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エイラ「そうか…死ぬのか」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:16:50.83 ID:OZhdywzW0 [1/45]
うかつだった
まだ不安定なシールドの力、自分自身の予知能力を過大評価していた
ネウロイの攻撃はわたしのシールドを突き破ったところまでは記憶はある
そこからわたしの記憶は消えていた
気付けば基地の医務室で横たわっていた
うかつだった
まだ不安定なシールドの力、自分自身の予知能力を過大評価していた
ネウロイの攻撃はわたしのシールドを突き破ったところまでは記憶はある
そこからわたしの記憶は消えていた
気付けば基地の医務室で横たわっていた
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:17:48.67 ID:OZhdywzW0 [2/45]
エイラ「…」
窓を見るとすっかり夜になっている
何時間寝たんだろうか
全身汗で濡れて気持ち悪い
早くサウナにでも入って水浴びでもしたいところだ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:18:24.87 ID:OZhdywzW0
身体を動かそうとする
エイラ「ん…」
思うように動かない
といより身体が妙なくらい重かった
自分の身体をよくみると腹には何重にも包帯が巻かれていた
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:19:00.78 ID:OZhdywzW0
やっぱり、このせいか
わたしは怪我をしたんだな
あきらめて、天井を見つめる
サーニャは今頃、夜間飛行の最中だろうか
一人で、誰もいない雲の上の暗闇を漂うように飛行しているのだろうか
なんとなく、寂しくて目を瞑った
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:19:37.69 ID:OZhdywzW0
坂本「…エイラ」
ミーナ「エイラさん…」
エイラ「少佐?ミーナ中佐も…?」
朝、起きると横には二人がいた
なんとなく暗い顔をしている
エイラ「ナ、ナニカあったのか?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:20:16.53 ID:OZhdywzW0
坂本「いや、あのネウロイは倒した 問題は無い」
ミーナ「あのあと増援が来たのよ」
エイラ「ソッカ…」
坂本「ただ一つだけ、問題が残った」
エイラ「一つダケ…?」
ミーナ「エイラさん、落ち着いて聞いてね」
わたしは唾を飲んだ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:21:20.93 ID:OZhdywzW0
わたしは唾を飲んだ
ミーナ「あなたは…病気に犯されているの」
エイラ「びょ、病気!?」
ミーナ「ウィッチ特有の病気でね…魔力の癌みたいな感じ」
エイラ「癌…」
ミーナ「ネウロイのコアが関係あるみたいなんだけど…まだあまりわかってな
いのよ」
坂本「言いたくは無いが、エイラ」
エイラ「…わたしは死ぬのか?」
ミーナ「…えぇ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:22:27.90 ID:OZhdywzW0
坂本「もって、二ヶ月」
エイラ「そ、そんなに早く!?」
ミーナ「魔力が枯渇するまでの時間のことね 生命は1、2年って…」
エイラ「そんなァ…」
坂本「そういうことだ もう戦闘に出なくて構わない」
エイラ「…!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:24:34.94 ID:OZhdywzW0
ミーナ「スオムスから応援を呼んでいるから、安心して」
エイラ「…嫌だ」
坂本&ミーナ「……」
エイラ「わ、わたしはまだ戦える それにサーニャを守りたい」
坂本「…考えておく」
と言って二人は部屋から出て行った
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:27:40.99 ID:OZhdywzW0
エイラ「…」
そうか、わたしは死ぬのか
ずっと、軍に志願してから戦闘で死ぬもんだと思ってた
敵に撃墜されて死ぬなら、まぁ仕方は無いと思う
でも、病気で死ぬなんて…
エイラ「うぅ…」
情けない、わたしは自分が情けなくて涙が出て来た
サーニャを守る筈なのに自分さえ守れない自分がひどく情けなかった
エイラ「サーニャ…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:28:16.29 ID:OZhdywzW0
宮藤「もう、大丈夫ですよ!エイラさん!」
エイラ「世話かけたナ」
サーニャ「エイラ、大丈夫?」
それから二週間くらい経ったあたり
わたしの傷口は宮藤のおかげで早く回復した
魔力も充分にある
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:30:17.85 ID:OZhdywzW0
エイラ「少しボーッとしてただけダ 腹が減ったナ」
宮藤「あ、ハイ これ」
エイラ「これは…」
宮藤「サーニャちゃんがエイラさんのために作ったんですよ~」
サーニャ「簡単だったから…」
わたしの前にはカレリアパイが置かれた
スオムスの東の名物料理でジャガイモとかお粥をグラタンにしてパイに包んで焼いたパンだ
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:31:11.08 ID:OZhdywzW0
サーニャ「これも…」
エイラ「お」
サーニャの小さな両手から可愛い小鉢に入った卵バターが渡された
エイラ「あ、ありがとう」
宮藤「すっごく美味しいですよ~」
エイラ「み、宮藤先に食べたのかぁ~!?」
