー先輩に松木ー先輩!」ビクッ
松木ー「水臭いなぁ。そういうことならボクたちにも言ってくれなくちゃさぁ」
DJマーシー「俺はブースでレコまわし、別室でデコまわし。あれ、これうまくね?すごくね?」
牛尾「申し訳ないっすけど、一応俺のダチなんで・・・」
松木ー「あぁん?代わりにお前が掘られるかぁ?アーユーオゥケイ?」
牛尾「カンベンしてください!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:55:50.10 ID:QLAq91N70 [3/21]
DJマーシー「つかちょっと貧乳すぎねぇか?ビッグバストなBガール連れてこいやこらぁ!」
牛尾「す、すんません・・・」
松木ー「ちょっとまてやぁ!」バン!
DJマーシー「!?」ビクッ
松木ー「貧乳ボーイッシュいいじゃねぇか!むしろボーイでいいじゃねぇか!」
牛尾「松木ーさんてやっぱり・・・」
DJマーシー「・・・とにかく、巨乳連れてこいや!この女のツレでいねーのかよ」
牛尾「いやぁ、この子一人だったみたいで・・・」
松木ー「嘘つくのはずる休みのときだけにしとけやコラァ!」ドカッ
DJマーシー「俺たちさっきお前らが話してるの見ちゃったんだよねぇ!」ガッシボカッ
牛尾「うぅっ・・・」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:10:27.73 ID:QLAq91N70 [4/21]
澪唯小野三田「あははははははは」
澪「いやぁ!あの時はおもしろかったよな!」
三田「あはは、唯ちゃんマジウケるわぁ~」
唯「それでね、そのときりっちゃんが・・・」
小野「うんうん。」
三田「あれ、メールだ・・・」ピピッ
小野「誰から?」
三田「牛尾からだ・・マーシー先輩と松木ー先輩が来てる・・・」
小野「マジかよ!やばくね?つかまじやばくね?」
唯澪「?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:19:50.29 ID:QLAq91N70 [5/21]
>>41
コピペじゃない・・・だと・・・?
あんたもう直木賞受賞しちゃいなよ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:27:07.02 ID:QLAq91N70 [6/21]
三田「そこにいる二人を差し出さないところされる・・・!?」
小野「まじかよ?つかまじ?つかまじでまじ?」
唯「どうしたの二人とも?顔色悪いよ?」
三田「い、いやぁ、さっきのお友達、律ちゃん?体調悪いみたいでさぁ」
小野「そ、そうそう!なんかヤバイらしいからさ」
唯「りっちゃんどうかしたの?」
澪「り、律は今どこにいるんですか?」
三田「・・・別室にいるから連れてってやるよ!」
澪「お願いします!」
小野「ま、まぁいいってことよ」ニヤリ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:39:37.92 ID:QLAq91N70 [7/21]
律「・・・」スゥスゥ
DJマーシー「へへへ、じゃあまずこの女でダジャレビデオ撮っちゃおうか!」
ガチャッ
澪「りつぅ!」
唯「りっちゃん!」
三田「女を連れてきました」
DJマーシー「おっ!巨乳じゃねぇか!こりゃ楽しめそうだなぁ」
松木ー「ひひひ、まずはMDMAを飲ませてやるぜぇ!」
澪「ひやぁっ!」
唯「えっ?えっ?何するの?おくすり?」
松木ー「素直になりなぁ!シークレットへブンを見せてやるよぉ!」
澪唯「いやぁああああああ!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:54:52.35 ID:QLAq91N70 [8/21]
なにこれw
優秀な書き手が二人もきやがってくれちゃった!
