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ハルヒ「ナイトガンダムって何かしら?」 長門「私の婿」1

39 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:32:32.10 ID:LLnoO6U+0
~ラクロア城周辺~

フラウ姫「確か……流星はこちらの方に……」

ゴブリンザク「へっへっへっ」

フラウ姫「!?」

ゴブリンザク「ラクロアの王女がこんなところに一人でいるとはな……死ねー!」

フラウ姫「きゃあああああああ」

???「やめろーっ!」 シュパッ!

何者かの剣がモンスターを斬り裂いた!

ゴブリンザク「ぐわっ」

ゴブリンザクは光となって消えた!

???「大丈夫ですか、お嬢さん」

41 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:33:27.89 ID:LLnoO6U+0
~木の影で~

ハルヒ(予想通りの展開ね)

キョン(やられると光りながら消失するのはOVA準拠か……芸が細かいな。ところでこの先どうするんだ?)

ハルヒ(決まってんじゃない!あたしたちも参加するわよ。こんな冒険できるチャンス他にないわ)

キョン(参加するって何にだよ……薄々わかるけどな)

ハルヒ(へへーん……あっもう一匹いたわ!)


42 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:34:08.87 ID:LLnoO6U+0
フラウ姫「どうもありがとう……ああっ後ろ!」

???「!? 他にもいたのか!?」

ゴブリンザク「死ねいユニオン族め!」

ハルヒ「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ダダダッ ゲシッ

キョン「Nice Kick」

ゴブリンザク「くそっ覚えてろよ……!」


43 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:35:01.39 ID:LLnoO6U+0
フラウ姫「危ないところを助けていただき、なんとお礼を言ったらいいか……」

フラウ姫「あなたのお名前は?」

ガンダム「ガンダム……と申します。しかし名前以外の記憶がないのです」

ガンダム「私も危ないところを救われました。あなた方は?」

キョン(完全に関わっちゃったな……)

ハルヒ「わたしはSOS団団長涼宮ハルヒよ!こいつはただの馬鹿キョン」

ガンダム「ハルヒ殿、タダノ・バカキョン殿、お礼を申し上げます」

フラウ姫「私からも礼を言います。それにしても変わった名ですこと」

キョン「キョンだけでいいです」


44 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:35:24.72 ID:LLnoO6U+0



45 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:36:12.10 ID:LLnoO6U+0
~ラクロア城~

ガンダム「私と同じ名を持つものがこの地を侵略しようとしているのか……」

レビル王「左様。先日、落雷とともに現れたサタンガンダムはジオン族を率いこの地をも治めんとしておる」

レビル王「そしてラクロアには古から伝わるこのような言い伝えがある……」

ハルヒ「星降る時、大いなる地の裂け目から神の板を持ちて勇者現る。その名はガンダム!」

ハルヒ「でしょ?」

レビル王「!? 其方はなぜそれを?」

ハルヒ「だってそりゃああんた達はカードダス……モガモガ」

キョン(話をこじらせるな!) ヒソヒソ


48 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:37:43.03 ID:LLnoO6U+0
レビル王「其方は異世界から参ったと申したな。どうしてそれを知っている?」

キョン「えー、いやほら」

レビル王「……」

キョン「つ、つまり……」

ハルヒ「私たちもこの世界を救うために異世界から召喚された"SOS団の勇者"なのです!」 ドーン!

キョン「ぶふッ」

レビル王「なんと!」

ハルヒ「王様、サタンガンダムを倒すのに私たちも協力させてください」

ハルヒ「SOS団の勇者の名にかけて必ずや打ち倒してみせますわ!」

キョン(大風呂敷広げやがったコイツ……そしてそのネーミングセンスに誰か突っ込んでやれ)


49 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:38:57.27 ID:LLnoO6U+0
レビル王「うむ……にわかには信じられんが確かに其方はこの世界の人間ではないようだ」

