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『ブルーな佐天さん』
181 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:00:29.61 ID:qJ9FPVwo [1/4]
思いついたからやってみた
きっと魔が差したんだと思う
『ブルーな佐天さん』
17:00 風紀委員の部屋
佐天「はぁ~~」
ペラッ←本をめくる音
初春「どうしたんですか、佐天さん?」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「最近さ、スキルアウトの集団見てたら、私もあんな奴らになるんじゃないかって思ってね」
初春「あ~」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「……」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「……」
カタカタカタ←キーボー 佐天「フォローしろよ!」
初春「びっくりしましたよ。何ですか?」
佐天「う~い~は~る~。友達が落ち込んでるんだよぉ~。親友が悩んでるんだよぉ~」初春をユサユサ
初春「それはわかりますが、どうフォローしろって? 佐天さん、1週間前から同じこと言ってますよ」
佐天「だ・か・ら、今日は違うんだって。ほら、本読んでるじゃん」
初春「はいはい、えーと。『13歳のタウンワーク』、これってミリオンセラーになった本ですね」
佐天「そうそう、なんとこれには500種類以上の職業が載っていてるバイブル。まさにヴァイブゥー!」
初春「はぁ、それでこれがどうかしたんですか?(元気いいな、この人)」
182 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:01:38.10 ID:qJ9FPVwo [2/4]
佐天「私考えたのよ。超能力が駄目なら他の分野で頑張らないと今の世の中生きていけないと思ってね。これを読んで今のうちに将来の為、勉強しようと思うのよ」ガッツポーズ
初春「いいんじゃないですか」
佐天「それで私って友達思いじゃん。だから、初春と一緒に読もうかなって」体をクネクネ
初春「私は結構ですよ」
佐天「何を言ってるの、初春! あなただって能力が使えるといっても決してレベルは高くないわ。そんなんじゃあ、将来……はっ!」
初春「……」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「そうだった。初春にはこれがあったんだ」
183 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:02:29.59 ID:qJ9FPVwo [3/4]
黒子「パトロールから戻りましたの」
初春「お帰りなさい、白井さん」
佐天「……」どよ~~ん
黒子「なんですの! このダークマターは!」
初春「それ、佐天さんです……」
黒子「え、何だってまたこんな状態に?」
初春「いろいろありまして」
黒子「なんという負のオーラですの、近くにある物体までも飲み込まんばかりですの」
初春「それはあり得そうですね。今の佐天さんに常識は通用しませんから」
黒子「冗談はさておき、本当にどういった状況ですの?」ヒソヒソ
初春「レベル0に対する焦りや将来のことに関して不安になってるらしく、最近は鬱になることが多いんです」ヒソヒソ
黒子「思春期真っ盛りですわね」ヒソヒソ
初春「白井さん、私たちも思春期真っ盛りですよ」ヒソヒソ
黒子「それにしても、これは相当ですの。あんまり酷いようですと精神科に連れて行った方がいいのでは」ヒソヒソ
初春「大丈夫だと思いますよ。思春期の鬱は休めば大抵治るらしいですから」ヒソヒソ
黒子「そ、そうですの。それならすぐに寮に帰って休ませましょう。そろそろ下校の時間でもあることですし」ヒソヒソ
初春「けど、立ち上がりそうにないですね。白井さんお願いしますよ~」ヒソヒソ
黒子「私がですの?」ヒソヒソ
初春「頼みますよ。寮には連れて行くんで、初めだけでも」ヒソヒソ
黒子「仕方ありませんわね」ヒソヒソ
184 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:03:32.52 ID:qJ9FPVwo [4/4]
黒子「さ、佐天さん。そろそろ時間も遅くなってきたことですし、ここはひとつゆっくり休んで、明日にでもまた相談に乗るという形で……」
佐天「……」
スクッ←立ち上がる音
スタスタスタ←窓に向かって歩く音
黒子「……ちょっと、佐天さん?」
佐天「……」
ガラガラガラ←窓を開ける音
ガッ←片足を窓のサンに乗せる音
黒子「佐天さん!」
初春「待って、佐天さん!」
佐天「……」ピタッ
初春「ここ1階だから飛び降りても意味ないですよ」
佐天「……」
黒子「ちょっ!」
佐天「うわぁぁぁぁん」←号泣
初春「佐天さん、帰りましょう。自棄になってはいけません」
黒子「え、今のはこれでいいですの?」
