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美琴「何でアイツが他の女の人と……」 2



184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 18:57:20.67 ID:SiEe1V9OO
初春「え?固法さんの携帯が見つかったんですか?」

黒子「はい」

佐天「えと、それって?」

黒子「先日、清掃ロボットが公園の自動販売機横のごみ箱から回収しました」

初春「……今頃になって……」

黒子「携帯は完全に壊れていましたが、壊れた携帯のメモリチップに保存されていたデータの吸い出しには、なんとか成功しました」

佐天「へえ、そんなことができるんだ」

初春「それで、どうだったんですか?」

黒子「それが、なあんにも。国法さんの死に繋がるような情報は何も見つかりませんでした」

初春「そうですか」

黒子「ただ……」

佐天「ただ…どうしたんですか?」

黒子「いえその携帯電話の壊れ方が…………」

初春「壊れ方がどうかしたんですか?」

黒子「基盤に強い電気が流れた後が………」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 19:08:39.38 ID:SiEe1V9OO
黒子「基盤が何かスタンガンでも押し付けたみたいに一部が黒く焦げてたんです」

佐天「そんなんでよくデータの吸い出しなんてできたわね」

黒子「ええ、ほんとに」

初春「電気………そんな………」

黒子「初春?どうしたんですか?」

初春「あ、すみません、私、確かめたいことがあるから先に帰ります」

佐天「ちょっと初春!このあとスキーウェア見に行くんじゃ」

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:00:24.93 ID:SiEe1V9OO
初春「あ!いた!御坂さーん」

美琴「あら初春さん、どうしたの?今日は佐天さんとお買い物じゃなかったっけ?」

初春「わ…私、御坂さんにどうしても確認したいことが」

美琴「私に?」

初春「国法さんの携帯が見つかったんです!」

美琴「へえ、そうなんだ」

初春「それがどこから見つかったかご存知ですか?」

美琴「さあ?黒子なら知ってるんじゃない?」

初春「………見つかったのは……あの上条さんのいた部屋の押し入れの奥の隙間からなんですよ!」

美琴「え?」

初春「あの上条さんの部屋から見つかったんですよ?それって絶対おかしいですよね?」

美琴「え?何それ?」

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:12:16.03 ID:SiEe1V9OO
初春「あの後、上条さん行方不明になってるし、これって絶対怪しいですよね?」

美琴「ね、ねえ、ちょっと待って?初春さん、携帯が見つかったのはアイツの部屋なの?」

初春「はい!間違いありません!これは事件ですよ!当時の悲劇の主人公は
実は血も凍る殺人鬼だったという可能性も出てきたのですよ。もう驚きです!」

美琴「ま、待ちなさいよ!そんなはずないじゃない!」

初春「え、でも」

美琴「アイツの部屋からって、何かの間違いよ」

初春「今、アンチスキルのほうもも大わらわですよ」

美琴「嘘……そんなはず……だって…………」

初春「………」


205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:30:28.03 ID:SiEe1V9OO
初春「どうしてそんなに驚いているんですか?御坂さん」

美琴「え?でも、そんな、だって」

初春「元々容疑者だった人の部屋から物的証拠が出てきたんです。
これであの人のアリバイさえ崩れれば、立証できますよ」

美琴「そんな……アイツが容疑者だなんて、そんなの有り得ないよ」

初春「私はこれからジャッジメントの事務所に行きますね」

美琴「待って!待ってってば!」

初春「えと、何か?」

美琴「だから、それ、絶対違うってば。だって!」

初春「そうですか、それじゃあ、やっぱりあなたがやったんですね」


210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:36:09.61 ID:SiEe1V9OO
美琴「え!?あ…あの…初春さん?」

初春「あの携帯から、美琴さんの指紋が見つかったんです」

美琴「ッ!??」

初春「なんてね、もうその反応だけで十分ですよ、御坂さん」


218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:43:11.95 ID:SiEe1V9OO
初春「自首しましょう、御坂さん」

美琴「………………」

初春「上条さんの行方不明の事件もなにかご存知なんですよね?今からでも全然遅く……」

美琴「………ふふ……ふふふふ」

初春「へ?」

美琴「あーあ」

初春「あの、御坂……さん?」

美琴「あんたがこんなに頭が切れるなんて思わなかったわ」

初春「何を言って……」

美琴「ちょうど人通りも途切れたみたいだし」


221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 20:52:21.75 ID:SiEe1V9OO
美琴「バイバイ初春さん、私あんたのこと好きだったよ」

