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キョン「きのこ!」ハルヒ「たけのこ!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:47:51.72 ID:s3GZbwvi0 [1/15]
ガチャ
古泉「すいません、遅れま」
キョン「だから、きのこだって言ってるだろ!!」
ハルヒ「何度言わせるのよ!たけのこに決まってるわ!!」
古泉「これは一体…?」
みくる「あ、古泉くん…」
キョン「きのこきのこきのこ!!」
ハルヒ「たけのこたけのこたけのこ!!」
古泉「何かあったんですか?」
みくる「はい、きのこかたけのこかで二人が言い争いになっちゃって…」
キョン「きーのーこー!!」
ハルヒ「たーけーのーこー!!」
古泉「夕飯のおかずで揉めるとは…!随分仲良くなったんですねぇ…」
みくる「いえ、そうじゃなくて…」
長門「…お菓子の方」
ガチャ
古泉「すいません、遅れま」
キョン「だから、きのこだって言ってるだろ!!」
ハルヒ「何度言わせるのよ!たけのこに決まってるわ!!」
古泉「これは一体…?」
みくる「あ、古泉くん…」
キョン「きのこきのこきのこ!!」
ハルヒ「たけのこたけのこたけのこ!!」
古泉「何かあったんですか?」
みくる「はい、きのこかたけのこかで二人が言い争いになっちゃって…」
キョン「きーのーこー!!」
ハルヒ「たーけーのーこー!!」
古泉「夕飯のおかずで揉めるとは…!随分仲良くなったんですねぇ…」
みくる「いえ、そうじゃなくて…」
長門「…お菓子の方」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:52:45.18 ID:s3GZbwvi0
30分前
ハルヒ「お腹すいたわ…ちょっとキョン、お菓子買ってきて」
キョン「それくらい自分で行けよ」
ハルヒ「昔から男は外で働いて、女は家を守れって言うでしょ?」
キョン「はぁ、こういうときばっか調子いいよな…」
みくる「ふふ、なんだか夫婦みたいですね」
ハルヒ「やだっ…そんなつもりじゃ…///」
キョン「で、何を買ってくればいいんだ?」
ハルヒ「たけのこの里買って来て!あれ大好物なのよ」
キョン「…今何て言った…?」
ハルヒ「はぁ?だから、たけのこの里買って来てって…」
キョン「たけのこの里、だと…!!俺はきのこの山しか認めん!!」バァン
ハルヒ「…き、きのこの山ですって!?そんなの絶対だめよ!!」バァン
キョン「きのこだ!!」ハルヒ「たけのこよ!!」
ギャーギャー
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:56:55.61 ID:s3GZbwvi0
みくる「ということなんです」
古泉「やっぱりただの夫婦喧嘩じゃないですか!!」
ハルヒ「夫婦!?や、やだ、なんでキョンなんかと///」
キョン「そうだ!たけのこが好きなやつが嫁だなんてあり得ん!!」
みくる「きょ、キョンくん!」
ハルヒ「なっ…!…こっちだって、きのこが好きなやつが旦那なんて嫌よ!!」
キョン「きのきのきのこー!!」
ハルヒ「たけたけたけのこー!!」
ギャーギャー
みくる「はぁ…」
古泉「更に悪化してしまいましたね…」
みくる「どうすれば仲直りできるんでしょうか…」
長門「しばらく様子を見るべき」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:00:18.18 ID:s3GZbwvi0
キョン「お前はきのこの良さを分かっていない!」
ハルヒ「チョコにビスケット刺しただけのどこがいいって言うのよ!」
キョン「そっちだって、クッキーにチョコをかけただけだろ!」
古泉「実はどっちも安っぽいですね」
ハルヒ「クッキーとチョコが生み出すハーモニー…これが美味しいんじゃない!」
キョン「こっちだってビスケットとチョコが一つになって旨みを引き出している!」
ハルヒ「甘いわ!!チョコだけに!!きのこはビスケットの部分が折れて、ばらばらになってることがよくあるじゃない!!」
キョン「くっ…確かに扱いが悪いとボキボキになってるのは事実だ…」
ハルヒ「ほーら、安っちいからそういうことになるのよ!」
キョン「ふっ…だがな、きのこはチョコとビスケットを綺麗に分解して食べることもできる!!」
ハルヒ「なによ、それくらいたけのこの里だって…」
