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上条「北野誠一郎?」ACT10後編
470 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:28:09.91 ID:e/YL6.DO [2/28]
一方「ぶちのめしてやるよォッ!!」
ゴォーーーッ!!
北野「!(速い!!)」
一方「おォらァッ!」ブンッ!
北野「き、きひゃいっ!」ササッ
スカッ…
一方「らァッ!」ブオンッ!
北野「きえええっ!」ザザザッ!
スカッ
一方「~~~っ、このやろゥ!」ズザッ!
一方(チッ!…最初の時もそうだったが…こいつかわすのがうめェな……なら)
一方「…相変わらず避けることだけは大したもだなァ……じゃあ――」ググッ
メキメキ…バコン!――ふわふわ…
北野(!!!)
北野(コンテナが!)
一方「コンテナとかは…うまくかわせますかァ?ww」クィッ
ゴオオオオォッ!!
一方「ぶちのめしてやるよォッ!!」
ゴォーーーッ!!
北野「!(速い!!)」
一方「おォらァッ!」ブンッ!
北野「き、きひゃいっ!」ササッ
スカッ…
一方「らァッ!」ブオンッ!
北野「きえええっ!」ザザザッ!
スカッ
一方「~~~っ、このやろゥ!」ズザッ!
一方(チッ!…最初の時もそうだったが…こいつかわすのがうめェな……なら)
一方「…相変わらず避けることだけは大したもだなァ……じゃあ――」ググッ
メキメキ…バコン!――ふわふわ…
北野(!!!)
北野(コンテナが!)
一方「コンテナとかは…うまくかわせますかァ?ww」クィッ
ゴオオオオォッ!!
471 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:28:36.53 ID:e/YL6.DO [3/28]
北野「!」
北野「きえええっ――」ザザッ――ダン!
一方(…あァ?)
北野「――えええっ!」バッ!
ドカァァァンッ!……
北野「はぁはぁっ!」
一方(…なンだこいつ…正気かァ…)
一方(迫ってくるコンテナの下の隙間を潜ってきやがった……一歩間違えれば即死だっつうのによ…)
一方「…チッ」
北野「はあっはあっ……一方君……お願いだから…実験は…止めようよ」
472 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:03.02 ID:e/YL6.DO [4/28]
一方「……まだンな事言ってやがンのか…しつけェなァ…俺はぜってェやめねェよww」
北野「…じゃあ……どうすれば……実験は中止になるの……?」
一方「……」
一方「…そうだなァww例えばLV0のてめェにもし俺が敗れたりしたら…実験が中止になる可能性は高いだろうなァww」
北野「……」
一方「だが…奇跡が起きてもてめェが俺に勝つなンざ、ぜってぇ無理な話しだがなァwwwwww」
北野「………」
一方「分かったか?だから怪我しねェうちにとっと帰ン―――」
北野「……ごめんね…一方君…」
一方「…あァ?」
473 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:29.62 ID:e/YL6.DO [5/28]
北野「…友達に…これからする事は…僕…間違ってると思うけど…実験を止める方法がそれしかないなら……一方君…僕は戦って……君を倒すよ……勝ち目がないとかそんなの関係ない……大切な友達を止める為に僕は―――」
北野「戦うよ」
一方「――――」
一方「くくくっ……クカカカカッ!」
一方「いいねいいねェww勝ち目がねェのに戦う?…笑わせてもらったわwwてめェは自殺志願者かなンかなンですかァ?」
北野「一方君…」
一方「…気安く呼ぶンじゃねェよクズがァ…いいぜェ…遊んでやるよォッ!」グォッ!
北野(一方君…)
ズオォォォォォッ!
一方「クカカカカッ!」ブンッ!
474 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:57.38 ID:e/YL6.DO [6/28]
北野「―――」ババッ!
スカッ…
北野(ごめんね…一方君)スッ
北野「きえええっ!」ヒュッ
一方「―――」
パキーン!
北野「なっ――」
ドンッ!