宮藤「うわわ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:32:49.12 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ!早く食べて!」
エイラ「お、うん」
まずはカレリアパイをそのまま食べる
エイラ「…サクッ」
薄味だがなんか暖かくて美味しい
こんどは卵バターをかけてみよう
エイラ「…サクッ」
これもまた美味しい
サーニャってこんな料理出来たのか
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:33:39.69 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ早く、元気になってね…!」
エイラ「あ、当たり前だロ!」
宮藤「エイラさん素直じゃないんだから~」
エイラ「う、うるさいぞ!宮藤!」
本当は涙が出るくらい嬉しかったけど、今はまだ泣けない
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:34:28.94 ID:OZhdywzW0
医者「進行はゆっくりとなってますね」
ミーナ「そ、そうですか」
医者「急に魔力が無くなるということも無いでしょう」
エイラ「じゃあ、戦えるのカ!?」
医者「まぁ、医者としてはそうして欲しくはないんですが…」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:35:48.25 ID:OZhdywzW0
坂本「スオムスからの援軍はまだしばらく…、苦肉の策だがそれまでだ 絶対無茶はするな」
エイラ「うん、わかった」
良かった、戦える
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:37:18.48 ID:OZhdywzW0
サーニャの側でサーニャを守れる
少しの間だけどわたしはサーニャの隣にいれる
それだけでわたしは嬉しかった
たとえさっき占ったタロットカードの結果が最悪でも明るくなれる
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:38:36.07 ID:OZhdywzW0
それからは普通に戦えた
夜間戦闘も急な戦闘もいつも通り戦えた
でも、ネウロイを撃墜して基地に戻ると途端に疲れが一気に出る
すぐ寝てしまうのだ
精神的にも不安定になる
セラピストにも通って、薬は三種類飲む事にした
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:39:37.32 ID:OZhdywzW0
そんな日々のある夜、わたしにむかって夜間飛行前のサーニャはいきなりこう言った
サーニャ「エイラ、知ってる?」
エイラ「何ダ?」
サーニャ「オラーシャの子供達はね、死ぬとき童謡を歌うのよ」
エイラ「急にな、なんだヨ!しかも、怖いじゃないカ」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:40:23.36 ID:OZhdywzW0
サーニャ「ねぇ、エイラ エイラの占いでは未来はどう見えてるの?」
エイラ「…明日は晴れるってサ」
サーニャ「エイラの嘘つき 私になにか隠してない?」
エイラ「…」
サーニャ「もういい!」
と言ってドアを乱暴に閉めてサーニャは行ってしまった
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:40:56.30 ID:OZhdywzW0
全部、言えば良かったかな
そう思ったがサーニャに心配をかけるわけにもいかない
十六夜の闇の中で泣けるわたしにはこうするしかなかった
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:41:36.19 ID:OZhdywzW0
今日も薬を飲む
青、赤、黄色…
綺麗な派手な色のカプセルを口に放り込む
「魔力の癌」を告知されてからもう一ヶ月経つ
そろそろ、わたしにも限界が近くなっているな
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:42:38.58 ID:OZhdywzW0
でも、そんなことよりあのときからサーニャとろくに口をきいてないほうが気になる
早くサーニャと喋りたい
あぁ、サーニャ、サーニャ、サーニャ…
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:43:53.93 ID:OZhdywzW0
今夜は宮藤、サーニャ、わたしの三人で夜間飛行だ
そうだ、すこしサーニャの方を向いてみよう
エイラ「…」
サーニャ「…」プイッ
うぅ…やっぱり喋ってくれない そっぽを向かれてしまった
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:45:15.70 ID:OZhdywzW0
そんなことを考えてた矢先だった
宮藤「エイラさん!危ない!」
エイラ「…え?」
突如、前からの攻撃
普段のわたしなら簡単に避けられるだろう
でも、今のわたしはそれをかろじて避けるのが精一杯だ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:46:00.94 ID:OZhdywzW0
宮藤「ど、どうしたんですかぁ?いつもなら簡単に…」
エイラ「う、うるさい!いくぞ、宮藤!サーニャ!」
宮藤「は、はい!」
サーニャ「…」
何気なく呼んでもダメかァ…
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:46:33.43 ID:OZhdywzW0
雲の上に出た瞬間だった
エイラ「…!」
宮藤「!?」
サーニャ「…あ」
巨大なネウロイがいた
気配もない
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:47:26.25 ID:OZhdywzW0
一番、最後に雲の上に上がったサーニャが狙われた
やばい!サーニャが危ない!
