スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
梓「ねえ憂。わたしって猫みたいかな」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 19:56:17.88 ID:I9iV+b8f0 [1/31]
憂「えっ?」
憂「えっ?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 19:57:22.21 ID:I9iV+b8f0 [2/31]
梓「だからわたしって猫みたいにみえる?」
憂「う、うん…まあ結構猫みたいだとは思う…」
梓「ほんと!?」ズズイッ
純「…」
憂「わっ…ほんとだけど…」
梓「へえーそっかー…猫みたいかー…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:00:19.75 ID:I9iV+b8f0 [3/31]
梓「ねえ憂。ものまねしてよ」
憂「えっ?どうして急に…」
梓「いいから。ムツゴロウさんのものまね」
憂「そんなのやったことないよ…」
梓「じゃあわたしが猫やるからさ、それっぽくやってみてよ」
憂「でも…」
純「…」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:01:47.83 ID:I9iV+b8f0
梓「じゃあムツゴロウさんじゃなくてもいいから。とにかく猫好きの人」
憂「ええー…もっと具体的に…」
梓「いいの。とにかく猫を愛でてみてよ」
憂「…例えばどんなふうに?」
梓「うーん…例えばこう…わしゃわしゃしてみたり…抱きしめてみたり…」
憂「…こ、こう?」ナデナデ
梓「…違う」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:05:56.76 ID:I9iV+b8f0
憂「え?」
梓「ちがう!」
憂「わっ…ご、ごめんね」
梓「もっとこう…」
純「おい梓」
梓「なに」ムッ
純「憂こまってんでしょ。やめなよ」
梓「…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:11:05.41 ID:I9iV+b8f0
梓「憂。いやだった?」
憂「えっ…」
純「憂。正直に言っていいんだよ」
憂「えと…その…」
梓「…」ジー
憂「うっ…」
憂「いや…じゃないよ…」
梓「!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:16:37.55 ID:I9iV+b8f0
純「ばか憂」
憂「うぅ…」ションボリ
梓「うわ純ひどい!なんてこと言うの!」
純「…」
梓「ほら憂。行こ?」サワサワ
憂「え…」
梓「ほらほら」サスサス
憂「わわわっ!」
梓「じゃあねー純」プニ
憂「ひゃあっ!?」
純「…」
純「…はあ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:06:38.67 ID:I9iV+b8f0
梓「すごいよ憂。猫好きの人はいつも猫といっしょにいるもんね」
梓「ものまね上手だよ!」
憂「わたしは別にしてるつもりは…」
梓「猫好きの人は家でも猫といっしょだよね」
憂「もしかして…」
梓「うん!わたしも憂のものまねに付きあうよ!」
憂「じゃあ…スーパー寄ってかなきゃ…」
梓「そうだね。行こう行こう!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:10:07.04 ID:I9iV+b8f0
梓「~」ランラン
憂「梓ちゃんなに食べたい?」
梓「え?作ってくれるの?」
憂「できるものなら…」
梓「うんいいよ憂。飼い猫にご飯をあげるのが飼い主のつとめだもんね」
梓「忠実に再現できてるよ」
憂「そ、そう…」
梓「うんうん」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:13:45.12 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあ…ハンバーグでいいの?」
梓「うん」
憂「わかった…買ってくる」
梓「ちょっと憂!わたしも行くよ!」
憂「え…でも猫をお店に入れちゃダメじゃ…」
梓「そんなにこだわらなくていいの!」
憂「ええ…」
梓「ほら行くよ」
憂「うん…」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:16:30.04 ID:I9iV+b8f0
―
憂「じゃあ作ろう」
梓「おー!じゃあ憂がハンバーグこねてね」
梓「なんなら足でこねてもいいよ」
憂「汚いよ」
梓「そうかな?とりあえずよろしく」
