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初春飾利「これが・・・レベル5の力・・・」 2
578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/10(水) 16:27:51.29 ID:n4Bzd06M0
まとめ完全版
アニメ終了直後初春佐天はレベルあげに勤しむ
↓
1年後の3月まで木山に教わり二人ともレベル2となる
↓
初春佐天は2年生になり、夏休みまでレベルは変化無し
初春飾利「これが・・・レベル5の力・・・」の続きれす
まとめ完全版
アニメ終了直後初春佐天はレベルあげに勤しむ
↓
1年後の3月まで木山に教わり二人ともレベル2となる
↓
初春佐天は2年生になり、夏休みまでレベルは変化無し
初春飾利「これが・・・レベル5の力・・・」の続きれす
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:11:01.62 ID:1V2ToEOtP
力場を捉え糸くずを動かした感覚だけを思い出す
演算もイメージもとりあえず後だ
あの日の感覚を・・・
すすっ
糸くずがわずかに動いた
佐天「やたっ」
次に理論と演算、イメージを一つずつ考えていく
よし順調だ
糸くずに手をかざし能力を使う
佐天「動いて!」
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:14:37.18 ID:1V2ToEOtP
次の瞬間、糸くずは佐天が起こした風を受け机から舞い上がって飛んでいった
佐天「やった!」
思わず声が大きくなる
彼女はふわふわと舞う糸くずをしばらく見つめ続ける
木山「上手くいったようだね」
佐天「はい」
木山「実験を再開する前に一つ、さっきの糸くずは君が最初に動かした物ではない」
佐天「ええ!?嘘だったんですか?」
木山「ああでも言わないとさっきの君は糸くずを動かす程度の風さえ起こせそうになかったからね」
木山「だいたい、糸くずなんて取って置くわけはないだろう」
佐天「信じちゃいましたよ私、あはは」
木山「だいぶ、緊張もほどけたようだね。では再開するよ」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:47:43.90 ID:1V2ToEOtP
木山「君のタイミングで始めてくれ」
佐天「はい」
もう一度、羽根の前に手をかざす
佐天「行きます!」
ミーンミーンミンミンミーン
佐天「すっかり夏だねえ~暑いねー」
初春「そうですねー」
佐天「そうだ、今度の土曜日プールでも行こうか?」
初春「あ、いいですねそれ」
黒子「初春!佐天さん!ここはあなた方がアイスを食べながらおしゃべりをする場所ではありませんことよ!」
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:49:45.33 ID:1V2ToEOtP
佐天「じーっ」
黒子「な、なんですの?その目は」
佐天「えいっ」
黒子「ぷわっ!さ、佐天さん!鼻に風を当てるいたずらはおよしなさいと言ったばかりで-
ぷわっ!またやりましたの!!アナタという方は・・・ぐぐぐ」
ガタンッ
黒子「待ちなさい佐天さん!」
佐天「あはははー逃げろー」
固法「二人ともなにやってるのー!」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:08:08.48 ID:1V2ToEOtP
あの測定実験の日
目を覚ました私は測定室へ向かいました
そこには30分間に渡り装置を回し続けていた佐天さんがいたのです
あの測定によって、私と佐天さんはレベル2の認定を受けることが出来ました
でも、その後すぐに木山先生が学園都市から中央の研究施設へと
異動になってしまい、私と佐天さんの能力開発プログラムは止まってしまったのです
ただ、木山先生が学園都市を去る前に私たちだけでもできるトレーニング法などを
纏めていってくれたおかげで私と佐天さんは自分達で能力アップのトレーニングを続けることができました
と言っても私も佐天さんもまだレベル2のままです
それから佐天さんは白井さんを驚かせることに成功しました
最初、佐天さんの風攻撃を受けた白井さんは何がおきたのか理解できていませんでしたけど
夏休み編
始まります
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:32:09.02 ID:1V2ToEOtP
すみません、昨日刀語ありましたか?
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:45:03.04 ID:1V2ToEOtP
>>436
あぁやっぱり・・・
昨日は寝ててソラノヲトも刀語もクェイサーも見れませんでした・・・
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:10:16.52 ID:1V2ToEOtP
黒子「それにしても未だに驚きですわ」
初春「へ?何がですか?」
黒子「あなた方があの!木山春生と一緒に能力開発をしていたことです」
黒子「特に佐天さん!あなたはあの女の作ったレベルアッパーで死に掛けたのですよ?」
佐天「死にかけたってそんな大袈裟な・・・ちゃんとワクチンプログラムも用意してくれてたんだし
それにもう済んだ話じゃないですかー」
黒子「目覚めない可能性もあったんですのよ?わかってらっしゃるのかしら・・・まったく」
佐天「そんなことより白井さんも土曜日、プールに行きません?」
黒子「いいえ、私は遠慮させていただきます」
佐天「なぁーんだ、さっきメールで聞いたら御坂さんも行くって言ってたのに」
黒子「!お姉さまが!?あっやっp」
佐天「わかりました、じゃあ3人で行きますね」
黒子「あ・・・ええ・・・どうぞ・・・」
初春が佐天の耳元で
初春「ちょっと、佐天さん!意地悪しちゃ・・・」
佐天「まぁ見てなって」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:11:11.15 ID:1V2ToEOtP
黒子「固法先輩!今週の土曜日、プールに行きましょう!」
固法「は?」
黒子「私と固法先輩がプールに行った先でたまたまあなた方、
いえお姉さまに会ったとしてもそれは偶然」
固法「ちょ、ちょっと白井さん、私まだ行くなんて一言も・・・」
黒子「キッ!」
固法「ひぃっ!」
佐天「ほらね?」
初春「ははは・・・」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:43:00.82 ID:1V2ToEOtP
おやすみなさい
土曜日
初春「ひゃー市民プールでも人いっぱいいますねー」
佐天「だねー」
佐天「あ、美坂さんその水着可愛いですねー」
御坂「ちょっと子供っぽくなかったかな?」
佐天「いえいえ、フリフリでかわいいですよ!」
御坂「ありがとう、それにしても人が多いわね」
ドンッ
「あ、すいません」
御坂「いえ、こちらこそ」
御坂「ってアンタぁ!な、な、なんでこんなとこにいるのよ!」
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:47:55.08 ID:1V2ToEOtP
上条「なんだ、ビリビリか。なんでって遊びにだよ」
上条「まぁ遊びにって言うよりは子守りって言うほうが近いかもな」
インデックス「とうまぁ~子守りって馬鹿にしてるのかなぁ~!!」
上条「うわぁ、インデックス!イテテテテ!噛むな!噛むなぁ!」
インデックス「こらまてぇー!逃げるなぁ~!」
バシャバシャ
走り去っていく上条と追いかけるインデックス
御坂「忙しい奴ね・・・」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:57:06.24 ID:1V2ToEOtP
一方その頃
黒子「おね゛え゛ざう゛ぁ~どごにいらっしゃいますの゛ぉ~」
固法「ちょ、ちょっと白井さん待ってちょうだい、はぐれちゃう!」
黒子「黒子は今お姉さまのもどに゛ぃ~」
どんどんプールを進んでいく黒子
固法「白井さ~ん、待って~」
人ごみの中に消えていく黒子
固法「行っちゃった・・・私一人でどうすればいいのよ」
固法「・・・とりあえず私は初春さん達を探そうかしら」
「うわぁ!どいてどいて!」
固法「え?なになに?きゃあッ!」
突然走ってきた男とぶつかってしまった固法
固法「いたぁ~い・・・」
458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:59:21.44 ID:1V2ToEOtP
上条「すみませんっ!本当に申し訳ない!」
上条「今ちょっと危険な肉食獣から逃げていまして・・・」
インデックス「とうまぁ~肉食獣ってなにかなぁ~しかもちょっと目を離したと思ったら
大きな胸の女の人をナンパなんかして~」
インデックス「いっぺん死なないとダメなのかなぁ~?」
上条「違う!これはナンパとかじゃなくてだな」
上条「うわ!いてぇ!だから噛むな!あーもう不幸だあぁぁぁぁぁ~!」
走り去っていく当麻とインデックス
固法「な、なんだったのかしら・・・あの人達」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:33:30.16 ID:1V2ToEOtP
佐天「さて、とりあえず遊びますか!」
美琴「そうね」
あははっ そぉーれ! こらー! きゃっきゃっ うはははー!
(イメージとして止め絵が何枚か出てる感じ)
佐天「はぁー!疲れたぁー!」
佐天「あ、もう1時ですよ、お昼にしませんか?」
美琴「そうね、私もお腹すいたわ」
初春「賛成ですー」
売店のあるエリアへ向かう3人
佐天「何食べようかなー」
固法「あっ!あなた達!やっと見つけた!よかったー、売店の近くにいれば会えると思ってたのよ」
初春「こんにちは固法先輩、ってあれ?白井さんは一緒じゃないんですか?」
固法「彼女なら午前中の早いうちに御坂さんを探すってどっかに行ったわよ、会ってないの?」
初春「いえ、会ってませんけど」
御坂「げ、黒子も来てるの?昨日の夜なにかこそこそやってると思ったら・・・」
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:35:31.97 ID:1V2ToEOtP
一方、その頃 売店から一番遠いエリア
黒子「おね゛え゛ざま゛ぁ~どこにいらっしゃいますのぉ~」
466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:44:51.78 ID:1V2ToEOtP
売店で買ったものを食べている4人
佐天「それにしてもよく食べますね固法先輩・・・」
固法「もぐもぐ・・一人でいるとチャラチャラした奴らが次から次へと寄ってきて大変だったんだから!」
固法「声かけられないように常に走り回ってたらお腹もすくわよ!・・・もぐもぐ」
佐天「そりゃ、世の男性は固法先輩みたいな人を放っておきませんぜ~」
固法「午後からは私もあなた達と行動するわね」
初春「大勢のほうが楽しいですからね!あ、あと白井さんも探さなきゃ」
御坂「別に探さなくてもいいんじゃない・・・帰るまでにはあの子が私達を探し出すって」
初春「そんな、御坂さん酷いですって」
御坂「いいや初春さん、あなたは黒子の本当のしつこさを知らないのよ」
468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:53:06.01 ID:1V2ToEOtP
御坂「昨日だって今日の準備してたら水着を着て自分にみせろって言い出したのよ」
御坂「嫌だって言ってたら、いきなり泣き出して終いには着てくれなかったら自分は部屋を出て行くとか言い出すし」
初春「で、着たんですか?」
御坂「えぇ、着たわよ。うるさいししつこかったから。そしたら今度はいきなり抱きついてきたのよ?
さすがにプチーンと来ちゃって電撃で眠らせたわ」
初春「あははは・・・・」
469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:55:34.56 ID:1V2ToEOtP
固法「ごちそうまー」
佐天「私もごちそうまー」
初春「じゃあごみ捨ててきますね」
佐天「あ、私も行くよ」
御坂「ちょっと休んでまた遊びましょう」
佐天「はーい」
470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:58:35.84 ID:1V2ToEOtP
佐天「じゃああのウォータースライダーやりましょうよ、けっこうスピード出るらしいですよ」
固法「楽しそうね」
御坂「じゃあ佐天さん達が戻ってきたらあそこに行きましょう」
佐天「じゃ行こう初春」
初春「えぇ」
佐天「戻ってきましたー」
固法「じゃあ移動しましょうか、はぐれないでよ~」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:08:28.01 ID:1V2ToEOtP
ウォータースライダーへとやってきた4人
初春「けっこう高さもあるし急ですね・・・」
佐天「何を今さら怖気づいてるんだね初春くん!」
佐天「じゃ、まずは私から行きますね」
固法「次、わたし~」
御坂「初春さん、怖いなら一緒に滑る?」
初春「ありがとうございます、御坂さん」
佐天「それー!あはははー」 ぴゅー
固法「えい!」 ぷるるんっ!
御坂「行くよー」
初春「ああぁぁぁー」 しゅごー
ざっぱあああんん!!