北野「――がっっ!!!」ゴロゴロ…ドサッ…
北野「う…うぅ…今のは…一体…?」ヨロヨロ
一方「そういやァてめェに言ってなかったなァww‥俺はベクトルを変えてあらゆるモンを反射できるようにしてンだよww――つまりだ」スタスタ…ピタッ
北野「う…くっ…」フラフラ
475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:30:35.02 ID:e/YL6.DO [7/28]
一方「俺に触れる事は――不可能って事なンだよっ!」ドコッ!
北野「あぐっ!」
一方「カカカッ!」ドコッ!
北野「ぐふっ…」
北野「うぅっ―――きえええっ!」バッ!
一方「…だからよォ――」
パキーン!
ドンッ!
北野「がはっ!」ズザー…
一方「ンな事しても意味ねェンだよww」
北野「うぅ…く…」ググッ
一方「勝ち目はねェってンのにまだやるのかよww」
北野「くっ‥」フラフラ
一方(………チッ‥‥馬鹿が)
476 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:30:59.38 ID:e/YL6.DO [8/28]
北野「はあっ…はあっ…」ヨロヨロ…
一方「……」
北野「止める…絶対に…一方君を止める…」ザッ…ザッ…ザッ
一方「……」
北野「僕の…大切な…友達を…絶対…止める…」ザッ…ザッ…
一方「……」
北野「だから…僕は…絶対に――」
北野「諦めないっ!」バッ!
ズザザザザッ!
北野「きえええっ!」ズォッ!
一方「……無駄だって言ってンだ――」
北野「―――」クンッ!
ズアァッ!
一方「!?」
ドオォッ!
一方「―――がっ!」ヨロヨロ
一方(こいつ…!反射の時に腕を引きやがった!!)ズキズキ
477 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:31:27.56 ID:e/YL6.DO [9/28]
北野「はあっはあっ!」
北野(やっぱりだ…!上手くいくかどうか分からなかったけど…成功した…!)
一方「――ンの野郎っ!」ダン!
ボボボボボボッ!
北野「!」
北野(鉄パイプが…あんなに!かわさな――――)
ドコドコドコドコドコドコッ!
北野「ぎっ――あっ――がっ……!!」
478 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:31:52.64 ID:e/YL6.DO [10/28]
北野「…うっ……」ドサッ…
一方(…ようやく倒れやがったかァ…)
一方(しぶてェ野郎だったぜェ…)
一方(……)ズキズキ
一方(…チッ…なンだこのモヤモヤはよォ!)
一方(なンでこンな胸くそわりィ気分になるンだよ!)
一方「……糞がァ」
479 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:32:20.88 ID:e/YL6.DO [11/28]
スタスタスタスタ…
御坂妹「…実験を再開したいのですが…よろしいですか?と、ミサカは尋ねます」
一方「……」
御坂妹「正直驚きました…まさかLV5のアナタが無能力者に攻撃をもらうとは…と、ミサカは自分の心中を素直に語ります」
一方「…うるせぇよ、乱造品」
御坂妹「……あちらの方で実験を三分後に開始します‥と、ミサカはあなたに告げて先に向かいます」スタスタ
一方「‥‥あァ」
480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:32:49.28 ID:e/YL6.DO [12/28]
一方「………」クルッ‥スタスタ
北野「一‥‥方…君…」
一方「……」ピタッ
北野「…………」
一方「……………」
一方「…………………ケッ」
スタスタスタスタ…
一方通行は眉をしかめ、気絶した北野君を一瞥し、実験場所に戻って行く…
そして…彼は内に起こってるモヤモヤを理解できぬまま再び実験を始めた……
481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:33:27.03 ID:e/YL6.DO [13/28]
北野君は夢を見ていた…
自分、一方通行、上条、その他の人達…皆楽しく談笑していた…
北野君が話すと一方通行は楽しそうに笑い、上条が自分の不幸話を語ると、皆が笑い出す…
北野君の小さな望みがそこには…あった……
北野君の幸せ……それは誰もが笑顔で皆と仲良くなってる……そして……そんな人達と友達になること…
それが…純朴で澄みきった天使のような心をもつ少年の…夢であり願いでもある……
そんな幸せな夢を見ていた北野君に…現実で激しい音が鳴り響き、それにより北野君は夢から覚めてしまう
482 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:33:53.08 ID:e/YL6.DO [14/28]
ドガアァァァァァァァァァンンンッッッ!!!
