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太田「ギロッポンでぶしゃぶしゃできません!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 19:42:11.71 ID:7c5fSMsv0 [1/28]
雑学王シーズン2の優勝者が決まってからしばらくして
太田「ようこそ、雑学王に!」
中田「六本木でしゃぶしゃぶ♪」
土田「太田さんのおごり♪」
田中「まぁ、優勝者と準優勝者であるこの二人を呼んだのはわかるんですが」
田中「何でシーズン2のメンバー全員集合させたんですか?」
雑学王シーズン2の優勝者が決まってからしばらくして
太田「ようこそ、雑学王に!」
中田「六本木でしゃぶしゃぶ♪」
土田「太田さんのおごり♪」
田中「まぁ、優勝者と準優勝者であるこの二人を呼んだのはわかるんですが」
田中「何でシーズン2のメンバー全員集合させたんですか?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:43:41.46 ID:7c5fSMsv0 [2/28]
品川「え、ひょっとして俺たちにもおごってくれるんですか?」
太田「まぁ、事情については後で話すとして」
太田「私は公約どおり、土田と中田におごります!」
中田「しゃぶしゃぶ♪」
太田「えーっと……ごめんなさい」
太田「ギロッポンでぶしゃぶしゃできません!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:45:23.28 ID:7c5fSMsv0
中田「えっ」
太田「ちょっと懐具合が寂しくて……」
太田「そんなぜいたくするお金はありません」
田中「ひどいな」
土田「じゃあ、パスタになるんですか?」
太田「パスタなんてぜいたくだー!」
土田「は?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:47:14.02 ID:7c5fSMsv0
土田「パスタもムリなんですか?」
太田「懐具合の寂しさが尋常ではないんです!」
土田「じゃあ……餃子の王将かー」
中田「でもまぁ、食べられるだけいいですよね」
太田「餃子の王将!?」
太田「今の俺には高すぎる!」
太田「今の俺の懐具合ではこれが限界です。許せ!」
ザンッ
伊集院「……ナニコレ!?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:49:13.25 ID:7c5fSMsv0
太田「何って……水道水と砂糖だよ」
太田「家からくすねてきました」
土田「ちょっと待って、ちゃんとした食い物ですらないじゃん!」
中田「どんだけお金なかったんですか!」
田中「だからお金はとっておけとあれほど……」
田中「太田さん家小遣い制なんだから」
田中「おごるのに使う予定だったお金を一体何に使ったの?」
太田「待ってください、これには深いわけが!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:51:33.77 ID:7c5fSMsv0
土田「何ですか?」
太田「衝動買いしたんです!」
田中「全然深くないじゃねーか!」
太田「ち、違うんです!」
太田「スパスパ人間学を学ぼうと思って本を衝動買いしたところ」
太田「バク天してもお金が出てこない状態に……」
麻木「わー」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:54:30.97 ID:7c5fSMsv0
太田「俺だって辛い思いしているんだよぉ!」
太田「外食する金とかないからここ何日かずっと水と砂糖と楽屋弁当!」
太田「腹へって死にそうで本当は人に奢る余裕なんてないんだ!」
太田「けど二人のために覚悟を決めて水と砂糖を持ってきたわけで」
土田「太田さん、とりあえずガンダム病棟に行こうか」
太田「俺は正常だー!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:56:05.37 ID:7c5fSMsv0
宮崎「太田さん大丈夫?」
太田「俺は大丈夫だから、二人に、水と砂糖を……!」
土田「いりません」
中田「いくら何でもそれはちょっと……」
太田「ですよねー。二人とも、もうちょっとマシなもの食べたいよね?」
土田「うん」
太田「そこで、提案です」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:58:29.97 ID:7c5fSMsv0
太田「優勝も準優勝もできなかった雑学王メンバーにおごってもらおう!」
後藤「え……そのために僕達を呼んだんですか?」
太田「それ以外に用はない!」
ひとり「理不尽すぎる……!」
伊集院「どうしてそういう結論に至ったんですか」
太田「俺だって奢って貰いたいからですよ」
太田「というわけで、奢ってくれる人ー!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:00:09.17 ID:7c5fSMsv0
太田「後藤、奢ってくれない?」
後藤「嫌ですよ。何で僕が」
太田「宝塚は儲かってるだろ」
後藤「いやいや、宝塚なんてトップにならなお金全然入らへん」
