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唯「サイクロン!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:12:38.65 ID:XCkYN15Y0 [1/43]
紬「今日はパンプキンタルトを持ってきたの~」
唯「わーい!」
梓「その前に練習を…」
律「ケーキの後にちゃんとやるって!」
澪「梓、諦めも肝心だ…」
唯(ん…憂から電話だ)
唯「あっ電話来てる!ちょっと出るね!」
紬「今日はパンプキンタルトを持ってきたの~」
唯「わーい!」
梓「その前に練習を…」
律「ケーキの後にちゃんとやるって!」
澪「梓、諦めも肝心だ…」
唯(ん…憂から電話だ)
唯「あっ電話来てる!ちょっと出るね!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:26:13.00 ID:XCkYN15Y0 [2/43]
唯「もしもし~?」
憂「お姉ちゃん!学校裏にある団地の公園にドーパントが!」
唯「うん、わかった!じゃあすぐ帰るね」
梓「?」
律「どうした?」
唯「ごめんね、ちょっとお母さんに帰るように言われちゃって…」
紬「あらあら…」
唯「ムギちゃんのケーキが食べられないのが残念だけど」ウルウル
律「唯が帰るんじゃ、今日は練習にならないな!」
澪「ギターは梓がいるだろ」ペチ
律「いてっ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:40:10.14 ID:XCkYN15Y0
紬「じゃあ明日は唯ちゃんの為にケーキ奮発しちゃおうかしら~。」
唯「ほんと!?」キラキラ
唯「じゃあイチゴたっぷりのショートケーキがいいなぁ!」
紬「わかったわ。」ニコ
律「遅れたら唯のイチゴ食っちゃうからなー。」
唯「りっちゃんのいじわるー!」
唯「じゃあみんなごめんね」
澪「いいって。」
律「気ぃつけて帰れよー。」
唯「うん!ばいばーい!」
梓「……。」
唯(早く行かなきゃ…!)タタッ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:56:43.81 ID:XCkYN15Y0
唯「はぁっはぁっ……、いた!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うい!遅くなってごめん!」
憂「大丈夫、まだ被害は大きくなってないから」
唯「暴れてないってこと?」
憂「うん…ずっと騒いでるだけなの」
唯「……?とりあえず止めに行こう!」
憂「うんっ」
唯「やめなさーい!」
ドーパント「!?」
唯「みんな逃げて!」
子供「うわーん」テケテケ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:10:41.23 ID:XCkYN15Y0
唯「子供相手に何する気!?」
ドーパント「うるさいうるさい!僕がいじめられてたんだ!!」
憂(子供……?)
唯「嘘!そんな大きい体で子供相手にじめられるわけないでしょ!」
ドーパント「またうそつきって言った…!」
ドーパント「もういいよ!お前らも台風で飛んでけーっ!!」
憂「ッ、お姉ちゃん危ない!」タッ
唯「ひょわああああっ!?」
ドーパントの指先から出た物に体がかすると
突然あたりが暗くなり突風と雨が向かってくる
唯「つっ冷たいーっ」
憂「お姉ちゃん捕まって!」
憂はとっさに遊具に捕まり唯の手を掴む
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:22:13.55 ID:XCkYN15Y0
憂「お姉ちゃん!ガジェットで…!」
唯「うあっうん…っ」
もう片方の手で必死に鞄をあさり
中からバットショットを取り出すと宙へ投げた
唯「お願い!」
バットショット「!!」パタパタ
ドーパントが姿を消すと風と雨は止み、いつの間にか太陽が顔を出した
憂「…あれ?」
唯「服がぬれてないよ?」
憂「あ…ほんとだ…」
唯「なんのメモリだったんだろう…」
憂「夢…幻想…?…一旦お家に帰ろうか、お姉ちゃん。」
唯「うん、そだねー。」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:47:29.38 ID:XCkYN15Y0
唯「ただいまー。」
憂「お姉ちゃん、念のため制服クリーニングに出すから、着替えたら置いておいてね?」
唯「はーい!さて、ケーキ食べられなかったからアイス食べちゃおーっと♪」
憂「もうっ……・。」
憂(あのドーパント…声が子供だったな…なんのメモリなんだろう…。)
唯「あいすー♪」
窓「」コツコツ
憂「?」
唯「あっこうもりちゃん帰ってきた!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:15:58.17 ID:XCkYN15Y0
憂「さっきのドーパントの写真だね。」
唯「これは…男の子?」
憂「…この子がドーパントみたいだね。」
唯「えっでも子供だよ?」
憂「だってほら、この写真、背景が同じだもん。」
唯「あ…ほんとだ…。子供にメモリをさすなんて酷い…。」
憂「もう夕方だし、明日学校が終わったらこの子に話を聞いてみよう?」
唯「そだね。じゃあ今日と明日の分ギー太弾いてこよっと!」テテテ
憂「ご飯出来たら呼ぶね。」
唯「うんー!」
憂「バットショットは、男の子を見張ってて。」
バットショット「」パタパタ
??「!……。」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:24:21.57 ID:XCkYN15Y0
-よくじつ!-