北野「…う…ん…」パチッ
北野「…今の…音は…一体…?」ググッ
北野「くっ……」フラフラ
北野「……あっ」ハッ
北野「…一方君は?……実験はどうなったんだろ…?」
ドガンッ!――ゴオンッ!
北野「まだ続いてるみたいだね……止めなくちゃ…」フラフラ
スタ…スタ…スタ…
483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:34:18.62 ID:e/YL6.DO [15/28]
上条「ぐ…あ……ぐくっ…」
一方「…まったく…さっき身を持って経験したばっかじゃねェかァ」
一方「酸素を奪われるとこっちも辛いンだっつーの…あー死ぬかと思ったww」
一方「喜べwwお前ひょっとして世界初なンじゃねェのかァ?この俺を死ぬかもしれねェトコまで追い詰めるだなンてさァww」
上条「ぐ…くっ…」ググッ
一方「死に物狂いで努力しても一歩も近付けねェ…かといって仮に近付いた所でお前に何ができるってンだァ……あァ?」
上条「―――ッ!」ギリッ
484 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:34:47.82 ID:e/YL6.DO [16/28]
一方「…飽きちまったなァ…もういいやァ…お前さっさと―――楽になれやァッ!!」ドンッ!!
上条「!?」
一方「ククッ」ズォッ!
上条「クッソオォォォッ!」ブンッ!
ドゴンッ!
キュウィン
一方「がっ――!」ズシャア…
上条(あっ…)
一方「あ…くっ…」ヨロヨロ
485 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:35:13.28 ID:e/YL6.DO [17/28]
一方「…たくっ…フハハハッ…面白ェちっきしょう…いいぜェ…最高にいいねェ…」スッ
一方「愉快に素敵にキマッちまったぞォ…―――お前はァァッ!」ギュン!
上条「―――」ザザッ!
スカッ…
上条「―――」ブン!
ドゴン!
一方「ぅぐっ!」ヨロ
上条(右手の力が効いている…!)ブン!
ドゴン!
一方「ぐはっ!」フラ
上条「フッ!」ブン!
ドゴン!
一方「ぎっ!」フラフラ
486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:35:38.59 ID:e/YL6.DO [18/28]
ドゴン!ドゴン!―――ドゴンッ!
上条(イケる……!)
上条(これなら…勝てるっ!)ダダッ!
一方「う…ぐっ」ヨロヨロ
上条「ウオォォォォォォォォッ!」ブン!
一方「くっ…!」ヒュン!
スカッ…
上条「あっ―…」
上条「…裏に行ったかっ!」タッタッタ
487 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:36:13.84 ID:e/YL6.DO [19/28]
一方「はぁつ…はぁっ…」フラフラ
一方「くそがァ…!…一体どうなってやがる…!あの馬鹿(北野)みてェに反射の時に引いてるワケでもねェのに……」
一方「…なンであの野郎の打撃は反射されねェンだよォッ!」ギリッ!