後藤「俺、宝塚ちゃうわ!」
太田「バラン後藤はダメだったか……」
後藤「その呼び方やめてくだしあ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:01:51.70 ID:7c5fSMsv0
太田「あべこうじは!?」
太田「イッタアアアアリァア奢ってくれよ」
太田「カネ持ってるだろ? R-1で優勝して」
あべこうじ「ないこともないですけどー」
あべこうじ「皆さんに奢るお金はない!」
太田「二度と頼まねぇ! こいつには二度と頼まねぇ!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:03:34.98 ID:7c5fSMsv0
太田「品川!」
品川「娘が生まれて今それどころじゃないです!」
太田「ビビる!」
ビビる「ムリです!」
太田「ジャングルポケット斉藤!」
斉藤「そんな楽じゃない仕事はありません」
太田「ったく、全員シケてやがる」
田中「お前が言うな!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:05:22.92 ID:7c5fSMsv0
太田「何でこんなお金持って無いメンバーばっかりなんだ……」
太田「何でこいつら呼んだんだ……」
太田「シーズン1終わって離脱したメンバーの方がお金もってそうだよなぁ」
田中「人の良し悪しを持ち金で決めてやるな!」
太田「……誰か、あの人たちに連絡つけられる人いないかなぁ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:07:27.12 ID:7c5fSMsv0
伊集院「呼びつけて奢らせるんですか……」
太田「もう、それしか俺がごちそう食べる方法がないじゃん」
東「目標変わってませんか?」
太田「そうだ東MAXお前金持ちなんだから奢ってくれても」
東「あれはウソでしたごめんなさい」
太田「そんなに奢るのが嫌なのか!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:09:24.66 ID:7c5fSMsv0
太田「誰か、連絡してくれ!」
麻木「……やくさんに電話してみようか?」
田中「いいの!?」
麻木「ダメもとでね。私が奢らされるよりは」
麻木「クイズ仲間だから連絡先は知っているし」
太田「さすが麻木姉さん!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:11:12.56 ID:7c5fSMsv0
麻木「えっと、携帯電話の番号はー」
ピッピッピ
麻木「……あー、もしもし、やくさん?」
やく『いいとも!』
麻木「……」
ブチッ
太田「え、何で切っちゃったの!?」
麻木「出オチ感があふれる言葉が飛び出てきたのよ……!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:12:46.93 ID:7c5fSMsv0
太田「おなかすいた……死ぬ……」
土田「もう奢るのは今度でいいですから」
太田「いーや、それじゃあ俺が納得できない!」
太田「この水道水と砂糖をお前たちが食うまでは!」
土田「水道水と砂糖でオゴリを済ませる気か!」
太田「……って、あれ?」
太田「ない! そういえばさっきまでここにあった砂糖と水道水がない!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:14:28.78 ID:7c5fSMsv0
太田「誰か食ったのか!?」
後藤「そんなん食わんでしょ」
品川「砂糖なんて食べたら健康に悪いですよ」
太田「じゃあ、砂糖と水道水はどこに!?」
麻木「……そういえば、宮崎さんがいない」
田中「本当だ!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:17:05.71 ID:7c5fSMsv0
太田「宮崎さんが持っていった……!?」
東「そんなバカな」
中田「でも、それ以外には……」
バンッ
宮崎「ごめんね、勝手に抜け出して」
伊集院「宮崎さん!」
宮崎「あと勝手に砂糖持ち出しちゃって……これ、作れるかなーって思って」
太田「これは……」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:18:38.96 ID:7c5fSMsv0
田中「カルメラですか?」
宮崎「うん」
宮崎「水道水と砂糖があったでしょ?」
宮崎「あとこれに重曹か卵白があれば作れるなーって思って」
宮崎「だからちょっと砂糖を拝借して」
宮崎「食堂の調理場と重曹を借りて作ってみたの」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:24:02.67 ID:7c5fSMsv0
カルメラとは、軽目焼きのことで
ポルトガル語の「甘いもの」(caramelo)からきています
作り方は金属製のおたまに水を入れて砂糖を溶き
火を直接かけて割り箸でかき混ぜます
とろみがついたら火を止めて、おたまを固く絞った布巾の上に置きます
そして割り箸の先に重曹をつけてお玉の中をしっかりとかき混ぜ
いいころあいの時に割り箸をさっと抜くとふくらんできます
そして再び火にかけておたまの縁のカルメラが溶け始めたら
お皿に引っくり返して完成!
