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ハルヒ「明日の団活は皆で下ネタ探索パトロールをしましょう!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:54:11.07 ID:Zh1EOhJS0 [1/36]
お察しの通りただの下ネタです。よろしければ。

放課後、部室

みくる「はい、どうぞ」カタン

キョン「すいません」

長門「吸いません?」

ハルヒ「おっぱいを?」

古泉「断るなんて朝比奈さんに失礼ですよ?」

キョン「はっ!そうだよな。じゃ、吸います!」

みくる「今日は出が悪いんですけどいいですか?」

キョン「全然かまいませんよ」

ハルヒ「あら、みくるちゃんらしくないわね」

古泉「誰にでも調子の悪いときはありますよ」

キョン「ではいただきます…」ゴクゴク

キョン「ああ確かに…」

長門「…今日のお茶は薄い」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 20:57:52.09 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「某アニメで、ペットに名前をつけるんだけどね」

キョン「ふーん、どんな?」

ハルヒ「ちくび」

キョン「あー…そっち系ですか」

古泉「色々誤解が起こりそうな名前ですね」

長門「ちくび触らせて…」

みくる「いやん」

ハルヒ「で、あんたのシャミセンもそういう名前にすれば面白かったかなーって思ったのよ」

キョン「例えば?」

ハルヒ「そうねえ…」

ハルヒ「…ちんぽ」

キョン「…まぁオスだしな」

ハルヒ「試しに会話してみましょうよ」

キョン「嫌な予感しかしないぞ…」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:01:04.21 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「あんたのちんぽ最近どう?」

キョン「えーと、どっち?」

ハルヒ「猫の方よ」

キョン「ああ、元気だぞ」

ハルヒ「そう、よかったわ」

キョン「相変わらず妹に弄られてるけどな」

ハルヒ「い、妹ちゃんに!?」

キョン「だから猫の方だって」

ハルヒ「あ、そうだったわね。今度あたしにもちんぽ触らしてね」

キョン「え?俺の!?」

ハルヒ「バカ!猫の方よ」

長門「……紛らわしい」

ハルヒ「やっぱりシャミセンのままでいいわね」

キョン「当たり前だ。なにしろ妹に呼ばせるわけにはいかないからな…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:05:22.74 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「…あの雲おっぱいみたい」

キョン「そうだな。Cくらいか?」

ハルヒ「もうちょっとあるわよ」

キョン「触ったら気持ちいいだろうな…」

ハルヒ「雲は掴めないわよ?」

キョン「雲じゃなくておっぱいをだ」

ハルヒ「そうね。暇だしみくるちゃんのおっぱいでも触るか……」コイコイ

みくる「あ、はーい。どうぞー」ボイーン

キョン「じゃあ俺は……おい、古泉」

古泉「んっふ。仕方のない人ですね…」ヌギッ

長門「……」

ハルヒ「……いい加減ネタ尽きたわね」モミモミ

キョン「そうだな」クリクリ

ハルヒ「あーあ、どっかに面白い下ネタ落ちてないかなぁ…」モミモミモミモミ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:08:57.64 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「あっ!」ギュムッ

みくる「ひゃあ!そんなに強く掴まないで下さいー!」ジタバタ

ハルヒ「ずっと部室に籠ってるのがいけないのよ!」

キョン「なるほど、そうか!」バチーン

古泉「はうっ!すごく、気持ちいいです…」ビクンビクン

長門「……納得」ペタン

ハルヒ「というわけで、明日は外に出て下ネタ探索パトロールをするわよ!来なかったら……そうねぇ」ニヤリ

ハルヒ「女子はノーブラノーパン、男子はノーズボンノーパンの刑よ!しかも1週間!」

みくる「そんなぁ…それは恥ずかしいです///」

キョン「おいいい!男子下半身丸出しじゃねぇかっ!!」

古泉「恥ずかしいなんてものじゃないですね……」

長門「素晴らしい処遇」

ハルヒ「とにかく来ればいいんだから!明日は朝9時に北口駅前に集合だからね」

キョン「へいへい……露出狂は嫌だからな」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:13:32.53 ID:Zh1EOhJS0
翌日、朝

