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レヴィ「へいロリータ!」 紬「へっ?」
未完
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:38:06.23 ID:CipligMx0 [2/42]
プルルプルル ガチャ
ロック「はいラグーン協会」
バラライカ「あらロック。久しぶりね」
ロック「バラライカさん。何の用ですか?」
バラライカ「仕事に決まってるじゃない。ダッチにかわって頂戴な」
ロック「あいにく留守で…伝えときますよ。用件は?」
バラライカ「留守?珍しいわね。用件は…」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:38:06.23 ID:CipligMx0 [2/42]
プルルプルル ガチャ
ロック「はいラグーン協会」
バラライカ「あらロック。久しぶりね」
ロック「バラライカさん。何の用ですか?」
バラライカ「仕事に決まってるじゃない。ダッチにかわって頂戴な」
ロック「あいにく留守で…伝えときますよ。用件は?」
バラライカ「留守?珍しいわね。用件は…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:40:26.67 ID:CipligMx0
ロック「…わかりました。伝えときます」
ベニー「なんだロック。ホテルモスクワからか?」
ロック「ああ。なんでも日本の―」バタン!
ダッチ「帰ったぜ。どうやら今日はツいてないらしい。レヴィの奴が」
ロック「あ、ダッチ。ホテルモスクワから仕事が」バァーン!
レヴィ「おい離せジャパニーズ!」
紬「私、カツアゲされるの夢だったの!」
齋藤「お嬢様!そんなガラの悪い連中に付いて行ってはいけません!」
ベニー「…めちゃくちゃだ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:44:16.66 ID:CipligMx0
ダッチ「…なるほど。今回の仕事はこいつらを日本へ運べってのか?」
レヴィ「面倒な仕事だな。ペイは弾むんだろうな?」
ロック「それが現地でその子たちに貰えって」
レヴィ「何ィ!?ロック、お前それで引き受けたのかよ!」
ダッチ「たしかにめちゃくちゃな依頼だ。それじゃホテルモスクワに利益が無い」
ロック「仲介料はもう貰ってるらしい」
紬「おかげで一文無し、ってやつね!」パァア
齋藤「お嬢様。喜ぶところではありません」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:54:09.02 ID:CipligMx0
シェンホアは喋り方むずいしなぁ唯は時系列的にいないし大丈夫
ダッチ「するとなんだ。お嬢様方は仲介料をふんだくられて」
ロック「ここの紹介を受けた、と」
齋藤「左様でございます」
ダッチ「報酬は?」
齋藤「…お望みの額をお支払いいたします」
レヴィ「おい金髪。お前それなにやってんだ?」
紬「え?スコアを書いてるの!」ニコッ
レヴィ「ハッ、こんなところで作曲とはな。変な奴だ」
紬「レヴィさんのおかげでイイ曲が書けそうよ!」フンス!
レヴィ「あ?なんで名前を…」
紬「…ダッチさんがさっきいってたから」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:55:48.21 ID:CipligMx0
ダッチ「しかし妙な話だ」
齋藤「と、いいますと?」
ダッチ「ただ日本に帰りたいなら飛行機でも船でも乗ってさっさと帰ればいいじゃねぇか」
齋藤「それができないからここにおります故…」
ロック「なにかあったんですか?」
齋藤「…実は、お嬢様が狙われておりまして」
ダッチ「どこのどいつにだ」
齋藤「…それは、その」
レヴィ「なんだ?まさかどこのどいつかわからないってんじゃないだろうな」
紬「わからないのよ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:57:39.63 ID:CipligMx0
レヴィ「ああ?」
紬「フィンランドで避暑中のところをいきなり襲われて…」
齋藤「チャーター機で命からがら逃げてきた次第で…」
レヴィ「なんだそりゃ。二人で仲良く逃避行だって?」
ダッチ「まぁいい。金がもらえれば相手なんてのは関係ない」
レヴィ「そりゃそうだ」
ダッチ「安心しろ。日本までだったらすぐ着く。あんたらはゆっくり報酬のことでも考えて」
ベニー「ダッチ!ちょっと」
ダッチ「なんだベニー。今客と話を」
ベニー「いいからはやく!」
ダッチ「なんだってんだまったく…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:02:47.02 ID:CipligMx0
紬「レヴィさんってすごい筋肉してるのね。齋藤といい勝負!」
レヴィ「ああ?ハハッ、どこぞのメイドじゃあるまいし」
紬「あら。齋藤は傭兵上がりなのよ?」
レヴィ「ほう?ならダッチとどっかで会ったかもな」
齋藤「お嬢様!その話は…」
紬「あら、いいじゃないの。自慢くらいさせてよ!」
齋藤「…恥としか思えませんので」
紬「むぅ」
レヴィ(本当に変な奴らだが…男の方はたまにあの眼になるな)
ロック(あの眉毛…どこかで?)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:09:32.33 ID:CipligMx0
ベニー「ダッチ。聞いて驚くなよ?」
ダッチ「もったいぶるな。なんだ」
ベニー「あのお嬢さん…調べてみたけどどうやら超大物らしい」
ダッチ「なんだって?確かにずぶとさと眉毛はすごいが…」
ベニー「その眉毛がヒントさ。これを見てくれ」
ダッチ「コトブキカンパニー?日本の大会社じゃねぇか」
ベニー「社長の顔だよダッチ」
ダッチ「…!?こいつは…」
ベニー「コトブキ家代々遺伝で伝わる眉毛。おそらくあの子は」
ダッチ「なるほど。こりゃあ期待できそうな仕事だ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:25:42.32 ID:CipligMx0
