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妹「お兄ちゃーんチンポ舐めさせてー」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:34:24.25 ID:6N6MCZ0wO [1/78]
兄「おやおや、悪いけどもう一度頼むよ」

妹「お兄ちゃんの童貞チンポ舐めさせてー」

兄「おっと、聞き間違いじゃなかったようだ・・・おまけに悪口も添えられたね」

妹「いいでしょ?」

兄「・・・いや、駄目だろ」

妹「え?」

兄「・・・何なの急に・・・頭おかしくなったの?」

妹「な・・・なんで?お願い、包茎童貞チンポ舐めたいの!」

兄「勝手に変なもん加えんなよ!!」

妹「え、えっと・・・まだ咥えていません」

兄「やかましいわwwwww」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:36:38.62 ID:6N6MCZ0wO
妹「ねーいいでしょ?」

兄「いや、ダメだって・・・急に何なのお前マジで、気持ち悪い」

妹「ちょっとだけwwwちょっとだけやんwwww」

兄「うわ、なんかコイツ笑い出したwwww」

妹「ちょっとだけwwww先っちょだけwwwwwww」

兄「うっせぇバーカwwwwwwwwww」

妹「お願いwwwwwお兄ちゃんの激クサ包茎童貞チンポ舐めさせてwwwwww」

兄「いや、もうそこまでいくと舐めるお前が苦痛だろ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:37:36.31 ID:6N6MCZ0wO
妹「つらいねwwww苦しいよねwwwwそんなどうしようもないものぶらさげて過ごすエブリデイはwwwww」

兄「いやwwwwお前が言うほど俺の股間のマグナム酷くねえからwwwww」

妹「マグナム言い過ぎwwww絶対言い過ぎwwwwこの童貞!!wwwww」

兄「おいwww童貞は関係ないだろwwwww」

妹「まずいwwwこのまま笑い続けたら下腹部に変な力が入って処女膜が裂けてしまうwwww」

兄「え・・・お前処女なの?」

妹「ギクッ!」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:39:06.31 ID:6N6MCZ0wO
兄「そーれ見たことかwwww墓穴掘りやがったwwww今ある穴さえ満足に埋めれないのにwwwwまた穴を増やしたwwwww」

妹「・・・」

兄「これ見よがしに責め立ててやろうwwww処女なのに反射神経抜群なお前を責め立ててやろうwwwwww」

妹「・・・」

兄「むやみに増やすがリターンは期待できないwwwww税金かお前はwwww歩く税金問題wwwwいや、一人税金問題か?wwwwwこれは難題ですなーwwwww」

妹「・・・」

兄「あwwww一句出来たwww処女なのに~穴を増やすが~目途立たずwwwwwwwワロス!!wwww」

妹「・・・グスッ」

兄「ゲラゲラwwwwwおいwwwwグスッてwwwwん・・・?グスッ・・・?」

妹「うっ・・・うぅ」ポタポタ

兄「いや、めんどくせーなおい」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:40:42.64 ID:6N6MCZ0wO
妹「うぅ・・・だって・・・」ポタポタ

兄「いや、スマンかったって・・・泣くなよ」

妹「グスッ・・・だ・・・ヒクッ・・・だって」ポタポタ

兄「俺も言い過ぎた、もう泣き止んでくれよ・・・」

妹「私は・・・グスッ・・・お兄ちゃん・・・」ポタポタ

兄「もう俺が悪かったよ・・・」

妹「・・・のチンポ舐めたかっただけなのに」

兄「いや、俺悪くねーわ絶対」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:42:05.06 ID:6N6MCZ0wO
~10分後~

妹「お兄ちゃん、何で嫌なの?」

兄「何でって・・・(やっと泣き止んだと思ったらこれかよ)」

妹「お兄ちゃんのどうしようもないチンポ舐めてくれる女の人なんて他にいないよ?」

兄「いや、普通に彼女にやってもらってるし」

妹「でしょ・・・ん?・・・え?なに?彼女・・・?」

兄「・・・うん」

妹「・・・は!?」

兄「え・・・何?本当に俺が童貞だと思ってたの?」

妹「・・・童貞でしょ!!」

兄「いや、違うから!!!」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:44:09.89 ID:6N6MCZ0wO
妹「お兄ちゃんは童貞なの!!!!」

兄「違うっつてるだろ!!!!」

妹「じゃあ、あのゴミ箱に溜まった生臭いティッシュ達は!!?」

兄「オ、オナニーくらいは普通にするだろ!!!!」

妹「お気づきだろうか」

兄「えっ」

妹「あなた童貞ですよ」

兄「いやなんで?」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:45:37.64 ID:6N6MCZ0wO
兄「もうお前の妙な勘違いメンドイくせぇしハッキリ言うが、俺は童貞じゃない!以上!」

妹「このゲスチンポ」ボソッ

兄「え?なに?」

妹「汚らわしい!!この腐れゲスチンポが!!」ダッ

兄「なっ!おいっ!!・・・出て行きやがった・・・何なんだアイツ」

兄「アイツ普段から変だけど、今日は尋常じゃないな・・・」

兄「凄く怒ってたし・・・もしかしてアイツ兄ちゃんが取られるのが嫌で嫉妬したのか?・・・ハッハ!!アイツ可愛いとこも・・・」

(この腐れゲスチンポが!!!)

兄「いや落ち着け、一つも可愛くねーわ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:46:53.49 ID:6N6MCZ0wO
~二時間後~

ガチャ

妹「お兄ちゃん、入るよ?」

兄「ん・・・どした(あれ、コイツさっき外出てなかったか?)」

妹「さっきの事謝ろうと思って」

兄「あ、ああさっきのか・・・(なんだちゃんと反省してんじゃん)」

兄「分かったよwwwもう気にすんなw(なんか背中に持ってる・・・?)」

妹「ううん、気にするよ・・・だからさ」ガサッ

兄「いや、気にしないでいいってww(ああwお詫びとか言って何か渡すつもりかww初い奴よw)」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:47:54.86 ID:6N6MCZ0wO
妹「ううん、こんなモヤモヤした気持ちイヤだから・・・」モジモジ

兄「うん、なに?(なんだかんだでやっぱ可愛いなww)」

妹「これを・・・」スッ

兄「え!?w俺に!?wwマジで?ww何コレwww・・・w・・・ん・・・いや、マジで何コレ」

妹「除霊セット・・・さっき近くの神社行って貰ってきたの」

兄「え?」

妹「これより兄の汚れしチンポの浄化を開始します」

兄「あ、お前バカだ」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:48:52.93 ID:6N6MCZ0wO
妹「まずこれを・・・」

兄「ん?お札?」

妹「そう、これを!」

兄「・・・」

妹「兄のモッコリというのもおこがましいモッコリに貼り付けます」ペタッ

兄「いや、アホか!どこ触ってんだよ!」

妹「剥がさないでね!!もし剥がしたら兄ちゃんのを無理やり剥ぐからね!!!」

兄「・・・危なすぎるだろお前」

妹「真剣なの!!ちょっと黙ってて!!」

妹「さて、お次はこの聖水を・・・!!」グッグッ

兄「いやお前が飲んでどうすんだよ」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:50:06.56 ID:6N6MCZ0wO
妹「んっ?ふぉふぉん」

兄「おいおい、お前まさか・・・こっちくんな!!!その口の中のモン全部飲み込め!!」

妹「あそーら!!」バシャア

兄「つめたっ!!汚ね!!おい!!!何すんだ!!!」

妹「不安なのはわかる!でも私を信じて!!」

兄「無茶苦茶かおい!ていうかタオル・・・ズボンびちょびちょだし・・・」

妹「ダメ!!まだ拭いちゃダメ!!」

兄「は?」

妹「まだ浄化してる最中だから!」

兄「いや、むしろ汚くなったろコレ」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:51:23.74 ID:6N6MCZ0wO
妹「・・・股間が濡れてだいぶ卑猥な事になってるね」

兄「お前がやったんだろうが!」

妹「私のせいでお兄ちゃんの股間がヒートアイランド現象に・・・」

兄「おい、落ち着け変態・・・つーか、コレ聖水とか言ってたけど何?・・・水?」

妹「ん、evianだよ」

兄「無謀かおい!!一番手頃な水分買ってきただけかよ!」

妹「うるさいなあ・・・これであってるの」

兄「お前が剥がすなとか言ってたお札もシナシナだし・・・」

妹「さてと・・・後はこのやたら紙が神々しくバサバサしてるそれっぽい棒を持って・・・」

兄「・・・」

妹「キエーイ!!消えーい!!我が兄の陰茎に潜む陰険な悪魔めがあああ!!退散!!たいさああああん!!!」バッサバッサブオーンブオーン

兄「なにこれ世界の終わり?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:52:56.08 ID:6N6MCZ0wO
妹「せえーい!!ぐわっさあ!!」バッサバッサ

兄(何なんだよコレ)

妹「でぇええい!!ぱすたあ!!」ブオーンブオーン

兄(あーなんかどうでもよくなってきた)

妹「こめぇええ!!!ごめえええ!!!!」バッサバッサ

兄(もう全てがどうでもいい)

妹「てとりぃいいす!!ぷよぷよおお!!!ぱすたあ!あwぱすた違うwwwばいおれーん!!!!」バッサバッサブオーンブオーン

兄(あれ・・・なんだか気持ちよくなってきた・・・)

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:53:57.28 ID:6N6MCZ0wO
妹「たいさあああん!!!!!!」バシッ

兄「あんっ」

妹「フーッ!フーッ!ハアハア・・・ど、どうかしら?」

兄「なんだかとても気分がいい・・・」

妹「そ、そう・・・(ニヤッ)では問題です。アナタは誰?」

兄「童貞です」

妹「そうよ!!パーフェクトよ!!それでいいの!!」

兄「イエッサー」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:55:15.90 ID:6N6MCZ0wO
~数日後~

彼女「ね、ねえ」

兄「は、はひっ」

彼女「・・・どうしたの?どこか悪いの?」

兄「な、ななな何でもないデス」

彼女「そう・・・?・・・あ!ねえ!!」

兄「は、はひっ!!」

彼女「最近さ・・・してなかったじゃん?wだからw・・・ね?w」

キイーン

兄「ななな何がデスか?(あ、頭が痛い!頭が割れるう!)」

彼女「もうww・・・分かってるくせにw」サワッ

兄「ひっ!!ここ恐いっ!!」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:56:00.44 ID:6N6MCZ0wO
彼女「もう!ふざけてるの?何なの?さっきからキョドってるし!!」

兄「ああ・・・これ?これはですね・・・」

兄「 童 貞 だ か ら 」

彼女「えっ」

彼女「・・・」ギイ・・・バタン

妹「あれ、アナタは確か自称彼女さん、どうかしましたか?」

彼女「しなくてはいけない事が」

妹「あっもう兄のチンポ舐めれますよ」

妹「舐めなくていいんですか?」

彼女「何もお舐めするモノはありません」

妹「さようなら自称彼女さん」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:57:09.74 ID:6N6MCZ0wO
~数ヵ月後~

妹「おにいちゃーん」

兄「んー?」

妹「未だに童貞なんですか?」

兄「うるせえわwww唐突にwwww」

妹「だってお兄ちゃん最近童貞臭が凄いんですもんwww」

兄「言いすぎだろうがwwwwいや、まあ実はさ・・・」

妹「え?」

兄「おれ彼女出来たんだよwww」

妹「・・・・え?」

兄「いやー・・・長かった・・・ついに童貞生活ともお別れしたんだわww」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 14:59:09.55 ID:6N6MCZ0wO
妹「そう・・・ですか」

兄「え、おいwwwどうしたwwwお前も喜んでくれよwww」

妹「・・・喜べないです・・・」

兄「え?」

バタン

兄「行ってしまった・・・何なんだ一体・・・まさかあいつお兄ちゃんを取られたと思って・・・ははっ!可愛い奴よwww」

妹(はあ・・・これで五回目か・・・)