エイラ「サーニャ!!」
わたしは全力でサーニャを押して回避させた
サーニャが完全にレーザーの軌道から外れた事を確認する
なんとか逃げられそうだナ…
サーニャ「エイラ!」
そして、わたしの目の前は真っ赤になった
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:47:57.60 ID:OZhdywzW0
目が覚めるとやっぱりまた病室だった
今度はちゃんと覚えている
あの巨大なネウロイにやられたんだ
そうだ…!サーニャ!サーニャは大丈夫だろうか?
そう思ってベッドから上半身をあげると隣にはサーニャがいた
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:48:32.13 ID:OZhdywzW0
エイラ「サーニャ…?」
サーニャ「エイラのバカ」
ぺシッ
頬打ちをされる
でも、あまりに非力で痛くも無い
いや、もうサーニャは泣いていたのだ
サーニャ「うぅ…えぐぅ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:50:36.60 ID:OZhdywzW0
きっともう全部、坂本少佐かミーナ中佐が話したんだろう
ということは、わたしももう戦闘にでることは無い
エイラ「…サーニャのスカートにはポケットはある?」
わたしは泣いてるサーニャに言った
サーニャ「…え?」
エイラ「あるなら、手を出して」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:51:43.37 ID:OZhdywzW0
わたしはポケットに入れていたサルミアッキをサーニャの小さな手に渡した
エイラ「すげー苦いけどすげー美味いんだゼ」
笑いかけてみる
しかし、サーニャはサルミアッキを握って涙をこらえていた
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:52:24.05 ID:OZhdywzW0
サーニャ「…エイラ、なんで言ってくれなかったの?し、死んじゃうんでしょ?」
エイラ「心配かけたくなかったんダ」
サーニャ「そんな…」
エイラ「ごめんナ でも大丈夫だよ」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:52:56.32 ID:OZhdywzW0
サーニャ「な、何が?」
エイラ「サーニャの声ならこの先いつまでも歌えるんダ、それも夜間飛行のスピードよりずっと早く」
サーニャ「なに言ってるかよくわかんないよぉ…」
エイラ「大好きダ、サーニャ わたしの総てをサーニャにあげる」
サーニャ「エイラ?エイラ…!?」
わたしはここで意識を失った
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:53:36.49 ID:OZhdywzW0
淡い夢の中、わたしはサーニャの顔を思い出した
笑ってる顔、怒ってる顔、泣いてる顔
どれも全部大好きなサーニャだ
わたしはサーニャのためになにが出来ただろう
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:54:55.93 ID:OZhdywzW0
わたしが側にいたくてもサーニャは一人できっと歌い続けれると思う
綺麗な歌声でこの地球を一杯にすればきっとネウロイなんていなくなるに違いない
わたしにできたことは
寂しいけれどサーニャが一人で生きていけるように少しはできたんじゃないかな
…さよなら、サーニャ
いつか…また会えたら
スオムスの美味しいサーモンスープとキッシュを一緒に食べよう
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:57:31.65 ID:OZhdywzW0
サーニャ
サー…ニャ
サーニャ「エ…エイラ!」
え?サーニャ?
