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こなた「おおっ、かがみ来てくれたの?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:40:58.02 ID:w8a8o2xg0 [1/13]
かがみ「ええ、ちょっと外回りで近くに来たから」
こなた「そっか……かがみももう立派な社会人なんだね」
かがみ「うん……」
こなた「どうせだからサ、なんか対戦でもしようか?」
かがみ「いや、いいわ」
こなた「え……」
かがみ「私、もうやめたの。そういうの」
こなた「そっか……」
かがみ「こなた……アンタ、全然、変わってないのね……」
こなた「……」
かがみ「好きな事ばかりやれて、羨ましいわ……」
かがみ「ええ、ちょっと外回りで近くに来たから」
こなた「そっか……かがみももう立派な社会人なんだね」
かがみ「うん……」
こなた「どうせだからサ、なんか対戦でもしようか?」
かがみ「いや、いいわ」
こなた「え……」
かがみ「私、もうやめたの。そういうの」
こなた「そっか……」
かがみ「こなた……アンタ、全然、変わってないのね……」
こなた「……」
かがみ「好きな事ばかりやれて、羨ましいわ……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:45:44.38 ID:w8a8o2xg0
数年前
こなた「でさ~、その時のアレがまた臭くってさぁ~」
かがみ「あはは、アレって生物的に臭いものなのかしらね?」
こなた「そうなのかもしれないねぇ」
♪~
かがみ「っと、ちょっと電話」
こなた「うい~」
ピ
かがみ「もしもし」
こなた(誰だろうなぁ~?もしかして男?なんちて)
かがみ「え……!?わ、わかった、すぐ帰る」
ピ
こなた「どったの?」
かがみ「お父さん……倒れたって」
こなた「えっ!?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:51:42.24 ID:w8a8o2xg0
タタタ
かがみ「お父さん!」ガチャ
みき「……かがみ……」
まつり「くっ、う……アンタ……どこで何やってたのよ……」ポロポロ
いのり「……」
つかさ「ぅ……ひっぐ……」ポロポロ
かがみ「……え……?嘘……嘘でしょ……」
みき「……つい、さっき……」
かがみ「そんな……お父さん!お父さん!」ユサユサ
いのり「やめな、かがみ……ゆっくり眠らせてあげな……」
かがみ「う……う……うわぁぁっ!」ボロボロ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:57:28.75 ID:w8a8o2xg0
葬式
かがみ「ありがとうございます……」ペコ
みゆき「かがみさん」
かがみ「あ、みゆき……来てくれたんだ」
みゆき「この度はお悔やみ申し上げます……あ、泉さんもいらっしゃってますよ」
こなた「……」
かがみ「こなた……来てくれてありがとね」
こなた「え、と……なんて言ったらいいのかわかんないけど……その、元気出してね」
かがみ「うん……だ、大丈夫よ!お父さんいなくなったって神社もあるし……」
ドカン!
かがみ「な、何?」
みゆき「玄関の方でしょうか」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:04:23.47 ID:w8a8o2xg0
みき「ちょ、ちょっと、今日は……困ります」
スーツA「困りますじゃねぇんだよ!困ってんのはこっちだってんだよ、あぁ!?」
スーツB「そうなんだよ、奥さん……返済期限が昨日だって知ってんだろ、な?」
みき「すいません、すいません、まだお金が……」
バタバタ
かがみ「ちょ、ちょっと母さん、何の騒ぎ?」
みき「か、かがみ、奥に引っ込んでなさい」
スーツA「お?なかなか可愛いお嬢さんじゃないか……アンタ、うちのとこで働いてみる気ない?」
みき「娘はやめてください!」ガバ
スーツA「おっ、何すんだこらぁ!!!」バキ
みき「あぅっ」
かがみ「な、なになに、なんなのよ……!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:12:14.24 ID:w8a8o2xg0
スーツB「なんだ、娘にも言ってねぇのか?あのな、お嬢さん……アンタのとこの母さん、うちに5000万の借金があんのよ」
かがみ「ごせ……!?」
みき「ごめんなさい、ごめんなさい……」