上条「ハッ、負けた事がない…ねぇ」スタスタ
一方「!」
上条「あらゆる敵を一撃で倒しどんな攻撃も反射する…そんな奴がケンカのやり方なんか知ってるハズがねえよなあ」
一方「吠えてンじゃねェぞォッ!三下がァァァァッッ!!」
488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:36:40.13 ID:e/YL6.DO [20/28]
スタ…スタ…スタ…
北野「うっ……」ヨロヨロ
北野(体が…あちこち痛い…うまく…体が動かない…)ヨロヨロ
北野(まるで…自分の体じゃないみたいだ…)ヨロヨロ
ズルッ
北野「あっ」
ドテッ……
北野「うぅ……痛い……でも…」ググッ‥ヨロヨロ…スタ…スタ
北野「一方君……」
489 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:37:11.22 ID:e/YL6.DO [21/28]
北野「はぁ…はあ…」ヨロヨロ
~~~~~~~~~
一方「…一応礼は言っておく」
~~~~~~~~~
北野「くっ……」ヨロ…
~~~~~~~~~
一方「お前ェ……俺が怖くないのか?」
~~~~~~~~~
北野「はぁ…はあ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「ケッ……変わった奴だなァ…」
~~~~~~~~~
北野「急がなきゃ…急がなきゃ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「…飯の礼だけは言っておくぜェ…」スタスタ…
~~~~~~~~~
490 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:37:51.70 ID:e/YL6.DO [22/28]
北野「はあっはあっ……一方君…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「ワケは後で話すからとりあえず…跳ぶぞ」ガシッ~~~~~~~~~
北野「はぁ…はぁ…」ヨロ…スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「俺みたいな裏の人間がお前のような表の人間とは…決して道が一緒になることは…ねェンだよ…」
~~~~~~~~~~
北野「駄目だよ…自分に…嘘ついちゃ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~~
一方「お前といた時間…悪くなかったぜェ…」
~~~~~~~~~~
北野「本当は…人とのふれ合いを望んでるのに…自分に嘘ついちゃ……駄目だよ…」ヨロ…ヨロ…
491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:38:19.16 ID:e/YL6.DO [23/28]
北野「はぁ…はぁ…」
『最っ高に―――面白ェぞォォォッ!!』
北野「!」
北野(この声は、一方君!)
北野「ん……くうっ!」タタッ…
北野「あっ…」
北野(なんでここに…上条君が……!?)
上条「歯を食いしばれよ最強!俺の最弱は――――ちっとばっか響くぞおおぉぉっ!!」ヒュッ!
ドゴオォォ…ン!
一方「がっ」
ズザッザザァッ――ゴロゴロ…ドサッ…
上条「はあっはあっはあっ!」
一方「あ…くっ……」ガクッ
北野(……上条君が…一方君を倒し…た…)
492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:38:44.89 ID:e/YL6.DO [24/28]
北野「上条君…」
上条「はあっ…はぁ…北野……何で…お前が…ここ…うっ…」ドサッ…
北野「!――上条君!…くっ…」
美琴「北野さん…何でこんな所にいるんですか…?」
北野「あ…美琴ちゃん…」
美琴「…しかもそんな怪我をして…まさか!」
北野「違うよ美琴ちゃん…この怪我は自分で勝手にしちゃったんだよ……」ヨロ
美琴「……」
北野「……」
北野「一方君から……実験の事を聞いたよ……」
美琴「(一方君?)そう…ですか……北野さん…まさか……止めに…来たんですか…?」
北野「…うん……結局僕じゃ止められなかったけど…」
美琴「………」
493 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:39:13.03 ID:e/YL6.DO [25/28]
北野「…一方君」ヨロ…ヨロ…
美琴「?……北野さん?……何してるんですか…実験の事…知ったんでしょ!?…それにその怪我だって…そいつにやられた怪我なんでしょ!…それなのになんで…そいつを…介抱してるんですか……」
北野「………」
北野「美琴ちゃん…一方君が今までしてきた事は…とても許される事じゃないと思うし美琴ちゃんが一方君を許せないと思う気持ちも分かるよ……でも…それでも…一方君は…」
北野「僕の大切な――」
北野「友達…なんだ…」
494 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:39:42.33 ID:e/YL6.DO [26/28]
一方「…う…」
北野「一方君…大丈夫?」
一方「お前ェ?……なンで…?―――あっ」
一方「……そうかァ……俺はあの三下に……」
北野「……うん」
一方「…………」
一方「そうかァ……って事は……」
北野「うん、美琴ちゃんが言ってた…これで恐らく実験は中止の方向にいくだろうって……」
一方「そうかァ…」
北野「うん……」
495 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:40:08.66 ID:e/YL6.DO [27/28]
一方「…あいつらは?」
北野「上条君を病院に連れて行ったよ」
一方「……そうかよ」
北野「うん……」
一方「………」
北野「………」
北野「……ねえ…一方君…」
一方「……なンだ」
北野「僕達……友達…だよね……?」
一方「――――」
一方(…こいつ………)
一方「…わーったよ…たくっ…しつけェ野郎だな…」
一方「…よろしくな…北野くンよォ」スッ
北野「うん……こちらこそ…一方君」スッ
…月明かりが少年達を照らす中…二人の若者はお互いの手を―――
握り合った……
ACT10後編終わり
501 名前:キン肉マン読み終えたので…[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 00:04:40.13 ID:Gd6VnMDO
―おまけ―
一方「…あいつらは?」
北野「上条君を病院に連れて行ったよ」
一方「……そうかよ…じゃあ…」
北野「うん、今は二人きりだよ……」
一方「………」
北野「………」
北野「……ねえ…一方君…」
一方「……なンだ」
北野「キス……して…いいかな……?」
一方「――――」
一方(…こいつ………)
一方「…わーったよ…たくっ…しつけェ野郎だな…」
一方「…よろしくな…北野くン」スッ
北野「うん……こちらこそ…一方君」スッ
…月明かりが二人を照らす中…二人の若者はお互いの唇を―――
重ねた……
北野「!」
北野「きえええっ――」ザザッ――ダン!
