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ゲンドウ「そうだ。久しぶりだなシンジ」シンジ「…長谷川さん?」実質3スレ目13

850 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:54:05.16 ID:6kTzkIAO [2/56]
《前回までのあらすじ》

こんばんは、葛城ミサトです。
突然ですがネルフ発令所の空気がザ・ワールドです。

銀時「だあぁぁぁ!!!!」
星海坊主「ぬおおぉぉぉ!!!!」
新八「でやあぁぁぁ!!!!」
神楽「うごォォォ!!!!」

…ありのまま今起こっている事を話すと、生身で使徒と戦ってる連中がいます。
何を言っているかわからないと思いますが、私にも何が起こっているのかよくわかりません。頭がどうにかなりそうです。
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてないもっと恐ろしいものの片鱗を味わっています現在進行形で。

シンジ君の恩人という時点でただ者ではないとは思っていましたが、人類ですらない可能性が出てきました。

ミサト「リツコ…なにあの汎用人型決戦兵器…。
…リツコ?」

リツコ「…」スパー

どうやら友人の科学者は目の前の事実を認めたくないのか、タバコを逆さまにくわえて鼻から煙を吹く練習を始めました。
リツコ今は仕事中だ。

リツコ「ンフッゲフッ!?」

あ、失敗した。

851 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:55:03.54 ID:6kTzkIAO [3/56]
銀時「オラアッ!!」
星海坊主「フンッッ!!」

ブンッ

アルミサエル「!」キイィィンン…!

スタッ

星海坊主「チッ、また妙なバリア張りだしやがった」

銀時「おまけにチョコマカチョコマカと逃げ回りやがる」

神楽「グネグネ柔らかいせいでイマイチ決め手に欠けるアルな」

新八「何とか動きを止めないと…!」

零号機『…任せて』ズイッ

新八「レイちゃん!?」

852 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:55:31.07 ID:6kTzkIAO [4/56]
アルミサエル「…」シューンシューン

綾波「…同じ手は二度と食わない」

綾波「このごんぶと野郎」ボソッ

アルミサエル「…!」シューンシューン

グワッ

綾波「…っ!」

ガシッ

アルミサエル「!?」
綾波「つか、まえた…!」

853 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:56:09.73 ID:6kTzkIAO [5/56]
アルミサエル「!」ジタバタ

零号機『逃がさない…!』ブンッ

零号機『ふんぬ!』

ビッターン!!!!

ミサト「ちょっとリツコッ!?今『ふんぬ!』って言ったわよあの子!?何か叫びながら使徒叩きつけたわよあの子!?」

リツコ「感情豊かになったわねえ」スパー

零号機『…!』キイィンンン!!

マヤ「零号機、ATフィールド展開!」
メガネ「使徒のATフィールドを中和!」

綾波「……お願い…今のうちに…!」グググ…

854 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:59:14.12 ID:6kTzkIAO [6/56]
銀時「上出来だぜ。後は任しときな!行くぞオメーらァァァ!!!?」ダッ

神楽「オウネ!!ぶちかますアルッ!!」ダッ

星海坊主「テメーが指図してんじゃねえ…!!」ダッ

新八「ありがとうレイちゃん!これでっ!」ダッ


銀時「コイツで…終ェだァァァ!!!!」

「「「「うおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!?」」」」

ズドォッッ…!!!!!!!!

アルミサエル「!!!?」

ビシッ…ミシッ…ミシミシッ……

855 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 09:59:52.65 ID:6kTzkIAO [7/56]
綾波「…ごめんなさい」

綾波「私は、私たちが生き残るために」

綾波「あなたを、殺すわ」

ビキビキビキビキッッッ……!!!!

アルミサエル「!!!!」

綾波「さようなら…私と同じだったヒト」

ぶっっっちんんっっっっっっっっっっ

星海坊主「伏せろぉぉぉ!!!!!!!?」
綾波「ATフィールド全開…!」

ドオオオオォォォォォンン…!!!!






「…やなみ…」

「…っかりし…」

「綾波…!」

シンジ「綾波!」


…碇……君?

