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上条「魔術…だとぉぉぉ?」 禁書「う…うん…」2
76 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:12:36 ID:vhdNkpFA0 [3/50]
まぁ、とりあえずある程度書き溜めできたから、投下してく。色々と残念なのは目をつむってくれ
77 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:15:00 ID:vhdNkpFA0 [4/50]
上条「ふぅ…危ない危ない…もう少しのところで3600円のものを買うところだったが…店員にこれ以外ないのかと問い詰めまくったら、
1000円のものを出してくれたぜ…やっぱり疑う事だけはやめられないな!」
禁書「とうま。それはただケチなだけで、疑い深いのとは少し違うんだよ」
上条「気にすんなって、結局本来3600円も消費するところを1000円に留めることに成功したんだからな!」
禁書「とうま。いくら嬉しいからってちょっとはしゃぎ過ぎでうるさいかも」
上条「ああ? それはお前。こんな真夏日にそんな暑そうな修道服着てて、不機嫌になって俺に当たってるだけだろ?」
禁書「む、とうま! この服は主の加護を視覚化したものであって、私は1度たりとも不便だとか暑苦しいとか
あー鬱陶しい夏服冬服の区別もできないのかと思った試しはないんだから!」
上条「………本当にそうか?」
禁書「え?(あ、なんか地雷踏んだ感するんだよ)」
まぁ、とりあえずある程度書き溜めできたから、投下してく。色々と残念なのは目をつむってくれ
77 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:15:00 ID:vhdNkpFA0 [4/50]
上条「ふぅ…危ない危ない…もう少しのところで3600円のものを買うところだったが…店員にこれ以外ないのかと問い詰めまくったら、
1000円のものを出してくれたぜ…やっぱり疑う事だけはやめられないな!」
禁書「とうま。それはただケチなだけで、疑い深いのとは少し違うんだよ」
上条「気にすんなって、結局本来3600円も消費するところを1000円に留めることに成功したんだからな!」
禁書「とうま。いくら嬉しいからってちょっとはしゃぎ過ぎでうるさいかも」
上条「ああ? それはお前。こんな真夏日にそんな暑そうな修道服着てて、不機嫌になって俺に当たってるだけだろ?」
禁書「む、とうま! この服は主の加護を視覚化したものであって、私は1度たりとも不便だとか暑苦しいとか
あー鬱陶しい夏服冬服の区別もできないのかと思った試しはないんだから!」
上条「………本当にそうか?」
禁書「え?(あ、なんか地雷踏んだ感するんだよ)」
78 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:19:11 ID:vhdNkpFA0
上条「お前はそう言うがな。そんな加護を視覚化云々ぬかしても、意味ねえだろ!」
上条「だってな…お前のその『歩く教会』はよ…(聞いた話によると)俺がぶっ潰してんだから、着てる意味ってあんまりねえだろ!!」
上条「(聞いた話だけど)テメェのその着てる『歩く教会』の絶対防御も俺がぶっ潰してる。そんな服着てる意味なんてあるのか?」
上条「ねえだろ! だったら脱ぎ捨てちまえ! 暑いんだったら夏服を着やがれ!! それだけなんだ…たったそれだけで解決するんだ!!」
上条「今じゃ『歩く教会』と夏服の防御力なんてまったくの同じ!」
上条「しかし! 通気性を考えると夏服「あら便利」状態…テメェは一体今何を着ればいいのかここまで言えばわかるよな?」
上条「わかったら寮に帰って、俺が買ってやった夏服を着ろ!! もったいねえだろうが!!」
禁書(散々長い説教をして、最終的にはもったいないからって言う理由なんだよ…やっぱりケチなのかも)
79 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:21:57 ID:vhdNkpFA0
青ピ「あれ? こんな所を1人で何しとるん、カミやん?」
上条「………?(誰だこいつ)」
青ピ「うん? どしたんカミやん、ぼけーっとして、なんか他人行儀な視線やなぁ、
もしかして夏の暑さにやられて記憶でも飛んでんかいな?」
上条「はぁ…!?」
青ピ「分ぁーっとるって、冗談がな。記憶喪失なんてな不思議系デンパ少女の特権ですよ?」
上条「………(あー、こいつはそういう系のあれですか。変態ですかそうですか)」
青ピ「………で、カミやん。ホンマ1人で何してるん? 行くとこないんやったら、一緒に飯でも食いにいかへん?」
上条「え、あー…」
青ピ「土御門クンはなんや知らんけど、家に突撃したんやけど…おらんかったし、1人でどうしよかと思っててん」
上条「…そうなのか。えーと…ってちょっと待てよ」
青ピ「え? 何?(ま、まさか炎天下の中であのめんどくさいあれを発動すんの…?)
80 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:24:55 ID:vhdNkpFA0
上条「テメェは本当に俺の友人か? 証拠は何処にあんだよ証拠は!!」
青ピ「えーっ!? まさかのそういうパターンで来るのおたくは!? ふふん、けどあまい…あまいでー!!」
上条「何!?」
青ピ「リバースカードオープンや! これ見てみ!」パカ カチカチカチ バッ
上条「えーっと…あ」
青ピ「どうや? この携帯に映ってる写真はどう見てもカミやんと僕と土御門クンやろ?」
上条「な…んなバカな…こ、こんなにも簡単に俺の疑い攻撃を潜り抜けた…だと!?」
青ピ「ふふん! 伊達にカミやんの友達やってないよ僕は! 今日は比較的にマシな方でよかったわ…」
上条「ん? マシって?」
青ピ「え?」
青ピ「ま、待ちーや!! ま、まさか忘れたとは言わんよね?」
上条(やべ、変な地雷踏んだな…)
81 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:26:13 ID:vhdNkpFA0
青ピ「カミやん、覚えとらん? 僕達、色々あって友達になったんよ?」
上条「―――そ、そうだったな!」
青ピ「カミやん、覚えとらん? カミやん、僕の『から揚げ弁当』を全部食ってもうたんやで?」
上条「―――お、覚えてないな」
青ピ「カミやん、覚えとらん? カミやんは僕の『から揚げ弁当』のために土御門クンと戦ってくれたんやで?」
上条「―――し、知らないな!」
青ピ「カミやん、覚えとらん?」
青ピ「カミやんは僕の買ってきた『から揚げ弁当』を変な疑いかけては奪って食うのが大好きやってんで?」
上条「ごめん」
青ピ「ぐぅ………」
82 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:28:07 ID:vhdNkpFA0
上条「なんつってな、引ーっかかったぁ! あーはっはのはー!!」
青ピ「はぇ………?」
上条「俺はお前のから揚げ弁当が大好きなんだ。忘れるわけねえだろ? それに忘れたと言ったところでお前は許すつもりないんだろ?」
青ピ「………当たり前やん。早く奪ったから揚げ弁当の今までの被害総額2600円分返してくれへんかな?」
上条「………不幸だ」
青ピ「はい、丁度2600円になりまぁーす! んじゃ、さっさとどっかに食いにいかへん?」
上条「………あぁもう! こうなりゃやけ食いしに行くぞちくしょー!!」
83 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:30:16 ID:vhdNkpFA0
上条「………満席じゃねえか」
青ピ「やね。って、あ! あそこあそこ。あそこ1人しかおらんし、混ぜてもらえへん?」
上条「お前…そんなん断られるに決まってんだろ? って、なんじゃありゃ!? 巫女さん!?」
青ピ「いいやん。あの巫女装束…きっと寛大なるお心でお迎えしてくれると思うよ?」
上条「…代わりに俺らまで周りから変な目で見られそうだけどな…」
青ピ「とりあえずここは…」
上条「じゃんけんで決めますか…」
青ピ「負けた方が」
上条「巫女さんに話しかけて相席を頼む…! いくぞ!!」
青ピ「負けへんでー!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:31:36 ID:vhdNkpFA0
上条「すみませ~ん、あの…どうしたんですか?」
姫神「………食い倒れた」
上条「……はい?」
