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娘「ときめきシュガー…お母さんコレ何?」秋山澪(45)「げえっ!?」
未完1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 23:36:26.44 ID:6UNO77nk0 [1/3]
娘「大好きなあなたにカラメルソース・・・お母さん何このイタいポエム」
澪(45)「そ、それはあれよ、む、昔その、り、律おばちゃんが書いた詩だよ!」
娘「でもコレお母さんの字だよね」
澪(45)「り、律が私の字を真似して書いたのよ!」
娘「あのりっちゃんがそんな器用なことできるかな」
澪(45)「できた!できたの!その時はたまたまできたんだって!」
娘「ふーん・・・本当?りっちゃん?」
田井中律(45)「へぇ~?私がそんなもの書いたんだ~。知らなかったぜ~」
澪(45)「り、律!?何でいるんだよ!?」
律(45)「遊びに来たんだよ。変なノートが見つかったから楽しもうと思って」
澪(45)「なああああっ!?」
娘「大好きなあなたにカラメルソース・・・お母さん何このイタいポエム」
澪(45)「そ、それはあれよ、む、昔その、り、律おばちゃんが書いた詩だよ!」
娘「でもコレお母さんの字だよね」
澪(45)「り、律が私の字を真似して書いたのよ!」
娘「あのりっちゃんがそんな器用なことできるかな」
澪(45)「できた!できたの!その時はたまたまできたんだって!」
娘「ふーん・・・本当?りっちゃん?」
田井中律(45)「へぇ~?私がそんなもの書いたんだ~。知らなかったぜ~」
澪(45)「り、律!?何でいるんだよ!?」
律(45)「遊びに来たんだよ。変なノートが見つかったから楽しもうと思って」
澪(45)「なああああっ!?」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 23:47:13.48 ID:6UNO77nk0
娘「にしてもこれは無いわ…」
律(45)「だろ~?会場もまあドン引きドン引き」
娘「会場?…これ人前で発表したの!?うわぁ…」
澪(45)「帰れ!お前もう帰れ!」
律(45)「えー?いいじゃんよ別に~。うち今日ダンナもガキどももいないんだよ。暇なの」
娘「じゃあ今日はりっちゃんにいっぱいお話してもらえるね!やったー!」
律(45)「そうだぜ~?お母さんのあんなことやらこんなことやらもう赤裸々っ!裸々っ!」
澪(45)「勘弁して…ホント勘弁して…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 23:54:53.42 ID:6UNO77nk0
律(45)「そういやあんたいくつだっけ?」
娘「17だよ。忘れないでよ、りっちゃんちと同級なんだから」
律(45)「あー、そかそか。じゃあ丁度同じ年の時だな、澪がこの詩読んだの」
娘「お母さんが高3のとき?高3で?高3でこれ?…うーわー…」
澪(45)「そうだ律、ケーキがあるんだ!高いの!食べたくないか?」
律(45)「食べる食べるー!話しながら食べるー!」
娘「お茶請けがいっぱいだね、りっちゃん!」
澪(45)「お前らなあ・・・!」
律(45)「そのときのお母さんが…これだな」
澪(45)「何でアルバムまで持ってきてるんだよ!?」
娘「…私にそっくりだね。何かうれしいかも」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:03:40.41 ID:BCW296jN0 [1/25]
娘「これは唯さんだね。こっちは…?」
律(45)「梓だな。中野梓」
娘「ええっ!?嘘!?これ、中野さん!?めちゃめちゃ可愛いじゃん!!…マジ?」
娘「うわぁ…年取るの怖いなあ…」
律(45)「あんたそれ本人の前で言うなよ」
娘「わかってる。言えるわけないって色んな意味で」
澪(45)「この話やめなかったら後で私が梓に言うぞ」
律(45)「いいよ。別に言っても」
澪(45)「えっ!?」
娘「本当に、お母さんが中野さんに言えるならね」
澪(45)「くそう…」
律(45)「というわけでお母さんケーキまだ?」
娘「まだー?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:11:03.30 ID:BCW296jN0 [2/25]
娘「この人は?」
律(45)「むぎだな。琴吹紬」
娘「ことぶきさん…私まだ会ったことないな~」
律(45)「あれ?そうなの?」
娘「うん。話は聞いてるけどね」
律(45)「今度久しぶりに会うからさ、何なら一緒に来るか?」
娘「え・・・いいの?」
律(45)「もちろんいいぜー?なあお母さーん?」
澪(45)「お前がお母さんって言うな!」
娘「ねえ、お母さん、私も行っていい?」
澪(45)「うーん…ま、まあいいけど…」
娘「やった!これでお母さんのこぼれ話さらに聞きまくり!」
律(45)「話しまくり!」
澪(45)「しくじった!!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:21:12.40 ID:BCW296jN0 [3/25]
娘「へえ…この時にお母さんはときめきシュガー(笑)を歌ったの?」
澪(45)「笑うな!」
律(45)「んにゃ、この時は歌ったのは確か…ぴゅあぴゅあかな?」
澪(45)「うん、この時がぴゅあぴゅあの初お目見えだったと思うよ」
娘「ぴゅあぴゅあ(笑)」
澪(45)「あんたお今月の小遣い抜きね」
娘「そんな~!」
律(45)「にゃはははは!母は強し、ってか?」
澪(45)「律には当分DVDは貸さない」
律(45)「そんな~!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:52:54.32 ID:BCW296jN0 [4/25]
律(45)「この時はそもそもライブじゃなかったんだよ」
娘「ライブじゃないの?」
律(45)「うん。これはお茶会」
娘「お茶会?何でお茶会で朗読?出しゃばったの?」
澪(45)「おいおい」
律(45)「まあ出しゃばったようなもんだな」