初春「っぷはあああ」
佐天「みんな来ましたね、もう一回行きましょう!」
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:09:15.58 ID:1V2ToEOtP
もう一度ウォータースライダーへ到着した4人
初春「あ、御坂さん。今度は一人でも大丈夫です」
御坂「そう?」
佐天「それー」 ぴゅー
初春「いきまーす」 しゅごー
固法「それっ」 ぷるるんっ!
御坂「やぁ」 しゅー
ざっぱああああんん
御坂「ぷはあっ!楽しいわね!」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:13:50.31 ID:1V2ToEOtP
御坂「次は流れるプールに行かない?その近くに温水プールがあったし」
初&固&佐「はい、わかったわ、そうしましょー」
流れるプールを流れていく4人
佐天「楽チン~」
固法「けっこう流れるのね」
一方その頃ウォータースライダー
黒子「あ゛あ゛あ゛あぁ゛゛ぁぁぁぁ゛おね゛ぇさまぁぁぁぁどこですのぉぉぉ」
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:23:58.96 ID:1V2ToEOtP
>>476
この後、プールで事件起こって能力使おうとおもってたんですが・・・
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:37:46.05 ID:1V2ToEOtP
ロッカーへ向かう4人
御坂「温水プール温かかったわね」
初春「はい、ずっとプールに浸かってて身体が冷えてたから気持ちよかったです」
佐天「そろそろ帰りますか」
「おねえ・・・さま・・・見つけた・・・ウッ」 バタッ
御坂「げっ、黒子」
固法「白井さん、あなた今までどこにいたの?」
黒子「一日中お姉さまを探して・・・黒子はもう疲れて疲れて死ぬかと・・・」
御坂「残念だったわね黒子、私達もう帰るわよ」
黒子「ひぃっ!そんな・・・」
482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:38:32.42 ID:1V2ToEOtP
>>477
あの・・・自分が>>1です・・・すみません
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:58:01.84 ID:1V2ToEOtP
更衣室のロッカー
客A「あれー私のバッグがないんだけどー」
客B「私も、お財布がない」
客A「泥棒よ泥棒!」
客B「そんなぁ~あのお財布高かったのに~」
黒子「ん、何やら騒がしいですわね」
黒子「ジャッジメントですの!あなた方どうなされました?」
客A「あ、私のバッグがなくなってるんです!」
客B「私はお財布が」
客C「あのーすみません。私もお財布が・・・」
黒子「三人も貴重品が盗まれているとは・・・これは泥棒と見て間違いなさそうですわね・・・
とりあえずあなた方はここにいらしてください。今、プールの方を呼んできますわ」
黒子「固法先輩、初春、ジャッジメント出動ですの!」
固法「とりあえず管理事務所に行って見ましょう、更衣室前の監視カメラに犯人が映ってるかもしれないわ」
初春「はい」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:15:21.28 ID:1V2ToEOtP
黒子「お姉さまと佐天さんはここにいらしてください!」
黒子「怪しい人物を見かけたら携帯ですぐに知らせてくださいですの!」
御坂「わかったわ」
そういうと黒子、固法、初春の3人は管理事務所の方に走っていった
黒子「ここですわね」
ドンドンドン!
黒子「失礼します!ジャッジメントですの!」
職員「は、はい、どうしましたか?」
固法「さきほどこちらの女子更衣室で盗難が発生しまして監視カメラの映像をチェックしたいんです」
職員「盗難ですか?わかりましたどうぞ、私はアンチスキルに連絡を」
固法「はい、お願いします」
初春「監視カメラの映像出ます!」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:24:44.76 ID:1V2ToEOtP
固法「さっきの人達が更衣室に入るまで巻き戻してちょうだい」
初春「はい、わかりました」
初春「いました、さっきのお客さんです。Cさんのほうですね。A,Bの2人方が入るまで巻き戻します」
カチカチカチ
初春「あ、ここです!Aさん、Bさんが入りました」
固法「じゃあここからはゆっくりと巻き戻してちょうだい。犯人はAさんのバッグを持っているはずだわ」
黒子「Aさんはルイ○ィトンのリュックと言っていましたわ」
初春「ルイ○ィトンのリュック、ルイ○ィトンのリュックと・・・」
初春「あ!見つけました!女がルイ○ィトンのリュックを持って更衣室から出てきます!」
初春「出てきて・・・すぐに男に手渡しました!犯人は2人組みです!!」
490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:29:53.92 ID:1V2ToEOtP
黒子「私はテレポートを使って入り口まで行って見張っていますわ!」
固法「お願いするわね」
カチカチカチ
初春はまだ監視カメラの映像を見ている
固法「初春さん、あなた何を・・・」
初春「男子更衣室の方も見ているんです、もしかして男子更衣室の方も盗みに入ってるかもしれません」
初春「入ってないみたいですね」
初春「ライブモードに切り替えます・・・あ!」
初春「男子更衣室の前に犯人の女の方が立ってます!!」
初春「きっと男は男子更衣室の中です!」
固法「美坂さんと佐天さんに連絡しましょう!」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:36:31.76 ID:1V2ToEOtP
げこげこ!げこげこ!
御坂の携帯が鳴る
御坂「固法先輩からだわ、はいもしもし」
固法「美坂さん、犯人がわかったわ!2人組よ、男と女。女の方は男子更衣室の前にいるわ!
男の方はおそらくだけど男子更衣室の中に、物色中だと思うわ」
固法「佐天さんとあなたはその二人の後をつけてほしいの、でも決して手は出さないで
この人ごみじゃ逃げられたら簡単に見つけられないし、周りに危害が及ぶかもしれないわ
それにあなた達が危ない目に遭ったら大変だわ」
固法「今スキルアウトがこちらへ向かっているわ、犯人が出て来たところを入り口で捕まえるわ」
御坂「はい、わかりました」 ピッ
御坂「佐天さん、一緒に来て!犯人を追うわよ」
佐天「はい、わかりました!」
495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:00:23.83 ID:1V2ToEOtP
アンチスキルだたww
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:03:34.92 ID:1V2ToEOtP
更衣室を出た美琴と佐天
物陰から犯人の女を捜す
御坂「サングラスをかけたロングヘアの女・・・」
御坂「あっ!いたっ!」
佐天「あれですね、もう一人が出てきたら追うんですよね」
御坂「えぇ、出口まで後をつけろって。途中でどこかに消えたら連絡をしてって言ってたわ」
佐天「あっ、出てきた男から荷物を受け取りましたよ」
佐天「あっ・・・二手に分かれたっっ!」
荷物を二つ手に持っていた男は片方を女に渡すとすぐに歩き出し小走りになった
女の方も荷物を受け取ると男とは逆方向に歩き出しすぐに走り出した
「チッ!」
美琴は舌打ちをした
しまった!!こうなることも簡単に予想できたはずなのにっっ!!
犯人が仲良く2人揃って出口まで行くはずがない、普通に考えればそうだ
これは私のミスだ・・・美琴は相当悔しがった
御坂「佐天さんは女の方を追って!私は男の方を追うわ、初春さんに電話をしながら追うのよ
それと、危ないことはしちゃダメよ!わかった?」
佐天「はい!」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:45:05.36 ID:1V2ToEOtP
犯人の男はプールの入り口からどんどん離れて行っている
どこへ向かっているのだろう・・・
わかることは段々と人が少ない方へと向かっているということだけだ
そしてプールと隣の森を隔てるフェンスまでやってくると男はフェンスを登りだした
御坂「アンタァ!ちょっと待ちなさいよぉ!」
ビクッッ! 男の動きが一瞬止まり、振り返る
男「なんだ、ガキか・・・」
美琴を一瞥し、そう呟くと男はまたフェンスを登りだす
男が丁度フェンスのてっぺんまで上り反対側に足を回そうとした時だった
御坂「ガキじゃないってぇのおお!!それに待てって・・・言ってるでしょうがぁ!!」
ガシャッ
美琴はそう言うと同時フェンスを掴み電流を流した
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:46:30.87 ID:1V2ToEOtP
男「んがっ・・・びゃあ゛あ゛あ゛あぁぁぁ!!!」
ドサッ
男は美琴の流した電流を浴びフェンスから落ち白目を向きながら泡をふいて倒れている
御坂「あちゃ・・・やっちゃった・・・」
ピッ
御坂「あーもしもし固法先輩、御坂です。犯人の男の方はフェンスを登ろうとして
バランスを崩して転落、気を失って倒れてます」
御坂「アンチスキルが来るまでここで見張ってますね、場所は-」
美琴は固法に自分がいる場所を伝えた
505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:57:15.88 ID:1V2ToEOtP
その頃、佐天は女の犯人を追っていた
こちらは順調に出口の方へと向かってくれている
20mくらい距離をとりつつ追跡を続ける
佐天「初春、犯人の女は出口に向かって行ってるわ!」
佐天「あともうちょっとで着くと思う」
美琴に言われた通り、初春に細かく連絡しながら走っていた
その時だった。
突然女が反転し、
女「付いてきてるのはわかってるよ!うざいわねぇ!」
そう叫ぶと人ごみが割れ、女と佐天の間にぽっかりと道が出来てしまった
バッグを振り回しながら佐天の方へ突進して来る女
佐天(まずい・・・このままだと確実に攻撃を受けてしまう・・・それに何をしでかすかわからない・・・)
佐天は辺りを見回し地面に落ちていたボトルキャップを見つけ拾い上げた
佐天「やるしかない・・・」
506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 09:02:02.15 ID:1V2ToEOtP
すいません、寝ます
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:49:48.19 ID:1V2ToEOtP
「やるしかない・・・」
そう自分に言い聞かせると
佐天はでこピンの指の形を作り、親指と中指でキャップを挟み、女に向けて構え目を閉じた
佐天(軌道は一直線に、指で弾くと同時に風も使ってキャップを加速、
それを女に叩き込む・・・よし、これだ)
佐天(イメージは出来ている・・・演算開始)
佐天(集中しろ佐天涙子・・・よしできたっ!)
カッと目を見開き女に狙いを定める
佐天「いっけえええええ!!」
515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:52:26.70 ID:1V2ToEOtP
バシュッッ!!