唯「…ほんとにごめんね、りっちゃん。」
律「仕方ないって、あやまるなよ。」
澪「そうだよ、お母さんの具合が良くないんじゃ早く帰った方がいい。」
紬「季節の変わり目は不安定だものね…。」
唯「う、うん…。」
唯(嘘つくのって辛いよー!)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:38:22.80 ID:XCkYN15Y0
唯「おまたせ~。」
憂「お姉ちゃん!」
唯「ふぃ、嘘つくの大変だったよー。」
憂「ごめんね、部活お休みさせて…。」
唯「ううん、部活も大事だけど、ドーパントを放っておくわけにもいかないしね!」
憂「ありがとう。あの子の家はあの団地の近くみたい。」
澪「…というわけで、唯は今日先に帰ったから。」
梓「そうだったんですか。」
紬「せっかくショートケーキにしたのに、残念だわ。」
律「というわけで、今日の練習は休みに」
梓「 し ま せ ん 。 」
律「あうっ」
梓「まったく!…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:50:02.04 ID:XCkYN15Y0
憂「…ここ、かな?」
唯「学校終わって帰って来てるかなぁ…」
???「あの…」
唯「ほえ?」
男の子「僕のうちに何か用、ですか…?」
唯憂(あっ…。)
男の子「……?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:57:48.42 ID:XCkYN15Y0
唯「え、えっと~…」ソワソワ
憂「ちょっと聞きたいことがあるの…いいかな。」
男の子「…うん。荷物置いてくるから待ってて。」カチャ パタン
唯「うい~ありがと~。」
憂「ううん。…お母さん、お家に居ないのかな。」
唯「あ、今鍵開けて入ってたもんね…。」
憂「うん…昔は寂しかったなぁ、お家に一人でいるの。」
唯「うぃ…」
憂「あっ今は平気だよ!お洗濯とかお料理とか、楽しいから」ニコ
唯「うん、ありがとう、ういのごはん大好き!」
男の子「あの…」ガチャ
唯「あっ」
男の子「話、あっちの公園でもいい?」
憂「うん。じゃあ、歩きながら少しずつ。」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:01:30.37 ID:XCkYN15Y0
公園に向かいながら話してわかったこと
親が共働きである
放課後は近くの公園で遊ぶ
最近友達とけんかした
やけにすらすら話してくれる男の子に、憂は少し違和感を感じた。
そして着いた公園は昨日の団地公園だった。
唯(あ…。)
男の子「ここがよく遊ぶ公園。けんかしたのもここ。」
憂「そうなんだ…。」
男の子「…お姉ちゃんたち、これの話でしょ?」
唯憂「!!」
男の子がポケットから取り出して見せたのはガイアメモリだった。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:33:13.35 ID:XCkYN15Y0
唯「それ…どうしたの?」
男の子「もらった。」
憂「誰、から?」
男の子「知らない人から」
唯憂「……。」
憂「…あのね、それ、とっても危ないものなの。」
憂「だから、お姉ちゃんに預けてくれないかな…?」
男の子「…やだ。」
憂「っ…」
唯「で、でもね、それを使うとお友達に怪我させちゃうかも」
男の子「知ってるよ。…お姉ちゃんたち、昨日いたでしょ?」
唯「あ…。」
男の子「だから話したんだよ。もうバレてるから。」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:47:45.40 ID:XCkYN15Y0
唯「危ないってわかってて使うの?」
男の子「だって…だってあいつらが僕のこと…っ」
憂「?…何か、言われたの?」
男の子「…さっき、お父さんもお母さんも、昼間は仕事してるって言ったよね。」
男の子「なのに…お前は親が居ないとか…捨てられたとか…」
男の子「違うって言ったらうそつき呼ばわりされて…」
男の子「僕は何も悪いことしてないのに…」
男の子「学校でも僕が話すこと全部嘘にされて、誰も信じてくれない…」
唯「で、でも…」
男の子「そしたら、知らないお姉さんがこれをくれたんだ。」
男の子「『信じてもらえないなら、信じさせればいい』、って……。」
唯「っ!」
憂「やめて…!」
男の子の額にコネクタが現れ、ガイアメモリを押す
カチッ \ヒュプノシス!/
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 12:55:55.28 ID:XCkYN15Y0
男の子はコネクタにメモリをさし、ドーパントへ変化
ドーパント「お姉ちゃんたちも僕のこと信じてくれないなら…っ」
憂「!お姉ちゃん危ないっ!」
唯「きゃっ……憂ッ!!」
憂「…っ」
ドーパントの指先から出た小さな球体が憂にあたる。
しかし外傷はつかずも、憂はその場に倒れた。
唯「憂!うい!?」
憂「ん・・・お姉ちゃん、大丈夫?」
唯「憂こそ平気なの!?痛くない!?」
憂「うん、大丈夫。」
憂「じゃあ、帰ろっか。」ニコ
唯「え・・・?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 12:59:42.34 ID:XCkYN15Y0
憂「ん?」
唯「で、でもドーパントが・・・」
憂「え?ちゃんと返してくれたじゃない、ほら。」
差し出された憂の手には何も乗っていない。
唯「うい・・・どうしちゃったの・・・!?」
憂「・・・?」
ドーパント「わあッ」バタッ
唯「!?」