妹(敬語で喋るおしとやかな感じの妹もダメか・・・結構今回いい感じの時もあったのにな・・・)

妹(また振り出し・・・次はどんな妹にしよう・・・とにかく・・・)

妹(また童貞に戻ろうねお兄ちゃん・・・)

妹(いいよ、何度でもお兄ちゃんが好きな私が出来上がるまでやり直すから)

妹(私以外では一生童貞は捨てれないから)

妹(逃がさないよお兄ちゃん♪)


第一部完

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:00:20.63 ID:6N6MCZ0wO
妹「チンポー?じゃなかった、お兄ちゃーん?」

兄「間違えにも限度ってあるからね?」

妹「すいません!わざと・・・だよ」

兄「な、わざとかよ!お前ホント終わってるよな、喋る言葉例外なく全部腹立つわ」

妹「私のパンツ知らない?」

兄「いや、知らないし知りたくもねーよ、何で俺ならパンツの在りかを知ってると思ったかは知りたいですけども」

妹「ちょっ、そんなマシンガンみたいに喋られてもあたふたするから!この出来る童貞!」

兄「喧嘩売りに来たんなら出てってもらえるかな」

妹「ごめんなさいwwホントはお兄ちゃんとイチャイチャしたいだけですwww」

兄「うっぜえなあwwww」

妹「で、パンツどこ?」

兄「出てけよ」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:01:11.39 ID:6N6MCZ0wO
妹「そんな言い方しないでもいいじゃんかー」

兄「うっせえ寝る」

妹「寝ーるーなーよー」

兄「あー!揺らすなボケえ!!」

妹「大丈夫だから!」

兄「うん・・・いや、は?」

妹「大丈夫、怒らないから、私のパンツどこ隠したの?」

兄「コレいつになったら容疑晴れるの?」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:02:34.26 ID:6N6MCZ0wO
妹「言ってごらん?」

兄「しらん」ポリポリ

妹「もーそんなめんどくさそうに頭掻いてー・・・待てよ?頭をかゆそうに掻いてるってことはアナタまさか!!」

兄「ん?」

妹「被ったね?パンツ」

兄「うわーwwwwバレたかーwwwwあはははww」

妹「あ、やっぱり?wwwwwこの変態!!www童貞!!wwww」

兄「あははははwww・・・・ってうるせえわ!!」

妹「あはh・・・え?」

兄「被るかンなモン!!」

妹「えっえっ、じゃあ、バレたかーってのはウソ?」

兄「ウソに決まってるだろが!!」

妹「え?じゃあどこからがホントでどこからがウソ?・・・まさかパンツの在りかを知らないってのも!!」

兄「いや、それはホントだから」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:03:28.85 ID:6N6MCZ0wO
兄「お前いい加減にしてくれるかなあ、マジでパンツの在りかなんて知らんし」

妹「はぁ・・・あのねお兄ちゃん」

兄「あ?」

妹「私はね、別にダメだっていってるわけじゃないんだよ?」

兄「いや、何の話?」

妹「そりゃお兄ちゃんだって私のパンツでムラムラシコシコする事だって・・・」

兄「いや、ねーから」

妹「それくらい私も分かってる」

兄「んや、わかってねーぞそれ」

妹「お兄ちゃんなら別に私のパンツ使ってもいいからさ、勝手に盗るのはだめだよ」

兄「もうコイツ俺置いて喋りだしてるぞおい」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:04:38.31 ID:6N6MCZ0wO
妹「さっきもいったとおりね、私は別に気にしないよ」

兄「・・・」

妹「別にさ、パンツにお兄ちゃんの精子が多少付着していようとさ、私はそんなの全然気にしない(ニコッ)」

兄「俺が気になるわ」

妹「だってね、それが私のパンツであることに変わりはない・・・」

兄「いや、聞いてる?」

妹「もしもね、そんな状況に遭遇してもさ、私は迷わずお兄ちゃんが汚したその精子パンツを穿くよ?」

兄「もはやコレ俺いらないだろ」

妹「そうだよね・・・口ではそんな立派な事言っててもどうせ・・・そう言いたいんだよね?」

兄「いいえ、とっとと帰ってと言いたいです。ていうかソレ立派でも何でもねーし」

妹「大丈夫、ちゃんとお兄ちゃんの目の前でそのパンツ穿く・・・だから」

兄「・・・」

妹「返して?」

兄「もう一度言うが帰れよ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:08:44.38 ID:6N6MCZ0wO
既にチラホラ書かれてるけど、前に同じスレ立ててココまで書いたところで
PCともしもしのダブル規制くらって手も足もでなくなってしまった者だ

それ知らないで何日も保守してくれてた奴らには申し訳ない事をした

不本意ではあるがもしもしから頑張って続き書いていく事にする

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:14:28.20 ID:6N6MCZ0wO
妹「そっかまだ、言えないか・・・分かるよ、仕方ない」

兄「・・・」

妹「私はもう脱いでるよ?」

兄「・・・は!?」

妹「パンツという名の心のフィルターをね!」

兄「いや、全くオシャレじゃねーから」

妹「お兄ちゃんも心のパンツを脱いで?ていうか返して?」

兄「あ?そっか、俺がパンツ盗んでる設定だったな」

妹「そっか、心のパンツは脱げないか・・・」

兄「いや、誰と話してんの?」

妹「だったら本物のパンツを脱ごうか」

兄「いや、妥協案の方がよりキツイからね?お前の中の基準どうなってんの?」

妹「そうね、こうしましょう・・・私に今お兄ちゃんが穿いてるパンツ渡したらチャラにしたげるわよ」

兄「オッケ、お前の目的が今ハッキリした」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:19:52.35 ID:6N6MCZ0wO
妹「もっ!つべこべ言わんと!」

兄「ちょww馬鹿かお前www無理矢理脱がそうとするな!!www」

妹「一回だけ!!一回だけ!チンポ見せて!!パンツくれっ!!」

兄「くっ!!おまっ!マジすぎるから!!目とか!!」

妹「みっ見せなさい!!このっ!!!見せて!!お兄ちゃんの脱ぎたてパンツが欲しい!!!」

兄「ちょ!伸びる伸びる!!」

妹「お兄パンツでシたい!!見たい!!お兄ちゃんのチンポ見たい!!!どうしてもぉおお!!!」

兄「あっ!!もう完全に化けの皮剥がれたねコレ!!見たい言ってしまってるし!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:39:32.69 ID:6N6MCZ0wO
~10分後~

妹「ハァハァ」

兄「ハァハァ諦めたか・・・?そろそろ」

妹「ハァハァ何でそんなに頑なに見せないの?」

兄「ハァハァ・・・は?馬鹿か・・・んなもん」

妹「あー!!いい!いい!結構です!!承知しております」

兄「ハァハァ・・・?」

妹「・・・こわかったんだよね?ずっと恐かったんだね?」

兄「ハァハァ」

妹「大好きな私に・・・ハァハァ・・・プチチンポ見られて、幻滅されるのが・・・」

兄「いや違う」

妹「わかってるよ?だからさ・・・もう泣くのをやめて」

兄「いや誰が?」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:01:16.29 ID:6N6MCZ0wO
兄「もう、いいわ埒があかない、どうせパンツ無くなったのもウソだろ」

妹「えっ、本当だよ」

兄「いやもういいから」

妹「いや本当なんだって」

兄「・・・(どうせ嘘だろうけど、そんな事言ったらコイツどうせ拗ねる)」

兄「もう分かったわ、めんどくさいが故にこの提案だけはしたくなかったが」

妹「なにっ?」

兄「俺も一緒に探してやるわ、その消えたパンツ」

妹「あ、自白するんじゃないんだ」

兄「そろそろ俺が犯人って線は外そうぜおい」

妹「うーん・・・」

妹「まぁいいでしょう!!」

兄「いや、お前誰だよ」

妹「アナタの頭の中で何度も犯されたアナタの妹ですけども」

兄「兄ちゃん本気でお前心配だわ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:07:39.02 ID:6N6MCZ0wO
妹「大丈夫、兄ちゃん以外の人には下ネタのしの字も出ないくらい興味ないから」

兄「あ、マジで?それが大丈夫じゃないんだぞ」

妹「えっ」

兄「で、そんな事よりパンツの色とかは?」

妹「えっ・・・や、やだぁwもぉww」

兄「あぁ?」

妹「今日わぁwwチラッwイヤンッwww」

兄「・・・」

妹「ぴーんーくっ☆だよwwwwwもぉこのすけべ!!ww」バチンッ

兄「いてっ!ちょっおまっ・・・w」

妹「え、なに?」

兄「手は出すなよ・・・今のに至っては理由すら分からんし」

妹「え?」

兄「しかもビンタは頬っぺたにしろ・・・何で顔の中央やねん、鼻めちゃくちゃ痛てーわ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:15:30.45 ID:6N6MCZ0wO
妹「ごめんなさい、でも理由はさっき兄ちゃんがパンツ見せろって・・・」

兄「何!?お前素で言ってんの!?ネジ一本ぶっ飛んでるとかそんな次元ですらねーぞ!!」

妹「あれ?」

兄「さっきパンツ探すっつったろうが!そのパンツの色だよ!!」

妹「ははっw」

兄「あ?」

妹「そんな大声でパンツパンツ連呼してwお兄ちゃんパンツ好きすぎ!!!w」

兄「お前本当怒るよ?」

妹「w・・・ごめんなさい」
妹「?・・・あ、あっ!!」

兄「え?」

妹「兄ちゃん鼻血!!」

兄「え、うそ!」

妹「ティッシュティッシュ!!あ、これもう空だwww」

妹「どんだけシコったの!wwwこの底無しエロチンポwwwwwとりあえずこのハンカチ使って!」

兄「おう・・・」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:19:56.11 ID:6N6MCZ0wO
~5分後~

妹「止まった?」

兄「うん・・・」

妹「お兄ちゃん・・・」

兄「ん?」

妹「ごめんね・・・」

兄「・・・w」

妹「さっき私が・・・」

兄「もういいよw」

妹「パンツ見せたばっかりに」

兄「いや、それは違う」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:33:18.88 ID:6N6MCZ0wO
妹「じゃあお兄ちゃんの鼻血も治まったし、パンツ探そう!」

兄「・・・」

妹「どうしたの?名探偵アニン?」

兄「いや、なんかめんどくさくなってきた」

妹「何?どれどれ」

兄「え?」

妹「ペロッこれは!」

兄「おい!どこ舐めてんだ!」

妹「ズボンの味!」

兄「いや、まぁだろうな!舐めたのズボンの上からだし!」

妹「しかし・・・ちょっとイカ臭かった・・・まさか!!もう抜いた後!!」

兄「もうどっか行けよっ!!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:34:30.79 ID:6N6MCZ0wO
妹「そうか、分かってきたぞ・・・パンツ泥棒の犯人が!」

兄「どうせ俺だろ」

妹「・・・そうアナタが・・・え?自白?」

兄「いや、そうじゃない」

妹「やったぁあああ!!www犯人見つけたぁあああ!!wwwやっぱ兄ちゃんが犯人だああ!!wwww」

兄「いやおい」

妹「じっちゃんの名にかけてぇええ!!!!wwwww」

兄「うるせぇええ!!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:44:41.57 ID:6N6MCZ0wO
兄「俺を犯人にしたいだけなら寝るぞ、本当に探す気があるなら手伝う」

妹「・・・ごめんなさい・・・一緒に探して」

兄「・・・分かったよ」

妹「ありがとうお兄ちゃん!」

兄「つーか無くなったのは本当なんだ」

妹「・・・うん」

兄「それって普通に警察に行くべきじゃね?」

妹「でも家のどこかにあるかもしれないし・・・でもお兄ちゃんの部屋以外は全部くまなく探したし・・・」

兄「んー・・・どこにあるんだー」

妹「お兄ちゃん、疑ってるわけじゃないの」

兄「は?」

妹「ただ最後に一回だけ確認させて?」

兄「・・・」

妹「穿いてない?」

兄「穿いてない」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:49:55.07 ID:6N6MCZ0wO
兄「で、どんなパンツなの?」