一方(…あァ?)
北野「――えええっ!」バッ!
ドカァァァンッ!……
北野「はぁはぁっ!」
一方(…なンだこいつ…正気かァ…)
一方(迫ってくるコンテナの下の隙間を潜ってきやがった……一歩間違えれば即死だっつうのによ…)
一方「…チッ」
北野「はあっはあっ……一方君……お願いだから…実験は…止めようよ」
472 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:03.02 ID:e/YL6.DO [4/28]
一方「……まだンな事言ってやがンのか…しつけェなァ…俺はぜってェやめねェよww」
北野「…じゃあ……どうすれば……実験は中止になるの……?」
一方「……」
一方「…そうだなァww例えばLV0のてめェにもし俺が敗れたりしたら…実験が中止になる可能性は高いだろうなァww」
北野「……」
一方「だが…奇跡が起きてもてめェが俺に勝つなンざ、ぜってぇ無理な話しだがなァwwwwww」
北野「………」
一方「分かったか?だから怪我しねェうちにとっと帰ン―――」
北野「……ごめんね…一方君…」
一方「…あァ?」
473 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:29.62 ID:e/YL6.DO [5/28]
北野「…友達に…これからする事は…僕…間違ってると思うけど…実験を止める方法がそれしかないなら……一方君…僕は戦って……君を倒すよ……勝ち目がないとかそんなの関係ない……大切な友達を止める為に僕は―――」
北野「戦うよ」
一方「――――」
一方「くくくっ……クカカカカッ!」
一方「いいねいいねェww勝ち目がねェのに戦う?…笑わせてもらったわwwてめェは自殺志願者かなンかなンですかァ?」
北野「一方君…」
一方「…気安く呼ぶンじゃねェよクズがァ…いいぜェ…遊んでやるよォッ!」グォッ!
北野(一方君…)
ズオォォォォォッ!
一方「クカカカカッ!」ブンッ!
474 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:29:57.38 ID:e/YL6.DO [6/28]
北野「―――」ババッ!
スカッ…
北野(ごめんね…一方君)スッ
北野「きえええっ!」ヒュッ
一方「―――」
パキーン!
北野「なっ――」
ドンッ!
北野「――がっっ!!!」ゴロゴロ…ドサッ…
北野「う…うぅ…今のは…一体…?」ヨロヨロ
一方「そういやァてめェに言ってなかったなァww‥俺はベクトルを変えてあらゆるモンを反射できるようにしてンだよww――つまりだ」スタスタ…ピタッ
北野「う…くっ…」フラフラ
475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:30:35.02 ID:e/YL6.DO [7/28]
一方「俺に触れる事は――不可能って事なンだよっ!」ドコッ!
北野「あぐっ!」
一方「カカカッ!」ドコッ!
北野「ぐふっ…」
北野「うぅっ―――きえええっ!」バッ!
一方「…だからよォ――」
パキーン!
ドンッ!
北野「がはっ!」ズザー…
一方「ンな事しても意味ねェンだよww」
北野「うぅ…く…」ググッ
一方「勝ち目はねェってンのにまだやるのかよww」
北野「くっ‥」フラフラ
一方(………チッ‥‥馬鹿が)
476 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:30:59.38 ID:e/YL6.DO [8/28]
北野「はあっ…はあっ…」ヨロヨロ…
一方「……」
北野「止める…絶対に…一方君を止める…」ザッ…ザッ…ザッ
一方「……」
北野「僕の…大切な…友達を…絶対…止める…」ザッ…ザッ…
一方「……」
北野「だから…僕は…絶対に――」
北野「諦めないっ!」バッ!