起き上がるとベッドの横にはサーニャや宮藤…ほかのウィッチまでいた
エイラ「あれ…わたし」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:58:15.82 ID:OZhdywzW0
ミーナ「エイラさん!『魔力の癌』はネウロイのコアが原因だって言ったわよね!」
エイラ「…うん」
坂本「この前の大型ネウロイを撃墜したとき出たコアの欠片をサーニャが奇跡
的に見つけてだな」
ミーナ「そう、それを使ってエイラさんの『魔力の癌』は完治したのよ!」
エイラ「ホントなのカ?」
ミーナ「宮藤さんの治癒魔法も勿論大きく役に立ったのよ!」
宮藤「えへへ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:00:11.60 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ!」
エイラ「サーニャ!」
わたしとサーニャは抱き合った
そうだ、こう言う時はなんかカッコいい事でも言おう
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:00:45.77 ID:OZhdywzW0
エイラ「うほん、え~と『わたしはサーニャにもう一度会うために地獄から這い上がって来たぜ 問題あるか』と」
するとサーニャはクスクスと笑い出した
…と周りも笑ってる
し、失敗したかな?恥ずかしい…
サーニャ「全然問題ないわエイラ、わたしはあなたを暖めるために産まれて来
たのよ」
とサーニャはさらっと言ってのけた
エイラ「…ッ///」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:01:20.33 ID:OZhdywzW0
宮藤「うわぁエイラさん顔真っ赤ですよ」
エイラ「うるさい!うるさい!」
こうしてわたしはまたサーニャの側にいることができた
これからもサーニャの歌声を一番近くで聞く事ができる
それだけで、嬉しかった
終わり
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:05:37.74 ID:OZhdywzW0 [44/45]
やっぱり今回もまた
筋少の「僕の歌を総て君にやる」と「トゥルー・ロマンス」
見てくれた人ありがとう
Sweet Duetも聞こうぜ
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:07:50.85 ID:bdh+LTQ00
乙
治るところが急展開でえって感じだな
サーニャの立場からコアを必死で探す場面があればと思ったり
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:09:21.14 ID:OZhdywzW0 [45/45]
>>66
初めてのハッピーエンドだったから難しかった
サーニャの視点もやっぱり重要か…
エイラ「…」
窓を見るとすっかり夜になっている
何時間寝たんだろうか
全身汗で濡れて気持ち悪い
早くサウナにでも入って水浴びでもしたいところだ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:18:24.87 ID:OZhdywzW0
身体を動かそうとする
エイラ「ん…」
思うように動かない
といより身体が妙なくらい重かった
自分の身体をよくみると腹には何重にも包帯が巻かれていた
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:19:00.78 ID:OZhdywzW0
やっぱり、このせいか
わたしは怪我をしたんだな
あきらめて、天井を見つめる
サーニャは今頃、夜間飛行の最中だろうか
一人で、誰もいない雲の上の暗闇を漂うように飛行しているのだろうか
なんとなく、寂しくて目を瞑った
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:19:37.69 ID:OZhdywzW0
坂本「…エイラ」
ミーナ「エイラさん…」
エイラ「少佐?ミーナ中佐も…?」
朝、起きると横には二人がいた
なんとなく暗い顔をしている
エイラ「ナ、ナニカあったのか?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:20:16.53 ID:OZhdywzW0
坂本「いや、あのネウロイは倒した 問題は無い」
ミーナ「あのあと増援が来たのよ」
エイラ「ソッカ…」
坂本「ただ一つだけ、問題が残った」
エイラ「一つダケ…?」
ミーナ「エイラさん、落ち着いて聞いてね」
わたしは唾を飲んだ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:21:20.93 ID:OZhdywzW0
わたしは唾を飲んだ