妹「えっ」スゥーッ

兄「いや、そのチラ見せノリもういらんから」

妹「もおっ・・・普通に水色のだよ」

兄「ふーん・・・」

妹「本当にお兄ちゃんじゃないんだ・・・」

兄「お前俺を何だと思ってるのホント」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:56:10.05 ID:6N6MCZ0wO
妹「でもそうなるとやっぱりちょっと恐い・・・」

兄「・・・」

妹「ねぇお兄ちゃん」

兄「なに」

妹「恐いよー・・・」

兄「・・・そうですか」

妹「嬉しっ・・え?いや、普通そこは「大丈夫、お前は俺が命をかけて守るから!」でしょーが!」

兄「いや、俺漫画の主人公みたいに強くねーからそんな断言出来ねーし」

妹「・・・」

兄「・・・でも、守りきれるかは置いといて、もし何かあっても妹の為なら命はれる。多分」

兄「まぁそれが兄貴だろww」

妹「え?お、お兄ちゃん・・・」

兄「はいはいw」


妹「嬉しいってばよ!!」

兄「お前が主人公になってどうすんだよ」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:03:53.91 ID:6N6MCZ0wO
妹「いやまぁ、お兄ちゃんはヤンキーが前歩いてるだけで、ビクビクするようなチキン野郎だから無理だってww」

兄「あ!?」

妹「ちゃんと私が守ってあげるからねww」

兄「あ、多分今の人生で五番目くらいにイラッときた」

妹「だいたい言うことがクサすぎ!wwwそれこそ漫画じゃないんだから!wwww」

兄「コレは死にたい」

妹「なのにいかにもカッコつけましたみたいな感じで言われてもさwww」

兄「すぐにでも人間以外の生物になりたい」

妹「だーれもドキドキなんかしないってぇ!ww」ドキドキドキドキ

兄「あれ、お前ドキドキしてね?」

妹「バレテーラ」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:09:46.72 ID:6N6MCZ0wO
兄「お前顔あっか!!はぁ!?ドキドキしすぎ!!wwwwwww」

妹「んー!だってー!wwwwww」ドキドキ

兄「バーカwwwwwww」

妹「お兄ちゃんが童貞のクセにイキるんだもん!!wwwwww」ドキドキ

兄「うるせぇよ!」

妹「そりゃ私だってさ、お兄ちゃんに「お前しか見れない、お前が欲しい!結婚しよう!」とか言われたら多少はドキドキするに決まってるじゃん!」ドキドキ

兄「それドキドキの量も捏造の量も多少じゃねーよ!」

妹「えい!っwwww」ドキドキ

兄「っおい!抱き着くな!」

妹「あなた~wwww」ドキドキ

兄「ちょコイツ完全に壊れたぁ!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:15:53.95 ID:6N6MCZ0wO
5分後

兄「落ち着いたかよ」

妹「・・・うん」

兄「あそこまでキモいお前も珍しいな」

妹「・・・ごめん」

兄「・・・w」

妹「お兄ちゃん普段あんな事全然言ってくれないから、嬉しくて・・・」

兄「どしたw急に素直だな」

妹「だって・・・もう意地はる必要ないもん」

兄「ん?」

妹「なんたって私はお兄ちゃんの彼女になったんだからね!w」

兄「え、いつ?」

妹「え?」

兄「え?」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:21:18.90 ID:6N6MCZ0wO
妹「違うの?」

兄「なんか俺ガチでお前が恐くなってきた」

妹「ヒドイ!私の事は遊びだったのね!」

兄「いや、遊んでるのはお前だろさっきから」

妹「いいえ、わた」

ガタンッ!

妹「え?」

兄「ん?」

妹「なななな何?今何かあっちから変な音が」

兄「しっ・・・」

妹「・・・」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:27:06.26 ID:6N6MCZ0wO
兄(・・・ちょっと見てくる)ヒソヒソ

妹(え、ちょっと危ないって!)ヒソヒソ

兄(俺だって恐いけど誰かいかなくちゃダメだろうが!)ヒソヒソ

妹(ちょっと!お兄ちゃん!私もいく!)ヒソヒソ

兄(いや、お前はここにいろよ!)ヒソヒソ

妹(いやだ!絶対行く!)ヒソヒソ

兄(・・・分かったわ、分かったけど、お前は少し離れてろよ?)ヒソヒソ

妹(うん・・・)ヒソヒソ

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:34:08.25 ID:6N6MCZ0wO
兄(音は確かに一階のベランダの方から・・・)

妹(・・・)

兄(ここら辺からなら見えるか・・・)

妹(・・・)

兄、妹(!!!!)

兄(いる・・・おもっきりいる・・・おもっきり妹のパンツポケットにいれた・・・)

妹(・・・)ガタガタ

兄(・・・おい、大丈夫だからここにいろよ?俺が取っ捕まえてくる)ヒソヒソ

妹(ダメ!!絶対ダメ!!危ないよ!!!パンツなんていいから!!)ヒソヒソ

兄(ここで見逃したら!犯人捕まるまでお前がずっと恐い思いするだろうが!!)ヒソヒソ

妹(お兄ちゃん・・・)

兄(・・・)

妹(お兄ちゃん・・・)

妹(めっちゃふるえてる・・・)

兄(・・・)ガクガク

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:41:33.06 ID:6N6MCZ0wO
兄(よし、ベランダのドアは鍵してる、逃げ道はお隣との塀をよじ登るか、この道を通る以外に逃げ場はない)ガクガク

兄(ここに俺がいる限り恐らくこっちに向かってくるようなバカなことはしないはず、塀を昇るはずだ)ガクガク

兄(そうなれば後ろからどつけばどうにでもなる、アイツはちゃんと家ん中に置いてきたし・・・大丈夫だ)ガクガク

兄(行くぞ!)バッ!

兄「おいっ!!!」


パンツ泥棒「!!!!」ビクッ!

兄「何してんだお前!!」
パンツ泥棒「!!」バッ!

兄(あ、ナイフは予想してなかったわ)

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:46:01.19 ID:6N6MCZ0wO
兄「・・・(ヤベ!ふるえとまんねぇ!!パンドロにばれたらダメなのに!)」ガクガク

パンツ泥棒「・・・ん?」

兄(くそぉ!!恐い)

パンツ泥棒「あはは!!www何!?wwwお前すげーふるえてんじゃん!!wwwさすがにふるえすぎだろ有り得ねぇ!wwwww」

兄(恐い恐い!!)ガクガク

パンツ「あーお前のせいだわ、お前のせいであの子は俺の事好きになってくれねぇんだわ」

兄「な、何がだよ!?意味わかんね!」ガクガク

パンツ「お前あの子の兄貴なんだろ?兄貴の癖に妹までたらしこむとか信じらんね」

兄「はぁ!?」ガクガク

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:51:16.10 ID:6N6MCZ0wO
パンツ「一年前学校から帰る途中のあの子をたまたま見かけて、そっからあの子の事本気で好きになった・・・」

パンツ「たまに道ですれ違うだけでいい、それでも十分幸せなくらい好きになってしまった」

兄「・・・」ガクガク

パンツ「友達と帰ってるあの子、態度見ただけであの子の事好きなんだって分かるような男子と帰ってるあの子・・・いろんなあの子の顔を一年間見てきた」

パンツ「だけど・・・最近お前と並んで歩くあの子を見てしまった」

パンツ「あの時だけ、違った、あの子の今までみたどの顔とも違った!!」

パンツ「叶わないくせに幸せそうにあの子の隣歩くガキども何人も見たから分かる!!」

兄「・・・」ガクガク

パンツ「あの時のあの子だけは・・・明らかに今までと逆の立場だった!!」

パンツ「だるそうに歩くお前と、今まで見たことないくらい嬉しそうに歩くあの子がいた!!」

パンツ「許せない、俺にあんな顔見せてくれないあの子もそうだが、あの子の隣を歩いてるのに、余裕な顔してるお前はもっと許せない!!」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:56:20.16 ID:6N6MCZ0wO
兄(ヤバイ!コイツヤバイ!マジで恐い!逃げよう逃げよう)ガクガク

パンツ「あぁなんかもうどうでもいいわ・・・」

兄(そうだ!謝ったら許してくれるはずた!!謝まればいい!!)ガクガク

パンツ「お前殺すわ・・・」

兄(逃げよう!!逃げよう!!死んだら意味ない!!今すぐに逃げよう!!今までだってずっとそうやって生きてきた!)ガクガク

パンツ「もともとお前なんかにあの子汚されるのが嫌でやった泥棒だ、お前に渡すくらいなら俺が汚してやるってな」

兄(早く!何してる逃げろ!)ガクガク

パンツ「究極を言えばお前殺してあの子無理矢理にでも犯っちまえば、それが一番の理想なんだよ・・・今からそれを実行してやるよ」

兄「・・・」ガクガク

(お兄ちゃん普段あんな事全然言ってくれないから、嬉しくて・・・)


兄「・・・るせぇよ」ガクガク

ジワーッ

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:59:48.01 ID:6N6MCZ0wO
(妹の為なら命はれる・・・)

俺のほんの少しの気まぐれでアイツはあんなに喜んで

パンツ「あぁ?」

俺がどんなにビビりでも、どんなに弱くても

兄「耳悪いんかよ・・・」ガクガク

パンツ「は?ていうかお前ちょっと泣いてね?wwww泣いてんじゃん!!wwwwビビリすぎ!!wwwww」

あれだけは・・・あれだけは嘘にしたらダメだ

バカな妹だけど・・・

兄「う゛るせ゛ぇんだよぉおおお゛お!!!!」

大切な妹だから!!!!

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:05:14.00 ID:6N6MCZ0wO
パンツ「!!」ビクッ!

兄「らあっ!!」ブンッ

パンツ「おわっ!(え!?俺ナイフ持ってるのに殴り掛かってきやがった!!)」

兄「ちっ・・・」

俺は殴り合いなんか一度もやった事ないし、ましてや、漫画の主人公なんかじゃない

おまけに

兄「っ!!はっ!!」

コイツはケンカ慣れしてそうだ、パンチが一つもあたらねえ

だから

パンツ「おっと!ほっ!(ははwwwラッキーwwwコイツ喧嘩もしたことないボンボンかww)」

俺は確実に負けるし、最悪殺される

パンツ「ははwwお前なにそのへなへなパンチwwwナイフもいらねぇよ!wwマジでwww」

だけどもうそれでいい・・・

(妹の為なら命はれる)

絶好の機会じゃないか

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:09:31.56 ID:6N6MCZ0wO
それに・・・

パンツ「はっwwあたらねぇってのwww」

初めてなんだ・・・初めて逃げ出さなかったんだ


俺でもやれるんだ!!


パンツ「もういいっての!!!」バコッ!

兄「・・・うぐっ!」

パンツ「ははははwww何おまえwwwパンチ一発でヘタレ込むの!?wwwあはは!!wwwおらっ!おらっ!www」ドコドコ!!!

兄「うっ!!あっ!!うあっ!!」

パンツ「あーwwそうだ・・お前後で殺すわ、その前にあの子犯してやるからww悔しそうに見とけww」

兄「・・・待・・・てよ」スッ

パンツ「・・・あー、やっぱうぜぇから先に殺すか」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:14:36.28 ID:6N6MCZ0wO
兄「やってみろやあああ!!」バコン!

パンツ「うぐっ!」

兄「え、当たった・・・」

パンツ「・・・お前調子のんなよクソモヤシが」

兄「・・・・(あー、今度こそヤベエな、怒り方ガチだからな)」

パンツ「・・・心臓に百回くらい突き刺して殺してやる」

兄「一つ言っとくけど、殺すとか、んな脅しきかねぇよ」

兄「死のうが死ぬまいがアイツには指一方触れさせねぇから」

パンツ「そうかい・・・どっちでも一緒ならさ・・・」

兄(あーあ、せっかくしまってたナイフも出しやがった・・・終わったな)

パンツ「さっさと死ねやぁああ!!」

ドスン!!