ズザザザザッ!
北野「きえええっ!」ズォッ!
一方「……無駄だって言ってンだ――」
北野「―――」クンッ!
ズアァッ!
一方「!?」
ドオォッ!
一方「―――がっ!」ヨロヨロ
一方(こいつ…!反射の時に腕を引きやがった!!)ズキズキ
477 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:31:27.56 ID:e/YL6.DO [9/28]
北野「はあっはあっ!」
北野(やっぱりだ…!上手くいくかどうか分からなかったけど…成功した…!)
一方「――ンの野郎っ!」ダン!
ボボボボボボッ!
北野「!」
北野(鉄パイプが…あんなに!かわさな――――)
ドコドコドコドコドコドコッ!
北野「ぎっ――あっ――がっ……!!」
478 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:31:52.64 ID:e/YL6.DO [10/28]
北野「…うっ……」ドサッ…
一方(…ようやく倒れやがったかァ…)
一方(しぶてェ野郎だったぜェ…)
一方(……)ズキズキ
一方(…チッ…なンだこのモヤモヤはよォ!)
一方(なンでこンな胸くそわりィ気分になるンだよ!)
一方「……糞がァ」
479 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:32:20.88 ID:e/YL6.DO [11/28]
スタスタスタスタ…
御坂妹「…実験を再開したいのですが…よろしいですか?と、ミサカは尋ねます」
一方「……」
御坂妹「正直驚きました…まさかLV5のアナタが無能力者に攻撃をもらうとは…と、ミサカは自分の心中を素直に語ります」
一方「…うるせぇよ、乱造品」
御坂妹「……あちらの方で実験を三分後に開始します‥と、ミサカはあなたに告げて先に向かいます」スタスタ
一方「‥‥あァ」
480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:32:49.28 ID:e/YL6.DO [12/28]
一方「………」クルッ‥スタスタ
北野「一‥‥方…君…」
一方「……」ピタッ
北野「…………」
一方「……………」
一方「…………………ケッ」
スタスタスタスタ…
一方通行は眉をしかめ、気絶した北野君を一瞥し、実験場所に戻って行く…
そして…彼は内に起こってるモヤモヤを理解できぬまま再び実験を始めた……
481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:33:27.03 ID:e/YL6.DO [13/28]
北野君は夢を見ていた…
自分、一方通行、上条、その他の人達…皆楽しく談笑していた…
北野君が話すと一方通行は楽しそうに笑い、上条が自分の不幸話を語ると、皆が笑い出す…
北野君の小さな望みがそこには…あった……
北野君の幸せ……それは誰もが笑顔で皆と仲良くなってる……そして……そんな人達と友達になること…
それが…純朴で澄みきった天使のような心をもつ少年の…夢であり願いでもある……
そんな幸せな夢を見ていた北野君に…現実で激しい音が鳴り響き、それにより北野君は夢から覚めてしまう
482 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:33:53.08 ID:e/YL6.DO [14/28]
ドガアァァァァァァァァァンンンッッッ!!!
北野「…う…ん…」パチッ
北野「…今の…音は…一体…?」ググッ
北野「くっ……」フラフラ
北野「……あっ」ハッ
北野「…一方君は?……実験はどうなったんだろ…?」
ドガンッ!――ゴオンッ!
北野「まだ続いてるみたいだね……止めなくちゃ…」フラフラ
スタ…スタ…スタ…
483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:34:18.62 ID:e/YL6.DO [15/28]
上条「ぐ…あ……ぐくっ…」
一方「…まったく…さっき身を持って経験したばっかじゃねェかァ」
一方「酸素を奪われるとこっちも辛いンだっつーの…あー死ぬかと思ったww」
一方「喜べwwお前ひょっとして世界初なンじゃねェのかァ?この俺を死ぬかもしれねェトコまで追い詰めるだなンてさァww」
上条「ぐ…くっ…」ググッ
一方「死に物狂いで努力しても一歩も近付けねェ…かといって仮に近付いた所でお前に何ができるってンだァ……あァ?」
上条「―――ッ!」ギリッ
484 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:34:47.82 ID:e/YL6.DO [16/28]
一方「…飽きちまったなァ…もういいやァ…お前さっさと―――楽になれやァッ!!」ドンッ!!