キョン「甘いぞ!!チョコだけに!!たけのこはチョコのコーティングが仇となって上手く分解できないだろう!!」
ハルヒ「うっ…確かに分解できずに一緒に食べるしかないのは事実よ…」
キョン「ほらな、安っぽいからそういう食べ方しかできないんだ!」
みくる「どっちもどっちですね…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:05:27.71 ID:s3GZbwvi0
キョン「知ってるか?きのこの方がお得なんだぞ」
ハルヒ「どこがよ」
キョン「聞いて驚け!きのこは82グラム、対してたけのこは77グラムしか入ってない!」
みくる「え?同じ量じゃなかったんですか!」
古泉「同じ値段で5グラムの差は大きいですね…」
キョン「要するに、きのこはお財布に優しいわけだ!たけのこなんかよりずっとな!」
ハルヒ「……ばっかじゃないの?」
キョン「なんだと!?」
ハルヒ「同じ値段でたくさん入っているってことは、きのこの方が価値が低いってことじゃない!」
キョン「なっ!!…か、価値なんて関係ないだろ!大事なのは、どれだけ多くの人に食べられているかってことだ」
ハルヒ「ふうん、きのこの方が売れてるとでも?」
キョン「もちろん。こっちのがお買い得なんだから、主婦の皆様はこっちを選ぶに決まってる」
ハルヒ「ふふっ…」
キョン「な、何がおかしい!」
ハルヒ「…あんた何も知らないのね」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:11:41.54 ID:s3GZbwvi0
キョン「どういうことだ?」
ハルヒ「確かにきのこの方がお買い得かもしれない」
キョン「…」
ハルヒ「でも…実際に売れてるのはたけのこなのよ!!!」
キョン「!!…そんなはずはない!!しょ、証拠を見せろ!!」
ハルヒ「証拠も何も、昨日近所のスーパーに行ったら売り切れだったのよ。たけのこだけ」
キョン「そん…な…」
ハルヒ「ちなみにお隣のきのこさんは、たーくさん売れ残っていたわよ!」
キョン「嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ!!!」
ハルヒ「嘘なんてつかないわよ。昨日買えなかったから、さっきあんたに頼んだんじゃない」
キョン「くそ…きのこが負けるなんて…」
ハルヒ「現実はそんな甘くないのよ!チョコだけど!!」
キョン「へっ…市場がどうなってようと関係ないさ…それでも俺はきのこを愛している!!」
ハルヒ「……そう。今の言葉に嘘偽りはないわね?」
キョン「ああ。男に二言はない!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:16:52.93 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「じゃあ、もちろん古泉くんのきのこも食べられるわよね?」
キョン「なっ!!」
古泉「僕のきのこですか!」
ハルヒ「キョンはきのこを愛してるんでしょ?」
キョン「そ、それとこれとは話が別だろ!!」
ハルヒ「へぇー、じゃあ今までのきのこへの愛情はみんな嘘だったんだー!」
キョン「違う!!俺はきのこを愛している!!…じゃあ逆に聞くが、お前は食べられるのか?」
ハルヒ「もちろんよ」
キョン「古泉のきのこをだぞ!?」
ハルヒ「何言ってるの?あたしが食べるのは……みくるちゃんのたけのこよ!!」
キョン「朝比奈さんだと!?」
みくる「ひぇっ!!わ、わたしですか!?」
キョン「どこにたけのこがあるって言うんだ!?」
ハルヒ「あるじゃない、立派なのが2つも!!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:22:36.40 ID:s3GZbwvi0
キョン「そ、それって…」
ハルヒ「もちろん、おっぱいよ!!」ガバッ
みくる「きゃっ!!す、涼宮さんやめてくださあいー!!」ジタバタ
ハルヒ「こら、暴れないの!」ヌギヌギ
みくる「やっ、やだっ…!!あ、ブラがっ!!」パサッ
ボイーン ボイーン
ハルヒ「ね?立派なたけのこが生えてるでしょ?」
みくる「うぅ…」
キョン「おおっ!!」
ハルヒ「あれー?キョンはいつからたけのこが好きになったのかなあ?」
キョン「!!…お、俺はたけのこなんか嫌いだぞ!…おい、古泉!!」
古泉「お任せ下さい!」ジー ポロン
キョン「おお、お前かなりでかいな…」
古泉「んっふ。自慢の一品です」