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:15:52.12 ID:6N6MCZ0wO
兄「・・・え?」


パンツ「ギャー!!!頭が!!!頭が痛い!!!」



妹「・・・」



妹「何お兄ちゃんに手ぇだしてんの?」





妹「 殺 す ぞ 」





兄「え」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:21:36.32 ID:6N6MCZ0wO
パンツ「ぎゃー痛い、痛いよー!!」

妹「うるさい!!ちょっとブロックで頭どつかれたくらいで喚くな!!もう一発いっとくか?」

パンツ「!!」ズキンズキン

兄「ハァハァ・・・なにアイツ恐い」

パンツ「ハァハァ」

兄「妹の方がトチ狂ってた・・・」

兄「とりあえず通報しとくか・・・」

妹「お、お兄ちゃん!!大丈夫?ここも!ここも!!血が出てる!!」

兄「まあ、どっちかっつうとアイツの方が出てるぞ」

妹「え?」クルッ

パンツ「ハァハァ」ズキンズキン

妹「あれはいい」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:25:35.73 ID:6N6MCZ0wO
妹「それよりゴメンね!?来るのが遅くなって!手頃なブロック探すのと確実に仕留めるタイミング狙ってたらこんな事に!」

兄「敬語使った方がいいですか?」

妹「何言ってんの?」

兄「あ・・・それより通報だな」

パンツ「ま、待ってくれ」

兄「えっ?」

パンツ「少しだけでいいからキミと話がしたいんだ・・・」

妹「・・・」

兄「・・・それくらいならしてやれよ、アイツもやり方は最低だけど、お前の事好きなのは本気だったみたいだし」

兄「それに絶対アレ反撃出来ないくらいの深手負ってるから」

妹「・・・うん」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:30:25.70 ID:6N6MCZ0wO
妹「・・・なに?」

パンツ「こんな事をして申し訳なかった・・・」

妹「・・・」

パンツ「本当はそこのソイツみたいに、誰よりも君の近くにいたかっただけなんだ」

妹「それで・・・パンツ盗んだりしたの?」

パンツ「あぁ・・・キミみたいに誰からも好かれるようなコには理解出来ないかもしれないけど・・・」

妹「・・・」

パンツ「気持ち悪いのは分かってる・・・だけど、俺みたいな奴はそれだけで君に近づける気がしたんだ」

妹「・・・わかるよ」

パンツ「・・・えっ?」

妹「普通の人はその気持ち理解出来ないって決め付けないで」

パンツ「・・・え?」

妹「私だってね、好きな人のパンツは欲しい」

兄「水差すようだが、それ普通じゃなくてお前らが終わってるだけだからね?」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:36:28.34 ID:6N6MCZ0wO
妹「正直こんな事されたらもうアナタの顔も見たくない」

パンツ「・・・ははっwだろうなw・・・当然だ」

妹「残念だけどアナタの気持ちには答えられない・・・」

パンツ「・・・」

妹「アナタが私の事を好きな様に・・・ううん、それ以上に私には好きな人がいるから・・・」

パンツ「・・・あぁ・・・わかってる・・・」

妹「でも、アナタの次の恋の応援はきっとする」

パンツ「・・・」

妹「それが私を好きになってくれたアナタへの私なりの感謝の気持ち」

パンツ「キミは・・・うぅっ・・・こんな俺にまで・・・まるで女神のようだ・・・」

兄「多分、女神は背後からブロックで頭カチ割ったりしねーぞ」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:46:59.05 ID:6N6MCZ0wO
兄「もう済んだか?」

パンツ「・・・あぁ」

妹「もーぉ!wお兄ちゃんったら!wそんなあたふたと割って入らないでも、お兄ちゃん以外とそんな関係にはならないよっ!ww」

兄「いや、どんな関係だよ!」

パンツ(あ、コレ死にたい)

兄「じゃそろそろお巡りさん呼ぶけど、その前にさ・・・俺からもお前にいいか?」

パンツ「・・・」

兄「追い撃ちかけるようで悪いけどな、二度とコイツに近付くなよ?」

パンツ「・・・」

兄「次やろうもんなら、どんな手使ってでも・・・たとえ死んででもお前を殺すからな!」

パンツ「・・・」

兄「コイツには指一本どころか、皮1ミリも触れさせねぇから、覚えとけ!!」

妹「へックション!」

兄「台なしかおい」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:55:36.14 ID:6N6MCZ0wO
結局、この後警察や救急車やらが来ていろいろ面倒な事を済ませるのに大変時間を食った


そして、去り際にパンツはもう二度としないと約束してくれた

理由は

「せっかく妹と話せたのに、また呆れられる様な事するのはごめんだ」

だそうだ


当然妹は盗まれたパンツをもう穿くのはイヤだそうで

帰ってきた盗まれたパンツをいらないと言って突き返すと警察が困っていた


凄く困っていた


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:07:16.78 ID:6N6MCZ0wO
~事後~

妹「お兄ちゃーんwwwww」

兄「ちょっ、あちぃ、くっつくな」

妹「お兄ちゃん、今日はありがとねwww」

兄「だからいいって、コレで何回目だよ・・・お前が危ない時に逃げる訳ねーだろw(本当は逃げそうになったけど)」

妹「そうだよねwww凄くガクガクふるえてたもんねwww」

兄「おいやめろ」

妹「・・・嬉しかったよ・・・」

兄「もう忘れろ!あんな俺のダサい記憶!すぐに忘れろ!」

妹「いーやーだwww今日のだけは絶対忘れない!www」

妹「それにさw・・・いつものビビりなクセにクールぶってるお兄ちゃんもカッコイイけど・・・」

兄「・・・言い過ぎだろ」

妹「今日のダサいお兄ちゃんはその100倍カッコよかったよ」

兄「あーはいはい」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:09:14.28 ID:6N6MCZ0wO
妹「このカッコつけチキン童貞!wwww」

兄「そんなどうしようもない奴すぐに死んだらいいと思ったら、まさに俺だった」

妹「wwww」

兄「逝ってくる」

妹「ふざけるな!」バチッ

兄「ヒドイ!」

パンツ編完

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:06:00.96 ID:6N6MCZ0wO
~一週間後~

私は今まで一度も踏み入れなかった領域にいる・・・
願望はずっとあったけど後ろめたさから一度も出来なかった事を・・・

それは

妹「はっ、はっはふっ、ネチャネチャ、あむ、お兄ちゃん、ペロペロ、おいしいよぉ」

お兄ちゃんの使用済パンツを必死に舐めている

どうしてこんな事になったかというと・・・

その原因はパンツ事件


私が狂ってる事なんて、わかってる

でも、ここまでした事はなかった
それは私が人として最低限遵守しなければならないと考えるギリギリの所で線を引き

それだけは越えないようにやってきたからだ

だけど

「ハムハム、あぁ、ネチャネチャ、お兄ちゃんのイカくさパンツ・・・おいしい、ペロペロ、あぁすごい・・・はぁバカになりそう・・・」

あの一件で、今までギリギリのところで抑えていた、私のお兄ちゃんへの理性が一気に決壊した

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:07:52.91 ID:6N6MCZ0wO
恐くて泣きそうな顔でふるえながらも

私の為に

最後まで逃げ出さずに犯人に向かっていったお兄ちゃん

「クチュクチュ、あ、ああ!すごいよぉ!お兄ちゃんの居残り汁舐めながらイきそうだよぉ!!ペロペロ、ああ!!」

あの時のお兄ちゃんの顔・・・あれの想像だけで、既に5回もオカズにした

いや、ちょっと清純ぶった
ホントは23回した

「ああ!!あぁ!!お兄ちゃんイクッ!お兄ちゃんのバカくさチンポ嗅ぎながらイク!!」

もう今ではお兄ちゃんの顔を見ただけで股間に梅雨の時期が到来する

「お兄ちゃん!!中に、中に出して!!さっきまで、処女マンコだった私のエロマンコでイってええっ!!!」

このままじゃいつか本当に無理矢理にでもお兄ちゃんを犯してしまいそうな、そんな状況にすらある私・・・

「ちゃんと受精するから!絶対に孕むからああ!!中に!!精子全部ちょうだい!!あ、あんっ、あ、あぁあああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!」

とても自分が恐い

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:09:18.82 ID:6N6MCZ0wO
「ハァハァ・・・凄い・・・いつもの百倍気持ち良かった・・・」

「お兄ちゃんのパンツ使っただけでこれなんて・・・ハァハァ」

「お兄ちゃんと本番なんてなったら私死んじゃう・・・どうしよう・・・まだ死にたくないよぉ」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:12:07.40 ID:6N6MCZ0wO
ガチャ

妹「お邪魔しまーす」

兄「・・・」

妹「・・・兄ちゃん・・・寝てるの?」

兄「・・・」

妹「・・・」ムラムラ

妹「ダメ・・・寝込みを襲うなんて絶対ダメ・・・」
兄「・・・」

妹「我慢しないと、こんなの犯罪だよ、うん・・・多分パンツ泥棒より質が悪い」

妹「ていうかパンツは既に盗んでしまったけど・・・」

妹「・・・」

兄「・・・」

妹「手くらいなら勝手に使っても・・・ヘヘッ」ジワーッ

兄「・・・」

妹「いやいや!ダメだろ!何を言っているんだ私は!」スッ


146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:12:53.52 ID:6N6MCZ0wO
兄「・・・」

妹「・・・」ムラムラ

妹「そうだ私は寝ぼけてる、寝ぼけて勝手に兄のベッドを自分のベッドだと思って潜り込み・・・」

妹「誰か知らない人が自分のベッドの中に入ってて、寝ぼけてる私は勝手にその人の股間をモミモミペロペロした・・・」

兄「・・・」

妹「ヤってやる・・・」

妹「ヘヘッお邪魔しまーす」スッ


147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:14:30.21 ID:6N6MCZ0wO
妹(あんっ・・・今私お兄ちゃんと同じベッドで寝てるのね・・・)

兄「・・・」

妹「おっと?私のベッドに誰か知らない人が入ってますなーw」

妹「寝ぼけてる私はこの人の股間をモミモミしようかなー?w」チラッ

兄「・・・」

妹「では・・・誰かは知らないがチン」

兄「お前何してんの」

妹「・・・」ピタッ

兄「・・・」

妹「ぐわぁあああああああ!!!!!!」

兄「!!!!え!?何!?何!?」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:16:44.82 ID:6N6MCZ0wO
兄「なぁーんかうるさいと思ったら・・・やっぱお前か」

妹「・・・(タヌキ寝入り!?バレた!?)」

兄「お前なぁご存知俺ビビリなんだから、また泥棒かと思ってちょっと恐かったぞ」

妹「ふっ」

兄「ん?」

妹「ははははははは」

兄「・・・」ゾクッ

妹「そうだ」

兄「・・・」

妹「僕が変態だ」

兄「いや、それは知ってる」

妹「だったらどうする?」

兄「え?」

妹「ここで殺すか?」

兄「いや何で?」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:18:40.15 ID:6N6MCZ0wO
妹「お兄ちゃん、聞いちゃったんだね」

兄「何が?」

妹「もうそんなやすい芝居はいい」

兄「え?」

妹「そのとおり、私はお兄ちゃんのベッドに潜り込んだらそれだけじゃ飽きたらず、お兄ちゃんのチンポをモミモミペロペロしようとした」

兄「捨て身すぎるだろお前」

妹「23回」

兄「え?」

妹「私が先日の涙目兄ちゃんを頭の中で犯した回数よ」

兄「いや、おま」

妹「おっと!分かってる」

兄「え?」

妹「みなまで言うな、23なだけにジョーダンでした的なオチじゃあない」

兄「いやおまえ退場」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:22:53.04 ID:6N6MCZ0wO
妹「もう、バレてしまったのよ!!仕方ない!!」

兄「うん、全部おまえからペラペラとバラしただけだけどな」

妹「もう関係ない!全然関係あらへん!」

兄「え?」

妹「さぁお兄ちゃん!!いいえ、私のオナペット!!今すぐ私のマンコにスリーポイントシュートを決めなさい!」

兄「誰がオナペットだよ!」バッ


振り上げた怒りのゲンコツを、妹の頭に食らわすまでの間、その刹那に兄は聞いた

妹「静かにしろい」

兄「!?」

妹(この音が)

バコンっ!