妹「キョンくーん!おきてー!」ユサユサ

キョン「ん…あと5分…」

妹「あ、こっちはおっきしてるー!えらいえらい」ナデナデ

キョン「わあああ!」ガバッ

妹「あ、キョンくんもおきたー」

キョン「おい!誰にこんなの習ったんだ!」

妹「ハルにゃんだよ?キョンくんのここは、はやおきでえらいんだよって」

キョン「あいつ一体いつの間に…」

妹「おもしろーい」ツンツン

キョン「こらっ!とりあえず……出てきなさい!」

妹「ちぇーっ。あとであそばせてね!」バタン

キョン「おもちゃじゃありません!」

キョン「ふう、妹に弄られるとは……確かにシャミセンと同じようなもんかもしれんな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:17:25.88 ID:Zh1EOhJS0
キョン「とーばーすーぜーっ!!」チャリンコリンコー!

北口駅前

みくる「あ、キョンくんこんにちは」

ハルヒ「遅い、罰金っ!」

キョン「おいおい、まだ時間じゃ」

長門「罰金を勃起に変えて恥ずかしそうにもう一度」

ハルヒ「あたし?えっと……」

ハルヒ「遅い、勃起っ///」

キョン「おい、俺は勃起不全じゃない!今朝だってビンビンしてたぞ」

長門「朝立ち乙」

古泉「なるほど、こんなところに下ネタがあるとは」

ハルヒ「さすが有希!下ネタ探しは始まってるわけね!」

みくる「長門さん、なんだか楽しそうですぅ」

長門「……気のせい」ワクワク


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:21:22.88 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「さ、電車に乗りましょ!」

キョン「どこ行くんだ?」

ハルヒ「さぁ?」

キョン「おいおい、無責任だな」

ハルヒ「電車に乗って適当に降りた所が今日の探索地よ!」

古泉「なるほど、ミステリーツアーですか」

みくる「どこに着くのか分からないんですね」

長門「しかし列車事故に巻き込まれ、彼らは天国に着いたのであった…」

キョン「不吉なナレーションやめてぇ!」

ハルヒ「エロい意味での天国なら是非イキたいわね!」

改札

古泉「では初乗り運賃で切符を買ってきますね」タタッ

ハルヒ「思ったんだけど、思春期料金てあればいいのにね」

キョン「俺たちまだ大人になりきれてないもんな」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:26:30.79 ID:Zh1EOhJS0
車内 ガタンゴトン

ハルヒ「電車と言えば痴漢よね」

キョン「物騒なこと言うなよ…」

古泉「最近は女性専用車両が出来たり、監視カメラが付いた車両も増えていますが、なかなかなくならないですね」

長門「集団で行うなど悪質な手口も増えている」

ハルヒ「話変わるけど、階段とかエスカレーターとかで、よくミニスカート押さえてる女の人いるじゃない?」

キョン「別に見るつもりはないんだが、ちょっと不快だな…」

古泉「警戒されても仕方ないですけどね」

ハルヒ「あたし思うんだけど、そんなに見られたくないならミニスカートなんて履かなきゃいいのよ」

キョン「極端すぎるぞ」

ハルヒ「そうやって隠そうとするから、男はますます見たいという欲望がが掻き立てられるんでしょ?」

キョン「まあ無理矢理覗こうとは思わんが、風が吹いてスカートを押さえてるのを見ると、おおっ!ってなるな」

ハルヒ「でしょ?それに、本当に見られたくないと思ってる恥ずかしがり屋な奥ゆかしい女の子は、ミニスカなんて履かないわ!」

古泉「ステレオタイプかもしれませんが、そういう性格の方はロングスカートを履いている印象がありますね」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:30:57.82 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「見られたくないならロングスカート!これ全国の女子に言いたいわね!」