レヴィ「ダッチ!どうすんだよ!?」
ダッチ「行こう。用意だ」
レヴィ「…オーライ。おら、ロック!なに考えてんだ、行くぞ!」
ロック「ダッチ。あの子は」
ダッチ「ああ。特別客だ」
紬「何とか帰れそうね」
齋藤「腕は確かだと聞いておりますので」
紬「お父様…心配して、るわよね…」
齋藤「お嬢様…」
ベニー「なにしてるんだ?早く乗り込んだ方がいい」
紬「…はい。行きましょう齋藤」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:30:14.58 ID:CipligMx0
船の中
ロック「悪いね。狙われてる人を上に出すわけにはいかないんだ。」
紬「ううん。いいのよ。それより、あなたは日本人よね?」
ロック「ああ、まぁね」
紬「なんでこんなことを?」
齋藤「お嬢様。人には言えない事というのが」
ロック「いいんですよ齋藤さん」
齋藤「はぁ」
ロック「僕は、会社に捨てられたんだ。利益と天秤に掛けられてね」
紬「え…そんな…」
ロック「あ、ごめんね。暗い話しちゃって」
紬「…ううん、いいの。私が聞いたことだから」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:50:33.92 ID:CipligMx0
レヴィ「コトブキカンパニー?」
ダッチ「ああ。名前くらいは知ってるだろ?」
レヴィ「知ってるも何も、世界的に有名な貿易会社だ」
ダッチ「そうだ。そこの箱入り娘ってんだから」
レヴィ「なるほどな。報酬は弾むわけだ」
ダッチ「そんな奴からカツアゲなんざしようとはな」
レヴィ「うるせぇぞダッチ!そもそも誰のせいでワトサップの野郎にからまれたと!」
ベニー「まぁまぁ二人とも落ち着いて」
ダッチ「…おいベニー。そのレーダーの反応は」
ベニー「え?…これは、ヘリ?」
レヴィ「なんだよ、穏やかに終わらせる気はねぇようだな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:58:31.93 ID:CipligMx0
ダッチ「ランチャーが積んであったはずだ。レヴィ!」
レヴィ「わかってるよ!」
ベニー「ロックに知らせとかないとな」
ダッチ「武器なんざどんだけ使っても報酬でチャラだ!ガンガン行け!」
レヴィ「オーライ!…ってこりゃあ…」
ダッチ「どうした二挺拳銃!」
レヴィ「クソ!最悪の相手だ!逃げるぞダッチ!」
ダッチ「ああ!?一体何が相手だ!?」
レヴィ「愛国者共だ!」
ダッチ&ベニー「な、何ィイイイイイ!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:09:35.44 ID:CipligMx0
ロック「上が騒がしいな」
紬「ウフフフ」
ロック「どうかした?」
紬「楽しくて…こういうの、体験したこと無かったから」
ロック「あはは…(変わった子だな)」
齋藤「…!この音は…」
ロック「?どうかしましたか齋藤さん」
ベニー『ロック!敵襲だ!』
ロック「何だって?相手は!?」
ベニー『アメリカの秘密組織愛国者達だ!』
ロック「愛国者!?」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:16:57.31 ID:CipligMx0
ロック「紬ちゃん」
紬「なに?ロックさん」
ロック「愛国者達に襲われたそうだ」
紬「…そう」
ロック「正直に話すんだ。君は…何者なんだ?」
齋藤「ロック様。報酬ならいくらでも」
ロック「金の話じゃない!」
紬「ロックさん…」
ロック「危険すぎる。いくらなんでも相手が相手だ。」
紬「…いまはまだ、話すときじゃないわ」
ベニー『ロック!逃げるぞ!どっかにしがみつけ!』
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:23:18.60 ID:CipligMx0
レヴィ「まずいな。ここで消す気だ」
ダッチ「まさか。こっちにはあいつらの目的がいるんだぞ」
ベニー「さっきから上であいつらが用意してんのは」
レヴィ「ベニーにしてはよく気がつくじゃねぇか。ありゃあ」ゴクッ
レヴィ「核弾頭だ」
ダッチ「おいおい…マジかよ」
レヴィ「神に祈ってみるか?」
ダッチ「コーランで許しが出るならいくらでも暗唱してやるぜ」
齋藤「どいてください!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:31:43.13 ID:CipligMx0
レヴィ「おい!バトラー、やめろ!無茶だ!」
齋藤「」バッ!
レヴィ「くそ、くたばりてぇなら勝手にしろ!」
ダッチ「…ん?あの執事…」
ベニー「なんであんな武装を…」
レヴィ「うわ、ヘリ落とした。」
3人「………なにあれ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:38:57.53 ID:CipligMx0
ドック
ダッチ「奇跡的に傷もなしだ」
ベニー「マシンにも異常なし」
ダッチ「帰ってきちまったが」
ロック「仕方ないよダッチ。相手が相手だ」
レヴィ「そんなことより」
紬「あ、う…」
レヴィ「聞きたいことは山ほどある。わかってるな?」
齋藤「…お嬢様」
紬「…わかってます。まだ、自己紹介してませんでしたね」
レヴィ「ああ!?」
齋藤「レヴィ様」
レヴィ「……」チッ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:53:43.40 ID:CipligMx0
>>40本名知らない設定ですので
紬「琴吹紬。12歳。コトブキカンパニー社長の一人娘です。」
レヴィ「だからなんだって!」
紬「…そして、恐るべき子供たち計画の試験体1号」
ロック「恐るべき…子供たち?」
ベニー「詳しくは知らないけど、愛国者のボスのクローンを作ろうって計画だ」
紬「そう。…私はできそこないだから、すぐに民間企業に売られたわ」
齋藤「お嬢様!」
ダッチ「…何もそこまで込み入った理由まで」
紬「いいの。私が話したいだけだから」
レヴィ「…難しい話には興味ねぇ。上で寝てる」
ロック「レヴィ!」
レヴィ「ツムギが何者だろうと関係ねぇだろ?頼まれたとこに連れてくのが私たちの仕事だ」バタン!