妹(俺を変態にさせる!)クワッ!

兄「クワッじゃねえ」ガツン
妹「あんっ」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:18:33.26 ID:0MWPUCccO [1/51]
妹「ちょwwwお兄ちゃん!wwボコスカ殴りすぎ!www」

兄「うるせぇよ、何でも壊れたらとりあえずどつくのがセオリーだろが」

妹「一昔前のテレビと同じ扱いですか!?」

兄「うっせ」

妹「もう・・・あんまりどつかないでよ」

兄「・・・ん?」

妹「私だって女なんだから・・・お兄ちゃんにあんまりどつかれると・・・」

兄「・・・悪かったよ」

妹「イっちゃうじゃない」

兄「やっぱりな」ガツン

妹「イクッ!」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:25:34.45 ID:0MWPUCccO [2/51]
~翌朝~

妹「あれ?お兄ちゃん、どっか行くの?」

兄「ん?散歩~」

妹「ふ~ん・・・根暗の癖に?」

兄「うん・・・いってきまぁす」

妹「あっ・・・いってらっしゃい」

バタン

妹「怪しい」


妹「一応追ってみよう・・・」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:35:52.43 ID:0MWPUCccO [3/51]
兄「あ~朝の散歩はやっぱいいなぁ~」

兄「この辺の河川敷・・・俺大好きなんだよな・・・」

兄「・・・ちょっとこの辺で一服しよ」

シュボ・・・

スゥー

プハァー

兄「うっめぇ!!!wwww」

妹(ホントにただの散歩かよコラ)コソコソ

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:46:57.22 ID:0MWPUCccO [4/51]
兄(ふっ・・・)

兄(朝の爽やかな空気と、爽やかな川のせせらぎ・・・)

兄(そしてこの状況に最もそぐわないであろうタバコ・・・)

兄(それを何の躊躇もなく、すました顔で吸う俺)

兄(間違いない)

兄(俺、今超クールじゃね?)

妹(なんかまた一人でカッコつけてる)コソコソ

妹(あ、でもやっぱりカッコイイ)ジュン

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:55:00.77 ID:0MWPUCccO [5/51]
兄「はぁ~やっぱこういうのも凄くいいなぁ~」

兄「ちょっとハマりそうだわ、暫くはこれから毎朝ココでこうやってカッコつけてみよ」

妹(それ自分で言ってしまうとか絶対ダメだろ)コソコソ

兄「さて、そろそろ行くか・・・」

兄「あれ?携帯灰皿がない!しまった!忘れてきちまった!」

妹(wwwwwwwwwwwwww)

兄「ここで吸い殻をポイ捨てとかしてしまったら、今までカッコつけてたのが全部おじゃんになる!」

妹(wwwwwwwwwwwwww)
妹「ゴホッ!ゲホッ!!」

兄「誰!?」

妹(っ!!ま、まずい!!)

妹「にゃおー」

兄「何だ猫か・・・」

妹(wwwwwwwwwwwww)

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:08:56.96 ID:0MWPUCccO [6/51]
兄「あぁーでもどうしよ・・・」

妹(チキンの癖にイキるからだよwwwwこの地球に優しい童貞wwwww)

兄「まぁいいや、吸い殻持って帰ろ」

妹(持って帰るんだwwww偉いよwwwwもう全然カッコよくねぇwwww)

兄「次からは何かテキトーに飲み物も持っていくべきかな」

兄「水筒がいいかな・・・」

妹(あーwwwwでもちょっと可愛いwwwwwwwwww)

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:19:59.17 ID:0MWPUCccO [7/51]
兄「よーし、行くかぁーそろそろアイツ飯作ってくれてるかな・・・」

妹(あ、ヤバイまだ何もしてない!急いで帰らない・・・と・・・)

妹(・・・ん?)

妹(ん?)

妹(何あれ)



謎の女(・・・)コソコソ

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:22:52.66 ID:0MWPUCccO [8/51]
謎の女(・・・)スタスタ

妹(・・・ス、ストーカー!?)

謎の女「あ、あああの!?」

兄「え?」

妹(喋りかけただと?)

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:33:14.84 ID:0MWPUCccO [9/51]
謎の女「あ、あなたをっ!!」

兄「はい・・・?」

妹(アナタを・・・?・・・犯します、だ!きっと!!兄ちゃん危ないっ!!)

謎の女「コソコソと付き纏ってる人がいます!!」

兄「え?」
妹(え?)

謎の女「あの人です!!」ビシッ!

妹「!!」ビクッ

兄「あ・・・」

妹「・・・」

妹「にゃ、にゃおー」

兄「いやもう遅い」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:45:27.99 ID:0MWPUCccO [10/51]
兄「何してるの?お前・・・」

謎の女(え!?知り合い!?は、恥ずかしい!!)

妹「い、いや・・・その・・・ココハドコ?ワタシハダーレ?」

兄「手口が古いなオイ」

妹「こ・・・」

兄「こ?」

妹「コソコソ付き纏ってた・・・」

兄「いやおま」

妹「・・・のはアナタでしょーがあああ!!!!」ビシッ

謎の女「!!!!」ビクッ

兄「おまえしつれ」

謎の女「に」

兄「・・・」

謎の女「にゃおー」

兄「これ流行ってんの?」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:58:18.84 ID:0MWPUCccO [11/51]
妹「誰なんですか!?兄も知らない人みたいだし!!」

謎の女「私は田中と申します」

妹「あ、あぁ・・・別にどうでもいいわ・・・」

田中「それを言うならアナタこそ!!」ビシッ

妹「ひっ!!」ビクッ

兄「お前ら打ち合わせでもしてたの?」

田中「彼と随分親しげに話してるじゃないですか!!」

兄「あぁコイツは俺のい「清姫!」

兄「いやお前な」

妹「清姫と申します」

田中「あ、あぁ・・・別にどうでもいいわ・・・」

兄「ドッキリ大成功のプラカード持ってる奴いるなら早くきて」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:12:51.20 ID:0MWPUCccO [12/51]
妹「畑田さん」

田中「田中です」

妹「アナタこの人に近付いてどうするつもりなんですか?」

田中「べ、べつにどうってことは・・・」チラッ

兄「・・・?」

田中「///・・・あ、ありません」

妹「あ!ストーカーですね!豚箱グッバイですね!」イライラ

田中「ちちがう!そういう清彦さんこそ」イライラ

妹「清姫ですが!」


197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:20:57.76 ID:0MWPUCccO [13/51]
田中「知り合いみたいですけども、コソコソ追い回してたじゃないですか!」

妹「こここの人はチキン童貞だからアナタみたいな人から守るために見守ってたんです!」

兄「おいやめろ」

田中「童貞・・・!?嬉しい!!じゃなくて!でも嬉しくないわけでもなくて///」

妹「永久に田所さんには関係ないですけどね!!」イライラ

田中「田中です!!ふざけてるんですか!?邪姫さん!!」イライラ

妹「清姫です!!じゃひめ!?ありえねーからんな名前!!ふざけてるのはそっちでしょう!!」イライラ

兄「帰っていい?」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:31:00.39 ID:0MWPUCccO [14/51]
妹「ちょっと、あなたからも何か言ってやってよ!!」

兄「(あなた?)・・・え、田中さん俺を追ってたのは本当なの?」

田中「はひ、すいません///」

妹「イライラ」イライラ

兄「何で?」

兄(まぁ大体の理由はこの子見てたら分かるけどさ)

田中「アナタと・・・お近づきになりたくて///」

兄「お 妹「あーごめんなw俺コイツ以外興味ないんで」

妹「信じてたわ!あなたw」

兄「いや、だから」

田中「えっ・・・うっ、うぅ」ブワッ

兄「今ので騙されてたら多分この先何があってもずっと騙され続けるぞ」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:04:23.38 ID:0MWPUCccO [15/51]
田中「お二人は・・・結婚でもなさるご予定なんですか?・・・(結婚さえ!結婚さえしなければこっちにも!)」

兄「いや結婚て、俺らは
妹「まだ、私が結婚出来る歳じゃないですからねー、でも、まぁいずれはw」

兄「・・・」

田中「うぅ・・・」

妹「今なんかもう同棲までしてますしww」

兄(コイツがこんな事言う理由も、頑なに妹というのを伏せる理由も薄々分かってる)

田中「同棲!?」ブワッ

兄(でもコイツの場合確証が持てない)

妹「私達前世でも結ばれていたんですw」

兄「またお前馬鹿だから急に胡散臭くなった」

田中「えぇえっ!!!??」ブワッ

兄「信じる者がみな救われるわけじゃねーぞ」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:10:33.94 ID:0MWPUCccO [16/51]
妹「この間なんかストーカーから私を命懸けで守ってくれたんですよ?wwwww」

田中「うっ、うぅう・・・もう・・・やめ」ポタポタ

妹「ねー!お兄ちゃーん!www」

田中「お兄ちゃん?」

妹「ギクッ!」

兄「まぁお前ならそのうちやると思ったよ」

田中「あなた散々自分の彼氏みたいに言っといて、まさか・・・ただの彼の妹!?」

妹「だだたらあ、え?意味が分からないわ?私が妹?まままままさかwww」

兄「おい嘘が下手とかいう問題じゃねーぞコレ」

田中「そう・・・ですよね・・・」

兄「お前らコントしにきたの?面白いから帰っていい?」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:15:33.29 ID:0MWPUCccO [17/51]
妹「アナタはぜひ学校の人と恋に落ちてください、そっちのが似合ってますww」

田中「勝手に決め付けないでください!・・・アナタこそ!」

妹「え?」

田中「アナタみたいな小柄でいかにもな可愛らしいタイプは、彼のようなお兄さん系のイケメンより」

田中「高橋秀樹のような二枚目おじ様系がお似合いです!」

妹「誰だよ!私はこの人じゃなきゃダメなの!」

田中「高橋秀樹知らないんですか!?」

妹「存じませんねぇ!!」

田中「ポンポンポン」

妹「な、なに」

田中「正解は?」

妹「越後製菓ぁ!!」

田中「知ってるじゃん!」ビシッ

妹「ひっ!」ギクッ

兄「いや、高橋秀樹知ってたら何がダメなの?」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:22:16.86 ID:0MWPUCccO [18/51]
田中「と、とにかく恋人同士なら今その証拠みせなさいよ!」

妹「え、えええ、ええ」

兄「あ、コレもうお前の負けだろ」

妹「あなた」

兄「あ?」

妹「きて!私にチッスをブチかまして!」

田中「え、え!ウソ!」

兄「・・・おい、お前いいかげんに」

妹「わぁあああ!!!」

兄「え」

田中「!?」


チュ

兄「あ」

田中「ふ」

妹「あっ(ちゅうすげぇち゛ゅう゛っでずげぇイぎそう)」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:28:05.73 ID:0MWPUCccO [19/51]
兄「あぁあああああ!??」

田中「ふぁあああああん!!!」

妹「え・・・」

兄「お前馬鹿じゃね!?馬鹿じゃね!?」

田中「びぇえ゛ええええん!!!!!」

妹(・・・)

兄「こんなんでいいの!?お前もどうせ初めてだろ!?こんなんでいいの!!?」

田中「ぶわぁああああああああ゛あん!!!」

妹「ふ・・・」

兄「うそだろぉおおおおおお!!!?」

田中「あ゛ああああああああああっああ!!!」

妹「ふぇえええええええん!!!!」

兄「・・・いや、この状況はさすがにないわ」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:36:39.86 ID:0MWPUCccO [20/51]
田中「いやぁあああああああああ!!!!」ブワーン
妹「だってぇええええええええ!!!!」ブワーン