???「二人だけで行動するなって言ってるでしょ、唯。」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:06:26.03 ID:XCkYN15Y0
唯「あっのどかちゃん!!」
唯が振り返るとエンジンブレードを持った和の姿が。
和「ヒュプノシスメモリ…催眠ね。」
和「おそらく憂はドーパントの攻撃で『メモリを返してもらった』って催眠をかけられたんだわ。」
唯「そ、そんなぁ…」
和「私が彼を何とかするから、唯は憂と隠れてなさい。」
唯「う、うん…!」
ドーパント「う…また違うお姉ちゃん…」
和「懲りない子ね…。」
カチッ \アクセル!/
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:23:46.97 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「!!っ…」ダッ
アクセル「待ちなさい!」ダッ
唯「うい~」メソメソ
憂「??」
ドーパント「なんで…なんで皆僕のこと…っ」
アクセル(相手は子供…下手な攻撃は出来ない…)
カチッ \エンジン!/
アクセル「まずは足止めを…ッ」
\スチーム!/
ドーパント「わっ何これ…っ」
アクセル「いたずらが過ぎると余計友達なくすわよ!」ザッ
ドーパント「いたっ」バタッ
蒸気でドーパントの足が止まるとアクセルが背後からスライディングで足を取る
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:31:06.37 ID:XCkYN15Y0
憂「!…あれ?」
唯「ういー思い出してよー」メソメソ
憂「お姉ちゃん…?」
唯「うぅ」メソメソ
憂「えーっと……あっあの男の子は!?」
唯「うい…?思い出したの!?」
憂「えと…よくわからない…」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:33:01.99 ID:XCkYN15Y0
唯「あのねっあの子が持っていたのはヒノ…ぴゅ…ぴゅのくらす…?」
憂「ぴゅのくらす…?」
唯「なんかね、催眠術のガイアメモリなんだって!」
憂「ヒュプノシス?」
唯「そうそう、それそれ!」
唯「和ちゃんが助けてくれたんだよー」
憂「そうだったんだ…ごめんね、お姉ちゃん…」
唯「ううん、さぁ、和ちゃんのところに行こう!」タッ
憂「うんっ!」タタッ
45 名前:修正[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:34:35.68 ID:XCkYN15Y0
唯「あのねっあの子が持っていたのはヒノ…ぴゅ…ぴゅのくらす…?」
憂「ぴゅのくらす…?」
唯「なんかね、催眠術のガイアメモリなんだって!」
憂「ヒュプノシス?」
唯「そうそう、それそれ!」
唯「憂が『メモリを返してもらった』って催眠掛けられちゃったんだけど」
唯「和ちゃんが助けてくれたんだよー」
憂「そうだったんだ…ごめんね、お姉ちゃん…」
唯「ううん、さぁ、和ちゃんのところに行こう!」タッ
憂「うんっ!」タタッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:41:40.03 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「うぅ…」フラリ
アクセル「出来れば素直にメモリを渡して欲しいけど…そうは行かないのよね?」
ドーパント「僕は悪くない…嘘つきだっていうあいつらが悪いんだ…っ」バッ
アクセル「ッ」キンッ シュッ
こちらへ向かってくるドーパントをブレードで払うとそのまま背中を軽く切りつける
ドーパント「うっ…痛くない…切られてなんかないっ」ヒュンッ
アクセル「な…っ」
ドーパントの背中の傷が消える
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:49:06.82 ID:XCkYN15Y0
唯「和ちゃん!!」
アクセル「唯、憂!」
憂「ごめんね、和ちゃん、私…!」
アクセル「そんなのはいいから、早く変身なさい!」
唯「うん!いくよ、うい!」
憂「うん、お姉ちゃんっ」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
唯がその場に倒れ変身
W「さぁ、あなたの罪を数えて!」
48 名前:修正[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:50:23.92 ID:XCkYN15Y0
唯「和ちゃん!!」
アクセル「唯、憂!」
憂「ごめんね、和ちゃん、私…!」
アクセル「そんなのはいいから、早く変身なさい!」
唯「うん!いくよ、うい!」
憂「うん、お姉ちゃんっ」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
唯憂「変身!」
唯がその場に倒れ変身
W「さぁ、あなたの罪を数えて!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 15:49:33.36 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「僕ばっかり悪者にしてぇ…っ」ヒュンッヒュンッ
W唯「わあぁっ」
W憂「きゃっ」
アクセル「唯!憂!」
W憂「あれに当たったら駄目なんだよね…」
W唯「うん!」
W憂「じゃあ…」
カチッ \メタル!/
ジョーカーメモリを変更
メタルシャフトを装備し、回しながら相手の攻撃を跳ね返しながら接近
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 15:59:14.24 ID:XCkYN15Y0