初春「え?コイ……ン……」

キン……

ゴオ

ジュアアアアアア

美琴「どう?この2年で私も少しはバワーアップできたかしら」

美琴「あーらら、初春さんたら、下半身だけ残っちゃった」

美琴「縞々パンティかわいい」

美琴「大丈夫、ちゃんと下半身も消し飛ばしてあげるから」


247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 21:17:52.51 ID:SiEe1V9OO
-3日後

一方通行「で、俺に何させてえんだよ」

佐天「あ…あの」

打ち止め「ミサカはミサカは思わずみんなの会話に口を挟んでみます、
ミサカはミサカは、私達検体のオリジナルがなんらかの理由で暴走していると」

一方通行「ほう」

打ち止め「ミサカはミサカは、オリジナルの暴走を止める手段がもはやアクセラレータしかないと断言します」

一方通行「俺の頭はもうぐちゃぐちゃなんだぜ?これ以上なにをしろってんだ?」

黒子「御坂美琴を殺して下さい」


257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 21:36:45.32 ID:SiEe1V9OO
一方通行「よう、久しぶり」

美琴「え?な、なんで……あんたが」

一方通行「なあおまえ、友達の何人かを殺して回ってるそうじゃないかえ?」

美琴「!?」

一方通行「あー、なんつーか、おめえバカか?もうばれてるっつーの
ったく、こんなくだらねえことにこの俺を駆り出しやがって」

美琴「くだらないって……うっさいわねえ、いいでしょ別に!」

美琴「私はね、ただアイツと静かに暮らしてたいだけなの!」

美琴「それだけなの…」

一方通行「なんかよう、しばらく見ねえうちにずいぶんと雰囲気変わったな」


259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 21:44:49.93 ID:SiEe1V9OO
打ち止め「ミサカはミサカは、上条当麻の身柄の保護に成功したことを思わず口走ってみたり」

一方通行「ほう」

美琴「なッ?!あんたは!」

一方通行「おっと、お前の相手は俺だぜ?そっちのガキじゃねえ」

打ち止め「ミサカはミサカは、上条当麻が空き家の地下室に監禁されていることをミサカネットワークを通じてついに突き止めました」

美琴「あんたは~」

一方通行「なんだ?ミザリーごっこか?ったく、俺よりキモい野郎だな」


264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 21:55:36.43 ID:SiEe1V9OO
美琴「アイツ、私のこと必要だって言ってくれたもん!」

美琴「誰にも邪魔なんかさせないんだもん」

バリバリバリ

一方通行「ち、こいつは…おいチビ下がってろ」

打ち止め「ミサカはミサカはあなたの助力になりたいと進言してみたり」

一方通行「下がってろっつったろ!」

美琴「あんたもういらない」

打ち止め「え?!」

一方通行「ちょ、やめ?!」

キイ………バシュ

ゴオオオオオオ

一方通行「あ…あ……あ……」

美琴「バイバイ私の最後のコピー、せめて苦しまないように
一瞬で全身粉みじんのバラバラに吹き飛ばしてあげたんだから感謝してよね」


277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:04:03.05 ID:SiEe1V9OO
一方通行「おい!なんだこれ?…何やってんだよ、お前」

美琴「いいでしょ、あんただって今までずっとやってたことでしょ?
ああもう、なんか疲れちゃった、私、もうどうでもいいって感じ」

一方通行「てめえ…」

美琴「やるの?知ってるよ私、あんたさ、いろいろあって
無敵を誇ったあんたの力にもずいぶんと制限ができたみたいよね」

一方通行「ちっ」

美琴「今のあんただったら私にもどうにかなるかも、なんてね」

一方通行「あーあ、くっだらねえ、なんて日だ」


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:10:58.17 ID:SiEe1V9OO
美琴「ばいばいロリコンさん」