レビル王「聞いたとおりだ騎士ガンダムよ、其方はラクロアに伝わる伝説の勇者の名を持つのだ。
      彼らとともにサタンガンダムを打ち倒してくれぬか?」

ガンダム「はっ。騎士の名にかけて必ずや……!」

レビル王「この石版の欠片を持って行くが良い。ラクロアに古くから伝わるものだ。
      三種の神器という伝説の武具について書かれてあるらしい」

レビル王「頼んだぞ騎士ガンダム、SOS団の勇者ハルヒとキョンよ」

ガンダム「ははっ」

ハルヒ「まっかせときなさい!」 ワクワク

キョン「ハァ……」 ズーン……


50 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:41:03.31 ID:LLnoO6U+0
ハルヒ「あ、それと」

ハルヒ「私たちが旅に出ている間に砂漠のオアシスに兵士を派遣して水晶球を確保するべきです」

レビル王「それはどういうことじゃ?」

ハルヒ「ジオン族は水晶球を使って伝説の巨人を復活させようと企んでいます」

レビル王「!?」

キョン(ああ……確か原作ではサタンガンダムと対決している間にラクロアが滅ぼされてたからな……って言っちゃっていいのかそれ!?)


51 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:42:03.71 ID:LLnoO6U+0
ハルヒ「ええと……"ルフォイの星"だったかしら? 水晶球を持っているのは」

レビル王「ルフォイの星の言い伝えまでも知っているとは……しかし、事実であるならば大変なことだ」

キョン「……」

レビル王「僧侶ガンタンクと戦士ガンキャノンよ、すぐに旅の準備に取り掛かれ」

レビル王「其方らは砂漠のオアシスへ向かい、ルフォイの星を見つけ出しジオンの手から何としても守るのだ」

ガンキャノン・ガンタンク「ははーっ」 (俺たちサタンガンダム討伐じゃないのか……)

ハルヒ「私たちもすぐに出発しましょう!行くわよみんな!」

ガンダム「ああ、行こうか」

キョン(騎士ガンダムに対しても仕切ってやがる……さすがだ)


52 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:42:59.76 ID:LLnoO6U+0
~ラクロア城外~

ハルヒ「さて、王様から装備ももらったことだしさっさとサタンガンダムやっつけに行くわよ!」

キョン「まあ待て、まずは石板の欠片を探すのが先決だろ。三種の神器を見つけんとな」

ガンダム「三種の神器とは一体?」

キョン「伝説の勇者が装備できる武具のことだ」

ハルヒ「ロトの剣とか鎧みたいなもんよ」

ガンダム「?」

キョン「まあとにかくそれがないとサタンガンダムには勝てないってわけだ」


54 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:44:13.76 ID:LLnoO6U+0
ガンダム「どうしてあなた方はこの世界の言い伝えや伝説に詳しいのですか?」

ガンダム「またジオン族の動向についても詳しく知っておられる……」

ガンダム「失礼を承知でお尋ねします。SOS団の勇者とは一体何なのですか?」

ハルヒ「いい質問ね。SOS団とは実は……」

ハルヒ「"世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団"なのよ!」

ガンダム「……?」

ハルヒ「あたしにもこの世界に飛ばされた理由がわからないの」

ハルヒ「でも異世界で異世界人と異世界人の悪者退治!なんて面白そうでしょ?」

ハルヒ「今は元の世界への戻り方もわからないし、せっかくだから協力してあげるの」

キョン(俺の意見は反映されてないけどな!)

ガンダム「つまり……この世界を救うために召喚されたわけではないと?」

ハルヒ「そういうこと!でも理由なんてどうでもいいじゃない?
     今のあたし達は"世界を大いに救うための涼宮ハルヒの団"ってとこね」


56 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:45:41.64 ID:LLnoO6U+0
ガンダム「ハハハ、面白いことを言うお方だ」

ガンダム「私も己について何もわからぬ身。どこから来て、何者であるのか……」

ハルヒ「安心しなさい、あんたはこの世界を救う勇者よ」

ガンダム「SOS団の勇者殿にそう言って頂けると心強い限りです」 ニコッ

ハルヒ「信じていいわよ。あたしたちは……そうね、"預言者"とでも思っててちょうだい」

ガンダム「神の言葉を預かる者……ですか」

キョン(本当の神はあんただけどな。そしてサタンガンダムも実は……)

キョン「とにかくこれからよろしくな、騎士ガンダム」

ガンダム「こちらこそよろしく」

ハルヒ「まずは森の方へ行ってみましょ……え?」


ゴブリンザク ワームアッグガイ が あらわれた!


