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上条「いつもお前と一緒にいる白井って子可愛いよな」

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 21:31:31.82 ID:l3G4ITc+0


上条「俺。もしかしたらツインテール萌えかもしれない…」

御坂「ッ!?」

黒子「はぁ」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 21:54:16.93 ID:l3G4ITc+0

上条「なんていうか白井ほどツインテール似合う女の子ってのも珍しいよな」

黒子「それはおお褒めいただいてると解釈してよろしいんですの?
   ずいぶんと物好きなお猿さんですこと」

上条「悪かったな。今日も相変わらず可愛いぜソレ」

黒子「なッ!?からかってるんですの?」



御坂「……」

御坂(いいな黒子…)

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 22:43:21.38 ID:l3G4ITc+0


黒子「……」

御坂「ああ黒子。アイツが言ったことなんて気にしなくていいのよ?
   あの馬鹿はああいうこと無自覚で言うような奴なんだから」ソワソワ

黒子「でも……初めてでしたの」

御坂「え?」

黒子「誰かにあのように意識されたのは初めてでした…」モジモジ

黒子「まして髪形など、スキルアウトの不良どもにも変なヘアースタイルだと
   罵られたこともありますし…」

御坂「……」


184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 22:50:26.97 ID:l3G4ITc+0
就寝
ベッド

黒子(しかし、あの殿方の発言がお姉様の言うように本当に無自覚からくるものだったとするなら…)

黒子(そ、それはむしろ本心から出た言葉ということになりますのね…)

黒子(例え軽い気持ちでおっしゃったものだとしても……)

黒子「///」

黒子(っ…いけませんわ黒子!この程度で取り乱すなど淑女として恥ずべき事ですの!)

黒子「まったく……」

黒子(罪作りなお方)


1日目終了



186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 22:53:33.02 ID:l3G4ITc+0
2日目
放課後

黒子「さてと。あれが例の暴れ馬ですわね?」

初春『はい。でも気を付けてくださいね?相手は複数。全員凶器を所持してますから』

黒子「ふん、茶番ですわね。瞬殺して差し上げますわ」

初春『ほどほどにお願いします』

黒子「わたくしの心配など要りませんの」

初春『いえ、白井さんではなく…』



187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 22:57:31.41 ID:l3G4ITc+0

黒子「ん?あれは…」


??「はっ、はっ、だああくそう不幸だぁあああ!!」

不良A「待ちやがれオラァ!!」

不良B「すばしっこいガキだ!」


黒子「はぁ…厄介事とは必ず付属して付いてくる方ですのね」

黒子「仕方ありません。なんにせよ都合がいいですの」


188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 22:58:22.34 ID:l3G4ITc+0

黒子「ん?あれは…」


??「はっ、はっ、だああくそう不幸だぁあああ!!」

不良A「待ちやがれオラァ!!」

不良B「すばしっこいガキだ!」


黒子「はぁ…厄介事とは必ず付属して付いてくる方ですのね」

黒子「仕方ありません。なんにせよ都合がいいですの」


193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:06:34.59 ID:l3G4ITc+0

黒子「止まりなさい!風紀委員ですの!」

上条「うぉお!?お前は昨日の!すまん今日は構っている暇はないんだ!
   上条さんの命にかかわるんだ道を開けてくれ!」

黒子「はぁ……わたくしをなんだと思っていますの?」

不良A「やぁっと追いついたぜェ」

上条「げっ…」

不良B「随分と苔にしてくれるじゃねえか。ママに泣きつく準備はできてんだろうなァ」

黒子(随分と穏やかですこと…)

上条「チッ……仕方ねえな」

黒子(まさかッ…やる気ですの??)