初春「はい、泣き出せば大丈夫です。1週間ずっとこのパターンですから」ニコリ
黒子(初春、凄い子ですわ)
完
思いついたからやってみた
きっと魔が差したんだと思う
『ブルーな佐天さん』
17:00 風紀委員の部屋
佐天「はぁ~~」
ペラッ←本をめくる音
初春「どうしたんですか、佐天さん?」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「最近さ、スキルアウトの集団見てたら、私もあんな奴らになるんじゃないかって思ってね」
初春「あ~」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「……」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「……」
カタカタカタ←キーボー 佐天「フォローしろよ!」
初春「びっくりしましたよ。何ですか?」
佐天「う~い~は~る~。友達が落ち込んでるんだよぉ~。親友が悩んでるんだよぉ~」初春をユサユサ
初春「それはわかりますが、どうフォローしろって? 佐天さん、1週間前から同じこと言ってますよ」
佐天「だ・か・ら、今日は違うんだって。ほら、本読んでるじゃん」
初春「はいはい、えーと。『13歳のタウンワーク』、これってミリオンセラーになった本ですね」
佐天「そうそう、なんとこれには500種類以上の職業が載っていてるバイブル。まさにヴァイブゥー!」
初春「はぁ、それでこれがどうかしたんですか?(元気いいな、この人)」
182 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:01:38.10 ID:qJ9FPVwo [2/4]
佐天「私考えたのよ。超能力が駄目なら他の分野で頑張らないと今の世の中生きていけないと思ってね。これを読んで今のうちに将来の為、勉強しようと思うのよ」ガッツポーズ
初春「いいんじゃないですか」
佐天「それで私って友達思いじゃん。だから、初春と一緒に読もうかなって」体をクネクネ
初春「私は結構ですよ」
佐天「何を言ってるの、初春! あなただって能力が使えるといっても決してレベルは高くないわ。そんなんじゃあ、将来……はっ!」
初春「……」
カタカタカタ←キーボードを打つ音
佐天「そうだった。初春にはこれがあったんだ」
183 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:02:29.59 ID:qJ9FPVwo [3/4]
黒子「パトロールから戻りましたの」
初春「お帰りなさい、白井さん」
佐天「……」どよ~~ん
黒子「なんですの! このダークマターは!」
初春「それ、佐天さんです……」
黒子「え、何だってまたこんな状態に?」
初春「いろいろありまして」
黒子「なんという負のオーラですの、近くにある物体までも飲み込まんばかりですの」
初春「それはあり得そうですね。今の佐天さんに常識は通用しませんから」
黒子「冗談はさておき、本当にどういった状況ですの?」ヒソヒソ
初春「レベル0に対する焦りや将来のことに関して不安になってるらしく、最近は鬱になることが多いんです」ヒソヒソ
黒子「思春期真っ盛りですわね」ヒソヒソ
初春「白井さん、私たちも思春期真っ盛りですよ」ヒソヒソ
黒子「それにしても、これは相当ですの。あんまり酷いようですと精神科に連れて行った方がいいのでは」ヒソヒソ
初春「大丈夫だと思いますよ。思春期の鬱は休めば大抵治るらしいですから」ヒソヒソ
黒子「そ、そうですの。それならすぐに寮に帰って休ませましょう。そろそろ下校の時間でもあることですし」ヒソヒソ
初春「けど、立ち上がりそうにないですね。白井さんお願いしますよ~」ヒソヒソ
黒子「私がですの?」ヒソヒソ
初春「頼みますよ。寮には連れて行くんで、初めだけでも」ヒソヒソ
黒子「仕方ありませんわね」ヒソヒソ
184 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 22:03:32.52 ID:qJ9FPVwo [4/4]
黒子「さ、佐天さん。そろそろ時間も遅くなってきたことですし、ここはひとつゆっくり休んで、明日にでもまた相談に乗るという形で……」
佐天「……」
スクッ←立ち上がる音
スタスタスタ←窓に向かって歩く音
黒子「……ちょっと、佐天さん?」
佐天「……」
ガラガラガラ←窓を開ける音
ガッ←片足を窓のサンに乗せる音
黒子「佐天さん!」
初春「待って、佐天さん!」
佐天「……」ピタッ
初春「ここ1階だから飛び降りても意味ないですよ」
佐天「……」
黒子「ちょっ!」
佐天「うわぁぁぁぁん」←号泣
初春「佐天さん、帰りましょう。自棄になってはいけません」
黒子「え、今のはこれでいいですの?」
初春「はい、泣き出せば大丈夫です。1週間ずっとこのパターンですから」ニコリ
黒子(初春、凄い子ですわ)
完
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