澪(45)「おいって!」
律(45)「何だようるさいなも~。出しゃばったんだろ?プログラムになかったのに詩を読みまひゅ~とか急に言い出して」
澪(45)「そんな言い方はしてないだろ!それに、私はあの時はサービスのつもりで…」
娘「話がまるで読めないよ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:59:52.36 ID:BCW296jN0 [5/25]
律(45)「あぁ、このお茶会はな、澪がメインだったんだよ」
娘「お母さんがメインのお茶会?…というかお茶会のメインって何?初めて聞くんだけどそんな概念」
律(45)「つまりだな、実は、お母さんにはファンクラブがあったのだ!!」
澪(45)「あー恥ずかしい」
娘「ふーん」
律(45)「反応薄いな」
娘「ファンクラブなら私にもあるしね。うざいんだよね、あああいうのって」
澪(45)「ええっ!?お前ファンクラブなんかあるの!?」
娘「そだよ。えーと…去年の暮れごろに家の周りで不審者騒ぎあったでしょ?」
澪(45)「…あぁ、あったあった」
娘「あれ当時のファンクラブの会長」
澪(45)「ええっ!?」
娘「もう学校辞めたけどね」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:05:39.89 ID:BCW296jN0 [6/25]
娘「まあそんなことはどうでもいいよ。…つまりこのお茶会ってのは要するに、お母さんを囲む会、みたいなものだったってことだね」
律(45)「そうそう。いわゆるファンイベントだな。澪を囲んで楽しい時間をすごしましょう、っていう」
娘「はぁー。…そこで、このときめきシュガーを朗読した、と」
律(45)「そういうこと」
娘「わざわざイベントに参加して、この詩を聞かされたと」
律(45)「そういうこと」
娘「…最悪だな」
律(45)「…最悪だろ」
娘「ファンクラブの人が不憫だね」
律(45)「何人か泣いてたからな」
澪(45)「しんみりと嘘を混ぜるな」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:17:31.74 ID:BCW296jN0 [7/25]
律(45)「ま、でもこの時の話で面白いのはここくらいかな。私らが司会したからお茶会自体はスムーズに進んだし」
娘「ふーん」
澪(45)「よ、よし!じゃあもうこの話は終わり!律はもう帰宅!標はご飯まで勉強!はい、解散!」
律(45)「文化祭の初ライブの時だけどさあ…」
標「うんうん」
澪(45)「当たり前のように話題を変えるなあ!し、しかもその話は駄目!絶対駄目だって!駄目!」
律(45)「ケチケチするない。言ったろ?私は暇なのですよ」
標「私も一昨日定期テスト終わったばっかだからね、すこしは勉強から離れてもいいと思うよ」
澪(45)「駄目!絶対駄目!駄目ぇ!」
律(45)「しょうがないなもう…標、ちょっとこれ再生して」
標「…何これ?」
律(45)「フレディVS貞子のビデオ」
澪(45)「ぎゃあああああああ!!」
標「……再生するまでもなく逃げたね」
律(45)「にゃはは!伊達に40年近く付き合ってないっての!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:25:17.99 ID:BCW296jN0 [8/25]
標「…でもこれ映画のパッケージじゃないね」
律(45)「実はそれは初ライブのビデオなのです」
標「おぉー!すごい!お母さんを退けつつ話を先に進めるとは!」
律(45)「褒めろ褒めろー!桜が丘のペテン師の異名は伊達じゃないぜー!」
標「やんややんや」
律(45)「ま。おふざけはこの辺にして…早く見ようぜ!急がないと母ちゃん戻ってきちゃうぞ」
標「あ、うん、そうだね…はい、セット完了!」
律(45)「なんたって15・6歳のころの映像だからな」
標「30年前か…なんか、すごいな…」
律(45)「おっ!来た来た!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:36:21.43 ID:BCW296jN0 [9/25]
標「わー!!可愛いー衣装!!」
律(45)「さわちゃん特製のライブ衣装だからな…うわ若っ!」
標「さわちゃん?バンドのメンバー?」
律(45)「顧問の先生だよ。生きてれば今ごろ60歳ぐらいかな…」
標「あれ…お母さん震えてるね」
律(45)「当ったり前だろー!緊張しいの澪の初舞台だぜ?緊張しないわけがない」
標「…ボカールやんなきゃいいのに」
律(45)「…横のドジっ子が下手打たなきゃよかったんだけどなあ」
標「あぁー、なるほど。…わかんないけどわかった」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:44:34.23 ID:BCW296jN0 [10/25]
標「おっ!りっちゃんかっこいー!」
律(45)「へへん、まあ部長だからな~」
標「あれお母さん手拍子…おぉグリス!」
標「……あんまり上手くないねえ」
律(45)「あー…うん、まあ、やっぱ初めてはこんなもんだろ」
標「まあ、それはそうだね…。あ、でもお母さん割とちゃんと歌えてる」
律(45)「意外と本番には強いほうだからな」
律(45)「…やばい澪かわいい」
標「…くそうお母さんのくせにかわいい」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:55:09.87 ID:BCW296jN0 [11/25]
標「おぉー、終わった」
律(45)「中々のもんだろ?」
標「うん。思ってたよりずっと良かった。あはは、ありがとぅー!!だって。カワイー!」
律(45)「さあて…始まるざますよ…」
標「へ?…えっ!?えーーーーーーーっ!?」
律(45)「はい来たあっ!!伝家の宝刀縞パン!!」
標「………」
律(45)「お宝映像だよな~。さわちゃんグッジョブ!…ん?」
標「…あのさ、りっちゃん…できればこれお蔵入りでよろしく…」
律(45)「え…?あ、そうか…やっぱり嫌だよな、お母さんの恥ずかしいところは…ごめんな」