キョン「で、お前はどうなんだ?」

ハルヒ「あたしは全然平気よ?パンツ履いてるもん。要するに中身が見えなきゃいいのよ」

キョン「なんでそんな堂々と出来るんだよ…」

ハルヒ「堂々としているのは防犯対策でもあるのよ」

みくる「どういうことですか?」

ハルヒ「そうね…ちょうどいい機会だし、実験してみましょうか」

キョン「厄介なことしてくれるなよ…」

ハルヒ「…じゃあまずはキョン!」

キョン「な、なんだ?」

ハルヒ「あたしのパンツを見なさい!」

みくる「ひゃあ!!」

キョン「お、おい!何言ってるんだハルヒ!!」

ハルヒ「ほら、特別に許可するから、見なさい」ドーン

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:36:45.38 ID:Zh1EOhJS0
キョン「そ、そんなことできる訳ねえだろっ!!ここは車内だぞ!!」

ハルヒ「…というように、こっちが見ていいと言っても、普通は拒否するわね」

みくる「あ、そういうことかぁ…確かにそうですね」

キョン「はぁ…びっくりさせんなよ…」

ハルヒ「じゃあ次、古泉くん!」

古泉「ま、まさか…」

ハルヒ「キョンがしたのと逆の反応をやってちょうだい!」

古泉「それはさすがに…」

ハルヒ「古泉くんならやってくれるわよね?」ニッコリ

古泉「も、もちろんですともっ!!」

キョン「いつもイエスマンしてるからこうなるんだぞ……ご愁傷様」

ハルヒ「じゃ、いくわよ…古泉くん、あたしのパンツを見なさい!」

古泉「ありがたき幸せ!!ではお言葉に甘えて…」サッ

ハルヒ「きゃああああああー!!この人痴漢ですううー!!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:46:04.77 ID:Zh1EOhJS0
古泉・キョン・みくる「!!!!!」

ナンダナンダ ザワザワ

古泉「ちょ、涼宮さんっ!?ひどいじゃないですかっ!」

キョン「そんなことより注目浴びててやばいぞ…」

チカンダッテー ヤダー ザワザワ

キョン「違うんです!これは誤解で…」

アヤシイ… キョウハンカモ… ザワザワ

キョン「俺じゃダメだ!朝比奈さんと長門も手伝ってくれ!」

みくる「はいっ!…あの!!本当に何でもないんです!!」

長門「これは気のせい…忘れて…」

アナウンス『○○駅ー お降りの方は…』

キョン「とにかく降りるぞ!」

○○駅ホーム

キョン「ハルヒ!!何てことしてくれたんだ!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:51:54.99 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「何って、実験してみただけよ」

キョン「公共の場だぞ?常識ってもんがあるだろ…」

ハルヒ「だって車内でやらなきゃ意味ないんだもの」

キョン「お前っ…従う古泉にも非はあるが、悪かったとか思わねえのかよ…!!」

古泉「僕は大丈夫ですから!通報された訳ではないですし。本当驚きましたが…」

ハルヒ「…確かめて見たかったのよ」

キョン「その防犯対策とやらをか」

ハルヒ「これで実証されたでしょ?万が一相手が肯定しても、ああやって叫べばいいって」

みくる「同意の上だと言い訳しても、見ようとしたのには変わりないですからね」

長門「見ることを拒否しても肯定しても、どちらにしろ被害は起こらずに済む」

キョン「はぁ、分かったよ……。全く…お前の血は、もといパンツは何色だー!」

ハルヒ「赤よ」

キョン「勝負パンツか」

ハルヒ「違うわ。元は白だったけど、さっき生理になっちゃったから」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 21:56:11.74 ID:Zh1EOhJS0
キョン「ハルヒは白か……って生理だと!?」

みくる「大きい声で言わないで下さい!!涼宮さん、トイレ行きましょう!!」グイッ

ハルヒ「ちょ、ちょっとみくるちゃん…」ズルズル

みくる「少し待ってて下さいね!」

キョン「…生理ってこんなに突然なるんだな」

古泉「だいたい約4週間に1回のペースで起こるようですが、少しムラがあるようですね」

キョン「なんでお前が…ってアレか」

古泉「お察しの通り、閉鎖空間です」ニッコリ

キョン「ところで長門、お前もなるのか?」

長門「女性に野暮な質問はするべきでない」

キョン「すまん…」

長門「…と言って誤魔化しておくことにする」

数分後

みくる「お待たせしましたー」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:08:38.75 ID:Zh1EOhJS0
古泉「大丈夫でしたか?」