856 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:00:53.08 ID:6kTzkIAO [8/56]
《零号機・エントリープラグ内》

銀時「オイしっかりしろ綾波!?」

綾波「あ…」

神楽「良かったアル気がついたネ…!」

新八「大丈夫?ケガはない?」

銀時「ホレ、コレは何本に見える?」

星海坊主「…」ドン

綾波「…毛がないわ。0本、レイだけに」キリッ



綾波「…(///)」

857 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:02:14.13 ID:6kTzkIAO [9/56]
銀時「あー…ウンまあ…大丈夫みてーだな」

メリメリメリメリ

星海坊主「何がよーしだ、あ?微塵も大丈夫じゃねーよテメェの命がな…#」ブチブチブチッ

銀時「いだだだだ!?ちょっ離せっつか何抜いてんだぁぁぁ!?八つ当たりかコノヤロー!?」

新八「れ、レイちゃんもホラ…その辺のアレな感じは僕たちが出すからさ。無理して上手いこと言おうとしなくても…。
ただでさえキャラ崩壊激しいSSだし」

綾波「…ごめんなさい…こんな時どんな顔をすればいいかわからないの…」シュン

神楽「とりあえず笑っとけ笑っとけ」

綾波「!」

新八「…?どうしたの?」

綾波「…みんな。

おつかれ、さま」ニコッ

858 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:07:23.27 ID:6kTzkIAO [10/56]
新八「…へへっ」

銀時「いい顔で笑えんじゃねーか」

神楽「おつかれさんアル、青髪」ニカッ

星海坊主「…。(それにしてもあの人型兵器…それに、この娘…)」



星海坊主「それでオメーら。何でこの件に首つっこんでる?」

銀時「あー…シンジの親父がちょっとなァ。
実家に帰省したら親父がマダオになってた上に、表向き地球防衛軍的な仕事をやってんだよ。
あいつァそれに巻き込まれてエヴァに乗って戦わされてた」

星海坊主「…あのモヤシみてーなガキがか」

神楽「モヤシ馬鹿にすんなヨ。モヤシ三日たてば爆盛りして見ろアル」

新八「男子三日たてば刮目!モヤシてんこ盛りにしてどーすんの!?」

神楽「モヤシ三日も放置したらヒゲぼーぼーネ。シン坊だってヒゲもアレもモジャモジャで見違えるアル」

新八「おいィィ!?女の子がモジャモジャとかゆったらダメェェェ!?」

ギャーギャー

綾波「…」

星海坊主「なあ嬢ちゃん、アンタ使徒と似た匂いがするな。いったい何者だ」

綾波「…!」
銀時「おいハゲ!?」

星海坊主「…」

綾波「…私は、使徒から産まれたから。魂は第弐使徒リリスだったから」

星海坊主「!?」

綾波「今は人間、綾波レイ」

星海坊主「…あと一匹本命が残ってる。
移動しながらでいい、詳しく聞かせてもらおうか」

859 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:10:44.31 ID:6kTzkIAO [11/56]
《ネルフ発令所》

ミサト「勝っ…ちゃった…生身で…」

ギター「零号機は大破、使用不可能なレベルです!」

メガネ「使徒の爆発を零距離で押さえ込みましたからね…」

リツコ「…」スパー

ミサト「あ、あはは…あははは…!
よ、良かった良かっt」

ドオオオオォォォンンン
グラグラグラ…

ミサト「な、何!?」

「第一目標、ジオフロント内に侵攻っ!?」



ミサト「…うわやべっ、一番ヤバいやつ忘れてた」ボソ

リツコ「…(ダメだこいつ早く何とかしないと)」

860 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:11:34.16 ID:6kTzkIAO [12/56]
ゼルエル「…」カッ

ドォォォォンン…!!

ギター「第三基部に直撃!」

メガネ「最終装甲版融解!」

ミサト「まずいっ!?メインシャフトが丸見えだわ!?」

ギター「目標はメインシャフトに侵入、降下中です!」

ミサト「目的地は!?」

メガネ「そのままセントラルドグマへ直進しています!」

ミサト「ここに来るわ…!総員退避!急いでっ!」

ビーッビーッビーッ

メガネ「総員退避!繰り返す、総員退…!」

ドゴォォンン!!!!

ゼルエル「…」

861 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:12:25.25 ID:6kTzkIAO [13/56]
…っ!?

ゼルエル「…」ピカッ

ドバアァァンン!!!!

ゼルエル「!?」グラッ…

『ひとおぉぉぉつ!!!人の世天使をかたりィ!!』

ミサト「エヴァ、初号機!?」
ゲンドウ「!?」

バキィッ!!

『ふたぁぁぁつ!!不埒な悪行三昧!』

冬月「まさか…!?」

ドゴォッ!!

『みぃぃぃぃっつっ!!!醜い浮き世の使徒をォォォ!!?』

ズリズリズリズリズリ

ゼルエル「!?」


シンジ「月だか天王星だかに代わっておしおきじゃあァァァァ!!!?」

ミサト「はr…シンジ君っ!?」

リツコ「今なに言いかけた?」

862 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:13:10.28 ID:6kTzkIAO [14/56]
ズリズリズリドーン
シンジ「ミサトさんッ!!」

ミサト「っ!!5番射出急いでっ!?」

バシュゥッ!!!!
ガリガリガリガリガリガリ…!!!!