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:03:53.09 ID:CipligMx0
>>43あっ本当だ恥ずかしい…
ロック「…ごめん紬ちゃん。あいつはあいつで考えて」
紬「ええ。わかってる。レヴィさんは悪い人じゃないって」ニコッ
ロック「紬ちゃん…(それはない)」
ダッチ(ねぇな)
ベニー(絶対ない)
齋藤「さて、行きましょうお嬢様」
紬「ええ。」
ダッチ「どこ行く気だ?」
紬「…みなさんに迷惑をおかけすることはできませんので」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:07:14.80 ID:CipligMx0
ロック「行くあては?」
齋藤「皆無ですが…ここにいるわけには」
ダッチ「確かに。愛国者は俺たちにどうにかできるレベルの奴らじゃない」
ロック「……」
ダッチ「だがな。日本に届けるくらいができなくて運び屋は務まらねぇ」
ベニー「…正気かい?ダッチ」
ダッチ「信用にもかかわるんだ。なんとかしてみせよう」
紬「…いいんですか?愛国者に次狙われたら…」
ダッチ「何、対策なしじゃつっこんでも無意味だ。兵隊には当てがある」
齋藤「…ありがとうございます。なんとお礼すればいいのか」
ダッチ「よせよせ。その代わり報酬は弾んでくれよ?」ニッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:13:56.59 ID:CipligMx0
ロック「珍しいなダッチ」
ダッチ「何がだよ」
ロック「リスクが高すぎると思わないか?」
ダッチ「ああ、だがな。こういう大仕事の後の一杯は格別な味がするんだ」
ベニー「無茶だと思うけどなぁ」
ダッチ「愛国者は相手にしてないさ。白兵戦にでもならん限りはな」
ベニー「無視できる相手じゃないような気がするけど」
ダッチ「言ったろ?兵隊はいるんだ」
ロック「…もしかして」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:23:10.71 ID:CipligMx0
>>48 褐色じゃないですけどファビオラの事ですかね?
紬「いい人たちねっ!」
齋藤「そうですね…」
紬「どうかしたの?齋藤」
齋藤「お嬢様。もうあのように過去を掘りだすのは…」
紬「あ、あのこと?いいのよ。事実なんだから」
齋藤「しかし!」
紬「あ、みて齋藤!パイプベッドよ!夢みたい…!」
齋藤(お嬢様…この齋藤、命に代えてもお守りします!)
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:37:17.60 ID:CipligMx0
次の日
ダッチ「さて。部屋まで貸してやってんだ。買い物くらい手伝うよな?」
紬「どんとこいです!」フンス!
齋藤「ダッチ様。出歩いて大丈夫なんでしょうか」
ダッチ「なぁに構わんだろ。初日に街うろうろしてたのはあんたたちだ」
紬「大丈夫よ齋藤!私、男の人と買い物するの夢だったの~」
齋藤「お嬢様!…仕方がありません。行きましょう。」
ダッチ「おっと、Mr.サイトウは他の仕事があるぜ」
齋藤「何…ですと…!?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:47:04.87 ID:CipligMx0
>>52 まだまだ
レヴィ「おいエダ!開けろ!居留守はわかってんだぞ!」
ロック「なんで俺まで…」
齋藤「まったくです…あぁお嬢様…」
レヴィ「ぐだぐだうっせぇ!エダ!こらおい!」
ガチャ
エダ「あんだよレヴィ~まだ寝て…」
レヴィ「客に対して言うことかよ」
エダ「そっちの大男は?」
齋藤「あ、わたくし執事の齋藤と申します」
エダ「??」
ロック「とりあえず中へいいですか?」
エダ「なんだよロックも一緒かよ!入んな入んな!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 05:07:00.39 ID:CipligMx0
>>54 出番考えてるけど少ないよ?
ヨランダ「なるほどね。後払いで武器をよこせと」
エダ「バカ言ってんじゃねぇぞイノシシ女!まかり通ると思ってんのかよ!」
レヴィ「うるせーぞこのクソビッチ!無理は承知で頼んでんだろうが!」
ロック「…シスターヨランダ。いかがでしょう?」
ヨランダ「ふむ。…そっちの色男が本当にコトブキの人間だとしても…ちょっと無理だね」
齋藤「お代ならいくらでも用意しますので…」
エダ「せめて手付金でもおいてけば少しは話になるものを…」
齋藤「持ち金はあいにくなしで…」
ヨランダ「そういうわけだ。引き取ってもらおう」
レヴィ「チッわかんねー奴だな。行くぞロック!サイトウ!」
ロック「ああ…齋藤さん?」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 05:20:23.79 ID:CipligMx0
齋藤「シスター。あちらの茶葉を少しいただいてもよろしいですか?」
ヨランダ「ほう。あんたも紅茶わかるのかい」
齋藤「ええ、まぁ。お嬢様には負けますが」
エダ(まさかまたカマかけようってんじゃ)
ヨランダ「茶葉でいいならいくらでも持ってきな。楽しめる人間が楽しむのがいちばんさ」
齋藤「それでは…失礼します」ブォン!
エダ(あーやっぱりなー)
ヨランダ「……」
齋藤「おや、白い粉状の紅茶なんてありましたっけ」
レヴィ「おいおいまたかよ」
ロック(学習しろよ暴力教会…)
ヨランダ「負けた負けた。わかったよ。流せばいいんだろ?」
ロック(少し楽しんでるなシスター)
齋藤「ありがとうございます」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:09:31.00 ID:CipligMx0
ロック「なんかあいつら横流しするの望んでないか?」
レヴィ「クソ婆がとうとうボケただけだろ」
齋藤「レヴィ様」
レヴィ「なんだよ礼ならいらねぇぞサイトウ」
齋藤「そのような汚い言葉は使わない方がよろしいかと」
レヴィ「!?なんだと?」
ロック「ハハッ、齋藤さんには敵わないなレヴィ」
レヴィ「…ちくしょう、客じゃなけりゃ今頃ミートパテに」
齋藤「それより、武器の次は何を?」
ロック「ああ、次は…」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:10:35.34 ID:CipligMx0
ダッチ「まさかついでに紅茶を買わされるとはな」
紬「いいじゃないですか。おいしく淹れますから!」
ベニー「そう言えばロックも紅茶に詳しいとか言ってたな」
ダッチ「日本人ってのはグリーンティじゃねぇのか?」
紬「…日本人ではないので」
ダッチ「…すまねぇ」
紬「ううんいいの。そんなことで傷ついてちゃ研究所からは抜け出せないわ!」フンス!
