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唯「大学?東京大学ってところ受かったよ」梓「!!?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 18:26:50.86 ID:xGabh0TD0 [1/34]
律「おいおい唯~何言ってんだよ~」

紬「冗談は顔だけにしておいてね」

唯「ほ、本当だよ~!ほら」つ入学案内

澪「ほ、本物だ…!」

梓「ど、どうして!?」

唯「えへへ、実は他に大学知らなかったんだよね^^」

律「ば、馬鹿な!センターは何点だったんだよ!?」

唯「わからないよ。点数返してもらってないもん」

澪「じ、自己採点も知らないのか、問題用紙貸せバカ!」

紬「一応、マークは残してるみたいね」

梓「こ、これは!?」

律「924点…だと…?」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 19:34:30.93 ID:xGabh0TD0
唯「ところでみんなはどこの大学いくの?」

紬「わ、私は早稲田大学よ」

唯「へー!それってすごい大学!?」

澪「バカ!超名門校だぞ!!」

唯「そうなんだ!ムギちゃんスゴイね^^」

紬「で、でも東大よりは…し、下よ…」プルプル

唯「えー?もう!ちゃんと勉強しないとダメだよムギちゃん!!」ムフー

紬「」ブチッ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 19:41:35.66 ID:xGabh0TD0
唯「じゃあ澪ちゃんは?」

澪「わ、私は藤女子大学受かったけど、ろ、浪人するんだ。東大目指すのももももいいかもな!」

唯「えーウチの大学なんかより上目指しなよ^^」

澪「!?」ブチッ!!!

澪「おおおおおおま!ウチ!?!バッ、舐めんん!!!づいfgwぢあうlgふぇういお!!!!!」

唯「?、どうしたの顔真っ赤にして?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 20:10:40.11 ID:xGabh0TD0
唯「ん~じゃありっちゃんは?」

律「わ、私は就職することに決めたんだ」

唯「ほぇー、何のお仕事?」

律「う、運送屋。で、でも大手なんだぜ!佐川急便!」

唯「おー!知ってる知ってる!0120♪0120♪何運ぼ-ってCMだよね^^」

律「お前…バカに…してるだろ…!」ギギギ

唯「どえー!」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 20:21:24.51 ID:xGabh0TD0
梓「で、でもスゴイです唯先輩!ちゃんと勉強したんですね」

澪「ぶ、部活もそれくらい頑張って欲しかったなあ」ヒクヒク

唯「そうなんだよ!毎日2時間は勉強したからね、それも5ヶ月も!」フンス

律「2時間…だと…?」

紬「寝言は寝て言ってね」

唯「あ、ヒドイ!ホントに頑張ったんだよ」

梓「そ、そんな!たったそれだけで」ガクブル

澪「は、はは。そんなこと言って実は3月から必死こいてたんだろ
  わ、わたしは4月からだけどな…。い、いや5月…6月だったかな本気出したのは!」

唯「えー、それじゃ遊べないじゃん。そんなガリ勉みたいなことしてないよ~^^」

澪「はッ…あ?ガリ!!?おば!?こッ!!クソっ!テメッ!!Iあぢおshgふぃおpwd!!!」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 20:29:35.88 ID:xGabh0TD0
律「み、澪落ち着け。顔真っ赤だぞ」

澪「はあッ、はあッ!」

唯「?なんだか澪ちゃん必死だね?」

澪「このッ…!」

梓「わー!!と、とこで唯先輩は何学部なんですか?」

紬「文系なら就職の時はは覚悟しておいてね」

唯「がくぶ?よく解らないけど「りーさん」だって中国人みたいだよね^^」

ガチャ

さわちゃん「みんな、いるー?」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 20:35:21.90 ID:xGabh0TD0
じゃあ今から凡才路線で行くか?

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 20:50:33.28 ID:xGabh0TD0
じゃあ凡才で行くか

さわこ「なんでもないわ」

バタン

~そして半年後~

全員「「かんぱーい!!」」

唯「えへへ、みんなで集まるのも久しぶりだね~」

律「そうそう毎日忙しくってなー」

澪「唯は勉強ついていけてるのかあ~?」

唯「えっ、ああ、うんちょっと厳しいかな~(ホントは前期全部S評価なんだけど)」

澪「ははは、だろうな。なんなら今から大学変えるか」

紬「唯ちゃんも空気ってものが少しは読めるようになったのね~。スゴイ成長だわ!」

唯「へ?えへへ、そうかな///」

梓「(唯先輩、それ舐められてます)」




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:00:04.37 ID:xGabh0TD0
律「ところで梓はどこの大学受けるんだ?」