W唯「うりゃあ!」
ドーパント「がッ」グッ ヒュンッ
W唯「あり?」
W憂「きゃあっ!?」
アクセル「唯!!」
メタルシャフトを振りかざすがドーパントに取られ体ごと投げられる
W憂「いたた…」
W唯「ごめん、うぃ…」
W憂「大丈夫。…でも、あの攻撃を交わしながらメモリブレイクするには…。」
W唯「…とにかくやってみよう!」
カチッ \ルナ!/
W唯「むぅぅぅ!!」ダッ
ドーパント「しつこいって、ば!」ヒュンッ
先程同様出された攻撃をメタルシャフトでかわし接近
また掴まれて投げられる
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:11:26.93 ID:XCkYN15Y0
アクセル「唯!!」
W唯「引っかかったね!」
空中で回転し体制をもどすとメタルシャフトを伸ばしドーパントを締め付けるよう拘束
ドーパント「ぐぁっ…離せ、ぇ…っ」
W唯「和ちゃんっ」
アクセル「えぇ!」
カチッ \エンジン!/ \ジェット!/
アクセル「ちょっと我慢しなさい」バッ
メモリを装着しブレードの先からエネルギー弾を発射
ドーパント「かは…っ」バタッ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:19:11.03 ID:XCkYN15Y0
W唯「よしっ」
W憂「今のうちに!」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
カチッ \アクセル!/
\マキシマムドライブ!/
アクセル「振り切るわよ!」
W「ジョーカーエクストリーームっ」
ドーパント「わあああああああああああああ」
どっかーん
パキッ
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:27:43.36 ID:XCkYN15Y0
和「…この子、どうしようかしら。」
唯「あ、私たち家わかるからおぶってくよ。」
和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね。」
憂「うん、ありがとう、和ちゃん!」
唯「じゃあ、行こっか、っ!?」
憂「きゃっ…なに…!?」
和を見送り男の子をおぶろうとしたところで突然突風に襲われる
???「先輩たちが今まで邪魔してくれていたんですね。」
唯「ふぇ?」キョロキョロ
憂「お、おねえちゃんっ上!」
唯「お?」
憂の指差す方へ視線を向けると、マンションの屋上にドーパントの姿があった
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:38:58.74 ID:XCkYN15Y0
唯「だ…誰…?」
???「わぁ、誰?なんて酷いですね、唯せんぱい?」
唯「えっえっ?」オロオロ
憂「この声、って…」
ドーパントがふわりと二人の前へ降り立ち、ドーパント体を解除
憂「ッ!!」
唯「……あず、にゃん…?」
梓「メモリを撒いても撒いても壊されてると思ったら唯先輩たちだったなんて…」
梓「予想外すぎです。」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:41:58.21 ID:XCkYN15Y0
唯「ど…どういうこと…?」
梓「わからないんですかぁ?先輩にぶちんですねっ」クスクス
梓は笑いながら自分の鞄を開いて見せる。
中には未使用のガイアメモリが詰め込まれていた。
憂「あずさちゃん、どうして…!?」
梓「『どうして』?素敵なものだから、みーんなに配ってるの。なにかいけない?」
唯「素敵なもの?この子(気絶した男の子)を見てそんなこと言えるの!?」
梓「…その子は不幸だったんです。だって先輩に見つかっちゃったから。」
梓「先輩に見つからなければ、メモリを使って幸せな人生だったのに。」
梓「先輩が彼を『そう』させたんですよ?」
唯「わたし、が…?」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:44:57.31 ID:XCkYN15Y0
憂「梓ちゃんやめてっ」
梓「憂も同じだからね。」
憂「っ…間違ってるよ、梓ちゃん…」
梓「はぁ……もういいです。」
梓「とにかく、今後は私の邪魔をしないでくださいね?」
唯「……駄目だよ…。」
梓「……。」ムッ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:48:20.58 ID:XCkYN15Y0
唯「こんなの、駄目だよ…もとのあずにゃんに戻ってよ…」ポロポロ
梓「…うるさいっ、私は常に正しいです!私が間違うことはないです!」
カチッ \ナスカ!/
メモリをさしナスカドーパント(赤)へ変身する梓。
すぐさま武器を振り回し二人を吹き飛ばす。
唯憂「きゃあッ」ドサッ
ナスカ「これ以上私の邪魔をするなら、例え唯先輩と憂でも容赦しませんから!」ヒュンッ
憂「う……。」
唯「……。」ポロポロ
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:51:07.63 ID:XCkYN15Y0
男の子を玄関先へ寝かせ、自宅へ戻った二人。
憂「お姉ちゃん、傷大丈夫…?」
唯「うん…。」
憂「……どうして、梓ちゃんがあんなことを…。」
唯「わかんない…今までずっと仲良しだったのに…急に、あんなこと言われても…わかんないよ…。」シュン
憂「お姉ちゃん…。」
その日、唯がギー太を鳴らすことはなかった。
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:55:34.25 ID:XCkYN15Y0
よくあさ!