ステイル「食い倒れたとは面白い事を言うね。君はあの錬金術師からお金を貰って少し調子に乗りすぎたのかな?」
上条「ぎゃあステイル!!」
青ピ「え? この人いつの間に現れたん?」
ステイル「細かいことは気にしないでほしいかな」
85 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:33:39 ID:vhdNkpFA0
ステイル「それよりも人払いのルーンをはっつけたのに何でこの青髪君はまだここにいるんだろうね」
青ピ「何をゆってるんやろこの人。カミやーん! ここに痛い人おるでー!」
上条「………無視しとけ…」
姫神「ごめん。少しうるさい」
ステイル「ああ、すまないね。それで君を回収に来たのだけど?」
姫神「…私にはやる事がある。悪いけど無理」
ステイル「ふむ…報告では監禁されてると聞いたけど、結構自由の身みたいだね。何か訳有りかい?」
姫神「………私は吸血殺しを持っている」
ステイル「うん。それは知ってるよ」
姫神「まず私はある村で生まれた。そして―」
86 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:36:21 ID:vhdNkpFA0
~中略~
姫神「だから、あの錬金術師に協力する。彼は吸血鬼を傷つけないと約束した。そして、私を助けると言った」
ステイル「ふ~ん。なるほどねぇ…あいつは地下に潜って恐らくあの子のために…」
上条「一体全体どういう事だ?」
青ピ「わからんのかカミやんは…これからおもろいことが起きるって訳や!」
上条「なるほどなー」
ステイル「錬金術師のやろうとしてる事は既に誰かさんに成し遂げられてるよ?」
姫神「そうなの?」
ステイル「ああ、だから君は用済みで怒りの矛先を向けられて殺されるんじゃないかな」
上条「ステイル!! 女の子相手に言って良いことと悪いことがあるだろ!!」
ステイル「じゃあ、いらないから塾から放り出されるんじゃないかな」
上条「よし!」
青ピ「何なん? カミやんは何でこのタイミングでいちゃもんつけてるん? 意味わからんねんけど」
87 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:37:21 ID:vhdNkpFA0
姫神「何にせよ。まだあなたの言う事を信じられない」
ステイル「まぁ、会って間もないからね。当然さ」
上条「そうだぞ。疑うって事は最高に気持ちいいんだ」
青ピ「カミやん頭のネジ飛んだん? いつなん? いつ飛んだん?」
姫神「100円」
上条「あ?」
姫神「100円貸してほしい」
上条「何で俺なんだよ」
姫神「たかれそうな顔をしているから」
上条「上等だゴラテメェ。ちょっと表出ろやワレゴラァ」
青ピ「キャラ崩壊しとるやん」
88 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:40:14 ID:vhdNkpFA0
姫神「言い方が悪かった。貸してくれそうな優しい顔をしているから」
上条「なんだと? そう思ってるなんて何処に証拠がある。」
上条「もしかすると、お前は心の奥底では俺に死ねだの何だの思ってるかもしれね―」
ステイル「いい加減にしてほしいよ。君のその延々とグチグチと言うのを聞きに来た訳じゃないんだからね」
上条「それじゃあ、何だ? 俺が100円貸せってか?」
ステイル「ああそうだ。早く出してやれ。彼女が手を君の方に出して、待っているだろう?」
上条「なにお前も俺が貸すのが当たり前みたいに手をこっちに向けてんだよ。ちょ、お前助けてくれ!」
青ピ「いややで僕は。せっかくカミやんから2600円巻き上げたのに…」
上条「たかが100円じゃねえか!! 貸してやれよ!!」
姫神「その100円を貸してくれないのは誰?」
上条「うっ………自分であります…」
姫神「じゃあ、さっさと出す」
89 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:41:47 ID:vhdNkpFA0
上条「うぅ…不幸だ…」
姫神「それじゃあ私は帰る。親切なツンツン頭君ありがとう」
上条「うるせえ! 早く帰りやがれ!!」
姫神「言われなくても帰る。それじゃあ」テクテク
上条「くそ、やっと帰ったか…」
ステイル「後を追うよ」
上条「は?」
ステイル「さっきも言ったけど、多分彼女は怒り狂った錬金術師に殺されるだろう」
上条「何でだよ? 何でそんなのがわかるんだよ?」
ステイル「だって、その錬金術師はインデックスを助けたいのさ。でも、それは君によって助けられている。だからさ」
上条「………イマイチよくわかんねえ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:43:02 ID:vhdNkpFA0
ステイル「ああもう。そうこうしてるうちに彼女が帰っていくじゃないか!! さっさと行くよ」
上条「一人で行けよ!! 俺を巻き込むな!」
青ピ「何を言うてんのカミやんは…僕らも行くに決まってるやろ?」
上条「くそ、拒否権はねえのかy…って待てよ。僕ら?」
青ピ「何? 何か変なこと言うた?」
上条「その僕らって誰だよ?」
青ピ「僕とカミやんとあの赤毛の人やん」
上条「お前も行くのかよ!?」
青ピ「何アホな事言ってんの。当然やん。ほらさっさと行くよ~」
上条「だああああああああああ!! 不幸だああああああああああああああ!!!!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:44:26 ID:vhdNkpFA0
ステイル「着いたね。ここが三沢塾だ」
上条「何だここ」
青ピ「カミやんには全く縁のない場所や」
上条「なるほど、勉強する場所か。クソ食らえだ」
青ピ「その意気やでカミやん!!」
ステイル「何でもいいけど、何でこの青髪君が来るんだい?」
青ピ「ええやん。僕役に立つよ?」
ステイル「そうなのか。じゃあ、連れて行こう」
上条「おい!? 何でお前はそんなビックリするほど素直なんだよ!? ちょっとは俺を見習えよ!!」
青ピ・ステイル「いや、カミやん(君)みたいになったらおしまいやで(だよ)」
上条「二人はもって俺をけなすなああああああああああああああ!!!!」
92 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:46:34 ID:vhdNkpFA0
上条「あれ? 中は普通なんだな。錬金術師のいる塾だから変なのイメージしてたけど」
ステイル「ふん。そりゃ表向きは進学塾だからね。当然さ」
青ピ「うお、カミやんカミやん!! 何かあるよここ!」
上条「あ? 何が………ってなんじゃこりゃ!? くず鉄か!?」
ステイル「ふぅ~………なんてことはないよ」スパー
上条「ん? ステイルはこれが何かわかるのか?」
青ピ「おもちゃ? ロボット?」
ステイル「…『死体』だよ。それは」
上条・青ピ「………はい?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:05:14 ID:vhdNkpFA0
上条「まままままま、待てよ、そんな証拠はどこにあるんだよ!! そ、それに死体なら何で周りの連中は気づいてねえんだ!!」
青ピ「そうやそうや!! こればっかりはカミやんに同意やで! 疑うべきポイントやでここは!」
ステイル「まぁ、これを見たまえ」
上条「…何だ? タバコをプラスチックのボタンに押し付けてる…?」
青ピ「いや、よう見てみカミやん! このボタン…タバコの火を押し付けられてるのに溶けるどころか煤すらついてないで…?」
上条「何…!? つ、つまりどういうことだ!?」
ステイル「そうだね…例えるのなら、この建物や周りの塾の生徒はコインの表にあるものなのさ」
上条「コインの…?」
ステイル「そう。そして、僕達のような不法侵入者はコインの裏のもの。つまり錬金術師によって分け隔てられてるのさ」
ステイル「コインの裏にいる僕たちが表にある物に触れられないのと同じで生徒達がここにある『死体』には気づかないのは同じ意味さ」
上条「んなバカな…」
94 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:06:23 ID:vhdNkpFA0
青ピ「君可愛いね? 一緒にどっかいかへん? あ、もちろん塾終わってからでええよ?」
生徒A「………」
青ピ「聞いとるー? 胸揉むよー?」
生徒A「………」
青ピ「………」スッ
ステイル「待て!」
青ピ「うわ、なんやの!? せっかく触るチャンスやったのに!」
ステイル「コインの裏の住人の僕たちは床を歩くだけでも床に行くはずの歩くたびの衝撃が足に返ってくる」