ハルヒ「いつものことだから平気よ!それにしても夏のナプキンは辛いわね…」

みくる「蒸れて暑いですよね」

長門「タンポンを使う手もある」

みくる「あ、鶴屋さんはタンポン派だそうです」

ハルヒ「ああ確かにそんな気する!でも、あたしには扱いづらくてちょっとね」

長門「長時間の使用は衛生状態が悪くなるので気をつける必要がある」

キョン「あの、ガールズトーク中悪いんだが…タンポンって処女膜破っちゃうんじゃないかと思うんだが平気なのか?」

ハルヒ「はぁ、あんたバカァ?」

みくる「膜って言っても完全に塞がってる訳じゃないんですよ?こうヒダみたいな感じで」

ハルヒ「塞がってたら生理の時どっから血が出るのよ」

長門「むしろ塞がっていたら手術が必要」

キョン「そうだったのか…!なんかすいませんでした」

古泉「女性は奥が深いですね。色んな意味で」ンッフ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:19:22.56 ID:Zh1EOhJS0
駅前

キョン「ここどこだ?本当に適当な所で降りるはめになるとは…」

ハルヒ「初めての方がドキドキしていいじゃない!とりあえず、駅周辺を散策しましょ。なんか見つけたらすぐ報告すること!」

キョン「なんかと言ってもなあ…」

長門「あそこにコンビニがある」

ハルヒ「コンビニ……エロ本ね!」

キョン「まあたまに立ち読みしたりしなかったり…」

ハルヒ「あたしも読んでみたいんだけど、なんか手を出しにくいのよね」

古泉「あからさまに18禁コーナーと書いてありますしね」

長門「コンビニでバイトすればいい」

みくる「あ、お友達がバイトしてるんですけど、雑誌とかたまに読んでるそうですよ?」

キョン「店員なにやってんだ…」

ハルヒ「いいわね、それ!あたしもコンビニでバイト始めようかしら」

キョン「そこまでして立ち読みしたいか…?」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:26:18.18 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「だって買いづらいじゃない」

キョン「まぁ下手すると年齢確認されるしな」

古泉「コンビニでコンドームとか」

みくる「薬局で妊娠検査薬とか」

キョン「買ったの!?」

ハルヒ「やっぱ、こういうデリケートなものはこっそり買いたいわよね」

キョン「ネットショッピングが儲かるわけだな」

古泉「そういえば、コンドームの自動販売機というのを聞いたことがあります」

ハルヒ「なにそれどこにあるの!?」

古泉「人づてなので場所は分かりませんが…」

長門「プライバシーが守られる上、気軽に買えて素晴らしい」

ハルヒ「そうだわ!我がSOS社で自動販売機事業もやりましょう!」

みくる「飲み物のかわりに、対人では買いづらい商品を入れるんですね」

古泉「最近、飲み物の自販機は売れなくて次々撤去されているそうなので、いいチャンスかと!」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:29:14.81 ID:Zh1EOhJS0
キョン「いいなそれ!エロ本、AV、コンドームに…」

みくる「妊娠検査薬、大人のおもちゃも欲しいですぅ」

ハルヒ「うんうん!我が社のエロ雑誌も入れれば完璧ね!」

古泉「自販機に入れるにはちょっと高価すぎるものもある気もしますが…」

キョン「これで18歳未満でも簡単に買えるぞ…」フヒヒヒ

長門「taspoのように本人確認をつける必要があると思われる」

キョン「げっ!マジかよ…」

古泉「ええ、18歳未満に販売して訴えられたら大変ですからね」

ハルヒ「売る方も色々面倒なのねぇ」

キョン「はぁ、ホント世知辛い世の中になったよな…」

長門「大丈夫、会社を始める頃にはあなたはとっくに成人している」

キョン「…!」

キョン「俺、大人になったら好きなだけあんなものやこんなもの買うんだ…!」

長門「…死亡フラグ」ニヤリ


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:32:17.77 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「お腹すいたわね…そこのサイゼでお昼にしましょう!」