唯「……。」テクテク
憂「……。」テクテク
唯「…うい、あずにゃんと、どうするの…?」
憂「わからないよ…学校じゃ何もしてこないと思うけど…。」
唯「うん…私も、部活でどうしよう…。」
???「唯せんぱーい!ういー!」
唯憂「!!?」
俯き加減で歩いていると後ろから声を掛けられ二人同時に振り返る
梓「おはようございます!」ニコッ
そこには『いつもと同じ笑顔』の梓が立っていた。
おわり。
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:59:09.11 ID:XCkYN15Y0 [42/43]
スレタイ見てあずにゃんを赤ナスカにしたがために書き始めました。
なので、中身はかなりやっつけです。
バトル中の動きやメモリブレイクはぐぐりなかがら書いたので
間違ってたらすみません('A`)
気がついたときに他のライダーのセリフぶちこんだんだけど
やさぐるまさんが出せなかったのが残念。
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:06:18.11 ID:kD4dbOIcO
なるほど…つまり
梓:ナスカ(タブー)
澪:クレイドール
あずにゃん2号:スミロドン
紬:テラー
というわけか
律はなんだろうな
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:13:02.31 ID:XCkYN15Y0 [43/43]
スミロドンはあずにゃん2号じゃなくてトンちゃんにしてやろうぜ
唯「もしもし~?」
憂「お姉ちゃん!学校裏にある団地の公園にドーパントが!」
唯「うん、わかった!じゃあすぐ帰るね」
梓「?」
律「どうした?」
唯「ごめんね、ちょっとお母さんに帰るように言われちゃって…」
紬「あらあら…」
唯「ムギちゃんのケーキが食べられないのが残念だけど」ウルウル
律「唯が帰るんじゃ、今日は練習にならないな!」
澪「ギターは梓がいるだろ」ペチ
律「いてっ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:40:10.14 ID:XCkYN15Y0
紬「じゃあ明日は唯ちゃんの為にケーキ奮発しちゃおうかしら~。」
唯「ほんと!?」キラキラ
唯「じゃあイチゴたっぷりのショートケーキがいいなぁ!」
紬「わかったわ。」ニコ
律「遅れたら唯のイチゴ食っちゃうからなー。」
唯「りっちゃんのいじわるー!」
唯「じゃあみんなごめんね」
澪「いいって。」
律「気ぃつけて帰れよー。」
唯「うん!ばいばーい!」
梓「……。」
唯(早く行かなきゃ…!)タタッ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 09:56:43.81 ID:XCkYN15Y0
唯「はぁっはぁっ……、いた!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うい!遅くなってごめん!」
憂「大丈夫、まだ被害は大きくなってないから」
唯「暴れてないってこと?」
憂「うん…ずっと騒いでるだけなの」
唯「……?とりあえず止めに行こう!」
憂「うんっ」
唯「やめなさーい!」
ドーパント「!?」
唯「みんな逃げて!」
子供「うわーん」テケテケ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:10:41.23 ID:XCkYN15Y0
唯「子供相手に何する気!?」
ドーパント「うるさいうるさい!僕がいじめられてたんだ!!」
憂(子供……?)
唯「嘘!そんな大きい体で子供相手にじめられるわけないでしょ!」
ドーパント「またうそつきって言った…!」
ドーパント「もういいよ!お前らも台風で飛んでけーっ!!」
憂「ッ、お姉ちゃん危ない!」タッ
唯「ひょわああああっ!?」
ドーパントの指先から出た物に体がかすると
突然あたりが暗くなり突風と雨が向かってくる
唯「つっ冷たいーっ」
憂「お姉ちゃん捕まって!」
憂はとっさに遊具に捕まり唯の手を掴む
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:22:13.55 ID:XCkYN15Y0
憂「お姉ちゃん!ガジェットで…!」
唯「うあっうん…っ」
もう片方の手で必死に鞄をあさり
中からバットショットを取り出すと宙へ投げた
唯「お願い!」
バットショット「!!」パタパタ
ドーパントが姿を消すと風と雨は止み、いつの間にか太陽が顔を出した
憂「…あれ?」
唯「服がぬれてないよ?」
憂「あ…ほんとだ…」
唯「なんのメモリだったんだろう…」
憂「夢…幻想…?…一旦お家に帰ろうか、お姉ちゃん。」
唯「うん、そだねー。」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 10:47:29.38 ID:XCkYN15Y0
唯「ただいまー。」
憂「お姉ちゃん、念のため制服クリーニングに出すから、着替えたら置いておいてね?」
唯「はーい!さて、ケーキ食べられなかったからアイス食べちゃおーっと♪」
憂「もうっ……・。」
憂(あのドーパント…声が子供だったな…なんのメモリなんだろう…。)
唯「あいすー♪」
窓「」コツコツ
憂「?」
唯「あっこうもりちゃん帰ってきた!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:15:58.17 ID:XCkYN15Y0
憂「さっきのドーパントの写真だね。」
唯「これは…男の子?」
憂「…この子がドーパントみたいだね。」
唯「えっでも子供だよ?」
憂「だってほら、この写真、背景が同じだもん。」
唯「あ…ほんとだ…。子供にメモリをさすなんて酷い…。」
憂「もう夕方だし、明日学校が終わったらこの子に話を聞いてみよう?」
唯「そだね。じゃあ今日と明日の分ギー太弾いてこよっと!」テテテ
憂「ご飯出来たら呼ぶね。」
唯「うんー!」
憂「バットショットは、男の子を見張ってて。」
バットショット「」パタパタ
??「!……。」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:24:21.57 ID:XCkYN15Y0