スーツA「ったく、何に使ったのか知らねぇが家族に内緒で5000万たぁな……いい母親だよなぁ、あ?」
スーツB「ま、今日のとこはとりあえず香典だけもらっとくぜ」ガサガサ
かがみ「あぁ……」
スーツA「今度は耳揃えて返してもらうからな!なんとかして工面しとけよ」ペッ
ピシャン
みき「うぅ……」
かがみ「……どういう事……?」
パタパタ
こなた「か、かがみ、大丈夫だった?怪我とかしてない?」
みゆき「さっきの方は……いえ、大丈夫でしたか?」
かがみ「うん……ごめんふたりとも、せっかく来てくれたのにね」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:18:26.95 ID:w8a8o2xg0
その夜
かがみ「て事があってね……」
まつり「騒がしいと思ったら……」
いのり「ごめん、駆けつけられなくて」
かがみ「いや、二人は葬式に出てたんだし……そういえばつかさは?」
まつり「もう寝ちゃったよ。ずっと泣いてたし、疲れたんだろうね……」
かがみ「そっか……都合がいいかもしれないわね。これからする話、つかさには重いかもしれないから」
みき「……」
いのり「お母さん……話してくれるよね」
みき「……ごめんなさい」
かがみ「一体何で5000万も……?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:28:13.45 ID:w8a8o2xg0
お母さんが話した内容は、ドラマの中の物のように感じられた。
神社はずっと赤字だったこと。その穴を埋めようと株をしていたこと。
大暴落にあったこと。追証をいれた事。しかし暴落は止まらなかったこと。
みき「本当に、ごめんなさい……」
いのり「……過ぎたことはしょうがないよ。これからどうするか考えないと」
まつり「私……働こうか?」
いのり「……それはともかくとして、とりあえず神社は処分しないとダメかもね……」
みき「……」
まつり「そしたら生活、苦しくなるんじゃないかな?私大学やめて働くよ。かがみとつかさも進学させてあげたいし」
かがみ「……いいわよ」
まつり「え?」
かがみ「まつり姉さんは大学やめないほうがいいって。私、高校卒業したら働くから」
まつり「でも……かがみ成績いいじゃないの。私なんかより全然」
かがみ「高卒よりも大学中退の方が印象悪いでしょ?」
まつり「そりゃあそうかもしれないけど……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:38:24.63 ID:w8a8o2xg0
みき「ごめんなさい、私のせいで……私も働くから、かがみは……」
かがみ「いくら働いたって大学進学はお金かかるでしょ?」
みき「……」
まつり「だから私も……」
かがみ「いいってば!……私じゃなくて、つかさを進学させてあげて。料理の専門学校、行きたいって言ってた」
いのり「かがみ……」
かがみ「私が目的もなく大学に行くより、つかさが専門学校行った方が絶対にいいわよ。才能もあるしね」
みき「ごめんなさい……」
かがみ「お母さんのせいじゃないわよ。運が悪かっただけ」
まつり「……ありがとね、かがみ。私もできるだけ家にお金入れるから」
いのり「……ささ、明日も平日なんだしもう寝ましょう。この話は一旦おしまい」
かがみ「うん……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:42:05.34 ID:w8a8o2xg0
かがみ「あ、それとね……この話はつかさには内緒」
いのり「……ん」
まつり「わかった」
みき「……わかったわ」
翌日
かがみ「おっすこなた」
つかさ「おはよ、こなちゃん」
こなた「あ、かがみにつかさ、おはよ……つかさ、大丈夫?」
つかさ「うん……ちょっと目元がヒリヒリするけどね、えへへ」
かがみ「一番泣いてたからね、この子は……」
こなた「だろね……つかさ、あんまり無茶しちゃダメだよ」
つかさ「うん。ありがと、こなちゃん」
こなた(でも、一番心配なのはかがみなんだけど……溜め込みそうだし)ジー
かがみ「どうかした?」
こなた「あ、いや。んじゃいこっか」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:50:50.73 ID:w8a8o2xg0
昼休み
かがみ「おーっす、きたぞー」
つかさ「あ、お姉ちゃん」
みゆき「こんにちは、かがみさん」
こなた「う~~~ん……」
かがみ「あれ?こなたが休み時間まで食い込んで勉強してるなんて……珍しい事もあるものねー」
こなた「む、失礼な。私だって受験生の自覚くらいあるんだよ」