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:25:29.16 ID:7c5fSMsv0
宮崎「食べてみて、食べてみて」
ガッ
土田「わーなつかしー」
中田「おばあちゃんの味だ」
宮崎「おばあちゃん……?」(ピキッ)
麻木「失礼よねー」
宮崎「太田さんも」
太田「いただきます!」
ガッ
太田「……んまい!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:27:06.18 ID:7c5fSMsv0
太田「普通に砂糖を食べるよりうまい!」
田中「そりゃそうだ」
太田「いやー、ありがたい!」
太田「これは今の俺には本当に嬉しい!」
宮崎「よかったー」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:28:41.58 ID:7c5fSMsv0
太田「これで俺、二人に奢ったことになるよな?」
土田「……もう、これでいいですよ」
中田「もうしゃぶしゃぶは諦めました」
土田「ただし!」
土田「次のシーズンでもこんな調子だったら本当に怒りますよ?」
太田「今度こそ気をつける!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:30:53.85 ID:7c5fSMsv0
そして
太田「雑学王シーズン3……」
ぐぎゅー
田中「太田さん、お腹鳴ってるよ!」
太田「ああ……塩水しか食ってないから」
田中「それ食った範囲に入んないからね?」
田中「何で食べないの? お小遣い貰ったんじゃないの?」
太田「土田に差し押さえられた……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:32:32.96 ID:7c5fSMsv0
土田「太田さんのお小遣いは優勝者が決まるまで俺が責任もって管理します」
太田「もうちょっと俺を信頼してくれよ」
土田「できませーん」
田中「自業自得だな」
太田「あああああVTRの食い物が羨ましい……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:34:18.39 ID:7c5fSMsv0
お小遣いは計画的に使いましょう
おしまい
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:35:03.53 ID:7c5fSMsv0 [28/28]
以上
太田の懐具合が寂しくなりすぎたら雑学王メンバー奢れない
↓
家から何か持って来るしかないんじゃないのか?
というところから始まりました
TVのSPに走って誰も来ないと思っていたら
何だかんだで書き込んでくれた人がいてくれてうれしい
VIPて、いいね。どうも、すいませんでした
品川「え、ひょっとして俺たちにもおごってくれるんですか?」
太田「まぁ、事情については後で話すとして」
太田「私は公約どおり、土田と中田におごります!」
中田「しゃぶしゃぶ♪」
太田「えーっと……ごめんなさい」
太田「ギロッポンでぶしゃぶしゃできません!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:45:23.28 ID:7c5fSMsv0
中田「えっ」
太田「ちょっと懐具合が寂しくて……」
太田「そんなぜいたくするお金はありません」
田中「ひどいな」
土田「じゃあ、パスタになるんですか?」
太田「パスタなんてぜいたくだー!」
土田「は?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:47:14.02 ID:7c5fSMsv0
土田「パスタもムリなんですか?」
太田「懐具合の寂しさが尋常ではないんです!」
土田「じゃあ……餃子の王将かー」
中田「でもまぁ、食べられるだけいいですよね」
太田「餃子の王将!?」
太田「今の俺には高すぎる!」
太田「今の俺の懐具合ではこれが限界です。許せ!」
ザンッ
伊集院「……ナニコレ!?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:49:13.25 ID:7c5fSMsv0
太田「何って……水道水と砂糖だよ」
太田「家からくすねてきました」
土田「ちょっと待って、ちゃんとした食い物ですらないじゃん!」
中田「どんだけお金なかったんですか!」
田中「だからお金はとっておけとあれほど……」
田中「太田さん家小遣い制なんだから」
田中「おごるのに使う予定だったお金を一体何に使ったの?」
太田「待ってください、これには深いわけが!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:51:33.77 ID:7c5fSMsv0
土田「何ですか?」
太田「衝動買いしたんです!」
田中「全然深くないじゃねーか!」
太田「ち、違うんです!」
太田「スパスパ人間学を学ぼうと思って本を衝動買いしたところ」
太田「バク天してもお金が出てこない状態に……」