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:15:13.40 ID:l3G4ITc+0

上条「なあ白井」

白井「な、なんですの?」

上条「俺はな、いくらお前が風紀委員だとしても
   目のまえでお前が危険な目に合うのは見てて心が痛む。
   これは俺のエゴだし性格上仕方のないことなんだ。
   こればかりは上条さん自身にもどうしようもない」

黒子「何をおっしゃってるんですの?」

上条「でもお前も仕事でここに来てることぐらいわかる。
   ここでこいつらをとっちめねえとお前がお灸をすえられちまうんだろ?」

黒子「当然ですの。ですからここに来ましたの」

上条「そうか……なら考えがある」

白井「なにを…」


197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:24:34.19 ID:l3G4ITc+0

上条「まあ見てろって。おいお前ら」

不良達「あァん?」

上条「俺はもう逃げねえ。なんでもいい俺を攻撃してみろ」

不良C「はぁ?イカレちまったかコイツ?」

白井「ッなにを!?貴方は」

上条「白井も俺の右手のこと、知ってんだろ?」

白井「ですが…」

上条「まあ任せとけって」

不良達「舐めんじゃねェエエエエ!!!」



201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:31:54.80 ID:l3G4ITc+0

白井「はぁ……とんだハッタリですの」

上条「ま、おかげで難なくお縄にかけれて良かったじゃねえか」

白井「それにしても、あそこまで小心者の集団だったとは」

上条「まあ上条さんもいろんな人間に追っかけられてるせいか自然とそいつらの性格やら特徴がわかっちまうようになったんだよな。
   今回は全ての能力を無効化し、それを増幅して相手に返す能力だと見せかけて戦意を喪失させたわけだが、
   いつもこううまく事が運ぶわけでもねえし」

白井「まさかアナタ。お姉様もそうして手ごまに?」

上条「手ごまとは聞こえが悪くありませんか!?むしろ何の因果もなく奢らされる上条さんに当てはまる言葉と思うのですが!?」



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:47:11.21 ID:l3G4ITc+0

上条「終わったのか?」

黒子「ええ。後は支部に帰還し報告書をまとめますの」

上条「へー大変なんだな意外と」

黒子「そうでもありませんわ。なにもわたくしが全て受け持つ必要などありませんし」ニヤ

上条「へ、へー…そう」



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:48:27.85 ID:l3G4ITc+0

黒子「……」

上条「ん?どした?」

黒子「あ、いえ……なんでもありませんの。では」

上条「ああそういや」

黒子「へ?」

上条「やっぱお前のツインテール似合ってるよな」

黒子「なッ!?」

上条「ワリ、それだけ言いたかったんだ。じゃな」

黒子「……」



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 23:51:54.97 ID:l3G4ITc+0




黒子「……」

御坂「どしたの黒子。なんか変なもの食べた?」

黒子「別に…」

御坂「まさかなんかやらかしたの?なんなら私が一緒に顔出して」

黒子「いえそういうわけでは」

御坂「ふーん……変な黒子」

黒子「そうですわよね」

御坂「うん…」

黒子「…」


213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 00:00:59.08 ID:l3G4ITc+0

黒子(はっ!?黒子としたことがつい不自然な対応を)

御坂「ま、疲れてるんならゆっくり休みなさいよ。無理はだめよ?」

黒子「はい……ですの」

御坂「おやすみ」

黒子「あっ……」

御坂「ん~…」

黒子「……」

黒子(黒子はなにをしているんですの!?これではお姉様に余計な心配を……。
   ああいつもの黒子は何処へ?)

黒子(とりあえずリセットしますの)ガバ

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 00:07:25.65 ID:/08qHlSv0
3日目
授業中


黒子(お姉様。上条当麻……)

黒子(わたくしは何を揺れ動いているんですの?
   ちょっとくらいお世辞を言われた程度で)

黒子(なにもかもあの類人猿が悪いんですの……奴がわたくしの現実をベリベリと引き剥がして)

黒子(しかし…

黒子(なぜ剥がされた箇所が別の何かで埋まっていくんですの?)

黒子(まさかこれが…)


バシッ


黒子「あゥッ…!?」

教師「シカトとはいい度胸だな白井」


一同「クスクスクス……」


黒子「不幸ですの……」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 00:16:17.21 ID:/08qHlSv0
放課後