キョン「どうだ!こっちだって立派なきのこが生えてるぞ!!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:27:27.66 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「へえ、古泉くん巨根だったのね…ってそんなのはいいのよ!」
ハルヒ「じゃ、みくるちゃんのたけのこをいただきまーす!」ペロペロ
みくる「あっ…そんなに舐めないで、くださ…い///」
ハルヒ「はむはむ…」
みくる「やぁっ…ん、あ…」
ハルヒ「あーおいしい!!みくるちゃんのたけのこ、すごくいいわ!!」
キョン「お、俺だって…古泉のきのこ喰ってやるからな!!」チュパチュパ
古泉「んっ…そんな強く吸いついたらっ…」
キョン「もぐもぐ…」
古泉「あっ…これは、イってしまいそうで…す…!」
キョン「うん、古泉のきのこなかなか美味いぞ!」
…………
ハルヒ「…」ペロペロ
キョン「…」チュパチュパ
ハルヒ・キョン「「……あのさ」」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:34:43.13 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「な、何よ!」
キョン「そっちこそ何だよ!」
ハルヒ「じゃあ同時に言いましょ」
キョン「わかった。じゃあ、せーの」
ハルヒ「そっちもいいわね」キョン「そっちもいいな」
ハルヒ「…きのこしか食べないんじゃなかったの?」
キョン「…そっちこそ」
ハルヒ「たまには違うのもいいかと思ったのよ」
キョン「俺もだよ」
ハルヒ「ふふっ…じゃあ交換しましょうか」
キョン「おう!」
みくる「わ、わたしがキョンくんに…!?」
古泉「僕が涼宮さんにですか…!?」
長門「ちょっと待って」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:39:35.07 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「どうしたの有希?」
キョン「長門、いたのか…」
長門「これ」
みくる「チョコですか?」
古泉「しかも業務用ですね」
長門「こんなこともあるかと思い、準備していた」
ハルヒ「まさか…」
長門「このチョコレートで特大きのこの山と特大たけのこの里を作る」
キョン「なん…だと…!?」
ハルヒ「生地はそれぞれみくるちゃんのおっぱいと古泉くんのナニね!!」
長門「そう」
古泉「チョコがかかっていることで、より本物に近くなりますね」
みくる「ご当地限定のお菓子みたいに大きくなりそうですぅ」
ハルヒ「そう!これはSOS団限定きのこの山とたけのこの里なのよ!!」
キョン「よし、みんなで力を合わせて作るぞ!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:42:51.53 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「まずはチョコを湯せんね」
キョン「こりゃ凄い量になりそうだな…」
……
………
みくる「次はチョコをおっぱいに塗るんですね…恥ずかしいですぅ///」
長門「きのこ用に型を用意した」
古泉「これにチョコを流し込み、僕のものを刺すというわけですね。んっふ」
……
………
キョン「最後は冷蔵庫で固めるだけか」
古泉「ナニだけ冷蔵庫に入れるとは…貴重な体験です」
みくる「おっぱいが寒いですぅ…」
ハルヒ「結構時間かかりそうね…」
長門「その心配はない。冷蔵庫に細工をして3分で出来るようにした」
ハルヒ「さすが有希、器用ね!!」
キョン「器用じゃ済まないって…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:47:55.95 ID:s3GZbwvi0
3分後
長門「完成」
ハルヒ「出来たのね!!」
みくる「わあ…おっぱいがチョコでコーティングされてますぅ」
古泉「では型を外して…先端がチョコの固まりでずっしりしてます!」
キョン「じゃあ…」
ハルヒ「早速いただきましょう!!」
みくる「キョンくん!どうぞわたしを食べちゃって下さい!」
キョン「では、お言葉に甘えて…いただきます!」パクパクレロレロ
みくる「ひゃっ…そんなに慌てないでも大丈夫ですよ!」
キョン「…朝比奈さんのたけのこ…すごくおいしいです!!」ペロペロ