ステイル「それを聞いた上でコインの住人であるこの女生徒に触れればどうなるかわかるね?」
青ピ「………なるほどね。よぉわかった」
95 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:08:23 ID:vhdNkpFA0
上条「って、さっきステイルの言ったことが本当なら歩くたびに?」
ステイル「ああ、足の疲労が溜まるのが2,3倍早いだろうね」
青ピ「僕らめちゃくちゃ不利やん」
ステイル「そうだね。ここは魔術的な効果を受けてるしね」
青ピ「さっきから思っててんけど、魔術とか錬金術師とかなんなん?」
上条(………魔術的な効果があるってんなら、俺の『幻想殺し』で…)ゴン
上条「ぎゃあああああもkどsじょpfまおwf」
ステイル「君は何をしてるんだい? この建物に施してある魔術的核は建物の外にあるんだろう。君が建物の一部に触れても意味はないよ」
上条「そ、そそそそそそれを早く言えとあれほど!」
ステイル「今初めて聞いたけどね」
青ピ「なあ、だから魔術とかって何なん?」
96 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:10:19 ID:vhdNkpFA0
上条「えっとな、この神父さん。超能力が珍しいから超能力を魔術と言ってるんだよ」
青ピ「そうなん?」
ステイル「そうなんだよ。僕バカだから超能力という言い方ができないんだ」
青ピ「そりゃお気の毒やな…」
上条「だからこいつには優しくしてやってくれ」
ステイル「バカだからね」
青ピ「もちろん、そうさせてもらうわ」
上条(この青髪ピアス…下手するとステイル以上のバカなのかもしれないな)
97 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:11:51 ID:vhdNkpFA0
青ピ「あ、これ僕の連絡先やから、もしも困ったことがあったら言ってな?」
ステイル「あ、これはありがとう。それじゃあ、こっちが僕の連絡先だ」
青ピ「あ、了解。あ、僕の事は青ピとでも呼んでや」
ステイル「青ピか…わかった。僕はステイル=マグヌスだから、ステイルで頼むよ」
青ピ「ん、わかったで」
上条「友情が広がるっていいな!」
ステイル「だね!」 青ピ「やな!」
アウレオルス「騒然。やかましいぞ貴様ら」
98 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:13:48 ID:vhdNkpFA0
ステイル「わぁお、突然現れたね」
上条「誰この人?」
青ピ「カミやんの知らん人を僕が知ってると思う?」
ステイル「こいつがアウレオルス…錬金術師さ」
上条「へぇ、こいつがか」
青ピ「うわ、オールバックやでカミやん。おっさん臭さ満載やで?」
アウレオルス「…全然。私は18歳だ」
上条「え? マジかよ。おい青ピ。おっさんなんて失礼だろ!!」
青ピ「すんません」
99 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:18:23 ID:vhdNkpFA0
青ピ「それやったら、ステイルは何歳なん? 背が高いし、タバコ吸ってるから…23歳くらい?」
ステイル「…僕は14歳だよ」
上条「嘘だろ!? 俺よりも年下かよ!? 絶対に嘘だろ!」
青ピ「ほんまビックリやわ。長身とタバコに騙されたわ…」
アウレオルス「…焦燥。貴様14歳だったのか」
ステイル「あれ? 知らなかったのかい?」
アウレオルス「肯定。もしかすると30代も考えられると思っていた」
ステイル「失礼なやつだ」
100 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:19:45 ID:vhdNkpFA0
上条「そうか。わかったぞ!! お前そんな変な喋り方してるから、余計におっさん臭さに拍車がかかってんだよ!!」
青ピ「そういえばそうやね。一回その喋り頭に難しい言葉言うのやめてみいひん?」
アウレオルス「………疑問。何故だ、私はこれでも構わん」
ステイル「インデックスにおっさん臭いと言われるかもね」
アウレオルス「!? ………こ、こんな感じか?」
ステイル「ふむ、少しは若返ったね」
アウレオルス「本当か? 何歳くらいだ?」
ステイル「まだ25歳…と言ったところだね」
アウレオルス「なん…だと…!?」
101 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:20:50 ID:vhdNkpFA0
上条「んー…よし、今度はそのオールバックを下ろせよ」
アウレオルス「な、何? これは私のアイデンティティ…」
青ピ「考えてみ? このメンツの中に一人称が私なんてあんたしかおらんから、まだキャラ立つよ?」
ステイル「そうだね。僕という一人称は青ピと被ってるけど…君の私はインデックスがいないからクリアされてるね」
上条「完璧じゃねえか。それじゃあ、オールバック下ろせよ」
アウレオルス「………すまない。私はこの髪をワックスでがちがちに固めてある。簡単には下ろせん…」
上条「ここに都合よく水の入った水がある」
アウレオルス「成程。それを私にぶっかける訳だな?」
上条「大正解♪」バシャ
102 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:24:41 ID:vhdNkpFA0
青ピ「お、凄いやん。もうこれ18歳やん」
ステイル「神裂よりもよっぽど18歳だね」
上条「なるほどなー。本来の18歳はこんなんだったのかー」
アウレオルス「………歓喜。素晴らしい、完璧だ」
上条「おいおい、喜び過ぎて口調が戻ってるぞ」
アウレオルス「おっと、すまない。…なんとお礼を言えばいいか…」
ステイル「構わないよ。代わりに…」
??「我が偽の固体よ、死ね」
アウレオルス「がっ…あ…」バタリ
上条「は?」 青ピ「え?」 ステイル「何…?」
上条「ア、アウレオルスぅぅぅううううううううううううううううううううう!!!!!!」
103 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:33:10 ID:vhdNkpFA0
??「ふん、当然。敵であるやつと馴れ合うものになど生きる意味はない」
上条「………テメェは…誰だ」
??「無知。私こそが本物のアウレオルス。“それ”は偽の私だ」
青ピ「おい……おい!! ………アカン。息しとらんで!!」
ステイル「………許さないよ」
アウレオルス「疑問。何故偽者ごときにそこまで怒りを覚えるのか」
上条「うるせえ!! 偽者だろうが偽者じゃなかろうが…そんなの関係ねえだろ…」
上条「そいつはな…俺達と一緒に喜び合ったりすることができたんだよ…そんな“人間”を偽者だと…?」
上条「ふざけんじゃねえよ!! 偽者だからって…偽者ってだけで殺していいのかよ…敵と馴れ合ってて殺すのか…?」
上条「こいつにだって自我があるんだよ!! 敵と仲良くしようが心があるのなら、そいつに決めさせてやれよ!!」
上条「そんな1人の“人間”をテメェの都合で勝手に殺していいと思ってんのか!? 良いはずがねえだろ…」
青ピ「カミやん…」
104 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:45:11 ID:vhdNkpFA0
アウレオルス「…」
ステイル「………『Fortis931』!!」バララ
アウレオルス「…!」
ステイル「出でよ…『イノケンティウス』!!!!!!」
アウレオルス「…必然。その程度で私を倒すつもりか? 無駄だ」グサ
上条「何だ…?」
アウレオルス「ルーンよ消えよ」
ステイル「僕のばら撒いたルーンが消えた…? はっ!! しまった!! 『イノケンティウス』!!」
上条「『イノケンティウス』ってのが…消えていく…ルーンが消えたからか…?」
105 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:51:35 ID:vhdNkpFA0
アウレオルス「当然。我が力は私の思ったとおりのことが起きる」
上条(自分の思ったことを現実にする力…? そんなのチートすぎるだろ!!)クソ!!」ダダダ
アウレオルス「愚挙。倒れ伏せ!! 侵入者ども!!」グサ
上条「があ!!」 青ピ「ぐぅ!?」 ステイル「ぐがぁ!!」
上条「テ…メェェェェええええええええ!!!!」
アウレオルス「自然。愚かにも私に突っ込んだ結果だ。では、貴様らにはさっさと消えてもらおう」グサ
上条(まずい!! さっきから見てた感じだと針を刺した後に言葉にすると、その言葉どおりに…!)