兄「・・・お前ら落ち着かないと、嫌いになるぞ」

田中「うぐっ!!」ピタッ
妹「ぐうっ!!!」ピタッ

兄「え」

田中「うっ・・・!うぅ・・・」
妹「ふぇ・・・!ぐすっ・・・」

兄(・・・何コイツらちょっと可愛い)

兄(とはいえ・・・)

兄「田中さん、俺は今会ったばかりの人と付き合う事はできない、さすがに」

田中「う゛ぇ・・・?」

妹「へへっw」

兄「清姫、お前は俺の妹だろうが」

妹「ふ゛ぇ・・・?」

田中「へへっw」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:42:31.25 ID:0MWPUCccO [21/51]
妹「お、おにいちゃ」

田中「だったら!」

兄「・・・?」

田中「だったら、少しづつ仲良く・・・」

兄「・・・え、えっと」

田中「ま、まず携帯の番号とアドレスだけでも!」

兄「・・・まぁそれくらいなら」

妹「ちゃんちゃらアウトね」

兄「お前今日ぐいぐい来るね」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:48:00.36 ID:0MWPUCccO [22/51]
田中「あ、あなたにはそんなの関係ないでしょ」

妹「ありますよ、小島さん」

田中「うぃいいいwww田中です!!」

妹「私にはお兄ちゃんを守る義務がある」

田中「なんですか?それ、あなたのただの自己満足じゃないんですか?」

妹「いいえ、私達は彼の同意の下、一生一緒にいるんです」

田中「それウソですね?道山さん」

妹「みてっくれ~や才能も全部含~めて~ぇwwwww清姫です!!」

兄「おまえらがアドリブきくのは分かったけど、ちょっと古い」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 17:58:01.79 ID:0MWPUCccO [23/51]
田中「・・・わかりました」

妹「え?」

田中「公平にジャンケンで決めましょう」

妹「なるほどあなたにしてはいい案ですね・・・わかりました・・・」

兄「それでいいんだったらお前らの今までなんだったの?」

妹「なら三回勝負でどうですか?」

田中「あなたのものとは思えない名案ね」

兄「おまえらジャンケンの凡庸性知ってる?」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:06:15.20 ID:0MWPUCccO [24/51]
妹「ふぅ・・・久々のインジャンね」

田中「インジャン?何ですか?それは」

妹「え?ジャンケンの派生語よ?あなたそんなのも知らないの?」

田中「し、ししし知ってるわよ」

妹「あら?そうかしら、とてもそうは見えないけど?」

田中「バカにしないで、それくらい知ってる!ようするにただのジャイケンね!」

妹「じゃいけんはねーわwwww勝手に言葉作ってハメようったってそうはいかないわよwwwww」

兄「いやジャイケンあるよ?」

妹「うん、あるよ?」

兄「お前ぶっ潰していい?」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:11:09.09 ID:0MWPUCccO [25/51]
妹「ようするに!ジャンケンね!ただのグー、チー、パーね」

田中「はいダウトぉおwwwwチーはねぇよwwww」

兄「いやチーあるよ?」

田中「うん、あるよ?」

兄「初対面でぶっ潰していい?」

妹「な、なんだって・・・?」

兄「お前はホントにダウトかよ」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:16:30.35 ID:0MWPUCccO [26/51]
田中「では・・・」ドキドキ

妹「・・・」コクっ

田中「・・・」ドキドキ

妹「・・・」

田中「さいし」
妹「さぁ!!い!!しょ!!は!!」
田中「・・・チッ」

兄「・・・」

妹「グーッ!!」

バッ

妹「ジャーンケン!ポン!!」

バッ

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:22:55.12 ID:0MWPUCccO [27/51]
妹「・・・」パー

田中「・・・」グー

兄「・・・」

妹「どんなもんじゃい!!!!wwwwww」ッシャアアアアアッ!!

田中「あ、あ・・・」

妹「ふふふ、まず私の一勝のようねw」

田中「・・・そう・・ですね」

兄「これは何だか、いたたまれない」

妹「次で私が勝てばこの人の番号とアドレスは諦めてもらうわよ!!www」

田中「・・・勝てばいい・・・」

妹「・・・?」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:27:55.97 ID:0MWPUCccO [28/51]
田中(そ、そうよ!負けるわけにはいかない!彼とグチョグチョハメハメするためなら手段は厭わない!)

田中「ねぇ、清姫さん」

妹「・・・何ですか」

田中「・・・私はチョキを出すわよ」

妹「!!!!」(そうきたか!!)

妹「はっwご自由にどうぞー?w」バクバクバクバク

兄(物凄く顔引き攣ってるけど、コレ言っちゃダメなの?)

田中「行くわよ!」

田中「さいし」
妹「さぁ!!い!!しょ!!は!!」
田中「さぁあ!!!い゛い!!!しょ!!!は!!!」
妹「ざぁあああ!!!!いいいいいい!!!!!じょぉ!!!!!はぁああああ!!」

兄「さっきあえてツッコまなかったけど、何でそれを言う権利で争いが起こるの?」

妹、田中「グーッ!!」

バッ

妹、田中「ジャンケン!!ポンっ!!」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:32:35.06 ID:0MWPUCccO [29/51]
妹「・・・」グー
田中「・・・」パー

兄「・・・これはまんまと・・・」

田中「どんなもんじゃい!!!!wwwwww」ッシャアアアアアッ!!

兄「お前ら共通する趣味でもあんの?」

妹「嘘つき・・・」

兄、田中「・・・?」

ビュオオオオオ

田中「何だ」

田中「何だこれは」

もう これで 終わってもいい だから ありったけを

ゴオオオオオオオオオ

貴様を殺す!

妹「田中!」

兄「殺してどうすんだ」バコンッ

妹「あんっ」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 18:41:27.45 ID:0MWPUCccO [30/51]
田中「じゃ、じゃあ続きを・・・次で勝負は決まりよ!!」
妹「OK」

田中「(な、なんか妙に発音いいわね・・・)じゃあ行くわよ!!」

田中「さーいし」
妹「FIRST」

田中「え」

妹「COMES」
ギリ ギリ ギリ

妹「ROCK」
う゛お ん んんん

田中「えっ!?」

キイイイイイイ
妹「JAN・・・」

妹「KEN・・・」

田中「っ!!!!」

兄「いや、真面目にやれ」ガツン

妹「ROっくぅうーん」ビクッビクッ

田中「あっ、パー出そうと思ったのに」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:18:12.71 ID:0MWPUCccO [31/51]
妹「ちょっとお兄ちゃん!今真剣なんだから手ぇ出さないで!!」

兄「いや、ふざけてたろ?」

妹「・・・」プルプル

兄「何で急に英語喋り出したの?バカなの?」

妹「ふ・・・」プルプル

兄「泣くなよ?いつも泣いたら兄ちゃんが許すと思ったら大間違いだぞ!このバカ妹!」

妹「ふぁ・・・」プルプル

兄「聞いてんの?いつもアホな悪戯ばっかしてくるし!」

妹「ふぁあ゛ああ!!もっど!!もっど!!罵って゛ぇえっ!!!」ビクンッビクンッ

兄「あ、コイツダメだ」

妹「あふぅん!」ビクンッ

田中「ホントダメですね・・・」

妹「てめーはいらね゛ー!」クワッ

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:22:08.15 ID:0MWPUCccO [32/51]
田中「これでホントに最後にしましょう・・・」

妹「え、えぇ・・・そうね」

ヒュォオオオ

「最初はグーッ!」

「ジャン!ケン!」

「ポンッ!」

兄「おー、これはまた・・・」

妹「ふぁ・・・」ウルウル

田中「や・・・」ウルウル

兄「・・・」

妹「ふぁああああん!!」ブワーン

田中「やっだあああああん!!!」キラキラ

兄「・・・」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:26:52.39 ID:0MWPUCccO [33/51]
田中「じゃ、じゃあさっそくwwww・・・えへへっ///・・・あの」

兄「お、おう・・・」

妹「びぇえええん!!!!」

田中「先に私が送りますね!wwww」

兄「う、うん・・・」チラッ

妹「うわ゛ぁああああん!!」

兄(・・・清姫)

田中「ど、どうしたんですか?」

兄「ん、ん?イヤ別に・・・じゃあ俺のも送るわ」

兄(仮に・・・仮に清姫が本当に俺の事好きだったとして・・・俺は兄として)

妹「お兄ちゃんのバガァアアアアア!!!」

兄(諦めさせなきゃ)ズキン

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:30:33.08 ID:0MWPUCccO [34/51]
田中「あはっ♪きましたwwあ、あのメールしますねww」

兄「あ、はい・・・」


田中「じゃwwじゃあ私はこれでwww」

兄「うん・・・じゃあ」

兄「行った・・・そもそも俺を好きになった理由すらしらないまま・・・」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:34:20.12 ID:0MWPUCccO [35/51]
妹「ヒグッ・・・」ポタポタ

兄「おい、もう終わったから行くぞ」

妹「あ・・ふぁ゛・・・ヒグッ」

兄(諦めさせる事が正しいかなんて分からないけど)

妹「ふぁっ・・・お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんが私の目の前で・・・」

兄(おそらく何もせずにただそれを許容するのは違う気がする)

妹「・・・グスン」ゴシゴシ

兄「おい・・・」

妹「・・・お兄ちゃんが心配だったから来たのに」

兄「・・・」

妹「こんな思いすらなら・・・来なきゃよかった・・・グスン」

兄「清姫・・・」ズキンズキン

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:39:37.04 ID:0MWPUCccO [36/51]
自宅にて

ブゥウン ブゥウン

兄「あっメールだ・・・ん?あの子からか・・・」

ガチャ

妹「お兄ちゃん入るよ・・・あっ」

兄「お、おう」

妹「・・・それ」

兄「え?」

妹「誰と・・・誰とメールしてるの?」

兄「いや、あの子から今メールきて」

妹「あの人と・・・付き合うつもりなの?」


236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:42:40.22 ID:0MWPUCccO [37/51]
兄「いや・・・」

兄(まて、コイツを安心させようとするのは違う・・・)

妹「え?」

兄「いや、まぁ・・・うん」

妹「あ・・・あ・・・」ブワッ

兄「・・・」ズキンズキンズキン

妹「・・・んぐっ!」ダッ!

ガチャ

バタン

兄「・・・」ズキン・・・

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:47:37.55 ID:0MWPUCccO [38/51]
妹「馬鹿だ・・・馬鹿だ私・・・」

妹「あの時必死で私を守ってくれたお兄ちゃんを見て私・・・」

妹「お兄ちゃんの・・・彼女になった気でいた゛」ブワッ

妹「今度こそ・・・お兄ちゃんを手放さなくて済むとおも゛っでだ」

妹「もうダメだ・・・もうツラ過ぎる」

妹「やめよう・・・これ以上は・・」

妹「お兄ちゃんを・・・」

妹「諦めよう・・・」ポタポタ

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:52:03.67 ID:0MWPUCccO [39/51]
妹「諦める・・・」

諦める?

誰が?私が!?何で!?

こんなに好きなのに!?
あの人よりも何倍も好きなのに!?

私の方が何倍もお兄ちゃんの事知ってるのに!?

私の方が何倍もお兄ちゃんに尽くしてきたのに!?

それでも!?

それでも??

それでも

・・・


妹「諦めなくちゃ・・・いけない・・・」ポタポタ

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:04:07.37 ID:0MWPUCccO [40/51]
~その夜~

ガチャ

妹「お兄ちゃん・・・ごはん出来たよ」

兄「お、おう」

妹「・・・」ブワッ

妹「・・・」クルッ

バタン

兄「・・・」

兄(本当にこれであってんのか?)