麻木「わー」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:54:30.97 ID:7c5fSMsv0
太田「俺だって辛い思いしているんだよぉ!」
太田「外食する金とかないからここ何日かずっと水と砂糖と楽屋弁当!」
太田「腹へって死にそうで本当は人に奢る余裕なんてないんだ!」
太田「けど二人のために覚悟を決めて水と砂糖を持ってきたわけで」
土田「太田さん、とりあえずガンダム病棟に行こうか」
太田「俺は正常だー!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:56:05.37 ID:7c5fSMsv0
宮崎「太田さん大丈夫?」
太田「俺は大丈夫だから、二人に、水と砂糖を……!」
土田「いりません」
中田「いくら何でもそれはちょっと……」
太田「ですよねー。二人とも、もうちょっとマシなもの食べたいよね?」
土田「うん」
太田「そこで、提案です」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 19:58:29.97 ID:7c5fSMsv0
太田「優勝も準優勝もできなかった雑学王メンバーにおごってもらおう!」
後藤「え……そのために僕達を呼んだんですか?」
太田「それ以外に用はない!」
ひとり「理不尽すぎる……!」
伊集院「どうしてそういう結論に至ったんですか」
太田「俺だって奢って貰いたいからですよ」
太田「というわけで、奢ってくれる人ー!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:00:09.17 ID:7c5fSMsv0
太田「後藤、奢ってくれない?」
後藤「嫌ですよ。何で僕が」
太田「宝塚は儲かってるだろ」
後藤「いやいや、宝塚なんてトップにならなお金全然入らへん」
後藤「俺、宝塚ちゃうわ!」
太田「バラン後藤はダメだったか……」
後藤「その呼び方やめてくだしあ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:01:51.70 ID:7c5fSMsv0
太田「あべこうじは!?」
太田「イッタアアアアリァア奢ってくれよ」
太田「カネ持ってるだろ? R-1で優勝して」
あべこうじ「ないこともないですけどー」
あべこうじ「皆さんに奢るお金はない!」
太田「二度と頼まねぇ! こいつには二度と頼まねぇ!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:03:34.98 ID:7c5fSMsv0
太田「品川!」
品川「娘が生まれて今それどころじゃないです!」
太田「ビビる!」
ビビる「ムリです!」
太田「ジャングルポケット斉藤!」
斉藤「そんな楽じゃない仕事はありません」
太田「ったく、全員シケてやがる」
田中「お前が言うな!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:05:22.92 ID:7c5fSMsv0
太田「何でこんなお金持って無いメンバーばっかりなんだ……」
太田「何でこいつら呼んだんだ……」
太田「シーズン1終わって離脱したメンバーの方がお金もってそうだよなぁ」
田中「人の良し悪しを持ち金で決めてやるな!」
太田「……誰か、あの人たちに連絡つけられる人いないかなぁ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:07:27.12 ID:7c5fSMsv0
伊集院「呼びつけて奢らせるんですか……」
太田「もう、それしか俺がごちそう食べる方法がないじゃん」
東「目標変わってませんか?」
太田「そうだ東MAXお前金持ちなんだから奢ってくれても」
東「あれはウソでしたごめんなさい」
太田「そんなに奢るのが嫌なのか!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:09:24.66 ID:7c5fSMsv0
太田「誰か、連絡してくれ!」
麻木「……やくさんに電話してみようか?」
田中「いいの!?」
麻木「ダメもとでね。私が奢らされるよりは」
麻木「クイズ仲間だから連絡先は知っているし」
太田「さすが麻木姉さん!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:11:12.56 ID:7c5fSMsv0
麻木「えっと、携帯電話の番号はー」
ピッピッピ
麻木「……あー、もしもし、やくさん?」
やく『いいとも!』
麻木「……」
ブチッ
太田「え、何で切っちゃったの!?」
麻木「出オチ感があふれる言葉が飛び出てきたのよ……!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:12:46.93 ID:7c5fSMsv0
太田「おなかすいた……死ぬ……」
土田「もう奢るのは今度でいいですから」
太田「いーや、それじゃあ俺が納得できない!」
太田「この水道水と砂糖をお前たちが食うまでは!」
土田「水道水と砂糖でオゴリを済ませる気か!」