アウレオルス「侵入者ども、ここで起きたことは全て忘れろ」
上条(なっ!? わ、忘れてたまるか…! あ、あいつが…あいつが殺されたっての…に…―――)
106 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:57:58 ID:vhdNkpFA0
上条「あれ、俺は…」
ステイル「さあね。僕もブランコに座って何してるんだろう」
青ピ「何でもええけど、この神父さん誰なん?」
上条「えーと………説明がめんどくさいな…」ボリボリ
上条「………っ!!」
青ピ「ん? どしたんカミやん? 頭掻いた後に突然目を見開いて?」
上条「テメェらが何でここにいるか教えてやるよ」
ステイル「そいつはありがたいね。是非お願いするよ」
上条「そこに並んで舌を出して立ってみろ。そうすると、すぐに思い出せる」
ステイル・青ピ「………?」ベッ
上条「…お前ら、あいつの仇を忘れてんじゃねえええええええええええええええ!!!!!」ブン
ステイル・青ピ「…え?」
107 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:59:37 ID:vhdNkpFA0
ステイル「くそ、僕としたことが…」
青ピ「何でもええけど、あいつ何なん? 言った事をそのまんま発動させるとかチートやろ!!」
上条「俺が知るかよクソ!!」
ステイル「とにかくあの子がまだ回収されてない。あの本物があの子を回収する前に倒すぞ!!」
青ピ「なんやっけ、その子は既にカミやんが救ってるから、八つ当たりであの巫女さんが殺されるかもしれんからって事やんな?」
上条「いや、もしかすると他人に救われたインデックスなんて…とかヤンデレ展開で殺す可能性もあんだろ?」
ステイル「ふん、ヤンデレとは何か知らないけど、確かにその可能性も捨てきれないね。多分ないけどね」
上条「あ? 何でだよ。その証拠を出せよ」
ステイル「相変わらずの台詞だね。それはあの子の前の前のパートナーがあのアウレオルスだからさ」
上条「………あ?」
108 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:05:58 ID:vhdNkpFA0
ステイル「昨年が僕。一昨年が彼さ。そして、彼はインデックスの運命を恨んだ」
ステイル「そのために地下に潜って、あんな力を手に入れたんだろうね」
上条「…それじゃあ、あいつはインデックスのために…」
ステイル「ああ、吸血鬼すらも利用して、あの子を助けようと考えて行動している」
青ピ「せやけど、カミやんがもうそのインデックスって子は救ってしもうてる訳やな?」
ステイル「ああ、そういう事さ。…まったくつまらない事件だよ」
上条「ああ、だからこそ、さっさとこんな悲しい事件はとっとと終わりにしようぜ」
青ピ「ああ、そうやな!」
109 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:32:13 ID:vhdNkpFA0
上条「今更だけど、青ピは帰ってもいいんだぞ? こんな危険な目には…」
青ピ「何を言うとんカミやんは!! ここまで来たら、運命共同体やろ!」
ステイル「………仲間…という訳だね」ボソ
青ピ「それに…いざとなったら僕役に立つよ?」
上条「それ行く時も聞いたけど、さっきは何もしてなかったじゃねえか!!」
青ピ「あれは…倒れさせられてたから無理やったけど…今回は上手くやんで」
上条「はぁ…まぁ、わかった。期待してるぞ」
青ピ「任せてや!」
110 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:40:04 ID:vhdNkpFA0
~中略~
上条「アウレオルス!!」
アウレオルス「………」
姫神「…ツンツン頭君…?」
上条「姫神!! 大丈夫か!!」
姫神「大丈夫。でも、どうしてここに…」
アウレオルス「存外。まさか少年がここまで来るとは…」
上条「はっ! 素敵な愉快な仲間2人がなんとかの聖歌隊の囮になってくれたからな!」
アウレオルス「成程。そのため少年が1人でここまで来れたわけか」
111 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:41:54 ID:vhdNkpFA0
ステイル「待たせたね!」
青ピ「なんとか生き残ったで!」
上条「ステイル! 青ピ!」
ステイル「ふぅ…ようやくここまでこれたよ…」
アウレオルス「…貴様。私の目的を知っているのか?」
ステイル「ああ、もちろん知っているとも」
アウレオルス「ならば何故、私を止めようとする? 貴様がルーンを刻む目的、それこそが禁書目録を守り助け救うためだけだろうに」
ステイル「簡単だよ。その方法ではあの子は救われない。失敗するとわかっている手術に身を預けられる程、あの子は安くないんだけどね?」
アウレオルス「否。貴様の理由は嫉妬だろう」
ステイル「まぁ、待てよ。長話は趣味じゃないんでね。簡単に終わらせてもらうよ」
アウレオルス「…?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:44:08 ID:vhdNkpFA0
ステイル「とりあえずね。今代のパートナーさんから重大な発表があるんだけど…いいかな?」
アウレオルス「………何だ」
上条「んじゃ、1つ言わせてくれ。…お前、一体いつの話をしてんだよ?」
アウレオルス「な、に――――」
ステイル「そういう事さ。インデックスはとっくに救われてるんだ、君ではなく今代のパートナーによってね」
アウレオルス「バ、バカな、ありえん! 一体いかなる方法にて禁書目録を救う方法がある!?」
ステイル「それについてはノーコメントさ。“敵”に対して情報を与えると思うかい?」
アウレオルス「…!?」
113 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:46:38 ID:vhdNkpFA0
ステイル「覚悟してもらうよ? 僕はね、インデックスに手を出すやつも許さないけど―――」
ステイル「少しでも心を許した人に手を出したやつも許さないことにしてるんだ」
ステイル「『Fortis931』!!!!!」バララ
アウレオルス「ふ、ふん!! その程度!! 今一度消し去ってやろう!!」
アウレオルス「………っ!?」
青ピ「探してる針はこれとちゃうかな?」
アウレオルス「…!? ば、ばかな!! い、いつの間に…」
青ピ「僕はこれでもこの学園都市で第6位なんやで? 当然や」
ステイル「出でよ、『イノケンティウス』!!」
アウレオルス(だ、大丈夫だ!! あの針で精神を安定させなくとも…やれる…やれるはず!!)
アウレオルス「ステイル=マグヌス!! 窒息死!!」
ステイル「がっ…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:48:23 ID:vhdNkpFA0
上条「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
アウレオルス「!?」
上条「ステイルううううううううううううううううう!!!!」バシューン
ステイル「………くっ…ふん。次はもう少し早くにしてほしいね。危うく窒息死だ」
上条「うるせえな。とにかくフォローは任せろ!!」
アウレオルス(何故だ…? 我が力は確かにステイル=マグヌスに効果を発揮していた…)
アウレオルス(それなのに…何故我が力が消えた…? ま、まさかやはり針がないと…)
アウレオルス(だ、駄目だ!! そんなことを考えるな!! か、考える…な…)
ステイル「考え中だけど、もういいかな? ………焼き殺せ。『イノケンティウス』」
アウレオルス「あ―――」
115 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:58:38 ID:vhdNkpFA0
――――
―――
――
―
上条「………なぁ、ステイル」
ステイル「………何かな」
上条「アウレオルス…本当にあれでよかったんだよな?」
ステイル「………君はまだ後悔してるのかい?」
上条「…流石に殺すなんてのはな…」
ステイル「殺してないよ」
上条「はぁ!?」
116 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:02:54 ID:vhdNkpFA0
ステイル「どうせ君の事だ。殺すと後でぐちぐち言い出すと思ったからね。
事情もあるし、顔を整形して記憶を消してその辺に捨てたよ」
上条「な、なんだそれ…罪悪感でいっぱいになってた上条さんは一体何なんでしょうか?」
ステイル「ふん。そんなもん知らないよ」
上条「………でも、ありがとう」
ステイル「ふん………それにしても…青ピは大丈夫なのかい?」
上条「わからねえ…」
ステイル「そうかい。とにかく今度は彼のお見舞いに行かないとね」
上条「ああ…」
ステイル「だって青ピは…力を行使すると寿命を5年縮め、更に1週間は発作で入院なんだよね?」
上条「………ああ。そうらしい」
117 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:15:58 ID:vhdNkpFA0
ステイル「全くリスクが大きいね。アウレオルスを倒した後に急にぶっ倒れるんだから心配したよ」
上条「それは俺も驚いた。リスクのことなんて聞いたことがなかったからな…」
ステイル「結局能力は何なんだい?」
上条「えーと…時間を止める能力らしい。なんともチートな力だ」
ステイル「それを君が言うのか? それに時間を止めるなんてそんな能力を持っているのなら、何故第6位なんだい?」
上条「お前もさっき言っただろ? リスクがでかすぎるからだよ。噂では第4位も制御云々で第3位になれないみたいだしな」
ステイル「なるほどね。でも、彼が能力でアウレオルスの針を盗んでくれたおかげであいつの精神は不安定。倒すことができたけどね」
上条「まあな。何だっけ。お前が言うには超能力者が魔術師を倒すのは問題になるんだよな?」
ステイル「ああ、そうらしいね。だからこそ、青ピは何なら僕が倒そか? と言っていたが結局は僕が倒したしね」
上条「なんかめんどくさい事情ってのはどこにでもあるんだな…」
ステイル「ああ、めんどくさいことこの上ないよ」
118 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:17:19 ID:vhdNkpFA0
ステイル「さて…」
上条「ん、行くのか?」
ステイル「ああ、学園都市上層部に今回の事件の報告をしないとね」
上条「そっか。…なあ、ステイル」
ステイル「なんだい?」
上条「………俺はうまく自分になりきれてるのかな?」
ステイル「………」
上条「………どうなんだ」
ステイル「はぁ~………変わらないよ」スパー
上条「え?」
ステイル「記憶を失う前も失った今もどっちも疑い深くて、グチグチ五月蝿くて、とても見分けはつかないよ」
上条「そっか…」
119 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:18:38 ID:vhdNkpFA0
ステイル「それじゃあね。僕は行くよ」
上条「ああ、それじゃあ」
上条「………よし」
??「あー!! とうまー!!」
上条「…ん?」
禁書「とうまー!! よくも私をご飯がない家に帰らせたね?」
上条「………えっと…」
禁書「外に出て、とうまを探しても何処にもいない! こんな時間までずっと探させてー!!」
上条「………」
禁書「とうま。今回ばかりは許せないかも」
上条「………なあ、インデックス」
禁書「何?」
120 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:20:54 ID:vhdNkpFA0
上条「………実はお金がなくて、夕飯を買う金がないんですけどもー…どうしましょうか」
禁書「………」
上条「………」
禁書「とうま」
上条「はい」
禁書「許さないんだよ」アーン
上条「はい」
禁書「覚悟するんだよ」ガブ
上条「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!! ふ、不幸だああああああああああ!!!!」
―第2巻完―
121 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:23:37 ID:vhdNkpFA0 [48/50]
ふぅ、gdgdになりながらもなんとか2巻完結・・・したと思う
どうする、3巻も書くべき?