標「いや…そうじゃなくて」
律(45)「ん?」
標「…私と同じ顔でパンチラされると…困るから」
律(45)「……あぁー」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 02:51:12.12 ID:BCW296jN0 [12/25]
律(45)「ま、パンツはともかく結構面白かったろ?」
標「うん、まあね。あのさ、他にもライブのビデオとかある?」
律(45)「あ~、どうだったかな~。もらった記憶があるようなないような…」
標「そっか。まあいいよ、それはそれで」
律(45)「とりあえず家帰ったら探してみるわ。さわちゃんに聞けばあるかもな」
標「でも30年も前のでしょ?」
律(45)「マニアにとっちゃ30年前なんて3年前ぐらいのものさね」
標「うん、まるで意味がわからないよ」
律(45)「ま、気にするな。…しかし澪のやつどこ行った?そろそろトーチャン帰ってくるんじゃないか?」
標「あ。お父さんは今日明日と出張なんだって。栃木」
律(45)「何だよそれを早く言えっての。よぉし、何か美味いもん食べにいこーぜ!」
標「ね、ね、なんかさ、思い出のお店とかないの?」
律(45)「思い出のお店、なあ…」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 03:04:12.77 ID:BCW296jN0 [13/25]
律(45)「ううん…甘いものなんかはよく食べに行ったけどな…ご飯屋さんにはあんまりみんなでは行かなかったなあ」
標「そっか…その甘いもののお店は?まだあるの?」
律(45)「あらかた潰れちゃったよ。やっぱりさ、30年て長いんだよな」
標「そうなんだ…なんか残念だね」
律(45)「ああ。あたしがさ、写真とか、ビデオとか、ノートとかを後生大事にしてるのもさ、結局そこなのかもな」
標「そこって?」
律(45)「未練がましいんだ、きっと。そんで臆病なんだな。だから無理して思い出を忘れないようにしてる、ってことさ」
標「……」
律(45)「まったくさ…生理も上がってんのに…みっともないったらありゃしない」
澪(45)「何しんみりしてるんだか。似合わないぞ」
律(45)「おぉ澪、ようやっと復活か?」
澪(45)「復活ならとっくにしてたよ。危険を感じてこっちに来なかっただけだ」
澪(45)「ところでお前ら出かけるから準備しな」
標「出かけるってどこへ?」
澪(45)「唯んとこにお呼ばれだ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 19:50:01.98 ID:BCW296jN0 [14/25]
律(45)「お呼ばれ?何でまた」
澪(45)「憂ちゃんが戻ってきてるらしくてな、バーベキューをやるから参加しないか、って電話が来たんだよ」
標「ういちゃん?」
澪(45)「唯の妹さんだよ。そうか、まだ会ったことなかったか」
標「うん。…唯さんの妹か…うーん」
律(45)「多分お前の心配しているようなことはないと思うぞ」
標「あ、そうなの?」
澪(45)「あの子は唯さえいなければ世界を変えていたかもしれない子だからなあ」
標「…唯さんはどれだけ手が掛かったんだろう」
律(45)「まあ何でもいいじゃんか。行こうぜー!」
澪(45)「アルバムは置いていけ」
律(45)「えーっ!?」
澪(45)「えーじゃない!」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 19:58:36.80 ID:BCW296jN0 [15/25]
澪(45)「何かお土産買っていかないとな」
律(45)「とくればやっぱり甘いものだよな~」
標「さっきケーキ食べたばっかだけどね」
律(45)「いいのいいの!甘いものは別腹なんだよ~」
標「あはは、そっか~。………えぇ?」
澪(45)「えーと…何人分あればいいんだろう」
律(45)「唯んとこが4人で…憂ちゃんは家族で来てんのかな」
澪(45)「それ聞かなかったな…まあ家族で来てるとして5人」
律(45)「で、私らが3人だから…15個か」
澪(45)「そうか。…おい何でそうなる!?」
律(45)「だって唯と私と標は2つ食べるじゃん」
澪(45)「…律、太ったな」
律(45)「うっせ」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:04:46.76 ID:BCW296jN0 [16/25]
ピンポーン
澪(45)「今晩はー」
平沢唯(45)「いらっしゃーい!おー!!つっちー!!」
がばっ
標「うわっ!?ちょ、ちょっと唯さん…」
唯(45)「あ~、相変わらずかわいいねぇ~ママと瓜二つだねぇ~」
標「んもう唯さんあんまり顔押し付けないで下さいよ~ガサガサして痛いから~」
唯(45)「はうっ!?ひどい!全盛期のあずにゃんよりひどいっ!」
律(45)「はいはいお約束終了~」
唯(45)「うおっ?…りっちゃん太ったね!」
律(45)「うっせうっせ!」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:17:45.21 ID:BCW296jN0 [17/25]
標「唯さんって昔からいろんな人に抱きついてたんですか?」
律(45)「ん~ターゲットはもっぱら梓だったな」
標「じゃあお母さんは私みたいに抱き着かれたりしなかったの?」
澪(45)「そういえば…あんまりそんな記憶ないな」
唯(45)「ホントは澪ちゃんともはぐはぐしたかったんだけどねぇ。澪ちゃんは色々危なかったから」
澪(45)「へ?」
唯(45)「だから今はこうしてつっちーであの頃の憂さ晴らしを!さあ抱かせろ揉ませろ吸わせろ~」
標「わあっ!?やめてやめて顔が削れるぅ!」
澪(45)「おい私が危なかったって何だよ!?唯!!」
累「私はいつまで空腹を抱えていなければならないのでしょうか」
律(45)「おっす累!」
憂(44)「みなさんお久しぶりです~」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:26:17.27 ID:BCW296jN0 [18/25]