かがみ「……そっか。そうだったわね……えっとね、ここはχでくくってやればいいのよ」
こなた「え?あ、ほんとだ。さっすがかがみんだねー。私の狙う大学とはレベルが違うから当然かぁ」
かがみ「……今度、週末にでもみっちり教えてあげようか」
こなた「いいの?」
かがみ「ええ」
こなた「わーい!ありがとかがみん♪」ギュ
かがみ「わ、こ、こら!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 13:02:02.23 ID:w8a8o2xg0
週末
ピンポーン
パタパタ
こなた「いらっしゃーい」ガチャ
かがみ「おう。今日はみっちり行くわよー」
こなた「お、お手柔らかに」
☆☆☆
カリカリカリ
こなた「……ね、かがみ」
かがみ「ん~?」モグモグ
こなた「教えてもらっといてなんだけどさ……かがみ、自分の勉強大丈夫?」
かがみ「ん……」
こなた「レベルも違うんだし、私に教えてたら勉強できないんじゃないかなと思って……邪魔だったら……」
かがみ「いいのよ」
こなた「え?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 13:05:55.89 ID:w8a8o2xg0
かがみ「私ね……就職することにしたから」
こなた「な、なんで?成績いいのに」
かがみ「うーん……ま、いろいろあってね」
こなた「……もしかしてさ、葬式の日に来てた人と関係ある?」
かがみ「……ないわよ」
こなた「あるんだ……」
かがみ「……あんたって変なとこで鋭いわね」
こなた「いや……かがみが就職するとか言ったら誰でも何か事情があると思うよ」
かがみ「アンタには喋ってもいいかな……」
こなた「うん」
かがみ「つかさには内緒よ?みゆきにもね」
こなた「……うん」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/28(土) 13:24:10.18 ID:w8a8o2xg0
☆☆☆
こなた「……そんな事が……」
かがみ「うん。つかさには進学させてあげたいしね」
こなた「……かがみはえらい子だぁ~」ポロポロ
かがみ「ちょ!泣くな!」
こなた「普通はそんな決断できないよ……偉いぃぃ~」ナデナデ
かがみ「ちょ……」カァ
こなた「でも、無理しちゃダメだよ?」
かがみ「ん」
こなた「辛かったらすぐ私に言っていいんだよ~」ナデナデ
かがみ「アンタに泣きつく事なんてないと思うけどね」
こなた「えぇ~、もうちょっと頼りにしてくれてもいいじゃん」
かがみ「ふふふ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/28(土) 13:30:00.84 ID:w8a8o2xg0
AVAやってくる
数年前
こなた「でさ~、その時のアレがまた臭くってさぁ~」
かがみ「あはは、アレって生物的に臭いものなのかしらね?」
こなた「そうなのかもしれないねぇ」
♪~
かがみ「っと、ちょっと電話」
こなた「うい~」
ピ
かがみ「もしもし」
こなた(誰だろうなぁ~?もしかして男?なんちて)
かがみ「え……!?わ、わかった、すぐ帰る」
ピ
こなた「どったの?」
かがみ「お父さん……倒れたって」
こなた「えっ!?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:51:42.24 ID:w8a8o2xg0
タタタ
かがみ「お父さん!」ガチャ
みき「……かがみ……」
まつり「くっ、う……アンタ……どこで何やってたのよ……」ポロポロ
いのり「……」
つかさ「ぅ……ひっぐ……」ポロポロ
かがみ「……え……?嘘……嘘でしょ……」
みき「……つい、さっき……」
かがみ「そんな……お父さん!お父さん!」ユサユサ
いのり「やめな、かがみ……ゆっくり眠らせてあげな……」
かがみ「う……う……うわぁぁっ!」ボロボロ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 11:57:28.75 ID:w8a8o2xg0
葬式
かがみ「ありがとうございます……」ペコ
みゆき「かがみさん」
かがみ「あ、みゆき……来てくれたんだ」
みゆき「この度はお悔やみ申し上げます……あ、泉さんもいらっしゃってますよ」
こなた「……」
かがみ「こなた……来てくれてありがとね」
こなた「え、と……なんて言ったらいいのかわかんないけど……その、元気出してね」
かがみ「うん……だ、大丈夫よ!お父さんいなくなったって神社もあるし……」
ドカン!