ミーナ「あなたは…病気に犯されているの」
エイラ「びょ、病気!?」
ミーナ「ウィッチ特有の病気でね…魔力の癌みたいな感じ」
エイラ「癌…」
ミーナ「ネウロイのコアが関係あるみたいなんだけど…まだあまりわかってな
いのよ」
坂本「言いたくは無いが、エイラ」
エイラ「…わたしは死ぬのか?」
ミーナ「…えぇ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:22:27.90 ID:OZhdywzW0
坂本「もって、二ヶ月」
エイラ「そ、そんなに早く!?」
ミーナ「魔力が枯渇するまでの時間のことね 生命は1、2年って…」
エイラ「そんなァ…」
坂本「そういうことだ もう戦闘に出なくて構わない」
エイラ「…!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:24:34.94 ID:OZhdywzW0
ミーナ「スオムスから応援を呼んでいるから、安心して」
エイラ「…嫌だ」
坂本&ミーナ「……」
エイラ「わ、わたしはまだ戦える それにサーニャを守りたい」
坂本「…考えておく」
と言って二人は部屋から出て行った
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:27:40.99 ID:OZhdywzW0
エイラ「…」
そうか、わたしは死ぬのか
ずっと、軍に志願してから戦闘で死ぬもんだと思ってた
敵に撃墜されて死ぬなら、まぁ仕方は無いと思う
でも、病気で死ぬなんて…
エイラ「うぅ…」
情けない、わたしは自分が情けなくて涙が出て来た
サーニャを守る筈なのに自分さえ守れない自分がひどく情けなかった
エイラ「サーニャ…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:28:16.29 ID:OZhdywzW0
宮藤「もう、大丈夫ですよ!エイラさん!」
エイラ「世話かけたナ」
サーニャ「エイラ、大丈夫?」
それから二週間くらい経ったあたり
わたしの傷口は宮藤のおかげで早く回復した
魔力も充分にある
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:30:17.85 ID:OZhdywzW0
エイラ「少しボーッとしてただけダ 腹が減ったナ」
宮藤「あ、ハイ これ」
エイラ「これは…」
宮藤「サーニャちゃんがエイラさんのために作ったんですよ~」
サーニャ「簡単だったから…」
わたしの前にはカレリアパイが置かれた
スオムスの東の名物料理でジャガイモとかお粥をグラタンにしてパイに包んで焼いたパンだ
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:31:11.08 ID:OZhdywzW0
サーニャ「これも…」
エイラ「お」
サーニャの小さな両手から可愛い小鉢に入った卵バターが渡された
エイラ「あ、ありがとう」
宮藤「すっごく美味しいですよ~」
エイラ「み、宮藤先に食べたのかぁ~!?」
宮藤「うわわ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:32:49.12 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ!早く食べて!」
エイラ「お、うん」
まずはカレリアパイをそのまま食べる
エイラ「…サクッ」
薄味だがなんか暖かくて美味しい
こんどは卵バターをかけてみよう
エイラ「…サクッ」
これもまた美味しい
サーニャってこんな料理出来たのか
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:33:39.69 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ早く、元気になってね…!」
エイラ「あ、当たり前だロ!」
宮藤「エイラさん素直じゃないんだから~」
エイラ「う、うるさいぞ!宮藤!」
本当は涙が出るくらい嬉しかったけど、今はまだ泣けない
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:34:28.94 ID:OZhdywzW0
医者「進行はゆっくりとなってますね」
ミーナ「そ、そうですか」
医者「急に魔力が無くなるということも無いでしょう」
エイラ「じゃあ、戦えるのカ!?」
医者「まぁ、医者としてはそうして欲しくはないんですが…」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:35:48.25 ID:OZhdywzW0
坂本「スオムスからの援軍はまだしばらく…、苦肉の策だがそれまでだ 絶対無茶はするな」
エイラ「うん、わかった」
良かった、戦える
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:37:18.48 ID:OZhdywzW0
