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上条「北野誠一郎?」ACT11後編

532 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:06:44.26 ID:CR6diYDO [1/16]

―上条家―

上条の家から焼き肉が焼けて出る美味そうな匂いと、肉が焼けるたびに奏でられるジュージューという音がここに集った者達の食欲をかき立てる……ハズだったのだが…

北野「こっちのお肉はもう裏返した方がいいね―――よいしょ」ヒョイ

上条「………」

禁書「―――♪」ワクワク

美琴「………」

黒子「………」

一方「………」

姫神「」

天然と食いしん坊な二人を除き場は重く沈んで、気まずい空気が流れていた…

533 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:07:43.44 ID:CR6diYDO

上条「……」

上条(何故ですか何故でしょうか何故なんですかの三段活用!?)

上条(いや、焼き肉は大勢でやるのは確かに楽しいし美味しいってのは上条さんも分かりますよ!)

上条(まだ御坂と白井は俺ん家に来て焼き肉するのは、ギリギリ良しとしてだ……)

上条(………)

上条(北野…何で一方通行まで……)

上条(この前がこの前だし―――)

上条(上条さんメチャクチャ気まずいんですが!?)

上条(あ~……)

上条「…………不幸だ」

534 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:08:18.58 ID:CR6diYDO

美琴「……」

美琴(正直一方通行がここに来るのは予想外だったわね…だけどそんなの問題ないわ!)

美琴(とりあえずこいつの家に入って隣りに座るという最初のハードルはクリアよ!)

美琴(この勢いでこいつと更に関係を――)

美琴(や、やだ…関係だなんてなんか意味深…)///

美琴(…でも…ここでこいつが生活してるんだなあ…)

美琴(ご飯食べたり、テレビ見たり、着替えたり――)

美琴(わ、私ったら!何考えてんのよ――もうっ!)///

美琴(……所で)

美琴(何……このシスター?)

禁書「焼き肉焼き肉~♪」

535 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:08:57.91 ID:CR6diYDO

一方「………」

一方(なンだよォ……この状況はァ…)

一方(俺はてっきり北野と二人で焼き肉をするとばかり思ってたのによォ…)

一方(…何で…何で超電磁砲と三下と一緒に焼き肉しなきゃならねェンだよっ!)

一方(以前の俺なら、三下にこの前の借りを返す為に、怒りのままに行動を起こしてこいつをズタズタにしようとしてたトコだが……)

一方(チッ…北野が焼き肉を誘ってくれた手前…抑えなきゃいけねェなァ)

一方(………)

一方(……帰りてェ…)

536 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:09:20.02 ID:CR6diYDO

禁書「焼き肉焼き肉~♪」

禁書(あ~~早く焼けないかな~♪)

禁書「♪」

黒子「……」

黒子(皆さん…どうなされたのでしょうか?)

黒子(何か空気が重たいのですが……)

黒子(一体……?)

北野「これはもう良いね――はい、禁書ちゃん」ヒョイ

禁書「わ~い♪ありがとうなんだよ悪魔さん♪」

537 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/15(木) 15:09:45.68 ID:CR6diYDO

上条「……あの~~」

一方「………」

上条「げ、元気だった?」

一方「………うるせェ殺すぞ」

上条「…すいませんでした」

黒子「…所でお姉さま、あの方は誰なんですの?」ヒソヒソ

美琴「そ、それで私があいつにアーンっとかして―――ん、何黒子?」

黒子「…お姉さまの妄想の内容が気になりますが……とりあえず…あの方はどなたですの?」

538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/15(木) 15:10:16.41 ID:CR6diYDO

美琴「あの方?ああ、あいつ?学園都市第一位の一方通行よ」

黒子「(!)――そ、そうなのですか…」

黒子(……しかし…何故そのような方が…ここに…?とりあえず…初対面ですから挨拶はしないといけませんわね)スッ

黒子「…初めまして、わたくし白井黒子と申しますの」

一方「……」

黒子「……もし?」

一方「うるせェ…ババァには興味ねェンだ、黙ってろ」

黒子「なっ……バ…ババア……失礼な殿方ですわね!わたくまだ中学生ですのよ!」

一方「うるせェなァ…てめェはもうババァだよババァ…いいか?1回しか言わねェぞ…中学生はなァババァなンだよ」

上条(…ロリコン乙)

北・禁(?)

美琴(そ、それでお返しにあいつからアーンとかされちゃったり――キャーなんちゃってなんちゃって♪)///

539 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:10:50.90 ID:CR6diYDO

黒子「……」ブチッ

北野「これももういいかな…はい、一方君どうぞ」ヒョイ

一方「あァ、サンキ――」

シュン

一方「――ュ…?…肉がねェ?」

黒子「あら申し訳ありません、わたくしとしたことがついうっかりあなたの焼き肉をわたくしの小皿にテレポートさせてしまいましたわ♪せっかくですので頂きますわね…あー美味しいですわ♪」

一方「……」

北野「ア、一方君これも焼けたからハイどうぞ」

シュン

黒子「あーん、たびたび申し訳ありませんわ…またついうっかりテレポートさせてしまいましたわ♪」

北野「ちょ、ちょっと黒子ちゃん!」

541 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/15(木) 15:11:24.88 ID:CR6diYDO