上条「お前はそう言うがな。そんな加護を視覚化云々ぬかしても、意味ねえだろ!」
上条「だってな…お前のその『歩く教会』はよ…(聞いた話によると)俺がぶっ潰してんだから、着てる意味ってあんまりねえだろ!!」
上条「(聞いた話だけど)テメェのその着てる『歩く教会』の絶対防御も俺がぶっ潰してる。そんな服着てる意味なんてあるのか?」
上条「ねえだろ! だったら脱ぎ捨てちまえ! 暑いんだったら夏服を着やがれ!! それだけなんだ…たったそれだけで解決するんだ!!」
上条「今じゃ『歩く教会』と夏服の防御力なんてまったくの同じ!」
上条「しかし! 通気性を考えると夏服「あら便利」状態…テメェは一体今何を着ればいいのかここまで言えばわかるよな?」
上条「わかったら寮に帰って、俺が買ってやった夏服を着ろ!! もったいねえだろうが!!」
禁書(散々長い説教をして、最終的にはもったいないからって言う理由なんだよ…やっぱりケチなのかも)
79 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:21:57 ID:vhdNkpFA0
青ピ「あれ? こんな所を1人で何しとるん、カミやん?」
上条「………?(誰だこいつ)」
青ピ「うん? どしたんカミやん、ぼけーっとして、なんか他人行儀な視線やなぁ、
もしかして夏の暑さにやられて記憶でも飛んでんかいな?」
上条「はぁ…!?」
青ピ「分ぁーっとるって、冗談がな。記憶喪失なんてな不思議系デンパ少女の特権ですよ?」
上条「………(あー、こいつはそういう系のあれですか。変態ですかそうですか)」
青ピ「………で、カミやん。ホンマ1人で何してるん? 行くとこないんやったら、一緒に飯でも食いにいかへん?」
上条「え、あー…」
青ピ「土御門クンはなんや知らんけど、家に突撃したんやけど…おらんかったし、1人でどうしよかと思っててん」
上条「…そうなのか。えーと…ってちょっと待てよ」
青ピ「え? 何?(ま、まさか炎天下の中であのめんどくさいあれを発動すんの…?)
80 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:24:55 ID:vhdNkpFA0
上条「テメェは本当に俺の友人か? 証拠は何処にあんだよ証拠は!!」
青ピ「えーっ!? まさかのそういうパターンで来るのおたくは!? ふふん、けどあまい…あまいでー!!」
上条「何!?」
青ピ「リバースカードオープンや! これ見てみ!」パカ カチカチカチ バッ
上条「えーっと…あ」
青ピ「どうや? この携帯に映ってる写真はどう見てもカミやんと僕と土御門クンやろ?」
上条「な…んなバカな…こ、こんなにも簡単に俺の疑い攻撃を潜り抜けた…だと!?」
青ピ「ふふん! 伊達にカミやんの友達やってないよ僕は! 今日は比較的にマシな方でよかったわ…」
上条「ん? マシって?」
青ピ「え?」
青ピ「ま、待ちーや!! ま、まさか忘れたとは言わんよね?」
上条(やべ、変な地雷踏んだな…)
81 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:26:13 ID:vhdNkpFA0
青ピ「カミやん、覚えとらん? 僕達、色々あって友達になったんよ?」
上条「―――そ、そうだったな!」
青ピ「カミやん、覚えとらん? カミやん、僕の『から揚げ弁当』を全部食ってもうたんやで?」
上条「―――お、覚えてないな」
青ピ「カミやん、覚えとらん? カミやんは僕の『から揚げ弁当』のために土御門クンと戦ってくれたんやで?」
上条「―――し、知らないな!」
青ピ「カミやん、覚えとらん?」
青ピ「カミやんは僕の買ってきた『から揚げ弁当』を変な疑いかけては奪って食うのが大好きやってんで?」
上条「ごめん」
青ピ「ぐぅ………」
82 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:28:07 ID:vhdNkpFA0
上条「なんつってな、引ーっかかったぁ! あーはっはのはー!!」
青ピ「はぇ………?」
上条「俺はお前のから揚げ弁当が大好きなんだ。忘れるわけねえだろ? それに忘れたと言ったところでお前は許すつもりないんだろ?」
青ピ「………当たり前やん。早く奪ったから揚げ弁当の今までの被害総額2600円分返してくれへんかな?」
上条「………不幸だ」
青ピ「はい、丁度2600円になりまぁーす! んじゃ、さっさとどっかに食いにいかへん?」
上条「………あぁもう! こうなりゃやけ食いしに行くぞちくしょー!!」
83 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:30:16 ID:vhdNkpFA0
上条「………満席じゃねえか」
青ピ「やね。って、あ! あそこあそこ。あそこ1人しかおらんし、混ぜてもらえへん?」
上条「お前…そんなん断られるに決まってんだろ? って、なんじゃありゃ!? 巫女さん!?」
青ピ「いいやん。あの巫女装束…きっと寛大なるお心でお迎えしてくれると思うよ?」
上条「…代わりに俺らまで周りから変な目で見られそうだけどな…」
青ピ「とりあえずここは…」
上条「じゃんけんで決めますか…」
青ピ「負けた方が」
上条「巫女さんに話しかけて相席を頼む…! いくぞ!!」
青ピ「負けへんでー!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:31:36 ID:vhdNkpFA0
上条「すみませ~ん、あの…どうしたんですか?」
姫神「………食い倒れた」
上条「……はい?」
ステイル「食い倒れたとは面白い事を言うね。君はあの錬金術師からお金を貰って少し調子に乗りすぎたのかな?」
上条「ぎゃあステイル!!」
青ピ「え? この人いつの間に現れたん?」
ステイル「細かいことは気にしないでほしいかな」
85 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:33:39 ID:vhdNkpFA0
ステイル「それよりも人払いのルーンをはっつけたのに何でこの青髪君はまだここにいるんだろうね」
青ピ「何をゆってるんやろこの人。カミやーん! ここに痛い人おるでー!」
上条「………無視しとけ…」
姫神「ごめん。少しうるさい」
ステイル「ああ、すまないね。それで君を回収に来たのだけど?」
姫神「…私にはやる事がある。悪いけど無理」
ステイル「ふむ…報告では監禁されてると聞いたけど、結構自由の身みたいだね。何か訳有りかい?」
姫神「………私は吸血殺しを持っている」
ステイル「うん。それは知ってるよ」
姫神「まず私はある村で生まれた。そして―」
86 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:36:21 ID:vhdNkpFA0
~中略~
姫神「だから、あの錬金術師に協力する。彼は吸血鬼を傷つけないと約束した。そして、私を助けると言った」
ステイル「ふ~ん。なるほどねぇ…あいつは地下に潜って恐らくあの子のために…」
上条「一体全体どういう事だ?」
青ピ「わからんのかカミやんは…これからおもろいことが起きるって訳や!」
上条「なるほどなー」
ステイル「錬金術師のやろうとしてる事は既に誰かさんに成し遂げられてるよ?」
姫神「そうなの?」
ステイル「ああ、だから君は用済みで怒りの矛先を向けられて殺されるんじゃないかな」
上条「ステイル!! 女の子相手に言って良いことと悪いことがあるだろ!!」
ステイル「じゃあ、いらないから塾から放り出されるんじゃないかな」
上条「よし!」
青ピ「何なん? カミやんは何でこのタイミングでいちゃもんつけてるん? 意味わからんねんけど」
87 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:37:21 ID:vhdNkpFA0
姫神「何にせよ。まだあなたの言う事を信じられない」
ステイル「まぁ、会って間もないからね。当然さ」
上条「そうだぞ。疑うって事は最高に気持ちいいんだ」
青ピ「カミやん頭のネジ飛んだん? いつなん? いつ飛んだん?」
姫神「100円」
上条「あ?」
姫神「100円貸してほしい」
上条「何で俺なんだよ」
姫神「たかれそうな顔をしているから」
上条「上等だゴラテメェ。ちょっと表出ろやワレゴラァ」
青ピ「キャラ崩壊しとるやん」
88 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:40:14 ID:vhdNkpFA0
姫神「言い方が悪かった。貸してくれそうな優しい顔をしているから」
上条「なんだと? そう思ってるなんて何処に証拠がある。」
上条「もしかすると、お前は心の奥底では俺に死ねだの何だの思ってるかもしれね―」
ステイル「いい加減にしてほしいよ。君のその延々とグチグチと言うのを聞きに来た訳じゃないんだからね」