佐天の手から勢いよくボトルキャップが弾き出され突進してくる女の眉間にめり込む
女「っがあっ!」
キャップを眉間にくらった女はそのまま後ろに一回転し仰向けに倒れた
佐天「・・・ハァハァ」
「・・・佐天さん!佐天さん!」
左手に握り締めた携帯電話から初春の声が聞こえてくる
佐天「・・・あ・・・ごめん、初春」
初春「佐天産!大丈夫ですか?何か、何かあったんですか!?」
佐天「女が向かってきて・・・でも・・・」
初春「でもなんですか!!」
佐天「でも、なんとかなった・・・私がやっつけた・・・ハァハァ」
初春「・・・佐天さん、とりあえずすぐに白井さんをそこに向かわせますから!」
516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:53:31.69 ID:1V2ToEOtP
しばらくして黒子がやってきた
黒子「佐天さん!大丈夫ですの!?お怪我は、お怪我はありませんの!?」
佐天「あ、白井さん・・・大丈夫でしたよ」
黒子「これが・・・犯人ですの?気を失っていますけど・・・一体何が・・」
佐天「あぁ、それはちょっと・・・私が・・・あはは・・・」
黒子「・・・危ないことはしないようにと言われたでしょうに!!」
佐天「でもその人が向かってきて・・・仕方なく」
黒子「仕方なくじゃありません!!お逃げなさい!!あなたはジャッジメントではないのですよ!!」
黒子「訓練も受けていませんの、わかりますか?あなたは一般人ですのよ!」
519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:54:41.89 ID:1V2ToEOtP
「まぁまぁ、とりあえず今はそこまでにするじゃん?」
声の方を振り向くと女のアンチスキル隊員が立っていた
黒子「アンチスキルの方ですね、これはお見苦しいところを」
黄泉川「まずは犯人を確保することが先決じゃん。って君達は前にも・・・」
そう言うとアンチスキルの隊員は女に手錠をかけ、女を担ぎ上げた
黄泉川「じゃあ私はこれで戻るけど、事情聴取があると思うから君達も一緒に来るじゃん」
黒子「はい、わかりました。佐天さん行きますわよ」
佐天「あ、はい」
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:57:30.67 ID:1V2ToEOtP
プールの入場口を出た脇に数台のアンチスキルの車が止まっていた
黄泉川は女を仲間の隊員に引き渡すと佐天と黒子に車に乗るように言ってきた
後ろの扉が大きく開いた車に乗り込む
黄泉川「じゃあ事情聴取を始めるじゃん」
黄泉川「まずは名前と身分を教えるじゃん」
黒子「はい、白井黒子。常盤台中学2年、ジャッジメントです」
佐天「佐天涙子、○○中学2年、白井さんの友人です」
黄泉川「今日はなぜあの場に?」
黒子「遊びに来ていましたの、そしたら-」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:01:29.41 ID:1V2ToEOtP
初春「佐天さーん、白井さーん」
事情聴取を受けているとそこに初春と固法もやって来
さらに、別方向から男の犯人を引きずった隊員もやって来た
鉄装「せんぱーい、重たいですー」
黄泉川「しっかりするじゃん、鉄装」
その後ろには美琴もいた
黄泉川「レールガンまでいるじゃん・・・ったく、君達はいろんな事件に関わってるじゃん」
鉄装「せんぱーい、重たいですー」
黄泉川「あぁ、わかったわかった・・・君らはちょっと待ってるじゃん」
そういうと黄泉川は車から降り鉄装に手を貸し犯人の男を別の車の方へと連れて行った
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:05:15.52 ID:1V2ToEOtP
黄泉川が戻ってきて事情聴取が一通り終わった頃には6時頃になっていた
黄泉川「まぁ厳重注意か感謝状かはフィフティーフィフティーってところじゃん」
黄泉川「とりあえず今日はもう帰っていいじゃん」
事情聴取を終えた5人はプール内に戻り、着替えを済ませプールを出た
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:08:35.03 ID:1V2ToEOtP
帰り道
モノレールの駅へと向かう5人
初春「でも、すごいですよ佐天さん!いったいどうやって犯人を?」
佐天「うん、ペットボトルのキャップをぶつけたんだ」
初春「ペットボトルのキャップ・・・ですか?」
佐天「前に弟がボトルキャップを飛ばしてるのを見てね、
けっこう勢いよく飛んでたのを思い出して私の能力を使えばもっと強力になるんじゃないかなーと」
佐天「キャップガンって言ったところですかね・・・あはは」
初春「すごいですよ、咄嗟にそんなことを思いついて成功させちゃうなんて!」
美琴「えぇ、確かにすごいわね。あんなちっちゃなプラスチックで女とはいえ大人をKOしちゃったんだから
とても4ヶ月前までレベル0だったとは思えないわよ、これはもう才能ね」
佐天「そんなぁ~美坂さんに才能だなんて言われると照れちゃいますよ///」
黒子「きぃ~!私だってお姉さまから褒められる事なんて滅多にございませんのに!!悔しい!!」
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:09:37.37 ID:1V2ToEOtP
とりあえずプール事件はこの辺で終わりです
実は寝ないで書いてました
今度こそ本当に寝ます、おやすみなさい
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 19:10:22.83 ID:1V2ToEOtP
おかしな点が多くてすみません
自分の中では二人がレベルアップ特訓を始めたのは1年→2年の間の春休み中と設定していました
で、4ヶ月後で夏
ポルターガイスト事件直後に始めたのはミスでした
あと中学校の名前は思い出せなかっただけです、すみませんでした
615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:52:47.40 ID:1V2ToEOtP
それから数日後
ジャッジメント支部前
佐天「郵便来てるじゃない、持っていってあげようっと」
バタンッ!!
佐天「めしくってる場合じゃねー!!ういはるーっっ!!」
初春「佐天さんそんなに勢いよくどうしたんですか、それにそのネタは・・・」
佐天「これ読んでみてこれ!ここの郵便ポストに入ってたんだけど!」
黒子「佐天さん、あなたジャッジメントじゃないでしょうに、この支部宛の郵便物を勝手に見るなんて-」
佐天「木山先生から!」
初春「木山先生からですか」
黒子「なにやらまた波乱の予感が・・・」
佐天「読んでみなって!」
初春「はいはい、えーなになに」
617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:56:15.21 ID:1V2ToEOtP
木山「佐天涙子君、初春飾利君へ
4ヶ月前はこちらの都合で君達の能力開発に協力できなくなってしまってすまなかった。
そうそう、こないだのプール事件のことは人づてに聞いたよ。
佐天君は上手く能力を使いこなせてるようだね。
さて、本題だが君達はそろそろ夏休みだ、そこで一度君達のトレーニングの成果を見たい。
一度関わったことは最後まで面倒を見なければ納得のいかないタイプなものでね。
佐天君に関してはプール事件の話を聞く限り、もしかしたらレベル3くらいはあるかもしれないね。
あと、夏休みを利用して短い期間ではあるが合宿のようなものをしようかとも考えている。
とにかく、一度能力測定をしようと思うので夏休みに入ったら都合のいい日をメールで送ってくれ、
こちらも調整するよ。では 木山春生」
619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:58:34.81 ID:1V2ToEOtP
初春「これは確かにご飯を食べている場合じゃないですね」
佐天「私がレベル3かもしれないだって!!」
初春「すごいですね!」
佐天「それに、またレベルアップの続きができるよ!」
初春「はい、楽しみです」
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 21:20:38.88 ID:1V2ToEOtP
佐天「もちろん、合宿に行くよね?」
初春「行きたいですんが・・ジャッジメントの仕事が」
佐天「えー、もしかして行けないのかもしれないの?」
固法「行ってきたらいいじゃない」
初春「え?」
固法「さすがに夏休み中いっぱいってことになると無理だろうけど短い間なら
シフトを工夫したり、よその支部に応援を頼めば問題ないわ」
佐天「固法先輩もあぁ言ってくれてるし、ね?行こうよ~」
初春「それじゃあお言葉に甘えて・・・行きますか」
629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 21:21:59.08 ID:1V2ToEOtP
>>627
マジすか?
婚后さんってすごかったんすね
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/10(水) 21:55:24.56 ID:1V2ToEOtP
まだだろ、こいつ書くの遅いし
661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:00:28.09 ID:1V2ToEOtP
すみません、レベル2とレベル3とレベル4の力の感じがイマイチよくわからないんですが
662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:02:31.58 ID:1V2ToEOtP
レベル3で台風クラスの風ってすごすぎだろ・・・
669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:27:38.08 ID:1V2ToEOtP
それからちょっとして夏休みに入った私達は早速、木山先生の測定実験を受けることになりました
以前木山が勤めていた研究施設
木山「やぁ久しぶりだな二人とも」
佐天&初春「お久しぶりです」
木山「・・・ふむ、二人とも前とは少し顔つきが変わったな」
佐天「少し太ったからかも」
木山「いや、そういうことではなく・・・」
初春「佐天さん・・・」
木山「・・・まぁ、それはいいとして。以前、私が渡した練習メニューは続けているかい?」
初春「はい」
佐天「同じく続けてます」
木山「二人とも勤勉だな、こちらもやりがいがある」
木山「では、今回の測定実験の説明を始めるよ」
674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:35:58.79 ID:1V2ToEOtP
木山「今回も前回同様、能力の強さと持続力を計測する」
木山「さらに今回はコントロールの測定もやるよ」
木山「あのメニューをこなしていれば多少なりともコントロールが出来るようになっているはずだ」
初春「はい」
佐天「ちょっと自信ないかも」
木山「佐天君、君の測定は屋外で行うよ」
佐天「外でですか?」
木山「そうだ、もうここの測定室では狭いからね」
木山「初春君の測定はここだ、そういうわけで先に初春君の測定から行うよ」
687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 00:14:51.71 ID:ZKYve3b5P
すみません、しばらく時間かかりそうです
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:10:57.42 ID:ZKYve3b5P
10分後
木山「準備が出来たよ、入ってくれ」
初春「はい」
木山「では、まずは強さの測定だ。」
椅子に座る初春
水の入った容器に手を触れる
初春「いきます!はっ!」
今回は自分でも温度が上がっているのがわかった
木山「オーケー、次はコントロールだ」
初春「はい」
木山「では、コントロール実験の説明をする」
705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:23:06.63 ID:ZKYve3b5P
能力のコントロール
それは多くの能力者がぶつかる壁
能力者が行う演算では数値を変えればいいだけである
だが、現実はそう上手くいかない
それはあくまでも理論上でのこと
それを能力とリンクさせるのは非常に難しい
この初春飾利も同じであった
初春飾利がこの訓練を始めたのは数ヶ月前
あまりにも短かった
絶対的な練習の不足
一発で狙った温度に一発でするのはまだ成功したことがない
706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:32:16.51 ID:ZKYve3b5P
おまもりひまり始まった
707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:34:21.14 ID:ZKYve3b5P
すみません、誤爆しました<(_ _)>
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:40:34.03 ID:ZKYve3b5P
それは初春自身が一番痛感していたことだった
初春「まずは1℃上げます」
先ほどとは違う器に手を触れる
木山「オーケー、君のタイミングでどうぞ」
実は初春は1℃ちょうど温度を上げることに成功したこともなかった
初春「いきます」
演算を開始、今温度計に表示されている温度の数値を1増やした計算をする
初春(集中、集中)
初春「いきます、はっ!」
温度計を見る初春
温度計の表示が20℃から21℃に・・・
が、ダメ・・・
止まらずに上昇
結局24.6℃に
初春(うーん、やっぱり難しいですね・・・)
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 02:21:19.34 ID:ZKYve3b5P
木山「次は持続力のテストだ-
木山「お疲れ様」
初春「ふーっ」
木山「昼食にしてくれ、午後からは佐天君のテストを行う」
初春&佐天「はい」
725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 03:50:26.05 ID:ZKYve3b5P
食堂
佐天「初春、今回は30分も続いてたよ。すごいじゃん」
初春「でも、コントロールの方が全然でしたよー」
佐天「コントロールは難しいよねー」
初春「私レベル2のままですよ、きっと」
佐天「じゃあ私は初春の分まで頑張りますか」
佐天「よっと」
初春「そろそろ行きますか」
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 03:59:08.82 ID:ZKYve3b5P
屋外の測定場にやってきた佐天と初春
佐天「ここだ、ここだ」
木山「お、来たね」
資料に目を通していた木山がテントから声をかけてきた
机の上には機材がズラリと並んでいる
屋外の測定上は弓道場のような感じになっていて的まで設置されている
木山「昼食は済ませてきたかい?」
佐天「「はい」
木山「よし、ではあと5分したら始めようか、トイレなど済ませておいてくれ」
そういうと木山はパソコンをまたいじり始めた
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:10:09.42 ID:ZKYve3b5P
しまった・・・屋外にしなきゃよかった・・・
735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:27:56.68 ID:ZKYve3b5P
5分後
雨がぽつりぽつりと降り出してきた
木山「ちっ、タイミングの悪い・・・今屋根を出すよ」
そう言うと木山は壁にあるパネルを操作した
測定場の片側から屋根が出て来た
ゴゥンゴゥンゴゥン シュー・・・・
測定場が屋根で覆われた
木山「これでよし、では説明を始める。前回とは少々実験のやり方が違うからね」
佐天「はい」
木山「まずは風力測定だ、あれを使う」
木山が指さした先には前回の測定実験で使った装置を二回りほど大きくしたものがあった
木山「スタートの合図があるまでストッパーをかけている、合図をしたら回してくれ」
佐天「はい」
738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:35:26.47 ID:ZKYve3b5P
木山「次はコントロールの測定だ、あの的を狙って風を飛ばしてみてくれ」
木山「的にはセンサーがついている」
佐天「あ、あの」
木山「なんだね?」
佐天「これも試してみていいですか?」
木山「それは・・・キャップかい?」
佐天「はい」
木山「それを飛ばしてで的を狙うんだね?」
佐天「はい」
木山「いいだろう」
742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:58:56.56 ID:ZKYve3b5P
木山「さて、始めるよ」
佐天「はい」
木山「ピーと音が一回鳴った後30秒後にロック解除だ」
佐天「はい」
ピーッ
佐天(演算開始!)