梓「あ、えと、第一志望は慶応です」

唯「けいおう?けいおん!みたいだね^^」

澪「」ギロッ

唯「っひぃ!」

紬「でも懐かしいわね。みんなで作った軽音部。今はどうなってるのかしら?」

梓「今はスゴイですよ。今年の新歓で先輩達のPV流したら大盛況で上級生の途中入部もありました。
  今は私達引退した3年が10人、2年生が16人、1年生が22人で。練習も体育館や複数の教室でやってます。吹奏楽部には悪いですけどね。」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:08:18.58 ID:xGabh0TD0
澪「す、すごいなそれ」

梓「先輩達のお陰ですよ。共学になって男子も入りましたしね。音大への推薦枠も増えてます。」

律「へー男子入ったんだ?じゃあカワイイ1年生に手出したりしてんのかコイツぅ^^」

澪「ないないww梓に限ってww」

梓「///」

紬「え?」

澪「なん…だと…?」

梓「すいません、今付き合ってる子がいて///」

律「へ、へぇ、やるじゃん。ま、まあ、あたしらは寂しい一人モンだけどな」

唯「ゴメン、あたしも彼氏いるんだ///」

紬、澪、律「!?」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:16:42.50 ID:xGabh0TD0
澪「(私は彼氏はおろか予備校で一人も友達いないってのに…!)」ワナワナ

紬「まあ蓼食う虫も好き好きっていうものね」

唯「ご、ごめんね。今度みんなにも紹介するから。田村くんっていうんだ。とっても頭いいんだよ!」

唯「でも…」

律「どうしたんだ?」

唯「やっぱり、あの頃に比べて何かが足りないんだ…」

梓「!!唯先輩!私もそう感じてました!」

澪「ふ、ふーん順風満帆のお前らでもそんなことあるんだな。」

唯「満たされているようで何かが足りない…そんな毎日なんだ。大学の軽音部も辞めちゃったし」

梓「私もです。部は大きくなりましたけどあの頃とは何かが違ってて…」

全員「・・・・・・」

紬「あの…」

律「ん?なんだ」

紬「じゃあ、もう一度軽音部を作らない?今度はプロを目指して!」

全員「!!!?」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:34:19.30 ID:xGabh0TD0
律「ちょっ…と驚いたけど確かに悪くない…かな?」

梓「そ、そうですよあの頃みたいに!」

澪「ちょ待てよ!プロを目指してとか言ってなかったか!?」

紬「そう。プロになって音楽が仕事になればあの日がずっと続いていくわ。
  それはとてもとても楽しいことじゃない!?」

澪「そんなの…。無理だよ」

唯「無理じゃないよ!!!」ど ん!

律「唯!」

梓「唯先輩!」

紬「唯ちゃん!」

澪「唯…。」

唯「私達あの頃あんなに輝いてたじゃない!無理なことなんてない!できっこないハズない!
  入部当初、バカみたいに振舞ってたけど本当は不安だった…!上手く演奏出来なくて浮くんじゃないかと怖かった…。
  でも、ど素人でもあそこまでやれたのはみんなのお陰だよ!可能性を見せてくれたじゃない!!」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:44:58.82 ID:xGabh0TD0
律「そうだ!やってみようぜ!」

梓「やってやるです!」

紬「ふふふ、わたしこういうのが夢だったの」

唯「澪…ちゃん…?」

澪「くっ」ポロポロ

澪「わかってた、わかってたんだ!私みたいなのが普通に生きようとしたら体張るしかない…。
  一発当てるしかない…。でないと…世間に入っていけない。待ってた。待ってたんだこんな突破口を!!」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:48:00.65 ID:xGabh0TD0
唯「頑張ろう澪ちゃん!」

律「澪!」

梓「澪先輩!」

紬「澪ちゃん!」

澪「うぐぅ」ポロポロ

唯「さあコレのんで景気つけよう!」

全員「みーお!みーお!」

澪「」ゴクゴク

澪「ぷはー!」

紬「澪ちゃん良い飲みっぷりね」

澪「あ゛あ゛…神の味がしたぜ…」

こうして5人は澪と梓の受験を待ってHTTを再結成することとなった…

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 21:59:42.72 ID:xGabh0TD0
~半年後~
律「いやー良かった良かった梓は無事に慶応大学、澪は高崎経済大学に合格したみたいだしな!」