憂「うん」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:19:01.39 ID:I9iV+b8f0
梓「できたね」
憂「うん」
梓「じゃあ憂。食べさせて」
憂「え?なんで?」
梓「猫!」
憂「まだやってたの…?」
梓「あたりまえでしょ。だからここにいるんじゃない」
憂「うーん…」
梓「はやく」
憂「…うん」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:22:53.18 ID:I9iV+b8f0
梓「ぷぅー食べた食べた!」ポンポン
憂「じゃあわたしも食べよう」
梓「あ!憂はわたしがたべさせるよ!」
憂「猫はそんなことしないよ?」
梓「細かいことはいいの!」
憂「でも…自分で食べられるよ」
梓「うるさい。ほらほら!」グイグイ
憂「う…」
梓「こら」グイ
憂「……あーん」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:27:14.97 ID:I9iV+b8f0
―
梓「よしお風呂はいろう」
憂「梓ちゃんさきどうぞ」
梓「?一緒でしょ?」
憂「…さすがにお風呂は…」
梓「いやなの?」
憂「そうじゃなくて…恥ずかしいし…」
梓「なら大丈夫。はいろう」
憂「ご、ごめんね。やっぱりお風呂は…」
梓「…」
梓「わかったよ。主人のわがままに付き合うのもペットのつとめだもんね」
梓「しょうがないなあ」
憂「…」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:29:40.50 ID:I9iV+b8f0
梓「じゃあ憂さきはいって」
憂「え?いいよ梓ちゃんお客さんだし」
梓「主人のあとの方が落ち着くんだよ」
憂「それってどういう…」
梓「とにかくはいってきて」
憂「わかった…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:33:53.63 ID:I9iV+b8f0
―
憂「あがったよー」
梓「!そ、そう…」
憂「どうしたの?」
梓「いや、なんでもないよ」
梓「ところで憂、憂のハブラシ…じゃなくて憂ってどこで歯を磨いてるの?」
憂「?洗面所だけど…」
梓「洗面所か…くそっ」ボソ
憂「なんで?」
梓「いやなんでも!じゃあはいってくるねー」
憂「うん」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:37:34.68 ID:I9iV+b8f0
憂「布団用意しなきゃ」
ガサガサ
憂「…?」
憂「なんだろ…」
ガサゴソ
憂「お風呂場のほうだ…梓ちゃん!」ダッ
ダダダ
憂「梓ちゃん大丈夫!?」ガチャ
梓「へっ?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:44:46.52 ID:I9iV+b8f0
憂「…あれ?梓ちゃんなにしてるの?」
梓「こ、これは…」
梓「そう!洗濯しようと思って!お世話になってるし!」
憂「そんなことしなくても…ん?」
憂「なんでわたしの服だけ散らかってるんだろ」
梓「へえっ!?こ、これはわたしが来た時からこうなってたよ!」
憂「ほんと?ごめんねいま片付けるから…」
梓「わ、わたしが片付けるから憂は戻って!」
憂「悪いよ。それにもう洗っちゃうから」
憂「梓ちゃんのも洗うから脱いで」
梓「うぅ…」
憂「ほらほら」
梓「わたしのは…いいよ…」
憂「そう?じゃあゆっくりはいってねー」ガチャ
梓「う、うん…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:49:23.56 ID:I9iV+b8f0
―
梓「…はあ」ズーン
憂「あっ。あがったね。麦茶飲む?」
梓「!」
梓「憂…」
憂「ん?」
梓「ペットが濡れてたら…飼い主が拭いてあげなきゃ」
憂「わかったーこっちきて」
梓「え…やってくれるの?」
憂「いいよーほらほら」
梓「う、うん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:52:49.25 ID:I9iV+b8f0
憂「よーしよし」ワシワシ
梓「…」
憂「うふふ」
梓「…う…」モゾモゾ
憂「あ!そういえば…」
梓「…?」
憂「まだわしゃわしゃしたり抱きしめたりしてなかったね」
梓「!」
憂「どうしよっか」
梓「……いいの?」
憂「いまさら聞かなくても」
梓「じゃあ…お願い」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:04:20.93 ID:I9iV+b8f0
憂「よしよし」ワシャワシャ
梓「う…うわああああ」
憂「わっ!どうしたの」
梓「は…はずかし…なんでもない!」