上条「それじゃあ、何だ? 俺が100円貸せってか?」
ステイル「ああそうだ。早く出してやれ。彼女が手を君の方に出して、待っているだろう?」
上条「なにお前も俺が貸すのが当たり前みたいに手をこっちに向けてんだよ。ちょ、お前助けてくれ!」
青ピ「いややで僕は。せっかくカミやんから2600円巻き上げたのに…」
上条「たかが100円じゃねえか!! 貸してやれよ!!」
姫神「その100円を貸してくれないのは誰?」
上条「うっ………自分であります…」
姫神「じゃあ、さっさと出す」
89 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:41:47 ID:vhdNkpFA0
上条「うぅ…不幸だ…」
姫神「それじゃあ私は帰る。親切なツンツン頭君ありがとう」
上条「うるせえ! 早く帰りやがれ!!」
姫神「言われなくても帰る。それじゃあ」テクテク
上条「くそ、やっと帰ったか…」
ステイル「後を追うよ」
上条「は?」
ステイル「さっきも言ったけど、多分彼女は怒り狂った錬金術師に殺されるだろう」
上条「何でだよ? 何でそんなのがわかるんだよ?」
ステイル「だって、その錬金術師はインデックスを助けたいのさ。でも、それは君によって助けられている。だからさ」
上条「………イマイチよくわかんねえ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:43:02 ID:vhdNkpFA0
ステイル「ああもう。そうこうしてるうちに彼女が帰っていくじゃないか!! さっさと行くよ」
上条「一人で行けよ!! 俺を巻き込むな!」
青ピ「何を言うてんのカミやんは…僕らも行くに決まってるやろ?」
上条「くそ、拒否権はねえのかy…って待てよ。僕ら?」
青ピ「何? 何か変なこと言うた?」
上条「その僕らって誰だよ?」
青ピ「僕とカミやんとあの赤毛の人やん」
上条「お前も行くのかよ!?」
青ピ「何アホな事言ってんの。当然やん。ほらさっさと行くよ~」
上条「だああああああああああ!! 不幸だああああああああああああああ!!!!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:44:26 ID:vhdNkpFA0
ステイル「着いたね。ここが三沢塾だ」
上条「何だここ」
青ピ「カミやんには全く縁のない場所や」
上条「なるほど、勉強する場所か。クソ食らえだ」
青ピ「その意気やでカミやん!!」
ステイル「何でもいいけど、何でこの青髪君が来るんだい?」
青ピ「ええやん。僕役に立つよ?」
ステイル「そうなのか。じゃあ、連れて行こう」
上条「おい!? 何でお前はそんなビックリするほど素直なんだよ!? ちょっとは俺を見習えよ!!」
青ピ・ステイル「いや、カミやん(君)みたいになったらおしまいやで(だよ)」
上条「二人はもって俺をけなすなああああああああああああああ!!!!」
92 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 11:46:34 ID:vhdNkpFA0
上条「あれ? 中は普通なんだな。錬金術師のいる塾だから変なのイメージしてたけど」
ステイル「ふん。そりゃ表向きは進学塾だからね。当然さ」
青ピ「うお、カミやんカミやん!! 何かあるよここ!」
上条「あ? 何が………ってなんじゃこりゃ!? くず鉄か!?」
ステイル「ふぅ~………なんてことはないよ」スパー
上条「ん? ステイルはこれが何かわかるのか?」
青ピ「おもちゃ? ロボット?」
ステイル「…『死体』だよ。それは」
上条・青ピ「………はい?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:05:14 ID:vhdNkpFA0
上条「まままままま、待てよ、そんな証拠はどこにあるんだよ!! そ、それに死体なら何で周りの連中は気づいてねえんだ!!」
青ピ「そうやそうや!! こればっかりはカミやんに同意やで! 疑うべきポイントやでここは!」
ステイル「まぁ、これを見たまえ」
上条「…何だ? タバコをプラスチックのボタンに押し付けてる…?」
青ピ「いや、よう見てみカミやん! このボタン…タバコの火を押し付けられてるのに溶けるどころか煤すらついてないで…?」
上条「何…!? つ、つまりどういうことだ!?」
ステイル「そうだね…例えるのなら、この建物や周りの塾の生徒はコインの表にあるものなのさ」
上条「コインの…?」
ステイル「そう。そして、僕達のような不法侵入者はコインの裏のもの。つまり錬金術師によって分け隔てられてるのさ」
ステイル「コインの裏にいる僕たちが表にある物に触れられないのと同じで生徒達がここにある『死体』には気づかないのは同じ意味さ」
上条「んなバカな…」
94 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:06:23 ID:vhdNkpFA0
青ピ「君可愛いね? 一緒にどっかいかへん? あ、もちろん塾終わってからでええよ?」
生徒A「………」
青ピ「聞いとるー? 胸揉むよー?」
生徒A「………」
青ピ「………」スッ
ステイル「待て!」
青ピ「うわ、なんやの!? せっかく触るチャンスやったのに!」
ステイル「コインの裏の住人の僕たちは床を歩くだけでも床に行くはずの歩くたびの衝撃が足に返ってくる」
ステイル「それを聞いた上でコインの住人であるこの女生徒に触れればどうなるかわかるね?」
青ピ「………なるほどね。よぉわかった」
95 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:08:23 ID:vhdNkpFA0
上条「って、さっきステイルの言ったことが本当なら歩くたびに?」
ステイル「ああ、足の疲労が溜まるのが2,3倍早いだろうね」
青ピ「僕らめちゃくちゃ不利やん」
ステイル「そうだね。ここは魔術的な効果を受けてるしね」
青ピ「さっきから思っててんけど、魔術とか錬金術師とかなんなん?」
上条(………魔術的な効果があるってんなら、俺の『幻想殺し』で…)ゴン
上条「ぎゃあああああもkどsじょpfまおwf」
ステイル「君は何をしてるんだい? この建物に施してある魔術的核は建物の外にあるんだろう。君が建物の一部に触れても意味はないよ」
上条「そ、そそそそそそれを早く言えとあれほど!」
ステイル「今初めて聞いたけどね」
青ピ「なあ、だから魔術とかって何なん?」
96 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:10:19 ID:vhdNkpFA0
上条「えっとな、この神父さん。超能力が珍しいから超能力を魔術と言ってるんだよ」
青ピ「そうなん?」
ステイル「そうなんだよ。僕バカだから超能力という言い方ができないんだ」
青ピ「そりゃお気の毒やな…」
上条「だからこいつには優しくしてやってくれ」
ステイル「バカだからね」
青ピ「もちろん、そうさせてもらうわ」
上条(この青髪ピアス…下手するとステイル以上のバカなのかもしれないな)
97 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:11:51 ID:vhdNkpFA0
青ピ「あ、これ僕の連絡先やから、もしも困ったことがあったら言ってな?」
ステイル「あ、これはありがとう。それじゃあ、こっちが僕の連絡先だ」
青ピ「あ、了解。あ、僕の事は青ピとでも呼んでや」
ステイル「青ピか…わかった。僕はステイル=マグヌスだから、ステイルで頼むよ」
青ピ「ん、わかったで」
上条「友情が広がるっていいな!」
ステイル「だね!」 青ピ「やな!」
アウレオルス「騒然。やかましいぞ貴様ら」
98 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:13:48 ID:vhdNkpFA0
ステイル「わぁお、突然現れたね」
上条「誰この人?」
青ピ「カミやんの知らん人を僕が知ってると思う?」
ステイル「こいつがアウレオルス…錬金術師さ」
上条「へぇ、こいつがか」
青ピ「うわ、オールバックやでカミやん。おっさん臭さ満載やで?」
アウレオルス「…全然。私は18歳だ」
上条「え? マジかよ。おい青ピ。おっさんなんて失礼だろ!!」
青ピ「すんません」
99 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:18:23 ID:vhdNkpFA0
青ピ「それやったら、ステイルは何歳なん? 背が高いし、タバコ吸ってるから…23歳くらい?」
ステイル「…僕は14歳だよ」
上条「嘘だろ!? 俺よりも年下かよ!? 絶対に嘘だろ!」
青ピ「ほんまビックリやわ。長身とタバコに騙されたわ…」
アウレオルス「…焦燥。貴様14歳だったのか」
ステイル「あれ? 知らなかったのかい?」
アウレオルス「肯定。もしかすると30代も考えられると思っていた」