ゼルエル「!?…!?」
シンジ「ぐううううう…!!!!」

ドクン…

シンジ「う…るせえ…!!」

《ジオフロント》

ヒュウゥゥゥ……ズーン

シンジ「ぬぅうおおおぉぉぉ!!!!」

バシッ、バシッバキィッ

ドクン…ドクン…ドクン…
!!

シンジ「黙れっ…さっきっからボソボソと…!すっこんでろ!」

《エレベーター内》

マヤ「これって!?」

リツコ「どうしたの?」

マヤ「初号機のシンクロ率が…!?全く安定していません!?」

ミサト「どういうことよ!?」

マヤ「メチャクチャなんです!?100%を超えそうになったり、二桁を切るまで落ち込んだり!?」



シンジ「今さら……」

ユイさんは、エヴァ初号機の中にいるの。

エヴァには魂が…心があるの。あなた達のお母さんの。

シンジ「今さら…どうしろってんだっ…!」

863 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:16:33.03 ID:6kTzkIAO [15/56]
《司令室》

冬月「目覚めるか…!?」

ドクン…ドクン…

ゲンドウ「…」

お前の力はそんなものか…

ゲンドウ「もっとだ…」

立て…そして痛めつけろ…!
ヒトならざる者の力を見せてみろ、ゼルエル!

ドクン!!ドクン!!!ドクン!!!!

ゼルエル「…!!」

864 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:18:22.07 ID:6kTzkIAO [16/56]
ゼルエル「!!!!」ピカッピカッ

ドバンドバンドバンドバン!!!!

シンジ「ぐわ、ぶ!?」

何だ、こいつっ!?いきなり動きが良くなりやがった!?

ゼルエル「…」グググ…

シュゥゥゥ…

シンジ「…再生…!?嘘だろオイ!?」

ゼルエル「…」シュル…

シンジ「…?(…布?)」

ゾッ…

シンジ「ッ!!!!」サッ

ゼルエル「…」シュルンッ!

スパン…ッ…ブシュゥゥゥゥゥゥ………

シンジ「がっ……!?」

865 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:19:09.05 ID:6kTzkIAO [17/56]
シンジ「ぐ、ううぅぅぅ………」


ミサト「ハァ、ハァ…!し、シンジ君!?」

マヤ「初号機の左腕が!?」


シンジ「クソ、野郎が…!?
腕一本ぐらいくれてやらァァァ!!!?」


マヤ「初号機、マゴロクソード装…」

ゼルエル「…」シュルッ

バキィィィ…ンン

シンジ「!?」


メガネ「マゴロクソードが…」

ギター「…折れた…」

シンジ「…。オイオイ、これヤバ…」

ザグッッッ


初号機『…』ダラン…

866 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:21:25.77 ID:6kTzkIAO [18/56]
リツコ「…」

マヤ「初号機、機能停止…。
活動限界です…予備も動きません…」

ミサト「そんな…シンジ、君」

ゼルエル「…」ガイン!!ガイン!!ガイン!!ガイン!!

シンジ「」

867 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:22:20.75 ID:6kTzkIAO [19/56]
冬月「…碇?」

ゲンドウ「…」ニヤリ

そうだ、それでいい…!
さあ、目覚めろユイ!このままではシンジが死ぬぞ!お前の大切なシンジが!

《初号機・エントリープラグ内》

ガイン!!ガイン!!ガイン!!ガイン!!

シンジ「…」

ざまァないや…カッコつけて戻って来て…返り討ちかよ…

エネルギーは切れた…

腕一本…切り落とされた…

刀…も…

シンジ「…」

シンジ「刀……」

シンジ「…なら…まだ、あるぜ……とっておきのがもう一本…!」ニィッ

ザォンッッッ

ゼルエル「!?」ブシュッ

ゴロンゴロンゴロンズーン……

!?