かがみ「な、何?」
みゆき「玄関の方でしょうか」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:04:23.47 ID:w8a8o2xg0
みき「ちょ、ちょっと、今日は……困ります」
スーツA「困りますじゃねぇんだよ!困ってんのはこっちだってんだよ、あぁ!?」
スーツB「そうなんだよ、奥さん……返済期限が昨日だって知ってんだろ、な?」
みき「すいません、すいません、まだお金が……」
バタバタ
かがみ「ちょ、ちょっと母さん、何の騒ぎ?」
みき「か、かがみ、奥に引っ込んでなさい」
スーツA「お?なかなか可愛いお嬢さんじゃないか……アンタ、うちのとこで働いてみる気ない?」
みき「娘はやめてください!」ガバ
スーツA「おっ、何すんだこらぁ!!!」バキ
みき「あぅっ」
かがみ「な、なになに、なんなのよ……!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:12:14.24 ID:w8a8o2xg0
スーツB「なんだ、娘にも言ってねぇのか?あのな、お嬢さん……アンタのとこの母さん、うちに5000万の借金があんのよ」
かがみ「ごせ……!?」
みき「ごめんなさい、ごめんなさい……」
スーツA「ったく、何に使ったのか知らねぇが家族に内緒で5000万たぁな……いい母親だよなぁ、あ?」
スーツB「ま、今日のとこはとりあえず香典だけもらっとくぜ」ガサガサ
かがみ「あぁ……」
スーツA「今度は耳揃えて返してもらうからな!なんとかして工面しとけよ」ペッ
ピシャン
みき「うぅ……」
かがみ「……どういう事……?」
パタパタ
こなた「か、かがみ、大丈夫だった?怪我とかしてない?」
みゆき「さっきの方は……いえ、大丈夫でしたか?」
かがみ「うん……ごめんふたりとも、せっかく来てくれたのにね」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:18:26.95 ID:w8a8o2xg0
その夜
かがみ「て事があってね……」
まつり「騒がしいと思ったら……」
いのり「ごめん、駆けつけられなくて」
かがみ「いや、二人は葬式に出てたんだし……そういえばつかさは?」
まつり「もう寝ちゃったよ。ずっと泣いてたし、疲れたんだろうね……」
かがみ「そっか……都合がいいかもしれないわね。これからする話、つかさには重いかもしれないから」
みき「……」
いのり「お母さん……話してくれるよね」
みき「……ごめんなさい」
かがみ「一体何で5000万も……?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:28:13.45 ID:w8a8o2xg0
お母さんが話した内容は、ドラマの中の物のように感じられた。
神社はずっと赤字だったこと。その穴を埋めようと株をしていたこと。
大暴落にあったこと。追証をいれた事。しかし暴落は止まらなかったこと。
みき「本当に、ごめんなさい……」
いのり「……過ぎたことはしょうがないよ。これからどうするか考えないと」
まつり「私……働こうか?」
いのり「……それはともかくとして、とりあえず神社は処分しないとダメかもね……」
みき「……」
まつり「そしたら生活、苦しくなるんじゃないかな?私大学やめて働くよ。かがみとつかさも進学させてあげたいし」
かがみ「……いいわよ」
まつり「え?」
かがみ「まつり姉さんは大学やめないほうがいいって。私、高校卒業したら働くから」
まつり「でも……かがみ成績いいじゃないの。私なんかより全然」
かがみ「高卒よりも大学中退の方が印象悪いでしょ?」
まつり「そりゃあそうかもしれないけど……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:38:24.63 ID:w8a8o2xg0
みき「ごめんなさい、私のせいで……私も働くから、かがみは……」
かがみ「いくら働いたって大学進学はお金かかるでしょ?」
みき「……」
まつり「だから私も……」
かがみ「いいってば!……私じゃなくて、つかさを進学させてあげて。料理の専門学校、行きたいって言ってた」
いのり「かがみ……」
かがみ「私が目的もなく大学に行くより、つかさが専門学校行った方が絶対にいいわよ。才能もあるしね」
みき「ごめんなさい……」
かがみ「お母さんのせいじゃないわよ。運が悪かっただけ」