律(45)「おー憂ちゃんお久しぶり!元気そうだね」
憂(44)「律さんもお変わりないようで…。少しふっくらされました?」
律(45)「んなー!どいつもこいつもぉ!」
憂(44)「あっ?そちらが澪さんの娘さんですか?うわぁ、昔の澪さんそっくり~」
標「あ、始めまして、秋山標です。母がお世話になってます」
憂(44)「平沢憂です。こちらこそ、姉がお世話に…」
唯(45)「つっち~!おっいぱいはちっちゃいねぇ~」
憂(44)「…ごめんなさい」
標「…いえ…な、慣れてます…から…」
澪(45)「はい、憂ちゃん、お土産。あとでみんなで食べよう」
憂(44)「ありがとうございます。すいません、お気を遣わせてしまって…」
唯(45)「やったぁ~!ケーキぃ~」
律(45)「相変わらずこの姉は…」
累「相変わらずこの母は…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:31:29.49 ID:BCW296jN0 [19/25]
>>113
そこには触れないでもらえると助かる
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:47:17.05 ID:BCW296jN0 [20/25]
澪(45)「憂ちゃん旦那さんは?」
憂(44)「お庭の方で義兄さんと準備してます。子供は下の子だけ。上二人はお留守番です」
澪(45)「そっか…じゃあケーキ余っちゃうな」
唯(45)「私が全部食べるから大丈夫だよ!」
律(45)「あー!ふざけんなよ私だって食べるぞー!」
唯(45)「駄目だよこれ以上太ったら死んじゃうよりっちゃん!」
律(45)「そこまで極端じゃねーぞこの野郎!」
標「累ちゃん、もう庭行こうか」
累「うん。そろそろ肉入れないとヤバイ」
憂(44)「お姉ちゃん、私たち先に行ってるね」
唯(45)「んも~、りっちゃんのよくばりぃ~」
律(45)「この~、ゆいのあんぽんた~ん」
澪(45)「お前ら歳考えろよ」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:02:20.03 ID:BCW296jN0 [21/25]
澪(45)「今晩は」
唯亭主(48)「お、澪ちゃんいらっしゃい!」
憂亭主(52)「こんばんは」
澪(45)「本日はお招きに預かりましてありがとうございます」
唯亭主(48)「んははは!まあ堅苦しい話は抜き抜き!さささ、座った座った!」
憂(44)「標さん、私の夫です。あなた、こちら澪さんの娘さんの標さんよ」
標「こんばんは」
憂亭主(52)「今晩は。やぁ、本当に若い頃の澪さんにそっくりだ」
標「昔の母をご存知なんですか?」
憂亭主(52)「うん。色々有名だからね、お母さんは」
澪(45)「はいはいはいはい!その話はまた別日!お前は向こうに子供エリアがあるからあっち行ってなさい!」
唯亭主(48)「そういや唯は?」
累「律さんとキャットファイトしてる」
唯亭主(48)「…よしきた見てくる」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:17:33.96 ID:BCW296jN0 [22/25]
標「お~っす」
終「あ、標姉さん、こんばんは」
雅「こ、こんばんは」
標「えっと、はじめまして…だよね?」
終「憂おばちゃんとこの雅だよ」
雅「平沢雅です。よろしくお願いします」
標「秋山標です。よろしくね」
累「終、皿と飲み物持っといで」
終「えー?姉ちゃんが行けばいいじゃんかー」
累「標の分の皿と飲み物よ。花ぁ持たせてやろうって言ってんの」
終「まったく…良いように言いくるめられてる気がする」
標「ごめんねー終ー。…アンタも中々やるねぇ」
累「男の扱いなら任せてよ」
雅「…(怖いなあ)」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:29:50.55 ID:BCW296jN0 [23/25]
標「雅ちゃんは今いくつ?」
雅「あ、えっと、13歳です。中学1年…」
標「へぇ…ふむ…」
雅「あの…何…ですか?」
標「…いいねぇ」
雅「えっ…?」
標「…よし!雅ちゃん、メアド交換しよう!メアド!」
雅「は、はい…構いませんけど…」
累「アンタ初対面の中学生を戦力に組み込もうとするのやめなさいよ」
標「大丈夫大丈夫!悪いようにはしないから…」
雅「……(戦力って何だろう)」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:41:59.96 ID:BCW296jN0 [24/25]
標「あ、いいにおいしてきたね」
累「終のやつ遅いな…皿と飲み物用意するのにどれだけかかってんだろ…ちょっと見てくる」
標「あ、ごめんね、ありがとー……雅ちゃんはさ、バーベキューでエビを焼く行為についてどう思う?」
雅「…はい?」
標「私は許せない派なんだよね。というかバーベキューで魚介ってなんか間違ってるでしょ」
雅「うぅん…ちょっとよくわかんないです」
標「結局ね、バーベキューってのは人と肉との戦いだと私は思うんだ」
雅「…(美人なのに変わった人だなあ)」
累「お待たせー」
標「あ、おかえり…何で終は泣いてるわけ?」
累「お母さんと律さんのソフトキャットファイトに巻き込まれたんだって」
累「しかもその様子をお父さんにバッチリ録画されたんだって」
終「負けねえ…もう二度と負けねえ…」
標「うん…ドンマイ」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:49:29.50 ID:BCW296jN0 [25/25]
唯(45)「あぁ~おなか減ったよぉ~憂~」
律(45)「はぁ、はぁ、昔はこの程度で息切れなんかしなかったんだけどな」
憂(44)「二人ともお疲れさま~」
澪(45)「お前らは子供ほったらかして何をしてるんだ…」
唯(45)「いや~、つい盛り上がってしまって…」
律(45)「三つ子の魂百まで踊りを忘れずってやつですよ澪さん」
澪(45)「……もういいや。ほら、お前らも皿と飲み物用意しろよ、乾杯するんだから」