木山「5・4・3・2・1ロック解除」
カチッ
佐天「いきます!」
佐天は羽根に手をかざした
744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:16:42.17 ID:ZKYve3b5P
ゴウッ!!
力の限り風を羽根にぶつける
ギュルルルルルルー・・・
羽根が勢いよく回転する
佐天「よし!」
木山「測定終了、次はコントロールだ。全部で10回測定するよ」
佐天「あ、あの・・・質問いいですか?」
木山「なんだね?」
佐天「風を起こしてもあんなに離れてちゃ的に届く頃にはそよ風くらになっちゃうと」
木山「・・・まだその程度なのかい?」
佐天「えぇ、すぐに広がっちゃいますし」
木山「そうか・・・ならキャップ飛ばしだけでいいよ」
佐天「はい、わかりました」
746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:24:12.47 ID:ZKYve3b5P
佐天「じゃあ、いきます」
佐天(ちょっと遠いかも、大丈夫かな)
キャップを構える佐天
足を肩幅に開き右手をまっすぐ伸ばし的へと向ける
佐天(演算開始、屋根を出してくれたおかげで風がなくて計算しやすい。よかった)
佐天「いきます!シュート!」
カンッ!
佐天の手から飛び出したキャップは20mの距離を一直線に飛び、的に当たった
結果は10発10中 その内5発は的の中心を捉えた
初春「すごい・・・」
測定を見守っていた初春がたまらず呟く
木山「あぁ、すごいな」
初春の呟きを聞いていた木山も呟く
佐天「ふーっ、疲れた」
木山「よし、最後に持続力のテストをしようか」
750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:52:36.38 ID:ZKYve3b5P
あと250!絶対に無理!
753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:04:49.67 ID:ZKYve3b5P
季節は秋
ジャッジメント支部
佐天「おーす初春ー」
机の上に置かれたものを見つける
佐天「これはみかん?」
初春「えぇ、ちょっと季節早いですけどみかんです」
黒子「確かにみかんですわね」
固法「あら、みかんおいしそう」
佐天&初春&黒子&固法「せーの・・・未完!」
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 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ」
755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:06:04.74 ID:ZKYve3b5P
すみません、取り乱しました
再開します
木山「よし、持続力テスト終了。これで測定は終了だ」
佐天「疲れたー」
初春「お疲れ様です佐天さん」
木山「お疲れ様、二人ともこの後時間はあるかい?合宿のことも話をしたいし一緒に夕食へ行かないか?」
佐天&初春「大丈夫です」
木山「「そうか、では実験機材を片付けてしまうから君達二人は休憩室で休んでいてくれ」
佐天「わかりましたー」
759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:10:51.73 ID:ZKYve3b5P
初春「それにしても佐天さんコントロール計測すごかったですね」
佐天「うん、あのプール事件の一件の後実は密かに練習してたんだ」
初春「そうでしたか」
ガチャ
二人が話をしていると木山が部屋に入ってきた
木山「やぁ、片付けは終わったよ。行こうか」
佐天&初春「はい」
研究所を出て駐車場へとやって来た三人
キュンキュン
木山が車の鍵を開ける
木山「さぁ乗ってくれ」
763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:57:25.54 ID:ZKYve3b5P
木山「っと3人じゃこの車には乗れないな・・・」
木山「仕方ない、歩いていくか」
766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 07:13:32.47 ID:ZKYve3b5P
レストランへと入った3人
木山「私の奢りだ、好きなものを頼んでくれ」
佐&初「はーい」
注文を終え、しばらくして料理が運ばれてくる
木山「食べながらでいいから聞いてくれ」
木山「まず、今日の実験についてだ。詳しいデータの分析はこれからだが私の見たところ2人ともレベル2のままだね」
佐天「え・・・」
手応えがあっただけに少しショックを受ける佐天
木山「初春君はレベル2.2、佐天君はレベル2.8ってところだ」
佐天「ほっ・・・」
木山「あくまで私の意見だがね」
850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:01:22.88 ID:ZKYve3b5P
木山「次に合宿の件だ、期間は2週間にしたよ」
木山「合宿の間に0.5程度のレベルアップを目指してもらうよ」
佐天「はい!」
初春「はい・・・」
860 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:10:17.26 ID:ZKYve3b5P
おかしい、あと250はあったはずなのに150しかなくなってる
863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:31:28.49 ID:ZKYve3b5P
食事を終えレストランを出る三人
木山「では、私は研究所に戻るよ」
佐天「ご馳走様でした、じゃあ合宿の日に」
初春「ご馳走様でした、おやすみなさい」
木山「あぁ、気をつけて帰ってくれ」
帰り道
佐天「合宿楽しみだなー」
初春「えぇ」
佐天「どうした初春、元気ないぞ。今日の測定で疲れちゃった?」
初春「・・・あはは・・・バレちゃいましたか・・・」
865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:40:20.67 ID:ZKYve3b5P
佐天「あ、バス来たよ。急ごう」
タッタッタッ-
-そして、合宿の初日
研究所前で木山を待つ二人
そこに木山がワゴン車でやってくる
キキーッ
ウィーン
木山「やぁ、おはよう」
佐天&初春「おはようございます」
木山「では、行こうか。後ろに乗ってくれ」
佐天「はい」
ワゴン車に乗り込む二人
木山」「合宿をする場所までは2時間ほどかかるよ」
871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:49:40.46 ID:ZKYve3b5P
車内
佐天「今日はどんなトレーニングをするんですか?」
木山「今日かい?今日は合宿所の掃除かな」
佐天「え?」
木山「ん?どうしたんだい?」
佐天「い、いえ・・・なんでも」
佐天(え?なんで掃除?研究施設なのに私達が掃除するの?)
佐天(そう言えばなんか山の中進んでるし・・・)
ガタンッ ゴゴゴン
佐天(えー!舗装されてない道走り出したよ!!待ってー)
初春「木山先生、道間違ってませんか?」
木山「いや、あってるよ。特訓する場所は山の中にあるんだ」
873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 23:01:57.52 ID:ZKYve3b5P
佐天は段々と帰りたくなっていた
キキーッ 車がブレーキをかけて止まる
木山「着いたぞ、ここだ。降りよう」
ガラッ
スライドドアを開け車から降りる佐天と初春
目の前には古びた門がある
門には光然寺と書いた板がかかっている
初春&佐天「お寺・・・?」
木山「そうだ」
佐天「そうだ、って・・・お寺じゃないですか!!・・・お寺!!」
佐天「こんな場所に実験用の設備とかはあるんですか?」
木山「・・・ないね」
佐天「じゃあ特訓できないじゃないですか!」
木山「機材は私が持ってきているから安心しろ」
木山が腕を組みながら親指でワゴン車を差す
佐天(忘れてた、この人は変わってるんだった・・・)
952 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:03:24.68 ID:FH1LX+N9P
「おや、来ましたか」
三人が荷物を持ちながら歩いているとお堂から人が出て来た
木山「お久しぶりです住職。」
木山が住職と呼んだその男は袈裟は着ているものの、坊主頭頭ではない。
無精髭まで生えている。なにより若い、まだ40歳前後だろうか
住職「そちらのお二人がお連れさんですか」
初春「お世話になります」
佐天「あ、よろしくお願いします」
住職「はいはい、どうぞこちらこそ。ではあなた達が使う部屋へ案内しますね」
建物に入り住職の後についていく三人
953 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:04:11.56 ID:FH1LX+N9P
木山「ここです」
住職が止まり、襖を開ける
住職「軽く掃除はしておきましたが」
木山「ありがとうございます」
住職「なにかありましたら呼んでください、では私は昼食の準備をしてきます」
木山「はい」
そう言うと住職が去っていく
木山「よし、細かいところの掃除をやってしまおうか」
初春&佐天「はい」
掃除を始める三人
954 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:04:58.12 ID:FH1LX+N9P
>>953の一番上、木山じゃなくて住職だった、すみません
960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:38:45.12 ID:FH1LX+N9P
木山「ふぅ、こんなものか」
初春「そうですねー」
住職「失礼します、開けますよ」
木山「どうぞ」
一通り掃除を済ませたところに丁度住職がやってきた
住職「お昼の準備ができましたのでみなさんお昼にしましょう」
初春「丁度お腹すいてきたところです、ありがとうございます」
963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:53:18.51 ID:FH1LX+N9P
住職「山奥なのでたいしたものは作れませんでしたが、山菜ときのこのうどんでございます」
初春「わぁ、おいしそうですねー」
ずるずるっ
ぱぁぁ
初春「おいしゅうございますー」
木山「あぁ、おいしいな」
969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:20:26.47 ID:FH1LX+N9P
初春「ごちそうまでしたー」
木山「・・・佐天君ちょっといいかな」
佐天「何ですか?」
木山「先ほどから機嫌が悪いようだが?」
木山がストレートに尋ねる
佐天「だって・・・だって特訓楽しみにしてたのにこんなところじゃ特訓も何もないじゃないですか!」
初春「ちょっと佐天さん!」
木山「はぁ・・・」
木山「佐天くん、ちょっとついてきてくれ」
木山が佐天を部屋から連れ出す
971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:32:07.83 ID:FH1LX+N9P
木山「ちょっと歩くぞ」
佐天「どこに行くんですか?」
木山「付いて来ればわかる」
木山はそういうと寺の裏へと回る
そこには山の中へと入っていく道があり木山はためらいなく進んでいく
5分ほど歩くと森が途切れた場所へと出た
そこには大きな音を立てて流れ落ちる滝があった
木山「君の課題はこれだ」
木山が滝を指差す
佐天「これって何ですか、わかりませんよ」
木山「滝割りだよ」
佐天「滝割り?何ですか滝割りって」
木山「この間の測定実験で知ったが君は風を飛ばすのが苦手だったね」
佐天「はい」
972 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:40:09.82 ID:FH1LX+N9P
木山「強く風を起こすのが苦手、風使いとしては微妙だな」
佐天「えぇ、まぁ・・・」
木山「そこでこの課題だ。滝に風をぶつけて流れる滝を割るんだ」
木山「この場所から風をぶつけて流れる滝を割るには強力な風をぶつけなければダメだ。
まずは滝に風で穴を空けられるように頑張ってくれ、次はそのレベルの強さの風を
飛ばし続ける、そうすれば滝の流れは割れる」
木山「わかったかな?」
佐天「はい」
佐天「・・・すみません」
木山「どうしたんだ、いきなり」
佐天「木山先生はちゃんと考えてたのに私、失礼な態度を・・・」
979 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:52:02.55 ID:FH1LX+N9P
木山「ふふ、別にいいさ」
木山「さて、戻るか・・・」
佐天「はい!」
木山「ん?」
木山「すまない佐天君、君は先に戻っててくれ」
佐天「わかりました」
佐天が去っていくのを見つめる木山
木山「さて・・・もういいだろう、出てきたまえ」
ガサガサッ
982 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:55:05.61 ID:FH1LX+N9P
ひむらって誰ですか?
986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 20:07:04.85 ID:FH1LX+N9P
>>983
だいたいの構想は考えてあるので続きを書き溜めたら
近いうちに新しいスレをここに立てようかと考えています
パー速等は考えておりません
993 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 20:22:30.85 ID:FH1LX+N9P
ガサッガサッ
森の中から出て来たのは初春だった
木山「君か、どうしたんだい?」
995 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/12(金) 20:24:14.24 ID:FH1LX+N9P
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| 次スレは立てる・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 立てるが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだ その時と場所の
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| ちなみに私はOCN丸の内でp2
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| その辺を考慮してもらいたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ (まあ今はOCN規制されてないようだが)
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 私がその気でも
!、 _,,..-'′ /l | ~''' 新スレを立てられるのは
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後かもしれないということ!