まつり「……ありがとね、かがみ。私もできるだけ家にお金入れるから」
いのり「……ささ、明日も平日なんだしもう寝ましょう。この話は一旦おしまい」
かがみ「うん……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:42:05.34 ID:w8a8o2xg0
かがみ「あ、それとね……この話はつかさには内緒」
いのり「……ん」
まつり「わかった」
みき「……わかったわ」
翌日
かがみ「おっすこなた」
つかさ「おはよ、こなちゃん」
こなた「あ、かがみにつかさ、おはよ……つかさ、大丈夫?」
つかさ「うん……ちょっと目元がヒリヒリするけどね、えへへ」
かがみ「一番泣いてたからね、この子は……」
こなた「だろね……つかさ、あんまり無茶しちゃダメだよ」
つかさ「うん。ありがと、こなちゃん」
こなた(でも、一番心配なのはかがみなんだけど……溜め込みそうだし)ジー
かがみ「どうかした?」
こなた「あ、いや。んじゃいこっか」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 12:50:50.73 ID:w8a8o2xg0
昼休み
かがみ「おーっす、きたぞー」
つかさ「あ、お姉ちゃん」
みゆき「こんにちは、かがみさん」
こなた「う~~~ん……」
かがみ「あれ?こなたが休み時間まで食い込んで勉強してるなんて……珍しい事もあるものねー」
こなた「む、失礼な。私だって受験生の自覚くらいあるんだよ」
かがみ「……そっか。そうだったわね……えっとね、ここはχでくくってやればいいのよ」
こなた「え?あ、ほんとだ。さっすがかがみんだねー。私の狙う大学とはレベルが違うから当然かぁ」
かがみ「……今度、週末にでもみっちり教えてあげようか」
こなた「いいの?」
かがみ「ええ」
こなた「わーい!ありがとかがみん♪」ギュ
かがみ「わ、こ、こら!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 13:02:02.23 ID:w8a8o2xg0
週末
ピンポーン
パタパタ
こなた「いらっしゃーい」ガチャ
かがみ「おう。今日はみっちり行くわよー」
こなた「お、お手柔らかに」
☆☆☆
カリカリカリ
こなた「……ね、かがみ」
かがみ「ん~?」モグモグ
こなた「教えてもらっといてなんだけどさ……かがみ、自分の勉強大丈夫?」
かがみ「ん……」
こなた「レベルも違うんだし、私に教えてたら勉強できないんじゃないかなと思って……邪魔だったら……」
かがみ「いいのよ」
こなた「え?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 13:05:55.89 ID:w8a8o2xg0
かがみ「私ね……就職することにしたから」
こなた「な、なんで?成績いいのに」
かがみ「うーん……ま、いろいろあってね」
こなた「……もしかしてさ、葬式の日に来てた人と関係ある?」
かがみ「……ないわよ」
こなた「あるんだ……」
かがみ「……あんたって変なとこで鋭いわね」
こなた「いや……かがみが就職するとか言ったら誰でも何か事情があると思うよ」
かがみ「アンタには喋ってもいいかな……」
こなた「うん」
かがみ「つかさには内緒よ?みゆきにもね」
こなた「……うん」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/28(土) 13:24:10.18 ID:w8a8o2xg0
☆☆☆
こなた「……そんな事が……」
かがみ「うん。つかさには進学させてあげたいしね」
こなた「……かがみはえらい子だぁ~」ポロポロ
かがみ「ちょ!泣くな!」
こなた「普通はそんな決断できないよ……偉いぃぃ~」ナデナデ
かがみ「ちょ……」カァ
こなた「でも、無理しちゃダメだよ?」
かがみ「ん」
こなた「辛かったらすぐ私に言っていいんだよ~」ナデナデ
かがみ「アンタに泣きつく事なんてないと思うけどね」
こなた「えぇ~、もうちょっと頼りにしてくれてもいいじゃん」
かがみ「ふふふ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/28(土) 13:30:00.84 ID:w8a8o2xg0
AVAやってくる
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