唯(45)「おぉー乾杯!乾杯の音頭だよりっちゃん!」
律(45)「よっしゃ踊るぜ唯ー!」
澪(45)「お前ら精神年齢いくつだよ」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/24(火) 23:21:28.07 ID:3m2yf3VZ0
標(つくし) 澪の娘、高三
累(るい) 唯の娘
終(おわた) 唯の息子、累の弟
雅(みやび) 憂の娘、中一、第三子
訳わかめなので既出の情報まとめ
娘「にしてもこれは無いわ…」
律(45)「だろ~?会場もまあドン引きドン引き」
娘「会場?…これ人前で発表したの!?うわぁ…」
澪(45)「帰れ!お前もう帰れ!」
律(45)「えー?いいじゃんよ別に~。うち今日ダンナもガキどももいないんだよ。暇なの」
娘「じゃあ今日はりっちゃんにいっぱいお話してもらえるね!やったー!」
律(45)「そうだぜ~?お母さんのあんなことやらこんなことやらもう赤裸々っ!裸々っ!」
澪(45)「勘弁して…ホント勘弁して…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/23(月) 23:54:53.42 ID:6UNO77nk0
律(45)「そういやあんたいくつだっけ?」
娘「17だよ。忘れないでよ、りっちゃんちと同級なんだから」
律(45)「あー、そかそか。じゃあ丁度同じ年の時だな、澪がこの詩読んだの」
娘「お母さんが高3のとき?高3で?高3でこれ?…うーわー…」
澪(45)「そうだ律、ケーキがあるんだ!高いの!食べたくないか?」
律(45)「食べる食べるー!話しながら食べるー!」
娘「お茶請けがいっぱいだね、りっちゃん!」
澪(45)「お前らなあ・・・!」
律(45)「そのときのお母さんが…これだな」
澪(45)「何でアルバムまで持ってきてるんだよ!?」
娘「…私にそっくりだね。何かうれしいかも」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:03:40.41 ID:BCW296jN0 [1/25]
娘「これは唯さんだね。こっちは…?」
律(45)「梓だな。中野梓」
娘「ええっ!?嘘!?これ、中野さん!?めちゃめちゃ可愛いじゃん!!…マジ?」
娘「うわぁ…年取るの怖いなあ…」
律(45)「あんたそれ本人の前で言うなよ」
娘「わかってる。言えるわけないって色んな意味で」
澪(45)「この話やめなかったら後で私が梓に言うぞ」
律(45)「いいよ。別に言っても」
澪(45)「えっ!?」
娘「本当に、お母さんが中野さんに言えるならね」
澪(45)「くそう…」
律(45)「というわけでお母さんケーキまだ?」
娘「まだー?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:11:03.30 ID:BCW296jN0 [2/25]
娘「この人は?」
律(45)「むぎだな。琴吹紬」
娘「ことぶきさん…私まだ会ったことないな~」
律(45)「あれ?そうなの?」
娘「うん。話は聞いてるけどね」
律(45)「今度久しぶりに会うからさ、何なら一緒に来るか?」
娘「え・・・いいの?」
律(45)「もちろんいいぜー?なあお母さーん?」
澪(45)「お前がお母さんって言うな!」
娘「ねえ、お母さん、私も行っていい?」
澪(45)「うーん…ま、まあいいけど…」
娘「やった!これでお母さんのこぼれ話さらに聞きまくり!」
律(45)「話しまくり!」
澪(45)「しくじった!!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:21:12.40 ID:BCW296jN0 [3/25]
娘「へえ…この時にお母さんはときめきシュガー(笑)を歌ったの?」
澪(45)「笑うな!」
律(45)「んにゃ、この時は歌ったのは確か…ぴゅあぴゅあかな?」
澪(45)「うん、この時がぴゅあぴゅあの初お目見えだったと思うよ」
娘「ぴゅあぴゅあ(笑)」
澪(45)「あんたお今月の小遣い抜きね」
娘「そんな~!」
律(45)「にゃはははは!母は強し、ってか?」
澪(45)「律には当分DVDは貸さない」
律(45)「そんな~!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:52:54.32 ID:BCW296jN0 [4/25]
律(45)「この時はそもそもライブじゃなかったんだよ」
娘「ライブじゃないの?」
律(45)「うん。これはお茶会」
娘「お茶会?何でお茶会で朗読?出しゃばったの?」
澪(45)「おいおい」
律(45)「まあ出しゃばったようなもんだな」
澪(45)「おいって!」
律(45)「何だようるさいなも~。出しゃばったんだろ?プログラムになかったのに詩を読みまひゅ~とか急に言い出して」
澪(45)「そんな言い方はしてないだろ!それに、私はあの時はサービスのつもりで…」
娘「話がまるで読めないよ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 00:59:52.36 ID:BCW296jN0 [5/25]
律(45)「あぁ、このお茶会はな、澪がメインだったんだよ」
娘「お母さんがメインのお茶会?…というかお茶会のメインって何?初めて聞くんだけどそんな概念」
律(45)「つまりだな、実は、お母さんにはファンクラブがあったのだ!!」
澪(45)「あー恥ずかしい」
娘「ふーん」
律(45)「反応薄いな」
娘「ファンクラブなら私にもあるしね。うざいんだよね、あああいうのって」
澪(45)「ええっ!?お前ファンクラブなんかあるの!?」
娘「そだよ。えーと…去年の暮れごろに家の周りで不審者騒ぎあったでしょ?」
澪(45)「…あぁ、あったあった」
娘「あれ当時のファンクラブの会長」
澪(45)「ええっ!?」
娘「もう学校辞めたけどね」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:05:39.89 ID:BCW296jN0 [6/25]