憂「ほらはやくおいでー」
梓「う、うん…」
憂「よしよーし」ワシャワシャ
梓「ううぅ…」
憂「よーしよしよし」ワシャワシャ
梓「う、うううう憂!そのよしよしって言うのやめて!」
憂「え?なんで?ムツゴロウさんみたいでしょ?」
梓「もうそれいいから!ふつうの飼い主でいいから!」
憂「そう…?でもわたしが飼い主になったらおんなじようにするとおもうよ」
梓「とにかくよしよしはやめて!」
憂「?わかった…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:13:24.55 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあつぎは…」
梓「ほ、ほんとに…?」
憂「やらないの?」
梓「…」
梓「やる」
憂「よーしよし」ギュッ
梓「!」
憂「よしよー…」
梓「それやめて…」
憂「…えへへ」ギュー
梓「…う…」
憂「かわいい猫ちゃんめ!」ギュー
梓「だ、だめ!もういい!」
憂「え?もう?」
梓「もういい!もういいから!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:32:41.27 ID:I9iV+b8f0
憂「そう…」
梓「あっ…もうこんな時間…」
憂「もう寝よっか?」
梓「…まだ寝たくない」
憂「じゃあなにする?」
梓「飼い主は…」
梓「ペットと遊んであげなきゃ…」
憂「そうだねー」
憂「うーん何かあったかな…」ゴソゴソ
憂「ねこじゃらしでもあれば…」
梓「そ、そういうのはいいから!」
憂「そうかな。じゃあ…」
梓「遊んであげればいいだけだよ!」
憂「わかった。おいでー」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:39:45.31 ID:I9iV+b8f0
梓「!しかたないなあ!」ガバ
憂「わあ!」
梓「ほら猫はじゃれあうのが好きなんだよ!」
憂「なるほど…おーし!」
ゴロゴロモミクチャ
梓「…はあ…はあ…」
憂「ふうー!」スッキリ
梓「ちょっと憂…本気ださないでよ…」
憂「なにそれー?まだ遊びたりないかな?」
梓「もっもう充分!」
憂「そっか」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:51:10.13 ID:I9iV+b8f0
憂「もう一人前の飼い主に近づいたかな…?」
梓「…ええと…」
梓「あ!」
梓「猫は飼い主の膝でねるよ!」
憂「あ…そうだね。じゃあ、はい」ポスポス
梓「…」ゴクリ
憂「どうしたの?」
梓「いや…じゃ、じゃあ」
梓「…」ポフ
憂「いい子いい子ー」ナデナデ
梓「う、憂」
憂「しずかに」ナデナデ
梓「…」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:06:41.35 ID:I9iV+b8f0
―
梓「じゃあ…寝よう」
憂「うん」
梓「猫は…」
憂「わかってるよ。おいで」
梓「…!」
憂「ふふ。あったかい」
梓「…」
梓「ねえ憂」
憂「なあに?」
梓「なんでこんなのにつきあってくれたの?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:16:37.59 ID:I9iV+b8f0
憂「最初はほとんど梓ちゃんに強引に…」
梓「…」
梓「で、でも強く断れば止められたじゃん!」
憂「そうかなー?」
梓「そうだよ!」
憂「ふーん」
梓「…う、うん」
憂「…」
梓「…」
憂「なんかね…おもしろそうだなあっておもって」
梓「へ?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:33:20.13 ID:I9iV+b8f0
憂「だって梓ちゃんすっごく目を輝かせてるんだもん」
憂「なんだかおもしろいから断らなかったんだよ」
梓「…」
梓「なにそれー!」
梓「わたしを弄んでたってこと!?」
梓「人の気も知らないでー!」ムキー
憂「ご、ごめんね。でも梓ちゃんは怒れないでしょ…?」
梓「うっ…」
梓「と、ともかく簡単には許さないから」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:36:35.70 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあどうすれば許してくれるの?」
梓「じゃあ…」
梓「手、つないでて…」
憂「うん。わかった」ギュ
憂「そういえばお姉ちゃんいないね」
梓「ほんとだね。気付かなかった」
憂「もー梓ちゃんたら」
梓「あはは」
憂「うふふ」
おしまい。
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:38:23.50 ID:I9iV+b8f0 [31/31]