ステイル「失礼なやつだ」
100 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:19:45 ID:vhdNkpFA0
上条「そうか。わかったぞ!! お前そんな変な喋り方してるから、余計におっさん臭さに拍車がかかってんだよ!!」
青ピ「そういえばそうやね。一回その喋り頭に難しい言葉言うのやめてみいひん?」
アウレオルス「………疑問。何故だ、私はこれでも構わん」
ステイル「インデックスにおっさん臭いと言われるかもね」
アウレオルス「!? ………こ、こんな感じか?」
ステイル「ふむ、少しは若返ったね」
アウレオルス「本当か? 何歳くらいだ?」
ステイル「まだ25歳…と言ったところだね」
アウレオルス「なん…だと…!?」
101 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:20:50 ID:vhdNkpFA0
上条「んー…よし、今度はそのオールバックを下ろせよ」
アウレオルス「な、何? これは私のアイデンティティ…」
青ピ「考えてみ? このメンツの中に一人称が私なんてあんたしかおらんから、まだキャラ立つよ?」
ステイル「そうだね。僕という一人称は青ピと被ってるけど…君の私はインデックスがいないからクリアされてるね」
上条「完璧じゃねえか。それじゃあ、オールバック下ろせよ」
アウレオルス「………すまない。私はこの髪をワックスでがちがちに固めてある。簡単には下ろせん…」
上条「ここに都合よく水の入った水がある」
アウレオルス「成程。それを私にぶっかける訳だな?」
上条「大正解♪」バシャ
102 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:24:41 ID:vhdNkpFA0
青ピ「お、凄いやん。もうこれ18歳やん」
ステイル「神裂よりもよっぽど18歳だね」
上条「なるほどなー。本来の18歳はこんなんだったのかー」
アウレオルス「………歓喜。素晴らしい、完璧だ」
上条「おいおい、喜び過ぎて口調が戻ってるぞ」
アウレオルス「おっと、すまない。…なんとお礼を言えばいいか…」
ステイル「構わないよ。代わりに…」
??「我が偽の固体よ、死ね」
アウレオルス「がっ…あ…」バタリ
上条「は?」 青ピ「え?」 ステイル「何…?」
上条「ア、アウレオルスぅぅぅううううううううううううううううううううう!!!!!!」
103 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:33:10 ID:vhdNkpFA0
??「ふん、当然。敵であるやつと馴れ合うものになど生きる意味はない」
上条「………テメェは…誰だ」
??「無知。私こそが本物のアウレオルス。“それ”は偽の私だ」
青ピ「おい……おい!! ………アカン。息しとらんで!!」
ステイル「………許さないよ」
アウレオルス「疑問。何故偽者ごときにそこまで怒りを覚えるのか」
上条「うるせえ!! 偽者だろうが偽者じゃなかろうが…そんなの関係ねえだろ…」
上条「そいつはな…俺達と一緒に喜び合ったりすることができたんだよ…そんな“人間”を偽者だと…?」
上条「ふざけんじゃねえよ!! 偽者だからって…偽者ってだけで殺していいのかよ…敵と馴れ合ってて殺すのか…?」
上条「こいつにだって自我があるんだよ!! 敵と仲良くしようが心があるのなら、そいつに決めさせてやれよ!!」
上条「そんな1人の“人間”をテメェの都合で勝手に殺していいと思ってんのか!? 良いはずがねえだろ…」
青ピ「カミやん…」
104 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:45:11 ID:vhdNkpFA0
アウレオルス「…」
ステイル「………『Fortis931』!!」バララ
アウレオルス「…!」
ステイル「出でよ…『イノケンティウス』!!!!!!」
アウレオルス「…必然。その程度で私を倒すつもりか? 無駄だ」グサ
上条「何だ…?」
アウレオルス「ルーンよ消えよ」
ステイル「僕のばら撒いたルーンが消えた…? はっ!! しまった!! 『イノケンティウス』!!」
上条「『イノケンティウス』ってのが…消えていく…ルーンが消えたからか…?」
105 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:51:35 ID:vhdNkpFA0
アウレオルス「当然。我が力は私の思ったとおりのことが起きる」
上条(自分の思ったことを現実にする力…? そんなのチートすぎるだろ!!)クソ!!」ダダダ
アウレオルス「愚挙。倒れ伏せ!! 侵入者ども!!」グサ
上条「があ!!」 青ピ「ぐぅ!?」 ステイル「ぐがぁ!!」
上条「テ…メェェェェええええええええ!!!!」
アウレオルス「自然。愚かにも私に突っ込んだ結果だ。では、貴様らにはさっさと消えてもらおう」グサ
上条(まずい!! さっきから見てた感じだと針を刺した後に言葉にすると、その言葉どおりに…!)
アウレオルス「侵入者ども、ここで起きたことは全て忘れろ」
上条(なっ!? わ、忘れてたまるか…! あ、あいつが…あいつが殺されたっての…に…―――)
106 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:57:58 ID:vhdNkpFA0
上条「あれ、俺は…」
ステイル「さあね。僕もブランコに座って何してるんだろう」
青ピ「何でもええけど、この神父さん誰なん?」
上条「えーと………説明がめんどくさいな…」ボリボリ
上条「………っ!!」
青ピ「ん? どしたんカミやん? 頭掻いた後に突然目を見開いて?」
上条「テメェらが何でここにいるか教えてやるよ」
ステイル「そいつはありがたいね。是非お願いするよ」
上条「そこに並んで舌を出して立ってみろ。そうすると、すぐに思い出せる」
ステイル・青ピ「………?」ベッ
上条「…お前ら、あいつの仇を忘れてんじゃねえええええええええええええええ!!!!!」ブン
ステイル・青ピ「…え?」
107 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 12:59:37 ID:vhdNkpFA0
ステイル「くそ、僕としたことが…」
青ピ「何でもええけど、あいつ何なん? 言った事をそのまんま発動させるとかチートやろ!!」
上条「俺が知るかよクソ!!」
ステイル「とにかくあの子がまだ回収されてない。あの本物があの子を回収する前に倒すぞ!!」
青ピ「なんやっけ、その子は既にカミやんが救ってるから、八つ当たりであの巫女さんが殺されるかもしれんからって事やんな?」
上条「いや、もしかすると他人に救われたインデックスなんて…とかヤンデレ展開で殺す可能性もあんだろ?」
ステイル「ふん、ヤンデレとは何か知らないけど、確かにその可能性も捨てきれないね。多分ないけどね」
上条「あ? 何でだよ。その証拠を出せよ」
ステイル「相変わらずの台詞だね。それはあの子の前の前のパートナーがあのアウレオルスだからさ」
上条「………あ?」
108 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:05:58 ID:vhdNkpFA0
ステイル「昨年が僕。一昨年が彼さ。そして、彼はインデックスの運命を恨んだ」
ステイル「そのために地下に潜って、あんな力を手に入れたんだろうね」
上条「…それじゃあ、あいつはインデックスのために…」
ステイル「ああ、吸血鬼すらも利用して、あの子を助けようと考えて行動している」
青ピ「せやけど、カミやんがもうそのインデックスって子は救ってしもうてる訳やな?」
ステイル「ああ、そういう事さ。…まったくつまらない事件だよ」
上条「ああ、だからこそ、さっさとこんな悲しい事件はとっとと終わりにしようぜ」
青ピ「ああ、そうやな!」
109 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:32:13 ID:vhdNkpFA0
上条「今更だけど、青ピは帰ってもいいんだぞ? こんな危険な目には…」
青ピ「何を言うとんカミやんは!! ここまで来たら、運命共同体やろ!」
ステイル「………仲間…という訳だね」ボソ
青ピ「それに…いざとなったら僕役に立つよ?」
上条「それ行く時も聞いたけど、さっきは何もしてなかったじゃねえか!!」
青ピ「あれは…倒れさせられてたから無理やったけど…今回は上手くやんで」
上条「はぁ…まぁ、わかった。期待してるぞ」
青ピ「任せてや!」
110 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:40:04 ID:vhdNkpFA0
~中略~
上条「アウレオルス!!」
アウレオルス「………」
姫神「…ツンツン頭君…?」