古泉「涼宮さん、どうぞ召し上がって下さい」
ハルヒ「すごく、大きいわ…いただきまーす!」カプッ
古泉「チョコも僕自身もかなり大きいですから、食べごたえがあると思いますよ」
ハルヒ「もぐもぐ…うんっ!古泉くんのきのこ、とってもおいしいわよ!!」チュパチュパ
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:52:46.96 ID:s3GZbwvi0
キョン「あむあむ…」モミモミ
みくる「キョンくぅんっ!!そんなに揉んだら…出ちゃいますよぉ…!!」
ピューッ
キョン「おおっ、これは母乳!!このたけのこはミルクチョコ味だ!!」
ハルヒ「ちゅぱちゅぱ…」ペロペロ
古泉「んんっ、涼宮さん!!このままでは…出そうです…!!」
ドピュー
ハルヒ「ミルクだわ!でも苦い…ビターチョコ味のきのこね!!」
キョン・ハルヒ「おいしいー!!!」
………
みくる・古泉「……」グッタリ
キョン「ハルヒ、たけのこもなかなか美味いな」
ハルヒ「きのこも、なかなかよかったわ」
キョン「……俺たち一体何を争ってたんだろうな?」
ハルヒ「ふふっ、ホントね……さて、古泉くんのザーメンでべちゃべちゃになっちゃったから、洗ってくるわね」ガチャ…バタン
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:57:35.07 ID:s3GZbwvi0
キョン「…長門、何でこんなことしようと考えたんだ?」
長門「できるだけ本物に近い形で、涼宮ハルヒがきのこの山を、あなたがたけのこの里を食べることにより、互いの良さを知ることができると考えた」
長門「要するに…仲直りの儀式」
キョン「仲直りか…お前が言うと何か変な感じするな」
長門「おかしい?」
キョン「いや、随分人間らしくなったなと思ってさ」
長門「そう…かもしれない」
キョン「でも確かに俺はたけのこの良さを知ることが出来た。多分、同じようにハルヒも」
長門「そう」
キョン「ありがとな、長門」
長門「…そう」
………
古泉「お二人の仲直りのお手伝いが出来て良かったですね…」
みくる「はい……体張るってこういうことだったんですね……」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:02:50.44 ID:gIq9DMV60 [1/2]
数日後
ガチャ
古泉「すいません、また遅れま」
キョン「だから、ポッキーだって言ってるだろ!!」
ハルヒ「何度言わせるのよ!プリッツに決まってるわ!!」
古泉「…えーと…」
みくる「あ、古泉くん…」
古泉「…またですか」
みくる「またみたいです」
キョン「ポッキーポッキーポッキー!!!」
ハルヒ「プリッツプリッツプリッツ!!!」
ギャーギャー
長門「古泉一樹、またあなたの出番」
END
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:12:35.62 ID:gIq9DMV60 [2/2]
読んで下さってありがとうございました
夏のチョコは溶けやすくて困ったものですね
30分前
ハルヒ「お腹すいたわ…ちょっとキョン、お菓子買ってきて」
キョン「それくらい自分で行けよ」
ハルヒ「昔から男は外で働いて、女は家を守れって言うでしょ?」
キョン「はぁ、こういうときばっか調子いいよな…」
みくる「ふふ、なんだか夫婦みたいですね」
ハルヒ「やだっ…そんなつもりじゃ…///」
キョン「で、何を買ってくればいいんだ?」
ハルヒ「たけのこの里買って来て!あれ大好物なのよ」
キョン「…今何て言った…?」
ハルヒ「はぁ?だから、たけのこの里買って来てって…」
キョン「たけのこの里、だと…!!俺はきのこの山しか認めん!!」バァン
ハルヒ「…き、きのこの山ですって!?そんなの絶対だめよ!!」バァン
キョン「きのこだ!!」ハルヒ「たけのこよ!!」
ギャーギャー
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:56:55.61 ID:s3GZbwvi0
みくる「ということなんです」
古泉「やっぱりただの夫婦喧嘩じゃないですか!!」
ハルヒ「夫婦!?や、やだ、なんでキョンなんかと///」
キョン「そうだ!たけのこが好きなやつが嫁だなんてあり得ん!!」
みくる「きょ、キョンくん!」
ハルヒ「なっ…!…こっちだって、きのこが好きなやつが旦那なんて嫌よ!!」
キョン「きのきのきのこー!!」