古泉「サイゼリアはお財布に優しいですし学生の味方ですね」

イラッシャイマセー

ハルヒ「混んでるわね…キョン、名前書いてきて」

キョン「悪い…俺、名字分かんないから…」

ハルヒ「ああ、そうだったわね…じゃあ古泉くん、よろしく」

古泉「了解しました」サラサラ

ハルヒ「レストランで順番待ちして呼ばれる時って、様づけされるじゃない」

キョン「まぁ呼び捨てじゃマズいからな」

ハルヒ「…神って書いたら神様って呼んでくれるのかしら?」

キョン「まぁ、そう、だろう、な…」ドキドキ

ハルヒ「ま、店員さんが可哀想だしそんなガキみたいなことしないけど」

キョン・古泉「(びっくりした…)」ヒヤヒヤ

店員『5名でお待ちの古泉様ー』

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:35:53.75 ID:Zh1EOhJS0
数分後

ハルヒ「さて、注文も終わったしドリンクバー取りに行きましょ!」

キョン「ミラノ風ドリアとペペロンチーノだけか…」

古泉「一番安いですから」

ハルヒ「キョン、取ってきて!」

キョン「分かったよ…」

古泉「僕もお手伝いしましょう」

キョン「えーと、何飲みたいんだ?」

ハルヒ・みくる・長門・古泉「カルピスで!」

キョン「あー…はいはい。古泉お前もか」

古泉「エロい飲み物と言ったらこれでしょう。ところであなたは何を?」

キョン「…牛乳」

古泉「ドリンクバーで牛乳ですか!まぁエロいですが…」

ハルヒ「…子どもが飲むものだと思ってたわ…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:38:10.31 ID:Zh1EOhJS0
食後

みくる「お腹いっぱいですぅ」

キョン「なんか物足りないな…」

ハルヒ「んっ……」

古泉「涼宮さん、お顔が優れないようですが…」

ハルヒ「平気よ、ちょっと生理痛がキツイだけで」

みくる「あ、鎮痛剤ありますよ」ガサゴソ

ハルヒ「もらっていい?ちょっと辛いかも…」

みくる「どうぞ。無理しないで下さいね」

ハルヒ「ありがと…」ゴクッ

キョン「腹痛いのか?トイレ行ったらどうだ?」

ハルヒ「あのねぇ…トイレ行ってどうにかなるなら、とっくに行ってるわよ…」イライラ

みくる「生理痛はトイレで頑張って治るものじゃないんですよぅ」

長門「薬で抑えたり、腰を温めたりして痛みを和らげるしかない」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:42:39.42 ID:Zh1EOhJS0
古泉「女性特有の悩みと言われる程ですしね」

キョン「そうなのか…悪かったな」

ハルヒ「別に…どうせ男には痛みなんて分かんないだろうし」イライラ

キョン「参考までに、どんな感じなんだ?」

みくる「ずーん、どーんって感じの鈍痛ですね」

長門「下腹部に鉛が入ってるような感じとよく形容される」

ハルヒ「あんまり痛いとシーツやカーテンを引き千切りたくなるわね」

古泉「想像を絶する痛みのようですね」

キョン「うーん…玉潰されるのとどっちが痛いんだ?」

ハルヒ「そんなの分かんないわよ、女には付いてないんだし」

キョン「そんなこと言ったら男には生理なんてないんだから分かんねえよ」

ハルヒ「じゃあ余計なこと聞かないでほっといて!!」イライラ

古泉「まあまあ、ケンカなさらずに…」

長門「ないものはお互い分からない←結論」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:45:47.30 ID:Zh1EOhJS0


ハルヒ「さて、午後の探索を始めましょ!!」

古泉「お体の具合は大丈夫ですか?」

ハルヒ「うん、薬効いてきたからもう平気よ。いい?何か見つけたらすぐ報告だからね!」

キョン「へいへい」

ビル街

ハルヒ「思ったんだけど、よく漫画やドラマで建物の間に細い道あるじゃない」

みくる「ちょっと暗くなってて、ゴミ箱とか置いてあるような人気の少ない通りですね」

キョン「行き止まりになってて、逃げ場がなくてピンチになったりな」

長門「そして、男女がイケナイことを…」

ハルヒ「そうそう。ああいうのって実際あんまなくない?」

古泉「そうですね。人も通れないくらいか、逆に結構通行人が多かったり」

キョン「現実はそんなうまく行かないもんだろ」

ハルヒ「やっぱり漫画やドラマの世界はご都合主義なのかしらね」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:48:19.48 ID:Zh1EOhJS0
繁華街