上条「今日も今日とて不幸が絶好調ですよーっと」

上条「ああ、不孝を通り越すと惨めになるんだなきっと」

??「クソいやがりましたの!」

上条「ああ?このフレーズは……ん?」

黒子「白井黒子ですの!あなたを待っていましたわ!」

上条「はぁなんだ白井か驚かすなよな」

黒子「誰だと思ったんですの?」

上条「ああいやてっきりビリビリあたりかと。
   いつもこのタイミングで突っかかってくるのは必ずと言っていいほど……ッうぉああ!?」

黒子「チッ……はずしましたの」

上条「いきなりなにすんだよ!?たまたま反応したからよかったものの!」

黒子「今日は私がお姉様の代わりとしてお相手いたしますわ」

上条「は、はあ?」

黒子「さあ拳をおにぎりなさいな?」


221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 00:34:46.82 ID:/08qHlSv0
上条(コイツは何を勘違いしてるんだ?御坂の代わりって、まさか俺と御坂がガチでやり合ってると思ってたのか?
   確かにあの実験を知る前までは多少マジだったかもしれねえけど今となってはいたって清い……って何考えてんだ俺は)

黒子「さあ覚悟は決まりましたの?わざわざ人目につかない場所に移動して差し上げたんですのよ?」

上条「お前何か勘違いしてるだろ?」

黒子「えぇ」

上条「本当に自分のやってることの意味がわかってんのかよ。俺に喧嘩を売るってことは、
   やっぱりお姉様つながりなのか?」

黒子「ふふ、それもありますわね。しかし半分は違いますの」

上条「半分?」


224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 00:39:41.07 ID:/08qHlSv0
黒子「半分は……そうですわね。あなたへの八つ当たり、ですかね」

上条「不幸だ……これを不幸と呼ばずになんと呼ぶ……」

黒子「不幸なのは私のほうですのよ!!」

上条「逆切れっ!?」

黒子「あなたが余計なことをぺらぺらぺらぺらと!気があるわけでもない女に馴れ馴れしく話かけるのが悪いんですの!!」

上条「なんて理不尽な……。意味がわからねえよ」

黒子「あの時わたくしにかけてくださった言葉もただの気まぐれだったんですのね!!」

上条「あの時…?」


227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 01:03:09.54 ID:/08qHlSv0
もうスレ汚し終わらせる

黒子「あなたが……」ポロ

上条「ッ…」

黒子「あなたがあんな、紛らわしいことを言わなければぁああああ!!!」

上条(クソッ……こりゃビリビリの時とはわけが違うっっ!!)

黒子「死ね!死んでしまえ上条当麻!!」ボロボロ

上条「死なねえよ……混乱してるせいか演算がうまく働いてねえんじゃねえか?
   狙いが甘いぜ?」

黒子「あっ……」


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 01:04:42.00 ID:/08qHlSv0
ガシッ

黒子「ッ…!?」

上条「ほーら捕まえた」

黒子「コノ……離せ!離せぇぇぇぇ!!!」ポカポカ

上条「お前、やっぱり可愛いよ」

黒子「ふぇ…?」

上条「今日初めてお前の本当の魅力に気付いたんだ。
   やっぱりお前のツインテールで泣き顔が組み合わさると反則急に可愛い」

黒子「そ、それは…すん…どういうこと、ですの…?」

上条「いやわるい。一度白井をこんなふうに泣かせてみたかったんだ」

黒子「はぁ……」

黒子「……」

黒子「はぁああ!!?」

上条「いやほんとスミマセン」

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 01:20:22.21 ID:/08qHlSv0
上条「ホント悪かった!この通り!」ズザザ

黒子「ふん。以前のあなたなら余裕で死刑ですのよ?」

上条「う…いやしかしあれだ!やっぱりお前が可愛すぎるのもいけねえよなうん。
   本当はお前に背を向けて別れる時だって理性抑えるのギリギリだったんだぜ?
   御坂の前だって言うのにさ」

黒子「これ以上のお世辞は結構ですの!よくもまあ恥ずかしげもなく堂々と///」

上条「こうでもしねえと振り向いてもらえねえって思ったんだよ!」

黒子「え?」


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/03(水) 01:21:05.48 ID:/08qHlSv0
上条「白井は御坂一筋だと思ってたからさ。実を言うと俺の方がよっぽど緊張してたぐらいだ」

黒子「そうだったん……ですの」

上条「まあな」

黒子「ええと……では、上条さん?」

上条「なんだ?」

黒子「その、こんなわたくしですけども、よろしくお願いします……ですの///」

上条「ああこちらこそな」


打ち止め

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