ハルヒ「たけたけたけのこー!!」
ギャーギャー
みくる「はぁ…」
古泉「更に悪化してしまいましたね…」
みくる「どうすれば仲直りできるんでしょうか…」
長門「しばらく様子を見るべき」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:00:18.18 ID:s3GZbwvi0
キョン「お前はきのこの良さを分かっていない!」
ハルヒ「チョコにビスケット刺しただけのどこがいいって言うのよ!」
キョン「そっちだって、クッキーにチョコをかけただけだろ!」
古泉「実はどっちも安っぽいですね」
ハルヒ「クッキーとチョコが生み出すハーモニー…これが美味しいんじゃない!」
キョン「こっちだってビスケットとチョコが一つになって旨みを引き出している!」
ハルヒ「甘いわ!!チョコだけに!!きのこはビスケットの部分が折れて、ばらばらになってることがよくあるじゃない!!」
キョン「くっ…確かに扱いが悪いとボキボキになってるのは事実だ…」
ハルヒ「ほーら、安っちいからそういうことになるのよ!」
キョン「ふっ…だがな、きのこはチョコとビスケットを綺麗に分解して食べることもできる!!」
ハルヒ「なによ、それくらいたけのこの里だって…」
キョン「甘いぞ!!チョコだけに!!たけのこはチョコのコーティングが仇となって上手く分解できないだろう!!」
ハルヒ「うっ…確かに分解できずに一緒に食べるしかないのは事実よ…」
キョン「ほらな、安っぽいからそういう食べ方しかできないんだ!」
みくる「どっちもどっちですね…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:05:27.71 ID:s3GZbwvi0
キョン「知ってるか?きのこの方がお得なんだぞ」
ハルヒ「どこがよ」
キョン「聞いて驚け!きのこは82グラム、対してたけのこは77グラムしか入ってない!」
みくる「え?同じ量じゃなかったんですか!」
古泉「同じ値段で5グラムの差は大きいですね…」
キョン「要するに、きのこはお財布に優しいわけだ!たけのこなんかよりずっとな!」
ハルヒ「……ばっかじゃないの?」
キョン「なんだと!?」
ハルヒ「同じ値段でたくさん入っているってことは、きのこの方が価値が低いってことじゃない!」
キョン「なっ!!…か、価値なんて関係ないだろ!大事なのは、どれだけ多くの人に食べられているかってことだ」
ハルヒ「ふうん、きのこの方が売れてるとでも?」
キョン「もちろん。こっちのがお買い得なんだから、主婦の皆様はこっちを選ぶに決まってる」
ハルヒ「ふふっ…」
キョン「な、何がおかしい!」
ハルヒ「…あんた何も知らないのね」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:11:41.54 ID:s3GZbwvi0
キョン「どういうことだ?」
ハルヒ「確かにきのこの方がお買い得かもしれない」
キョン「…」
ハルヒ「でも…実際に売れてるのはたけのこなのよ!!!」
キョン「!!…そんなはずはない!!しょ、証拠を見せろ!!」
ハルヒ「証拠も何も、昨日近所のスーパーに行ったら売り切れだったのよ。たけのこだけ」
キョン「そん…な…」
ハルヒ「ちなみにお隣のきのこさんは、たーくさん売れ残っていたわよ!」
キョン「嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ!!!」
ハルヒ「嘘なんてつかないわよ。昨日買えなかったから、さっきあんたに頼んだんじゃない」
キョン「くそ…きのこが負けるなんて…」
ハルヒ「現実はそんな甘くないのよ!チョコだけど!!」
キョン「へっ…市場がどうなってようと関係ないさ…それでも俺はきのこを愛している!!」
ハルヒ「……そう。今の言葉に嘘偽りはないわね?」
キョン「ああ。男に二言はない!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:16:52.93 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「じゃあ、もちろん古泉くんのきのこも食べられるわよね?」
キョン「なっ!!」
古泉「僕のきのこですか!」
ハルヒ「キョンはきのこを愛してるんでしょ?」
キョン「そ、それとこれとは話が別だろ!!」
ハルヒ「へぇー、じゃあ今までのきのこへの愛情はみんな嘘だったんだー!」