ベニー「…強い子だな」
ダッチ「ああ。変わりもんだ」
ベニー(あんたが言うかい)
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:18:29.20 ID:CipligMx0
紬「それよりダッチさん」
ダッチ「なんだ?」
紬「齋藤たちはいつ帰ってくるのかわかる?」
ダッチ「さぁな。何にもなきゃそろそろ帰ってくるはずだが」
紬「話しておきたいことがあるの」
ダッチ「…景気のいい話ではなさそうだな」
ベニー「相席は可能かい?」
紬「…ごめんなさい。まずダッチさんに」
ベニー「だろうね。マシンのメンテナンスでもしてくるよ」バタン
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:29:03.10 ID:CipligMx0
ダッチ「それで?用件はなんだ」
紬「…別にベニーさんが聞いてもいいんだけど、一応ボスの了解を得とかないとね」
ダッチ「……」
紬「恐るべき子供たち計画…それによって私は作られた」
ダッチ「だから愛国者共に狙われてるんだろ?」
紬「…あれは愛国者ではないの」
ダッチ「なんだって?冗談は…言える雰囲気じゃねぇな」
紬「彼らはFOX。愛国者が誕生する前にビックボスが所属していた部隊なの」
ダッチ「…知ってるよ。だがあの部隊はもう解散したと聞いたが?」
紬「クローンよ」
ダッチ「クローン?」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:32:13.19 ID:CipligMx0
紬「優秀な遺伝子を残す。それこそが子供たち計画の目的でもあるわ」
ダッチ「しかしそこまで完璧なクローン技術なんざ…」
紬「恐らく、私が作られたことでシナリオが変わったんでしょうね」
ダッチ「なるほど。まぁ小難しい話はいい。だが気になることが一つある」
紬「なんでしょう」
ダッチ「ムギ…あんた、何のクローンなんだ?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:40:18.66 ID:CipligMx0
レヴィ「帰ったぜボス!サイトウ大活躍だ!たんまり武器は仕入れてきた!」
ロック「結局ほとんど脅したな…悪いね齋藤さん。こんなこと…」
齋藤「いいんですよ。…お嬢様?」
紬「齋藤。部屋の方に」
齋藤「…かしこまりました」
レヴィ「なんだ?こそこそしやがって」
ダッチ「レヴィ。ロック。ベニー。話がある。聞いてくれ」
レヴィ「こっちもか。改まってなんだ?」
ベニー「お嬢様のことかい」
ダッチ「ああ。大事な話だ。よぉく聞けよ」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:47:09.12 ID:CipligMx0
齋藤「FOXのことを話したのですか!?」
紬「ええ。こんなこと話してもどうかと思ったけど…」
齋藤「…話してしまったものは仕方がありません」
齋藤「しかし!それで困るのはお嬢様ではなくラグーン商会の皆様では!」
紬「だから、齋藤。何としても日本に帰りましょう」
そうすればお父様が、いや、コトブキカンパニーが何とかしてくれるわ
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:37:31.15 ID:CipligMx0
ダッチ「―ということだ」
レヴィ「なんだなんだめんどくさい事になってんな」ドサッ
ベニー「FOX…か」
ロック「そんなにやばいのか?」
レヴィ「愛国者よりマシだ」
ベニー「でも裏には必ず愛国者達がいるけどね」
ダッチ「…運び屋が相手するような奴らじゃねぇのは変わんねぇよ」
ベニー「どうするんだダッチ」
ダッチ「受けた仕事は最後までやる。当たり前だ」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:56:39.70 ID:CipligMx0
~電話~
・・・・
レヴィ「わかったかですだよ。今回の依頼は後払いだ」
シェンホア「そんな面倒はごめんするね。と、言うたいとこだけど」パタパタ
レヴィ「金はいくらでも出すそうだ。報酬は分相応になる」
シェンホア「餓死よりマシね。3人分だすか?」
レヴィ「ああ。いいんだな?」
シェンホア「仕方ない。おまんまのためね」
ガチャン
シャンホア「ほら2人ともお仕事よ。働かないなら食べる事も出来ないね」
ロットン&ソーヤー「……」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:06:49.32 ID:CipligMx0
>>92 MGSは出番少ないうえに雷電いないっていう
ダッチ「さて。やれることはやったな」ボッ
ベニー「FOXなんて相手にするんだ。どれだけ武器があっても足りない気がするよ」
紬「すいませんこんなことに…」
ダッチ「もちろん貰うもんは貰うからな。ただし必ず届けてやる」プカー
齋藤「ダッチ様…」パァア
ロック(なんか俺の知ってるラグーン商会と違う)
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:14:03.12 ID:CipligMx0
バァン!
レヴィ「ダッチ!兵隊もOKだ。明日にゃ出発できる」
ロック「」ジトー
レヴィ「なんだよロックその顔は」アアン?
ロック「…お前ホントにレヴィか?」
レヴィ「なんだそれ?」
ロック「いや…」
紬「本当にレヴィさんっていい人よね!」
レヴィ「よせよ。ガラじゃねぇ」ヘヘン
ロック「……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 16:01:26.09 ID:CipligMx0
時は遡る
ピーガチャ
ネイキッド「こちらスネーク」
ゼロ「どうしたスネーク。任務中だろう」
ネイキッド「ヘリで追跡中に大男に撃墜された」
ゼロ「!?どういうことだ?」
ネイキッド「わからん。核弾頭を見せて威嚇したところ撃ち落とされた」
ゼロ「スネーク。わけがわからんぞ」ヤレヤレ
ネイキッド「全身武装した執事見たいな奴だ」
ゼロ「ふむ。おそらくそいつがサイトウだ」ザザ
ネイキッド「サイトウ?あんな化け物とは聞いてないぞ!」
ゼロ「接近戦で仕留めれば問題ないだろう。相手は老兵だ」
ネイキッド「妙なことを言うな少佐」
ゼロ「年には勝てんさ」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 16:16:23.56 ID:CipligMx0 [42/42]
ツーピチュン
ゼロ「…スネークはこれでも腕がたつんだ」ストッ
?「わかっている。それにどちらが勝とうと我がグループには関係のないことだ」
ゼロ「…私たちの体もまだ完璧に本調子な訳ではないのだよ」
?「なんでもいいが殺すなよ」フゥ・・・
ゼロ「わかっている」
?「試作品か…できれば普通に愛していきたいもんだ」スパー・・・
ここでスレ落ち
ロック「…わかりました。伝えときます」
ベニー「なんだロック。ホテルモスクワからか?」
ロック「ああ。なんでも日本の―」バタン!