サーニャの側でサーニャを守れる
少しの間だけどわたしはサーニャの隣にいれる
それだけでわたしは嬉しかった
たとえさっき占ったタロットカードの結果が最悪でも明るくなれる
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:38:36.07 ID:OZhdywzW0
それからは普通に戦えた
夜間戦闘も急な戦闘もいつも通り戦えた
でも、ネウロイを撃墜して基地に戻ると途端に疲れが一気に出る
すぐ寝てしまうのだ
精神的にも不安定になる
セラピストにも通って、薬は三種類飲む事にした
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:39:37.32 ID:OZhdywzW0
そんな日々のある夜、わたしにむかって夜間飛行前のサーニャはいきなりこう言った
サーニャ「エイラ、知ってる?」
エイラ「何ダ?」
サーニャ「オラーシャの子供達はね、死ぬとき童謡を歌うのよ」
エイラ「急にな、なんだヨ!しかも、怖いじゃないカ」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:40:23.36 ID:OZhdywzW0
サーニャ「ねぇ、エイラ エイラの占いでは未来はどう見えてるの?」
エイラ「…明日は晴れるってサ」
サーニャ「エイラの嘘つき 私になにか隠してない?」
エイラ「…」
サーニャ「もういい!」
と言ってドアを乱暴に閉めてサーニャは行ってしまった
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:40:56.30 ID:OZhdywzW0
全部、言えば良かったかな
そう思ったがサーニャに心配をかけるわけにもいかない
十六夜の闇の中で泣けるわたしにはこうするしかなかった
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:41:36.19 ID:OZhdywzW0
今日も薬を飲む
青、赤、黄色…
綺麗な派手な色のカプセルを口に放り込む
「魔力の癌」を告知されてからもう一ヶ月経つ
そろそろ、わたしにも限界が近くなっているな
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:42:38.58 ID:OZhdywzW0
でも、そんなことよりあのときからサーニャとろくに口をきいてないほうが気になる
早くサーニャと喋りたい
あぁ、サーニャ、サーニャ、サーニャ…
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:43:53.93 ID:OZhdywzW0
今夜は宮藤、サーニャ、わたしの三人で夜間飛行だ
そうだ、すこしサーニャの方を向いてみよう
エイラ「…」
サーニャ「…」プイッ
うぅ…やっぱり喋ってくれない そっぽを向かれてしまった
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:45:15.70 ID:OZhdywzW0
そんなことを考えてた矢先だった
宮藤「エイラさん!危ない!」
エイラ「…え?」
突如、前からの攻撃
普段のわたしなら簡単に避けられるだろう
でも、今のわたしはそれをかろじて避けるのが精一杯だ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:46:00.94 ID:OZhdywzW0
宮藤「ど、どうしたんですかぁ?いつもなら簡単に…」
エイラ「う、うるさい!いくぞ、宮藤!サーニャ!」
宮藤「は、はい!」
サーニャ「…」
何気なく呼んでもダメかァ…
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:46:33.43 ID:OZhdywzW0
雲の上に出た瞬間だった
エイラ「…!」
宮藤「!?」
サーニャ「…あ」
巨大なネウロイがいた
気配もない
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:47:26.25 ID:OZhdywzW0
一番、最後に雲の上に上がったサーニャが狙われた
やばい!サーニャが危ない!
エイラ「サーニャ!!」
わたしは全力でサーニャを押して回避させた
サーニャが完全にレーザーの軌道から外れた事を確認する
なんとか逃げられそうだナ…
サーニャ「エイラ!」
そして、わたしの目の前は真っ赤になった
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:47:57.60 ID:OZhdywzW0
目が覚めるとやっぱりまた病室だった
今度はちゃんと覚えている
あの巨大なネウロイにやられたんだ
そうだ…!サーニャ!サーニャは大丈夫だろうか?