キョン「違う!!俺はきのこを愛している!!…じゃあ逆に聞くが、お前は食べられるのか?」
ハルヒ「もちろんよ」
キョン「古泉のきのこをだぞ!?」
ハルヒ「何言ってるの?あたしが食べるのは……みくるちゃんのたけのこよ!!」
キョン「朝比奈さんだと!?」
みくる「ひぇっ!!わ、わたしですか!?」
キョン「どこにたけのこがあるって言うんだ!?」
ハルヒ「あるじゃない、立派なのが2つも!!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:22:36.40 ID:s3GZbwvi0
キョン「そ、それって…」
ハルヒ「もちろん、おっぱいよ!!」ガバッ
みくる「きゃっ!!す、涼宮さんやめてくださあいー!!」ジタバタ
ハルヒ「こら、暴れないの!」ヌギヌギ
みくる「やっ、やだっ…!!あ、ブラがっ!!」パサッ
ボイーン ボイーン
ハルヒ「ね?立派なたけのこが生えてるでしょ?」
みくる「うぅ…」
キョン「おおっ!!」
ハルヒ「あれー?キョンはいつからたけのこが好きになったのかなあ?」
キョン「!!…お、俺はたけのこなんか嫌いだぞ!…おい、古泉!!」
古泉「お任せ下さい!」ジー ポロン
キョン「おお、お前かなりでかいな…」
古泉「んっふ。自慢の一品です」
キョン「どうだ!こっちだって立派なきのこが生えてるぞ!!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:27:27.66 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「へえ、古泉くん巨根だったのね…ってそんなのはいいのよ!」
ハルヒ「じゃ、みくるちゃんのたけのこをいただきまーす!」ペロペロ
みくる「あっ…そんなに舐めないで、くださ…い///」
ハルヒ「はむはむ…」
みくる「やぁっ…ん、あ…」
ハルヒ「あーおいしい!!みくるちゃんのたけのこ、すごくいいわ!!」
キョン「お、俺だって…古泉のきのこ喰ってやるからな!!」チュパチュパ
古泉「んっ…そんな強く吸いついたらっ…」
キョン「もぐもぐ…」
古泉「あっ…これは、イってしまいそうで…す…!」
キョン「うん、古泉のきのこなかなか美味いぞ!」
…………
ハルヒ「…」ペロペロ
キョン「…」チュパチュパ
ハルヒ・キョン「「……あのさ」」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:34:43.13 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「な、何よ!」
キョン「そっちこそ何だよ!」
ハルヒ「じゃあ同時に言いましょ」
キョン「わかった。じゃあ、せーの」
ハルヒ「そっちもいいわね」キョン「そっちもいいな」
ハルヒ「…きのこしか食べないんじゃなかったの?」
キョン「…そっちこそ」
ハルヒ「たまには違うのもいいかと思ったのよ」
キョン「俺もだよ」
ハルヒ「ふふっ…じゃあ交換しましょうか」
キョン「おう!」
みくる「わ、わたしがキョンくんに…!?」
古泉「僕が涼宮さんにですか…!?」
長門「ちょっと待って」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:39:35.07 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「どうしたの有希?」
キョン「長門、いたのか…」
長門「これ」
みくる「チョコですか?」
古泉「しかも業務用ですね」
長門「こんなこともあるかと思い、準備していた」
ハルヒ「まさか…」
長門「このチョコレートで特大きのこの山と特大たけのこの里を作る」
キョン「なん…だと…!?」
ハルヒ「生地はそれぞれみくるちゃんのおっぱいと古泉くんのナニね!!」
長門「そう」
古泉「チョコがかかっていることで、より本物に近くなりますね」
みくる「ご当地限定のお菓子みたいに大きくなりそうですぅ」
ハルヒ「そう!これはSOS団限定きのこの山とたけのこの里なのよ!!」
キョン「よし、みんなで力を合わせて作るぞ!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:42:51.53 ID:s3GZbwvi0
ハルヒ「まずはチョコを湯せんね」
キョン「こりゃ凄い量になりそうだな…」
……
………
みくる「次はチョコをおっぱいに塗るんですね…恥ずかしいですぅ///」