上条「姫神!! 大丈夫か!!」
姫神「大丈夫。でも、どうしてここに…」
アウレオルス「存外。まさか少年がここまで来るとは…」
上条「はっ! 素敵な愉快な仲間2人がなんとかの聖歌隊の囮になってくれたからな!」
アウレオルス「成程。そのため少年が1人でここまで来れたわけか」
111 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:41:54 ID:vhdNkpFA0
ステイル「待たせたね!」
青ピ「なんとか生き残ったで!」
上条「ステイル! 青ピ!」
ステイル「ふぅ…ようやくここまでこれたよ…」
アウレオルス「…貴様。私の目的を知っているのか?」
ステイル「ああ、もちろん知っているとも」
アウレオルス「ならば何故、私を止めようとする? 貴様がルーンを刻む目的、それこそが禁書目録を守り助け救うためだけだろうに」
ステイル「簡単だよ。その方法ではあの子は救われない。失敗するとわかっている手術に身を預けられる程、あの子は安くないんだけどね?」
アウレオルス「否。貴様の理由は嫉妬だろう」
ステイル「まぁ、待てよ。長話は趣味じゃないんでね。簡単に終わらせてもらうよ」
アウレオルス「…?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:44:08 ID:vhdNkpFA0
ステイル「とりあえずね。今代のパートナーさんから重大な発表があるんだけど…いいかな?」
アウレオルス「………何だ」
上条「んじゃ、1つ言わせてくれ。…お前、一体いつの話をしてんだよ?」
アウレオルス「な、に――――」
ステイル「そういう事さ。インデックスはとっくに救われてるんだ、君ではなく今代のパートナーによってね」
アウレオルス「バ、バカな、ありえん! 一体いかなる方法にて禁書目録を救う方法がある!?」
ステイル「それについてはノーコメントさ。“敵”に対して情報を与えると思うかい?」
アウレオルス「…!?」
113 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:46:38 ID:vhdNkpFA0
ステイル「覚悟してもらうよ? 僕はね、インデックスに手を出すやつも許さないけど―――」
ステイル「少しでも心を許した人に手を出したやつも許さないことにしてるんだ」
ステイル「『Fortis931』!!!!!」バララ
アウレオルス「ふ、ふん!! その程度!! 今一度消し去ってやろう!!」
アウレオルス「………っ!?」
青ピ「探してる針はこれとちゃうかな?」
アウレオルス「…!? ば、ばかな!! い、いつの間に…」
青ピ「僕はこれでもこの学園都市で第6位なんやで? 当然や」
ステイル「出でよ、『イノケンティウス』!!」
アウレオルス(だ、大丈夫だ!! あの針で精神を安定させなくとも…やれる…やれるはず!!)
アウレオルス「ステイル=マグヌス!! 窒息死!!」
ステイル「がっ…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:48:23 ID:vhdNkpFA0
上条「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
アウレオルス「!?」
上条「ステイルううううううううううううううううう!!!!」バシューン
ステイル「………くっ…ふん。次はもう少し早くにしてほしいね。危うく窒息死だ」
上条「うるせえな。とにかくフォローは任せろ!!」
アウレオルス(何故だ…? 我が力は確かにステイル=マグヌスに効果を発揮していた…)
アウレオルス(それなのに…何故我が力が消えた…? ま、まさかやはり針がないと…)
アウレオルス(だ、駄目だ!! そんなことを考えるな!! か、考える…な…)
ステイル「考え中だけど、もういいかな? ………焼き殺せ。『イノケンティウス』」
アウレオルス「あ―――」
115 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 13:58:38 ID:vhdNkpFA0
――――
―――
――
―
上条「………なぁ、ステイル」
ステイル「………何かな」
上条「アウレオルス…本当にあれでよかったんだよな?」
ステイル「………君はまだ後悔してるのかい?」
上条「…流石に殺すなんてのはな…」
ステイル「殺してないよ」
上条「はぁ!?」
116 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:02:54 ID:vhdNkpFA0
ステイル「どうせ君の事だ。殺すと後でぐちぐち言い出すと思ったからね。
事情もあるし、顔を整形して記憶を消してその辺に捨てたよ」
上条「な、なんだそれ…罪悪感でいっぱいになってた上条さんは一体何なんでしょうか?」
ステイル「ふん。そんなもん知らないよ」
上条「………でも、ありがとう」
ステイル「ふん………それにしても…青ピは大丈夫なのかい?」
上条「わからねえ…」
ステイル「そうかい。とにかく今度は彼のお見舞いに行かないとね」
上条「ああ…」
ステイル「だって青ピは…力を行使すると寿命を5年縮め、更に1週間は発作で入院なんだよね?」
上条「………ああ。そうらしい」
117 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:15:58 ID:vhdNkpFA0
ステイル「全くリスクが大きいね。アウレオルスを倒した後に急にぶっ倒れるんだから心配したよ」
上条「それは俺も驚いた。リスクのことなんて聞いたことがなかったからな…」
ステイル「結局能力は何なんだい?」
上条「えーと…時間を止める能力らしい。なんともチートな力だ」
ステイル「それを君が言うのか? それに時間を止めるなんてそんな能力を持っているのなら、何故第6位なんだい?」
上条「お前もさっき言っただろ? リスクがでかすぎるからだよ。噂では第4位も制御云々で第3位になれないみたいだしな」
ステイル「なるほどね。でも、彼が能力でアウレオルスの針を盗んでくれたおかげであいつの精神は不安定。倒すことができたけどね」
上条「まあな。何だっけ。お前が言うには超能力者が魔術師を倒すのは問題になるんだよな?」
ステイル「ああ、そうらしいね。だからこそ、青ピは何なら僕が倒そか? と言っていたが結局は僕が倒したしね」
上条「なんかめんどくさい事情ってのはどこにでもあるんだな…」
ステイル「ああ、めんどくさいことこの上ないよ」
118 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:17:19 ID:vhdNkpFA0
ステイル「さて…」
上条「ん、行くのか?」
ステイル「ああ、学園都市上層部に今回の事件の報告をしないとね」
上条「そっか。…なあ、ステイル」
ステイル「なんだい?」
上条「………俺はうまく自分になりきれてるのかな?」
ステイル「………」
上条「………どうなんだ」
ステイル「はぁ~………変わらないよ」スパー
上条「え?」
ステイル「記憶を失う前も失った今もどっちも疑い深くて、グチグチ五月蝿くて、とても見分けはつかないよ」
上条「そっか…」
119 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:18:38 ID:vhdNkpFA0
ステイル「それじゃあね。僕は行くよ」
上条「ああ、それじゃあ」
上条「………よし」
??「あー!! とうまー!!」
上条「…ん?」
禁書「とうまー!! よくも私をご飯がない家に帰らせたね?」
上条「………えっと…」
禁書「外に出て、とうまを探しても何処にもいない! こんな時間までずっと探させてー!!」
上条「………」
禁書「とうま。今回ばかりは許せないかも」
上条「………なあ、インデックス」
禁書「何?」
120 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:20:54 ID:vhdNkpFA0
上条「………実はお金がなくて、夕飯を買う金がないんですけどもー…どうしましょうか」
禁書「………」
上条「………」
禁書「とうま」
上条「はい」
禁書「許さないんだよ」アーン
上条「はい」
禁書「覚悟するんだよ」ガブ
上条「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!! ふ、不幸だああああああああああ!!!!」
―第2巻完―
121 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 14:23:37 ID:vhdNkpFA0 [48/50]
ふぅ、gdgdになりながらもなんとか2巻完結・・・したと思う
どうする、3巻も書くべき?
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