そう思ってベッドから上半身をあげると隣にはサーニャがいた
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:48:32.13 ID:OZhdywzW0
エイラ「サーニャ…?」
サーニャ「エイラのバカ」
ぺシッ
頬打ちをされる
でも、あまりに非力で痛くも無い
いや、もうサーニャは泣いていたのだ
サーニャ「うぅ…えぐぅ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:50:36.60 ID:OZhdywzW0
きっともう全部、坂本少佐かミーナ中佐が話したんだろう
ということは、わたしももう戦闘にでることは無い
エイラ「…サーニャのスカートにはポケットはある?」
わたしは泣いてるサーニャに言った
サーニャ「…え?」
エイラ「あるなら、手を出して」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:51:43.37 ID:OZhdywzW0
わたしはポケットに入れていたサルミアッキをサーニャの小さな手に渡した
エイラ「すげー苦いけどすげー美味いんだゼ」
笑いかけてみる
しかし、サーニャはサルミアッキを握って涙をこらえていた
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:52:24.05 ID:OZhdywzW0
サーニャ「…エイラ、なんで言ってくれなかったの?し、死んじゃうんでしょ?」
エイラ「心配かけたくなかったんダ」
サーニャ「そんな…」
エイラ「ごめんナ でも大丈夫だよ」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:52:56.32 ID:OZhdywzW0
サーニャ「な、何が?」
エイラ「サーニャの声ならこの先いつまでも歌えるんダ、それも夜間飛行のスピードよりずっと早く」
サーニャ「なに言ってるかよくわかんないよぉ…」
エイラ「大好きダ、サーニャ わたしの総てをサーニャにあげる」
サーニャ「エイラ?エイラ…!?」
わたしはここで意識を失った
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:53:36.49 ID:OZhdywzW0
淡い夢の中、わたしはサーニャの顔を思い出した
笑ってる顔、怒ってる顔、泣いてる顔
どれも全部大好きなサーニャだ
わたしはサーニャのためになにが出来ただろう
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:54:55.93 ID:OZhdywzW0
わたしが側にいたくてもサーニャは一人できっと歌い続けれると思う
綺麗な歌声でこの地球を一杯にすればきっとネウロイなんていなくなるに違いない
わたしにできたことは
寂しいけれどサーニャが一人で生きていけるように少しはできたんじゃないかな
…さよなら、サーニャ
いつか…また会えたら
スオムスの美味しいサーモンスープとキッシュを一緒に食べよう
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:57:31.65 ID:OZhdywzW0
サーニャ
サー…ニャ
サーニャ「エ…エイラ!」
え?サーニャ?
起き上がるとベッドの横にはサーニャや宮藤…ほかのウィッチまでいた
エイラ「あれ…わたし」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 22:58:15.82 ID:OZhdywzW0
ミーナ「エイラさん!『魔力の癌』はネウロイのコアが原因だって言ったわよね!」
エイラ「…うん」
坂本「この前の大型ネウロイを撃墜したとき出たコアの欠片をサーニャが奇跡
的に見つけてだな」
ミーナ「そう、それを使ってエイラさんの『魔力の癌』は完治したのよ!」
エイラ「ホントなのカ?」
ミーナ「宮藤さんの治癒魔法も勿論大きく役に立ったのよ!」
宮藤「えへへ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:00:11.60 ID:OZhdywzW0
サーニャ「エイラ!」
エイラ「サーニャ!」
わたしとサーニャは抱き合った
そうだ、こう言う時はなんかカッコいい事でも言おう
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:00:45.77 ID:OZhdywzW0
エイラ「うほん、え~と『わたしはサーニャにもう一度会うために地獄から這い上がって来たぜ 問題あるか』と」
するとサーニャはクスクスと笑い出した
…と周りも笑ってる
し、失敗したかな?恥ずかしい…
サーニャ「全然問題ないわエイラ、わたしはあなたを暖めるために産まれて来
たのよ」
とサーニャはさらっと言ってのけた
エイラ「…ッ///」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:01:20.33 ID:OZhdywzW0
宮藤「うわぁエイラさん顔真っ赤ですよ」
エイラ「うるさい!うるさい!」
こうしてわたしはまたサーニャの側にいることができた
これからもサーニャの歌声を一番近くで聞く事ができる
それだけで、嬉しかった
終わり
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:05:37.74 ID:OZhdywzW0 [44/45]
やっぱり今回もまた
筋少の「僕の歌を総て君にやる」と「トゥルー・ロマンス」
見てくれた人ありがとう
Sweet Duetも聞こうぜ
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:07:50.85 ID:bdh+LTQ00
乙
治るところが急展開でえって感じだな
サーニャの立場からコアを必死で探す場面があればと思ったり
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/08(水) 23:09:21.14 ID:OZhdywzW0 [45/45]
>>66
初めてのハッピーエンドだったから難しかった
サーニャの視点もやっぱり重要か…
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