なにも言い残すことはありません。
自分でも自分を見失ってました。
支援してくれた方見てくれた方ありがとうございました。
なんだよこれ
梓「だからわたしって猫みたいにみえる?」
憂「う、うん…まあ結構猫みたいだとは思う…」
梓「ほんと!?」ズズイッ
純「…」
憂「わっ…ほんとだけど…」
梓「へえーそっかー…猫みたいかー…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:00:19.75 ID:I9iV+b8f0 [3/31]
梓「ねえ憂。ものまねしてよ」
憂「えっ?どうして急に…」
梓「いいから。ムツゴロウさんのものまね」
憂「そんなのやったことないよ…」
梓「じゃあわたしが猫やるからさ、それっぽくやってみてよ」
憂「でも…」
純「…」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:01:47.83 ID:I9iV+b8f0
梓「じゃあムツゴロウさんじゃなくてもいいから。とにかく猫好きの人」
憂「ええー…もっと具体的に…」
梓「いいの。とにかく猫を愛でてみてよ」
憂「…例えばどんなふうに?」
梓「うーん…例えばこう…わしゃわしゃしてみたり…抱きしめてみたり…」
憂「…こ、こう?」ナデナデ
梓「…違う」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:05:56.76 ID:I9iV+b8f0
憂「え?」
梓「ちがう!」
憂「わっ…ご、ごめんね」
梓「もっとこう…」
純「おい梓」
梓「なに」ムッ
純「憂こまってんでしょ。やめなよ」
梓「…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:11:05.41 ID:I9iV+b8f0
梓「憂。いやだった?」
憂「えっ…」
純「憂。正直に言っていいんだよ」
憂「えと…その…」
梓「…」ジー
憂「うっ…」
憂「いや…じゃないよ…」
梓「!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:16:37.55 ID:I9iV+b8f0
純「ばか憂」
憂「うぅ…」ションボリ
梓「うわ純ひどい!なんてこと言うの!」
純「…」
梓「ほら憂。行こ?」サワサワ
憂「え…」
梓「ほらほら」サスサス
憂「わわわっ!」
梓「じゃあねー純」プニ
憂「ひゃあっ!?」
純「…」
純「…はあ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:06:38.67 ID:I9iV+b8f0
梓「すごいよ憂。猫好きの人はいつも猫といっしょにいるもんね」
梓「ものまね上手だよ!」
憂「わたしは別にしてるつもりは…」
梓「猫好きの人は家でも猫といっしょだよね」
憂「もしかして…」
梓「うん!わたしも憂のものまねに付きあうよ!」
憂「じゃあ…スーパー寄ってかなきゃ…」
梓「そうだね。行こう行こう!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:10:07.04 ID:I9iV+b8f0
梓「~」ランラン
憂「梓ちゃんなに食べたい?」
梓「え?作ってくれるの?」
憂「できるものなら…」
梓「うんいいよ憂。飼い猫にご飯をあげるのが飼い主のつとめだもんね」
梓「忠実に再現できてるよ」
憂「そ、そう…」
梓「うんうん」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:13:45.12 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあ…ハンバーグでいいの?」
梓「うん」
憂「わかった…買ってくる」
梓「ちょっと憂!わたしも行くよ!」
憂「え…でも猫をお店に入れちゃダメじゃ…」
梓「そんなにこだわらなくていいの!」
憂「ええ…」
梓「ほら行くよ」
憂「うん…」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:16:30.04 ID:I9iV+b8f0
―
憂「じゃあ作ろう」
梓「おー!じゃあ憂がハンバーグこねてね」
梓「なんなら足でこねてもいいよ」
憂「汚いよ」
梓「そうかな?とりあえずよろしく」
憂「うん」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:19:01.39 ID:I9iV+b8f0
梓「できたね」
憂「うん」
梓「じゃあ憂。食べさせて」
憂「え?なんで?」
梓「猫!」
憂「まだやってたの…?」
梓「あたりまえでしょ。だからここにいるんじゃない」