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:59:44.16 ID:QLAq91N70 [9/21]
紬「月が泣いてる・・・」
斉藤「紬お嬢様、例のクラブについての資料でございます。」ピラッ
紬「ありがとう。・・・やはり、いかがわしいクラブだったようね。」
斉藤「裏のルートで人身売買も行っているとか・・・」
紬「みんなが危ないわ。斉藤、今夜出るわね。」
斉藤「お嬢様、夜遊びはほどほどに」
紬「わかっているわ。アレの準備はできていて?」
斉藤「はい。強化スーツは調整済みでございます。」
紬「そう・・・急ぐ必要がありそうね。」スッ
その数分後、紬は漆黒のコスチュームを身に纏い、車を走らせていた。
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:16:55.17 ID:QLAq91N70 [10/21]
キキッ
紬を乗せた装甲モービルが急ブレーキをかけた。
焦げたゴムの臭いとともに降り立つのは漆黒の令嬢(レディ・タクアン)
その足はつかつかとクラブの入り口へ向かう。
ガードマン「ひっひっひ、年齢確認をさせてもらおうか、お嬢ちゃん?」
ガードマン「オラ、さっさと身分証を出すんだよ!」
紬「なんてやつらなの!身分証の提示を求めるなんて!!」
ガードマン「悪く思うなよぉ?条例が厳しいのが悪いのさぁ!」
紬「・・・悪党に名乗る名などないわ!」
コツコツとヒールの音を立てて、紬は入り口ドアへ手をかける。
ガードマン「そうはいかねぇ!入場料2500円を出しやがれぇ!」
ガードマン「ワンドリンク制だからよろしく頼むぜ、げへへ」
紬「この上入場料までむしるつもりなの!?なんて悪行・・・許せない!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:32:31.43 ID:QLAq91N70 [11/21]
迫り来る巨漢の男たちの手をすり抜け、空中で鮮やかなローリングソバットを決める。
二人の巨漢はほぼ同時にハイヒールの足元に倒れた。
彼らを踏みつけながらそっとドアを開け、様子を伺う。
紬「唯ちゃんたちは・・・2Fね」
こんな時のために部活で出すクッキーに超小型の発信機を仕込んであるのだ。
どうやら1Fの階段前には屈強そうな男たちがたむろしているようだ。
紬「奴らに気付かれないようにするのが賢明ね。」
スーツのバックルに付いたボタンを押すと、飛び出した鉤縄が天井に突き刺さった。
もう一度ボタンを押し、スルスルと上へ昇っていく。
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:44:08.79 ID:QLAq91N70 [12/21]
紬「信号は・・・ここからだわ。」
VIPルームのドアを渾身の力で破壊すると、そこには怯えきった軽音部の面々の姿があった。
紬「隅っこでじっとしてなさい。すぐ終わるわ。」
彼女たちが避難するのを確認したのち、悪党に向き合う。
紬「年貢の納め時のようね。」
DJマーシー「な、何モンだコラァ!?」
紬「当ててみなさい。フィンランドにご招待するわ。」
松木ー「ちくしょう!やっちまえ牛尾!!」
牛尾「ええっ?俺いやですよ!プランBとかないんすか!?」
紬「まごまごしなければ助かる命もあったでしょうにね。」
一瞬で距離を詰めると、居合いの速さで抜いたスタンロッドで一撃。
一瞬のことに驚く男たちに、闇からの咆哮が響いた。
紬「どんとこい!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:48:55.01 ID:QLAq91N70 [13/21]
よし
もう寝ます
続きは朝までPosWNg/MOが頑張ってたら書こう
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:24:55.57 ID:QLAq91N70 [14/21]
まだ残ってるとはw
保守ありがとう
続きをさくっと書きます
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:42:46.86 ID:QLAq91N70 [15/21]
三田「ひいっ!」
小野「お、俺たちは関係ない・・・」
紬「その言い訳、地獄の閻魔様にしてもらおうかしら。」
言い放つやいなや、すばやい身のこなしで二人の背後をとり、寸頸を見舞った。
二人の体が壁にめり込んだのを見て、はっとしたように澪が叫ぶ。
澪「そこのボンデージさん!その人たちは悪者じゃありません!」
唯「クスリを飲ませようとしたのはそこの二人だよ?」
紬「そうだったの。それは悪いことをしたわ。」
壁にめり込んだ二人を引っこ抜くと、そっと床に寝かした。