ダッチ「帰ったぜ。どうやら今日はツいてないらしい。レヴィの奴が」
ロック「あ、ダッチ。ホテルモスクワから仕事が」バァーン!
レヴィ「おい離せジャパニーズ!」
紬「私、カツアゲされるの夢だったの!」
齋藤「お嬢様!そんなガラの悪い連中に付いて行ってはいけません!」
ベニー「…めちゃくちゃだ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:44:16.66 ID:CipligMx0
ダッチ「…なるほど。今回の仕事はこいつらを日本へ運べってのか?」
レヴィ「面倒な仕事だな。ペイは弾むんだろうな?」
ロック「それが現地でその子たちに貰えって」
レヴィ「何ィ!?ロック、お前それで引き受けたのかよ!」
ダッチ「たしかにめちゃくちゃな依頼だ。それじゃホテルモスクワに利益が無い」
ロック「仲介料はもう貰ってるらしい」
紬「おかげで一文無し、ってやつね!」パァア
齋藤「お嬢様。喜ぶところではありません」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:54:09.02 ID:CipligMx0
シェンホアは喋り方むずいしなぁ唯は時系列的にいないし大丈夫
ダッチ「するとなんだ。お嬢様方は仲介料をふんだくられて」
ロック「ここの紹介を受けた、と」
齋藤「左様でございます」
ダッチ「報酬は?」
齋藤「…お望みの額をお支払いいたします」
レヴィ「おい金髪。お前それなにやってんだ?」
紬「え?スコアを書いてるの!」ニコッ
レヴィ「ハッ、こんなところで作曲とはな。変な奴だ」
紬「レヴィさんのおかげでイイ曲が書けそうよ!」フンス!
レヴィ「あ?なんで名前を…」
紬「…ダッチさんがさっきいってたから」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:55:48.21 ID:CipligMx0
ダッチ「しかし妙な話だ」
齋藤「と、いいますと?」
ダッチ「ただ日本に帰りたいなら飛行機でも船でも乗ってさっさと帰ればいいじゃねぇか」
齋藤「それができないからここにおります故…」
ロック「なにかあったんですか?」
齋藤「…実は、お嬢様が狙われておりまして」
ダッチ「どこのどいつにだ」
齋藤「…それは、その」
レヴィ「なんだ?まさかどこのどいつかわからないってんじゃないだろうな」
紬「わからないのよ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:57:39.63 ID:CipligMx0
レヴィ「ああ?」
紬「フィンランドで避暑中のところをいきなり襲われて…」
齋藤「チャーター機で命からがら逃げてきた次第で…」
レヴィ「なんだそりゃ。二人で仲良く逃避行だって?」
ダッチ「まぁいい。金がもらえれば相手なんてのは関係ない」
レヴィ「そりゃそうだ」
ダッチ「安心しろ。日本までだったらすぐ着く。あんたらはゆっくり報酬のことでも考えて」
ベニー「ダッチ!ちょっと」
ダッチ「なんだベニー。今客と話を」
ベニー「いいからはやく!」
ダッチ「なんだってんだまったく…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:02:47.02 ID:CipligMx0
紬「レヴィさんってすごい筋肉してるのね。齋藤といい勝負!」
レヴィ「ああ?ハハッ、どこぞのメイドじゃあるまいし」
紬「あら。齋藤は傭兵上がりなのよ?」
レヴィ「ほう?ならダッチとどっかで会ったかもな」
齋藤「お嬢様!その話は…」
紬「あら、いいじゃないの。自慢くらいさせてよ!」
齋藤「…恥としか思えませんので」
紬「むぅ」
レヴィ(本当に変な奴らだが…男の方はたまにあの眼になるな)
ロック(あの眉毛…どこかで?)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:09:32.33 ID:CipligMx0
ベニー「ダッチ。聞いて驚くなよ?」
ダッチ「もったいぶるな。なんだ」
ベニー「あのお嬢さん…調べてみたけどどうやら超大物らしい」
ダッチ「なんだって?確かにずぶとさと眉毛はすごいが…」
ベニー「その眉毛がヒントさ。これを見てくれ」
ダッチ「コトブキカンパニー?日本の大会社じゃねぇか」
ベニー「社長の顔だよダッチ」
ダッチ「…!?こいつは…」
ベニー「コトブキ家代々遺伝で伝わる眉毛。おそらくあの子は」
ダッチ「なるほど。こりゃあ期待できそうな仕事だ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:25:42.32 ID:CipligMx0
レヴィ「ダッチ!どうすんだよ!?」
ダッチ「行こう。用意だ」
レヴィ「…オーライ。おら、ロック!なに考えてんだ、行くぞ!」
ロック「ダッチ。あの子は」
ダッチ「ああ。特別客だ」
紬「何とか帰れそうね」
齋藤「腕は確かだと聞いておりますので」
紬「お父様…心配して、るわよね…」
齋藤「お嬢様…」
ベニー「なにしてるんだ?早く乗り込んだ方がいい」
紬「…はい。行きましょう齋藤」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:30:14.58 ID:CipligMx0
船の中
ロック「悪いね。狙われてる人を上に出すわけにはいかないんだ。」
紬「ううん。いいのよ。それより、あなたは日本人よね?」
ロック「ああ、まぁね」