上条「!?」
一方「ククッ」ズォッ!
上条「クッソオォォォッ!」ブンッ!
ドゴンッ!
キュウィン
一方「がっ――!」ズシャア…
上条(あっ…)
一方「あ…くっ…」ヨロヨロ
485 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:35:13.28 ID:e/YL6.DO [17/28]
一方「…たくっ…フハハハッ…面白ェちっきしょう…いいぜェ…最高にいいねェ…」スッ
一方「愉快に素敵にキマッちまったぞォ…―――お前はァァッ!」ギュン!
上条「―――」ザザッ!
スカッ…
上条「―――」ブン!
ドゴン!
一方「ぅぐっ!」ヨロ
上条(右手の力が効いている…!)ブン!
ドゴン!
一方「ぐはっ!」フラ
上条「フッ!」ブン!
ドゴン!
一方「ぎっ!」フラフラ
486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:35:38.59 ID:e/YL6.DO [18/28]
ドゴン!ドゴン!―――ドゴンッ!
上条(イケる……!)
上条(これなら…勝てるっ!)ダダッ!
一方「う…ぐっ」ヨロヨロ
上条「ウオォォォォォォォォッ!」ブン!
一方「くっ…!」ヒュン!
スカッ…
上条「あっ―…」
上条「…裏に行ったかっ!」タッタッタ
487 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:36:13.84 ID:e/YL6.DO [19/28]
一方「はぁつ…はぁっ…」フラフラ
一方「くそがァ…!…一体どうなってやがる…!あの馬鹿(北野)みてェに反射の時に引いてるワケでもねェのに……」
一方「…なンであの野郎の打撃は反射されねェンだよォッ!」ギリッ!
上条「ハッ、負けた事がない…ねぇ」スタスタ
一方「!」
上条「あらゆる敵を一撃で倒しどんな攻撃も反射する…そんな奴がケンカのやり方なんか知ってるハズがねえよなあ」
一方「吠えてンじゃねェぞォッ!三下がァァァァッッ!!」
488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:36:40.13 ID:e/YL6.DO [20/28]
スタ…スタ…スタ…
北野「うっ……」ヨロヨロ
北野(体が…あちこち痛い…うまく…体が動かない…)ヨロヨロ
北野(まるで…自分の体じゃないみたいだ…)ヨロヨロ
ズルッ
北野「あっ」
ドテッ……
北野「うぅ……痛い……でも…」ググッ‥ヨロヨロ…スタ…スタ
北野「一方君……」
489 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:37:11.22 ID:e/YL6.DO [21/28]
北野「はぁ…はあ…」ヨロヨロ
~~~~~~~~~
一方「…一応礼は言っておく」
~~~~~~~~~
北野「くっ……」ヨロ…
~~~~~~~~~
一方「お前ェ……俺が怖くないのか?」
~~~~~~~~~
北野「はぁ…はあ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「ケッ……変わった奴だなァ…」
~~~~~~~~~
北野「急がなきゃ…急がなきゃ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「…飯の礼だけは言っておくぜェ…」スタスタ…
~~~~~~~~~
490 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:37:51.70 ID:e/YL6.DO [22/28]
北野「はあっはあっ……一方君…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「ワケは後で話すからとりあえず…跳ぶぞ」ガシッ~~~~~~~~~
北野「はぁ…はぁ…」ヨロ…スタ…スタ…
~~~~~~~~~
一方「俺みたいな裏の人間がお前のような表の人間とは…決して道が一緒になることは…ねェンだよ…」
~~~~~~~~~~
北野「駄目だよ…自分に…嘘ついちゃ…」スタ…スタ…
~~~~~~~~~~
一方「お前といた時間…悪くなかったぜェ…」
~~~~~~~~~~
北野「本当は…人とのふれ合いを望んでるのに…自分に嘘ついちゃ……駄目だよ…」ヨロ…ヨロ…
491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:38:19.16 ID:e/YL6.DO [23/28]
北野「はぁ…はぁ…」
『最っ高に―――面白ェぞォォォッ!!』
北野「!」
北野(この声は、一方君!)