-よくじつ!-
唯「…ほんとにごめんね、りっちゃん。」
律「仕方ないって、あやまるなよ。」
澪「そうだよ、お母さんの具合が良くないんじゃ早く帰った方がいい。」
紬「季節の変わり目は不安定だものね…。」
唯「う、うん…。」
唯(嘘つくのって辛いよー!)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:38:22.80 ID:XCkYN15Y0
唯「おまたせ~。」
憂「お姉ちゃん!」
唯「ふぃ、嘘つくの大変だったよー。」
憂「ごめんね、部活お休みさせて…。」
唯「ううん、部活も大事だけど、ドーパントを放っておくわけにもいかないしね!」
憂「ありがとう。あの子の家はあの団地の近くみたい。」
澪「…というわけで、唯は今日先に帰ったから。」
梓「そうだったんですか。」
紬「せっかくショートケーキにしたのに、残念だわ。」
律「というわけで、今日の練習は休みに」
梓「 し ま せ ん 。 」
律「あうっ」
梓「まったく!…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:50:02.04 ID:XCkYN15Y0
憂「…ここ、かな?」
唯「学校終わって帰って来てるかなぁ…」
???「あの…」
唯「ほえ?」
男の子「僕のうちに何か用、ですか…?」
唯憂(あっ…。)
男の子「……?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 11:57:48.42 ID:XCkYN15Y0
唯「え、えっと~…」ソワソワ
憂「ちょっと聞きたいことがあるの…いいかな。」
男の子「…うん。荷物置いてくるから待ってて。」カチャ パタン
唯「うい~ありがと~。」
憂「ううん。…お母さん、お家に居ないのかな。」
唯「あ、今鍵開けて入ってたもんね…。」
憂「うん…昔は寂しかったなぁ、お家に一人でいるの。」
唯「うぃ…」
憂「あっ今は平気だよ!お洗濯とかお料理とか、楽しいから」ニコ
唯「うん、ありがとう、ういのごはん大好き!」
男の子「あの…」ガチャ
唯「あっ」
男の子「話、あっちの公園でもいい?」
憂「うん。じゃあ、歩きながら少しずつ。」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:01:30.37 ID:XCkYN15Y0
公園に向かいながら話してわかったこと
親が共働きである
放課後は近くの公園で遊ぶ
最近友達とけんかした
やけにすらすら話してくれる男の子に、憂は少し違和感を感じた。
そして着いた公園は昨日の団地公園だった。
唯(あ…。)
男の子「ここがよく遊ぶ公園。けんかしたのもここ。」
憂「そうなんだ…。」
男の子「…お姉ちゃんたち、これの話でしょ?」
唯憂「!!」
男の子がポケットから取り出して見せたのはガイアメモリだった。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:33:13.35 ID:XCkYN15Y0
唯「それ…どうしたの?」
男の子「もらった。」
憂「誰、から?」
男の子「知らない人から」
唯憂「……。」
憂「…あのね、それ、とっても危ないものなの。」
憂「だから、お姉ちゃんに預けてくれないかな…?」
男の子「…やだ。」
憂「っ…」
唯「で、でもね、それを使うとお友達に怪我させちゃうかも」
男の子「知ってるよ。…お姉ちゃんたち、昨日いたでしょ?」
唯「あ…。」
男の子「だから話したんだよ。もうバレてるから。」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 12:47:45.40 ID:XCkYN15Y0
唯「危ないってわかってて使うの?」
男の子「だって…だってあいつらが僕のこと…っ」
憂「?…何か、言われたの?」
男の子「…さっき、お父さんもお母さんも、昼間は仕事してるって言ったよね。」
男の子「なのに…お前は親が居ないとか…捨てられたとか…」
男の子「違うって言ったらうそつき呼ばわりされて…」
男の子「僕は何も悪いことしてないのに…」
男の子「学校でも僕が話すこと全部嘘にされて、誰も信じてくれない…」
唯「で、でも…」
男の子「そしたら、知らないお姉さんがこれをくれたんだ。」
男の子「『信じてもらえないなら、信じさせればいい』、って……。」
唯「っ!」
憂「やめて…!」
男の子の額にコネクタが現れ、ガイアメモリを押す
カチッ \ヒュプノシス!/
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 12:55:55.28 ID:XCkYN15Y0
男の子はコネクタにメモリをさし、ドーパントへ変化
ドーパント「お姉ちゃんたちも僕のこと信じてくれないなら…っ」
憂「!お姉ちゃん危ないっ!」
唯「きゃっ……憂ッ!!」
憂「…っ」
ドーパントの指先から出た小さな球体が憂にあたる。
しかし外傷はつかずも、憂はその場に倒れた。
唯「憂!うい!?」
憂「ん・・・お姉ちゃん、大丈夫?」
唯「憂こそ平気なの!?痛くない!?」
憂「うん、大丈夫。」
憂「じゃあ、帰ろっか。」ニコ
唯「え・・・?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 12:59:42.34 ID:XCkYN15Y0
憂「ん?」
唯「で、でもドーパントが・・・」
憂「え?ちゃんと返してくれたじゃない、ほら。」
差し出された憂の手には何も乗っていない。
唯「うい・・・どうしちゃったの・・・!?」
憂「・・・?」
ドーパント「わあッ」バタッ
唯「!?」
???「二人だけで行動するなって言ってるでしょ、唯。」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:06:26.03 ID:XCkYN15Y0
唯「あっのどかちゃん!!」
唯が振り返るとエンジンブレードを持った和の姿が。
和「ヒュプノシスメモリ…催眠ね。」
和「おそらく憂はドーパントの攻撃で『メモリを返してもらった』って催眠をかけられたんだわ。」
唯「そ、そんなぁ…」
和「私が彼を何とかするから、唯は憂と隠れてなさい。」