-―| |\ / | |
| | \ / | |
という訳で続く?
力場を捉え糸くずを動かした感覚だけを思い出す
演算もイメージもとりあえず後だ
あの日の感覚を・・・
すすっ
糸くずがわずかに動いた
佐天「やたっ」
次に理論と演算、イメージを一つずつ考えていく
よし順調だ
糸くずに手をかざし能力を使う
佐天「動いて!」
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:14:37.18 ID:1V2ToEOtP
次の瞬間、糸くずは佐天が起こした風を受け机から舞い上がって飛んでいった
佐天「やった!」
思わず声が大きくなる
彼女はふわふわと舞う糸くずをしばらく見つめ続ける
木山「上手くいったようだね」
佐天「はい」
木山「実験を再開する前に一つ、さっきの糸くずは君が最初に動かした物ではない」
佐天「ええ!?嘘だったんですか?」
木山「ああでも言わないとさっきの君は糸くずを動かす程度の風さえ起こせそうになかったからね」
木山「だいたい、糸くずなんて取って置くわけはないだろう」
佐天「信じちゃいましたよ私、あはは」
木山「だいぶ、緊張もほどけたようだね。では再開するよ」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:47:43.90 ID:1V2ToEOtP
木山「君のタイミングで始めてくれ」
佐天「はい」
もう一度、羽根の前に手をかざす
佐天「行きます!」
ミーンミーンミンミンミーン
佐天「すっかり夏だねえ~暑いねー」
初春「そうですねー」
佐天「そうだ、今度の土曜日プールでも行こうか?」
初春「あ、いいですねそれ」
黒子「初春!佐天さん!ここはあなた方がアイスを食べながらおしゃべりをする場所ではありませんことよ!」
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 00:49:45.33 ID:1V2ToEOtP
佐天「じーっ」
黒子「な、なんですの?その目は」
佐天「えいっ」
黒子「ぷわっ!さ、佐天さん!鼻に風を当てるいたずらはおよしなさいと言ったばかりで-
ぷわっ!またやりましたの!!アナタという方は・・・ぐぐぐ」
ガタンッ
黒子「待ちなさい佐天さん!」
佐天「あはははー逃げろー」
固法「二人ともなにやってるのー!」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:08:08.48 ID:1V2ToEOtP
あの測定実験の日
目を覚ました私は測定室へ向かいました
そこには30分間に渡り装置を回し続けていた佐天さんがいたのです
あの測定によって、私と佐天さんはレベル2の認定を受けることが出来ました
でも、その後すぐに木山先生が学園都市から中央の研究施設へと
異動になってしまい、私と佐天さんの能力開発プログラムは止まってしまったのです
ただ、木山先生が学園都市を去る前に私たちだけでもできるトレーニング法などを
纏めていってくれたおかげで私と佐天さんは自分達で能力アップのトレーニングを続けることができました
と言っても私も佐天さんもまだレベル2のままです
それから佐天さんは白井さんを驚かせることに成功しました
最初、佐天さんの風攻撃を受けた白井さんは何がおきたのか理解できていませんでしたけど
夏休み編
始まります
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:32:09.02 ID:1V2ToEOtP
すみません、昨日刀語ありましたか?
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 01:45:03.04 ID:1V2ToEOtP
>>436
あぁやっぱり・・・
昨日は寝ててソラノヲトも刀語もクェイサーも見れませんでした・・・
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:10:16.52 ID:1V2ToEOtP
黒子「それにしても未だに驚きですわ」
初春「へ?何がですか?」
黒子「あなた方があの!木山春生と一緒に能力開発をしていたことです」
黒子「特に佐天さん!あなたはあの女の作ったレベルアッパーで死に掛けたのですよ?」
佐天「死にかけたってそんな大袈裟な・・・ちゃんとワクチンプログラムも用意してくれてたんだし
それにもう済んだ話じゃないですかー」
黒子「目覚めない可能性もあったんですのよ?わかってらっしゃるのかしら・・・まったく」
佐天「そんなことより白井さんも土曜日、プールに行きません?」
黒子「いいえ、私は遠慮させていただきます」
佐天「なぁーんだ、さっきメールで聞いたら御坂さんも行くって言ってたのに」
黒子「!お姉さまが!?あっやっp」
佐天「わかりました、じゃあ3人で行きますね」
黒子「あ・・・ええ・・・どうぞ・・・」
初春が佐天の耳元で
初春「ちょっと、佐天さん!意地悪しちゃ・・・」
佐天「まぁ見てなって」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:11:11.15 ID:1V2ToEOtP
黒子「固法先輩!今週の土曜日、プールに行きましょう!」
固法「は?」
黒子「私と固法先輩がプールに行った先でたまたまあなた方、
いえお姉さまに会ったとしてもそれは偶然」
固法「ちょ、ちょっと白井さん、私まだ行くなんて一言も・・・」
黒子「キッ!」
固法「ひぃっ!」
佐天「ほらね?」
初春「ははは・・・」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:43:00.82 ID:1V2ToEOtP
おやすみなさい
土曜日
初春「ひゃー市民プールでも人いっぱいいますねー」
佐天「だねー」
佐天「あ、美坂さんその水着可愛いですねー」
御坂「ちょっと子供っぽくなかったかな?」
佐天「いえいえ、フリフリでかわいいですよ!」
御坂「ありがとう、それにしても人が多いわね」
ドンッ
「あ、すいません」
御坂「いえ、こちらこそ」
御坂「ってアンタぁ!な、な、なんでこんなとこにいるのよ!」
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:47:55.08 ID:1V2ToEOtP
上条「なんだ、ビリビリか。なんでって遊びにだよ」
上条「まぁ遊びにって言うよりは子守りって言うほうが近いかもな」
インデックス「とうまぁ~子守りって馬鹿にしてるのかなぁ~!!」
上条「うわぁ、インデックス!イテテテテ!噛むな!噛むなぁ!」
インデックス「こらまてぇー!逃げるなぁ~!」
バシャバシャ
走り去っていく上条と追いかけるインデックス
御坂「忙しい奴ね・・・」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:57:06.24 ID:1V2ToEOtP
一方その頃
黒子「おね゛え゛ざう゛ぁ~どごにいらっしゃいますの゛ぉ~」
固法「ちょ、ちょっと白井さん待ってちょうだい、はぐれちゃう!」
黒子「黒子は今お姉さまのもどに゛ぃ~」
どんどんプールを進んでいく黒子
固法「白井さ~ん、待って~」
人ごみの中に消えていく黒子
固法「行っちゃった・・・私一人でどうすればいいのよ」
固法「・・・とりあえず私は初春さん達を探そうかしら」
「うわぁ!どいてどいて!」
固法「え?なになに?きゃあッ!」
突然走ってきた男とぶつかってしまった固法
固法「いたぁ~い・・・」
458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 02:59:21.44 ID:1V2ToEOtP
上条「すみませんっ!本当に申し訳ない!」
上条「今ちょっと危険な肉食獣から逃げていまして・・・」
インデックス「とうまぁ~肉食獣ってなにかなぁ~しかもちょっと目を離したと思ったら
大きな胸の女の人をナンパなんかして~」
インデックス「いっぺん死なないとダメなのかなぁ~?」
上条「違う!これはナンパとかじゃなくてだな」
上条「うわ!いてぇ!だから噛むな!あーもう不幸だあぁぁぁぁぁ~!」
走り去っていく当麻とインデックス
固法「な、なんだったのかしら・・・あの人達」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:33:30.16 ID:1V2ToEOtP
佐天「さて、とりあえず遊びますか!」
美琴「そうね」
あははっ そぉーれ! こらー! きゃっきゃっ うはははー!
(イメージとして止め絵が何枚か出てる感じ)
佐天「はぁー!疲れたぁー!」
佐天「あ、もう1時ですよ、お昼にしませんか?」
美琴「そうね、私もお腹すいたわ」
初春「賛成ですー」
売店のあるエリアへ向かう3人
佐天「何食べようかなー」
固法「あっ!あなた達!やっと見つけた!よかったー、売店の近くにいれば会えると思ってたのよ」
初春「こんにちは固法先輩、ってあれ?白井さんは一緒じゃないんですか?」
固法「彼女なら午前中の早いうちに御坂さんを探すってどっかに行ったわよ、会ってないの?」
初春「いえ、会ってませんけど」
御坂「げ、黒子も来てるの?昨日の夜なにかこそこそやってると思ったら・・・」
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:35:31.97 ID:1V2ToEOtP
一方、その頃 売店から一番遠いエリア
黒子「おね゛え゛ざま゛ぁ~どこにいらっしゃいますのぉ~」
466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:44:51.78 ID:1V2ToEOtP
売店で買ったものを食べている4人
佐天「それにしてもよく食べますね固法先輩・・・」
固法「もぐもぐ・・一人でいるとチャラチャラした奴らが次から次へと寄ってきて大変だったんだから!」
固法「声かけられないように常に走り回ってたらお腹もすくわよ!・・・もぐもぐ」
佐天「そりゃ、世の男性は固法先輩みたいな人を放っておきませんぜ~」
固法「午後からは私もあなた達と行動するわね」
初春「大勢のほうが楽しいですからね!あ、あと白井さんも探さなきゃ」
御坂「別に探さなくてもいいんじゃない・・・帰るまでにはあの子が私達を探し出すって」
初春「そんな、御坂さん酷いですって」
御坂「いいや初春さん、あなたは黒子の本当のしつこさを知らないのよ」
468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:53:06.01 ID:1V2ToEOtP
御坂「昨日だって今日の準備してたら水着を着て自分にみせろって言い出したのよ」
御坂「嫌だって言ってたら、いきなり泣き出して終いには着てくれなかったら自分は部屋を出て行くとか言い出すし」
初春「で、着たんですか?」
御坂「えぇ、着たわよ。うるさいししつこかったから。そしたら今度はいきなり抱きついてきたのよ?
さすがにプチーンと来ちゃって電撃で眠らせたわ」
初春「あははは・・・・」
469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:55:34.56 ID:1V2ToEOtP
固法「ごちそうまー」
佐天「私もごちそうまー」
初春「じゃあごみ捨ててきますね」
佐天「あ、私も行くよ」
御坂「ちょっと休んでまた遊びましょう」
佐天「はーい」
470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 04:58:35.84 ID:1V2ToEOtP
佐天「じゃああのウォータースライダーやりましょうよ、けっこうスピード出るらしいですよ」
固法「楽しそうね」
御坂「じゃあ佐天さん達が戻ってきたらあそこに行きましょう」
佐天「じゃ行こう初春」
初春「えぇ」
佐天「戻ってきましたー」
固法「じゃあ移動しましょうか、はぐれないでよ~」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:08:28.01 ID:1V2ToEOtP
ウォータースライダーへとやってきた4人
初春「けっこう高さもあるし急ですね・・・」
佐天「何を今さら怖気づいてるんだね初春くん!」
佐天「じゃ、まずは私から行きますね」
固法「次、わたし~」
御坂「初春さん、怖いなら一緒に滑る?」
初春「ありがとうございます、御坂さん」
佐天「それー!あはははー」 ぴゅー
固法「えい!」 ぷるるんっ!
御坂「行くよー」
初春「ああぁぁぁー」 しゅごー
ざっぱあああんん!!
初春「っぷはあああ」
佐天「みんな来ましたね、もう一回行きましょう!」
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:09:15.58 ID:1V2ToEOtP
もう一度ウォータースライダーへ到着した4人
初春「あ、御坂さん。今度は一人でも大丈夫です」
御坂「そう?」
佐天「それー」 ぴゅー
初春「いきまーす」 しゅごー
固法「それっ」 ぷるるんっ!