キョン「ラブホでもありそうな所だな…」

ハルヒ「ラブホって儲かってそうよね」

古泉「どちらかが一人暮らしでないと場所に困りますからね」

キョン「特に学生で一人暮らしってあんまないしな」

ハルヒ「それを分かって高い料金取るんだからずるいわよね」

古泉「カラオケや漫喫でオールという手もありますが…」

ハルヒ「それじゃやりにくいからだめよ!」キリッ

キョン「まぁ…車でも持ってればいいけどな」

長門「車内プレイ」

みくる「車がない人は困っちゃいますね」

古泉「レンタルするほどではないですしね」

ハルヒ「あ、分かった!!タクシーよ!」

キョン「はい?」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:51:48.14 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「まずは普通のタクシーと同じで、お客さんが希望する場所まで連れてってあげるの」

古泉「人目の付かないところですね」

みくる「海とか眺めの良いところもいいですね」

ハルヒ「場所に着いたら、何時間利用するか聞いて、終わるまで外で待ってるの」

キョン「…虚しいだろ」

長門「TAXIならぬSEXI」

ハルヒ「上手い!座布団1枚!!」

古泉「このセクシー事業も我が社で行いましょうか」

ハルヒ「いいわね!」

みくる「これは儲かりそうですぅ」

キョン「求人して運転手が集まればいいけどな…」

長門「前方50メートル先に森林公園」

みくる「結構大きいみたいですねぇ」

キョン「……なぁ、ちょっと休憩しないか?」

ハルヒ「ん?いいけど?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:54:14.49 ID:Zh1EOhJS0
森林公園、ベンチ

ハルヒ「やっぱ外は暑いわねぇ…」

古泉「…飲み物を買ってきますね」タタッ

みくる「わ、わたしも行きます!」テトテト

長門「…手伝う」タッ

ハルヒ「え、ちょっと…!」

キョン「……ハルヒあのさ、もしかしてお前……痴漢に遭ったことあるんじゃないか…?」

ハルヒ「!!……何で、そう思ったの?」

キョン「電車であんなことしたからさ」

ハルヒ「…答えになってないわよ」

キョン「お前、無茶苦茶だけど、一応常識はあるからな。それなのに、あんな常識外れなことをしたのは何か理由があるのかと思って」

ハルヒ「…失礼しちゃうわね。でも…当たりよ」

キョン「そうか…よければ、話してくれないか?」

ハルヒ「…」

ハルヒ「…朝の満員電車の中でだったわ…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 22:57:11.18 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「すごく混んでて座れなくて、立ってたの」

ハルヒ「身動きも取れないくらいで…」

ハルヒ「そしたら、後ろに立ってたやつが、スカートの中に、手を…入れてきたの…」

キョン「…辛いなら無理しなくていいからな」

ハルヒ「平気よ…。それで、下着を脱がそうとしてきて…」

キョン「!?」

ハルヒ「でもその時、あたし偶然ストッキング履いてたのよ」

ハルヒ「それが幸いして脱がされずに済んだわ」

キョン「そうか、よかったな…」

ハルヒ「ただ、その電車特急だったからなかなか次の駅に止まらなくて、かなりの時間耐えてたけどね…」

キョン「訴えたりしなかったのか?お前なら出来そうだが…」

ハルヒ「降りる時に思いっきり手引っぱたいてやったわ。でも、訴えることは出来なかった…」

キョン「どうして…」

ハルヒ「その何日か前に、電車で他の痴漢の現場に居合わせたのよ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:00:09.51 ID:Zh1EOhJS0
ハルヒ「と言っても、実際に痴漢されてるのを見た訳じゃないんだけど…」