唯「う、うん…!」
ドーパント「う…また違うお姉ちゃん…」
和「懲りない子ね…。」
カチッ \アクセル!/
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:23:46.97 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「!!っ…」ダッ
アクセル「待ちなさい!」ダッ
唯「うい~」メソメソ
憂「??」
ドーパント「なんで…なんで皆僕のこと…っ」
アクセル(相手は子供…下手な攻撃は出来ない…)
カチッ \エンジン!/
アクセル「まずは足止めを…ッ」
\スチーム!/
ドーパント「わっ何これ…っ」
アクセル「いたずらが過ぎると余計友達なくすわよ!」ザッ
ドーパント「いたっ」バタッ
蒸気でドーパントの足が止まるとアクセルが背後からスライディングで足を取る
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:31:06.37 ID:XCkYN15Y0
憂「!…あれ?」
唯「ういー思い出してよー」メソメソ
憂「お姉ちゃん…?」
唯「うぅ」メソメソ
憂「えーっと……あっあの男の子は!?」
唯「うい…?思い出したの!?」
憂「えと…よくわからない…」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:33:01.99 ID:XCkYN15Y0
唯「あのねっあの子が持っていたのはヒノ…ぴゅ…ぴゅのくらす…?」
憂「ぴゅのくらす…?」
唯「なんかね、催眠術のガイアメモリなんだって!」
憂「ヒュプノシス?」
唯「そうそう、それそれ!」
唯「和ちゃんが助けてくれたんだよー」
憂「そうだったんだ…ごめんね、お姉ちゃん…」
唯「ううん、さぁ、和ちゃんのところに行こう!」タッ
憂「うんっ!」タタッ
45 名前:修正[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:34:35.68 ID:XCkYN15Y0
唯「あのねっあの子が持っていたのはヒノ…ぴゅ…ぴゅのくらす…?」
憂「ぴゅのくらす…?」
唯「なんかね、催眠術のガイアメモリなんだって!」
憂「ヒュプノシス?」
唯「そうそう、それそれ!」
唯「憂が『メモリを返してもらった』って催眠掛けられちゃったんだけど」
唯「和ちゃんが助けてくれたんだよー」
憂「そうだったんだ…ごめんね、お姉ちゃん…」
唯「ううん、さぁ、和ちゃんのところに行こう!」タッ
憂「うんっ!」タタッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:41:40.03 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「うぅ…」フラリ
アクセル「出来れば素直にメモリを渡して欲しいけど…そうは行かないのよね?」
ドーパント「僕は悪くない…嘘つきだっていうあいつらが悪いんだ…っ」バッ
アクセル「ッ」キンッ シュッ
こちらへ向かってくるドーパントをブレードで払うとそのまま背中を軽く切りつける
ドーパント「うっ…痛くない…切られてなんかないっ」ヒュンッ
アクセル「な…っ」
ドーパントの背中の傷が消える
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:49:06.82 ID:XCkYN15Y0
唯「和ちゃん!!」
アクセル「唯、憂!」
憂「ごめんね、和ちゃん、私…!」
アクセル「そんなのはいいから、早く変身なさい!」
唯「うん!いくよ、うい!」
憂「うん、お姉ちゃんっ」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
唯がその場に倒れ変身
W「さぁ、あなたの罪を数えて!」
48 名前:修正[] 投稿日:2010/09/21(火) 13:50:23.92 ID:XCkYN15Y0
唯「和ちゃん!!」
アクセル「唯、憂!」
憂「ごめんね、和ちゃん、私…!」
アクセル「そんなのはいいから、早く変身なさい!」
唯「うん!いくよ、うい!」
憂「うん、お姉ちゃんっ」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
唯憂「変身!」
唯がその場に倒れ変身
W「さぁ、あなたの罪を数えて!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 15:49:33.36 ID:XCkYN15Y0
ドーパント「僕ばっかり悪者にしてぇ…っ」ヒュンッヒュンッ
W唯「わあぁっ」
W憂「きゃっ」
アクセル「唯!憂!」
W憂「あれに当たったら駄目なんだよね…」
W唯「うん!」
W憂「じゃあ…」
カチッ \メタル!/
ジョーカーメモリを変更
メタルシャフトを装備し、回しながら相手の攻撃を跳ね返しながら接近
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 15:59:14.24 ID:XCkYN15Y0
W唯「うりゃあ!」
ドーパント「がッ」グッ ヒュンッ
W唯「あり?」
W憂「きゃあっ!?」
アクセル「唯!!」
メタルシャフトを振りかざすがドーパントに取られ体ごと投げられる
W憂「いたた…」
W唯「ごめん、うぃ…」
W憂「大丈夫。…でも、あの攻撃を交わしながらメモリブレイクするには…。」
W唯「…とにかくやってみよう!」
カチッ \ルナ!/
W唯「むぅぅぅ!!」ダッ
ドーパント「しつこいって、ば!」ヒュンッ
先程同様出された攻撃をメタルシャフトでかわし接近
また掴まれて投げられる
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:11:26.93 ID:XCkYN15Y0
アクセル「唯!!」
W唯「引っかかったね!」
空中で回転し体制をもどすとメタルシャフトを伸ばしドーパントを締め付けるよう拘束
ドーパント「ぐぁっ…離せ、ぇ…っ」
W唯「和ちゃんっ」
アクセル「えぇ!」
カチッ \エンジン!/ \ジェット!/
アクセル「ちょっと我慢しなさい」バッ