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 08:51:03.69 ID:QLAq91N70 [16/21]
松木ー「ごめんなさい!もうしませんからぁ!」
紬が膝をついて許しを請う松木ーの前へつかつかと歩み寄る。
紬「やれやれね。そう言って許しを乞う女を一人でも許したことがあって?」
そのときだった。
ため息混じりに松木ーを見下ろす紬の後頭部に鈍い衝撃が走る。
ゴスン
鈍い音と共にDJマーシーがシャンパンの瓶を叩きつけたのだ。
松木ー「ひひひ、もうしませんなんていわないよ絶対って言おうとしてただけだぜ?」
DJマーシー「へへっ、やったぞ!こいつはもう死んだ!」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:10:42.95 ID:QLAq91N70 [17/21]
否・・・漆黒の処刑人は何事もなかったかのように振り向くと鮮やかなエルボゥを放った。
紬「えるぼぅ!」
DJマーシーの体は壁を突き破って廊下まで吹き飛んだ。
紬「あなたの反省には一円の価値もないわ。二度と罪を重ねられないようにしてあげる。」
マスク越しに冷たい笑みを浮かべる紬を見て、松木ーは心の底から震え上がった。
ガタガタと震える男の顔面に、黒き乙女のローキックが炸裂したのはその0.1秒後のことである。
闇を纏う戦士は少女たちに向き直り、一言。
紬「火遊びは少し早すぎたようね。お嬢さんたち。」
唯「あ、あなたは誰?」
澪「せめてお名前を・・・」
紬「闇に名なんてないの・・・でもそれじゃ不便だから、そうね、レディ・タクアンとでも呼ぶといいわ。」
そう言い残すとマーシーと松木ーの体を抱え、闇の中へ消えていった。
唯澪律「ありがとう、レディ・タクアン・・・」
三人が無事に帰りついたのは夜が明けて間もない頃であった。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:27:25.07 ID:QLAq91N70 [18/21]
松木ーとDJマーシーは薄暗い地下室で目を覚ました。
松木ー「ま、まだ生きてるよ・・・」
DJマーシー「なんだここはメーン?イエメーン?」
紬「目覚めたようね。闇の審判を執行するわ。」
松木ー「闇の審判だと?ふざけるな!」
紬「あら、簡単よ。このMDMAを飲むだけでいいわ。」
DJマーシー「クスリを差し出してくれるとはわかってるねぇ。プレイメイトにしてやってもいいぜメーン」
紬「光栄ね。さぁさっさと飲みなさい。水なら用意してあるわ。」
ゴクゴクグビッ
紬「ふふ、お利口ね。特殊なMDMAの味はどうかしら?」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:40:50.25 ID:QLAq91N70 [19/21]
松木ー「ぐあっ!」
DJマーシー「体が熱い!何しやがった!」
紬「ふふ、これは新薬MDMA(まあどうしましょうマン○がついちゃった)よ。ホルモンをアレして男を女に変えてしまうの」
松木ー「なんだとぉ!?」
DJマーシー「胸まで膨らんできやがったぁ!巨乳になっちまう!」ムクムク
紬「よかったじゃない。さて、それから・・・」パンパン
中国ブローカー「こいつら買うアルよ?いくらいる?」
紬「お金は要らないわ。さっさと連れて行ってちょうだい」
その後二人は気絶させられ、ブローカーの車へと運ばれていった。
彼らはかつて自分が売り飛ばした女たちとともに働くことになるだろう。
紬「・・・アジアの闇は深いわね。」
そう呟く彼女の姿はどこか寂しそうであった。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 09:48:44.50 ID:QLAq91N70 [20/21]
翌日
唯「それでね!そこにボンデージのお姉さんが現れて・・・」
澪「そうそう!かっこよかったなぁ!」ウットリ
律「くっそ~!寝てて見れなかった~!」
紬「あらあら。それはすごいわね。」
つかの間の平和。その均衡は誰かの欲や、悪意によって簡単に破られる。
でも再びその時が来るまでは、こうして平和を満喫することにしましょう。
紬「みなさん、お茶が入りましたよ~」
唯「わぁ!今日はゴマ団子!」
紬「うふふ。プーアル茶にしてみたの~」
完
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 10:00:58.07 ID:QLAq91N70 [21/21]
正直スレタイと題材から間違えてた
エグい話を書こうとすると胃が痛くなる
あと書き手増えすぎだろw
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