ハルヒ「なかなかのエンカウント率ね」

57 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:46:04.00 ID:LLnoO6U+0


58 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:46:44.06 ID:LLnoO6U+0
ゴブリンザク「貴様らーさっきはよくもやってくれたな!」

ワームアッグガイ「しゅるしゅるしゅる……」

ガンダム「先程のゴブリンザクか……かかって来いジオン族め!」

ガンダム「とああああー!」

ガンダムはモンスターに激しく斬りかかった!

キョン(こっちはまだレベル1だ……分が悪いか?)

???「旅の方!助太刀いたす」


59 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:47:44.23 ID:LLnoO6U+0
ジムSC「妖精ジムスナイパーカスタム推参!」

ジムSC「我が弓矢をくらえ……えっ?」

ゴブリンザク「……」

ワームアッグガイ「……」

ハルヒ「あんた達相手にならないわね。もっと強いモンスターはいないの?」

ガンダム「つ、強い……」

ジムSC「えーと……」

キョン「相変わらず無茶苦茶だな」


60 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:48:37.12 ID:LLnoO6U+0
ガンダム「妖精ジムスナイパーカスタム殿、助太刀感謝いたします」

ジムSC「いやーこんなに強い人間族のお嬢さんがいるとは。世界は広いよ」

ハルヒ「あんた妖精なの?30歳無職童貞なわけ?」

ジムSC「?」

キョン「スマン、気にしないでくれ」

ハルヒ「あたしはSOS団の勇者ハルヒよ!覚えておきなさい」

ジムSC「SOS団の勇者とは……?」

キョン「実はかくかくしかじかで……」

ジムSC「なんと!あなた方は異世界から来たのですか」

ジムSC「そう言えば見慣れぬ格好の人間族の若者を近くで見掛けました」

ジムSC「◯◯な容姿でしたが……あなた方の知り合いでしょうか」

ハルヒ「それ古泉くんじゃない!」

キョン「奴も呼ばれていたか」


61 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:49:39.87 ID:LLnoO6U+0
~その頃~

古泉「ゼッハッゼッハッ……」

古泉(くっ……しつこいですね)

ガイア「ゲハハハハッ身ぐるみ置いてけ!」

オルテガ「おとなしく捕まれば殺しはしないでやるぞぉ」

古泉「バズ!」 ドーン!

小さな爆発が敵を襲う!

ガイア「あぢぃ!?こいつ……」

古泉「ハァッハァッ……僕はこの世界の通貨など持っていませんよ……」

古泉「どうしてもと言うなら僕のギガソーラがあなた方を焼き尽くしますが……?」


62 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:51:07.92 ID:LLnoO6U+0
マッシュ「ギ……ギガソーラだとぉ!?」

古泉「ふふふ……」 (ハッタリですが)

オルテガ「こいつは本気でやらなくちゃマズイな……」

ガイア「マッシュ、オルテガ、ジェットストリームアタックで行くぞ!!」

古泉(逆に本気ですか!?) ガーン

ガイア「死ねいっ」

古泉「……くっ」

ガンダム・ハルヒ「待てー!」

ガンダムとハルヒが応援に駆けつけた!

三連星「!?」

キョン「ま、待ってくれ~……」 ゼーハーゼーハー

キョンは疲れている!

三連星「……?」


64 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:52:01.69 ID:LLnoO6U+0
ガイア「なんだきさまらぁ――っ!?」

ガンダム「その者を放してもらおうか」

ハルヒ「古泉くんに手を出したら容赦しないわよ」

キョン「ゼーハーゼーハー……」

ガイア「ちっ……ユニオン族か。消えろー!」

ガンダム「させるかー!」

ガンダムの攻撃!

マッシュ「ぬおっ」

ハルヒ「覚悟なさい!」

ハルヒの攻撃!