長門「きのこ用に型を用意した」
古泉「これにチョコを流し込み、僕のものを刺すというわけですね。んっふ」
……
………
キョン「最後は冷蔵庫で固めるだけか」
古泉「ナニだけ冷蔵庫に入れるとは…貴重な体験です」
みくる「おっぱいが寒いですぅ…」
ハルヒ「結構時間かかりそうね…」
長門「その心配はない。冷蔵庫に細工をして3分で出来るようにした」
ハルヒ「さすが有希、器用ね!!」
キョン「器用じゃ済まないって…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:47:55.95 ID:s3GZbwvi0
3分後
長門「完成」
ハルヒ「出来たのね!!」
みくる「わあ…おっぱいがチョコでコーティングされてますぅ」
古泉「では型を外して…先端がチョコの固まりでずっしりしてます!」
キョン「じゃあ…」
ハルヒ「早速いただきましょう!!」
みくる「キョンくん!どうぞわたしを食べちゃって下さい!」
キョン「では、お言葉に甘えて…いただきます!」パクパクレロレロ
みくる「ひゃっ…そんなに慌てないでも大丈夫ですよ!」
キョン「…朝比奈さんのたけのこ…すごくおいしいです!!」ペロペロ
古泉「涼宮さん、どうぞ召し上がって下さい」
ハルヒ「すごく、大きいわ…いただきまーす!」カプッ
古泉「チョコも僕自身もかなり大きいですから、食べごたえがあると思いますよ」
ハルヒ「もぐもぐ…うんっ!古泉くんのきのこ、とってもおいしいわよ!!」チュパチュパ
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:52:46.96 ID:s3GZbwvi0
キョン「あむあむ…」モミモミ
みくる「キョンくぅんっ!!そんなに揉んだら…出ちゃいますよぉ…!!」
ピューッ
キョン「おおっ、これは母乳!!このたけのこはミルクチョコ味だ!!」
ハルヒ「ちゅぱちゅぱ…」ペロペロ
古泉「んんっ、涼宮さん!!このままでは…出そうです…!!」
ドピュー
ハルヒ「ミルクだわ!でも苦い…ビターチョコ味のきのこね!!」
キョン・ハルヒ「おいしいー!!!」
………
みくる・古泉「……」グッタリ
キョン「ハルヒ、たけのこもなかなか美味いな」
ハルヒ「きのこも、なかなかよかったわ」
キョン「……俺たち一体何を争ってたんだろうな?」
ハルヒ「ふふっ、ホントね……さて、古泉くんのザーメンでべちゃべちゃになっちゃったから、洗ってくるわね」ガチャ…バタン
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:57:35.07 ID:s3GZbwvi0
キョン「…長門、何でこんなことしようと考えたんだ?」
長門「できるだけ本物に近い形で、涼宮ハルヒがきのこの山を、あなたがたけのこの里を食べることにより、互いの良さを知ることができると考えた」
長門「要するに…仲直りの儀式」
キョン「仲直りか…お前が言うと何か変な感じするな」
長門「おかしい?」
キョン「いや、随分人間らしくなったなと思ってさ」
長門「そう…かもしれない」
キョン「でも確かに俺はたけのこの良さを知ることが出来た。多分、同じようにハルヒも」
長門「そう」
キョン「ありがとな、長門」
長門「…そう」
………
古泉「お二人の仲直りのお手伝いが出来て良かったですね…」
みくる「はい……体張るってこういうことだったんですね……」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:02:50.44 ID:gIq9DMV60 [1/2]
数日後
ガチャ
古泉「すいません、また遅れま」
キョン「だから、ポッキーだって言ってるだろ!!」
ハルヒ「何度言わせるのよ!プリッツに決まってるわ!!」
古泉「…えーと…」
みくる「あ、古泉くん…」
古泉「…またですか」
みくる「またみたいです」
キョン「ポッキーポッキーポッキー!!!」
ハルヒ「プリッツプリッツプリッツ!!!」
ギャーギャー
長門「古泉一樹、またあなたの出番」
END
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:12:35.62 ID:gIq9DMV60 [2/2]
読んで下さってありがとうございました
夏のチョコは溶けやすくて困ったものですね
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