黒子「横取りしたみたいで気が進みませんが…またまた美味しく頂きますわね♪」

北野「いや、横取りでしょそれ」

一方「……おい」

黒子「ん?どうかなさいましたか?学園都市第一位のアクセロリータさん?」

一方「てめェさっきから―――ちょっと待て、今なンて言った?」

黒子「あ~~先程から大変申し訳ありませんわ、人の名前を間違えるなんて…失礼致しましたわ学園都市第一位のセロリさん。オホホホホ♪」

一方「…どうやら死にてェらしいなァ」ガタッ

黒子「はんっ、上等ですわ!…乙女に向かってババアなどと……万死に値しますわ!このロリコン」ガタッ

一方「ほォ…ババァ…マジで命が欲しくねェらしいなァ」ピクピク

542 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/15(木) 15:12:01.96 ID:CR6diYDO

北野「ふ、二人共焼き肉はまだいっぱいあるからケンカはダメだよ!」オロオロ

一方「わりィなァ北野ォ…お前ェの手前我慢してたが…このババァだけは許せねェわ」

黒子「ロリコンと同意見というのは癪ですが北野さん…わたくし、このロリコンとは絶対相容れませんわ」

一方「だからロリコンじゃねェよババァ!」

黒子「じゃあ変態でよろしいですか?」

一方「……殺す」ザッ

黒子「フン、やれもんならやってみなさいな」ザッ

バチバチバチッ
一方~~Ж~~黒子

上条(目と目のガンつけで火花って……古いなおい)

543 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:12:31.69 ID:CR6diYDO

美琴(よ、よ~し!勇気出すのよ美琴!)グッ

美琴「ね、ねえあんた!」

上条「ん?どうした御坂」

美琴「ほ、本当はこのカルビ私食べたいけど…あ、あんたが物欲しそうにしてるから、あげるわよ!(やった!言えたわ!)」

上条「いや、いいよ自分で食えよ」

美琴「なっ」

上条「上条さんはカルビよりお腹を満たしやすいホルモンを食べるので♪」

美琴「……」

上条「はむっ…ん~~上条さん幸せ♪」

544 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:13:14.30 ID:CR6diYDO

御坂妹「こちらのホルモンも焼けてますよ、はいどうぞ‥と、ミサカは甲斐甲斐しさをアピールしつつアナタの小皿に焼けた肉を置いてみます」

上条「おうサンキュー―――って、御坂妹いつの間に!?」

御坂妹「ドアに鍵がしてなかったので入りましたが?‥と、ミサカは間髪いれず答えます」

上条「いやいやいや!そういう事じゃなく、せめて呼び鈴鳴らせよ!つーかなんで俺ん家知ってる!?」


御坂妹「ミサカネットワークを使えばアナタの家を探すなど容易いことです……それに何を今更他人行儀なんですか…病室でBまでいった仲だというのに‥と、ミサカは多少大げさに呟いてみます」

上条「おまっ―――ちょ!!」

美琴「び…Bですって…」ピクッ

545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:13:41.83 ID:CR6diYDO

御坂妹「はい、病室で彼が静かに寝ている時…ミサカは彼のベッドの側で一睡もせず看病していたら…突然彼の右手が伸びてきて…そして…これ以上は恥ずかしくて言えません‥と、ミサカは頬を赤らめてしまいます」///

美琴「………」ピキピキッ

上条「いやあれはだな、事故のようなもんで、第一俺意識なかったし―――」

御坂妹「それでは無意識にミサカを求めてたんですか?‥と、ミサカは喜びを隠しきれず照れてしまいます♪」///

上条「だから…ん~とな…」

美琴「……」ブチッ

美琴「ふ…ふふふ…」

上条「(?)あの~…美琴センセー?」

546 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:14:23.88 ID:CR6diYDO

美琴「…ねえ一つ聞いていい?」ニコ

上条「!」ビクッ

上条「お、おう、どうした?(笑顔なのに何故か怖いんですが…)」

美琴「あんたさ…ミディアムとウェルダン…どっちが好き?」ニコニコ

上条(…ステーキの事でせうか?)

上条「う~~ん…そうだなあ、やっぱりこんがりと焼いてジューシーなステーキが上条さん好きかな?」

美琴「そう……うふふふ…」バチバチバチ

上条「!」

547 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:15:09.51 ID:CR6diYDO

一方「後で後悔すンなよババァッ!!」ザザッ

黒子「そちらこそ!吠え面かいても知りませんわよ!」シャキン

美琴「お望み通りこんがりと焼いてやるーーっ!!」

バリバリバリバリッ!

上条「え、ちょっ―――不幸だーーーっ!?」

北野「み、皆ケンカしちゃダメ―――」

禁書「美味しいんだよ!焼き肉とっても美味しいんだよ!」バクバクバクバクッ!

北野「ああっ!禁書ちゃんそっちは駄目だよ!皆の分が無くなっちゃうよーー!!」

548 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/15(木) 15:15:43.26 ID:CR6diYDO

ワーワーギャーギャー!

姫神「………。」

姫神「………あ、焼けた。」ヒョイ

姫神「……」モグモグ

姫神「………誰も気付かない。」

姫神「ふふ……いいの…だって…。」

姫■「だって私は…。」

■■「■■…だから…。」

■■「ふふふふ……。」

ワーワーギャーギャー!


ACT11後編終わり

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