御坂「やぁ」 しゅー
ざっぱああああんん
御坂「ぷはあっ!楽しいわね!」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:13:50.31 ID:1V2ToEOtP
御坂「次は流れるプールに行かない?その近くに温水プールがあったし」
初&固&佐「はい、わかったわ、そうしましょー」
流れるプールを流れていく4人
佐天「楽チン~」
固法「けっこう流れるのね」
一方その頃ウォータースライダー
黒子「あ゛あ゛あ゛あぁ゛゛ぁぁぁぁ゛おね゛ぇさまぁぁぁぁどこですのぉぉぉ」
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:23:58.96 ID:1V2ToEOtP
>>476
この後、プールで事件起こって能力使おうとおもってたんですが・・・
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:37:46.05 ID:1V2ToEOtP
ロッカーへ向かう4人
御坂「温水プール温かかったわね」
初春「はい、ずっとプールに浸かってて身体が冷えてたから気持ちよかったです」
佐天「そろそろ帰りますか」
「おねえ・・・さま・・・見つけた・・・ウッ」 バタッ
御坂「げっ、黒子」
固法「白井さん、あなた今までどこにいたの?」
黒子「一日中お姉さまを探して・・・黒子はもう疲れて疲れて死ぬかと・・・」
御坂「残念だったわね黒子、私達もう帰るわよ」
黒子「ひぃっ!そんな・・・」
482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:38:32.42 ID:1V2ToEOtP
>>477
あの・・・自分が>>1です・・・すみません
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 06:58:01.84 ID:1V2ToEOtP
更衣室のロッカー
客A「あれー私のバッグがないんだけどー」
客B「私も、お財布がない」
客A「泥棒よ泥棒!」
客B「そんなぁ~あのお財布高かったのに~」
黒子「ん、何やら騒がしいですわね」
黒子「ジャッジメントですの!あなた方どうなされました?」
客A「あ、私のバッグがなくなってるんです!」
客B「私はお財布が」
客C「あのーすみません。私もお財布が・・・」
黒子「三人も貴重品が盗まれているとは・・・これは泥棒と見て間違いなさそうですわね・・・
とりあえずあなた方はここにいらしてください。今、プールの方を呼んできますわ」
黒子「固法先輩、初春、ジャッジメント出動ですの!」
固法「とりあえず管理事務所に行って見ましょう、更衣室前の監視カメラに犯人が映ってるかもしれないわ」
初春「はい」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:15:21.28 ID:1V2ToEOtP
黒子「お姉さまと佐天さんはここにいらしてください!」
黒子「怪しい人物を見かけたら携帯ですぐに知らせてくださいですの!」
御坂「わかったわ」
そういうと黒子、固法、初春の3人は管理事務所の方に走っていった
黒子「ここですわね」
ドンドンドン!
黒子「失礼します!ジャッジメントですの!」
職員「は、はい、どうしましたか?」
固法「さきほどこちらの女子更衣室で盗難が発生しまして監視カメラの映像をチェックしたいんです」
職員「盗難ですか?わかりましたどうぞ、私はアンチスキルに連絡を」
固法「はい、お願いします」
初春「監視カメラの映像出ます!」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:24:44.76 ID:1V2ToEOtP
固法「さっきの人達が更衣室に入るまで巻き戻してちょうだい」
初春「はい、わかりました」
初春「いました、さっきのお客さんです。Cさんのほうですね。A,Bの2人方が入るまで巻き戻します」
カチカチカチ
初春「あ、ここです!Aさん、Bさんが入りました」
固法「じゃあここからはゆっくりと巻き戻してちょうだい。犯人はAさんのバッグを持っているはずだわ」
黒子「Aさんはルイ○ィトンのリュックと言っていましたわ」
初春「ルイ○ィトンのリュック、ルイ○ィトンのリュックと・・・」
初春「あ!見つけました!女がルイ○ィトンのリュックを持って更衣室から出てきます!」
初春「出てきて・・・すぐに男に手渡しました!犯人は2人組みです!!」
490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:29:53.92 ID:1V2ToEOtP
黒子「私はテレポートを使って入り口まで行って見張っていますわ!」
固法「お願いするわね」
カチカチカチ
初春はまだ監視カメラの映像を見ている
固法「初春さん、あなた何を・・・」
初春「男子更衣室の方も見ているんです、もしかして男子更衣室の方も盗みに入ってるかもしれません」
初春「入ってないみたいですね」
初春「ライブモードに切り替えます・・・あ!」
初春「男子更衣室の前に犯人の女の方が立ってます!!」
初春「きっと男は男子更衣室の中です!」
固法「美坂さんと佐天さんに連絡しましょう!」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 07:36:31.76 ID:1V2ToEOtP
げこげこ!げこげこ!
御坂の携帯が鳴る
御坂「固法先輩からだわ、はいもしもし」
固法「美坂さん、犯人がわかったわ!2人組よ、男と女。女の方は男子更衣室の前にいるわ!
男の方はおそらくだけど男子更衣室の中に、物色中だと思うわ」
固法「佐天さんとあなたはその二人の後をつけてほしいの、でも決して手は出さないで
この人ごみじゃ逃げられたら簡単に見つけられないし、周りに危害が及ぶかもしれないわ
それにあなた達が危ない目に遭ったら大変だわ」
固法「今スキルアウトがこちらへ向かっているわ、犯人が出て来たところを入り口で捕まえるわ」
御坂「はい、わかりました」 ピッ
御坂「佐天さん、一緒に来て!犯人を追うわよ」
佐天「はい、わかりました!」
495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:00:23.83 ID:1V2ToEOtP
アンチスキルだたww
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:03:34.92 ID:1V2ToEOtP
更衣室を出た美琴と佐天
物陰から犯人の女を捜す
御坂「サングラスをかけたロングヘアの女・・・」
御坂「あっ!いたっ!」
佐天「あれですね、もう一人が出てきたら追うんですよね」
御坂「えぇ、出口まで後をつけろって。途中でどこかに消えたら連絡をしてって言ってたわ」
佐天「あっ、出てきた男から荷物を受け取りましたよ」
佐天「あっ・・・二手に分かれたっっ!」
荷物を二つ手に持っていた男は片方を女に渡すとすぐに歩き出し小走りになった
女の方も荷物を受け取ると男とは逆方向に歩き出しすぐに走り出した
「チッ!」
美琴は舌打ちをした
しまった!!こうなることも簡単に予想できたはずなのにっっ!!
犯人が仲良く2人揃って出口まで行くはずがない、普通に考えればそうだ
これは私のミスだ・・・美琴は相当悔しがった
御坂「佐天さんは女の方を追って!私は男の方を追うわ、初春さんに電話をしながら追うのよ
それと、危ないことはしちゃダメよ!わかった?」
佐天「はい!」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:45:05.36 ID:1V2ToEOtP
犯人の男はプールの入り口からどんどん離れて行っている
どこへ向かっているのだろう・・・
わかることは段々と人が少ない方へと向かっているということだけだ
そしてプールと隣の森を隔てるフェンスまでやってくると男はフェンスを登りだした
御坂「アンタァ!ちょっと待ちなさいよぉ!」
ビクッッ! 男の動きが一瞬止まり、振り返る
男「なんだ、ガキか・・・」
美琴を一瞥し、そう呟くと男はまたフェンスを登りだす
男が丁度フェンスのてっぺんまで上り反対側に足を回そうとした時だった
御坂「ガキじゃないってぇのおお!!それに待てって・・・言ってるでしょうがぁ!!」
ガシャッ
美琴はそう言うと同時フェンスを掴み電流を流した
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:46:30.87 ID:1V2ToEOtP
男「んがっ・・・びゃあ゛あ゛あ゛あぁぁぁ!!!」
ドサッ
男は美琴の流した電流を浴びフェンスから落ち白目を向きながら泡をふいて倒れている
御坂「あちゃ・・・やっちゃった・・・」
ピッ
御坂「あーもしもし固法先輩、御坂です。犯人の男の方はフェンスを登ろうとして
バランスを崩して転落、気を失って倒れてます」
御坂「アンチスキルが来るまでここで見張ってますね、場所は-」
美琴は固法に自分がいる場所を伝えた
505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 08:57:15.88 ID:1V2ToEOtP
その頃、佐天は女の犯人を追っていた
こちらは順調に出口の方へと向かってくれている
20mくらい距離をとりつつ追跡を続ける
佐天「初春、犯人の女は出口に向かって行ってるわ!」
佐天「あともうちょっとで着くと思う」
美琴に言われた通り、初春に細かく連絡しながら走っていた
その時だった。
突然女が反転し、
女「付いてきてるのはわかってるよ!うざいわねぇ!」
そう叫ぶと人ごみが割れ、女と佐天の間にぽっかりと道が出来てしまった
バッグを振り回しながら佐天の方へ突進して来る女
佐天(まずい・・・このままだと確実に攻撃を受けてしまう・・・それに何をしでかすかわからない・・・)
佐天は辺りを見回し地面に落ちていたボトルキャップを見つけ拾い上げた
佐天「やるしかない・・・」
506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 09:02:02.15 ID:1V2ToEOtP
すいません、寝ます
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:49:48.19 ID:1V2ToEOtP
「やるしかない・・・」
そう自分に言い聞かせると
佐天はでこピンの指の形を作り、親指と中指でキャップを挟み、女に向けて構え目を閉じた
佐天(軌道は一直線に、指で弾くと同時に風も使ってキャップを加速、
それを女に叩き込む・・・よし、これだ)
佐天(イメージは出来ている・・・演算開始)
佐天(集中しろ佐天涙子・・・よしできたっ!)
カッと目を見開き女に狙いを定める
佐天「いっけえええええ!!」
515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:52:26.70 ID:1V2ToEOtP
バシュッッ!!