紬「なんでこんなことを?」
齋藤「お嬢様。人には言えない事というのが」
ロック「いいんですよ齋藤さん」
齋藤「はぁ」
ロック「僕は、会社に捨てられたんだ。利益と天秤に掛けられてね」
紬「え…そんな…」
ロック「あ、ごめんね。暗い話しちゃって」
紬「…ううん、いいの。私が聞いたことだから」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:50:33.92 ID:CipligMx0
レヴィ「コトブキカンパニー?」
ダッチ「ああ。名前くらいは知ってるだろ?」
レヴィ「知ってるも何も、世界的に有名な貿易会社だ」
ダッチ「そうだ。そこの箱入り娘ってんだから」
レヴィ「なるほどな。報酬は弾むわけだ」
ダッチ「そんな奴からカツアゲなんざしようとはな」
レヴィ「うるせぇぞダッチ!そもそも誰のせいでワトサップの野郎にからまれたと!」
ベニー「まぁまぁ二人とも落ち着いて」
ダッチ「…おいベニー。そのレーダーの反応は」
ベニー「え?…これは、ヘリ?」
レヴィ「なんだよ、穏やかに終わらせる気はねぇようだな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:58:31.93 ID:CipligMx0
ダッチ「ランチャーが積んであったはずだ。レヴィ!」
レヴィ「わかってるよ!」
ベニー「ロックに知らせとかないとな」
ダッチ「武器なんざどんだけ使っても報酬でチャラだ!ガンガン行け!」
レヴィ「オーライ!…ってこりゃあ…」
ダッチ「どうした二挺拳銃!」
レヴィ「クソ!最悪の相手だ!逃げるぞダッチ!」
ダッチ「ああ!?一体何が相手だ!?」
レヴィ「愛国者共だ!」
ダッチ&ベニー「な、何ィイイイイイ!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:09:35.44 ID:CipligMx0
ロック「上が騒がしいな」
紬「ウフフフ」
ロック「どうかした?」
紬「楽しくて…こういうの、体験したこと無かったから」
ロック「あはは…(変わった子だな)」
齋藤「…!この音は…」
ロック「?どうかしましたか齋藤さん」
ベニー『ロック!敵襲だ!』
ロック「何だって?相手は!?」
ベニー『アメリカの秘密組織愛国者達だ!』
ロック「愛国者!?」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:16:57.31 ID:CipligMx0
ロック「紬ちゃん」
紬「なに?ロックさん」
ロック「愛国者達に襲われたそうだ」
紬「…そう」
ロック「正直に話すんだ。君は…何者なんだ?」
齋藤「ロック様。報酬ならいくらでも」
ロック「金の話じゃない!」
紬「ロックさん…」
ロック「危険すぎる。いくらなんでも相手が相手だ。」
紬「…いまはまだ、話すときじゃないわ」
ベニー『ロック!逃げるぞ!どっかにしがみつけ!』
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:23:18.60 ID:CipligMx0
レヴィ「まずいな。ここで消す気だ」
ダッチ「まさか。こっちにはあいつらの目的がいるんだぞ」
ベニー「さっきから上であいつらが用意してんのは」
レヴィ「ベニーにしてはよく気がつくじゃねぇか。ありゃあ」ゴクッ
レヴィ「核弾頭だ」
ダッチ「おいおい…マジかよ」
レヴィ「神に祈ってみるか?」
ダッチ「コーランで許しが出るならいくらでも暗唱してやるぜ」
齋藤「どいてください!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:31:43.13 ID:CipligMx0
レヴィ「おい!バトラー、やめろ!無茶だ!」
齋藤「」バッ!
レヴィ「くそ、くたばりてぇなら勝手にしろ!」
ダッチ「…ん?あの執事…」
ベニー「なんであんな武装を…」
レヴィ「うわ、ヘリ落とした。」
3人「………なにあれ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:38:57.53 ID:CipligMx0
ドック
ダッチ「奇跡的に傷もなしだ」
ベニー「マシンにも異常なし」
ダッチ「帰ってきちまったが」
ロック「仕方ないよダッチ。相手が相手だ」
レヴィ「そんなことより」
紬「あ、う…」
レヴィ「聞きたいことは山ほどある。わかってるな?」
齋藤「…お嬢様」
紬「…わかってます。まだ、自己紹介してませんでしたね」
レヴィ「ああ!?」
齋藤「レヴィ様」
レヴィ「……」チッ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 03:53:43.40 ID:CipligMx0
>>40本名知らない設定ですので
紬「琴吹紬。12歳。コトブキカンパニー社長の一人娘です。」
レヴィ「だからなんだって!」
紬「…そして、恐るべき子供たち計画の試験体1号」
ロック「恐るべき…子供たち?」
ベニー「詳しくは知らないけど、愛国者のボスのクローンを作ろうって計画だ」
紬「そう。…私はできそこないだから、すぐに民間企業に売られたわ」
齋藤「お嬢様!」
ダッチ「…何もそこまで込み入った理由まで」
紬「いいの。私が話したいだけだから」
レヴィ「…難しい話には興味ねぇ。上で寝てる」
ロック「レヴィ!」
レヴィ「ツムギが何者だろうと関係ねぇだろ?頼まれたとこに連れてくのが私たちの仕事だ」バタン!