メモリを装着しブレードの先からエネルギー弾を発射
ドーパント「かは…っ」バタッ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:19:11.03 ID:XCkYN15Y0
W唯「よしっ」
W憂「今のうちに!」
カチッ \サイクロン!/
カチッ \ジョーカー!/
カチッ \アクセル!/
\マキシマムドライブ!/
アクセル「振り切るわよ!」
W「ジョーカーエクストリーームっ」
ドーパント「わあああああああああああああ」
どっかーん
パキッ
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:27:43.36 ID:XCkYN15Y0
和「…この子、どうしようかしら。」
唯「あ、私たち家わかるからおぶってくよ。」
和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね。」
憂「うん、ありがとう、和ちゃん!」
唯「じゃあ、行こっか、っ!?」
憂「きゃっ…なに…!?」
和を見送り男の子をおぶろうとしたところで突然突風に襲われる
???「先輩たちが今まで邪魔してくれていたんですね。」
唯「ふぇ?」キョロキョロ
憂「お、おねえちゃんっ上!」
唯「お?」
憂の指差す方へ視線を向けると、マンションの屋上にドーパントの姿があった
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:38:58.74 ID:XCkYN15Y0
唯「だ…誰…?」
???「わぁ、誰?なんて酷いですね、唯せんぱい?」
唯「えっえっ?」オロオロ
憂「この声、って…」
ドーパントがふわりと二人の前へ降り立ち、ドーパント体を解除
憂「ッ!!」
唯「……あず、にゃん…?」
梓「メモリを撒いても撒いても壊されてると思ったら唯先輩たちだったなんて…」
梓「予想外すぎです。」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:41:58.21 ID:XCkYN15Y0
唯「ど…どういうこと…?」
梓「わからないんですかぁ?先輩にぶちんですねっ」クスクス
梓は笑いながら自分の鞄を開いて見せる。
中には未使用のガイアメモリが詰め込まれていた。
憂「あずさちゃん、どうして…!?」
梓「『どうして』?素敵なものだから、みーんなに配ってるの。なにかいけない?」
唯「素敵なもの?この子(気絶した男の子)を見てそんなこと言えるの!?」
梓「…その子は不幸だったんです。だって先輩に見つかっちゃったから。」
梓「先輩に見つからなければ、メモリを使って幸せな人生だったのに。」
梓「先輩が彼を『そう』させたんですよ?」
唯「わたし、が…?」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:44:57.31 ID:XCkYN15Y0
憂「梓ちゃんやめてっ」
梓「憂も同じだからね。」
憂「っ…間違ってるよ、梓ちゃん…」
梓「はぁ……もういいです。」
梓「とにかく、今後は私の邪魔をしないでくださいね?」
唯「……駄目だよ…。」
梓「……。」ムッ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:48:20.58 ID:XCkYN15Y0
唯「こんなの、駄目だよ…もとのあずにゃんに戻ってよ…」ポロポロ
梓「…うるさいっ、私は常に正しいです!私が間違うことはないです!」
カチッ \ナスカ!/
メモリをさしナスカドーパント(赤)へ変身する梓。
すぐさま武器を振り回し二人を吹き飛ばす。
唯憂「きゃあッ」ドサッ
ナスカ「これ以上私の邪魔をするなら、例え唯先輩と憂でも容赦しませんから!」ヒュンッ
憂「う……。」
唯「……。」ポロポロ
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:51:07.63 ID:XCkYN15Y0
男の子を玄関先へ寝かせ、自宅へ戻った二人。
憂「お姉ちゃん、傷大丈夫…?」
唯「うん…。」
憂「……どうして、梓ちゃんがあんなことを…。」
唯「わかんない…今までずっと仲良しだったのに…急に、あんなこと言われても…わかんないよ…。」シュン
憂「お姉ちゃん…。」
その日、唯がギー太を鳴らすことはなかった。
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:55:34.25 ID:XCkYN15Y0
よくあさ!
唯「……。」テクテク
憂「……。」テクテク
唯「…うい、あずにゃんと、どうするの…?」
憂「わからないよ…学校じゃ何もしてこないと思うけど…。」
唯「うん…私も、部活でどうしよう…。」
???「唯せんぱーい!ういー!」
唯憂「!!?」
俯き加減で歩いていると後ろから声を掛けられ二人同時に振り返る
梓「おはようございます!」ニコッ
そこには『いつもと同じ笑顔』の梓が立っていた。
おわり。
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:59:09.11 ID:XCkYN15Y0 [42/43]
スレタイ見てあずにゃんを赤ナスカにしたがために書き始めました。
なので、中身はかなりやっつけです。
バトル中の動きやメモリブレイクはぐぐりなかがら書いたので
間違ってたらすみません('A`)
気がついたときに他のライダーのセリフぶちこんだんだけど
やさぐるまさんが出せなかったのが残念。
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:06:18.11 ID:kD4dbOIcO
なるほど…つまり
梓:ナスカ(タブー)
澪:クレイドール
あずにゃん2号:スミロドン
紬:テラー
というわけか
律はなんだろうな
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:13:02.31 ID:XCkYN15Y0 [43/43]
スミロドンはあずにゃん2号じゃなくてトンちゃんにしてやろうぜ
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