オルテガ「ぐああ……」


65 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:52:44.78 ID:LLnoO6U+0
ガイア「おのれ……」

ガンダム「命まではとらない。大人しくここは退くことだ」

ハルヒ「何言ってんのよ、悪党を逃がすわけないじゃない」

ガンダム「しかしハルヒ殿、何も殺すことはない」

ハルヒ「他にも方法はあるわよ。そこのニート!こいつらを逃げられないよう縛りなさい!」

ジムSC「え? ニートとは私のことか?」

ハルヒ「あんたしかいないでしょ。さっさとこいつらをラクロア城へ連行してちょうだい」

ジムSC「私はただの妖精なんだけどなあ……」

キョン「だからだよ」


66 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:53:42.82 ID:LLnoO6U+0
古泉「いやあ、助かりました……」

古泉「きっとあなた方もここに来ていると思っていましたよ」

キョン「古泉がここにいるってことは長門や朝比奈さんもひょっとして……」

古泉「間違いないでしょう」

ガンダム「同じ異世界から来た者が他にもいると?」

古泉「そういうことです。よろしくお願いします騎士ガンダムさん」

ガンダム「こちらこそ」 (やはり私の名を既に知っているのか……)

ハルヒ「古泉くん、さっきの爆発は何なの?」

古泉「バズという呪文ですよ。僕はここでは魔法が使えるようです」

キョン「古泉……お前魔法使いになったのか……」

ハルヒ「妖精と魔法使いはどう違うのかしら?」

古泉「そういう意味ではありません」


67 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:54:33.63 ID:LLnoO6U+0
ハルヒ「それにしても」

ハルヒ「魔法が使えるなんていよいよRPGの世界ね!」 ワクワク

ハルヒ「でもどうやって覚えたの?」

古泉「この世界に来たときから使えまして」

古泉「恐らく敵を倒してレベルが上がればより多くの呪文を覚えるでしょう」

ハルヒ「都合よくできてるわね……」

古泉「しかし、彼らのようなボスにはまだまだ力不足のようですね」

古泉「ラクロア城から南に行った森には強い敵が出るみたいです、経験値稼ぎにでもどうでしょうか?」

ガンダム「彼らは一体何の話をしているのです?」

キョン「……あれはメタ発言だから聞かなかったことにしてくれ」


68 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:57:08.13 ID:LLnoO6U+0
~補足2~

みくる「補足コーナー二回目です。えと、今回は補足事項がいくつかあります」

長門「まずユニオン族とジオン族について」

みくる「前回MS族と人間族がいると話をしましたが、ジオン族はサタンガンダム側の悪い人たちのことです」

長門「対してユニオン族は正義側。この区分け方はMS族・人間族というよりも善悪で区別されている」

みくる「次に"ルフォイの星"についてです」

長門「上記の通り伝説の巨人を復活させることができる水晶球を持っているのがルフォイの星と呼ばれる人物」

みくる「現在、騎士ガンダムさんたちはサタンガンダム討伐の旅に出ていていますが、
    帰国してみると伝説の巨人によってラクロア王国が滅ぼされていたことを知ります」

みくる「そして、重症を負ったレビル王が『ルフォイの星を探せ……』と言ったところから第二章が始まります」

長門「ネタバレになるのでこれ以上は秘密」


69 : ◆QsSJKY1uE. :2010/08/27(金) 00:58:19.23 ID:LLnoO6U+0
みくる「最後に、ゲームやOVAについてです」

長門「ナイトガンダムを元にしたRPGはFCで三作、SFC二作、GBでも二作作られている」

みくる「そのうちカードダスのジークジオン編が題材になっているのは
    FC二作、SFC一作、GB一作……ってほとんどなんですねえ。ふええ」

長門「FC一作目はジークジオン編の第一章と第二章、FC二作目は第三章と第四章から作られている」

長門「それに対し、SFCの一作目はジークジオン編の一章から四章全てを網羅している」

長門「なお、古泉一樹が言っていた『大いなる遺産』とはSFC版ソフトのこと」

みくる「なぜFCとSFC両方で作ったのかは禁則事項です☆」

長門「また、OVAもジークジオン編で四本作られている」

長門「このOVAの音楽がとても熱いので検索して聞いてみることを推奨する」

みくる「今回はここまでです。本編の続きをお楽しみください」

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