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:03:53.09 ID:CipligMx0
>>43あっ本当だ恥ずかしい…
ロック「…ごめん紬ちゃん。あいつはあいつで考えて」
紬「ええ。わかってる。レヴィさんは悪い人じゃないって」ニコッ
ロック「紬ちゃん…(それはない)」
ダッチ(ねぇな)
ベニー(絶対ない)
齋藤「さて、行きましょうお嬢様」
紬「ええ。」
ダッチ「どこ行く気だ?」
紬「…みなさんに迷惑をおかけすることはできませんので」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:07:14.80 ID:CipligMx0
ロック「行くあては?」
齋藤「皆無ですが…ここにいるわけには」
ダッチ「確かに。愛国者は俺たちにどうにかできるレベルの奴らじゃない」
ロック「……」
ダッチ「だがな。日本に届けるくらいができなくて運び屋は務まらねぇ」
ベニー「…正気かい?ダッチ」
ダッチ「信用にもかかわるんだ。なんとかしてみせよう」
紬「…いいんですか?愛国者に次狙われたら…」
ダッチ「何、対策なしじゃつっこんでも無意味だ。兵隊には当てがある」
齋藤「…ありがとうございます。なんとお礼すればいいのか」
ダッチ「よせよせ。その代わり報酬は弾んでくれよ?」ニッ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:13:56.59 ID:CipligMx0
ロック「珍しいなダッチ」
ダッチ「何がだよ」
ロック「リスクが高すぎると思わないか?」
ダッチ「ああ、だがな。こういう大仕事の後の一杯は格別な味がするんだ」
ベニー「無茶だと思うけどなぁ」
ダッチ「愛国者は相手にしてないさ。白兵戦にでもならん限りはな」
ベニー「無視できる相手じゃないような気がするけど」
ダッチ「言ったろ?兵隊はいるんだ」
ロック「…もしかして」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:23:10.71 ID:CipligMx0
>>48 褐色じゃないですけどファビオラの事ですかね?
紬「いい人たちねっ!」
齋藤「そうですね…」
紬「どうかしたの?齋藤」
齋藤「お嬢様。もうあのように過去を掘りだすのは…」
紬「あ、あのこと?いいのよ。事実なんだから」
齋藤「しかし!」
紬「あ、みて齋藤!パイプベッドよ!夢みたい…!」
齋藤(お嬢様…この齋藤、命に代えてもお守りします!)
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:37:17.60 ID:CipligMx0
次の日
ダッチ「さて。部屋まで貸してやってんだ。買い物くらい手伝うよな?」
紬「どんとこいです!」フンス!
齋藤「ダッチ様。出歩いて大丈夫なんでしょうか」
ダッチ「なぁに構わんだろ。初日に街うろうろしてたのはあんたたちだ」
紬「大丈夫よ齋藤!私、男の人と買い物するの夢だったの~」
齋藤「お嬢様!…仕方がありません。行きましょう。」
ダッチ「おっと、Mr.サイトウは他の仕事があるぜ」
齋藤「何…ですと…!?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 04:47:04.87 ID:CipligMx0
>>52 まだまだ
レヴィ「おいエダ!開けろ!居留守はわかってんだぞ!」
ロック「なんで俺まで…」
齋藤「まったくです…あぁお嬢様…」
レヴィ「ぐだぐだうっせぇ!エダ!こらおい!」
ガチャ
エダ「あんだよレヴィ~まだ寝て…」
レヴィ「客に対して言うことかよ」
エダ「そっちの大男は?」
齋藤「あ、わたくし執事の齋藤と申します」
エダ「??」
ロック「とりあえず中へいいですか?」
エダ「なんだよロックも一緒かよ!入んな入んな!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 05:07:00.39 ID:CipligMx0
>>54 出番考えてるけど少ないよ?
ヨランダ「なるほどね。後払いで武器をよこせと」
エダ「バカ言ってんじゃねぇぞイノシシ女!まかり通ると思ってんのかよ!」
レヴィ「うるせーぞこのクソビッチ!無理は承知で頼んでんだろうが!」
ロック「…シスターヨランダ。いかがでしょう?」
ヨランダ「ふむ。…そっちの色男が本当にコトブキの人間だとしても…ちょっと無理だね」
齋藤「お代ならいくらでも用意しますので…」
エダ「せめて手付金でもおいてけば少しは話になるものを…」
齋藤「持ち金はあいにくなしで…」
ヨランダ「そういうわけだ。引き取ってもらおう」
レヴィ「チッわかんねー奴だな。行くぞロック!サイトウ!」
ロック「ああ…齋藤さん?」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 05:20:23.79 ID:CipligMx0
齋藤「シスター。あちらの茶葉を少しいただいてもよろしいですか?」
ヨランダ「ほう。あんたも紅茶わかるのかい」
齋藤「ええ、まぁ。お嬢様には負けますが」
エダ(まさかまたカマかけようってんじゃ)
ヨランダ「茶葉でいいならいくらでも持ってきな。楽しめる人間が楽しむのがいちばんさ」
齋藤「それでは…失礼します」ブォン!
エダ(あーやっぱりなー)
ヨランダ「……」
齋藤「おや、白い粉状の紅茶なんてありましたっけ」
レヴィ「おいおいまたかよ」
ロック(学習しろよ暴力教会…)
ヨランダ「負けた負けた。わかったよ。流せばいいんだろ?」
ロック(少し楽しんでるなシスター)
齋藤「ありがとうございます」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:09:31.00 ID:CipligMx0
ロック「なんかあいつら横流しするの望んでないか?」
レヴィ「クソ婆がとうとうボケただけだろ」
齋藤「レヴィ様」
レヴィ「なんだよ礼ならいらねぇぞサイトウ」
齋藤「そのような汚い言葉は使わない方がよろしいかと」
レヴィ「!?なんだと?」
ロック「ハハッ、齋藤さんには敵わないなレヴィ」
レヴィ「…ちくしょう、客じゃなけりゃ今頃ミートパテに」
齋藤「それより、武器の次は何を?」
ロック「ああ、次は…」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:10:35.34 ID:CipligMx0
ダッチ「まさかついでに紅茶を買わされるとはな」
紬「いいじゃないですか。おいしく淹れますから!」
ベニー「そう言えばロックも紅茶に詳しいとか言ってたな」
ダッチ「日本人ってのはグリーンティじゃねぇのか?」
紬「…日本人ではないので」
ダッチ「…すまねぇ」
紬「ううんいいの。そんなことで傷ついてちゃ研究所からは抜け出せないわ!」フンス!