241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:05:13.00 ID:0MWPUCccO [41/51]
兄(カレーか・・・)

兄「いただきます」

妹「・・・うん」ジワッ

パクパク

兄「美味しい・・・」チラッ

妹「・・・っ」ポタポタ

兄「お!おい・・・」

妹「ご・・・め゛ん・・・私なん・・・食欲・・・ない」ダッ

兄「あっ・・・」

兄(・・・本当にアイツの為になってる?)ズキンズキン

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:10:47.75 ID:0MWPUCccO [42/51]
翌朝

兄「アイツまだ起きてないのかな・・・普段は起きる時間なのに」

兄(俺のせいなのに・・・気になるとか)

コンコン

兄「おい、入るぞ」

兄(あ、ベッドに潜り込んでる)

兄「清姫?起きてる?」

妹「え?う、うん、どうしたの?」

兄「いや・・・別に」

妹「あ、ご飯だよね?ごめ゛んね゛・・・すぐ、つくる゛・・・から」

兄「・・・おい!」

ガバッ!

妹「な、な゛な゛、なに゛よ゛!!」

兄「おい、顔見せろ」

妹「やめ゛で!イヤ゛!」
バッ

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:12:53.37 ID:0MWPUCccO [43/51]
妹「グスッ・・・みな゛いでよぉ」ポタポタ

兄(まぶたははれてるし、目の周りは真っ赤・・・コイツ一晩中泣いて・・・)

兄(俺に彼女が出来るかもしれない・・・)

兄(それだけでこんなに!?)

兄「すまん・・・無理して飯は作らなくていいからな・・・」

ガチャ・・・バタン


妹「う゛・・・・う゛わぁああああああ!!!」ポタポタ

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:17:10.51 ID:0MWPUCccO [44/51]
妹「あ゛ぁあああああああ!!!!」

やっぱり私は大馬鹿だ!!
諦めるとか散々思っておいて!!
今またお兄ちゃんに期待してた!!
お兄ちゃんなら今の私を見て抱きしめてくれる!!
私を選んでくれる!!
そんな期待してた!!
馬鹿だ!!私は馬鹿だ!!
私は!!私は!

私は・・・



悪くない





246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:20:00.62 ID:0MWPUCccO [45/51]
妹「・・・消して・・・やる」

何度でも私を見てくれるまで・・・

そう思っていたはず

何度でも消せばいいと

妹「今までと同じ・・・まだ付き合う前だけど」

妹「お兄ちゃんから・・・あの女の記憶を消せばいい」

妹「・・・」

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:26:41.21 ID:0MWPUCccO [46/51]
妹「お兄ちゃん・・・」

兄「あ、お、おうどうした?」

妹「私ちょっと出かけてくるね・・・」

兄「え、うん・・・」

妹「すぐに戻ります・・・」

ガチャ

バタン

兄「・・・」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:27:49.22 ID:0MWPUCccO [47/51]
数十分後

ガチャ

妹「お兄ちゃん、入るよ?」

兄「ん・・・どした(あれ?コイツさっき出たばっかだよな)」

妹「昨日の事謝ろうと思って」

兄「あ、ああ、そっか(なんだもうちゃんと諦めたのか)」

妹「うん・・・」

兄「いいよ、もう気にすんな(ん?なんか後ろに隠し持ってる・・・?)」

妹「ううん、気にするよ・・・だから」ガサ

兄「いや、気にしないでいいって(お詫びとか言ってなんか渡すつもりか?コイツなりに気にしてんだな)」

妹「こんな、モヤモヤした気持ちいやだから・・・これを」スッ

兄「え!?なに!?俺に!?w別にこんなの貰わなくても兄ちゃんは・・・w・・・いや、なにコレ」

妹「さっき神社にいってもらってきたの、徐霊セット」

兄「え?」

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:32:43.88 ID:0MWPUCccO [48/51]
妹「まず、コレを・・・」ピッ

兄「ん?お札?」

妹「そう・・・これを」

兄「・・・?」

これを・・・

(お前が危ない時に逃げるわけねーだろ)

兄「え、何?」

妹「これを・・・」

兄「・・・?」

妹「捨てます」

バサッ

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:37:36.40 ID:0MWPUCccO [49/51]
兄「え、いやなんで?」

妹「これも、これも、全部!捨てます」

バサッバサッ

兄(ツッコむべき・・・じゃないよな、雰囲気が・・・)

お兄ちゃんは逃げなかった・・・私の為に

なのに私は逃げてばかり

ホントのお兄ちゃんからずっと目を逸らしてばかり


274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 05:54:36.60 ID:R4rX4RplO [1/14]
妹「お兄ちゃん・・・」

兄「なに・・・?」

妹「お兄ちゃんは断片的に記憶が無くなってる」

兄「え!?」

妹「私が無理矢理忘れさせたの」

兄「え・・・どういう」

妹「それが・・・私の・・・」

兄「・・・」

妹「・・・能力」


兄「そうk・・・え・・・まて・・・」


兄(  能  力  だ  と  ?  )





275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 05:55:39.01 ID:R4rX4RplO [2/14]
妹「言い訳なのは分かってるけど・・・本当は嫌だった・・・無理矢理なんて・・・ずっと嫌だった」

兄「お、おい・・・(能力ってなに?)」

妹「でも・・・やっぱり、それ以上にお兄ちゃんを取られるのが・・・嫌だった・・・」

兄「・・・(能力の事聞いちゃダメなの?)」

妹「お兄ちゃんに・・・近づく女の人が嫌だった・・・」

兄「・・・(能力が気になって妹の言葉があんま耳に入らん)」

妹「ずっと・・・お兄ちゃんを・・・私だけの・・・」

兄「お前・・・の、・・・(あぶねぇ!!能力って口走るとこだった!忘れろ!忘れろ!)」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 05:58:46.96 ID:R4rX4RplO [3/14]
妹「お兄ちゃん・・・あの人と付き合う事になってもね・・・それは初めての彼女なんかじゃないよ?」

兄「え?」

妹「今捨てたのを、使って・・・無理矢理・・・私が」ジワーッ

兄「・・・」

妹「わ・・・わがれ゛・・グスッ・・させ・・・ま゛した・・・」ポタポタ

兄「・・・」


278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 06:00:08.38 ID:R4rX4RplO [4/14]
妹「うっ・・・うぅ・・・ごめんな゛さい・・・ごめんなざい・・・グスッ」ポタポタポタポタ

兄「おい・・・泣くなよ(やべぇ・・・何言えばいいのか分からない)」

妹「お兄ち゛ゃんは・・・もう、ど・・・童貞なんかじゃ・・・ないの・・・グスッ」

兄「・・・」

妹「お兄ちゃんの初めてが・・・私以外の誰かとなんて・・・絶対に・・・嫌で・・・無理矢理事実を捩曲げた・・」ポタポタ

兄「分かった、分かったから、とりあえず少し落ち着け」


303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:38:32.44 ID:R4rX4RplO [6/14]
妹「グスン・・・ごめんねw・・・」

兄「お、おう・・・」

妹「気持ち悪かったよね?・・・グスッ」

兄「いや、そんな事は・・・」

妹「お兄ちゃんは優しいね・・・嬉しいよ・・・」

兄「・・・」

妹「昔からお兄ちゃんにね・・・彼女が出来る度に私は諦めようと思った・・・」

妹「まだ付き合ってないかもしれないけど今回は特にね・・・」

兄「・・・」

妹「でも・・・ダメ・・・」

304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:39:45.46 ID:R4rX4RplO [7/14]
妹「お兄ちゃんの事好きになったらね・・・」

兄「・・・」

妹「悲しい事とか、苦しい事とか、ツライ事とかいっぱいあるけど・・・でもこの気持ちは・・・」

兄「・・・」

妹「そんなのも全部包み込んでくれるくらい・・・優しい気持ちなの・・・」

兄「・・・」

妹「私をこんな気持ちにさせてくれるのはお兄ちゃんしかいない」

兄「・・・」

妹「こんなにも大切な気持ちを、捨てる事なんて出来ないから・・・」ポタポタ

兄「お、おい・・・また」

妹「私は・・・お兄ちゃんを・・・諦められません・・・」ポタポタ

兄「・・・」

妹「ヒック・・・本当に・・・だいす゛ぎな゛の゛」ポタポタ

兄(清姫・・・やっぱりお前はずっと・・・)

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:42:12.70 ID:R4rX4RplO [8/14]
妹「もう゛・・・本当の・・・お兄ちゃんから逃げたりじない・・・」ポタポタ

妹「グスッ・・・無理矢理別れささ゛せ゛たり・・・卑怯な事な゛んか絶対し゛ないから゛・・・」ポタポタ

妹「お兄ちゃんに対してだけ゛は・・・ナにか゛あって゛も・・・真っ直ぐでい゛るっで・・」ポタポタ

兄「・・・」

妹「ヒック・・・やく゛そぐ・・・ずる・・・から゛」ポタポタ

妹「お兄ち゛ゃんの事・・・好きて゛いさせて゛くださ゛い゛・・・う゛っ、ぅう゛っ」ポタポタポタポタ

兄「・・・」

妹「う゛ぅ・・・ヒック」ポタポタ

兄「・・・無茶苦茶だよな」

妹「うっ・・・うぅ」ポタポタ

兄「無茶苦茶だけどさ、俺はやっぱ・・・」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:44:13.14 ID:R4rX4RplO [9/14]
~二週間後~

バシバシっ!

兄「ん?何この音」

兄「おーい入るぞー、ってお前何してるの」

妹「別に?特大テディベアをどつき回してるだけ」バシバシ

兄「わかっとるわ!理由を聞いてんだけど」

妹「理由なんてないよ・・・殴りたい気分だっただけ」

妹「それはそうとさ・・・昨日また!また!女の人から告白されたみたいじゃん」

バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ

兄「壊れるぞ、おい!壊れるぞ!(それが理由かよ!!)」

妹「どうなの?」バシバシ

兄「いや、まぁそうだけど・・・」

バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ

兄「ちょっ辞めてやれよ!!彼に何の罪もないから!!」

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:47:13.48 ID:R4rX4RplO [10/14]
妹「全くどうなってんの!?ハッキリ言うとお兄ちゃんはカッコイイ・・・だからモテるのは分かってる!」バシバシ

兄「おいおい・・・」

妹「分かってるけど、最近ペースが尋常じゃない!!どう考えてもおかしいだろ!!何なの!?来世の分のモテ期も使ってんの!?」バシバシ

兄「あ、それ嫌だな」

妹「・・・ムカつく」

兄「あ?勝手に相手が告白する分はしゃーねーだろうが」

妹「・・・イライラ」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:48:24.47 ID:R4rX4RplO [11/14]
兄「あ、つーかお前はお前でこないだクラスの男の子から告られたってはしゃいでたじゃん」

妹「別にはしゃいではないけども・・・あ!お兄ちゃんもしかして!!」

兄「え?何?」

妹「もしかして嫉妬してるの!?もぉ!ww大丈夫だよwwそんなんじゃ私の心は1ミリもブレないってばぁwww」

兄「・・・コイツすげぇわ」

兄「・・・」チラッ

クマ「・・・」

妹「えっ?」

スタスタスタスタ

妹「え、何?」

兄「・・・」バシバシバシバシ

妹「私のクマさんしばくなぁ!!!」バチッ!!

兄「いてぇ!!www理不尽過ぎて笑えてきた!!wwww」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:51:09.30 ID:R4rX4RplO [12/14]
妹「・・・返事は?」バシ・・・

兄「え?」

妹「その人への返事」

兄「いやまだしてないけど・・・」

バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ

兄「落ち着け落ち着け!!その場で返事しようとしたら今返事するのは止めてって言われたんだよ!!」

妹「・・・」

兄「だから今日返事することになってる・・」

妹「そう・・・じゃあ行こっか」バシ

兄「どこに?」

妹「決まってるじゃん、その女の人の・・・」

妹「とこにっ!!!!」バッチーン!!!!ブチッ!!!!!