ハルヒ「触られたって言う女の人が、犯人らしき男と言い争いをしてた。でも、男はシラを切るばかりで、ついには逆ギレし出したわ」

ハルヒ「その後は電車降りちゃったからどうなったか分からない」

ハルヒ「それを見てたから、なんか言っても無駄かなって思っちゃって」

ハルヒ「ふふっ。それに、そんな奴のせいで学校遅れるなんてバカみたいじゃない」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「やっぱり証拠がないと難しいのよ。開き直られたらどうしようもないし…」

キョン「せめて目撃者がいればいいのにな…」

ハルヒ「あんなに乗客いるのにね。残念ながらみんな他人の振りよ」

キョン「本当冷たいよな…と言っても、俺も言い出せる自信ないが…」

ハルヒ「だから、自分で身を守るしかないと思って、色々考えてたわけ」

キョン「なるほどな、よく分かったよ。……頑張ったな」ポンポン

ハルヒ「…ふん、あんたに褒められても嬉しくないわよ」プイ

みくる「うふふ、いい雰囲気ですねぇ」ガサガサ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:03:07.76 ID:Zh1EOhJS0
長門「素晴らしいラブコメ」ガサガサ

古泉「ちょっと、押さないで下さい!…朝比奈さん、胸が当たっ…痛っ!何で長門さんが殴るんですかっ!…あっ!!」

みくる「ひゃっ!!」

長門「!!」

ドサドサッ

キョン・ハルヒ「!?」

古泉「ど、どうも…」

みくる「えと、こんにちは…」

長門「今日もお熱い…暑いようで…」

ハルヒ「もう、戻ってきてるなら言ってくれればいいのに」

キョン「盗み聞きとは趣味悪いぞ」

古泉「気を利かせたつもりでしたが、余計でしたか?」ニッコリ

キョン「けっ……ありがとよ」

ハルヒ「それより、いいネタが入ったわよ!痴漢に遭ったことある人ー!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:06:09.12 ID:Zh1EOhJS0
キョン「さっきまでのシリアスモードは何だったんだよ!」

ハルヒ「んー話したらなんかスッキリしちゃって」

古泉「さすがは涼宮さんですね」

みくる「あの、痴漢かよく分からないんですけど…」

ハルヒ「よかったら話してくれる?」

みくる「はい。満員電車に乗ってるときに、わたしの真後ろに立ってた人がいたんですけど…」

みくる「なんか、腰のあたりに何かが当たってるみたいな感じがして…」

ハルヒ「…恐らくナニね」

みくる「電車が揺れる時に大体当たるので、故意なのか偶然なのかよく分からなくて…」

みくる「訴えようにももし違ってたら悪いですし…」

キョン「そういう微妙なのが一番質悪いな…」

みくる「混んでて移動も出来なかったので、電車乗ってる間ずっと変な感じでした…」

ハルヒ「そっか。みくるちゃんも大変だったわね…」

キョン「結構身近にあるもんだな…」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:12:17.75 ID:Zh1EOhJS0
キョン「ええと、長門は…」

長門「ない。私が人間の男などに遅れを取ることなどない」

キョン「すいませんでした!!」

古泉「大変言いにくいですが、実は僕にもあるんです…」

キョン「お前…実は女だったのか!?」

古泉「まさか!ちゃんと付いてますよ。…あれはバイトで帰りが深夜近くになってしまった日のことです」

古泉「人気のない通りで後ろから急に抱きつかれまして」

古泉「最初は知り合いの悪戯かと思ったのですが時間が時間でしたしね」

古泉「ちゃんと声は出せたので、離して下さい!!と叫んだら逃げていきました」

ハルヒ「何か盗まれたりしたの?」

古泉「いえ、そう思って確認してみましたが何も取られてはいませんでした」

キョン「じゃあ、その、下半身をまさぐられたりしたのか?」

古泉「それもされませんでした。暗がりでしたし、女性と間違えたのかも知れません」

みくる「ちょっと変わった抱きつき魔だったのでしょうか…?」

キョン「変な奴には変なのが寄ってくるのかもな…」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:18:58.41 ID:Zh1EOhJS0
>>33 これはどうも。まぁ需要がないのはいつものことですので…