佐天の手から勢いよくボトルキャップが弾き出され突進してくる女の眉間にめり込む
女「っがあっ!」
キャップを眉間にくらった女はそのまま後ろに一回転し仰向けに倒れた
佐天「・・・ハァハァ」
「・・・佐天さん!佐天さん!」
左手に握り締めた携帯電話から初春の声が聞こえてくる
佐天「・・・あ・・・ごめん、初春」
初春「佐天産!大丈夫ですか?何か、何かあったんですか!?」
佐天「女が向かってきて・・・でも・・・」
初春「でもなんですか!!」
佐天「でも、なんとかなった・・・私がやっつけた・・・ハァハァ」
初春「・・・佐天さん、とりあえずすぐに白井さんをそこに向かわせますから!」
516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:53:31.69 ID:1V2ToEOtP
しばらくして黒子がやってきた
黒子「佐天さん!大丈夫ですの!?お怪我は、お怪我はありませんの!?」
佐天「あ、白井さん・・・大丈夫でしたよ」
黒子「これが・・・犯人ですの?気を失っていますけど・・・一体何が・・」
佐天「あぁ、それはちょっと・・・私が・・・あはは・・・」
黒子「・・・危ないことはしないようにと言われたでしょうに!!」
佐天「でもその人が向かってきて・・・仕方なく」
黒子「仕方なくじゃありません!!お逃げなさい!!あなたはジャッジメントではないのですよ!!」
黒子「訓練も受けていませんの、わかりますか?あなたは一般人ですのよ!」
519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:54:41.89 ID:1V2ToEOtP
「まぁまぁ、とりあえず今はそこまでにするじゃん?」
声の方を振り向くと女のアンチスキル隊員が立っていた
黒子「アンチスキルの方ですね、これはお見苦しいところを」
黄泉川「まずは犯人を確保することが先決じゃん。って君達は前にも・・・」
そう言うとアンチスキルの隊員は女に手錠をかけ、女を担ぎ上げた
黄泉川「じゃあ私はこれで戻るけど、事情聴取があると思うから君達も一緒に来るじゃん」
黒子「はい、わかりました。佐天さん行きますわよ」
佐天「あ、はい」
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10:57:30.67 ID:1V2ToEOtP
プールの入場口を出た脇に数台のアンチスキルの車が止まっていた
黄泉川は女を仲間の隊員に引き渡すと佐天と黒子に車に乗るように言ってきた
後ろの扉が大きく開いた車に乗り込む
黄泉川「じゃあ事情聴取を始めるじゃん」
黄泉川「まずは名前と身分を教えるじゃん」
黒子「はい、白井黒子。常盤台中学2年、ジャッジメントです」
佐天「佐天涙子、○○中学2年、白井さんの友人です」
黄泉川「今日はなぜあの場に?」
黒子「遊びに来ていましたの、そしたら-」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:01:29.41 ID:1V2ToEOtP
初春「佐天さーん、白井さーん」
事情聴取を受けているとそこに初春と固法もやって来
さらに、別方向から男の犯人を引きずった隊員もやって来た
鉄装「せんぱーい、重たいですー」
黄泉川「しっかりするじゃん、鉄装」
その後ろには美琴もいた
黄泉川「レールガンまでいるじゃん・・・ったく、君達はいろんな事件に関わってるじゃん」
鉄装「せんぱーい、重たいですー」
黄泉川「あぁ、わかったわかった・・・君らはちょっと待ってるじゃん」
そういうと黄泉川は車から降り鉄装に手を貸し犯人の男を別の車の方へと連れて行った
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:05:15.52 ID:1V2ToEOtP
黄泉川が戻ってきて事情聴取が一通り終わった頃には6時頃になっていた
黄泉川「まぁ厳重注意か感謝状かはフィフティーフィフティーってところじゃん」
黄泉川「とりあえず今日はもう帰っていいじゃん」
事情聴取を終えた5人はプール内に戻り、着替えを済ませプールを出た
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:08:35.03 ID:1V2ToEOtP
帰り道
モノレールの駅へと向かう5人
初春「でも、すごいですよ佐天さん!いったいどうやって犯人を?」
佐天「うん、ペットボトルのキャップをぶつけたんだ」
初春「ペットボトルのキャップ・・・ですか?」
佐天「前に弟がボトルキャップを飛ばしてるのを見てね、
けっこう勢いよく飛んでたのを思い出して私の能力を使えばもっと強力になるんじゃないかなーと」
佐天「キャップガンって言ったところですかね・・・あはは」
初春「すごいですよ、咄嗟にそんなことを思いついて成功させちゃうなんて!」
美琴「えぇ、確かにすごいわね。あんなちっちゃなプラスチックで女とはいえ大人をKOしちゃったんだから
とても4ヶ月前までレベル0だったとは思えないわよ、これはもう才能ね」
佐天「そんなぁ~美坂さんに才能だなんて言われると照れちゃいますよ///」
黒子「きぃ~!私だってお姉さまから褒められる事なんて滅多にございませんのに!!悔しい!!」
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 11:09:37.37 ID:1V2ToEOtP
とりあえずプール事件はこの辺で終わりです
実は寝ないで書いてました
今度こそ本当に寝ます、おやすみなさい
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 19:10:22.83 ID:1V2ToEOtP
おかしな点が多くてすみません
自分の中では二人がレベルアップ特訓を始めたのは1年→2年の間の春休み中と設定していました
で、4ヶ月後で夏
ポルターガイスト事件直後に始めたのはミスでした
あと中学校の名前は思い出せなかっただけです、すみませんでした
615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:52:47.40 ID:1V2ToEOtP
それから数日後
ジャッジメント支部前
佐天「郵便来てるじゃない、持っていってあげようっと」
バタンッ!!
佐天「めしくってる場合じゃねー!!ういはるーっっ!!」
初春「佐天さんそんなに勢いよくどうしたんですか、それにそのネタは・・・」
佐天「これ読んでみてこれ!ここの郵便ポストに入ってたんだけど!」
黒子「佐天さん、あなたジャッジメントじゃないでしょうに、この支部宛の郵便物を勝手に見るなんて-」
佐天「木山先生から!」
初春「木山先生からですか」
黒子「なにやらまた波乱の予感が・・・」
佐天「読んでみなって!」
初春「はいはい、えーなになに」
617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:56:15.21 ID:1V2ToEOtP
木山「佐天涙子君、初春飾利君へ
4ヶ月前はこちらの都合で君達の能力開発に協力できなくなってしまってすまなかった。
そうそう、こないだのプール事件のことは人づてに聞いたよ。
佐天君は上手く能力を使いこなせてるようだね。
さて、本題だが君達はそろそろ夏休みだ、そこで一度君達のトレーニングの成果を見たい。
一度関わったことは最後まで面倒を見なければ納得のいかないタイプなものでね。
佐天君に関してはプール事件の話を聞く限り、もしかしたらレベル3くらいはあるかもしれないね。
あと、夏休みを利用して短い期間ではあるが合宿のようなものをしようかとも考えている。
とにかく、一度能力測定をしようと思うので夏休みに入ったら都合のいい日をメールで送ってくれ、
こちらも調整するよ。では 木山春生」
619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 20:58:34.81 ID:1V2ToEOtP
初春「これは確かにご飯を食べている場合じゃないですね」
佐天「私がレベル3かもしれないだって!!」
初春「すごいですね!」
佐天「それに、またレベルアップの続きができるよ!」
初春「はい、楽しみです」
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 21:20:38.88 ID:1V2ToEOtP
佐天「もちろん、合宿に行くよね?」
初春「行きたいですんが・・ジャッジメントの仕事が」
佐天「えー、もしかして行けないのかもしれないの?」
固法「行ってきたらいいじゃない」
初春「え?」
固法「さすがに夏休み中いっぱいってことになると無理だろうけど短い間なら
シフトを工夫したり、よその支部に応援を頼めば問題ないわ」
佐天「固法先輩もあぁ言ってくれてるし、ね?行こうよ~」
初春「それじゃあお言葉に甘えて・・・行きますか」
629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 21:21:59.08 ID:1V2ToEOtP
>>627
マジすか?
婚后さんってすごかったんすね
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/10(水) 21:55:24.56 ID:1V2ToEOtP
まだだろ、こいつ書くの遅いし
661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:00:28.09 ID:1V2ToEOtP
すみません、レベル2とレベル3とレベル4の力の感じがイマイチよくわからないんですが
662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:02:31.58 ID:1V2ToEOtP
レベル3で台風クラスの風ってすごすぎだろ・・・
669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:27:38.08 ID:1V2ToEOtP
それからちょっとして夏休みに入った私達は早速、木山先生の測定実験を受けることになりました
以前木山が勤めていた研究施設
木山「やぁ久しぶりだな二人とも」
佐天&初春「お久しぶりです」
木山「・・・ふむ、二人とも前とは少し顔つきが変わったな」
佐天「少し太ったからかも」
木山「いや、そういうことではなく・・・」
初春「佐天さん・・・」
木山「・・・まぁ、それはいいとして。以前、私が渡した練習メニューは続けているかい?」
初春「はい」
佐天「同じく続けてます」
木山「二人とも勤勉だな、こちらもやりがいがある」
木山「では、今回の測定実験の説明を始めるよ」
674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 23:35:58.79 ID:1V2ToEOtP
木山「今回も前回同様、能力の強さと持続力を計測する」
木山「さらに今回はコントロールの測定もやるよ」
木山「あのメニューをこなしていれば多少なりともコントロールが出来るようになっているはずだ」
初春「はい」
佐天「ちょっと自信ないかも」
木山「佐天君、君の測定は屋外で行うよ」
佐天「外でですか?」
木山「そうだ、もうここの測定室では狭いからね」
木山「初春君の測定はここだ、そういうわけで先に初春君の測定から行うよ」
687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 00:14:51.71 ID:ZKYve3b5P
すみません、しばらく時間かかりそうです
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:10:57.42 ID:ZKYve3b5P
10分後
木山「準備が出来たよ、入ってくれ」
初春「はい」
木山「では、まずは強さの測定だ。」
椅子に座る初春
水の入った容器に手を触れる
初春「いきます!はっ!」
今回は自分でも温度が上がっているのがわかった
木山「オーケー、次はコントロールだ」
初春「はい」
木山「では、コントロール実験の説明をする」
705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:23:06.63 ID:ZKYve3b5P
能力のコントロール
それは多くの能力者がぶつかる壁
能力者が行う演算では数値を変えればいいだけである
だが、現実はそう上手くいかない
それはあくまでも理論上でのこと
それを能力とリンクさせるのは非常に難しい
この初春飾利も同じであった
初春飾利がこの訓練を始めたのは数ヶ月前
あまりにも短かった
絶対的な練習の不足
一発で狙った温度に一発でするのはまだ成功したことがない
706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:32:16.51 ID:ZKYve3b5P
おまもりひまり始まった
707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:34:21.14 ID:ZKYve3b5P
すみません、誤爆しました<(_ _)>
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 01:40:34.03 ID:ZKYve3b5P
それは初春自身が一番痛感していたことだった
初春「まずは1℃上げます」
先ほどとは違う器に手を触れる
木山「オーケー、君のタイミングでどうぞ」
実は初春は1℃ちょうど温度を上げることに成功したこともなかった
初春「いきます」
演算を開始、今温度計に表示されている温度の数値を1増やした計算をする
初春(集中、集中)
初春「いきます、はっ!」
温度計を見る初春
温度計の表示が20℃から21℃に・・・
が、ダメ・・・
止まらずに上昇
結局24.6℃に
初春(うーん、やっぱり難しいですね・・・)
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 02:21:19.34 ID:ZKYve3b5P
木山「次は持続力のテストだ-
木山「お疲れ様」
初春「ふーっ」
木山「昼食にしてくれ、午後からは佐天君のテストを行う」
初春&佐天「はい」
725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 03:50:26.05 ID:ZKYve3b5P
食堂
佐天「初春、今回は30分も続いてたよ。すごいじゃん」
初春「でも、コントロールの方が全然でしたよー」
佐天「コントロールは難しいよねー」
初春「私レベル2のままですよ、きっと」
佐天「じゃあ私は初春の分まで頑張りますか」
佐天「よっと」
初春「そろそろ行きますか」
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 03:59:08.82 ID:ZKYve3b5P
屋外の測定場にやってきた佐天と初春
佐天「ここだ、ここだ」
木山「お、来たね」
資料に目を通していた木山がテントから声をかけてきた
机の上には機材がズラリと並んでいる
屋外の測定上は弓道場のような感じになっていて的まで設置されている
木山「昼食は済ませてきたかい?」
佐天「「はい」
木山「よし、ではあと5分したら始めようか、トイレなど済ませておいてくれ」
そういうと木山はパソコンをまたいじり始めた
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:10:09.42 ID:ZKYve3b5P
しまった・・・屋外にしなきゃよかった・・・
735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:27:56.68 ID:ZKYve3b5P
5分後
雨がぽつりぽつりと降り出してきた
木山「ちっ、タイミングの悪い・・・今屋根を出すよ」
そう言うと木山は壁にあるパネルを操作した
測定場の片側から屋根が出て来た
ゴゥンゴゥンゴゥン シュー・・・・
測定場が屋根で覆われた
木山「これでよし、では説明を始める。前回とは少々実験のやり方が違うからね」
佐天「はい」
木山「まずは風力測定だ、あれを使う」
木山が指さした先には前回の測定実験で使った装置を二回りほど大きくしたものがあった
木山「スタートの合図があるまでストッパーをかけている、合図をしたら回してくれ」
佐天「はい」
738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:35:26.47 ID:ZKYve3b5P
木山「次はコントロールの測定だ、あの的を狙って風を飛ばしてみてくれ」
木山「的にはセンサーがついている」
佐天「あ、あの」
木山「なんだね?」
佐天「これも試してみていいですか?」
木山「それは・・・キャップかい?」
佐天「はい」
木山「それを飛ばしてで的を狙うんだね?」
佐天「はい」
木山「いいだろう」
742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 04:58:56.56 ID:ZKYve3b5P
木山「さて、始めるよ」
佐天「はい」
木山「ピーと音が一回鳴った後30秒後にロック解除だ」
佐天「はい」
ピーッ
佐天(演算開始!)