娘「まあそんなことはどうでもいいよ。…つまりこのお茶会ってのは要するに、お母さんを囲む会、みたいなものだったってことだね」
律(45)「そうそう。いわゆるファンイベントだな。澪を囲んで楽しい時間をすごしましょう、っていう」
娘「はぁー。…そこで、このときめきシュガーを朗読した、と」
律(45)「そういうこと」
娘「わざわざイベントに参加して、この詩を聞かされたと」
律(45)「そういうこと」
娘「…最悪だな」
律(45)「…最悪だろ」
娘「ファンクラブの人が不憫だね」
律(45)「何人か泣いてたからな」
澪(45)「しんみりと嘘を混ぜるな」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:17:31.74 ID:BCW296jN0 [7/25]
律(45)「ま、でもこの時の話で面白いのはここくらいかな。私らが司会したからお茶会自体はスムーズに進んだし」
娘「ふーん」
澪(45)「よ、よし!じゃあもうこの話は終わり!律はもう帰宅!標はご飯まで勉強!はい、解散!」
律(45)「文化祭の初ライブの時だけどさあ…」
標「うんうん」
澪(45)「当たり前のように話題を変えるなあ!し、しかもその話は駄目!絶対駄目だって!駄目!」
律(45)「ケチケチするない。言ったろ?私は暇なのですよ」
標「私も一昨日定期テスト終わったばっかだからね、すこしは勉強から離れてもいいと思うよ」
澪(45)「駄目!絶対駄目!駄目ぇ!」
律(45)「しょうがないなもう…標、ちょっとこれ再生して」
標「…何これ?」
律(45)「フレディVS貞子のビデオ」
澪(45)「ぎゃあああああああ!!」
標「……再生するまでもなく逃げたね」
律(45)「にゃはは!伊達に40年近く付き合ってないっての!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:25:17.99 ID:BCW296jN0 [8/25]
標「…でもこれ映画のパッケージじゃないね」
律(45)「実はそれは初ライブのビデオなのです」
標「おぉー!すごい!お母さんを退けつつ話を先に進めるとは!」
律(45)「褒めろ褒めろー!桜が丘のペテン師の異名は伊達じゃないぜー!」
標「やんややんや」
律(45)「ま。おふざけはこの辺にして…早く見ようぜ!急がないと母ちゃん戻ってきちゃうぞ」
標「あ、うん、そうだね…はい、セット完了!」
律(45)「なんたって15・6歳のころの映像だからな」
標「30年前か…なんか、すごいな…」
律(45)「おっ!来た来た!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:36:21.43 ID:BCW296jN0 [9/25]
標「わー!!可愛いー衣装!!」
律(45)「さわちゃん特製のライブ衣装だからな…うわ若っ!」
標「さわちゃん?バンドのメンバー?」
律(45)「顧問の先生だよ。生きてれば今ごろ60歳ぐらいかな…」
標「あれ…お母さん震えてるね」
律(45)「当ったり前だろー!緊張しいの澪の初舞台だぜ?緊張しないわけがない」
標「…ボカールやんなきゃいいのに」
律(45)「…横のドジっ子が下手打たなきゃよかったんだけどなあ」
標「あぁー、なるほど。…わかんないけどわかった」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:44:34.23 ID:BCW296jN0 [10/25]
標「おっ!りっちゃんかっこいー!」
律(45)「へへん、まあ部長だからな~」
標「あれお母さん手拍子…おぉグリス!」
標「……あんまり上手くないねえ」
律(45)「あー…うん、まあ、やっぱ初めてはこんなもんだろ」
標「まあ、それはそうだね…。あ、でもお母さん割とちゃんと歌えてる」
律(45)「意外と本番には強いほうだからな」
律(45)「…やばい澪かわいい」
標「…くそうお母さんのくせにかわいい」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 01:55:09.87 ID:BCW296jN0 [11/25]
標「おぉー、終わった」
律(45)「中々のもんだろ?」
標「うん。思ってたよりずっと良かった。あはは、ありがとぅー!!だって。カワイー!」
律(45)「さあて…始まるざますよ…」
標「へ?…えっ!?えーーーーーーーっ!?」
律(45)「はい来たあっ!!伝家の宝刀縞パン!!」
標「………」
律(45)「お宝映像だよな~。さわちゃんグッジョブ!…ん?」
標「…あのさ、りっちゃん…できればこれお蔵入りでよろしく…」
律(45)「え…?あ、そうか…やっぱり嫌だよな、お母さんの恥ずかしいところは…ごめんな」
標「いや…そうじゃなくて」
律(45)「ん?」
標「…私と同じ顔でパンチラされると…困るから」
律(45)「……あぁー」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 02:51:12.12 ID:BCW296jN0 [12/25]
律(45)「ま、パンツはともかく結構面白かったろ?」
標「うん、まあね。あのさ、他にもライブのビデオとかある?」
律(45)「あ~、どうだったかな~。もらった記憶があるようなないような…」
標「そっか。まあいいよ、それはそれで」
律(45)「とりあえず家帰ったら探してみるわ。さわちゃんに聞けばあるかもな」
標「でも30年も前のでしょ?」
律(45)「マニアにとっちゃ30年前なんて3年前ぐらいのものさね」
標「うん、まるで意味がわからないよ」
律(45)「ま、気にするな。…しかし澪のやつどこ行った?そろそろトーチャン帰ってくるんじゃないか?」
標「あ。お父さんは今日明日と出張なんだって。栃木」
律(45)「何だよそれを早く言えっての。よぉし、何か美味いもん食べにいこーぜ!」
標「ね、ね、なんかさ、思い出のお店とかないの?」
律(45)「思い出のお店、なあ…」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 03:04:12.77 ID:BCW296jN0 [13/25]
