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フレンダ「麦野、本当にごめん…」

291 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」1[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 11:47:51.11 ID:Iq0bNGg0 [1/13]
すいません。
流れぶち切っちゃうかもですが、書いたんで投下。

麦野とフレンダです。


フレンダ「麦野、本当にごめん…」

麦野「あはは。だぁめ」

フレンダ「絶対にもう、麦野たちに迷惑かけないようにするから…」

麦野「だ・か・ら・絶対にダメっていってるのが聞こえないのかにゃー☆」

フレンダ「スクールにアイテムの事言ったのは謝る訳よ…」ガクガク

麦野「うんうん。それで?」

フレ「だから、結局私はアイテムのこと言っても麦野達だったら問題ないかなって思った訳よ。
あははは…」ガクガク

震えが止まらない。脚ががくがくする。何故こうなったかフレンダは考えていた。


292 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」2[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 11:52:12.88 ID:Iq0bNGg0 [2/13]
学園都市の暗部に於ける戦いでスクールという敵対組織に捕縛されたフレンダは
所属しているアイテムの情報をしゃべる代わりに学園都市の暗部から抜けようとした。

だが、その事をスクールとの戦いで上手く勝利をつかめ取れなかった
アイテムのリーダー麦野に知られてしまい、捕縛されたのである。

麦野沈利は任務中は非常に残忍に人を虐[ピーーー]る事でアイテム連中からも、敵対組織からも
知られていた。

フレンダ「わ、わ、私は助からないのかな…?」ブルブル

歯もカチカチ言い始めた。もう、まともに喋れないのだろうか?

そう思うほどどうしようもなく体が震える。震えが止まらない。

293 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」3[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 11:56:57.19 ID:Iq0bNGg0 [3/13]
麦野「…フレンダ。お前はよく最後の首尾が不徹底な所があった。
それは許せる。だが、今回はダメだ。」

フレ「もう…もう…絶対にミ、ミス…ししし、しないから…許して…」

麦野「ほんとかにゃー?☆」

フレ「う!うん!…絶対にしないから!これからもっと頑張るから!!」

いつものファミレスで仲良く話すような空気はそこにはもうない。

フレ「ね?頑張るよ?私!絶対にアイテムの事売らない!…麦野ぉ…ねぇ」ポロポロ

麦野「…ったくなくんじゃねぇよ。余計ぶっ殺したくなる」チッ


294 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」4[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 11:58:00.57 ID:Iq0bNGg0 [4/13]
フレ「…ヒグ…ウグ…ヒグ…むぎのぉ…死にたくないよ…ヒグ」

麦野「フレンダ、いい気味だよ。あんたも他の敵対組織の雑魚みたいに命乞いとはねぇ…」ケケケ

フレ「…グス…ハハハ…」

麦野「笑えねぇよ!!!!コラ!!!!この売女の白豚がぁ!!!!」

フレ「」ビク

麦野が一喝するとフレンダはまた大粒の涙を流し始めた。


295 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」5[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 11:59:26.83 ID:Iq0bNGg0 [5/13]
フレ「むぎのぉ…どうしても私を殺すの?」ガクガク

麦野「あぁ、やっぱダメだわ。お前殺さなきゃイライラとまんねぇ」

フレ「やだよぉ…お願いだから…グス…死にたくないよぉ…」ガクガク

麦野「アイテム売ったのは誰だよ?あ?コラ」

フレ「…グス…ヒグ…わ、わ、私です…ヒグ」ガチガチ

麦野「だよなぁ?」

フレ「…うん…ヒグ…でもぉ…」ガクガク

296 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」6[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 12:00:43.63 ID:Iq0bNGg0 [6/13]
麦野「ハハハ、フレンダ、涙と鼻水めっちゃでてるよ?どした?」ククク

フレ「…むぎのぉ…ホントにごめん…この通りだから許してよぉ…」ビクビク

麦野「は?そりゃなんだ?時代劇とかでよくやる土下座って奴か?ハハ。生で見れるとはねぇ」

フレ「…」ポロポロ

麦野「…顔上げなフレンダ」

フレ「むぎ…!?」ビクッ

顔をあげた瞬間に麦野の茶色いヒールがフレンダの顎下目掛けて入ってきた。


297 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」7[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 12:02:06.81 ID:Iq0bNGg0 [7/13]
フレ「ッガァ!」ドシャァ

麦野「ばぁか。もう死ぬしかねぇんだよ。てめぇは」

フレ「へへへ…もう何してもダメなのかな?」ブルブル ガクガク

麦野「何か言うことは?」ブゥーン

麦野の手のひらから原子崩しが顕現する。


298 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」8[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 12:03:23.86 ID:Iq0bNGg0 [8/13]
フレ「最後に…一つだけ…」

麦野「ん?なぁに?家族に遺言?友達に向けて一言?どうぞぉ☆
私はメモしないし、覚えてあげないケド」

フレンダがよろよろ麦野の方に近づいてくる。

スクールとの戦いでボロボロになり、自分だけ生き残ろうとして、麦野に粛清されようとしている
自分をフレンダは受け入れているようだった。

フレンダ「結局私は…麦野の事大好きな訳よ…ごめんね…苦労掛けて」ハハハ

麦野「ふぅん。いいたいことはそれだけ?」ズキ

299 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」9[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 12:05:00.71 ID:Iq0bNGg0 [9/13]
フレンダ「えへへ。うん。それだけ」ニコ

麦野「目ぇ、つぶりな」

フレンダ「苦しくしないでね…」ビクビク

麦野「さぁねぇ。ホラ、つぶれや」

フレンダが目を固く閉じる。もう開く事はないだろう。

フレンダ「さようなら麦野」

目をつぶるとフレンダの唇に何か当たった。


300 名前:フレンダ「麦野、本当にごめん…」10[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 12:07:07.77 ID:Iq0bNGg0 [10/13]
麦野の唇だ。

麦野「私も大好きだよ。フレンダ」ちゅ

フレンダ「うん。ありがとう、あとごめんね」ニコ

目を閉じたまま言う。

麦野「ん!」ブゥン

フレンダの今わの際…最後は笑いながら死んでいった。

反対に麦野は何故か泣いていた。

終わり。

やっぱ文才ないわ。だけど、アイテム愛が止まらないので
これからもアイテム関連SS書きまくるんでよろしく。

Tag : とあるSS総合スレ

コメント

No title

あの場面にこんな秘話が隠されていたなんて・・・

No title

謙遜しなくてもいい 充分 主のフレ ンダに対する思い入れが伝わった

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