太田「……って、あれ?」
太田「ない! そういえばさっきまでここにあった砂糖と水道水がない!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:14:28.78 ID:7c5fSMsv0
太田「誰か食ったのか!?」
後藤「そんなん食わんでしょ」
品川「砂糖なんて食べたら健康に悪いですよ」
太田「じゃあ、砂糖と水道水はどこに!?」
麻木「……そういえば、宮崎さんがいない」
田中「本当だ!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:17:05.71 ID:7c5fSMsv0
太田「宮崎さんが持っていった……!?」
東「そんなバカな」
中田「でも、それ以外には……」
バンッ
宮崎「ごめんね、勝手に抜け出して」
伊集院「宮崎さん!」
宮崎「あと勝手に砂糖持ち出しちゃって……これ、作れるかなーって思って」
太田「これは……」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:18:38.96 ID:7c5fSMsv0
田中「カルメラですか?」
宮崎「うん」
宮崎「水道水と砂糖があったでしょ?」
宮崎「あとこれに重曹か卵白があれば作れるなーって思って」
宮崎「だからちょっと砂糖を拝借して」
宮崎「食堂の調理場と重曹を借りて作ってみたの」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:24:02.67 ID:7c5fSMsv0
カルメラとは、軽目焼きのことで
ポルトガル語の「甘いもの」(caramelo)からきています
作り方は金属製のおたまに水を入れて砂糖を溶き
火を直接かけて割り箸でかき混ぜます
とろみがついたら火を止めて、おたまを固く絞った布巾の上に置きます
そして割り箸の先に重曹をつけてお玉の中をしっかりとかき混ぜ
いいころあいの時に割り箸をさっと抜くとふくらんできます
そして再び火にかけておたまの縁のカルメラが溶け始めたら
お皿に引っくり返して完成!
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:25:29.16 ID:7c5fSMsv0
宮崎「食べてみて、食べてみて」
ガッ
土田「わーなつかしー」
中田「おばあちゃんの味だ」
宮崎「おばあちゃん……?」(ピキッ)
麻木「失礼よねー」
宮崎「太田さんも」
太田「いただきます!」
ガッ
太田「……んまい!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:27:06.18 ID:7c5fSMsv0
太田「普通に砂糖を食べるよりうまい!」
田中「そりゃそうだ」
太田「いやー、ありがたい!」
太田「これは今の俺には本当に嬉しい!」
宮崎「よかったー」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:28:41.58 ID:7c5fSMsv0
太田「これで俺、二人に奢ったことになるよな?」
土田「……もう、これでいいですよ」
中田「もうしゃぶしゃぶは諦めました」
土田「ただし!」
土田「次のシーズンでもこんな調子だったら本当に怒りますよ?」
太田「今度こそ気をつける!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:30:53.85 ID:7c5fSMsv0
そして
太田「雑学王シーズン3……」
ぐぎゅー
田中「太田さん、お腹鳴ってるよ!」
太田「ああ……塩水しか食ってないから」
田中「それ食った範囲に入んないからね?」
田中「何で食べないの? お小遣い貰ったんじゃないの?」
太田「土田に差し押さえられた……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:32:32.96 ID:7c5fSMsv0
土田「太田さんのお小遣いは優勝者が決まるまで俺が責任もって管理します」
太田「もうちょっと俺を信頼してくれよ」
土田「できませーん」
田中「自業自得だな」
太田「あああああVTRの食い物が羨ましい……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:34:18.39 ID:7c5fSMsv0
お小遣いは計画的に使いましょう
おしまい
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/29(水) 20:35:03.53 ID:7c5fSMsv0 [28/28]
以上
太田の懐具合が寂しくなりすぎたら雑学王メンバー奢れない
↓
家から何か持って来るしかないんじゃないのか?
というところから始まりました
TVのSPに走って誰も来ないと思っていたら
何だかんだで書き込んでくれた人がいてくれてうれしい
VIPて、いいね。どうも、すいませんでした
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