一方通行「!?」

キン……バシュウウウウ

ドグシュワアアアア

美琴「いくらあの冥土返しのカエル先生でも全身を半分吹き飛ばしたら返せないよね」

一方通行「あ…………あ………」

美琴「もう消えて」

バシュウウ



佐天「うわあ、なによなんなのあの人、凄すぎ…
しかも人を吹き飛ばしてんのに平然としてるし」

黒子「お…お姉様………」


287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:21:56.61 ID:SiEe1V9OO
美琴「学園都市最強がこんないとも簡単に………」

美琴「…ぷっふふ、くすくす」

美琴「あは、あはははははははは」

美琴「何これ?何なの?これが最強?あはははははは」

美琴「あああああああああ!もういやあああああ」



佐天「…………」

黒子「お姉様………」


美琴「もういい、もう疲れちゃった……」

美琴「そうだ、アイツのところに戻ろう…」


290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:28:48.07 ID:SiEe1V9OO
タ------ン

美琴「え?」グラッ

ばたん


黒子「……え」

佐天「ちょっ……え?何?」




御坂妹「目標の胸部へ鐵鋼弾の着弾を確認」

御坂妹「次弾装填完了……発射」

バン


ビシ

美琴「ぎゃう!?」


佐天「え!?何これ!何なの!?」

黒子「お姉様!?」


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:31:51.70 ID:SiEe1V9OO
美琴「なに……これ………血?」

黒子「お姉様!」

佐天「御坂さん!」

美琴「え?黒子?佐天さんも………あれ?立てない?」

黒子「大丈夫ですか?お姉様!」

佐天「うわ………」


297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:36:24.58 ID:SiEe1V9OO
美琴「あ…黒子、私……痛……」

黒子「喋らないで下さいまし」

美琴「私撃たれたのかな、えへへ防御しそこなっちゃった……」

黒子「全くもう、何をやってるんですか?お姉様は」

美琴「えへへ、そうだね、私、なにやってんだろ」


299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:42:10.49 ID:SiEe1V9OO
佐天「なにやってるんですかもう!めちゃくちゃじゃないですか」

美琴「あ、佐天さん……ごめん……私………」

黒子「だから喋らなくても!調べは全部ついてますって」

美琴「そう……なんだ……ごめんね黒子、迷惑かけちゃって」

黒子「すぐに救急車が来ます、なのでお気を確かに」

美琴「なんかさあ、私、疲れちゃった……少し寝るね」

黒子「お姉様!?」

佐天「御坂さん!?」


300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:46:03.34 ID:SiEe1V9OO

美琴「……はっ」

美琴「……えと」

美琴「あれ、ここ……どこ?」

カエル先生「おお、君、ようやく目が覚めたかね?」

美琴「あ…、リアルゲコ太?」

カエル先生「やれやれこれでもう安心だな」

美琴「へ?」


306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 22:54:30.20 ID:SiEe1V9OO
上条「よう、ビリビリよかったな無事で」

美琴「え?あ?あんた、なんで……」

初春「ホントですよ、私すっごい心配しました」

美琴「え?初春………さん…………?」

黒子「お姉様!私、私!」ガバッ

美琴「ちょっ!?黒子!」

固法「こら白井さん、御坂さんは怪我人なんですからもっと自粛しなさい」

美琴「えっえっえっ?固法さん?」

黒子「だって……だって……ううう」

佐天「でもよかったですね御坂さんが無事で」

美琴「あの……これって…………え?」


312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/01(金) 23:02:36.90 ID:SiEe1V9OO
カエル先生「君はね、交通事故に巻き込まれたんだ」

美琴「へ」

上条「まったくレベル5ともあろうお方が」

初春「そんな言い方ひどいですよ!大事故だったんですよ?」

美琴「あーちょっと待って?つまり、まさか今までのは……」

上条「は?何言ってんだお前」

佐天「てことは初夢ですか?どんな夢だったんですか?」

美琴「ぎゃああああああああああ!いやああああ!」


おしまい


Tag : ヤンデレールガン

コメント

爆弾オートガードしたり弾そらしたり、水辺だと羽生えて空飛んだり、磁場レーダーで上条見付けたりどんどん強化されてるくせに本編ではヒロイン補正で危険なめにあいにくい御方

No title

夢オチがこんなに嬉しかったことはない・・・。

No title

糞の一言だ……

No title

この夢オチはつまらない…

やりきれないやつは人としてもつまらないやつなんだよ…

No title

駄作その2

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