帰りの電車 ガタンゴトン

ハルヒ「電車でエロいものと言ったら中吊り広告ね!」

キョン「青年漫画雑誌とか」

古泉「週刊誌とかですね」

みくる「たまにデパートの下着セールの広告がありますね」

長門「どのモデルも胸があって羨ましい…」

ハルヒ「思ったんだけど、車内の広告を全部エロいものにするとかどう?」

キョン「男ばっか乗りそうだな」

みくる「男性専用車両ですね」

ハルヒ「それよ!エロで男を釣って男女の車両を完璧に分けちゃえば痴漢なんて起こらないわ!」

古泉「素晴らしい考えですね!是非我が社で広告事業も行いましょう」

みくる「これで女性は安心ですね!」

キョン「逆に発情しそうだが…」

長門「触ったとしても相手は男…」ニヤリ

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:21:36.86 ID:Zh1EOhJS0
北口駅前

ハルヒ「帰ってきたわね!」

キョン「今日はもう解散か?」

ハルヒ「何言ってんのよ。あんたの奢りがまだでしょ?」

キョン「すっかり忘れてたな…てか遅刻してないのに…」

喫茶店

ハルヒ「じゃあ今日の反省会を始めるわよ」

キョン「結構外には下ネタがあったな」

みくる「ためになる話も色々と出来て勉強になりましたぁ」

古泉「将来の我々の事業に繋がる話も出来ましたしね」

長門「痴漢対策も考案できた」

ハルヒ「そうね、それが今日一番の収穫かも知れないわね」

キョン「それでも起こってしまったら、周りの人たちで助けてあげたいな」

古泉「そうですね、それが僕ら男の役割かも知れません」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:25:53.76 ID:Zh1EOhJS0
>>36続きが気になりますな
>>37そう言って頂けると有り難いです

みくる「助けてもらえたら、感謝しきれないでしょうね」

ハルヒ「そこから出会いとか生まれたりして…」

古泉「電車男みたいですね」

長門「痴漢するよりもっと気持ちいいことが出来る可能性も…」

キョン「!!…よし、これから電車に乗るときは周りをよく見て、女性を救うぞ!!」

ハルヒ「…あんまじろじろ見てると痴漢扱いされるわよ」

1時間後、外

ハルヒ「ついつい長居しちゃったわね…今日はこれで解散!!月曜に会いましょ!」

みくる「お疲れ様でしたぁー」テトテト

古泉「では、お先に」スタスタ

長門「また、学校で」タッ

ハルヒ「ふぅ…」

キョン「…ハルヒ、具合はどうだ?」

ハルヒ「!…別に平気よ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:39:07.05 ID:Zh1EOhJS0
キョン「俺はお前の痛みを分かってやることは出来ない…」

ハルヒ「そんなの分かってるわよ」

キョン「でも、支えてやることは出来る」

ハルヒ「…」

キョン「何かして欲しいことがあったら協力する。だから、遠慮なく言ってくれ」

ハルヒ「…何でも?」

キョン「ああ、俺に出来ることならな」

ハルヒ「じゃあ……パフェとアイスとケーキが食べたいわ!」

キョン「え?いや、それはちょっと金が…って具合悪いんじゃなかったのか!?」

ハルヒ「こんなの甘いもの食べれば治っちゃうわよ!……ってのは冗談で」

ハルヒ「あんた自転車よね?…家まで、乗せてって欲しいんだけど…」

キョン「…ああ、お安いご用だ」

ハルヒ「……血、付いたらゴメンね?」

キョン「……それくらい、かまわねぇさ」

END

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 23:44:51.69 ID:Zh1EOhJS0 [36/36]
おまけ

みくる「ふふ、上手くいったみたいですね」コソコソ
古泉「帰ったふりをして隠れて見ていて正解でしたね」コソコソ
長門「涼宮ハルヒの生理痛を情報操作で重くしたかいがあった」ニヤリ
みくる・古泉「!?」
みくる「あの…わたしの時には軽くなるように頼んでいいですか?」
長門「抜け駆けはだめ」
みくる「…」チッ

支援その他、そして読んで下さってありがとうございました。

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