梓「結構ぎりぎりでしたけどね」

澪「へへ、まあ頑張ったしな!」

紬「おめでとう、二人とも。一応の伝統校と腐っても国立だなんてすごいわ」

唯「えへへ、二人にプレゼントがあるんだ!」

澪「おーマジか!?」

梓「わー何でしょう!」

唯「演奏だよ!この日のために練習したんだ!」

梓・澪「おーおー!(物の方がよかったな)」



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 22:10:46.15 ID:xGabh0TD0
唯「じゃあいくね?」

律「1234、123、ヘイ!」

ジャッジャッージャージャージャー
キーミハキコエル?ボクノコノコエガー
~中略~
コタエハソウ、イツモソーバニアールー

唯「えへへ、どうかな?」

澪「う、うまい!」

梓「濃厚でそれでいてしつこくない!」

律「だろー?これならメジャーもすぐそこかな^^」

唯「甘いよりっちゃん!!」

律「」ビクッ

唯「メジャーは、メジャーはそんなに甘くないんだ。それをこうも簡単にデビューできるかのように言う…。
  それは、それはとても哀しいことなんだよ!!」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 22:14:31.18 ID:xGabh0TD0
澪「まあまあ唯…。」

唯「っは!?ごめんね。でもみんなにもわかって欲しかったんだ私の真剣さを」

紬「そうね唯ちゃん、頑張りましょう!」

律「あ、ああ。へへ、あたしとしたことが腑抜けちまったぜ」

唯「よーし、みんな!頑張ろう!」

全員「おー!」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 22:27:33.16 ID:xGabh0TD0
澪「それで?具体的にはどう活動していくんだ」

唯「うん、それなんだけど私たちこの半年間でデビューへの道を模索してきたの」

紬「その結果1つの結論にたどり着いたわ」

梓「んでんで?」

律「タイバンだよ」

澪「胎盤?」

唯「要は他のバンドと一緒にライブすることね。でも私たちがやるのは普通のタイバンじゃないわ」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 22:30:11.91 ID:xGabh0TD0
紬「東京ドームに存在するはずのない地下51階。そこに全てのパフォーマンスを許された裏のステージがあるわ」

梓「な、なんですかそれ」

律「そこでは2つのバンドがどれだけオーディエンスの支持を得られるかのバトルライブなんだ」

澪「す、すごい」

唯「当然腕を磨くだけじゃないわ。そこはA~Fまでのランクがあって高ランクのライブにはスカウトも大勢くるの。
  メジャーへの道も夢じゃないわ」

紬「私達はこの半年間地の滲むような戦いを経て今はCランクにいるわ。しかし、だからこそわかるA、Bランクへの壁
  並大抵じゃ生き残れないわ」

唯「ついてこれる?二人とも」

澪「…。っへ!愚問だな、目の前に楽園だぜ?」

―私が求めていたものはココだったんだ―



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 23:00:23.65 ID:xGabh0TD0
~そして10年後~

律「なんやかんやあってダメだったなあ~」

紬「2位までいったのに惜しかったわ」

梓「まあでもウチの旦那も2位じゃダメって言ってましたし。潮時だったんじゃないですか?
  あ、ごめんなさい子供にミルクあげないと」

澪「ちくしょう!唯を信じて着いて行った結果がこれだよ!」

唯「そんな~怒らないでよ。ウチの医院で雇ってあげてるじゃん」

紬「そうそう、あの経験のおかげで律ちゃんは運送会社を設立。今や郵便局、サカイ、クロネコ、佐川、アートを傘下に置く大企業だもの。
  それに唯ちゃんは卒業後、癌治療の研究でノーベル賞受賞。あの財前先生を救って里見先生との関係を修復、医療業界への貢献を変われて大病院まで手に入れたものね
  今や平沢…あらごめんなさい。田村唯を知らない人は日本にはいないものね」

律「へへ、ムギの投資があったからな。それに聡の子供が出来ちゃったとき唯が助けてくれたからさ」

唯「それにムギちゃんだって琴吹グループの事業は順調。プロ野球選手の佐藤寿也選手とも結婚したじゃない。うらやましいな~」

澪「ちくしょう!私だけ独身かよ!あーあーどっかに良い人いないかな~」

―この後澪は軍の軍楽隊に入ることになるのだがそれはまた別のおハナシ―

                              お わ り

134 名前:1[] 投稿日:2010/09/04(土) 23:08:50.88 ID:xGabh0TD0 [34/34]
見てくれた奴ありがとな!

本当は「音楽の才能は偏差値に比例する」って設定で青山や上智、京大、ラスボスはMITと戦う予定だったんだんだけど
もう23時だしさキリのいいところでってことで!ご勘弁

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