兄「クマの首が・・・もげた」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 16:52:18.86 ID:R4rX4RplO [13/14]
妹「早くいくよ?準備して」

兄「いや、何で!?お前が行くことなくない?」

妹「お兄ちゃんが口で言っても分からないバカな可能性もあるでしょ?」

兄「いや・・・」

妹「そんな人お兄ちゃんに何するか分からないから危険でしょ?」

兄「い、いや・・・」チラッ

クマ「・・・」
クマの首「・・・」プラーンプラーン


妹「だからさ・・・」

兄「・・・」

妹「その人に分からせてあげないと・・・あなたの横にはさ」



妹「ちゃーんと彼女がいるってねっ!(ニコッ)」

兄「どの道お前恐いのね」


344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 04:47:53.72 ID:IPPr3jQwO [1/25]
~少し戻って、私がお兄ちゃんに全てを告白したあの日~

兄「・・・無茶苦茶だよな」

妹「うっ・・・うぅ」ポタポタ

兄「無茶苦茶だけど、俺はやっぱ・・・」

妹「うぅ・・・ヒック・・・グスッ」ポタポタ

兄「やっぱ、お前がこんなに苦しむのを見るのは堪えられない」

妹「グスッ・・・え?」

兄「つーか今更好きでいさせてもらっていいか、なんて聞かれてもな・・・」

兄「今までだって薄々お前の気持ちには気付いてたんだ」

妹「お・・・お兄ちゃん・・・」ポタポタ

兄「今更なんだよ、お前がそれを確認すんのも、俺がいいかダメかを決めんのもさ」


345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 04:50:18.66 ID:IPPr3jQwO [2/25]
兄「俺にも後ろめたい事はある。最近のお前の態度で俺の事好きなんだって確信もした」

兄「でもそれに気付いていながら、お前が俺を諦めるような事を言わなかったし、しなかった」

妹「・・・」ポタポタ

兄「いくつになっても変わらず甘えてくるお前が可愛くてさ、突き放せなかった」

兄「それに、そのお前を今更突き放そうとしてもどうなるか、今のお前みたら十分わかる」

妹「ヒック・・・」ポタポタ

兄「こんな端から見ても心がボロボロになってるのが分かるお前を、もう見てられない」

妹「おにいちゃん・・・」
兄「だから・・・もうあの子とは付き合わないし、もう彼女は作らない」

妹「・・・えぇっ!?」ポタポタ




347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 04:57:53.37 ID:IPPr3jQwO [3/25]
兄「それにこのままじゃお前なにするか分からないしなwww」

妹「おにいちゃん・・・?」ポタポタ

兄「もうここまで来たら、とことん行くとこまで行ってやる」

妹「うっ・・・うぇっ」ポタポタ



兄「これからはお前の為だけに生きるとしよう」





349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:04:25.40 ID:IPPr3jQwO [4/25]
妹「お゛・・・お゛に゛いちゃん゛!そ、それ゛じゃあ!!」ポタポタ

妹「あぁ、これからお前は俺の彼女だ!」

妹「やったぁああああ!!!!!うわぁああああん!!!!」ポタポタポタポタポタポタポタポタ

兄「また最後で台なしかよコラ」

兄「でもまぁ大体そんな感じであってる」


~ってな感じで、カッコよかったお兄・・・彼氏を思い出しながら私は・・・

妹「はぁああん!!イっぐぅうううう!!!!」バシャア

また、シてしまったのだった

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:14:46.71 ID:IPPr3jQwO [5/25]
~また時は戻ってきてお兄ちゃんにちょっかい出した人を懲らしめに~

妹「お兄ちゃーん準備出来たー?」

兄「うん・・・」

妹「いや何で寝巻なの?犯すよ?」

兄「ちょっ!ちゃんと着替えるわ!もお!!」

妹「ホント・・・だらし無いのはあなたの皮余りチンポだけにしてほしいものね」

兄「あぁ?」

妹「で、あの・・・」

兄「んー?」

妹「えっと・・・そ、その女の人はどんな人なの・・・?」オロオロ

兄「ん?別に・・・普通の子だよ」

妹「あ゛ぁああ!!うるせぇ!!!てめぇの口から他の女の話なんざ聞きたくねーんだよ!!!!」イライライライラ

兄「俺今日まで生きてこれたのが奇跡な気がしてきた」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:16:17.95 ID:IPPr3jQwO [6/25]
道中にて

妹「その人との待ち合わせ場所どこ?」

兄「ん?もうすぐだよ、あそこ曲がった先にある店だわ」

妹「ふーん・・・」

兄「何?」

妹「別に・・・」

妹(そういえば・・・私お兄ちゃんの彼女名乗ってるけど、まだ一度も好きって言ってもらえてない・・・)シュン

兄「・・・」

兄「そういえばさ・・・まだ言ってなかったっけ・・・」

妹「え・・・?」

兄「俺お前の事さ・・・

兄「女として見てもちゃんと好」
トラック「ブラァアアアアアアア!!!!!!」

兄「クルァアアア!!」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:20:14.05 ID:IPPr3jQwO [7/25]
妹「・・・」

トラック「ブルル・・・プシュン・・・」

ガチャン・・・

兄「え」


トラック親父「あ゛ああぁあああ!!!!???」

兄「絶対俺が悪かったんですいませんっ!!!!」ガクガクガクガク

トラック親父「おんどれっ、え?・・・お、おう・・・気ぃ付けろガキ」

兄「はひっ!!」ガクガク

トラック親父「ったく」

ガチャ

トラック「ブラァアアアアアアア!!!」

兄「・・・ふぅ」

妹「・・・」

妹「・・・w」

兄「いや、無理して笑うの堪えないで、お前にまでそんな事されたらホント惨めになる」

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:22:05.10 ID:IPPr3jQwO [8/25]
妹「お兄ちゃんww」

兄「何?ていうか、もうすぐそこだから口が滑ってもお兄ちゃんとか言うなよ?」

妹「うん!!w」

兄「本当大丈夫かなぁ」

妹「大丈夫だよぉ~、それよりさ、さっき何て言ったの?」

兄「え・・・」

妹「・・・」

兄「いや、忘れた」

妹「もおっ!w」バチン

兄「いたい!やめろコラ!」

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:24:10.61 ID:IPPr3jQwO [9/25]
妹「~♪w」

兄「お、ここだ」


お兄ちゃん・・・

さっきあなたが言ってくれた言葉ちゃんと聞こえてたよ・・・


兄「よーし・・・」


絶対にどこにも行かないでね・・・

私もあなたの事、大好きだから


彼氏「行くか」

彼女「おう!」

カランコロンッ


告白編おわり


あれ・・・なんかジャンプの打ち切り漫画の終わり方っぽい

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:34:35.76 ID:IPPr3jQwO [10/25]
兄の母は兄を出産した際に亡くなった

父は仕事が多忙だった為に家を空ける事が多かった

家族でいる時間が兄には少なかった

幼い頃の兄は託児所や保育園で預けられてばかり

ある日兄が父にこう言った

「弟か妹が欲しい」

不敏に思った父はまだ四歳だった孤児を引き取ってその子を兄の妹にした

清姫という名前の可愛い女の子

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:36:20.34 ID:IPPr3jQwO [11/25]
「清姫可愛い」

ただそう言って兄は優しい微笑みとキスを与えた

何気ない軽い挨拶のようなキス

それが家族の愛情表現だとしても


この家に迎え入れられてからずっと、兄に憧れ、その後ろを歩いてきた妹はそれを喜んだ・・

壊れないよう大切に・・・まるで自分を宝物のように扱ってくれる兄に

妹が恋に落ちるには十分だった・・・

嬉しかった

よくテレビに出ててる人が口にしている恋というものが

こういうことなんだと幼いながらに覚えた

妹が六歳、兄が十二歳の時の事だ

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:37:29.28 ID:IPPr3jQwO [12/25]
十二歳になった妹は兄の後ろを歩くのをやめた

兄が妹にキスをくれる事はなくなったから・・・

分かってる

あれはただの家族の愛情表現だったのだ

もうお互い、そんな理由でキスも貰えないし、お願いする歳でもなくなったんだ

十二歳になった妹は兄の後ろを歩くのを止め

兄の横を歩こうと決める

その時既に妹は

それが決して許されない事だと理解していた

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 05:40:17.55 ID:IPPr3jQwO [13/25]
妹が十三歳、兄が十九歳の時、今度は父が事故で死んだ
もしもの時の為の父の保険・・・

遺産を残して


父の葬式の日、妹は泣きじゃくった・・・

兄は妹に涙を見せまいと必死だったが

妹は当然気付いていた

(もうお兄ちゃんを支えてあげる事の出来る家族は私しかいない)

そう思い、強くあろうと誓った矢先だったのに

妹は泣いた


それは何故か

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 06:59:29.18 ID:IPPr3jQwO [14/25]
「あの子でしょ」
「あの子は本当の子じゃ」「誰かが引き取ってあげないと・・・」
「可愛そうに」
「可愛そうに」

 可 愛 そ う に


子供は馬鹿じゃない

大人の綺麗な上辺の奥から見せる歪んだ感情に必ず気付く

大事な父との別れの場だというのに
兄を支えると決めたばかりだというのに

様々な歪んだ感情によって自分の決心が潰される可能を浮かべ

妹は涙を見せた


364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 07:01:55.01 ID:IPPr3jQwO [15/25]
兄の炎は父の死によって尽きたかに見えた

だが

それは違う・・・

大切な妹という存在をもってして
過去ではなく未来を見据える事で
静かではあるが、確かに強く残っており

それが

二人の奥に見る遺産という歪んだ視線

容姿端麗であった二人自身に向けられた汚れた視線

それによって自分の手の甲に落とされた妹の悲しい雫を起因として

本来僅かすら見せないはずの、その気弱な炎を

かつてない凄まじさで、激しく燃え上がらせた

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 07:03:07.65 ID:IPPr3jQwO [16/25]
「何も知らない奴らが俺の妹どうこ゛う゛言って゛んじゃねぇぇええ゛っ!!!!」

「も゛う゛コイツだけは絶対に誰にも渡さ゛ね゛ぇーて゛の!!!!」

「父さ゛んの死をか゛なじまないやつ゛は全員がえ゛れぇえ゛ええ!!!!」


泣きながらで言葉の把握さえままならない兄の咆哮に

当然卑しい感情を持った者は嫌悪を抱く

だが

全てが悪なはずがない

この場において

自分の父との別れの時に恥を顧みず涙を流し
父の死を悲しみながらも懸命に先を見据え
妹の為に牙を剥き出しにしたこの若者の
真剣かつ本気の叫びに

心を打たれない者ばかりのはずがない

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 07:05:10.98 ID:IPPr3jQwO [17/25]
父を慕っていた、父の仕事の関係者達・・・
おおよそ、それは遺産の相続には関係の無い者達だったからなのかもしれない

しかし、この場において確実に歪んだ感情が見えないのは事実であり
共に困難を乗り越えてきた仲間の死によって
本気の涙を流していた彼らは

必死に叫んだ兄の姿が常に真剣であった父と重なり
激しく心を揺さぶられた

その人にとって父はまるで戦友であったかのような
そんな激しい悲しみをあらわにしていた者が

兄の叫びに続く

「〇〇の死を悲しめない人、この子達を卑怯な目で見る人はこの場に相応しくない!!!」
「すぐに出てってくれっ!!!」

それに続く者、それを苦虫を噛み潰したような表情で聞く者

様々な表情がそこにはあった


葬式の場は異様な空気を漂わせていた

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 07:06:40.56 ID:IPPr3jQwO [18/25]
妹は15歳、兄は21歳

現在、兄と妹は二人で仲良く暮らしている

彼らは分かっている

自分達だけで、自分達の意思と自由を勝ち取ったのではない事

真の大人が彼らの意思を汲み取り、彼らの立場を守ってくれた事を

妹は分かっている

懸命にそのきっかけを作ってくれたのが兄である事を


兄は分かっている




だから妹が自分に尽くしてくれてるのだという事を・・・





368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 07:10:02.57 ID:IPPr3jQwO [19/25]
ではまた一旦消えます

次編は妹の学校の別の二人に視点置いて書いてくつもり

妹はサブ的な感じになるけどよろしく

でわ

コメント

No title

ずっとスクロールしていったが
全然舐めねーしダラッダラ長いしもう最悪だわ
クソが

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