木山「5・4・3・2・1ロック解除」
カチッ
佐天「いきます!」
佐天は羽根に手をかざした
744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:16:42.17 ID:ZKYve3b5P
ゴウッ!!
力の限り風を羽根にぶつける
ギュルルルルルルー・・・
羽根が勢いよく回転する
佐天「よし!」
木山「測定終了、次はコントロールだ。全部で10回測定するよ」
佐天「あ、あの・・・質問いいですか?」
木山「なんだね?」
佐天「風を起こしてもあんなに離れてちゃ的に届く頃にはそよ風くらになっちゃうと」
木山「・・・まだその程度なのかい?」
佐天「えぇ、すぐに広がっちゃいますし」
木山「そうか・・・ならキャップ飛ばしだけでいいよ」
佐天「はい、わかりました」
746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:24:12.47 ID:ZKYve3b5P
佐天「じゃあ、いきます」
佐天(ちょっと遠いかも、大丈夫かな)
キャップを構える佐天
足を肩幅に開き右手をまっすぐ伸ばし的へと向ける
佐天(演算開始、屋根を出してくれたおかげで風がなくて計算しやすい。よかった)
佐天「いきます!シュート!」
カンッ!
佐天の手から飛び出したキャップは20mの距離を一直線に飛び、的に当たった
結果は10発10中 その内5発は的の中心を捉えた
初春「すごい・・・」
測定を見守っていた初春がたまらず呟く
木山「あぁ、すごいな」
初春の呟きを聞いていた木山も呟く
佐天「ふーっ、疲れた」
木山「よし、最後に持続力のテストをしようか」
750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 05:52:36.38 ID:ZKYve3b5P
あと250!絶対に無理!
753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:04:49.67 ID:ZKYve3b5P
季節は秋
ジャッジメント支部
佐天「おーす初春ー」
机の上に置かれたものを見つける
佐天「これはみかん?」
初春「えぇ、ちょっと季節早いですけどみかんです」
黒子「確かにみかんですわね」
固法「あら、みかんおいしそう」
佐天&初春&黒子&固法「せーの・・・未完!」
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-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
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(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ」
755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:06:04.74 ID:ZKYve3b5P
すみません、取り乱しました
再開します
木山「よし、持続力テスト終了。これで測定は終了だ」
佐天「疲れたー」
初春「お疲れ様です佐天さん」
木山「お疲れ様、二人ともこの後時間はあるかい?合宿のことも話をしたいし一緒に夕食へ行かないか?」
佐天&初春「大丈夫です」
木山「「そうか、では実験機材を片付けてしまうから君達二人は休憩室で休んでいてくれ」
佐天「わかりましたー」
759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:10:51.73 ID:ZKYve3b5P
初春「それにしても佐天さんコントロール計測すごかったですね」
佐天「うん、あのプール事件の一件の後実は密かに練習してたんだ」
初春「そうでしたか」
ガチャ
二人が話をしていると木山が部屋に入ってきた
木山「やぁ、片付けは終わったよ。行こうか」
佐天&初春「はい」
研究所を出て駐車場へとやって来た三人
キュンキュン
木山が車の鍵を開ける
木山「さぁ乗ってくれ」
763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 06:57:25.54 ID:ZKYve3b5P
木山「っと3人じゃこの車には乗れないな・・・」
木山「仕方ない、歩いていくか」
766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 07:13:32.47 ID:ZKYve3b5P
レストランへと入った3人
木山「私の奢りだ、好きなものを頼んでくれ」
佐&初「はーい」
注文を終え、しばらくして料理が運ばれてくる
木山「食べながらでいいから聞いてくれ」
木山「まず、今日の実験についてだ。詳しいデータの分析はこれからだが私の見たところ2人ともレベル2のままだね」
佐天「え・・・」
手応えがあっただけに少しショックを受ける佐天
木山「初春君はレベル2.2、佐天君はレベル2.8ってところだ」
佐天「ほっ・・・」
木山「あくまで私の意見だがね」
850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:01:22.88 ID:ZKYve3b5P
木山「次に合宿の件だ、期間は2週間にしたよ」
木山「合宿の間に0.5程度のレベルアップを目指してもらうよ」
佐天「はい!」
初春「はい・・・」
860 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:10:17.26 ID:ZKYve3b5P
おかしい、あと250はあったはずなのに150しかなくなってる
863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:31:28.49 ID:ZKYve3b5P
食事を終えレストランを出る三人
木山「では、私は研究所に戻るよ」
佐天「ご馳走様でした、じゃあ合宿の日に」
初春「ご馳走様でした、おやすみなさい」
木山「あぁ、気をつけて帰ってくれ」
帰り道
佐天「合宿楽しみだなー」
初春「えぇ」
佐天「どうした初春、元気ないぞ。今日の測定で疲れちゃった?」
初春「・・・あはは・・・バレちゃいましたか・・・」
865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:40:20.67 ID:ZKYve3b5P
佐天「あ、バス来たよ。急ごう」
タッタッタッ-
-そして、合宿の初日
研究所前で木山を待つ二人
そこに木山がワゴン車でやってくる
キキーッ
ウィーン
木山「やぁ、おはよう」
佐天&初春「おはようございます」
木山「では、行こうか。後ろに乗ってくれ」
佐天「はい」
ワゴン車に乗り込む二人
木山」「合宿をする場所までは2時間ほどかかるよ」
871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 22:49:40.46 ID:ZKYve3b5P
車内
佐天「今日はどんなトレーニングをするんですか?」
木山「今日かい?今日は合宿所の掃除かな」
佐天「え?」
木山「ん?どうしたんだい?」
佐天「い、いえ・・・なんでも」
佐天(え?なんで掃除?研究施設なのに私達が掃除するの?)
佐天(そう言えばなんか山の中進んでるし・・・)
ガタンッ ゴゴゴン
佐天(えー!舗装されてない道走り出したよ!!待ってー)
初春「木山先生、道間違ってませんか?」
木山「いや、あってるよ。特訓する場所は山の中にあるんだ」
873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 23:01:57.52 ID:ZKYve3b5P
佐天は段々と帰りたくなっていた
キキーッ 車がブレーキをかけて止まる
木山「着いたぞ、ここだ。降りよう」
ガラッ
スライドドアを開け車から降りる佐天と初春
目の前には古びた門がある
門には光然寺と書いた板がかかっている
初春&佐天「お寺・・・?」
木山「そうだ」
佐天「そうだ、って・・・お寺じゃないですか!!・・・お寺!!」
佐天「こんな場所に実験用の設備とかはあるんですか?」
木山「・・・ないね」
佐天「じゃあ特訓できないじゃないですか!」
木山「機材は私が持ってきているから安心しろ」
木山が腕を組みながら親指でワゴン車を差す
佐天(忘れてた、この人は変わってるんだった・・・)
952 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:03:24.68 ID:FH1LX+N9P
「おや、来ましたか」
三人が荷物を持ちながら歩いているとお堂から人が出て来た
木山「お久しぶりです住職。」
木山が住職と呼んだその男は袈裟は着ているものの、坊主頭頭ではない。
無精髭まで生えている。なにより若い、まだ40歳前後だろうか
住職「そちらのお二人がお連れさんですか」
初春「お世話になります」
佐天「あ、よろしくお願いします」
住職「はいはい、どうぞこちらこそ。ではあなた達が使う部屋へ案内しますね」
建物に入り住職の後についていく三人
953 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:04:11.56 ID:FH1LX+N9P
木山「ここです」
住職が止まり、襖を開ける
住職「軽く掃除はしておきましたが」
木山「ありがとうございます」
住職「なにかありましたら呼んでください、では私は昼食の準備をしてきます」
木山「はい」
そう言うと住職が去っていく
木山「よし、細かいところの掃除をやってしまおうか」
初春&佐天「はい」
掃除を始める三人
954 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:04:58.12 ID:FH1LX+N9P
>>953の一番上、木山じゃなくて住職だった、すみません
960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:38:45.12 ID:FH1LX+N9P
木山「ふぅ、こんなものか」
初春「そうですねー」
住職「失礼します、開けますよ」
木山「どうぞ」
一通り掃除を済ませたところに丁度住職がやってきた
住職「お昼の準備ができましたのでみなさんお昼にしましょう」
初春「丁度お腹すいてきたところです、ありがとうございます」
963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 18:53:18.51 ID:FH1LX+N9P
住職「山奥なのでたいしたものは作れませんでしたが、山菜ときのこのうどんでございます」
初春「わぁ、おいしそうですねー」
ずるずるっ
ぱぁぁ
初春「おいしゅうございますー」
木山「あぁ、おいしいな」
969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:20:26.47 ID:FH1LX+N9P
初春「ごちそうまでしたー」
木山「・・・佐天君ちょっといいかな」
佐天「何ですか?」
木山「先ほどから機嫌が悪いようだが?」
木山がストレートに尋ねる
佐天「だって・・・だって特訓楽しみにしてたのにこんなところじゃ特訓も何もないじゃないですか!」
初春「ちょっと佐天さん!」
木山「はぁ・・・」
木山「佐天くん、ちょっとついてきてくれ」
木山が佐天を部屋から連れ出す
971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:32:07.83 ID:FH1LX+N9P
木山「ちょっと歩くぞ」
佐天「どこに行くんですか?」
木山「付いて来ればわかる」
木山はそういうと寺の裏へと回る
そこには山の中へと入っていく道があり木山はためらいなく進んでいく
5分ほど歩くと森が途切れた場所へと出た
そこには大きな音を立てて流れ落ちる滝があった
木山「君の課題はこれだ」
木山が滝を指差す
佐天「これって何ですか、わかりませんよ」
木山「滝割りだよ」
佐天「滝割り?何ですか滝割りって」
木山「この間の測定実験で知ったが君は風を飛ばすのが苦手だったね」
佐天「はい」
972 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:40:09.82 ID:FH1LX+N9P
木山「強く風を起こすのが苦手、風使いとしては微妙だな」
佐天「えぇ、まぁ・・・」
木山「そこでこの課題だ。滝に風をぶつけて流れる滝を割るんだ」
木山「この場所から風をぶつけて流れる滝を割るには強力な風をぶつけなければダメだ。
まずは滝に風で穴を空けられるように頑張ってくれ、次はそのレベルの強さの風を
飛ばし続ける、そうすれば滝の流れは割れる」
木山「わかったかな?」
佐天「はい」
佐天「・・・すみません」
木山「どうしたんだ、いきなり」
佐天「木山先生はちゃんと考えてたのに私、失礼な態度を・・・」
979 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:52:02.55 ID:FH1LX+N9P
木山「ふふ、別にいいさ」
木山「さて、戻るか・・・」
佐天「はい!」
木山「ん?」
木山「すまない佐天君、君は先に戻っててくれ」
佐天「わかりました」
佐天が去っていくのを見つめる木山
木山「さて・・・もういいだろう、出てきたまえ」
ガサガサッ
982 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 19:55:05.61 ID:FH1LX+N9P
ひむらって誰ですか?
986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 20:07:04.85 ID:FH1LX+N9P
>>983
だいたいの構想は考えてあるので続きを書き溜めたら
近いうちに新しいスレをここに立てようかと考えています
パー速等は考えておりません
993 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/12(金) 20:22:30.85 ID:FH1LX+N9P
ガサッガサッ
森の中から出て来たのは初春だった
木山「君か、どうしたんだい?」
995 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/12(金) 20:24:14.24 ID:FH1LX+N9P
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| 次スレは立てる・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 立てるが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだ その時と場所の
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| ちなみに私はOCN丸の内でp2
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| その辺を考慮してもらいたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ (まあ今はOCN規制されてないようだが)
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 私がその気でも
!、 _,,..-'′ /l | ~''' 新スレを立てられるのは
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後かもしれないということ!
-―| |\ / | |
| | \ / | |
という訳で続く?
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コメント
No title
このサテンさんそのうち螺旋丸マスターするだろwww
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