ベニー「…強い子だな」
ダッチ「ああ。変わりもんだ」
ベニー(あんたが言うかい)
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:18:29.20 ID:CipligMx0
紬「それよりダッチさん」
ダッチ「なんだ?」
紬「齋藤たちはいつ帰ってくるのかわかる?」
ダッチ「さぁな。何にもなきゃそろそろ帰ってくるはずだが」
紬「話しておきたいことがあるの」
ダッチ「…景気のいい話ではなさそうだな」
ベニー「相席は可能かい?」
紬「…ごめんなさい。まずダッチさんに」
ベニー「だろうね。マシンのメンテナンスでもしてくるよ」バタン
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:29:03.10 ID:CipligMx0
ダッチ「それで?用件はなんだ」
紬「…別にベニーさんが聞いてもいいんだけど、一応ボスの了解を得とかないとね」
ダッチ「……」
紬「恐るべき子供たち計画…それによって私は作られた」
ダッチ「だから愛国者共に狙われてるんだろ?」
紬「…あれは愛国者ではないの」
ダッチ「なんだって?冗談は…言える雰囲気じゃねぇな」
紬「彼らはFOX。愛国者が誕生する前にビックボスが所属していた部隊なの」
ダッチ「…知ってるよ。だがあの部隊はもう解散したと聞いたが?」
紬「クローンよ」
ダッチ「クローン?」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:32:13.19 ID:CipligMx0
紬「優秀な遺伝子を残す。それこそが子供たち計画の目的でもあるわ」
ダッチ「しかしそこまで完璧なクローン技術なんざ…」
紬「恐らく、私が作られたことでシナリオが変わったんでしょうね」
ダッチ「なるほど。まぁ小難しい話はいい。だが気になることが一つある」
紬「なんでしょう」
ダッチ「ムギ…あんた、何のクローンなんだ?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:40:18.66 ID:CipligMx0
レヴィ「帰ったぜボス!サイトウ大活躍だ!たんまり武器は仕入れてきた!」
ロック「結局ほとんど脅したな…悪いね齋藤さん。こんなこと…」
齋藤「いいんですよ。…お嬢様?」
紬「齋藤。部屋の方に」
齋藤「…かしこまりました」
レヴィ「なんだ?こそこそしやがって」
ダッチ「レヴィ。ロック。ベニー。話がある。聞いてくれ」
レヴィ「こっちもか。改まってなんだ?」
ベニー「お嬢様のことかい」
ダッチ「ああ。大事な話だ。よぉく聞けよ」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:47:09.12 ID:CipligMx0
齋藤「FOXのことを話したのですか!?」
紬「ええ。こんなこと話してもどうかと思ったけど…」
齋藤「…話してしまったものは仕方がありません」
齋藤「しかし!それで困るのはお嬢様ではなくラグーン商会の皆様では!」
紬「だから、齋藤。何としても日本に帰りましょう」
そうすればお父様が、いや、コトブキカンパニーが何とかしてくれるわ
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:37:31.15 ID:CipligMx0
ダッチ「―ということだ」
レヴィ「なんだなんだめんどくさい事になってんな」ドサッ
ベニー「FOX…か」
ロック「そんなにやばいのか?」
レヴィ「愛国者よりマシだ」
ベニー「でも裏には必ず愛国者達がいるけどね」
ダッチ「…運び屋が相手するような奴らじゃねぇのは変わんねぇよ」
ベニー「どうするんだダッチ」
ダッチ「受けた仕事は最後までやる。当たり前だ」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:56:39.70 ID:CipligMx0
~電話~
・・・・
レヴィ「わかったかですだよ。今回の依頼は後払いだ」
シェンホア「そんな面倒はごめんするね。と、言うたいとこだけど」パタパタ
レヴィ「金はいくらでも出すそうだ。報酬は分相応になる」
シェンホア「餓死よりマシね。3人分だすか?」
レヴィ「ああ。いいんだな?」
シェンホア「仕方ない。おまんまのためね」
ガチャン
シャンホア「ほら2人ともお仕事よ。働かないなら食べる事も出来ないね」
ロットン&ソーヤー「……」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:06:49.32 ID:CipligMx0
>>92 MGSは出番少ないうえに雷電いないっていう
ダッチ「さて。やれることはやったな」ボッ
ベニー「FOXなんて相手にするんだ。どれだけ武器があっても足りない気がするよ」
紬「すいませんこんなことに…」
ダッチ「もちろん貰うもんは貰うからな。ただし必ず届けてやる」プカー
齋藤「ダッチ様…」パァア
ロック(なんか俺の知ってるラグーン商会と違う)
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:14:03.12 ID:CipligMx0
バァン!
レヴィ「ダッチ!兵隊もOKだ。明日にゃ出発できる」
ロック「」ジトー
レヴィ「なんだよロックその顔は」アアン?
ロック「…お前ホントにレヴィか?」
レヴィ「なんだそれ?」
ロック「いや…」
紬「本当にレヴィさんっていい人よね!」
レヴィ「よせよ。ガラじゃねぇ」ヘヘン
ロック「……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 16:01:26.09 ID:CipligMx0
時は遡る
ピーガチャ
ネイキッド「こちらスネーク」
ゼロ「どうしたスネーク。任務中だろう」
ネイキッド「ヘリで追跡中に大男に撃墜された」
ゼロ「!?どういうことだ?」
ネイキッド「わからん。核弾頭を見せて威嚇したところ撃ち落とされた」
ゼロ「スネーク。わけがわからんぞ」ヤレヤレ
ネイキッド「全身武装した執事見たいな奴だ」
ゼロ「ふむ。おそらくそいつがサイトウだ」ザザ
ネイキッド「サイトウ?あんな化け物とは聞いてないぞ!」
ゼロ「接近戦で仕留めれば問題ないだろう。相手は老兵だ」
ネイキッド「妙なことを言うな少佐」
ゼロ「年には勝てんさ」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 16:16:23.56 ID:CipligMx0 [42/42]
ツーピチュン
ゼロ「…スネークはこれでも腕がたつんだ」ストッ
?「わかっている。それにどちらが勝とうと我がグループには関係のないことだ」
ゼロ「…私たちの体もまだ完璧に本調子な訳ではないのだよ」
?「なんでもいいが殺すなよ」フゥ・・・
ゼロ「わかっている」
?「試作品か…できれば普通に愛していきたいもんだ」スパー・・・
ここでスレ落ち
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