弐号機『…』

リツコ「エヴァ弐号機!!」

ミサト「アスカッ!!アスカが間に合ったっ!?」

アスカ「…」

868 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:23:30.46 ID:6kTzkIAO [20/56]
シンジ「…へっ、やりゃ出来んじゃねーか……天才…」

カクン…




ミサト「アスカ!早く使徒にトドメを!?アスカ!?」

弐号機『…』

ミサト「…アスカ?」

869 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:27:10.14 ID:6kTzkIAO [21/56]
初号機『』

弐号機『…』スッ

ナデナデ

アスカ「…」

アスカ「戻ってくるような気がしてた」

アスカ「あんた、バカだから」

アスカ「本物のバカだから」

アスカ「宇宙一のバカだから…」

アスカ「…でしょ?」

初号機『』

アスカ「ね」

アスカ「返事、してよ」

アスカ「宇宙一バカな、本物の、お侍、さん」

初号機『』




ママ、お願い

力を貸して

私はどうなってもいい

シンジを護るための力を

あの野郎を殺すための力を

アスカ「」スゥッ…




アスカ「ゥああああああああアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドクン…

870 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:27:35.46 ID:6kTzkIAO [22/56]
戻ってきてくれたのね

もう会えないと思っていたわ

ありがとう

私に気づいてくれて

さあ

いらっしゃい

もう一度、私の中に




お帰りなさい、アスカちゃん

871 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:30:06.98 ID:6kTzkIAO [23/56]
《残酷な天使のように》

弐号機『ゥアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!』グググググ…

バキィン!バキィンン!

リツコ「拘束具が!?」

メガネ「拘束具!?」

リツコ「そうよ。あれは装甲板ではないの。エヴァ本来の力を私たちが押え込むための拘束具なのよ」

リツコ「その呪縛を自らの力で…アスカ…キョウコさん…」

ゼルエル「!」シュルンッ

弐号機『…』キィインンン

ゴゴゴゴゴゴ………

ゼルエル「!?」

マヤ「背中から…」

ギター「十字の羽…いや、腕なのか!?」

リツコ「ATフィールドをあんな形に発生させるなんて…」

メガネ「あれじゃあまるで…」


…使徒…


ミサト「あ、れは」

872 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:30:42.12 ID:6kTzkIAO [24/56]
《ミサトの回想・15年前の南極》

「…」

「…。お父さ…」バシュッ




「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………



ミサト「セカンドインパクトと同じじゃない!?」フルフルフル…

ゼルエル「…!?」ズズッ…

メガネ「使徒が、怯えてる」

マヤ「そんな…!?弐号機のシンクロ率、400%を超えています!?」

リツコ「アスカ、あなた…ヒトを捨てる気!?」

ミサト「リツコ!?あのままじゃ、あのままじゃアスカが!?」

873 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:33:05.60 ID:6kTzkIAO [25/56]
リツコ「…私たちにはもう、弐号機を止める事は…」

ミサト「そんな!?」

弐号機『アアアアアアアアアアアアァァァァァァ……』
ゼルエル「!!!!」ブシュゥッ

メガネ「…羽根で串刺し…」
マヤ「ウッ…」

リツコ「あれはもう、ヒトの域を超えつつある…使徒に近づいてしまっているわ」

ミサト「ふざけないで…!?アスカが使徒になんて…使徒って一体何なのよォッ!?」

リツコ「…」

874 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:34:28.49 ID:6kTzkIAO [26/56]
《どうやらパピーも何か知っているようです》

タッタッタッタッ…

星海坊主「こっちの連中は天使だ何だ騒いでいるようだが、んな大層なモンじゃねえ。
…地球産のえいりあん亜種ってとこだな」

新八「はぁ!?この星にあんな化け物が!?」

神楽「やっぱりえいりあんアルか」

星海坊主「厳密に言や、人間のなり損ないだ」

綾波「…」

銀時「オイオイ冗談だろ?あんな化けモンが人間だってのか?」

星海坊主「…向こうにとっちゃ、お前ら人間のほうが自分たちのなり損ないかも知れねーぜ」

銀時「どういう意味だよ」

875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:35:04.29 ID:6kTzkIAO [27/56]
リツコ「…人類は、本当なら生まれる筈のなかった第拾八使徒…死海文書にはそう記されているそうよ」

ミサト「人類も、使徒…!?
あいつらは一体何する気なのよ!?サードインパクトって!?」

リツコ「…全ての生命の融合」

ミサト「は…?」

876 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:35:32.11 ID:6kTzkIAO [28/56]
星海坊主「…以前、別の星で似たタイプのに出くわしたことがあったが…俺がたどり着いた時にはもう手遅れだった」

神楽「そのソードインパルスが起こっちまったアルか?」

新八「いや…サードインパクトね。
それで、その星は…」

星海坊主「…。

星一つ、みんな仲良く取り込まれてた。
わかるか?動物も、植物も、生き物全て一つになった単色生命体…星そのものが巨大なスライムだ」

銀時「…」

星海坊主「ヒデーもんだったぜ…あん時は結局星ごと潰す羽目になったが…」

星海坊主「連中の厄介なところはただ補食するだけじゃねえ。
対象の心にも寄生する。まるで神か悪魔かのような扱いを受ける。星の自己防衛システムとしちゃよくできてらァ。
そいつが外敵に反応して目覚めちまったんだろう」