北野「ん……くうっ!」タタッ…
北野「あっ…」
北野(なんでここに…上条君が……!?)
上条「歯を食いしばれよ最強!俺の最弱は――――ちっとばっか響くぞおおぉぉっ!!」ヒュッ!
ドゴオォォ…ン!
一方「がっ」
ズザッザザァッ――ゴロゴロ…ドサッ…
上条「はあっはあっはあっ!」
一方「あ…くっ……」ガクッ
北野(……上条君が…一方君を倒し…た…)
492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:38:44.89 ID:e/YL6.DO [24/28]
北野「上条君…」
上条「はあっ…はぁ…北野……何で…お前が…ここ…うっ…」ドサッ…
北野「!――上条君!…くっ…」
美琴「北野さん…何でこんな所にいるんですか…?」
北野「あ…美琴ちゃん…」
美琴「…しかもそんな怪我をして…まさか!」
北野「違うよ美琴ちゃん…この怪我は自分で勝手にしちゃったんだよ……」ヨロ
美琴「……」
北野「……」
北野「一方君から……実験の事を聞いたよ……」
美琴「(一方君?)そう…ですか……北野さん…まさか……止めに…来たんですか…?」
北野「…うん……結局僕じゃ止められなかったけど…」
美琴「………」
493 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:39:13.03 ID:e/YL6.DO [25/28]
北野「…一方君」ヨロ…ヨロ…
美琴「?……北野さん?……何してるんですか…実験の事…知ったんでしょ!?…それにその怪我だって…そいつにやられた怪我なんでしょ!…それなのになんで…そいつを…介抱してるんですか……」
北野「………」
北野「美琴ちゃん…一方君が今までしてきた事は…とても許される事じゃないと思うし美琴ちゃんが一方君を許せないと思う気持ちも分かるよ……でも…それでも…一方君は…」
北野「僕の大切な――」
北野「友達…なんだ…」
494 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:39:42.33 ID:e/YL6.DO [26/28]
一方「…う…」
北野「一方君…大丈夫?」
一方「お前ェ?……なンで…?―――あっ」
一方「……そうかァ……俺はあの三下に……」
北野「……うん」
一方「…………」
一方「そうかァ……って事は……」
北野「うん、美琴ちゃんが言ってた…これで恐らく実験は中止の方向にいくだろうって……」
一方「そうかァ…」
北野「うん……」
495 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 21:40:08.66 ID:e/YL6.DO [27/28]
一方「…あいつらは?」
北野「上条君を病院に連れて行ったよ」
一方「……そうかよ」
北野「うん……」
一方「………」
北野「………」
北野「……ねえ…一方君…」
一方「……なンだ」
北野「僕達……友達…だよね……?」
一方「――――」
一方(…こいつ………)
一方「…わーったよ…たくっ…しつけェ野郎だな…」
一方「…よろしくな…北野くンよォ」スッ
北野「うん……こちらこそ…一方君」スッ
…月明かりが少年達を照らす中…二人の若者はお互いの手を―――
握り合った……
ACT10後編終わり
501 名前:キン肉マン読み終えたので…[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 00:04:40.13 ID:Gd6VnMDO
―おまけ―
一方「…あいつらは?」
北野「上条君を病院に連れて行ったよ」
一方「……そうかよ…じゃあ…」
北野「うん、今は二人きりだよ……」
一方「………」
北野「………」
北野「……ねえ…一方君…」
一方「……なンだ」
北野「キス……して…いいかな……?」
一方「――――」
一方(…こいつ………)
一方「…わーったよ…たくっ…しつけェ野郎だな…」
一方「…よろしくな…北野くン」スッ
北野「うん……こちらこそ…一方君」スッ
…月明かりが二人を照らす中…二人の若者はお互いの唇を―――
重ねた……
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