律(45)「ううん…甘いものなんかはよく食べに行ったけどな…ご飯屋さんにはあんまりみんなでは行かなかったなあ」
標「そっか…その甘いもののお店は?まだあるの?」
律(45)「あらかた潰れちゃったよ。やっぱりさ、30年て長いんだよな」
標「そうなんだ…なんか残念だね」
律(45)「ああ。あたしがさ、写真とか、ビデオとか、ノートとかを後生大事にしてるのもさ、結局そこなのかもな」
標「そこって?」
律(45)「未練がましいんだ、きっと。そんで臆病なんだな。だから無理して思い出を忘れないようにしてる、ってことさ」
標「……」
律(45)「まったくさ…生理も上がってんのに…みっともないったらありゃしない」
澪(45)「何しんみりしてるんだか。似合わないぞ」
律(45)「おぉ澪、ようやっと復活か?」
澪(45)「復活ならとっくにしてたよ。危険を感じてこっちに来なかっただけだ」
澪(45)「ところでお前ら出かけるから準備しな」
標「出かけるってどこへ?」
澪(45)「唯んとこにお呼ばれだ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 19:50:01.98 ID:BCW296jN0 [14/25]
律(45)「お呼ばれ?何でまた」
澪(45)「憂ちゃんが戻ってきてるらしくてな、バーベキューをやるから参加しないか、って電話が来たんだよ」
標「ういちゃん?」
澪(45)「唯の妹さんだよ。そうか、まだ会ったことなかったか」
標「うん。…唯さんの妹か…うーん」
律(45)「多分お前の心配しているようなことはないと思うぞ」
標「あ、そうなの?」
澪(45)「あの子は唯さえいなければ世界を変えていたかもしれない子だからなあ」
標「…唯さんはどれだけ手が掛かったんだろう」
律(45)「まあ何でもいいじゃんか。行こうぜー!」
澪(45)「アルバムは置いていけ」
律(45)「えーっ!?」
澪(45)「えーじゃない!」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 19:58:36.80 ID:BCW296jN0 [15/25]
澪(45)「何かお土産買っていかないとな」
律(45)「とくればやっぱり甘いものだよな~」
標「さっきケーキ食べたばっかだけどね」
律(45)「いいのいいの!甘いものは別腹なんだよ~」
標「あはは、そっか~。………えぇ?」
澪(45)「えーと…何人分あればいいんだろう」
律(45)「唯んとこが4人で…憂ちゃんは家族で来てんのかな」
澪(45)「それ聞かなかったな…まあ家族で来てるとして5人」
律(45)「で、私らが3人だから…15個か」
澪(45)「そうか。…おい何でそうなる!?」
律(45)「だって唯と私と標は2つ食べるじゃん」
澪(45)「…律、太ったな」
律(45)「うっせ」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:04:46.76 ID:BCW296jN0 [16/25]
ピンポーン
澪(45)「今晩はー」
平沢唯(45)「いらっしゃーい!おー!!つっちー!!」
がばっ
標「うわっ!?ちょ、ちょっと唯さん…」
唯(45)「あ~、相変わらずかわいいねぇ~ママと瓜二つだねぇ~」
標「んもう唯さんあんまり顔押し付けないで下さいよ~ガサガサして痛いから~」
唯(45)「はうっ!?ひどい!全盛期のあずにゃんよりひどいっ!」
律(45)「はいはいお約束終了~」
唯(45)「うおっ?…りっちゃん太ったね!」
律(45)「うっせうっせ!」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:17:45.21 ID:BCW296jN0 [17/25]
標「唯さんって昔からいろんな人に抱きついてたんですか?」
律(45)「ん~ターゲットはもっぱら梓だったな」
標「じゃあお母さんは私みたいに抱き着かれたりしなかったの?」
澪(45)「そういえば…あんまりそんな記憶ないな」
唯(45)「ホントは澪ちゃんともはぐはぐしたかったんだけどねぇ。澪ちゃんは色々危なかったから」
澪(45)「へ?」
唯(45)「だから今はこうしてつっちーであの頃の憂さ晴らしを!さあ抱かせろ揉ませろ吸わせろ~」
標「わあっ!?やめてやめて顔が削れるぅ!」
澪(45)「おい私が危なかったって何だよ!?唯!!」
累「私はいつまで空腹を抱えていなければならないのでしょうか」
律(45)「おっす累!」
憂(44)「みなさんお久しぶりです~」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:26:17.27 ID:BCW296jN0 [18/25]
律(45)「おー憂ちゃんお久しぶり!元気そうだね」
憂(44)「律さんもお変わりないようで…。少しふっくらされました?」
律(45)「んなー!どいつもこいつもぉ!」
憂(44)「あっ?そちらが澪さんの娘さんですか?うわぁ、昔の澪さんそっくり~」
標「あ、始めまして、秋山標です。母がお世話になってます」
憂(44)「平沢憂です。こちらこそ、姉がお世話に…」
唯(45)「つっち~!おっいぱいはちっちゃいねぇ~」
憂(44)「…ごめんなさい」
標「…いえ…な、慣れてます…から…」
澪(45)「はい、憂ちゃん、お土産。あとでみんなで食べよう」
憂(44)「ありがとうございます。すいません、お気を遣わせてしまって…」
唯(45)「やったぁ~!ケーキぃ~」
律(45)「相変わらずこの姉は…」
累「相変わらずこの母は…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:31:29.49 ID:BCW296jN0 [19/25]
>>113
そこには触れないでもらえると助かる
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 20:47:17.05 ID:BCW296jN0 [20/25]
澪(45)「憂ちゃん旦那さんは?」
憂(44)「お庭の方で義兄さんと準備してます。子供は下の子だけ。上二人はお留守番です」