憂「うーん…」
梓「はやく」
憂「…うん」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:22:53.18 ID:I9iV+b8f0
梓「ぷぅー食べた食べた!」ポンポン
憂「じゃあわたしも食べよう」
梓「あ!憂はわたしがたべさせるよ!」
憂「猫はそんなことしないよ?」
梓「細かいことはいいの!」
憂「でも…自分で食べられるよ」
梓「うるさい。ほらほら!」グイグイ
憂「う…」
梓「こら」グイ
憂「……あーん」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:27:14.97 ID:I9iV+b8f0
―
梓「よしお風呂はいろう」
憂「梓ちゃんさきどうぞ」
梓「?一緒でしょ?」
憂「…さすがにお風呂は…」
梓「いやなの?」
憂「そうじゃなくて…恥ずかしいし…」
梓「なら大丈夫。はいろう」
憂「ご、ごめんね。やっぱりお風呂は…」
梓「…」
梓「わかったよ。主人のわがままに付き合うのもペットのつとめだもんね」
梓「しょうがないなあ」
憂「…」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:29:40.50 ID:I9iV+b8f0
梓「じゃあ憂さきはいって」
憂「え?いいよ梓ちゃんお客さんだし」
梓「主人のあとの方が落ち着くんだよ」
憂「それってどういう…」
梓「とにかくはいってきて」
憂「わかった…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:33:53.63 ID:I9iV+b8f0
―
憂「あがったよー」
梓「!そ、そう…」
憂「どうしたの?」
梓「いや、なんでもないよ」
梓「ところで憂、憂のハブラシ…じゃなくて憂ってどこで歯を磨いてるの?」
憂「?洗面所だけど…」
梓「洗面所か…くそっ」ボソ
憂「なんで?」
梓「いやなんでも!じゃあはいってくるねー」
憂「うん」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:37:34.68 ID:I9iV+b8f0
憂「布団用意しなきゃ」
ガサガサ
憂「…?」
憂「なんだろ…」
ガサゴソ
憂「お風呂場のほうだ…梓ちゃん!」ダッ
ダダダ
憂「梓ちゃん大丈夫!?」ガチャ
梓「へっ?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:44:46.52 ID:I9iV+b8f0
憂「…あれ?梓ちゃんなにしてるの?」
梓「こ、これは…」
梓「そう!洗濯しようと思って!お世話になってるし!」
憂「そんなことしなくても…ん?」
憂「なんでわたしの服だけ散らかってるんだろ」
梓「へえっ!?こ、これはわたしが来た時からこうなってたよ!」
憂「ほんと?ごめんねいま片付けるから…」
梓「わ、わたしが片付けるから憂は戻って!」
憂「悪いよ。それにもう洗っちゃうから」
憂「梓ちゃんのも洗うから脱いで」
梓「うぅ…」
憂「ほらほら」
梓「わたしのは…いいよ…」
憂「そう?じゃあゆっくりはいってねー」ガチャ
梓「う、うん…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:49:23.56 ID:I9iV+b8f0
―
梓「…はあ」ズーン
憂「あっ。あがったね。麦茶飲む?」
梓「!」
梓「憂…」
憂「ん?」
梓「ペットが濡れてたら…飼い主が拭いてあげなきゃ」
憂「わかったーこっちきて」
梓「え…やってくれるの?」
憂「いいよーほらほら」
梓「う、うん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:52:49.25 ID:I9iV+b8f0
憂「よーしよし」ワシワシ
梓「…」
憂「うふふ」
梓「…う…」モゾモゾ
憂「あ!そういえば…」
梓「…?」
憂「まだわしゃわしゃしたり抱きしめたりしてなかったね」
梓「!」
憂「どうしよっか」
梓「……いいの?」
憂「いまさら聞かなくても」
梓「じゃあ…お願い」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:04:20.93 ID:I9iV+b8f0
憂「よしよし」ワシャワシャ
梓「う…うわああああ」
憂「わっ!どうしたの」
梓「は…はずかし…なんでもない!」
憂「ほらはやくおいでー」
梓「う、うん…」
憂「よしよーし」ワシャワシャ
梓「ううぅ…」
憂「よーしよしよし」ワシャワシャ
梓「う、うううう憂!そのよしよしって言うのやめて!」
憂「え?なんで?ムツゴロウさんみたいでしょ?」
梓「もうそれいいから!ふつうの飼い主でいいから!」
憂「そう…?でもわたしが飼い主になったらおんなじようにするとおもうよ」