新八「外敵、って…。

そうかっ!?天人の襲来!?」

877 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:36:36.64 ID:6kTzkIAO [29/56]
星海坊主「直接のきっかけはターミナルだろうな。アレをおっ立てたせいで龍脈の…星の流れが完全におかしくなっちまった」

銀時「…(そういやあった気がすんな。攘夷戦争ん時に妙な津波騒動が)」

星海坊主「話戻すぞ。はんたー協会の話じゃあ連中に取り憑かれた…スライムになりたがってるカルト集団がいるらしい」

878 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:37:13.12 ID:6kTzkIAO [30/56]
リツコ「それが人類補完委員会…そしてゼーレ」

ミサト「…」

リツコ「全ての生命が一つに…それこそヒトの完全な形だと信じているのね」

ミサト「狂ってる…!」

リツコ「そうよ。そしてそれは碇司令も同じ。
ただユイさんに、もう一度会いたいがために」

879 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:40:44.73 ID:6kTzkIAO [31/56]
ゲンドウ「何故だ…!?何故だ!?」ガンッガンッ

冬月「落ち着け碇…」

ゲンドウ「落ち着いていられるかっ…!?弐号機を依り代にするわけには!?」

冬月「…だが」


弐号機『…』
ゼルエル「!?」ジタバタ


冬月「事態は取り返しのつかないところに来ているようだ…」

ゲンドウ「…!S2機関を自ら取り込む気か…!」

880 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:45:32.59 ID:6kTzkIAO [32/56]
弐号機『ヴッ…ヴッ…ヴッ…』

ねえ、今の気分はどう?

ねえ、あんたたちには感情は

心はあるの?

弐号機『…』ギリッ
ゼルエル「!?」

どう、怖い?

ゼルエル「!!!?」ジタバタ

怖いのね

さんざんシンジを痛めつけておいて

ホント、いい気味

さあ

どうしてやろうか

弐号機『…』ジッ

そうだ

こいつを

こいつを貪り食おう

これでもかというぐらい無様に、下品に!

全てカタがつく…!!

私の気も晴レル

S2機関モ手ニ入ル

私ノ腹モ膨レル!!!!!!!!

弐号機『…』ガァッ!!





イタダキマス

881 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:46:17.69 ID:6kTzkIAO [33/56]
『ダメ…』

!?

『ダメよ…アスカちゃん』

ドウシテ!?

『それ以上は…ヒトに戻れなくなっちゃうわ』

…ママ…

882 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:46:51.02 ID:6kTzkIAO [34/56]
《魂のルフラン》

『よーく聞いて…アスカちゃん』

『あなたには大切な友達が…護りたい人が…

大好きな男の子ができたんでしょう』


『自分のためじゃなくて、誰かのために戦えるようになったんでしょう?』

『だったら、ダメよ』

『あなたは、みんなのところに』

『…帰らなきゃ』


『もう、ママがいなくても大丈夫ね?』

883 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:47:17.79 ID:6kTzkIAO [35/56]
『…ゴメンね』

『ママはもう、あなたと一緒にいられない』

『あなたとお話しすることも』

『あなたにごはんを作ることも』

『あなたを抱きしめることもできない』


『でも、せめて』

『アスカちゃんの大切なものは、ママが護ってあげる』

『アスカちゃんを困らせるやつは、ママがやっつけてあげる』

『だから、お別れ』


『ありがとう、私の娘に産まれてくれて』

『ありがとう、私を母親にしてくれて』

『もう一度、あなたを産んであげます』


『さようなら』

『アスカちゃん』




バシゥゥッッ

884 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/13(金) 10:48:47.32 ID:6kTzkIAO [36/56]
マヤ「ATフィールド反転!?コアが押し潰されます!?」

ゼルエル「!!!!!!!?」
弐号機『…』ニッ

カッ

ドオオオォォォォォォォォォォォォ………



ミサト「…」

リツコ「…」

マヤ「…」

メガネ「…自爆…」

ミサト「…ア……アスカァァァァ!!!?」

マヤ「…」

リツコ「アンチATフィールド…使徒を内側に取り込んだまま…」

ガシッ

リツコ「っ!?ミサト!?」

ミサト「何で…何でなの…!?何で…!!」ブルブル

リツコ「…」

マヤ「…使徒…弐号機の反応…共に…。
…!?
いえ!?エントリープラグ反応あり!?」

!?

マヤ「自爆直前に射出されたようです!パイロット…生きてます!」

ミサト「場所はっ!?」

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