澪(45)「そっか…じゃあケーキ余っちゃうな」
唯(45)「私が全部食べるから大丈夫だよ!」
律(45)「あー!ふざけんなよ私だって食べるぞー!」
唯(45)「駄目だよこれ以上太ったら死んじゃうよりっちゃん!」
律(45)「そこまで極端じゃねーぞこの野郎!」
標「累ちゃん、もう庭行こうか」
累「うん。そろそろ肉入れないとヤバイ」
憂(44)「お姉ちゃん、私たち先に行ってるね」
唯(45)「んも~、りっちゃんのよくばりぃ~」
律(45)「この~、ゆいのあんぽんた~ん」
澪(45)「お前ら歳考えろよ」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:02:20.03 ID:BCW296jN0 [21/25]
澪(45)「今晩は」
唯亭主(48)「お、澪ちゃんいらっしゃい!」
憂亭主(52)「こんばんは」
澪(45)「本日はお招きに預かりましてありがとうございます」
唯亭主(48)「んははは!まあ堅苦しい話は抜き抜き!さささ、座った座った!」
憂(44)「標さん、私の夫です。あなた、こちら澪さんの娘さんの標さんよ」
標「こんばんは」
憂亭主(52)「今晩は。やぁ、本当に若い頃の澪さんにそっくりだ」
標「昔の母をご存知なんですか?」
憂亭主(52)「うん。色々有名だからね、お母さんは」
澪(45)「はいはいはいはい!その話はまた別日!お前は向こうに子供エリアがあるからあっち行ってなさい!」
唯亭主(48)「そういや唯は?」
累「律さんとキャットファイトしてる」
唯亭主(48)「…よしきた見てくる」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:17:33.96 ID:BCW296jN0 [22/25]
標「お~っす」
終「あ、標姉さん、こんばんは」
雅「こ、こんばんは」
標「えっと、はじめまして…だよね?」
終「憂おばちゃんとこの雅だよ」
雅「平沢雅です。よろしくお願いします」
標「秋山標です。よろしくね」
累「終、皿と飲み物持っといで」
終「えー?姉ちゃんが行けばいいじゃんかー」
累「標の分の皿と飲み物よ。花ぁ持たせてやろうって言ってんの」
終「まったく…良いように言いくるめられてる気がする」
標「ごめんねー終ー。…アンタも中々やるねぇ」
累「男の扱いなら任せてよ」
雅「…(怖いなあ)」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:29:50.55 ID:BCW296jN0 [23/25]
標「雅ちゃんは今いくつ?」
雅「あ、えっと、13歳です。中学1年…」
標「へぇ…ふむ…」
雅「あの…何…ですか?」
標「…いいねぇ」
雅「えっ…?」
標「…よし!雅ちゃん、メアド交換しよう!メアド!」
雅「は、はい…構いませんけど…」
累「アンタ初対面の中学生を戦力に組み込もうとするのやめなさいよ」
標「大丈夫大丈夫!悪いようにはしないから…」
雅「……(戦力って何だろう)」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:41:59.96 ID:BCW296jN0 [24/25]
標「あ、いいにおいしてきたね」
累「終のやつ遅いな…皿と飲み物用意するのにどれだけかかってんだろ…ちょっと見てくる」
標「あ、ごめんね、ありがとー……雅ちゃんはさ、バーベキューでエビを焼く行為についてどう思う?」
雅「…はい?」
標「私は許せない派なんだよね。というかバーベキューで魚介ってなんか間違ってるでしょ」
雅「うぅん…ちょっとよくわかんないです」
標「結局ね、バーベキューってのは人と肉との戦いだと私は思うんだ」
雅「…(美人なのに変わった人だなあ)」
累「お待たせー」
標「あ、おかえり…何で終は泣いてるわけ?」
累「お母さんと律さんのソフトキャットファイトに巻き込まれたんだって」
累「しかもその様子をお父さんにバッチリ録画されたんだって」
終「負けねえ…もう二度と負けねえ…」
標「うん…ドンマイ」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 21:49:29.50 ID:BCW296jN0 [25/25]
唯(45)「あぁ~おなか減ったよぉ~憂~」
律(45)「はぁ、はぁ、昔はこの程度で息切れなんかしなかったんだけどな」
憂(44)「二人ともお疲れさま~」
澪(45)「お前らは子供ほったらかして何をしてるんだ…」
唯(45)「いや~、つい盛り上がってしまって…」
律(45)「三つ子の魂百まで踊りを忘れずってやつですよ澪さん」
澪(45)「……もういいや。ほら、お前らも皿と飲み物用意しろよ、乾杯するんだから」
唯(45)「おぉー乾杯!乾杯の音頭だよりっちゃん!」
律(45)「よっしゃ踊るぜ唯ー!」
澪(45)「お前ら精神年齢いくつだよ」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/24(火) 23:21:28.07 ID:3m2yf3VZ0
標(つくし) 澪の娘、高三
累(るい) 唯の娘
終(おわた) 唯の息子、累の弟
雅(みやび) 憂の娘、中一、第三子
訳わかめなので既出の情報まとめ
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コメント
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おわたワロタwwww
しゅうかと思ったらオワタかよww
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てか結婚しても名字変わらないんだな(笑)
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雰囲気いいな
みおつくしは上手いのにほかの名前はどういうことだろう
みおつくしは上手いのにほかの名前はどういうことだろう
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