梓「とにかくよしよしはやめて!」
憂「?わかった…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:13:24.55 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあつぎは…」
梓「ほ、ほんとに…?」
憂「やらないの?」
梓「…」
梓「やる」
憂「よーしよし」ギュッ
梓「!」
憂「よしよー…」
梓「それやめて…」
憂「…えへへ」ギュー
梓「…う…」
憂「かわいい猫ちゃんめ!」ギュー
梓「だ、だめ!もういい!」
憂「え?もう?」
梓「もういい!もういいから!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:32:41.27 ID:I9iV+b8f0
憂「そう…」
梓「あっ…もうこんな時間…」
憂「もう寝よっか?」
梓「…まだ寝たくない」
憂「じゃあなにする?」
梓「飼い主は…」
梓「ペットと遊んであげなきゃ…」
憂「そうだねー」
憂「うーん何かあったかな…」ゴソゴソ
憂「ねこじゃらしでもあれば…」
梓「そ、そういうのはいいから!」
憂「そうかな。じゃあ…」
梓「遊んであげればいいだけだよ!」
憂「わかった。おいでー」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:39:45.31 ID:I9iV+b8f0
梓「!しかたないなあ!」ガバ
憂「わあ!」
梓「ほら猫はじゃれあうのが好きなんだよ!」
憂「なるほど…おーし!」
ゴロゴロモミクチャ
梓「…はあ…はあ…」
憂「ふうー!」スッキリ
梓「ちょっと憂…本気ださないでよ…」
憂「なにそれー?まだ遊びたりないかな?」
梓「もっもう充分!」
憂「そっか」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:51:10.13 ID:I9iV+b8f0
憂「もう一人前の飼い主に近づいたかな…?」
梓「…ええと…」
梓「あ!」
梓「猫は飼い主の膝でねるよ!」
憂「あ…そうだね。じゃあ、はい」ポスポス
梓「…」ゴクリ
憂「どうしたの?」
梓「いや…じゃ、じゃあ」
梓「…」ポフ
憂「いい子いい子ー」ナデナデ
梓「う、憂」
憂「しずかに」ナデナデ
梓「…」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:06:41.35 ID:I9iV+b8f0
―
梓「じゃあ…寝よう」
憂「うん」
梓「猫は…」
憂「わかってるよ。おいで」
梓「…!」
憂「ふふ。あったかい」
梓「…」
梓「ねえ憂」
憂「なあに?」
梓「なんでこんなのにつきあってくれたの?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:16:37.59 ID:I9iV+b8f0
憂「最初はほとんど梓ちゃんに強引に…」
梓「…」
梓「で、でも強く断れば止められたじゃん!」
憂「そうかなー?」
梓「そうだよ!」
憂「ふーん」
梓「…う、うん」
憂「…」
梓「…」
憂「なんかね…おもしろそうだなあっておもって」
梓「へ?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:33:20.13 ID:I9iV+b8f0
憂「だって梓ちゃんすっごく目を輝かせてるんだもん」
憂「なんだかおもしろいから断らなかったんだよ」
梓「…」
梓「なにそれー!」
梓「わたしを弄んでたってこと!?」
梓「人の気も知らないでー!」ムキー
憂「ご、ごめんね。でも梓ちゃんは怒れないでしょ…?」
梓「うっ…」
梓「と、ともかく簡単には許さないから」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:36:35.70 ID:I9iV+b8f0
憂「じゃあどうすれば許してくれるの?」
梓「じゃあ…」
梓「手、つないでて…」
憂「うん。わかった」ギュ
憂「そういえばお姉ちゃんいないね」
梓「ほんとだね。気付かなかった」
憂「もー梓ちゃんたら」
梓「あはは」
憂「うふふ」
おしまい。
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:38:23.50 ID:I9iV+b8f0 [31/31]
なにも言い残すことはありません。
自分でも自分を見失ってました。
支援してくれた方見てくれた方ありがとうございました。
なんだよこれ
<<唯「あずにゃんをムスタングで三時間殴り続けると死ぬ」 | ホーム | 唯「夏いね!」>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |